ホテル椿山荘東京で「ハロウィンアフタヌーンティー」が、2019年10月1日(火)から31日(木)までの期間提供される。「ハロウィンアフタヌーンティー」では、お化けやコウモリなど、ハロウィンを連想させるスイーツやセイボリー、スコーンを用意する。3段のスタンド上段には、ラズベリークリームで表現した舌がかわいい「竹炭のシュークリーム」や、しっとりとした食感のピスタチオケーキにガナッシュとグリオットチェリーで蜘蛛を模った「グリオットチェリーとピスタチオのケーキ」などのスイーツを用意する。中段では、定番のプレーンスコーンに加え、秋の味覚の栗や柿を乗せたスコーンを提供。求肥で模ったミニお化けが隠れる下段には、ポークをオイルで低温調理したポークリエットを使ってお化けをイメージした「ポークリエットとオリーブのサンドウィッチ」など、4種類のセイボリーを揃えた。また、ドリンクの紅茶は、約20種類の茶葉から取替え、おかわり自由で楽しむことができる。【詳細】ハロウィンアフタヌーンティー期間:2019年10月1日(火)~10月31日(木) ※予約は平日のみ。時間:12:00~18:00(L.O.)店舗:ホテル椿山荘東京 ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」住所:東京都文京区関口2丁目10−8料金:ハロウィンアフタヌーンティー 4,000円+税、ウエルカムドリンク付き 4,500円+税 ※サービス料別【予約・問い合わせ先】TEL:03-3943-0920(10:00~21:00)
2019年08月23日2020年初春、全く新しい『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)が、白河、金沢、東京の3都市で幕を開ける。【チケット情報はこちら】指揮を務めるのはスウェーデン・ヨーテボリ国立歌劇場 音楽監督でオペラ指揮のスペシャリスト、ヘンリク・シェーファー。演出を手掛けるのは海外での評価も高い“速度のある” クリエイター集団、ニブロールを主宰する矢内原美邦。ヴィオレッタには世界中の歌劇場でこれまで数々の名演を残しているエヴァ・メイが登場する。指揮のヘンリク・シェーファーは、「今回、日本で初めてオペラを指揮します!キャスト及びオーケストラの 皆さんとのリハーサルを心待ちにしています。ヴィオレッタ役のエヴァ・ メイさんは持ち前のテクニックを発揮し、役どころを魅力的に歌い上げると同時に、か弱さも表現してくれるでしょう。エネルギッシュで説得力の ある声の持ち主である宮里直樹さんとご一緒できるのはとても嬉しく、ジェルモン役の三浦克次さんはベストな声域で素晴らしいアリアを歌ってくれますし、このオペラに出てくるすべてのキャラクターの持つそれぞれ の性格の奥深さを充分に楽しんでいただけるでしょう。聴衆の皆さんとお会いできるのが楽しみです」 とコメント。演出の矢内原美邦は「この作品がいまもなお語り継がれる理由は音楽的な素晴らしさはもちろんのことですが、やはりいつの時代にも通ずる社会的な問題を孕んでいるからだと思います。 ヴィオレッタという私とは生まれも育ちもその境遇もなにもかも違う女性の生について、その死についてどう描くことができるのだろうかと、現代日本社会に生きる私は考えます。 その時代をひとりの女性として、ひとりの人間として、その人生を全うしようとした彼女の生き様をしっかりと見つめ直したいと思います」とコメントした。そして、ヴィオレッタ役のエヴァ・メイからもコメントが寄せられている。「このたび、私に幸運と成功を授け、深い縁も感じている作品に出演するため、再び日本に参りますことを大変嬉しく思っております。 ヴィオレッタは、聴衆に愛され、また私たち表現者側からも愛されている役のひとつです。 劇場にいらしてくださる皆様、このまたとない機会に、ヴェルディの音楽とヴィオレッタ・ヴァレリーの物語を楽しんでいただけたら幸いです」公演は2020年2月9日(日)福島・白河文化交流館コミネス大ホール、2月16日(日)石川・金沢歌劇座、2月22日(土)東京・東京芸術劇場にて行われる。
2019年08月20日東京国立近代美術館にて10月6日(日)まで開催中の『高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの』。同展のスペシャルトークイベントが8月3日に同会場にて行われ、ゲストとしてアニメーション映画監督の細田守、聞き手としてフリーアナウンサーの宇垣美里が登壇した。【チケット情報はこちら】『火垂るの墓』などで知られ、2018年4月に永眠したアニメーション映画監督・高畑勲。その功績をたどる回顧展では、制作ノートや絵コンテなど1,000点以上の資料が展示され、アニメーションの革新に挑み続けた高畑の監督・演出家人生に迫っている。好きな高畑作品に『かぐや姫の物語』を挙げた宇垣は「監督から“受け止め方はあなたの自由”と言われている気がして、人によって異なる感想を聞くのも楽しい」と語る。この言葉に、細田は「つまり“客観性”ですね」と反応。「主人公がどんな状況に置かれているかを観客に考えさせるのが、高畑さんの演出。登場人物に感情移入させることだけが映画じゃない」と昨今の“共感”をベースに感動を生む風潮とは対極にある高畑流・映画づくりの特徴を強調した。90分にわたるイベント中、細田のボルテージが特に上がったのは『セロ弾きのゴーシュ』の美術に話題が及んだ瞬間。椋尾篁の手がけた背景をスクリーンに映し出しながら、「美術がそのまま作品の世界観になっている」と類型的でない緻密な“画”の魅力に言及する。CGを多用するアニメーション作品と比較しつつ、「実写に近づくことがリアルなのではなく、“画”だからこそリアルに伝わる感動があるんです。それを引き出した高畑さんも素晴らしい!」と熱弁をふるった。また細田は、自身の監督作『未来のミライ』がカンヌ国際映画祭の監督週間に選出された際のエピソードを紹介。高畑の訃報とタイミングが重なり、彼の逝去は日本のアニメにどう影響を及ぼすか──という現地報道陣の質問に「監督が追求していた作品テーマや表現方法、問題意識を誰かが引き継がなければ」と答えたという。イベント後、取材に応じた細田に、このエピソードを受けて高畑のどんな要素を自身の作品に継承していこうと考えているか──と聞いてみた。すると「さまざまな試行錯誤を重ね、アニメーションの可能性を広げていくことです」と即答。これまで発表した作品では『時をかける少女』『おおかみこどもの雨と雪』『未来のミライ』が実験的要素の強い作品だったと述懐し、「高畑監督からバトンを受け取り、今後も映画芸術に貢献できれば」と覚悟を覗かせた。取材・文:岡山朋代■「高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの」会期:開催中~10月6日(日)会場:東京国立近代美術館(東京都)
2019年08月16日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今週は、日本のアニメ草創期に携わり、昨年死去した高畑勲氏の業績をたどる「高畑勲展」へ行ってきました。■「高畑勲―日本のアニメーションに遺したもの」東京国立近代美術館 1階企画展ギャラリーにて10月6日まで開催中本展は、未公開資料も含め約1,000点の資料が全4章にわたって公開されています。大きく分けると、(1)演出助手時代、(2)海外児童文学を手がけた時代、(3)日本らしさを描いた時代、(4)新たなアニメーションへの挑戦という構成。同じく演出家である宮崎駿氏はアニメーターでもあるけれど、高畑氏は絵を描かない演出家として有名でした。しかし、高畑氏による絵コンテや細かく書かれたプロットなど貴重な資料を見ることができます。そして豊かな原画と企画書などの制作資料からは、ひとつの作品に多くのクリエーターが携わっていることがわかります。『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』など、世界名作劇場シリーズで育ってきた記者は、第2章が特にテンションアップ!日本のアニメとして初めて海外現地調査(ロケハン)を行った『アルプスの少女ハイジ』のロケハン時の写真もあります。昨年、舞台となった村まで行ってきた記者、アニメと変わらないそのままの風景を目の当たりにし、すごく感激したものでした。高畑氏の型にはまらないスケールの大きさと豊かな想像力は、大人も楽しめる作品を作ったのです。朝ドラでもアニメーターがフィーチャーされる現在。日本アニメーション界の功労者の足跡を見ることができます。
2019年08月05日ホテル椿山荘東京は、秋の味覚“ぶどう”が主役の「グレープアフタヌーンティー」を、2019年9月1日(日)から9月30日(月)まで提供する。「グレープアフタヌーンティー」では、8月から10月初旬にかけて食べごろを迎えるぶどうを主役にしたスイーツやセイボリーを用意。上段には、ヨーグルトをあわせたシャインマスカットのゼリー、オレンジピールをサンドしたぶどうのムース、大粒のシャインマスカットをのせたクリームチーズのタルトといった、ぶどうのジューシーさと爽やかさ、そして甘みをたっぷりと感じられるメニューをのせた。中段は、スコーン3種をのせ、下段にはサクサクの食感が楽しい茸と豆のパイ包みや、柔らかく煮込んだ牛肉を使用したクロケットなどのセイボリーをセット。約20種の茶葉から選べる紅茶とともに、優雅なひとときを堪能できる。【詳細】ホテル椿山荘東京「グレープアフタヌーンティー」期間 :2019年9月1日(日)~9月30日(月) ※予約は平日のみ。時間 :12:00~L.O.18:00店舗 :ホテル椿山荘東京 ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」住所:東京都文京区関口2-10-8料金 :4,000円+税 ※サービス料別【予約・問い合わせ先】TEL:03-3943-0920(10:00~21:00)
2019年07月26日アニメーション映画監督・高畑勲(1935-2018)の“演出術”にフォーカスした回顧展、『高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの』が東京・竹橋の東京国立近代美術館ではじまりました。展覧会の音声ガイドナレーターをつとめるのは、俳優の中川大志さん。気になる内容や見どころをお伝えします!中川大志さんがガイド!『高畑勲展』【女子的アートナビ】vol. 151この展覧会では、総合芸術としてのアニメーションをつくりあげた監督・高畑勲氏の創作活動を、1,000点を超える作品や初公開の資料などによって紹介。絵を描かない高畑監督が、どのように新しい表現方法を追求し、作品に昇華させていったのか、その創造の軌跡を知ることができます。音声ガイドナレーターは俳優の中川大志さん。現在出演中の連続テレビ小説『なつぞら』で坂場一久役を演じている中川さんは、次のメッセージを寄せています。「自分たちが当たり前のように目にしていた作品が、どんな思いで、どんな苦悩を経て、どんな手法で作られていたのかを知ることができる貴重な機会です。日本のアニメーションの歴史でもある『高畑さんの人生』を存分に楽しめる音声ガイド、ぜひお楽しみください」展覧会場の入り口をぬけると音声ガイド機(¥550税込)を借りるブースがあるので、ぜひ中川さんの案内を聞きながら作品を楽しんでみましょう!宮﨑駿氏の原画も…!それでは、会場に入ってみます。まずは、高畑監督が手がけた仕事や業績などが記された年譜が壁一面に登場。作品数の多さに圧倒されます。そして、モノクロ写真で飾られたアーチを抜けると、「第1章 出発点」がはじまります。1959年に東京大学文学部仏文科を卒業し、東映動画(現・東映アニメーション)に入社した高畑監督は、まず演出助手としてアニメーション制作にかかわります。会場には、当時の貴重な制作ノートや絵コンテなどが勢揃い。ここでの見どころは、長編アニメーション初監督作品となった『太陽の王子 ホルスの大冒険』のコーナー。登場人物の人間関係を記した図や、感情の起伏を視覚化したテンションチャートなど、作品を作り上げていくプロセスがわかる資料は見ごたえがあります。また、当時、新人アニメーターだった宮﨑駿氏の原画も展示されています。ハイジの世界へ!続いて、第2章「日常生活のよろこび」では、『アルプスの少女ハイジ』をはじめ、『母を訪ねて三千里』、『赤毛のアン』など昭和世代には懐かしいテレビの名作シリーズが登場します。オープニング・フィルムの原画や動画、背景画、制作ノートなどが展示されていますが、特に見逃せないのは、アニメーター小田部羊一氏による主要キャラクターのデザインスケッチ。主人公のハイジが現在のデザインになるまでの過程が見られて楽しいです。高畑監督は、ハイジの日常生活をリアルに描くことを目指し、物語の舞台となるアルプスの自然環境などを取材するため、テレビ・アニメーションとして初の海外ロケハンを実施。宮﨑氏などクリエイターやプロデューサーたちと一緒に約10日間スイスとドイツをまわりました。そのときに撮影された写真なども会場で紹介されています。また、アルプスの山小屋をリアルに再現した美しいジオラマも展示。こちらは写真撮影OKです!続く第3章では『火垂るの墓』など日本を舞台にした作品群が登場し、最後の第4章では、新たなアニメーションへの挑戦についても詳しく紹介されています。アニメーターのインタビューも!音声ガイドでは、ナレーターとして中川さんが作品解説をするほか、アニメーターの大塚康生氏や小田部羊一氏などのインタビューも聞くことができます。文学や美術、音楽、映画など幅広いジャンルの知識を持ち、またクリエイターやスタッフからも慕われていた高畑監督。彼の手がけた作品を見ることで、アニメーションの歴史だけでなく、日本の文化史も知ることができます。ぜひぜひ、足を運んでみてくださいね!Information会期:~10月6日(日)休館日:月曜(7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開館)、7月16日(火)、 8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)時間:10:00-17:00 ( 金曜・土曜は10:00-21:00 )*入館は閉館30分前まで会場:東京国立近代美術館料金:一般 ¥1500/大学生 ¥1100/高校生 ¥600、中学生以下無料※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。
2019年07月13日数多くの革新的な作品を発表し、日本のアニメーションに多大なる影響を与えたアニメーション監督・高畑勲。その高畑初の回顧展『高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの』が、7月2日(火)から10月6日(日)まで、東京国立近代美術館で開催される。アクションやファンタジーではなく、日常生活に寄り添った、豊かな人間ドラマとしてのアニメーションを確立した高畑。本展では、半世紀を超える高畑の創作の秘密を、その演出術に着目し4つの章から紐解いていく。【チケット情報はこちら】まず第1章は「出発点:アニメーション映画への情熱」。ここで注目すべきは、初の演出(監督)作品となった『太陽の王子 ホルスの大冒険』だろう。高畑は絵を描かないアニメーション監督であり、作画監督や脚本家など、各スタッフと対話を重ねることで、これまでにない作品世界を構築。それは登場人物の香盤表や作画担当表といった、高畑による緻密な資料群からも伺うことが出来る。また本章には、遺作となった『かぐや姫の物語』に通じる貴重な資料「ぼくらのかぐや姫」も展示。第2章は「日常生活のよろこび:アニメーションの新たな表現領域を開拓」。ここでは子供を主人公に、子供が楽しめる作品づくりを目指した高畑の、テレビの名作シリーズを中心に紹介する。『アルプスの少女ハイジ』では、かの有名なオープニング映像のラフ原画を展示。現地をロケハンし描かれたという、美しい背景美術にも目を奪われる。また宮崎駿が手がけた『パンダコパンダ』のレイアウトは、本展開催直前に発見された非常に貴重なものだ。第3章「日本文化への眼差し:過去と現在との対話」では、『火垂るの墓』や『平成狸合戦ぽんぽこ』などが登場。大阪を舞台にした『じゃりン子チエ』以降、日本の風土や庶民の生活を、リアリティーをもって描くことに情熱を注いでいった高畑。膨大なイメージボードや背景などから、その強い想いを感じることが出来る。最後の第4章「スケッチの躍動:新たなアニメーションへの挑戦」では、水彩画風という新たなアニメーション表現を摸索した、高畑の飽くなき探求心に驚かされる。特に完成まで8年を要した『かぐや姫の物語』では、線画による1枚1枚の原画が、残像効果までも計算して描かれているというから、さらに驚きだ。また高畑はかつて、ジャック・プレヴェールの詩を翻訳、それに奈良美智が絵をつけた詩画集『鳥への挨拶』を発表。本展にはその詩画集が出力された色校正用の紙の上から、奈良が新たにドローイングを加えたオリジナル作品、≪鳥への挨拶≫24点も出品されている。取材・文:野上瑠美子
2019年07月05日映画『火垂るの墓』やテレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』などで知られ、2018年に逝去したアニメーション監督・高畑勲の活動を総覧する「高畑勲展 ─日本のアニメーションに遺したもの」が7月2日(火)から10月6日(日)まで東京国立近代美術館にて開催される。その音声ガイドナビゲーターを務める俳優・中川大志に話を聞いた。【チケットの詳細はこちら】自身初となる音声ガイド、その収録を終えたばかりの中川に感想を尋ねると「緊張しました。まずはお客様の邪魔にならないように、淡々と、だけどちゃんと情報が入ってくるように話すことを心掛けました。あまり自分の色が出過ぎると邪魔になっちゃうので、感情を入れすぎずにやったつもりです」と語りつつ「でも…」と続け、「今僕はアニメーションの演出家を演じているので、すごく感情移入してしまいました」と明かした。現在、NHK連続テレビ小説「なつぞら」で、日本のアニメ創成期に携わったアニメ演出家、坂場一久を演じている中川。「読んでいると、高畑さんの言葉や抱えていた苦悩、想いの変化が自分の役とリンクして…。なんだか自分の人生を振り返っているような気持ちでした。ガイドのラストは特に…。今思い出すだけでも泣いちゃう。こんな気持ちになるとは思わなかったです」と、今だからこその想いがこもったガイドに仕上がりそうだ。中川が「高畑さんが信頼する人たちのことも知りました。高畑さんの無理難題とも言える強い想いに応える、叶える、それ以上のものを出す、そんな力強いメンバーに支えられて高畑さんの信念がカタチになったんだと思いました」と語るように、ガイドにはインタビューを収録。『パンダコパンダ』などの作画監督・大塚康生や、『アルプスの少女ハイジ』などのキャラクターデザイン&作画監督・小田部羊一、『じゃりン子チエ』などの原画・友永和秀、『平成狸合戦ぽんぽこ』などの美術監督・男鹿和雄、『火垂るの墓』などの美術監督・山本二三の(本人音声)などのインタビューが楽しめる。今すぐ観返したい作品を尋ねれば『パンダコパンダ』と笑顔。「子供の頃、祖母の家で何度も観ていたので印象に残っていて。主題歌もすごく覚えているのですが、今回、あの歌は高畑さんが“子供たちが歌える主題歌”を目指したというエピソードもありました。今改めて観たいなと思います」「せっかく音声ガイドを借りてくれたお客様ですから、これはもう(自分と同じように)泣かせたい(笑)。高畑さんの人生全部が詰まっていて、台本を読んで、僕自身が映画を1本観たような充実感がありました。それをお客様にも届けられたら」と中川。情報たっぷりの音声ガイドで「高畑勲展」をより楽しんで!取材・文:中川實穂
2019年06月27日「ピーチアフタヌーンティー」が、ホテル椿山荘東京のロビーラウンジ「ル・ジャルダン」にて、2019年8月1日(木)から8月31日(土)まで提供される。ホテル椿山荘東京の「ピーチアフタヌーンティー」は、旬のみずみずしい桃を贅沢に使った期間限定アフタヌーンティー。上段には、ピーチシロップに一晩漬けた香り豊かな黄桃をトッピングしたシャーベット「フローズンピーチとシャンパンのグラニテ」や、ミントが爽やかに香る「白桃杏仁ムース」、白桃ジャムをしのばせたチョコタルトに赤桃ムースをのせた「赤桃のチョコタルト」など、赤・黄・白の3種の桃を使用したスイーツを並べる。中段には、白桃ジャムを練り込んだスコーンをはじめ、27年以上も愛される定番のプレーンスコーン、初登場となるバナナのスコーンが登場。下段では、濃厚なゴルゴンゾーラとさっぱりとした白桃がマッチした「ゴルゴンゾーラと白桃の黒胡麻バスケット」や、キャラメリゼした桃の甘みとカッテージチーズの酸味が好相性の「桃のキャラメリゼとカッテージチーズのタルト」などのセイボリーを楽しむことができる。【詳細】ホテル椿山荘東京「ピーチアフタヌーンティー」期間:2019年8月1日(木)~8月31日(土)※予約は平日のみ。時間:12:00~L.O.18:00店舗:ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」住所:東京都文京区関口2丁目10-8料金:4,000円+税 ※サービス料別■メニュー・スイーツ(上段) フローズンピーチとシャンパンのグラニテ/白桃杏仁ムース/赤桃のチョコタルト/白桃を練りこんだアールグレイのケーク・スコーン(中段) プレーン/ピーチのスコーン/バナナのスコーン・セイボリー(下段) ゴルゴンゾーラと白桃の黒胡麻バスケット/海老と茄子のサンドウィッチ ハーブの香り/蟹とアボカドのタルタル ライム風味/桃のキャラメリゼとカッテージチーズのタルト※紅茶は約20種類の茶葉から取替え、おかわり自由。【予約・問い合わせ先】TEL:03-3943-0920(10:00~21:00)
2019年06月27日津田大介×椿昇がARTISTS’ FAIR KYOTOを語る!6月28日「京都アートラウンジ」開催歴史ある京都を舞台に、アーティストが主導する新しいスタイルのアートフェア「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020(アーティスツフェア キョウト)」の開催が決定しました!( 会期:2020年2月29日(土)、3月1日(日))開催に先駆けて、「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督・津田大介さんと椿昇さんのトークイベントが開催されます。今年、行けなかった人はもちろん、来年行こうか検討している人にもおすすめ。お二人の繰り出すトークが楽しみ。実は、告知と共にすでに満席となってしまったのですが、当日はインスタで生配信も行うので、ぜひ気軽にチェックしてみてくださいね!ちなみに今年開催された「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」についての詳しい紹介はこちら↓ FAIR KYOTO 2019 開催の様子Photo:前端紗季ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020に先駆けて、トークイベント「津田大介×椿昇でARTISTS’ FAIR KYOTOを語る!京都アートラウンジ」を2019年6月28日(金)に開催。ゲストに「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督・津田大介氏を招聘し、2018年から2度に亘って開催された「ARTISTS’ FAIR KYOTO 」が、アーティストと鑑賞者にもたらした変化と今後に期待されるムーブメントについて、本イベントのディレクター椿昇氏とともに、多面的な視点で掘り下げます。人気のため満席となりましたが、当日は、同時刻にインスタ生配信動画を公開。Instagramアカウント「ARTISTS’ FAIR KYOTO」からお楽しみいただけます。「津田大介× 椿昇でARTISTS’ FAIR KYOTO を語る!京都アートラウンジ」■ 日時:2019年6月28日(金) 18:30-20:30■ 会場:BnA Alter Museum 2F Cafe / Lounge■ プログラム:18:30-19:45-ディレクターズトーク「 ARTISTS’ FAIR KYOTOディレクター」椿昇、「あいちトリエンナーレ2019」芸術監督・津田大介 / 司会:松倉早星(Nue inc 代表取締役)■ 主催:京都府、ARTISTS’ FAIR KYOTO実行委員会詳しくはこちらのWEBから
2019年06月22日ホテル椿山荘東京にある、森のような庭園を望む空中庭園「セレニティ・ガーデン」では、4種のシャンパンがフリーフローで楽しめる「シャンパンガーデン」を開催。5月10日から31日は「シャンパンガーデン in Green」、7月19日から9月28日までは「シャンパンガーデン 2019」として、会期ごと異なる内容でシャンパンを楽しむことができる。「シャンパンガーデン in Green」で提供される新緑のグリーンをイメージしたオードブルプレート 今年で開催7年目となる本イベントでは、初夏や夏の涼を感じる夕暮れ時に、都心にいながら緑を眺める開放的な空間で、「モエ・エ・シャンドン」や「マム・グラン・コルド ン」、「ニコラ・フィアット」、「テタンジェ」といった最高品質のシャンパンなどのドリンクを、シャンパンに合うオードブルプレートともに提供する。また、1人1杯ずつ、氷を浮かべて初めて完成するシャンパン「モエ・エ・シャンドン ア イス アンペリアル」も用意。さらに「シャンパンガーデン 2019」では、月ごと異なるフルーツシャーベットにシャンパンを注いだ「シャンパンソルベ」や、上記4種のシャンパンの他に、本イベントにて初提供となるエレガントな飲み口の「ルイ・ロデレール」と、英国王室御用達のシャンパンメゾン「ジョセフ・ペリエ」もフリーフローで楽しめるラグジュアリープランも登場。思う存分シャンパンが楽しめる、豪華な内容となっている。【イベント情報】シャンパンガーデン in Green会期:5月10日〜31日 ※会期中の金・土のみ開催会場:ホテル椿山荘東京 ホテル棟 5 階 空中庭園「セレニティ・ガーデン」時間:17:00〜20:00(入店時間から90分間のフリーフロー・席は2時間制)料金:1万円(消費税・サービス料込)※事前予約制で2名より承り可※雨天・強風の場合は、会場をカフェ「フォレスタ」等に変更シャンパンガーデン 2019会期:7月19日〜 9月28日 ※9月は金・土・祝前日のみの開催 会場:ホテル椿山荘東京 ホテル棟 5 階 空中庭園「セレニティ・ガーデン」 時間:18:00〜21:00(入店時間から90分間のフリーフロー・席は2時間制) 料金:スタンダードプラン 1万円、 ラグジュアリープラン 1万3,500円 ※事前予約制で2名より承り可※雨天・強風の場合は、会場をカフェ「フォレスタ」等に変更予約・問い合わせ:03-3943-5489(9:00〜20:00)URL :
2019年05月08日伊豆大島産ヤブツバキ・シードオイルを使った「潤い椿」エフビーコーポレーション合同会社は、4月25日から5月31日にかけて、スキンケアクリーム「潤い椿」の先行販売を開始した。「潤い椿」は日本人女性だけではなく、アジア圏の広範囲にわたってヒヤリングを行い開発された製品だ。また、希少価値の高いヤブツバキ・シードオイルを、伊豆大島から直接輸入して使用していることも注目ポイントだ。通常販売は6月からとのこと。重視したのは「保湿」「潤い椿」の一番の強みは保湿。シミやシワなどを含む、肌に関するトラブルの多くは乾燥によって引き起こされる。つまり、乾燥を防ぐことによって数々の肌のトラブルを未然に防ぐことが出来るのだ。まず、オレイン酸、ヒアルロン酸、アルブチンの3つの成分が肌に水分を与え、それをキープし、整え、美しい素肌を作り出してくれる。また、肌の潤いを維持するためには「皮脂」の存在が不可欠だが、その皮脂の60%を構成する成分がトリグリセリド。「潤い椿」ではヤブツバキ・シードオイルが、トリグリセリドを補ってくれる。そして、成分に頼るだけでは無い。独自の新技術により小さくなったオイルの粒子が肌の角質に素早く、しっかり染み渡り、潤い成分をより効率よく吸収することが出来る。内容量40グラムで、税抜き4800円。(画像はホームページより)【参考】※潤い椿ホームページ
2019年05月08日戦後の日本のアニメーションの基礎を築き、昨年4月5日に亡くなった高畑勲監督の業績を総覧する展覧会「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したものTakahata Isao: A Legend in Japanese Animation」が、東京国立近代美術館で開催されることが分かった。スタジオ・ジブリ設立に携わった人物であり、『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『かぐや姫の物語』など数々の名作を手掛けてきた高畑監督が、日本のアニメーションに遺したもの、その業績を総覧する初の回顧展。展覧会は4章構成となっており、「1章 出発点─アニメーション映画への情熱」では劇場用長編初演出(監督)となった『太陽の王子 ホルスの大冒険』などにスポットを当て、「2章 日常生活のよろこび─アニメーションの新たな表現領域を開拓」では「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」などのTVアニメにおいて、宮崎駿らとのチームワークを絵コンテ、レイアウト、背景美術によって検証し、高畑演出の秘密に迫る。さらに、「3章 日本文化への眼差し─過去と現在との対話」では、『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』などから、日本人の戦中・戦後の経験を現代と地続きのものとして語り直す話法の創造と、“里山”というモチーフの展開に注目。そして、手描き風アニメーションや水墨画のような表現で注目を集めた『かぐや姫の物語』などにフォーカスした「4章 スケッチの躍動─新たなアニメーションへの挑戦」で構成される。これまで未発表だった高畑監督の制作ノートや絵コンテなどの貴重な資料を通して、高畑演出術の秘密に迫る本展覧会。絵を描かない監督が、どのようにして歴史に残るアニメーションをつくったのか?ほかのクリエイターたちとの交流や共同制作の過程を通して明らかにしていく。なお、東京のほかにも今後、岡山での開催も予定しているという。「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したものTakahata Isao: A Legend in Japanese Animation」は7月2日(火)~10月6日(日)東京国立近代美術館1階 企画展ギャラリーにて開催。※休館日あり(cinemacafe.net)
2019年03月07日傍から見たら、「本当にこの人でいいの?」と心配になる結婚でも、本人同士にしかわからない二人の絆というものがあるようです。芸人の椿鬼奴さんと結婚した同じく芸人の佐藤大さんも、傍から「クズ男」と揶揄されることがあっても、夫婦の絆を深め、円満な関係を維持しています。今回は、椿鬼奴さん×佐藤大さんのホロスコープを分析!その恋愛・結婚観を、占いサイト『前世からの約束』の監修者である占い師・波木星龍先生に解説いただきました。芸人同士の格差婚…?◎椿鬼奴さん×佐藤大さんタレントとしても幅広く活躍している芸人・椿鬼奴さんと同じく芸人の佐藤大さん。夫である佐藤さんのほうは、残念ながら“売れている芸人”とは言い難く、世間的には「格差婚」とも「ヒモ亭主」とも見られがちなカップルです。もっとも、そんな風に見られていることは承知で結婚に踏み切った鬼奴さんのほうは、世間の評価など気にしている様子はありません。■前世からつながる運命の二人!?二人のホロスコープを分析すると、鬼奴さんのほうは水星と金星のアスペクトが多く、芸能人として活躍する人に多い惑星配置です。特に水星は海王星と120度、土星と60度、冥王星と180度で、創作意欲の強い著述家や研究者や評論家に多いアスペクト。また金星は火星と0度、木星と150度で、交際関係が広く度量ある姉御肌タイプです。つまり、もともとが“世話焼き型女性”なのです。一方、佐藤さんは、太陽と天王星が90度、土星が150度、ドラゴンヘッドが180度で、水星は特にどの惑星ともアスペクトしていません。したがって、あまり融通の利くほうではなく、対人関係がやや苦手なタイプ。金星は火星、木星と150度、天王星とは135度です。どちらかというと個性派の気の強い女性と縁があります。そういう意味では、鬼奴さんはふさわしい相手かもしれません。また「すれ違い生活」が生じやすい惑星配置です。二人の場合、金星と火星、金星と木星が、それぞれアスペクトしていて、愛情傾向や趣味・嗜好は似た要素を持っています。それ以外の相性は特に良くありません。◎運命の絆は?けれども、その「縁(絆)」を見るために、二人のホロスコープを重ね合わせてみると、鬼奴さんの金星と佐藤さんの金星が60度、同じく木星と木星が120度、月と火星が120度と、前世的なつながりを表すドラゴンヘッドが二人とも150度で一致しているのです。もしかしたら鬼奴さんは、前世において尽くされてきた分を、現世で“お返し”しているのかもしれません。◎結婚のタイミング結婚した2015年5月、鬼奴さんのほうはトランジット・海王星が出生時の金星に90度、同じく月に60度でした。一方、佐藤さんはトランジット・海王星が出生時の金星に30度、火星に180度です。どちらも海王星が金星にアスペクトした時に結婚しているので、若干“幻惑”された形の結婚で、理想通りにいかない面も出てくると思います。ただし、先天的「縁(絆)」として金星と金星の60度、木星と木星の120度は最良の関係なので、結婚生活は継続するものと考えられます。~古今東西のあらゆる占いに精通し、確かな実績と実力を持つ本格占い師~波木星龍(なみきせいりゅう)公式サイト:鑑定暦30年以上、延べ5万人以上の鑑定実績をもつ本格占い師。古今東西のあらゆる占術に精通している。対面鑑定のほかに「正統占い教室」という占い教室を主宰し、数多くの有名占い師を生み出している。『占星学秘密教本』(魔女の家BOOKS)、『江戸JAPAN極秘手相術』、『神占開運暦』、『この占いがすごい!―神聖開運占術大全〈2017年版〉』(八幡書店)など著書・監修書籍も多数。★鑑定所「波木星龍」波木星龍による本格鑑定を受けられる鑑定所です。あなたの悩める「人生&運命」と真摯に向き合い、各種の占術を通じ“最良の選択肢"をアドバイスいたします。住所:札幌市中央区南1条東7丁目2-2 ラピスアクアシティー大通1205※札幌地下鉄東西線「バスセンター前」駅10番出口から徒歩3分。▼鑑定のご予約はこちら電話:011-231-3344メール:namiki.s@jcom.home.ne.jp
2018年11月19日ホテル椿山荘東京では「苺&ランチブッフェ ~森のストロベリーパーティー~」を平日限定で開催する。期間は2019年1月16日(水)から3月20日(水)まで。「苺&ランチブッフェ ~森のストロベリーパーティー~」は、ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」にて、森のような庭園をテラス席や店内から眺めながら、22種類の苺スイーツとランチメニューが楽しめるブッフェ。スイーツの中でも目玉となるパンケーキは、通常の約2倍の卵を使用することでふわふわ食感に。苺やブルーベリーのジャムをつけて味わうことができる。「苺のブリュレパフェ」にも注目。ムースの上に苺の果肉がたっぷりと入ったソースをかけ、その上のキャラメリゼをバーナーで軽く焼きあげている。その他、定番のショートケーキや苺のモンブラン、米粉を使用したモチモチ食感のフルーツサンドウィッチも展開。パフェステーション&アイスでは、3種類のアイスや苺のコンポート、カラフルチョコスプレー、ナッツ・ベリー・サトウキビ・ローズ・レモン・キャラメルといった6種類のフランス産シロップから好みのものをセレクトし、自分だけのオリジナルパフェを作ることもできる。サイドメニューには、"森のストロベリーパーティー"に相応しい、森をイメージしたフードなどがラインナップ。茸のキッシュやマリネ、ドライ木苺をのせたクロワッサンなどを並べる。【詳細】ホテル椿山荘東京「苺&ランチブッフェ ~森のストロベリーパーティー~」期間:2019年1月16日(水)~3月20日(水) ※平日限定時間:11:30~L.O.13:30(入店時間 11:30~12:00) ※90分 事前予約制場所:ホテル椿山荘東京 ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」住所:東京都文京区関口2丁目10-8料金:大人(13歳~) 4,300円、小学生(6~12歳) 2,000円、幼児(3~5歳) 1,200円 ※消費税込み・サービス料別途<スイーツメニュー>苺チョコレートのマフィン、卵たっぷりのパンケーキ 苺ソースとともに、苺のロールケーキ、モンブラン、苺ジャムをサンドしたマカロン、苺のシュークリーム、ブリュレパフェ、苺のミルフィーユ、ショートケーキ、苺のガナッシュ、タルトレット、ハンマーチョコレート、チョコレートフォンデュ(苺・フルーツ・マシュマロ)、パフェステーション&アイス、苺のバスケット など22種類<その他メニュー>森の茸のキッシュ、フルーツトマトとモッツァレラチーズとオリーブのマリネ タイム風味、茸のマリネ ハーブとアンディーブのサラダ添え、ハムとチーズのホットサンド、ミニクロワッサン ドライ木苺のせ、ブルーベリーパイ など9種類<ドリンク>ソフトドリンクのみフリードリンク、苺のスパークリングワイン1杯【予約・問い合わせ先】TEL:03-3943-0920(10:00~21:00)
2018年11月18日ホテル椿山荘東京のロビーラウンジ「ル・ ジャルダン」にて、カカオが主役のアフタヌーンティーが登場。期間は、第1弾「アロマティックカカオアフタヌーンティー」を2018年12月1日(土)から2019年1月15日(火)、第2弾「ショコラルージュアフタヌーンティー」を 2019年1月16日(水)から2月14日(木)までの期間限定で提供する。カカオを“香り”と“ルージュ”でドレスアップさせた2種類のアフタヌーンティーは、クリスマスやバレンタインなどホリデーシーズンの特別感を盛り上げてくれるに違いない。第1弾「アロマティックカカオアフタヌーンティー」第1弾「アロマティックカカオアフタヌーンティー」のテーマは“香り”。味わいにこだわったカカオと“香り”を組み合わせた。オレンジで風味付けしたケークショコラや、ブーケのような花の香りのカカオを使用したアロマローズの生チョコを味わえる。他にも、ワインを加えたカカオパルプの泡ゼリーと濃厚なラズベリーのボンボンショコラが登場。口の中で香りを感じ、その余韻も楽しめる優雅なアフタヌーンティーだ。第2弾「ショコラルージュアフタヌーンティー」第2弾「ショコラルージュアフタヌーンティー」では“ベリーとのマリアージュ”をテーマとして、甘酸っぱく魅惑的な“ルージュ(苺)”とカカオを存分に味わえる。果実のように甘酸っぱいカカオをビターな味わいに仕上げた濃厚なチョコレートムースに、赤い苺ソースが映える。さらに、艶が美しいクラシックオペラや、ホワイトチョコにディップされた苺たちが、アフタヌーンティーに華を添えている。詳細ホテル椿山荘東京「カカオアフタヌーンティー」提供期間:2018年12月1日(土)~2019年2月14日(木)場所:ホテル椿山荘東京 ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」住所:東京都文京区関口2-10-8■アロマティックカカオアフタヌーンティー開催期間:2018年12月1日(土)~2019年1月15日(火)提供時間:12:00〜L.O.18:00 ※予約は平日のみ。料金:・アフタヌーンティー 3,800円(税込+サービス料)・グラススパークリングワイン付きアフタヌーンティー 5,000円(税込+サービス料)メニュー例:グリューワインゼリー入り カカオパルプの泡ゼリー / 濃厚なラズベリーのボンボンショコラ / オレンジシャンティーを添えた ケークショコラ / 心を癒す アロマローズの生チョコ(紅茶は約20種類の茶葉から取替え、おかわり自由)■ショコラルージュアフタヌーンティー開催期間:2019年1月16日(水)~2月14日(木)提供時間:平日 14:30~L.O.18:00 / 土日祝 12:00~L.O.18:00 ※予約は平日のみ。料金:・アフタヌーンティー 3,800円(税込+サービス料)・グラス赤ワイン付きアフタヌーンティー 5,000円(税込+サービス料)メニュー例:チョコレートムース 苺ソース掛け / クラシックオペラ 苺のグラサージュ / ドライフルーツを塗した ホワイトチョコの苺ディップ / ライスクリスピーのクランチチョコ(紅茶は約20種類の茶葉から取替え、おかわり自由)【問い合わせ先】ル・ジャルダンTEL:03-3943-0920(10:00〜21:00)
2018年10月14日ホテル椿山荘東京で「お茶の京都 宇治茶×ホテル椿山荘東京 特別企画」を開催。茶道体験は、2018年1月9日(日)に、そば会席は11月15日(木)から12月31日(月)まで行われる。「お茶の京都 宇治茶×ホテル椿山荘東京 特別企画」は、茶道体験や会席など、様々なお茶のイベントを通じて、“お茶の心”や宇治茶の魅力を発見できる企画だ。企画は、”日本茶のふるさと”と言われる伝統的なお茶どころの京都府京田辺市と共同で開催。緑豊かで優雅な時間が流れるホテル椿山荘東京で、心休まるお茶の時間を楽しんでみては。ホテルの庭園内にある料亭・錦水の茶室では、子供向けの茶道体験イベントを開催。大正時代に建てられた国登録有形文化財の茶室で、お茶をたてるという贅沢な経験が楽しめる。さらに、そば処「無茶庵」では、お茶を楽しむそば会席を用意した。お茶のプロフェッショナルが厳選した宇治茶と、冬が旬の食材で作る絶品料理を召し上がれ。【詳細】お茶の京都 宇治茶×ホテル椿山荘東京 特別企画会場:ホテル椿山荘東京住所:東京都文京区関口2-10-8■茶道体験イベント開催日:2018年12月9日(日)場所:料亭 錦水料金:9,000円(1組2名。大人1名、子ども1名)内容:茶道体験(茶道のお作法やお茶の楽しみ方など) 、京田辺市産の京野菜や宇治茶などを使った食事対象:小学生(保護者同伴必須)予約開始日:10月28日(日)13:00〜※先着順■そば会席時期:2018年11月15日(木)〜12月31日(月)場所:そば処「無茶庵」時間:ディナー 17:00〜L.O.20:00料金:6,500円+税・サービス料【問い合わせ先】TEL:03-3943-5489(9:00~20:00)
2018年10月12日「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「新日本紀行」「きょうの料理」「大河ドラマ」・・・。アニメ、特撮、映画音楽など様々なジャンルへ優れた音楽を提供した冨田勲(1932―2016)。日本が世界に誇るトミタの音楽を、壮大なオーケストラ、シンセサイザー、合唱、ダンスなどで堪能する贅沢なコンサート「冨田勲 映像音楽の世界」が9月17日(月・祝)に東京・東京国際フォーラムCで開催される。開催に先立って、12日に東京・浜離宮朝日ホールにてリハーサルが行われた。【チケット情報はこちら】場を引き締め、エネルギッシュな指揮で音楽を作り出すのは藤岡幸夫。世界中のオーケストラで活躍する藤岡の指揮で音楽を聴くと、自然と笑顔になり、前向きなエネルギーが湧き出るようだ。リハーサルは、総勢50名を超えるオーケストラ・トリプティークと、50人に及ぶ混声合唱によって『マイティジャック』『キャプテンウルトラ』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『新日本紀行』などが奏でられた。リハーサルで聴いても壮大でゴージャス。あまりの迫力で、本番はさらに良くなると考えるとワクワクする。オーケストラ・トリプティークの演奏も素晴らしく、笑顔で進むリハーサルのなか、パーカッションのホールを揺るがす低音や、トランペットの強烈な響き、弦楽の美しい旋律、フルートのきらびやかに彩る音色など、カラフルな音の万華鏡のようだった。このコンサートは冨田勲の没後企画としても最大規模のひとつ。手塚治虫アニメ、NHKの大河ドラマ、「マイティジャック」など、映像のために作曲された傑作をゴージャスなオーケストラ演奏で楽しむだけでなく映像上映とオーケストラ、女子高生のダンス、合唱、シンセサイザーなど、通常のコンサートでは味わえないコラボレーションも予定しているとのこと。コンサートへの推薦コメントを寄せてくれた庵野秀明監督は、『マイティジャックの歌』を人生で1番聞いているとコメントしているが、今回のメインイベントのひとつが特別編集版『マイティジャック』の400インチ画面での上映にあわせてのオーケストラ演奏だ。リハーサルでも映像を上映しての細かい確認や調整がキビキビと行われていたが、日本でもこのようなシネマ・コンサートを行えるスタッフは限られており、プロフェッショナルな仕事の素晴らしさを垣間見ることができた。コンサートの最後には『マイティジャックの歌』みんなで歌おう!というお客様への気の利いた計らいも用意しているとのこと。今回は、様々な形で冨田勲にゆかりあるミュージシャンやクリエーターも参加する「冨田勲フェスティバル」とも言える大規模になり、夢のような大コンサートとなった。これは期待するしかない!チケットは発売中。取材・文:仁木高史(ライター)
2018年09月14日ホテル椿山荘東京・ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」から、「ハロウィンアフタヌーンティー」が2018年10月1日(月)から10月31日(水)まで期間限定で登場する。「ハロウィンアフタヌーンティー」には、ハロウィンの主役となるキャラクターたちをモチーフにしたスイーツや食事メニューが目白押し。「ゴーストケーキ」は、その名の通り“ゴースト”を模したベイクドチーズケーキ。真っ白な練乳ムースをのせて可愛らしく仕上げた。チョコレートで作ったコウモリをのせたタルトは、秋の味覚南瓜とジューシーなアプリコットを組み合わせ。華やかな香りと旬な味わいが楽しめる逸品だ。食事メニューには、サーモントラウトリエットのオープンサンド、2色ポテトのミニピタサンドなどのサンドイッチとともに、香り高いフォアグラのブリュレを添えて。お気に入りのドリンクとともに「ハロウィンアフタヌーンティー」を味わって、贅沢なひと時を体感してみては。【詳細】ホテル椿山荘東京「ハロウィンアフタヌーンティー」3,800円(税込)※サービス料別開催期間:2018年10月1日(月)~10月31日(水)時間:12:00~L.O.18:00会場:ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」住所:東京都文京区関口2丁目10-8■メニュー<<上段>>・葡萄のゼリーに濃厚なラズベリーソースを掛けて・ホワイトガナッシュをサンドした竹炭クッキー・ゴーストケーキ ベークドチーズに練乳ムースをのせて・コウモリが飛ぶ 南瓜とアフリコットのタルト<<中段>>・プレーンスコーン・南瓜のスコーン・トリュフ入りパルメザンチーズのスコーン<<下段>>・サーモントラウトリエットのオープンサンド・フォアグラのブリュレ・2 色ポテトのミニピタサンド・ポンデケージョとチキンのサンド【予約・問い合わせ先】TEL:03-3943-0920(受付時間 10:00~21:00)
2018年08月20日お笑いコンビ・次長課長の河本準一、お笑い芸人の椿鬼奴が4日、北海道・札幌市内で開催中の「みんわらウィーク2018」のメインイベント「SDGsウォーク2018」で総合司会を務めた。2人はウォーキングに先立ち行われた開会式で、参加者を前にあいさつ。鬼奴は「椿鬼奴です」とあいさつしてすぐ咳払いし、河本が「声大丈夫?」と心配。鬼奴は「昨日来て、モリマンのモリ夫さんのスナックに行って。今日は準備万端で声枯れて」と話した。そして、河本が「朝に似合わない声されていますよね。夜の声なんですよ、奴さんは」と指摘すると、鬼奴は「そう! 私、夜の声だからみんなに聞こえているか心配」と返し、お決まりのホイットニー・ヒューストンの歌ネタを披露。河本が「出えへんな! なんとかならん?」と突っ込むと、「通常営業です!」と堂々と宣言して笑いを誘った。吉本興業と北海道は、北海道を盛り上げ、その魅力を国内外に発信することを目的とした包括連携協定を2016年3月に締結。その一環として、お笑いの輪を全道に広げるイベント「みんわらウィーク」を2016年より開催している。3年目を迎える「みんわらウィ―ク2018」では、“歩いて・笑って・健康になり、SDGs890(エス・ディージーズ)を学べるウォーキングイベント”「SDGsウォーク2018」をシンボルイベントとして開催。お笑い芸人やアスリートと一緒に夏の北海道を歩き、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」を楽しく学ぶ。開会式には、ウォーキングに参加するお笑い芸人やアスリートが勢ぞろい。全員でラジオ体操を行った。参加メンバーは以下の通り。■参加芸人次長課長・河本準一、品川庄司・庄司智春、アップダウン、椿鬼奴、パンサー、和牛、吉本新喜劇(すっちー、信濃岳夫、佐藤太一郎)■参加アスリートカズ山本(野球)、星野伸之(野球)、斎藤隆(野球)、門倉健(野球)、近藤岳登(サッカー)、岡崎朋美(スピードスケート)、石橋貴俊(バスケットボール)、田中光(体操)、河口正史(アメリカンフットボール)、木村真野・紗野(シンクロナイズドスイミング)、中西悠子(水泳)
2018年08月04日資生堂が、企業文化誌『花椿』秋号を7月15日に刊行。フリーマガジンとして資生堂関連施設、及び全国の書店の合計50ヶ所(7月10日現在)にて配布している。この刊行に合わせ、代官山蔦屋書店2号館1階 ブックフロアにて、「花椿から拡がる本の世界」フェアを開催する。『花椿』秋号は、「笑い」がテーマ。巻頭の特集では、“笑いはパワー”と題し、若手写真家の嶌村吉祥丸が、女の子たちのさまざまな笑い顔を撮り下ろした。「毎日を笑いで満たしてもっとハッピーに……」笑いのパワーが誌面いっぱいにあふれた特集。その他に、資生堂の「笑顔研究」をもとに、芸人の藤井隆と笑い顔について考える企画や、放送作家の倉本美津留、芸人の木村祐一、ジャルジャルのふたりによる、笑いの生み出し方についての座談会など、笑いについてさまざまな角度からアプローチする。連載の「サロン・ド・バー 花椿」では、俳優・竹中直人とミュージシャン・Charaが対談。その他、フィリップ・ワイズベッカーのインタビュー、前野健太のポエム、原田ハマ、今日マチ子、岩間朝子など読み応えたっぷりの内容。別冊付録は、落語初心者に向けた落語入門書「落語入門」。サンキュータツオによる落語の楽しみ方や、おすすめの落語家の紹介、落語家・立川吉笑、三遊亭粋歌による新作落語などを収録している。花椿 オリジナルグッズまた本誌刊行にあたり、代官山蔦屋書店2号館 1階 ブックフロアにて、7月13日から8月13日まで「花椿から拡がる本の世界」フェアを開催。フェアでは、本誌と関連のある書籍を取り揃えるほか、花椿オリジナルグッズを販売。花椿オリジナルステッカーのプレゼントも実施する。関連イベントとして、別冊付録の花椿文庫に寄稿した落語家・立川吉笑の落語会と、放送作家・倉本美津留とのトークも開催予定。詳しくは、代官山蔦屋ホームページで確認できる。【イベント情報】花椿から拡がる本の世界会期:7月13日~8月13日会場:代官山蔦屋書店2号館1階 ブックフロア住所:東京都渋谷区猿楽町17-5関連イベント:8月1日 19:30~21:00(予定)・立川吉笑 落語会・倉本美津留×立川吉笑 トークイベント
2018年07月18日3段スタンドの上段を飾るのは、美容効果に着目したプチフールです。ミントグリーンの色合いが美しいゼリーは、世界三大美女の楊貴妃も好んで食したと言われるライチと、アロエの果肉が詰まっています。ライチには、造血のビタミンとも呼ばれる葉酸が多く含まれており、美容効果や風邪に対する免疫力を高めてくれると言われています。また、体も温めてくれると言われ、冷えが気になる女性にとってうれしい食材です。古代からさまざまな魅力を秘めた植物として珍重されてきたアロエも、ビタミン・ミネラル・酵素・アミノ酸が豊富で美肌効果が期待される食材です。そのほか、中国では長寿や幸福のシンボルとされる蓮の実を使用したエッグタルト、漢方食材としても人気のクコの実を添えたココナッツムース、食欲増進に関わるホルモン「オレキシン」を抑制し、ダイエットに効果的と言われる金木犀の芋羊羹が愛らしく並びます。中段のスコーンは、人気のプレーンに加え、リモネンによるリラックス効果が期待できる乾燥させたみかんの皮の陳皮とプーアル茶パウダーを練り込んだスコーンと、美肌やアンチエイジングに良い冬瓜の砂糖漬けを忍ばせたココナッツのスコーンが初登場します。下段は、銀絲巻(インスージェン)の揚げパンや、ウコンのパンに挟んだパクチーと鴨肉のサンドウィッチ、牛肉のオイスターソース炒めのタルトなど、飲茶を意識したメニューを揃えました。アフタヌーンティーと一緒に楽しむ“お茶”は、緑茶の3倍の抗酸化作用とポリフェノール・ビタミンC・ミネラルを含み、ほのかな甘い香りが上品な中国・福建省の「白牡丹」をはじめ、世界三大紅茶のひとつで中国・安徽省の「キーマン」、体を温め代謝の促進作用があるという中国・雲南省の「小泥プーアル」をご用意。ホテル椿山荘東京のロビーラウンジ「ル・ジャルダン」オリジナルブレンドのフレーバードティー「ジャスミンライチ」もお楽しみいただけます。■概要「チャイニーズアフタヌーンティー」開催期間:2018年9月1日~9月30日場所:ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」住所:東京都文京区関口2-10-8 ホテル椿山荘東京時間:12:00~L.O.18:00 ※予約は平日のみ料金:3800円(税込)※サービス料別途メニュー例:楊貴妃のゼリー/金木犀の芋羊羹/蓮の実餡入りエッグタルト/ココナッツムース クコの実添え/プレーンスコーン/陳皮(ちんぴ)とプーアル茶のスコーン/冬瓜とココナッツのスコーン/ウコンのパンに挟んだパクチーと鴨肉のサンドウィッチ/銀絲巻(インスージェン)の揚げパン/牛肉のオイスターソース炒めのタルト/チャーシューの割包サンドウィッチ ※紅茶は、約20種類の茶葉から取替え&おかわり自由(お問い合わせ先)ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」TEL 03-3943-0920
2018年07月12日今年4月5日に亡くなった高畑勲監督(享年82歳)を偲ぶ「高畑勲 お別れの会」が5月15日(火)、東京・三鷹の森ジブリ美術館で行われ、高畑監督の息子である高畑耕介氏が“父”の素顔と思い出を語った。耕介氏によると、高畑監督は昨年4月に手術を受けて以来「発熱、せき、味覚障害に絶えず苦しんでいた」という。それでも今年の2月末まで講演会などに登壇しており、その忍耐力と精神力は「医者も驚くほど」だったのだとか。そんな高畑監督は今年3月10日、耕介氏とともに近所の公園を散歩したそうで「芽吹き始めた木々、さえずる小鳥について、教えてくれたことを昨日のことのように思い出します」。3月末に入院した際には、「呼吸が苦しく、言葉を発することもできない状態となり、見守る私たち家族もつらい思い」だったといい、「人に話を聞いてもらうことが生きがいだった父にとってこそ、それはしんどく耐えがたいことだったと思います」とふり返った。亡くなる1年前ほど前から、講演会や対談といった高畑監督の仕事に付き添うようになったという耕介氏。移動中は「体調は大丈夫だろうか」とヒヤヒヤする一方、いざ講演が始まると「話はいつも面白く、時間はあっという間に過ぎてしまいました」。それだけに、「映像作品以外の父の言葉や姿に触れて、もっと知りたいという思いが強くなったいま、父の声を聞くことがもうできない現実を前にすると、悔やみきれず、胸が詰まる思いです」としみじみ語っていた。「既成概念に囚われることなく、何よりも自身の感覚、直感によって物事を捉え、言葉や表現に変えていきました。対象の全体像を捉えるために必要なことは何でも調べる貪欲さ、理想に近づきたいという往生際の悪さ、一種の感覚的、また即物的な視点と切り口によって、当たり前のように感じることも、日常をも再発見させられる父なりの物の見方は、いつも私を惹きつけました」。「古今東西の文物に美を見出し、そこにあるトリックや魔法を見つけることが楽しみで、父は何か発見があると、嬉々としてそれを語ってくれました。現実への冷徹で客観的なまなざし、共同体から世界まで、社会は少しずつ良くすることができるはずという期待、不器用で間違いだらけの人間の肯定というものを、何気ない会話からも感じさせるので、自然に私もそのように考えるようになりました。ある種の捉えがたいものに光をあて、言語化する。明確な答えはないけれども、大事な何かをそのまま問いかけ、考えさせるというのが父のスタイルだったと思います」。最後に耕介氏は「純粋な好奇心と、日ごろの勉強から得た発見や着想を、実験的なやりかたを交えて、各分野の才能豊かな仲間たちと表現し続けることができた。父は本当に幸せな人間だったと思います」と語り、「父が望むものは、人間が人それぞれの個性と、育てられた社会的、文化的背景をお互いに理解し、尊重する。そして、それらは活かし、助け合い、譲り合って、小さいものや弱いものも安心して、暮らしていける世の中だと思います」と締めくくった。(text:cinemacafe.net)
2018年05月15日今年4月5日に亡くなった高畑勲監督(享年82歳)を偲ぶ「高畑勲 お別れの会」が5月15日(火)、東京・三鷹の森ジブリ美術館で行われた。このお別れの会は、宮崎駿監督と鈴木敏夫プロデューサーの「ジブリとして盛大なお別れの会で見送りたい」という言葉に従い、高畑監督も生前大好きだった三鷹の森ジブリ美術館で開催。宮崎監督が実行委員長を務め、スタジオジブリと公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団の協力で執り行われた。「開会の辞」を担った宮崎監督は、追悼コメントとして、高畑監督の出会いや思い出を回想。時折、涙ぐみ、言葉につまる場面もあった。宮崎駿監督追悼のコメント(全文)パクさんというあだ名のいわれは定かではないんですが、だいたいがとにかく朝が苦手な男でして、東映動画に勤め始めたときも、ギリギリに駆け込むのが常でして、買ってきたパンを、タイムカードを押してから“パクパク”と食べて、水道の蛇口からそのまま水を飲んでいたという。それでパクさんになったという噂です。追悼文という形ではありませんが、今日は書いてきたものは読ませていただきます。パクさんは95歳まで生きると思い込んでいた。そのパクさんが亡くなってしまった。自分にもあんまり時間がないんだなと思った。9年前、私たちの主治医から電話が入った。「友だちなら、高畑監督のタバコをやめさせない」。真剣な怖い声だった。主治医の迫力に恐れをなして、僕と鈴木さん(鈴木敏夫プロデューサー)は、パクさんとテーブルを挟んで向かい合った。姿勢を正して話すなんて、初めてのことだった。「パクさん、タバコをやめてください」と僕。「仕事を続けるために、やめてください」。これは鈴木さんの言葉です。弁解や反論が怒涛のように噴き出てくると思ったのに、「ありがとうございます、やめます」とパクさんはきっぱり言い、頭を下げた。そして、パクさんは本当にタバコをやめてしまった。僕はわざとパクさんのそばで、タバコを吸った。「いい匂いだと思うよ。でも、全然吸いたいと思わない」とパクさん。彼のほうが、役者が上であった。やっぱり95歳まで生きる人だなと思いました。1963年、パクさんが27歳。僕が22歳のとき、僕らは初めて出会いました。初めて言葉を交わした日のことは、いまでもよく覚えています。黄昏時のバス停で、僕は練馬行きのバスを待っていた。雨上がりの水たまりの残る通りを、ひとりの青年が近づいてきた。穏やかで賢そうな表情がそこにはあった。それが高畑勲ことパクさんと出会った瞬間だった。55年前のことなのに、ハッキリ覚えているのだろう。あのときのパクさんの顔を、いまもありありと思い出す。次にパクさんに出会ったのは、東映動画の労働組合の役員に押し出されてしまったときだった。パクさんは副委員長。僕は緊張で吐き気に苦しむような日々が始まった。それでも組合事務所のプレハブに泊まり込んで、僕はパクさんと夢中で語り明かした。ありとあらゆること。僕らは仕事に満足していなかった。もっと遠く、もっと深く、誇りを持てる仕事がしたかった。何を作ればいいのか…。パクさんの教養は圧倒的だった。僕は得難い人に出会えたのだとうれしかった。(高畑監督が演出を手がけた『太陽の王子 ホルスの大冒険』の)製作は難航した。スタッフは新しい方向性に不器用だった。仕事は遅れに遅れ、会社全体を巻き込む事件になっていった。パクさんの粘りは超人的だった。会社の偉い人に脅され、泣きつかれても、踏ん張っていた。僕は夏のエアコンが止まった休日で、ひとりで大きな紙を相手に背景原画を書いたりした。会社と組合の協定で、休日出勤は許されていなくても、構っていられなかった。タイムカードを押さなければいい。初号(試写)を見終えたとき、僕は動けなかった。感動ではなく、驚愕に叩きのめされていた。会社の圧力で、“迷いの森”のシーンは削る削らないの騒ぎになっているのは知っていた。パクさんは粘り強く会社側と交渉し、ついにカットごとの作画枚数まで約束し、必要製作日数まで約束せざるを得なくなっていた。当然のごとく、約束ははみ出し、そのたびにパクさんは始末書を書いた。一体、パクさんは何枚の始末書を書いたのだろう。僕も手いっぱいの仕事を抱えて、パクさんの苦闘に寄り添う暇はなかった。僕は初号で初めて、“迷いの森”のヒルダのシーンを見た。何という圧倒的な表現だったろう。何という強い絵。何という優しさだったろう。パクさんはこれを表現したかったんだと初めてわかった。パクさんは仕事を成し遂げていた。公開から30年が経った西暦2000年に、パクさんの発案で、映画の関係者の集まりが行われた。当時の会社の責任者、重役たち、会社と現場の板挟みに苦しんだ中間管理職の人々、制作進行、作画スタッフ、背景や彩色の女性たち、撮影、録音、編集の各スタッフがたくさん集まってくれた。興行は振るわなかったが、もう誰も気にしてはいなかった。パクさん、僕らはあのとき、精いっぱい生きたんだ。パクさんの生き方は、僕らのものだったんだ。ありがとう、パクさん。55年前に、あの雨上がりのバス停で声をかけてくれたパクさんのことを、忘れない。どうも、すみません。▽高畑勲監督プロフィールアニメーション映画監督。1935年10月29日、三重県伊勢市に生まれ、岡山で育つ。1959年に東京大学仏文科卒業後、東映動画に入社し、劇場用映画『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968)で初監督。退社後、「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」といったTVアニメの演出・監督を務めた。1985年、スタジオジブリの設立に参加し、『火垂るの墓』(1988)、『おもひでぽろぽろ』(1991)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)、『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999)を発表。2013年には、製作に8年を費やした待望の新作『かぐや姫の物語』が公開され、米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞にノミネートされた。1998年、紫綬褒章を受章。2018年4月5日(木)午前1時19分、帝京大学医学部附属病院にて、逝去。死因は肺がんだった。(text:cinemacafe.net)
2018年05月15日アイドルグループ・V6の岡田准一が主演を務める映画『散り椿』(9月28日公開)の特報、およびポスタービジュアルが14日、公開された。同作は葉室麟による同名小説を映画化。カメラマンとして数々のキャリアを持ち、映画監督としても『劔岳 点の記』(2009)で第33回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞している木村大作がメガホンを取る。藩の不正を訴え出たために追放された男・瓜生新兵衛(岡田)が、死を迎える妻・篠(麻生久美子)に頼まれ、かつての親友・榊原采女(西島秀俊)と対峙する。撮影は、富山、彦根、長野にて行われ、時代劇としては前代未聞の全編オールロケに。“美しい自然”と木村カメラマンによる“美しい画”、木村監督の演出と岡田・西島秀俊ら豪華俳優陣による“美しい佇まいと生き様”が描かれ、特報とポスタービジュアルではその本編の美しさを切り取った形となった。特報は18日より全国の東宝系映画館で上映される。
2018年05月14日4月5日に82歳で逝去した高畑勲監督の集大成にして遺作となった『かぐや姫の物語』が、5月18日(金)の「金曜ロードSHOW!」でオンエアされることになった。1935年、三重県伊勢市に生まれた高畑監督は東京大学仏文科卒業後、東映動画(現在の東映アニメーション)に入社「アルプスの少女ハイジ」や「赤毛のアン」「じゃりン子チエ」などの演出、監督を担当。物語の世界のなかに生きる人々の営みを的確に捉えた繊細な日常描写でキャラクターの内面を浮かび上がらせる演出技法は、後の日本のアニメーションの表現、技術に大きな影響を与えた。東映動画の後輩でもある宮崎駿らとスタジオジブリを設立すると、『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョとなりの山田くん』といった作品を監督、プロデューサーとしても『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』などいまだに愛される名作を世に送り出した。そんな高畑監督の遺作となった『かぐや姫の物語』は、誰もが知っている日本最古の物語「竹取物語」を全く新しい解釈で映画化。水彩画がそのまま動き出したような美しさとダイナミックさを併せ持ったその映像は日本のみならず。第87回アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされるなど、海外の多数の映画賞を席巻したのは記憶に新しい。「かぐや姫」という一人の女性が誕生し、少女時代を経て美しい姫に成長していく物語を日本の原風景ともいえる美しい景色とともに描くことで、命の輝きと“生きる喜び”というテーマを表現。感動のラストへとつながっていくこの超大作を今回完全ノーカットで放送。かぐや姫役の朝倉あきをはじめ高良健吾、宮本信子、田畑智子、宇崎竜童、上川隆也、朝丘雪路ら豪華声優陣による声の共演も注目だ。今回の放送にあたり本作のプロデューサー・西村義明(スタジオポノック)は「かぐや姫はなぜ、数ある星の中から地球を選んだのか。この地で何を思い、どう生きたのか。かぐや姫は、なぜ地球を去らねばならなかったのか…高畑勲監督の3つの問いから、映画『かぐや姫の物語』の企画が始まりました。8年間という長期の制作期間を経て完成した映画ですが、ジブリ第7スタジオのスタッフ達とともに、とても楽しそうに映画を作っていた高畑監督を思い出します。残念なことに高畑監督は亡くなってしまいましたが、最後の長編映画『かぐや姫の物語』を、この機会にぜひ日本中の皆さんに楽しんでいただければと思います」とコメントを発表。高畑監督と日本アニメ界最高のスタッフたちによる渾身の名作『かぐや姫の物語』は5月18日(金)21時~日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」枠で完全ノーカット放送。また5月15日(火)には監督を偲ぶ「お別れの会」が東京・三鷹の森ジブリ美術館にて執り行われる。(笠緒)■関連作品:かぐや姫の物語 2013年11月23日より全国にて公開© 2013 畑事務所・GNDHDDTK
2018年05月04日日本アニメーション界の巨匠にして、世界でも賞賛される数々の作品を世に送り出した高畑勲監督の訃報を受けて、「金曜ロードSHOW!」では放送作品ラインナップを急遽変更し、4月13日(金)に高畑監督の代表作『火垂るの墓』を放送することが発表された。1988年に公開された本作は、神戸の大空襲を体験した野坂昭如による直木賞受賞小説が原作。第二次世界大戦当時の神戸を舞台に、懸命に生きようとした兄妹のいのちを描いた。罪のない子どもや病気の母たちを容赦なく炎に飲み込んでいく空襲。周囲の人々に頼ることができない幼い清太と、優しさを見せる余裕のない大人たち…。戦争の愚かさと哀しさを、高畑監督は切々と訴えかけていく。1935年10月29日生まれ、4月5日に82歳でこの世を去った高畑監督。スタジオ・ジブリ設立に携わった人物であり、宮崎駿監督とは盟友だった。同枠では、これまで『火垂るの墓』をはじめ、『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョ となりの山田くん』、遺作となった『かぐや姫の物語』など、スタジオジブリ作品として公開された高畑監督の長編映画が長年にわたって放送された。なお、「金曜ロードSHOW!」ではすでに13日(金)に『名探偵コナン から紅の恋歌』が放送決定していたが、今回の決定により同作は20日(金)に放送日が変更。さらに、20日(金)に予定されていた『パシフィック・リム』は、新たな放送日が決定次第、発表されるようだ。金曜ロードSHOW!『火垂るの墓』は4月13日(金)21時~日本テレビにて放送。金曜ロードSHOW!『名探偵コナン から紅の恋歌』は4月20日(金)21時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2018年04月06日日本を代表するアニメーション監督のひとりである高畑勲氏が4月5日、都内の病院で亡くなった。82歳だった。1935年三重県伊勢市生まれ。東京大学仏文科卒業後、東映動画(現在の東映アニメーション)に入社し、85年に宮崎駿監督らと「スタジオジブリ」を設立した。■日本のアニメを変えた繊細な“日常描写”記念すべき長編デビュー作『太陽の王子 ホルスの大冒険』から50年。最高傑作の呼び声高い『火垂るの墓』からちょうど30年である。その偉大な功績をふり返り、検証するのに多くの時間と労力が必要なのは言うまでもない。それでも高畑作品の魅力として、まず頭に浮かぶのは、日本のアニメーション全体にも大きな影響を与えた、繊細な日常描写だ。そこに生まれ、そこで暮らす人々の営みを的確に捉え、丁寧に演出することで、キャラクターの内面を浮かび上がらせ、生きざまを輝かせる…。そんな高畑マジックは、70年代に生み出した「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」といった名作テレビアニメに始まり、それに続く劇場作品でも健在。91年公開の『おもひでぽろぽろ』は、高畑監督の日常描写が特に光る秀作である。■盟友・宮崎駿監督との作風の違いは?東映動画の後輩だった宮崎駿監督との長年にわたる盟友関係も広く知られるが、両巨匠の作風には大きな違いがある。その最たるものが、登場人物に対する視点ではないだろうか。ひと言で表せば、宮崎作品のキャラクターは非常にエモーショナルであり、宮崎監督自身もそんな彼らの喜怒哀楽に寄り添いながら、物語を盛り上げていく。一方、高畑監督は登場人物に一定の距離を置くことで、彼らの感情に見え隠れする「儚さや滑稽さ」を作品に映し出した。代表作である『平成狸合戦ぽんぽこ』は文明批判を込めたメッセージ色の強い作品だが、化学(ばけがく)を駆使し、自然を破壊する人間たちに戦いを挑むタヌキたちの姿には、どこか悲哀や皮肉も受け取れる。仮に同じ題材を宮崎監督が描いたら、「人間vs.自然」の対立構造がもっと強調された、まったく違う映画になったはず。また、結果的に遺作となった『かぐや姫の物語』で見せた、詩的な躍動感と夢見心地な浮遊感も、高畑作品ならでは。同作は第87回アカデミー賞で、長編アニメ賞候補となった。盟友でありライバルだった高畑監督の旅立ち…。果たして、長編アニメからの引退宣言を撤回し、新作の製作を進めている宮崎監督の胸には、どんな思いが去来していることだろう?高畑監督が残した功績を足早にふり返ったが、改めてご冥福をお祈りしつつ、今日は『太陽の王子 ホルスの大冒険』をじっくり見直したいと思う。何度見ても、胸が踊るなあ、この作品は。(text:Ryo Uchida)(text:Ryo Uchida)
2018年04月06日『火垂るの墓』や「アルプスの少女ハイジ」など多数の名作を生み出したアニメーション作家で監督の高畑勲が、4月5日、82歳で亡くなった。14年ぶりとなった長編映画『かぐや姫の物語』は米アカデミー賞にもノミネートされるなど国内外で絶賛されたこともあり、海外でも悲しみの声が広がっている。1935年、三重県・伊勢出身の高畑さんは、東京大学文学部仏文科に在学中、フランス初の長編アニメーション映画『やぶにらみの暴君』(1952年、後に『王と鳥』として公開)に影響を受け、アニメーションに関心を持つようになったという。日本では1955年に公開された同作は、高畑監督のみならず、盟友・宮崎駿監督にも大きな影響を与えたことで知られ、『王と鳥』はスタジオジブリ提供によって2006年に日本公開されている。高畑監督は、宮崎監督とともにTVアニメ「ルパン三世」や「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」などの作品を手がけ、『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』にもプロデューサーとして参加。1985年、スタジオジブリの創立に関わった。野坂昭如・原作で太平洋戦争に翻弄された兄妹の悲劇をアニメーションで如実に表現した『火垂るの墓』(1988)は、モスクワ児童青少年国際映画祭でグランプリを獲得するなど海外での評価が高いことで知られる。手描き風アニメーションや水墨画のような表現で注目を集めた『かぐや姫の物語』(2015年)も高い評価を受け、第87回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネート。2009年にも、スイス・ロカルノ国際映画祭でも映画界への長年の貢献が評価され「名誉豹賞」を受賞。2015年には、世界最大級のアニメーション映画祭として知られるフランスのアヌシー国際アニメ映画祭「名誉クリスタル賞」を受賞し、フランス芸術文化勲章のオフィシエを受けている。翌年には“アニメ界のアカデミー賞”アニー賞でも、功労賞にあたる「ウィンザー・マッケイ賞」を受賞するなど、海外の映画・アニメ専門家からも尊敬を受けていた。訃報を受け、米誌「The Playlist」では「スタジオジブリの共同創設者で、アニメーションのパイオニア」と高畑監督を紹介。先日、『かぐや姫の物語』を21世紀の最も優れた日本映画(The Best Japanese Films of the 21st Century)の1本に選んだばかりの「IndieWire」誌は、『火垂るの墓』をはじめ『おもひでぽろぽろ』(1991)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)などを代表作として上げている。より詳しく、1960年初期から映画とテレビの双方で活躍し、アニメーターであり、脚本家であり、製作者であったこと、最後にその名がクレジットされたのは『レッドタートル ある島の物語』(アーティスティックプロデューサー)であったことにも言及。とりわけ、『火垂るの墓』については「最も偉大で(--そして最も悲しい)アニメーション映画であり、彼の最も有名で最も尊敬された仕事として刻まれる」とコメント、映画批評家として知られた故ロジャー・イーバートが遺した言葉「これまで作られた最も優れた戦争映画のあらゆるリストに加えられるべき作品」も引用している。SNSには、『火垂るの墓』の画像とともに「信じられない」「レジェンドだった」など、ショックと悲しみを伝える声が後を絶たない。フランスのアニメチャンネルとして知られる「Catsuka」ではTwitterで追悼の意を示し、2014年に行われた監督のインタビューがオンラインでも見られることを告知、さらに『火垂るの墓』を再放送すると伝えている。またフランス大使館からも【大使の言葉】と題しローラン・ピック駐日フランス大使から追悼のコメントが発表された。(text:cinemacafe.net)
2018年04月06日2018年4月5日、日本アニメーション界の巨匠・高畑勲監督が亡くなったと報道された。享年82。『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『かぐや姫の物語』などを手掛け、スタジオ・ジブリで宮崎駿監督と共に走ってきた盟友だった。1935年10月29日に生まれ、82歳でこの世を去った高畑監督。スタジオ・ジブリ設立に携わった人物であり、『柳川堀割物語』『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョ となりの山田くん』『かぐや姫の物語』を手掛けてきた。ジブリ設立前は「ルパン三世」や、「パンダコパンダ」「アルプスの少女ハイジ」「未来少年コナン」「赤毛のアン」『じゃりン子チエ』などがある。最後の作品となった『かぐや姫の物語』は製作期間8年、総製作費は50億円を投じて描き、自身でも「ずいぶんお金も時間もかかってしまった」と話し「日本のアニメーションにとって、新しい一歩を進める作品になったような気がします。大変満足を覚えていますし、苦楽を共にしたスタッフにこれほどありがたい気持ちで満たされたことはない」と語っていた。第68回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を始め東京アニメアワードでは特別賞「アニメドール」を受賞。さらに、ロサンゼルス映画批評家協会(LAFCA)賞で「長編アニメーション賞」に輝き、2015年の第87回アカデミー賞でも「長編アニメーション」にノミネートされるなど海外からの評価も高かった。宮崎監督や鈴木敏夫プロデューサーからは「パクさん」の愛称で親しまれていた高畑監督。突然の訃報に“高畑ワールド”を愛するファンから悲しみの声がSNS上に溢れている。(text:cinemacafe.net)
2018年04月06日