AIRDO(エア・ドゥ)は12月1日より「AIR DO×すみれ共同開発みそラーメン」を機内で販売している。すみれは昭和39年(1964)に札幌の中の島で創業したラーメン店で、店では醤油ラーメンや塩ラーメン、昔風ラーメンも提供しているが、看板メニューは伝統の濃厚スープが特長の味噌ラーメンとなっている。機内限定で販売するコラボラーメンは、家庭で楽しめる味噌ラーメンを3食セットにし、エア・ドゥならではのオリジナルパッケージとなっている。また、麺はエア・ドゥとの共同開発となっており、生麺の食感を再現した乾麺となっている。価格は税込1,000円で、全路線で販売する。販売数量に限りがあるため、売り切れになる場合もある。
2015年12月02日JALは12月1日からの冬メニューで、"つけめんの元祖"である「大勝軒」と行列ができるハワイカフェ「カフェ・カイラ」とコラボレーションした機内食をエコノミークラスとプレミアムエコノミークラスで提供する。どちらも「機内でおいしく」をコンセプトに特別に開発された味に仕上げられているという。どんなこだわりが詰まっているのか、実際に食べてみた。○一番苦労したのは麺の開発大勝軒の機内食「AIR大勝軒『つけめん』」はJAL機内食AIRシリーズの第18弾で、同シリーズでは過去に、吉野家やモスバーガー、俺のイタリアン等とコラボレーションを展開している。JALのエコノミークラスでカップ麺以外のラーメンが提供されるのは今回が初めてであり、機内で調整して提供するのにベストの味になるよう、約1年かけて開発されたという。提供期間は12月1日~2016年2月29日で、対象路線は成田発シカゴ/ボストン/ニューヨーク/ロサンゼルス/サンディエゴ/ダラス/バンクーバー/フランクフルト/ヘルシンキ/パリ/シドニー行き、羽田発ロンドン/パリ行き、関西発ロサンゼルス行き。対象クラスはエコノミークラスとプレミアムエコノミークラスで、いずれの路線も到着前の2回目の食事として提供される。開発には、亡き山岸一雄氏が創り上げた味を受け継ぐ東池袋大勝軒本店の二代目店主・飯野敏彦氏が携わり、特に苦労したのが麺だという。「私たちは通常、生の麺をその場で調理して提供していますが、機内食として提供するにはゆでたものを機内で温めて調整するというフローになります。大勝軒は麺絆(めんばん・小麦粉)を用いたもちっとしたコシのある麺が特長です。麺がのびてしまったりくっついてしまったりするのを防ぐために、同じ材料を使いながら配合を変え、また、少し油を加えるなどと絶妙なバランスも模索しました」(飯野氏)。もうひとつの工夫はスープのバランスだ。スープそのものは大勝軒ならではの甘酸っぱくコクのあるスープを踏襲しているが、客室乗務員たちがスペースの限られた機内でサービスすることを考えると、スープの量は少なすぎても多すぎても駄目ということになる。「足りないのは論外ですが、店舗でのようにスープ割りを提供することはできないので飲み干すということも難しいです。なので、誰が食べての適量が残るように工夫しました」とJALの機内食開発担当者は話す。○デザートのリンゴにもストーリーを提供されるつけめんは「あつもり」タイプで、機内で麺とスープを温めて提供される。具にはチャーシューにメンマ、モヤシ、ナルト、味玉(煮玉子)、そして焼き海苔を用意。この具はそのままおつまみとして食べるという選択もできる。機内食が提供される際、英語も併記された「AIR大勝軒のおいしい食べ方」のカードも配られ、カードには大勝軒の歴史も紹介されている。スペースの限られた機内では、つけめんのような汁ものは食べるのにやや苦労するもの。そこでこのAIR大勝軒はボックスの底にスープの器を入れ、ボックスの中に麺や具を加えて食べるというスタイルになっている。開発の肝となった麺は簡単にほぐれるものの、もちっとした食感はそのまま。つけ麺ならではの太麺は食べごたえも十分だ。注目したいのがデザートにリンゴが添えられていること。創業者の山岸氏は実家がリンゴの名産地・長野県ということもあって、今でも大勝軒ではリンゴを加えたスープを提供している他、山岸氏の奥様が昔、客にリンゴを振る舞ったというエピソードもあるようで、リンゴは大勝軒のファンにとっても馴染みがある食材となっている。そんなリンゴはつけめんの後にさっぱりさせるものとしての役割以外にも、大勝軒のストーリーを感じるものとして加えられているようだ。なお、この機内食で提供されるのは青森産のリンゴである。○スパムとシロップのコントラストもうひとつの機内食としてコラボレーションをしたカフェ・カイラは、2007年にハワイオワフ島にオープンしたカフェ。オーガニックやフレッシュな素材にこだわったパンケーキやワッフルが人気で、日本にも表参道や舞浜に店をかまえており、行列ができる店として知られている。機内食ではパンケーキサンド「カフェ・カイラ for Resort」を、12月1日より羽田発ホノルル行きの到着前の食事として提供する。開発のポイントとして「朝食であること」「食べやすいこと」「意外性を感じれること」の3つを念頭に入れ、約半年かけてオリジナルメニューを開発。朝一番のご飯のため重すぎないもの、限られたスペースである機内ということを考えてフォークやナイフを使わなくても食べられるものを、そして、ファンも多い同店の常連を満足させる味を目指したという。カフェ・カイラも大勝軒同様、英語も併記された作り方のカードを添えて提供される。具はたっぷりチーズを挟んだチーズオムレツとスパム、レタス、トマトで、それを温かいパンケーキに挟んでいただく。朝食だから軽めのものをと言いつつも、ボリュームもしっかり。そしてこのパンケーキにはメープルシロップが添えられている。スパムのしょっぱさとメープルシロップの甘さのコントラストで、また食欲が増していく。サイドメニューとして、トマトソースを添えたハーブローストポテトとフルーツがごろっと入ったヨーグルトが並んでいる。大きめのポテトはホクホクで、ラズベリーやパイナップルの酸味もまたちょうどいい。「料理でレストランを選ぶように、『この料理が食べたいからJALに乗る』とお客さまが思ってくださるような機内食を作っていきたい」とJALの機内食開発担当者が語るように、今回の機内食も"JALスペシャル"となっている。大勝軒やカフェ・カイラのファンはもちろん、まだ味わったことがないという人も、ここだけの味を"空の上のレストラン"で存分に楽しんでいただきたい。
2015年11月27日スターフライヤーは11月1日および3日より、機内販売に新商品を追加した。今回、中にも飛行機を忍ばせた「スターフライヤーオリジナルぽち袋」や、新年を輝かせる彗星をイメージした「2016年カレンダー~Mother Comet~」など4点を追加した。「スターフライヤーオリジナルぽち袋」には正月らしく富士山を据え、太陽と月で朝と夜を表現。袋を開けると、サプライズとして同社の飛行機が顔をのぞかせる。文具メーカーHIGHTIDEとのコラボレーションで、サイズは横64mm×縦97mm+折代20mm、10枚(黒・白/各5枚)入り500円となっている。また、同社は来年就航10周年を迎える2016年のカレンダーとして、創業時の原点であるブランドコンセプトに立ち返り「MotherComet」という名のカレンダーを作成した。月ごとに移りゆく星空と彗星が1年を輝かせる。卓上式の横180mm×縦130mmで、価格は500円となっている。そのほか、同社のロゴ入り「4Colors ボールペン」(800円)や、同社の地元・北九州の人気クロワッサン店とコラボした「三日月屋『ラスクロ』~チョコセット~」(7枚入り/1,000円)を展開している。※価格は税込
2015年11月04日スターフライヤーは10月5日および10日より、機内販売に新商品を追加する。セット内容を一新し、秋冬仕様となった「挽き豆タリーズセット『錦秋』」(税込2,500円)や機体をモチーフにした「シャチのぬいぐるみ」(税込800円)が登場する。10月5日から発売する「挽き豆タリーズセット『錦秋』」には、トートバッグやタンブラー、スターフライヤーオリジナルブレンド(200g)、ビニールプレーン、メジャースプーンまたはタリーズ手ぬぐいがセットになっている。タンブラーは星空の中をスターフライヤーが羽ばたいている秋冬デザインで、ビニールプレーンは新登場となる。なお、メジャースプーンと手ぬぐいのどちらがセットになっているかは、客室乗務員から受け取るまで秘密になっている。また、同社を利用した子どもから「この飛行機、シャチに似てる! 」という感想をカタチにした「シャチのぬいぐるみは、シャチの背びれを機体の垂直尾翼になぞらえ、左右の色が異なるのがポイントとなっている。「シャチのぬいぐるみ」のサイズ は20.0×14.5×7.0cmで、10月10日より発売する。
2015年10月05日ANAは8月27日、世界的に著名なシェフなどプロフェッショナルたちが機内食をプロデュースする「THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)」のメンバーに、新たに4人のパートナーを迎え入れて総勢25人になることを発表した。新メンバーにはイタリア発の「illycaffe」のアンドレア・イリーCEOも加わり、日本発着欧米・シンガポール路線ファーストクラスでコーヒーのプロデュースを予定している。"その道を極めた目利き・匠"を意味する「THE CONNOISSEURS」は、著名シェフおよびお酒やコーヒーのプロフェッショナルに加え、ANAシェフチームで構成されている。メンバーはANA国際線(日本発)と一部の国内線プレミアムクラスの食事・飲み物をプロデュースする。9月からは「京都吉兆」総料理長である徳岡邦夫氏や、フレンチ「ESqUISSE(エスキス)」のシェフ・エグゼクティブであるリオネル・ベカ氏、中華料理「チャイナブルー」の料理長であるアルバート・ツェ(謝 偉城)氏、そして、「illycaffe」のCEOであるアンドレア・イリー氏が加わる。徳岡邦夫氏は2016年3月より日本発欧米路線のファーストクラスにて軽食メニューを、リオネル・ベカ氏は12月より日本発欧米・シンガポール路線でファーストクラスの洋食メニューを、アルバート・ツェ氏は12月より成田・羽田空港の国際線ANA SUITE LOUNGE内で中国料理を、それぞれプロデュースする予定となっている。
2015年08月27日JALは9月1日より新機内食を展開し、欧州・米州線・豪州線ではAIR吉野家の新メニュー「牛すき」を提供する。JAL機内食AIRシリーズの第17弾で、吉野家とのコラボレーション「AIR吉野家」は4回目となる。「牛すき」は冬に吉野家の店舗で提供されている「牛すき鍋膳」をベースにした機内食仕様で、吉野家の店舗でおなじみの牛丼と同じ「熟成肉」を使用している。店舗の「牛す鍋膳」の味付けはそのままに、「牛すき」ではお好みで「だし醤油入りたまご」をご飯にかけて楽しめるようになっている。プレミアムエコノミーとエコノミークラスで11月30日までの展開となる。対象路線は、成田発シカゴ/ボストン/ニューヨーク/ロサンゼルス/サンディエゴ/バンクーバー/フランクフルト/ヘルシンキ/パリ/シドニー行き、羽田発ロンドン/パリ行き、関西発ロサンゼルス行きでいずれの路線も到着前の2回目の食事として提供する。また、プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは、フードスタイリストの飯島奈美さんがプロデュースする機内食も展開する。和食メニューは「こくうま肉じゃが」「人参・ハム・クルミのメープルシロップ」「おからサラダ」「特製フルーツポンチ」、洋食メニューは「なつかしロールキャベツ」「人参・ハム・クルミのメープルシロップ」「おからサラダ」「特製フルーツポンチ」と、日本の家庭で馴染みのある誰もが好きなほっとするような料理をコンセプトにしている。いずれもデザートとしてハーゲンダッツアイスクリームを提供する。対象路線は、成田発シカゴ/ボストン/ニューヨーク/ロサンゼルス/サンディエゴ/バンクーバー/フランクフルト/ヘルシンキ/パリ/モスクワ/シドニー/シンガポール/クアラルンプール/ジャカルタ/デリー/ハノイ/ホーチミンシティー/バンコク行き、羽田発ロンドン/パリ/シンガポール(JL037)/バンコク(JL031)行き、中部発バンコク行き、関西発ロサンゼルス行きとなる。ファーストクラスとビジネスクラスでは全国各地の日本酒の中から厳選し、注目の銘酒から入手困難な希少銘柄まで取りそろえる。9月からは、機内食秋メニューに合わせてファーストクラスでは「磯自慢」(静岡県)と「獺祭」(山口県)、ビジネスクラスでは「東洋美人」(山口県)と「梵」(福井県)を提供する。
2015年08月21日ニュージーランド航空は8月13日、オールブラックスや国際ラグビー界に名を連ねる偉大な選手たちと協力し、最新の機内安全ビデオ「メン・イン・ブラック×オールブラックス」編を発表した。コロンビア映画が世界に公開した「メン・イン・ブラック」シリーズからインスピレーションを受けた最新機内安全ビデオには、主役のエージェント2人としてオールブラックスのリッチー・マコウ主将とダン・カーター選手が出演している。オールブラックスで長年活躍する主役2人に加えて登場するのは、監督のスティーブ・ハンセン氏、そしてチームメートのキーラン・リード選手、ケヴェン・メアラム選手、サム・ホワイトロック選手、イズラエル・ダッグ選手。イズラエル・ダッグ選手はニュージーランドのミュージシャンであるスタン・ウォーカー氏と一緒に、ラップのボーカルにも挑戦している。米国の俳優リップ・トーン氏は映画「メン・イン・ブラック」のチーフ役を同ビデオでも演じており、他にも元オーストラリア代表でW杯優勝経験者デイヴィッド・キャンピージ氏、ワールドカップ初優勝時のイングランド代表主将マーティン・ジョンソン氏、元アルゼンチン代表主将アグスティン・ピチョット氏がカメオ出演している。ニュージーランド航空のグローバル・ブランド・ディベロップメント部長であるジョディ・ウィリアムスは、「ニュージーランド航空は最近、オールブラックスとニュージーランド・ラグビー協会へのスポンサーシップを2020年まで継続することを決めましたが、それを祝うのに最もふさわしいのが機内安全ビデオだと考えました」とコメントしている。オールブラックスのリッチー・マコウ主将は、「セットではたくさんの笑いが飛び交い、イズラエル・ダッグ選手の隠れた歌の才能には驚きました。もしイズラエルがラグビーでうまくいかなくなっても、明らかにバックアップシンガーとして有望です」などと話している。一方、ラグビーオーストラリア代表として活躍したデイヴィッド・キャンピージ元選手は、「私がオーストラリアの大きなライバルであるオールブラックスの応援ビデオに出たので、仲間から脇腹にパンチを食らうかもしれません。彼らはこのことを私に忘れさせないでしょうね」などとユーモアも見せた。同ビデオはソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのコンテンツ・ライセンシング・グループの協力のもと制作され、加えて、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスおよびソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのアーカイブ&コレクションズからも協力を得ている。
2015年08月13日LCCのバニラエア(所在地: 千葉県成田市)は8月1日より機内メニュー「Flight Kitchen」を衣替えし、夏から秋への季節の移ろいを五感で味わえる新フライトごはんを発売する秋メニューとして登場する「海の幸の焼きビーフン」(750円)は、台湾や日本でも親しまれているビーフンに紅葉を思わせる彩り鮮やかな野菜とシーフードを合わせた。ふたを開けた瞬間に風味豊かなオイスターソースが漂ってくる。また、人気のサンドイッチメニューは、秋の味覚をテーマにして「秋の彩りバゲットサンド」(650円)に一新。秋の旬であるきのこのソテーをアクセントに、ベーコンとポテトサラダをたっぷり詰め込んだ食べ応えのある一品に仕上げた。また、落ち葉の音をパリッと香ばしいバゲットでも表現するという。
2015年07月30日ANAは7月1日より、ANA機内販売限定の「スターバックス ヴィア アイスコーヒー&S/S アデリータンブラー 2015」を販売している。同商品はアイスコーヒー用の「スターバックス ヴィア アイスコーヒー」3本と保冷保温に優れたステンレスタンブラー、国内のスターバックスで使えるドリンククーポン1枚がセットになったもの。340mlのタンブラーは涼しげなミンとグリーンを採用し、飛行機やヤシの木など夏旅気分を盛り上げてくれるデザインを施している。価格は、国内線では税込5,000円(ANAカード払いなら税込4,500円)、国際線では4,600円(ANAカード払いなら4,140円)となる。購入はひとり1本限定で、販売期間であっても機内搭載在庫がなくなった場合は販売できないこともある。なお現在、ANAは夏季限定(8月31日まで)で、プレミアムクラスではスターバックス ヴィア アイスコーヒーを、普通席ではANA オリジナル アイスコーヒーを提供している。
2015年07月03日JALグループは7月の地域活性化プロジェクト「JAPAN PROJECT」として、宮崎をテーマにした機内食や機内誌を展開する。その一貫として国内線ファーストクラスにて、宮崎の「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」の42階にある「タツヤカワゴエ・ミヤザキ」のオーナーシェフである川越達也氏がプロデュースした機内食(夕食)が提供される。「JAPAN PROJECT」は機内誌・機内ビデオ・機内食などの媒体や乗客とのサービス接点を通して、「日本の素晴らしさ」を発信していく地域活性化プロジェクトで、今回で49回目となる。国内線ファーストクラスの機内食(夕食)をプロデュースする川越シェフは宮崎出身ということもあり、宮崎への愛と感謝を込めて子供の頃から慣れ親しんできた宮崎らしい味をベースとした料理を提供するという。上旬ではチキン南蛮をアレンジした桜姫鶏のソテー、中旬ではあじ豚の焼きパテ、下旬は宮崎牛のデミグラス煮込みを用意。また、7月のこだわりの日本酒は千徳(せんとく)酒造の「千徳 大吟醸」と雲海酒造「超特撰 綾錦(あやにしき) 大吟醸 登喜一(ときいち)」を提供する。「千徳 大吟醸」はフルーティで華やかなすっきりとした淡麗な味わいが特長で、全国新酒鑑評会にて金賞を受賞している。一方「超特選綾錦 大吟醸 登喜一」は、香り高く淡麗ながらコクのある辛口仕上げとなっている。そのほか、機内誌「SKYWARD」7月号にて宮崎を特集し、国内線機内ビデオにて青島を紹介するほか、JALカード会員誌・国際線ファーストクラス機内誌「AGORA」でも宮崎の食を紹介する。
2015年06月30日JALは6月19日、同社にとって初となるボーイング787-9型機の機内を公開した。同機は6月11日に成田国際空港に到着し、7月1日より成田~ジャカルタ線に投入される。○787-8型機の約1.2倍の座席と貨物を搭載787-9型機そのものは、2014年7月9日にニュージーランド航空が世界で初めて受領し、国内ではANAが同年の8月7日より国内線を、2015年5月5日からは羽田~ミュンヘン線にて国際線を運航している。JALの初号機となる787-9型機は、「JAL SKY SUITE 787」仕様機で国際線にて運航される。787-9型機はボーイング787-8型機の胴体を6.1m延長したモデル(787-8型機は全長56.7m、787-9型機は全長62.8m)で、787-8型機の約1.2倍の座席と貨物を搭載できる(座席は「JAL SKY SUITE 787」仕様機材での比較、貨物は搭載可能重量での比較)。JAL SKY SUITE 787仕様で比べると、787-9型機は787-8型機より34席多い195席仕様となる。なお、ANAの国際線仕様の787-9型機初号機は、同社787-8型機に比べ46席多い215席仕様となっている。○UV対策やベビーベッドも機内のシートやサービスは、JALの787-8型機のJAL SKY SUITE 787仕様と同じ設定。クラスは、ビジネスクラス「JAL SKY SUITE」、プレミアムエコノミークラス「JAL SKY PREMIUM」、エコノミークラス「JAL SKY WIDER II」の3つを展開する。787型機の特徴でもある、四季を表現するLED照明や従来の中型機に比べ約1.3倍拡大したUVカットの窓、明るさに応じて5段階に調整できる電子シェードなどに加えて、機内インターネットサービス「JAL SKY Wi-Fi」も完備している。なお、ラバトリーにはベビーベッドを設置することで、親子旅利用者にも優しい環境を整えている。○各クラス最高級の快適空間を確保ビジネスクラス「JAL SKY SUITE」は2-2-2の座席配列で、全席通路へアクセスできる配置となっている。個室のようなプライベート空間を確保し、最大約188cmのフルフラットになるシートのほか、クラス最大級の23インチ個人モニター、液晶タッチパネル式の機内エンターテインメント用コントローラー、ノイズキャンセリング機能付きソニー製の密閉型ヘッドホン、専用に制作された高反発マットレス・枕、コンセントやUSB端末などを完備。また、開閉可能なプライバシーパーティションのため、同行者との時間もゆっくり楽しめる。プレミアムエコノミークラス「JAL SKY PREMIUM」は2-3-2の座席配列で、前後を約107cm確保し足元もゆったりなのが特徴。個人モニターは12.1インチのタッチパネル式で、USB端子からスマートフォンの充電もできる。また、"787で世界最大級のエコノミー"を目指した2-4-2配列のエコノミークラス「JAL SKY WIDER II」は、前後間隔約+5cmの約84cm(JAL現行座席比)、座席横幅約+5cmの約48cm(一般的な横9席配列との比較)。個人モニターは10.6インチのタッチパネル式で、エコノミークラスでもUSB端子を備えている。JALは現在、787-8型機を25機、787-9型機を20機発注し、このうち計33機を2016年度までに受領する予定となっている。なお、受領予定の787-9型機は全て、国際線での運航を予定している。
2015年06月19日国際航空運送協会(IATA)は6月9日、航空会社で異なる機内持込みの手荷物に対して「最適化」した大きさの機内持込みスーツケースを開発したことを発表した。このスーツケースはIATAと航空機メーカーのメンバーが共同開発したもので、大きさは55cm×35cm×20cm(21.5インチ×13.5インチ×7.5インチ)のサイズとなっている。これは、120席以上が搭乗する飛行機において、全員が収納棚に荷物を収めることができるサイズとして算出されている。スーツケースには「IATA Cabin OK」のロゴがデザインされており、視覚的にもIATAが推奨する機内持込みサイズに適合していることがすぐに分かるようになっている。IATAによると、国際線を運航する大手航空会社の中にはすでに関心を示しているところもあるようで、今後、それぞれの航空会社のガイドラインに加えられる見通しになっているという。
2015年06月11日JALグループでは7月1日より、JAL沖縄線において新しい機内サービスを展開する。まず、日本各地から沖縄へ向かう便の搭乗・降機の際に、石井竜也氏がJAL沖縄便のためにリメイクした「浪漫飛行 ~Dream version~」「FLYING HEART ~Memory version~」をBGMとして流す。かつてJALのCMソングであった石井氏の名曲を本人が新たにニューバージョンで録り下ろしたBGMで、沖縄のイメージ映像と合わせて放映する。また、2014年5月から国内線で就航中の新インテリア仕様の機材「JAL SKY NEXT」便では、海や太陽をイメージするようなLED照明も加えて、沖縄旅行の気分をさらに盛り上げる。対象路線はJAL便名で運航される東京(羽田)/大阪(伊丹)~沖縄(那覇)線で、対象機材は777-300型機/777-200型機/767-300型機となる。また、日本トランスオーシャン航空(JTA)の一部運航便でも「浪漫飛行 ~Dream version~」の音楽を流す。また、夏休み期間の沖縄線限定で3歳~小学校低学年の子どもを対象に、機内や現地で楽しめるグッズがつまった「OKINAWAキッズリュック」をプレゼントする。飛行機デザインのオリジナルリュックの中には、機内で沖縄の島々を遊びながら覚えられる「沖縄諸島玉入れゲーム」、ビーチなどでみんなで遊べる「エアフライングディスク」と便利な「レジャーシート」、JALロゴ入りのおしゃれな「サングラス」などが入っている。対象路線は、東京(羽田)/名古屋(中部)/大阪(伊丹・関西)/小松/岡山/福岡→沖縄(那覇)便、東京(羽田)→久米島/宮古/石垣便、 大阪(関西)→石垣便。期間は7月1日~8月31日で、用意数がなくなり次第終了する。
2015年06月10日Peach Aviation(以下、Peach)は6月1日より、機内食「Peach DELI」を夏メニューにリニューアルした。今回の「Peach DELI」夏メニューでは、2014年の夏メニューで好評だったスパークリングワインの「たこシャン」がPeachオリジナルの「カタシモワイナリー たこシャン2015 ピーチロゼ(以下、たこシャンロゼ)」(980円)に生まれ変わり、人気の焼肉たむらの肉を使ったメニュー第2弾「炭火焼肉たむら監修ヘルシー焼肉丼(以下、たむらの焼肉丼)」(800円)も登場する。「たこシャンロゼ」のラベルには、大阪を代表するB級グルメ、たこ焼きのイラストが描かれている。創業100年以上の老舗である大阪のカタシモワイナリーがたこ焼きに合わせて飲んでほしいという想いで、丹精込めて造ったスパークリングワインとなっている。シャンパーニュ製法とも呼ばれる伝統的な瓶内発酵製法で作られた「たこシャンロゼ」は、数量限定1,500本のPeach機内限定販売となっている。また、「たむらの焼肉丼」は、炭火焼肉たむらの肉に甘辛い特製のタレをたっぷりと絡め、色とりどりのパプリカを添えた、味も見た目も両方楽しめるボリューム満点の一品に仕上げた。なお、2014年の冬メニューから登場した、売り上げの一部を開発途上国の農業支援とする「カロリーオフセットプログラム」の対象商品は、ボリュームたっぷりのかき揚げにさっぱりとした茶そばを添えた「夏のお弁当かきあげと茶そば」(850円)と、トラウトサーモン、ホタテ、イカ、エビの4種類のシーフードの「シーフードのバジルクリームソース」(800円)にリニューアルした。※価格は税込
2015年06月02日デルタ航空は米国時間の5月20日、ネット上の人気者を起用した新しい機内安全ビデオをインターネット上に公開した。機内では5月25日より放映となる。デルタ航空は米国時間の5月20日、ネット上の人気者を起用した新しい機内安全ビデオをインターネット上に公開した。機内では5月25日より放映となる。安全ビデオに登場するのは、インターネット・ミーム・スター(Internet meme star)と呼ばれる、これまでにネット上で有名になり、社会現象となった人物やキャラクター。これらのキャラクターが有名になったオリジナルの動画の閲覧数は、合計20億ビュー近くになっている。計20組以上の人気キャラクターたちは、「鍵盤をたたく猫(Keyboard Cat)」や、「ドラマチックなシマリス(Dramatic Chipmunk)」、「叫ぶヤギ(Screaming Goat)」、「エボリューション オブ ダンス(Evolution of Dance)」、「うるさいオレンジ(Annoying Orange)」、「べったりしすぎの彼女(Overly Attached Girlfriend )」など。デルタ航空では2012年後半から、安全に関するメッセージを効果的に伝えるために、ポップカルチャーのアイコンやゲスト出演、サプライズ的な演出を盛り込んで、乗客に注意を引くことに焦点をあてた機内安全ビデオシリーズを展開してきた。これまでに1980年代をテーマにしたものや、クリスマスやお正月などホリデーシーズンをテーマにした特別編を導入しており、今回のビデオはシリーズ3作目となる。デルタ航空の国際マーケティングコミュニケーション担当ダイレクター、マウルシオ・パリズは、「ネット上での人気はつかの間かもしれませんが、お客様と乗務員の安全を第一に考えるというデルタ航空の理念は普遍的なものです」とコメントしている。デルタ航空の機内安全ビデオは、YouTubeのデルタ航空公式サイトでも見ることができる。なお、後半の画像「ウィル・イット・ブレンド(Will It Blend?)」部分は、YouTubeのみで見られるコンテンツであり、機内では放映されない。
2015年05月25日ニュージーランド航空は5月14日、3カ国にわたる伝説のサーフィン・スポットで歴代の偉大なサーファーたちを集めて撮影した機内安全ビデオ、「サーフィン! サーフィン! サーフィン! 」編を発表した。同社はユニークな機内安全ビデオを製作していることでも知られており、これまでもYouTubeで公開後、数日で100万Viewを達成した「思いがけないブリーフィング」や世界的に有名な英国人冒険家ベア・グリルスを起用した作品、映画『ホビット』とのコラボ作品などを発表してきた。機内安全ビデオでありながら、ここ最近は飛行機が登場していないのも同社ならではのユニークな取り組みとなっている。今回の「サーフィン! サーフィン! サーフィン! 」編は、日本のトップサーファーである大野修聖氏、2014年世界チャンピオンのガブリエル・メディナ氏(ブラジル)、3度の世界チャンピオン、ミック・ファニング氏(オーストラリア)、ビッグ・ウェーブ・サーフィン のレジェンドであるレアード・ハミルトン氏(米国)、米国の人気サーファーであるアラナ・ブランチャード氏とアナスタシア・アシュリー氏、そしてニュージーランドのトップクラスのサーファーたちが出演している。同機内安全ビデオは、世界でもっとも美しく象徴的なサーフィン・スポットから3カ所を選び、米国のマリブ、オーストラリアのゴールドコースト、そしてニュージーランドのラグランとピハにて撮影した。日本人史上、最高位にランクされるプロサーファー大野氏は、本ビデオ出演のために訪れたニュージーランドのピハに関して、「ニュージーランドには魅力的な波があり、その文化や独特な雰囲気は他の多くの国々と違ったものだ。ニュージーランド北島の素晴らしいサーフィン・スポットであるピハで、『サーフィン!サーフィン!サーフィン!』編の撮影ができたことは、本当にラッキーだった。日本人観光客の皆さんには、サーフィンをする方もしない方も、ニュージーランドへの旅をお勧めしたい」とコメントしている。また、レアード氏はラグランでの撮影で、ハイドロボードで巨大な波に乗るシーンに登場。「ニュージーランドには、世界でもトップクラスのサーフィン・スポットがいくつかある。ラグランでの私のサーフィン体験が、サーフボードを持ってニュージーランドに来て、国中をロード・トリップする夢を描いている世界中の何千人ものサーファーたちの心に火をつけられたらいいと思う」とコメントしている。
2015年05月15日ANAとヒルトン・ワールドワイド(以下、ヒルトン)は5月8日、空港ラウンジや東京~ホノルル線の機内サービスにおける新たなコラボレーションサービスを開始することを発表した。同パートナーシップは、ヒルトンとANAによる3段階のコラボレーションとして2017年まで継続することを予定している。第1段階となる今回は、ヒルトンとANAが注力するハワイ路線でのコラボレーションを実施する。6月1日~8月31日の期間、ANAを利用者に「Experience More」というキーワードのもと、羽田空港および成田空港のANAラウンジのほか、東京~ホノルル線の機内において、両社がコラボレーションした各種サービスを提供する。なお、ANAは7月17日より成田~ホノルル路線の増便を予定している。新しいサービスとしては、ANAラウンジや東京~ホノルル便機内食にてヒルトン・ハワイアンビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾートのシェフが特別監修したメニューを提供する。また、ラウンジや機内ではハワイを紹介する映像も用意し、機内ではオリジナルのミニガイドブックを配布する。そのほか、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジからのサプライズギフトなども予定している。また、5月1日~8月31日までの期間中、世界中のヒルトンブランドのホテルズ&リゾーツに宿泊するたびに、ANAマイレージクラブの2倍のマイルを、東京=ホノルル便なら3倍のマイルをプレゼントする。詳細はヒルトンのホームページを参照。
2015年05月08日LCCのバニラエア(所在地: 千葉県成田市)は5月1日より機内メニュー「Flight Kitchen」を衣替えし、彩りあざやかでヘルシーな新フライトごはんを発売する。春メニューから登場した「沖縄ちゃんぷるとニンジンしりしりごはん」(700円)は、沖縄の郷土料理であるゴーヤちゃんぷるとニンジンしりしりが一度に楽しめる。独特の風味のゴーヤと甘みのあるしりしり、そしてしまんちゅ定番のスパムが一足早く夏の沖縄へと誘ってくれる。スイーツには「南国の味わいマンゴープリン」(550円)が初登場。甘く濃厚なマンゴープリンの上にマンゴーやブルーベリー、クコの実が飾られており、ココナッツソースでさらに甘さをプラス。また、カロリー控えめながら食べ応えのある和テイストの「グリルチキンとごぼうサラダのヘルシーサンド」(550円)は、ごぼうのシャキシャキとした食感とさっぱりとした味わいが楽しめる夏らしいメニューに仕上がっている。
2015年05月01日ハワイアン航空では3月1日より羽田~ホノルル線の機内食をリニューアルし、ハワイらしさを感じられるメニューとして、ビジネスクラスで「牛肉のカレカレ」、プレミアムエコノミー「エクストラ・コンフォート」とエコノミークラスには「鶏から揚げむすび」を提供している。ハワイアン航空では、搭乗した瞬間から本物のハワイを感じることができるよう、ハワイらしさにこだわったサービスを提供している。カレカレとは、肉と野菜をピーナッツソースで煮たシチューで、元はフィリピンのポピュラーな伝統料理。今回の「牛肉のカレカレ」には、ピーナッツソースのかわりにカシューナッツソースを用いることで、よりマイルドな味わいに仕上げている。「エクストラ・コンフォート」とエコノミークラスに導入される「鶏から揚げむすび」は、羽田~ホノルル線就航以来の人気メニューであった「スパムむすび」をアレンジしたもので、スパムの代わりに鶏のから揚げを巻く新スタイルを採用。赤・黄・緑の3種類のカラーバリエーションがあるランチボックスの中には、海苔巻きセットと鶏のから揚げ、卵焼きと漬物を詰め合わせた。なお、同じく「エクストラ・コンフォート」とエコノミークラスの人気メニューである、ハワイのソウルフード「ロコモコ」は今後も引き続き提供する。
2015年03月12日香港ドラゴン航空はこのほど、イタリアのコーヒーブランド「illy(イリー)」のプレミアムコーヒーの機内サービスをファーストおよびビジネスクラスで開始した。イリーは生産者との協力により最高級アラビカ種コーヒーを用いた絶妙なブレンドを選定。収穫ごとにコーヒー豆の焙煎(ばいせん)の度合いには微妙な調整が加えられ、イリーならではの芳醇(ほうじゅん)でバランスのとれたコーヒーを作りあげるという。香港ドラゴン航空の機内食チームは、地上と比較しても遜色のないコーヒーを機内で実現するために、機内のコーヒーマシンと相性ぴったりの独自の機内専用フィルターピローをイリーと開発した。高い高度の機内では嗅覚と味覚の感度が低下することを考慮に入れながら、乗客に五感で楽しんでもらえるコーヒーを機内で提供するために幾度となくテストを繰り返したという。
2015年03月06日JALは2月26日、3月3日より国際線機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」をボーイング767-300ER型機、787-8型機にも順次導入することを発表した。すでに2012年7月より「JAL SKY Wi-Fi」を開始している欧米路線のボーイング777-300ER型機とあわせて、機内インターネットサービスを長距離アジア路線へも展開する。対象機材ボーイング767-300ER型機(年内に9機導入予定)とボーイング787-8型機(年内に3機導入予定)で、ボーイング787-8型機は2016年以降も導入を予定しているという。サービスそのものは、飛行機の中から乗客が所有するWi-Fi端末でホームページの閲覧やメールの送受信、ソーシャル・ネットワークキング・サービス(SNS)のアップデートなどを、プランに応じて使用できるというもの。1時間プランなら1時間/10.15ドル(JALカード利用なら9.15ドル)、フライトプランなら24時間/18.80ドル(JALカード利用なら16.80ドル)となる。
2015年02月26日食べるスープをコンセプトにしたスープ専門店「Soup Stock Tokyo」(スープストックトーキョー)が、JAL機内食“AIR シリーズ”として、機内食だけで展開する特別なスープを12月1日(月)より提供開始した。スープストックトーキョーを運営するスマイルズとJALが機内食の共同開発を始めたのは、2008年6月のこと。2012年9月には日本人が慣れ親しんでいる「海苔弁」を機内食として展開し、2013年1月からはスープストックトーキョーとして初めて機内食にスープを提供した。今回のJAL機内食“AIR シリーズ”では、「もし地上35,000ftに店舗をつくるなら」と、架空の店舗として“世界で一番高い場所にあるSoup Stock Tokyo 35,000ft 店”を想像し、機内食だけで食べることができるオリジナルのメニューを開発した。スープストックトーキョーの担当者によると、“AIR シリーズ”を開発するにあたり最も気を付けた点は"安全面”だといい、「お客様がフライト中に万が一にも体調を崩されては困りますので、より慎重にメニュー開発を行いました」と話す。メニューは、帆立と野菜をふんだんに使った「帆立と野菜のチャウダー」がメイン。サイドメニューには柚子胡椒の辛みが利いた「柚子胡椒風味のたらこパスタ」を用意、これに石窯パン、グレープフルーツを添えた計4品で構成されている。チャウダーとパスタ、それぞれの味を楽しんだ後、パスタをチャウダーに加えて食べることもでき、一食で2つの味わい方ができるようになっている。チャウダーは、帆立の旨みがミルクに溶け込んだやさしい味わいで、幅広い客層の乗客に「おいしい」と感じられるような味付けにと考えられたもので、スープの中身を具だくさんにすることで、フライト中の多少の揺れでもこぼれにくいよう工夫されている。パスタに使用されているたらこは着色料を使用せず、北海道で水揚げされたスケソウダラの卵を塩のみで漬け込んでいるのだという。メニューの一品一品、素材の一つ一つにまで、さまざまな工夫と細やかな心配りが感じられる。空の上でいただくスープストックトーキョーのスープは、機上の楽しみの一つになりそうだ。JAL機内食“AIR シリーズ”が提供されるのは、JALが運航する成田発国際線 (シカゴ、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ、シドニー線および羽田発ロンドン、パリ線)のプレミアムエコノミークラス・エコノミークラスで、来年の2月28日(土)までの期間限定となる。(text:Miwa Ogata)
2014年12月05日日本航空は機内で提供するマカロンとショコラを12月1日より3ヶ月ごとにリニューアルする。これはJALとチョコレートメゾン「ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HEVIN)」とのコラボレーションによって実現したサービス。JALとエヴァンのコラボレーション企画は2012年、高度1万2,000mの機内での時間をリラックスして過ごしてほしいというコンセプトから始まった。12月以降はファーストクラスとビジネスクラスで、3ヶ月ごとに新作のマカロンとショコラが提供される。JAL国際線ファーストクラスでは12月1日より、「マカロン アメール」「マカロン オーブ」の2種類を提供。マカロン アメールはビターで豊潤なカカオの風味が味わえる定番のマカロン。一方、マカロン オーブはJALだけのオリジナルメニューで、ライチ、ジャスミン、マダガスカル産カカオを使用したガナッシュをサンドし、柑橘系の爽やかな後味に仕上げた。また、ビジネスクラスの長距離路線ではファーストクラスと同じ「マカロン アメール」の他に、「マカロン ミリエン」を提供。モンターニュ、ラベンダー、ヒースと3種のハチミツが香るガナッシュを使用した。ビジネスクラスの中距離路線では、引き続きショコラ「プティパレ」を提供する。ミルクの甘さの後にコーヒーの余韻が味わえる「プティパレ レ カフェ」、南米産カカオを使用したビターチョコレートにアーモンドをトッピングした「プティパレ プレジリエン ノワール」など4種類を用意する。
2014年11月18日JALは「空の上のレストラン」をコンセプトに欧米線・豪州線・東南アジア線で展開している機内食、「スカイオーベルジュ BEDD(ベッド) by JAL」の冬メニュー(12月1日~)を発表した。そのひとつとして、「スープストックトーキョー(Soup Stock Tokyo)」と開発した「AIR スープストックトーキョー」を提供する。○到着前の食事として提供「AIRシリーズ」は、JALが有名店とコラボレーションして展開する機内食で、「スープストックトーキョー(Soup Stock Tokyo)」と展開するのは今回が初となる。素材の味を生かした「スープストックトーキョー」の食べるスープを機内でそのまま再現した。新メニューの「AIR スープストックトーキョー」は到着前の食事として、帆立と野菜のチャウダー、柚子胡椒風味のたらこパスタ、石窯パン、グレープフルーツを提供。「スープストックトーキョー」の店舗の雰囲気をイメージした木目調のトレイマットでサービスする。対象路線は、成田発シカゴ/ボストン/ニューヨーク/ロサンゼルス/サンディエゴ/フランクフルト/ヘルシンキ/パリ/シドニー線、羽田発ロンドン/パリ線のプレミアムエコノミー・エコノミークラスとなっている。
2014年11月18日JALは「空の上のレストラン」をコンセプトに欧米線・豪州線・東南アジア線で展開している機内食、「スカイオーベルジュ BEDD(ベッド) by JAL」の冬メニュー(12月1日~)を発表した。そのひとつとして「そらなっとう」をビジネスクラスの爽朝食で提供する。○石川県産の大豆と醤油を使用石川県産のエンレイ大豆で作られた「そらなっとう」のたれには、同じ石川県の大野醤油をたれに使用。里山里海が世界農業遺産に登録された能登半島の上空3,000mで、金沢大学・牧博士が三井物産の協力のもと納豆菌を発見し、採取に成功したという。石川県の城納豆食品がその納豆菌と石川県産の大豆を使用し、味わい深く匂いが控えめで、豆の風味が豊かな納豆に仕上げた。対象路線は羽田発ホノルル、シンガポール、ホーチミン、バンコクで、ビジネスクラスの爽朝食に提供する。
2014年11月18日タイの航空会社「タイ・エアアジアX」は12月1日から、「スカイライナーバリューチケット」の機内での販売を開始する。同チケットは京成電鉄「スカイライナー」(成田空港~日暮里・京成上野間)の乗車券引換券で、大人2,200円、小児1,100円。通常価格(大人2,470円、小児1,240円)よりも安く「スカイライナー」を利用できる。「タイ・エアアジアX」の成田行全便の機内で客室乗務員が販売し、京成電鉄の成田空港駅・空港第2ビル駅のライナー券発売カウンター、または成田空港ターミナルビル1階京成電鉄チケットカウンターにて乗車券と引き換える。有効期限は発売当日限り。なお、同様の「スカイライナーバリューチケット」は、バニラエア、ピーチ、スプリングジャパンの各LCCでもすでに販売されている。
2014年11月07日『ホビット』シリーズ最終章『ホビット 決戦のゆくえ』(12月13日公開)とニュージーランド航空がコラボした機内安全ビデオ(日本語版)が24日、公開された。ニュージーランド航空の機内安全ビデオ最新作となる「壮大すぎる機内安全ビデオ」は、映画『ホビット 決戦のゆくえ』の公開にちなんだもので、『ホビット』全3作品に出演しているイライジャ・ウッド(フロド・バギンズ)、ディーン・オゴーマン(フィーリ)、シルベスター・マッコイ(ラダガスト)の3人が登場。『BOY(原題)』や『What We Do in the Shadows(原題)』などで知られるニュージーランドのタイカ・ワイティティ監督がメガホンをとった。また、映画『ホビット』シリーズのピーター・ジャクソン監督、特殊メイクを担当したWETAワークショップ共同創立者であるリチャード・テイラー氏がカメオ出演し、ワイティティ監督自身も"あの魔法使いの役"で出演する。ピーター・ジャクソン監督は「この贈り物は、出演者やロケ地と、ニュージーランド航空のユニークなパーソナリティとをうまく結び付けています。私自身、ワイティティ監督やチームのメンバーとともにビデオに出演できて楽しかったです」と語る。さらに、現役時代は千葉ロッテマリーンズなどで活躍し、現在はニュージーランド野球連盟ゼネラルマネジャー補佐兼ニュージーランド代表統括コーチを務め、2014年7月にはニュージーランド観光大使に就任した清水直行氏もカメオ出演。清水氏は「出演の機会をいただいたことを光栄に思います。とても楽しい経験ができました。人生初の役者体験、ほんの数秒ですが面白い演技ができたと思います」と自信を見せている。同ビデオは、6日間かけて、「ホビット庄」やセントラル・オタゴなど、『ホビット』のロケ地をはじめとするニュージーランド各地で撮影。衣装や150以上の特殊メイクを担当したWETAワークショップや、特殊視覚効果を手掛けるWETAデジタルなどのクリエイティブスタッフも制作に関わっている。10月24日より順次、ニュージーランド航空機内で上映する。(C)2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2014年10月25日ニュージーランド航空は10月24日、同社機内安全ビデオの最新作となる「壮大すぎる機内安全ビデオ」の日本語版を公開。この新作は、映画「ホビット」シリーズの完結編である「ホビット 決戦のゆくえ」公開にちなんだもので、映画「ホビット」全3作品に出演しているキャラクターたちも登場している。○映画「ホビット」のスタッフも参画本ビデオは6日間をかけて、「ホビット庄」やセントラル・オタゴなど、映画「ホビット」シリーズのロケ地をはじめ「中つ国(ニュージーランド)」各地で撮影。衣装や150以上の特殊メイクを担当したウェタ・ワークショップや、特殊視覚効果の技術をもつウェタ・デジタルなどのクリエイティブスタッフも、本ビデオの制作に関わっている。映画「ホビット」シリーズのピーター・ジャクソン監督は、「この新しい贈り物は、映画の出演者やロケ地と、ニュージーランド航空のユニークなパーソナリティとを上手く結び付けています。私自身、ワイティティ監督やチームのメンバーとともにビデオに出演できて、非常に楽しかったです。機内でこのビデオが観られるのを楽しみにしています」とコメントしている。「壮大すぎる機内安全ビデオ」は、ホビットをテーマに制作したニュージーランド航空の機内安全ビデオ第1弾「思いがけないブリーフィング」の続編。前作は1,200万以上のオンライン視聴を獲得し、メディアやSNS等でも大きく取り上げられた。今回はさらに、ニュージーランド航空の機内安全ビデオに日本人として初めて、横浜ベイスターズの清水直行選手がカメオ出演している。清水氏はニュージーランド野球連盟ゼネラルマネジャー補佐兼ニュージーランド代表統括コーチで、7月にはニュージーランド航空、ニュージーランド政府観光局、オークランド観光局の協力のもと「ニュージーランド観光大使」に就任した。これまでのニュージーランド航空の機内安全ビデオには、冒険家ベア・グリルスを起用した「ベア・エッセンシャルズ」、ベティ・ホワイトが登場する「昔ながらの機内安全説明」、そしてフィットネス番組で知られるリチャード・シモンズ主演の「フィット・トゥー・フライ」などがある。同社の機内安全ビデオに関するオンライン上のヒット数は、これまでのすべての作品を併せると合計で3,000万件以上にもなっている。
2014年10月24日12月13日、ついに日本公開となる『ホビット 決戦のゆくえ』と、ニュージーランド航空とのコラボとなる機内ビデオの新バージョンが、世界で一斉解禁。「壮大すぎる機内安全ビデオ」と題された映像には、フロド・バギンズ役のイライジャ・ウッドらお馴染みの面々と共に、ニュージーランドにゆかりの日本人が出演していることが分かった。『ホビット 決戦のゆくえ』は、ピーター・ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの前日譚に当たる、“中つ国”を巡る冒険物語を描いた『ホビット』シリーズの最終章。解禁された「壮大すぎる機内安全ビデオ」は、このホビットたちをテーマに先に制作されたニュージーランド航空の機内安全ビデオ「思いがけないブリーフィング」の第2弾にあたるものだ。第1弾のビデオは、“中つ国”ファンのみならず多くの人々の関心を集め、1,200万以上のオンライン視聴を獲得、メディアやSNSでも大きく取り上げられた。撮影は、6日間をかけて「ホビット庄」やセントラル・オタゴなど、『ホビット』シリーズのロケ地をはじめ“中つ国=ニュージーランド”各地で行われ、衣装や150以上の特殊メイクを担当した「ウェタ・ワークショップ」や、世界的な特殊視覚効果の技術をもつ「ウェタ・デジタル」などのクリエイティブスタッフももちろん参加している。今回登場するのは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、『ホビット』シリーズに出演するフロド・バギンズ役のイライジャ・ウッドと、『ホビット』シリーズで主人公・ビルボ・ビギンズと共に旅をするドワーフ、フィーリ役のディーン・オゴーマン、“茶色の魔法使い”ラダガスト役のシルベスター・マッコイの3人。また、映画本編にも必ず顔を見せるジャクソン監督や、「ウェタ・ワークショップ」共同創立者のリチャード・テイラー氏ほか、本ビデオの監督を務めたニュージーランド出身のタイカ・ワイティティ監督も“あの魔法使いの役”でカメオ出演を果たすなど、相変わらず遊び心は満載だ。しかも、日本人として初めて、元・プロ野球選手の清水直行氏も機内ビデオに登場。清水氏は現在、ニュージーランド野球連盟ゼネラルマネジャー補佐兼ニュージーランド代表統括コーチであり、2014年7月には「ニュージーランド観光大使」に就任したばかりということから、今回の参加が実現した。ジャクソン監督は、「ニュージーランド航空は、再び映画『ホビット』を記念したすばらしい機内安全ビデオを制作してくれました。この新しい贈り物は、映画の出演者やロケ地と、ニュージーランド航空のユニークなパーソナリティとを上手く結び付けています。私自身、ワイティティ監督やチームのメンバーとともにビデオに出演できて、非常に楽しかった」とコメントを寄せている。『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月24日ANAは3月より国際線で展開していた有料の機内インターネット接続サービス「ANA Wi-Fiサービス」を2015年度内に国内線でも導入することを発表した。○国際線の787にも導入国内線でサービスを導入する機材は、ボーイング787-8・-9、ボーイング777-200・-300など合計約100機を予定。2015年4月以降、順次サービスを開始する。サービス提供会社や料金体系などは決定次第発表される。なお、国際線においては対象機材を拡大し、ボーイング787-8・-9にも導入することを決定。導入済みの28機を含め、国際線の対象機材は約60機となる。国際線では今後ANAが新たに導入する機材について、機種を問わず機内インターネットを導入し、すべての国際線運航機材への機内インターネット装着を目指す。
2014年10月09日