元カレにと分かれたあとも復縁を望む女性も多いでしょう。ですが、復縁するには、戦略を立てることが大切です。今回は、元カレと復縁するポイントをお伝えします。慌ててデートを提案しない元カレと別れてしまってから、一刻も早く再会したくなったり、またはデートを提案したくなる感情はごく自然なことでしょう。ですが、焦らないよう注意することが大切です。理屈では分かっていても、ただすぐにデートに誘うだけでは、元カレの心は簡単に取り戻せないかもしれません。再び彼の心を掴むためには、経過時間とともに慎重な一歩を踏み出すことが求められるでしょう。SNSを意識的に活用する元カレとの復縁を望むならば、SNSを巧みに使うことが不可欠です。あなたの現在の様子や生活を織り交ぜながら、SNSを駆使してみてください。例えば、友人との写真をタイムラインにアップロードしたり、プロフィール画像を変更したり。元カレの心に「彼女、何か変わった?」や「楽しげに生活していそうだな」といった印象を植えつけることでしょう。特別な日のみメッセージしましょう連絡を取り続けることは避けましょう。特別な日、例えば彼の誕生日やクリスマス、年末年始などの瞬間だけ連絡を取ることが大事です。特別な日だけメッセージを送れば、そのメッセージそのものの価値が高まります。あなたが相手のことを思いやっている意思表示を適度に示すことで、彼の中にあなたへの興味を再燃させる可能性があるでしょう。適度な自己PRを心掛ける「もう一度彼女と付き合ってみたい」とその心に響かせるためには、時間と同時に戦略的な取り組みが必要です。適切な距離感を保持しつつ、状況に応じて動きましょう。(Grapps編集部)
2024年05月04日諦めないで!彼のキープから「本命の彼女」になるための戦略3つたとえば、あなたが彼との関係性がキープという状況であっても、それを変えることは可能かもしれません!今回は、キープから本命へ昇格させるための3つの手段をお伝えします。[nextpage title="10dv0nbKk0o…"]しばらく距離をとってみましょう彼があなたの反応を待ち望むかもしれません。そのときに、彼に対する不満をしっかりと伝えれば、あなたを大事に扱い尽くそうと努力してくれる可能性があります。そうなれば、状況が好転しあなたが本命へと昇格することも夢ではないかもしれません。彼の周囲の人と交友を深めましょう彼の周囲の人と親しくするという方法も視野に入れてみてください。例えば、彼の友人と親睦を深めたり、自分の家族に「彼は最も親しい異性の友人」だと紹介してみましょう。あなたが彼の身近な人と仲よくなっている風情をかもし出すことで、あたかもあなたが彼の本命であるかのように周囲の人に印象づけることができます。それが自然とあなたが彼の本命であるという雰囲気を作りだし、彼もその空気を感じ取り、あなたの存在が彼にとってより大きな意味を持つようになるかもしれません。[nextpage title="0]0W0f30dv0nbKk0o…"]彼に直接、関係性を問いただすまた、あなたが彼にとってどういう存在なのかを直接彼に尋ねるのも一つの方法です。この質問に対し、彼は少し戸惑うでしょう。この戸惑いが彼の本音を引き出すきっかけになりますが、もしそのとき彼からあまりいい返事が返ってこなくても、あなたが改善すべきポイントを明らかにする機会にもなります。足りないものを補うことに成功すれば、彼から見てあなたが本命であると認められる可能性も上がります。最後に、諦めることはない!何事も、適度な範囲内で行うことが大切です。あまりにも強引な行動に出ると反感を買ってしまうので、気をつけてくださいね。(愛カツ編集部)
2024年03月26日ローランド株式会社と、ユニバーサル ミュージック グループ(以下 UMG)は、世界中の音楽アーティストやクリエイターを支援する戦略的パートナーシップを、2024年3月20日(米国時間)に発表しました。このパートナーシップは、音楽制作におけるAI(人工知能)の応用についての方向性と意図を明確にしたいという両社の願いによって結ばれ、音楽とテクノロジーが交差するイノベーションの探求を目的としています。ロゴ両社は、音楽制作におけるAIの責任ある使用に関する声明として、「AIによる音楽創造のための原則(Principles for Music Creation with AI)」を特設サイト に発表しました。この声明では、音楽制作、作曲、ソングライティングにおけるAIによるイノベーションの機会を推進するとともに、透明性や公平性、コミュニティへの参加の必要性を示し、音楽業界およびクリエイティブ・コミュニティ全体に向けて提唱していきます。「AIによる音楽創造のための原則」:- 私たちは、音楽が人間性の中核を成すものであると信じています。- 私たちは、人類と音楽は切っても切り離せないものだと信じています。- 私たちは、テクノロジーが長い間、人間の芸術表現を支え、そして持続可能な形で応用されてゆく中で、AIが人間の創造性をさらに広げることを信じています。- 私たちは、人間が創造した作品は尊重され、保護されなければならないと信じています。- 私たちは、責任ある、信頼できるAIには透明性が不可欠であると信じています。- 私たちは、音楽アーティストやソングライター、その他のクリエイターの視点が尊重されなければならないと信じています。- 私たちは、音楽に命を吹き込むことへの手助けができることを誇りに思います。AI for Music ウェブサイト(英文) 両社は、これらの原則を支持する音楽団体や関係者の参加を働きかけ、音楽の創造性が何世代にもわたって発展し、保護されるための倫理的な枠組み作りに携わっていきたいと考えています。これらの「AIによる音楽創造のための原則」は、UMGが創設メンバーであるヒューマン・アーティストリー・キャンペーン(HAC、 )に示された原則の多くと一致しています。今後、両社は優先的な取り組みとして、共同研究開発ハブの設立、音楽の出自とその所有権を確認する方法の開発に重点を置いた共同研究プロジェクト、UMGが所有する世界各地の音楽制作施設で使用されるローランド製品やサービスとの統合などを進めていきます。■ローランド株式会社 取締役CIO 蓑輪 雅弘のコメント「ローランドとUMGは、技術革新の歴史を共有する企業として、AIが音楽制作のクリエイティブな作業において重要な役割を果たすと確信しています。また、人間の創造性はかけがえのないものであり、アーティストの権利を守ることは我々の責任であるという深い信念を持っています。「AIによる音楽創造のための原則」は、テクノロジーと人間の創造性が融合する機会を探求するための、継続的な協力の枠組みを確立するものと考えています。」■ユニバーサル ミュージック グループ エグゼクティブ・バイス・プレジデント/チーフ・デジタル・オフィサー マイケル・ナッシュのコメント:「UMGでは、人間の創造性を強化・増幅し、音楽的革新を進め、オーディオ制作と音響技術の領域を拡張するAIの可能性を長い間認識し、受け入れてきました。この可能性は、業界全体にわたって倫理的かつ責任を持って適用される場合にのみ起こり得ることと考えています。私たちは、ローランドと協力し、この分野における新たな可能性を共に模索するとともに、音楽のクリエイティブ・コミュニティにおける主要関係者のコンセンサスを喚起し、新しいテクノロジーの進化とともに人間の創造性が繁栄し続けることを目標に「AIによる音楽創造のための原則」を提唱し、その促進に貢献できることを嬉しく思います。」■ユニバーサル ミュージック合同会社 藤倉 尚 社長兼最高経営責任者(CEO)のコメント:「日本には、世界の音楽文化の形成に大きな役割を果たしてきた最先端テクノロジーの先駆者としてのユニークな歴史があります。人間の創造性を守り、アーティストの利益を確保するという基本的な原点から出発すれば、ジェネレーティブAIにも同様の可能性があると考えています。ローランドとともに、技術革新の歴史を積み重ね、創造性と音楽制作の可能性を、今後何年にもわたって発展させ続けられることを願っています。」■ユニバーサル ミュージック グループユニバーサル ミュージック グループは、芸術がもたらす力で文化を育みます。音楽を軸にエンタテインメント分野で世界をリードし、音楽制作や音楽出版、マーチャンダイジング、映像コンテンツなど幅広く事業を展開しています。あらゆるジャンルを網羅した最も包括的な音楽作品のラインアップを提供し、アーティストの発掘・育成を行い、世界中で高く評価されるヒット作品を数多く届けています。芸術性・革新性・起業家精神を重視し、アーティストの価値を高め、音楽ファンに新たな体験を提供するためのサービス・プラットフォーム・新たなビジネスモデルの開発に取り組んでいます。ユニバーサル ミュージック合同会社は、ユニバーサル ミュージック グループの日本法人です。ユニバーサル ミュージック グループ ウェブサイト(英語): ユニバーサル ミュージック合同会社 ※画像は、ニュースリリース・ページ よりダウンロードいただけます。※文中記載の会社名および製品名などは、各社の登録商標または商標です。※このニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月21日スマートにデートに誘う♡彼を引き寄せる3つの戦略とは?彼をデートに誘いたい、そう思う女性も多いでしょう。ですが、いったいどうやって誘ったらいいのか悩んでしまうことも。今回は、スマートに彼をデートに誘う方法を紹介します。[nextpage title="l0k0c0f000F"]チケットを二枚手に入れる自然なデートのきっかけとして、イベントや映画、美術館などへのチケットを二枚手に入れる作戦があります。「チケットが二枚も手に入ったの。でも友人が行けなくなって。一緒に行かない?」と誘うといいでしょう。ここで、失敗を避けるためには、彼が喜びそうなイベントのチケットを購入することが重要です。会話を通じて自然に誘い出す一番簡単な方法として、二人でいるときに、彼と訪れたい場所をふと話題にするのです。「あの話題の映画を観てみたい」とか「新しくオープンしたカフェ、美味しいみたい」といった形で自然なフレーズで伝えることが大切です。[nextpage title="0U0B0[0W00F!"]誘いやすい状況を用意するデートの後に、次回のデートのプランを立てるよりも、デートの最中に次回の予定を立てることが大切です。大事なのは「次にどこに行こうか?」と友人のような感覚で彼に質問することです。彼自身も次のデートを期待していたなら、スムーズに次回のデートのスケジュールとプランが決まるはずです。女性から彼に具体的にデートに誘うというよりは「ぜひ誘ってほしい」という雰囲気を用意してあげることです。思い切ってデートに誘おう!女性からデートに誘う際、勇気が必要です。ですが、彼の興味を引くためにも、ぜひデートに誘ってみてはいかがでしょうか。(愛カツ編集部)
2024年02月25日「絶対俺のもんにする!」魅力あふれる【猫系女子】の特徴とその戦略って?「猫系女子」と言われるとと思い描きますか?彼女達が持つ、少々気まぐれな魅力に、数知れず男性は心奪われていくよう。そこで今回は、可愛すぎる「猫系女子」の特徴を見てみましょう。わがままを強調「彼女がデート中に突然『手をつないで』とか『強く抱き締めて』なんて言うんです。『周りに人がいるから、今は無理』と断ると『少しだけでも大丈夫だから!』とさらにわがままを言います。でも、心の中では『これって可愛すぎない?』ってドキドキしてます(笑)まるで我が家で飼っている猫を思い出すんですよね」(28歳/男性)猫は自由で自分のペースで動くので、次に何をするかなんて分かりませんよね。そのような、猫の自由な行動と同じ「可愛らしいわがまま」に、実は惹かれている男性も…。思い切って彼に甘える試みは、アリかもしれません。独特の「ツンデレ」「同じ会社の子と付き合っていますが、職場では全然素っ気ないんですよね。付き合ってなかった頃は、まるで無視されているみたいな感じもしょっちゅうでした。ですが、二人だけになると、まるで別人のように甘えてくるんです。彼女のその真逆の性格に感動しました」(30歳/男性)猫と聞けば「ツンデレ」を思い浮かべる人も多いかもしれません。普段は恥ずかしくて素っ気ない振る舞いしかできないあなたも、彼と二人になった時だけは「素直に甘えてみる」のがおすすめかも。気ままなアピール「気になる女性がいても告白できる勇気がなく。僕は家で猫を飼っているため、家に閉じこもりがち。だから女性から前向きに話しかけてもらったり、デートに誘ってもらったりすると嬉しいです。もし、付き合えるようになったら、相手に先導してほしいしです」(26歳/男性)猫系女子に魅かれている男性の中には、元々猫が好きだったり、家で飼っている人も含まれます。そういった男性は、大抵はインドアタイプの人が多いです。そのため猫系女子の気まぐれなアピールだと、かなり有効。彼と会えるときは連絡して、彼だけに甘えてみましょう。彼のハートをつかみ続ける♡猫系女子の気まぐれな愛らしさは、予期せぬギャップの魅力を作り出します。そのギャップの魅力は、普段から好きな人の前で素直になれない女性だからこそ、活用できます。今回見てきたような「猫系女子の魅力」を、新たな武器として視野に入れてみてはいかがでしょうか。(愛カツ編集部)
2024年02月15日MS&ADインシュアランス グループのMS&ADインターリスク総研株式会社(代表取締役社長:一本木 真史)は、健康経営深化の取り組みとして、戦略マップの策定やプレゼンティーイズムの可視化と活用方法に関する無料オンラインセミナー「経営戦略としての健康経営~戦略マップ策定&プレゼンティーイズム可視化と活用~」を2023年12月13日(水)に開催いたします。経営戦略としての健康経営(2023.12.13)詳細URL: *「健康経営」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。■開催概要(1) 開催日時2023年12月13日(水) 14:00~15:00(2) 開催形態Webによるライブ配信 (Zoomウェビナー)(3) 主催MS&ADインターリスク総研株式会社株式会社バックテック株式会社ワールドスタッフィング(4) 対象(おすすめ)・健康経営優良法人を取得されている企業経営者・担当者・健康経営における戦略マップの策定に興味のある企業経営者・担当者・プレゼンティーイズムを可視化し経営へ活用したい企業経営者・担当者 など(5) 参加費視聴無料(通信料、専用サイトにアクセスするための費用は視聴者負担)(6) プログラム(予定)※本セミナーの著作権は登壇者に帰属します。プログラムおよび講演内容については一部変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。<講演1>「経営戦略として健康経営に取り組む為の戦略マップの必要性」講師:MS&ADインターリスク総研株式会社リスクマネジメント第四部 人的資本・健康経営グループ上席コンサルタント 原 佑輔<講演2>「戦略マップを基によりよく改善していく為のプレゼンティーイズムの可視化と活用」講師:株式会社バックテック代表取締役社長 福谷 直人(7) お申込みページ下記URLよりセミナー申込サイトへアクセスの上、お申込みください。 *お客さまのご登録情報やアンケート回答情報はMS&ADインターリスク総研株式会社および共催企業にて共有し、今後のイベントやサービス等のご案内に使用することがあります。(8) 留意事項*当セミナーの録画・録音・撮影、および資料の二次利用、詳細内容のSNSへの投稿は固くお断りいたします。*個人の方、ご同業の方の参加はお断りさせていただく場合がございます。■お問い合わせについて 上記サイト内「本件に関するお問い合わせ先」より承ります。【MS&ADインターリスク総研株式会社について】本社 : 〒101-0063東京都千代田区神田淡路町2-105 ワテラスアネックス(10~11階)代表者 : 代表取締役社長 一本木 真史設立 : 1993(平成5)年1月4日資本金 : 3億3,000万円URL : 事業概要: コンサルティング、受託調査研究、セミナーの開催/講師派遣、出版 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月24日好きな人からだけチヤホヤされる!独自のモテ戦略モテテクニックであふれる現代。しかし、本当にすべてが有効なのでしょうか?一般的な「モテたい」願望というのは、すべての男性からチヤホヤされたいという意味ではないはずです。自分が心から惹かれる相手に、同じように思ってもらいたい、というのが本音なのではないでしょうか。そんな想いに寄り添って今回は「特定の人だけに」モテるための戦略を紹介します。[nextpage title="Y}0M0jN0K000000000"]相手のことを細かく知る好きな相手に惹かれてもらうためには、自身の行動を相手の個性や嗜好に合わせて変えることが大切です。どんな男性であっても「このモテテクさえ使えばひと夏の恋が始まる」と言う万能の魔法は存在しません。「大変」「うまくいかない」と感じるかもしれません。しかし、お互いを受け入れるカップルになるには、パートナーをしっかりと理解し尊重することが必須です。相手を深く理解することが、恋愛成功の第一歩なのです。定番モテテクに依存しないデートでは白またはベージュの服を着る、マッチングアプリではプロフィール写真には笑顔でスイーツを手に持つといいなど…これらのアドバイスは一概に間違いではありません。しかし、こうした定番のアドバイスは、あらゆる人にモテる可能性があるでしょう。定番のモテテクニックは、多様な意味でいろんな人の心に刺さりやすい、と言えます。[nextpage title="Qqa0Y0"]共感するたとえば彼が興味を持っているものを事前に知り、それに対して自身も知識を深めたり、会話のネタにしたりなど彼と同じ趣味を持つことで彼との共通点を作りましょう。そうすることにより「私とあなたは共感し合っている」と認識してもらいやすくなるでしょう。マッチングアプリや結婚相談所でも、共通点の多さを持つカップルの相性がいいとみなされます。互いに共感できるポイントが見つかると、親しげな雰囲気が生まれ、親睦を深める可能性が高まるわけです。彼だけに特別感を与える男性は、一般的にみんなに人気な人よりは、自分だけに特別な扱いをしてくれる女性の方が好きです。他の男性と比べて異なる対応を受けると「もしかして好かれているかも?」と期待します。そして、その期待から彼女の存在を意識し始めるわけです。そのため、特別扱いをするのは効果的です。ただし、もともとの性格が社交的な彼には、露骨に特別扱いをすると、逆に彼からの関心が引けてしまうかもしれません。彼が鈍感なタイプだと、些細な行動で特別視していることを伝えるのも一苦労です。彼との接する中で関係を築いていってください。独自のモテテクニックを磨く恋の進行は、あくまで自分自身のものです。成功方法をみつけるためには、ネットの検索結果だけではなく、じっくりと自分自身で考えることも大切です。(愛カツ編集部)
2023年11月07日Blockchain技術を活用したWeb3事業を展開するGalaは、多岐にわたる自社の取り組みにおける、2023年の戦略を発表しました。Gala Strategy 2023詳細な文章はこちら2023年Gala戦略 - エンターテイメントの拡大 - ■Gala Games2023年1月時点で、Galaは5つのゲームを提供していますが、さらに40タイトル以上が開発中です。この中で2023年にローンチされる予定のタイトルが12タイトル、クロスプラットフォームもしくはモバイルに向けたタイトルが26タイトル、骨太なAAAタイトルが5タイトルという構成になります。また、モバイル領域への進出のために、すでにモバイルゲームをリリースしているゲームスタジオを買収し、モバイル環境やPC環境でのPlay & Earnに向けたトークンエコノミーの再設計とその導入を進めています。■Gala MusicGala Musicは、音楽の発見と新しい才能のためのホームになりつつあります。2023年第1四半期には、完全なプラットフォーム(音楽トークンを含む)がローンチされる予定です。32のアーティストがリリースを果たし、150曲以上の楽曲が配信されています。2023年の第1四半期中には稼働中のノードが25,000に達する見込みです。■Gala FilmGala Filmは、Galaverse 2022の期間中に発表され、7タイトルの制作が進行中です。そのうち3タイトルは2023年夏に分散型ノードネットワークで配信できるようになる予定です。早期コンテンツ所有者は約26,000に上り、6ヶ月後には完全なプラットフォームのローンチを予定しています。2023年には10タイトルがGala Filmに登場する予定です。■VOX - Gala in MetaverseVOX、GalaのメタバースIPは、2023年にゲーム、音楽、映画をより多くの方法で融合させます。・VOXverse構築の舞台裏を紹介するデモを実施・コアゲームプレイの完成と共有・ネットワーキング・サーバー・アーキテクチャの完成・伝説のゲームデザイナー、Will WrightとのAMA・初回プレイテスト・VOXverse ランドラッシュと地図の公開・VOX Odyssey、全4シリーズで冒険の旅が完全始動・VOXソウルユーティリティの展開・Gala GamesにおけるVOXユーティリティの展開・Gala MusicとGala Filmとのパートナーシップ■L1ブロックチェーン(GYRI)Galaは、Ethereum上での運用に加え、現在は独自のL1ブロックチェーン(現名称:GYRI)上で運用・構築しています。GYRIは2022年5月に初めてのストレステストが行われ、昨年のWeb3 PvPゲーム「Spider Tanks」のローンチを経て、現在本格的に運用されています。$GALAトークンは、GYRIチェーン全体とその関連するすべてのエコシステムの構成要素にまたがるガストークンです。すべての取引で手数料が発生するわけではありませんが、手数料が発生した場合、$GALAで支払われます。第1~第2四半期・ブロックチェーンエクスプローラーのローンチ・各ゲームでの利用(Town Star、Champions Arena、Meow Match)・Gala Musicでの利用・Gala Filmでの利用第3~第4四半期・さらなるゲームでの利用(The Walking Dead Empires、PokerGo、Freestyle Football)・バグバウンティプログラム・開発者向けインターフェースとSDK・P2Pマーケットプレイス■Galaプラットフォームプラットフォームそのものの更新も予定しています。上半期では、Web3エンターテイメントをより多くの人々に届けるため、Galaはソーシャルログインをプラットフォーム全体に導入します。これは、Facebook、Twitter、Instagram、TikTok、Discordから始め、徐々に拡大していく予定です。下半期では、Gala Friends(仮称)という機能を検討しており、これによりフレンドリストを管理し、ゲームに招待したり、他のSNSとリンクして簡単に共有できるようにすることを予定しています。また、リワードプログラムの導入も検討しています。■トークンアップデート2023年、Galaは$GALAコントラクトを更新し、Galaエコシステムの中におけるロックアップ、バーン、利用方法などに変更を加えることを考えています。2023/2024年の新しい戦略は、エコシステム全体に利益をもたらし、ファウンダーズノードの長期的な持続可能性を高めると同時に、ユーザーが「Web2」を感じながらもWeb3のエコシステムに繋がるための合理的な経路を作成することを目的としています。また、「Gems」の売却はGalaの運営費に充てられ、継続的な成長と発展を可能にします。さらに、供給量の透明性を高めるため、第1四半期にGalaはCoinMarketCap(CMC)APIを開始する予定です。これは、ETHとGYRIの両方で$GALAの流通供給量を報告します。総供給量はスマートコントラクトに問い合わせることで確認できますが、循環供給量を明確にするために、GalaはCoinMarketCapとそのユーザーの両方が見ることができるパブリックAPIエンドポイントを構築しています。■リリースプランGala 2023 Release Plan各項目の詳細な情報は以下の資料をご覧ください。2023年Gala戦略 - エンターテイメントの拡大 - ■GalaについてGalaは、世界をリードするWeb3エンターテイメント企業として、ブロックチェーン技術を使用したデジタル所有権と報酬経済を強化し、エンターテイメントの構築と消費へ向けた画期的な新しい方法を生み出します。2019年にGala Gamesとともに立ち上げられたGalaは、Gala Games、Gala Music、Gala Filmの親会社です。このビジョンでは、Web3を搭載したユニークで没入感のある体験をファンに提供するという共通の探求のもと、3つのブランドすべてが一体となります。また、Galaはファンへの直接的なルートと新しいプロジェクトへの真の関わりを提供する力により、コンテンツクリエーターと新しい才能にクリエイティブ・ライセンスを返還します。詳細については、こちら( )をご覧ください。■会社概要商号 : Gala代表者: CEO Eric Schiermeyer設立 : 2019年URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月07日「エンジン01文化戦略会議」がロシア政府のウクライナ侵攻の即時停戦を求める声明を発表した。 「エンジン01文化戦略会議」は、2001年7月に発足した各分野の表現者・思考者たちが日本文化のさらなる深まりと広がりを目的に参集したボランティア集団。エンジン(ENJIN)は、Encourage Japan Intelligent Networkの略。新時代の文化形成の「エンジン」となり、異分野の才能が「円陣」を組むことを呼びかけることも意味している。01は、当会が発足した2001年に一から出発するという新心の想いと、デジタル時代の選択肢としてのシンボルマークで、「一から再構築する文化のエンジン」という意味となっている。現在、約230名の会員が、教育委員会や動物愛護委員会等の委員会活動、定期的に開催する勉強会「エンジン塾」、年に1回地方都市で開催する「オープンカレッジ」等の活動に参加している。「エンジン01文化戦略会議」は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、「文化の醸成に携わる者として、断じてこの侵攻を許すことは出来ません。ウクライナを支持し、ロシア政府に対して即時停戦を求めます」と声明を発表している。ロシア政府のウクライナ侵攻の即時停戦を求める声明去る2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻しました。 ウクライナで起きていることは、プーチン大統領が招いた暴挙であり、法に基づく国際秩序の危機でもあります。自由と民主主義は、人々が平和な生活を送り、豊かな文化を育むのに欠かせないものです。いま、その自由と平和がウクライナにおいて危機に瀕し、失われようとしています。私たちは、文化の醸成に携わる者として、断じてこの侵攻を許すことは出来ません。 ウクライナを支持し、ロシア政府に対して即時停戦を求めます。エンジン01文化戦略会議幹事長林真理子有志一同秋尾沙戸子/浅葉克己/有森裕子/安珠/安藤和津/安藤桃子/池田卓夫/池坊美佳/池辺晋一郎/井沢元彦/石井幹子/石田純一/伊藤穣一/猪瀬直樹/今藤長十郎/魚住りえ/漆紫穂子/太田麻衣子/大友直人/大林素子/大樋年雄/大宮エリー/岡﨑誠也/岡島成行/岡副真吾/岡田直也/小川洋子/奥谷禮子/奥田瑛二/葛西敬之/勝間和代/加藤友朗/川井郁子/川勝平太/河口洋一郎/川淵三郎/菊地哲榮/木村晋介/金哲彦/久保明彦/熊本マリ/黒岩祐治/ケント・ギルバート/神山典士/九重龍二/小西利行/小林宏之/小山泰生/小六禮次郎/三枝成彰/さかもと未明/佐藤可士和/佐藤正明/里中満智子/清水敏男/下村満子/東海林良/白井貴子/神野美伽/鈴木久泰/鈴木康友/瀬戸川雅義/宋美玄/田中英成/竹原啓二/竹山聖/辰巳琢郎/立川談慶/谷川彰英/田原総一朗/玉木正之/俵万智/團紀彦/ちばてつや/佃一可/津田大介/露木茂/徳岡邦夫/冨田洋/中井美穂/中尾清一郎/中瀬ゆかり/中園ミホ/中丸三千繪/仲道郁代/夏野剛/南條史生/西川りゅうじん/西村知江子/蜷川有紀/野宮博/野村万蔵/橋村奉臣/蜂谷宗苾/服部今日子/波頭亮/林英哲/倍賞千恵子/パトリック・ハーラン/東村アキコ/日比野克彦/平山雄一/ピーター・ジェイ・マクミラン/福井康之/藤川靖彦/藤田晋/堀紘一/堀義貴/堀江貴文/堀木恵子/前田裕二/真木太郎/眞下伸友/増浦行仁/増田順一/桝田隆一郎/松本幸四郎/眞鍋圭子/三浦瑠麗/南美希子/宮野素子/村上典吏子/村山由佳/茂木健一郎/本木克英/森本敏/諸田玲子/矢内廣/山田美保子/山本淳子/山本益博/湯川れい子/吉田都/鎧塚俊彦/ロッド・マイヨール/和田秀樹/和田裕美(50音順)公式サイト:
2022年03月11日意中の彼からLINEが来ると「即レスしたいけど駆け引きしたい」と、気持ちが揺れることもあるはず。今回は、恋愛の勝敗を分けるLINEの返信術として4つの戦略をご紹介します!■ 連絡の時間帯をいつもとずらすいつも彼と同じ時間にLINEをしていると、「毎日このぐらいの時間にLINEが来る」と思わせることができるはずです。その予想を裏切るのもひとつの戦略といえるでしょう。「今夜はLINEが来ないけど、誰かと一緒なのかな?もしかして男……?」と思わせることができるかも。自分とLINEでいい感じだったのに、ほかの男性の影がチラつくと、彼はあなたのことをより強く意識してくれるでしょう。■ マイペースなタイミングで返信する好きな人とLINEをするときも、友達とLINEをするときのように、マイペースなタイミングで返信をしましょう。彼からのLINEが嬉しすぎて、つい即レスしたくなるかもしれませんが、重い女性になるリスクは避けたいですよね。自分のペースで返信することで、彼からの返事が遅くても「今は忙しいんだな」と素直に思えるでしょう。不安な気持ちからの追撃メッセージも送らずに済むはずです。■ ランダムに返信して焦らす意中の彼とLINEでやりとりするときは「即レス」と「間を開けての返信」をランダムに織り交ぜてみましょう。ランダムに返信を送ると、相手に返信のタイミングを読ませない効果があります。片思いをすると「好きな気持ちがバレて避けられる」不安もあるでしょう。好意を持つかどうかの決め手は、相手のことがどれだけ頭に浮かんでくるかが重要になるはず!「行動パターンが読めないな~」と気にさせることで、彼の頭にふと浮かんでくる女性を目指してみてください。■ 既読マークを、まずつける!意中の彼からのメッセージは、まず一度既読にしましょう。そして少しの間を置いてから返信する作戦は、彼に「既読ルールに緩い人」と思わせることができるはず。一見マイナスイメージにも思える作戦ですが、男性からすると「既読後に返信が遅れても許してもらえそう」と気楽さを感じてくれるみたいです。「もしや既読スルー?」と思わせることもでき、あなたの返事が待ち遠しい状態をも引き起こすことができます。返事が来ない違和感をちょっぴり感じさせて、彼にあなたのことを意識してもらってくださいね。■ 「逃したくない」と思わせる工夫が大事!彼と他愛ない世間話でLINEやりとりをできる仲になったら、恋の進展は間近でしょう。ただの友達で終わらせず恋仲になるために、返信の「間」を工夫して、「逃したくない」と感じさせてください。(ちりゅうすずか/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年07月16日気づけば年の瀬。令和2年の新年が目前です。そして、新年のお楽しみといえば、福袋!みなさんは福袋は毎年購入していますか?年の初めの運試しとしても、お得なものをゲットしたいですよね。福袋といえば、各百貨店やショッピングモールにたくさんの人が並んでいるのを見かけますが、私はここ2年程、アウトレットの福袋の魅力に取りつかれています。ただ、アウトレットでお目当ての福袋をゲットするには対策と戦略が必要なのです。今回は、私がハマる「アウトレットの福袋の魅力」と、そして「コスパ最強福袋をゲットするための戦略」を紹介します。アウトレット福袋の魅力どうして2年続けて、アウトレットの福袋に並ぶのかというと、「福袋そのものが安くてお得だから」です。アウトレットには、通常店舗で置いている福袋よりも安い福袋を取り扱う店舗がたくさん!例えば、通常店舗では1万5000円の福袋をアウトレットでは1万円で購入できます。入っている内容は違うとは思いますが、同じブランドのものを5000円も安く買えるのはお得ですよね。ちなみに、昨年私が購入した福袋は、「トゥモローランド」「ワコール」「コールマン」「イッタラ」「スターバックス」の5ブランド。「トゥモローランド」は、ボトムスが2点、トップスが6点の計8点入っていて、なんと5000円!かなりお値打ちです。ほかに「ワコール」はブラ3点セットが2000円で、こちらもかなりお得。ショーツセットも販売されていました。「イッタラ」は、アラビアの平皿とボール、カルティオのハイボールグラス(400ml)がそれぞれ2組ずつ入って1万円でした。アウトレット福袋争奪戦の様子はアウトレットの福袋争奪戦は、想像以上に厳しいものでした。そんな厳しいものとは知らなかったので、「試しに福袋買いに行ってみようか」と、とても軽い気持ちで参戦したのです。軽い気持ちのわりには、朝6時に到着したのですが、目の前には膨大な人・人・人!この時点で到着するのが遅すぎたことを自覚しました。ちなみに、私が行った佐野にあるプレミアムアウトレットでは、各店舗の前に並ぶことは出来ず、アウトレット全体で1つの同じ列に並びます。私が到着した時点で、すでに200人くらいが並んでいました。そしてそれ以上にびっくりしたのは、テントを張っている人たちもたくさんいたこと。つまり、最前列の1列目はみんな前日入りということです。福袋を購入するために、テントを張って備えるなんて考えてもいなかった私は、本当に驚きました。コスパ最強福袋をゲットするための戦略■防寒対策を徹底的に1年目、甘かったと感じたのは、「防寒対策」です。1月1日、元日の朝6時。まだ日が昇るか昇らないかの時間帯、一日の中で一番寒い時間。そんな中、外に立って何時間も待つのですが、私はいつも通りの洋服を着て、その上にダウンコートを着ているだけ、一緒に並んだ夫は、ダッフルコート…。足元からの冷えと体全体の冷えに凍りつきそうでした。■お店のまわり方は事前に熟考しておくお店のまわり方について戦略を立てていなかったことも失敗でした。それぞれのお店で福袋の数量は決まっているので、それを調べ、人気を考慮して、どのように回るかの計画を立てていないと、お目当ての福袋をゲットすることはできません。私は、最初に限定数が少ないところに行ってしまったため、当然のごとく残数がなく、その後、第2候補の福袋にも間に合いませんでした。せっかく並んだのに目的のものが買えなかった時の残念さと言ったら…。■1年目の失敗を生かした、2年目の戦略・並ぶ時間を1時間早めて、5時に並び始める・防寒対策は、ヒートテック、ニット、裏起毛のデニム、ダウンコート、防寒靴、カイロ・福袋の事前調査をし、購入したい店舗でどんなものが入る予定かを調べておく※内容がまったく伝えられないという店舗もあれば、すべてオープンにしている店舗までさまざまです・並んでいる間に、どうお店をまわるのかを考えるこの結果、目的の福袋5つをすべてゲットできました。ちなみに2年目は、1年目の教訓を生かして、かなり厚着をしたのですが、それでも足りず寒い思いをしたのが反省点です。2020年もアウトレット福袋争奪戦参戦予定!今年の狙いはそんな2年連続の後悔が残るアウトレットの福袋争奪戦ですが、2020年も参戦予定です。今回は、前年の並び時間や事前調査、まわり順を考えるのはそのままに、防寒対策の強化をすべく、服装と持ち物を考えています。昨年購入して満足度の高かった「ワコール」と「イッタラ」は、今年も狙っています。「ワコール」は、1つで2000円以上するブラが3点入って2000円とかなりお得。ただ、柄は選べず、何が入っているのかはわからないので、柄を確かめたいという人にはおすすめできません。サイズ別で数量が決まっているので、できれば最初にゲットしに行くのがいいと思います。「イッタラ」は、中身が見える福袋で、価格帯も選べます。私は1万円のものを購入しましたが、かなり充実の内容でした。「イッタラ」では、福袋をかなりの数量を用意しているので、そこまで急がなくてもゲットできるかと思います。食器ということもあり重いので、どうしてもということがなければ、ひと通り見た後に行くのがいいと思います。ぜひ福袋の価格や概要も含め、アウトレットの直前の情報をチェックしてみてくださいね。■佐野プレミアムアウトレットHP<文・写真:ライターyurkari>
2019年12月31日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「バラマキ戦略」です。企画の裏にある意図を想像して、参加を決めよう。年末年始は、PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」やZOZOTOWNの前澤友作社長の「1億円お年玉企画」が話題を呼びました。PayPayのキャンペーンは、電子マネーのPayPayを使って支払えば、支払額の最大20%がポイントにて還元され、40回に1回の確率で全額還元(上限10万円相当)という内容。1人月額5万円相当までと高額だったため、10日で100億円に達して終了し、現在第2弾が開催されています。前澤社長のお年玉企画は、前澤さんのTwitterをフォローし、企画をリツイートすればエントリーできるというもので、これによりフォロワー数を550万人増やすことができました。どちらもバラマキ型のPR戦略。現金やポイント還元という、人々の欲望を直接的に刺激する手法で、過剰にPRに力を入れるということは、裏を返せば、それだけ企業側も背に腹は代えられない状況なのだろうと思います。Twitterでは、その後似たようなキャンペーンが出現し、フォローをしてみたら、マルチ商法に誘い込むツイートだったなど、トラブルも発生しました。いずれにせよ、理念や信念もよくわからない人を不用意にフォローしたり、リツイートするのは、危ないのでやめておきましょう。お祭りなんだから、深く考えず参加すればいいじゃないかという意見もありますが、僕自身は、貨幣本来の適正な価値を逸脱しているような気がして、こういう戦略には抵抗があります。ちょうど「平成の大合併」を思い出します。2005年3月末までに合併した市町村には優遇措置を与えると、熟考する間もなく、せき立てられるように合併した自治体には、のちに様々な弊害も生じました。どうしても思考停止になってしまうんですね。自分の身の丈に合わないスピードで、過剰な利益を追求するあまり、森林を破壊したり、河川を汚染したり、人権を侵害したりという結果をもたらす構造と同じなのではないかと思います。目の前のお金に飛びつくのではなく、それらの企業の理念に共感するのか、応援したいと思うのか、先の未来を見据えて参加を考えてみてはいかがでしょうか。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年3月6日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年03月02日こんにちは。連載第1回「香りをまとわない女性に未来はない」では、香りは人の印象や雰囲気を決定づける、重要な役割を果たすというお話をしました。予想を超える反響をいただき、香りに関心のある方がとても多いことを嬉しく思いました。今後、Facebook経由でいただいたコメントへのお返事や関連したポイントアドバイスも書いていきたいと思います。Facebookと併せてチェックしてみてください。香り選びは相手に与える印象を考えて、戦略的に商品の香り作りで培ったセオリーから、皆様が日頃使う香りアイテム選びに役立つヒントをご紹介します。人を惹きつける香りについて基本から押さえていきましょう。香りでお客様を惹きつけるためには、計算し尽くされた戦略を要します。商品の好き嫌いは、店頭のテスターなどで瞬時に判断されてしまうためです。これは人であっても同じで、特にビジネスシーンでは、初対面の印象で先の展開が大きく左右されてしまうことがありますよね。香りは第一印象を決定づける大きな要因のひとつ。だからこそ、「なんとなく」ではなく、戦略的に使いたいものです。香りも服と同様、TPOに合わせてとは言っても、「人を惹きつける香り」ってどんな香り?と思いますよね。でも、香りの種類に関するお話の前に、皆様に是非知っていただきたい重要なポイントがあります。それは「香りの強さ」です。TPOに合わせて、「強さ」「質」ともに「適切な香りであること」は基本中の基本。例えば、食事の席では、どんなにいい香りでも、食べる楽しみを邪魔するほど強く香るものはNGです。一緒にいる方から顰蹙を買うのは容易に想像がつきますよね。また、世の中には香りが苦手な方もいますし、所かまわず「プンプン香る」状態は誰しも避けたいと思います。場をわきまえて香りを適度に使いこなすこと――これができれば、香りで人を惹きつけるための基本はクリアです。 「香水のにおいがプンプン……な女性像」との闘い日本人には「ほのかに香る」ことを美しいと感じる感性があります。香水は「強い、キツい、やりすぎ!」と、頭の中に「香水の匂いがプンプンする、けばけばしい女性像」が良くない例として強く焼き付いていて、香りを使うことに二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな中、日本で活躍し始めたのが、香りの強い日用品・化粧品の数々。香りの楽しみに目覚めた人が続々と増え、香りの仕事に携わるひとりとして、この変化をとても嬉しく捉えていました。標準使用量を超えたら香害注意報しかし、その一方で、「香害」という言葉が頻繁に耳に入るようになってきました。「香水と違って優しく香り、清潔感があって、香りに気遣う素敵な私が演出できる、しかも価格もお手頃!」という思い込みから、過剰に香り製品を使用する人が出てきてしまったのです。香りを使い慣れていないがゆえの失敗です。例えば柔軟剤。洗濯のとき、干すとき、洗いたてのタオルに顔を近づけたとき、誰かと至近距離ですれ違ったとき……ほんのりふわっと香って幸せな気分になるように香りが設計されています。標準使用量をはるかに超えた量を使って、人にしっかり香りを感じさせるように仕上げることは想定されていないのです。シャンプーなどのヘアケア製品、ボディケア製品も同様で、過剰な使い方は、「プンプン匂う」強さと「良い匂いではない」バランスの崩れた香りの両方で、「香害」を引き起こしてしまいます。要注意!においの濃度が変わると、香りの感じ方が変わるさまざまな香り製品は、使用量を増やしたとき、良い香りが同じ香りの質のまま強くなるわけではありません。香りの質のバランスも変わるのをご存知ですか?匂いを検知する嗅覚の機能はとても複雑です。たとえば薔薇の香り……といっても、薔薇の香りがする物質がひとつ存在するわけではなく、数百という匂い物質の組み合わせなのです。匂い物質ごとに感じ方が異なりますので、用途に合わせて、最終的に「薔薇」と認識されるように組み合わせて作り上げられています。ここで大切なのは、香り自体が、TPOや使う量を前提に設計されているということ。そして、使う側が間違った濃度で使用すると、意図しない香りになってしまうということです。香りの強さをポイントとして押さえることが、香りを使いこなす上でとても重要なのです。これが、香りで人を惹きつけるための基本の「キ」です。香水をはじめ、日用品・化粧品など、香りの強さを意識しながら楽しんでみてください。実践あるのみです。次回、さらに一歩進んで、香りの「質」についてお話したいと思います。
2017年10月09日「相手がこう言ってきたら、こう返そう」「この企画はA社と組んだ方がメリットがありそうだ」など、仕事の中で戦略を立てなければならない場面はよくありますよね。戦略的な思考を身につけるには、物事を論理的に考える力や発想力、分析力、知識や経験など様々な能力が必要。それに、頭を柔軟にしておくことも大切です。そこで今回はそんな戦略的思考を鍛えるクイズをお届けします。ストーリーを読みながら、論理的に考えてみてください。■偽の金貨を見つけるクイズ・問題編さっそく問題です。AとB、2人の男が宝の山から20枚の金貨を持ち帰りました。Aが金貨を10枚ずつ2つの袋に分け、Bに渡すことになっています。するとAの手下の男が飛び込んできて、こう耳打ちしました。「アニキ!その金貨のうち1枚は偽物らしいです。見た目はまったく同じで、重さだけが違うみたいなんです。でも、重いか軽いかはわかりません」「なに?それなら俺は本物だけの袋をもらうぞ。この天秤を使って重さを計ればいいんだな?」「アニキ!その天秤は1回しか使えない仕組みになっているので、1回で偽物を見分けてください!」「そんなことできるのか……!?」……ということで、天秤を1回だけ使って、Aが本物だけはいった袋を手にするにはどのように分けたらよいでしょうか?■偽の金貨を見つけるクイズ・解答編みなさん、答えはわかりましたか?はじめに何枚を天秤にのせるかがポイントになります。それでは、正解を見ていきましょう。まず、20枚の中から10枚を取り出し、5枚ずつ天秤の左右にのせます。そのとき、以下の場合に本物か偽物かわかります。(1)釣り合った場合・・・この中に偽物はありません。この10枚すべてを袋に入れて自分のものにし、残った10枚をBに渡します。(2)釣り合わなかった場合・・・この10枚の中のどれかが偽物ということになります。天秤にのせた10枚を袋に入れてBに渡し、のせなかった10枚を自分のものにします。たったこれだけで、Aは本物だけを手にすることができるのです。*どの金貨が偽物かを見分ける必要はなく、偽物が入っているグループがわかればいいということですね。この問題が1分以内に解けた人は戦略的な思考の持ち主!日頃から論理的に物事を考えている人ではないでしょうか。解けなかった人も落ち込む必要はありません。戦略的な思考は1日で身につくものではないので、トレーニングを続けていきましょう。このようなクイズならスキマ時間にも取り組むことができます。とくに営業職の人などは、戦略的思考を身につけることで目に見えて効果が表れるはずです!(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年09月29日総務省は、平成16年/2004年の情報通信白書の中で、情報のデジタル化の変遷を「マルチメディア」「インターネット」「ユビキタス」という、新聞でも使用される頻度の高い言葉を用いて表現した。その中でユビキタスネットワーク社会を「いつでも、どこでも、誰とでも、ネットワークに繋がれば、様々なサービスが提供され人々の生活をより豊かにする社会である」と定義づけた。「メディアのデジタル戦略」についてインタビューを試みた、ハースト婦人画報社の代表取締役社長&CEOのイヴ・ブゴン氏(以下ブゴン氏とする)は、現在のユビキタスネットワーク社会の到来を見据えて、他社に先駆け1996年『ELLE 0NLINE』を立ち上げ、デジタル化の第一歩を踏み出していたという話からスタートした。■雑誌も発行するデジタル企業への転身を目指すそれから約20年を経た2015年末に行われた事業説明会でブゴン氏は、米国ハーストマガジンズ社のCEOの言葉を引用し「私たちは、雑誌も発行するデジタル企業への転身を目指す」と、これまでの紙媒体を中心にした出版事業から、デジタルを中心にした事業へのシフトを宣言した。ブゴン氏に、この発言の意味するところを尋ねてみると、「我が社では、2010年から新しい時代の出版社として組織の最適化を図り、インフラの整備、デジタル対応の商品開発に着手し、紙を中心とするビジネスモデルからデジタル中心に移行するために社員のマインドセットの変革もおこなってきました。まだ進化の途中ですが、徐々にその成果は現れています」。冒頭から、紙媒体では使用していないいくつかの用語が並び、時代の変化を実感する。■教育プログラムで社員のデジタルリテラシー強化を図るハースト婦人画報社は、2011年にアシェット婦人画報社から米国ハーストのメディアコングロマリットの一員となったが、それ以前から少しずつ社員の教育プログラムを実施し、デジタルリテラシーの強化を図っていた。「紙の編集者の編集スキルの高さは会社の財産です。そして、生まれた時からPCやスマホを使いこなして来たデジタル化以降入社したスタッフは、SNSを駆使するなどデジタルスペースでのコミュニケーションに長けています。しかし、長年のELLE ONLINEの成果は、社員のデジタルなマインドセットの醸成に役立っています。更に、社員の25%が20~30代前半のデジタルネイティブと呼ばれる人たちになってきました」とブゴン氏。今後デジタルネイティブのパーセンテージは上がることはあっても下がることはないと予想される。出版社の場合、新卒での入社は狭き門で、3年以上の経験者にしか門戸を開けないところも多い、今後20代前半でもデジタルリテラシーの高さによっては入社も可能になるのだろう。この、デジタルネイティブと呼ばれる人たちについては、2回目の『コスモポリタン』の項に登場するのを楽しみにしてほしい。■編集者がコンテンツを最適化するためのインフラ整備スタッフの充実と並行して行うことで、安定したクオリティと利便性を増すのがインフラの整備だ。ユーザーが求めているサービスばかりか社員の意識向上につながる。ハーストグループでは、独自のCMS(コンテンツ マネジメント システム)「Media OS」を開発し、グループのネットワークの強化を推し進めている。このCMSでは、編集者がコンテンツを最適化することをサポートし、コンテンツを全世界で共有できることが特長だ。人気が高い記事が瞬時にわかり、海外の記事でも日本の読者が興味を持ちそうなら、国を超えて使えるというシステムには、ネット時代独特のスピード感がある。「Media OS」では、新しい広告商品も導入された。ハースト社が世界共通で使用するシステムのため、一つの広告キャンペーンが、グローバルに国を超え、媒体さへも超えて展開できる可能性があるという。壁を超えるという考え方についてブゴン氏に尋ねると、「デジタルの世界では企業同士が提携するアライアンスという仕組みは珍しいことではありませんが、今後出版社の間でも進んでいくのではないかと思います」。このアライアンスという発想に当てはまる事例として、他社の販売網を利用して、本を流通させる販売委託という方法がある。現在、ハースト婦人画報社は講談社に販売を委託する提携を結んでいる。これは以前から存在する提携の形で珍しいことではないものの、販売業務の提携を皮切りに、互いの信頼関係を醸成し、新たな広がりを見せている。講談社のデジタルコンテンツ『ミモレ』編集部とハースト婦人画報社の『ELLE SHOP』の部署同士でユーザーの親和性が高いことが分かり、「一緒にやってみませんか?」という発想を生み、同業他社との協業に発展していった。1991年ティム・バーナーズ・リー氏によってWWW(ワールド・ワイド・ウェブ)が開発されて25年、この間にもパラダイム・シフトは確実に進んでいるのだ。ブゴン氏のインタビューを終えて、デジタル化による新しい時代のうねりが「出版社からデジタル企業への進化」を促していることを改めて感じると共に、これまでではありえないことが起ころうとしているワクワク感を享受するデジタルネイティブ時代の到来を感じた。※マインドセット=ものの見方。物事を判断したり行動する際に基準とする考え方。※デジタルリテラシー=インターネットを使いこなす基本的な能力※デジタルネイティブ=学生の時代から、パソコンやインターネットがある生活環境の時代に育った世代。1980年前後以降生まれが該当する。--「【メディアの未来を考える】デジタルネイティブに向けたメディア『コスモポリタン』のスタイル--ハースト婦人画報社2/3:横井由利ヘ--「【メディアの未来を考える】競合他社とタッグを組む『エル・ショップ』と『ミモレ』のケース--ハースト婦人画報社3/3:横井由利」へ
2016年05月02日●大手企業が顧客の中心だった広告メディアからの脱却LINEは、同社の事業戦略を発表するイベント「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」を3月24日に開催した。イベントでは、決済サービスであるLINE Payが大手クレジットカード会社のJCBと提携して発行する電子マネーカード「LINE Pay Card」や、LINE、Facebook、Twitterのデータ通信料が無料となるMVNOサービス「LINE Mobile」など注目の新発表が目白押しとなったが、広告メディアとしてのLINEについては、今後どのような展開を予定しているのだろうか。同社の上級執行役員 法人ビジネス担当である田端信太郎氏のプレゼンテーションを基にレポートする。このイベントでは、冒頭に同社代表取締役社長である出澤剛氏が、サービスインから5周年を迎えるLINEが今後目指すものとして、“世界中の人と人との関係性だけでなく、ユーザーと様々な情報やサービス、モノとの距離を縮め、心地よい関係性を創出する”という意味の「Closing the distance」というコーポレーションミッションを掲げている。広告メディア戦略においてもこのミッションを実現すべく、オープン化へと戦略を転換するという。田端氏は、これまでの広告メディアとしてのLINEについて、「これまで十分に開かれていると言えるものではなかった。LINEは数千万人のユーザーにマスメディアのように広告メッセージを届けながら、広告は一方通行であり、そのコストも安価とは言えないもの。結果的に、LINEを広告メディアとして活用できるのは、大手企業の一部に留まっていた」と語る。同社ではこうした課題を踏まえて、広告メディア戦略をシフトしていくという。田端氏が広告リーチに加える価値として掲げたのは、「Relevance(関連性)」「Personal」そして「Everyone」という3つのキーワードだ。○広告を“自分に関係のあるもの”にするためにユーザーが接触する広告がユーザーの興味関心、サービスを利用する意図や文脈に適合し、どれだけ高い関連性を担保できるかどうかという意味の「Relevance」の強化について、田端氏は「広告主にとっては無駄な広告配信が減ることで広告効果が高まり、ユーザーにとっては自分にとって全く無関係な広告を見せられることが減り、サービスを利用する上での利便性が高まる」とメリットを説明。同社では、LINEの中に存在するインタレストグラフとソーシャルグラフを組み合わせて、例えば利用しているスタンプや企業アカウントとの繋がり、LINE Liveの視聴動向といったユーザーの利用状況を広告のレリバンシー評価に活かすという。田端氏は、「例えば、LINEにはファッションブランドの公式アカウントが多数存在するが、こうしたアカウントと積極的に友達になっているユーザーがいれば、そのユーザーはファッションへの感度が高くおしゃれで、都会に住む20代女性だと推定することもできる。そのようなユーザー属性のモデルができれば、ファッション業界だけでなくコスメなどの業界もこうしたプロフィールのユーザーに特別なオファーをしたいと考えるだろう。また、このようなファッション感度の高いユーザーと繋がっている友達もまた、ファッションへの関心が高いとも推定することが可能だ」とLINEにおける広告レリバンシーを説明。ユーザーが繋がっている公式アカウントや利用しているスタンプなどからわかるインタレストグラフを基に広告のターゲットをより具体化させ、また更にそのユーザーのソーシャルグラフから広告のターゲットに準じるユーザーを推定するという構造のようだ。●広告システムは「PROGRAMATIC」へと転換また田端氏は、このレリバンシーに加えて、システムがユーザーの興味関心に応じて広告配信を自動的に最適化し、必要な期間に必要な量の広告を配信できるダイナミックな広告取引を実現するという概念である「PROGRAMATIC」という方向にシフトしていくと説明。2月にはアドテクノロジー企業であるM.T. Burnに出資と業務提携を行い、6月には新たな広告システムによる広告配信を開始するという。なお、こうした説明の最後に田端氏はユーザーのプライバシー保護についても言及。「我々はLINEが個人間のダイレクトなコミュニケーションの基盤であることを強く肝に銘じている。LINEが広告配信のためにユーザー間のコミュニケーションを参照するということはあり得ない。ユーザーの電話番号、電子メール、コンタクト情報をビジネスパートナーに引き渡すといったことも決してやってはいけない。今や社会の通信インフラの一部となっているという立場を自覚しながら、広告ビジネスを推進していきたい」と田端氏は語り、本人特定性を担保するような情報や高い機密性が求められるコミュニケーション履歴などについては保護するという同社の基本方針を強調した。○スタンプクリエイターと広告主企業との間にエコシステムを生み出す最後に田端氏は、LINEにおける広告タッチポイントの今後について説明した。田端氏の説明によると、既にLINEアプリの月間ユーザー数は、TwitterやFacebookを大きく上回っており十分な広告リーチを確保しているが、このタッチポイントを今後はさらに増やしていくという。具体的には月間2200万人が利用しているLINEニュースや、LINEアプリの中で利用する頻度が多いアカウント情報のページ、そして人気タイトルを多数展開しているLINEゲームなどにおいても、PROGRAMATICを採用した新しい広告システムの広告掲載面として展開していくという。加えて田端氏は、これまで価格が2000万円から4000万円と高価だったスポンサードスタンプについて、中小企業やローカルビジネスでも展開できるようにするという。具体的には、「LINE Creators Market」に登録している54万人以上のスタンプクリエイターを活用。ここで一般発売されているスタンプの配信権利を企業がクリエイターから買い上げ、自社のLINE公式アカウントなどで特典スタンプとして配信できるようにする。これによって企業は安価でスタンプをマーケティングに活用することができ、一方クリエイターにとってはスタンプの新たな収入機会が生まれるのだという。○次はBtoCのコミュニケーションが変わる番だこうした説明の締めくくりとして、田端氏は「LINE AD Platform for everyone」というメッセージを掲げ、「これまで主に大企業(による利用)が中心だった広告メディアとしてのLINEを、リーチの拡大、広告をユーザーにとって意味のあるものにするためのレリバンシー評価、柔軟な広告システムによって、中小企業を含むあらゆる企業・ブランドと消費者とのコミュニケーションをよりスムーズにする基盤として進化していきたい」と語った。LINEはこの5年でCtoC(個人間)のコミュニケーションを大きく変えてきた。田端氏は、「次はBtoCのコミュニケーションが変わる番だ」と意気込みを語る。「これまで、広告は無料メディアを支えるための“必要悪”だと思われてきたが、LINEはそうは考えていない。ユーザーと広告のレリバンシー=見たいもの、興味がありそうなもの、アクションを起こしたいもの、役に立ちそうなもの、楽しめそうなもの、そうしたものを広告に盛り込むことを追求する。そして、“必要悪”だと思われてきた古い広告へのイメージをぶち壊し、新しい広告観を生み出していきたい」(田端氏)
2016年03月31日日立製作所と米国のVirtusa Corporation(バートゥサ)は3月29日、グローバルITソリューション分野における戦略的提携に合意したことを発表した。日立は、企業の基幹系システムなど高い信頼性が求められるシステムの開発において、導入実績と技術・ノウハウを有し、さまざまな製品・サービスを組み合わせたITソリューションをグローバルに提供している。一方、バートゥサは欧米やアジアを中心としてグローバルにITコンサルティングやシステム開発を展開し、顧客企業に革新的なソリューションを提供。特に、複雑な業務プロセスの変更や各国・地域の法規制に効率的に対応できるシステムの開発、運用管理を得意としている。今回の提携により、両社の製品、技術、ノウハウを組み合わせ、多様化する顧客ニーズ、複雑な業務プロセスの変更に対応できる効率的な機能追加・運用管理を実現するサービスやシステムをグローバルに事業を展開する企業向けに提供するとしている。なお、両社は提携に先立ち、2015年から国内の金融機関において、システム運用の最適化や大規模なシステム改修などに共同で取り組んでいる。
2016年03月30日ペンシルは3月1日、同社が提供する戦略的サイト分析ツールである「スマートチーター」のメジャー・アップグレードとして「スマートチーター17.0」を提供開始した。今回のアップグレードでは、新機能としてマイクロモーメント分析やサーカディアンリズム分析などを搭載している。主な新機能は、マイクロモーメント分析、サーカディアンリズム分析、フォームモチベーションマップ、計測タグの簡素化・運用効率化である「タグログX」の運用開始、キャプチャデータのクラウド化、モチベーションマップに誘導元の絞り込み機能の実装。マイクロモーメント分析は、「行動スライスタイプ(ながら見している人)」や「タスク分散タイプ(隙間時間に見ている人)」などユーザーをタイプ別にセグメントし、それぞれの閲覧行動にどんな違いがあるのかを分析する機能。サーカディアンリズム分析は、ユーザーが時間帯や、平日・休日でどのようにCV傾向が変わるかを分析する機能。フォームモチベーションマップは、フォームの分析に特化したモチベーション・マップ。ページを40px単位で分割し、どのエリアを見ている時間が長いかなどが分析可能になったという。なお、従来バージョンを導入済のサイトは、全て自動的に新バージョンへとバージョンアップし、ログインIDやパスワードはそのまま使用可能であり、URLや数値にも変更は無いとのことだ。
2016年03月03日チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2月25日、2016年の事業戦略説明会を開催するとともに、統合セキュリティ・アプライアンスの新製品を発表した。初めに、昨年9月に代表取締役社長に就任したピーター・ハレット氏が2016年の事業戦略について説明を行った。ピーター氏は冒頭、「われわれはファイアウォールを作ったベンダーというイメージが強いが、今年は統合セキュリティ・ベンダーとしてのイメージを打ち出しいく」と語った。実際、同社は統合セキュリティ・アプライアンスに加え、脅威対策に特化した専用アプライアンス「Threat Prevention Appliance」、エンドポイント・セキュリティ製品、モバイル・セキュリティ管理製品「Check Point Capsule」、サンドボックス「SandBlast」、世界中にあるゲートウェイやセンサーから収集した情報をもとにゲートウェイに脅威情報を配信するクラウドサービス「ThreatCloud」などを提供している。また、一歩先を行くセキュリティ対策を提供していきたいという。「一歩先」とは、脅威を検知するだけでなくブロックすることを意味する。そこで、同社はセキュリティ・アプライアンスにおいてさまざまな脅威をブロックするために必要な機能をすべて提供する。というのも、セキュリティ・アプライアンスでは、複数の機能を提供するとパフォーマンスが落ちるため、機能を絞るといった運用をするケースがある。こうした状況を踏まえ、同社はあらゆるセキュリティ機能を提供するため、アプライアンスの性能を強化する。さらにピーター氏は、HeartbleedやShellchoskなど、これまで発見されている深刻な脆弱性への対応のスピードについて、競合であるパロアルトネットワークスとフォーティネットとの比較を示し、同社の対応が早いことをアピールした。ピーター氏は日本市場における注力分野として、「ゼロデイ攻撃対策」「モビリティ」「社会インフラストラクチャとIoT」を挙げた。オリンピックが開催される2020年にかけて、日本では電力、地下鉄といった社会インフラがサイバー攻撃を受けることが予想されるという。新製品については、 システム・エンジニアリング本部 シニア・セキュリティ・エバンジェリストの卯城大士氏から説明が行われた。同日発表されたのは、Check Pointアプライアンスの15000シリーズと23000シリーズだ。主に、15000シリーズは大規模企業、23000シリーズはデータセンターをターゲットとしている。卯城氏は、次世代のセキュリティにおける課題として「先進の脅威に対応するにはさらにパワーが必要であること」「HTTPS通信とマルウェアの増加」「データ速度とデータ量の増加」を挙げた。Googleの調査によると、Webブラウザによるアクセスの38%以上は暗号化されたHTTPSで行われており、セキュリティ対策製品において暗号化通信を迅速に検査することが求められているが難しいという。こうした状況を逆手にとり、攻撃のトラフィックの暗号化が進んでいるそうだ。こうした課題の解決策として、同社は15000/23000シリーズを提供する。まず、両シリーズはファイアウォール、侵入防御システム(IPS)、アンチボット、アンチウイルス、アプリケーション制御、URLフィルタリング、Check Point SandBlastのサンドボックス技術を提供する。そして、両シリーズはこれらすべての機能を提供できる十分な性能を持っているという。プラットフォームにおいては、将来の拡張を見据え、冗長性(HDD、電源、ファン、BIOS)、柔軟なネットワーク接続(カッパーおよびファイバー)、保守運用性、40Gの拡張カードなどが採用されている。15000/23000シリーズは、ファイアウォール、侵入防御システム(IPS)、アンチボット、アンチウイルス、アプリケーション制御、URLフィルタリングが利用可能な「NGTPモデル」、NGTPの機能に加えてサンドボックスとファイルの無害化機能が利用可能な「NGTXモデル」の2種類が用意されている。15000シリーズには15400と15600、23000シリーズには23500と23800のそれぞれ2つのモデルがあり、価格は15000シリーズが744万円から、23000シリーズが1733万円となっている(いずれも税別)。
2016年02月26日米IBMおよび米VMwareは2月22日(現地時間)、クラウドのスピードと経済性をさらに活用できるよう企業を支援することを目的とした戦略的提携を発表した。これにより、企業は既存ワークロードを、自社オンプレミスのソフトウェア定義のデータ・センターからクラウドへ容易かつ安全に拡張できるという。両社は、事前構成済みのVMware SDDC環境を、顧客が自動でプロビジョニングできるようにするアーキテクチャーおよびクラウド・オファリングを共同で設計した。この環境は、IBMクラウド上のVMware vSphere、NSX、Virtual SANで構成されているという。このSDDC環境を使うと、VMwareに基づく共通のセキュリティー・モデルとネットワーク・モデルにより、ハイブリッド・クラウド環境にワークロードを修正なしで展開できるようになるという。IBMは、自社の包括的なCloudBuilderツールとワークロード自動化機能を利用し、事前構成済みワークロードやカスタム・ワークロードを、VMwareのソフトウェア定義のデータ・センター・アーキテクチャー用設計パターンにより検証されたクラウドへ、自動的にプロビジョニング。さらに、VMwareは、環境をIBMクラウドに展開し、顧客のローカル・データ・センターの一部であるかのように管理できるよう、vRealize AutomationおよびvCenterの管理ツールを拡張した。また、両社は、ハイブリッド・クラウド導入のための新規オファリングを共同でマーケティングし、販売する予定だという。これには、シームレスなワークロードの移行、災害復旧、容量拡大、データ・センター統合などが含まれる。
2016年02月23日レノボ・ジャパンは2月16日、都内で同社のエンタープライズ事業戦略について記者会見を開催した。最初にレノボ・ジャパン 代表取締役社長の留目真伸氏が登壇し、同社のビジネス概況について説明した。同氏は「PC事業は国内外ともに過去最高のシェアを獲得しており、事業環境は好調だ。一方、エンタープライズビジネスはIBMから引き継いで1年が経過するが、業績は買収当初と比較し、V字回復している。グローバルにおいて売上高は前年比12%増、前期比8%増と好調に推移しており、年間50億ドルの売り上げを目指す。日本でのシェアは2015年第2四半期で5.0%とIBMとの統合前の水準まで戻している。今後のエンタープライズ事業の方向性としては、コンピューティングパワーをパーソナルにし、普及させていく会社だと考えているため、PCだけでなくスマートフォンやタブレットをはじめとしたデバイス、サーバなどを含め、広範囲にコンピューティングパワーを提供していくことが使命だ。コンシューマ、エンタープライズ両方の製品を兼ね備え、進化させていくことが求められている」と語った。次に、執行役員専務の安田稔氏が同社のエンタープライズ戦略として「サーバ・ストレージ戦略」「スマートデバイス戦略」「パートナー戦略」の3本の柱を軸に事業を推進していくと強調した。サーバ・ストレージ戦略について同氏は次のように述べた。「IBMから引き継いだSystem xの製品群、生産、開発、サポート体制に変更はない。IDCの調査によると、今後のストレージ市場について、従来型ストレージ市場は2027年までの年平均成長率は17.8%のマイナス成長となるが、SDS(Software Defined Storage:ソフトウェア定義型ストレージ)などをはじめとした次世代ストレージ市場は66.9%のプラス成長が見込まれている。また、インフラ市場も2020年までに従来型インフラ市場は11%のマイナス成長だが、ハイパーコンバージドやハイパースケールなどの次世代インフラ市場は158%と大幅な成長が期待されている。われわれは既存のサーバ、ストレージ製品にも取り組むが、SDSに代表されるような最新技術やハイパーコンバージド、ハイパースケールなどの次世代技術に注力していく」近年、オンプレミスのユーザーにおいては運用コストが課題となっているという。安田氏は、その原因を仮想化に伴い管理するレイヤーが拡大し、人員、時間が大幅に増加したと推測しており、結果として新規サーバへの投資が減少しているほか、ユーザーのニーズが生産性の向上からビジネスの成長に直接寄与するような戦略的なものに変化しているのではないかと指摘した。同社ではハイパーコンバージドシステムによりTCOの削減を実現でき、新たなIT投資に振り向けることが可能だと考えており、同システムへの取り組みを強化していくと強調した。そこで、同社では第1弾として1月にNutanixの分散システム「Acropolis」、一元管理ツール「Prism」の各ソフトウェアとLenovoのサーバ「System X」を搭載したハイパーコンバージドアプライアンス「Lenovo Converged HX Series」の発売を開始している。また、ハイパースケールインフラの取り組みとしては、すでにワールドワイドの専門組織を立ち上げており、製品の企画から販売まで垂直モデルでユーザーニーズをダイレクトに反映できる体制を構築。ユーザーから直接ヒアリングを行うことで、今後も成長が見込まれるハイパースケールインフラへの投資を強化し、ビジネスの拡大につなげていくという。スマートデバイス戦略については「多様化するニーズに対応したラインアップの強化を従来のコンシューマ向けからエンタープライズにも移行し、コンシューマ、エンタープライズに関係なくビジネスを拡大する」と安田氏は語る。新しいデバイスはホテルなどで活用されており、今後は企業内でワークスタイルの変革に合わせた会議の仕組み・運営方法の提案が可能となった。すでに、ホテルなど店舗ではSOTIのモバイル管理ツールである「MobiControl」を展開しており、日本独自の環境に適した会議システムなどを手がけるパイオニアVCと提携し、会議の生産性向上ツールである「xSync Office」の国内展開にも同氏は期待を寄せている。パートナー戦略としては、ISV/IHVアライアンス強化や販売店の倍増計画、パートナー支援強化の3点を同氏は挙げた。ISV/IHVアライアンスの強化ではパートナーとのビジネスを国内外ともに加速していくほか、販売店の倍増計画ではPC&サーバ統合パートナープログラムとインセンティブプランや、PC販売店へのクロスセルとIBMビジネスパートナーとのリレーション強化、新規パートナーの開拓を進めるとしている。さらに、パートナー支援強化ではパートナー専用サイトのレノボ・パートナー・ポータルによるインバウンド型トレーニングに加え、パートナーオフィスでの無償開催音サイト・トレーニングをはじめとしたアウトバウンド型トレーニングを備えているという。
2016年02月19日ベリタステクノロジーズは2月15日、2月2日に情報管理ソリューション企業としてシマンテックから独立したことに伴い、2016年の日本市場における事業戦略の記者会見を行った。ベリタステクノロジーズの歴史は1989年に発足したベリタス・ソフトウェアにさかのぼり、2005年にシマンテックにより買収され、2014年にシマンテックとの事業分割が発表され、2016年2月に独立企業としてあらためて事業を開始した。代表執行役員社長を務める西村隆行氏は初めに、シマンテックと事業を分割した理由について、「市場の特性が違ったこと、統合によるシナジーの効果が出せなかったこと」と述べた。西村氏は、同社がインフラの上に乗っている「情報」に重きを置いていると説明した。「ストレージやハイパーバイザーを導入しただけでは、情報の可用性を確立することはできない。データと情報は同じではなく、同様に、インフラの可用性はアプリケーションの可用性は異なり、より多くのデータがあるからといってより価値が高いわけではない」そこで同社は、「情報のチカラ」を引き出すべく、「情報がいつでもすぐに使える環境」と「情報の本質をつかむこと」を提供することミッションとする。具体的には、ソリューション、パートナー戦略、サービスメニューという3つを軸にして、施策を展開していく。製品戦略については、テクノロジーセールス&サービス統括本部常務執行役員本部長の高井隆太氏が説明を行った。高井氏は、「情報がいつでもすぐに使える環境」と「情報の本質をつかむこと」を提供するミッションの下、「コア製品のポートフォリオの拡充」「次世代の情報の可用性を向上させるソリューションの提供」「次世代のインサイト・ソリューションの提供」を軸に製品を展開していくと述べた。同社は、バックアップ/リカバリー製品、ストレージ管理製品、アーカイブ製品などを提供しているが、コア製品として、バックアップ・アプライアンス「NetBackup Applianve」とクラウド型メール・アーカイブサービス「Enterprise Vault.cloud」に注力していく。「NetBackup Appliance」の国内提供は2015年から行われているが、今後、中小規模の企業をターゲットとした購入しやすいライセンスバンドルモデル、大規模モデルを提供する。高井氏は、企業がグローバル化を進める中、メール・システムが分断化してコントロールできない状況に陥っており、「すべてのメールを検索できない」「保持期間に基づく証跡を提示できない」といった課題が生じており、これらの課題の解決策として、「Enterprise Vault.cloud」が求められていると説明した。次に、情報の可用性を向上するソリューションとして「Resiliency Platform」が紹介された。同製品は、物理環境・仮想環境・クラウドサービスをオーケストレーションして、ITサービスの継続性を自動化するとともに、サービスレベルやリスクを可視化する。「Resiliency Platformでは、ワンクリックで災害対策のリハーサルが行えるが、これは重要なこと。災害対策を行っていても環境の変化に対応していない場合があり、対策として有効であるかどうかを確認しておかないと意味がない」と高井氏。提供予定のインサイト・ソリューションとしては、「Information Map」が紹介された。同製品は、同社の製品に格納されている非構造化データのメタデータをクラウドサービスにアップロードして、それを視覚化するもの。リスクが存在する領域、有用な領域、無駄な領域を特定して表示するなど、ストレージの管理だけではできない情報の管理を実現する。古くからIT業界に関わっていれば、大抵の人はベリタスの製品を知っているだろう。シマンテックに買収されたことで、ブランドの認知度が低下してしまっていた感があったが、シマンテックから分離したことで、本来の業務に注力できるのではないだろうか。実のところ、パートナーからもビジネスがやりやすくなったと今回の独立を歓迎する声が多いそうだ。ビッグデータのトレンドを追い風に上昇気流に乗ることができるかどうか、今後のベリタスのビジネスに注目したい。
2016年02月16日アドビシ ステムズは2月15日、2016年度の事業戦略説明会を開催。「Adobe Creative Cloud」、「Adobe Document Cloud」、「Adobe Marketing Cloud」という同社の事業の中核である3つのクラウドプラットフォームに対する2016年度の国内施策を発表した。アドビ システムズ 代表取締役社長 佐分利ユージン氏は、冒頭、同社を取り巻く市場環境に触れ、「最近は消費者のデジタルへの期待も高まり、企業が扱うデータ量は爆発的に増えている。それにより、企業と顧客とのタッチポイントが増えており、ビジネスチャンスも拡大している。また、腕時計、カメラの市場の変化のほか、ウーバーのような新しいビジネスモデルも登場している。そのため、企業のデジタルの対応が重要になっており、優れた顧客体験が勝敗を分けている」と述べた。そして同氏は、優れた顧客体験には、「魅力的なコンテンツ」、「パーソナル(顧客のパーソナライズして情報を提供)」、「利便性」、「あらゆる場所で提供(モバイル)」の4つの要素が重要だとした。アドビでは優れた顧客体験に向け、すべてのタッチポントで価値をつくる「コンテンツ」と、伝えるべき人に伝えるべき情報を、伝えるべきタイミングで提供する「データ」を差別化の要因にしていくという。○3つのクラウドに向けた戦略同社の事業の中心は「Adobe Creative Cloud」、「Adobe Document Cloud」、「Adobe Marketing Cloud」の3つのクラウドプラットフォームだが、佐分利氏はこれらのクラウドが有機的に連携している点が同社の強みだ強調。これらの3つのクラウドを中心とするグローバルでの昨年の売上は対前年比16%増の48億ドルで、これは過去最高の実績だという。このうち、「Adobe Creative Cloud」(以下、Creative Cloud)が26億ドル、「Adobe Document Cloud」(以下、Document Cloud)が3億9700万ドル、「Adobe Marketing Cloud」以下、(Marketing Cloud)が15億900万ドルを占めるという。Creative Cloudではモバイルアプリの強化、著作権フリーの写真を提供するAdobe Stockの提供開始、有料サブスクリプションへの移行が加速した点が昨年の主なトピックで、佐分利氏によれば、新規にCreative Cloudを利用する顧客の半数はモバイル経由の利用だという。Marketing Cloudでは、昨年は製品のポートフォリオの拡充、大手企業の採用により、過去最高の売上を達成。昨年3月に発表したDocument Cloudでは、デジタルサービスの拡販やパートナーエコシステムの拡大を行ったという。そして、同氏は2016年度の日本市場向けた施策を発表。Creative Cloudでは、これまでの写真・イラスト素材に加え、ビデオ素材を新たに提供。また、学生やセミプロ向けのコミュニティ活動を行い、新規ユーザーの獲得を積極的に行うほか、エンタープライズ向けには技術支援を行い、新しい使い方の提案を行うという。Marketing Cloudについては、8つのコンポーネントを持つ統合クラウドソリューションという面を差別化要因として訴求。データの解析から実際のプロモーションまでトータルでサポートするという。また、日本法人が持つ開発組織を利用し、日本市場に特化した機能を提供し、企業ニーズに応えていくという。さらに、金融、トラベル、製薬という新たな業界へ訴求するための営業体制を強化するほか、NTTデータや博報堂などの新たなパートナーとの関係を強化していくという。そして、Document Cloudでは、デファクトとなりつつあるAcrobat Readerとワークフローの統合による価値提案、意思決定支援を基本とする経営層への訴求、デジタルサインの販売強化を行うという。
2016年02月16日アマゾン ウェブ サービス ジャパン(以下、AWS)は1月22日、2016年のパートナー戦略に関する説明会を開催した。初めに、同社のパートナーアライアンス本部 本部長を務める今野芳弘氏が説明を行った。今野氏は、パートナーとのアライアンスの目的が「顧客をNew Normalに導く」こととしたうえで、2016年は「基本拡大路線」と「New Normalに導く近道」の2点を柱に、パートナービジネスを展開していくと述べた。「この戦略は、新たな成長軸を得たり、ビジネスの拡大・イノベーション・グローバル化を実現したり、競合との差別化を図ったりと、顧客とパートナーの双方の課題解決に導く」(今野氏)New Normalとは、「規定概念を越えたIT活用、新たな付加価値提供、想定外の新世界標準、新たなテクノロジーと応用が行われている状態。単なるサーバの置き換えではなく、クラウドが常識である状態」を指すという。「基本拡大路線」においては、パートナーの経験と能力向上、選択肢の増加を目指すため、「AWSパートナーネットワーク(APN)のパートナー数、チャネルリセラーパートナーの拡大」「エンタープライズシステム構築・運用のための能力向上」「パートナーコミュニティの活性化」「コンピテンシープログラムの充実」「ソリューションの無料お試しサイトの推進」に取り組んでいく。例えば、パートナー数の拡大に向けては、新規パートナーを獲得・育成する組織を強化する。「これまでは質の確保を重視していたが、昨年から数の拡大にも注力している」と今野氏。また、エンタープライズシステム関連については、「ファンディング額の増大」「AWSトレーニングの強化」「プロフェッショナル認定資格取得者を増強」といった策を行っている。パートナーコミュニティとしては現在、「金融機関向けAWS対応セキュリティリファレンス」「医薬業界向けリファレンス」が立ち上がっているという。一方、「New Normalへ近道」としては、「AWSマネージドサービスの活用能力拡大(Auroraを含むデータベース領域)」「SaaSパートナーの拡大」「IoTエコシステムの拡大」に取り組んでいく。今野氏は、AWSのサービスのうち、特に推したいサービスとして「Amazon RDS for Aurora」を挙げた。Auroraは同社がクラウドのために開発したマネージド型リレーショナルデータベース。今年12月に、国内の「Aurora Readyパートナープログラム」の発足が発表されている。発表会には、APNのパートナーであるウイングアーク1st、ワークスアプリケーションズ、TIS、サーバーワークスの担当者も登壇し、APNパートナーとしての取り組みやメリットについて述べた。ウイングアーク1st 取締役 CTO 開発本部 本部長の田中潤氏は、「アプリケーションベンダーのわれわれにとって、プラットフォームの構築は強みにならない。われわれの強みはアプリケーションであり、独自のアプリケーションを提供することに集中したいので、AWSを利用することにした」と、AWS採用の理由を説明した。今後は、帳票クラウドサービス「SVF Cloud」においてマルチリージョンクラスタを採用し、1つのデータセンターに障害が発生しても、サービスの利用が継続する仕組みを提供するという。ワークスアプリケーションズ BPO Div. シニアゼネラルマネジャーの荒川 康彦氏は、「AWSのすごさは、インフラをプログラマブルで制御できる点。これにより、ハードウェアもパッケージしたサービスが提供可能となった。アプリケーションベンダーがインフラからアプリケーションサービスまで、ワンストップで問題解決を提供できる」と、AWSの魅力を語った。両社の取り組みとしては、米国シアトルのAWS本社に、同社の顧客100社規模のエグゼクティブを招待して開催したセミナー、製品開発・サービス提供における技術支援が紹介された。荒川氏によると、AWSにサービス改善の要望を出すと迅速に対応がなされ、これまでにAmazon RDS for Oracleのタイムゾーンの拡大や請求処理の前倒しといった改善が行われたという。TIS プラットフォームサービス企画部 副部長の内藤稔氏は、AWSとのパートナーシップ施策の効果として、「プレミアパートナーに認定されたことで、引き合いと協業依頼が増加」「FISCリファレンスの取り組みによって金融機関への新たな認知を獲得」「TestDriveへの取り組みによって、新たな領域におけるリードの創出」「Go to Market/PoC/育成などの各種支援により、案件や制約率が増加し、デリバリ体制が増強」を挙げた。「プレミアパートナーに認定されたことで、お客さまにAWSのソリューションベンダーとしてTISを選ぶ理由ができた」と内藤氏は語った。また、日本で公開されている22個のTest Driveのうち、6個を同社が提供しており、Test Driveを有効活用している様子を見せた。サーバーワークス 大石良氏は、APNへの加入のメリットとして「コネクションの強化」「案件獲得が加速」「PoCファンドの活用」を挙げた。同社はAPNのPoCファンドを活用して、ヤマハ発動機にWorkSpacesへの導入を実現したという。「APNを拡大すると聞くと、競業が増えてビジネスが厳しくなると思われるかもしれないが、われわれは拡大を喜んでいる。なぜなら、競合の増加よりもAWSのマーケットの拡大のほうが速く、パートナー同士でソリューションを補完することで、さらにAWSビジネスの拡大が望めるから」と、APNの拡大がパートナーにとってもメリットをもたらすことをアピールした。
2016年01月25日オンライン学習サービスの「スクー」はこのほど、ブルーボトルコーヒー青山カフェにおいて「ブルーボトルコーヒーのブランド戦略」と題した授業の生放送を実施。ブルーボトルコーヒージャパンの代表社員/取締役として、日本における事業立ち上げに携わった井川沙紀氏が、同社のブランド戦略を元に「ブランドの本質」について語った。○農園から一杯のコーヒーを提供するまで、そのプロセスを徹底的に管理するブルーボトルコーヒーは、2002年にジェームス・フリーマン氏が米国で創業。サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスと東京で23店舗を運営している。創業当時はフリーマン氏が自身で買い付けてきたコーヒー豆を自宅の裏庭にあるガレージで焙煎し、マーケットで販売していたこともあるそうで、その様子から「コーヒー界のApple」とも呼ばれることも。日本では、2015年2月に1号店をオープンしたが、清澄白河を選んだのは同社の本社がある米国オークランドに雰囲気が似ていることが理由なのだという。井川氏は、米国で生まれたブランドを日本で展開する上で、「重視したのは、"こだわりにこだわる"ということです。創業者であるジェームス・フリーマンが考えた、美味しいコーヒーやコーヒーを楽しむ空間作りへの細部にわたるこだわりを日本でも徹底しようと考えました」と説明する。「こだわりの1つとして、ブルーボトルコーヒーには"SEED TO CUP"という考え方があります。コーヒー豆(生豆)の生産現場から焙煎、提供までのすべてのプロセスに、責任とこだわりをもってコーヒーを提供していくというものです」(井川氏)同社では、季節ごとコーヒーの旬を吟味し、バイヤーがそのシーズンの最も美味しいコーヒー豆を買い付けているほか、焙煎の際にはコーヒー豆の種類に応じたレシピを用意し、焙煎の専門家は豆のオリジナリティや個性を引き出すための焙煎方法についてデータを取りながら研究することで、日々レシピを進化させているのだという。また、店舗でコーヒーを淹れて提供する際のプロセスも厳格に決められており、バリスタの育成も徹底して行っている。「野菜を作って店舗で出すのに比べ、コーヒーは、提供するまでの工程と関わる人の数が非常に多い。このプロセスを最終的に良くするのもダメにするも、一杯のコーヒーを表現するバリスタ次第というところがあるので、そこを徹底的に管理してバリスタが自信をもってコーヒーを提供できるようにしています」と井川氏は話す。同時に、こういったこだわりだけでなく、ブランドの信用を生み出し維持するために「品質管理」も必要不可欠なものだ。この点について井川氏は、「ブルーボトルコーヒーでは、豆の焙煎を行う店舗において"カッピング"というテイスティング作業を毎日行い、焙煎したコーヒー豆の香りや味をスコアリングして基準に適合しているかをチェックしています。米国にて品質管理を行う専門家が、日本で販売される豆の味を責任を持って管理・監督するために来日したといっても過言ではありません」と説明。チェックの結果、基準に適合しなかった豆は、店頭には絶対に出さないという徹底した管理を行っている。加えて、「品質管理の専門家を置くこと自体珍しいと言われますが、私たちは品質を厳格に維持管理することがビジネスにおいて最も重要なことだと考えています」と井川氏。同社では、焙煎担当とカッピング担当は、どうすればベストな香りや味わいを実現できるかを、日々ディスカッションしながら進化を続けているという。○共通のコンセプトを持たない、地域に合わせた店舗を作るワケまた、コーヒーを楽しむための空間作りについても、細部に及ぶこだわりを持っている。同社の店舗は、その特徴として、全23店舗でそれぞれ店舗の場所に応じたデザインを採用し、共通のコンセプトを持たない。「清澄白河カフェと青山カフェを比べても、内装のカラーイメージ、家具の種類や配置、キッチンの位置などは店舗によってすべて違います。一杯のコーヒーを美味しく楽しんでもらうために、その地域の顧客ニーズに合わせてゼロから店舗作りを考えています」と井川氏は説明する。たとえば大手チェーンなどと比較すると、ブランドの認知を浸透させたいと考える場合には、一般的に、商品や店舗のデザインを統一してアイデンティティを持たせるのが定石だ。しかし、ブルーボトルコーヒーではあえてそれをせず、出店する地域の雰囲気や顧客層に合わせて、最も快適にコーヒーを楽しめる雰囲気を考える。ブランドが顧客をリードするのではなく、顧客体験を第一に考えた戦略だと言えるだろう。「例えば、青山カフェでは、ほかのチェーン店が選びそうな大通り沿いではなく、あえて路地裏で建物の2階という"店舗出店では選ばないような場所"を選びました。窓から見える木々の緑が気に入ったのが理由で、店舗の壁の色なども、すべてこの緑を引き立たせることを意識してグレーの色にしたんです」(井川氏)○ブランドを作り出すためには「変えない勇気」が必要そのほか、井川氏はブランドを作る上で重視している点として「変えない勇気」を挙げた。井川氏によると、ブルーボトルコーヒーが日本に進出する際に、(日本企業から業務提携の相談もあったそうなのだが)あえて米国本社の直営店舗として展開するという選択をした。パートナーを希望する企業からは、日本の市場に合わせ、米国の方法と変えるべき点の提案なども受けたが、そこには創業者のこだわっている部分も含まれていた。であるならば、たとえ失敗してもブルーボトルのこだわりや大事にしていることを変えずに進めたいという考えに至ったのだという。では、同社はどのような点について"変えない"と決めたのか。一例として井川氏は、コーヒーを焙煎する方法を挙げ、「正直、日本人は深煎りのコーヒーに慣れているため、"もっと深煎りにすべき"という意見も頂いていました。ですが、ブルーボトルコーヒーではコーヒー豆のキャラクターに合わせた焙煎をすることにこだわっているので、結果的に浅炒りのコーヒーも出すんですよね。豆が持つそれぞれの特徴を楽しんでもらうためには浅炒りのほうが適切な場合もあるんです」と話す。顧客の味の好みに合わせて焙煎方法を考えるのでなく、コーヒー豆の良さを引き出すことを第一に考えて焙煎方法を考えるというは、変えることができないブルーボトルのこだわりだ。そして、こうしたこだわりを理解してもらうためにも、顧客への説明や雰囲気作りをトライしていかなければならないのだという。また井川氏は、ドリップコーヒーの量が多くワンサイズしかない理由として、「時間の経過とともに変化していく味わいを楽しんでほしいという創業者のこだわりがある」と話す。「華やかでフルーティーな味わいのコーヒー豆は、熱々の湯を淹れてから冷めていくに連れて味わいが変化していくのが特徴。その変化を温度変化と共に、長い時間を掛けて味わってもらうことも楽しみ方の一つと考えたのです。今の時代、コーヒーはボタンひとつで飲める手軽なものになりましたが、私たちは生産者が長い時間かけて育てたコーヒー豆を収穫し、焙煎し、一杯のコーヒーにするという長いプロセスを間近で見ているので、その一杯のコーヒーが持つ味わいの変化をしっかり伝えていくことも役目だと思っています」(井川氏)井川氏は最後に、今後の事業展開に向けた抱負として「日本でのオープン以来、多くの方に来店してもらっているものの、まだまだ"上陸したブランド"という話題性で初めて来店する人が多いのが現状です。これを一過性のブームにするのではなく、ブルーボトルのこだわりを理解してもらい、文化として育てていくことが重要だと考えています」と語った。現在は2店舗での展開だが、今後は3月25日に新宿、次いで六本木などへの出店を予定しており、顧客に"こだわり"を伝える機会を増やしていく。ブルーボトルコーヒーの挑戦は、まだ始まったばかりだ。なお、同記事の内容は、録画授業としてスクーにて公開されている。ご覧になりたい方は、こちらよりアクセスすることが可能だ。
2016年01月19日Infobloxは1月7日、都内で記者会見を開き、ネットワークセキュリティの事業戦略と、UDP(ユーザー・データグラム・プロトコル)のショートパケットをリアルタイムで分析する新ソリューション「Infoblox DNS(ドメイン・ネーム・システム) Threat Analytics」について説明を行った。最初にInfoblox エグゼクティブバイスプレジデント ワールドワイドフィールドオペレーションズのトーステン・フライタグ氏が事業戦略について説明した。同氏は「近年、CIOの懸念事項としては3つある。1つ目は可能な限り早くアプリケーションの展開を図る俊敏性、2つ目はビジネスおよびデータ、知的所有権の保護、3つ目は効率性だ。これらはビジネスを牽引する要素だが、ITに落とし込むとセキュリティ、クラウド、オートメーションとなる」と述べた。そのうえで「セキュリティ、クラウド、オートメーションは、CIOだけでなく、組織から見ても課題を抱えている。セキュリティは日々新たな脅威が出現しており、これらに対抗するため企業は多くの資金を投入しなければならない。また、クラウドを利用している企業は数多くあるが、マニュアルプロセスに時間を要し、当初想定していた俊敏性が生まれていない企業も散見される。オートメーションについては、労働集約型やスプレッドシートでの管理が阻害要因となっており進んでいない。そのような状況下で、CIOにとってはセキュリティが最優先課題となっている」と同氏は訴えた。同氏はセキュリティについて「マルウェアをはじめ、企業はさまざまな攻撃を受けているが、中でも最近はDNSに対する攻撃が増えている。DNSに対する攻撃としては悪意のあるWebサイトに迂回させることなどが目立っており、最も危険なのはDNSを使用してデータを組織外に持ち出してしまうことだ」と指摘。また、DNSについては「DNSのインフラセキュリティを担保したうえで、グローバルのインフラセキュリティを制御する必要がある。ここで重要なのはグローバルのインフラ管理だ。多くのグローバル企業ではDNSの管理が分割化されているが、管理の一元化を果たした上で、次の段階で自動化を図り、既存のITアーキテクチャとスムーズにインテグレーションすることで仮想化などを行っていく必要がある」と説明した。近年、DDoSベースの攻撃が増加している状況下でのセキュリティ対策としては、メールのウイルス対策やURLフィルタリング、アンチスパム、Webアプリケーション・ファイアウォールなどの導入だけでは不十分であり、例えば、ファイアウォールでは名前解決で用いるポート53が常に空いているというDNSの弱点を狙い、攻撃を受けることがある。実際、米国ではDNSが使うポート53を使って、クレジットカード情報の漏洩なども発生しているという。DNSトラフィックに適用されるレポーティングは、企業やサービスプロバイダーなどのデータ損失を未然に防ぐことができる。新ソリューションであるInfoblox DNS Threat Analyticsは、一般的なファイアウォールやDPI(ディープ・パケット・インスペクション)が不得意とするUDPのショートパケットをリアルタイムに分析することを可能とし、1月末から提供開始を予定している。続いて、カントリーマネージャーの仁枝かおり氏が日本におけるインターネット環境について「利用者が頭打ちになっている一方、高齢者の利用が多くなっているほか、スマートフォンやタブレット端末での接続が増加傾向にある。また、クラウドサービスの利用が金融・保険業や大手企業で拡大するとともに、IoTデバイスの普及台数も増加しており、大手企業の5割強が過去5年間に攻撃を受けている」と日本の現状を語った。また、日本の販売戦略について同氏は「現在、セキュリティのアセスメントのプラグラムを無料でユーザーに提供しており、状況把握に努めている。われわれの販売ターゲットエリアはROI(投資対効果)の向上やコンプライアンス強化、セキュアで安定的な環境構築を望むユーザーだ。販売アプローチはこれまでパートナー指向だったが、セキュリティ自体が複雑となっているためテレコムや公共・文教、金融、製造に対し、ダイレクトに営業を進めている」と述べた。今後、同社では新ソリューションの投入に加え、製品機能、ソリューション展開、および国内パートナーとの連携の強化を図ることで、国内の通信事業者およびクラウドサービス事業者に向けて営業拡大を推進していく考えだ。
2016年01月08日ローソンとシグマクシスは、ローソン事業のデジタル化推進および次世代システムの構築と運用を目的としたIT戦略子会社「ローソンデジタルイノベーション」を共同で設立することに合意し、2016年1月15日に新会社を設立、同年2月1日に事業を開始する予定であることを発表した。新会社では、シグマクシスの持つプロジェクトマネジメントのノウハウやデジタルテクノロジーへの知見を活かし、ローソンの次世代システムを構築していくとしている。次世代システムでは、原材料調達、物流、製造、販売のプロセス最適化による高品質でリーズナブルな商品の開発や、CRMのさらなる強化による店頭での最適な品ぞろえを可能にするという。ローソンは、この次世代システムを活用し、消費増税やインバウンド需要の増加、高齢化、人手不足などの社会環境の変化にスピーディーに対応した次世代のコンビニエンスストアを作り、便利なだけでなく利用者にとって必要不可欠な存在となる新たな小売業モデルの実現を目指すとしている。両社は、今回の新会社設立によって、アウトソース型のシステム開発から企業主導型のシステム開発体制に移行する構えだ。
2015年12月28日UBICは12月24日、独自開発の人工知能「KIBIT」を用いた知財戦略支援システム「Lit i View PATENT EXPLORER(リット・アイ・ビュー パテントエクスプローラー)」を、昭和電工(SDK)が12月より導入したことを発表した。同システムは、トヨタテクニカルディベロップメントと共同で開発したもので、先行技術調査や無効資料調査などの特許の分析業務を効率化し、従来の調査方法と比べ、約330倍(開発時における平均データ)の調査効率の向上を達成したとする。また、見つけたい文書(発明提案書、無効化したい特許資料など)の内容を教師データとしてKIBITに学ばせ、独自の機械学習である「Landscaping(ランドスケイピング)」を用いて、少量の教師データをもとに膨大なデータを解析し、短時間でスコアリング(点数付け)による文書の仕分けができることを特徴としている。今回、PATENT EXPLORERの導入を行った昭和電工は石油化学、化学品、エレクトロニクス、無機材料、アルミニウムなどを手がける日本を代表する化学メーカー。グローバルでの競争を続ける中、知財戦略が企業の成長と発展に重要であると考えており、先進的な知財分析の活用に積極的であることやトライアルにおいて、従来の調査手法であるキーワード検索や類似検索、概念検索などに比べて、調査効率が向上し、精度や網羅性にも優れた結果が得られたことから、PATENT EXPLORERの導入を決定したという。
2015年12月25日ハイプレステージブランドとしてのイメージを確立ポーラは11月30日、2016年1月より新ブランド戦略をスタートすることを発表した。新ブランド戦略では、創業から永く培ってきたポーラの独自価値を、「Science. Art. Love.」とあらためて定義し、この独自価値をもとに、コーポレートロゴやビジュアル、来春にはエステメニューを刷新。これまで以上に先鋭化されたハイプレステージブランドとしてのイメージを確立し、末永く愛される企業を目指すとしている。エステメニューを刷新、スキンケアブランドと連動新エステメニューでは、スキンケアブランドと連動した成分を投入した3コース、合計7メニューで展開。「プレミアム」では、ポーラ最高峰ブランド「B.A」と、「スペシャル」では、個肌対応カウンセリングシステムブランド「アペックス」と、「ベーシック」では、美白ブランド「ホワイティシモ」・保湿ブランド「モイスティシモ」と連動する。また、エステ機器による頬のマッサージを充実させ、今まで以上に満足できるエステを目指す。エステメニューは、全国のポーラエステ取扱店「ポーラザビューティ」「ポーラエステイン」にて展開。ポーラ公認のエステティシャンが、カウンセリングからお手入れまでを専任で担当するとしている。(画像はプレスリリースより、新ビジュアル「POLA Dots」)【参考】・ポーラプレスリリース
2015年12月02日東レとユニクロは11月17日、「戦略的パートナーシップ 第Ⅲ期5ヵ年計画」に関する合意書を締結したと発表した。両社は過去2期10年続いてきた「戦略的パートナーシップ」を今後さらに強固なものにし、これからの時代をリードする新しい産業の実現を目指すとし、2016年から2020年までの5年間で取引累積額1兆円を目指す。今回提携したパートナーシップでは、まず、グローバル化とデジタル化による新しい産業の創出の実現に取り組むという。具体的には、IoT(Internet of Things)を利用して両社でEnd to Endのビジネスを実現、生産のさらなるスピードアップ、生産拠点のより一層のグローバル化・多極化、市場別最適生産の推進、グレーターチャイナ(中国、香港、台湾)事業の成長を支える生産拠点の拡充の5点だ。さらに、「"LifeWear"と"MADE FOR ALL"商品のさらなる追求」として、既存商品の快適さや機能性の向上、これまでに無い新しい価値のある商品の研究開発、日常生活を快適に過ごせるスポーツウェア開発の加速の3点に取り組むとしている。
2015年11月18日