生後半年ぐらいになると、赤ちゃんは「いないいないばあ」で大喜びをするようになります。そういう様子を見せ始めたら、玩具遊びを利用して赤ちゃんの記憶力や思考力をトレーニングしてあげましょう。玩具隠しで赤ちゃんの脳を発達させよう赤ちゃんが日頃見慣れている玩具を用意して、それを半分布で覆って隠します。そうして、赤ちゃんが布で覆ったものを玩具であると理解して取ろうとすることができるかチェックしてください。それができることがわかったら、赤ちゃんの目の前で、今度は玩具を布で完全に隠してみます。初めてこれをされたときには、赤ちゃんは玩具が唐突に目の前から消えたので不思議そうなそぶりを見せます。この時点では赤ちゃんは視界から消えたものはないものとしか認識できないので、目の前で隠されたにもかかわらず、布をはいで玩具を見つけるということができないのです。とはいえ、これを何度も繰り返しやってみせると、そのうちに赤ちゃんは布がかぶさっているところに玩具があったことを記憶できるようになり、その記憶に基づいて布を取りのけ、玩具を発見できるようになります。この行動は短期的な記憶力だけでなく、そこに玩具があったのだから布のかげにあるはずだ、という論理的な思考力が芽生えていなければ行うことができません。それだけ赤ちゃんの脳が発達してきているということです。こういった行動は、生後半年から1年ぐらいで行えるようになります。赤ちゃんが理解できること、そうでないこと赤ちゃんが布をはいで玩具を見つけられるようになったら、今度は赤と青といった区別しやすい色合いの布を2枚用意します。そして、片方の布で玩具を隠してしまいます。それから赤ちゃんが見ている前で、玩具を隠した布ともう一方の布の位置をすり替えてみましょう。赤ちゃんは目の前で布をすり替えられても、さらには玩具を隠したほうの布が盛り上がっていても、最初に玩具があったほうの位置にある布を持ち上げます。そして、何もないのにびっくりして、ちょっと残念そうな顔をすると思います。目の前で位置が交換されたのにこういう行動を取ってしまうのは、玩具がもともとあった場所についての短期的な記憶はあるものの、玩具が布ごと場所を移された、ということを理解することができないためです。また、盛り上がった布を見て玩具が隠されていることを理解することもできません。こういった事柄について、赤ちゃんは生後1年~1年3ヵ月ぐらいで理解できるようになります。この頃の赤ちゃんの脳はそこまでの思考力を備えるようになってきているのです。< 後編 に続く>(子育ての達人)
2016年02月12日ネガティブ思考というと、世間では悪いイメージが先行してしまいがちです。物事を後ろ向きに考えてしまうことで、魅力に欠け、気になる彼にもアプローチできず、関係が進展しない・・・・・・というのは、よく言われることですよね。でも、ネガティブ思考だからこそ恋愛に役立っている部分も、あなたが気づいていないだけで意外とたくさんあるのかもしれません。今回は、そんなネガティブ思考が恋に役立っていることをまとめてみました。■1.悪い男に引っかかりにくい「ネガティブ思考な人って思慮深い人が多いと思う。それだけ相手に慎重になるから、悪い男に引っかからない予防策になっている気がする」(23歳/女性/販売)自分をつい卑下してしまうネガティブ思考な人は少なくないはず。「自分なんて」「どうして自分はこうなんだろう・・・・・・」と自分を必要以上に責めて落ち込むのは良くないですが、謙虚でいるのは大切なことです。出会いを求めていても「あの人と私じゃ釣り合わない」と一見後ろ向きな考えが、遊び相手を寄せ付けず、無駄な恋愛リスクを減らしているのかも?いうなれば冷静に相手との関係を考えられるということで、それだけ男性を見る目があるとも言えるかもしれませんね。■2.清楚な印象に繋がる「グイグイ来る子よりも、そういう子のほうが大人しくて清楚な印象があるので、俺は好きです。」(24歳/男性/製造)ネガティブ思考の人ほど謙虚な姿勢が強いのでは?自分を卑下し過ぎるのは良くありませんが、自分を低く見せることは大事。そんな姿勢に清楚な印象を感じる男性も少なくないようです。グイグイと自分をアピールする肉食系女子を好む男性もいれば、ちょっと一歩引いて男性の後をついて行く草食系女子を好む男性もいるもの。自分の個性に惹かれる男性もいると分かれば、女性として自信が出てくるのでは?■3.危険リスクを考えられる「俺もネガティブ思考だから心当たりあるけど、『●●だったらどうしよう』とかウジウジ考えることで、いざトラブルに見舞われても心の準備がしやすいことはあると思う」(24歳/男性/IT)ネガティブ思考だと「もし●●だったら・・・・・・」と、様々な危険リスクを考えることが多いのでは?頭でグルグルと悩んでしまい、行動できないのはマイナスですが、多くのことを想定するということは、それだけトラブル対策ができているということなのかも。もし付き合う彼がまるっきり計画性のない人だったら、「もっとこうした方がいいんじゃない?」というアドバイスもできそうです。■4.悩みに共感できる「そういう人って些細なこともネガティブに考えてしまうけど、自分が悩んでいることで他人の悩みを分かってあげられそう」(24歳/女性/サービス業)ちょっとした失敗も引きずってしまうネガティブ思考の人は多いのでは?でも、そのように感じた悩みに共感して、異性との距離が縮まることも十分ありそう。あるいは性格が違う彼でも仕事の悩みを抱えた時、自分の悩みを打ち明けてあげることで、彼も「悩みを抱えているのは自分だけじゃない」と気づいて、前向きな気持ちを取り戻すかもしれません。■おわりに世間的に悪いイメージが多いネガティブ思考ですが、ネガティブ思考だからこそ恋愛にいい影響を与える可能性もあるものです。まずはこうしたポイントに気付くことで、どうやったらいい恋愛ができるのかが見えてくるのではないでしょうか。(柚木深つばさ/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年12月23日たとえ大きな行動を起こさなくても、いつもの思考パターンをポジティブに変換していくだけで運命は変わっていくもの。あなたも思考パターンを変えることで、運を引き寄せられる?「思考がポジティブになると、不安や失敗を恐れなくなるので、まず行動が変わります。行動が変われば結果も変わり、おのずと運命さえも大きく変わってくるのです」とは、世の悩める女性たちから絶大な支持を集める、カリスマメンタルコーチのワタナベ薫さん。「思考というのは、無意識のうちに繰り返してしまう習慣のようなもの。習慣というのはもともとまっさらな状態から作られたものですから、ポジティブ思考も日々のトレーニングによって、後天的に培うことができるのです」そのトレーニングとは、思考の転換を反復作業のごとく繰り返していくのみ。「人にはそれぞれ、決まった思考パターンというものがあります。その思考経路を断ち切り、これからお話しするような考え方に沿って物事の捉え方を変えていくのです。この作業を2~3週間繰り返すことで、徐々に自分の思考パターンに変化を感じられるようになるでしょう」では早速、ポジティブ思考のベースとなる、3つの基本ルールをご紹介。■ルール1好きか嫌いか。シンプルに考える。付き合いたくない人と付き合ったり、やりたくないことをやったり、自分の感情に反する行動からは、ネガティブな感情しか生まれません。あれこれ複雑化して考えず、好きか嫌いか、やりたいかやりたくないか、シンプルに自分の感情に従うことで、心がぐっとラクになります■ルール2自分の価値観で物事をジャッジしない。人は無意識に自分の価値観で物事をジャッジしているため、その価値観から外れた言動をとる人に出会うと、ネガティブな感情が湧いてきます。しかし、価値観は人それぞれ。その価値観の違いを心から理解できたとき、心にのしかかる苛立ちや怒り、悲しみから解放されます。■ルール3人のせいにしない。すべては自己責任。身の回りで起こるすべての嫌な出来事は、あなたが選んだ結果起きていること。会社に不満があっても、その会社を選んだのはあなた。それを人のせいにしているとなかなか負の感情から解放されませんが、自己責任と捉えることで、何事もすんなり受け入れられるようになるのです。◇わたなべ・かおるメンタルコーチ。著書は『人生が思い通りになる「シンプル生活」(小社刊)など。ブログは※『anan』2015年7月22日号より。写真・中島慶子イラスト・ワキサカ コウジ取材、文・菅野綾子
2015年07月17日東北大学は11月28日、アインシュタインとボーアの論争で思考実験として提案された2重スリット実験を、酸素分子の2個の酸素原子を2重スリットに置き換えることによって実現したと発表した。同成果は、同大 多元物質科学研究所の上田潔教授、フランスのソレイユシンクロトロン放射光施設のCatalin Miron研究員のグループ、スウェーデン王立工科大学のFaris Gel’mukhanov教授らによるもの。詳細は、英国の科学雑誌「Nature Photonics」のオンライン版に掲載される。アインシュタインとボーアは20世紀前半、光や電子があわせ持つ波としての性質と粒子としての性質の2重性の解釈について、論争を繰り広げた。彼らが論争の際に用いた手法は思考実験で、実際には実験を行うことなく、理論的思考によって実験結果を演繹するものだった。彼らの思考実験は、当時、実現できないものばかりだったが、のちの研究者の想像力を大いに掻き立てた。そして、現在もさまざまな実験的検証が行われている。今回、研究グループはアインシュタインとボーアの論争でも主要な位置を占める2重スリット実験を分子レベルで実現した。まず、フランスの中型高輝度放射光施設ソレイユの最先端の軟X線ビームラインにおいて、酸素分子を励起し、放出された電子と電子放出の結果生成されたイオンの運動量を同時に計測した。この実験の結果、酸素分子または解離生成した酸素原子と高速電子との間の運動量の交換を測定することに成功した。ここで、2つのシナリオが考えられたという。第1のシナリオは、高速電子の放出が酸素分子の解離の前に起きる場合で、このとき、2個の酸素原子、つまり2つのスリットはつながっている。この場合、2個の酸素原子が受ける反跳運動量は同じである。従って、どちらの原子が電子を放出したかは決定できない。第2のシナリオは、分子が解離してから高速電子が放出される場合で、この場合、一方の酸素原子が高速電子の反跳運動量を受け取るため、どちらの原子が電子を放出したかを決定できる。研究グループはこの2つのシナリオに相当する現象をそれぞれ観測し、第1のシナリオの場合には有名なヤングの2重スリット実験のように干渉縞が現れ、第2のシナリオの場合には干渉縞が消えることを実証したという。この結果は、ボーアの反論を支持するものだったとしている。
2014年12月02日Train「電車」は、車両が連なったものですよね。そう考えると、train of thought「思考回路、一連の思考、考えのつながり」というイメージが思い浮かぶでしょう。I’ve lost my train of thought.といえば「何を考えていたか分からなくなった」、 I can’t follow your train of thought.といえば「きみの考えについていけない」という意味になります。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年05月12日