『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? ──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ』と題して、国立西洋美術館で初めて「現代美術」を大規模に展示する展覧会が開かれる。会期は3月12日(火)〜5月12日(日)の2カ月にわたる。20世紀前半までの西洋美術を収蔵/保存/展示する国立西洋美術館には、いわゆる「現代美術」は存在しない。しかし1959年に松方コレクションを母体として開館した国立西洋美術館の成立までの歴史を紐解いてみると、開館以後の同時代を生きるアーティストらが所蔵品に触発され、未来の芸術をつくる刺激の場になってほしいという願いがあったことがわかる。では、国立西洋美術館はそのような土壌となってきただろうか。開館から65年目にあたり、そうした問い直しのもとにこの展覧会が立ち上がった。参加アーティストは、内藤礼、長島有里枝、小沢剛、エレナ・トゥタッチコワ、ユアサエボシなど、世代もジャンルも幅広い。例えば、日本の近代彫刻史を研究している彫刻家・評論家の小田原のどかは、かねてから思い描いていた国立西洋美術館の所蔵品を活用した展示を行うという。写真家・鷹野隆大は、「歴史的名画が一般家庭に置かれたらどうなるか」というシミュレーションとなる展示を実施。違和感あるいは普遍性を感じるのか、どんな感覚が起こるか確かめたい。また、日本が西洋美術を受容する近代美術史を顧みながら「美術とは何か」を考え、絵画や陶芸などを制作、私塾やギャラリー運営などにも携わってきた梅津庸一も参加。梅津庸一自身として、また私塾「パープルーム」(梅津庸一+安藤裕美+續橋仁子+星川あさこ+わかもとさき)としても出展する。ほかにも、死者への鎮魂や亡き者への視点を変容させる絵画を描き、空間にインスタレーションする弓指寛治など、国立西洋美術館という枠組みの中で、あるいは枠組みを超えてどのように展開されるのか興味深い。<開催概要>『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? ──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ』会期:2024年3月12日(火)~5月12日(日)会場:国立西洋美術館時間:9:30~17:30、金土は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(3月25日、4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)料金:一般2,000円、大学1,300円、高校1,000円公式サイト:
2024年02月26日東京国立博物館(台東区上野公園)は、「博物館でお花見を」と題した春の恒例企画を、2024年3月12日(火)~4月7日(日)に実施します。本館の各展示室では、絵画、陶磁器、きもの、工芸など、桜をモチーフにした日本美術の名品をご覧いただけます。また、本館北側に広がる庭園では、開花時期の異なる約10種類の桜を堪能いただけます。その他にもさまざまなイベントも開催します。展示室で美術品、庭で本物の桜の両方を楽しめる当館ならではの、特別なお花見をお楽しみください。東博で楽しむ特別なお花見■本館で桜めぐり主に日本美術を展示する本館の各展示室では、「犬追物図屏風」など春の風景を描いた絵画や、「金龍山桜花見」など花見を楽しむ人々を描く浮世絵、また桜をモチーフにした陶磁器や染織など、さまざまな工芸作品をご覧いただけます。該当作品のキャプションには桜マークが付いていますので、それを探しながら展示室内の桜をご堪能ください。【主な展示作品】※作品はすべて東京国立博物館蔵1. 桜蒔絵十種香箱(さくらまきえじっしゅこうばこ)江戸時代・19世紀吉田富子氏寄贈3月12日(火)~6月2日(日)本館12室にて展示香道の遊びに使う道具を二段重ねの箱に収めています。全体は黒漆塗で、桜の花と花弁の文様を金・銀・朱の蒔絵に金貝(かなかい)を交えて描き、様々な花の形と豊富な色使いであでやかです。2. 犬追物図屏風(いぬおうものずびょうぶ)筆者不詳江戸時代・17世紀2月20日(火)~4月7日(日)本館7室にて展示犬追物とは弓術の作法をみがく伝統競技です。見物をしている老若男女が桜の下で思い思いに楽しんでおり、たいへんな賑わいを見せています。3. 金龍山桜花見(きんりゅうざんさくらはなみ)鳥文斎栄之筆江戸時代・18世紀3月12日(火)~4月14日(日)本館10室にて展示桜の名所である浅草で、花見をする女性たちを描いた浮世絵です。遠景には浅草寺の本堂と五重塔がみえます。ほか■桜イベント*すべて事前申込不要、参加無料(ただし、当日の入館料が必要)◆ボランティアによるガイドツアー・スライドトークボランティアによるガイドツアーは、「博物館でお花見を」の期間中、桜に関するお話を加えたスペシャルバージョンになります。構内の樹木をご紹介する「樹木ツアー」では、桜や桜にまつわるエピソードを、桜を見ながらお話しします。当館の建築を見る「たてもの散歩ツアー」、建物や展示室の概要を英語でご紹介する「英語ガイド」、法隆寺献納宝物の魅力をお伝えする「法隆寺宝物館ガイド」でも、構内の桜についてお話しします。スライドトークでは、ボランティアがスライドを使って作品の魅力をお伝えします。「博物館でお花見を」の期間中、一部のスライドトークでは、桜や花に関わる作品も紹介する予定です。ボランティアによるガイドツアーやスライドトークなどの日時、詳細は当館ウェブサイトでご確認ください。*天候等により、内容は変更になることがあります。◆「春らんまん桜ぬりえ」桜をテーマにした当館所蔵作品のオリジナルぬりえをお楽しみいただけます。展示室にある作品の色づかいや表現にも注目してみてください。日時:3月22日(金)、23日(土)、24日(日)11:00~15:00(受付終了14:30)会場:本館19室*会場にて随時受付。1名につき1枚配布。なくなり次第終了◆お花見ヨガ in 法隆寺宝物館どなたでもお気軽にご参加いただける「お花見ヨガ」を実施予定です。詳細は当館ウェブサイトをご確認ください。◆東博句会「花見で一句」「博物館でお花見を」の期間中、桜をテーマにした俳句を募集します。桜咲く庭園や、桜をモチーフにした作品をテーマに、一句詠んでみませんか?応募方法等、詳細は当館ウェブサイトでご確認ください。■庭園散策について庭園には、ソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、枝垂れのエドヒガンザクラなど、約10種類の桜が次々と開花します。池の前にある腰掛石に座って、ゆったりと景色を楽しむこともできます。散策のベストシーズンであるこの季節、展示室で見る桜の作品とあわせて、庭園で咲く桜もお楽しみください。開放時間:9:30~17:00※天候や整備作業等により、閉鎖もしくは散策エリアを制限する場合があります。※茶室内には入れません。■「博物館でお花見を」来館案内会期: 2024年3月12日(火)~4月7日(日)会場: 東京国立博物館〒110-8712東京都台東区上野公園13-9開館時間: 9時30分~17時 ※金曜・土曜日は19時まで※入館は閉館の30分前まで休館日: 月曜日※ただし、3月25日(月)は開館観覧料: 一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。※有料イベント等は別途料金が必要です。交通: JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分お問合せ: 050-5541-8600(ハローダイヤル)(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年02月21日現代美術作家と神奈川県立近代美術館所蔵作家のふたりが時空を超えてコラボレーションする『小金沢健人×佐野繁次郎ドローイング/シネマ』が2月23日(金・祝)〜5月6日(月)、神奈川県立近代美術館鎌倉別館で開催される。絵画・映像・立体など多彩な表現を繰り広げる1974年東京生まれの小金沢健人。ダンサーやミュージシャンなど他領域のアーティストとのコラボレーションも多い。そんな彼が、神奈川県立近代美術館の所蔵作家の中から佐野繁次郎に着目。1900年大阪に生まれた佐野は、渡仏した1930年代にマティスに師事したこともある作家だ。絵画と並行して、装幀・装画、店舗ロゴやPR誌『銀座百点』のグラフィックデザイン、舞台美術などを手がけ、1987年に他界した。独特の描き文字や洒脱な線画で今も愛されている。今回の展覧会に向けて、小金沢自ら、神奈川県立近代美術館が所蔵する佐野作品の中から数百点のカット原画をセレクト。小金沢の解釈を交えて、時間と空間、平面と立体へと展開する新作インスタレーションを発表する。併せて、街並みや人々の風景などを描いた、映画のワンシーンを思わせる佐野のドローイングも多数初公開する。ふたりの作家に共通するのは、ニュアンスに富んだ描線と余白による表現だ。線を引いてイメージを描きだす「ドローイング」は、カット/イラストレーションとどう異なるのか。イメージの連なりや重なりがどのように動きの感覚を生み出すのか。物故作家が残した手の痕跡が、後世の作家の手で新たな命を吹き込まれる。線が生まれ、動き出す、その生命感の不思議。一つの空間で、時空を超えた共演を楽しみたい。<開催概要>『小金沢健人×佐野繁次郎ドローイング/シネマ』会期:2024年2月23日(金・祝)~5月6日(月)会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(4月29日、5月6日は開館)料金:一般700円、20歳未満・大学550円、65歳以上350円、高校100円公式サイト:
2024年02月21日東京国立博物館では、桜をモチーフにした日本の美術品を展示する企画「博物館でお花見を」を、2024年3月12日(火)から4月7日(日)までの期間で開催する。「桜」モチーフの日本美術品を展示東京国立博物館の「博物館でお花見を」は、桜をモチーフとした絵画や陶磁器、きもの、工芸などを集めた春の恒例企画。歴史ある日本美術品を鑑賞しながら、春の訪れを感じられる展示となっている。桜の花と花弁を描いた香箱たとえば、香道に使う道具を入れる“香箱”に桜を描いた《桜蒔絵十種香箱》は、金色や銀色などの荘厳なカラーで桜を表現。全体には黒漆塗りがほどこされ、様々な形の桜があでやかに映えるデザインになっている。枝垂桜を友禅染で表現した振袖また、枝垂桜の模様を肩にかかるようにして表現した振袖にも注目。江戸時代の振袖で、当時発達していた友禅染によって、華やかな桜の姿を描き出している。夜桜を鍋島焼で描いた皿そのほかにも、夜桜を描いた鍋島焼の組皿や、花見をする女性たちを描いた鳥文斎栄之筆の浮世絵《金龍山桜花見》など、桜をモチーフに取り入れた歴史ある日本美術品の数々が展示される。庭園では10種類以上の桜もさらに東京国立博物館の本館北側に広がる庭園では、ソメイヨシノをはじめとした開花時期の異なる約10種類の桜がお目見え。ゆったりと園内を散策しながら桜鑑賞を楽しむことができる。開催概要「博物館でお花見を」会期:2024年3月12日(火)~4月7日(日)会場:東京国立博物館 本館住所:東京都台東区上野公園13-9開館時間:9:30~17:00※金曜・土曜日は19:00まで※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日 ※ただし3月25日(月)は開館観覧料:一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の者は無料、入館の際に年齢証明※障がい者とその介護者1名は無料、入館の際に障がい者手帳等を提示※有料イベント等は別途料金が必要※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容等については、今後の諸事情により変更になる場合あり、東京国立博物館ウェブサイトを要確認【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2024年02月19日ジョルダン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤 俊和、以下、ジョルダン)は、SOMPO美術館(所在地:東京都新宿区、館長:梅本 武文)と連携し、2024年2月16日より、「SOMPO美術館 年間パスポート」をモバイルチケットで販売します。「SOMPO美術館 年間パスポート」は、SOMPO美術館で開催される展覧会に入場できるモバイルチケットです。年間5回開催される展覧会の全てに、回数制限なしで入場できます。また、同行者1名の観覧料が半額になる特典がついています。ジョルダンは、乗換案内アプリを中心にMaaSサービスを推進しており、今回提供を開始する「美術館起点による年間パスポートのデジタルチケット化」などを通じて、地域周遊に資する取り組みに積極的に関わります。公共交通やシェアサイクルなどのマイクロモビリティとの連携拡大に加え、地域コンテンツとの連携強化で、より有効な地域周遊サービスの提供を目指します。モバイルチケットの詳細は、以下の通りです。■チケット概要・名称 :SOMPO美術館 年間パスポート・価格(税込):5,000円・販売期間 :2024年2月16日(金)~6月30日(日)・利用期間 :2024年3月23日(土)10:00~2025年3月23日(日)17:30・購入方法 :ジョルダンが運営するアプリ「乗換案内」にて販売※Google PlayまたはApp Storeで「乗換案内」と検索■ご案内モバイルチケットイメージ/モバイルチケット紹介ページ■ジョルダンについて1979年12月に設立したジョルダンは、乗換案内を中心とするソフトウェア開発や携帯コンテンツ事業を軸に、旅行業などのビジネスを展開し組み合わせることで、「移動に関するNo.1 ICTカンパニー」としての地位を確立することを経営戦略として掲げています。ジョルダンの主要サービスである「乗換案内」のスマートフォンアプリは累計4,200万ダウンロードを越え、多くのユーザーの「移動」をサポートしています。また、2018年7月、JMaaS株式会社を設立し、交通サービスのプラットフォームへの参画企業を募るなど、MaaSビジネスを積極的に展開しています。■SOMPO美術館についてSOMPO美術館は、フィンセント・ファン・ゴッホの代表作《ひまわり》に出会えるアジアで唯一の美術館です。展示室では四季折々に国内外の作品の企画展や新進作家の公募コンクール展を開催。世界一の乗車数をほこる新宿駅から文化・芸術を発信し、新たな賑わいを創出するとともに、国内外の交流を促し、多様な価値観に満ちた魅力溢れる美術館を創造しています。<本件に関するお問合せ先>■法人の方からのお問合せ先MaaSデザイン部 岡田/千葉TEL : 03-5369-4051FAX : 03-5369-4057E-mail: m-okada@jorudan.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月16日東京国立博物館(台東区上野公園)は、「博物館でお花見を」と題した春の恒例企画を、2024年3月12日(火)~4月7日(日)に実施します。本館の各展示室では、絵画、陶磁器、きもの、工芸など、桜をモチーフにした日本美術の名品をご覧いただけます。また、本館北側に広がる庭園では、開花時期の異なる約10種類の桜を堪能いただけます。その他にもさまざまなイベントも開催します。展示室で美術品、庭で本物の桜の両方を楽しめる当館ならではの、特別なお花見をお楽しみください。メインビジュアル■本館で桜めぐり主に日本美術を展示する本館の各展示室では、「犬追物図屏風」など春の風景を描いた絵画や、「金龍山桜花見」など花見を楽しむ人々を描く浮世絵、また桜をモチーフにした陶磁器や染織など、さまざまな工芸作品をご覧いただけます。該当作品のキャプションには桜マークが付いていますので、それを探しながら展示室内の桜をご堪能ください。【主な展示作品】 ※作品はすべて東京国立博物館蔵1. 桜蒔絵十種香箱(さくらまきえじっしゅこうばこ)江戸時代・19世紀 吉田富子氏寄贈3月12日(火)~6月2日(日) 本館12室にて展示香道の遊びに使う道具を二段重ねの箱に収めています。全体は黒漆塗で、桜の花と花弁の文様を金・銀・朱の蒔絵に金貝(かなかい)を交えて描き、様々な花の形と豊富な色使いであでやかです。桜蒔絵十種香箱2. 犬追物図屏風(いぬおうものずびょうぶ)筆者不詳 江戸時代・17世紀2月20日(火)~4月7日(日) 本館7室にて展示犬追物とは弓術の作法をみがく伝統競技です。見物をしている老若男女が桜の下で思い思いに楽しんでおり、たいへんな賑わいを見せています。犬追物図屏風(右隻)3. 金龍山桜花見(きんりゅうざんさくらはなみ)鳥文斎栄之筆 江戸時代・18世紀3月12日(火)~4月14日(日) 本館10室にて展示桜の名所である浅草で、花見をする女性たちを描いた浮世絵です。遠景には浅草寺の本堂と五重塔がみえます。金龍山桜花見4. 振袖 染分縮緬地枝垂桜菊短冊模様(ふりそで そめわけちりめんじしだれざくらきくたんざくもよう)江戸時代・18世紀3月5日(火)~4月21日(日) 本館10室にて展示枝垂桜が肩にかかる模様を友禅染で表します。上下にわけるスタイルは江戸時代中期に流行しました。振袖 染分縮緬地枝垂桜菊短冊模様5. 桜下婦女図(おうかふじょず)川又常行(かわまたつねゆき)筆 江戸時代・18世紀3月12日(火)~4月14日(日) 本館10室にて展示ひらひらと舞い散る桜の花びらをながめる女性。肉筆画を専門とした浮世絵師・川又常行らしい繊細な一図です。桜下婦女図6. 色絵枝垂桜図皿(いろえしだれざくらずさら)鍋島 江戸時代・18世紀 米田實氏・千惠子氏寄贈3月12日(火)~6月2日(日) 本館13室にて展示枝垂桜を描いた鍋島焼の組皿で夜桜が表現されています。高度で洗練されたデザインが追究された盛期鍋島の優品です。色絵枝垂桜図皿7. 袱紗 紫地鶏桜火焔太鼓模様綴織(ふくさ むらさきじにわとりさくらかえんだいこもようつづれおり)江戸時代・19世紀3月5日(火)~4月21日(日) 本館10室にて展示江戸時代、長寿のお祝いや結婚、出産といったおめでたい日に、贈答の品に覆い被せて贈られました。表地には、諫鼓鳥(かんこどり)が織り表されています。袱紗 紫地鶏桜火焔太鼓模様綴織8. 瓢形酒入(ひさごがたさけいれ)船田一琴作 江戸時代・天保14年(1843)2月6日(火)~4月21日(日) 本館8室にて展示素銅(すあか)と銀・銅の合金を継ぎ合わせてつくられたお酒の容器です。上部には雲間にのぞく月を銀象嵌(ぎんぞうがん)し、下部に鍍金の桜花が嵌めこまれています。瓢形酒入■桜イベント *すべて事前申込不要、参加無料(ただし、当日の入館料が必要)◆ボランティアによるガイドツアー・スライドトークボランティアによるガイドツアーは、「博物館でお花見を」の期間中、桜に関するお話を加えたスペシャルバージョンになります。構内の樹木をご紹介する「樹木ツアー」では、桜や桜にまつわるエピソードを、桜を見ながらお話しします。当館の建築を見る「たてもの散歩ツアー」、建物や展示室の概要を英語でご紹介する「英語ガイド」、法隆寺献納宝物の魅力をお伝えする「法隆寺宝物館ガイド」でも、構内の桜についてお話しします。スライドトークでは、ボランティアがスライドを使って作品の魅力をお伝えします。「博物館でお花見を」の期間中、一部のスライドトークでは、桜や花に関わる作品も紹介する予定です。ボランティアによるガイドツアーやスライドトークなどの日時、詳細は当館ウェブサイトでご確認ください。*天候等により、内容は変更になることがあります。◆「春らんまん 桜ぬりえ」桜をテーマにした当館所蔵作品のオリジナルぬりえをお楽しみいただけます。展示室にある作品の色づかいや表現にも注目してみてください。日時:3月22日(金)、23日(土)、24日(日) 11:00~15:00(受付終了14:30)会場:本館19室 *会場にて随時受付。1名につき1枚配布。なくなり次第終了◆お花見ヨガ in 法隆寺宝物館どなたでもお気軽にご参加いただける「お花見ヨガ」を実施予定です。詳細は当館ウェブサイトをご確認ください。◆東博句会「花見で一句」「博物館でお花見を」の期間中、桜をテーマにした俳句を募集します。桜咲く庭園や、桜をモチーフにした作品をテーマに、一句詠んでみませんか?応募方法等、詳細は当館ウェブサイトでご確認ください。■庭園散策について庭園には、ソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、枝垂れのエドヒガンザクラなど、約10種類の桜が次々と開花します。池の前にある腰掛石に座って、ゆったりと景色を楽しむこともできます。散策のベストシーズンであるこの季節、展示室で見る桜の作品とあわせて、庭園で咲く桜もお楽しみください。開放時間:9:30~17:00※天候や整備作業等により、閉鎖もしくは散策エリアを制限する場合があります。※茶室内には入れません。庭園風景■「博物館でお花見を」 来館案内会期 : 2024年3月12日(火)~4月7日(日)会場 : 東京国立博物館〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9開館時間 : 9時30分~17時 ※金曜・土曜日は19時まで※入館は閉館の30分前まで休館日 : 月曜日 ※ただし、3月25日(月)は開館観覧料 : 一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。※有料イベント等は別途料金が必要です。交通 : JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)ウェブサイト: ※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容等については、今後の諸事情により変更する場合があります。詳しくは、当館ウェブサイト等でご確認ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月15日戦後日本の写真史で最も重要な写真家の一人である中平卓馬。その初期から晩年までの活動を振り返る『中平卓馬火―氾濫』が東京国立近代美術館で2月6日(火) に開幕、4月7日(日) まで開催中だ。2003年に横浜美術館で開催された個展『中平卓馬:原点復帰―横浜』からは21年ぶり、本格的な回顧展は2015年に逝去してからは初となる。中平卓馬《無題 #437》2005年 東京国立近代美術館蔵 (C)Gen Nakahira ★これまで中平卓馬の展覧会の開催が難しかった理由の一つは、現存する初期作品があまりないことにある。制作の転換期に中平自らネガフィルムやプリントの大半を焼却してしまったのだ。今回の展覧会ではその空白を埋めるべく、中平がカメラマンおよび批評家として寄稿した雑誌などを展示し、初期の仕事からつぶさに紐解かれている。展覧会入口を飾る中平卓馬のポートレート1968年頃撮影:森山大道東京国立博物館蔵(C)Daido Moriyama Photo Foundation中平卓馬は1938年東京・原宿生まれ。60年代半ば、総合月刊誌『現代の眼』の編集者としてスタートし、写真家・東松照明との出会いを機に写真家に転身。2010年代初頭まで約50年にわたり活動を続けた。今展は「来たるべき言葉のために」(1964〜69年)、「風景・都市・サーキュレーション」(1970〜71年)、「植物図鑑・氾濫」(1972〜74年)、「島々・街路」(1975〜77年)、「写真原点」(1978〜2011年)の5章で構成。1〜4章は1977年に病により活動を中断するまでに当たり、最後の5章で再起から晩年までをたどる。それぞれの章の主な見どころを紹介しよう。まず1章「来たるべき言葉のために」では、主に1968年に美術評論家・多木浩二、詩人・岡田隆彦、写真家・高梨豊と刊行した写真同人誌『Provoke(プロヴォーク)』を紹介。「挑発する」という意味の誌名の通り、既存の写真表現になかった「アレ、ブレ、ボケ」、すなわち荒れた粒子、ノーファインダーの構図、ピントの合っていない不鮮明な写真で賛否両論を呼ぶ。2号から森山大道が加わり、3号で終刊した。なお、「プロヴォーク」以前に『現代の眼』『アサヒグラフ』など雑誌を主戦場に撮影・執筆した記事も紹介。高度経済成長に沸く社会に鋭い批評の眼を向けていたことが伝わる。写真同人誌『Provoke』1968-69年東京国立近代美術館蔵[無題]『Provoke』3号 1969年8月プロヴォーク社1969年東京国立近代美術館蔵寺山修司の連載「街に戦場あり」で撮影を担当した『アサヒグラフ』 1966年個人蔵2章「風景・都市・サーキュレーション」では、地下鉄、自動車、コンビナートなどを撮影した「風景」「都市」と題する作品が並ぶ。高度経済成長下で均質化する日本の風景。その背後に潜む国家や資本による権力構造について「風景論」と呼ばれた議論が起こる一方で、写真自体が消費的なイメージに加担してもいた。中平はそうしたジレンマを打ち破るべく、1971年「第7回パリ青年ビエンナーレ」で《サーキュレーション―日付、場所、行為》を発表。その日に出会うものすべてを写し、その日のうちに現像して焼き付け、その日のうちに展示することに奔走した。《サーキュレーション―日付、場所、行為》(シカゴ美術館での再現展示〈2017年〉の際のプリント)1971年(2016年にプリント)中平元氏蔵ところがさらに作風を一変する転換期が訪れる。3章「植物図鑑・氾濫」では、1973年に評論集『なぜ、植物図鑑か』で過去の自作を批判し、自らのイメージを世界に投影するのではなく、「植物図鑑」のように“あるがままを撮る”ことを目指した時期に焦点を当てる。1974年、東京国立近代美術館で開催されたグループ展「15人の写真家」に出品された《氾濫》も展示。樹脂ボードに直貼りされた48点のカラー写真からなる作品で、併せて2018年にプリントされた同作も展示されている。《氾濫》「15人の写真家」(1974年 東京国立近代美術館)出品作1974年東京国立近代美術館蔵さらに4章「島々・街路」では、沖縄や奄美諸島への渡航をきっかけに、「都市」から「島々」へと関心が広がる様子を紹介。沖縄でのデモで起訴された青年を支援するために1973年に初めて沖縄を訪れて以来、日本という国の枠組みを問い直すために、沖縄から奄美、吐噶喇(トカラ)列島へと足を延ばしていく。同じ頃、小説家・中上健次と香港やシンガポール、スペイン、モロッコなど海外にも出かけた。1976年にはフランス・マルセイユの画廊でグループ展に参加し、現地制作した《デカラージュ》を発表。《サーキュレーション―日付、場所、行為》《氾濫》と同様、美術館というシステムを撹乱し、乗り越えることを試みた。奄美、吐噶喇の写真1975-76年(2023年に本展のためにプリント)《デカラージュ》1976年、ADDA画廊(フランス・マルセイユ)での展覧会出品作中平元氏蔵ところが1977年、作家活動が突如中断に追い込まれる。急性アルコール中毒に襲われた中平は、倒れる前数年分の記憶を喪失。言語への障害も残ったのだった。最後の5章「写真原点」では、写真家としての再起を沖縄から始めた中平を追う。なかでもモノクロームからカラーへと移行し、タテ構図で世界の断片を切り取った写真群は圧巻だ。被写体に対して、初めて出会うもののように接近し、その事物の存在を切り取る。また、青森県八戸市での撮影風景を記録したドキュメント映像では、いつもの赤いキャップの生前の姿に出会える。「キリカエ」展(2011年)出品作の展示風景2011年東京国立近代美術館蔵(株式会社コム・デ・ギャルソン寄贈)「キリカエ」展(2011年)出品作の展示風景2011年東京国立近代美術館蔵(株式会社コム・デ・ギャルソン寄贈)病の前後で、それまでの思考や作風が連続しているとみるか、断絶しているとみるか。全体を通じて、ジャーナリスティックな視点も詩的な感性も持つ中平が、無意識の世界に飛び込み、ものや人や風景に出会い直していったようにも思われた。遺された実作と理論から、情報やイメージがますます氾濫する現代にも通じる問いかけを感じてほしい。取材・文・撮影(★をのぞく):白坂由里<開催概要>『中平卓馬火―氾濫』2024年2月6日(火)~4月7日(日)、東京国立近代美術館にて開催公式サイト:
2024年02月14日東京都庭園美術館では、2024年2月17日(土)より、『旧朝香宮邸を読み解く A to Z』が開催される。「アール・デコの館」として親しまれてきた同館の、開館40周年を記念した展覧会だ。1933年(昭和8)年に竣工した旧朝香宮邸は、長期のフランス滞在から帰国した朝香宮夫妻が、ルネ・ラリックやアンリ・ラパンといった本場でも一流のアール・デコの装飾美術家に内装を依頼し、宮内省内匠寮が手掛けた瀟洒な邸宅だ。第二次世界大戦後は、外務大臣・首相の公邸や迎賓館と役割を変え、現在は美術館として多くの来館者を迎え入れている。この旧皇族のモダンで華やかな生活を今に伝える建築空間をじっくりと読み解く同展では、これまでつちかった調査や研究をもとに、各部屋に散りばめられたキーワードをピックアップ。「Art-Deco」「BathRoom」とアルファベットの頭文字順に解説する。普段は美術館のスタッフ職員でさえ見られない、ありのままの旧朝香宮邸を目撃できるのも、同展ならではの見どころだ。また、旧朝香宮邸をさらに深く読み解く手がかりとして、本館内や庭園には、伊藤公象(1932-)と須田悦弘(1969-)のインスタレーションが展開。90年の歴史を持つ建築と、現代アートとの邂逅は、新たな見方や考え方を私たちにもたらしてくれるに違いない。会期中は、障害のある人や赤ちゃん連れの人が気兼ねなく展覧会を楽しめる「フラットデー」や、2005年4月2日以降に生まれた18才以下の人が入無料で入館できる「ウェルカムユース」(2024年3月1日~4月7日)などのプログラムがもうけられている。情報は随時追加されるので、興味のある人は同館ホームページで確認を。なお初日から「東京都庭園美術館オリジナル 倉敷帆布トートバッグ」の販売も予定されている。<開催概要>『開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z』会期:2024年2月17日(土)~5月12日(日)会場:東京都庭園美術館 本館+新館時間:10:00~18:00、3月22日(金)、23日(土)、29日(金)、30日(土)は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜料金:一般1,400円、大学1,120円、高中・65歳以上700円※第3水曜日は65歳以上無料公式サイト:画像提供:東京都庭園美術館
2024年02月02日新国立劇場 2023 / 2024シーズン『デカローグ 1~10』が、4月13日(土) から7月15日(月・祝) に東京・新国立劇場 小劇場で上演される。このたび、演出を務める新国立劇場演劇芸術監督の小川絵梨子によるコメントが到着した。ポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキが発表した『デカローグ』。旧約聖書の十戒をモチーフに1980年代のポーランド、ワルシャワのとある団地を舞台にした、そこに住む人々の普遍的な愛と人間の弱さを描いた、十篇の連作集だ。本公演は全10話を大きく3つのタームに分け、4月から5月は『デカローグ1~4』を、5月から6月は『デカローグ5~6』を、そして6月から7月は『デカローグ7~10』を上演。総勢40名以上のキャストが出演する。小川は本作について「登場人物たちは皆、どこにでも存在し得る隣人として描かれており、日常を生きる中で一つ一つの選択に悩み、葛藤し、時には失敗をしたり後悔もします。また、どの選択が正しかったのか振り返った時にも分からず、曖昧で孤独な不安の中に取り残される事もあります。各エピソードは十戒をモチーフにしていますが、決して人間を裁き断罪する物語ではなく、寧ろ、人間を不完全な存在として認め、その迷いや弱さも含めて向き合うことを描いた物語となっています。そこには正解もハッピーエンドもないかもしれませんが、人間をそのままに見つめ寄り添う視点の奥底には、人への根源的な肯定と愛が流れているように感じます」とコメント。また「世界各地で戦争は続き、日々の生きづらさや、人生を生きることへの不安が簡単に消えることはありませんが、人間という存在への深い愛情と希望、そしてたとえ到達出来なくとも、人がより良い世界に向けて葛藤し続けることの必然と大切さを、この十篇の物語を通して少しでも描く事が出来たら幸いです」と思いを語っている。■小川絵梨子 コメント全文『デカローグ』は人生と愛についての連作集です。十篇がそれぞれ独立した作品でありつつ、登場人物はみな同じ団地の住人であることから互いに繋がってもおり、十篇が壮大な一つの物語ともなっています。 登場人物たちは皆、どこにでも存在し得る隣人として描かれており、日常を生きる中で一つ一つの選択に悩み、葛藤し、時には失敗をしたり後悔もします。また、どの選択が正しかったのか振り返った時にも分からず、曖昧で孤独な不安の中に取り残される事もあります。各エピソードは十戒をモチーフにしていますが、決して人間を裁き断罪する物語ではなく、寧ろ、人間を不完全な存在として認め、その迷いや弱さも含めて向き合うことを描いた物語となっています。そこには正解もハッピーエンドもないかもしれませんが、人間をそのままに見つめ寄り添う視点の奥底には、人への根源的な肯定と愛が流れているように感じます。世界各地で戦争は続き、日々の生きづらさや、人生を生きることへの不安が簡単に消えることはありませんが、人間という存在への深い愛情と希望、そしてたとえ到達出来なくとも、人がより良い世界に向けて葛藤し続けることの必然と大切さを、この十篇の物語を通して少しでも描く事が出来たら幸いです。<公演情報>新国立劇場 2023 / 2024シーズン『デカローグ 1~10』2024年4月13日(土)~7月15日(月・祝) 東京・新国立劇場 小劇場原作:クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ翻訳:久山宏一上演台本:須貝英演出:小川絵梨子/上村聡史デカローグ1~4(プログラムA&B 交互上演)公演日程:2024年4月13日(土)~5月6日(月・休)●プログラムA(デカローグ1、デカローグ3)デカローグ1:ある運命に関する物語演出:小川絵梨子出演:ノゾエ征爾 高橋惠子チョウヨンホ 森川由樹 鈴木勝大 浅野令子亀田佳明デカローグ3:あるクリスマス・イヴに関する物語演出:小川絵梨子出演:千葉哲也 小島聖ノゾエ征爾 浅野令子 鈴木勝大 チョウヨンホ 森川由樹亀田佳明●プログラムB(デカローグ2、デカローグ4)デカローグ2:ある選択に関する物語演出:上村聡史出演:前田亜季 益岡徹坂本慶介 近藤隼 松田佳央理亀田佳明デカローグ4:ある父と娘に関する物語演出:上村聡史出演:近藤芳正 夏子益岡徹 松田佳央理 坂本慶介 近藤隼亀田佳明デカローグ5~6(プログラムC)公演日程:2024年5月18日(土)~6月2日(日)●プログラムC(デカローグ5、デカローグ6)デカローグ5:ある殺人に関する物語演出:小川絵梨子出演:福崎那由他 渋谷謙人 寺十吾斉藤直樹 内田健介 名越志保 田中亨亀田佳明デカローグ6:ある愛に関する物語演出:上村聡史出演:仙名彩世 田中亨寺十吾 名越志保 斉藤直樹 内田健介亀田佳明デカローグ7~10(プログラムD&E 交互上演)公演日程:2024年6月22日(土)~7月15日(月・祝)●プログラムD(デカローグ7、デカローグ8)デカローグ7:ある告白に関する物語演出:上村聡史出演:吉田美月喜 章平 津田真澄大滝寛 田中穂先 堀元宗一朗 笹野美由紀 伊海実紗亀田佳明デカローグ8:ある過去に関する物語演出:上村聡史出演:高田聖子 岡本玲 大滝寛田中穂先 章平 堀元宗一朗 笹野美由紀 伊海実紗亀田佳明●プログラムE(デカローグ9、デカローグ10)デカローグ9:ある孤独に関する物語演出:小川絵梨子出演:伊達暁 万里紗 宮崎秋人笠井日向 鈴木将一朗 松本亮 石母田史朗亀田佳明デカローグ10:ある希望に関する物語演出:小川絵梨子出演:竪山隼太 石母田史朗鈴木将一朗 松本亮 伊達暁 宮崎秋人 笠井日向亀田佳明チケット情報:()公式サイト:
2024年02月01日グランド ハイアット 東京は、国立新美術館で開催される展覧会「マティス自由なフォルム」に合わせ、アンリ・マティスの切り絵作品《花と果実》から着想を得た「スプリング アフタヌーンティー ブッフェ」を2期に分け開催。第1期は2024年3月1日(金)から4月15日(月)まで、第2期は4月16日(火)から5月27日(月)まで。《花と果実》の爽やかなカラーに着目した限定ブッフェ第2期では《花と果実》のグリーンやブルーの色味に焦点を当て、爽やかなカラーをまとったメニューが登場。濃厚な“抹茶”や香ばしい“ピスタチオ”をふんだんに使用したスイーツ&セイボリーを提供する。“抹茶&ピスタチオ”のスイーツたとえば、美しいライトグリーンのムースは、香り高いピスタチオと甘酸っぱいラズベリーを合わせて仕上げている。そのほかにも、シュー生地に濃厚な宇治抹茶クリームをサンドしたスイーツや、抹茶シロップに漬け込んだスポンジを用いたチーズケーキなど、見た目も味も上品なデザートを用意した。美しいブルーのゼリーまた、マティス作品の中でもひと際目を引く“鮮やかなブルー”を表現した「バタフライピーティーゼリー」にも注目。涼しげなカラーのゼリーは、見ているだけで初夏の訪れを感じられそうだ。新緑を思わせる贅沢なセイボリーさらにセイボリーには、ほうれん草のピューレにケールとベーコンを合わせたキッシュや、自家製スモークサーモンのムースとピスタチオをあしらったタルトレットなど、全5種のメニューを揃えた。新緑を思わせるような鮮やかなビジュアルとともに、本格的な料理を堪能できる。詳細スプリング アフタヌーンティー ブッフェ~抹茶&ピスタチオ~提供期間 :2024年4月16日(火)~5月27日(月)提供時間 :15:00~17:00(最終入店 15:30)※平日 120分、土・日・祝日 90分制場所:グランド ハイアット 東京 2階 オールデイ ダイニング「フレンチ キッチン」住所:東京都港区六本木6-10-3料金:平日 5,940円、土・日・祝日 7,590円 ※サービス料15%別<メニュー>■スイーツフラワーバニラムース、ピスタチオとラズベリーのムース、抹茶パリブレスト、抹茶クレームダンジュ、ストロベリーショートケーキ、バタフライピーティーゼリー■セイボリーほうれん草 ケール ベーコンのグリーンキッシュ、パテ・ド・プロヴァンサルのイベリコハムロール そら豆 バジルクリーム、スモークサーモンのムースとピスタチオのタルトレット、チキン きゅうり 抹茶マヨネーズのサンドイッチ、グリーンベジタブルスティック アボカドとクリームチーズのディップ■スコーンプレーン、抹茶、クローテッドクリーム オレンジジャム■紅茶ティーブランド「ART OF TEA」の紅茶※別途カフェラテ(アイス、ホット)やカプチーノ(アイス、ホット)なども選択可能【問い合わせ先】「フレンチ キッチン」TEL:03-4333-8781(直通)
2024年01月28日グランド ハイアット 東京は、国立新美術館で開催される展覧会「マティス自由なフォルム」に合わせ、アンリ・マティスの切り絵作品《花と果実》から着想を得た「スプリング アフタヌーンティー ブッフェ」を2期に分け開催。第1期は2024年3月1日(金)から4月15日(月)まで、第2期は4月16日(火)から5月27日(月)まで。アンリ・マティス《花と果実》着想のアフタヌーンティーブッフェ第1期では、“桜&ストロベリー”の春らしい要素を落とし込んだメニューがラインナップ。《花と果実》の中でもピンクやイエロー、オレンジなど、明るい色彩からインスピレーションを受けたスイーツの数々を展開する。“エディブルフラワー”のムースケーキ中でも注目は、可憐な花々が目を惹くバニラムースケーキ。カラフルなエディブルフラワーを透明なゼリーの中に散りばめて、美しい見た目に仕上げた。そのほか、真っ赤に熟したいちごを使用したストロベリータルトや、切り絵をイメージし、色鮮やかなチョコレートをのせたチョコレートムースなど、マティスの切り絵作品を連想させるようなスイーツがブッフェ台を彩る。桜を味わうショートケーキやゼリーまた、桜のエッセンスを加えたメニューも華やかなビジュアルで登場。桜のシロップを浸み込ませたスポンジに桜の生クリーム重ねたショートケーキや、みずみずしいいちごと桜を合わせたゼリーなど、春の訪れを感じるスイーツを堪能することができる。南フランスの家庭料理を再現したセイボリーセイボリーでは、マティスが愛した南フランス・プロヴァンスの家庭料理がお目見え。特に「ラタトゥイユのキッシュ」は、トマトソースではなくあえてフレッシュなトマトを使用することで、ズッキーニやたまねぎ、パプリカなど、野菜の食感を活かした味わいが魅力となっている。なお、「スプリング アフタヌーンティー ブッフェ」第2期では、《花と果実》のグリーンやブルーの色味に焦点を当て、抹茶&ピスタチオをメインとしたスイーツやセイボリーを用意する。詳細スプリング アフタヌーンティー ブッフェ~桜&ストロベリー~提供期間 :2024年3月1日(金)~4月15日(月)提供時間 :15:00~17:00(最終入店 15:30)※平日 120分、土・日・祝日 90分制場所:グランド ハイアット 東京 2階 オールデイ ダイニング「フレンチ キッチン」住所:東京都港区六本木6-10-3料金:平日 5,940円、土・日・祝日 7,590円 ※サービス料15%別<メニュー>■スイーツフラワーバニラムース、桜とホワイトチョコレートのムース、桜&ストロベリーショートケーキ、桜パリブレスト、ストロベリータルト、桜クレームダンジュ、桜&ストロベリーゼリー■セイボリーラタトゥイユのキッシュ、パテ・ド・プロヴァンサルのイベリコハムロール いちご バジルクリーム、スモークサーモンムースのタルトレット 桜エビを添えて、低温調理したチキンブレスト いちご 桜マヨネーズのサンドイッチ、カラフルベジタブルスティック 桜クリームチーズのディップ■スコーンプレーン、桜、クローテッドクリーム ストロベリージャム■紅茶ティーブランド「ART OF TEA」の紅茶※別途カフェラテ(アイス、ホット)やカプチーノ(アイス、ホット)なども選択可能【問い合わせ先】「フレンチ キッチン」TEL:03-4333-8781(直通)
2024年01月28日東京国立近代美術館では、「美術館の春まつり」を2024年3月15日(金)から4月7日(日)まで開催する。桜など春にちなんだ作品が集結桜の開花時期に合わせて、東京国立近代美術館で開催される毎年恒例の「美術館の春まつり」。期間中は、所蔵品ギャラリーの所蔵作品展「MOMATコレクション」にて、桜をはじめとする花を描いた作品などを含めた作品約200点を、12の展示室ごとにテーマを設けて様々な切り口から紹介する。会場では、春の時期のみ公開する東京国立近代美術館の代表作のひとつ、川合玉堂による重要文化財《行く春》、雨に濡れる吉野の桜を描いた菊池芳文《小雨ふる吉野》などを展示。また、木の枝や桜など自然を対象とした絵を多く描いた現代作家・児玉靖枝の《ambient light - sakura》のほか、“樹”をモチーフにし続けてきた日高理恵子、20世紀に活躍したスイスの画家、パウル・クレーらによる春にちなんだ作品も鑑賞することができる。開催概要「美術館の春まつり」会期:2024年3月15日(金)~4月7日(日)会場:東京国立近代美術館住所:東京都千代田区北の丸公園3-1開館時間:10:00〜17:00(金・土曜は20:00まで)※入館はいずれも閉館30分前まで※同時開催の企画展「中平卓馬火―氾濫」■所蔵作品展 「MOMATコレクション」会期:2024年1月23日(火)~4月7日(日)会場:4-2階 所蔵品ギャラリー観覧料:一般 500円、大学生 250円※金・土曜日の17:00以降は一般 300円、大学生 150円※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳の所持者と付添者は無料※所蔵作品展入館当日にかぎり、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」も観覧可■同時開催・企画展「中平卓馬火―氾濫」会期:2024年2月6日(火)~4月7日(日)会場:1階 企画展ギャラリー観覧料:一般 1,500円、大学生 1,000円※高校生以上および18歳未満、障害者手帳の所持者と付添者は無料※企画展入館当日にかぎり、所蔵作品展「MOMATコレクション」、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」も観覧可・コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」会期:2024年1月23日(火)~4月7日(日)会場:2階 ギャラリー 4※所蔵作品展「MOMATコレクション」の観覧料で鑑賞可【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2024年01月26日特別展「昆虫 マニアック(MANIAC)」が、2024年7月13日(土)から10月14日(月・祝)までの期間、東京・上野の国立科学博物館にて開催される。マニアックな昆虫の魅力に迫る特別展昆虫は、地球上で報告される生物種の半数以上となる“約100万種”を占める最大の生物群。体のつくりから行動、能力にいたるまでその多様性は高く、変化に富んだ特性を持っている。国立科学博物館では、そんな昆虫にフォーカスした2018年の特別展をパワーアップさせた展覧会「昆虫 マニアック」を企画。昆虫のマニアックな魅力に焦点を当てた展示を行う。会場では、研究者が選んだマニアックな昆虫標本を、国立科学博物館の研究者による独自の視点や、最新の昆虫研究を織り交ぜて公開。カブトムシやクワガタムシといったおなじみの昆虫はもちろん、クモやムカデなどを含むあらゆる「ムシ」たちの、まだ見ぬ世界に迫る特別展となっている。愛らしい顔のキリギリスたとえば、キリギリスの仲間である「コノハギス」の一種は、お茶目な顔がチャームポイントだ。鋭い大あごを持っており、中には大人の手のひらより大きいサイズの個体も存在する。日本に生息していない昆虫もまた、貴重な昆虫に出会える機会も。日本に生息しておらず、腹部の長い突起が特徴的な「オオナゲグモ」をはじめとし、3年かけて成虫になる日本の高山蝶の代表「ウスバキチョウ」の標本など、普段はじっくり見ることのできない昆虫が並ぶ。開催概要特別展「昆虫 マニアック」会期:2024年7月13日(土)~10月14日(月・祝)会場:国立科学博物館住所:東京都台東区上野公園7-20【問い合わせ先】国立科学博物館TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2024年01月25日近代美術の巨匠のひとりアンリ・マティス(1869−1954)がとりわけ晩年に精力的に取り組んだ「切り紙絵」に焦点をあてた日本初の展覧会が、2月14日(水)から5月27日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で開催される。南フランスのニース市マティス美術館の全面協力を得た同展は、世界的な感染症蔓延により、2021年から延期になっていたもの。珠玉のコレクションの待望の来日となる。20世紀初頭、大胆な色彩と激しい筆致の絵画で知られるフォーヴィスムの主導者として、パリの前衛美術運動を牽引したマティスは、後半生は南仏のアトリエを舞台に装飾性豊かな作品を多く描き、また絵画のみならず、彫刻や版画、挿画、テキスタイル、舞台美術や装飾芸術など様々な手法とジャンルに取り組んだことで知られる。その巨匠が愛した「切り紙絵」は、色を塗った紙をハサミで切り取り、切り抜いたフォルムを自由に配置して構図を仕上げる手法で、70歳代で病を患った後に本格的に用いられるようになった。だが、同展で出品されるのは晩年の切り紙絵の作品だけではない。ニース市マティス美術館が所蔵する初期から晩年に至るまでの各時代の幅広い作品群と遺品などのオブジェ約150点によって、生涯を通じて色彩とデッサンの問題に取り組んできたマティスが、いかにして「切り紙絵」へと至ったのか、その軌跡をたどる試みとなっているのだ。むろん、切り紙絵が生み出した本の挿画やテキスタイル、室内装飾などの多彩な成果も一望できる。なかでも大きな見どころは、通常はマティス美術館のメインホールを飾る切り紙絵の代表作《花と果実》が初来日することだ。同展のために大規模な修復を終えたこの作品は、縦4m×横8mを超える超大作。スケールの大きさとともに、その鮮やかな色彩と装飾性の豊かさに圧倒されることだろう。もうひとつの見どころは、ニース郊外のヴァンスの村に建つロザリオ礼拝堂の装飾の仕事が詳しく紹介されること。最晩年のマティスは、切り紙絵を応用したステンドグラスや祭服のデザインをはじめ、壁画や祭具などの装飾を総合的に手がけた。同展では個々の作品のほか、窓から差し込む光によって変化する礼拝堂の雰囲気を体感できる空間が再現される。60年に及ぶ巨匠の長い芸術家人生の集大成とも言われる礼拝堂の安らぎの空間をぜひ会場で堪能したい。<開催概要>『マティス自由なフォルム』会期:2月14日(水)~5月27日(月)会場:国立新美術館企画展示室2E時間:10:00~18:00、金土は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)休館日:火曜(4月30日は開館)料金:一般2,200円、大学1,400円、高校1,000円公式サイト:チケット情報:()
2024年01月24日独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センター〈ぶんかつ〉(東京都台東区)は、令和7(2025)年度「国立文化財機構所蔵品貸与促進事業」実施対象館の募集を令和6(2024)年4月1日より開始します。今回の募集より、従来の4つの国立博物館に加えて東京・奈良の2つの文化財研究所の所蔵品も貸出対象となりました。募集チラシ本事業では、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館・東京文化財研究所・奈良文化財研究所(いずれも国立文化財機構)が全国の美術館・博物館に対し、各地域ゆかりの所蔵品を貸し出し、〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出します。(※令和7(2025)年4月下旬から令和8(2026)年3月末までに開催される展覧会が対象。)平成29(2017)年度からこれまでに、36施設24都府県で「国立博物館収蔵品貸与促進事業」※の展覧会が開催されました。※ 令和7(2025)年度事業から「国立文化財機構所蔵品貸与促進事業」へ名称変更本事業を通して、立地条件等により、これまで国立文化財機構の所蔵品に親しむ機会が限られていた地域に対し、文化財が広く公開されること、日本とアジアの歴史・伝統文化の発信、地域文化の創生、次世代への文化財の継承、観光振興につながることをめざします。■事業内容▼主な展覧会開催費用について本事業では、次の費用を〈ぶんかつ〉が支出します。・本事業において貸与する所蔵品の梱包・開梱および展示・撤収作業にかかる費用・各所蔵施設と本事業の実施対象として選定された館との往復の輸送にかかる費用・貸与品の保険にかかる費用・貸与先の職員の出張旅費(事前調査および打ち合わせを含む。ただし、センターによって認められた内容とし、全額ではなく一部となることがあります)・貸与先が行う本事業の周知にかかる広報費 など※詳細につきましては必ず申請要項をご確認ください。▼以下のいずれかの区分への申請が可能です。(1)【大規模貸与】1申請につき21~50件の国立文化財機構所蔵品を貸与/各年度1~2か所を選定予定(2)【小規模貸与】1申請につき20件以内の国立文化財機構所蔵品を貸与/各年度4~5か所を選定予定▼申請にあたっては、以下のいずれかの方法で借用希望作品リストを作成してください。※国立博物館および文化財研究所の所蔵品検索にあたっては、ColBase(コルベース/国立文化財機構所蔵品統合検索システム )等をご参照ください。(方法1)国立博物館・文化財研究所の所蔵品の中から申請館が自ら設定したテーマに沿って作品を自由に選択してリストを作成。(方法2)貸与可能作品が掲載されたリスト(a.【日本考古】およびb.【黒田】)を活用し、必要に応じて国立博物館・文化財研究所の所蔵品を加えてリストを作成。a.【日本考古】東京国立博物館所蔵の各時代や地域を代表する日本考古資料の優品34件。(『申請要項』別紙1-(1)参照)貸与可能作品例左:深鉢形土器(縄文時代〔中期〕・前3000~前2000年、長野県伊那市宮ノ前出土)、中央:みみずく土偶(縄文時代〔晩期〕・前1000~前400年、埼玉県鴻巣市滝馬室出土)、右:埴輪 馬(古墳時代・6世紀、群馬県伊勢崎市下触町出土) ※いずれも東京国立博物館所蔵b.【黒田】東京国立博物館所蔵の黒田清輝の代表作12件。(『申請要項』別紙1-(2)参照)貸与可能作品例左:読書(明治24年〔1891〕)、中央:重要文化財 舞妓(明治26年〔1893〕)、右:重要文化財 湖畔(明治30年〔1897〕) ※いずれも黒田清輝筆、東京国立博物館所蔵■本事業の対象となる美術館・博物館文化庁長官の承認を受けた公開承認施設または博物館法で定められた登録博物館、指定施設であれば、公私立を問わずにご応募いただけます。貸与条件や事業内容の詳細ならびに申請方法につきましては、〈ぶんかつ〉ウェブサイト掲載の「令和7(2025)年度 国立文化財機構所蔵品貸与促進事業実施対象館 申請要項」を必ずご確認ください。〈ぶんかつ〉ウェブサイト 令和7年度 国立文化財機構所蔵品貸与促進事業 申請要項 全国の美術館・博物館からのご応募をお待ちしております。■開催中・開催予定の令和5(2023)年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」展覧会(会期順)美術館・博物館:兵庫県立美術館展覧会名 :「生誕180年記念 呉昌碩の世界―海上派と西泠名家―」会期 :2024年1月13日(土)~4月7日(日)貸与件数 :11件美術館・博物館:糸島市立伊都国歴史博物館展覧会名 :「東西日本の弥生文化 ~東京国立博物館収蔵コレクションより~」会期 :2024年1月27日(土)~3月17日(日)貸与予定件数 :19件美術館・博物館:下関市立美術館(山口県)展覧会名 :「開館40周年記念特別展狩野芳崖、継がれる想い――悲母観音からはじまる物語」会期 :2024年2月6日(火)~3月17日(日)貸与予定件数 :2件このほか、令和5(2023)年度は島根県立石見美術館・市立岡谷美術考古館・山口県立山口博物館・広島県立歴史民俗資料館にて貸与促進事業による展覧会が開催されました。(※令和5(2023)年度は全7件開催)過去の事業実績(展覧会)はこちらから 平成29(2017)年度からこれまでに、36施設24都府県で貸与促進事業の展覧会が開催■文化財活用センター 2018年に設置された、文化財活用のためのナショナルセンターです。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくる」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」ことをミッションとして、さまざまな活動をしています。■ぶんかつSNSぶんかつ公式ウェブサイト X(旧Twitter) @cpcp_nich ぶんかつ Instagram @cpcp_nich ぶんかつ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月15日一般社団法人東京能楽囃子科協議会主催、『東京能楽囃子科協議会3月定式能』が2024年3月13日 (水)に国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて1月13日(土) 10:00より予約受付開始です。カンフェティにて1月13日(土) 10:00より予約受付開始 公式ホームページ 舞囃子・独調・独鼓・一調一声・一調、囃子方主催ならではの多彩な囃子の世界をご堪能ください。公演概要『東京能楽囃子科協議会3月定式能』 公演日:2024年3月13日 (水)会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)■出演者舞囃子金春流「金札」中村昌弘笛:寺田林太郎小鼓:鳥山直也大鼓:大倉栄太郎太鼓:徳田宗久観世流「忠度」観世喜正笛:内潟慶三小鼓:大山容子大鼓:柿原孝則観世流「舎利」鈴木啓吾、永島充笛:八反田智子小鼓:住駒匡彦大鼓:亀井実太鼓:林雄一郎独調「屋島」佐久間二郎、小島英明小鼓:大村華由独鼓「玉葛」観世喜正、桑田貴志、小鼓:岡本はる奈狂言和泉流「蝉」野村萬斎髙野和憲、石田淡朗笛:八反田智子小鼓:住駒匡彦大鼓:柿原孝則一調一声「三井寺」藤波重彦小鼓:古賀裕己一調「小塩」金子敬一郎太鼓:三島元太郎能金春流「融」笏之舞髙橋 忍舘田善博野村太一郎笛:一噌幸弘小鼓:幸 信吾大鼓:安福光雄太鼓:大川典良■スタッフ演能委員:栗林祐輔、森貴史、亀井洋佑、大川典良■公演スケジュール2024年3月13日 (水)開演13:30終演予定17:00※開場は、開演の60分前です。■チケット料金S席:9,000円A席:7,000円B席:5,000円学生席:2,000円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月13日戦後日本を代表する伝説的写真家・中平卓馬の約20年ぶりの大回顧展が、 2024年2月6日(火)から4月7日(日)まで、竹橋の東京国立近代美術館で開催される。初期から晩年までの約400点の作品と資料を展示する没後初の本格的な回顧展である。中平卓馬(1938-2015)は、日本の戦後写真の転換期となった1960年代末から70年代半ばにかけて、実作と理論の両面において大きな足跡を記した写真家だ。1960年代末に「アレ・ブレ・ボケ」と称された、既成の写真美学を逸脱した作品を発表した中平だが、1973年の評論集で自己批判と方向転換の宣言を行い、翌年にはカラー作品《氾濫》を発表。1977年に急性アルコール中毒による昏倒で記憶喪失に陥って活動を中断するも、再起をはたし、2010年代初めまで写真家として活動を続けている。こうした中平の存在は森山大道や篠山紀信ら同時代の写真家を刺激し、後続世代にも多大な影響を与えてきたが、そのキャリアを彩る劇的なエピソードが、かえって中平像を固定し、その仕事の詳細を見えにくくする面もあったという。同展は、その中平の仕事を改めて丁寧にたどり、再検証する試みだ。1970年代半ばの模索期の仕事や、再起後の作品の位置づけなどに特に焦点をあてている。大きな見どころは、多くの未公開作が並ぶこと。近年になってその存在が確認された《街路あるいはテロルの痕跡》のヴィンテージ・プリントや、日本では未公開の《デカラージュ》などが特に注目される。また、1974 年の東京国立近代美術館での『15 人の写真家』展に出品された48点組の大作《氾濫》が、半世紀ぶりに同じ会場に並ぶことも話題となろう。この《氾濫》をはじめとしたカラー写真の重要作が一挙に展示されること、また中平が社会にイメージを流通させる手段として重視していた雑誌の仕事を掘り下げるため、多数の掲載誌が紹介されるのも見どころとなっている。常に時代や社会に批判的に対峙し、ラディカルな挑発の姿勢を貫いた写真家だった中平は、没後も国内外で大きな関心を集めている。同展は、充実した作品群と資料とともに、近年の研究成果も交え、中平の思考と実践の軌跡をたどれる待望の展覧会だ。<開催概要>『中平卓馬火―氾濫』会期:2024年2月6日(火)~4月7日(日)会場:東京国立近代美術館1F 企画展ギャラリー時間:10:00~17:00、金土は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(2月12日、3月25日は開館)、2月13日(火)料金:一般1,500円、大学1,000円公式サイト:
2024年01月11日2024年1月27日(土)より、上野の東京都美術館では『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』が開催される。アメリカのウスター美術館が所蔵する欧米の印象派のコレクションを紹介する展覧会だ。ウスター美術館とは、アメリカ、マサチューセッツ州第二の都市ウスターにある美術館。ヨーロッパやアメリカの絵画・彫刻はもちろんのこと、古代エジプトから世界各国の現代美術まで、およそ4,000点ものコレクションを誇る同館は、1898年に設立された。実に125年の歴史を持つミュージアムだが、開館当初から同時代美術として印象派の作品を収集しており、1910年には、印象派の巨匠モネの《睡蓮》を美術館として世界で初めて購入した。同展では、この記念すべき作品を、購入にあたって美術館と画商の間で交わされた書簡(複製)などと合せて紹介する。モネを筆頭に、ルノワール、シスレー、ピサロ、そしてアメリカ人で唯一印象派展 に参加していた女性画家メアリー・カサットと、名だたる画家たちの作品が展示される展覧会だが、「アメリカ印象派」の知られざる魅力を堪能できるのも、みどころのひとつ。「アメリカ印象派」とは、フランスで生まれた印象派がアメリカに伝わり、独自の進化をとげたアメリカならではの印象派のことをいう。ボストンで画家として成功した後にパリに留学し、印象派の技法を学んで祖国に伝えたウィリアム・メリット・チェイスやチャイルド・ハッサムなどはその代表的な画家で、彼らのなかにはフランス印象派に忠実であろうとする者もいれば、独自の解釈を加えて、アメリカらしい田園風景や家庭内の情景を描こうとする者も現われた。150年前、フランスで生まれた印象派は、アメリカの地でのどように花開いたのか?アメリカの美術館ならではのラインアップが興味深い。<開催概要>『印象派モネからアメリカへウスター美術館所蔵』会期:2024年1月27日(土)~4月7日(日)会場:東京都美術館時間:9:30〜17:30、金曜は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)休室日:月曜(2/12、3/11、3/25は開室)、2月13日(火)料金:一般2,200円、大学1,300円、65歳以上1,500円※土日・祝日及び、4月2日(火)以降は日時指定予約制(当日空きがあれば入場可)公式サイト: exhibition was organized by the Worcester Art Museum
2024年01月05日展覧会「日本の山海」が、東京・白金台の松岡美術館にて、2024年2月27日(火)から6月2日(日)まで開催される。日本画家がとらえた「日本の山海」四方を海に囲まれ、豊かな山林を有する日本。人々の暮らしに恵をもたらす一方で、時に猛威を振るう自然は、古くから信仰の対象とされてきた。しかし近代化が進むと、信仰や生活のためではなく、調査研究やレジャーとして山に登る人が増加。1894年には志賀重昂(しが しげたか)のベストセラー『日本風景論』が出版され、芸術家を含む日本人の景観意識に大きな影響を与えた。日本風景画&志賀重昂の文章を並べて紹介展覧会「日本の山海」では、「松岡美術館の創設者である松岡清次郎が自然に見出した美しさにも、志賀重昂の影響があるのではないか」という仮説のもと、日本風景画を志賀重昂の流麗な文章とともに紹介。近世以降の日本画家が描いた山や海から、日本の自然美を堪能することができる。9点の“富士の絵”注目は、日本最高峰の名山である“富士山”を捉えた作品たち。志賀重昴は『日本風景論』で「『名山』中の最『名山』を富士山となす」と記している。富士山は明治時代以前にも崇敬をあつめ、名山として認識されており、絵画にあらわされてきたが、「富士山が日本一の名山である」というイメージは明治時代以前にはなかったものだ。展覧会には、狩野常信の《富士三穂図》をはじめ、橋本雅邦の《春景富岳図》や下村観山の《富士》など、江戸時代から昭和時代にかけて描かれた9点の富士の絵が登場。それぞれの時代の日本画家が捉えた富士山を概観できる。竹内栖鳳や寺崎廣業“西の栖鳳、東の廣業”と並び称される、竹内栖鳳(たけうち せいほう)と寺崎廣業(てらさき こうぎょう)の作品も展示。モチーフを切りつめ群青の海を抽象的にとらえた竹内栖鳳の海景画《晴海》や、写生と装飾性が調和した寺崎廣業の風景画《春海雪中松図》などを間近で観ることができる。横山大観《黎明》&山下新太郎の油彩画もさらに、横山大観の手による《黎明》や、山下新太郎の油彩画《黒部峡谷鐘釣附近》、池上秀畝の《巨浪群鵜図》など、日本の山海を描いた多種多様な作品がラインナップする。【展覧会概要】展覧会「日本の山海」会期:2024年2月27日(火)~6月2日(日)[前期]2月27日(火)~4月14日(日) [後期]4月16日(火)~6月2日(日)※絵画作品の一部入れ替えがある。会場:松岡美術館住所:東京都港区白金台5-12-6開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)※毎月第1金曜日は10:00~19:00(入館は18:30まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)入館料:一般 1,200円、25歳以下 500円、高校生以下・障がい者手帳の所持者 無料※会期や開館情報は変更となる場合あり(最新情報については、美術館ホームページなどを要確認)■同時開催「アジアのうつわ」■通年企画「古代エジプトの美術平穏と幸せへの願い」【問い合わせ先】松岡美術館TEL:03-5449-0251
2023年12月30日新国立劇場バレエ団 2023/2024シーズン『くるみ割り人形』が、12月22日(金) に東京・新国立劇場 オペラパレスで初日を迎えた。新国立劇場バレエ団では、少女クララがクリスマスに見た夢と冒険を通して成長する姿を描くイーグリング版を2017年より上演。まさに夢の中の浮遊感を表すような複雑なリフトが多く用いられ、主役から群舞まで高度なパートナリングや多彩なステップで魅せる新国立劇場バレエ団ならではの舞台で、新国立劇場の冬の風物詩として多くの人に愛されている。公演期間は2024年1月8日(月・祝) までで、全17公演が予定されている。<公演情報>新国立劇場バレエ団 2023/2024シーズン『くるみ割り人形』振付:ウエイン・イーグリング音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー指揮:冨田実里 ほか管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団合唱:東京少年少女合唱隊出演:新国立劇場バレエ団公演日程:2023年12月22日(金)~2024年1月8日(月・祝) 東京・新国立劇場 オペラパレスチケット情報:()公式サイト:
2023年12月25日展覧会「生誕150年池上秀畝─高精細画人─」が、東京の練馬区立美術館にて、2024年3月16日(土)から4月21日(日)まで開催される。その後、5月25日(土)から6月30日(日)まで、長野県立美術館に巡回する。“旧派”の日本画家・池上秀畝池上秀畝(いけがみ しゅうほ)は、明治時代から昭和時代にかけて活躍した日本画家だ。大画面の華麗な花鳥画を得意とした秀畝は、屋敷や御殿を飾る屏風作品や障壁画を数多く手がけている。その作例として、現在のホテル雅叙園東京の「秀畝の間」や百段階段の「静水の間」に描かれた天井絵を挙げることができる。長野に生まれた秀畝は、伝統に基づく「旧派」を代表する画家として、国が主催する官展で活躍した。一般に旧派の作品は、同じく長野出身の菱田春草らが牽引した「新派」の日本画に比べて、現在その知名度は限られている。しかし、旧派は当時の展覧会で評価されるばかりでなく、屏風作品などは装飾美術としても認められていた。さらに、秀畝は、写生を重視した描写に、新派の画家が試みた空気感の表現などを取り入れるなど、伝統にとらわれない表現を追求している。展覧会「生誕150年池上秀畝─高精細画人─」では、秀畝の人生と代表作をたどりつつ、その画歴を紹介。文展や帝展に出品された代表作、大画面の屏風作品などに加えて、初公開となる写生帖を展示するとともに、「旧派」と呼ばれた画家に新たな視点から光をあててゆく。池上秀畝と師・荒木寛畝明治7年(1874年)に生まれ、幼い頃から絵を描いていた秀畝は、明治22年、本格的に絵を学ぶために上京し、絵師の荒木寛畝(あらき かんぽ)に師事。寛畝は、伝統的な書画ばかりでなく、一時期は高橋由一や五姓田義松らと並び称される油彩画の名手であったという。このように写生を重んじる姿勢は、秀畝にも息づくこととなる。本展の序盤では、《日蓮上人避難之図》といった秀畝の初期作を、師・寛畝の作品とともに展示し、秀畝の学習の一端を紹介する。官展の出品作と代表作秀畝は、明治40年(1907年)に文展が始まって以降、意欲的に作品を出品。3回目の出品となる第4回文展で三等賞を受賞し、大正5年(1916年)からは3年連続で文展特選を受賞するなど、画壇を代表する画家となってゆくことになる。会場では、第4回文展の受賞作《初冬》、特選を受賞した《夕月》や《四季花鳥図》など、官展の出品作を一堂に集めるとともに、《松に白鷹・桃に青鸞図》をはじめ、皇族や華族の御殿や屋敷を飾った代表作も紹介する。大画面の屏風作品を体感展覧会への出品作において、会場で存在感を示す大画面の屏風作品は、日本画会場の花形であった。秀畝は、出品作として屏風作品を手がける一方、それ以外でも多くの屏風作品を残している。本展の終盤では、《竹林に鷺図》や《桐鳳凰図》、《翆禽紅珠》などの屏風を紹介。一部の屏風は、畳に座って間近で鑑賞できるよう展示する。展覧会概要展覧会「生誕150年池上秀畝─高精細画人─」会期:2024年3月16日(土)〜4月21日(日) 会期中、4月1日(月)に展示替えあり会場:練馬区立美術館住所:東京都練馬区貫井1-36-16開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日観覧料:一般 1,000円、高校生・大学生・65〜74歳 800円、中学生以下・75歳以上 無料※各種割引制度あり(詳細については美術館ウェブサイトを参照)※初回のチケット半券を受付に提示することで300円割引■巡回情報・長野県立美術館会期:2024年5月25日(土)〜6月30日(日)住所:長野県長野市箱清水1-4-4【問い合わせ先】練馬区立美術館TEL:03-3577-1821
2023年12月20日企画上映「蘇ったフィルムたち チネマ・リトロバート映画祭」が東京・国立映画アーカイブにて、2024年1月5日(金)から2月4日(日)まで開催される。チネマ・リトロバート映画祭出品の復元作品など54本を上映するイベントイタリア・ボローニャにて開催されるチネマ・リトロバート映画祭は、古今東西の発掘・復元された映画が披露される場。映画祭には世界中の映画ファンや映画批評家、研究者、地元の人々が集い、世界中で行われている映画復元の取り組みを紹介する一大拠点として、大きな役割を果たしている。「蘇ったフィルムたち チネマ・リトロバート映画祭」は、長い歴史を誇るチネマ・リトロバートにこれまで出品された発掘・復元作の中から、54本・25プログラムを上映。その主なジャンルが、1940年代から1950年代にかけてイタリアで盛んになった、ネオレアリズモの系譜に連なる名作だ。ネオレアリズモとは、華やかで理想的な世界を描くのではなく、生々しい現実の出来事や状況をありのままに描写する映画運動だ。たとえば『自転車泥棒』や『無防備都市』といった作品を鑑賞することができる。このほかにも、ネオレアリズモと共鳴するようなチェチリア・マンジーニやサラ・マルドロールなどによる、女性の視点から描いた作品群、「グレムリン」シリーズで知られるジョー・ダンテの学生時代の作品なども公開。インドやイラン、キューバといった様々な国の映画も大きなスクリーンで鑑賞できるため、映画保存や映画復元の意義を再認識できる機会となっている。【詳細】企画上映「蘇ったフィルムたち チネマ・リトロバート映画祭」会期:2024年1月5日(金)~2月4日(日)会期中の休館日:月曜日会場:国立映画アーカイブ 2階 長瀬記念ホール OZU住所:東京都中央区京橋3-7-6■チケット情報発売日:各上映日の3日前午前よりオンラインで発売。1階窓口では各上映会の開映1時間前から5分前まで若干数販売。※1月5日(金)・6日(土)の上映回は、1月4日(木)12:00~発売。価格:一般 1,300円、高校・大学生・65歳以上 700円、小・中学生・障害者手帳所持者(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズ 500円※チケットのオンライン完売情報は公式チケットサイトにて要確認。※各回の開映後の入場不可。予告篇はなく、本篇から上映する。■巡回情報・福岡会期:2024年2月1日(木)~2月25日(日)会場:福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ住所:福岡市早良区百道浜3-7-1・京都会場:京都文化博物館フィルムシアター住所:京都府京都市中京区三条高倉※上映作品などの詳細は、各館のホームページにて後日発表。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:050-5541-8600(9:00~20:00)
2023年12月14日あべのハルカス美術館では、日本美術や西洋美術、現代アートなど多彩な展覧会を開催しています。2024年度は4月より「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」、7月より「あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重 ー摺の極ー」の開催を予定しております。(既報のとおり。詳細は別紙参照)上記2本の展覧会に続き、新たに2024年度後半に開催する展覧会が決定しましたのでお知らせいたします。「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」会 期 :2024年10月12日(土)~2025年1月5日(日)共 催 :読売テレビ、産経新聞社開 催 趣 旨 :19世紀後半、モネへの酷評に始まるも西洋美術の伝統を覆した印象派。フランスに留学していた画家たちは、革新的な表現手法を持ち帰り各国で独自に展開していきました。本展では、1898年にアメリカ・ボストン近郊に開館して以来、早くから印象派の作品を収集してきたウスター美術館の所蔵品を中心に出品。とくにアメリカにおける印象派の諸相に注目し、その衝撃と影響をたどります。This exhibition was organized by the Worcester Art Museum※上記の画像データは貸出が可能です。ご希望の方はお問合せください。また、事前に原稿の確認が必要になります。(画像の使用は、本展覧会をご紹介いただく媒体に限ります。ご使用後は破棄をお願いします。)※開催1ヶ月前を目処に詳細なプレスリリースを皆様のもとへお送りします。別紙: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月12日新国立劇場 2023 / 2024シーズン『デカローグ 1~10』の公演詳細が発表された。ポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキが発表した『デカローグ』。旧約聖書の十戒をモチーフに1980年代のポーランド、ワルシャワのとある団地を舞台にした、そこに住む人々の普遍的な愛と人間の弱さを描いた、十篇の連作集だ。本公演は全10話を大きく3つのタームに分け、4月から5月は『デカローグ1~4』を、5月から6月は『デカローグ5~6』を、そして6月から7月は『デカローグ7~10』を上演。総勢40名以上のキャストが出演する。上演台本は、ロイヤルコート劇場との共同プロジェクト、劇作家ワークショップ発の作品『私の一ケ月』(2022年)の作家、須貝英が担当。演出は、新国立劇場演劇芸術監督の小川絵梨子、そして上演時間計7時間半の『エンジェルス・イン・アメリカ』二部作(2023年)の演出を手がけたことも記憶に新しい上村聡史のふたりが務める。<公演情報>新国立劇場 2023 / 2024シーズン『デカローグ 1~10』2024年4月13日(土)~7月15日(月・祝) 新国立劇場 小劇場デカローグ1~4(プログラムA&B 交互上演)公演日程:2024年4月13日(土)~5月6日(月・祝)●プログラムA(デカローグ1、デカローグ3)デカローグ1:ある運命に関する物語演出:小川絵梨子出演:ノゾエ征爾 高橋惠子チョウヨンホ 森川由樹 鈴木勝大 浅野令子亀田佳明デカローグ3:あるクリスマス・イヴに関する物語演出:小川絵梨子出演:千葉哲也 小島聖浅野令子 鈴木勝大 チョウヨンホ 森川由樹亀田佳明●プログラムB(デカローグ2、デカローグ4)デカローグ2:ある選択に関する物語演出:上村聡史出演:前田亜季 益岡徹坂本慶介 近藤隼 松田佳央理亀田佳明デカローグ4:ある父と娘に関する物語演出:上村聡史出演:近藤芳正 夏子松田佳央理 坂本慶介 近藤隼亀田佳明デカローグ5~6(プログラムC)公演日程:2024年5月18日(土)~6月2日(日)●プログラムC(デカローグ5、デカローグ6)デカローグ5:ある殺人に関する物語演出:小川絵梨子出演:福崎那由他 渋谷謙人 寺十吾斉藤直樹 内田健介 名越志保 田中亨亀田佳明デカローグ6:ある愛に関する物語演出:上村聡史出演:仙名彩世 田中亨寺十吾 名越志保 斉藤直樹 内田健介亀田佳明デカローグ7~10(プログラムD&E 交互上演)公演日程:2024年6月22日(土)~7月15日(月・祝)●プログラムD(デカローグ7、デカローグ8)デカローグ7:ある告白に関する物語演出:上村聡史出演:吉田美月喜 章平 津田真澄大滝寛 田中穂先 堀元宗一朗 笹野美由紀 伊海実紗亀田佳明デカローグ8:ある過去に関する物語演出:上村聡史出演:高田聖子 岡本玲 大滝寛田中穂先 章平 堀元宗一朗 笹野美由紀 伊海実紗亀田佳明●プログラムE(デカローグ9、デカローグ10)デカローグ9:ある孤独に関する物語演出:小川絵梨子出演:伊達暁 万里紗 宮崎秋人笠井日向 鈴木将一朗 松本亮 石母田史朗亀田佳明デカローグ10:ある希望に関する物語演出:小川絵梨子出演:竪山隼太 石母田史朗鈴木将一朗 松本亮 伊達暁 宮崎秋人 笠井日向亀田佳明公式サイト:
2023年12月01日東京国立博物館は、2024年も1月2日(火)より開館し、恒例の正月企画「博物館に初もうで」を開催します。本企画は2024年で21年目を迎えました。干支をテーマにした特集や、長谷川等伯筆 国宝「松林図屏風」(1月2日<火>~1月14日<日> 本館2室にて展示)をはじめ、本館・東洋館の各展示室で、新年の訪れを祝して吉祥作品や名品の数々をご覧いただけます。また、新春気分を感じられるいけばなの展示や、1月2日・3日には和太鼓、獅子舞など、新春限定の企画も開催します。新たな年のスタートは、ぜひ当館でお迎えください。和太鼓演奏、獅子舞など新春限定の企画も満載■特集博物館に初もうで謹賀辰年―年の初めの龍(たつ)づくし―2024年1月2日(火)~1月28日(日)本館 特別1室令和6年(2024)は辰年。辰は十二支の5番目で、十二支に割りあてられた動物(十二支獣(じゅうにしじゅう)といいます)において、辰には龍があてられています。龍は十二支獣の中で唯一想像上の動物です。元々は古代中国人の豊かな想像力の産物ですが、その姿は東アジア全域に受け入れられました。本特集は、4つのテーマを設けて、龍の凄みと造形の繊細さを存分にご覧いただきます。龍に命を吹き込むかのように技巧を凝らした作品や、たくましくもユーモラスな姿にかたちづくられる龍の造形をお楽しみください。【主な展示作品】※掲載作品はいずれも東京国立博物館蔵重要文化財龍濤螺鈿稜花盆中国元時代・14世紀東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~28日(日)本館 特別1室作品詳細:螺鈿によって、5本の爪をもつ龍が体を大胆にうねらせている姿が表されています。龍の鱗や、躍動する波がしらを見ると、貝を緻密に加工する高度な技術が用いられていることがわかります。重要文化財十二神将立像(辰神)京都・浄瑠璃寺伝来鎌倉時代・13世紀東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~28日(日)本館 特別1室作品詳細:十二神将は、薬師如来が従える12人の武装した守護神、いわばガードマン集団です。頭の上で龍がにらみをきかせています。ほか多数■新春イベント情報●催し物※各30分程度2024年1月2日(火)11:00/13:15和太鼓湯島天神白梅太鼓本館前11:45/14:00獅子舞葛西囃子中村社中本館前2024年1月3日(水)11:00/13:15和太鼓湯島天神白梅太鼓本館前11:45/14:00獅子舞葛西囃子中村社中本館前12:30/14:45クラリネット・コンサートジュリアンズ平成館ラウンジ●いけばな2024年1月2日(火)~14日(日)正門、本館玄関、本館エントランス真生流山根由美氏●TNM & TOPPANミュージアムシアターよりプレゼント2024年1月2日(火)・3日(水)VR作品「江戸城の天守」を鑑賞された方に、次回以降お使いいただける鑑賞チケット引換券(有効期限:2024年1月4日〈木〉~6月30日〈日〉)をプレゼントします。※鑑賞には別途料金および当日の予約が必要です。●ミュージアムショップよりプレゼント2024年1月2日(火)・3日(水)当館の全ミュージアムショップで合計3,000円(税込)以上お買い上げのお客様に、ミュージアムショップのグッズをプレゼントします(両日ともになくなり次第終了。当館の全ミュージアムショップでのお買い物が対象、引き渡しは本館ミュージアムショップでのみ対応)。●美術図書バーゲンセール2024年1月2日(火)・3日(水)本館ミュージアムショップのみ対象です。●ホテルオークラレストラン ゆりの木で割引2024年1月2日(火)・3日(水)ゆりの木で5,000円(税込)以上ご利用のお客様は、お会計から10%割引します。●寛永寺根本中堂特別参拝2024年1月2日(火)・3日(水)10:00~15:00根本中堂、四天王像(台東区登録文化財)などを公開します。【来館案内】開館時間:9時30分~17時毎週金・土曜日は~19時※入館は閉館の30分前まで※特別展の開館時間は、各特別展ウェブサイト等にてご確認ください休館日:月曜日、2024年1月9日(火)※2024年1月8日(月・祝)は開館観覧料:一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。※特別展、有料イベント等は別途料金が必要です。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間・入館方法等については、今後の諸事情により変更する場合がありますので、当館ウェブサイトでご確認ください。交通:JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)出典:プレスリリース
2023年11月30日企画展「坂本龍一展(仮)」が、東京都現代美術館にて、2024年12月21日(土)から2025年3月30日(日)まで開催される。坂本龍一、創作の軌跡をたどる坂本龍一は、多彩な表現活動を通して、常に時代の先端を切り拓いてきた音楽家・アーティストだ。1952年に生まれ、78年に『千のナイフ』でソロデビューした坂本は、同年に「イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra)」に参加。83年の散開後も、映画『戦場のメリークリスマス』や『ラストエンペラー』の音楽を手がけるなど、多方面で活躍している。さらに2000 年代以降は、 さまざまなアーティストとともに空間内で音を立体的に設置する試みを積極的に展開するも、2023年にこの世を去った。企画展「坂本龍一展(仮)」は、坂本による大型インスタレーションを包括的に紹介する、日本初となる最大規模の個展。生前の坂本が本展のために構想した新作に加えて、これまでの代表作を美術館屋内外の空間に展開し、その創作活動の軌跡をたどってゆく。展覧会概要企画展「坂本龍一展(仮)」会期:2024年12月21日(土)〜2025年3月30日(日)会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F・B2F住所:東京都江東区三好4-1-1※詳細については追って告知【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年11月30日東京国立博物館は、2024年も1月2日(火)より開館し、恒例の正月企画「博物館に初もうで」を開催します。本企画は2024年で21年目を迎えました。干支をテーマにした特集や、長谷川等伯筆 国宝「松林図屏風」(1月2日<火>~1月14日<日> 本館2室にて展示)をはじめ、本館・東洋館の各展示室で、新年の訪れを祝して吉祥作品や名品の数々をご覧いただけます。また、新春気分を感じられるいけばなの展示や、1月2日・3日には和太鼓、獅子舞など、新春限定の企画も開催します。新たな年のスタートは、ぜひ当館でお迎えください。博物館に初もうで メインビジュアル■特集 博物館に初もうで 謹賀辰年―年の初めの龍(たつ)づくし―2024年1月2日(火)~1月28日(日) 本館 特別1室令和6年(2024)は辰年。辰は十二支の5番目で、十二支に割りあてられた動物(十二支獣(じゅうにしじゅう)といいます)において、辰には龍があてられています。龍は十二支獣の中で唯一想像上の動物です。元々は古代中国人の豊かな想像力の産物ですが、その姿は東アジア全域に受け入れられました。本特集は、4つのテーマを設けて、龍の凄みと造形の繊細さを存分にご覧いただきます。龍に命を吹き込むかのように技巧を凝らした作品や、たくましくもユーモラスな姿にかたちづくられる龍の造形をお楽しみください。【主な展示作品】 ※掲載作品はいずれも東京国立博物館蔵重要文化財 龍濤螺鈿稜花盆中国 元時代・14世紀 東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~28日(日) 本館 特別1室作品詳細:螺鈿によって、5本の爪をもつ龍が体を大胆にうねらせている姿が表されています。龍の鱗や、躍動する波がしらを見ると、貝を緻密に加工する高度な技術が用いられていることがわかります。重要文化財 龍濤螺鈿稜花盆重要文化財 十二神将立像(辰神)京都・浄瑠璃寺伝来 鎌倉時代・13世紀 東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~28日(日) 本館 特別1室作品詳細:十二神将は、薬師如来が従える12人の武装した守護神、いわばガードマン集団です。頭の上で龍がにらみをきかせています。重要文化財 十二神将立像(辰神)重要文化財 五龍図巻 (部分)伝陳容筆 中国 南宋時代・13世紀 東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~28日(日) 本館 特別1室作品詳細:黒雲のなかに、5匹の龍がからみつきながら姿を現し、また雲気(うんき)のなかに隠れていく様子が描かれています。重要文化財 五龍図巻 (部分)五彩龍濤文長方合子中国・景徳鎮窯「大明万暦年製」銘 明時代・万暦年間(1573~1620) 広田松繁氏寄贈 東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~28日(日) 本館 特別1室作品詳細:蓋表の各面には、皇帝を象徴するご五そう爪の龍のほか、岩や雲、波、花卉文(かきもん)、唐草文などがびっしりと描かれています。五彩龍濤文長方合子自在龍置物里見重義作 明治時代・20世紀 東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~28日(日) 本館 特別1室作品詳細:銀製の龍で、胴、脚、爪、口を動かすことができます。箱書に「自在龍」とあり、これによってこの種の作品を「自在置物」と称するようになりました。自在龍置物龍燈鬼立像(模造)森川杜園作 明治時代・19世紀 原品:奈良・興福寺蔵 東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~28日(日) 本館 特別1室作品詳細:右手で上半身に巻きついた龍の尻尾をつかみ、頭に乗せた燈籠をにらんでいます。興福寺の国宝の像の1/2模造です。龍燈鬼立像(模造)楷書四字軸「龍飛鳳舞」康熙帝筆 中国 清時代・康熙25年(1686) 高島菊次郎氏寄贈 東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~28日(日) 本館 特別1室作品詳細:清朝第4代皇帝の康熙帝の書。「龍飛鳳舞」は、中国では雄大で立派な様子を形容する言葉として用いられます。楷書四字軸「龍飛鳳舞」■新春 吉祥作品紹介 新年の訪れを祝して選んだ作品を展示します。【主な展示作品】 ※掲載作品はいずれも東京国立博物館蔵打掛 紅綸子地松竹梅鶴亀模様江戸~明治時代・19世紀 古屋圭司氏・谷口八季氏・古屋英司氏寄贈 東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~3月3日(日) 本館10室 本館10室作品詳細:綸子地に、縫い締め絞りや鹿の子絞りで模様を白く染め抜いて紅地に染め、金糸や絹糸で松竹梅や鶴亀などの吉祥模様を表した振袖の打掛です。打掛 紅綸子地松竹梅鶴亀模様色絵竹図徳利京焼・御菩薩池 江戸時代・17~18世紀 東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~6月2日(日) 本館13室作品詳細:精緻な轆轤のわざによるすらりと伸びた頸部が印象的です。京焼のなかでも、卵色の素地に緑と青、金彩の三色で彩った一群は「古清水(こきよみず)」と呼ばれます。色絵竹図徳利重要文化財 色絵月梅図茶壺仁清、「仁清」印 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~3月10日(日) 本館13室作品詳細:満開の花を付けた梅の木と月が、赤や緑、金や銀などで描かれています。全体に配置された金色の雲が、梅や銀色の月の姿を見え隠れさせています。重要文化財 色絵月梅図茶壺梅花図彭城百川筆 江戸時代・18世紀 東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~2月18日(日) 本館8室作品書斎:下が透けるような荒い絹に、白梅が伸びあがり咲く様子が描かれています。作者の百川は名古屋に生まれ、舶載の中国画や画譜を学びながら絵を描き、俳諧もよくした日本文人画の先駆者の一人です。梅花図国宝 松林図屏風長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀 東京国立博物館蔵展示期間:1月2日(火)~14日(日) 本館2室(国宝室)作品詳細:松林という日本の伝統的なモチーフを、中国絵画から学んだ水墨表現によって描き出し、日本の風土の豊かな形象をみごとに表しています。国宝 松林図屏風(右隻)国宝 松林図屏風(左隻)■新春イベント情報●催し物 ※各30分程度2024年1月2日(火)11:00/13:15 和太鼓 湯島天神白梅太鼓 本館前11:45/14:00 獅子舞 葛西囃子中村社中 本館前2024年1月3日(水)11:00/13:15 和太鼓 湯島天神白梅太鼓 本館前11:45/14:00 獅子舞 葛西囃子中村社中 本館前12:30/14:45 クラリネット・コンサート ジュリアンズ 平成館ラウンジ過去の和太鼓イベントの様子●いけばな 2024年1月2日(火)~14日(日)正門、本館玄関、本館エントランス真生流 山根由美氏●TNM & TOPPANミュージアムシアターよりプレゼント2024年1月2日(火)・3日(水)VR作品「江戸城の天守」を鑑賞された方に、次回以降お使いいただける鑑賞チケット引換券(有効期限:2024年1月4日〈木〉~6月30日〈日〉)をプレゼントします。※鑑賞には別途料金および当日の予約が必要です。●ミュージアムショップよりプレゼント2024年1月2日(火)・3日(水)当館の全ミュージアムショップで合計3,000円(税込)以上お買い上げのお客様に、ミュージアムショップのグッズをプレゼントします(両日ともになくなり次第終了。当館の全ミュージアムショップでのお買い物が対象、引き渡しは本館ミュージアムショップでのみ対応)。●美術図書バーゲンセール2024年1月2日(火)・3日(水)本館ミュージアムショップのみ対象です。●ホテルオークラレストラン ゆりの木で割引2024年1月2日(火)・3日(水)ゆりの木で5,000円(税込)以上ご利用のお客様は、お会計から10%割引します。●寛永寺根本中堂特別参拝2024年1月2日(火)・3日(水)10:00~15:00根本中堂、四天王像(台東区登録文化財)などを公開します。■2024年1月2日、本館4室がリニューアルオープン!日本文化を代表する「茶の湯」をもっと身近で親しいものに感じていただくために、本館4室「茶の美術」をリニューアルします。展示ケースや照明、解説パネルなどを一新しました。新しい展示のテーマは「一期一会」。これは、日本人が茶席において一番大事にしてきた精神でもあります。リニューアル最初の展示は、特集「茶碗 茶の湯を語るうつわ」(2024年1月2日<火>~3月10日<日>)です。本阿弥光悦(1558~1637)が生きた16世紀後半から17世紀初頭の茶の湯の動向に注目し、中国、朝鮮、東南アジア、そして光悦の創作の原点ともいうべき楽茶碗をはじめとする日本の茶碗をまとめて紹介します。本特集に関連する講演会を開催予定です。詳しくは当館ウェブサイトをご覧ください。■その他、2024年1月開始の特集・特別展*詳細は、当館ウェブサイト>プレス向け情報>プレスリリースのページをご覧ください。・特集「生誕180年記念 呉昌碩(ごしょうせき)の世界―金石(きんせき)の交わり―」2024年1月2日(火)~ 3月17日(日) 東洋館 8室・特別展「本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)の大宇宙」2024年1月16日(火)~3月10日(日) 平成館 特別展示室・建立900年 特別展「中尊寺金色堂(ちゅうそんじこんじきどう)」2024年1月23日(火)~4月14日(日) 本館 特別5室・特集 親と子のギャラリー「中尊寺のかざり」*本特集のプレスリリースはございません2024年1月23日(火)~3月3日(日) 本館 特別2室親と子のギャラリーは、美術作品や制作技法への興味や関心を促すことを目的に、子どもから大人までを対象とした教育普及展示です。本特集では特別展「中尊寺金色堂」と連携し、「中尊寺のかざり」をテーマに行います。中尊寺金色堂の堂内荘厳(しょうごん)や仏具のあり方を紹介するとともに、漆工(螺鈿)と金工分野を取り上げて、その制作技法に注目して展示します。専門家の制作した模造や工程見本に加え、映像や触察ツールなどを用いることで多くの方々に分かりやすく展示内容を伝えます。【来館案内】開館時間:9時30分~17時 毎週金・土曜日は~19時※入館は閉館の30分前まで※特別展の開館時間は、各特別展ウェブサイト等にてご確認ください休館日 :月曜日、2024年1月9日(火)※2024年1月8日(月・祝)は開館観覧料 :一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。※特別展、有料イベント等は別途料金が必要です。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間・入館方法等については、今後の諸事情により変更する場合がありますので、当館ウェブサイトでご確認ください。交通 :JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月28日ニューヨーク近代美術館(MoMA)のミュージアムショップ「MoMAデザインストア(MoMA Design Store)」から、奈良美智の作品をモチーフにした「スノードーム Little Wanderer」が登場。2023年11月24日(金)より、表参道・京都・心斎橋のMoMAデザインストアなどで発売される。奈良美智「Little Wanderer」のスノードームスノードームのモチーフとなったのは、奈良美智が1999年に発表した彫刻作品《Little Pilgrims (Night Walking)》をもとにしたキャラクター「Little Wanderer」。ラバーウッドのシンプルな円の台座をベースに、雪の降るガラスのドームで手塗りの樹脂製フィギュアを包み込んだ、シンプルながらも印象深い仕上がりだ。イエロー、ブルー、レッドの3色で価格は16,500円で、「Little Wanderer」のカラーはイエロー、ブルー、レッドの3色がラインナップ。様々な感情を内包しているような、それでいて純粋な『Little Wanderer』の表情。鑑賞者の心に様々な感情をもたらす、奈良美智の作品世界を楽しめるスノードームとなっている。商品情報「スノードーム Little Wanderer」発売日:2023年11月24日(金)販売店舗:MoMAデザインストア 表参道・京都・心斎橋・オンラインストア、MoMAデザインストア at ロフト(池袋、渋谷、銀座、仙台)カラー:イエロー、ブルー、レッド価格:各16,500円サイズ:φ8xH12㎝、663g素材:ガラス、ラバーウッド、樹脂
2023年11月17日展覧会「和田誠 映画の仕事」が、東京の国立映画アーカイブにて、2023年12月12日(火)から2024年3月24日(日)まで開催される。和田誠と映画和田誠は、日本を代表するイラストレーター、グラフィックデザイナーだ。たばこ「ハイライト」のデザインや、『週刊文春』の表紙で広く知られるほか、書籍の挿画や装丁も数多く手掛けた。さまざまな分野で業績を残した和田は、“映画”の世界でも才能を発揮。また、少年時代から映画に深い関心を向けていた和田は、多摩美術大学在学中、映画『夜のマルグリット』の手描きポスターで、当時若手デザイナーの登竜門であった日宣美賞の受賞を果たしている。“映画”にテーマを絞った初の展示展覧会「和田誠 映画の仕事」では、約60年にもわたる和田誠の創作活動のなかから“映画”にテーマを絞って作品を展示。映画を「知った・描いた・語った・集めた・撮った」の5つの切り口から、和田誠と映画の繋がりを振り返る。和田が手掛けた映画ポスター・映画書が勢揃い若手デザイナーとして活躍する傍ら、映画ポスターの製作をはじめた和田誠。展覧会では、若き日の「日活名画座」ポスターから、劇場公開用・映画祭ポスター、加えて俳優や監督など映画人のイラストレーションを活かして装丁を手掛けた映画書の数々を楽しむことができる。“映画監督・和田誠”に再注目さらに、和田誠の“映画監督”としての一面にも注目。1964年の短編アニメーション作品『MURDER!』を製作し、高い評価を受けた和田は、1984年の『麻雀放浪記』をはじめ、4本の優れた長篇娯楽映画を監督した。和田のアニメーションに対する情熱、そして劇映画監督としての道のりに焦点を当てた展示も見どころのひとつだ。ポスターのコレクションやお気に入りの映画音楽も会場では、和田誠自身がコレクションしていた映画フィルムやポスターの一部も公開。また、監督した4つの映画作品で使用した音楽や主題歌、そして、和田が愛し続けたアメリカ映画の名曲などを聴ける“音楽展示コーナー”も用意。和田の映画にまつわる仕事と関心を幅広く紹介する、豊富な内容の展覧会となっている。展覧会概要展覧会「和田誠 映画の仕事」会期:2023年12月12日(火)〜2024年3月24日(日)会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6開館時間:11:00〜18:30休室日:月曜日、12月26日(火)~1月4日(木)料金:一般 250円(200円)、大学生 130円(60円)※65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者手帳の所持者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料※料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含む※( )内は20名以上の団体料金※学生、65歳以上、障害者手帳の所持者、キャンパスメンバーズはそれぞれ入室の際に、証明できるものを提示※国立映画アーカイブが主催する上映会の観覧券(オンラインチケット「購入確認メール」またはQRコードをプリントアウトしたもの)を提示すると、1回に限り団体料金を適用【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年11月13日提供:国立劇場撮影:二階堂健国立劇場、国立演芸場が2023年10月末日をもって、建て替えのため閉場となった。10月29日には閉場式が開催され、関係者やファンが57年の歴史を刻んだ建物との別れを惜しんだ。初代国立劇場は、明治期からの設立構想を経て1966年11月に開場。歌舞伎、文楽をはじめ、舞踊、邦楽、民俗芸能、声明、雅楽等を上演する劇場として長年親しまれてきた。その後、落語、講談等の大衆芸能のための国立演芸場が1979年3月に開場、ともに日本の伝統芸能の拠点として機能し、同時に伝統芸能の保存と振興の役割を担ってきたが、このたび老朽化に伴い閉場となる。中央)独立行政法人日本芸術文化振興会理事長 長谷川眞理子左から)文化庁長官・都倉俊一、文部科学大臣・盛山正仁、松竹株式会社代表取締役会長・迫本淳一、公益社団法人日本俳優協会理事長/一般社団法人伝統歌舞伎保存会 会長・尾上菊五郎(代読:中村時蔵)、公益財団法人文楽協会理事長・鳥井信吾(代理:業務執行理事・八瀬弘範)、公益社団法人日本舞踊協会会長・近藤誠一、一般社団法人日本演芸家連合会長・三笑亭夢太朗提供:国立劇場撮影:二階堂健劇場を運営する日本芸術文化振興会の長谷川眞理子理事長は「年々進む老朽化にいよいよ対応しきれなくなってきた。この半世紀あまりの社会状況の変化も大きく、車椅子のお客様への対応や女性トイレの不足などの基本的な問題をはじめ、その見直しや新たな機能の強化も求められている。そのため、国立劇場、国立演芸場、伝統芸能情報館を一旦閉場し、建て替えることとなりました」と説明。しかしながら「現時点では、昨今の資材の高騰や人手不足などにより、入札手続きに時間がかかっておりますが、一つひとつ解決を図ってまいります」と新劇場の開場目途が立っていないことにも触れつつも、「新たな国立劇場では、社会と伝統芸能との距離をさらに近づけるべく、最新の技術を活用しながら、さまざまな試みに取り組みたい」と話した。中央)文部科学大臣・盛山正仁提供:国立劇場撮影:二階堂健式典では各界からの挨拶も。盛山正仁文部科学大臣は「国立劇場、国立演芸場が送り出してきた研修生たちは、今ではそれぞれの分野で伝統芸能を支える存在として重要な役割を担っています。日本芸術文化振興会には、伝統芸能の伝承と創造の中核的拠点としての機能を強化する新しい国立劇場の整備を進めていただきます。文部科学省としても、伝統芸能の未来、新しい国立劇場の開業について、しっかりと取り組んでまいります」と約束をした。尾上菊五郎の代読として登壇した中村時蔵提供:国立劇場撮影:二階堂健伝統歌舞伎保存会会長である歌舞伎俳優の尾上菊五郎(代読:中村時蔵)は、「今から57年前、この国立劇場が初めて開場したときの驚きと感動は、今も鮮明に記憶しております。昭和41年11月、国立劇場が初めて開場し、2ヶ月かけて『菅原伝授手習鑑』が通し上演されました。最初に出演俳優と竹本、長唄、お囃子の人たちが目にしたのは、まず劇場の威容であり、稽古場の広さ、最先端の舞台、そして楽屋の広さでした。また大劇場の広々とした正面ロビーの中央に、私の祖父・六代目尾上菊五郎の鏡獅子の木彫が据えられているのを見て、身の引き締まる思いとともに、改めて歌舞伎の芸への敬意を抱きました」と懐かしみ、「歌舞伎の台本と演出を改めて見直すという国立劇場の基本方針は、我々出演者側にとって、戸惑いとともに、新たな創造の意欲を抱かせるものでした。以後、この国立劇場で復活上演され、歌舞伎の大切な財産になった作品がいくつも生み出されてきたことは、高く評価されていいと思います。六代目尾上菊五郎をモデルにした「鏡獅子」彫刻(平櫛田中作)また昭和45年から開始された歌舞伎俳優養成研修の終了生は、今では歌舞伎俳優の3分の1を占めるまでに至っています。歌舞伎音楽の竹本、鳴り物、長唄の演奏家養成も、大きな成果をあげています」と国立劇場が果たした役割にも触れ、「この国立劇場としばらくお別れをするのは本当に寂しい思いでいっぱいです。この舞台で演じてきた数々の役が走馬灯のように浮かんでまいります。しかしまた、いずれ立派な劇場として再開場する日を楽しみに待ちたいと存じます」とメッセージを寄せた。再開へ思いを託して。開場記念公演で第一声を発した仁左衛門の『お祭り』で締めくくり日本舞踊協会の近藤誠一会長は「新しい国立劇場も、最新のテクノロジーを使いつつも、心と心のつながりの場であるということをしっかりと認識の上、引き続き新しい時代における日本の伝統芸能の発展に、そして後世への継承に、世界への発信にご尽力いただくことを期待したい」と話し、日本演芸家連合の三笑亭夢太朗会長は「この大劇場の裏に演芸場がございます。演芸場の方では『裏に大劇場がある』と我々は言っておりますが……」と落語家らしく笑いをまぶしつつ、「寄席では特に、お囃子さんや太神楽といった曲芸さんの研修をしていただきました。今、寄席で一生懸命お三味線を弾いていらっしゃる方々は、皆さんこの研修生出身です。この研修がなかったら、寄席は三味線ナシでやっていたかも」と研修制度の重要性に触れつつ、「我々の演芸家連合は、東西併せて14の協会から成っている。毎年5月に振興会の後押しで演芸家連合の『大演芸まつり』というものをやっていた。来年からどうなるかわからないが、再開の折りにはぜひまた皆さまにお運びをいただきたく存じます」と思いのたけを語っていた。その後、式典では記念上演が行われ、日本舞踊『菊』(井上八千代演奏:富山清琴、藤舎名生ほか)、文楽『万才』(豊竹呂太夫、鶴澤清治、吉田和生、桐竹勘十郎ほか)、講談『扇の的』(神田松鯉)、そして最後に歌舞伎『お祭り』(片岡仁左衛門、清元延寿太夫、田中傳左衛門ほか)が披露された。井上八千代による日本舞踊『菊』提供:国立劇場撮影:二階堂健文楽『万才』より、左から)太夫:吉田和生、才蔵:桐竹勘十郎提供:国立劇場撮影:二階堂健神田松鯉による講談『扇の的』提供:国立劇場撮影:二階堂健歌舞伎『お祭り』より、中央) 片岡仁左衛門提供:国立劇場撮影:二階堂健仁左衛門は片岡孝夫時代の1966年、開場記念公演『菅原伝授手習鑑』に出演。大劇場における歌舞伎俳優の第一声を発したことも司会者より紹介された。その仁左衛門は『お祭り』でいなせな鳶頭として舞を披露。最後、花道での引っ込みでは客席に礼をしたのち、本舞台を振り返り、劇場に謝意を伝えるがごとく深々と一礼した姿も印象的だった。1966年の国立劇場開場記念公演『菅原伝授手習鑑』ポスター長谷川理事長によると「劇場が再開場するまでの間は、外部の劇場の施設において主催公演や養成研修事業を実施してまいります」とのことで、すでにシアター1010(東京・北千住)、新国立劇場(東京・初台)等での公演が発表になっているが、新生国立劇場再開場の情報も待たれるところだ。閉場記念式典当日の大劇場ロビー大劇場小劇場舞台国立演芸場舞台隣接する伝統芸能情報館も10月末をもって閉館取材・文・撮影(式典写真を除く劇場内・周辺写真):平野祥恵<今後の公演予定>■令和5年12月文楽公演『源平布引滝 (げんぺいぬのびきのたき)』竹生島遊覧の段・九郎助住家の段2023年12月4日(月)~2023年12月14日(木)■令和5年12月文楽鑑賞教室 / 社会人のための文楽鑑賞教室・『団子売(だんごうり)』・解説文楽の魅力・『傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)』新口村の段2023年12月5日(火)~2023年12月14日(木)※12月8日(金)「Discover BUNRAKU - 外国人のための文楽鑑賞教室 -」開催会場:東京・シアター1010(足立区文化芸術劇場)■令和6年1月邦楽公演『源氏物語音楽絵巻』―演奏と朗読でたどる光源氏の生涯―2024年1月27日(土)会場:東京・新国立劇場 小劇場■令和6年1月歌舞伎公演2024年1月5日(金)~1月27日(土)会場:東京・新国立劇場中劇場■令和6年2月文楽公演2024年2月5日(月)~2月13日(火)会場:東京・日本青年館ホール■令和6年3月舞踊公演2024年3月24日(日)会場:東京・国立能楽堂※最新の公演情報は、「未来へつなぐ国立劇場プロジェクト」公式サイトにてご確認ください。「未来へつなぐ国立劇場プロジェクト」
2023年11月02日