TBSテレビは『ル・グラン・ガラ 2023』東京公演が2023年7月31日より開催することをご報告いたします。豪華絢爛な、美の饗宴!バレエの殿堂、パリ・オペラ座バレエトップダンサーたちによる特別公演が決定いたしました。マチュー・ガニオ ドロテ・ジルベール世界の頂点に燦然と輝くパリ・オペラ座バレエのなかでも、格別の人気と実力を誇るダンサーが集結し、フランス・バレエのエスプリを伝えるバレエ公演-それが『ル・グラン・ガラ』。2018年1月に開催した第1回公演では、マチュー・ガニオ、ドロテ・ジルベール、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン・ルーヴェ、オニール八菜の5名が出演し、気鋭の振付家ジョルジオ・マンチーニによるワーグナーの優美かつ官能的な世界を描いた『トリスタンとイゾルデ』『ベーゼンドンク歌曲集』を日本初演し、バレエの新時代を切り開いた、と大きな話題になりました。翌19年7月に開催した2回目の公演では、その5名に加え、レオノール・ポラック、アマンディーヌ・アルビッソン、オードリック・ベザールという人気ダンサー3名が参加し、クラシックの目くるめく美しいパ・ド・ドゥから新進気鋭のコンテンポラリーダンスまで、レパートリーが幅広いオペラ座ならではの演目を披露し、絶賛を博しました。そして、4年ぶりの公演開催となる2023年。円熟期を迎え、ますます演技やテクニックに磨きがかかるマチュー・ガニオとドロテ・ジルベールが座長となり、さらに出演者陣も充実。そして特別ゲストとして、卓越した技術と表現力で世界中を虜にするシュツットガルト・バレエ団のスーパースター フリーデマン・フォーゲルの参加が決定。最強のガラ公演を開催いたします。(※なお、7月30日(日)名古屋公演/8月5日(土)大阪公演も開催いたします。) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月31日オペラ(OPERA)の2023年秋コスメ「オペラ シアーマットリップスティック」が、2023年8月4日(金)に発売される。7年ぶりの新作リップ「シアーマットリップスティック」オペラから、2016年発売のロングセラー商品「リップティント」以来7年ぶりとなる新作リップ「シアーマットリップスティック」が誕生。抜け感を演出するシアーな色付きと軽やかな使い心地にこだわり、マット質感を表現した“パウダーレスマットリップ”だ。最大の特徴となるのは、マットの粉体を配合しないオペラ独自の“パウダーレス処方”。唇の縦ジワや乾燥の原因となっていたパウダーではなく、植物性スクワランオイル(※1)や密着ワックスを配合し、微細化することで、うるおいと透け感のあるリップを演出。あえてマットにしすぎない、“新感覚のマットリップ”を完成させた。またリップにひと塗りするだけで、なめらかに伸び“ピタッと”密着。つけたての発色が落ちにくく、美しい仕上がりを長時間キープしてくれるのもうれしい。カラーラインナップカラーは、洗練されたモードな印象で目を惹く全5色を展開する。中でも、深みのあるオレンジ「03 キャメル」と、ピンクの甘さを添えたディープレッド「05 フィグ」は秋メイクにおすすめ。落ち着いた色味ながらも、印象的な口元を叶えてくれる。<カラー展開>01 ブリックレッド:ブラウンニュアンスがほんのりモードな抜け感レンガ色。王道の魅力に、洒落感をひとさじ加えた、都会的な美人カラー。02 モーヴ ピンク:大人の甘さを感じる、ほんのりくすんだ青みピンク。可愛さと共に知的な印象をもたらす、現代的な色。03 キャメル:イエローが効いた、深みのある洒落感キャメルオレンジ。力の抜けた程よいモード感をまとえるニュアンスカラー。04 ブラウン:ピンクニュアンスを溶かしこんだ、やわらかに色づく、洗練ブラウン。深みと赤みのバランスがとれた、クールに色っぽいカラー。05 フィグ:イチジクの甘さを感じる、ピンクニュアンスの深みレッド。ひと塗りで気分を上げてくれる、赤のもたらす高揚感をもつ色。【詳細】オペラ 2023年秋コスメ「オペラ シアーマットリップスティック」全5色 各1,980円発売日:2023年8月4日(金)展開店舗:PLAZA・MINiPLA・イミュ公式オンラインストア※1 保湿【問い合わせ】イミュカスタマーセンターTEL:0120-371367
2023年05月25日ディオール メゾン(DIOR MAISON)から、「プラン ドゥ パリ」モチーフの新作インテリアや雑貨が登場。“パリの街並みを讃える”「プラン ドゥ パリ」モチーフマリア・グラツィア・キウリによる2023年春夏コレクションにて発表された「プラン ドゥ パリ」は、パリの街並みを讃える新モチーフ。創設者 ムッシュ ディオールが偶然、幸運の星「ラッキー スター」に出会ったフォブール=サントノレ通りから、メゾンを象徴するアドレスであるモンテーニュ通り30番地まで、“ディオールとパリをつなぐ場所”を繊細に描いた、ポエティックデザインが魅力的だ。展開アイテム今回展開されるのは、日常をより特別なひと時へと変えてくれる上質なインテリアや雑貨アイテム。「プラン ドゥ パリ」を刺繍で表現したクッションカバーをはじめ、モノトーンでデザインしたウォーターボトル、プレースマット、キャンドルを包む磁器のポットなどがラインナップする。タイムレスな美しさを放つアイテムの数々は、自分へのご褒美にはもちろん、大切なひとへのギフトとしてもおすすめしたい。【詳細】ディオール メゾン展開:ディオール メゾン取扱店舗、公式オンラインブティック・ウォーターボトル 33,000円・スモール スクエア クッション 135,000円・ラージ スクエア クッション 170,000円・ミニチュアキャンドル セット 61,000円・プレースマット 66,000円【問い合わせ】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年05月20日新国立劇場2022/2023シーズン3本目の新制作、オペラ『リゴレット』が5月18日に開幕。ヴェルディ1,2を争う人気作『リゴレット』の新制作を待ちわびたオペラファンがオペラパレスに集まり、華やかに初日の幕が開いた。何といっても注目は、世界のオペラファン垂涎のスターが揃う顔ぶれ。世界最高峰のバリトンとして活躍中のロベルト・フロンターリの得意役リゴレットをはじめ、2019年『ドン・パスクワーレ』で彗星のように新国立劇場にデビュー、瞬く間にオペラファンを魅了したハスミック・トロシャン、今もっとも勢いのあるテノールのライジングスター、イヴァン・アヨン・リヴァスと、望みうる最高のキャストが集結。国内からも妻屋秀和、清水華澄、須藤慎吾ら実力派が揃った。イタリア・オペラ界の重鎮マウリツィオ・ベニーニの指揮に東京フィルハーモニー交響楽団もぴたりと寄り添って応え、緩急自在のドラマティックな演奏、さらにキャストとの絶妙な掛け合いでも大いに聴かせて好演。男声だけの新国立劇場合唱団も、廷臣たちや嵐のハミングコーラスの切れ味鋭く不気味な表現で存在感を発揮した。エミリオ・サージ演出のプロダクションはシンプルながら美しい舞台装置・衣裳・照明により、人物の心理がクローズアップされていく秀逸な演出だ。初日公演では、アリアや重唱のたびに盛大な拍手が送られ、幕が進むにつれ客席はますます熱気を帯びていきました。中でもリゴレットが復讐を誓う第2幕フィナーレでは会場の興奮が最高潮に。そして第3幕の人気曲「女心の歌」ではイヴァン・アヨン・リヴァスがショーストッパーぶりを発揮し、舞台がしばし止まるほどの長い拍手が続いた。カーテンコールでも熱狂的な拍手と「ブラヴォー」の声が響き、オペラパレス中が大いに盛り上がった。公演は6月3日(土)まで。新国立劇場『リゴレット』撮影:堀田力丸提供:新国立劇場■出演者コメントロベルト・フロンターリ私にとって『リゴレット』は頂点のひとつです。特にバリトン歌手である私にとって、ひとつの目標となる作品です。すべてのバリトン歌手にとって、リゴレット役は歌唱と演技の両面で極めて重要な役柄なのです。新国立劇場でこの役を歌えることは大変幸せです。最後には皆さんにも、このリゴレットという人物に熱い思いを抱いていただけることでしょう。エミリオ・サージ私はこの演出で、錆びた、壊れた、腐敗した宮廷を描くことに重点をおきました。それは世界中、いつの時代でも、どの宮廷でも起こる権力の話です。権力は罰せられない、逃げる手段を常に持っています。ヴェルディは民衆の善意をすくい取ろうとする作曲家です。特に社会からはみ出した人々へ注目しています。権力の乱用への警鐘のため、腐敗したマントヴァ公爵の宮廷を描いたのだと思います。皆様にこの『リゴレット』を楽しんでいただきたいと思います。マウリツィオ・ベニーニ皆さんを極上の『リゴレット』へお誘いできることを大変うれしく思います。ロベルト・フロンターリ、ハスミック・トロシャン、イヴァン・アヨン・リヴァス、世界屈指の素晴らしいキャストが集結しました。夢のような公演が実現します。舞台は美しく、オーケストラ、合唱も至高のものです。お見逃しのないように。新国立劇場『リゴレット』撮影:堀田力丸提供:新国立劇場ジュゼッペ・ヴェルディ『リゴレット』全3幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉6月3日(土)まで新国立劇場オペラパレスで上演中指揮マウリツィオ・ベニーニ演出エミリオ・サージ美術リカルド・サンチェス・クエルダ衣裳ミゲル・クレスピ照明エドゥアルド・ブラーボ振付ヌリア・カステホン舞台監督髙橋尚史リゴレットロベルト・フロンターリジルダハスミック・トロシャンマントヴァ公爵ヴァン・アヨン・リヴァススパラフチーレ妻屋秀和マッダレーナ清水華澄モンテローネ伯爵須藤慎吾ジョヴァンナ森山京子マルッロ友清崇ボルサ升島唯博チェプラーノ伯爵吉川健一チェプラーノ伯爵夫人佐藤路子小姓前川依子牢番高橋正尚合唱指揮三澤洋史合唱新国立劇場合唱団管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団■チケット情報撮影:堀田力丸提供:新国立劇場
2023年05月19日日本人が大好きなおにぎりには、おいしい海苔が欠かせません。特にコンビニのおにぎりは海苔がパリパリと食感がよく、手作りのおにぎりより好きだという人も多いのではないでしょうか。しかし、なかなか自宅で再現が難しいのがパリパリ食感の海苔。そこでご紹介するのは、るみる(rumiru_zuborashokudo)さんのInstagramの投稿です。自宅でコンビニおにぎりのようなパリパリ感を出す方法を解説します。 この投稿をInstagramで見る るみる/料理歴15年✨ずぼら楽ちんレシピ✨(@rumiru_zuborashokudo)がシェアした投稿 アルミホイルで簡単にできるパリパリ海苔まずは、アルミホイルの上に海苔を置きます。るみるさんの投稿では、手巻き寿司用の海苔を半分に折って使っています。次に、アルミホイルの両端を折って海苔を包み、ひっくり返します。アルミホイルで海苔を包んだら、マスキングテープを画像のように縦に貼りましょう。おにぎりを包んで「コンビニおにぎり」の完成次に、アルミホイルの上におにぎりを置き、アルミホイルを縦に折っておにぎりを包みます。アルミホイルでおにぎりを完全に包んだら、先ほど貼ったマスキングテープの部分を上から下に剥がしてみましょう。アルミホイルの隙間から海苔の部分が見えるはずです。アルミホイルを取り除く際は、コンビニおにぎりと同じ要領で問題ありません。アルミホイルを全部剥がせば、おにぎりの完成です。この方法は、お米と海苔を分けて持ち運べるため、いつでもパリパリとした食感の海苔が食べられるというメリットがあります。海苔はパリパリ派のみなさんは、ぜひこの方法でおにぎりをつくってみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年05月16日劇団四季は、ミュージカル『オペラ座の怪人』を2024年4月より横浜・KAAT 神奈川芸術劇場〈ホール〉で上演。チケットは2023年12月に発売予定だ。悲恋を描いたミュージカル『オペラ座の怪人』『オペラ座の怪人』は、フランスの怪奇作家ガストン・ルルーの原作をもとに、パリ・オペラ座の地下深くに棲む“ファントム”と、若き歌姫クリスティーヌの悲恋を描いたミュージカル作品。音楽を手掛けたのは、現代のモーツァルトとも称される作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーだ。これまでに世界40カ国、180都市以上で上演され、累計観客動員数は1億4500万人を突破。“世界で最も多くの人が観たミュージカル”として今なお多くの人を魅了し続けている。約7年ぶりの横浜で上演劇団四季は、そんな名作ミュージカル『オペラ座の怪人』を2017年以来約7年ぶりに横浜で上演。KAAT 神奈川芸術劇場で壮絶な愛の物語を届ける。ミュージカル『オペラ座の怪人』あらすじ1905年、パリ・オペラ座。舞台上では、オペラハウスの所有物がオークションにかけられていた。車椅子の老人は、落札した品の中にあったオルゴールにふと手をとめる。さかのぼること半世紀。オペラ座の舞台では、オペラ『ハンニバル』のリハーサルが行われていた。しかし舞台の外では“オペラ座の怪人”の仕業とされる謎めいた事件が続発。プリマドンナのカルロッタは、対策を講じない支配人に「オペラに出演しない」と言い出す。そんなカルロッタの代役に急遽選ばれたのはコーラスガールのクリスティーヌ・ダーエ。彼女は、亡き父の贈り物“音楽の天使”にレッスンを受けたという素晴らしい歌声を披露し、舞台は大成功をおさめる。その夜、クリスティーヌの幼馴染・ラウル・シャニュイ子爵は楽屋を訪れるが、クリスティーヌは目の前に現れた“音楽の天使”に連れ去られ、忽然と姿を消してしまう。この“音楽の天使”こそ、愛するクリスティーヌをプリマドンナに仕立て上げ、自分の音楽を歌わせたいと願う“オペラ座の怪人”だったのだ……。【詳細】劇団四季 ミュージカル『オペラ座の怪人』横浜公演開幕時期:2024年4月会場:KAAT 神奈川芸術劇場〈ホール〉住所:神奈川県横浜市中区山下町281チケット発売:2023年12月(予定)※公演詳細は、決まり次第劇団四季オフィシャルウェブサイトで告知。
2023年05月04日9月の明治座『明治座9月 純烈公演』、2024年1月の新歌舞伎座『新春純烈公演』より、第一部「ハリウッドスターになりたくない!」のイメージビジュアルとメインキャストが公開された。純烈は、2021年7月に明治座で初座長公演を行っており、今回が2年ぶり2回目の座長公演。そして、新歌舞伎座では初の座長公演となる。本公演では、芝居と歌の2本立てで観客を魅了する。第一部の芝居「ハリウッドスターになりたくない!」は、1930年代、夢と希望、名声と欲望が渦巻く黄金期のハリウッドを舞台にした書き下ろしコメディ。公開されたビジュアルは、燕尾服とスーツでクールに決めた純烈の4人。岩永洋昭と後上翔太は役者の兄弟デビー役とパット役、白川裕二郎はセールスマンのトニー役、そして酒井一圭はその3人を追うギャングのジャック役に扮する。純烈を取り巻くメインキャストも決定。ヒロインで若手女優・キャロル役には元AKB48のメンバーで現在は女優・タレントとして新境地を拓く横山由依、映画監督・クラーク役には軽妙な演技が持ち味の松竹新喜劇の曽我廼家寛太郎、映画の主演女優・プリシラ役には数々の舞台作品を中心に存在感を発揮する小川菜摘、という豪華な顔合わせが実現した。<公演情報>第一部「ハリウッドスターになりたくない!」作:横山一真演出:村上大樹【出演】純烈横山由依、曽我廼家寛太郎、小川菜摘第二部 純烈コンサート構成・演出:村上大樹【東京公演】『明治座9月純烈公演』9月8日(金)~10月1日(日) 明治座開演時間:12:00 / 17:00【チケット料金(税込)】■昼の部(12:00 開演)S席(1・2階席):13,000円A席(3階席):6,500円■夜の部(17:00 開演)S席(1・2階席):11,000円A席(3階席):6,500円一般発売:7月30日(日) 10:00~公演に関する問合せ:明治座チケットセンター03-3666-6666(10:00~17:00)【大阪公演】『新春 純烈公演』2024年1月6日(土)~22日(月) 新歌舞伎座開演時間:12:00 / 17:00【チケット料金(税込)】■昼の部(12:00 開演)1階席:13,000円2階席:6,000円3階席:3,500円特別席:13,500円■夜の部(17:00 開演)1階席:11,500円2階席:5,500円3階席:3,500円特別席:12,000円一般発売:未定公演に関する問合せ:新歌舞伎座テレホン予約センター06-7730-2222(10:00~16:00)
2023年04月28日ロッテのチョコ「紗々<はちみつ紅茶>」が、2023年4月25日(火)に発売される。「紗々」"はちみつ紅茶”の新フレーバーパリパリとした軽やかな食感の人気チョコレート「紗々」から、“はちみつ紅茶”の新フレーバーが到着。ホワイトチョコとビターチョコに加え、甘くふわりと香るはちみつ紅茶チョコの全3種を、細い線状で構成しているのが特徴だ。口の中で"ほろほろ”と溶けていく口どけも相まって、ちょっぴりリッチな味わいに。チョコは全て個包装で包まれているので、友人とシェアして楽しむのもおすすめだ。【詳細】「紗々<はちみつ紅茶>」発売日:2023年4月25日(火)発売地区:全国内容量:69g(個包装込み)価格:オープン価格※想定小売価格 248円前後
2023年04月21日パリ・オペラ座バレエ団によるガラ公演「ルドルフ・ヌレエフ没後30年記念<オペラ座ガラ>ーヌレエフに捧ぐー」が、東京文化会館で、2023年7月26日(水)から7月30日(日)まで上演される。世界を席巻したスーパースター、ルドルフ・ヌレエフとは?ルドルフ・ヌレエフとは、1961年にソビエトから劇的な亡命を果たし、世界を席巻したバレエダンサー。亡命後は英国ロイヤル・バレエ団をはじめ、世界中のバレエ団に客演し、多くの振付家の作品を踊った。1983年にパリ・オペラ座バレエ団の芸術監督に就任すると、『ドン・キホーテ』や『眠れる森の美女』、『白鳥の湖』などの古典作品の舞台化だけでなく、『ロミオとジュリエット』や『シンデレラ』などを創作し、パリ・オペラ座バレエ団のレパートリーを充実させることに貢献した。ヌレエフが伝えたレパートリーを上演そんなヌレエフによる影響と教えを受けた世代は“ヌレエフ世代”と呼ばれ、パリ・オペラ座の黄金世代を築くこととなった。今回上演される「ルドルフ・ヌレエフ没後30年記念<オペラ座ガラ>ーヌレエフに捧ぐー」では、“ヌレエフ世代”のひとりフロランス・クレールの指導のもと、現代のパリ・オペラ座バレエ団で活躍するエトワールをはじめとする精鋭たちにより、ヌレエフゆかりのレパートリーが披露される。たとえば、『眠れる森の美女』第1幕より「花のワルツ」や、第3幕のオーロラ姫とデジレ王子らによるグラン・パ・ド・ドゥ、『白鳥の湖』第3幕のグラン・パ・ド・ドゥ(黒鳥)、『ライモンダ』や『くるみ割り人形』などを鑑賞することができる。精鋭エトワールたちが出演出演するのは、2023年3月に日本人初となるパリ・オペラ座バレエ団のエトワールに任命されたオニール八菜や、エトワール歴14年目となるオペラ座の中心的存在のマチアス・エイマン、2021年に無観客・ライブ配信された『ラ・バヤデール』のブロンズ役でエトワールに昇進したポール・マルク、東洋人初のエトワール任命後初めて日本の舞台に上がるパク・セウンなど。黄金時代を彷彿とさせるスターたちによる演技に注目だ。【詳細】パリ・オペラ座バレエ団「ルドルフ・ヌレエフ没後30年記念<オペラ座ガラ>ーヌレエフに捧ぐー」期間:2023年7月26日(水)~7月30日(日)開催日時:・Aプロ7月26日(水)19:007月27日(木)19:00・Bプロ7月29日(土)13:307月29日(土)18:007月30日(日)14:00会場:東京文化会館住所:東京都台東区上野公園5-45<チケット情報>NBS WEBチケット先行発売:3月30日(木)21:00~4月12日(水)18:00一般発売:4月14日(金)10:00~入場料:S 18,000円、A 16,000円、B 14,000円、C 10,000円、D 7,000円、E 5,000円・2演目セット券[S、A、B席]2演目を同時に同一1枚数購入で、1セットにつき1,000円割引、公演日および各席種の組み合わせは自由。WEB・電話のみで発売。・ペア割引[S、A、B席]2枚で1,000円割引。WEB・電話のみで発売。・親子割引[S、A、B席]子ども(小学生~高校生)半額。WEB・電話のみで4月25日(火)10:00から発売。大人1名につき子ども2名まで。座席選択不可。・U25シート 3,000円※NBS WEBチケットのみで、6月22日(木)から引換券を発売。公演当日小学生~25歳までが対象。座席指定不可。座席指定券は公演当日に引換。公演当日、年齢が確認できる身分証を提示すること。【問い合わせ先】NBS チケットセンターTEL:03-3791-8888(平日 10:00~16:00、土日祝休み)
2023年04月15日ジャコモ・プッチーニの名作『ラ・ボエーム』が6月28日(水)から新国立劇場オペラパレスで上演される。本作を心から愛する芸術監督の大野和士が指揮を務める。『ラ・ボエーム』は、19世紀パリを舞台に、詩人ロドルフォとお針子ミミのはかない愛、そして明日の成功を夢見る若き芸術家たちの貧しくも自由な生活を描いた作品。「冷たき手を」「私の名はミミ」などのアリアが有名で、今回の上演は粟國淳が演出を担当。丁寧な心理描写で若者たちの夢と挫折の世界を対比し、感動を誘う。ヒロインのミミ役をボローニャ歌劇場の同役も絶賛されたアレッサンドラ・マリアネッリ、ムゼッタ役をヴァレンティーナ・マストランジェロが務め、ミミの恋人ロドルフォをメトロポリタン歌劇場やウィーン国立歌劇場などで活躍中のスティーヴン・コステロが、ムゼッタの恋人マルチェッロを須藤慎吾が、ボヘミアン仲間のショナールを駒田敏章が演じる。大野和士は2018年から新国立劇場オペラ芸術監督を務めており、「新しい時代の狼煙を上げたい」と自ら指揮にあたって愛され続ける名作に挑む。公演は6月28日(水)に開幕。新国立劇場オペラで初めて有料ライブ配信も実施される。新国立劇場 開場25周年記念公演ジャコモ・プッチーニ『ラ・ボエーム』全4幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉6月28日(水) 19時6月30日(金) 14時7月2日(日) 14時7月5日(水) 14時7月8日(土) 14時新国立劇場 オペラパレス※予定上演時間 2時間50分指揮大野和士演出粟國 淳合唱新国立劇場合唱団児童合唱TOKYO FM 少年合唱団管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団ミミアレッサンドラ・マリアネッリロドルフォスティーヴン・コステロマルチェッロ須藤慎吾ムゼッタヴァレンティーナ・マストランジェロショナール駒田敏章コッリーネフランチェスコ・レオーネべノア鹿野由之アルチンドロ晴雅彦パルピニョール寺田宗永■チケット情報●有料ライブ配信ライブ配信日:2023年7月2日(日) 14:00※終演後7月4日(火)23:59まで見逃し配信あり。見逃し配信ではライブ配信をそのまま再生。オンデマンド配信期間:2023年7月16日(日)10:00~8月12日(土)22:00まで
2023年04月13日新国立劇場25周年記念公演ヴェルディ《アイーダ》が4月5日(水)高らかに幕を開けた。新国立劇場オペラ「アイーダ」の公演情報はこちら25年前、大巨匠フランコ・ゼッフィレッリが新国立劇場のオープニング・シリーズために制作した絢爛豪華なプロダクション。以来5年ごとに上演を繰り返している、劇場の目玉レパートリーで、これで6度目の上演だ。この数年間に新国立劇場を訪れた人なら、エントランスに展示されている《アイーダ》舞台装置が絶好の撮影スポットだったのをご存知のはず。あれがそのまま舞台で使われているわけだ(なので現在エントランスのほうには「展示入れ替え中」の貼り紙が)。ゼッフィレッリ演出はやはり圧巻。象徴は言わずもがな、第2幕「凱旋の場」の大スペクタクル。舞台上に総勢300人が密に並ぶさまはコロナ拡大中には見られなかった光景だ。大合唱の声の圧に押されながら、オペラ完全復活をひしひしと感じるのはうれしい。おなじみの本物の馬も!すでに“伝説”となっているこの舞台。2019年に他界したゼッフィレッリと新国立劇場が残した、世界のオペラ界に誇れる偉業だと思う。壮麗な舞台に目を奪われずにはいられないが、音楽だけとってもヴェルディ円熟の極みにある傑作。前奏曲が鳴り始めた瞬間から、シンフォニックで有機的な音楽の線が次々に紡がれて緊張感が途切れることなく、4時間弱(休憩含む)の上演時間があっというまに感じる。キャストも充実。アイーダ役のセレーナ・ファルノッキア(ソプラノ)は、リリックで細身の声がこの役では新鮮。第2幕のアリア〈私のふるさとよ〉の、コントロールされた繊細なピアニッシモの高音(C)がじつに印象的に響いた。豊かでふくよかな声と表現に引き込まれたのが、アムネリス役のアイリーン・ロバーツ(メゾ・ソプラノ)。感情の振り幅の大きいこの恋敵あってこそのアイーダ。両者の理想的な対照だった。そしてラダメス役のロベルト・アロニカ。新国立劇場芸術監督の大野和士が「今イタリアで3本の指に入る美声」と賞するテノールは、圧倒的な声量、輝かしい高音。のみならず、中域までつややかな響きを失わない。一本気な勇将の情熱と絶望を見事に歌った。1998年初演時のオリジナル・キャストで、ほぼ全回ランフィス役を歌っている妻屋秀和(バス)ら日本人歌手陣も贅沢な適材適所だ。深い感動を、じつに率直に得られる名プロダクション。それは何度見ても変わらない。残席僅少。今すぐチェック!(宮本明)■ぴあスペシャルデー(ぴあ貸切公演)対象公演日:4/13(木) 14:00開演新国立劇場オペラパレス (東京都)
2023年04月06日パリ・オペラ座バレエのトップダンサーが集結する『ル・グラン・ガラ2023』が、コロナ禍を乗り越えて4年ぶりに開催される。日本にルーツを持ち、2020年の入団から最短で昇進を重ねるクララ・ムーセーニュの出演もバレエ愛好家にとって朗報だろう。3月中旬、来日した彼女に見どころを尋ねた。同バレエ団エトワール(最高位)のマチュー・ガニオとドロテ・ジルベールが座長を務め、演目のセレクションを手がける本公演。世界最高峰の実力を誇るダンサーの中でも、テクニックに磨きのかかるエトワール6人に次代を担う若手ダンサーが加わり、「イン・ザ・ナイト」「くるみ割り人形」「ロミオとジュリエット」「オネーギン」といった演目で豪華競演を繰り広げる。ムーセーニュはAプログラムで「ドン・キホーテ」のヒロイン、スペインの町娘キトリに扮する予定だ。Instagramの個人アカウントで公開されているキトリのバリエーション(ソロ)動画では、扇子を片手にキレのある足さばきや華麗なターンでコケティッシュな魅力を振りまく。若手にとって主要な役どころに挑戦できるガラ公演を前に、ムーセーニュは「相手役のバジルを演じるニコラ・ディ・ヴィコと信頼関係を育み、観客の皆さんが思わず全幕を観たくなるようなパ・ド・ドゥに仕上げられたら」と意気込む。2004年、フランス人医師の父と日本人の母との間に三女として生を受けたムーセーニュ。2013年にパリ・オペラ座バレエ学校へ入学してすぐに頭角を表し、入団後も昇格が難しいといわれる階級制の中で順調にコリフェ(2021年)、スジェ(2022年)とエトワールへの階段を駆け上がる。2月には、将来有望な若手ダンサーに贈られるセルクル・カルポー賞を獲得した。目覚ましい成長の中でも謙虚さを忘れず、事ある毎に「たくさんダンサーがいる中で私を信じて期待してくださった想いに報いたい」と感謝の意を述べ、より一層の努力を誓う。今後どんなダンサーになりたいか尋ねると、「ダンスへの情熱を原動力に、多様な演目にチャレンジしたい」「役の本質を的確につかみ、さまざまなイメージをお客さまにお見せしながらエモーショナルな時間を共有できたら」と希望があふれ出す。目標とする存在は、バレエ学校入学時から「プチベール(小さなお父さん)」と慕う座長のガニオだ。「オペラ座の象徴みたいなルック・オペラ(身体)に美しいダンス。優しい人柄も相まって尊敬しています」とムーセーニュ。今後も期待の新星から目が離せない。公演は、7月30日(日)に愛知県芸術劇場 大ホールにて。その後、7月31日(月)~8月3日(木)に東京文化会館 大ホール、8月5日(土)に大阪・フェスティバルホールと巡演する。なお東京公演では、回替わりで演目の異なる「A」「B」プログラムが用意されている。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2023年03月30日リヒャルト・シュトラウス作曲のオペラ『サロメ』が、5月27日(土)から新国立劇場オペラパレスで開幕する。本作は、オスカー・ワイルドの耽美的で退廃的な戯曲を、リヒャルト・シュトラウスが極彩色の音楽でオペラ化した傑作。その衝撃的な内容は初演されるや大反響を呼び、シュトラウスのオペラ出世作となった。約100分の上演時間に豊麗で甘美な旋律と大胆な不協和音が凝縮されており、緊張感あふれる濃密なドラマが描かれる。新国立劇場の『サロメ』は故アウグスト・エファーディングの演出で、2000年の初演以来、再演を繰り返し、今回が7回目の上演となる人気レパートリーだ。注目のサロメには、バロックからヴェルディ、ヴェリズモ・オペラで活躍するアレックス・ペンダ(アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカ)。ヨハナーンはワーグナーやロシア作品をレパートリーに著名劇場で大活躍するトマス・トマソン、サロメの義父ヘロデはヘルデンテノールのベテラン、イアン・ストーレイ。へロディアスは新国立劇場『イェヌーファ』コステルニチカで大評判となったジェニファー・ラーモアと、世界の実力派が揃う。また、サロメに恋するナラボートを演じる鈴木准、ヘロディアスの小姓役の加納悦子ら、国内からもオペラファンを魅了する実力派が出演。リヒャルト・シュトラウスを得意とするコンスタンティン・トリンクスが指揮を務める。新国立劇場 2022/2023 シーズンオペラリヒャルト・シュトラウス『サロメ』全1幕(ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付)5月27日(土) 14:005月30日(火) 14:006月 1日(木) 19:006月 4日(日) 14:00新国立劇場 オペラパレス※予定上演時間 1時間40分(休憩なし)【指揮】コンスタンティン・トリンクス【演出】アウグスト・エファーディング【美術・衣裳】ヨルク・ツィンマーマン【サロメ】アレックス・ペンダ【ヘロデ】イアン・ストーレイ【ヘロディアス】ジェニファー・ラーモア【ヨハナーン】トマス・トマソン【ナラボート】鈴木 准【ヘロディアスの小姓】加納悦子【5人のユダヤ人1】与儀 巧【5人のユダヤ人2】青地英幸【5人のユダヤ人3】加茂下 稔【5人のユダヤ人4】糸賀修平【5人のユダヤ人5】畠山 茂【2人のナザレ人1】北川辰彦【2人のナザレ人2】秋谷直之【2人の兵士1】金子慧一【2人の兵士2】大塚博章【カッパドキア人】大久保光哉【奴隷】花房英里子【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団■チケット情報
2023年03月25日ルイ・ヴィトンは四川オペラ(川劇)にインスピレーションを得た新作ハイウォッチ「タンブール オペラ オートマタ」を発表しました。©Ulysse Frechelinルイ・ヴィトンは、「タンブール オペラ オートマタ」のデビューと共に、オートマタムーブメントを搭載したハイウォッチメイキングのエクスクルーシブな世界への旅を続けます。四川オペラ(川劇)の「変面」への敬意を表し、匠の技による精緻を極めた装飾が施されたこの特別なウォッチは、手元の操作によって命が吹き込まれ、瞬時に表情が変わる伝統的な面を表現しています。これはまさに、ルイ・ヴィトンのウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が構想から開発、組立まですべてを手掛けた名作ムーブメントが生み出す芸術的パフォーマンスです。©Regis Goley2021年、「タンブール カルペ・ディエム」がジュネーブ時計グランプリ(GPHG)で見事に「オーダシティ賞」を受賞した後、ルイ・ヴィトンは、ヨーロッパ、そして表情豊かなヴァニタスの世界を離れ、「変面」の発祥地、中国において、新たな旅をスタートさせました。「タンブール オペラ オートマタ」では、四川オペラの最大の特徴であるこの「変面芸」がその大きなインスピレーション源となっています。プッシュボタンを押すことによって表情を変える「タンブール カルペ・ディエム」と同じように、「タンブール オペラ オートマタ」にもまた、驚異的な熟練の技を要する揺るぎない規律が体現されています。四川オペラでは、変面師は瞬く間に20種類もの面を次々と付け替え、さまざまな表情を見せていきます。絹のように薄い生地に描かれた顔を、素早い手の動きや優雅な扇の動きで出現させたり消したりする技法は秘伝とされ、21世紀になった今、古くから伝わる変面の技術を受け継ぐ変面師は数えるほどしか残っていません。©Ulysse Frechelinルイ・ヴィトンでは、この神秘的な表情の交錯をウォッチケースで表現するために、現代の最も優れた職人たちの協力を仰ぎました。メゾンのウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のマスターウォッチメーカーである、ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニがこの並外れた時計のムーブメントを製作し、エナメル師のアニタ・ポルシェと彫金師のディック・スティーンマンが、このウォッチを素晴らしいデザインで飾りました。©Piotr Stoklosaミシェル・ナバスはこう説明しています。「『タンブール オペラ オートマタ』には、『変面』の印象的な美学と表現力豊かな動きを反映させたいと考えました。この非常に困難な伝統芸能は、代々門外不出の秘技とされています。これは、オートマタのメカニズムが、伝統的な時計製造技術の完璧な理解を要することに通ずるものがあります」。©Regis Goley元来ジャックマールとは、時を告げるために教会の鐘楼に設置されたオートマタ(機械式からくり人形)を指します。その後、各ウォッチメーカーがジャックマールを小型化してタイムピースに搭載する際に、その機能は主として装飾的なものとなりました。つまり、ジャックマールはダイアルにちょっとした遊び心をプラスするためのデザインとしての役割を果たすだけで、時刻は引き続き従来の針で表示されるようになったのです。©Piotr Stoklosa©Piotr Stoklosa前代未聞の表現2021年にヴァニタスに捧げる「タンブール カルペ・ディエム」のクリエーションと共にヨーロッパではじまったルイ・ヴィトンの大胆な旅。今、「タンブール オペラ オートマタ」と共にアジアで新たな章が幕を開けます。今回、四川オペラをテーマとして選択したことで、「ラ・ファブリク・デュ・タン・ルイ・ヴィトン」は、現代のウォッチメイキングにおけるその卓越した技術を、さらに上のレベルへと引き上げることになりました。実際、いくつかの特許の対象となっているこのタイムピースは、開発に2年を超える歳月を要しました。「タンブール カルペ・ディエム」と同じく、時刻はオートマタを作動させることでのみ――ジャンピングアワーとレトログラードミニッツ機構によって――ダイアル上に表示されます。合計426個の部品で構成されるこのキャリバーLV525は、実に100時間のパワーリザーブを有しています。©Regis Goleyオートマタ機構は、5つのアニメーションが、ジャンピングアワーとレトログラードミニッツを備えた類い稀なキャリバーによって駆動されることで、ユニークで忘れ得ぬ16秒間のウォッチメイキングスペクタクルを繰り広げます。プッシュボタンを押すと、精巧な彫刻が施されたピンクゴールドのドラゴンの頭が立ち上がり、クロワゾネエナメルの変面の額に刻まれたジャンピングアワーが姿を現し、一方ドラゴンの尾がレトログラードミニッツを表示。面の表情の変化は実にドラマティック――面が眉をひそめ、左目の瞼が下がり、右目にはモノグラム・スターフラワーが現れます。顎の動きで喜怒哀楽を表しながら、変面がさまざまな感情を表現していきます。ダイアルの美しさと、このミニチュアシアターの躍動感あるリズムは、見る者を魅了します。©Regis Goley卓越したクラフツマンシップルイ・ヴィトンでは、この「タンブール オペラ オートマタ」を21世紀に根付かせるため、キャンバスのパターンやモノグラム・フラワーをダイアルにエナメル加工で施すなど、中国の伝統的なシンボルとメゾンを象徴するデザインエレメントの融合を図りました。古代中国の皇帝に纏わる神話上の生き物であるインペリアルドラゴン(皇龍)は、力強さ、権力、そして高貴さを表し、至高の存在として君臨する存在です。そのすぐ傍に配された扇は、知恵と権威の証です。雲は幸運の象徴であり、ひょうたんは悪霊から人々を守ると信じられています。さらに、時刻表示においては、アジアで不吉な数とされている「4」に代えて4つの花弁を持つモノグラム・フラワーをあしらうことで、究極に洗練されたデザインを実現しました。ホワイトゴールドの細い金線で区切った白、赤、黒のクロワゾネエナメルで仕上げられたこの面は、エナメル細工の名匠アニタ・ポルシェの手による完璧な仕上がりに。扇には、金属の表面を削ってできた窪みに顔料を流し込んで焼成するシャンルベエナメル技法により、驚くべき深みが生れています。ダイアルとリューズのエナメル加工は、完成までに実に7日間を要しました。©Piotr Stoklosa貴金属に刻まれたディテールは、著名なスイス人彫金師ディック・スティーンマンが約2週間かけて完成させたもの。これにより、「タンブール オペラ オートマタ」に比類なきレベルのレリーフ効果が生れています。ピンクゴールドのドラゴンは、細かいディテール──ルビーの鋭い目、エングレービングとサンドブラストによる鱗などにいたるまで、その特徴が表情豊かに表現されています。それゆえに、変面師の面からドラゴンが文字通り飛び出し、口を開けて時刻を表示しているように見えるのです。ドラゴンの頭を模したオートマタのプッシュボタン、巻き上げリューズ、シャンルベエナメルの扇、いずれの装飾も、すべて手作業で作られています。最後に、洗練と技術を極限まで高めるために、ルイ・ヴィトンは、ムーブメントの裏側に変面の形状を再現し、ショットブラスト仕上げと完璧なミラーポリッシュを対比させ、わずかな欠点もなく仕上げました。ルイ・ヴィトンは、「タンブール オペラ オートマタ」を通して、オートマティックウォッチの技術的複雑性を、大胆で力強く、現代的な美学で体現しています。©LOUIS VUITTON「タンブール オペラ オートマタ」価格:問い合わせムーブメント■LV 525 キャリバー:「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」で開発され、組立てられた手巻き機械式ムーブメント■5つの仕掛けを持つオートマタ機構、ジャンピングアワー、レトログラードミニッツ、パワーリザーブインディケーター■部品数:426■パワーリザーブ:100時間■振動数:21.600回/時■石数:50ケース■18Kピンクゴールド製のケースとラグ■18Kピンクゴールド製の手彫りのリューズとプッシュボタン■プッシュボタンにはルビー2個、リューズにはルビー1個をセット■ケース径:46.8 mm■厚さ:14.4 mm■ドーム型の反射防止加工サファイアクリスタル■防水:30 mダイアル■アニタ・ポルシェによるエナメル加工とミニチュアペインティング(ダイアル、面、扇)■ディック・スティーンマンによるハンドエングレービング(ドラゴン、ひょうたん)■曲面ガラス製のひょうたん■ダイアルにカボションカットルビーをセットストラップ■ブラックアリゲーターストラップバックル■18Kピンクゴールド製のダブルフォールディングバックルカボションカットのルビー6個(~0.06カラット)【ルイ・ヴィトンについて】1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらもエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2023年03月24日家呑みやホームパーティーに欠かせないポテトチップス(以下、ポテチ)。いろいろな味があり、お酒のおつまみにはぴったりですよね。サイズも一人で食べきれる容量のものから、150gを越えるビッグサイズまで。しかし、いざ大容量のポテチを買ってしまうと、食べきれず途中で残してしまうこともありますよね。その結果、湿気てしまい「もったいない!」と思いながらも泣く泣く廃棄してしまった人も多いはず。特に、湿度が高い季節では、数時間置いただけでシナっとした食感になってしまいます。なんとか湿気てしまったポテチを、復活できないのか。その方法探してみた結果、実はあることをするだけでパリパリに戻す超簡単な復活法あったのです!袋を開けたまま放置するだけ!?シナシナポテチをパリパリに戻す方法!ということで、シナシナに湿気てしまったポテチを、パリパリに戻す方法を実践してみました!まずは湿気てしまったポテチを用意。開封から5時間でシナっとした食感になってしまっています。本来なら、ここで廃棄してしまう人も多いはず。しかしこの価格高騰の時代、それはもったいなさすぎますよね。そこで、このポテチを開封したまま冷蔵庫に入れて一晩放置!そう、これがポテチを復活させる方法です。そして一晩入れておいたポテチをいざ、食べてみると…「パリパリ」っという音が!見事に復活していました。なぜ冷蔵庫に一晩入れただけで、あんなにもシナシナだったポテチが、パリパリに戻るのか。調べてみると、冷蔵庫内の湿度がカギでした。冷蔵庫の中は温度が低いので、部屋の中よりも乾燥しています。その中に湿気たポテチを入れることで、ポテチに吸収された水分が外に抜けパリパリに戻るという原理です。たったこれだけで捨てずに済むなら、ぜひ試してみたいですよね。家呑みパーティーなどでビッグサイズのポテチが残ってしまったら、夜のうちに冷蔵庫に入れておきましょう。翌日にはパリパリ食感のポテチがまた味わえますよ。[文・構成/grape編集部]
2023年03月24日「ベル・エポック」と呼ばれた19世紀末パリの良き時代を彩った芸術家たちのなかでも、とりわけ流麗な女性像のポスターなどで人気を誇った画家アルフォンス・ミュシャ。その作品約400点を紹介する展覧会が、東京の八王子市夢美術館で、4月7日(金)から6月4日(日)まで開催される。1860 年、現在のチェコ共和国のモラヴィア地方に生まれたミュシャは、27歳でパリに留学。挿絵画家として生計を立てていたが、34歳のときに転機が訪れる。パリで名高い女優サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」の宣伝用ポスターのデザインで成功を収めたことで、一躍時代の寵児となったのだ。その後、ポスターはもとより装飾パネル、カレンダー、商品パッケージなど、様々なデザインを手がけたミュシャは、優美な女性像と植物の有機的な曲線美を活かした華麗な作風によって「ミュシャ・スタイル」と呼ばれるデザイン・ジャンルを確立すると同時に、アール・ヌーヴォー様式を代表する芸術家と目されることになる。同展の見どころのひとつは、この栄光のパリ時代の華やかなポスターや装飾パネルをはじめとした多彩なデザインを、充実した作品群で堪能できること。また、画学生たちの手引きになるようにと制作した名高い『装飾資料集』も展観される。1900年のパリ万博で、自身と同じスラヴ民族のボスニア・ヘルツェゴビナ館の装飾を手がけたミュシャは、大作連作《スラヴ叙事詩》制作の足がかりを得て、後半生を祖国チェコとスラヴ民族に捧げることとなる。1910年の帰国後は、公共建築の壁面装飾に取り組むほか、独立したチェコスロヴァキア共和国のための様々なデザインを無報酬で引き受けたという。同展では、祖国のために手がけた切手や紙幣のデザイン、また《スラヴ叙事詩》のパネルなども紹介される。パリ時代には商業デザインを通じて芸術を一般市民に普及させたことで、また後半生は国の公共のデザインを手がけたことで、常に「民衆のための芸術」という自らの信念を貫いたミュシャ。同展は、そうしたミュシャの生涯とその信念を紐解く機会ともなるだろう。<開催情報>『アルフォンス・ ミュシャ展』会期:2023年4月7日(金)〜6月4日(日)会場:八王子市夢美術館時間:10:00〜19:00(入館は18:30まで)休館日:月曜料金:一般800 円、高校生以上・65 歳以上400 円公式サイト:
2023年03月23日秋に始まる新国立劇場2023/2024シーズンのオペラ演目が発表され、芸術監督の大野和士が会見に臨んだ(3月7日・新国立劇場オペラパレス・ホワイエ)。全9演目のラインアップ。新制作は以下の2演目。●プッチーニ《修道女アンジェリカ》&ラヴェル《子どもと魔法》(10月)沼尻竜典指揮/粟國淳演出大野芸術監督がレパートリー拡充の一環として掲げる、1幕オペラ2本構成の「ダブルビル」。「プッチーニの書いた最も聖なる音楽」(大野)である《修道女アンジェリカ》の主人公は、未婚の母ゆえにわが子と引き離された修道女。《子どもと魔法》はママの言いつけを守らない聞かん坊が主役。共通するテーマは「母と子の愛の強さ」と大野。●ヴェルディ《シモン・ボッカネグラ》(11月)大野和士指揮/ピエール・オーディ演出待ちに待った新国初上演。大野が何度も電話して口説き落としたというエクサン・プロヴァンス音楽祭総監督オーディの演出。気鋭の現代彫刻家アニッシュ・カプーアとのコラボに期待。バスやバリトンが活躍する低重心の作品に、ロベルト・フロンターリ(シモン=バリトン)、リッカルド・ザネッラート(フィエスコ=バス)を得て万全の布陣。再演も充実。以下、大野の語った注目ポイントを日程順に。《こうもり》でアルフレードを歌う伊藤達人(特にそのウィーン訛りの台詞)。《エウゲニ・オネーギン》の指揮者ヴァレンティン・ウリューピンは元クラリネット奏者で新国初登場。《ドン・パスクワーレ》では、主役の世界的バス、ミケーレ・ペルトゥージらに並び日本の上江隼人(マラテスタ)も。《トリスタンとイゾルデ》は評判を呼んだデイヴィッド・マクヴィカー演出の13年ぶりの上演。「3番目の新制作と考えてよい」と大野。トルステン・ケール(トリスタン)、エヴァ=マリア・ヴェストブルック(イゾルデ)、エギルス・シリンス(クルヴェナール)、藤村実穂子(ブランゲーネ)らキャストも最高。《椿姫》には昨年急遽の出演ながら絶賛を博した中村恵理(ヴィオレッタ)が再登場。《コジ・ファン・トゥッテ》では女声3人、セレーナ・ガンベローニ(フィオルディリージ)、ダニエラ・ピーニ(ドラベッラ)、九嶋香奈枝(デスピーナ)のキャラクターの違いに注目。シーズン最後に《トスカ》をイタリア・オペラの巨匠マウリツィオ・ベニーニが振る。なお、チケット料金の値上げは残念な知らせ。演目によって異なるが、多くの演目でS席が29,700円、下限のD席が7,700円となる。(取材・文:宮本明)
2023年03月08日昨年秋の「BBC Proms JAPAN」公演において、人気ピアニスト角野隼斗との共演で大きな話題を呼んだ「東京21世紀管弦楽団」。2019年に設立されたばかりのこのオーケストラのコンセプトは「音楽を通して、多くの人達と手を携え、今までの固定観念にとらわれない新しい時代の“楽しいオーケストラ”を目指して演奏活動を進める」ことだという。その活動ぶりは、重厚なドイツ音楽にじっくり取り組む定期演奏会を筆頭に、青少年のための音楽鑑賞会や、教育活動にも積極参加するほか、ミュージカル、バレエ、ポップス・コンサートにも出演するなど、多彩で幅広い音楽活動を展開しているのが特徴だ。そして迎える第7回定期演奏会には、日本を代表するヴァイオリニスト渡辺玲子が登場するだけに、オーケストラの現在地を確認するのにピッタリの時間が楽しめそうだ。プログラムには、フンパーティンクの『ヘンゼルとグレーテル』、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(ソリスト;渡辺玲子)&ブラームスの交響曲第2番という重量級の名曲が用意され、浮ヶ谷孝夫指揮する新進オーケストラの咆哮が堪能できる。東京21世紀管弦楽団 第7回定期演奏会4月22日(土) 14時開演東京芸術劇場コンサートホール指揮:浮ヶ谷孝夫ヴァイオリン:渡辺玲子演奏曲目フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」プレリュード(前奏曲)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73■チケット情報
2023年03月06日ヴェルディのオペラの中でも1位、2位の人気を争う傑作『リゴレット』が新国立劇場で上演される。本作は、富と権力にものを言わせ女から女へと遊び歩くマントヴァ公爵、公爵に媚びを売る一方で娘を真摯に愛する父でもある道化師リゴレット、その娘で純粋一途なジルダを軸に、愛、呪い、復讐の悲劇が描かれる。オペラファンでなくてもつい口をついて出てしまう有名曲「女心の歌」をはじめ、「慕わしき人の名は」「悪魔め、鬼め!」など数々の名アリアも満載で、ヴェルディならではの力強く情熱的な音楽が、清らかな純愛と娘を弄ばれた父の悲劇を劇的に描き、観る者の心を揺さぶる。オペラ界で最も重要なバリトン歌手、ロベルト・フロンターリがリゴレット役を演じ、2019年に『ドン・パスクワーレ』でノリーナを演じた新世代のコロラトゥーラ・ソプラノ、ハスミック・トロシャンがジルダを、ヨーロッパの主要劇場を席巻するライジングスター、イヴァン・アヨン・リヴァスがマントヴァ公爵を演じる。また、殺し屋スパラフチーレを妻屋秀和が、リゴレットを呪うモンテローネ伯爵を須藤慎吾が演じるほか、森山京子、清水華澄ら日本屈指の歌手たちも集結。イタリア・オペラ界の重鎮マウリツィオ・ベニーニが、1998年の『セビリアの理髪師』以来、25年ぶりに新国立劇場で指揮を務める。エミリオ・サージ演出のプロダクションはビルバオ・オペラとリスボン・サン・カルロス歌劇場の共同制作で初演後、バレンシアのソフィア王妃芸術宮殿でも上演され、現代的な視点で作品の演劇性と登場人物の孤独とにクローズアップし、大成功を収めており、日本でも好評を集めることになりそうだ。新国立劇場 2022/2023 シーズンオペラジュゼッペ・ヴェルディリゴレット全3幕(イタリア語上演/日本語及び英語字幕付)5月18日(木) 19:005月21日(日) 14:005月25日(木) 14:005月28日(日) 14:005月31日(水) 14:006月 3日(土) 14:00新国立劇場 オペラパレス■チケット情報
2023年03月01日「フォギーベージュ」が待望の復刻発売「オペラ」の人気リップ「リップティント N」より、2022年春に発売され人気を博した完売カラー「111フォギーベージュ」(税込1,650円)が復刻発売。2023年2月8日より、公式オンラインストア限定で発売されました。2月28日正午12:00まで、同商品を含むオペラ製品が送料無料となるキャンペーンを実施中です。ほのかな温度感を帯びた絶妙ベージュカラー「リップティント N 111フォギーベージュ」は、クールに色っぽいムードをまとわせる、洗練されたヌードベージュカラー。唇の水分と反応して血色感を引き出す”ティント処方”により、まるで唇そのものが色づいたような、抜け感のある発色をキープします。リップのベースとなるのは、地球に優しい保湿成分の植物性スクワラン。うるおいたっぷりのスティックが唇にスルスルとなじみ、ストレスフリーの塗り心地を叶えます。リップスティック感覚でサッと使えるのに、色ムラのない美しい仕上がりに。色落ちしにくいため、マスクを外したときの色移りも気になりにくいのが嬉しいポイントです。(画像はプレスリリースより)【参考】※イミュ公式オンラインストア
2023年02月23日兵庫県立芸術文化センターは7月14日(金)から、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023『ドン・ジョヴァンニ』を上演する。同プロデュースオペラがモーツァルトを採り上げるのは2017年の『フィガロの結婚』以来6年ぶり。2014年の『コジ・ファン・トゥッテ』と併せ、モーツァルトオペラの最高峰を形作るいわゆる「ダ・ポンテ三部作」がすべて上演されることになる。世界の第一線で活躍する歌手、そして日本を代表する歌手たちが結集するダブルキャストで全8公演が行われる。佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」チケット情報『ドン・ジョヴァンニ』はスペインの伝説に現れる色事師。放蕩の限りを尽くし、数々の女性を誘惑し、最後は地獄へ落ちる。モーツァルトと脚本家のダ・ポンテはこの物語をもとに喜劇でありながら悲劇の要素も内包し、恋愛心理の機微にも触れる魅力的なオペラを書き上げた。主人公が地獄へ落ちるクライマックスの怪奇な迫力などは、モーツァルトにしか書けなかった場面と言えるだろう。演出は同プロデュースオペラで『コジ・ファン・トゥッテ』『フィガロの結婚』を手掛けた元メトロポリタン歌劇場首席演出家のデヴィッド・ニース、また装置・衣裳をロバート・パージオラが担当。壮麗な美術や20世紀半ばをイメージしたという衣裳デザインの中、正統的で重厚なステージを創り上げる。2月15日には製作発表記者会見が行われ、佐渡裕とタイトルロールを歌うバリトンの大西宇宙、ドンナ・アンナを歌うソプラノの高野百合絵が登壇した。物語の中心となるドン・ジョヴァンニと3人の女性、ドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィーラ、ツェルリーナのとの関わりについて記者から問われた大西は「それぞれがこのオペラの中で現在と過去と未来を表しているようにも思える存在。最後に幸せになるのが誰かを考えてみると、この作品が書かれた時代が見えてくる気がする」と主役ならではの洞察を、また高野はドンナ・アンナの目線から「彼女自身、なぜ自分がドン・ジョヴァンニに惹かれているのか、父の仇でもある彼を憎んでいるのか惹かれているのか最後までわからなかったのではないか」と語り、主人公のミステリアスな魅力に迫った。こうした中、指揮を務める佐渡裕は「『ドン・ジョヴァンニ』はモーツァルトの二面性ともいうべき多彩な表情に溢れた作品。愛を語る甘美な旋律があるかと思えば非常にドラマチックな響きも現れるなど、美しいもの、恐ろしいものほかさまざまな要素が何重にも重なり合って構築されているオペラです。その音楽を劇場空間いっぱいに響かせて皆さまにお届けできることを楽しみにしています」と語り、公演への自信をうかがわせた。チケットは2月26日(日)発売。文:逢坂聖也
2023年02月21日モーツァルトのオペラをヨーロッパの楽士たちの演奏に乗せて能、狂言、文楽の達人たちが演じる。そんな斬新な面白さで人気を博す『狂言風オペラ フィガロの結婚・管楽八重奏版』が3月10日(金)、大阪・大槻能楽堂と、3月12日(日)、東京・観世能楽堂で上演される。それぞれ昼夜の2公演。大阪は4年ぶり、東京は5年ぶりとなる待望の公演だ。狂言風オペラ「フィガロの結婚」チケット情報2002年より狂言を中心に演じられてきたこのシリーズに、能と文楽が合流したのが2018年のこと。芸術総監督に人間国宝の大槻文藏を迎え脚本・演出を笛方藤田流の故・藤田六郎兵衛が手掛けた舞台は、西洋と日本の芸能が出会うものとして高く評価された。が、折からのコロナ禍により、管楽合奏を担当するスイスの演奏団体クラングアートアンサンブルの来日が不可能に。『狂言風オペラ』は翌2019年、大槻能楽堂での再演を最後にしばしの沈黙を余儀なくされることとなる。(画像は2019年公演より)公演を望む声は多く「日本の演奏家を起用しては?」「録音では代替できないか?」といった提案も寄せられたという。しかし出演者一同は「洋の東西の芸能が同じ時間、空間を共有してこその『狂言風オペラ』」という見識に立ち、妥協することなく時期を待った。こうした中、2022年には『狂言風オペラ特別公演』も行われている。シューベルトの歌曲「魔王」をハイライトに、やや趣を異にした『特別公演』ではあったが、クラングアートアンサンブルからはメッセージが寄せられ、また能楽から大槻文藏、文楽から太夫、豊竹呂太夫、人形の桐竹勘十郎が舞台に上っての座談会では各人による『狂言風オペラ』継続への思いが語られた。それらは実に興味深く『狂言風オペラ』本編への期待をつなぐものとなった。こうした流れを経て行われる今回の公演である。ひさびさに来日するクラングアートアンサンブルも含め、それは出演者にとって一層の熱の入ったものとなることだろう。若い女中のスザンナに手を出そうとする伯爵にフィガロや伯爵夫人らが協力して一泡吹かせるという物語が、京の都を舞台に伯爵を中将在原平平(ありわらのひらひら)、伯爵夫人を北の方、橘の上に姿を変えて描かれる。豊竹呂太夫の語りと鶴澤友之助の三味線に乗せて桐竹勘十郎操る人形が身勝手な中将を演じれば、観世流シテ方、赤松禎友が女面、女装束で憂愁の橘の上を舞うといった具合。名人たちの至芸が繰り広げられる中、すべてをユーモラスな笑いにつなげてゆく野村又三郎ら狂言方の動きが圧巻だ。和洋の芸能を結集し、美しさと軽やかな笑いへ誘う「狂言風オペラ フィガロの結婚・管楽八重奏版」。その唯一無二の世界を堪能してほしい。チケットは発売中。文:逢坂聖也
2023年02月17日あの人気カラーが限定復刻イミュ株式会社は2023年2月8日、オペラ「リップティント N」の完売カラー「111フォギーベージュ」(税込1,650円)を、イミュ公式オンラインストア限定で復刻発売した。ムラ無く伸びてストレスフリー!唇そのものが色づいたような、抜け感のある発色で人気のリップアイテム「オペラリップティント N」。「サトウキビ由来スクワランオイル」を高配合することで、唇の上でとろけるように伸びてヴェールを形成。メイク初心者でもひと塗りでヨレ・ムレ知らずの美しい仕上がりを叶える。また水分に反応して色づく「ティント処方」で唇が自然に染まり、自然なツヤと発色が長時間持続。マスクに色移りしにくいのも嬉しい。帰ってきた大人気完売カラー再販を熱望するユーザーの声に応え、今回オンライン限定で復刻発売した「111フォギーベージュ」は、2022年春に発売され大好評のうちに完売したカラー。ほのかな温かみを帯びたベージュで、唇を洗練されたムードでまとう。ヌードカラーなので、シーンを選ばず使いやすい。公式オンラインストアでは2月28日正午12:00まで、リップ・カラーアイメイクなどのオペラ製品が送料無料となるキャンペーンを実施している。(画像はプレスリリースより)【参考】※イミュ公式オンラインストア
2023年02月16日20世紀のオペラ界を牽引し、今年10月のベルリン国立歌劇場でダニエル・バレンボイム指揮、パトリス・シェロー演出のオペラを最後に引退することを発表したワルトラウト・マイヤー。最後の来日公演が3月14日(火)、東京六本木のサントリーホールにて開催される。その魅力を、ぴあアプリ「水先案内人」としてお馴染みのフリーアナウンサー、朝岡聡さんに綴っていただきました。オペラを語る時には、必ず国や年代を代表する名歌手が現れて時代を彩り、人々を魅了してきた。マリア・カラス然り、パヴァロッティもその一人。その意味でワルトラウト・マイヤーは、まさに21世紀後半から21世紀にかけてのドイツ・オペラで燦然と輝くスターであった。現役引退を決めた彼女は、いま世界各地で「さよならコンサート」を進行中だが、いよいよ3月に『どうしても行きたかった』と言う日本でファンに別れを告げる。ドイツの気鋭バリトンS・ハッセルホルンとの共演でシューベルト、シューマン、ブラームス、R・シュトラウス、マーラーの歌曲20曲以上で練り上げたプログラムを披露してくれる!『私が本当に好きな曲だけを厳選しました』と言い切る、自信と覚悟を感じさせる構成だ。もし、オペラに比べたら歌曲は少し地味? と思う方がいらっしゃったら、僕は声を大にして申し上げたい。「マイヤーのライブの舞台をごらんなさい!」と。そこには超一流のオペラ歌手だけが持つ豊穣なる魅力が溢れ出てくるのです。それは単なる声楽家と言うより「語り部」「俳優」としての至芸なのだ。マイヤーが言葉の意味や内容の核心を丁寧にすくい上げて、それらを同時に楽譜からも深く読み込んで歌う時、声だけでなく表情や全身を駆使した豊かな動きを見せてくれる。彼女が物語としての歌詞を実に情感豊かに味わい深く伝える姿は、まさに名優による一人芝居のような趣き。これは録音では分からない彼女のライブならではの醍醐味だろう。歌曲が描く情景や人間心理を鮮やかに浮かび上がらせるので、聴く者にとってはこれほど臨場感に満ちた歌曲体験もない。例えば今回予定されるプログラムの中には、17歳のシューベルトが書いたゲーテの詩による「糸を紡ぐグレートヒェン」がある。糸車を廻しながら思い焦がれる相手への高ぶりと失意を独白する若い女性の心が歌われる。これをマイヤーが歌手人生の集大成のひとつとして披露してくれるのだ。この歌だけでもライブで体感したら、どんな世界が現れるのかとワクワクしてしまう。文学と音楽と演劇がひとつになったのが総合芸術オペラなのだが、ワルトラウト・マイヤーほどの歌手になれば歌曲も至高の「一人オペラ」になる。必ずそれを実感できるはず。長年のファンはもちろん、歌曲は敬遠してきたクラシック好きにとっても絶対逃せぬ機会。「伝説の歌手」をライブで味わえるのは、もうこれが最後なのだから。文:朝岡聡「ワルトラウト・マイヤー さよならコンサート」2023年3月14日(火)会場:東京・サントリーホール【出演】ワルトラウト・マイヤー(メゾ・ソプラノ)サミュエル・ハッセルホルン(バリトン)ヨーゼフ・ブラインル(ピアノ)【プログラム】A:マイヤーB:ハッセルホルンC:マイヤー&ハッセルホルン■フランツ・シューベルト憩いなき愛 op.5 No.1, D138(B)小人 op.22 No.1, D771(B)糸を紡ぐグレートヒェン op.2, D118(A)万霊節のための連禱 D343(B)若い尼僧 op.43 No.1, D828(A)■ヨハネス・ブラームス「4つの歌」 op.43第1曲:永遠の愛について(B)「5つの詩」 op.19第5曲:エオルスの竪琴に寄せて(A)■ロベルト・シューマン「ロマンスとバラード集」第4集 op.64第3曲「悲劇」よりI わたしと一緒に逃げて(B)II 春の夜に霜が降りて(B)ペルシャザール op.57(B)■リヒャルト・シュトラウス夜 op.10-3(A)「4つの歌曲」 op.10-1第4曲:明日の朝(A)「最後の花びら」より8つの歌 op.10 第1曲:献呈(A)■グスタフ・マーラー「若き日の歌」より第3集:第1曲:シュトラスブルクの砦で(B)第3集:第5曲:うぬぼれ(B)「子供の魔法の角笛」よりラインの伝説(A)塔の中の囚人の歌 Cこの世の営み(A)美しいトランペットが鳴り響く所(B)番兵の夜の歌(C)死んだ鼓手(B)魚に説教するパドヴァの聖アントニウス(A)原光(A)※演奏順不同※上記のプログラム、出演者は2022年9月12日現在の予定です。■公式サイト:ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント「ワルトラウト・マイヤー さよならコンサート」招待券を2組4名様にプレゼント!※よくばり❣ぴあニスト限定で3月3日(金) 9:59まで応募受付中!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2023年02月16日2022年セザール賞7部門受賞の話題作『幻滅』より場面写真が解禁された。また、グザヴィエ・ジャノリ監督が本作の背景となった19世紀について語っている。19世紀フランスを代表する文豪、オノレ・ド・バルザックが書き上げた「幻滅ーーメディア戦記」を、『偉大なるマルグリット』(2015)のグザヴィエ・ジャノリ監督が映画化した本作。豪華キャストが集結し、200年も前の物語とは思えないほど現代と酷似したメディアの状況を鋭利に描き出す。この度解禁されたのは、華麗なる衣装に身を包んだ豪華キャストの場面写真。主演のバンジャマン・ヴォワザンのほか、リュシアンの先輩格として彼を教育していく、ジャーナリストを演じる『アマンダと僕』のヴァンサン・ラコスト、私欲にまみれた人々のなかで唯一、誠実にリュシアンを見守る作家のナタン役を演じる、監督としても世界的な人気を誇るグザヴィエ・ドラン、セシルド・フランス、新星サロメ・ドゥヴェル、そして彼らを固める脇役としてフランスの国民的スター、ジェラール・ドパルデューらの姿も。グザヴィエ・ジャノリ監督は19世紀という時代について、「リュシアンが“生きて“いくためには、過酷なルールを受け入れなければいけなかった」と語る。「アングレーム(フランス中西部の都市)の城壁の下にはフランスの『下層』があり、丘の上には貴族たちの『上層』がありました。リュシアンはこの地方都市の出身です。その地形は社会的格差を表しており、野心的なリュシアンはこの格差を埋めようとするのです。ところがパリでは、どこにいるかではなく、どこの出身であるかが重要視されます。パリの裕福な貴族もまた殻に閉じこもっていて、自分たちの特権に執着しています。その中に自分の居場所を見つけるには、価値観を捨ててでも利益への執着が課す新しい『ルール』を受け入れなくてはなりません。スペクタクルと化した社会では、自分の意思に反するとしても喜劇を演じる以外に選択肢がないのです」。打算的な人々が集まり、生き馬の目を抜くようなパリの都とマスメディアの世界。いまで言うフェイクニュースやステルスマーケティングがこの時代から横行していたことがつまびらかに描かれる。ジャノリ監督は、そんな現代的とも言える要素を強調しながら、風刺に富んだ、極上のエンターテインメントを織り成した。「幻想に胸をふくらませてアングレームからやって来たリュシアンは、ひどいまやかしを覚え、美しい望みを浪費していきます。失われた純真さ、『自分の浪費』、自分の中の美しく貴かったものを『浪費』するというテーマは、特に私の心に響きました。環境によって自分の理想や最も美しい『価値観』を否定せざるをえなくなる、そんな時代の陰湿な手口により、アングレームからパリにやって来た理想家肌の若き詩人は、文学作品を著したかったはずが広告ライターに落ちぶれていくのです」と語る。「バルザックは才能ある若者たちがこうした罠にはまり自分を見失い、自らを浪費していくのを見ていたのです」。最後に、「バルザックは、この「新しい世界」が息をのむほど魅力的だったことにも目を向けています。残酷さと哀愁、この2つの音を喧騒が渦巻く中に響かせたいと思いました」と締めくくる。監督が「幻滅」に出会ったのはソルボンヌ大学で文学を学んでいた20代の頃だったという。あらゆる流派の批評家から研究対象にされていたバルザックの「幻滅」をいつの日か映画化したいと思い描いた当時の夢が昇華した作品となっている。『幻滅』は4月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:幻滅 2023年4月14日より全国にて公開© 2021 CURIOSA FILMS - GAUMONT - FRANCE 3 CINÉMA - GABRIEL INC. ‒ UMEDIA
2023年02月11日NHK『映像の世紀』『映像の世紀バタフライエフェクト』のテーマ曲「パリは燃えているか」を始め、映画、ドラマ、CMなどの映像音楽を数多く手がけている作曲家・ピアニストの加古隆がフランスでデビューしてから50周年を迎えた。ⓒGEKKOそれを記念した『加古隆50thアニヴァーサリーコンサート ソロ&クァルテット~ベスト・セレクション~』が4月15日、福岡FFGホールを皮切りにスタートし、ファイナルは5月28日東京・サントリーホールで行われる。「僕の50年間の音楽の流れを一望していただける内容になります」——そう加古が語るように、今回のコンサートは、「音楽の詩人」「音楽の画家」と呼ばれるその美しい音色で魅了し続けてきた、加古隆というフランスと日本で活躍してきた一人の音楽家のヒストリーを辿る、4つの目的地を巡る旅でもある。Part1はピアニストとしてデビューし、自身の音楽スタイルを形成するきっかけとなったフランス・パリでの日々を描いた【巴里の日】Part2は「グリーンスリーブス」を独自の感性で解釈し作り上げ、転換期となった作品「ポエジー~グリーンスリーヴス(「ニッカ・ウイスキー」CM曲)をクローズアップする【ポエジー】。第1部はピアノソロで披露する。Part3は加古にとってなくてはならない存在の、加古隆クァルテットの魅力を存分に伝える【クァルテットの誕生】そしてPart4は代表作【映像の世紀~パリは燃えているのか】を、クァルテットの芳醇な音でたっぷりと聴かせる。演奏曲は「黄昏のワルツ」「秋を告げる使者」「ジブラルタルの風」「湖沼の伝説」「ハ長調『幻影』」「グラン・ボヤージュ」「風のリフレイン」他が発表されている。加古は常々「コンサートは演奏者と聴き手がその瞬間、その時間を一緒に生きるかけがえのない時間」と語っている。ⓒGEKKO今回のツアーについても「私が一番大事にしていることは、来て下さった皆さんにその時間を楽しんでいただくということ。今回も私の50年間のヒストリーを音で表現できたとしても、それを楽しんでいただくことができなければ意味がありません。」そして50年間作曲家・ピアニストとして貫いている想いがある。「常に“音の美しさ”というものを大切にしています。音が美しいということは、素晴らしいこと。音が美しいと感動できるんです。美しさと感動、この二つをキーワードに、皆さんに十分に楽しんでいただけるコンサートにしたい。」加古隆が50年間作り続けてきたどこまでも美しい音楽を、ピアノとクァルテットで心ゆくまで楽しみたい。<公演概要>加古隆 50thアニヴァーサリーコンサートソロ&クァルテット~ベスト・セレクション~【福岡】4月15日(土)FFGホール【兵庫】4月16日(日)三田市総合文化センター【北海道】5月13日(土)札幌コンサートホールKitara【大阪】5月20日(土)住友生命いずみホール【愛知】5月21日(日)三井住友海上しらかわホール【東京】5月28日(日)サントリーホール公式ホームページ ⓒYuji Hori 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月08日アート集団・チームラボが空間演出を手がける、ジャコモ・プッチーニのオペラ『トゥーランドット』新制作の東京公演が、2023年2月23日(木)から26日(日)まで、東京文化会館大ホールにて行われる。チームラボの空間演出による“没入型”オペラが東京でアート集団・チームラボが空間演出を手掛けるジャコモ・プッチーニのオペラ『トゥーランドット』新制作は、2022年6月にスイス・ジェネーヴにて初演を迎え、大盛況の中幕を閉じた作品。演出を務めるイングリッシュ・ナショナル・オペラ前支配人のダニエル・クレーマーとチームラボは『トゥーランドット』の解釈とチームラボのアートを融合させる舞台美術を5年にわたり構想。これまでのオペラの概念を超越する没入的なオペラ空間を創り出した。光とデジタルアートの演出でこれまでにない一体感をチームラボによる立体的な光の彫刻空間とデジタルアートは作品の熱狂的なムードや、繊細な潜在意識を表現。舞台と観客の境目をあいまいにすることで、キャストと観客はこれまでにない没入感と一体感を味わうことができる。舞台は回転することで二つの側面を表現さらに舞台は、回転する二つの側面で構成。ひとつは光による立体的な彫刻表現で作品の舞台となる「トゥーランドットを頂点とする近未来的なディストピアのゲームショー」を、さらにステージが回転すると、万華鏡のようなひし形の舞台で「潜在意識の世界」を表現した側面が現れる。シンプルでありながらも力強い幾何学的なステージは、チームラボ・アーキテクツが担当。回転するセットは、ガラスやアクリル、反射する表面、柔らかい白と伸縮する黒の組み合わせ素材を用いて制作することで、光の反射や吸収によってさまざまな視覚的体験をもたらす空間を演出する。詳細ジャコモ・プッチーニ『トゥーランドット』オペラ全3幕 (ルチアーノ・ベリオによる第3幕補作版)上演期間:2023年2月23日(木)~2月26日(日)会場:東京文化会館 大ホール住所:東京都台東区上野公園5-45■作品情報指揮:ディエゴ・マテウス演出:ダニエル・クレーマーセノグラフィー、デジタル&ライトアート:チームラボステージデザイン:チームラボアーキテクツ■チケット情報予約:二期会 チケットセンターサイト (または電話、他プレイガイド各社価格: S 22,000円、A 18,000円、B 14,000円、C 10,000円、D 6,000円、E 2,000円、学生 2,000円※2023年2月24日(金)公演は、平日マチネ特別料金。S、A、B席1,000円引き【予約・問い合わせ】二期会チケットセンターTEL: 03-3796-1831
2023年02月04日NHK『映像の世紀』『映像の世紀バタフライエフェクト』のテーマ曲「パリは燃えているか」を始め、映画、ドラマ、CMなどの映像音楽を数多く手がける作曲家・ピアニストの加古隆がフランスでデビューしてから50周年を迎えた。それを記念した『加古隆50thアニヴァーサリーコンサート ソロ&クァルテット~ベスト・セレクション~』が4月15日、福岡FFGホールを皮切りにスタートし、ファイナルは5月28日東京・サントリーホールで行われる。「僕の50年間の音楽の流れを一望していただける内容になります」——そう加古が語るように、今回のコンサートは「音楽の詩人」「音楽の画家」と呼ばれるその美しい音色で魅了し続けてきた、加古隆というフランスと日本で活躍してきた一人の音楽家のヒストリーを辿る、4つの目的地を巡る旅でもある。Part1はピアニストとしてデビューし、自身の音楽スタイルを形成するきっかけとなったフランス・パリでの日々を描いた【巴里の日】。Part2は「グリーンスリーブス」を独自の感性で解釈し作り上げ、転換期となった作品「ポエジー~グリーンスリーヴス」(「ニッカ・ウイスキー」CM曲)をクローズアップする【ポエジー】。第1部はピアノソロで披露する。Part3は加古にとってなくてはならない存在の、加古隆クァルテットの魅力を存分に伝える【クァルテットの誕生】。そしてPart4は代表作【映像の世紀~パリは燃えているか】を、クァルテットの芳醇な音でたっぷりと聴かせる。演奏曲は「黄昏のワルツ」「秋を告げる使者」「ジブラルタルの風」「湖沼の伝説」「ハ長調『幻影』」「グラン・ボヤージュ」「風のリフレイン」などが予定されている。(C)GEKKO加古は常々「コンサートは演奏者と聴き手がその瞬間、その時間を一緒に生きるかけがえのない時間」と語っており、今回のツアーについても「私が一番大事にしていることは、来て下さった皆さんにその時間を楽しんでいただくということ。今回も私の50年間のヒストリーを音で表現できたとしても、それを楽しんでいただくことができなければ意味がありません」と述懐した。そして50年間作曲家・ピアニストとして貫いている想いがある。「常に“音の美しさ”というものを大切にしています。音が美しいということは、素晴らしいこと。音が美しいと感動できるんです。美しさと感動、この二つをキーワードに、皆さんに十分に楽しんでいただけるコンサートにしたい」。『加古隆50thアニヴァーサリーコンサート ソロ&クァルテット~ベスト・セレクション~』のチケットは現在発売中。<ライブ情報>『加古隆50thアニヴァーサリーコンサート ソロ&クァルテット~ベスト・セレクション~』(C)Yuji Hori4月15日(土) 福岡・FFGホール4月16日(日) 兵庫・三田市総合文化センター5月13日(土) 北海道・札幌コンサートホールKitara5月20日(土) 大阪・住友生命いずみホール5月21日(日) 愛知・三井住友海上しらかわホール5月28日(日) 東京・サントリーホールチケットはこちら:公式ホームページ:
2023年02月03日オペラやバレエなどの舞台芸術に興味はあるけれど、敷居が高くてなかなか手が出ないとお思いの方におすすめのイベントが開催される。会場となる「東京ソラマチ5F スペース634」には、“日本の舞台芸術の殿堂”新国立劇場で上演されたオペラとバレエの舞台美術模型および実際に舞台で使用された衣装などが展示されるというから楽しみだ。これを体験すれば、実際の舞台が観たくなること間違いなし。ゴージャスな世界に足を踏み入れるきっかけとなりそうだ。さらには、1日3回(13:30、14:30、16:00)、新国立劇場オペラ研修所修了生による約30分の無料ミニコンサートも予定され、オペラアリアの名曲から日本の歌などが披露されるのも嬉しい限り。舞台芸術の世界がより身近に感じられるに違いない。もちろん普段オペラやバレエに親しんでいる方にも楽しめること請け合い。舞台芸術へのより深い理解と親近感が湧くはずだ。舞台美術展で巡るオペラ・バレエの世界20232月4日(土)、5日(日)11:00~17:00東京スカイツリータウン東京ソラマチ5Fスペース634・ミニ・コンサート開催日時4日(土)、5日(日)13:00/14:30/16:00(各回30分程度)・ミニ・コンサート出演予定斉藤真歩(ソプラノ)/藤井麻美(メゾソプラノ)/鳥尾匠海(テノール)/仲田尋一(バリトン)箭内明日香(ピアノ)入場料舞台美術展、ミニ・コンサートともに無料
2023年01月27日NPO法人東京オペラ協会主催現代歌舞伎版ホームコメディオペラ『フィガロの結婚~許しましょう、あやまちは誰にもあること~』が2023年1月28日(土)に国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール(東京都渋谷区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ ★カンフェティでのチケット予約方法★モーツァルトの音楽はそのままに、歌舞伎風のセリフやポーズを取り入れたホームコメディオペラ。「天才フィガロ」や「ああ愛しのスザンナ」など、登場人物には全員ニックネームが付いています。政治風刺の入ったストーリーを、過ちを許し合おうというテーマに置き換えた大人から子供まで楽しめるオペラ。東京オペラ協会ならではの親しみやすいフィガロの結婚をお届けします。公演概要NPO法人東京オペラ協会現代歌舞伎版ホームコメディオペラ『フィガロの結婚~許しましょう、あやまちは誰にもあること~』公演日:2023年1月28日(土)14:00~/18:00~会場:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール(東京都渋谷区代々木神園町3-1)あらすじ天才フィガロといとしのスザンナは今日が結婚式。二人とも幸せそうですが、偉大なお殿様がああ愛しのスザンナを我が物にしようとしているとしり、天才フィガロは激怒。偉大なお殿様の策略を阻止しようと、お優しい奥様やプレイケルビーノも巻き込んで知恵比べをはじめます。2人は無事に結婚式を挙げることは出来るのか?東京オペラ協会キッズ4人組と共に、その結末を見届けましょう!■出演者【キャスト(昼/夜)】偉大なお殿様:小田桐貴樹 / 石多エドワードお優しい奥様:平野真理子 / 石多加代子いとしのスザンナ:吉里瞳子 / 名越桃子天才フィガロ:大島興明 / 遊達人プレイケルビーノ:高津有里 / 岩崎園子威張りバルトロ:熊田享徳 / 吉永研二マルマルチェリーナ:菅原真美子 / 山口陽子バジリオ気取り:須藤章太 / 枝川一也どどもりクルツィオ:廣田修 / 須藤章太アントニオビール:吉永研二 / 熊田享徳バルバリーナッコ:川合佐知 / 谷野のどか花娘S:田中夢乃 / 佐々木利奈花娘A:阿砂多浜良 / 仲濱美海【合唱】田村多佳子 / 平沼多枝子 / 鹿嶋万季 / 會美有菜 / 大河内桃子 / 荒川ひかり / 吉井美幸 / 家光ちなつ / 枝川慧子【東京オペラ協会キッズ4人組】土川遼真 / 高梨元秀 / 田中暖真 / 石多柚葉【脚本・演出】石多エドワード【指揮】柴田慎平【東京オペラ協会オーケストラ】<1stヴァイオリン>小笠原清隆(コンマス) / 奥島希子 / 田代文子 / 田中佑佳<2ndヴァイオリン>青木若菜 / 小形計治 / 照井沙希 / 中條萌乃<ヴィオラ>大下史子 / 山口和彦<チェロ>遠藤寛之 / 齋藤大介<コントラバス>井上玲子 / 内田吐夢<フルート>広瀬木綿子 / 吉澤卓<オーボエ>福西浩之 / 柳田純子<クラリネット>酒井陽向 / 高橋勝利<ファゴット>佐藤寛治 / 山崎陽佳<ホルン>新村智子 / 橋場友彦<トランペット>及川文香 / 山本洋之<エレクトーン>野崎真琴【舞台監督】遊達人【照明】有限会社ライトシップ■チケット料金指定席:4,000円自由席:3,000円(税込)※未就学児で膝上で観劇する場合は無料。他のお客様のご迷惑にならないようご配慮ください。■団体概要NPO法人東京オペラ協会音楽界のためのオペラ活動というよりも、一般市民とともに楽しめるオペラを目指し、1976年に発足。その後、オペラを通じた国際交流や誰でも参加できるユニバーサルデザインオペラを柱として、40年以上活動を行っている。代表作としてオペラ「忘れられた少年」「蓬莱の国-徐福伝説」「高山右近」「天空の町~別子銅山と伊庭貞剛~」などがあげられる。東京オペラ協会は歌い続けます。いつも、どこでも、どんな時も! 楽しく、愉快に、心優しい歌を! 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月18日