くらし情報『『マティス 自由なフォルム』六本木の国立新美術館で 切り紙絵の大作《花と果実》を日本初公開』

2024年1月24日 11:30

『マティス 自由なフォルム』六本木の国立新美術館で 切り紙絵の大作《花と果実》を日本初公開

アンリ・マティス《花と果実》1952-1953年ニース市マティス美術館蔵©Succession H. MatissePhoto: François Fernandez


近代美術の巨匠のひとりアンリ・マティス(1869−1954)がとりわけ晩年に精力的に取り組んだ「切り紙絵」に焦点をあてた日本初の展覧会が、2月14日(水)から5月27日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で開催される。南フランスのニース市マティス美術館の全面協力を得た同展は、世界的な感染症蔓延により、2021年から延期になっていたもの。珠玉のコレクションの待望の来日となる。
20世紀初頭、大胆な色彩と激しい筆致の絵画で知られるフォーヴィスムの主導者として、パリの前衛美術運動を牽引したマティスは、後半生は南仏のアトリエを舞台に装飾性豊かな作品を多く描き、また絵画のみならず、彫刻や版画、挿画、テキスタイル、舞台美術や装飾芸術など様々な手法とジャンルに取り組んだことで知られる。その巨匠が愛した「切り紙絵」は、色を塗った紙をハサミで切り取り、切り抜いたフォルムを自由に配置して構図を仕上げる手法で、70歳代で病を患った後に本格的に用いられるようになった。
だが、同展で出品されるのは晩年の切り紙絵の作品だけではない。ニース市マティス美術館が所蔵する初期から晩年に至るまでの各時代の幅広い作品群と遺品などのオブジェ約150点によって、生涯を通じて色彩とデッサンの問題に取り組んできたマティスが、いかにして「切り紙絵」

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