MBS/TBSドラマイズム枠にて放送される賀来賢人主演ドラマ「死にたい夜にかぎって」。この度、山本舞香、戸塚純貴、安達祐実ら追加キャストが発表。ポスタービジュアルも到着した。「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね。カナブンとかの裏側みたい」当時、高校で一番かわいい女の子からそう言われた小野浩史(賀来さん)は、この日を境にうまく笑えなくなった。母親には幼くして捨てられ、初恋の相手は自転車泥棒。女性に様々なトラウマを抱えた浩史が、橋本アスカと出会ったのは、音楽系のチャットルーム。アスカが入室してくるたびに高揚する浩史の気持ち。初めて直接彼女と出会ったとき、アスカは変態に“唾を売って”生活していた。その日から、人生最愛の彼女との最高で最低の6年間が始まった…。本作は、Webサイト「日刊SPA!」連載エッセイから「恋愛エピソード」を中心に再構築した小説「死にたい夜にかぎって」の実写ドラマ化。新たに出演が発表された『東京喰種 トーキョーグール【S】』「スカム」などに出演する山本さんが演じるのは、浩史の人生最愛の彼女で、変態に“唾を売って”生計を立てるヒロイン・橋本アスカ。「すごく可愛らしさもあるけど心の病を持っている子」とアスカについて明かした山本さんは、「このような役は初めてなので気合い入ってます!村尾監督とは9年ぶりにご一緒するので凄く楽しみです。監督はじめ、スタッフの方々もとても良い方ばかりなので楽しく撮影できそうです」と撮影を楽しみにしている様子。音楽系のチャットルームで知り合った浩史と付き合い、同棲を始めるアスカ。今回到着したポスタービジュアルでは、浩史とアスカの日々の様子が切り取られている。また、編集長を務める浩史の元で働く部下でラッパーの黒田役に戸塚純貴、レブロン役に今井隆文、CRAZY舌役に櫻井健人。浩史を振り回す女性陣として、「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね」と言い放った、高校で一番かわいい女子生徒・山村役を玉城ティナ。浩史の部下で、浩史に想いを寄せる赤毛のヤリマンラッパー・岡田役を小西桜子。初恋の相手で自転車泥棒の吉野役を中村里帆。浩史の初体験の相手で車椅子のミキ役を安達祐実。そのほか、高校時代の浩史役に青木柚、浩史を鉄拳制裁で育てる父に光石研が決定。さらに、本作のオープニング主題歌も決定。恋する2人の、時に虚しく、時に満たされ、日々漂い続ける刹那的な想いをそのまま封じ込めたラブソング、女性シンガーソングライター・ましのみの書き下ろし楽曲「7」を起用する。▼ましのみコメント未来どころか、目の前の今でさえ霧がかっていてよくみえない。向き合う事すら諦めたくなるような鬱々とした日々の中で急にとてつもない不安に襲われたりする夜もあります。----6でもないラッキーセブンの7(ナナ)----まだ何者でもない僕らが少しでも "まあいいか" の口癖で楽になれるように。見上げた夜空で輝く星のように、この曲があなたにとって1つの救いになれたら嬉しいです。ろくでもない僕らに幸がありますように。ましのみ「死にたい夜にかぎって」は2月23日より毎週日曜24時50分~MBSにて、2月25日より毎週火曜25時28分~TBSにて放送。TBSでの放送終了後からTSUTAYAプレミアムにて独占配信。(cinemacafe.net)
2020年01月24日戸塚純貴が日本各地の純喫茶に迷い込む、「孤独のグルメ」のスタッフによる新感覚☆ドラマ形式のグルメガイド番組「純喫茶に恋をして」が、CS放送フジテレビTWO ドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmartにてスタートすることが決定。全8話制作予定、毎週1話ずつ3月まで放送される。かつてどの街にも存在した、レトロでかわいい喫茶店。戸塚さんが、売れない漫画家で妄想家のアラサー男子・烏山純平に扮し、彼が日本各地の純喫茶迷い込み、そこで様々なドラマが起こる――。番組では、お店の魅力を伝えながら、ドラマのストーリーの中で看板メニューを紹介。初回に純平が訪れるのは、本の街・神保町で60年以上愛される老舗の喫茶店「さぼうる」。第2話以降では、五反田の「トゥジュール デビュテ」や阿佐ヶ谷の「gion」など雰囲気のあるお店ばかりが登場予定だ。台本を覚えるときなど、普段から純喫茶に行くという戸塚さんは「今回の番組で名店を紹介する形で携われるというのが本当に嬉しいです。色んなお店に行けると思うので、そのお店のよさ、持っている個性をそのまま皆さんにお伝えしたいと思います」と出演への喜びと意気込みを語っている。「純喫茶に恋をして」は2月8日(土)10時30分~フジテレビTWO ドラマ・アニメ、フジテレビTWOsmartにて放送・配信開始。(cinemacafe.net)
2020年01月17日明石家さんま5年ぶりの新作舞台かつ初の時代劇として早くから話題となっていた「七転抜刀!戸塚宿」が1月10日、ついに開幕を迎えた。2015年に再演された「七人ぐらいの兵士」以来となる本作。脚本は昨年のヒットドラマ「あなたの番です」を手掛けた福原充則、共演には舞台では3回目の共演となる中尾明慶、ほか、山西惇、温水洋一、八十田勇一、犬飼貴丈、佐藤仁美ら豪華出演陣が顔を揃えた。「七転抜刀!戸塚宿」のチケット情報舞台は、まさしく新たな時代を迎えんとする胎動の幕末1865年。とある宿場で、父を殺した仇を待ち構える藩士の後ろ姿から始まる…。追われる仇の浪人役を明石家さんま、仇討に燃える藩士を中尾明慶が演じる。件の仇討は追い始めてからすでに10年という時が経過しているが、返り討ちに遭うばかりで一向に果たせる気配もない。ついに藩士には助人としてアイヌ忍のふたりも加わることとなり、舞台はさらにはちゃめちゃに!そして、仇討ちに始まった物語はどんどん意外な方向に進んでいき、いつしか時代は、戊辰戦争を経て文明開化へと進んでいく…。移り変わる時代の中で複雑に変化していく登場人物たちの関係、そして明かされる仇討ちに秘められた真の目的とは!?「お笑い芸人である自分」がキャスティングされていることの意味を、「台本をどう壊していくか、そして笑わせるか」だと語るさんま。自らがセリフで「危険な男」と表現するように、舞台のうえを自由自在に動き喋りまわり、まさに舞台でしか見られない“危険なメタ的アドリブ”も冴え渡る。激動の時代を背景に描かる新年幕開けを飾る大作「七転抜刀!戸塚宿」”。東京公演はBunkamuraシアターコクーンにて1月31日まで。大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて2月20日~26日まで行われる。■「七転抜刀!戸塚宿」《東京公演》2020/1/10(金) ~ 2020/1/31(金) Bunkamuraシアターコクーン《大阪公演》2020/2/20(木) ~ 2020/2/26(水) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール脚本:福原充則演出:水田伸生出演:明石家さんま / 中尾明慶 / 山西惇 / 温水洋一 / 八十田勇一 / 犬飼貴丈 / 吉村卓也 / 加瀬澤拓未 / 粂川鴻太 / 佐藤来夏 / 佐藤仁美
2020年01月15日戸塚祥太(A.B.C-Z)が主演を務める舞台『阿呆浪士』が1月8日に開幕、それに先がけ公開ゲネプロと囲み取材が行われ、取材には、戸塚、福田悠太(ふぉ~ゆ~)、小倉久寛、演出のラサール石井が出席した。【チケット情報はこちら】本作は、脚本の鈴木聡が主宰を務める劇団「ラッパ屋」の公演として1994年に初演された“笑いたっぷり、泪ちょっぴり”の時代劇。魚屋の八(はち)が長屋小町の気を引きたくてついた「俺は赤穂浪士なんだ」という嘘から、やがて本当に討ち入りすることになって――というストーリーで、友達のためのみならず他人のためにも命を懸けて闘う“阿呆な”男たちの生き様と、ひょんなことから転がる人の縁の素敵さを描く。囲み取材で戸塚が「2020年、『阿呆浪士』で最高のスタートダッシュを切れてます。お客様にもこの舞台で最高の幕開けを感じていただきたい」と笑顔をみせた本作。自らの役柄については「僕が演じる八は、酒に女にだらしないけど、野暮なことを貫き通すヤツです。こういう役をやらせていただける機会はなかなかないので、とことん楽しんでやりたい」と語る。八とは違い本物の赤穂浪士のひとりで真面目な田中貞四郎を演じる福田は、スケジュールの都合上、稽古にあまり出られなかったそうだが、ラサールが「最初から台詞と動きが完璧だった」と明かすと「もう1回言ってください」と喜びながら「遅れて入った僕を皆さんが受け入れてくれた。だから僕はただ阿呆になればよかった。楽しかったです」と話した。大石内蔵助を演じる小倉は「最後はすごくかっこいい役」と話すラサールに「そんなの言っちゃだめ!俺はハードルを下げて下げたにも関わらず、さらにその下をくぐって生きてきたんだから(笑)」と返し戸塚や福田を笑わせていた。歌あり、ダンスありの、華やかでスカッと楽しめるエンターテインメント時代劇に仕上がっている本作。小劇場で上演された「ラッパ屋」公演を観た人にはそのギャップもおもしろく感じられるだろう。ラサールが「笑いと言ってもギャグっぽいものではなくて、滲み出るようなね、人間のおかしさへの笑いです。でも最後は泣けると思います」と話したように、笑いながらも心に沁みる内容となっている。劇中にはまさかのうちわやペンライトOKなシーンもあるので、お持ちの方はぜひ振ってほしい(貸出用うちわもあり)。戸塚、深田、南沢奈央、伊藤純奈(乃木坂46)ら若手と、浪曲師の玉川奈々福、竹内都子、小倉らベテランの組み合わせや、出自が全く違う面々が一堂に会すことで生まれる化学反応も楽しい本作は1月24日(金)まで東京・新国立劇場 中劇場、1月31日(金)から2月2日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。取材・文・撮影:中川實穂
2020年01月10日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が8日、東京・新国立劇場 中劇場で行われた『阿呆浪士』公開ゲネプロに登場し、福田悠太(ふぉ~ゆ~)、小倉久寛、ラサール石井(演出)とともに取材に応じた。同作は1994年、98年に劇団「ラッパ屋」の公演として上演された、喜劇作家・鈴木聡の代表作。一介の魚屋である「八」が、赤穂浪士として討ち入りを果たすまでを笑いたっぷり、泪ちょっぴりで描く、エンターテインメント時代劇で、日本人が愛する赤穂浪士の討ち入りのドラマをベースに翻案し、「巨大な落語」として喜劇的に描いた名作が、約20年ぶりにパルコ・プロデュースとして蘇る。作品にちなみ、フォトセッションでは「阿呆で〜す!」と明るく自己紹介していたキャスト陣だが、そのまま「あふぉ〜ゆ〜」という言葉も飛び出すようになり、小倉は「出ちゃったんで、すいません」と謝罪。ラサールが「使い勝手がいい。"あふぉ〜ゆ〜"でも使える」とフォローする。さらに「僕も(役者として)使い勝手がいい」という福田に、戸塚は「だって、福ちゃん今回、稽古5日間くらいしかきてないもんね」とたたみかけると、福田は「それは言い過ぎです。1週間くらいです」と訂正。戸塚は「稽古中に2本芝居してるんです。このスケジュールにした方、阿呆ですよ!」と訴える。ラサールも「しかもカウントダウンコンサートもあって、とっつーは新曲の振り付けもあって、忙しいですね、ジャニーズは」としみじみすると、戸塚は「嬉しいですよ。忙しくしてた方が、いい」と語った。作中では、観客がうちわやペンライトで盛り上がるシーンもあり、自分のうちわがない客のために、ロビーでは様々なカラーのシンプルなうちわを無料で貸し出す試みも。ラサールは「江戸時代の一座が芝居をして、その一座を応援しているという体。お祭り感満載です」と説明した。また正月の過ごし方を聞かれると、戸塚は「実家に帰り、母のおせちやお雑煮を食べ……普通の話をしました! すいません」と苦笑しつつ、「ジャニーズのカウントダウンの帰りに初詣に行ってお参りしましたよ」と明かす。さらに「おみくじは引かなかったんですよね。自分の顔みくじ、しましたけどね。『凶!』みたいな。『凶の顔!』みたいな。『大吉〜!』みたいなことで、顔でやってますね」と説明し、周囲は何を言い出したのかわからず「阿呆浪士になってるから」と本気で驚く。しかし、「大吉の顔」を求められると満面の笑みを見せる戸塚に、福田も「キレがいい!」と声をかけていた。一方の福田は「甥っ子たちにお年玉を配りました。兄貴がいくら包んだのか聞いて、それよりちょっと多めに。年末がんばったので」と照れつつも、カウントダウンコンサートの後は「僕たちふぉ〜ゆ〜は、普通に電車で帰りました。なんでかわかんないですけどね」と告白し、ラサールから「電車が動いててよかったね」と慰められる。4人では「どうせ1年中一緒にいるので」と初詣にはいかなかったというが、「でもみんなからLINEが来て。『(初日)おめでとう』って」と明かし、戸塚は「(A.B.C-Zからは)来ないですね。昨日の夜に会ってるので」と語った。実はこの日は偶然旧暦の12月14日で、本当の討ち入りの日だったという。幸先の良いスタートで、最後に意気込みを求められた戸塚は「この作品で、日本盛り上げていきたいと思います! 頑張るぞ、お〜!!」と叫び、「何の意気込みだったんだ」と自分でつっこんでいた。
2020年01月08日令和初めてのお正月、こんな時代劇で芝居初めはいかがだろうか。人情味あふれるコメディの名手・鈴木聡が1994年に自らが率いる劇団・ラッパ屋に書き下ろした代表作『阿呆浪士(あほうろうし)』が、本日1月8日に開幕する。時は元禄。主人公は、しがない魚屋の八(はち)だ。ある日、ひょんな取り違いから、赤穂浪士の血判状を手にする。八は同じ長屋のマドンナ・お直の気を引きたい一心で、自分が本物の赤穂浪士だと嘘を付き始める。一方、大石内蔵助の娘のすずが、いつまでも討ち入りを果たさない父に業を煮やして、赤穂から江戸に乗り込んでくる。すずは、お調子者の八を利用して、ニセモノの赤穂浪士たちと討ち入りを決行しようとするが……。今回、演出するのはラサール石井。八に扮するのはA.B.C-Zのメンバーとしてジャンルを問わない活躍を見せる戸塚祥太だ。また、本当の赤穂浪士のひとり、田中貞四郎にふぉ~ゆ~の福田悠太、八が惹かれる相手・お直に南沢奈央、大石内蔵助の娘・すずに乃木坂46の伊藤純奈が扮する。ベテラン勢もバラエティ豊かだ。本作には欠かせない浪曲・三味線を担う浪曲師の玉川奈々福、唯一無二の存在感を見せる竹内都子、大石内蔵助には時代劇もコメディも硬軟自在に演じる小倉久寛がキャスティングされた。鈴木が得意とするのは、どうもうまくいかない、スマートに振る舞えない人々が繰り広げる悪戦苦闘コメディだ。スマートにはいかないけれど、でもそれぞれが、それぞれの人生に一生懸命で、その熱が舞台全体を照らす。本作もまさに、そういった作品群の代表格と言えよう。嘘から始まった討ち入りは、武士道でもなく意地でもなく、「阿呆の神様」に忠臣する者たちの所業だ。ダメダメだけど、愛おしい。かっこ悪いけど、かっこいい。そんな男たちの大奮闘で、心の底からポカポカにしてくれるはずだ。公演は1月24日(金)まで東京・新国立劇場 中劇場、1月31日(金)から2月2日(日)まで 大阪・森ノ宮ピロティホールで行われる。文:小川志津子
2020年01月08日作・鈴木聡×演出・ラサール石井×主演・戸塚祥太(A.B.C-Z)の舞台『阿呆浪士』が1月8日(水)に開幕する。稽古場にてラサール石井に話を聞いた。【チケット情報はこちら】稽古が始まって「キャストが面白い。みんなうまいんですよ。若いメンバーも魅力がある人ばかりだし、重鎮たちもがんばっている。みんなの要素がうまく絡み合っていると思います」と手応えを語るラサール。主演は、A.B.C-Zのメンバーで、舞台『BACKBEAT』での好演も印象的だった戸塚祥太。さらに、舞台での活躍が目覚ましいふぉ~ゆ~の福田悠太、南沢奈央、乃木坂46の伊藤純奈ら若手と、浪曲師の玉川奈々福、竹内都子、小倉久寛らベテラン勢が顔を揃える。「戸塚くんがすごくがんばっています。馬鹿で弾けた人間を真面目に演じていて、観ていて面白い。戸塚くんはこういう芝居をやってこなかったそうですが、意外だと感じました。新しい姿が見られると思いますよ」本作は、脚本の鈴木が主宰を務める劇団「ラッパ屋」の公演として1994年に青山円形劇場で初演、1998年にはTHEATER/TOPSという小劇場で再演されたが、今回は新国立劇場中劇場と劇場サイズは大きくなり、さらにパルコ・プロデュース作品でもある。作品にどんな変化をもたらしたか。「小さい劇場でやる作品として書かれた脚本なので、劇場が広くなるとテンポが悪くなってしまう。舞台上での移動にかかる時間も変わりますからね。それをできるだけ解消して、新国立劇場“中劇場”を“小劇場”のように見えるようにしました。歌や踊りも足して、エンターテインメント作品に仕上げています」タイトルの『阿呆浪士(あほうろうし)』はもちろん“赤穂浪士(あこうろうし)”をもじったもの。以前はテレビドラマでもよくモチーフにされていたが、最近は赤穂浪士って?忠臣蔵って?という層も多い。「“仇討ち”の話だとわかってもらえるくらいの説明はつけますが、歴史的背景がわからなくても“エネルギーがあってかっこいいね”というものになればいいと思っています」。そのかっこよさとは?「コストパフォーマンスや忖度を考えずに突っ走る阿呆のかっこよさです。今は、できるだけ労力を使わず利益を得るのがよいという時代。でも実は、舞台や芸術は効率を考えたらやれないものです。観る方にも、一生に1回くらいはそういうこともあっていいかもなと思ってもらえたら」公演は1月8日(水)から24日(金)まで東京・新国立劇場 中劇場、1月31日(金)から2月2日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。取材・文:中川實穂
2020年01月06日瑛太(37)が芸名を本名の「永山瑛太」に改名すると12月25日に発表した。その決意に、ネットではエールが上がっている。同日、瑛太のホームページには「来る2020年最初の出演ドラマとなるTBS『あしたの家族』(2020年1月5日放送)より瑛太は永山瑛太に改名することをお知らせ致します」と掲載された。瑛太は「改名については以前から考えてきました」「令和になったという節目の年に本名でやっていきたいという思いに至りました」と理由について明かし、「これからも、俳優として表現者として日々を精進してまいります」と意気込んでいる。すでにTwitterのアカウントを「永山瑛太」にしていた瑛太。改名当初、《瑛太は改名するのかな?本名で活動するのかな?Twitterの名前変わってる》《瑛太のTwitterに【永山】の苗字がついた!このまま改名するのかな》《プロフィールも“永山瑛太”だって。改名するのかな?》と話題になっていた。新元号をキッカケに、俳優としての決意を新たにした瑛太。ネットでは、エールがこう送られている。《瑛太さん、前から改名のことは言ってらしたしツィッターではもうなってましたからいつか本名になるのかなと思ってました。瑛太さんでも永山瑛太さんでもどちらにしてもこれからもずっと応援して行きます》《俳優の瑛太が本名の永山瑛太に。すごい判断だ。名前が売れているのに本名に変えるのは勇気がいっただろうな》《瑛太、永山瑛太に改名だって!!本名でも今までのように頑張ってください!》
2019年12月25日俳優の瑛太が改名し、本名の永山瑛太として活動することが公式サイトにて発表された。瑛太さんは、自身の公式サイトにて「改名については以前から考えてきました。俳優としてまだまだ未熟者ですが、令和になったという節目の年に本名でやっていきたいという思いに至りました」と改名の経緯について説明。そして、「これからも、俳優として表現者として日々を精進してまいります」と続けた。なお、改名時期に関しては、2020年最初の出演ドラマとなる、石井ふく子プロデューサーが贈る新春ドラマ特別企画「あしたの家族」より適用されるという。本作は、宮崎あおい、瑛太さん、松重豊、松坂慶子らが出演し、家族の物語を描くドラマ。瑛太さんは宮崎さん演じる小野寺理紗の恋人・兵頭幸太郎役を演じる。1982年12月13日生まれ、現在37歳の瑛太さん。モデルとして活動を開始し、「ランチの女王」「WATER BOYS」「オレンジデイズ」などに出演。近年では、大久保利通役で出演した大河ドラマ「西郷どん」や、新垣結衣とW主演を務めた『ミックス。』、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年犯の“その後”を描いた薬丸岳のミステリー小説の映画化『友罪』などが話題に。実弟は永山絢斗。(cinemacafe.net)
2019年12月25日俳優の瑛太が25日、公式サイトを通じ、2020年から本名の「永山瑛太」として活動していくことを発表した。所属事務所によると、改名のタイミングは2020年1月5日放送のTBS系新春ドラマ特別企画『あしたの家族』から。同作の公式サイトは、現時点では「瑛太」となっている。発表に合わせて、「改名については以前から考えてきました」と明かす瑛太。「俳優としてまだまだ未熟者ですが、令和になったという節目の年に本名でやっていきたいという思いに至りました」と経緯を説明し、「これからも、俳優として表現者として日々を精進してまいります」と意気込みを伝えている。瑛太は2003年放送のフジテレビ系ドラマ『WATER BOYS』で注目を集め、数々の映画やドラマに出演、2010年6月に歌手の木村カエラと結婚した。瑛太の弟・永山絢斗も、俳優として活動している。
2019年12月25日アクの強いキャラクターをはじめ、近年では爽やかな好青年まで幅広い役柄を演じている間宮祥太朗さん。デビューから11年。着実に役者としての存在感を増しつつあるいま、目指す俳優像とは?熱狂して大騒ぎしているのも嫌いじゃないです(笑)。――野球経験者の間宮さんですが、7月の甲子園の阪神-DeNA戦の始球式の芸能界最速記録、時速139kmが話題になりました。間宮:…(急に照れて)よくわかんないんで、あれはもうスルーしてくださって大丈夫です…(笑)。――でも、野球をやめてからも投げ込みしていたんだな、と。間宮:そんな…全然してないんです。練習する時間も場所も、相手もいないんで。ただあの時は、甲子園のマウンドだったんで、そこに立てていることに感慨深いものはありました。でも、立ったと思ったら、一球投げて帰ってくるだけの一瞬でしたから、喜びを噛み締めている余裕はなかったです。――でも、盛り上がりましたよね。間宮:そうですね。どよめきみたいなものは起こりました。――間宮さん、阪神ファンなんですよね。しかも金本知憲元選手のファン…。でも、ご出身は神奈川、しかも横浜出身です。間宮:実は僕の祖父が熱烈な巨人ファンだったんです。当時の巨人軍ってスター選手だらけで、まさに最強軍団って感じだったんで、それに対するカウンターの気持ちもあったんだと思います。――阪神ファンって熱狂するイメージがありますが…。間宮:嫌いじゃないです(笑)。ヤジが飛び交う雰囲気とかも嫌じゃないですし。――かつての映画好きな野球少年が、俳優になってたくさんの映画に出演して、その上、始球式で憧れの球団の試合でマウンドに立つことができています。夢を叶えたことに対する感慨はありますか。間宮:まあ…あります。でも、映画に出ることがすごいわけではないと思っているんですよ。バジェットの大小とか、役柄とかにこだわらなければ、本気で映画に出たいと思えば、それを叶えることは可能だと思うんです。それよりも大事なのは、“何をそこに残せるか”な気がしています。自分が映画を観る側だった時すごいと思ったのは、スクリーンのこちら側にいる観客に、後の人生に影響するような何か…置き土産のようなものを落としていってくれる作品だったり監督だったり俳優だったり、スタッフだったりしたんですよね。もちろん、自分が最初にスクリーンに映った時は、おお~っと思ったし、初めての主演映画は嬉しかったですけれど、出ているということで満足してはいないかな。――‘08年のデビューから、少しずつその演技に注目が集まるようになって、今の活躍ぶりがあると思います。何か変化を感じることはありますか?間宮:もともと「出られて嬉しい」っていうタイプではなかったんで、それこそさっきお話ししたように、クラスメイトのひとりという役でも出るからには何かを残したい、っていう気持ちが強かったんですよね。それはいまも変わらないんですけれど、当時に比べて作品における比重が大きくなっているので、その重さは感じています。出番が1シーンか2シーンだった時は、そこでいかに自分が作品に影響するかを考えていました。でも、ありがたいことに主演をやらせていただくようになって思うのは、自分が作品とか役に影響されていかなきゃいけないんだっていうこと。なんと言うか…以前は自分が先にありましたけれど、いまは役が自分よりも先にくるというか。そこの意識は変わりましたね。海外ドラマを見ている時によく思うんですけれど、あまり知らない俳優が演じているほうが、役に素直に感情移入できることが結構あるんです。それがたとえばジョージ・クルーニーがやっていたりすると、その存在感が強すぎて、ジョージ・クルーニーがやっている誰々として観てしまったりする。いま、観ていただく機会が増えていますけど、増えるほど提示するお芝居が既に観たようなものにならないようにしなくちゃいけないと思うし、物語に集中してもらうためにも、自分の名前が作品の中に邪念として入らないようにと考えています。間宮祥太朗がやっている誰々じゃなく、作品を観た人には役名だけが残ってほしい。そういうことを意識するようになったのは、変化といえば変化かもしれません。つねに自分についた作品や役のイメージを塗り替えていかないといけない。まだ自分は逃れられていないレベルなので。――たとえば、どなたか理想とする方はいらっしゃいますか?間宮:どなたかひとりというより、年上の俳優さんで活躍されている方はみなさん、すでにそこから解放されているように思います。どんな役をやっても信頼感があるし、その役に見える。ご一緒させていただいても、やっぱりとても魅力的だし、キャリアを積めば積むほどその魅力が増しているのがすごいなとは思います。いま話しながらなんとなく頭に思い浮かべたのは、30代後半あたりの先輩方なんですけれど、僕の年齢くらいの頃には同じように葛藤して、いろんなことを乗り越えてきていると思うんです。でもいま、流行り廃りに左右されるんじゃなく、新しいやり方で、自分の面白いと思うことを選択してやっている。その姿を見ていてとても感動するし、刺激を受けています。間宮さんが桜井日奈子さんとW主演した映画『殺さない彼と死なない彼女』は、11月15日に公開。退屈な高校生活を送る小坂れい(間宮)は「殺す」が口癖の青年。そんな彼がある日、リストカット常習者の“死にたがり”鹿野なな(桜井)に出会う。いつしかふたりは心を通わせ合うが…。漫画家・世紀末による同名漫画が原作。監督は小林啓一。まみや・しょうたろう1993年6月11日生まれ、神奈川県出身。2008年にドラマ『スクラップ・ティーチャー~教師再生~』で俳優デビュー。初主演映画『お前はまだグンマを知らない』のほか、映画『帝一の國』やドラマ『半分、青い。』などで存在感を発揮。近作にドラマ『べしゃり暮らし』、映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』。ジャケット¥58,000パンツ¥28,000(共にヨーク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)Tシャツ¥20,000(リヴォラ/スタジオ ファブワーク)シューズ¥58,000(フット・ザ・コーチャー/ギャラリー・オブ・オーセンティック TEL:03・5808・7515)ソックスはスタイリスト私物※『anan』2019年11月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・津野真吾(impiger)ヘア&メイク・三宅 茜インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年11月13日これまで演じた役柄からか、テンション高めの人物像をイメージしていたけれど…。実際の間宮祥太朗さんは、たぎるような熱を秘めた、冷静でスマートな人でした。仲のいい女の子を雑に扱っちゃうの、身に覚えがあります。アクの強いキャラクターをはじめ、近年では爽やかな好青年まで幅広い役柄を演じている間宮祥太朗さん。デビューから11年。着実に役者としての存在感を増しつつあるいま、目指す俳優像とは?――最新作の映画『殺さない彼と死なない彼女』で間宮さんが演じた小坂は、周りの人間に興味が持てず、厭世的に生きる高校生です。なかなか屈折した一筋縄ではいかないキャラクターでしたが…。間宮:そうですか?自分のなかでは小坂はわりと一筋縄でいく…というか、共感できるキャラクターだったんです。まあ、口癖が「殺す」っていうのはどうかと思いますが、自分もどちらかというと口が悪いほうだし、仲のいい女の子に対して雑に扱っちゃうというのも身に覚えのあることで…。ただ、面白いなと思うのは、色のない毎日にうんざりしていた小坂が、同級生の鹿野の姿を見て思い立って話しかける。彼にとっては、このタイミングでそれがあったことが必要だったのかなって思うんです。――映画で小坂は、ハチの死骸を拾う鹿野を目撃して彼女に声をかけますが、鹿野の何が小坂を動かしたんだと思われますか。間宮:映画のなかで他のクラスメイトたちがそんなに描かれているわけではないんで、僕の印象ではあるんですけれど、同調圧力ってあったりするじゃないですか。クラス内で何人かが「あれが面白い」ってなると、それほど面白いと思っていない人もそこにのっかっていって、いつしか全員が「面白い」って言わないといけなくなる、みたいな。小坂はそういう同調圧力に囚われている同級生たちを見ていて、それでいいのって、思ってたんだと思います。僕もそうだし。だから、鹿野に心を開いたというより鹿野以外の人に心を開く必要性を感じなかったのかな、と。――間宮さんも学生時代、小坂のようなところがあった、とか。間宮:ありましたね。一時期。――いつ頃?間宮:14歳くらいの時に野球をやめたんですけれど、それまでは、通っていた男子校のなかで一番ヤンチャなメンバーが集まるなかにいたんです。でも部活をやめてからは、学食行っては内容のない会話をしているのが徐々に意味なく感じるようになって、映画の小坂みたいな時期がありました。たぶん、最初はちょっとスカしてる部分もあったと思うんです。でも、だんだんクラス全体を客観的に見るようになってくると、いっつも教室で誰ともツルまずに何かを読んでる奴がいるな、って気になり始めて、そいつと話すようになったり。だから、小坂のことがちょっとわかるというか。――そういう時期が、どれくらい続いたんですか?間宮:1年くらいですね。――わりと精神的に大人びたところがあったんですね。間宮:僕、小学校の頃から先輩と仲が良くて、中学の時も2つ上の先輩と遊びに行っていたんです。2年の差って大きくて、同級生たちとのギャップがあるのを感じていました。――中学生の時に芸能界に入ったのも影響していたんでしょうか。間宮:そこはあまり関係ないかもしれません。最初の仕事で、セリフがほとんどないようなクラスメイトのひとりをやったんですが、周りの子たちを普通に子供っぽいなって思っていましたし。――先輩と仲が良かったのは、なんでなんですか?間宮:昔から見た目がこんなんなんで、僕が先輩の目に付きやすかったんだと思うんです。それで、生意気そうだと思われたのか、向こうから話しかけられて仲良くなるみたいな。しかも僕も、先輩たちを相手に、必要以上に後輩を演じるようなこともなかったんで、面白がられていたのかもしれません。――では、いわゆる男子高校生的なワイワイしたノリみたいなものは、あまりなかったんですか?間宮:それもありましたよ。同級生とは同級生同士のノリも楽しんで、授業中にふざけたりもしてました。――当時の間宮さんが面白いと思っていたことってどんなこと?間宮:映画は好きでしたね。いまもそれは変わらないですけれど。あとは…音楽。それも変わらず(笑)。間宮さんが桜井日奈子さんとW主演した映画『殺さない彼と死なない彼女』は、11月15日に公開。退屈な高校生活を送る小坂れい(間宮)は「殺す」が口癖の青年。そんな彼がある日、リストカット常習者の“死にたがり”鹿野なな(桜井)に出会う。いつしかふたりは心を通わせ合うが…。漫画家・世紀末による同名漫画が原作。監督は小林啓一。まみや・しょうたろう1993年6月11日生まれ、神奈川県出身。2008年にドラマ『スクラップ・ティーチャー~教師再生~』で俳優デビュー。初主演映画『お前はまだグンマを知らない』のほか、映画『帝一の國』やドラマ『半分、青い。』などで存在感を発揮。近作にドラマ『べしゃり暮らし』、映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』。ジャケット¥58,000パンツ¥28,000(共にヨーク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)Tシャツ¥20,000(リヴォラ/スタジオ ファブワーク)シューズ¥58,000(フット・ザ・コーチャー/ギャラリー・オブ・オーセンティック TEL:03・5808・7515)ソックスはスタイリスト私物※『anan』2019年11月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・津野真吾(impiger)ヘア&メイク・三宅 茜インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年11月13日「ナインティナイン」の冠番組「ぐるぐるナインティナイン」の11月7日(木)今夜放送回は2時間スペシャルでのオンエア。俳優の間宮祥太朗と話題のモノマネ芸人・りんごちゃんがVIPゲストで出演するほか、豪華ゲストを迎える。『お前はまだグンマを知らない』や『翔んで埼玉』『ホットギミック ガールミーツボーイ』などの映画や、連続テレビ小説「半分、青い。」に先日放送された「俺の話は長い」のゲスト出演まで幅広い演技をみせる間宮さん。間宮さんは、大友康平や武田鉄矢などのモノマネで人気沸騰中のりんごちゃんとともにVIPゲストとして「ゴチになります!」通称“ゴチバトル”に参戦。設定金額から最も離れた金額を食べた人が全員分を自腹で支払い、食べた料理の合計金額が設定金額と同額の場合は100万円がもらえるというルールのもと、1年にわたる過酷な戦いの末、年間の自腹総額が多かったメンバーが“クビ”になるゴチバトル。間宮さんらがどんな戦いを見せるのか注目。また今夜は2時間SPということで「夫婦耐久!おんぶゴチ」も開催。こちらにはJOYとわたなべ麻衣、杉浦太陽と辻希美、チェリー吉武と「たんぽぽ」白鳥、「尼神インター」渚、小峠英二といった面々が出演する。さらにゴチバトルのほか「クイズ!ダジャレ王はダレジャ」コーナーには石塚英彦、滝沢カレン、デーブ・スペクター、藤田ニコル、堀内健を迎える。今夜のVIPゲストである間宮さんが主演する映画『殺さない彼と死なない彼女』は11月15日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。同作は間宮さんと女優・桜井日奈子がW主演、恒松祐里、堀田真由、ゆうたろうら注目の若手キャストが集結して、Twitterで話題の泣ける四コマを映画化した作品。何にも興味が持てず、退屈な学生生活を送っている高校3年の小坂れい(間宮さん)と、「死にたい」が口癖でリストカットの常習犯であるクラスメイト・鹿野なな(桜井さん)との物語を描く。過酷さを増すゴチバトルの行方も気になる「ぐるぐるナインティナイン」2時間SPは、11月7日(木)今夜19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年11月07日アイドルグループ・A.B.C-Z(橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一)が26日、東京・日生劇場で行われた『ジャニーズ伝説2019』公演後の特別カーテンコールに登場し、初主演映画『オレたち応援屋!!』(2020年公開)の製作を発表した。同作は、日生劇場にて2012年より毎年行われている単独公演『ABC 座』の5作目『ABC 座 2016 株式会社応援屋!! OH&YEAH!!』を原案とした作品。依頼人からの要望によって様々な事を全力で応援する、株式会社応援屋が存在する世界観はそのままに、キャラクター設定などは舞台から一新する。脚本は『おっさんずラブ』で話題の徳尾浩司、監督は映画『ホーンテッド・キャンパス』で徳尾とタッグを組んだ竹本聡志が務める。特別カーテンコールでA.B.C-Zが登場すると、幕のかかったボードに客席は騒然。河合は「もう少しで千秋楽という時なんですけど、この発表をこのタイミングでしていいのか。発表して千秋楽を迎えることができるのか、話し合った結果、発表します」と意味深な表情で切り出す。しかし、幕が取られ「A.B.C-Z 初主演映画 『オレたち応援屋!!』2020年 ROADSHOW」という文字が現れると、客席は歓声に包まれた。「決まった時の感想を言おう」と言い出した塚田は「『応援屋!!』が新しくなったということで、舞台を観た方も、まだ観れてない方も全員が楽しめる内容になって、観た後にすごくいい気持ちになると思います」と語り、周囲から「感想じゃないじゃん」とツッコミを受ける。河合は「『ジャニーズ伝説』が終わってすぐに撮影に入るので、良い状態で入って楽しい作品を作りたいと思います」と意気込んだ。○竹本聡志監督 コメントマラソンランナーは沿道の声援が1番の力になると言います。応援される人には必ずどこか魅力があり応援する人はその魅力に見返りなしに応援をする。A.B.C-Zの皆さんも同様、その人柄からたくさんの人たちに応援されて今があるのだと思います。彼らの持つ魅力、「優しさ・かわいさ・面白さ」を最大限に引き出し、皆さんの明日の活力になるような、笑い9割の作品に仕上げていきたいと思います!○徳尾浩司(脚本) コメントA.B.C-Zのみんなと初めてお仕事をご一緒したのは、2010年の舞台『PLAYZONE2010〜ROAD TO PLAYZONE』でした。毎日稽古をしながら、ああでもない、こうでもない、と試行錯誤したことを思い出します。僕はまだ駆け出しの頃で居場所もなかったので、本番期間中もよく彼らの楽屋にお邪魔して色んな雑談の相手をしてもらいました。みんなはひょっとしたら覚えていないかもしれません。あいつです、あの用もなく楽屋に来ていたあいつが、9年ぶりにA.B.C-Zの映画を書くことになったのです。ご縁とは本当に不思議でありがたいものです。面白くて、キラキラしていて、それでいて大人の魅力が加わった彼らが魅せる「応援」の姿を是非、楽しみにしていてください。○中畠義之プロデューサー コメントかねてよりA.B.C-Zのライブや舞台を拝見させていただいており、歌って踊れて、しかも必要かどうかわかりませんがお笑い的な素養も十分兼ね備えているアイドルグループだなあと思っていました。「いつか映像作品でご一緒したい」と模索していた2016年、ABC座『株式会社応援屋!!』を鑑賞。人々の夢を応援することに喜びを感じ、日本中に笑顔を届けることを生きがいとしながら、自らも成長してゆくストーリーは、A.B.C-Zにピッタリだと思い、参考にさせていただきながら映画『オレたち応援屋!!』を制作することとなりました。必要以上に「笑い」もめちゃくちゃありますが、温かいミルクのように胸に染み込む「感動」を日本じゅうにお届けできると思います。是非完成を楽しみにしてください。
2019年10月26日ジャニー喜多川さん(享年・87)の急逝から3カ月。今年も10月7日から29日まで『ジャニーズ伝説』が東京・日生劇場にて開催される。座長を務めるA.B.C-Zの戸塚祥太(32)、橋本良亮(26)、河合郁人(31)、五関晃一(34)、塚田僚一(32)と、初代ジャニーズのあおい輝彦(71)に、ジャニーさんとの思い出を語り尽くしてもらったーー。あおい「ジャニーさんと最後にお会いしたのは、ちょうど『ジャニーズ伝説2018』の製作発表のとき。いろいろ話をしたんだけど、ジャニーさんの記憶力はすごい。僕が忘れているようなことでも、すごく細かく覚えていて。ジャニーさんに会うと、一瞬で野球少年だったころに戻っちゃう。僕にとっては、あのころからずっと変わらない、優しい兄貴を亡くしたような感覚なんだよ」戸塚「僕らにとっては“お父さん”みたいな存在だったけど、あおいさんにとっては“兄貴”なんですね」あおい「よく『“さん付け”しないで、ジャニーって呼んで』って言われてたけど、さすがに呼び捨てにはできなかった。今思うと、1回呼んでみたかったけどね。ジャニー!(笑)」■命名センスが独特すぎる!河合「これまであおいさんに伺ったお話のなかで、ジャニーズって名前を付けたのが、実はジャニーさん本人じゃないというのが、とくに印象に残っています」橋本「ジャニーズの名付け親って、実はあおいさんですもんね?」あおい「らしいんだけどね。僕はぜんぜん覚えてないんだよ(笑)。ジャニーさんはちょっとふざけて、“ヘターズ”とか“エラーズ”とかって言ってたよ(笑)」戸塚「あおいさんのおかげで、“ヘターズ事務所”にならずにすんだんですね。助かりました(笑)」あおい「それにしてもジャニーさんは命名の天才だよね。光GENJIとか嵐とかさ。全部おもしろい!」河合「僕たちのグループ名はステージ上で発表されたんですよ。もともと、橋本以外の4人がA.B.C.ってグループで活動してたんですけど、ジャニーさんが『ちょっと橋本入って歌ってみよう』って、そうしたら、バックの画面に『A.B.C-Z』って出たんです。この“Z”は何だろう?って思ってたら、ジャニーさんが『これが君たちのグループ名だよ』って」あおい「ジャニーさん、“Z”の発音にすごいこだわってたよね。『“ジー”じゃなくて“ズィー”だ』って」河合「いまだに自分たちでも正しく発音できないです(笑)」塚田「名前といえば、あおいさんも、名字をひらがなにしたのって、ジャニーさんの提案なんですよね?」あおい「そうなんだよ!今は選挙ポスターとかでよく見るけどさ(笑)。当時は画期的なことだったと思う。ジャニーさんは『大きな映画のタイトルバックに載る名前だ』って言ってくれたんだけど、そのあと実際、『二百三高地』や『犬神家の一族』などの大作映画に出させてもらって。予知能力でもあったのかなって思うよね(笑)」塚田「ジャニーさんなら、未来が見えてもおかしくないかも(笑)」■昔から演出力がすごかったあおい「ジャニーさん亡き後、昔の映像がたくさん流れてたでしょ。それで、当時の自分の姿を見ると、すごいリラックスしてるんだよね。“教えられたことをロボットみたいにやらされてる”って感じじゃなくて、のびのびとしてる。だから、やりたいようにやらせてもらってたんだなって、改めて感じたね」戸塚「当時のジャニーズの人気ぶりは、ほんとにすごかったんですよね」あおい「それも、ジャニーさんの演出力があってこそ。でもさ、当時は何の実績もなかったのに、プロデューサー相手に押し通しちゃうんだから本当にすごいよね(笑)。日劇ウエスタンカーニバルで『アイ・ラブ・パリス』を歌ったときも『なんで“ウエスタン”カーニバルで“パリ”なんだ!?』って、文句言われてたんだよ(笑)」五関「ジャニーさんって、昔からこだわりがすごかったんですね(笑)」河合「今ふと思い出したんですけど、僕がレッスン生のとき、下に着るTシャツを忘れたことがあって。裸にパーカを着て、前を閉めて踊ってたら、たまたま見に来てたジャニーさんに『それ前開けて、はだけてやりなよ。そのほうがカッコいいよ!』って声をかけられたんです。それも一種の演出ですよね。それで顔を覚えてもらったんですけど、もしあの日Tシャツを忘れてなかったら、僕はここにいなかったと思います(笑)」
2019年10月17日明石家さんまがおよそ5年ぶりに舞台出演し主演する「七転抜刀!戸塚宿」が、東京と大阪にて上演されることが分かった。本作は、幕末から明治へと移り変わる中、藩士の“仇討ち”を軸に繰り広げられる、熱い人間模様を描いた新作舞台。脚本は、原田知世や田中圭が出演し大きな話題となったドラマ「あなたの番です」の福原充則が手掛け、演出は「ゆとりですがなにか」「獣になれない私たち」の水田伸生がつとめる。そしてさんまさんのほかにも、共演には連続テレビ小説「まんぷく」や「監察医 朝顔」の中尾明慶、『リング』の佐藤仁美、「相棒」シリーズの山西惇。温水洋一、八十田勇一といった実力派俳優に加え、初の本格舞台出演となる「仮面ライダービルド」の犬飼貴丈、吉村卓也らも出演する。舞台「七転抜刀!戸塚宿」は2020年1月10日(金)~31日(金)Bunkamuraシアターコクーン<東京公演>、2020年2月20日(木)~26日(水)COOL JAPAN PARK大阪WWホール<大阪公演>にて上演。(cinemacafe.net)
2019年10月04日俳優の柄本佑と間宮祥太朗が、夏帆主演の映画『Red』に出演することが分かった。公開日も2020年2月21日(金)に決定した。今回新たに発表された柄本さんが演じるのは、夏帆さん演じる主人公・塔子に好意を抱く職場の同僚・小鷹淳。塔子に惹かれながらも、塔子と鞍田(妻夫木聡)の関係に唯一気づく重要な人物だ。昨年、第73回毎日映画コンクール男優主演賞や第92回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞に輝き、『居眠り磐音』『火口のふたり』などに出演とますます勢いが止まらない柄本さん。本作について「とても刺激的な恋愛映画であり、実際に起こったら大変」と言いつつ、「なぜこういう映画が生まれるか。どこかでみんなちょっとだけ憧れてしまうところがあるのか。だけど、それを現実ではやってはいけない。そんな映画を2時間、疑似体験して、その恋愛を楽しんで頂きたいなと」とコメントしている。そしてもうひとり、間宮さんが演じるのは、塔子の夫・村主真。家族想いで、悪気はないものの“価値観のずれ”ゆえに、無自覚に塔子を追い詰めてしまう難しい役どころに挑戦する。連続テレビ小説「半分、青い。」、『食べる女』、『翔んで埼玉』と話題作に出演し、デビュー10周年を迎えさらなる活躍に注目が集まる間宮さんは、撮影をふり返り「三島監督と夏帆さんとじっくり撮影した日々が懐かしいです」と語り、「どうなろうとも女性が女性であるという事を忘れるべからず。私はまだ結婚した事も子供を持った事もありませんが、いつかのその時の為にその事を覚えていなければと思いました。思ったと言うよりも痛感したと言った方が近いかもしれません。自分が演じた真と同じ轍を踏まない様に」と本作から得たものは大きかったようだ。また2人について、三島有紀子監督は「塔子をとりまく3人の男は、それぞれベクトルは違うものの自分の尺度がはっきりしていて、全員に絶対的な色気と圧倒的な芝居力で夏帆さんの魅力を多面的に引き出してもらう必要がありました」と語り、「3人のみなさまには、いままで観たことのない芝居をしていただけた」と絶賛している。『Red』は2020年2月21日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年09月25日10月から始まる米倉涼子主演「ドクターX~外科医・大門未知子~」に、市村正親、ユースケ・サンタマリア、武田真治、清水ミチコ、藤森慎吾、戸塚純貴がレギュラー出演することが分かった。2年ぶりに第6弾となる待望の新シリーズをスタートさせる本作は、米倉さん演じる失敗しない天才フリーランス外科医・大門未知子が、再び日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」に現れる!かつてない大赤字に見舞われた大学病院は倒産寸前。そこに現れた投資家、世界でも指折りの企業再生のプロであるニコラス丹下が打ち出す再生プランとともに、経営再建の道を歩み始めることに。これまでよりさらにAIとの共存や内科的治療の推進を強固なものにするべく、海外から次世代型の医師たちがここに呼び寄せられるところから本作はスタートする。■市村正親が米倉涼子と初共演! 東帝大学病院再生へまず市村さんが演じるのは、“今世紀最大のコストカッター”と呼ばれる海外ファンドの投資家で日系2世のブラジル人・ニコラス丹下。未曾有の財政難に陥った「東帝大学病院」を再生すべく、蛭間病院長(西田敏行)が招聘した企業再生のプロ。「東帝大学病院」にやってきた丹下は、副院長に就任し、冷徹なまでのコストカットを断行。未知子とはとある山奥で偶然出会い、意気投合。その出会いが、未知子に大きな変化をもたらすことに。「正直びっくり」と今回の参加について明かす市村さんは「今回は、中園ミホさんが“ニコラス丹下”という、とても面白いキャラクターを作ってくださいました。僕に充てて書いたのではないかと思ってしまうような役なので、昔から僕のお芝居を見てくれていた中園さんのためにも、期待に応えられるよう演じ切りたいと思っています」としっくりくる役どころのようだ。また「陰と陽の両極を併せ持つ男です。これまでにも『ドクターX』に“大門未知子の敵”という立場で加入された方は数々いらっしゃいましたが、そのどなたとも違うキャラクターであることは間違いありません」とキャラクターについて説明し、「楽しみなことが多く、今、ワクワクしています」と期待している。■ユースケ・サンタマリア、未知子と真っ向から対立!またユースケさんは、丹下がボストンから呼び寄せる外科医・潮一摩役で出演。次世代インテリジェンス手術担当外科部長に就任し、丹下が導入したAIシステムによるオペで、徹底的なコストダウンを図ろうとする。また、未知子とは当然意見を対立させることになる潮。2人のやり取りにも注目。ユースケさんは「今回は“AI”というこれまでにない要素が組み込まれており、その部分を担う医師が、僕であったり、清水ミチコさんであったり、藤森慎吾くんであったり…。このメンツを聞いただけでもワクワクしますよね!僕らが入ったことによって、『ドクターX』という作品の世界観をかき回せたらいいなと思います」と意気込み、「大先輩ばかりで緊張もしましたが、どこか安心感もあって、なんだかうれしくなったんです。米倉涼子さんとは昔一度共演した以来…。まったく変わらない米倉さんにも安心しました」と加わった感想を明かしている。■ほかにも新キャラクター続々さらに、武田さんがニコラス丹下の使用人で「東帝大学病院」の新事務長に就任する鮫島有。清水さんが権威や権力を何よりも重んじる内科医・浜地真理。藤森さんが次世代型の外科医・村崎公彦。そして、戸塚さんが「東帝大学病院」の若き外科医・多古幸平を演じる。いまテレビに引っ張りだこ、「凪のお暇」への出演も話題の武田さんは、本シリーズにゲスト出演しており、そのときをふり返り「耳の聞こえないピアニスト役でゲスト出演させていただきました。今回はまったく違う役で出演ということでとても驚いています。『ドクターX』シリーズにレギュラーキャストとして加入するというのは、幕末で言えば“新選組”に入るようなもの。それくらいすごいチームに参加することになるので、非常に光栄に思っております」と喜びのコメントを寄せている。「これまでずっと楽しみに見てきたドラマ」と本シリーズについて明かす清水さんは「出演が決まったときはうれしかったのと同時に、まさか自分が配役されると思わなかったので、びっくりもしました」とオファー時の心境を明かす。そして藤森さんも「こんな人気ドラマの最新シリーズに参加させてもらえるなんて、この上なく光栄です!」と喜び、役柄については「日本人なんだけど海外でも鳴らしてきたイケイケのドクター・村崎」「白衣の下に着ているスーツも派手で、ネクタイも派手、髪も巻いちゃってるような、ちょっと軽い見た目なのですが、最先端の技術を駆使して医療の新時代を築こうとしている外科医です。そしてモテるのかはわからないですが、女性はかなり好きみたいで、すぐ英語で口説いちゃう(笑)」と説明。今回の参加に嬉しさと怖さがあると語る戸塚さんは「新キャストとしてしっかりと自分の役割を担い、前作にはなかった色を出しかなければいけないと思うので、そういう意味でのプレッシャーはしっかりと感じていますが、キャストの方々、監督をはじめスタッフ皆さんの新シリーズを作るという想いや熱量を受けて、絶やすことなく情熱を持って思いっきり楽しみたいと思います」と意気込んでいる。■主演・米倉涼子、新メンバーに「とても楽しみ」『ドクターX』はレギュラーキャストもたくさんいる分、お互いに頼り合っている部分も多いのですが、新キャストの方々もいらっしゃるので、私たちもちゃんとしないと、って思っています。新しく入る皆さんが緊張されている感じも伝わってきますし、その気持ちもすごくよくわかるので…。市村正親さんは、今回ポルトガル語のセリフを覚えなくてはいけないので大変そうです。でもそれを違和感なくできてしまうのは、市村さんのすごいところですよね!私も実はポルトガル語のセリフがあるのですが、いくらやっても覚えられなくて、正直医療用語よりキツいかも…!医局でのシーンなどは医療用語の応酬。いくら練習しても間違えるときは間違えちゃうし、「よし、絶対大丈夫!」ということはないんですよね…。一人のときにはできていたセリフも、人の前に立つと出てこなくなってしまったり…。新キャストの皆さんともそれが早速共有できているような気がします(笑)。そうやって皆さんと、この新しいシリーズを作っていくのがとても楽しみです。第1話あらすじ人里離れた山奥にポツンと建つ一軒家。道に迷い、お腹を空かせて山を歩き回っていたフリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子)は、そこでニコラス丹下(市村正親)という日系二世のブラジル人と出会う。ニコラス丹下の手料理を食べながら意気投合。その頃、蛭間重勝(西田敏行)率いる「東帝大学病院」は空前の財政危機に瀕していた。苦境を脱するため、蛭間が打ち出した秘策は「海外医療ファンドからの300億円出資」。「東帝大学病院」が誇る最新医療に投資するファンドのマネージャーを招聘することを決定する。2か月後――。蛭間たちが迎え出る車から降りてきた男は、なんと丹下!実はニコラス丹下の正体は医師免許も持つ海外投資ファンドのマネージャー。さっそくニコラス丹下は「東帝大学病院リバースプラン2020」を提示。附属病院の統廃合、医師・スタッフのリストラ断行に加え、業務の合理化を推進する新部門を設立し、そこに次世代インテリジェンス手術担当外科部長として潮一摩(ユースケ・サンタマリア)、次世代がんゲノム・腫瘍内科部長として浜地真理(清水ミチコ)を呼び寄せ、次世代超低侵襲外科治療担当部長に加地秀樹(勝村政信)を昇格させることを発表する。さらに、その場に未知子も現れたことで、蛭間や海老名敬(遠藤憲一)ら「東帝大学病院」の医師たちは騒然。そんな中、病院の食堂のおばちゃん・岩田一子が突然胸の痛みを訴え――。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月17日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2019年09月12日間宮祥太朗さんと渡辺大知さんの初共演作となるドラマ『べしゃり暮らし』。おふたりに制作の裏側について伺いました。笑いをとるためなら、命懸けで何でもやる主人公の上妻圭右の前に現れたのは、元高校生芸人で転校生の辻本潤。辻本にライバル心を抱く圭右、そして圭右に興味を持つ辻本。やがて二人は漫才コンビを組むことに。人気漫画『べしゃり暮らし』が待望のドラマ化となり、圭右役には間宮祥太朗さん、辻本役には渡辺大知さんが抜擢!初の共演です。――ただでさえ難しそうな漫才コンビを演じるうえで、相方役の名前を聞いた時、どう思いましたか?間宮:共演は初めてですが、バンド・黒猫チェルシーの渡辺大知くんとして知っていたので、原作を見て辻本のビジュアルにぴったりだと思いました。撮影が始まると鋭いツッコミの半面、物腰がやわらかいところも似ているなぁ、と。渡辺:圭右はクラスの人気者でみんなの太陽みたいな存在だけど、落ち込む時はしっかり落ち込んで、悔しい時は本当に悔しがって人間くさい部分を持つ人。そんな強いエネルギーを持っているあたり、間宮くんと合うんじゃないかと思いました。――演出の劇団ひとりさんからは、どんなアドバイスがありましたか?間宮:ひとりさんは実際のプレイヤーでもあるからか、ちゃんと僕らの目線に立って指導してくださるんです。だから、僕らが「あれ?」って思っているところを「ここのセリフって言いづらくないですか?」ってピンポイントで突いてきてやりやすく変えてくれるんで、めちゃくちゃ助かってますね。渡辺:だから悩まずに済むんだよね。間宮:最初のころ、僕ら台本持って二人で座って練習してたんだけど、全然感じがつかめなくて。渡辺:そうしたらひとりさんから「覚えてなくてもいいよ。台本置いて、二人で適当にやってみてください」って言われてね。――すごい、潔い演出ですね。間宮:それで好き勝手にやったら「その感じがいいから練習しなくていい」って言われて(笑)。僕らもめちゃくちゃ楽しくて、これが僕と大知くんの形かな、と思いました。渡辺:間宮くんがまた、アドリブがすごいし上手いんだよね。間宮:まあ好き勝手にやる役だから。渡辺:一応漫才の大筋を覚えて二人で立つんだけど、それをどんどん壊してくるから横にいるだけで楽しいし、ワクワクするんです。それこそ音楽やってるみたいに、言葉を交わさずともお互いに調子を合わせるみたいな。それを熱量高くやっていると、エモーショナルを感じます。間宮:確かに音楽のセッションぽいかも!僕がアドリブやる時は、大知くんを笑わせようとしているんだよね。まあ“テンポ”とか“間”とかはもうほぼ崩壊しているんで、あとはアクセル踏むしかないから(笑)。渡辺:あははは(笑)。技術的なことを言えば全然やれてないのかもしれないけど、でも初めて間宮くんと合わせた時から楽しかった。知らない世界が開けた感じがして、いつも漫才シーンの時は興奮してます。間宮:ちなみに僕は高校時代ブレザーだったんだけど、学ランのYシャツのこの腕まくり、死ぬほどダサいって大知くんから言われました。渡辺:ヤンキーの隣でイキってる、やばいヤツのスタイルだから(笑)。間宮:でもこれが圭右だから、しょうがない(笑)。ドラマ『べしゃり暮らし』原作は森田まさのりの漫画『べしゃり暮らし』(集英社)、演出は劇団ひとり。高校一面白いと自負する上妻圭右の前に現れた転校生、辻本潤。二人は漫才コンビを結成することに…。毎週土曜23:15~テレビ朝日系にて放送中。まみや・しょうたろう1993年6月11日生まれ。2008年に俳優デビュー。初主演映画は、‘17年公開の『お前はまだグンマを知らない』。連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK)ほか、映画やドラマに多数出演。わたなべ・だいち1990年8月8日生まれ。ミュージシャン、俳優。バンド・黒猫チェルシー(活動休止中)を結成しボーカルを担当。映画『色即ぜねれいしょん』で俳優の道へ。以降、映画『勝手にふるえてろ』等に出演。※『anan』2019年8月7日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2019年08月01日2019年7月9日、くも膜下出血のためこの世を去ったジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川氏。この度、ファンからの熱い要望を受け、8月16日(金)より丸の内ピカデリーほかにて『映画 少年たち』の追悼上映を行うことが決定した。『映画 少年たち』は、ジャニー喜多川氏初となる映画の製作総指揮を務め、そして最後、唯一の製作総指揮作品となった。本作は、1969年に初演を迎えて以来、幾度も上演を重ねられてきたジャニー喜多川企画・構成・総合演出の舞台「少年たち」を初めて映像化した映画。本木克英監督がメガホンをとり、少年刑務所を舞台に東西のジャニーズJr.が勢揃いしたほか、「関ジャニ∞」横山裕、「A.B.C-Z」戸塚祥太らも参戦。そして本作では豪華絢爛なダンスシーンも見どころだ。映画は3月29日に初日を迎え、全国158館で上映し、約50万人を動員、北京国際映画祭のパノラマ部門に選出され特別上映もされた。また、本作は映画上映と共に当日誰が出演するかシークレットのライブパフォーマンス(実演)を組み合わせた「映画と実演」という取り組みを実行。「SixTONES」、「Snow Man」、「なにわ男子」、「HiHi Jets」ら総勢53名が実演に登場した。この度の追悼上映では、4月15日に丸の内ピカデリーで開催された「『映画 少年たち』映画と実演アンコール上映」時の実演映像付で上映する。『映画 少年たち』追悼上映は8月16日(金)より丸の内ピカデリーほかにて開催。※劇場や詳細は映画公式サイトにて(cinemacafe.net)■関連作品:映画 少年たち 2019年3月29日より全国にて公開©映画「少年たち」製作委員会
2019年07月30日アイドルグループ・A.B.C-Zの橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一が16日、東京・台場の東京ジョイポリスで行われた「A.B.C-Z 5STARS FESTIVAL IN JOYPOLIS」の記者会見に出席した。東京・台場の屋内型テーマパ ーク「東京ジョイポリス」は、昨年アミューズメント施設とのコラボレーションが話題となったA.B.C-Zとの2年連続となるコラボイベントを7月16日~10月14日の期間に開催。人気アトラクションとのコラボやコラボメグッズの展開、さらには完全書き下ろしの新曲によるプレミアムデジタルライブなど、目玉企画が催される。2年連続のコラボ企画に河合が「夏のジョイポリスを盛り上げられるということで、僕もワクワクしています。来られる方もワクワクしていただけるように頑張りたいと思います」と意欲を見せ、戸塚も「こうして2年連続でジョイポリスさんを盛り上げられるということで、ジョイポリスのファンの方々、A.B.C-Zのファンの方々、お互いに良い感じで交わって盛り上げていけたらなと思っています」とコメント。昨年の期間中には甥っ子や姪っ子とともに同所を何度も訪れたという橋本も「2年連続でこういう場所でA.B.C-Zがコラボできて本当にありがたく思っています。去年もいっぱい盛り上がりましたが、今年は去年以上にA.B.C-Zがお台場を盛り上げていきたいと思います。お台場の夢の国はジョイポリスなんじゃないかなと思っています」とアピールした。同コラボ企画のテーマは"フェスティバル"。それにちなみ、「フェスティバルの思い出は?」という質問に、2000年頃にタイで開催されたパタヤミュージックフェスティバルに出演した際のエピドードとして「その時に早替えでローラープレートで次の曲で滑ることになり、その前にギリギリで早替えだったんです。時間がなくて出なければいけないとなった時に、ローラープレートを締めるのを忘れて中のインソール履きが残ってそれで滑りました。現地の方は『何だ? そんなパフォーマンス見たことない!』という感じで『うぉ~!』と盛り上がっていましたね」と塚田。続けて「本当にジャニーさんの教えとして失敗しても顔に出すなとずっと言われていました。そういうことが繋がったなと今は思いますね」と7月9日に亡くなったジャニー喜多川氏との思い出を明かしていた。
2019年07月16日日本テレビ系「アナザースカイII」の6月21日(金)放送回は、最新作『ホットギミック ガールミーツボーイ』の公開を控える俳優の間宮祥太朗が登場。今回間宮さんは祖父との夢を叶えるため南アフリカを訪れる。「スクラップ・ティーチャー~教師再生」で俳優デビューすると、「3年B組金八先生ファイナル」や「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」などに出演。2012年からは舞台「銀河英雄伝説」シリーズにおよそ3年にわたり出演を続ける一方で、「水球ヤンキース」などの出演で着実に実績を重ねていった間宮さん。2016年に入ると『ライチ☆光クラブ』『高台家の人々』など立て続けに出演作が公開。同時に「ニーチェ先生」などのドラマでも注目を集め、翌2017年には主演作『お前はまだグンマを知らない』『全員死刑』の2作で主演を務めたほか『トリガール!』も大ヒット。「僕たちがやりました」は大きな話題となるなど一躍ブレイクを果たす。昨年は連続テレビ小説「半分、青い。」への出演で国民的知名度を獲得し、先日公開された『翔んで埼玉』も大ヒットを記録するなど順調な活躍を続けている。今回間宮さんは祖父との夢を叶えるため南アフリカを訪れ、世界三大渓谷で海外の醍醐味を味わい、ライオンやゾウなど“野生動物ビッグ5”を探す。俳優として成長を続ける間宮さんの最新作となるのが映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』。同作は主演に「乃木坂46」堀未央奈を迎え、堀さん演じる自分に自信が持てない高校生・成田初が、平凡な日々を送るなかで突如始まった“3つの初恋”に戸惑いながら、誰が本当の初恋なのか、自分とは一体何者なのか…と悩み成長していく姿を描く。間宮さんは多くのアルバイトを掛け持ちし、忙しい日々を過ごしながらも初を気にかける優しい初の兄・凌を演じ、堀さん、間宮さんのほか『パラレルワールド・ラブストーリー』などの清水尋也、『響 -HIBIKI-』などの板垣瑞生に加え、反町隆史、吉岡里帆らも出演する。『ホットギミック ガールミーツボーイ』は6月28日(金)より全国にて公開。「アナザースカイII」は6月21日(金)23時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年06月21日平凡な女子高生に訪れた“3つの初恋”を描く『ホットギミック ガールミーツボーイ』から、主演・堀未央奈演じる成田初と間宮祥太朗演じる成田凌のキャラクター映像が到着した。初キャラ映像堀さん演じる成田初は、自分に自信が持てない高校生。平凡な日々を送る中、突如始まった恋に戸惑いながら、誰が本当の初恋なのか、自分とは一体何者なのか…と悩み成長していく。映像では初の空虚な生活、不器用ながらも純粋な想いを寄せる亮輝(清水尋也)、憧れの存在・梓(板垣瑞生)、優しく見守り寄り添う凌(間宮祥太朗)との恋の模様が映し出されている。また、「なんで私なの?」と戸惑いと苛立ちが入り混じった小さな心の叫びなど、初の成長過程が感じられる。凌キャラ映像3つの初恋のうちのひとつ。間宮さん演じる成田凌は、多くのアルバイトを掛け持ちし、忙しい日々を過ごしながらも初を気にかける優しい兄。幼い頃からいつも初を守ってくれる存在だ。頭ポンポンからはじまる映像では、亮輝や梓に心惹かれ、変わりゆく初に寂しさともどかしさを垣間見せる凌。その愛情とまなざしは、どこか家族以上のものを感じさせ、“秘められた恋”という文字も刻まれている。さらに、2つのキャラクター映像と併せて、WEB6秒スポットも到着した。『ホットギミック ガールミーツボーイ』は6月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ホットギミック ガールミーツボーイ 2019年6月28日より全国にて公開Ⓒ 相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会
2019年06月18日杉野遥亮の連続ドラマ初主演作となるドラマイズム「スカム」から、前野朋哉、山本舞香、戸塚純貴、和田正人、杉本哲太ら新キャスト12名が発表された。振り込め詐欺に手を染める若者たちの姿をオリジナルストーリーでドラマ化した本作。振り込め詐欺の巧妙な手口や、民間企業以上の規律で運営される詐欺組織の実態を交えながら、順風満帆な勝ち組人生から一転し、新卒切りによって無職に、さらには父親の難病治療のため、振り込め詐欺をはじめる主人公・草野誠実(杉野さん)をはじめ、様々な動機で振り込め詐欺に手を染めていく若者たちの“成功”と“転落”の模様を、激しくもユーモラスに活写する。豪華俳優たちが振り込め詐欺に関わる個性的なキャラクターを熱演主人公・草野の詐欺の相棒・清宮役には、様々な映画、ドラマでキャラクターを演じ分ける名バイプレイヤーの前野朋哉。演じる清宮にとっては、「ワクワクするような仲間に出会えた場所がたまたま詐欺稼業だった…」と語り、「自分を奮い立たせる存在の草野と、劇的に変わって行く環境を楽しもうと思いました」と杉野さん演じる草野とのコンビに言及。視聴者に向け、「目まぐるしく変わっていく若者の環境と心情をお楽しみください。きっとオレオレ詐欺は他人ごとには思えないはずです。そして悪の根源は何なのか…見つけられたら今後の人生のヒントになるかもしれません。ギラギラ…いやこれはキラキラの青春ドラマです」と、気になるコメントを寄せた。主人公の幼馴染で、本作のヒロインを務めるのは、映画、ドラマ、バラエティと活躍の場を広げる人気急上昇中の女優・山本舞香。「私の役、美咲は杉野さんが演じる誠実が詐欺をしていることを一切知らない子なので、常に明るくてまっすぐな子を意識しました。役が引っ張られないように、他のシーン(の台本)は読まないようにしていました」と、役作りを明かしている。また、草野が振り込め詐欺の道に進むキッカケを作ってしまう悪友役を、映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』で注目を集め、主演作『ケアニン2』製作も決定した戸塚純貴。さらに、主人公の上司で詐欺師になるための地獄の研修を行う鬼店長役に和田正人、被害者から振り込まれたお金を集める集金屋役に山中崇、息子の窮地を見かねて、思わぬ決断をする主人公の母親役に西田尚美、さらに、主人公の詐欺グループに資金提供し、詐欺ビジネスを牛耳る金主役に杉本哲太など実力派俳優陣が脇を固める。そして、主人公の詐欺グループに所属する同僚役に、映画『JK☆ROCK』で映画初主演を務めた福山翔大をはじめ、水間ロン、若林拓也。ほかにも、主人公の友人役に「仮面ライダージオウ」のスピンオフ「RIDER TIME 仮面ライダーシノビ」での好演で注目を集めた華村あすか、裏稼業で起こるトラブルを解決する謎の便利屋役を『東京喰種 トーキョーグール【S】』にも出演するメンノンモデル・柳俊太郎が務めるなど、バラエティに富んだ注目若手俳優陣も集結している。MBS/TBSドラマイズム「スカム」は6月30日より毎週日曜24時50分~MBS(関西)にて、7月2日より毎週火曜25時28分~ TBS(関東)にて放送(全9話)。(text:cinemacafe.net)
2019年06月16日ビートルズの創成期を描いた舞台「BACKBEAT」が5月25日に開幕。それに先がけフォトコール(プレス向け撮影会)と囲み取材が行われ、取材には戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、翻訳・演出の石丸さち子が出席した。【チケット情報はこちら】本作は、1994年に公開された伝記映画『バック・ビート』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品の日本初演。ビートルズ結成時のベーシストで、デビュー目前に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフ(戸塚)を中心に、親友ジョン・レノン(加藤)、ポール・マッカートニー(JUON)、ジョージ・ハリスン(辰巳)、ピート・ベスト(上口)、そしてスチュアートの恋人となる写真家アストリッド・キルヒヘル(夏子)ら若者たちの揺れ動く心を繊細に描く。今回の見どころのひとつは約20曲にものぼる舞台上での生演奏。しかし演奏ははじめ、戸塚が「絶望からスタートしたといっても過言ではない」と明かすほどのレベルから始まったそう。しかしこの日、前半の2シーンが披露されたフォトコールでの演奏は抜群の仕上がり。音楽が楽しい!5人で演奏するのが嬉しい!という思いが真っ直ぐに伝わる姿そして音を届けた。そこに至るまでをJUONは「だけど初めて5人で音を出したとき、すぐグルーヴしたよね」、上口も「初めての会話が“音”だったのでそれがすごくよかった」と、このメンバーだからこそ生まれた音があったと振り返る。さらに辰巳も「稽古の間ずっと(5人が)近くにいた。ビートルズさんの当時の映像を観ても常に距離が近いけど、僕たちも近い距離感でワイワイ作品をつくっていった」と本作で描かれるビートルズの姿に自分たちを重ね、笑顔を交わした。そうやって生まれた5人の演奏を加藤は「ライブなので何が起きるかわからない。でもそのライブ感はこの作品でしか味わえないものなので、そこをぜひ体感してほしい」と語る。そんな5人を翻訳・演出の石丸は「ビートルズは目指すには大きすぎるのですが、私たちは観客にビートルズを伝える架け橋。その架け橋は立派にできあがっています」と絶賛。1966年にビートルズの初来日公演で前座を務めた尾藤も「皆さんの成長がすごくて驚きました。ビートルズに負けない!」と太鼓判を押した。石丸が「長いこと演劇をやっていますが、こんな作品は観たこともないし、つくったこともない。細かなみんなの努力やコミュニケーションがあって、こんな素敵な作品が生まれた。このメンバーを誇りに思います」と語る本作は、6月9日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて上演後、兵庫、愛知、神奈川を巡演。取材・文:中川實穗
2019年05月28日舞台『BACK BEAT』のフォトコールが東京芸術劇場 プレイハウスで25日に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、石丸さち子(翻訳・演出)が取材に応じた。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノン、JUONはポール・マッカートニー、辰巳はジョージ・ハリスン、上口はピート・ベストを演じる。初日を前に戸塚は「準備万端です。バッチリです」と自信を見せ、「僕たち、スタッフさんから『ビートルズのみなさん』って呼ばれるんですよ。すごい気分が良くてなりきらせていただいています」と語る。辰巳も「令和のビートルズです」と新たなキャッチコピーを作っていた。「最初は絶望からスタートしていたといっても過言ではない」(戸塚)、「学生バンドかなみたいな」(加藤)というバンド演奏だが、今は戸塚も「不思議な感覚があったかもしれないですけど、今はこのスタイルに完全にフィットしている」という。上口が「初めての会話が音だった」と振り返ると、戸塚も「詩人だわ」と感心していた。「全国を回ってみなさんにみていただきたい」とライブツアーも希望した辰巳だが、「ほぼ弾けない状態から始まって。本当に最初に石丸さんの前で披露した時に『お前、まじか』という。目の奥が『本当に、ジョージ・ハリスンをやるのか』って」と苦笑。全員不安を抱えていたものの、できなさで言えば「トップ」と石丸に言われた辰巳は、「トップです!!」と訴える。しかし努力を重ねバンドとして成長したメンバーに、石丸は「すっごい努力でした。バンド同士でグルーヴを産んでからが、早かったですね。観客にビートルズを伝える架け橋なので、架け橋は立派に務めている」と太鼓判を押した。加藤は「毎回がライブで、20曲くらい生演奏なので、何が起こるかわからない。弦が切れたり演奏を間違ったり、ご愛嬌で許してもらって、このステージでしか味わえないので、体感してもらいたい」とメッセージ。戸塚も「とにかくロックに始まり、一時も速度を落とさずに最後の最後まで駆け抜けていきたいと思います」と意気込んだ。
2019年05月25日『銀魂』ファンには、真選組・山崎退(さがる)としてすっかりお馴染みとなった俳優・戸塚純貴。『銀魂2掟は破るためにこそある』のキャスト発表時、ポスターにその姿はあれど公式からの発表を忘れられる、という前代未聞の事態で一躍話題の人物となった。原作さながらの地味さを発揮しつつ、同作のdTVオリジナルドラマ公式Twitterでの「山崎退監察レポート」も人気となり、注目を集めた戸塚さん。そしていまも、“地味”な存在ながら(?)ジワジワと、着実に人気を拡大させ、活躍の場を広げ続けている。こう見えて(!?)ジュノンボーイ、「仮面ライダー」にも出演1992年7月22日生まれ、岩手県出身の現在26歳。2010年に「第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で「理想の恋人賞」を受賞してデビュー。同コンテストファイナリスト12人で結成された「劇男JB」旗揚げ公演で初舞台を踏み、前田敦子や中村蒼、三浦翔平らが出演していた「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」でドラマデビューする。新人俳優の登竜門といわれる平成仮面ライダーシリーズの「仮面ライダーウィザード」(12~13)では操真晴人/仮面ライダーウィザード (白石隼也)の助手となる、“魔法使いになりたい”青年・奈良瞬平を好演。純朴で明るく、多少ドジでも超絶に前向きなキャラで、ウィザードを傍らで支える仲間となった。やがて、「痛快TV スカッとジャパン」の“ウザいダメ彼氏”役や、志尊淳、山下リオと共演する明治安田生命「かんたん保険シリーズ ライト!」のCMなどでも注目されるように。吉岡里帆がゼクシィ9代目CMガールを務めた際の新郎役も務めていた。ドラマ「アオイホノオ」や「勇者ヨシヒコと導かれし七人」「スーパーサラリーマン左江内氏」、舞台「スマートモテリーマン講座」といった福田雄一監督の作品ほか、映画『ライチ☆光クラブ』『先輩と彼女』『虹色デイズ』など、豪華キャストによる話題作にも次々出演。ジュノンボーイだけに、キリリとした二重の精悍な顔立ちではあるものの、なぜかダメ男やムードメーカー的なコメディリリーフの役回りが多く、若きバイプレイヤーとして知られる。昨年は『銀魂2』で念願の本編出演が実現し、上白石萌歌の主演舞台「続・時をかける少女」にも参加した戸塚さん。ドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室 Third Season」や「PTAグランパ2!」のレギュラーを続投したほか、「花のち晴れ~花男 Next Season~」では音(杉咲花)に最低な行動を起こすアルバイト先の先輩、「今日から俺は!!」では開久高校からかつあげにあっていた明美(若月佑美)の彼氏、さらに「家政夫のミタゾノ」「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」、スピンオフドラマ「コード・ブルー -もう一つの日常-」といった人気ドラマで印象的なゲスト俳優としても存在感を見せた。さらに、一時は公開が危ぶまれた映画『青の帰り道』(’18)で高畑裕太の代役に起用されたことも話題に。真野恵里菜が主演を務め、横浜流星や清水くるみらが出演し、山田孝之プロデュース作『デイアンドナイト』でもメガホンをとった俊英・藤井道人監督による同作は、群馬県前橋市と東京を舞台に7人の男女の10年間を生々しく描いた青春群像劇。戸塚さんは授かり婚で若くして父親になるコウタ役を務めあげ、評価を高めた。『銀魂』山崎役で人気!小栗旬に「世代交代」宣言も…2017年、1作目の『銀魂』に合わせて配信されたdTVオリジナルドラマ「銀魂-ミツバ篇-」で、とあることから沖田総悟(吉沢亮)の怒りを買い、アフロヘアーになってしまった戸塚さん演じる山崎。“地味”キャラが売りながら、画面に映り込むたびにかえって目立ってしまい、すっかり人気者となった。昨年の『銀魂2』では関連イベントでも大活躍。dTVの「銀魂2-世にも奇妙な銀魂ちゃん-」を上映した舞台挨拶では、仮にパート3があった際のスピンオフの主演を狙っていることも激白。福田監督に「小栗旬を凌ぐなにかがあるの?」と突っ込まれ、「体力は僕の方があります」「演技力だって…僕だって経験を積んでいますし、ここぞというときの顔は出せます!」「俺の時代ですよ!世代交代です」と弱々しくも宣言していると、サプライズで小栗さんが登場。「今度勝負しよう」と詰め寄られるひと幕もあった。さらに、『銀魂2』の大ヒットを記念して行われた実写映画&dTVドラマイッキ見“応援上映”は、アニメ版の山崎役の声優を務める太田哲治とそろって登壇する“ザキまみれ”イベントに。戸塚さんは満席の会場から大歓声を浴びて感激がとまらず、太田さんにアツいハグも飛び出すほど。自ら執筆した「山崎退監察レポート」でつい溢れ出てしまう「銀魂」愛や福田組への愛と、独特な文体が支持を集めたが、こうした愛されぶりの影には、戸塚さんのストイックなまでの役への向き合い方があることをファンは知っている。「3やってほしいです(笑)そして、そのときはまたdTVでドラマをやっていただいて、山崎退の三部作でもよいですよ(笑)」とインタビューでも明かしていたが、もし続編があれば、今度こそちゃんと(?)スポットライトが当てられることになりそうだ。貴重?「JKは雪女」で色気ダダ漏れいまをときめくブレイク男子・横浜さんが、2015年に平祐奈とW主演を務めたオカルティック青春ラブコメディドラマ。平さんや玉城ティナが雪女、池田エライザが狐火の妖力を持つ女子高生となり、戸塚さんは彼女たちに狙われる宮司の志羽龍之介役に。「スカッとジャパン」で共演したこともある横浜さんは、龍之介の命令に絶対服従で、ときには足蹴にされてしまう安藤玲役を演じた。一瞬、色気ダダ溢れのイケメンキャラなのかと思いきや、やっぱりヘタレな残念キャラ。自分が大好きすぎて、“変態ナルシスト”と呼ばれたりも…。ただ、運動神経抜群な戸塚さんの身軽さを、改めて確認することもできる。介護の仕事に向き合う主人公に『ケアニン~あなたでよかった~』戸塚さんの“純粋で貴い”部分がよく現れた主演映画。“山崎”とはまた異なる戸塚さんを知りたい方におすすめ。主人公の新人介護福祉士・大森圭が、初めて担当した認知症のおばあさんとの関わりを通じて“ケアニン”として成長していく物語となる。なお、同じ製作陣による、在宅医療に取り組む若手医師を主人公にした『ピア~まちをつなぐもの~』(4月26日公開)にも同役で友情出演している。さらに、『ケアニン』の舞台となった神奈川県藤沢市の介護施設「あおいけあ」に1年間密着したドキュメンタリー『僕とケアニンとおばあちゃんたちと。』(5月18日公開)ではナレーションを担当。監督を務めるのは、戸塚さんと同郷で同じ年という佐々木航弥監督。「佐々木くんの感性と若者目線だから見えてくるリアリティと、嘘のない素直な作品。介護のみならず人間の徳がにじみ出て、人と人の向き合い方を考えさせられます。間違いなく、記憶に心に残る作品です。たくさんの方々に見て頂きたい」と自身のブログでもアピールしている。チームに欠かせないムードメーカー『走れ!T校バスケット部』「おっさんずラブ」「チア☆ダン」の徳尾浩司が脚本、『青夏きみに恋した30日』『ReLIFE リライフ』の古澤健が監督を務めた青春スポーツ映画。演じるのは、全国レベルの実力者である主人公・陽一(志尊さん)の入部に歓喜する寿司屋の息子・川崎裕太ことガリ役。ちょっと頭でっかちな、チームのムードメーカーというポジションはお手のものだ。印象的なのは、元・柔道部で怖がりの健太(阿見201)にボールをぶつけようとするシーン。強豪校でいじめを受けていた陽一がトラウマにとらわれる中、佐野勇斗演じるキャプテン・矢島が一喝してその場を収める。「なんだよ、ただのいじりじゃん」との言い訳から、自身の行動をすぐに省みて詫びることができる、そんなごく当たり前の行動には、陽一同様、ホッとさせられる。スカした今どきの若者「私のおじさん~WATAOJI~」制作会社の新人AD・一ノ瀬ひかりを岡田結実、彼女の前に現れる自称「妖精」のおじさんを遠藤憲一が演じたお仕事コメディ。ひかりの先輩でバラエティ番組「限界MAX★あなたも私もヤッテミー!!」担当のAD・九条役を務めた。極度のSNS依存で、「働き方改革」を盾に雑務はひかりに押しつけ、“きっちり自分の仕事しかしない”冷めた若者も、またハマる。番組公式インスタグラムの「AD九条のイケメン風」写真がツボで、彼がジュノンボーイであることを再認識するカットが続々。高杉真宙のドS御曹司の監視役「高嶺と花」鈴木おさむ作・演出の舞台「カレフォン」(’18)ではイケメン御曹司役を務めていた戸塚さん。本作では、高杉真宙が彼史上最高にドSで高飛車、かつヘタレの御曹司・才原高嶺を演じているが、戸塚さんはそのサポート役となる優秀な部下・霧ヶ崎瑛二役に。高校生役を演じることも多かったが、スーツ+眼鏡のデキる男の姿は必見だ。しかも、高嶺を快く思わない親族からの刺客らしい!?高嶺と別れるよう一般庶民のJK・花(竹内愛紗)に近づくが、高嶺から「このスパイ眼鏡!」と罵倒されることに…。町工場の2代目に「スパイラル~町工場の奇跡~」2018年4月に新設されたテレビ東京の「ドラマ Biz」第5弾で、真山仁のベストセラー「ハゲタカ」シリーズのスピンオフ作品を玉木宏主演でドラマ化。エリート銀行員から企業再生家に転身した芝野健夫(玉木さん)が、天才発明家だった創業者を亡くし、倒産危機に陥った町工場を立て直していく。戸塚さんが演じるのは創業者である父(平泉成)に劣等感を抱いている息子・藤村望。「父の死をきっかけに人生が変わっていく、関わっていく人たちによって町工場の発展と共に人として成長していく姿を描いていきたい」と、本格ビジネスヒューマンドラマへの真摯な姿勢をブログでは明かしている。「私のおじさん」「スパイラル」と2クール連続でドラマにレギュラー出演し、「高嶺と花」も4月22日(月)から地上波放送が決定と、2019年も躍進を続ける戸塚さん。ますます幅広い層にその名が浸透していくに違いないが、ひと回り成長した姿に期待するとともに、ド直球の大人のラブストーリーも見てみたいような気も…。らしくない?(text:Reiko Uehara)■関連作品:銀魂2掟は破るためにこそある 2018年8月17日より全国にて公開©空知英秋/集英社 ©2018 映画「銀魂2」製作委員会
2019年04月22日映画初主演の佐久間由衣に村上虹郎、大後寿々花、森山未來が出演する映画『“隠れビッチ”やってました。』。この度、草食系から肉食系まで、“隠れビッチ”のターゲットになる男性キャストたちが発表された。あらいぴろよ氏の同名ベストセラーコミックを映画化した本作。タイトルの“隠れビッチ”とは、メイクはシンプル、髪色は暗め、肌の露出も15%ほど、戦略的に「隙」と「タイミング」を演出しながら、男性の心を次々とハントしていく清楚派に扮装した女性のこと。決して自分からは告白をせず、相手から告白をされるまで罠を仕掛け続ける。今回発表となったのは、その“隠れビッチ”のターゲットにされてしまう男性陣と追加のキャスト。飾らない笑顔の美容師・安藤剛役に、『わたしに××しなさい!』で主演をつとめ、『覆面系ノイズ』『春待つ僕ら』、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」でも話題となった小関裕太。一途なバツイチ男・川田利光役には、映画『勝手にふるえてろ』『旅猫リポート』などにバイプレイヤーとして出演し、au三太郎シリーズCMでは一寸法師役・彦星役を演じた前野朋哉。IT系肉食男子・永田裕志役に俳優としてドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」「あなたの番です」などに出演している片桐仁。包容力のある大人な男・小橋健太役にはドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です」で“ヒーロー”を演じた前川泰之。中堅会社営業のノーマル系男子・坂口征二役には、映画『勝手にふるえてろ』『東京喰種トーキョーグール』シリーズなどに出演し、「MEN’S NON-NO」モデルで俳優の柳俊太郎。真面目な草食系男子・船木誠勝役にはドラマ「スパイラル~町工場の奇跡~」「高嶺と花」に出演中の戸塚純貴。草食から肉食まで様々なタイプの男たちが、佐久間さん演じる“隠れビッチ”のひろみにどのように手玉にとられていくのか、注目だ。そのほか、幼少期のひろみにトラウマを植えつけた暴力的な父親・荒井雄二役に光石研、暴力的な父親に耐えてひろみを育て上げた母親・荒井涼子役に渡辺真起子に、笠松将、田中偉登、岩井拳士朗、山本浩司と、日本映画の新時代を担っていく華やかな若手キャストから、いまや日本映画界に欠かせない存在となっている実力派が集結した。“隠れビッチ”が本気になった男性・小関裕太からコメント到着!男性を翻弄し続けてきたひろみが、本気で想いを寄せてしまう安藤剛役を演じた小関さんは、「この映画には色んなタイプの男性が出てきます。例えば、草食系、肉食系、ノーマル系…。そんな中でも僕が演じた安藤くんは細かいことはあまり気にせず、だらんとしていて常に自然体でいる感じの、とってもいいやつです。三木(康一郎)監督のもと、楽しく、そして真剣に安藤くんと向き合いました。ぜひ楽しみにしていただきたいです」と本作への想いを語っている。『“隠れビッチ”やってました。』は今冬、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:“隠れビッチ”やってました。 2019年、全国にて公開予定©『“隠れビッチ”やってました。』フィルムパートナーズ/光文社
2019年04月18日都内某所のライブハウスで、4月中旬、舞台『BACKBEAT』の製作発表が行われた。本作は“5人目のビートルズ”と言われるスチュアート・サトクリフを中心に、ハンブルクでの巡業時代のビートルズ創成期が描かれる。この日は翻訳・演出を手がける石丸さち子のほか、キャストの戸塚祥太、加藤和樹、辰巳雄大、JUON、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオが登壇した。【チケット情報はこちら】会見冒頭に披露されたのは、バンドメンバーキャストによる『ロックン・ロール・ミュージック』と『ラブミー・テンダー』の生演奏。ハンブルク時代、ビートルズはカバー曲を演奏することが多く、この2曲も作品を象徴する重要な楽曲となる。ジョン・レノン役の加藤がボーカルを務める『ロックン~』では、熱い歌声とパワフルな演奏でバンドとしての一体感を見せ、『ラブミー~』ではスチュワート役の戸塚がボーカルを取り、恋人のアストリッド・キルヒヘルへの想いを情感たっぷりに歌い上げた。続いて全登壇者が登場。まず石丸から「本編ではビートルズのカバー曲を中心に20曲以上を生演奏します」との驚きの発表が。そのためすでにバンドメンバーは、2月から楽器のレッスンを始めていたという。だが観客の前で演奏したのは初とのことで、「今すごく気分が高揚しています!バンドマジックを体験してしまいました」とは戸塚。加藤も「初めてひとつになった瞬間でした。このバンドのグルーヴ感をもっと高めていきたい」と意気込む。辰巳はほぼギター初心者だったとのことだが、「もうすっかり味をしめちゃったので、このバンドメンバーでライブツアーをやりたいです!」との大きな夢を明かした。ビートルズがライブを行っていたクラブのオーナー、ブルーノ・コシュミダーなどを演じる尾藤は、1966年のビートルズ初来日時、彼らの前座として同じ日本武道館のステージに立っている。そんな尾藤に「皆さんの演奏、とってもグーでした」と言われると、バンドメンバーの顔にも安堵の色が。さらにビートルズ来日時のエピソードとして、「内田裕也さんも出ていたので、日本のアーティスト代表として一緒にプレゼントを渡そうということになったんです。でもとにかく警備が厳しくて!彼らの楽屋まであと3メートルというところで止められて、結局会えずじまいでした」との貴重な話も飛び出した。かつて世界中を熱狂させたビートルズ。今度はこの『BACKBEAT』の面々が、日本の観客を熱狂させてくれるに違いない。5月25日(土)から6月9日(日)まで東京・東京芸術劇場プレイハウスにて上演後、兵庫、愛知、神奈川を巡演。取材・文:野上瑠美子
2019年04月17日舞台『BACK BEAT』の製作発表が東京・新宿LOFTで15日に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、石丸さち子(翻訳・演出)が登場した。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノン、JUONはポール・マッカートニー、辰巳はジョージ・ハリスン、上口はピート・ベストを演じる。暗転したステージに現れた5人は、まずジョン・レノン役の加藤がボーカルをとった「ロックン・ロール・ミュージック」、そして戸塚がボーカルを務め「ラブミー・テンダー」を披露。この演奏に、ビートルズの初来日武道館公演に出演した尾藤も「武道館でビートルズが一番最初にやった曲」と喜び、「これがかっこいいんですよ、グーです!」と絶賛した。戸塚も「バンドのマジックを初体験してしまった。自分の中に新しい命が生まれたみたいな。すっごい楽しかったです」と振り返り、加藤は「出る前もずっと一緒にバンドをやってきたかのような空気感で、みんなで気合い入れして歌って、俺たちバンドなんだなと思いました。稽古も重ねてきているにも関わらず、初めて一つになった瞬間だなと思いました。ここからさらにバンドのグルーヴを高めていきたいと思いました」と充実した気持ちを表した。劇中では20曲を披露するため、初心者の辰巳は現在1日8時間練習しているという。同じくドラムを始めたばかりの上口に加え、ふだんギターを弾いている戸塚がベースに、右利きのJUONが左手でピックを持ってギターに、など挑戦することばかり。今回の演奏では弦が切れるハプニングもあったJUONは「家でやったりして不安だなと思ってても、一緒に練習してると、さっきまで弾けてなかったのに弾けるようになっちゃう」と仲間と一緒に演奏することの喜びを表した。また上口は「ドラムの席って最高の特等席だなって改めて思いました。お客さんの反応も見れて、メンバーのテンションも見れて。いつもより走ってんぞ、とかわかりつつ」と笑顔に。グループでの仕事にベースを持ち込んでいいのか迷っているという戸塚は、A.B.C-Zでもバンドをやっては……という提案に、「塚ちゃん、楽器弾けるかなあ? 新しい一面をグループでも見せられたらいいですね」と新たな可能性を示した。このメンバーでのライブの可能性について聞かれると、辰巳は「やりたいですね」と意欲十分。加藤のライブに乱入したい、という希望には加藤が「そんなサプライズはウェルカムですけど、いいんですか? 逆に」と戸惑う。さらにCD化もどうか、というレポーターの提案に、辰巳は「僕、まだ個人的にCDも出してない。ふぉ〜ゆ〜っていうんですけど。ここが先か! メンバーごめんね!」と謝っていた。
2019年04月15日