斎藤工がゲストに井浦新を招き、全国のミニシアターにエールを送るWOWOWシネマ「特集:ミニシアターに愛をこめて」にて、世界のミニシアターの秀作4本を紹介する。斎藤さんは、映画を愛する俳優たちが中心となって、コロナ禍に苦しむミニシアターを応援しようと立ち上がったプロジェクト「ミニシアターパーク」の中心人物の1人。今回の放送・配信では、かつてミニシアターで映画ファンが熱狂した4本を特集。映画の前後に案内役の斎藤さんとゲストの井浦さんを招いて2人が放送作品についてトーク。放送・配信作品となる『ユア・マイ・サンシャイン』『ポネット』『落下の王国』『仕立て屋の恋』の見どころはもちろん、それぞれの作品の公開当時のミニシアターの様子や、自身の近況も語られた。井浦さんも「ミニシアターパーク」の中心人物の1人で、「ミニシアターパーク」は井浦さんから斎藤さんへの1本の電話がきっかけでスタートしたということもあり、「この番組は井浦さんと向いている方向が一緒ではないかと思うので、ご出演いただけて非常にありがたいです」と斎藤さんは嬉しそうに語る。ミニシアターの現状について、井浦さんは映画館の経営状況を心配しながらも自身は以前よりも映画館に足を運ぶようになったという。「映画館の昼の回に来る人って少ないだろうなと思っていましたが、実際映画館に行くと、半分くらい席が埋まっていたりします。ものすごい嬉しくなるよね」と語り、斎藤さんも「お客さん同士の会話がなくても仲間のような感じがしますよね」とミニシアターならではの魅力を語った。また、チョン・ドヨンとファン・ジョンミンによる『ユア・マイ・サンシャイン』の回では、韓国の映画作りについても触れられた。2009年公開の映画『空気人形』でペ・ドゥナと共演した井浦さんは、撮影現場で彼女から「韓国では大切なシーンを撮るときに1週間かけることもある」と聞き、当時は2週間で作品を撮りきることもあったという日本映画と、1シーンに1週間かけることもある韓国映画との時間と予算のかけ方の違いを感じたと明かす。井浦さんは「時間と予算をかける撮影は映画業界を発展させることにつながるのかも」と語り、斎藤さんも「まさに最近の韓国映画がそれを表していますよね」と続けた。『ユア・マイ・サンシャイン』ほかにも『ポネット』では子役の話、『落下の王国』では同年に若松孝二監督が製作し井浦さんも出演した『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』が話題に上がり盛り上がりを見せた。このトークは各作品の前後に合わせて放送・配信。さらに、放送に入りきらなかった未公開トークをWOWOWオンデマンドにて配信する。『ポネット』「特集:ミニシアターに愛をこめて 斎藤工×井浦新」は10月18日(月)~21日(木)WOWOWシネマ、WOWOWオンデマンドにて放送・配信。(text:cinemacafe.net)
2021年10月14日2021年10月1日、プロ野球チーム『北海道日本ハムファイターズ(以下、日ハム)』の斎藤佑樹投手が、今季限りで現役を引退することを発表しました。斎藤投手といえば、2006年の夏の甲子園を制し『ハンカチ王子』として話題に。当時、社会現象を巻き起こすほどのブームとなりました。その後、早稲田大学を経て日ハムに入団した斎藤投手は、2011年、2012年ともに19試合に登板し、チームの先発メンバーの一員として活躍。一方で、ケガに苦しむなど、苦難に満ちた投手人生も味わっています。甲子園のアイドル『ハンカチ王子』から、プロ野球選手…多くの人の印象に残る試合を繰り広げた斎藤投手の引退表明に、ファンをはじめ、甲子園ファンからもさまざまなコメントが寄せられました。・『ハンカチ王子』の異名が懐かしい!現役生活、お疲れ様でした!・日ハムに入団してからも、ずっと応援していました。素敵な試合をありがとうございました。・本当にお疲れ様です!もう日ハムのユニフォームを着た斎藤投手が見れないなんて、悲しいです。球団を通して「ご期待に沿うような成績を残すことができませんでしたが、最後まで応援してくださったファンの方々、本当にありがとうございました。約11年間、北海道日本ハムファイターズで最高の仲間とプレーすることができて幸せでした」とコメントした斎藤投手。引退時には、改めてハンカチ王子ブームが巻き起こりそうな予感です。[文・構成/grape編集部]
2021年10月01日俳優としてはもちろんのこと、監督やプロデューサーとしての顔を併せ持ち、活躍している斎藤工さん。様々な角度から映画に携わる道を選んだ背景には、自身の映画体験があった。「たまに、自分しか知らないはずの孤独みたいなものが映り込んでいる作品があるんです。たとえば、学生時代にメキシコ映画祭で地球の反対側で作られた映画を観た時には、生きている環境や文化は違えども、人間の根幹にある苦しみや悩みは一緒だと知りました。誰かの頭の中で着想、具現化された作品が、心の奥にあるひだに触れるような体験は、人生の養分になっているし、救われる感情もありました。人と共有することで初めて価値が生まれることが芸術の面白さだし、僕も、その体験を届けたいと思ったんです。被災地に赴く移動映画館のプロジェクト“cinema bird”を始めたのも、そうした想いからでした」年を重ねることで変化する人生観が、映画へのアプローチの仕方にも変化を及ぼしているという。「20代の頃は、自分の人生の濃度ばかりを意識していました。それが30代になると、次第に“自分のいなくなった後に何が残せるのか”“過去から受け継がれてきた本質的なものとは何だろう”というところに想いを馳せるようになったんです。それは、人間以外の生態系が自分の寿命という尺度で生きていないこと、清水寺が400年後の建て替えに使う木材を今育てていることなどを知り、今までなんて自分の主観のみで世界を見ていたんだろうと痛感したことが大きなきっかけで。まずは、自分の寿命という分母を取り除こうと思ったんです。映画を作るにあたっても、今までは“監督をする”ことにのまれていた部分があったけれど、その瞬間に必然だと感じる映像制作をして、形に残すことを優先するようになりました。肩書にはとらわれず、映画というものの周りをぐるぐると回りながら、自分がアプローチできる角度を探している感覚です」自分を中心にして生きることをやめ、俳優としてのあり方にも、一つの方向性が見えるように。「最近、発酵にハマっているんですけど(笑)。というのも、発酵と腐敗は同じ現象でありながら、前者は人にとっていいもので、後者は悪いものになります。それは人間も同じで、僕が憧れるのは発酵している人だなと。人生は、腐敗しないように発酵していくゲームだと悟りました。俳優でいうと、リリー・フランキーさんや田中泯さん、國村隼さんがそう。発酵には食材の旨味を引き出す作用がありますが、みなさん、“我が、我が”というスタンスではなく、周りを生かすことに専念されている方ばかり。僕もそんな存在になり、何かを表出していきたいなと思い、まずは口にするものを発酵食品にすることから始めました(笑)。1年前から、基本的には自分が作ったお味噌とぬか漬けとヨーグルト、発酵ジュース、酵母菌ジュースが食生活の軸になっています。体を整えて消えていく乳酸菌に想いを馳せるとあまりにも健気で、寝る前には腸に手を当てて感謝して眠っています(笑)」その一方、とある作品との出合いを通じ、この先の俳優人生について考えるようにもなったという。「『シン・ウルトラマン』という作品に主演としてキャスティングしてもらったのですが、監督としての庵野(秀明)さんとは、『シン・ゴジラ』の現場でお会いしていて。僕が監督の現場を見学したくてお願いした結果の出演でしたが、その場では目も合わなかった。ところが、その3年後、『シン・ウルトラマン』の企画書が送られてきて、読んだ時に、これまでの僕の人生が着地したかのような感覚があったんです。ドラマ『漂着者』もそうですが、一つの作品との出合いがすべてを凌駕することがあるんですよね。今作をやる前に役者をやめなくてよかったと思ったし、苦節20年くらいの中で、そんな作品と出合うこと、そういう不思議な漂着をすることがあるんだなと感じました。以前、先輩に言われた『自分が出会う役には必ず意味があるから』という言葉の重みが、年々、増しています。今は、活動を広げていく時期がいったん終わり、自分のキャパシティを超えないように、淘汰していく時期に入ったように思います。そういう意味では、これから取り組む仕事やプロジェクトの一つ一つが、今後の自分にとってのターニングポイントになってくるのだろうなと思っています」さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ。東京都出身。主演ドラマ『漂着者』が9月24日に最終回を迎える。主演をつとめる映画『シン・ウルトラマン』の公開が控えている。ジャケット¥64,900シャツ¥41,800パンツ¥42,900(以上suzuki takayuki/スズキ タカユキ TEL:03・5846・9114)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年9月22日号より。写真・フジイセイヤ(W)スタイリスト・三田真一(KiKi inc.)ヘア&メイク・くどうあき取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年09月16日役者、監督、プロデューサー…と様々な顔を持つ、斎藤工さん。作品に真摯に向き合い続ける斎藤さんの心を動かしたターニングポイントについて伺いました。役者新しい風が吹いた、と感じた役にこそ挑戦していきます。色っぽくて危うい。『昼顔』は、斎藤さんの一つのカラーを確立した作品に。「思いも寄らない流れでしたが、身を任せました。達成感を得たら終わるという恐怖を常に感じているので、今までとは違う風が吹いた時こそ、ぐっと手を伸ばしてつかむんです」。ドラマ『漂着者』でも新境地を切り開いた。「出演にあたり、その嗅覚を信頼するリリー・フランキーさんに相談し、背中を押してもらいました。『全裸で登場するのは、ターミネーターか工くんくらいだよ』と(笑)」ターニングポイント作品『昼顔』(2017年)大ヒットテレビドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の劇場版。主婦だった木下紗和(上戸彩)と、大学の非常勤講師・北野裕一郎(斎藤)の再会と道ならぬ恋を描く。DVD¥4,180Blu‐ray¥5,170発売元:フジテレビジョン販売元:ポニーキャニオン©2017 フジテレビジョン 東宝 FNS27社『漂着者』(2021年)海岸に全裸で漂着した正体不明の男(斎藤)は、日本中の注目を集め、「ヘミングウェイ」と呼ばれるように。次第に予言する力を発揮し、崇拝される存在となっていく。金曜ナイトドラマ『漂着者』テレビ朝日系・毎週金曜23:15~24:15(※一部地域を除く)監督自分の体験を人と共有する瞬間を追い求めています。齊藤工名義での長編監督デビュー作となった『blank13』。日本公開前の1年間、世界各国の映画祭で上映した。「インディアナポリスの映画祭での上映後、最後に席を立ったおばあちゃんが、泣いて僕をハグしながら、これは私の物語だと言ってくれたんです。住む場所や性別、年齢を超え、自分と同じようなことで悩んでいる人がいるんだと知る経験をし、映画を作った意味が生まれたと感じたし、救われました。その瞬間を追い求めて、今も作品と向き合っています」ターニングポイント作品『blank13』(2017年)13年前に失踪した余命3か月の父(リリー・フランキー)と再会したコウジ(高橋一生)。溝が埋まることなく亡くなった父の真実を、葬儀に参列した知人から聞くことになる。DVD¥5,280Blu‐ray¥6,380発売元:クロックワークス販売元:TCエンタテインメント©2017「blank13」製作委員会プロデューサー幼い頃の自分が観たい作品を軸に置いています。脚本家・金沢知樹が、俳優・野添義弘の還暦公演のために書き下ろした戯曲が原案の映画『その日、カレーライスができるまで』。「その一人芝居が本当に素晴らしくて、優しくて。彼らと監督の清水康彦さん、主演のリリー・フランキーさんの掛け算から生まれる作品は、この状況下で生まれるべくして生まれた光のようなものになると思いました。プロデュース時は、映画を観ている幼少期の自分の視点に立ち、“観たい”というものを無責任に投げかけるようにしています」ターニングポイント作品『その日、カレーライスができるまで』(2021年)幼い息子を亡くした健一(リリー・フランキー)は、妻の誕生日に好物の3日目のカレーを作ることが恒例に。ラジオ番組とカレーがつなぐ特別な奇跡の物語。全国順次公開中。©2021『その日、カレーライスができるまで』製作委員会さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ。東京都出身。主演ドラマ『漂着者』が9月24日に最終回を迎える。主演をつとめる映画『シン・ウルトラマン』の公開が控えている。ジャケット¥64,900シャツ¥41,800パンツ¥42,900(以上suzuki takayuki/スズキ タカユキ TEL:03・5846・9114)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年9月22日号より。写真・フジイセイヤ(W)スタイリスト・三田真一(KiKi inc.)ヘア&メイク・くどうあき取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年09月16日企画&原作・秋元康、主演・斎藤工による「漂着者」の6話が9月3日放送。斎藤さん演じるヘミングウェイの“未来改変”に視聴者から驚きの声が上がるなか、リリー・フランキー演じる深見の寺の“饅頭”にも多くの注目が集まっている。全裸で海岸に漂着、予知能力を持ち、謎の団体に匿われ、海外の諜報機関からも狙われるヘミングウェイを斎藤さんが演じる本作。幼い頃議員だった父が逮捕された過去を持つ新聞記者の新谷詠美に白石麻衣。詠美の父とも面識がある上司の橋太に橋本じゅん。ヘミングウェイの秘密を知り利用しようとする、NPO法人「しあわせの鐘の家」主宰のローゼン岸本に野間口徹。ヘミングウェイやローゼンを追う刑事の柴田俊哉に生瀬勝久。柴田とバディを組む意外と武闘派な若手刑事・野間健太に戸塚純貴といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。幼稚園バスの運転手を殺害し、13人の園児を拉致・監禁していた古市琴音(シシド・カフカ)の自宅にローゼン岸本が出入りしていたと知り、柴田は野間を連れ重要参考人としてローゼンを警察に引っ張るため「しあわせの鐘の家」に向かう。しかしそこに総理大臣が現れ、柴田たちは引き下がるしかなくなる。テレビで総理大臣と公開討論をしてほしいと言われたヘミングウェイは「なぜ記憶もない自分が政治に利用されるのですか」とローゼンに反論。すると「むしろヘミングウェイ様が総理を利用するのです」と諭される。そしてヘミングウェイから自分が予知能力の遺伝子を持っているのかと質問されたローゼンは、無言でうなづく。その後ヘミングウェイは詠美の部屋を訪れ、詠美と一夜を明かす。そして始まった総理との公開討論。その場でヘミングウェイは総理が死ぬと発言する。激怒した総理はヘミングウェイを退席させるのだが、その時、ヘミングウェイの描いた絵を見た詠美は総理の頭上のシャンデリアが落下することを知る。しかし時すでに遅く、ヘミングウェイの絵の通り総理は死亡する。その夜、詠美から「未来を変える力があるなら、みんなを幸せにして欲しい」と言われたヘミングウェイは「もう変えてしまいました」と語り、彼女の手帳に“最初に予知した未来”の絵をはさんだと告げる。そこには橋が総理を殺す様が描かれていた…というのが今回のストーリー。「キャップが総理を殺す未来だった?????」「キャップが総理を殺す未来を変えた」など橋が総理殺害を企てていたことに衝撃が走るとともに、「ん?ちょっと待って?ヘミちゃんが描いた絵を破って違う絵を新しく描けば、未来が上書きされるという事?それはなんかもう予知では無いよね?」「第六感の予知能力+記号新しい力は絵を破れば未来を変えられるって事!?」など、ヘミングウェイの新たな能力にも驚きの声が。また久々に登場したリリー・フランキー演じる深見龍之介が住職を務める雲行寺の饅頭にも「饅頭にも、あのタトゥーと同じ模様が描いてあったのも気になる」「饅頭に書かれてる二羽の鳥をあのポーズで表してる…??」「饅頭にもマークついてない? リリーフランキーも生贄集める係?」などの反応多数。ローゼンたちのポーズやヘミングウェイのタトゥーと雲行寺の饅頭に刻印されたマークの共通点にも注目が集まっている模様だ。(笠緒)
2021年09月04日企画&原作・秋元康、斎藤工主演「漂着者」の4話が8月20日放送。斎藤さん演じる“ヘミングウェイ”と白石麻衣演じる詠美との“長電話”に「恋人同士か」「なんか相思相愛」などの声が集まるとともに、白石さんの“おでこ出しスタイル”も話題となっている。海岸に謎の男性が漂着。記憶を失ったその男性は、つぶやいた言葉からヘミングウェイと呼ばれるようになる。さらに彼には“予知能力”ともいえるような力があり、彼の絵が行方不明になった女児を見つけ出すきっかけとなったことで一躍有名になる。そんなヘミングウェイをNPO法人「しあわせの鐘の家」が引き受けるのだが、彼のことを探っていた新聞記者の新谷詠美は、彼を取材する過程で、人類が失った“第6感”の遺伝子と旧ソ連がその遺伝子を研究していたことを知る。そんななかヘミングウェイの“婚約者”を名乗る人物が現れる…という展開の本作。予知能力のような力を持つヘミングウェイに斎藤さん。彼を取材する新聞記者の新谷詠美に白石さん。詠美とも親しい刑事の柴田俊哉を生瀬勝久が、柴田とバディを組む若手刑事の野間健太に戸塚純貴。詠美の上司、橋太に橋本じゅん。ヘミングウェイの婚約者を名乗る古市琴音にシシド・カフカといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。4話では帰宅した詠美が、殺された大学の准教授・古郡(森準人)から託されたUSBの中身を確認しようとしていると、そこにヘミングウェイから電話が。「詠美、今すぐ家を出るんだ。君の身に危険が迫ってる」というヘミングウェイの言葉通り、時を同じくして黒ずくめの男が詠美の部屋に侵入、USBを奪おうとする。その背後から男にワインのボトルを振り下ろす詠美だが、逆にスタンガンで気絶させられ、連れ去られそうに。そこにヘミングウェイから連絡をもらった柴田が現れ、危うく難を逃れる…という展開に。一連の事件の間中、詠美のスマホはヘミングウェイの電話とつながったままになっており、男が去った後も電話で語り合い、同じ月を見つめる…そんな2人に「恋人同士かってくらい長電話して一緒に月を見るヘミ様と新谷さん」「こっから更に詠美さんがヘミングウェイにハマっていくのかな…」「なんか相思相愛になってねぇかこれ!」などの声が視聴者から上がる。また白石さんの自宅での“おでこ出しスタイル”にも「すげーシリアスな場面なのに新谷ちゃんの髪飾りがかわゆくて…」「純粋に髪止めデコだしまいやん先生の可愛さがやばい」等の反応も。翌日、野間から詠美の部屋で起きた出来事について聞かれた柴田は、自分が若い頃“こめかみ血管刑事”と呼ばれていたと語るのだが、こちらのシーンにも「こめかみ血管刑事って連呼するのやめてwwww無理www」「こめかみ血管刑事ってドラマ作って(^▽^;)テレ朝で」などといった感想が。柴田と野間にも「柴田野間のやりとりかわいすぎる」「あの2人はホントいいコンビだわねwwwwww 癒される」といった声が寄せられている。(笠緒)
2021年08月21日秋元康と斎藤工がタッグを組んだドラマ「漂着者」。本作に新聞記者・新谷詠美役で出演する白石麻衣のサプライズバースデーが現場で行われた。撮影現場では、「8月20日は白石麻衣さんのお誕生日です!」というスタッフの呼び掛けに、驚きつつも「やったー!」と笑顔を見せた白石さん。白石さんの似顔絵があしらわれたアイシングクッキーが渡された際には、「すごい! かわいいですね」とじっくり観察する様子も。さらに、斎藤さんからは「おめでとうございます」とプレゼントを差し出され、「うれしい!ありがとうございます」と大喜び。最後には、「今年29歳になります。このドラマの撮影中に誕生日を迎えられてすごくうれしいです」と思いを語り、「最後まで無事に撮影が終えられることを願っています。よろしくお願いします!」とコメントした。そして今夜の放送では、詠美に危険が迫るという。前回突然現れた、ヘミングウェイの婚約者を名乗る・古市琴音(シシド・カフカ)にインタビューを行うことになった詠美だが、彼女はヘミングウェイの本名すら知らないといい、「婚約していたのは1400年前」と言ってのける。その後の深夜、自宅で仕事をしていた詠美は、危険を察知したヘミングウェイから「早く家を出た方がいい」と電話で告げられ、息を潜めて身構えるが…というあらすじ。さらに、また新たな事件が発生と、第4話も見逃せない展開が待っている。なお、8月22日(日)11時15分(※一部地域を除く)から、いまからでも間に合う、本作のこれまでのふり返りと徹底考察を行う番組「あなたはこの謎がすべて解けるか?話題沸騰ドラマ『漂着者』徹底考察ナビ」の放送が緊急決定した。「漂着者」第4話は8月20日(金)23時45分~テレビ朝日系にて放送。※「熱闘甲子園」休止の場合は23時15分スタートに変更。(cinemacafe.net)
2021年08月20日斎藤工が謎の漂着者“ヘミングウェイ”を演じ、衝撃的なシーン、予測できない不気味な展開が話題となっているドラマ「漂着者」。この度、8月13日(金)今夜放送の第3話にて、新たなキーマンとしてシシド・カフカが登場することが分かった。シシドさんが演じるのは、ヘミングウェイの前に現れる、妖しくも美しい謎めいた女性。彼を知っている人が誰ひとりとして現れないという不可思議な状況の中、突然現れたこの女性は、「自分はヘミングウェイの婚約者だ」と言い始める…。“ヘミングウェイの正体”という重要なカギを握る彼女。今回、ドラマでは初となる着物姿で登場するシシドさんは「何かと初めて尽くしの役柄で私に務まるかと危惧しておりますが」と話しつつ、「工さんとの初めての共演楽しみたいと思います」とコメントしている。第3話あらすじヘミングウェイ(斎藤工)の担当医・国原栄一(船越英一郎)の遺体が見つかった。不可解なことに彼も入院中に不審死を遂げた大学教授・後宮徳次郎(越村公一)同様、胸の前で腕をクロスさせていた。一方、「しあわせの鐘の家」の施設を訪れた新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)は、電話で国原死亡の知らせを受ける。すると、ヘミングウェイはすでにそのことを知っていた。さらにヘミングウェイは「死が連鎖している。まだ何人も死にますよ」と言う。新潟県警の捜査本部では、ヘミングウェイが入院していた病院で猟奇的な不審死が続いていることに色めき立っていた。刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)は、ヘミングウェイを重要参考人として呼び出そうと息巻くのだが…?「漂着者」第3話は8月13日(金)23時45分~テレビ朝日系にて放送。※熱闘甲子園休止の場合は23時15分スタート(cinemacafe.net)
2021年08月13日「飛び道具的な役はたくさんやってきましたけれど、センターでこういうキャラはレアですね(笑)。企画・原作・脚本を担当する秋元康さんはエンターテインメントのへそにいらっしゃる方。これも、うねりを作り出す魔法の何かなのかなあと思いながら挑んでいます」そう話すのはドラマ『漂着者』(テレビ朝日系・毎週金曜23時15分から※一部地域を除く)で記憶喪失の漂着者を演じる斎藤工(39)。これまでも一風変わったキャラクターを演じることが多かった彼だが、今作では食生活を変える、爪を伸ばすなどして私生活から役に近づけたという。「僕らが作るものはフィクションで、今回僕が演じるヘミングウェイも、視聴者は虚像だと思って見ていると思います。ただそのなかでも、『あれ?本物の予言者かも!』という瞬間があればあるほど、みなさんは本能的に作品に没入できる。突拍子もない入口だったらなおのこと、生身の僕らが、“真実”をほどよく入れて演じることがいちばん大事だと思っています」
2021年08月13日菅田将暉をはじめ、杏、岡田将生、斎藤工、吉田鋼太郎ら名優たちが揃い、謎の立方体「CUBE」を舞台にした劇薬系密室エンターテインメント『CUBE 一度入ったら、最後』。この度、原作をリスペクトした衝撃的な設定はそのままに、完全オリジナルストーリーで繰り広げる本作の謎が隠された場面写真が公開された。到着したのは、謎の立方体=CUBEに閉じ込められた6人の姿を写し出した場面写真6枚。まずは、不穏な気配漂う「CUBE」内の全方向にある謎の扉を開け、脱出を試みるエンジニア・後藤裕一(菅田さん)の姿が。意を決した様な表情を浮かべ、振り返る後藤の真意とは?また、<青色の部屋>の中で、後藤、甲斐(杏さん)、越智(岡田さん)、千陽(田代輝)、そして何故か裸足の井手(斎藤さん)らが、安東(吉田さん)の話に耳を傾けたり、後藤&千陽&甲斐がしゃがみ込んでいる場面では、後藤と千陽が誰かに何かを訴えかけていたり。一方、<オレンジ色の部屋>では、怒りの表情を見せる安東と余裕の笑みを浮かべる越智の姿が切り取られている。【CUBEが赤く染まる時は、誰かの殺意を感知する時…】ということだが、2人の表情が意味するものとは?さらには、傷を負った井手が後藤の胸ぐらを掴みあげるシーンや、<緑色の部屋>で、何かを見て怯えた表情を見せる越智と、目を見開き驚く甲斐の2ショットも公開。いずれの写真も、殺人トラップばかりでなく、6人が極限状態の中繰り広げる展開の行方が気になるカットばかりだ。『CUBE 一度入ったら、最後』は10月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:CUBE 一度入ったら、最後 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年08月09日2021年7月23日、俳優の斎藤工さんが自身のInstagramを更新。公開した写真に、「衝撃」「どうしたんですか!」などの驚きの声が寄せられています。斎藤工のツインテール姿に、驚きの声Instagramには、斎藤さん本人が撮影した著名人の写真が多く公開されており、ファンの間でたびたび話題になります。そんな中、久しぶりに斎藤さん本人の写真が公開。どんな1枚か、気になりますよね。「髪伸びたので、左右で結きました。ハートのゴムで」というコメントとともに投稿された写真がこちらです! この投稿をInstagramで見る 斎藤工/齊藤工 Takumi Saitoh(@takumisaitoh_official)がシェアした投稿 写っていたのは、なんとハートのゴムで髪を結んだツインテール姿の斎藤さん!髭とツインテールという、異色の組み合わせにクスッとした人も多いことでしょう。投稿には、同月23日にスタートしたドラマ『漂着者』(テレビ朝日系)のハッシュタグが付けられており、おそらく宣伝のため投稿したものと思われます。さらに、同月22日にはこんな姿も公開していました。 この投稿をInstagramで見る 斎藤工/齊藤工 Takumi Saitoh(@takumisaitoh_official)がシェアした投稿 似合う人が限られそうな、オカッパ風のカツラを着用した斎藤さん。なぜか似合ってしまうのも、斎藤さんのビジュアルゆえでしょう…!写真には「夏なので髪切りました。40代はコレで行きます」という遊び心あふれるコメントも。これらの投稿には、ネット上からこのような声が寄せられています。・ツインテールがかわいい。なんでも似合うのがすごい…。・イジリー岡田さんに見えて、電車で吹き出してしまいました!こういう姿も見せてくれるところ、大好きです。・サービス精神が最高!まさか髭とツインテールの共演が見られるとは…!かっこいいだけではない、さまざまな魅力でファンを惹き付ける斎藤さん。これからの活躍に、より一層目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2021年07月24日斎藤工主演、企画・原作・脚本を秋元康が手がける「漂着者」が7月23日スタート。先が読めない展開にSNSがざわめくなか、同じ秋元氏が手がけた「あなたの番です」を連想した視聴者も続出。キャスト陣の豪華さにも多くの反響が寄せられている。記憶を失い全裸で海岸に漂着した“正体不明”の主人公が、謎の“予言”にも似た力を発揮。それがSNSで拡散されていくことで次第に人々から崇められる存在になっていく――というストーリーの本作。とある地方の海岸に全裸で漂着、“予知能力”のような力を発揮していく“ヘミングウェイ”を斎藤さんが演じるほか、警察の不祥事も暴いてきたやり手新聞記者の新谷詠美に白石麻衣。ヘミングウェイの担当になる「新潟医療大学病院」の精神科医、国原栄一に船越英一郎(特別出演)。NPO法人「しあわせの鐘の家」を主宰するローゼン岸本に野間口徹。新潟県警刑事部捜査一課の刑事、柴田俊哉に生瀬勝久。柴田とバディを組む若手刑事の野間健太に戸塚純貴。新谷の上司で新潟北陸新聞社社会部キャップの橋太に橋本じゅん。雲行寺住職の深見龍之介にリリー・フランキー。また漂着したヘミングウェイを発見した女子高校生3人組に太田奈緒、隅田杏花、吉田志織といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。女子高校生3人が海岸に漂着した男を発見、スマホで撮影しながら彼に近づくと男が突然顔を上げ「勝者には何もやるな」とつぶやき意識を失う。緊急搬送された病院で検査してみると、かなりの距離を泳いで来て溺れたことが判明。記憶を失った彼に国原は何か思い出したことがあればメモを取るようにと進言する。高校生たちがSNSに上げた男の動画がバズり、つぶやいた言葉から彼は“ヘミングウェイ”と呼ばれるように。さらに彼が描いた画が、行方不明の女児が発見された場所と酷似していたことから、事件を追っていた詠美はヘミングウェイの元を訪れる。ヘミングウェイは詠美の訪問を予期したような絵を描いていただけでなく、カバンの中にガラスの破片が入っていたことまで予期して…というのが1話の物語。SNSでは先の読めないストーリー展開に「展開が読めない、次回以降も楽しみ」「たまたまテレビつけてて始まったから見てたんだけど面白くて続きかなり気になる…」「どんな展開になるのか全く分からなくて面白い」「世の中にはまだまだ観たことないような設定のドラマが生まれるものだなあ」といった声が上がるとともに、「あなたの番です並に、展開読めないし惑わされる」「あな番みたいに、最後は全て謎が解けるのかな」「あな番みたいにまた考察班が出てくるのかな」など、本作と同じく秋元氏が原案を手がけた「あなたの番です」を連想した視聴者からの反応も。また「この教祖感は斎藤工にピッタリ」「もっと白石さんのお芝居みたい…!」など斎藤さん、白石さんをはじめ「脇を固めてる俳優さんたちが個性的な方ばっかでそこも楽しみ」「生瀬さんに戸塚くん、橋本じゅんさん、名脇役最高キャストか」「深夜ドラマと思えないくらいキャストが豪華」「キャスティングがガチすぎ全員役にハマってる」と、キャスト陣に触れたコメントも数多く寄せられている。(笠緒)
2021年07月24日今期の夏ドラマは異例のロケットスタート。そんな作品の中から、スタッフと本誌がイケメンをピックアップ!ストーリーもさることながら彼らの姿にドキドキしましょう♪■『Night Doctor』フジテレビ系にて月曜21時〜働き方改革により深刻な人手不足が叫ばれる医療界。夜間救急専門の「ナイト・ドクター」として集められた若き5人の医師たちが絆を強め合い、医師として成長していく姿を描く。田中圭(36):「あさひ海浜病院」救命救急センターナイト・ドクター成瀬暁人役北村匠海(23):「あさひ海浜病院」救命救急センターナイト・ドクター桜庭 瞬役岸優太(25)King&Prince:「あさひ海浜病院」救命救急センターナイト・ドクター深澤 新役〈本誌のドキドキポイント〉奮闘する医療現場で主演の波瑠との恋はある?ヘタレからの著しい成長ぶりが母性本能をくすぐる深澤、人懐っこい笑顔の裏に隠された秘密が気になる桜庭、そして、クールだけど実は面倒見のいい成瀬。この3人のなかに、朝倉美月(波瑠)と恋に発展する人はいるのか!?〈本誌の推しイケメン〉櫻井海音(20):救命救急センター看護師新村風太役端正なルックスで人気急上昇の櫻井。ミュージシャン・Kaitoとして活動するほか、朝ドラ『エール』(NHK)で俳優デビュー。連ドラ初レギュラーとなる今作では、先輩看護師(野呂佳代)との掛け合いが面白いと評判!■『ボクの殺意が恋をした』読売テレビ・日本テレビ系にて日曜22時30分〜育ての親である“伝説の殺し屋”が何者かに殺され、復讐のために殺し屋になる主人公。暗殺ターゲットの女に近づくが、自らの間の悪さが災いして殺せない。しかも、その女に恋してしまって……。〈ドラマPが語るドキドキポイント〉殺したいのに助けてしまう??「最高に間が悪い殺し屋を演じる主演の中川大志さん。暗殺ターゲットのヒロイン(新木優子)を殺したいのに、思わずカッコよく助けてしまうシーンには、ドキドキとキュンが詰め込まれています!」(中間利彦プロデューサー)〈ドラマPの推しメン〉中川大志(23):ルーキー殺し屋男虎 柊役■『推しの王子様』7月15日スタート(初回15分拡大)フジテレビ系にて木曜22時〜理想の“推し”(好きなゲームのキャラクター)と容姿がソックリの男性に遭遇した36歳のヒロイン。イケメンだけど無作法で無気力なその彼を自分の理想の男性に育てるために奮闘する。渡邊圭祐(27):残念なイケメン五十嵐航役ディーン・フジオカ(40):ゲームの制作会社「ペガサス・インク」副社長でトップクリエーター光井倫久役〈本誌のドキドキポイント〉男性版マイ・フェア・レディ!?役者としてめざましい活躍の渡邊が“マイ・フェア・レディ”に挑戦。さえない青年から素敵なジェントルマンに成長を遂げる姿は間違いなくカッコいい!日高泉美(比嘉愛未)をめぐるおディーン様との恋のライバル対決も楽しみ。〈本誌の推しメン〉瀬戸利樹(25):「ペガサス・インク」プランナー有栖川遼役/藤原大祐(17):中華料理店・アルバイト藤井 蓮役真面目で恋におくてな有栖川を演じる瀬戸と、同じく“仮面ライダー”出身の渡邊の共演に注目。有栖川を主人公に描くスピンオフも必見だ。また、プロミュージシャンを夢見る少年を演じる藤原の歌声も期待大。■ドラマ25『サ道2021』7月9日スタートテレビ東京ほかにて金曜24時52分〜’19年7月期で放送され、サウナブームを巻き起こした『サ道』の新シリーズ。前シリーズに続き、主人公のナカタアツロウ(原田泰造)たちサウナー3人のサウナ談議が繰り広げられる。〈本誌のドキドキポイント〉だいたい全裸です「サウナで蒸される姿がイケメンだった」という理由で付けられたこのあだ名。人気俳優のほぼ全裸が毎回見られると女性人気も高し!磯村は実生活でもサウナーに。〈本誌の推しメン〉磯村勇斗(28):サウナ&カプセルホテル「北欧」に集うサウナーイケメン蒸し男役■金曜ナイトドラマ『漂着者』7月23日スタートテレビ朝日系にて金曜23時15分〜※一部地域を除くとある地方の海岸に漂着した正体不明の男が、SNSで注目を集め、次第に人々からあがめられる存在になっていく。秋元康が企画・原作を手がけたSNS時代の光と闇を描く衝撃作。斎藤工(39):謎の漂着者ヘミングウェイ役〈ドラマPが語るドキドキポイント〉何を考えているかわからないから引きつけられる!「斎藤さん演じるヘミングウェイは終始何を考えているのか、どこを見ているのかわからない、謎めいたキャラクターで、斎藤さん自身のミステリアスさとあいまって、引きつけられると思います」(飯田サヤカプロデューサー)〈ドラマPの推しメン〉戸塚純貴(28):新潟県警刑事部捜査一課・刑事野間健太役「イマドキの若者らしい刑事を演じる戸塚さん。まだ少年のようないたずら好きな表情がとてもチャーミングで、緊迫した物語のなかでホッとする部分になっています」(飯田サヤカプロデューサー)■サタドラ『女の戦争〜バチェラー殺人事件〜』テレビ東京系にて土曜23時25分〜※一部地域を除く総資産3千億円の御曹司をめぐり、妻の座を狙う7人の女性たちのドロドロの戦いと人間模様が描かれる愛憎サスペンス・コメディ。バチェラー役の古川は今作でテレビドラマ初主演。〈宣伝担当が語るドキドキポイント〉たまに見せる笑顔に注目!「主人公の鳴戸哲也は全くスキのないカッコよさで、性格まで優しい。まさに王子様のような人間離れした存在です。演じる古川さんのたまに見せる笑顔がチャーミングです!」〈宣伝担当の推しメン〉古川雄大(33):御曹司バチェラー鳴戸哲也役■金曜ドラマ『#家族募集します』7月9日スタート(初回15分拡大)TBS系にて金曜22時〜一つ屋根の下で同居することになったシングルファーザー&マザーと子どもたち。独身男も含めた性格も価値観もバラバラな7人が共に生活しながら“家族”になっていく姿を描くホームドラマ。重岡大毅(28)ジャニーズWEST:絵本出版社「エッグプラント」の社員でシングルファーザー赤城俊平役〈本誌のドキドキポイント〉子役との絡みが気になる!爽やかな好青年から“クズ”まで幅広いキャラクターを演じてきた重岡。父親役に初挑戦となる今作では、5歳の息子とのほほ笑ましいやりとりや、子育ての悲喜こもごもを多彩な表情で見せてくれるだろう。〈本誌の推しメン〉金子大地(24):本郷坂第一小学校・教師中里隆志役/福山翔大(26):はづき保育園・保育士佐山圭太役小学校教師でシングルマザーの桃田礼(木村文乃)に憧れを抱く教師役の金子と、俊平の息子・陽(佐藤遙灯)が通う保育園の保育士役、福山。次世代スター候補がどんな先生姿を見せるか期待が高まる!
2021年07月09日菅田将暉をはじめ、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎と日本屈指の名優たちが勢揃いし、カルト的人気を誇る密室スリラーを公認リメイクする『CUBE』。毎月18日を「CUBE」=部屋の日として情報解禁を行ってきた本作に、この度、名バイプレイヤーの柄本時生が出演していることが分かった。映画『バイプレイヤーズ ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』、ドラマ「泣くな研修医」をはじめ、出演する作品で毎回、強烈なインパクトを刻み続ける名俳優が、本作に“最初の男”として出演。“最初の男”とはオリジナル『CUBE』に登場する、“網目状のワイヤーナイフトラップによってバラバラに切り刻まれる”CUBE最初の犠牲者のこと。 本作映画化解禁時には、この役を「誰が演じるのか」「そもそも登場するのか」などSNSで憶測が飛び交っていた。こうしたトラップには、例えば『バイオハザード』では特殊部隊率いるワン隊長、『バイオハザードlll』ではアイザックス博士がそれぞれ“レーザートラップによって切り刻まれる”形で犠牲となった。また「鬼滅の刃」でも、主人公・竈門炭治郎の先輩にあたるキャラクターが同様の運命に遭った。そんな大注目の“最初の男”を演じたことに、柄本さんは「(ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の映画『CUBE』は)中学生だったと思うのですが、スゴい作品が出てきたなと衝撃を受けたのを覚えております。現場に入ってセットを見た時、日本でこんなことが出来るのかと感動をしました」とコメント。本作での“最初の男”は、主人公・後藤裕一(菅田将暉)たちよりも前にCUBEに閉じ込められた模様。突如閉じ込められた謎の CUBEを前に「一体これから自分の身に何が起こるのか」という予測不可能な恐怖からか、その表情には壮絶な緊迫感がにじみ出ている。『CUBE』は10月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:CUBE(2021) 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年06月18日企画&原作・秋元康×主演・斎藤工がタッグを組んだ新ドラマ「漂着者」に、白石麻衣が出演することが分かった。本作は、海岸に全裸で漂着し、女子高生たちに発見された、斎藤さん演じる正体不明の男性“ヘミングウェイ”が、彼女たちがSNSに投稿した動画をきっかけに、一躍時の人となり、さらには予知能力らしきものをもっており、世間を騒がせている事件を解決に導き、次第に人々から崇められるようになっていく…。今回、白石さんが演じるのは、ヘミングウェイの謎を追う新聞記者・新谷詠美。スクープを狙って、物おじせずに刑事たちへの夜討ち朝駆けもこなす彼女は、ヘミングウェイの正体を暴くため取材を続けるうちに、新聞記者としての“疑いの目”をも覆すヘミングウェイの神がかった不思議な能力を目の当たりにし、次第に彼に魅入られていく。「乃木坂46」卒業後、初の連続ドラマ出演、そして初の新聞記者役となる白石さんは「実は普段あまり新聞を手に取ることがないんです。でも、この役を演じるからには、実際に新聞を手に取ってしっかり読んでみようと思っています」とコメント。また、斎藤さんとは今回が初共演。「楽しく撮影ができたらいいなと思っております。さっきメイクさんたちとお話されているのが少し聞こえてきたんですが、斎藤さんはすごく健康に対する意識が高い方なのかなって(笑)。個人的に、そういうお話も聞かせていただきたいなと思いました」と言い、「ヘミングウェイとは一体何者なのか…それは私たちもまだわからないんですが、見てくださる皆さんにハラハラとドキドキ、そしてワクワクをお届けできる作品になっていくと思いますので、楽しみにしていただけたらうれしいです」と視聴者へメッセージを寄せた。一方、斎藤さんは「白石さんは“白”というイメージが一番ふさわしい方だなという印象でした。でも、今回の役柄では、きっとこれまでに見たことのない白石さんが見られると思います。しかもそんな白石さんと一緒にお芝居ができるということで、とてもうれしいです」と話している。金曜ナイトドラマ「漂着者」は7月23日より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送。※一部地域で放送時間が異なる(cinemacafe.net)
2021年06月16日テレビ朝日系金曜ナイトドラマではこの夏、斎藤工主演、企画・原作を秋元康が手掛ける「漂着者」を放送することが決定した。物語は、とある地方の海岸に全裸の男性が漂着したところから始まる。偶然、この男を発見した女子高生たちが、軽い気持ちでSNSに動画を投稿したことで、男は一躍時の人に。また、発見時につぶやいた言葉から「ヘミングウェイ」と呼ばれ注目を浴びる。記憶がなく、自分が何者かもわからないこの男。さらには、世間を騒がせている事件を解決に導く予言めいた力を発揮したことで、次第に人々から崇められる存在になっていく――。テレビ朝日の連続ドラマ初主演となる斎藤さんが演じるのは、この正体不明の漂着者・ヘミングウェイ。世間を騒がせている事件を次々と解決に導くヘミングウェイは予言者なのか、実は事件に関わる怪しい人物なのか…。そして彼はどこから来たのか?謎だらけの人物を今回演じる斎藤さんは「僕は映画が好きなので、年齢の割にはいろいろな作品を見てきた方だと思うんですが、このドラマは何とも似つかない、かといってすごく奇をてらっているわけでもない。そして、新しいけれど懐かしい…という、すごく不思議な気持ちになりました」と作品について語る。また、役作りについては「実際に僕の周りにも記憶の一部を失っている方がいらっしゃるんです。その方を見ていて、僕自身、何かを失った時に、別の能力が倍増してリカバリーするという、人間がもともと持ち合わせている英知を超えた能力というのは、実際にあると思っています。厳密にいうと、この方がモデルというわけではないんですが、これまで見てきた作品の主人公も含めていろいろなものを参考にさせていただきました」とコメントした。▼第1話あらすじ海岸を女子高生3人が歩いていると、全裸の男(斎藤工)が倒れていた。スマホで動画を撮影しながら恐る恐る近づいて行くと、男が突然顔を上げ、「勝者には何もやるな」とつぶやき、意識を失ってしまう。緊急搬送された病院で検査した結果、記憶障害が疑われ、かなりの距離を泳いで来て溺れたことが判明。身元がわかるものも所持しておらず、唯一の手掛かりは、左足首に入ったタトゥーだけ。一方、女子高生3人は、男を発見した際の動画を軽い気持ちでSNSに投稿、大バズりする。 「勝者には何もやるな」という言葉から、ヘミングウェイと呼ばれ、男は一躍時の人となる。そんな中、女児の失踪事件が発生。捜査を続ける県警捜査一課の刑事・柴田俊哉と野間健太、そしてスクープを狙う新聞記者・新谷詠美らが事件を追う中、ついに女児が発見される。すると、女児の発見場所が、ヘミングウェイが描いた風景と酷似していることが判明。予知能力をもっているのではないか、とネットをザワつかせることに。そんなある日、初老の入院患者・後宮徳治郎がヘミングウェイとエレベーターに乗り合わせる。すると、ヘミングウェイの足首に入ったタトゥーに気づいた後宮が、何かをつぶやき、突然怯え始め…?金曜ナイトドラマ「漂着者」は7月、毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送予定。※一部地域で放送時間が異なる(cinemacafe.net)
2021年06月11日5月26日昼ごろ、東京・渋谷の交差点でポケットに手に入れて立っていたのは俳優・斎藤工(39)。ジャケットからのぞくお腹は、驚くほどぷっくり膨らんでいた。「来年公開予定のNetflixドラマ『ヒヤマケンタロウの妊娠』のロケが行われていたのです。原作のコミックは、男性も妊娠・出産できるようになった社会が舞台です。斎藤工さんが演じる主人公は、広告代理店で働くサラリーマンで、おもいがけない妊娠に直面します」(ドラマ関係者)5月21日に発売された『FRIDAY』にも同ドラマのロケ現場写真が掲載されているが、赤ちゃんは順調ということなのか、さらに斎藤のお腹は大きくなっているようだった。斎藤の“腹”といえば、最近話題になったのは“自腹予約席購入”だ。5月29日から6月4日まで、名古屋市のミニシアター『シネマスコーレ』の計35回分のチケットを購入したのだ。前売り券代として振り込んだのは4万5,500円。座席には『斎藤工様お買い上げ席です』という張り紙がされ、話題を呼んだこともあっって観客も増えたという。「コロナ禍のために地方のミニシアターも苦境にあえいでいます。昨年4月には、若手映画監督らが『ミニシアター・エイド基金』を発足させ、斎藤工さんも記者会見に出席しました。さらに、井浦新さんや渡辺真起子さんらといっしょに、映画館を支援する俳優の団体『ミニシアターパーク』も主導しています。同団体は、アンソニー・ホプキンス主演の映画『ファーザー』をテーマにしたトーク企画の実施なども検討しているそうです」(芸能関係者)
2021年06月09日2021年5月現在、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)が日本で流行し始めてから早1年。現在も地域によっては緊急事態宣言が発令されるなど、事態の収束は見込みが立っていません。コロナウイルスの影響は人命だけではなく、経済にも大きなダメージを与えています。中でも、飲食店や娯楽施設は経営難にあえいでいる状況です。斎藤工、映画館で35もの空席を『お買い上げ』同月29日、愛知県名古屋市にある映画館『シネマスコーレ』がTwitterを更新。俳優の斎藤工(さいとう・たくみ)さんが登壇するトークショーを行ったところ、斎藤さんが素晴らしい提案をしたのだとか。なんと、斎藤さんは1週間に上映されるすべての上映で座席を1つずつ購入したのです!同映画館では期間中に5作品上映されているため、斎藤さんは合計で35席を購入したことになります。昨日のトークショーで斎藤工さんから驚きのご提案をいただきました…本日5/29(土)-6/4(金)の1週間、上映作品全ての座席を1席お買い上げいただきました…!!!!!各回この貼り紙が登場します。さらにこれが貼られていても、座っていただいて構わないそうです!なんだかドキドキしますね。 #斎藤工 pic.twitter.com/zsvWcqDyOR — シネマスコーレ (@cinemaskhole) May 29, 2021 斎藤さんが『お買い上げ』した座席には「斎藤工様お買い上げ席です」という貼り紙が!さらに素晴らしい点は、斎藤さんが購入した席は自由に座っていいとのこと。ある意味、一番のプレミア席といえるでしょう!今回の提案について、斎藤さんは自身のInstagramのストーリーズ機能でこのようにつづっています。もしも行けたら行っていた魅惑の上映ラインナップなのもありスコーレさんにわがままを聞いて良い席を頂きましたご来場の方良かったら遠慮なくここに座ってやって下さいtakumisaitoh_officialーより引用映画館の投稿は拡散され、「これは伝説の席になる予感!」「本当に素晴らしい!かっこよすぎる…」といった称賛する声が多数上がっています。ちなみに、斎藤さんの席は固定ではなく上映ごとに毎回変わるのだとか。芸術の灯を守る斎藤さんの粋なサービスは、多くの人を笑顔にしてくれました![文・構成/grape編集部]
2021年05月30日夏帆、石井杏奈、村上虹郎、安達祐実、蒔田彩珠、光石研、三浦貴大、瀧内公美、そして斎藤工らが出演するHuluオリジナル「息をひそめて」。コロナ禍、多摩川沿いの町で暮らす人々の人生に光を当てた本作の最終話(第8話)から、“河川敷合唱シーン”メイキング映像が解禁となった。いま世界中から注目を集める日本の若手映画監督・中川龍太郎がメガホンをとった本作は、豪華キャストたちが“いま”を生きる市井の人々の姿を時に繊細に、時に力強く演じ、明日への希望と人と接することの温かみを感じさせる作品に仕上がっている。最終話となる第8話では、第7話から1年が経ち、コロナ禍の終息の兆しが見え始めた未来が舞台。いま、自分たちができることは何なのかを考えた斎藤さん演じる高校教師の水谷光生が、合唱部の生徒たちに、自分たちで発表会を開催しようと提案する。曲目は、昨年コロナ禍で中止となった合唱コンクールで歌う予定だった「君のうた」。今回解禁するメイキング映像では、斎藤さんを中心に、発表会のために河川敷にフラッグを装飾しようと、生徒たちが力を合わせて楽しそうに準備をする様子や、演奏メンバーと生徒たちとのコミュニケーションをとり、その場の空気をひとつに合わせようとする姿が映し出されている。実は、合唱メンバーは事前に音楽担当のharuka nakamuraと合唱の練習を重ねたが、演奏メンバーと合わせるのは撮影当日が初めて。ぶっつけ本番さながらに撮影がされており、まさにセッションとなった映像が本編では確認できる。なお、5月9日(日)20時頃より中川監督、斎藤さん、nakamuraさんによるインスタライブの開催が予定されている。応援コメント到着浅野いにお(漫画家)今だからこそ巡ってきた出会いがあり、伝えられた想いがある。世界が変わってしまったことを前向きに見つめ直すことができる、小さな希望のような作品です。佐久間宣行(TVプロデューサー)社会とはそれぞれの生活の集まりで、そこには切実な苦しさや悲しさがある。そのひとつひとつを見つめていくこの作品の眼差しは、決して甘くない。しかしだからこそ、登場人物ひとりひとりの決意や不意の優しさに、胸が熱くなる。見れてよかった。笠井信輔(フリーアナウンサー)登場人物たちは皆マスクをして、コロナの困難、ストレスの中にいる。それを見守る多摩川の流れが温かい。川のそばに住みたくなった。自分の母校が舞台になっているから?それだけじゃない。1話30分の別々の物語が最終回に1つの流れになる奇跡と癒し。これはまさに、今の私たちの物語なのです。ストーリー東京と神奈川の境界線を流れていく水が東京湾に注ぎ込み、大きな空が広がる多摩川。自然豊かな川辺のそばを、スポーツを楽しむ人たちや、肩を寄せる恋人たち、歌の練習をする学生たち、自転車を走らせる人などが、思い思いに行き交っている。そんな川沿いで日々を過ごす人々の2020年コロナ禍の春。勤めていた会社を退職した妃登美(夏帆)は、思い出の味を頼りに亡き祖父が営んでいた食堂を再開させるが、2020年春、客足は激減。店をたたもうかと考えていると、ひとりの男性客・光生(斎藤工)が頻繁に来店し、祖父の代に人気メニューだった「あんかけレバニラ」と瓶ビールを注文するようになる。「実家に帰らず、寮で暮らす大学生」「マッチングアプリで出会った年の離れた男女」「ウーバーイーツでバイトをする娘と父親」「在宅勤務で24時間顔を突き合わせることになる夫婦」「最後の合唱コンクールが中止になった高校生」という多摩川沿いで生きる人々の日常…。2021年、晩秋。高校の教師である光生は、多摩川の河川敷で合唱部のコンサートを開催する。歌声が、川の流れに運ばれていく。その清らかな歌声を聴きながら、光生が見つけたことは――。Huluオリジナル「息をひそめて」はHuluにて独占配信中(全8話)。(text:cinemacafe.net)
2021年05月09日「お芝居への挑み方が、『完璧にやりたい』から『完璧だとつまらない』に変わってきているんです。最初から正解を決めてそう“見せかける”のは絶対嫌で、ごまかしなしで、本気でその感情になりたい」日本中の誰もが知る俳優・安達祐実は、穏やかながらもはっきりと自身の変化を語り、ほほ笑んだ。4月23日からHuluで一挙独占配信されたオリジナルオムニバスドラマ「息をひそめて」での取材時のことだ。『四月の永い夢』(18)や『わたしは光をにぎっている』(19)など、国際的に評価される俊英・中川龍太郎監督が、『そこのみにて光輝く』(14)や『まともじゃないのは君も一緒』(21)の脚本家・高田亮と組んだ本作。2020年の春、多摩川沿いを舞台に、コロナ禍の“いま”を8つの物語で紡いでいく。夏帆、三浦貴大、瀧内公美、光石研、斎藤工といった実力派が集結し、変わりゆく時代の中で、懸命に生きる市井の人々を演じた。その中の1エピソード「君が去って、世界は様変わりした」で安達さんが扮したのは、マッチングアプリで知り合った若者・宮下心平(村上虹郎)とひと時の時間を共有する女性・松崎妃美。お互いにほとんど素性を明かすことなく、ただ孤独を埋め合うふたり。コロナ禍でよりいっそう痛切に響く「ぬくもりの尊さ」を、繊細に描いた美しくも切実な作品だ。日常が一変してしまった世界で、役者としての生きざまを貫き続ける安達さん。そんな彼女に、作品の舞台裏と共に「役者としてのいま」を聞いた。村上虹郎との“心地よいぎこちなさ”初めて台本を読んだ際「すごくいいお話だと思いましたし、説明しすぎないところに演じる余地を感じました。言葉で語られずとも、そこに流れる空気が伝わってくる」と、“物語への愛着”と“役者としてのやりがい”の両面で惹かれたという安達さん。配信作品だから、という意識はなかったというが「配信作品に、自由で上質なものがどんどん増えてきましたよね。俳優が活躍できるフィールドが広がった感覚はあります」と「時代に合っている」表現を歓迎する。彼女が出演した「君が去って、世界は様変わりした」は約30分の作品で、撮影期間は3日間。決して潤沢に時間を使って撮影されたわけではないのだが、作品の中に流れる豊かな空気感は、我々が生きている日常と地続きにつながっている。どのようにして、作り上げていったのだろう?「私は監督とお会いしてお話ししたり、相手役の方と合わせてみたりして決める、くらいのゆるさで臨んでいるんです。ただ今回は、もう少し役の背景を知りたいなとも思っていて、そうしたら中川監督が衣装合わせでお会いした際に『恋愛事情』『どんな仕事をしているか』『いまどんな状態か』をきちんと説明してくださいました。実際の映像では描かれないけど、私たちの間では共有して持っていましたね」そのうえで安達さんは、「作品の空気感は、中川監督の現場の雰囲気から生まれたものかもしれません」と語る。「中川監督は静かに演出してくださる方で、同じ空気感をスタッフの皆さんも持っている感じがしました。ただ、本番中に『いまのテイクがしっくり来たな』と思うと、中川監督も『よかったですね』と言って下さって、同じ感覚を持てていたことが嬉しかったです。しっかりと芝居を観てくれるし、気になったときには『ここではどういう感情を持っていますか?』とまず聞いてくれる。とてもありがたかったです」。また、「(村上)虹郎くんも中川監督と似た空気感があった」とも。「夕方からの撮影の時『今日は何していたんですか?』とぽつぽつ質問してくれて。『子どもの幼稚園の行事に参加した』と伝えたら、中川監督と2人で『そうか、安達さんの中にはそういう世界もあるんですね』と語っていたのが新鮮でした。あと、私はそんなにたくさん映画やドラマを観ていないんですが、彼は『語る以上は中途半端は嫌だから、ちゃんと知っておきたい』とものすごくたくさん観ていて詳しくて、その辺りの話も聞きました。少し距離はあるんだけど、お互いにちょっとずつコミュニケーションをとろうとするぎこちなさと心地よさが、作品にちょうど良かったように思います」自分が抱いた感情を覚えておいて、演技の際に引っ張り出すここまでの話で、ひとつ気になる部分があった。それは、安達さんが役に挑むうえで「ゆるさ」を大切にしているということ。個人的には、俳優・安達祐実といえば生粋の技巧派であり、憑依型の名優であるイメージが強い。いわば、「ゆるさ」とは対極にあるように思う。そうした考え方は、昔から持っていたものなのだろうか?「途中から変わっていきました。最初の頃は、不安もあって『完璧に決めていきたい』と思っていたんですが、そうするとそれしか出来なくなってしまうんです。ある程度余白があるほうが、現場で面白いものが生まれやすいと気づいてから、自分自身もすごく楽に仕事をできるようになりました。人って、一つの人格だけじゃないじゃないですか。色々な感情があって、見えているのはあくまで一面。それもあって、決め込まないようにしたんです。その都度その都度、監督から求められるものにも対応できるようにいたいですしね」なるほど、とはいえ気になるのは、その“表出”の源だ。余白をあえて作った状態で現場に行き、臨機応変に「そこで生まれた感情」を演技として出していく。相手役との化学反応や、監督の演出によって柔軟に変化させていく秘訣とは何だろう?「昔から、自分が実際に抱いた感情を覚えているようにしています。それを引っ張り出して演技をしていますね。たとえば『昔観たあの映画のあのシーンのあのカットの顔をしよう』と思ってやるときもたまにありますが、それはちょっとイタズラ的な感じです(笑)。あとはやっぱり、これまでの現場で共演者の皆さんが演技をされる瞬間を実際に目の前で見てきているので、それが大きいのかもしれません」自らが抱いた感情と、他者の表情。安達さんの“インプット”は、あくまで人由来なのだ。本作においては、第1回目の緊急事態宣言中の「人と会わず、24時間子どもと向き合うことで抱いた孤独感や、『みんなはどうしているんだろう?』という不安」が、役を演じるうえで感情の増幅につながったという。役の感情になれていたら、泣いても泣かなくてもいい安達さんが「君が去って、世界は様変わりした」に惹かれた理由のひとつである「余白」。これは単に「自由度が高いほうが、演じがいがある」という話ではなく、長年役者業を続けている彼女ならではの責任感が起因していた。「細かく指定があると、その通りにやろうとしてしまうんです(苦笑)。例えばト書きで『ここで笑う』『涙を流す』と書いてあると、忠実になぞろうとしてしまって、それ以上のものはなかなか出てこない。もちろんそれが正解なのかもしれませんが、本当の感情からはズレていく感じがしてしまって。その感情にちゃんとなれていたら、泣いても泣かなくてもいいと思うんです。そうしたら、もっともっと“本質”が見いだせる気がするんですよね」この発言が、冒頭に紹介した「いま現在の、俳優・安達祐実」へとつながっていくわけだ。求められるものを忠実にこなすフェーズを過ぎ、「役を生きる」演技の深奥へと突き進んでいこうとする彼女。この先、まだまだ途方もない進化を見せてくれるに違いない。「私は、よく言えば“感覚派”なんだと思います。あまり理論武装しないというか、できない。だから、監督に『どういう気持ちですか?』と聞かれても説明できないときもあるし、全然しっくりこなくて気持ち悪いなと思うことがあっても、『なんでかわからないけど気持ち悪い』としか言えなくて…(苦笑)。ただ、そういった『自分がこう思うから、役もこう思う』をもっともっと突き詰めて、役に近づけていけたらいいなと思っています」。(text:SYO/photo:You Ishii)
2021年05月01日4月2日に公開された竹中直人、山田孝之、齊藤工の共同制作による映画『ゾッキ』。音楽監督をCharaが担当していることでも話題となった同作の主題歌「私を離さないで」Chara feat. HIMIのMVが完成、YouTubeにて本日公開された。本主題歌は、Charaと息子HIMIとの初共作で話題となった楽曲であり、今回のMVでも親子共演を果たしている。監督には、Charaたっての希望で、映画『ゾッキ』監督の一人でもある齊藤が担当。オリジナル・サウンドトラックのクロスフェード映像でも登場した紙飛行機、そして映画の舞台でもある海辺の街の中にCharaとHIMIが現れる温かい雰囲気に包まれた映像となっている。撮影スタッフは、Charaと齊藤監督自身が自ら声をかけ、共同監督に小川弾、撮影に川上智之、照明に上野甲子朗、美術に松本千広、スタイリングにShohei Kashima(W)、メイクに杉田和人(POOL)などが参集。MVやCM制作で活躍中のメンバーが揃うなど豪華な布陣となった。映画『ゾッキ』主題歌「私を離さないで」Music Video<「私を離さないで」Music Videoスタッフ>監督:齊藤工、小川弾撮影:川上智之 / 照明:上野甲子朗美術:松本千広/ スタイリング:Shohei Kashima(W)メイク:杉田和人(POOL)/ 編集:小川弾VFX:小池立秋 / カラリスト:石山将弘制作主任:柏田藤子/ 制作担当前浜マティアスプロデューサー:川端基夫 / 制作プロダクション:ポリゴンマジック株式会社【リリース情報】●映画『ゾッキ』オリジナル・サウンドトラックアーティスト名:Various Artists発売元:ポニーキャニオン3月31日(水)よりCD・配信(DL・サブスク)発売CD品番:PCCR-706 / 税込価格2,300円配信はこちら: ご購入はこちら: 月7日(水)よりLP 800枚限定販売LP品番:PCJA-00083 / 税込価格3,300円<収録楽曲:全14曲>1なんていうか / ドミコ2ひとつも愛など / ドレスコーズ3Face to Face -ゾッキver.- / Salyu4私を離さないで / Chara feat. HIMI5夏のカケラ / 仲井戸“CHABO”麗市6暗号 / 仲井戸“CHABO”麗市7さりげなく / quu8P.L.T / AAAMYYY Feat.ermhoi , Julia Shortreed9Baby I love you / 韻シストBAND10ひとひかり/ Leyona×BASI11Down/Rain - 堕ちていく伴 / MELRAW12Face to Face / Salyu13Baby I love you (Instrumental) / 韻シストBAND14私を離さないで(Instrumental) / Chara feat. HIMI
2021年04月30日4月23日(金)本日より配信がスタートしたHuluオリジナル「息をひそめて」より、第1~7話を10分にまとめた本編特別映像が公開された。本作は、1年前の春、2020年コロナ禍となった多摩川沿いの町で暮らす人々の人生に光を当てたオムニバスストーリー。夏帆、村上虹郎、安達祐実、三浦貴大、瀧内公美、光石研、斎藤工ら実力派俳優に加え、石井杏奈、蒔田彩珠、小川未祐といった次世代を担う若手が集結。今回公開された映像は、このコロナ禍を生きる市井の人々の暮らしが切り取られている。第1話の祖父の食堂を引き継ぎ、接客する増田妃登美(夏帆さん)の姿から始まり、第2話の大学生の高岡七海(石井さん)が多摩川河川敷で出会った中学3年生の筒井涼音(長澤樹)を学生寮に誘うシーンや、第3話のマッチングアプリで出会った宮下心平(村上さん)と松崎妃美(安達さん)の銭湯での場面に続く。そして、大学進学を控えるも、父(光石さん)との窮屈な日々の暇つぶしにUber Eatsの配達員を始めた三隅夕河(蒔田さん)が、好きではなかった生まれ育った町に思いを馳せる第4話や、リモートワークになった十和田夫婦(三浦さん・瀧内さん)に徐々にズレが生じ始める様子【第5・6話】。合唱部の活動中の高校生の諏訪珠美(小川さん)と教師の水谷光生(斎藤さん)【第7・8話】と、ドキュメンタリーを観ているかの様な感覚になる本作の世界観を覗くことができる映像となっている。Huluオリジナル「息をひそめて」は全話独占配信中(全8話)。(cinemacafe.net)
2021年04月23日菅田将暉、杏、岡田将生、斎藤工、吉田鋼太郎といった豪華キャストを迎え、1997年公開のヴィンチェンゾ・ナタリ監督作をリメイクする『CUBE』より特別映像が公開された。ヴィンチェンゾ・ナタリ初の公認リメイクとなる本作は、衝撃的な設定はそのままに、原作をリスペクトしたスリリングで緊迫感みなぎる要素を緻密に張り巡らせた、完全オリジナルストーリーを展開。また、ナタリ監督自身もクリエイティブ協力で参加している。今回公開された特別映像では、謎に満ちた部屋「CUBE」で巻き起こる絶望と隣り合わせの様々なシーンとともに、謎の立方体のイラストや計算式がサブリミナル的に映し出され、全体的に不穏な気配が漂っている。なお、今後の毎月18日には、様々な情報を発表予定。本日より公式サイトもリニューアルされ、とあるトラップが発動中だ。『CUBE』は10月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:CUBE(2021) 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年04月18日多摩川沿いで生きる人々のそれぞれの日常や人間模様を綴る全8話のHuluオリジナルオムニバスドラマ「息をひそめて」の配信直前!完成披露試写会が開催され、夏帆や斎藤工、萩原利久、蒔田彩珠、そしてメガホンをとった中川龍太郎監督が登壇した。本作は、1年前の春、コロナ禍、多摩川沿いの町で暮らす人々の些細で尊い人生に光を当てた全8話のオムニバスドラマ。実際の撮影も2020年の11月~12月に行われ、日本中、世界中の人たちが経験した、コロナ禍で生活をする人々の“日常”をリアルに切り取っている。この日は、物語の舞台となった多摩川の川沿いにある映画館・109シネマズ二子玉川にて、特別に本編をスクリーン上映、第1話・第8話出演の夏帆さん、第2話出演の萩原さん、第4話出演の蒔田さん、第1話・第7話・第8話に出演の斎藤さんらが集結。社会の問題や心の歪みが「コロナ禍で顕在化した」と監督本作の企画の成り立ちについて中川監督は、「この作品のテーマの本質としては、コロナそのものではなくて。コロナによって出てきた社会の問題だったり心の歪みみたいなものは、元々あった問題がこのコロナ禍で顕在化したということだと思うんです。そこの部分を、まさに今この瞬間、ドキュメンタリーのように今出すことに意味があると思い、取り組ませていただきました」と説明。監督と組むのは本作が初めてだったという萩原さんは、「実際にある学生寮を使って撮影をしたんですが、一番驚いたのは、撮影初日に現場入りしたら監督が寮から『おはよー!』って出てきたこと。現場スタッフや演者だけじゃなく、作品に協力してくれる方一人一人に丁寧に接する姿が印象的でした。僕はその学生寮で生活する寮生の役だったので、監督の姿を見て『これだ!』って、自分もこんな風に馴染みたいと思いました」と撮影現場でのエピソードを披露。また、合唱部の先生を演じた斎藤さんは、「生徒の中に、役者ではない現役の学生さんが何人かいてくれて。長回しのシーンでは、台本にはないですが、コロナ禍を実際に経験されてきた合唱部の生徒さんにいろいろ質問をしたり。発表会が延期になったりしたお話は、もうドキュメントでした。フィクションとノンフィクションの境目がないような、不思議な感覚でしたね」と、中川監督作品ならではの雰囲気をふり返った。夏帆「当たり前だと思っていたことが通用しなくなった」続いて、本作で描いたテーマの1つである「変わったこと、変わらなかったこと」にちなんで、それぞれがこの1年感じた日常での小さな変化や、改めて変わらずに大切にしたいことについての話題に。夏帆さんは、「やっぱり撮影現場に行くと、今まで当たり前だと思っていたことが通用しなくなったり、新たにルールができたりすることが多いです。例えば私たち役者も本番以外はフェイスシールドをするようになりましたし、“お茶場”と呼ばれる、お菓子や飲み物が置かれているスペースも無くなってしまって。でも、こういう変化の多い一年を経て、自分の中で大事にしたいものや人、時間など、今までぼやっとしていたものの輪郭がはっきりしていった感覚があります」とふり返る。「僕が一番感じたのは、友達関係です」と語るのは、萩原さん。「コロナ禍になる前は、一週間のうちに何度も会ったり、多くの時間を共有することで友達関係が大きくなっていくような気がしていましたが、こういう状況になりそれができなくなって、1年に一度とか本当に久々に会っても意外と変わらないんだなと気づきました。もちろん距離感や時間の使い方は変わりましたが、友達との関係そのものは何も変わらない。変わったこと、変わらないことの両方の気づきがありました」と話した。斎藤工は「ただかっこいいだけじゃない人」そしてイベント中盤には、登壇キャストにサプライズの演出が!中川監督が撮影を通して抱いたキャストそれぞれのイメージを、この季節ならではの花束で表現してプレゼントした。夏帆に贈られたのは、「リシアンサス」の花束。中川監督は、「夏帆さんは僕と同世代で、小さい頃からすでに大スターという印象。素敵に年齢を重ねられて渋い魅力も出てきて、その雰囲気がこの花の印象とぴったりだと思い選びました」とコメント。「出演されている第2話の世界観と、萩原さん自身がもつ爽やかな空気感にこのブルーの色合いが合う」と萩原さんに贈られたのは、「アスチルベ」の花束。蒔田さんには「映画『朝が来る』を拝見した時から、マグマみたいな、うちに秘めた激しいものを持っている印象がある」と明かし、「トリフォニウム」の花束を贈った。そして監督が「いわゆる世間がイメージする“陰”とは違った人間としての薄暗いものも持っているイメージで、ただかっこいいだけじゃない人」と語る斎藤さんには、「フリチラリア」の花束が贈られた。夏帆「やっぱり現場って楽しい、こうやってお芝居ができることがすごく幸せ」続いて、この1年で一番幸せだったことについての質問へ。夏帆さんは「この質問、難しいですよね。イベントが始まる前に控え室でも、“そもそも幸せってなんだ”というところからすごく考え始めちゃって(笑)」と悩んだことを告白。「コロナ禍で外出自粛期間になり、撮影現場にいけない期間が多かったので、久々に現場に行った時にやっぱり現場って楽しいなと、こうやってお芝居ができることがすごく幸せだなと感じました。そんなふうに感じた自分も意外でしたし、それは去年の大きな発見でしたね」とふり返る。そして「最近無事に高校を卒業しまして、それが一番の幸せだなと思います」と笑顔を見せる蒔田さん。MCから日本アカデミー賞新人俳優賞や毎日映画コンクール女優助演賞ほか、数々の功績について問われると「こんなにたくさんの授賞式に参加できることは今までなかったので、とてもいい経験になった一年だったなと思います」と控えめに回答。萩原さんは「今こうやってお客さんの前に立てていることも嬉しいんですが…実は僕、斎藤さんとお会いするのが多分丸10年ぶりで。12~13歳の頃、僕が生徒で斎藤さんが先生役として共演していて、それ以来なので、今日こうやってお会いできたことが今年一番幸せです!」と告白すると、斎藤さんも「そう言ってもらえて僕も一番幸せです」と笑顔で応えた。イベントの最後には、会場に集まった観客や配信を楽しみにしている全国のファンへ向けて、中川監督が「日本中、世界中が本当に息をひそめて過ごした一年。まだ終わってはいないですが、息をひそめて過ごしながらも、必ず素晴らしい日もくるでしょうし、こういった日々の中にも美しいものがあるということが、この作品の大切な部分だと思います。この作品を観ていただいて、少しでも気に入ってくださった方はぜひ広めていただけたら嬉しいです」と、作品に込めた思いを語り、イベントを締めくくった。Huluオリジナル「息をひそめて」は4月23日(金)独占配信スタート(全8話)。※初回のみ4話同時配信、以降毎週金曜1話ずつ追加(text:cinemacafe.net)
2021年04月14日松たか子主演、坂元裕二脚本による「大豆田とわ子と三人の元夫」が4月13日から放送開始。SNSでは伊藤沙莉のナレーションにざわめきが走るなか、映画のようなテイストの映像に松さんと坂元さんがタッグを組んだ「カルテット」を思い出す視聴者が続出している。これまでに三度結婚し、三度離婚している大豆田とわ子が、三人の元夫たちに振り回されながらも、日々奮闘するたまらなく愛おしいロマンティックコメディーとなる本作。3回結婚して3回離婚したバツ3で子持ち、住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長のとわ子を松さんが演じ、とわ子の最初の夫で、現在は奥渋谷でレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソンをしている田中八作に松田龍平。業界でも認められたファッションカメラマンで、とわ子のことが今でも好きで好きでたまらない二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。とわ子が社長を務める「しろくまハウジング」の顧問弁護士で理屈っぽくてひねくれ者な三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との間に生まれた娘で中学3年生の唄に豊嶋花。とわ子の親友の綿来かごめに市川実日子。「しろくまハウジング」営業部の責任者、松林カレンに高橋メアリージュン。八作の親友の彼女、三ッ屋早良に石橋静河。鹿太郎と撮影をきっかけに出会う女優の古木美怜に瀧内公美。慎森が公園で偶然出会う小谷翼に石橋菜津美といった顔ぶれが出演。1話には斎藤工もゲスト出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では社長就任と同時期に亡くなった母親のパソコンを開こうとしたとわ子が、パスワードが設定されていることに気付く。別れた夫のうちの誰かが設定したものらしく、唄から元夫たちに確認して欲しいと促され、とわ子は一人ずつ元夫のもとを訪ねていく…というのが1話のストーリー。放送が始まるとナレーションの声に「このナレーション好き!誰だろう?伊藤沙莉さんみたい」「さてはナレーション伊藤沙莉!?!?」「大豆田見始めたらナレーションが映像研の主人公の声」など、伊藤さんの声だと気づいた視聴者からの反応が殺到。「沙莉ちゃんの声聞けるだけでも幸せ」「伊藤沙莉ちゃんのナレーションも最高にマッチしてた!声が素敵」など、伊藤さんのナレーションにタイムラインが盛り上がりを見せる。また「坂元さんの脚本節炸裂」「冒頭からナレーションの洪水、セリフの応酬合戦をきいて坂元ドラマ観てる~って喜びを実感」「大豆田とわこ、音楽から坂元裕二さんのドラマ感あって最高」などの声とともに、「松たか子と松田龍平とかカルテットやん、絶対おもろいやんって思ったら脚本も坂元裕二さんやったんやな!!確実におもろいやん!!」「カルテット最高だったけど大豆田もさいこぅさいこぅッ!」など松さん、松田さんが共演し坂元さんが脚本を手がけた「カルテット」を連想する視聴者からの声も多数寄せられている。また、STUTS&松たか子 with 3exesによる「Presence I(feat. KID FRESINO)」の主題歌にも「大豆田めちゃくちゃ面白いし、主題歌情報ぜんぜん無かったからぶっ飛んだ」「主題歌はSTUTSくんと松たか子さんとのコラボだし、長岡亮介さんは俳優さんで出てるわ、 大豆田とわこと三人の元夫のラスト3分ぐらいで絶叫2連発!!」と驚きの声が集まっていた。(笠緒)
2021年04月13日まもなくデビュー7周年を迎えるジャニーズWESTが、満を持して本誌に初登場!7人で7周年、そして7枚目のアルバム『rainboW』が発売中という記念すべきタイミングで、「7」にまつわる7つの質問に答えてもらいました!今だから話せる裏話など、盛りだくさんなメンバーのインタビューをお楽しみくださいーー♪■藤井流星(27)【Q1】この7年を振り返って一番楽しかったことは?ライブするたびに、楽しさを更新してる。全員が前のめりに歌うタイプやから、ダンスをせずに歌い上げる曲のときには、いつもと違った思いで、ここまで熱くなれるんやと思った。【Q2】この7年を振り返っていちばん悔しかったことは?ずっと楽しくやってるから、ないかな。象の糞を洗ったり、体を張った仕事があるのは大変やけど(笑)【Q3】この7年を振り返っていちばん感謝しているメンバーは?重岡(大毅)!最近のライブは僕が演出を担当してるんですけど、シゲ(重岡)はWESTのなかでも先陣をきって熱量を上げてくれる人間やから、いろいろ任せられる。【Q4】次の7年で成し遂げたい目標は?楽しく健康に。向上心はあるけど、どんなに大きな仕事も楽しくなかったら嫌やな。でもいつか新国立でライブはやりたい!【Q5】自分のキャラクターや特徴を7つの単語で表すと?天然、芝居班、やのにバラエティ担当って言われる、斎藤工さんも認めたいい声、古いものが好き、テンションが一定。よくバラエティ担当ってイジられるけど、今度映画で悪役やるし、自分では芝居班やと思ってます(笑)【Q6】ジャニーズWESTがかける虹のふもとにはどんな宝物が埋まっていると思う?メンバー、スタッフ、ファンのみんな含め、チームジャニーズWESTの絆。スマホの待ち受けを自分たちの写真にしてるメンバーも多いんですよ。【Q7】発売中のアルバム『rainboW』のなかで、とくにお気に入りの1曲は?『春じゃなくても』かな。歌ってて自分でもぐっとくるくらいの熱量やから、みんなの前で披露するのが楽しみ!「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月10日斎藤工と上野樹里が主演、「もし男性が妊娠したら?」をテーマにした人気コミック「ヒヤマケンタロウの妊娠」をドラマ化。Netflixがテレビ東京と共にオリジナルシリーズとして製作し、2022年に配信することが分かった。舞台は、男性が妊娠・出産するようになった世界。広告代理店の第一線で仕事をバリバリこなすハイスペック男子の桧山健太郎は、ある日突然、自分が妊娠していることを知る。パートナーの瀬戸亜季も自分が親になることは考えていなかったため、想定外の出来事に最初は戸惑う2人。“妊娠”したことを告げた日から社内や社会から向けられるまなざし、“妊婦”が体験する苦労を、“妊夫”として向き合う桧山と寄り添い、共に迷う亜季。現代の妊娠・出産にまつわる多くの問題に直面しながらも、ついに2人は「産むか、産まないか」の決断を迫られる。そして、その決断の先にあるものとはーー。原作は、坂井恵理による同名コミックス(講談社「BE LOVE KC」所載)。「もし男性が妊娠したら?」をテーマに、男女逆転生活やギャップをコミカルに描きながら、“妊娠”をきっかけに表には出てこない社会の様々な問題に直面した主人公が、奮闘しながらも徐々に周囲の人と自分自身を変えていく姿を描いた成長の物語。思いがけない“妊娠”をきっかけに、体調だけでなく、仕事や家族のほか、社会や自分自身にも変化が訪れる桧山健太郎役を演じるのは斎藤工。「男女の役割の入れ替わりを描く本作は、古き悪き常識に対する新時代のアンチテーゼになる可能性を秘めている気がしています」と本作についてコメント。そして、桧山健太郎のパートナーで、実家からの結婚へのプレッシャーをものともせず、仕事でキャリアを重ねるために日々忙しく生きるフリーライター兼エディターのヒロイン、瀬戸亜季役には上野樹里。上野さんは自身の役柄を演じるにあたり「亜季の抱く家族や家庭というものへのネガティブな概念への葛藤や、一人の女性として自由でありたいと願う亜季の価値観の変化があったりと、桧山と共に成長していくキャラクターを楽しんで演じたい」と話している。この2人に、原作の坂井恵理は「世界からすっかり『男尊女卑の国』というイメージで見られてしまっている日本も、少しずつ変わってきているのを感じます。そのことを、この作品を通じて国内外に示せたら…と思いつつ、斎藤さん演じる健太郎、上野さん演じる亜季、箱田監督・菊地監督が撮る『ヒヤマケンタロウの妊娠』を、いち視聴者としてとても楽しみにしています」と期待を寄せている。名前の挙がった箱田優子監督はCMディレクターとして活躍し、長編デビュー作『ブルーアワーにぶっ飛ばす』で、上海国際映画祭アジア新人部門・最優秀監督賞を受賞するなど今後活躍が期待されている監督の1人。また、菊地健雄は『ディアーディアー』で長編デビュー、2017年に発表した『ハローグッバイ』『望郷』両作品で第9回TAMA映画賞最優秀新進監督賞、おおさかシネマフェスティバル2018新人監督賞を受賞するなどその後も次々に作品を発表し続けている。脚本は、監督&脚本作『あのこは貴族』が評判を呼んでいる岨手由貴子、監督脚本作『ミセス・ノイズィ』で日本映画批評家大賞脚本賞受賞の天野千尋と、Netflix版「新聞記者」「全裸監督」シリーズなどの山田能龍と話題のクリエイター3名が担当している。プロデューサーの間宮由玲子氏(テレビ東京)は、「現在26歳の私の周りで最近話題になるのは『結婚・出産』の話です。『そろそろ結婚を考える時期だよ』と言われることも増えました。いろんな選択肢を提示してもらえることはありがたいけれど、私は自分以外の誰かに生き方を決められたくはありません」とコメント。「『結婚』に限らず、様々な局面で生きづらいと思うことは誰しもあると思います。だからこそ『妊娠』という普遍性のある事象を通して、各々の『自分らしさ』を受容する社会の大切さを描く坂井先生の原作『ヒヤマケンタロウの妊娠』を読んだ時、ぜひドラマ化させていただきたいと思いました」と企画意図を語り、「映像作品を1.5倍速で観る同世代の方も、つい腰を据えて見たくなる社会派コメディドラマをお届けします」と自信を込める。また、エクゼクティブ・プロデューサー・高橋信一(Netflixコンテンツ・アクイジション部門マネージャー)は、「男女逆転物語は数あれど、現代性を伴った『妊娠・出産期』での男女逆転を描き出した本作のユニークさに興味を書き立てられるとともに、視聴者に多くの示唆を与えてくれるはず」と語っている。Netflixオリジナルシリーズ「ヒヤマケンタロウの妊娠」は2022年、Netflixにて全世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年04月08日斎藤工さんが心惹かれた俳優とその出演作品を紹介。解説を参考にしながら、色っぽさを堪能してみて。強烈に色気を感じる俳優陣原田芳雄意思と役柄が結びついた無作為の色気。出演映画本数が100本を超える、邦画界に愛された個性派俳優。「芳雄さんは無作為の演技を追求した人。本人の意思と役柄が同調し、セリフを言わされていると感じる瞬間がほぼない。状況や共演者などすべてにリアクションし、役のアイデンティティを濃くする稀有な存在です。『出張』で見せた、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジョニー・デップを凌ぐキャラがカッコいい。芳雄さん的な色気を放つ人は今後もいないと思うし、それがまた魅力です」©Kodansha/アフロソン・ガンホ日常と地続きの“おじさん”を体現。『パラサイト 半地下の家族』や『殺人の追憶』などで知られる、今や世界のスターとなったソン・ガンホ。街にいる中年男性を演じたら、彼の右に出る者はいない。「実際の彼はものすごくスマートですが、映画で見ると、においが伝わってきそうなほどにリアルです。そんなふうに、画面越しににおいを放てることも、色気と結実しています。彼の出演作品を見ていると胸に迫るものがあるのは、すぐそばにいそうなおじさんを見事に演じているからです」©Charles Sykes/Invision/AP/アフロハンフリー・ボガート『カサブランカ』(1942)残像を残す見事な立ち居振る舞い。「君の瞳に乾杯」のセリフが有名な恋愛映画の金字塔。ボガートは昔の恋人と邂逅するリック役。「舞台は第二次世界大戦中のモロッコ。常にコミュニケーションがとれる現代とは違い、相手がいない時に感じるその人の存在というものに、今以上に意識が向いた時代だと思うんです。ボガート演じるリックは、自分の残像や余韻が相手の中で続くような、言葉選びや立ち居振る舞いが本当に見事で、そこに色気が宿っている。彼の美学を感じずにいられません」©Moviestore Collection/AFLOノーマン・リーダス『処刑人』(1999)ポジショニングの巧さが色っぽい。法で裁けない悪人を処罰する、スタイリッシュな兄弟の片割れを演じるノーマン・リーダス(左)。「バディものなど誰かと対になる役を演じる時には、自分の色を出すのではなく、一枚の絵として完成させるために立ち位置を考えることが重要です。ノーマン・リーダスはそのバランス感覚が素晴らしく、色っぽさを感じました。ポジショニングの巧さは『ウォーキング・デッド』にも生きていて、群衆の中にいても色気が際立ち、誰もが彼に恋してしまいます」©Shutterstock/アフロマッツ・ミケルセン『プッシャー』(1996)、『プッシャー2』(2004)若い頃から“発酵菌”を持っていた人。『007 カジノ・ロワイヤル』で主敵を演じ、その実力から“北欧の至宝”とも呼ばれるマッツ・ミケルセン(左)のデビュー作。「今の彼は渋さの塊ですが、ある日突然、そうなったわけではないんですよね。この『プッシャー』に出演した時は30歳くらいですが、当初からめちゃくちゃセクシー。色気は、人が年輪を刻んだり発酵していくことで生まれるものですが、彼はもともと発酵菌みたいなものをちゃんと持っていて、成熟していったんだと思います」©Everett Collection/アフロヴィゴ・モーテンセン『イースタン・プロミス』(2007)人への言葉に醸し出される余裕の色気。人身売買を描く『イースタン・プロミス』で、マフィアの運転手を演じたヴィゴ・モーテンセン。「今作は、映画史に残る全裸でのファイトシーンなど彼の魅力があふれています。演技はもちろん、僕は、彼が断った『X-MEN』のウルヴァリンを演じることになったヒュー・ジャックマンへの言葉に色気を感じました。辞退の理由を述べながらも彼の演技を称賛。自分の言葉の届き方を理解し、配慮しながら伝える姿勢に大人の余裕があり、グッときました」©Everett Collection/アフロライアン・ゴズリング『ドライヴ』(2011)情報を絞ることが魅力につながる。『ラ・ラ・ランド』などの話題作に出演、今をときめく俳優の一人であるライアン・ゴズリング。「『ドライヴ』では、純朴で多くを語らないドライバーを演じていますが、情報が少ない分、人間性が浮き立っている。そこに、寡黙で多くを説明しない高倉健さん同様の美学を見ました。話しすぎる人より、何を考えているかわからない人に色気を感じるように、演技においても情報を絞ることで魅力的に映ったり、印象に残るという現象は大いにあると思います」©Everett Collection/アフロ『ゾッキ』愛と面白みにあふれた人間模様に注目。漫画家・大橋裕之の初期作品を、竹中直人×山田孝之×斎藤工が監督を務め実写映画化した話題作。松田龍平や鈴木福など豪華キャストが集結!ありふれた日常に巻き起こる、不思議な笑いに包まれるヒューマンコメディ。3/26~愛知県先行公開、4/2~全国公開。さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ。東京都出身。俳優、映画監督、白黒写真家として活躍。主演映画『シン・ウルトラマン』をはじめ、公開作品が目白押し。移動映画館「Cinema bird」の主宰や「Mini Theater Park」の活動も。シャツ¥113,000タンクトップ¥30,000(Ann Demeulemeester/Pred PR TEL:03・5428・6484)パンツとシューズはスタイリスト私物※『anan』2021年3月31日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Yohei“Yoppy” Yoshida(juice)ヘア&メイク・くどうあき取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年03月26日役者だけにとどまらず、映画監督としての顔も持ち、いち映画好きとして業界を支援する活動もしている斎藤工さん。長年にわたり映画に親しんできた彼だからこそ語れる、“作品に宿る俳優の色気”とは?無作為を実現できる俳優こそ色っぽい。「色気のある俳優といえば?」と聞かれて、斎藤工さんの名前を挙げる人は多いはず。俳優としてはもちろん、映画監督としても精力的に活動を行う彼に色気について尋ねたところ、次のような答えが返ってきた。「僕にとって色気とは、無作為なものだと思うんです。究極的に、ロジカルなものが通用しない状態。職人さんが作業をしている時に浮き出る手の血管とか、雨の日に母親が自分のことは顧みず、子どもに傘をかざしてずぶ濡れになっている姿とか。自分よりも当たり前に、誰かや、何かを優先しているところに生まれるもののような気がしています。自分では無意識なのに、それを周りが勝手にキャッチするというか」お芝居においても、同じことが言えるのでは、と分析する。「意識的にディレクションをしたわけではないのに映り込んでしまうものが、色気のように感じます。俳優は無意識にやっているのに、生感や本人自身の魅力が宿る瞬間がある。僕は、監督として映像を撮る時は、スタートと着地だけを決めて、役者さんとカメラさん、技術さんのセッションに任せています。ある意味、無責任なんですけど、彼らがのびのびしていたらOKを出すのですが、それも無作為の部分を待っているのかもしれません。僕はアニメも好きで、アニメは作画や間などすべてに作為があり、ロジックがある。そこに実写がどう対抗するかといったら、偶発性であったり、生の部分、その人の今を撮るということによるのではないでしょうか。また、趣味や雑誌の連載で白黒写真を撮っているのですが、撮り始めた理由は、ドラマ撮影の待ち時間に見る俳優さんの姿にこそ、彼らの魅力があると感じたから。パブリックになっていない長所や、本人が気づいていない顔を撮りたいという気持ちで挑んでいます。作品のオフショットが人気な理由も同様だと思うんです」とはいえ、無作為を実現することは至難の業。「色気に向かおうとすればするほど、遠ざかっていくと思うんです」と話す。「僕の場合ですが、『昼顔』という作品への出演をきっかけに、色気というカテゴリーに分類していただくようになりました。撮影前、監督の西谷(弘)さんとお会いした時には、蜷川実花さんと作った写真集を見ながら、『今回はこういうカラーではないから全部、捨ててきて』と言われたんです。衣装はシンプルな白いシャツで、どんどん要素を削いでいき、西谷さんが僕の素材を生かし、絶妙に味付けしてくれました。ただ、その後も色気というニーズに応える作品に出演したけれど、やっぱり、『昼顔』に比べると、色気は薄まっていくしかなくて…。でも、それもそのはずで、僕にとって色気という角度は『昼顔』で突発的に生まれたものであり、色気に対して無作為な自分はその時にしかいないからです。無作為は演じられないものだからこそ、すごく難しいものだと思いました」でも、そこを追求した俳優が日本には存在すると斎藤さん。それが原田芳雄さんだ。「『原子力戦争』という映画には、監督と一緒にアポなしで原子力発電所に入っていくドキュメンタリー的なカットがあり、もちろん施設の人に止められるんだけど、芳雄さんは芝居を続けていく。本人の意思と表現がリンクしていて作為が1ミリも感じられず、本当にすごいシーンになっています」無作為の色気は、作品と観客の距離を近くする装置にもなる。「オフのような瞬間が見えることで、“作品の中にもちゃんと生活がある”ということを、見る側はキャッチします。作品の世界に奥行きが足され、観客は自分の暮らす世界とつながっているような感覚に陥る。すると、見終わった後に“楽しかったね”だけでは終わらない、後味がピリオドでなくなるような作品になるのではないでしょうか。韓国映画が芯を食っていると感じるのも、そこが大きな理由の一つだと思います。そんな無作為を実現しているのは、中年男性の存在でしょう。誰が見てもカッコいい“イケオジ”ではなく、日常にいるようなおじさんを主役として描くことで、作品が日常と近い場所に存在するようになる。もちろん、キラキラとした若い方たちにスポットを当てることは美しいですが、身の回りにはなかなかいないもの。その点、おじさんは世の中にたくさんいて、ましてや僕の場合でいうと、現実の時間はほとんどがおじさんの連続なわけですから(笑)。『パラサイト 半地下の家族』などで主演を務めたソン・ガンホさんが代表的です。彼のように日常を体現できる人は世界基準の俳優だと思うし、そんな人の周りには、ふとした瞬間に醸し出される色気が漂っていると思います。僕自身も監督として、おじさん俳優を日々、探しているんです」『ゾッキ』愛と面白みにあふれた人間模様に注目。漫画家・大橋裕之の初期作品を、竹中直人×山田孝之×斎藤工が監督を務め実写映画化した話題作。松田龍平や鈴木福など豪華キャストが集結!ありふれた日常に巻き起こる、不思議な笑いに包まれるヒューマンコメディ。3/26~愛知県先行公開、4/2~全国公開。さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ。東京都出身。俳優、映画監督、白黒写真家として活躍。主演映画『シン・ウルトラマン』をはじめ、公開作品が目白押し。移動映画館「Cinema bird」の主宰や「Mini Theater Park」の活動も。シャツ¥113,000タンクトップ¥30,000(Ann Demeulemeester/Pred PR TEL:03・5428・6484)パンツとシューズはスタイリスト私物※『anan』2021年3月31日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Yohei“Yoppy” Yoshida(juice)ヘア&メイク・くどうあき取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年03月25日2021年2月以降、聖火ランナーを辞退する芸能人が相次いでいます。これまでに辞退を表明したのは、お笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんや俳優の斎藤工さんや常盤貴子さん。また、スポーツ界からは浅田真央さんや、囲碁・将棋界では棋士の藤井聡太二冠もまた辞退を表明しています。辞退の理由は人によってさまざまではあるものの、田村さんの場合は、五輪の開催よりも新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の事態の収束が重要とする考えによるものでした。なお、ほかの辞退者の多くは、スケジュールの都合を理由にあげています。黒木瞳、聖火ランナーを辞退理由に「ど正論」の声そんな中、同年3月23日には、俳優の黒木瞳さんが聖火ランナーを辞退したことが明らかに。辞退理由が、反響を呼んでいます。多くのメディアが報じた、黒木さんの聖火ランナー辞退のニュース。産経ニュースでは、辞退の理由をこのように報じています。新型コロナウイルス対策で沿道の密集回避が求められる中、参加による影響を懸念したという。産経ニュースーより引用芸能人が聖火ランナーを行えば、多くの人がひと目見ようと、沿道に集まるであろうことは容易に想像できます。事実、芸能人ではないものの、2021年の箱根駅伝では、密集回避が叫ばれていたにもかかわらず、多くの観客が沿道に集まり、疑問視する声が寄せられていました。黒木さんは、自身の影響力や参加することによってできてしまう密集を懸念したのでしょう。多くの芸能人があげるスケジュールの都合でもなく、また五輪に対する想いでもない辞退理由は反響を呼び、「本当にその通り」「なぜこういう辞退理由が今まででてこなかったのか」といった声も上がっています。・辞退を表明した人の多くは、聖火ランナーを務めることでのイメージ低下を避けている気もする。・これまで聞いた辞退理由の中で、至極真っ当なものな気がする。ど正論。・本当にその通り。自分の都合ではなく、周囲への影響を配慮するあたりが素晴らしいです。いまだに事態の収束の兆しが見えない、コロナウイルス。五輪が本当に開催されるか否かはさておき、コロナウイルスの脅威をまだ身近に感じる今、人が密集する環境は作り出すべきではありません。黒木さんの辞退理由に、芸能人としての『責任感』を感じた人は多くいたようです。[文・構成/grape編集部]
2021年03月24日