悲しいことに、全国各地で犯罪行為は絶えません。ニュースを見ると、必ずといっていいほどその日に起こった事件の報道を目にします。警察に連行される犯人の姿を見て、「ああ、いかにもやってそう」と思ったことがあるのではないでしょうか。お笑いコンビ『チョコレートプラネット』が投稿した企画動画が、ネットで話題になっています。チョコレートプラネットの『悪い顔選手権』が再現度高すぎと話題に2020年11月16日、『チョコレートプラネット』が自身のYouTubeチャンネルに投稿したのは『悪い顔選手権』。その名の通り、いかに「ああ、やってそう」と思える顔をできるか競うという企画です。「もし悪いことをして捕まった時の練習も兼ねて」とジョークを交えながら、長田庄平さんと松尾駿さんは渾身の悪い顔を撮影することに。戦いの結果や、いかに…!うわあ…いかにもやってそう…。フードを被って「やっちまった…」という表情をしたり、周囲を見回しながらスマホで誰かと話していたりと、『悪いことをしてる感』が凄まじいものばかり!逮捕のテロップも相まって、どちらの悪い顔もニュースで流れる映像にしか見えません。予想以上の出来に、これには本人らも「これは絶対やってる」「この顔は暴行を通り越して傷害」と大爆笑!あまりの再現度の高さに、ネットから反響が上がりました。・罪状も「それっぽい!」って感じでめちゃくちゃ笑っちゃった。・2人とも実際はかなりいい人っぽいのに、なんでこんなに雰囲気あるんだろう!?・やってない架空の罪で反省してるのにツボってしまった。数々の悪い顔を披露した『チョコレートプラネット』の2人。あなたにとっての第1位はどれでしたか…![文・構成/grape編集部]
2020年12月05日映画『461個のおべんとう』の舞台挨拶が16日に都内で行われ、井ノ原快彦、道枝駿佑が登場した。同作はヒップホップバンド・TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美によるエッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス刊)の映画化作品。長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原)が、息子・虹輝(道枝駿佑)と「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という約束をし、ライブの翌日も、二日酔いの朝も、早出の朝も怒涛のお弁当作りをする。若干ぎくしゃくした雰囲気で話し始めた2人。井ノ原は「この映画をやるにあたって、『親子役だからタメ口でいこうね』という話をしていたんだけど、ちょっと前に『今日でタメ口は卒業します』みたいな手紙をいただいたんですよ。そしたら本当に、ついちょっと前のメールがめちゃめちゃ敬語だったんですよ。寂しいな〜と思って、抗議しました。逆に敬語が難しいでしょ?」と理由を明かす。道枝は「そう、クセで(タメ口が)出ちゃうから! 今、敬語使ってるから違和感あるなって」と苦笑し、井ノ原は「2人の時はタメ口でいこうよ」と提案していた。また、井ノ原は「お前、またでかくなってない? 去年から相当伸びてるもんね」と道枝の成長にびっくり。道枝が「去年が174〜5cmくらい」と明かすと、井ノ原は「俺がそれくらいだもん。今180くらい行ってる?」と尋ね、道枝は「180弱くらい。伸びてる実感はないけど、180cmいきたいなと思ってる」と願望を表した。最後に後輩である道枝へのメッセージを求められた井ノ原は「僕はみっちーに先輩として言ってあげられたことはあんまりなかった。なぜなら彼には言う必要がないなと思ってて」と振り返りつつ、「僕も彼も同じ事務所で、ジャニーズというところで歌ったり踊ったりしているわけで。今年25周年を迎えまして、彼はまだデビューはしていないですけどグループとして活動している」と説明。「そんな中で、秘訣なんてものはないんですけど、とにかく1番大事にしなきゃいけないのは、ファンと仲間ということだと思うんですよね。もうそれだけでいいのかな、逆に」と語る。さらに「まずは仲間を1番大事にしてもらいたいなと思います。君なら大丈夫だと思うけど、今のまま謙虚に、時にはハメを外してもいいと思いますし」という井ノ原に、道枝は「頑張ります」と力強く宣言する。「今ここにいるのは、ファンの皆さんや周りのスタッフさん方のおかげで、それはもう環境が恵まれてると思いますし、これからも謙虚な心は忘れずに、真面目にやっていけたらと思います」と続ける道枝に、井ノ原は「いい子なんだよね。もっとハメを外してもいいよ、たまには」とアドバイスも。道枝が「いい子って、どのへんが? あまり意識したことはないんだよね」と悩むと、井ノ原は「なら、そのままでいいか。ハメ外しすぎちゃう奴もたまにはいるからさ、うちの事務所に。だからいいかもしれない! 自分が楽しいと思ったことをやればいい」と結論づけていた。
2020年11月16日●「チョコンヌは世間に求められていないのかな…?」と思った過去もコント師としての実力が高く評価されているお笑いコンビのチョコレートプラネット(長田庄平&松尾駿)とシソンヌ(じろう&長谷川忍)。養成所の同期として刺激を受け合ってきた彼らが、不定期で行っているのがコントユニット“チョコンヌ”としての活動だ。今年2月には約5年ぶりとなるユニットライブ「チョコンヌ2020」を開催し、キャパ1000席のチケットが発売とともに即完売するなど、人気を博している。コロナ禍においてユニットとしての活動にも影響が出てきているというが、ユニットでコントをやる楽しさを直撃すると、「4人だからこそできることがある!」「この4人は最高」とそれぞれが大きな笑顔を見せる。4人に集まってもらい、今後の展望までを語ってもらった。――「チョコンヌ2020」がDVDになって登場します(10月21日発売)。2組とも15年の芸歴をお持ちですが、ユニットとしての活動も13年目に突入したとのこと。2月のライブの手応えをどのように感じていますか?長田:これが、チョコンヌにとって初めてのDVDになります。2月のライブは、チョコンヌ史上最高の出来だったと思っていて! チョコンヌの集大成ですね。なのでこのDVDは後世の残るような作品。『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』と同じくらい面白いです!長谷川:どこと勝負しているんだよ!松尾:本当に僕らのすべてが入っていると思います。買っていただいて損はさせませんし、またジャケットに描かれたきくちゆうきさんのイラストもすごくいいので、ぜひ買っていただきたいです。長谷川:今までの中で一番、稽古にも時間を費やしました。みんなデビューしたてかというくらい緊張していて、いい緊張感の中でライブをやることができました。全部が見どころだと思っていますが、後半の40分間、「チョコンヌコメディ」と題して、4人だけでやった新喜劇がありますので、みんながどのようにいろいろなキャラクターを成立させているのか見ていただけたら、ありがたいです。じろう:今回のライブを機に、また4人が一つになった感じがあって。いろいろな世代の方に楽しんでいただけるものになっていると思います。家族、カップル、ワンちゃん、ニャンちゃん、みんなが楽しめる内容です。――ユニットライブとしては、5年ぶりの公演となりました。久々にユニットとしてコントをやってみた感想を教えてください。長田:5年の月日が空いてしまいましたが、ちょっとここらへんで各々、自分たちの力をつけようじゃないかと。「さらに強くなって、もう一回集まろうぜ」ということで、それぞれ修行していた感じです。そのためにこれだけの時間がかかってしまいましたが、その分、みんなのレベルが上がっていますし、今までのチョコンヌではできなかったようなコントもできたと思っています。長谷川:そんな話、していたかなあ。松尾:「本当に5年ぶり!?」というくらい、息が合っていました。僕にとっては5年ぶりという感じもせず、4年半ぶりくらいの感覚ですね。年月を感じさせないような、息の合い方をしていると思います。長谷川:5年も4年半も同じだろう! 僕は真面目に話しますよ! 5年の月日が空いてしまったのは、チョコプラが忙しくなったからというのもありますし、あと実は、チョコンヌの公演ってこれまであまりお客さんも入らなかったんです。チケットも完売などしていませんでしたし、「あまり世間に求められていないのかな?」と思っていたんです。でも僕らもキングオブコントで優勝させてもらったり、チョコプラもどんどんテレビで活躍するようになって、「ちょっとチョコンヌ、やってみるか」と思ってやってみたら、たくさんのお客さんが来てくれました。「需要があるんだ」と感じられたことがとてもうれしかったですし、5年経ったからこそ、新鮮な気持ちで取り組めたと思っています。じろう:もう以下同文です! 長谷川さんが一言一句、すべて僕の思っていることを言ってくれました!――長いお付き合いになったチョコレートプラネットとシソンヌ。お互い、「変わったな」と思うことはありますか?長田:みんな変わらないですね。「白髪が増えていったなあ」という変化はありますが、内面も、ボケ方もまったく変わらないように思います。松尾:そうですね。根本はみんな変わらない。白髪でいうならば、じろうくんだけまったく白髪が生えない。怖いですよね。こんなに白髪にならないのは、じろうくんとウッチャンナンチャンの南原(清隆)さん以外、見たことがないです。長谷川:コンビの印象は変わらないですね。ただ芸歴も15年になったので、それぞれが力をつけてきたなという感じはあります。ユニットも、初期の頃はうまく一つになれない感じがあったんですが、だんだんきれいに、バランスよくまとまることができるようになってきたと思います。じろう:チョコプラのおかげで、僕らも変わらずにいられたところがあるので、すごくいい同期を持ったなと思っています。●チョコンヌで『香水』&『今日から俺は!!』をやってみたい――コンビとしても大活躍のみなさんですが、4人のユニットだからこそ起きる“化学反応”というのは、どんなものでしょうか。長田:今回、オール新ネタでやったんですが、台本に書かれているキャラクター、セリフ以上のパフォーマンスが出てくるのが、チョコンヌだと思っています。稽古もしっかりとやりましたが、舞台上では稽古とはまた別のポテンシャルがどんどん出てくる。クオリティが高まっていくんです。まだまだ伸び代がある感じがしますし、活躍の幅を広げて、ワールドツアーもできるんじゃないかという気さえしています。松尾:4人でやっていると、1人がボケて、その次のボケを誰かが思い浮かばなくても、別の誰かが思い浮かんだりと、うまくまわすことができて。今回も4人だからこそできた、たくさんの面白い“ノリ”がありました。長谷川:いい意味でも悪い意味でも、僕らの“ノリ”がすべてのコントに詰め込まれていると思います。特に「このうどんが目に入らぬかファンイベント」というコントは、今の4人でなければ絶対にできなかったのではないかと思う内容になっています。ぜひ楽しんで観ていただきたいです。――新型コロナウイルスの影響がなければ、「このうどんが目に入らぬかファンイベント」を長編にしたイベントをやる予定だったと伺っています。コロナ禍において、「こんな可能性を模索していきたい」と感じているようなことがあれば教えてください。長田:オンラインでコントをやるのも面白そうですね。また昔のコントなどでまだ映像にできていないものもあるので、DVDを出したり、YouTubeで配信するなど、何かしら映像にできたらいいなと思っています。僕らが“シソネット”として活動したものもあるので、それもYouTubeで配信したり。――YouTubeといえば、チョコレートプラネットさんはご自身のチャンネルで公開された『香水』の再現動画が大変な反響を呼んでいます。長田:そうなんです。『香水』もすごいことになっているので、この4人で「香水」をできたらいいですね。松尾:僕はやっぱり舞台をやりたい。お客さんの前でコントをやりたいですね。他の可能性と考えると、みんなでドラマをやるのも面白そうですね。長田:4人で『今日から俺は!!』とかできないかな!?長谷川:4人じゃ無理だよ!松尾:じろうくんは(NHK連続テレビ小説)『まれ』にも出ていましたからね。『まれ』みたいなやつとか!長谷川:確かにこの4人でドラマをやるのは面白そうだね。――チョコンヌとしての今後の展望を教えてください。じろう:この4人ってやっぱり最高だと思うんです。コロナの影響でこうなってしまったことは仕方がないと思っていますが、この4人でできることはまだまだあると思っています。『有吉の壁』でも存在感のある4人だと思いますし、みんなお笑いが好きで、お笑いも僕らのことが好きなはず。お笑いと僕らは相思相愛、間違いない!長田:「このうどんが目に入らぬかファンイベント」の長編は、劇場を開けることができたら、いつかお客さんの前でやりたいですね。それまでにそれぞれの特技、クオリティをまた磨いておきたいです。長谷川:ハワイ公演をやりたいという話もあったので、全国ツアーも考えていきたいですね。■チョコレートプラネット東京NSCで出会った長田庄平と松尾駿によるお笑いコンビ。2006年1月にコンビ結成。2015年「NHK新人お笑い大賞」受賞。TT兄弟のようなリズムネタ、モノマネにも定評がある。■シソンヌ東京NSCで出会ったじろうと長谷川忍によるお笑いコンビ。2006年4月にコンビ結成。2014年『キングオブコント』で優勝。2018年、『今日から俺は!!』にはコンビそろって教師役で出演した。(C)吉本興業
2020年10月27日松尾スズキがシアターコクーン芸術監督に就任して初となる新作ミュージカル「フリムンシスターズ」が10月24日ついにBunkamuraシアターコクーンにて初日がスタートし、その際の舞台写真が到着した。11月23日(月・祝)まで東京公演が行われたあと、11月28日(土)からはオリックス劇場にて大阪公演がスタートする本作。出演者は、シアターコクーン初登場となる長澤まさみをはじめ、秋山菜津子、皆川猿時、栗原類、オクイシュージ、村杉蝉之介、池津祥子、猫背椿、笠松はる、片岡正二郎、阿部サダヲら個性豊かなキャストが揃い、美しくも混沌とした松尾さんならではの世界へ誘う。10月24日の初日、まず舞台には派手に着飾ったドラァグクイーン姿の皆川さんが登場。そこは、彼女が建てた新宿2丁目の上空に浮かぶ劇場「テアトル・ド・モモ」――。皆川さん演じる信長がストーリーテラー的な立場となり、今回の物語は幕を開ける。そして舞台装置が動き、西新宿の小さなコンビニで働くちひろの部屋、薄汚れた狭いアパートの一室が登場。ちひろは無気力で猫背、住み込みでなぜか無給、そして時々店長と寝る毎日を過ごしている。舞台上には巨大な白い円錐形状の身体を持つバスタオルおじさんが立ち尽くし、ボートに乗った黒人が通り過ぎたりするが、これは彼女にしか見えない存在だ。さらに西新宿の少し離れた別の場所にいたのは、かつての大女優みつ子と、その同志として彼女をサポートする親友のオカマのヒデヨシ。自分の車で妹をはね、その後別れた夫に娘の親権を取られて心を病んでしまったみつ子がヒデヨシと共に偶然、ちひろが店番中のコンビニを訪れたことで3人は出会い、その運命を共にすることとなる。ちひろを演じるのは長澤さん。前半の無気力ぶりから、大ファンのみつ子に出会い生気を取り戻していくギャップが激しく、そのコントラストに観客は魅了された。みつ子役の秋山さんは、笑いを差し込んでいく間が絶妙。ヒデヨシ役の阿部さんは、キャラクターが持つチャーミングさはもちろんのこと、歌の表現力の豊かさからも客席の空気を力強く動かしていた。松尾さんは、このコロナ禍の影響で時間が生まれて歌詞を書くことが出来たからこそ、当初の音楽劇の予定が“新作ミュージカル”となったと語っており、曲数は20曲以上と多く、インパクトのある言葉もたくさん耳に残る。また二幕は、予想が何度も何度もいい意味で裏切られ、そのワクワクはエンディングまでずっと転がり続ける。本作はファンタジーでありながら、マジックリアリズムでもあり、ハードボイルドのようでもありながら、しかしやはり喜劇なのだ。COCOON PRODUCTION 2020「フリムンシスターズ」東京公演は~11月23日(月・祝)Bunkamuraシアターコクーンにて上演中、大阪公演は11月28日(土)~12月6日(日)オリックス劇場にて上演。(cinemacafe.net)
2020年10月26日松尾スズキが手掛ける舞台『フリムンシスターズ』が本日10月24日(土)より開幕する。今作は松尾がシアターコクーンの芸術監督に就任して以来、初の書き下ろし新作。また、繰り返し再演を重ねた名作『キレイ−神様と待ち合わせした女−』の初演から数えると、実に20年ぶりのミュージカル作品となる。物語の中心となるのは、『キャバレー』でも松尾とタッグを組んだ長澤まさみ、『キャバレー』だけでなく『キレイ』初演、再演にも出演していた秋山菜津子、そして大人計画を代表する役者である阿部サダヲの3人。阿部の松尾作品への参加は『ゴーゴーボーイズゴーゴーヘブン』以来4年ぶりとなる。長澤の役どころは、西新宿の片隅にあるコンビニで働き、その店の上に住む冴えない女性・ちひろ。彼女が毎日YouTubeで観ている昔のドラマの主演女優・みつ子を秋山が、みつ子の親友であるゲイのヒデヨシを阿部が演じる。この3人が出会って「フリムンシスターズ」が誕生し、そして3人が友情を育みながら何者かと戦う――というもの。タイトルにもなっている「フリムン」とは沖縄の方言で、「気がふれた」「狂ったような」「バカ」を意味する言葉。ちひろが沖縄のユタの血筋であることからきている。作品内の楽曲の歌詞は全編松尾によって書き下ろされているが、この楽曲にも沖縄音階が使われるものがあるという。これまで、複数のインタビューで「日本発信の新作ミュージカルをやりたい」と語っていた松尾。今作も、シンプルに物語の合間合間に曲がさし挟まれる「音楽劇」の形で進んでいたのだという。しかしコロナ禍による自粛で時間が生まれたことによって、『フリムンシスターズ』が長年の野望である「真日本製・本格ミュージカル」になったというわけだ。『キレイ』が再演を重ねるたび、ミュージカルとしての魅力が増していたことを思うと、今作もおそらくこの先繰り返し上演される作品になる可能性が大きい。今作を観るということは、つまり長年愛される名作の誕生に立ち会うことになるだろう。なお、ぴあアプリの連載「めくるめく演劇チラシの世界」のインタビューでも松尾が今作について語っている。『フリムンシスターズ』作・演出:松尾スズキ音楽:渡邊崇10月24日(土)~11月23日(月・祝)会場:Bunkamuraシアターコクーン【ライブ配信情報】対象公演:11月12日(木)18:30の回SPWN(スポーン)とWOWOWメンバーズオンデマンドにて公演のライブ配信を実施SPWN(スポーン)詳細→ メンバーズオンデマンド詳細→ 文:釣木文恵
2020年10月24日俳優の西銘駿が、16日から「DLsiteがるまに」で配信されるシチュエーションボイスドラマ『Ring A Ling Hello? -with hiroto-』で主演声優を務める。本作では、西銘にとって初となるバイノーラルマイクを使用した音声収録を実施。西銘演じる辻元大翔が、電話越しに語り掛けるシチュエーションでドラマが展開する。息遣いまで感じられる繊細な演技は必聴だ。聞き手である主人公の幼馴染みを演じるにあたり、西銘は「好きな人に対してこういう喋り方するんだろうなっていう本来の自分を」と役作りについて明かした。さらに「こういう彼氏感を感じるものってなかなかないと思うので」と自身初の仕事をアピール。これらのメッセージは、視聴用のボイスと共に公式YouTubeで視聴できる。
2020年10月10日松尾スズキがシアターコクーン芸術監督就任後、初の書き下ろし作品となる『フリムンシスターズ』をついに始動させる。そこで松尾に、現段階の構想を聞いた。本作の柱となるのは、長澤まさみ、秋山菜津子、阿部サダヲの3人。この3人に新作を書き下ろしたいという思いから始まり、さらに…。「以前から女同士の友情の話が好きで、女のバディものを書いてみたいと思っていたんです。映画の『SUNNY 強い気持ち・強い愛』とかを観ると、なんかエモいっていうか(笑)。そこから僕が撮った映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』で、秋山さんに演じてもらった砂山みつ子という質の悪い女優と(笑)、彼女のファンだった女、あと女優に媚びへつらって小遣いを巻き上げようとしているゲイ。その3人の“シスターズ”が、ある瞬間友情を沸騰させるような、ファナティックな状態を描きたいと思ったんです」その状態を表すのがタイトルにある“フリムン”なのだが、こちらは松尾が好きな小説『死の棘』から引用したと言う。「一種の憑りつかれたような状態のことを、沖縄や奄美の言葉で“フリムン”と言うそうなんです。あと沖縄には“ユタ”っていうシャーマンの伝統があって、日常と霊の存在が混在しているような人がいる。霊みたいなよくわからないものを、リアルとして受け止めているのがすごく面白いなと思って。それでまさみちゃんの役を沖縄出身の、先祖たちにまとわりつかれて面倒くさい状態になっている女にしようと。さらに女優もゲイもどこか欠落を抱えていて、この3人がバチっとそろった時、化学反応を起こしてすごいエネルギーを生む。そんな話になったんです」また本作は、『キレイ-神様と待ち合わせした女-』以来、20年ぶりの松尾の新作ミュージカルでもある。もともとは音楽劇だったが、コロナ禍で思いがけず出来た時間が、新作ミュージカルの誕生を後押ししたそう。そしてその音楽に松尾が指名したのは、前出の映画『108』に続いての参加となる渡邊崇。「これまでも芝居の中に和の楽器を取り入れたり、西洋の影響下だけじゃない、日本発信の音楽劇をつくることにわりとこだわってきたんです。で、日本独自の音階を取り入れたミュージカルにしたいと考えた時、沖縄の音階ってすごくエキゾチックで素敵だなと。そういう僕のやりたい感覚をわかってくれたのが、渡邊さんだったんです」「こんな時代だからこそ、生の舞台を観て笑いたいよねって思いはすごく強くて」としみじみと語る松尾。コメディセンスにおいても抜群の3人をメインに、今秋松尾が、劇場に再び笑いという灯をともす。公演は10/24(土)~11/23(月・祝)、シアターコクーンにて上演。チケットぴあにて先行抽選エントリーを受付中。(~9/9(水)11:00まで)取材・文:野上瑠美子
2020年09月08日2020年6月10日、お笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建さんが、所属事務所を通して芸能活動の自粛を発表。複数の女性と不倫関係にあったことを一部週刊誌で報じられ、渡部さんは事実と認めています。渡部不在の『イジり』に対し、南原清隆が…同月16日、火曜レギュラーを務める渡部さんの活動自粛後初の放送を迎えた、バラエティ番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)。同じく火曜レギュラーであるお笑いコンビ『チョコプラネット』の長田庄平さんと松尾駿さんは、番組の特集VTR後に、スタジオでトークを展開しました。長田さんが「火曜日はちょっと食リポのポジションが空いちゃっているので…すみません募集中です!」と渡部さんの不在をそれとなく伝えると、メインMCの南原清隆さんは明るく笑い飛ばし、すかさず次のように発言しました。「栞里ちゃん大丈夫〜?」ヒルナンデス!ーより引用南原さんは、リモート出演をする佐藤栞里さんに、手を振りながら声をかけたのです。佐藤さんといえば同月13日放送のバラエティ番組『王様のブランチ』(TBS系)にて、渡部さん不在の中、番組への思いを涙ながらに語る姿が話題になりました。生放送中、涙ながらに謝罪した佐藤栞里そばにいた藤森慎吾の『対応』が話題にきっと南原さんは、その放送を目にしていたのでしょう。問いかけに「はい元気です!」と笑顔で答えた佐藤さんに、「栞里ちゃんが元気だったらもういいよそれで」と、安堵した様子でした。その後は渡部さんの話題に触れず、番組を進行した南原さん。『ヒルナンデス!』でも『王様のブランチ』でも渡部さんと深く関わっていた、佐藤さんへの配慮だったのかもしれません。放送を見ていた視聴者からは、南原さんの対応に称賛の声が上がっています。・栞里ちゃんを心配する南原さん、優しかったなぁ。・積極的に声をかけた南原さん、素敵です。栞里ちゃんも元気そうでよかった!・優しい声かけ。大騒ぎせず、このくらいに収めるのがちょうどいい。出演者を想う南原さんの発言は、視聴者の心をも解きほぐしてくれました。[文・構成/grape編集部]
2020年06月17日俳優として数々の作品で活躍している松尾諭(まつお・さとる)さん。2016年に公開された映画『シン・ゴジラ』や、2020年前期の朝の連続テレビ小説『エール』(NHK)でも注目を集めています。そんな松尾諭さんが出演するドラマや映画、キスシーン、女優・多部未華子(たべ・みかこ)さんとの関係性、さらに『文春オンライン』での連載など、さまざまな情報を紹介します!松尾諭、『シン・ゴジラ』のペットボトルのシーンは台本になかった?松尾諭さんは2016年に公開された映画『シン・ゴジラ』で、保守第一党政調副会長・泉修一役に抜擢。特に、劇中で泉修一が主人公・矢口蘭堂に水のペットボトルを渡しながら「まずは君が落ち着け」といさめるシーンが話題になりました。超プレミアポスターの前で竹野内センパイと。シンゴジラ公開まであと5日! #シンゴジラ pic.twitter.com/BMYwZPN4pc — 松尾 諭 (@matsuo_satoru) July 24, 2016 そんな名シーンについて、松尾諭さんは2016年8月24日に行われた上映会イベント『女性限定鑑賞会議』に出演した時に「このシーンは台本にはなかった」と驚きの告白。台本に「ペットボトルを差し出す」とだけ書いてあったため、悩んだ松尾諭さんは矢口蘭堂の胸に、水のペットボトルをドンと押し付けるアドリブを見せたのだそう。松尾諭のキスシーンはどんな映画? ほかにはどんな映画に出演?松尾諭さんは2009年公開の映画『のんちゃんのり弁』に出演。同作では役者人生初のキスシーンを経験したことを自身のツイッターで報告しています。岸部一徳さんの衣装タグの時につぶやき忘れたんですが、緒方明監督の「のんちゃんのり弁」公開中です。もうすぐ終わっちゃいますけど、僕の役者人生初の、そして恐らく最後のキスシーンが…あんなキレイな人と。— 松尾 諭 (@matsuo_satoru) November 5, 2009 さらに、映画『テルマエ・ロマエ』には、伊丹登役で出演。上戸彩(うえと・あや)さん演じるヒロイン・山越真実のお見合い相手をコミカルに演じています。そんな松尾諭さんがこれまで出演した、主な映画作品はこちらです。松尾諭主な出演映画・『亡国のイージス』・『五億円のじんせい』・『羊の木』・『ミックス。』・『LAST COP THE MOVIE』・『後妻業の女』・『シン・ゴジラ』・『珍遊記』・『進撃の巨人』・『友だちと歩こう』・『謝罪の王様』・『のんちゃんのり弁』・『県庁おもてなし課』・『テルマエ・ロマエ』松尾諭、そっくりな田口浩正と朝ドラ『エール』で間違われる?これまで数々の朝ドラで活躍してきた松尾諭さん。2020年前期の連続テレビ小説『エール』(NHK)にもレギュラー出演し、窪田正孝さん演じる主人公・古山裕一が勤める銀行員の先輩・鈴木廉平役を演じています。同作には、俳優の田口浩正(たぐち・ひろまさ)さんがゲストで登場。すると、2人の容姿が似ていることから、視聴者から「同じ人が2人いる!」「よく似ていますね」といったコメントが寄せられました。こちらが、田口浩正さんです。いよいよカツベン!です‼️周防正行ワールド炸裂です‼️鼓叩いてます。お楽しみ下さい。(田口) #カツベン ! pic.twitter.com/S0zJvhbO7Y — 田口浩正&スタッフ(公式) (@taguchihiromasa) December 13, 2019 松尾諭さんは自身のツイッターを更新し、「今日は一人二役でした(嘘)」とお茶目にツイート。今日は一人二役でした(嘘) #エール — 松尾 諭 (@matsuo_satoru) April 14, 2020 この投稿は、ファンからかなり好評だったようです。松尾諭は『わろてんか』ほか、朝ドラに多く出演!朝ドラ『エール』のほかにも松尾諭さんは、2017年後期放送の連続テレビ小説『わろてんか』(NHK)に川上四郎役で出演していました。同作では広瀬アリスさん演じる秦野リリコの、漫才の相方役を好演。劇中ではアコーディオン演奏で視聴者を圧倒させ、秦野リリコへの恋や上海への移住といった見せ場で、注目を浴びました。松尾諭さんが、これまでに出演した朝ドラ作品はこちらです。・『てっぱん』中岡徹役・『ひよっこ』益子次郎役・『ひよっこ2』益子次郎役・『わろてんか』川上四郎役・『わろてんかスピンオフ「ラブ&マンザイ〜LOVE and MANZAI〜」 第2話「リリコのボディーガード」』川上四郎役・『エール』 鈴木廉平役松尾諭『絶対零度』や『相棒』などでも活躍!松尾諭さんは朝ドラ以外にも数々の作品で存在感を示しており、2020年放送のドラマ『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜 』(フジテレビ系)では諏訪樹生役として出演。また、ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)にもシーズン15から弁護士・連城建彦役で出演しています。さらに2019年に放送されたドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)ではゼネラルマネージャー・鍵原誠役を担当しました。同作では、ラガーマンだった経験を生かし、主人公率いるチームのライバルという役どころで、見事な演技を見せています。 View this post on Instagram A post shared by 松尾諭 (@satoru_matsuo) on Jun 27, 2019 at 4:20am PDT松尾諭は多部未華子とプライベートで友達松尾諭さんは人柄のよさから老若男女に好かれており、女優の多部未華子(たべ・みかこ)さんとも仲がいいことが明らかになっています。2020年4月10日に放送されたバラエティ番組『A-studio』(TBS系)に出演した多部未華子さんは、「プライベートだけでずっと仲よしです」と松尾諭さんとの関係を告白。さらに「よくうちに来ます」と明かし、MCの笑福亭鶴瓶(しょうふくてい・つるべ)さんを驚かせていました。明日よる11時~ #astudio +は #多部未華子 さん☆多部さんがプライベートで仲良しだという先輩俳優 #松尾諭 さんに #藤ヶ谷太輔 さんが極秘取材!!松尾さんとはムチャクチャ仲が良いと主張する #笑福亭鶴瓶 さんに多部さんは「聞いた事ないです」!?☆その場で松尾さんに電話することにしたのですが…!? pic.twitter.com/vXKsjkhhAb — A-Studio+ (Aスタプラス、Aスタジオ) (@a_studio_tbs) April 9, 2020 それだけでなく多部未華子さんは2011年に、松尾諭さんの娘に絵本のプレゼントをしています。2011.3.2多部未華子ちゃんから、遅ればせの出産祝いでうちの娘に絵本のプレゼントいただきました! 松尾 諭 (@matsuo_satoru) March 2, 2011 2人が本当に仲よしであることが伝わってきますね。松尾諭、文春でエッセイを連載!松尾諭さんは役者だけでなくライターとしても活躍しており、2020年5月現在、『文春オンライン』でエッセイ『拾われた男』を連載しています。同作の第1回目は文芸雑誌『文學界』の2017年4月号に掲載され、その多才さが話題に。名バイプレイヤーとしてだけでなく、文学シーンでも才能を見せる松尾諭さん。これからの活躍にも注目です!松尾諭 プロフィール生年月日:1975年12月7日出身地:兵庫県血液型:AB型血液型参考()身長:176.53所属事務所:エフ・エム・ジー役者の道を志して地元・兵庫県から上京し、2000年の映画『忘れられぬ人々』で俳優としてデビュー。その後、映画『亡国のイージス』や『シン・ゴジラ』など多数の話題作に出演している。NHK連続テレビ小説『わろてんか』などの朝ドラ作品の常連でもある。現在は連続テレビ小説『エール』に出演し、存在感ある演技を見せている。[文・構成/grape編集部]
2020年05月26日高級食パン専門店「ねこねこ食パン」は、2020年5月16日にイラストレーター松尾ミユキさんデザインのパッケージ商品「ねこねこクッキー」を発売いたします。6月上旬よりオンラインストアでもお取り寄せ可能です。「幸せを呼ぶお菓子」として親しまれているスペインの伝統菓子「ポルボロン」をモチーフにした、さくさくホロホロとした食感の優しいくちどけのクッキーです。ねこねこクッキー ミルク味さくさくホロホロ、おいしいミルク味。6種類のパッケージ。(1箱6個入り:480円)ねこねこクッキー いちご味優しい甘みのいちご味。3種類のパッケージ。(1箱6個入り:480円+税)ぜんぶ集めたくなる9種類のねこデザインボックス入り!雑誌、書籍、カタログ、CDジャケットのデザインなど幅広く手掛けられている人気イラストレーター松尾ミユキさんデザインのパッケージ。デスクに飾ったり小物入れとしてとして使用するのもGOOD。オンラインストアにてお取り寄せ可能!6月上旬より、オールハーツカンパニーの公式オンラインストア「オールハーツモール」にてお取り寄せが可能となります。<オールハーツモール>販売店舗情報5月16日より、全国のねこねこ食パン店舗にてご購入いただけます。●店舗情報●公式HP●公式インスタグラム●公式ツイッターイラストレーター「松尾ミユキ」さん雑誌、書籍、カタログ、CDジャケット、パッケージのデザインなど幅広く活躍されている人気イラストレーター。「ねこねこ食パン」のHPやグッズのイラストのデザインも手掛けられています。公式HP:企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月15日お笑いコンビ・チョコレートプラネットの松尾駿(37)が12月27日に自身のインスタグラムを更新。《慎吾さんガン見》と綴られた投稿には、“ある本”を真剣なまなざしで凝視するオリエンタルラジオ・藤森慎吾(36)の姿が。その本とは、かつて藤森との交際が報じられた田中みな実(33)のファースト写真集『Sincerely yours…』。ともに関係を認め順調な交際を続けるも、15年に破局。藤森は同投稿に《まっちゃん、クリスマスプレゼントありがとうな。。》と複雑な心境を思わせるコメントをしていた。それゆえ、フォロワーからは藤森を心配する声が続出した。《せ、せつないのか、ふくざつなのかそれは誰にも分かりませんね》《どんな気持ちなんでしょうか……》《なんかすごい…》「交際中はお互い交際をアピールするなど誰もが認めるカップルでしたが、藤森さんから別れを切り出したようです。田中さんにとって、今までで一番長く付き合った相手だったと聞いています。田中さんは今年3月に出演したバラエティ番組で、『私の未熟さが原因』と破局の経緯を語っていました」(テレビ局関係者)写真集が発売わずか3日で30万部を突破するなど、大ブレークぶりを見せる田中。そんな“元カノ”の活躍を藤森はどのような気持ちで見つめているのだろうか――。
2019年12月27日松尾スズキさん作・演出の舞台『キレイ―神様と待ち合わせした女―』に出演する皆川猿時さんに、作品のみどころを伺いました!松尾スズキさん初のミュージカルにして、傑作との呼び声も高い舞台『キレイ』が4度目の上演を迎える。「ミュージカルですから、歌と踊りが盛りだくさん。しかも、松尾さん独特の笑いもあって贅沢です。戦争に翻弄される人々を描いたシリアスな話ではありますが、主人公のケガレが挫けずに自分の力で再生していこうとする姿は、とっても切ないけど勇気づけられます。普遍的な作品だと思います」そう話すのは、初演から全作に出演している皆川猿時さん。前回から引き続き演じるのはカネコキネコ役。息子たちとともに、大豆で作られた兵士・ダイズ兵の死体を回収し生計を立てるカネコ組を率いる女性だ。「子供や仲間たちへの愛情や生きていくことへの気持ちは強いけれど、あまり悩まずに進んでいけちゃう人だろうと思うんです。深く考えないところは共通していますが、キネコさんが持っている心に深く熱いものは僕にはないんですよね(笑)」しかし、前回は幕が開く直前までこのキネコ役に苦しんだようで…。「宮藤(官九郎)さんの作品やコントでも女性役はやってますし、グループ魂のライブで女子高生の格好で出たり、わりと馴染みはあったんですけど、一本通して女の人っていうのは初めてだったんです。ずっとふざけていられたらいいんですけど、そうもいかないし(笑)。ちゃんとやるのがものすごく恥ずかしくて…。吹っ切れたのは、ある舞台で水川あさみさんのハジけた演技を観た時に、“これじゃん!面白くやればいいんだ”って気づきまして。助けられましたぁ。その後、宮藤さんの映画で女子高生役をやりましたが、たぶんこの作品をやってなかったらできなかったんじゃないかな」皆川さんといえば、一風変わったユニークな役を演じることが多いけれど、一昨年の舞台『流山ブルーバード』では、地方都市に暮らす冴えない中年男を、笑いを封印した芝居で好演した。「赤堀雅秋さんの演出も刺激的でしたし、とにかく評判がよかったんです(笑)。でも僕、大声出してふざけるのも大好きなんですよ。今回の稽古が始まる前に松尾さんからメールで“前回のあなた、全部のセリフ叫んでるな。そこ気をつけてな”といきなり注意されたんですが、すり抜けながら騒ぎたいです(笑)」『キレイ―神様と待ち合わせした女―』民族紛争が続く“日本”。民族解放軍を名乗る連中に10年間監禁されていた少女・ケガレ(生田)が外の世界に脱出し、さまざまな人と出会い…。12月4日(水)~29日(日)渋谷・Bunkamura シアターコクーン作・演出/松尾スズキ出演/生田絵梨花、神木隆之介、小池徹平、鈴木杏、皆川猿時、橋本じゅん、阿部サダヲ、麻生久美子ほかS席1万2000円A席9000円コクーンシート5500円(すべて税込み)Bunkamura TEL:03・3477・3244(10:00~19:00)福岡、大阪公演あり。みながわ・さるとき1971年2月1日生まれ。福島県出身。大人計画のメンバーで、グループ魂では港カヲル名義で活躍。現在放送中のNHK大河ドラマ『いだてん』などに出演。※『anan』2019年12月11日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年12月08日鬼才・松尾スズキのシアターコクーン初進出作にしてミュージカル初挑戦作として、大いなる話題を集めながら2000年に初演され、以来2005年、2014年と再演が重ねられてきた『キレイ-神様と待ち合わせした女-』。作者本人が同じ作品を数年おきに演出するという、ミュージカルとしては類をみない形のなかで進化を遂げてきた同作が、12月4日に4度目の上演を迎えた。過去3回の公演では出演もしてきた松尾だが、今回は演出に専念。脚本と音楽(伊藤ヨタロウ)に手を加え、より完成度の高いミュージカルを目指す。物語の舞台は、3つの国に分かれ、100年にわたって民族紛争が続いている“もうひとつの日本”。民族解放軍を名乗るグループに誘拐・監禁されていた少女は、脱出して10年ぶりにソトの世界に飛び出し、すべての過去を忘れて自らを“ケガレ”と名乗る。ダイズ製の兵士“ダイズ兵”の死体回収業で生計を立てている“カネコ組”に加わり、枯れ木に花を咲かせる能力を持つ頭の弱い少年ハリコナや、回収されたダイズ兵を食用に加工する会社の社長令嬢カスミらと出会っていくケガレ。成人したケガレ=“ミソギ”に見守られるなか、やがてケガレは、忘れたはずの忌まわしい過去と対決することになる……。この松尾らしい過剰な物語を描くのは、生田絵梨花(ケガレ)、神木隆之介(少年ハリコナ)、小池徹平(青年ハリコナ)、鈴木杏(カスミ)、橋本じゅん(ダイズ丸)、阿部サダヲ(マジシャン)、麻生久美子(ミソギ)ら、個性あふれる俳優陣。初演の頃は「こんなものはミュージカルじゃない、なんて評されてもまったく頓着しなかった」と語る松尾が、「4回目ともなると、いよいよミュージカルという言葉に責任をとらなければならないな」と感じ、「これが日本人が日本人のプライドを持って発する堂々たるエンタテインメントだ」と胸を張れる舞台を作り上げるために揃えられた面々だ。そもそも傑作ミュージカルであることに加え、新たな演出に新たな座組と、見どころは尽きない。12月29日(日)まで東京・シアターコクーン、1月13日(月)から19日(日)まで福岡・博多座、1月25日(土)から2月2日(日)まで大阪・フェスティバルホールにて上演。文:町田麻子
2019年12月05日来年1月にシアターコクーンの新芸術監督に就任する松尾スズキが、1999年に自身の劇団「大人計画」で上演、2010年には再演もされた舞台「母を逃がす」の上演が決定。瀬戸康史、三吉彩花、稲葉友ら出演、新演出で上演される。自給自足の共同生活を営んでいる架空の農業コミューンを舞台に、そこに生きる人々の切実な日常生活を痛烈な笑いで描き、話題となった本作。1999年には第3回鶴屋南北戯曲賞にもノミネートされた。今回、集落の頭目代行で住民たちをまとめるリーダー的存在・雄介役を演じるのは、近年では「パーフェクトワールド」「ルパンの娘」が話題となった瀬戸康史。「お話をいただいた時、この世界には足を踏み入れてはいけないような気がして、何とも言えない感情になった」と語る瀬戸さんだが、「見たことのない世界って足を踏み入れたくなるものです」とコメント。また、雄介の妹リク役には『ダンスウィズミー』で注目を浴び、今回舞台初出演となる三吉彩花。「また新たなる『初めて』を経験させて頂くことになり、緊張と興奮で震えます」と心境を明かし、「年々流行や物事の流れが早くなっている今の時代に良い意味で刺さる、そしてブレない戯曲を上書きしていけるよう、先輩方に教わりながら精一杯演じさせていただきたいと思います」と意気込んでいる。さらに、流れ者の葉蔵役に稲葉友、雄介の婚約者蝶子役に山下リオ、集落の医者赤痢役にマキタスポーツ、集落の女警備長島森役に峯村リエ、雄介の母ハル子役に高田聖子、雄介の兄地介役に六角精児。そのほか、家納ジュンコ、もう中学生、湯川ひな、武居卓に加え、町田水城、山口航太も参加する。なお、今回演出を手掛けるのは、劇団はえぎわの主宰ノゾエ征爾。「このとんでもなくモンスターな本とどう取っ組み合おうかと、考えたところで分かりそうになかったので、ひとまず無邪気に取っ組みあってくれそうな方々を呼ばせていただきました。揃いました、素晴らしき珍獣たち」とキャストについてコメント。松尾さんは「芸術監督ともなれば、新しい演出家をコクーンに呼びこむというような仕事もあり、そうなると、真っ先に頭に浮かんだのが、ノゾエ征爾なのだった。彼が私の教え子であることを差し引いても、コクーンという劇場の空間を埋めるスペクタクル演出のできる数少ない若手演出家なのに、なぜ早くコクーンに出てこないのだと思ってすらいた」とノゾエさんについて語っている。<ストーリー>“自給自足自立自発の楽園”をスローガンに掲げた架空の農業集落「クマギリ第三農楽天」。病に倒れた父に代わり村をまとめる頭目代行の雄介(瀬戸康史)は、リーダーシップのなさに悩みながら頭目代行としての存在感を示すために、仮想敵国との対立を演じたり、死刑を復活させようとしたりしている。たった一つの存在価値のあかしは婚約者の蝶子(山下リオ)。いまは刑務所に入っている兄・地介(六角精児)の婚約者だったが妊娠せず、地介入所後、雄介の子どもを身ごもった。しかし、住人たちは頭目代行を全く頼りにせず、妹・リク(三吉彩花)は兄に反抗して彼が統治するこの土地を楽園だと認めようとしない。その上、女警備長の島森(峯村リエ)とよからぬ関係。ある夜、集落は謎の男の襲撃を受ける。翌朝の集会で人を集め、雄介は敵国からの攻撃対策の自警団設立を提案するが島森は難色を示す。そんなことをよそに、捨て子のトビラ(湯川ひな)は壊された合同テレビの修理をしてほしく、外部から来る保険手続き代行人の一本(町田水城)の来訪を待ちわびるばかり。事あるごとに自信を喪失する雄介。そんな息子を、母・ハル子(高田聖子)は心配する。ある日、集落に2人の流れ者がやって来て、仮想敵国・シカノバルからのスパイ容疑で雄介に捕まえられる。力持ちだが頭の弱い万蔵(もう中学生)と、切れ者の葉蔵(稲葉友)だ。2人はいとこ同士で、万蔵がシカノバルで起した事件のために逃げてきたという。そしてもう一人、監獄に入っていた地介が故郷に戻ってきて――。シアターコクーン・オンレパートリー2020「母を逃がす」は2020年5月7日(木)~25日(月)Bunkamura シアターコクーンにて上演。※2020年6月上旬、大阪にて上演予定。(cinemacafe.net)
2019年12月04日エンターテインメント集団・男劇団 青山表参道X所属の俳優・西銘駿の主演舞台『team』が27日、東京・シアターサンモールにて初日を迎え、公開ゲネプロが行われた。本作は、相馬あこ主催の演劇ユニット「100点un・チョイス!」の5周年記念公演で、とある舞台での最終稽古日に起こるドタバタを描く、笑って泣けるドリームコメディとなっている。公開ゲネプロを終えた西銘は、「主演として、舞台の中心として演じなければならないので、気合いを入れて引っ張っていきたいなって思っています」と決意表明。「稽古を重ねて行くごとに仲間意識が強く芽生えて来て、本当に良い“team”になっていると思います!」と共演者間との結束力をアピールし、「事務所の先輩の金子昇さんもいるので凄く安心して本番を迎えられます」と感謝する。西銘にとって大きな存在となっている金子。西銘演じる武田一真の先輩役者・渡辺隆道を演じ、「みんなステージに出ずっぱりの舞台なので、稽古も集まれる人は常にみんなが集まってやっていたので、団結するのが凄く早かったなと思います」と充実した稽古の日々を振り返っていた。本作は11月27日にスタートし、12月8日までの計15公演を予定。西銘は、「日替わりのネタとかも自分で作っていって、リピートで来てくれるお客さんを飽きさせることなく楽しい公演にしていきたいと思っています!」とアピールし、「是非観に来てください!」と呼び掛けている。
2019年11月29日大人計画主宰の松尾スズキが2000年に手がけたミュージカル作品「キレイ-神様と待ち合わせした女-」。100年もの間、三つの国による争いが続く“もう一つの日本” を舞台に、少女監禁、戦争、民族紛争などの設定・テーマを織り交ぜながら展開していくスペクタクル作品は、Bunkamura シアターコクーンでの初演後、2005年、2014年にも再演・再々演され、松尾スズキの代表作とも言える存在に。そんな同作が12月より4度目の上演をスタート。キャストには近年ミュージカル界で輝く生田絵梨花や、これが舞台初出演となる神木隆之介など注目の顔ぶれが揃った他、今回は、東京・大阪に加え、松尾の故郷でもある福岡・博多座での上演も。話題性充分な中、福岡公演のチケット発売を前に松尾が来福。今公演への思いを語ってくれた。【チケット情報はこちら】まず故郷でのロングラン公演について、「博多は大学生の頃よく遊んでいた街で、かつては素人演劇のようなものをやっていた場所。そこでこうした大きなカンパニーの芝居を打てるようになるとは思っていなかった」と喜びを見せつつ、今作については、「作ったのは僕が30代後半の頃。初めてシアターコクーンという劇場に進出するということで、今までやったことのないことをやりたい、ミュージカルの概念をぶっ壊したいという思いから、音楽はミュージカル経験のない音楽家に、舞台装置は漫画家に頼むなど、攻めながら作った作品でした。その後、回を重ねるごとに僕自身、ミュージカルの奥深さを知り、どんどん無駄を省きながら、今作は音楽的にもかなり充実した舞台になっていると思います」と続け、さらに「特にオープニングの『ケガレのテーマ』は名曲。日本発のミュージカルのスタンダードナンバーになっていくんじゃないかと思っています」と語ってくれた。キャストについては、「これまでの『キレイ』より、ミュージカル経験のある方が揃ったように思います。生田さんに関しては、橋本じゅんさんが出演した『レ・ミゼラブル』で共演されていて、手垢のついてない演技や素晴らしい歌声に惹かれてお声がけさせていただきました。神木くんは昔から注目していたんですけど、ハリコナという少年の役のフレッシュさが、彼の初舞台というコンディションに合致するのではないかと期待しています」と語り、「うち(大人計画)の俳優たちも博多が大好きで、博多公演と聞くと少しテンションが上がっています(笑)。僕も『やっと来れた』という思い。松尾もこれくらい派手なスペクタクル演出ができるんだということを感じていただけたら」と笑顔で締めくくった。福岡公演は、2020年1月13日(月・祝)から19日(日) まで博多座で上演。チケット発売は11月9日(土)、プレリザーブは11月7日(木)11:00まで受付中。その他、大阪公演も発売中。
2019年11月06日ピエール瀧が声を担当していた『アナと雪の女王』に登場する雪だるまの“オラフ”。この度、最新作『アナと雪の女王2』では、声優・武内駿輔がこのオラフの吹き替えを務めることが決定した。大人気キャラクターオラフは、夏に憧れる雪だるま。前作でアナが姉と王国を救うために旅に出る仲間のひとりとして登場した。幼いエルサとアナが作ったオラフは、体は3個の雪玉、腕は枝で鼻は人参、鼻や腕を取り外すことも自由自在。また、エルサが愛を感じた最後の思い出と幸せな記憶で作られているため、決してネガティブなことは言わないキャラクターだ。そして今回新たにオラフ役に決定した武内さんは、「KING OF PRISM」の大和アレクサンダー役や、「アイドルマスター シンデレラガールズ」のプロデューサー役、「ダイヤのA」、「ALL OUT!!」、「遊☆戯☆王VRAINS」などの人気作に出演。キャラクターソングとして数々の歌も披露し、「第10回声優アワード」では新人男優賞を受賞。これからの活躍が期待される注目の若手声優だ。現在Disney DELUXEで配信中の『アナと雪の女王』、11月15日(金)日本テレビ金曜ロードSHOW!で放送予定の『アナと雪の女王』本編ノーカット版でも武内さんがオラフを担当することが発表されていた。『アナと雪の女王2』は11月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アナと雪の女王2 2019年11月22日より日米同時公開Ⓒ2019 Disney. All Rights Reserved
2019年10月10日松尾スズキが監督・脚本・主演を務める妥協なきR18復讐コメディ『108~海馬五郎の復讐と冒険~』。この度、本作で主人公の復讐のきっかけを作った堀田真由演じる赤井美月の場面写真が到着した。本作は、愛する妻がSNSに投稿した浮気写真を見て激怒した主人公・海馬五郎が、投稿についた「いいね!」の数だけ女を抱き、たった1か月で資産1000万円を使い切るという復讐を始める…。堀田さんは、連続テレビ小説「わろてんか」では主人公の妹役を演じ、「チア☆ダン」「3年A組―今から皆さんは、人質です―」『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』などの話題作への出演も相次ぐ、いま注目の若手女優。今作で演じるのは、海馬に妻・綾子の浮気写真をリークし、海馬がとんでもない復讐を思いつくきっかけを作った売れない女優・赤井美月だ。到着した場面写真では、海馬に指をくわえさせ、ベッドに横たわり微笑む小悪魔的な一面が垣間見える。そんな清純そうな出で立ちで可愛い顔をしながらも、海馬にとってあまりに残酷な現実をこれでもかと突きつける美月役は、松尾監督曰く「見た目は癒し系、でもしたたかな女の子」というイメージでキャスティングを行ったそう。また「こういう子におじさんはイチコロになるのかな」と堀田さんの印象を語っている。20歳(撮影当時)とは思えない、強かな大人の表情も本作では注目だ。『108~海馬五郎の復讐と冒険~』は10月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:108~海馬五郎の復讐と冒険~ 2019年10月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会
2019年09月13日『宮崎駿の雑想ノート』は、『風の谷のナウシカ』『千と千尋の神隠し』などで知られる巨匠・宮崎駿が、1980~90年代に模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」に不定期連載していた連作絵物語と漫画だ。戦争の時代に人間と兵器が織りなしたドラマが描かれており、あの『紅の豚』もここから生まれたのだとか。8月27日に神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホールでの横浜公演で幕を開けた舞台『最貧前線』は、『~雑想ノート』の11番目の物語。また宮崎のオリジナル作品を国内で舞台化するのは、今回が初の試みとなる。物語は太平洋戦争の末期、小さな漁船・吉祥丸の中で展開。特設監視艇となった吉祥丸に乗り込んだのは、元々の船長(内野聖陽)と漁師たち、さらに艇長(風間俊介)とその副官(溝端淳平)ら軍人の面々だ。航海経験に乏しい軍人たちは、クジラを敵の潜水艦と間違えたり、嵐になる予兆に気づかなかったりと右往左往。漁師たちとも対立するが、やがて艇長らは、経験に裏打ちされた深い見識をもつ船長らと、信頼感で結ばれるように。戦況が厳しさを増す中、ついに吉祥丸は最前線である南方への派遣を命じられ……。原作はわずか5ページながら、宮崎らしいユーモアと透徹した視点で描かれている本作。原作単行本の巻末インタビューで宮崎は、「“絶対に死なないぞ!”と、なんとか犬死をしないで、“また魚をとるんだ!”っていうね、そういう人たちが出てきて、それをまっとうする話をね、僕はやってみたいと前から思ってたんです」と語っている。今回の舞台版には、内野をはじめ手練の役者たちがそろった。彼らなら、宮崎氏のそんな想いを、血肉の通った人物像でしっかりと具現化してくれるに違いない。『最貧前線 「宮崎駿の雑想ノート」より』8月27日~29日神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホール9月6日~8日愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール9月12日~15日茨城・水戸芸術館ACM劇場9月21日~22日長野・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)9月28日~29日新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場10月5日~13日東京・世田谷パブリックシアター10月17日~20日兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール10月26日~27日神奈川・大和市文化創造拠点 シリウス(1階芸術文化ホールメインホール)文:佐藤さくら
2019年08月27日松尾スズキが監督、脚本、そして主演までも務め、星野源が主題歌を担当する映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』。この度、本作に“ホスト役”で出演している俳優・大東駿介の場面写真が到着した。松尾さんが長編監督映画4作目にして初めて監督・脚本・主演全てに挑んだ本作は、“いいね!”の数だけ女を買いまくるという妥協なきR18復讐コメディ作品。本作で大東さんが演じているのは、そんな主人公・海馬五郎(松尾さん)の復讐計画に手を貸すNo.2ホスト・聖矢。彼の復讐計画に巻き込まれていく個性豊かな登場人物たちの中でも、群を抜いて大きく変貌を遂げたのが大東さんだ。「新・ミナミの帝王」や『クローズZERO』『曇天に笑う』などに出演し、現在放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」では、平泳ぎの金メダリスト・鶴田義行を好演。同役を演じるにあたり、1日7食、週7回のジム通いで肉体改造を行い、その肉体美も話題に。しかし、今回到着した場面写真には、「いだてん」での硬派な鶴田とは180度違う、金髪メッシュの盛りに盛ったロン毛に白スーツ姿を披露!ホストクラブの宣材写真に加え、海馬に何やら怪しい薬を手渡す姿が切り取られている。2014年の舞台「もっと泣いてよフラッパー」で大東さんと共演した松尾さんが、その際「何でもやります!」と言っていたのを思い出し、今回聖矢役をオファー。今作では、心身ともにホストになりきっている。『108~海馬五郎の復讐と冒険~』は10月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:108~海馬五郎の復讐と冒険~ 2019年10月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会
2019年08月26日女優の竹内結子、タレントの中川翔子、お笑いコンビ・チョコレートプラネットの長田庄平、松尾駿が26日、都内で行われたサンヨー食品「サッポロ一番 みそ派塩派大論争」新CM披露・PR発表会に出席した。サンヨー食品は、この日から約2カ月間にわたり、アンバサダーとして起用されたチョコレートプラネットと中川翔子がみそ派(チョコレートプラネット)と塩派(中川翔子)の大論争を繰り広げる「サッポロ一番」の新キャンペーンを展開。この日の発表会には、9月7日から全国で放送開始する新CMに劇団ひとり、寺田心とともに出演した竹内が登場し、チョコレートプラネットと中川翔子がそれぞれに合うオススメレシピを紹介した。冒頭では新CMに出演した竹内結子が登壇。CMでみそ派と塩派の間に割って中立を保つ役柄を演じた竹内は「現場でも論争を繰り広げてました。心くんが色んな方に『みそ派? 塩派?』と聞いていて、皆さん白熱した答えを繰り広げていましたね」と明かしつつ、「私も聞かれた時に『難しいな~、どっちも好き!』と言ったんです。大人としてビシャっと正解を出せるようになりたいんですけど、永遠に宙ぶらりんでいたいですね(笑)」と決めかねていた。そんな迷える竹内の前に、チョコレートプラネットと中川が登場。長田庄平が「昔からみそを食べてきて、僕の内蔵はみそで出来ていると言っても過言ではありません。みそ以外食べられませんよ」と竹内にアピールし、中川も「絶対に塩ですよ! ウチは塩ラーメンの一択でした。全然料理を作ってくれなかった母が作ってくれる塩ラーメン。塩こそ人生で無限大の幸せですよ」とチョコレートプラネットの2人に負けじと塩ラーメン愛を説いた。そんな彼らの論争にも答えが出ない竹内に、チョコレートプラネットと中川はそれぞれが考案したレシピ(チョコレートプラネットが「食べるラー油みそラーメン」、中川翔子が「トリュフオイル塩ラーメン」)を紹介し、竹内が実食することに。食べ終えた竹内は「どっちも美味しかったです。すみません! どちらかに決めるというのをあえて避け、色んな方にご意見を伺いたいのでむしろ助けて下さい。皆さんにジャッジしていただきたいと思います」と最後まで答えが出なかった。
2019年08月26日●演じた『トイ・ストーリー』キャラへの共感今やテレビで見ない日はないと言えるほどの売れっ子お笑いコンビ・チョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿が、ディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー4』(公開中)で、かわいいけれど毒舌なぬいぐるみコンビ“ダッキー&バニー”の日本語吹き替えを担当した。本作への出演を踏まえ「上半期で終わっていい」とジョークを飛ばすダッキー役の長田とバニー役の松尾に、ダッキー&バニーと似ているという芸人としての境遇、伸び悩んでいた時期の自分たちに対する思い、そして「和泉元彌」と「IKKO」のものまねが生まれた背景などについて語ってもらった。――お二人が吹き替えを務めたのは、ウッディたちが訪れる移動遊園地の景品で、子どもたちに持ち帰ってもらう機会に恵まれていないぬいぐるみコンビのダッキー&バニーです。英語版でもコメディアンのキーガン=マイケル・キー(ダッキー)、ジョーダン・ピール(バニー)が声優を務めている彼らの掛け合いは笑いどころが盛りだくさんでしたが、アフレコではどんな部分を楽しめましたか?長田:テンポの良さというか、やっぱり海外のコメディアンの方のテンポなので、僕らとは違うテンポ感があるんです。そこは最初、戸惑いました。でも、ダッキーとバニーの境遇と言うんですかね?僕らに似たような感じの境遇を抱えていたキャラクターだったので、自分たちの気持ちを込める上では、役に入りやすかったです。松尾:わーってまくし立てた後に、急にストンと落とすシーンがあるんですけど、そういうのは芸人だからできるのかなと思いました。ダッキーをやっているアメリカの声優の方もコメディアンで、オバマ元大統領の物まねをされているんですよね。結局、「あ、同じものまねの人がやっているんだ」って(笑)。日米ものまね芸人の融合というか、しっくりきました(笑)。――境遇というお話が出ましたが、チョコプラさんもこれまでに苦労を重ねてきたかと思います。ただ、コンビを結成してからかなり早い段階で、テレビに出る機会は得られていたんですよね?長田:同期の中ではテレビに出るのは早かったんですけど、大ブレイクするとなるとだいぶ時間がかかりました。最近やっと、という感じなので…。13年くらいは、けっこう苦しいというか、いろいろと実らなかった部分もあるので、そういう面ではダッキー&バニーも、ずっと景品として持ち帰ってくれる子どもに巡り合えなかったという境遇が、僕たちと似ているのかなと思いました。松尾:最初、台本をパって見たときに、ダッキー&バニーというより「あ、松尾と長田だ」と思ったくらい(笑)。シンクロしましたね。――周りが売れていくことに対する焦燥や不安。そういった思いもあったかと思いますが、今回のお仕事を通じて当時を思い出すことはありましたか?長田:そうですね。同期だけじゃなくて、後輩が売れていくのも真横で見ていたので、「悔しい!」という思いもありましたし「なんでなんだ!」と。「僕たち、こんなに愛嬌あるのに…。かわいいのに、なんでもらってもらえないんだ?」っていうダッキー&バニーの気持ちが、すごくわかる気がしましたね。松尾:芸人が遊園地の景品だとしたら、同期のエドはるみが『24時間テレビ』のマラソンを走っているのを見たり、芸能界でバーって上がって行くのを見て。まあ、エドさんは下がっていったんですけど…。長田:言うな、それは! いらない(笑)!松尾:そういうのを見ていたので(笑)、嫉妬だったりもあったんですけど、我慢して我慢して…。最近は、別に周りの人が売れても「良かったね」と思えるようになったんですけど、そういう嫉妬がなくなったから良かったのかなと思いますね。――今の活躍を踏まえたうえで、当時のご自身たちに声をかけられるとしたら、何と言ってあげたいですか?長田:耐えろ!松尾:「13年後、舞台挨拶に出られてるよ」と。長田:「間違ってないぞ」と言ってあげたいですね。当時は「これでいいのか?」「他のこと、もっとした方がいいのか?」とか、すごく悩んでいたので。それこそ「芸人、辞めた方がいいんじゃないか?」とも思っていました。「間違ってないぞ」というのは、言ってやりたいですね。松尾:過去に戻って、一言だけふわっと声かける(笑)。「大丈夫、ディズニー・ファミリーになれるよ」って。それだけでも言ってあげれば、気持ちが変わりますよね。――例えばウッディのボイスボックスのように、おもちゃにはそれぞれ魅力=武器がありますよね。お二人はコントだけじゃなく、ものまねをお笑い芸人さんとしての武器にされているかと思いますが、おなじみの和泉元彌さんとIKKOさんのネタは、どのようにして生まれたのでしょう?長田:偶発的なものというか…元彌さんは昔から、ちょっとずつやっていたんですけど「コント以外で何かあるか?」と言われて、軽くやっていたくらいなんです。あるときにものまね番組に呼んでいただいて、そこで僕が元彌さんや氷室京介をやっていて、相方も「何かないか?」ということで、昔ちょっとやっていたIKKOさんをやったら、バチン!とはまったという感じですね。松尾:そうですね。武器だと思っていないものが武器だったんです(笑)。――昔から持っていたものが、実は武器だった(笑)?長田:昔から持っていて、横に置いてあったんですけど、へんてこりんな形してるし、「こんなんで戦えるわけないだろ!」っていうのが効いたみたいな(笑)。そういう意外性はありますね。松尾:芸人もそうですけど、一般の方にも言えることじゃないかと思いますね。武器だと思っていないものが、実は武器だったりするということは。長田:もう一回、周りを見渡してみる。近くにあるものが武器になる可能性があるので。自信をもって、いろいろ出した方がいいってことですね。――そういった発見などを経て大ブレイクに至ったわけですが、明確に「ブレイクした」と自覚できたお仕事は?松尾:間違いなく、これ(『トイ・ストーリー4』)じゃないですか(笑)?長田:本当にそう思いますね。『キングオブコント』を経て、いろいろなゴールデン番組に出させていただくこともありましたけど、それでもやっぱり浮き沈みが激しい世界ですから。どこで「売れた」と言っていいのかわからないっていうのもありましたし、ここで「売れた!」と言ってもまた下がる可能性もあるんですけど、ディズニー/ピクサー作品の声をやらせていただけたっていうのは、これは本当に「売れた!」ということだと思います。松尾:そうですね。これが決まるまでは、「売れたねえ」と言われても「いやいやいや…」とか言っていたんですけど、いま「売れたねえ」って言われて、「いや、もう売れましたね!」と言うしかないくらいのお仕事なので(笑)。長田:僕らが売れたって認識していないと、逆に失礼になるというか。松尾:だから間違いなく、『トイ・ストーリー4』だと思います。●2人の子供時代と思い出のおもちゃ――『トイ・ストーリー』を語る上では、おもちゃだけでなく、子どもも不可欠ですよね。お二人は、おもちゃで遊ぶタイプの少年でしたか?長田:めちゃくちゃ遊んでいましたね。いろんなおもちゃを持っていました。僕はロボットが好きで、ロボットのおもちゃをどこにでも持って行って、お風呂場とかでも遊んでいたんです。そうしたらある日、ロボットの頭が取れて、お風呂場の排水溝に流れて行っちゃったんです…。すごく悲しくて。『トイ・ストーリー』の世界だったら、あの顔はどうなっていたんだという…。松尾:ほかの皆が助けに行ってくれる(笑)?長田:助けに行ってくれているのかなあ…そう思いたいですよね。本当に。――目が覚めたら、顔が元に戻っていたり…?松尾:「あったー!」って言ってね(笑)。長田:その時は、戻っていなかったんですけど、僕がそのおもちゃと離れてから、皆が戻してくれたのかもしれないですね(笑)。――では、松尾さんは少年の頃、どんな感じでしたか?松尾:僕は地元が箱根で山の中で育ったので、おもちゃよりは、自分の好きな木とかを持って遊んでいましたね(笑)。どちらかというと、今回新たに登場するフォーキーのノリに近いというか。フォーキー…僕はもう、木ーだったんですよ。長田:フォーキーのキー(笑)。――ウッディ役の唐沢寿明さんが、本作について「おもちゃはいつも、買い与えられて遊ぶものじゃなくて、自分で想像力を働かせて、近くにあるもので作ったりするんだよ」ということを教える映画だとおっしゃっていました。松尾:唐沢さんと全く同じことを考えていたんです。長田:いいとこだけを汲み取るな(笑)!松尾:唐沢さんの言う通りです(笑)。――ピクサー作品に携わった2019年は達成感のある年になるのかなと思うのですが、この作品に出演したことを踏まえて、2019年をどんな年にしていきたいか最後にお聞きしたいです。松尾:「いい年でした」で、もう終わっていいと思う(笑)。上半期で終わっていいです。長田:もう12月末な感じです。あとはもう、惰性で行きたいと思います(笑)。――またまた(笑)。松尾:これ以上大きい仕事って、今年はもうないですよ。長田:僕は本当に昔からピクサーの作品が好きで、その中でも『トイ・ストーリー』は一番思い入れが強くて。その作品の声優ができるっていうのは、本当に夢みたいな話でしたから。これ以上のことは、なかなかないと思いますね。2052年くらいちゃいますか? これを超える仕事があるのは(笑)。松尾:2052年にでかい仕事できてたらすごい。いいジジイで(笑)。それででかい仕事って、人間国宝になるしかないよ。長田:目指していきたいですね、人間国宝。『トイ・ストーリー4』を超えるのは、人間国宝しかない。松尾:今年に関しては、もう十分お仕事もいただいていましたし、この『トイ・ストーリー4』の声優をやらせてもらったので、もうお仕事的にはOKです(笑)。長田:でもやっぱり、ここから公開となって、もっと盛り上げていきたいなっていう思いはありますね。僕ら自身も「あ、あのチョコレートプラネットが吹き替えをやってたんだ!」と思われるような芸人になりたいです。■プロフィールチョコレートプラネット長田庄平(1980年1月28日生まれ。京都府出身)と松尾駿(1982年8月18日生まれ。神奈川県出身)によるお笑いコンビ。NSC在学中の2006年にコンビを結成。2008年に開催された『第1回キングオブコント』でいきなり決勝進出を果たす。2014年に開催された第7回大会では準優勝、2018年の第11回大会では3位の好成績を収める。2019年には『R-1ぐらんぷり』で長田が準決勝に、松尾が決勝に進出するなど各賞レースを席巻。作り込まれたコントのほか、両名ともものまねを得意とし、和泉元彌(長田)、IKKO(松尾)など多数のレパートリーがある。
2019年07月26日昨年大ブレイクし、テレビやイベントに引っ張りだこのお笑いコンビ・チョコレートプラネットの松尾駿と長田庄平が、ディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー4』(公開中)で新キャラクターのぬいぐるみコンビ“ダッキー&バニー”の日本語版声優を担当。オーディションでつかみとった2人の吹き替えに注目が集まっているが、予告編で一部がお披露目されると「うまい」「上手」と称賛の声が上がった。最近は、お笑い芸人が俳優や声優として起用されるケースも多く、本職以外でも幅広い活躍を見せている。ネタの中でさまざまなキャラクターになりきったり、さまざまな設定でストーリーを展開していく芸人たち。その才能がそのまま演技に通じているのか。チョコプラの2人に、お笑いと演技について聞いてみた。――最近は、演技力を評価されドラマや映画に出演する芸人さんが多いです。やはりネタの中で演技力が鍛えられるということなのでしょうか?長田:演技力が高いとは思わないですけど、僕らコントがベースでお芝居に近いので、慣れているところはあるのかなと。でも、今回声優をやらせてもらって、全然感じが違うなと思いました。自分でもちょっと芝居はできるほうだろうなと思っていたんですけど。松尾:思ってんじゃねーかよ!(笑)でもやっぱり演技がうまくないと、コントではオチに対してフリにならないので。そういうところで芸人はみんな演技がうまくなっている。その中でも僕らはちょっとズバ抜けてうまいのかなって。――なるほど(笑)。コントとモノマネを得意にされているお二人だからこそ、ということですよね!?長田:そうですね。今まで培ってきたものがやっと実を結んだというか。松尾:でも、もともと持っていたものも…ポテンシャルの高さもあるのかなと。長田:誰も止めない(笑)松尾:今日だけは言っちゃっていいかなと!――先ほど長田さんは、声優の難しさも感じたとおっしゃっていましたが、松尾さんはいかがでしたか?松尾:こればっかりは声優さんは本当にすごいなと思いました。コントの演技、お芝居は顔の表情や動きでできるんですけど、声だけでいろんな感情を表現しないといけないのは難しかったです。長田:自分たちのオリジナルではなく、ベースがあってそこに合わせないといけないというのは、今まで経験したことがないものだったので。松尾:でも楽しかったですね。後半は入ってきた感じがしました。長田:入ってきたのがわかりましたね。そこからはとんとん拍子で、もうしゃべってなかったです。バニーが勝手にしゃべっていました(笑)――さすがです(笑)。今回の声優のお仕事でご自身の成長につながったと感じている点はありますか?松尾:声だけで演じる難しさもあったんですが、自分たちがこれから伸びる糧になったと思いますし、何より『トイ・ストーリー4』の声優をやらせてもらったということで、チョコレートプラネットに箔が付いたなと。自信になりました!長田:役になりきって演技すること、キャラクターに入るということに関して学べたなと感じています。ものまねにも通じるところだと思うので、これからもっと和泉元彌さんになりきれるんじゃないかと!――さらにパワーアップした和泉元彌さんものまねを期待しています! 最後に、芸人として培ってきた演技力を生かして今後やりたいことを教えてください。松尾:ぜひ『トイ・ストーリー4』の続編をやっていただいて、また僕たちも参加したいです。長田:ダッキー&バニーのスピンオフとかできたらうれしいなと思います。――声優ではないお芝居への意欲は?長田:それもありますね。何でも挑戦してみたいので。松尾:ドラマや映画なんて喜んでやらせていただきたいです。長田:ディズニーの実写化作品で主演というのもいいですね。夢は大きく持ちたいですから。『ヘラクレス』の実写版とか。松尾:長田さんガタイいいから(笑)長田:そうなんです。やってみたいなあ!■プロフィールチョコレートプラネット長田庄平(1980年1月28日生まれ。京都府出身)と松尾駿(1982年8月18日生まれ。神奈川県出身)によるお笑いコンビ。NSC在学中の2006年にコンビを結成。2008年に開催された『第1回キングオブコント』でいきなり決勝進出を果たす。2014年に開催された第7回大会では準優勝、2018年の第11回大会では3位の好成績を収める。2019年には『R-1ぐらんぷり』で長田が準決勝に、松尾が決勝に進出するなど各賞レースを席巻。作り込まれたコントのほか、両名ともものまねを得意とし、和泉元彌(長田)、IKKO(松尾)など多数のレパートリーがある。
2019年07月19日モデルで女優の新木優子が4日、都内で行われたディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー4』(7月12日公開)のジャパンプレミアに登壇。日本版声優として同作に参加した喜びを語った。新キャラクターの人形、ギャビー・ギャビーの声を担当した新木は、黄色い服を着ているギャビー・ギャビーにあわせた黄色のワンピース姿で登場。「この作品とともに成長したような感じに勝手に思っていたのですごいうれしかったです」と声優参加の喜びを語った。また、「作品の中で唐沢(寿明)さんと所(ジョージ)さんと戸田(恵子)さんと一緒に、お声だけでもお芝居をすることができたこともすっごくうれしかったです」としみじみ。さらに「完成品を見てまた、自分が物語の中に入っているっていう感動がこみ上げてきて、何とも言えな喜びですね。今まで味わったことのないような、本当に光栄だなと思います」と喜びをかみしめた。本作は、おもちゃたちの世界を舞台に、人とおもちゃの絆を描く『トイ・ストーリー』シリーズの最新作。ジャパンプレミアには、新木のほか、唐沢(ウッディ役)、戸田(ボー・ピープ役)、竜星涼(フォーキー役)、チョコレートプラネット(ダッキー&バニー役)、そして、日本版主題歌を担当したダイアモンド☆ユカイが登場した。左からチョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿、竜星涼、唐沢寿明、戸田恵子、新木優子、ダイアモンド☆ユカイ
2019年07月04日お笑いコンビ・チョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿が4日、都内で行われたディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー4』(7月12日公開)のジャパンプレミアに登壇。本作の日本版声優に抜てきされた喜びを爆発させた。チョコプラの2人は新キャラクターのダッキー&バニーの声を担当。ふわふわの毛並みがキュートなアヒルのぬいぐるみ・ダッキーを松尾、鮮やかな青と緑の毛が特徴のウサギのぬいぐるみ・バニーを長田が演じた。長田は、今回の抜てきに「お話をいただいたときからずっとドッキリなんじゃないかなと。いつテッテレー! ってカードが出てくるんじゃないかってヒヤヒヤしていた」とドッキリを疑っていたと打ち明けてから、「昔から大好きな作品に参加できてめちゃくちゃうれしい。うれしさが無限の彼方に行っています」と名言風に喜びを表現して得意顔。「長田です」とアピールして笑いを誘い、松尾は「みなさんがやや納得されていたんで、良しとしましょう」と評価した。松尾も「本当にうれしくて、僕ら苦節14年、今までの仕事の中で間違いなく一番大きい仕事。今年一番の仕事なんで、2019年はほかの仕事は惰性でやっていくだけ」と冗談を交えて喜びを語り、「僕もドッキリだと思っていましたけど、今日ドッキリじゃなかったと思いました」と、やっと実感した様子。長田も「今日確信しました」と同調した。本作は、おもちゃたちの世界を舞台に、人とおもちゃの絆を描く『トイ・ストーリー』シリーズの最新作。ジャパンプレミアには、チョコレートプラネットのほか、唐沢寿明(ウッディ役)、戸田恵子(ボー・ピープ役)、竜星涼(フォーキー役)、新木優子(ギャビー・ギャビー役)、そして、日本版主題歌を担当したダイアモンド☆ユカイが登場した。
2019年07月04日昨年12月に大人計画が旗揚げ30周年を記念してイベント『30祭』を大々的に行ったのは記憶に新しいが、31年目に主宰の松尾スズキが起こした行動は劇団ならぬ“演劇部”の設立だった。「思いかえせば、学生演劇をやっていた頃が一番楽しかったのではないか?」という「自戒のような」思いから、その名は「東京成人演劇部」。部員は松尾のみで、7月4日(木)にザ・スズナリで開幕する第1弾『命、ギガ長ス』は、相手役に安藤玉恵を迎えて贈る二人芝居だ。認知症を抱える母とアルコール依存症でニートの息子。ドキュメンタリー作家とゼミの教授。松尾自身が「演劇をやっていなかったら、東京に来ていなかったらなっていたかもしれない自分を投影させた」作品になるという。大人計画はいまや、日本でも指折りの劇団だ。その主宰たる松尾が突然ちいさな芝居をやることと、ザ・スズナリという劇場から思い出すのは2012年の一人芝居『生きちゃってどうすんだ』だ。転換を繰り返す歌手やゾンビ役者など、クセのある人物を代わる代わる松尾が一人で演じきり、「スズちゃん」という一人の男の人生を浮かび上がらせるという趣向だった。突飛な設定やファンタジックな展開もありはしたが、これもやはり松尾自身が投影されていたものだったのだと思う。「生きちゃってどうすんだ」とつぶやいてから7年、「命、ギガ長ス」とやはり人生の長さを憂う松尾。その作品はどう変化しているのだろう。一人芝居は単発であったが、今回は新たなプロジェクトのスタートだ。“演劇部”と言いつつ、全国5都市をまわり、台湾での上演も決定している。56歳の松尾スズキが、こうして新たな挑戦をする姿を、喜んで享受したい。松尾スズキプロデュース 東京成人演劇部vol.1『命、ギガ長ス』は、7月4日(木)から21日(日)までザ・スズナリにて上演した後、富山、大阪、北九州、宮城、札幌、そして台湾で公演を行う。文:釣木文恵
2019年07月04日12月からスタートする松尾スズキ作・演出舞台「キレイ-神様と待ち合わせした女-」より、出演者8名の撮り下ろしビジュアルとメインビジュアルが公開された。本作は、「大人計画」主宰の松尾さんが2000年に初の本格的ミュージカルとして、Bunkamuraシアターコクーンにて初演し、2005年に再演、2014年に再再演。そして4度目となる今回は松尾さんは出演せず、演出に集中し、濃密で重層的な作品世界を構築する。松尾スズキ作品初出演の生田絵梨花を主人公・ケガレ役に迎えたほか、神木隆之介、小池徹平、鈴木杏、橋本じゅん、皆川猿時、阿部サダヲ、麻生久美子が出演。こちらに向ける眼差しが印象的なビジュアルも到着した。ほかにも、本作には「大人計画」の村杉蝉之介や荒川良々、伊勢志摩、猫背椿、宮崎吐夢、近藤公園に加え、乾直樹、香月彩里、伊藤ヨタロウ、片岡正二郎、家納ジュンコ、岩井秀人らも参加する。併せて公開されたメインビジュアルは、2005年の再演、2014年の再再演に引き続き、寺田克也が本作のために描き下ろしたイラストを使用している。なお、チケットは東京公演が10月5日(土)10時から、福岡公演は11月9日(土)10時から(※博多座チケット売り場は10日から)、大阪公演は10月27日(日)10時から発売スタートする。詳しい日程はぜひ公式サイトでチェックしてほしい。<あらすじ>三つの国に分かれ、100年もの間、民族紛争が続く“もう一つの日本”。その争いのさなか、民族解放軍を名乗るグループに誘拐され、監禁されていた少女が、10年ぶりにソトの世界に脱出する。全ての過去を忘れた少女(生田絵梨花)は自ら“ケガレ”と名乗り、ダイズでできている兵士“ダイズ兵”の死体回収業で生計を立てているキネコ(皆川猿時)、頭は弱いが枯れ木に花を咲かせる能力を持つ少年ハリコナ(神木隆之介)たち“カネコ組”と出会い仲間に加わる。回収されたダイズ兵を食用として加工するダイダイ食品の社長令嬢・カスミ(鈴木杏)と奇妙な友情で結ばれていくケガレ。戦場をうろつき、死体を拾って小銭を稼ぐ、そんな健気なケガレを見守るのは成人したケガレ=ミソギ(麻生久美子)だった。その後、ケガレはカスミの身代わりで背中に銃弾を受け5年間昏睡状態に陥っていたが、目覚めたと同時に、同じく頭に銃弾を受け、頭脳明晰なゲイに変貌した青年ハリコナ(小池徹平)と結婚する。死ぬことに憧れつつもなかなか死ねないダイズ兵のダイズ丸(橋本じゅん)、誘拐・監禁することでしか女性と一緒にいられないマジシャン(阿部サダヲ)らと出会い、過去、現在、未来が交錯する時間のなかで、ケガレは忘れたはずの忌まわしい過去と対決することになる。Bunkamura30周年記念シアターコクーン・オンレパートリー2019+大人計画「キレイ-神様と待ち合わせした女-」は2019年12月4日(水)~Bunkamuraシアターコクーン(東京公演)、2020年1月13日(月・祝)~博多座(福岡公演)、2020年1月25日(土)~フェスティバルホール(大阪公演)にて上演。(cinemacafe.net)
2019年07月03日星野源が歌う「夜のボート」が、松尾スズキが監督・脚本・主演する映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』の主題歌に決定した。今回明らかになった主題歌「夜のボート」は、松尾さんが作詞、星野さんが作曲を手掛けた楽曲で、2008年上演の松尾さん作・演出舞台「女教師は二度抱かれた」で、星野さんと市川実和子が歌った劇中歌だ。今回、星野さんが新たにレコーディングし、主題歌として使用される。星野さんは「松尾さんから、11年前に上演された舞台で僕が作った歌を『映画の主題歌にしたい』と連絡を頂きました。このとんでもない『108』という作品の主題歌にこの哀しい歌を選ぶあたり、松尾スズキ!って感じがしてとても好きです」とコメントしている。また、脚本を書き始めたときからこの「夜のボート」を使用したいと思っていたという松尾さん。特に、主題歌が使われている“衝撃的なあるシーン“には力を入れており、楽曲が流れる様子を想像しながら脚本を書いたそう。なお、「夜のボート」はリリースの予定はなく、本作でしか聞くことができない貴重な楽曲となっている。『108~海馬五郎の復讐と冒険~』は10月25日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:108~海馬五郎の復讐と冒険~ 2019年10月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会
2019年07月02日唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子らが日本版吹き替えを担当する『トイ・ストーリー4』。この度、新たにお笑いコンビ「チョコレートプラネット」が本作で声優に挑戦することが明らかになった。「チョコレートプラネット」の2人が担当するキャラクターは、シリーズの新しいキャラクター、ふわふわの毛並みがキュートなアヒルのぬいぐるみダッキーと、鮮やかな青と緑のもふもふの毛が特徴のうさぎのバニー。ウッディやバズたちが、新たな冒険の先でたどり着いた移動遊園地の射的の景品のぬいぐるみで、ずっと的を当ててもらえず取り残されており、いつか子どもに持ち帰ってもらうことを夢見ている。実は、ダッキー&バニーは可愛い見た目に反し、毒舌でユーモアに溢れたキャラクター。掛け合いがまるでお笑いコンビのようなキャラクターのため、オリジナル版も人気コメディアン(キーガン=マイケル・キー&ジョーダン・ピール)が声優を務めている。今回、オーディションを勝ち抜いて選ばれたという「チョコレートプラネット」の2人は、大のディズニー好き。オーディション結果は、“再オーディションをする”と呼ばれたスタジオでサプライズ発表され、その瞬間は状況が理解出来ずに動揺する様子を見せつつも、徐々に実感が湧いた2人は「よっしゃー!今までで決まった仕事の中で一番嬉しい!本当に嬉Tですね!」とTT兄弟ネタで喜びを表現。バニー役に決まった長田庄平は「まさか参加できるなんて思ってもみなかった。こんな嬉しいことはないですね!」と語り、ダッキー役に決まった松尾駿は「TT兄弟というネタをしている僕たちが、Tから始まる『トイ・ストーリー』に参加するなんて!最高に嬉しかったです」と大興奮。また、過去にも声優経験のある長田さんは「(ダッキー&バニーの)関係性が、すごく僕らに似ているので、やりやすかったし、親しみやすいキャラクターですよね」と印象を明かし、一方今回が声優初挑戦となる松尾さんは「持ち主がいないキャラクターというのは新しいなと思いましたし、すごい親近感がある」と、お互い何か感じるものがあったようだ。そして、世界各国のディズニー作品の吹き替え版を監修しているリック・デンプシーも「チョコレートプラネットのようなコメディアンが適役でした」と太鼓判を押している。『トイ・ストーリー4』は7月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:トイ・ストーリー4 2019年7月12日より全国にて公開©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2019年06月05日松尾スズキをはじめ「大人計画」の全員が出演する特番「朝まで『大人計画テレビ』~松尾スズキと25人の仲間たち~」の収録が先日行われ、その模様を写した写真が到着。番組内容も明らかになった。30周年を迎えた超人気集団「大人計画」の魅力を、6時間10分のノンストップで放送する本番組では、「平成を貫いた“劇薬”~笑いに懸けた30年の歩み~」と題し、全6章に渡り、大人計画30年のレアな映像を交えながら、各メンバーが笑いと共に当時を述懐していく。NHKアーカイブスより彼らの貴重な番組を届ける「大人計画 名作選」では、「トップランナー」や2006年に行われた「大人計画フェスティバル」の模様などを含む当時話題になった番組を放送。加えて、メンバーが「松尾スズキ・ランキング」や「お互いに聞きたいこと」をゆるやかに発表するミニコーナーや、全メンバーによる事前アンケートをもとにした「朗読コーナー」、大人計画の魅力を様々な角度から探る「大人計画データ」のコーナーなど濃厚なラインアップとなっている。先日行われた「大人計画」の全員が初めて一堂に会したこの特番の収録では、貴重なトークが展開され、スタジオは彼らならではの空気、そして穏やかな笑いに包まれていたという。「大人計画」主宰・松尾さんは「みんなが集まる機会なんて、本当に滅多にないのに、(舞台本番後の収録で)こんなにくたびれていて、感動もままならなくて、でもそれが大人計画らしいなっていうか、いつもなんかこう、形が完璧じゃないんですよ」と収録を終えた感想を語る。また30年をふり返る昔の映像を見て、「ひたすら恥ずかしかった」と話す松尾さん。「やっぱり、自意識がギラギラ見えちゃって。でも、それを見返す機会は多分もう無いだろうから、そういうのも含めて、肝に銘じました。自分のなりふりというのが、永遠に残るんだって」といい機会だったとコメント。そして「トークでテレビに出たいとかいう欲は、もうそれほど無いんですけど、それが縁じゃないともはや集まれないし。本当に、次は法事かなって、思いますけど」と冗談を言いつつ、「節目にこの機会、ありがとうございました」と特番放送に感謝した。なお、番組のタイムテーブルなどが後日公開予定だ。「朝まで『大人計画テレビ』~松尾スズキと25人の仲間たち~」は3月31日(日)22時50分~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2019年03月13日