グレープシティは5月11日、Microsoft Excelや、Microsoft Accessといったオフィス製品とSalesforceなどのクラウドサービスをノンプログラミングで接続することができる「CData(シーデータ)」シリーズに新製品を追加したと発表した。新製品は、Facebook APIをサポートした「CData for Facebook 2015J」と、Excelシートをそのままデータソースとして用いることができる「CData for Excel 2015J」の2種6製品。CDataシリーズは、ノンプログラミングでSalesforceなどのクラウドサービス上のデータを直接Excelで利用したり、汎用的なデータ接続方法で簡単に接続したりできる「データ接続ツール」のブランド。Web APIによるコーディングは不要で簡単にクラウドサービスとデータ接続ができるため業務部門のユーザーからシステム開発企業での利用まで幅広いビジネスシーンで活用できる。たとえば、ExcelにSalesforceを接続する製品では、Salesforceで管理している商談データをノンプログラミングでExcelシートに表示して分析したり、ExcelからSalesforce上の商談ステータスを変更したりすることができる。また、システム開発企業で利用する場合には、ADO.NET Providerで複数のサービスと接続できるサブスクリプション形式のライセンスも新たに用意。既存のWindows業務システムをSharePointやGoogle Apps、Facebookなどのクラウドサービスと連携させたいというユーザー企業各社の要件に低コストで応えるものとなっている。
2015年05月12日ヤマハ発動機は8日、「Rich & Classyなモダンレトロ」をコンセプトとしたファッションスクーターの新製品「ファッシーノ(Fascino)」を、5月よりインドで発売すると発表した。ファッシーノは、居住性や収納力といったスクーターとしての実用機能に加え、ボディを彩る豊かな曲線美とクロームメッキパーツによる高級感を調和させた新スタイリング、高燃焼効率エンジンによるトップクラスの燃費性能、燃費や扱い易さに貢献する軽量103kgの車両重量などを特徴とするファッションスクーター。カラーリングは、トレンドのマット系有彩色を含む全5色を展開する。ファッションやトレンドに敏感な若者層の「人とは違うおしゃれをしたい」「高級感が欲しい」といったニーズに応え開発した製品で、経済発展とともに社会進出を果たす女性層や、トレンドを牽引するおしゃれな若者層を中心に、今後伸長が見込まれるスクーター市場での拡販を担うとしている。ファッシーノの価格は、5万2,500インド・ルピー(デリー店頭小売価格)。
2015年05月08日ついにアップルイチオシの新製品「Apple Watch」の出荷が開始。筆者の元にも発売日の朝届けられた。まずはファースト・インプレッションをお届けしよう。4月24日の朝、届けられたApple Watch。今回購入したのは「一番人気」と言われたApple Watch SportのSpace Gray 42mmモデルだ。発表当時から決めていたこのモデルで初志貫徹。実は試着でWatchモデルとの質感の違いにかなり惹かれてしまったのだが、「海のものとも山のものともつかぬ」(失礼)今回の新製品、しかも毎年アップデートされる可能性があるものにiPhoneと同じ金額は出せないなぁということで、とにかくまずは買って触ってみるさという感じだ。○とにかくデカい箱と同梱品Sportモデルの箱は、なぜかとてもデカい。写真のようにとにかく横長でしかも重い。最初届けられたときは何が入ってるの? と思ったほど。しかし開けてみるとiPhoneよりもデカい箱の中に伸びた状態のまま収まっていた。同梱されているのはiPhoneのものと同じ充電器と充電ケーブル。充電ケーブルの先端部分はプラスチック製で他のモデルと差別化がされているようだ。そしていつものように簡単なタリフとSサイズの替えバンドも入っている。重いのはiPadなどの充電器と同じ素材っぽいケースで、Apple Watchそのものは重くない。ステッカーが入っていないのはやはり残念だ。○案外時間がかかるセットアップさてApple Watchは単体では動作せず、iPhoneと同期を取る必要がある。iOSをバージョンアップしていればホーム画面にApple Watchアプリが表示されているのでこれを起動して「ペアリングを開始」をタップ。するとiPhoneのカメラをApple Watchに向けるように言われるので、文字盤をカメラで表示しているとペアリングが完了。そこからiPhoneを使って初期設定を行う。着ける腕やApple IDの入力を行い、使うアプリをインストール(これはあとでもできる)すれば準備は完了。Apple Watchは時計の文字盤画面になり、Apple Watchアプリは各種設定画面になる。ただiPhoneだけでできない部分もあって、どの処理をどちらでするのかが分かりにくいのはいただけない。設定はすべてiPhone側から行うようにすれば、表示の大きさなども含めて良かったんじゃないかという気がする。○違和感のない「時計」初期設定が完了したらいよいよ腕に着けてみる。まず感じるのは思っていたよりも小さくて軽いということ。筆者は長年G-SHOCKを愛用していたこともあり、それに比べるとApple Watchはホントに小さくて軽い。スマートウォッチに感じる「違和感」は、デカくて厚くて重いという点だったのだが、少なくともそんな違和感はなく普通に時計だ。そしてフルオロエラストマーのバンドはG-SHOCKのゴムよりも優しい感じ。ただやはり穴の位置が決まっているので、4つにするとちょっとキツいけど3つだとゆるゆるになってしまう。腕を上げ、文字盤を自分の方向に捻ると自動的に文字盤が表示される。文字盤の種類はいろいろあるが、背景に写真を選べなくなっているのは残念なところ。聞くところではバッテリーの消耗が激しくなるので機能を外されたという。壁紙マニアな筆者としては文字盤カスタマイズが楽しみだっただけにとても残念だ。今後に期待したい。アプリ呼出画面のアイコンはやはり少し小さく、指の太い人だとミスタッチしそう。文字盤画面を下から上にスワイプするとグランス設定したアプリが表示され、横向きにスワイプして切り替えられるようになるのでこちらの方が使いやすい。また上から下へのスワイプすると通知が表示される。ちなみに文字盤の画面キャプチャーは2つのボタンをクリックするとiPhoneの写真に転送されても保存される。画面上に赤い点が表示されていると通知があるというサイン。四角に斜め線のときはiPhoneとの通信ができてないというサイン。通信が切れやすいという噂があったが、実際はiPhoneと四六時中繋がってないといけないわけではないのでそこまで気にならない。通知の振動は気付かないことも多い。座って仕事をしながら使っていると音と共によくわかるのだが、歩いていると特に気付かない。そして着けたまま作業をしてると、1時間毎に「立ち上がって動きましょう」と怒られる。これはアクティビティにある「スタンドリマインダー」がオンになっているため。外せば通知はこなくなるが、健康のためにはそのままにしておきたいところ。処理能力は決して高くない。例えば地図表示では、iPhoneが現在位置を確認して地図情報をApple Watchに送ってくるが、表示までのタイムラグがある。それならポケットに入っているiPhoneを取り出した方が早い。未読メールも読もうとすると表示までちょっと待つようで、画面のスリープに入る方が早かったりする。これは決して気持ちよいとは言えない。もうひとつ、ずっと言われているバッテリーの件は、実は思っていたよりも保つ。もちろん使い方によると思うが、少なくとも通知を確認するのをメインに、あとはアクティビティを記録する程度であれば1日は十分に保つだろう。寝る前に外して充電、朝起きて着けるという使い方なら不自由はないはずだ。……もっとも時計として、1日保てば十分なのかと言われればそれはまた違う問題だと思うが。○まだまだこれからの製品とりあえず数日触ってみての最初の感想は、Apple Watchは「まだまだこれからの製品」だと思う。質感は決して悪くない。しかしいろいろな部分がまだ煮詰められてない気がする。例えばUIや前述の設定画面の統一、決して高くない処理能力。バッテリーも想像していたよりも保つとは言え、やはり数日に1回の充電で良いくらいにはなって欲しい。ガジェットとしては面白いと思うが、すべてのiPhoneユーザーに勧められるかといえばまだその域には達していないというのが本音だ。ただiPhoneも3Gは今考えてみればまだまだ不安定だったし、安定したのは3世代目からということを見れば、Apple Watchも3世代目あたりでようやく完成すると考えた方がいいのかもしれない。そしてもうひとつはApple Watchをフルに活用できるキラーアプリの登場。日本ではApple Payが使えないのがイタイところだが、もしコンビニでの支払いや電車の乗り降りが手首でできるようになるならそれは便利だろう。他にも何かコレ! というものが登場すれば、一気に普及は進む可能性もある。それらの登場を待ちつつ、もう少し暖かい目で見守ってやりたい。当分は左腕に着けて便利な利用方などを模索してみたいと思う。
2015年05月06日ESETの法人向けエンドポイントセキュリティ対策製品「ESET Endpoint Protection」が新バージョンとなり、今秋にも販売を開始する。独自開発のヒューリスティック技術に加え、多層防御の仕組みを取り入れ、さらに管理機能を刷新するなどの強化を図ったという。今回、発表にともない来日した同社CEOのリチャード・マルコ氏に話を聞いた。○国内市場で3位を狙うESETは、もともとスロバキアで生まれたセキュリティ企業で、設立は1987年と古い。中欧や東欧で強く、グローバルでも世界に拠点を構えている。その中でも日本は「重要な市場」とマルコ氏。各国の事情に合わせるため、販売戦略としてはパートナーシップを重視しており、日本ではキヤノンITソリューションズと2003年以来のパートナーだ。特に2005年の価格.comのサイト改ざん事件の際に、唯一マルウェアを検知した(当時の名称はNOD32)として知名度が上昇し、過去5年間では2ケタ成長というほど順調だという。成長率は市場を伸びを上回っており、このままの成長を継続させることで、現在の国内4位のポジションから3位への上昇を狙う。そのひとつが今回の法人向け新製品だ。すでにグローバルでは個人向け製品と法人向け製品の売上比率は半々で、わずかに法人向けが上回っている状況だという。法人市場では、「長期に市場にプレゼンスがある方がビジネスユーザーが多い」と分析しており、個人向け製品で地道に知名度を上げ、そこから法人市場を拡大させるという戦略を描く。今回の新製品の投入で国内の法人市場を「エネルギッシュに攻めていきたい」とマルコ氏は意気込む。アジア太平洋地域では売上の半分以上を日本が占めるが、これに加えてオーストラリアにオフィスを開設して拡大を狙うとともに、欧州ではドイツやイギリス、そして北米では今年か来年には東海岸にもオフィスを開設してさらなる成長を目指していく方針だ。○性能と安定性に自信ESETのマルウェア対策は、価格.comサイトでも威力を発揮した振るまい検出のヒューリスティック技術だが、それに加えて「一度インストールしたあとは安心して、安定して使える安定性が強み」とマルコ氏はアピールする。また、ヒューリスティック技術を磨くだけでなく、「複数の層で、複数のポイントでプロテクションをかけなければならない」とマルコ氏は話し、さまざまな観点からセキュリティ対策を提供していくという。その中で、「微妙な振るまいの違いを見いだす」(同)ことを目指した技術が「Exploit Blcoker」だ。これは、特定のソフトウェアが「やっていい動作、やってはいけない動作」を監視してマルウェアの動作を検出するというもの。例えば、Microsoft Wordであれば、ドキュメントファイルを開くという動作に対して、「コード実行」や「ファイルダウンロード」といった動作を検出し、動作をブロックするという。対応ソフトウェアは、Office製品やPDFリーダーなど複数のソフトウェアに限られるが、マルコ氏は「あらゆるソフトウェアに拡張は可能」と話す。これは、ユーザーが期待する正常な振るまいと危険な動作が推測できていないと正確な対応ができないため、特に攻撃に狙われているソフトウェアに限定して監視を行うためだという。ほかに、新しい問題としてはスマートフォンがある。スマホ向けの攻撃をマルコ氏は「Windowsほどではないが増えてきている」としつつ、「マルウェアがこれから活動するスペースとしてさらに拡大する」と指摘し、注意を促す。これと平行してIoT(モノのインターネット)でもセキュリティ対策の必要性が話題になり始めている。マルコ氏は「IoTはマーケティング用語」としつつ、直接IoT機器にセキュリティ機能を搭載しづらいことから、「ゲートウェイで保護するのか、ソリューションが限られている」とコメント。デバイスメーカーとも協力して、セキュリティ機能を構築していく意向だ。また、同社のChief Research OfficerもIoTのメーカーなどのグループに参加し、セキュリティの標準化に向けた取り組みを始めている。こうした業界全体での取り組みでは、サイバー攻撃に対する複数のセキュリティベンダーや各国政府と協調した取り組みも実施しているという。マルコ氏は、ESETの製品はヒューリスティック技術や新しいExploit Blockerといった技術力に加え、安定性の高さを繰り返しアピール。また、法人向けでは多言語対応も強くアピールしており、使い勝手の良さも優位点にあげる。「競合他社の強みは何か、その強みから何かインスピレーションを得て、我々に欠けているものを研究して、それよりよいものを提供する」とマルコ氏。「ユーザーがより安全な世界を楽しんでもらおうというビジョン」を達成するために、今後も継続的にセキュリティ機能を強化していく考えを示している。
2015年05月04日●スマホ2機種を追加フュージョン・コミュニケーションズは23日、都内で記者説明会を開催し、同社のMVNOサービス「楽天モバイル」向けの新端末と新サービスの発表を行った。また、モバイル事業における今後の展開についても言及した。○スマートフォン2機種を新たに投入説明会にはフュージョン・コミュニケーションズ会長で楽天の平井康文副社長執行役員が登壇。楽天モバイルの強みとして、楽天グループの各サービスとのコラボレーションを挙げ、楽天スーパーポイントとの連携や楽天kobo、楽天ShowTimeなど、コンテンツ事業とのスムーズな連動が可能である点をアピール。楽天グループの3本の経済的な柱であるイーコマース、金融、コンテンツ事業に続く4本目の柱としてモバイル事業を育てていきたいとの抱負を述べた。そして春夏モデルとしてASUSの「Zenfone 2」とソニーの「Xperia J1 Compact」を発売する。おサイフケータイに対応した「Xperia J1 Compact」は、性能的にはミドルレンジだが、「楽天Edy」アプリが利用でき、Edyを利用すると楽天スーパーポイントが2倍貯まる。両機種ともすでにSIMフリー端末として販売されているものと基本的に変わらないが、楽天モバイルから一括購入すると、楽天市場ポイントがプレゼントされる。さらにもう1機種、「今までにない、楽天モバイルならではの革新的なスマートフォン」を近日中に発表することを明らかにしたが、こちらについては発表時期やメーカーなどを含め、一切明らかにされなかった。●データ繰越などの新サービスを提供○タブレット3機種も追加今回追加された2モデルを含めて、2万円台から5万円台の中に7モデルが用意されることになった。同社は、ミドルレンジからハイエンドまで幅広い端末でユーザーのニーズに応えるラインナップが揃ったとしている。さらにデータSIMとのセット販売として、「MeMO Pad 7 ME572CL」(ASUS製)と「LaVie Tab S TS708/T1W」(NEC製)、それに「YOGA Tablet 2-1051L」(レノボ製)というタブレット3機種が4月30日に発売となる。ただし、いずれもすでに市販されているモデルとの大きな違いはない。このほか、新サービスとして、現在申し込み手続きがどこまで進行しているかのステータスをリアルタイムにウェブ上で確認できるサービスや、SIMカードの配送日指定を紹介。また、データ容量の繰越(最大1カ月)が可能になることも明らかにされた。●楽天の経済圏に囲い込む仕掛けが多数○MVNOのMNO化が進む?楽天モバイルはドコモ網を使うMVNOだが、その性格は単なる通信サービス事業者にとどまらず、楽天グループ全体との相互効果を重視した施策が目立つ。冒頭で平井副社長が述べたとおり、koboやSHOWTIMEといったデジタルコンテンツサービスとの連動や、通話についても、フュージョンコミュニケーションズの回線を利用することで通話料が半額になる「楽天でんわ」、楽天スーパーポイントや楽天Edyなど、楽天の経済圏に囲い込む仕掛けが多数用意されている。MVNO業界はコスト競争の激しさが増しており、これまでは端末もエントリーからミドルクラスの格安スマホが中心だったが、トレンドが高性能なモデルへと移行しつつあるなど、価格面以外での差別化を図る動きが目立ち始めてきた。価格以外の付加価値という点では、楽天モバイルが取る施策はまさに的を射たものだが、通信からコンテンツまですべてを楽天グループ内でワンストップで提供しようという試みは、MNO事業者である3大キャリアがやってきた戦略と重なるものが多い。MNOへのアンチテーゼとして推進されてきたMVNOがMNO化することは、ある種皮肉でもある。とはいえ、MVNO全体で見ると、楽天やCCCなど、異業種で大きな影響力を持つグループ(日本郵便がMVNO事業に参入するという噂もある)が台頭しつつある。海外ではグーグルがMVNOに参入し、アップルもApple SIMでキャリアを仮想化する仕掛けを導入するなど、新たな動きも見られる。今後はこうした異業種出身のグループが独立系のMVNO事業者を飲み込み、MNO的な存在になっていくのではないだろうか。そうなった場合、回線を提供する側のMNOが接続料などでどのような対策を取ってくるかは未知数だが、いずれにせよ、楽天モバイルの動向は注目に価するだろう。なお、総務省はMVNOが通信事業全体の10%程度を占めてほしいと希望しているが、平井副社長としては20%程度まで行けるのではないかという予想を披露。MVNO業界全体でタッグを組み、割高なローミングの改善や端末の共同仕入れ、楽天が参加する新経済連盟も含め、政府に対して規制緩和要求を行っていくなどの対応を考えていきたいとした。MVNO業界内での再編や、MNOなどに対し、業界全体での動きなどにも注目したい。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月24日ヴイエムウェアは4月23日、エンドユーザーコンピューティング分野において、ユーザー環境の管理製品「VMware User Environment Manager」(以下、VMware UEM)、Citrix XenApp/Citrix XenDesktop環境の管理製品の提供開始を発表した。○仮想/物理/クラウドの環境で、パーソナライゼーションを実現VMware UEMは、米VMwareが今年2月に買収した蘭Immidioのプラットフォームを活用した製品。蘭Immidioの買収に合わせて、アプリケーション配信やユーザー管理のための新たな取り組みとして、「VMware Workspace Environment Management」と呼ぶ概念を発表している。今回の新製品は、この概念に基づいた形で、Immidioが提供していた製品を、VMwareの製品群に組み込んだもので、VMware UEMにより、パーソナライゼーションを前提としたIT設定や、ユーザーによるカスタマイズ、ユーザーのプロファイル管理の簡素化などを実現する。マーケティング本部シニアプロダクトマーケティングマネージャの本田豊氏は、「複数のデバイス、複数の場所から利用するといったシーンが増加するなか、IT管理者には複雑化する管理をシンプルにしたいという要望がある。VMware UEMにより、動的なIT設定においても、シンプルな設定が可能になる。また、VMware UEMは、これまでに数万ユーザーレベルの導入実績を持つなど、拡張性を持っている点も特徴であり、同時にエンド・ツー・エンドの監視も可能」と説明した。VMware UEMは、単体ソリューションとしての提供に加え、VMware Horizon Application Management Bundleと、VMware Horizon 6 Enterpriseの機能の一部としての提供も行う。VMware UEMの市場想定価格は1ユーザーライセンスが3200円、VMware Horizon Application Management Bundleは1万3000円から(いずれも税抜き)。○Citrix 環境のアプリケーションの配信・管理を実現また、VMware Horizon Application Managementバンドルに、シトリックスの「Citrix Xen App」「Citrix Xen Desktop」環境においても、アプリケーション管理が行えるようになった。VMware Horizon Application Managementバンドルは、Xen AppとXen Desktopをすでに導入している環境において、アプリケーション配信と管理の最適化を実現し、既存投資の総所有コストの向上が可能になるという。本田氏は、「Citrix 製品のユーザーは、仮想化環境については満足していてても、ユーザーのアプリの配信や管理を最適化したいという要望を持っているだろう。VMware Horizon Application Managementバンドルは、こうしたニーズにこたえるものであり、コスト改善、効率化、シンプル化を実現したいユーザーに対するソリューションになる。Citrix 製品から当社の製品への移行は妨げないが、移行を促進するものではない」と語った。VMware Horizon Application Managementバンドルでは、Citrix環境でのトラブルシューティングの簡素化と、ダウンタイムの削減を目的としたVMware vRealize for Published Applicationsを提供。アプリケーション、セッション、ユーザー、インフラを含む主要なパフォーマンス指標を取得できるため、障害からの復旧をサポートするとともに、サポートに関するコストを削減できる。さらに、アプリケーションをエンドユーザーとデスクトップにリアルタイムで配信できる「VMware App Volumes」、シンプルなアプリケーションの仮想化、アプリケーション配信に関するコストや複雑性を低減する「VMware ThinApp」、Windowsやオンラインリソースに簡単にアクセスすることができるエンタープライズクラスの統合ワークスペースと位置づける「Workspace Portal」も提供される。○ユーザーのニーズにこたえ、VMware HorizonでLinuxに対応一方、VMware Horizon 6では、VDIのゲストOSとしてLinuxに対応することも発表された。2015年第2四半期後半に、「VMware Horizon 6 for Linux」として正式に提供を開始するという。本田氏は、「Linuxへの対応は数年前から強い要望があった。日本以上に、中国市場から多くの要求が出ていた。Ubuntu、Redhat Enterprise Linux、Cent OSといったメジャーなLinuxに対応する予定。これにより、仮想デスクトップのメリットをLinuxにも拡大できるほか、Windowsのデスクトップ・ライセンスが不要になり、コスト削減にもつなげることができる。さらに、3DアプリやLinux用オフィスアプリにも対応することが可能になる」と述べた。同時接続ユーザー当たりの市場想定価格は1万6000円からで、VMware Horizon 6 Enterpriseの一部としても提供されることになる。VMware Horizon 6 for Linuxは現在、早期導入プログラムが行われており、全世界で400社の顧客やパートナーが参加しているという。さらに、VMware RDSH(Remote Desktop Session Host)アプリケーション(の機能強化により、多くのユースケースへの対応が可能になることが発表された。「2014年第2四半期に、ホスト型アプリおよびRDSデスクトップへの対応を皮切りに、プリンタや各種イメージングデバイス、USBストレージデバイスなどへの対応を行ってきた。2015年第2四半期には、HTML5やChromebook、クライアントドライブ、マルチメディア/ストリーミングビデオにも対応する。HTML5は、これまでも仮想デスクトップにはアクセスできてはいたが、公開アプリケーションにもアクセス可能になる。また、Chromebookからも仮想デスクトップおよび公開アプリケーションにアクセスできる」とした。さらに本田氏は、同社が掲げている「Business Mobility」についても説明。「Business Mobilityで目指しているのは、デバイスや、仕事をする場所を問わず、エンドユーザーが業務に必要とする環境を提供するとともに、新たなビジネスプロセスへも対応。そして、IT管理の簡素化やセキュリティコンプライアンスの維持も実現することができる点にある」という。Business Mobilityを実現する具体的な製品として、VMware Workspace Suiteが提供される。これは、Horizon、AirWatchモバイル、Content Lockerという3つの製品で構成される。Horizonでは、昨年4月に発表したHorizon 6、欧米で提供を開始しているDaaSのHorizon Air、昨年末に発表した、コンテナ化したデスクトップ環境を提供するHorizon FLEXをラインアップしている。最新のHorizon 6.1は、NVIDIA GRID VGPUによる高性能グラフィックスへの対応、幅広いストレージオプションに対応するといった特徴がある」などと語った。
2015年04月24日ブロケード コミュニケーションズ システムズは4月20日、LANスイッチの新製品および拡張技術を発表した。新製品のBrocade ICX 7250の参考価格は2,000米ドル、既に出荷開始している。拡張機能のうちSwitch Port Extenderの最初のリリースは2015年後半を予定、OpenFlow 1.3対応は、Brocade ICX 7450および7750に2015年4月中に実装予定。新製品のICX 7250は、他の同等スイッチを上回る10Gbpsのポート密度を備え、キャンパス・ネットワークを圧迫するユーザーの膨大なビデオおよびワイヤレス・トラフィックに対応する。Switch Port Extenderは、ネットワークの導入と継続的なメンテナンスを容易にする新しい技術。これにより、キャンパス・ネットワークを構成する分散設置したBrocade ICX 7250/7450/7750の各スイッチ間でネットワーク・サービスを共有し、管理の統合を可能にする。OpenFlow 1.3のサポートは、ICX 7450と7750のスイッチ各製品が対象。これにより、LANアーキテクチャにおけるSDNソリューションの導入を容易にすると共に、これらのスイッチをBrocade Vyattaコントローラと組み合わせて利用することで、ネットワーク全体でのSDNによる自動化を実現可能になるとのこと。
2015年04月21日キヤノンITソリューションズは4月16日、同社が国内総販売代理店として提供している「ESET」の法人向けセキュリティ製品 新バージョンを発表した。新バージョンv6は秋ごろに市場投入を予定している。ESETでは、セキュリティ管理者が取り扱いやすいように、エンドポイントの管理機能向上を目的として、日本など6カ国の法人ユーザーへヒアリングを行ったという。これをもとに、クライアント管理プログラム「ESET Remote Administrator(ERA)」の刷新を行った。これは、数年間かけてセキュリティ製品のプログラムを一から見直し、新規に設計・開発を行ったものとなる。管理者は、ログイン後に「インタラクティブなダッシュボード」(ESET CSO/CMOのイグナシオ・スバンパト氏)という運用管理上必要な作業の大半を実行できるため、「管理者の作業・運用負担が大幅に軽減される」という。新しいERAは、Webベースの管理コンソールになっているため、拡張性が高く、同時にクラウド対応も果たした。これまでは、社内ネットワーク上に設置する必要があったERAサーバーだが、クラウド環境に設置できるようになったため、データセンターにおける運用管理が可能となり、保守の手間が大幅に削減できることになる。6月末には、先行評価版の「クラウド対応ERA(仮称)」を無償提供する予定だ。ただ、新バージョンでは、セキュリティ管理者の運用負担の軽減だけではなく、セキュリティ製品本来の性能向上も図っている。エクスプロイト ブロッカーボットネットプロテクションアドバンスド メモリスキャナーバルナラビリティシールドWindows向け製品に提供するエクスプロイト ブロッカーは、Webブラウザやメールなどのアプリケーションの脆弱性を悪用するウィルスからエンドポイントなどを守る機能。特定のアプリケーションの脆弱性を悪用する動作を監視し、疑わしい振る舞いを検出すると、ただちに動作をブロックするという。続くボットネットプロテクションは、ESET Endpoint Securityで提供する機能。ボットによるリモート操作を防ぐもので、"パーソナルファイアウォール機能"を利用して通信を解析。リモートからのアクセスを検知してボットを検出する。これまでもフィルタリング機能は提供してきたが、さらに多重防御を行うことで不正サーバーへの不審な通信やアドレスを検知して遮断する。また、アドバンスド メモリスキャナーでは、メモリの監視を大幅に強化。高度に難読化・暗号化されたウイルスによる不審なプロセスの振る舞いを監視して、メモリ内でウイルスを解析する。最後のバルナラビリティシールドもESET Endpoint Securityで提供する機能。IDS(Intrusion Detection System)機能の強化で、脆弱性(バルナラビリティ)に対してネットワークレベルで機能する。これにより、既知の脆弱性やセキュリティホールを悪用したウイルスによる攻撃、ハッキングによる外部のネットワーク攻撃に対する防御力が向上したという。バージョンv6の価格は、現行のバージョンv5と同一の見込み。なお、新製品となるクラウド対応ERA製品については、現時点で「未定」としている。○日本市場も"本気"記者発表会には、ESET CEOのリチャード・マルコ氏とCSO/CMOのイグナシオ・スバンパト氏が来日し登場。日本市場に対する"本気度"が垣間見えた。ESETは現在、第三者機関調べで世界5位、日本では4位のシェアを持つアンチウイルスソフトベンダーに成長している。ESETは、シグネチャベースのセキュリティ製品が主流だった10年以上前から、現在主流のウイルスの動きを見る"ふるまい検知"を行う「ヒューリスティックエンジン」を最大の強みとしてきた。認知度では、トレンドマイクロやシマンテックに劣るものの、ここ5年は毎年二桁成長を記録しており、2010年から2014年にかけて43.3%の成長を果たした。今後もこのまま「過去に生きるのではなく、継続的に技術を成長させていく」(リチャード・マルコ氏)、「より高いところを目指せると思っている」(イグナシオ・スバンパト氏)としており、日本、世界で3位のポジションを目指すという。シェアが伸びている要因は「プロダクト自体の良さへの理解の深まりと、サポートへの評価」と語るのは、国内の販売代理店であるキヤノンITソリューションズの執行役員 セキュリティソリューション事業部長の近藤 伸也氏。「本当に使いやすく、パフォーマンスや動作が軽いところが、世界で一番うるさいと言われる日本にあっていると思う。当初は『NOD32』という名前で提供されていた製品で、2003年から10年以上アライアンスを組んで、結果がでてきた。今度の製品は、発売自体は秋ごろになるが、できるだけ早く市場に投入していきたい。性能の向上だけではなく、いかに簡単に統一したセキュリティポリシーで運用できるか。それを解決した新製品だと思っている」(近藤氏)大規模ユーザーだけでなく、特定業種・業界への取り組みを強化するほか、ソリューションも多様化させる。パートナープログラムも拡充することで、連携SIベンダーを増やし、利用企業のサポートを強化したい考え。なお、マイナビニュースではESET CEOのリチャード・マルコ氏の単独インタビューを近日掲載する予定だ。
2015年04月17日オートデスクは4月13日、オートモーティブデザイン向け製品のラインアップを拡充し、既存製品の新バージョンと新製品を4月15日より発売すると発表した。新バージョンが発表されるのは「Autodesk Alias」と「Autodesk VRED」の2種類で、「Autodesk Alias SppedForm」と「Autodesk Studio Wall」の2種類が新製品としてラインアップに加わった。同社は、これらのアプリケーションを組み合わせることで、新車のデザインを検討する際のバリエーションの幅を広げることができ、デザインの決定プロセスに必要な情報をスムーズに作成できるようになるとしている。「Autodesk Alias 2016」では、サーフェス作成機能が向上し、点群の選択を部分単位で行う際、法線の角度ベースで選択し、自動でサーフェス化が可能となったほか、シートやステアリングの縫い目、折り目の作成をパラメーターで行うことが可能となった。また、「Autodesk VRED」ではIBLや環境内の光源位置ベースで光と影の焼き付けることや、塗装の粒子の表現がより詳細に設定可能となった。新発売となった「Autodesk Alias SpeedForm」はコンセプトデザインの段階でデザイナーが描いたスケッチを取り込み、直感的な操作で3Dモデルを作成するためのアプリケーション。アイデア段階の大まかなイメージから粘土を使って造形するようにポリゴンモデルを作成できるなど、直感的な操作でさまざまなアイデアを表現することができるという。同じく新発売の「Autodesk Studio Wall 2016」はデザイン業務の関係者でデザイン情報を共有・検索・活用するためのデザイン共有プラットフォーム。スケッチや画像、3Dモデルなどを部署間で共有することで円滑にコミュニケーションを取ることができる。今回発表された製品のラインアップと希望小売価格は以下の通り。
2015年04月13日アジレント・テクノロジーは4月8日、がん臨床研究のスピードと正確性を向上する新製品「HaloPlexHSターゲットエンリッチメント・システム」を発表した。同製品はアンプリコン(増幅産物)シーケンスをベースにした高感度なターゲットシーケンシング手法により、従来のHaloPlex技術を進化させたもの。がん研究における存在頻度の低い体細胞変異を正確に特定したい、というニーズに応えるために開発されたもので、増幅中に生じる変異と元のサンプル中の変異とを区別し、100万を超える分子バーコードを使用することで存在頻度の低い変異を正確に検出することが可能だという。なお同社では、同製品について、子会社のDakoが提供するがん診断ツールとあわせた独自のソリューション群として利用することで、疾患研究から診断まで、がんに関する包括的な知見を得ることを可能にするとコメントしている。
2015年04月08日ストレス フィックス シリーズELGC株式会社 アヴェダ事業部は、2015年4月2日にボディケア製品の「ストレス フィックス シリーズ」から新製品を発売すると発表した。ストレス フィックス シリーズは心安らぐアロマの香りと肌をしっとりと潤わせる保湿効果が人気のボディケア製品。ストレス過多な現代社会に立ち向かうべく、同社の技術力をもって古代インドの智慧と21世紀の科学技術を融合させることで誕生したシリーズだ。待望の新製品今回発売されるのはボディクレンザーとコンポジションオイル。どちらも同シリーズ共通の香り、「ストレス フィックス アロマブレンド」だ。ラベンダーやクラリセージ配合で、心と身体の緊張がふわりと解れるようなリラックスアロマが香る。ボディクレンザーは99%が自然界由来成分でできている。ヒマワリオイルやババスオイルが配合されたオイル入りクリーム処方であり、肌の調子を整えながらやさしくしっとりと洗い上げる。コンポジションオイルはボディにも頭皮にも使用可能で、100%自然界由来成分でできている。ヒマワリオイルとババスオイルに加えてビタミンEも配合しており、太陽のように明るく輝く肌へと導く。アヴェダ1978年にひとりのヘアスタイリストによって立ち上げられた。植物の迸る生命力を科学的に研究し、ヘア・ボディ・スキンケアにその効果を応用する。同社の製品は、高い効果を発揮するだけでなく、環境にも配慮して製造されている。それは、美と健康と地球環境を三位一体と考えているからである。(画像はプレスリリースより)【参考】・ELGC株式会社 アヴェダ事業部プレスリリース(PR TIMES)・アヴェダオンラインショップ
2015年04月02日米Googleが公式ブログで、この春・夏に登場するChrome OS搭載製品を紹介している。ASUSTeK Computerの「ASUS Chromebook Flip」は15ミリの薄さで、重量は2ポンド(910グラム)以下。タッチスクリーンを搭載し、クラムシェル・スタイルからディスプレイをフリップさせてタブレットのように使うことも可能だ。春に発売される予定で価格は249ドル。ASUSTeKはまた、夏にスティック型のChrome OSコンピュータ「Chromebit」を発売する。ディスプレイのHDMIポートに差し込み、Bluetoothでキーボード/マウスを接続して使用する。価格は100ドル以下になる予定。またHaierとHisenseが149ドルの低価格Chromebookを発売する。「Haier Chromebook 11」と「Hisense Chromebook」は、どちらもCPUにARM Cortex-A17ベースのRockchip RK3288 (クアッドコア)を搭載する。メモリーは2GB、フラッシュストレージは16GB。ディスプレイは、11.6インチのLED HDディスプレイだ。
2015年04月01日新シリーズ「ビフィサポート」は健やかな大腸をサポート日清製粉グループの日清ファルマ株式会社は、ビフィズス菌の働きをサポートする栄養補助食品の新シリーズ「ビフィサポート」とし、同シリーズより「ミルクオリゴ糖」と「小麦ファイバー」を発売する。さらに、コエンザイムQ10(以下、CoQ10)を水なしで手軽に補給できる「アクアキューテンパウダー」を加えた計3品目を、2015年4月1日(水)に日清ファルマダイレクトより通信販売で新発売する。この新製品と、従来の「ビフィコロン」とを併用し、さらに健やかな大腸をサポートしていく。ビフィズス菌の力を3倍にアップ善玉菌の代表格であるビフィズス菌は、乳酸以外にも大腸内で酢酸を生み出す。強い殺菌力がある酢酸は、悪玉菌の繁殖を抑制する成分である。ビフィズス菌の酢酸の分泌量は、ミルクオリゴ糖がある場合、約3倍になると確認された。「ビフィサポートミルクオリゴ糖」は、小粒の錠剤タイプで、そのままかんで手軽に摂取でき、1日4粒で牛乳6.6リットル分のミルクオリゴ糖を配合。180ミリリットルの牛乳瓶で約37本分のミルクオリゴ糖を摂ることができる腸内環境を整える栄養補助食品である。【新製品概要】・製品名:ビフィサポートミルクオリゴ糖・内容量:120粒(約30日分)・1日摂取量:4粒目安・税抜価格:1,800円・配合成分:ミルクオリゴ糖(162.5mg/1粒)(プレスリリースより引用)手軽に補給栄養補助食品「ビフィサポート小麦ファイバー」は、食物繊維が豊富に含まれる小麦ふすまを手軽に摂取する栄養補助食品で、ほんのり甘くそのままでも、スープやサラダに加えてもおいしく手軽に食べられる。「アクアキューテンパウダー」は若々しくはつらつとした毎日を応援すべく、エネルギー産生作用と抗酸化作用をもつ、CoQ10を水なしで手軽に摂取できるスティックタイプのリンゴ酸の爽やかな風味の口溶けの良い設計だ。同社は、若々しく健康的な毎日のために、胃酸や胆汁に弱く、大腸に届く前に死滅するビフィズス菌を、独自の特許取得である「ダブルガードカプセル」によりビフィズス菌を生きたまま大腸へ届ける栄養補助食品「ビフィコロン」を販売している。(画像はプレスリリースより)【参考】・日清ファルマ株式会社プレスリリース・日清ファルマ株式会社プレスリリース/日経プレスリリース
2015年03月27日SAS Institute Japanは3月26日、企業がオムニチャネル・マーケティングを実践するための新コンセプト「Customer Decision Hub」、それを実現する顧客分析・統合マーケティング製品「SAS Customer Intelligence」の最新版を提供開始したと発表した。執行役員 マーケティング本部 兼 ビジネス推進本部 本部長 北川裕康氏は、同社が3000人以上のマーケティング・エグゼクティブと働くことで、マーケティング部門に期待される3つの役割を見出したと語った。3つの役割とは「あらゆるデバイスおよびマーケティング・チャネルにおける一貫した顧客エクスピリエンスの提供」「マーケティング・プログラムのROIの提示」「顧客や見込み顧客の全デジタルチャネルを通した行動を理解し、顧客レベルでのインサイト・インテリジェントを引き出すこと」だ。これらを実現するコンセプトが、企業がオムニチャネル・マーケティングを実践するための新コンセプト「Customer Decision Hub」となる。「Customer Decision Hub」および「SAS Customer Intelligence 6.4」については、Customer Intelligenceグループ ソリューションコンサルティング第一本部 部長の小笠原英彦氏が説明を行った。小笠原氏は、「従来のオムニチャネルは""O2Oの延長や"ネット情報の有人チャンネルの連携"にとどまっているが、真のオムニチャネルは顧客に応じてすべてのあらゆるタッチポイントを駆使するものとなる。これを実現するには、GUIでチャネル横断のビジネスシナリオを作成して、リアルタイムでのチャネル連携基盤を構築する必要がある」と述べた。同社は、真のオムニチャネル・マーケティングを実現するプラットフォームに必要な機能要件「カスタマー・シングルビュー」「高度な分析機能」「シナリオ設計・管理/コンタクト管理」「チャネル間を連携するリアルタイム基盤」「最適化エンジン」を、「Customer Decision Hub」としてまとめている。小笠原氏は、「Customer Decision Hub」の特徴として、「インバウンドとアウトバウンドを組み合わせたマーケティング・シナリオを実現」「インバウンドをもとにNext BestOfferを特定するリアルタイム・アナリティクス」を挙げた。「Customer Decision Hub」を具現化するのが「SAS Customer Intelligence 6.4」となる。バージョンアップにあたって、WebベースのGUIで全製品が統合された。同製品は、「SAS Marketing Automation」「SAS Real-Time Decision Manager」「SAS Marketing Optimization」から構成される。「SAS Marketing Automation」は、マーケティングのPDCAサイクルを実装する統合マーケティング基盤の基本コンポーネントで、顧客の理解からキャンペーン管理・運営まで、アウトバウンドに関する処理をサポートする。「SAS Real-Time Decision Manager」は、顧客チャネルにおける最適な提案をリアルタイムに分析・決定を行い、インバウンドに関する処理をサポートする。「SAS Marketing Optimization」は企業側の活動をサポートするコンポーネントで、マーケティング・キャンペーンの実施規模と対象の数理的な最適化が行える。小笠原氏は、「SAS Customer Intelligence 6.4」の最大の特徴は、「データ蓄積」「マイニング」「レポート/BI」「データ収集・統合」「アウトバウンドキャンペーン管理」「リアルタイムシナリオ管理」といった、マーケティングのPDCAサイクルに必要なすべての機能をシングルプラットフォームで実現できることと語った。データもメタデータとして一元管理されている。他社製品の場合、各機能に最適な製品を組み合わせることになるため、機能間を連携させなくてはならなくなるという。グローバルで同製品を導入している企業は、銀行や証券会社が多く、これに流通や小売りが続くという。
2015年03月26日玄人志向は25日、USB 3.1 Gen2対応製品の開発を完了したと発表した。同社製品のパッケージでお馴染みとなる、「謎のサングラス男」氏によると、HDDケース2製品、増設IFボード1製品が登場する予定という。今後登場予定の製品は、microUSB-Bインタフェースの2.5インチHDDケース「GW2.5FST-SU3.1」および3.5インチHDDケース「GW3.5FST-SU3.1」、USB-A×2搭載のUSB 3.1 Gen2増設IFボード「USB3.1A-P2-PCIE」の3製品。具体的な発売時期や価格情報は未定。
2015年03月25日東芝は13日、無線LAN通信機能を備えたSDカード「FlashAir」に、ネットワークドライブ上で内部ファイルを確認できる新製品「FlashAir SD-WE」シリーズを追加した。発売日は14日。価格はオープン。ラインナップと店頭予想価格は、8GBモデルが税込4,600円前後、16GBモデルが税込6,500円前後、32GBモデルが税込8,600円前後。「FlashAir」は無線LAN通信機能を搭載したSDHCメモリカード。例えばFlashAirを使用したデジタルカメラで撮影した写真や保存データに、その場で外部のPCやスマートフォン、タブレットなどの無線LAN機器からアクセスできる。新製品のSD-WEシリーズは「WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)」に対応し、「FlashAir」内のファイルをネットワークドライブ上で見られる「FlashAirドライブ」機能を搭載。従来「FlashAir」から無線LAN経由でPCに写真やファイルをコピーするには、Webブラウザ上で一つずつ選択してコピーする必要があったが、SD-WEシリーズでは、WindowsのエクスプローラやMacのFinderなど、PCのOS標準搭載ファイル管理ソフトウェアでデータを確認でき、一度に複数ファイルをコピーできるようになった。また、Android/iOS向けの「FlashAir」公式アプリも近日中にアップデート。指定のフォルダを外部に公開する「フォトシェア機能」は従来、写真をシェアする側・される側の双方がWebブラウザ経由で「FlashAir」と通信する必要があったが、公式アプリ最新版ではアプリから「フォトシェア機能」を利用可能となる予定。
2015年03月16日●豊作・大漁のBABY-G3月6日、カシオの2015年春夏・時計新製品発表会が開催された。男性向けの「G-SHOCK」「PRO TREK」編、「OCEANUS」「EDIFICE」編に続き、レディースウオッチブランド「BABY-G」と「SHEEN」、そしてスポーツウオッチ「PHYS」の新製品やトピックを紹介しよう。(掲載した写真はすべて、クリックで拡大表示。掲載価格はすべて税別)○世界のビーチをイメージ! 「ビーチトラベラーシリーズ」BABY-Gに「ビーチトラベラーシリーズ」が新登場。メインダイヤルと6時位置のインダイヤルによって、ホームタイムとローカルタイムを同時に表示できる、世界48都市対応のワールドタイムモデルだ。2つのダイヤルの表示時刻は、4時位置のボタンを押すだけで入れ替えが可能。世界のビーチをモチーフとした6種類のカラーバリエーションが用意され、ダイヤルの世界地図とインダイヤルの分針にあしらわれた飛行機がグローバルイメージを強く主張する。中でも、クリアブルーのケースとバンドが爽やかな「BGA-190GL-2BJF」は、宇宙から見た地球をイメージしたデザインをダイヤルにプリント。シリーズのコンセプトを包括するモデルとなっている。「BGA-190-1BJF」(ブラック)、「BGA-190-4BJF」(オレンジ)、「BGA-190-7BJF」(ホワイト)は3月発売、「BGA-190-3BJF」(アクアマリン)、「BGA-190-9BJF」(イエロー)、そして先述のBGA-190GL-2BJFは、5月発売。価格は、BGA-190GL-2BJFのみ1万6,000円。その他のモデルは1万5,500円。○旅のパートナー「トリッパー」に新色デュアルタイムの同時表示が可能で、海外旅行でも頼れるマルチバンド6(世界6局電波)対応電波ソーラーウオッチ「トリッパー」シリーズ。アナログモデル「BGA-1400」に2色、デジタルモデル「BGD-5000」に3色の新色が仲間入り。アナログモデルの新色は、メタリックブルーのベゼルとバンドにインダイヤルのレッド針が目を引く「BGA-1400-2BJF」と、レモンイエローのベゼルとバンドにゴールドのインデックスがキラリと光る「BGA-1400-9BJF」。どちらも4月発売で、価格は3万1,000円。BGD-5000には、共通色として(マゼンタに近い)ピンクが使われている。ホワイトのケースとバンドの「BGD-5000-7BJF」と「BGD-5000-7CJF」は差し色として、また、「BGD-5000-4JF」はケースとバンド色として使用。90年代ファッションを思わせる、存在感のあるモデルとなっている。3モデルとも4月発売、価格は18,000円。○コンビネーションのワールドタイムモデル円い液晶窓を持つコンビネーションフェイスにビッグケース仕様の「BGA-150」をベースモデルとした、「フラワーダイヤルシリーズ」が登場。ダイヤル全体にトロピカルな花柄をプリント。ワールドタイムや日付、ストップウオッチなどを表示する液晶窓の実用性とともに、ファッションアイテムとしてもアクティブな女性の手元を演出する。ホワイトケースにピンクダイヤルの「BGA-150F-7AJF」、ミントグリーンのケースにブルーダイヤルの「BGA-150F-3AJF」、ブラックケースにイエローダイヤルの「BGA-150F-1AJF」の3色をラインナップ。4月発売で、価格は1万3,500円。●「PHYS」で走ろう!「横浜マラソンEXPO 2015」○ピンクとシルバーの「SHEEN」ニューモデルきらめく女性の手元を彩るメタルウオッチ「SHEEN」(シーン)の新作は、中央にピラミッドパターンを描くダイヤルとローマンインデックス、9時位置のジュエルストーンがアクセントのソーラーモデル。3時位置の丸いカレンダー窓も可愛い。価格は、シルバーの「SHE-4516SBY-7AJF」が2万6,000円、ピンクゴールドIPとシルバーのコンビ「SHE-4516SBZ-9AJF」が2万8,000円。5月発売。○「PHYS」で走ろう!「横浜マラソンEXPO 2015」先進の機能とデザインを持つスポーツウオッチ「PHYS」(フィズ)をブランド展開するカシオは、3月15日、パシフィコ横浜をメイン会場として開催される「横浜マラソンEXPO 2015」のオフィシャルタイマー協力のスポンサーとなる。発表会のPHYSコーナーでは、Bluetoothでスマートフォンとリンクする「STB-1000」をはじめ、発売中の製品ラインナップとともに、横浜マラソンEXPO 2015の当日、コース要所に実際に設置される時計表示器も展示。発表会に訪れた人たちの耳目を集めていた。
2015年03月13日3月6日、東京都内のカシオ本社にて、同社の2015春夏・時計新製品発表会が行われた。テーマは「Global Time Sync さぁ、地球精度へ」。2014年秋冬の発表会ではその主役とも言えた「OCEANUS」と「EDIFICE」だが、意外なことに、今回はGPSやBluetoothによるスマートフォン連携で時刻合わせを行う新製品は特になし。これは、嵐の前の静けさだろうか。とはいえ、ワールドタイム機能を強調したモデルは、既発売のものも含めて充実していた。「G-SHOCK」「PRO TREK」編に続き、「OCEANUS」「EDIFICE」編をお届けしよう。(掲載した写真はすべて、クリックで拡大表示。掲載価格はすべて税別)○OCEANUSのプレミアムライン「Manta」にリミテッドエディション「Elegance & Technology」というOCEANUSのコンセプトを体現するプレミアムライン「Manta」(マンタ)。その最新モデル「OCW-S3000」をベースに、ブルーセラミックのベゼルとレッドの秒針、ホワイトの時分針によるトリコロールが印象的な、リミテッドエディション「OCW-S3001E- 1AJF」が登場。特にブルーセラミックのベゼルは宝石を思わせる艶やかさで、OCEANUSのイメージを大きく変えている。5月発売で、価格は19万円。世界限定500本となる。○Manta OCW-S3000のDNAを受け継ぐモデルがClassic Lineから登場!一方、OCEANUSのClassic Lineからも注目の新アイテム「OCW-T2600」が登場。Manta OCW-S3000に似たフェイスだが、それもそのはず、なんとManta OCW-S3000のモジュールを使用しているのだ。OCW-S3000との主な違いは、風防がデュアルカーブサファイアガラスでないことと、メタルバンドが別体パーツを組み込んだラグジュアリータイプではないこと。いや、その差が大きいのだ、と言えなくもないが、Mantaライクなフェイスと6モーターの心臓が(OCW-S3000の)3分の2以下の価格で手に入ると思えば、十分アリな選択肢だ。時分針のデザインも異なるが、人によっては、細めでシャープな印象のOCW-T2600の針を好むかもしれない。しかも、実はOCW-S3000より1mm以上薄い。これはドレスウオッチとして非常に魅力的だ。また、バンドはスライドアジャスト機構付きワンプッシュ三折れ式中留を採用。工具を利用せずに3段階(最大約5mm)まで調整できる。ブラックダイヤルの「OCW-T2600-1AJF」とホワイトダイヤルの「OCW-T2600-2AJF」が用意され、価格はどちらも10万円。発売は7月。○国内モデルでは珍しいコンビネーションのEDIFICE「ERA-500」登場!EDIFICEのニューカマーは、アナログ・デジタルコンビネーションモデルの「ERA-500」だ。そのデザインラインは、Bluetoothでスマホと連携し、ワールドタイムを自在に設定できる「EQB-500」の流れを汲んでいる。ERA-500もまた、ワールドタイムを強く意識した設計だ。9時位置の12時間計インダイヤルとメインダイヤルを使い、常にホームタイムとローカルタイム(現地時間)を同時に表示可能。もちろん、ボタンひとつで表示を入れ替えられる。ワールドタイム設定時の48都市名は液晶窓に表示されるので都市コードリングが不要になり、すっきりとした視認性が高いデザインとなっている。温度計機能付き。6月発売で、2モデル展開。シルバーベゼルの「ERA-500D-1AJF」が2万9,000円、ブラックIPベゼルの「ERA-500DB-1AJF」が3万2,000円。
2015年03月12日花王の百貨店ブランドから新製品が登場花王株式会社の展開するコスメブランド「est(以下、エスト)」は、新製品のパウダーファンデーション「パウダーファンデーション シルキースムース」を2015年3月7日(土)に発売した。パウダーファンデの不満点を克服パウダーファンデーションの使用者が気にする2大不満点はパウダーの「粉っぽさ」とパウダーがよれてしまい「化粧持ち」が長く続かないことだという。今回発売された同製品は、パウダーをミクロ化することで肌への密着を強くし、皮脂をブロックする“スキンシンクロヴェール処方”を採用した。同処方の効果で美しいキメの細かな肌と皮脂を抑えることで長時間美しい肌をキープする。まさしく、同製品のコピー「午後3時、鏡の前で優越感。」のような気分になれそうだ。Webサイトにてサンプルが試せるキャンペーンもまた、同ブランドのWebサイトにて「パウダーファンデーション シルキースムース」のサンプルが当たるキャンペーンを実施している。詳しくは【参考】の公式Webサイトを参照のこと。「エスト」とは?「エスト」は同社の百貨店・デパート専門のコスメブランド。同社の長年のノウハウと皮膚科学の知識を集めた高品質な製品を提供する。(画像はプレスリリースより)【参考】・est Webサイト・花王株式会社 プレスリリース/PR TIMES
2015年03月10日植物由来の甘味料を用いた「コカ・コーラ ライフ」が3月9日より全国で一斉に発売。価格は1.5Lが320円、500mlが140円、300mlが115円(それぞれ希望小売価格)。「コカ・コーラ」ボトルが誕生してから100周年の記念すべき年の目玉となる新製品で、2007年の「コカ・コーラ ゼロ」以来8年振りとなる。同製品は、忙しい毎日を送りながらも自然を生活の中に取り入れ、健康的な毎日を送りたいと考える大人に向け、人生(ライフ)を大いに楽しんでほしいという願いから「コカ・コーラ ライフ」と名付けられた。カロリーオフで人工の甘味料を用いていないのが特徴。砂糖と“ステビア”の葉から抽出された植物由来の甘味料を用い、カロリーオフを実現している。この「コカ・コーラ ライフ」の発売に合わせキャンペーン「人生(ライフ)をもっと味わおう」もスタート。その一環として3月9日から4月5日まで、Instagramを使用したキャンペーン「#andMyLife LOOK BOOK」を実施する。このキャンペーンには、フォトグラファーRiho(@monchouchou)、ジュエリーブランドPRディレクター翁安芸(@akinyc)、デザイナーNATSU(@lovebynatsu)、ファッションディレクター石田華乃子(@kanakoishida)、スタイリスト山脇道子(@michikoooo)など多くの人気インスタグラマーの他、ISETAN Park net(@isetanparknet)といった企業や団体も参加。キャンペーン参加は国内在住であれば誰もが可能で、参加方法は“いまがいちばん”と思える瞬間の写真を撮影し、キャンペーンハッシュタグ(#andMyLife)と、投稿テーマハッシュタグ(#Food、#Love、#Fashion、#Active、#Naturalの他、任意の#タグも可)を付けてインスタグラムに投稿。投稿作品の一部はブランドサイトに掲載される。キャンペーン終了後は、人気インスタグラマーの審査により6テーマの各部門で1作品づつ優秀作品を選定。優秀作品の投稿者には、“いまをいちばん楽しむ”をコンセプトにしたプレゼントを贈呈。さらに自身の写真と人気インスタグラマーの写真がまとめて製本されたフォトブックと、「コカ・コーラ ライフ」1ケース(500mlPET、24本入)がプレゼントされる。他にも、テレビCMの放映や女性誌とコラボした期間限定カフェの出店、表参道ヒルズの吹き抜け大階段に「コカ・コーラ ライフ」を象った巨大な花の絨毯、インフィオラータが広がるイベントなど、様々な形でキャンペーンが展開される予定だ。
2015年03月09日ドスパラは27日、東京・秋葉原のドスパラパーツ館にて、ENERMAXの新製品や未発売の製品を紹介する店頭イベント「ENERMAX新製品紹介イベント@パーツ館」の開催を発表した。開催日時は28日の13時からと16時から。イベントでは、ENERMAXの日本法人クーラージャイアントの担当者を招き、Mini-ITXに対応したNERMAX製PCケース「Minimo.Q(Mini-ITX)」や、今後発売予定の電源ユニットなどの先行紹介を行う。イベント終了時には参加者を対象としたじゃんけん大会を開催するほか、アンケートに記入すると限定のノベルティグッズがもらえる。また、イベントの様子はニコニコ生放送で配信する。
2015年02月27日アイ・オー・データ機器は25日、いくつかのネットワーク製品について、ラインナップと価格の見直しを発表した。仕様は既存モデルと変わらず、価格と型番が変更される。新しいラインナップは3月下旬から出荷される予定。新しいラインナップとなるのは、無線LAN中継機が1モデル、スイッチングハブが12モデル、有線LANルータが2モデル。価格と型番は下表の通り。無線LAN中継機100BASE-TX/10BASE-Te 対応5ポートスイッチングハブ100BASE-TX/10BASE-Te 対応8ポートスイッチングハブGigabit対応5ポートスイッチングハブGigabit対応8ポートスイッチングハブ有線LANルータ
2015年02月26日米Dellは2月25日(現地時間)、ストレージソリューションの新製品「Dell XC Webスケール・コンバージド・アプライアンス バージョン2.0」として、「Dell XC630」(1U)および「Dell XC 730xd」(2U)の2モデルを発表した。提供開始は北米では3月3日、日本を含むその他の地域では3月下旬から。新製品は、第13世代目となる同社PowerEdgeサーバにNutanix製ソフトウェアを搭載したハイパー・コンバージド・ソリューション。デルによると、第13世代目の同サーバへのNutanix製ソフトウェアの搭載は初めてという。企業におけるストレージやコンピューティング、ハイパバイザーを単一のソリューションとして統合し、デルの「Software-Definedストレージ(SDS)ポートフォリオ」を拡大させるものだとしている。仮想化環境上におけるさまざまなワークロードに対応する統合ソリューションとして設計した新製品は、既存製品と比べて高いパフォーマンスのサーバとドライブ・オプション(フラッシュまたはHDD)を選択でき、VDIやプライベート・クラウド、ビッグデータなどの要求水準が高いワークロードを支援する。ラックあたりの搭載容量を16TBに倍増したことで同じレベルのデータを半分のラックスペースで運用可能になり、特にマネジメント・サービス・プロバイダ(MSP)や共用型のデータセンターにとってメリットが大きいという。複数のドライブ/メモリー/プロセッサのオプションをアプライアンスごとに用意し、要求の厳しいワークロードへの対応やきめ細やかな拡張を実現するとのことだ。1Uモデルの「Dell XC630」は、前モデルの「XC720xd」と比べ約半分のラックスペースで、より多くのデスクトップ仮想化ユーザーを支援できるとしている。これにより、ラック設置スペースに限りがある場合や、VDIなどの仮想化ワークロードを展開する組織にとって、より魅力的なソリューションだという。2Uモデルの「Dell XC 730xd」は、前モデルと比べてストレージ容量を60%増加し、最大32TBとした。ビッグデータやプライベート・クラウド関連のワークロードの実行において高い効果を発揮するとしている。
2015年02月26日エレコムは23日、モバイルバッテリーの一部製品にて、在庫管理の状態で発煙する事象が確認されたため、同製品の回収・返金を行うと発表した。今回リコールの対象製品となった製品は、モバイルバッテリー「DE-M01L-10440(BK / WH)」、「DE-M01L-13040(BK / WH)」。エレコムによると、モバイルバッテリーの発煙の原因調査を行った結果、通常使用において発煙などが起こることはないとの結論にいたったが、今回の事象を重く受け止め、対象製品の回収・返金に踏み切ったとのこと。回収・返金を依頼するには、同社Webページ内受付フォームより所定の手続きを行う。現在はWebページでの受付フォームのみの案内。後日、電話による問い合わせ窓口も開設するとのこと。
2015年02月25日日本IBMは2月24日、企業向けのフラッシュ・ストレージ・ソリューションの新製品として「IBM FlashSystem 900」および「IBM FlashSystem V9000」を発表した。最小構成価格はいずれも税別で、FlashSystem 900が1,339万2,000円、同V9000が3,625万1,200円。出荷開始はFlashSystem 900が3月20日、同V9000が4月24日。FlashSystem 900は2Uサイズであり、2.4TBから57TBの使用可能容量と、最速で110万IOPSの速度を確保した。FlashSystem V9000は同900をベースに、同社の「Software Defined Storage機能」を統合。10年以上の実績があるというストレージ仮想化により、高速コピー/遠隔コピー/リアルタイム圧縮などの機能を250種類以上の主要ベンダーのストレージで利用できる。既存ストレージ・システムの非効率性を解消しつつ、複雑で管理方法が異なる複数ストレージの一元的な管理を実現するという。6Uサイズから34Uサイズまでの拡張が可能で、リアルタイム圧縮と組み合わせて圧縮率20%の場合で最大2.2PBのデータを最速252万IOPSでアクセス可能だとする。同社は新製品のためMicron Technologyと共同で、MLCフラッシュ・チップをベースに10倍の信頼性を持つeMLCフラッシュ・チップとほぼ同等の書き込み回数を実現する、高密度MLCフラッシュ・チップを新たに開発した。新チップを搭載する新製品は、最大容量が約40%増加したという。さらに、企業向けストレージとしての信頼性や可用性、運用容易性を高めるため、サイバー犯罪やデータ・セキュリティの脅威からリアルタイムにデータを保護するハードウェアベースの暗号化機能、フラッシュ・モジュール内で発生した障害のリビルドを数秒から数分で完了し多重障害によるデータ消失のリスクを最小化する「Variable Stripe RAID」、システムを止めることなく最新の状態に保つファームウェアのコンカレント・ロードなど、自社独自の技術を採用した。専用回路によるフラッシュ・チップの制御により、24個のSSDを搭載する2Uストレージ装置と比較し、同じく2UのFlashSystem 900では最大67倍の同時並列読み書き処理を実現したとしている。
2015年02月25日日本オラクルは2月23日、暗号鍵を管理する新製品「Oracle Key Vault」の国内提供を開始した。また、データ・セキュリティ全体の強化に向けて、企業の個人情報保護・マイナンバー対応・内部犯行対策を支援する「Oracle Database Securityスタートアップ・テンプレート」と「Oracle Database Securityコンサルティング・サービス」を提供開始した。説明会では、初めに取締役 代表執行役社長 兼 CEOの杉原博茂氏が、同社のセキュリティ対策に対するスタンスについて説明した。同氏は、同社はクラウドへの注力を表明しているが、クラウドを導入するうえでセキュリティは重要と述べた。さらに、同氏は「現在、日本の企業はネットワーク・セキュリティを中心に対策を講じているが、欧米の企業はデータベースのセキュリティに注目している。われわれとしては、データ中心のセキュリティ対策によって、さまざまな脅威から情報を保護することを目指す」と、同社のセキュリティ対策の方向性を示した。同社が提供するセキュリティ・ソリューションについては、副社長執行役員 データベース事業統括の三澤智光氏が説明を行った。三澤氏も、「従来のセキュリティ対策は性善説に基づいた情報システム、ネットワーク中心の対策から構成されている。これでは、出口と入り口を守ることができても、内部の犯行に対しては脆弱。最近は、第三者が内部になりすました攻撃も見られる。したがって、今後はデータを中心に、暗号化・アクセス制御・検知による多層の防御を行う必要がある」と、データベース中心のセキュリティ対策の重要性を訴えた。データを中心としたセキュリティを強化するための根拠として、2014年12月に改正された個人情報保護法、2014年12月に公開されたマイナンバー法の「安全管理措置」に関するガイドラインが紹介された。いずれも「アクセス制御」を実施することを推奨しており、三澤氏は「日本がこれまで弱かった部分を法対応として押さえるものになっている」と指摘した。個人情報保護法とマイナンバー法で求められるデータベースにおける対処策としては、「データベースのアクセス制御(職務分掌)」「データの暗号化」「個人情報へのアクセス監視」が挙げられた。これらを実現する製品を同社は提供している。「データベースのアクセス制御(職務分掌)」は「Database Vault」によって行われる。同製品は、特権ユーザーにもアクセス可能なデータを制限でき、管理権限も分割できるほか、既存のアプリケーションを変更する必要がない。実際に、ヤフーも同製品を導入しているという。データベースの暗号化は「Transparent Data Encryption」によって行える。Transparent Data Encryptionは、データベースの暗号化における課題と言われている"設定の煩雑さ"と"パフォーマンスの低下"を解消しているという。三澤氏は、Transparent Data Encryptionにおいてパフォーマンスが落ちない理由として、CPU内部でデータの暗号化と復号が行われることを挙げた。アクセス監視は、システムログの収集と異常操作の発見と警告を行う「Audit Vault and Database Firewall」が担う。一方、内部犯行対策・マイナンバー対応を支援するサービスの1つである「Oracle Database Securityスタートアップ・テンプレート」としては、内部犯行対策向け無償テンプレートとマイナンバー対策向け無償テンプレートが提供される。マイナンバー対策向け無償テンプレートは、ガイドラインに基づきどのような対策が必要かを判断できるヒアリングシート、特権ユーザーのアクセス制御・暗号化・監査をするための設計書と構築用のサンプルスクリプトから構成される。内部犯行対策を支援するコンサルティングサービスとしては、「DBアクセス制御支援」(300万円から)、「機密データ保護支援」(300万円から)、「監査強化支援」(400万円から)などが提供される。マイナンバー対応を支援するコンサルティングサービスとしては、「マイナンバー対応アセスメント」(400万円から)、「マイナンバー対応計画支援」(650万円から)、「マイナンバー対応運用支援(実装)」(300万円から)、「マイナンバー対応運用支援(運用)」(650万円から)などが提供される。そして、新製品「Oracle Key Vault」は暗号化のニーズの拡大と管理における課題を解決する。暗号化システムを管理するうえでは、「システムごとの管理」「暗号鍵の世代管理」「暗号鍵の保全・監視・監査」「クラウドの活用」による煩雑さが課題となっているという。「Oracle Key Vault」は、同社製品の暗号鍵の一元管理と暗号鍵の安全な管理を実現する。価格は1サーバ当たり543万4800円となっている。
2015年02月24日日本オラクルは2月23日、暗号鍵管理の新製品「Oracle Key Vault(オラクル・キーボルト)」を提供開始した。また企業のマイナンバー対応などを支援する「Oracle Database Securityスタートアップ・テンプレート」の無償提供と、セキュリティ実装を支援する「Oracle Database Securityコンサルティング・サービス」の提供開始を発表した。Oracle Key Vaultの参考価格は、サーバあたり543万4,800円(税別)。Oracle Key Vaultは、データ暗号化の際に必要となる暗号鍵やデータベースの資格証明ファイルなどを、安全に管理するためのソフトウェア。複数のドメインにわたりデータベース資格証明を管理する「Oracle Wallet」のファイル、Javaキーストア、Kerberosのキータブ・ファイル、SSHのキーファイル、SSL証明書ファイルの暗号鍵や資格証明ファイルなどを、データセンターにおいて一元的に安全かつ確実に管理可能な、Oracle Databaseセキュリティの最新製品となる。新製品は、Oracle DatabaseやOracle Fusion Middlewareなどオラクル製品向けに最適化し、既存環境にスムーズに導入できるという。x86/x64向けに構築しており、Oracle LinuxおよびOracle Databaseの技術を採用したソフトウェア・アプライアンスと完全に統合、セキュリティや可用性、拡張性を確保したとしている。アーカイブとリカバリーの容易さ、一元管理が可能、ファイル共有の簡素化、TDE(Transparent Data Encryption、透過的なデータ暗号化)キーを管理可能、業界標準仕様のOASIS KMIP(Key Management Interoperability Protocol)準拠といった特長を持つ。また同社は、個人情報保護、マイナンバー対応および内部犯行対策のため、顧客自身でのセキュリティ対策の検討と実装を支援する「Oracle Database Securityスタートアップ・テンプレート」を無償で提供開始する。さらに、同社のコンサルタントがアセスメントの結果と顧客の要件に基づいて計画策定を行い、セキュリティの実装と運用を支援するサービス「Oracle Database Securityコンサルティング・サービス」を提供、企業におけるデータ中心のセキュリティ対策を支援するという。
2015年02月24日ヤマハ発動機は23日、スポーツモデル「YZF-Rシリーズ」の新製品として、「YZF-R3 ABS」を4月20日に発売すると発表した。同車は、ヤマハのグループ会社PT. Yamaha Indonesia Motor Manufacturingが製造を行うグローバルモデル。YZF-R3 ABSは、「YZF-R25」をベースに、水冷4ストローク直列2気筒FI・DOHC直押し式4バルブの320ccエンジンを搭載して排気量をアップし、日常域での扱いやすさを維持しながら、より優れた走行性能が楽しめるモデルとして開発。主な特徴は、320ccエンジンによる高揚感あるフィーリング、軽量で剛性バランスに優れたダイヤモンドフレーム、左右非対称ロングリアアーム、YZF-RシリーズのDNAを受け継ぐスタイリング、快適なライディングポジション、ブレーキ操作をサポートするABS(アンチロックブレーキシステム)などとなっている。カラーリングは、「ディープパープリッシュブルーメタリックC」「ブラックメタリックX」「ビビッドレッドカクテル1」の3色を展開し、価格は63万1,800円(税込)。
2015年02月23日米ジュニパーネットワークスは2月18日(現地時間)、キャリア・イーサネット製品を拡充するユニバーサル・アクセス・ルータの新製品「ACX500」「ACX5000」の2機種および、ネットワーク管理ソフトウェアである「Junos Space Network Management Platform」の機能拡張を発表した。ルータ新製品の提供開始時期は、いずれも2015年第2四半期。今回発表の新製品により、サービスプロバイダはより優れた費用対効果で追加容量に対応でき、サービス・オーケストレーションおよびプロビジョニングの加速化が可能になるという。ACX500は、高度なLTEネットワークに起因する容量の課題を緩和するために専用設計。同社によると業界初となる統合型GPS受信機の搭載により、セル信号の切り替えの正確性を向上した。これにより、通話中の途切れの減少、緊急通報などの位置情報サービスの改善、移動中の消費者向けの動画ストリーミング品質の向上を実現したという。拡張およびカスタマイズ可能なサービス・オプションに加え、ファンレスで堅牢な設計を採用し、屋内外での使用が可能としている。ACX5000は、10GEのメトロ・イーサネット・ディストリビューションおよびアグリゲーションと40GEインタフェースを備える、テラビット規模のキャリア・イーサネット・ルータ。ネットワーク構造に仮想化機能を直接組み込み可能であり、スモールセルやマクロセル、家庭用/商用のブロードバンド・ネットワークなどの多様なネットワークを統合するという。また、ソフトウェアベースでポートのアップグレードが可能という特長を持つ。さらに、ネットワーク分析やセキュリティサービス、ユーザー固有の仮想化ネットワーク機能などのサービスを迅速に提供する、KVM(Kernel Virtual Machine)と互換性のあるネットワーク機能の仮想化をサポートする。Junos Space Network Managementの拡張機能である「Connectivity Services Director」および「Cross Provisioning Platform」は、IPおよびイーサネット・サービス向けのマルチベンダ・ネットワーク全体におよぶキャリア・イーサネット・サービスのプロビジョニングを自動化。マルチベンダ・キャリア・ネットワーク上でのイーサネット・サービスの統合ネットワーク管理を実現し、導入に要する時間の短縮と総運営コストの削減を可能にするという。
2015年02月23日ドリテックは18日、タイマーの新製品として、水洗いできる「T-533」と、デジタルダイヤル表示の「T-527」を発表した。発売日は3月上旬を予定している。ともに価格はオープンで、推定市場価格は税別1,480円。「T-533」は水洗いができる防水タイプなので、キッチンの水周りでも安心して使える。設定した時間になると、音だけではなく、LEDライトの点滅でも知らせてくれる。最大セット時間は199分50秒だ。本体サイズは約W90×H90×D14mm、重さは約60g。電源はリチウム電池CR2032×1個。本体カラーはホワイトとピンクの2色。「T-527」は、底面にマグネットが付いたデジタルダイヤルタイマー。本体のダイヤルを回してタイマーをセットする。残り時間はインデックスバーでグラフィカルに表示され、最大セット時間は60分。本体サイズは約W84×H84×D21mm、重さは約85g。電源は単4形乾電池×1本。本体カラーはピンクの1色。
2015年02月19日