ANAは8日、機内インターネット接続サービス「ANA Wi-Fi サービス」を、2015年度内をめどに国内線でも導入すると発表した。また、2014年3月より同サービスを導入済みの国際線においても、対象機材を拡大する。国内線での「ANA Wi-Fi サービス」対象機材は、国内線ボーイング787-8、787-9、777-200、777-300など計100機。提供開始は2015年度内を予定する。サービス提供会社や、料金体系などは、決定次第告知される。また、国際線においては「ANA Wi-Fi サービス」の対象機材を拡大。既に提供済みのボーイング 777-300ER、およびボーイング 767-300ERに加え、国際線ボーイング787-8、787-9など既存導入機を含め計60機まで増加する。就航時期は2015年度4月以降順次。国際線では、今後同社が新たに導入する機材について機種を問わず機内インターネットを導入し、全ての国際線運航機材への機内インターネット装着を目指すという。
2014年10月09日ANAは10月8日、国際線において有料で提供している機内インターネット接続サービス「ANA Wi-Fiサービス」を、2015年度内に国内線でも導入することを決定したと発表した。国内線でサービス対象と成る機材は「ボーイング787-8」「同787-9」「777-200」「777-300」など合計約100機。現時点で、サービス提供会社、料金体系などは未定。国際線については対象機材を拡大し、ボーイング787型機にも導入することが決定した。国際線では、今後ANAが新たに導入する機材について、機種を問わず機内インターネットを導入し、すべての国際線運航機材への機内インターネット装着を目指す。国際線で同サービスが利用可能な機材は28機から約60機に増える。国際線のサービス拡大は、2015年度4月以降、順次開始される予定。ちなみに、国際線向けの「ANA Wi-Fiサービス」の利用料金は、容量に応じたプランが用意されている。5MBプランが6ドル、10MBプランが12ドル、20MBプランが24ドルとなっている。使い残した容量は、購入後30日以内なら対象便を登場した際に利用できる。
2014年10月09日スターフライヤー(本社: 福岡県北九州市)は9月より機内セイフティビデオに登場しました「STARFLYER JAZZ Lounge」のスピンオフ企画として、機外でもその雰囲気・世界観を味わえる「STARFLYER JAZZ NIGHT」を11月28日に開催する。現在、抽選で60人をこのイベントに招待するキャンペーンを実施している。○良質のジャズとともに九州のグルメを「STARFLYER JAZZ NIGHT」は、機内セイフティビデオの世界観「STARFLYER JAZZ Lounge」を石蔵酒造・博多百年蔵にて再現し、地元の銘酒や九州の料理などを提供する一夜限りのイベント。博多百年蔵は国の有形文化財にも登録されており、蔵を生かした音響設備で良質なジャズが楽しめるという。開催日時は11月28日18:30~、博多百年蔵の場所は福岡市博多区堅粕。応募には入会金・年会費無料のスターリンク(スターフライヤー・マイレージ・プログラム)会員であることが必要。応募締め切りは11月12日9:00までで、応募方法など詳細はホームページを参照。
2014年09月30日スターフライヤーは、新機材Airbus A320型機の12号機(JA22MC)・13号機(JA23MC)に、新シートと新機内エンターテインメントを導入した。○コンポジションレザー使用の新シート新シートのカラーは全席ブラックで、シート表面は環境にやさしいコンポジションレザーを採用している。従来のシートよりも傾斜角度を大きくしているため、リクライニングをしない状態でも、ゆったりと座ることができるようになった。ヘッドレストやフットレスト、背もたれのリクライニングの角度調整も可能。座席には、スマートフォン等の充電が可能なUSBポートやパソコンの利用に便利なAC電源も用意した。前面には、薄型タッチパネル式の液晶モニターを装備している。○読売新聞電子版も閲覧可能に機内エンターテインメントシステムは、AVOD(オーディオ・ビデオ・オン・デマンド)導入で、映画や音楽を好きな時に好きなところから再生や停止、一時停止や巻き戻しをすることが可能になった。また、日本国内の航空会社では初めて「読売新聞電子版(日本語版・英語版)」が閲覧できる新サービスも開始した。
2014年02月06日キャセイパシフィック航空は8月9日、香港のホテル「ザ・ランガム香港」とともに開発した新しい機内食メニューのプロモーション始動を発表した。同社は2000年以来、香港の数々の有名レストランと協力し、特選の中華料理メニューを開発、機内で提供している。今回提供する新メニューは、ザ・ランガム香港内のミシュラン星獲得レストラン「唐閣(T’ang Court)」のメニューからインスピレーションを得て開発したという。同ホテルのクウォン・ワイクン総中国料理長創作による16種類の新作料理は、8月から10月末までの期間限定で、伝統的な広東料理とヘルシーな素材にこだわったメニューを提供する。メニューは「オーストラリア産アワビのクラゲ添え」や「エビの黒トリュフ炒め」など。クウォン総料理長は、「ミシュランに輝いた中華メニューを機内食メニューとして提供できることをとても光栄に思う」とコメント。また、今回のコラボは広東料理を世界へ広めるための新たな一歩となると同時に、美食の街「香港」の地位の向上につながるとも語っている。今回のプロモーション・メニューは同社が運航する、香港発の一部路線のファーストクラス、ビジネスクラス及びプレミアム・エコノミークラスの乗客に提供する(香港発日本線ではファーストクラス、ビジネスクラスに順次提供)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年08月09日『スター・ウォーズ』シリーズでチューバッカを演じたピーター・メイヒューが3日(現地時間)、映画に登場する武器「ライトセイバー」を模した杖を機内に持ち込もうとして、コロラド州のデンヴァーの空港で足止めされる事態が発生した。69歳のメイヒューはデンヴァーで開催されたコミコンに出席し、テキサス州の自宅に戻るところだった。空港で米国運輸保安局(TSA)の職員に制止されたメイヒューはTwitterで「(TSAが)空港内での杖の使用を許可しない!」と怒りをつぶやいたが、直後に「TSAに効く魔法の言葉は“お願いします(please)でも“ありがとう(thank you)”でもない。“Twitter”だ。杖は解放され、帰宅する」と報告した。身長7フィート3インチ(約2.2メートル)のメイヒューは現在歩行が困難な状態で移動には車椅子を使用することも多く、杖なしでは歩くことができない。一方、対応したTSA職員は、杖が非常に重くて武器になる可能性があり、ほかの乗客に危険を及ぼすこともあると考えたという。メイヒューは「大男には大きな杖が必要だ。小さな杖は爪ようじみたいなもの。私のライトセイバー杖はとてもクールなんだ。なくなったら困る」とつぶやいた。(C) Getty Images(text:Yuki Tominaga)
2013年06月12日実現してくれたらいいのに最近、飛行機で食べる機内食もかなり充実してきましたが、それでももっと美味しくなればいいと思いますよね。そこで414名のマイナビニュース会員の男性に「あったらうれしい機内食」について聞きました。今の飛行機の中では、ちょっと難しいかもしれないけれど、ひょっとすると実現するかもと思えるものが並んでいますよ!>>女性編も見るQ.あったらうれしい機内食を教えてください(複数回答)1位すし30.9%1位食べ放題各種14.0%3位ラーメン13.0%4位焼きたてパン10.9%5位お茶漬け10.1%■すし・「国際線で出ると、日本に帰ってきたと実感できるから」(25歳/機械・精密機器/技術職)・「酢飯だから保存が意外といけそう」(24歳/情報・IT/事務系専門職)・「食べやすくて美味しいから」(26歳/金融・証券/営業職)■食べ放題各種・「寝られないときにいつでも食べられる仕組みだったらうれしい」(32歳/機械・精密機器/技術職)・「食べたいときに食べられるシステムは、いずれにしても魅力です」(38歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「これはいけるんではないかなあ」(50歳/電機/技術職)■ラーメン・「汁ものでもできるんだろうか?でもエアポケットとかでは怖そう。熱いラーメンは凶器だ」(44歳/電力・ガス・石油/技術職)・「海外からの帰国時には無性に食べたくなります」(44歳/電機/事務系専門職)・「飛行機でラーメンってないの?」(28歳/自動車関連/営業職)■焼きたてパン・「パンの香りが好きで、焼きたてパンがおいしいから」(28歳/建設・土木/営業職)・「温めただけの料理が多いので、焼きたてパンがあるとうれしい」(32歳/不動産/事務系専門職)・「焼きたてパンがあればそれだけで満足できそうなので、あったらうれしい」(29歳/情報・IT/技術職)■お茶漬け・「長時間機内にいなければいけないときに、さらさらと食べられそうだから」(25歳/金融・証券/事務系専門職)・「体調を崩しやすい環境下なので、さらっといただきたいです」(36歳/印刷・紙パルプ/技術職)・「リラックスできそうなので」(30歳/食品・飲料/営業職)■番外編:リクエストにもこたえてほしい・ケーキ「甘いものが食べたくなるので」(25歳/商社・卸/販売職・サービス系)・お好み焼き「関西の空港では、雰囲気も楽しめそう」(27歳/運輸・倉庫)・オムライス「とろとろでお願いします」(29歳/その他/専門職)総評ぶっちぎりで1位に輝いたのは「すし」です。今や世界中で食べることができますが、日本で食べるすしが一番美味しいようです。最近では冷凍ずしも出てきていますから、近い将来、実現するかもしれませんね。同率1位の「食べ放題各種」は、機内で退屈しているときや、眠れないときに気を紛らわせるのにもいいという意見がチラホラと見られました。3位「ラーメン」は、もはや「日本の国民食」ともいうべき存在。スペースや熱い汁をこぼしたときなどの問題点がありますが、ぜひ、実現してもらいたいものです。4位「焼きたてパン」は、実現できたら大好評でしょうね。5位「お茶漬け」は、上位の中では一番可能性が高そうなので、近い将来、食べられるかも?そのほかを見ると、皆さん、やはり自分が食べたいものを選ばれたようです。それだけにこだわりがある回答も見られました。食べることは旅においても大切だということが、納得できる結果と言えるのではないでしょうか。(文・OFFICE-SANGA繁原稔弘)調査時期:2013年2月15日~2013年2月21日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性414名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】会社の中にあったらうれしいお店ランキング【男性編】あったらうれしい休暇制度ランキングランキング【男性編】あったらうれしい社内食堂のメニューランキング完全版(画像などあり)を見る
2013年03月31日JALは22日~25日の期間限定で、2013年1月の新シート・新機内食サービスの導入に先立ち、「Royal Garden Cafe青山」にて、導入予定の全クラスのシートを体感できるコーナーを設置する。また、ビジネスクラスで提供予定の新機内食をカフェのメニューとして提供、話題の味をいち早く味わうことができる。同社は、「1クラス上の最高品質」をテーマに掲げ、全クラスで居住性・機能性を進化させた「SKYSUITE 777(スカイスイート777)」を、2013年1月9日より成田-ロンドン線に導入し、順次拡大していく。同時に、機内食サービスも「空の上のレストラン」をテーマにメニューを一新。ファーストクラス、ビジネスクラスでは日本を代表する4人のシェフがドリームチームを結成し、JALの機内のみで提供する特別メニューが登場する。今回提供されるのは、担当シェフの1人、山田チカラ氏が開発した機内食で、JAL国際線ビジネスクラスで提供予定のひとつ「トリュフハンバーグ山田チカラ・スタイル」。価格は単品で2,000円、ランチセットが2,500円。なお、シートは体験のみとなり、飲食はすべて通常の店内席となる。その他詳細は、特設ホームページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日機内でインターネットが使える時代になってきた。JALや全日空、シンガポール航空、ルフトハンザ・ドイツ航空などが続々と日本発着の国際線でサービスをはじめている。アメリカ国内の大手航空会社では一足先に普及し、今や当たり前になっている。先日、デルタ航空に乗ったときにトライしてみた。空の上なので接続状態を心配したが、なんの問題もなかった。もちろん高度1万mの上空で地上の無線LANは使えない。送信も受信も衛星を介してになる。アジアやアメリカ、ヨーロッパと地域によって使う衛星は違うものの仕組みは同じだ。速度が遅くなるようなこともなかった。考えてみれば機内にいる乗客の人数は決まっている。都心の花火大会のときのように大人数が一挙にネットにアクセスして通信障害を起こす事態は起こり得ない。実際、メールもSNSもブログもすこぶる順調に利用できた。航空会社が提供するサービスではあるが、有料であり、その料金は外部の会社に支払う。ネットにアクセスする前にクレジットカード決済をする。プランは搭乗1回きりのものから1週間、1カ月など様々で、よく飛行機に乗る人は長期契約もありだろう。料金は1搭乗1,000円前後が相場だ。ただ、同じ航空会社でも利用できるかどうかは飛行機の種類(機材)による。長期プランに入るならその点も見極めたい。機内インターネット接続サービスは2000年代半ばに一度、かなり普及した。航空機メーカーのボーイング社が提供した「コネクション・バイ・ボーイング」というサービスで、数多くの航空会社が採用したが、突然のようにサービスを中止した。アメリカ系の航空会社が採用しなかったのが原因だと言われた。では、なぜアメリカ系が採用しなかったのかといえば、顧客から「やめてくれ」との声があがったからだ。航空会社にとってビジネス客はリピーターであり上級クラスを使う大切な顧客だが、企業の責任者的な立場にあるビジネス客から「機内ではゆっくりしたい。空の上にいるときくらい仕事のメールから開放されたい」と、航空会社に機内でのネットのサービスを採用しないように訴えたというのだ。それなら、今回はどうしてそうならなかったのだろうか。おそらく当時以上にネットが普及して仕事にも生活にも欠かせないツールになったことと、当時ほどネットやメールに”アレルギー”を持つビジネス客が減ったからではないだろうか。「いま機内にいま~す」Facebookなどにそんな書き込みが増えるのが、目に見えるようである。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月03日日本航空(JAL)は9月1日、創業昭和6年(1931年)の洋食店「日本橋三代目たいめいけん」の茂出木浩司シェフ監修の機内食「AIRたいめいけん」の提供を開始する。同店の看板メニューである「タンポポオムライス」がもとになっており、JALの「AIRシリーズ」第6弾となる。AIRシリーズでは、毎回、本物志向・革新性に富んだ一品を提案。今回の「AIRたいめいけん」は、たいめいけんのふわふわのオムレツを特製ボックスの中でチキンライスと分けて提供。食べる際に自分でオムレツをチキンライスにのせ、中央にナイフで切り込みを入れると、チキンライスの上でふわふわのオムレツがタンポポの花のように左右に広がり、タンポポオムライスが完成するという。同メニューは、プレミアムエコノミー、エコノミークラスでは、1食目の機内食の後、目的地到着前に提供する。またファーストクラス、エグゼクティブクラスでは1食目の後、アラカルトメニューの中から好きのものを好きな時に提供する「Anytime You Wishサービス」の1つとして提供する。対象路線は成田発ニューヨーク・ボストン・シカゴ・ロサンゼルス・ロンドン・フランクフルト・パリ便、羽田発パリ便(エグゼクティブクラスのみ)。提供期間は9月1日~11月30日の3カ月間となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日日本航空(JAL)は9月1日、羽田発サンフランシスコ・バンコク・シンガポール線のプレミアムエコノミーとエコノミークラスにおいて新機内食「海苔弁」の提供を開始する。「スープストックトーキョー」を手がけるスマイルズと共同開発したものだ。今回JALは、「日本ならでは」のお弁当である「海苔弁」に注目。遠足やハイキングなど、楽しいイベントに欠かせないお弁当を、山登りをしてひと休みした時に絶景を見ながら楽しむことをイメージし、「海苔弁 山登り」と名付けた。同弁当は、羽田空港離陸後、軽食を済ませてゆっくり休んだ後、目的地到着前の朝食として提供する。海苔は愛知県三河産、米は秋田県産「きたあきたこまち」、鰹節は鹿児島県枕崎産など、こだわりの食材を使用。海苔には、食べやすいように切れ目を入れ、はけで醤油を塗り、玉子焼きは、家庭でつくる玉子焼きを想い起こさせるよう甘い味つけにし、あえて焦げ目をつけるなどの工夫をしているという。2013年2月28日までの期間限定で、9月~11月はおかずに焼き鮭、ちくわの磯辺揚げ、しらすなど海の食材を使用した海苔弁、12月~2月はおかずに地鶏炭火焼、ごぼうの唐揚、ひたし豆など山里の食材を使用した海苔弁を提供する予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日全日本空輸(ANA)は9月、国内線プレミアムクラスの機内食の新コラボレーションメニューとして「鮨よしたけ」(東京都中央区)と「京料理 木乃婦(きのぶ)」(京都府京都市)監修のメニュー提供を開始する。羽田・伊丹・千歳・福岡からの出発便の「Premium GOZEN(プレミアム御膳)」での提供となる。同メニューの提供期間は、2012年9月~11月、2013年3月~5月。9時以前に出発する便、11時30分から13時00分に出発する便、17時以降に出発する便が対象。ただし11時29分以前の一部の出発便でも提供する。羽田、札幌発の便では鮨よしたけ店主・吉武正博氏監修メニュー、伊丹・福岡発の便では京料理 木乃婦店主・髙橋拓児氏監修メニューがそれぞれ提供される。なお、鮨よしたけは、ミシュランガイド初登場で三ツ星を獲得した銀座の名店、京料理 木乃婦は創業78周年を迎える京都の老舗料亭である。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日3月に運行を開始し、本格LCCの先陣となったPeach。関西国際空港を拠点とし、国内線と国際線を就航している。機内食メニューは7月に模様替えしたばかりだ。メニューは国際線、国内線とも共通とのこと。韓国語サイト、英語サイトのどちらを見ても同じメニューシートが表示される。なお、食事メニューのうちごはん類は国際線全便と国内線の関空 - 新千歳の提供となる。予約は不要。食事メニューは5種類。このうち、じっくり煮込んだという「ビーフカレー」(600円)と、野菜たっぷりの「ビビンバ」(600円)は国際線と関空 - 新千歳線のみの提供となる。「ビビンバ」は今のところLCCで唯一のベジタリアンメニューだ。「季節のお弁当」(700円)は茶そばをメインとして野菜の煮物や天ぷらを合わせたミニ懐石風。洋食メニューには新鮮なトマトとレタスを挟んだ「イタリアンフォカッチャ」(550円)と、温かい「ハムエッグ & サンドイッチ」(550円)がある。どちらもパンのこだわりが嬉しい。機内販売は社名に採用したPeachにちなんで、桃を使った遊び心のある商品が並ぶ。「ピーチデニッシュ」(300円)は軽食やおやつにおすすめ。ソフトドリンクとセットで50円引きのコンボメニュー対象商品だ。「ピーチシャーベット」(300円)はLCC唯一のアイスデザート。紅茶には「ピーチティー」(200円)、お酒にもピーチとオレンジを使ったカクテルや、「桃のマッコリ」がラインアップ。お菓子もピーチ味のグミがある。食事メニューとスナックメニューの一部に、ドリンクとセットで50円のコンボメニューが用意されている。ちょっとオトクで嬉しいサービスだ。前々回のエアアジア、前回のジェットスター、そして今回のPeach。どの航空会社のメニューもおいしそう。手軽に利用できるLCCなら、どこへ行きたいかではなく、どの機内食を食べたいかで旅を計画してもいいかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日「マンダリン オリエンタル 東京」(東京都中央区)監修の全日本空輸(ANA)の機内食が12月1日、提供開始となる。対象は国際線ビジネスクラス。ANAは9月から国際線ビジネスクラスにおいて、到着前の軽食メニューの充実化をはかっていく予定。その切り札の1つとして、マンダリン オリエンタル 東京のメインダイニングの1つであり、ミシュランガイド一ツ星のフレンチインスパイアダイニング「シグネチャー」のオリヴィエ・ロドリゲズ料理長が機内食として斬新な軽食メニューを考案す。提供期間は2012年12月1日より2013年2月までで、日本発アメリカ・ヨーロッパ路線のビジネスクラス(成田・羽田 - ホノルル線、羽田 - ロサンゼルス線を除く)において、到着前のアラカルトメニューの1つとして提供されるとのこと。同ホテルによるANAの機内食監修は今回で3回目。2009年には、日本発国際線ファーストクラスにおける「名店監修メニュー」の1つとして、同じくオリヴィエ・ロドリゲズ氏がコースメニューを監修した。また今年6月1日よりスタートした国内線プレミアムクラスの新サービスにおいても、同ホテルのアフタヌーンティーの雰囲気を機内で楽しめる「Premium SABO」を監修している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日低価格運行で話題のLCC。価格競争も嬉しいけれど、意外とメリットが大きいのは、有料とはいえ、どのクラスでも温かい食事が提供されること。それなら、いっそ機内食でエアラインを選んでもいいかもしれない。前回は就航間近のエアアジアを紹介した。今回はジェットスターの日本国内線を見てみよう。7月から就航しているジェットスターは、国内2大都市を結ぶ成田 - 関空便を持つ唯一のLCCだ。また成田 - 沖縄、成田 - 新千歳、関空 - 新千歳といったフライト時間が1時間半を超えるような路線もある。機内食は各路線共通で、すべて予約不要の機内販売。もっとも、公式サイトには「販売する商品はフライト毎に異なる」という但し書きがあるのでご注意を。食事メニューは7種類。「おにぎり梅」と「おにぎり鮭」(各200円)はコンビニスタイルのパリパリ海苔タイプ。「エッグ & ソーセージラップ」(350円)、「チキンとチンゲン菜のオリエンタル風ラップ」(350円)、ツナサンド(350円)。ここまでは片手でつまめる手軽なフィンガーフード。「季節のお弁当」(550円)も現在は巻きずしである。「茶そば」(600円)は出張や旅行で疲れたおなかには嬉しい一品。腹具合に合わせてこれらとスープ類を組み合わせ、自分なりのセットを組み立てよう。機内販売のドリンクやスナック類も充実している。特にアルコールの種類が多く、仕事帰りのビジネスマンを癒してくれそうだ。ワインはエアアジアより安いし(エアアジアは187ml700円、ジェットスターは450円!)、梅酒やチューハイ、ハイボールもある。お得なワンコインセットとして、ビールとピーナッツ、またはおせんべいの組み合わせで500円(100円引)、冷たいソフトドリンクとポッキーで500円(50円引)が嬉しい。国際線は予約サービスがあるようだが、国内線は対応していない。次回は日本における本格的LCCの先駆け、Peachを紹介する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月31日海外旅行をするとき、一番退屈なのが飛行機の中。機内食を食べたら、もうすることがない。そんな人の味方と言えるのが機内映画だろう。最近はエコノミークラスでもパーソナルテレビが付いているのが普通になり、オンデマンドで好きな映画を選べ、「再生」や「一時停止」が自由にできる航空会社も増えた。そして、とても得した気分になるのが日本では公開前、あるいは上映予定がない映画に巡りあったときだ。「いやあ、ラッキー」なんて思いながらワクワク気分で観るわけだが、そんなお得な映画も含めて日本語吹き替えの映画を観ている途中で、「なんか変だなあ」と思った経験はないだろうか?そう、吹き替えの日本語が変なのである。日本の映画館で上映される外国映画は日本語字幕が多いが、テレビで放送されるのは吹き替え版だ。ただ、この場合は有名な俳優やタレントが吹き替えをしているなど、自然に違和感なく映画に集中できる。ところが機内映画は、ロサンゼルスなど海外にある会社が吹き替え版を制作して航空会社に納品するという流れになっている。そのため、「そんな言い方はしないだろう? 」「ちょっと真面目すぎるよなあ」「声優、変えたらもっとおもしろいんだろうけど」などと、いろんなツッコミを入れたくなる吹き替えになってしまうのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月20日オール2階建てのエアバスの最新鋭機A380。中でも機内にシャワースパやソファ付きのラウンジがあるなど、豪華さで話題のエミレーツ航空のA380が7月1日17時39分、成田空港の66番ゲートに到着した。この日から成田 - ドバイ間への就航を開始し、その第1便が到着したのだ。公開された機内に入ると、まず1階はすべてエコノミークラスだが、その広さに圧倒された。旅客機が全体的に小さくなっている各社の日本路線だが、エミレーツは大型化を進める数少ないエアライン。これだけ広々とした飛行機で行くと、旅もゆったりした気分になるのは間違いない。座席数が多く、エコノミークラスも4つのブロックに分かれる。シートピッチ(座席の前後間隔)の広い各ブロックの一番前の席の数も、自然と多くなっている。話題のシャワースパは、2階前方のファーストクラスに2基設置。ウッディなインテリアに、水温コントローラーや床暖房が完備された機内とは思えない本格的スパだ。ビジネスクラスの最後尾にあるラウンジでは充実したドリンクやスナックを揃え、カウンターだけでなくソファもあり、リラックスの度合いが他社を上回る。ファーストクラスは電動式のドアで仕切られ、座席というよりもはや”個室”。フルフラットベッドになるのはもちろん、ミニバーやアメニティ類も備え付けられている。ビジネスクラスは横1 - 2 - 1の配列で、窓側は1人だけのまさにプライベート空間。シートはフラットベッドになり、ビジネスクラスではまず見ないミニバーまである。エミレーツは今年10月で日本就航10周年を迎えるが、記念すべき年に話題のA380を就航するのは「日本線を重要路線と考えているから」とその理由をコメント。さらに、「エミレーツはドバイだけでなく、その先、ヨーロッパやアフリカ、中東、北米・南米へのフライトも充実しており、ネットワークを拡大中のエアラインだ」と続けた。※エミレーツエアバスA380の詳細版は後日掲載します【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月02日エアアジア・ジャパンはこのほど、8月1日の国内線就航に向け、機内食メニューを発表した。今回発表された機内食は、飛行時間が2時間前後であるため、旅先での食事も楽しめるよう手軽でヘルシーなものを中心とし、和食、洋食、サラダ、キッズメニューなどバラエティ豊かなラインナップ。同社Webサイトで事前予約できるメニューは、食事が6品、機内で購入できるメニューは食事が2品、軽食・スナックが13品、飲み物が12品(アルコール飲料を含む)となっている。機内限定の特別メニューとして「空飛ぶレッド」シリーズを販売。このシリーズは、エアアジアのブランドカラーである「赤」をコンセプトにしており、8月1日から9月30日までの限定メニュー第1号は、「スモークサーモンとクリームチーズ、レッドオニオンのベーグルサンド 完熟赤のトマトスープセット」(800円)。他に「鮭とおかかのおにぎり味噌汁セット」(事前予約の場合700円、機内販売の場合800円)、「ホットイングリッシュマフィンサンドウィッチ(卵・チーズ・ハム)コーヒー・紅茶 セット」(事前予約のみ650円)、「舞茸の炊込みごはん弁当 味噌汁セット」(事前予約のみ1,000円)などがある。機内食メニューは、今後の路線展開に合わせ、またリピーターの方にも楽しんでもらえるよう2カ月ごとに変更していく予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月29日日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)はこのほど、国際線機内でのインターネット利用サービスを開始すると発表した。JALは7月15日より順次展開。ANAは2013年夏開始としている。JALのサービスは「JAL SKY Wi-Fi」で、7月15日にまずニューヨーク線でサービスを開始し、以降シカゴ線・ロサンゼルス線・ジャカルタ線で順次展開していく。対象はボーイング777-300型機のファーストクラスからエコノミークラスまでの全クラス。利用料金は、1時間までの利用で11.95米ドル、24時間までは21.95米ドル(クレジットカード決済のみ)。JALカード、JAL USA CARD、JAL・上海浦東発展銀行クレジットカードを利用すると割引がある。ANAは、オンエア社のWi-Fiサービス「インターネットオンエア」を利用し、ボーイング777-300ER、767-300ERで運航する国際線機内においてインターネット利用が可能になる。両社のサービス利用により、自身の端末からEメールの利用やインターネット閲覧、フェイスブックやツイッターなどソーシャルメディアのアップデートなどが可能になる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日ヴァージン アトランティック航空は15日、Facebookページで機内食のレシピを公募する「空の上のレシピ賞SORA REPI 2012」を開始した。応募締切は7月20日。優勝者には、自分の名前が機内食名に採用されるほか、ロンドンの極上レストランを堪能する旅(1組2名様)がプレゼントされる。同社では、日本就航時よりエコノミークラスに和食を取り入れるなど、機内食サービスにおいて力を入れてきた。また、今年3月にはアッパークラスにアフタヌーンティーを導入したほか、プレミアムエコノミーやエコノミークラスにも、新しい機内食サービスのスタイルを導入している。今後も革新的な食体験の提供をめざし、これまでにないアイデアを募集するにいたったという。テーマは「日本とイギリスの融合」。Facebookページにて料理写真とレシピ(250文字以内)を投稿し、必要事項を入力することで応募完了となる。応募対象はプロ、アマおよび個人、団体は問わない。なお、Facebookの規定により年齢は13歳以上に限る。アイデアやオリジナリティ、創造力がある、機内食として1回のフライトで大勢の乗客に効率的に提供できることを基準に審査する。結果発表は9月中旬の予定。採用されたレシピは、2013年に成田発ロンドン行き(VS901便)のエコノミークラスの機内食として搭載、提供されるという。投稿されたレシピは、「いいね!」数やコメントなどを参考に、同社社員や関係者によって審査され、優勝者が決定される。優勝者は、9月に行われるROUX Scholarshipのチャリティーディナー席上で表彰される。優勝賞品は名前が機内食名になる権利のほか、ロンドンの極上レストランを堪能する旅(1組2名)がプレゼントされる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月18日日本航空(JAL)は25日、国際線の新しい機内食メニュー「AIR MOS ライスバーガー」を発表した。「AIRシリーズ」の5番目のメニューとなる。モスバーガーの人気メニュー「モスライスバーガー」をアレンジした機内食限定仕様とのこと。日本発欧米路線の一部で6月1日よりサービスを開始し、10万食を提供する予定。モスバーガーとのコラボは昨年のAIRシリーズ第1弾「AIR MOS バーガー」(テリヤキバーガー)に続く2度目。「AIR MOS バーガー」は当初3カ月の予定だったが、乗客から好評だったため、3カ月間もサービスを延長した。JALのFacebookページなどで、「次はライスバーガーを」という声が多かったため、要望に応える形で開発を始めたとのこと。モスライスバーガーは、パンの代わりにごはんを焼き固めたライスプレートを採用したバーガーだ。モスフードサービスが1987年に世界で初めて提供したといい、モスバーガーの定番メニューになっているという。開発を担当した日本航空商品サービス事業部開発グループ長の田中誠二氏によると、開発のベースとなったレシピは店頭メニューの「モスライスバーガー きんぴら」。機内食として2食目、到着の2~3時間前に提供するため、食べごたえを重視して、約30%の増量となっている。具材にはレンコンを入れてシャキシャキした食感を加え、さらに鶏モモ肉も追加してボリューム感を与えている。味付けには淡口醤油を使い、素材の色合いを見て楽しめるように配慮し、隠し味には甘口味噌・オイスターソース・黒ゴマ・一味唐辛子を使ってコクと深みのある味に仕上げたという。店頭版の「モスライスバーガー」はきんぴらの下に海苔を敷いている。しかし「AIR MOS ライスバーガー」は小袋入り刻み海苔を添付。磯の香りを引き立たせ、パリッとした食感になるよう工夫した。これらの仕様は機内食を提供する環境に配慮したもので「同じものを店頭で提供する予定はない」(モスフードサービス)とのこと。世界で展開するモスバーガーが手がける「機内でしか食べられない味」となった。バーガーセットとしては欠かせない「フレンチフライポテト」については、機内にフライヤーがないことから、東ハト製造の「ポテコ」を採用した。「AIR MOS バーガー」と相性のよいカリカリとした食感を楽しめる。パッケージはJALの旅客機とモスバーガーのオリジナルキャラクター「モッさん」をあしらった特別版となっている。「AIR MOS ライスバーガー」の提供路線は、日本発ニューヨーク・ボストン・シカゴ・ロサンゼルス・ロンドン・フランクフルト行きの1日6便。ただしボストン便は1カ月遅れて7月1日~8月31日の提供となる。プレミアムエコノミーとエコノミークラスで2食目として提供するほか、ファーストクラス・エグゼクティブクラスでは、1食目のあとで、好きなものを好きなときにオーダーできる「Anytime You Wish」サービスのメニューから選択できるとのこと。なお、JALは6月~8月に、機内オリジナルドリンク「スカイタイムキウイ復刻版」を提供する。「スカイタイム」シリーズは約20年にわたって提供しており、キウイはJALにとって初のオリジナルドリンクだったという。現在も復活を望む声が多く、キウイ果汁にビタミンCとローヤルゼリー入れた当時のレシピを再現したとのこと。提供路線は国際線全便が6月15日から、一部を除く国内線が6月1から。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月25日ダスキンが運営するミスタードーナツは6月11日、クッキーアイス「ボストン1955」を発売する。価格は210円。同商品は、日本航空(JAL)の機内食「AIR MISDO」として、4月22日から6月下旬まで成田発ボストン便の機内で提供されているデザート。1985年から2003年まで、ミスタードーナツで販売していたアイスクリームをリニューアルした商品という。バニラアイスクリームをチョコチップ入りのビターなココアクッキーではさみ、アイスの周囲にチョコクランチがちりばめられている。アメリカの伝統的なお菓子・ウーピーパイをアレンジして作ったオリジナルのアイスデザートとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月21日機内の気圧は地上より相当低い。国際線の巡航高度は1万m前後だが、気圧はだいたい地上2400m付近。富士山でいえば5合目あたりと同じだ。そのため機内食の味付けも地上とは違う。特に甘味と塩味が弱く感じるため、甘く塩辛い、濃い味付けになる。筆者は何度となく地上で機内食を食べたが、昼頃に食べると夜まで満腹感と喉の渇きに見舞われる。機内食は航空会社のケータリング工場で作っているから味の調整ができるが、難しいのが飲み物だ。ワインやビールは基本的に市販品。ビールは機内が乾燥しているため、おいしく飲めるという人は多いだろう。問題はワインだ。繊細な香りや味わいを楽しむ飲み物だけに、低い気圧や極度の乾燥は味を分からなくしてしまうと言われる。「特に柑橘系の風味が強くなる」(機内食開発担当者)など、味そのものも変わるらしい。しかし、そうした「悪条件」の中、空会社はどうすればよりワインを楽しんでもらえるか。工夫を繰り返してきた。良質なデザートワインを積むなど、通の間で知られた存在のデルタ航空は、ビジネスクラスのメニューの考案者とソムリエがタッグを組んでそのときの料理に合うワインを出している。どういう風に合うのかもメニューカードに書かれていて、舌だけでなく、頭でもミールサービスを楽しませてくれる。他にも多くの航空会社が「悪条件」の機内でおいしく味わえるワインを選ぶ工夫をしている。エコノミークラスのワインの種類が多いのはニュージーランド航空だ。赤と白が2種類前後、それに地元のキーウィワインも積んでいる。ただし、ニュージーランド航空は特別で、ほとんどの航空会社は白と赤が1種類ずつなので選択の幅は狭い。それでも、工夫すればおいしく食べられる。筆者がタイ航空に乗ったとき、当然のごとくタイ料理が出た。ビールが合うのは分かっているのだが、どうしてもワインが飲みたくて、赤と白のどっちが合うのかをキャビンアテンダントに聞いてみた。彼女もよく分からないというので、しばらく2人で考えた末、赤ワインを選んだらおいしかった。そんな経験もある。ちなみに、機内でトマトジュースを飲んでいる人が多いのを常々、不思議に思っていが、あるとき、機内食の開発担当者がその理由を話してくれた。機内では気圧の違いでトマトジュースがもつ、あの独特の臭みが消えてちょうどいい具合になるそうである。トマトジュースが苦手な人も、次に飛行機に乗ったら試してはどうだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月20日日本航空(JAL)は1日、国際線の新しい機内食メニューとして牛丼セット「AIR吉野家」の提供を開始した。5月31日出発便までの期間限定で、対象路線は日本発ニューヨーク・シカゴ・ロサンゼルス・ロンドン・フランクフルト線。提供クラスはファーストクラス・エグゼクティブクラス・プレミアムエコノミー・エコノミークラス。乾燥した機内で提供するため、つゆを多めにした「つゆだく仕立て」。また、吉野家の丼に見立てた特製牛丼ボックスを使い、下部にごはん、上部に具材と分けて提供する。「お酒を飲む方には、牛皿としてもお楽しみいただけます」(同社)。デザートの杏仁豆腐は吉野家にはなく、JALが独自に組み合わせた。牛丼はしっかりとした味付けのため、「さっぱりした甘み」が合うとして杏仁豆腐をデザートに選んだとのこと。「AIR吉野家」登場の経緯として、日本航空代表取締役社長の植木義晴氏は「AIRモスバーガー」「AIR肉まん」などのAIRシリーズは、これまで機内食として提供しなかった「本物で革新的なメニュー」で好評だったと説明した。「AIR吉野家」は「高度1万2,000mで味わう伝統の味」がコンセプトでプロジェクトがスタート。「1899年に日本橋で誕生し、日本国民なら誰もが知っている味を提供できて光栄」とし、「今後も機内のお客様に新たな感動と日本の伝統を届け、お客様に選んでいただく航空会社になりたい」と抱負を語った。吉野家ホールディングス代表取締役社長の安部修仁氏は、「牛丼を機内で提供するなら、スライスビーフに味付けをすればできるところを、JALは『本物を追求するんだ』という姿勢で、パッケージも私たちが驚くようなアイデアだった」と感謝のコメント。また「吉野家のお客様は男女比が8:2。JALがきっかけで女性の方にも吉野家の味を知ってもらいたい」と期待をのぞかせた。さらに安部氏は、自身のJALカード(ゴールド)とJALマイレージクラブのダイヤモンド会員カードを掲げてJALファンだと自己紹介。日本航空の稲盛会長が長年の吉野家ファンで、名前入りどんぶりをプレゼントしたことなど、日本航空と吉野家の縁に関するエピソードを披露した。「AIR吉野家」の提供タイミングはプレミアムエコノミー・エコノミークラスが目的地到着前、ファーストクラス・エグゼクティブクラスは1食目の機内食提供後、希望したタイミングで提供するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月01日南海電気鉄道は3月1日、Peach Aviation(以下Peach)と共同で、「Peach・なんばきっぷ」を発売する。同日より就航するPeach便の機内で客室乗務員が販売するもので、日本で唯一、国内線定期便の旅客機内で購入できる鉄道の割引乗車券となる。Peachは日本初の本格的LCC(ローコストキャリア)で、3月に関西国際空港から福岡、札幌(新千歳)、長崎への3路線を開設する。その後も鹿児島線、ソウル(仁川)線、香港線と台北(桃園)線が開設される予定で、7月以降の関空~沖縄線開設も計画されている。福岡線と長崎線がともに3,780円から、札幌線が4,780円から(ともにアラカルト運賃「ハッピーピーチ」の場合)とリーズナブルな価格設定も特徴。これまでにも、片道運賃250円とする就航記念キャンペーンなどが話題を集めた。Peach便の機内で販売される「Peach・なんばきっぷ」は、Peach便利用者の利便性向上と、関西国際空港から大阪市内への旅客誘致・鉄道利用促進が目的。関西空港駅から難波駅までの割引片道乗車券となっており、乗車券のみと特急券付きの2種類が発売される。特急券付きでは、特急「ラピート」のレギュラーシートに乗車可能。Peach便の機内で客室乗務員から引換券を購入し、関西空港駅の窓口で乗車券・特急券に引き換えることで、南海線に乗車できる。「Peach・なんばきっぷ」の発売期間は2012年3月1日~2013年3月31日。引換券は関空行のすべてのPeach便にて、客室乗務員が販売する。引換券の発売当日限り有効で、価格は乗車券のみが800円(通常890円)、特急券付きが1,250円(通常1,390円)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月29日日本航空(JAL)は2月中旬より順次、「南魚沼産コシヒカリ」を機内で炊飯し、炊きたてを提供する。対象は国際線ファーストクラスとビジネスクラス。炊きたての白ごはんの提供は、2005年にJALがスタートしたサービス。機内で生米を炊飯し、客室乗務員が水加減を調整しながら最適な硬さに仕上がるよう配慮しているという。これまでは「新潟県産コシヒカリ」などを使ってきたが、南魚沼産コシヒカリの導入は航空会社として初めてになるとのことだ。対象路線は、往復提供が成田 - ニューヨーク・シカゴ・ロサンゼルス・ロンドン・パリ・フランクフルト・バンクーバー・モスクワ・ホノルル・シドニー・デリー・ジャカルタ、羽田 - サンフランシスコ・パリ・ホノルル、名古屋 - ホノルル、関西 - ホノルル。往路のみの提供が成田 - シンガポール・バンコク・クアラルンプール・ハノイ・ホーチミンシティ、羽田 - シンガポール・バンコク、関西 - バンコク。ただし、JAL708(バンコク - 成田)、JAL712便(シンガポール - 成田)は往復の提供となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月14日”鶴丸”をロゴマークに採用して昨年4月に再スタートを切ったJALは、機内食だけを見てもその力の入れようには驚くものがある。7月にはハワイ線の機内食を一新。ロコフードをメニューに盛り込み、「これがエコノミークラス? 」と驚くほどの仕上がりとなっている。その後も、肉まん、モスバーガー監修のハンバーガーといった斬新なメニューを機内食に採用したり、帝国ホテルシェフ監修による機内食の導入、全クラスで無償提供するスペシャルティコーヒーなど、エコノミークラスからファーストクラスまで、工夫を凝らしたサービスを実施している。そして今回紹介する新たなサービスは、チョコレート界の巨匠 ジャン=ポール・エヴァン氏によるJALオリジナルショコラを提供する、といったもの。対象は国際線ファーストクラス・エグゼクティブクラスとなっており、9種のショコラのうち4種がJALオリジナルだ。ショコラの説明の前に、ジャン=ポール・エヴァン氏について触れておこう。エヴァン氏は、ホテル・ニッコー・ド・パリでジョエル・ロブション氏のもと研鑽を積み、1986年にはフランスでMOF(最優秀職人章)を受章。1988年にパリ7区にてショコラトリー「ジャン=ポール・エヴァン」をオープンし、現在はパリ、日本以外に香港にも進出している。また、2010年10月発行の「フィガロスクープ」では、「パリ・ショコラティエ特集」においてNo.1ショコラティエ(チョコレート職人)に輝いた。まず、ファーストクラスで提供するのはJAL限定ボンボンショコラの「アリバ」。高級感のある黒い箱を開けると、スクエア型のショコラが現れる。特級畑グラン・クリュから収穫されたカカオだけを使い、バニラの風味やビターチョコレートの酸味が絶妙に融合。上品な香りの余韻が長く続き、非常に印象的だ。通常のボンボンショコラと比べるとやや大きめで、約40gとなっている(ボンボンは10gほど)。アリバについてエヴァン氏は、「ファーストクラスは男性客の利用が多いと思いますが、大きめのショコラなので、箱に入れて持ち帰ってご家族と味わう状況も想定。ビター感のある男性好みの味わい、バニラの風味等で優しい女性好みの味わいを両立しました」とコメント。エグゼクティブクラスはニューヨークやシカゴ、パリ、フランクフルトといった欧米長距離路線と、ホノルルやバンコク、シンガポールといった中距離路線でショコラの種類が異なる。長距離路線では、直径約5cmほどの薄い円形のパレを4種類。エクアドル産カカオ100%の「エクアトール」とインドネシア産カカオ100%の「アンドネジ」はJALオリジナル。他にアールグレイの香りをつけた「アールグレイ」、フランス・ノルマンディー地方の塩を使ったキャラメル風味の「キャラメル」を揃える。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月08日11月のJALは機内食から、成田空港ラウンジでの握り寿司の実演会や羽田空港ラウンジでの大分県食品の試飲・試食まで、「大分づくし」。機内食(イメージ)特に注目なのは、ファーストクラスの機内食。大分・由布院の名門旅館「由布院 玉の湯」の山本照幸総料理長プロデュースの料理が登場!安心安全で、選び抜かれた食材を使った山里料理が楽しめる。由布院玉の湯総料理長は、「山里の秋をテーマに、由布院らしいものをご用意しました。とくに、特製クレソンスープは“身体を休め、心も体も元気になって、また普段の暮らしに戻って いただきたい”という保養温泉地・由布院ならではの思いを込めています。また、大分名産の幻のきのことも呼ばれる珍しい笹なばを佃煮にしていますので、そ の味わい深さと独特な食感をお楽しみください。派手さはあまりないですが、皆さまの心に残るように、丁寧な料理を心がけました」と語っている。仕事で飛行機を使う人も、この大分フェアでひと時の旅行気分を味わえるはずだ。お問い合わせ: JAL WEBサイト ※「日本の素晴らしさ」を発信していく地域活性化プロジェクト「JAPAN PROJECT」を今年5月から展開しているJAL。「JAPAN PROJECT」とは、観光客誘致や地域物産のPRを目的とした自治体・企業と連携し、JALグループの機内誌や機内ビデオ、機内食、空港ラウンジ、WEBサイト等のツールを通じて各地域の魅力を紹介し交流を促進するものだ。第7弾となる11月は、大分県の魅力を大々的に発信していく。
2011年11月02日