小西博之(57・以下小西)「僕が自分のがんを受け入れることができたのは、大将の教えがあったからです。大将は常々、『小西、人生は50対50だよ。どんな人でも幸せと不幸せは同じようにくるんだよ』と、話してくれていましたよね」 萩本欽一(76・以下萩本)「人は悪いことがあれば、嘆き、悲しむ。落ち込んでもいい。けれどその不幸せは拒絶せずに、きちんと受け止めなければいけない。人生とはそういうものだってね」 小西「大将の人生訓が僕の血肉になったんです。それだけじゃない。視点を変えることで心も変わること、言葉の持つ力を信じること。だからがんになったときも発想を変えたんです。『腎臓にがんができてしまった』を、『2つある腎臓でよかった』。『日本では3人に1人ががんで死ぬ』から『がんになっても3人に2人は助かって生きている』って」 師匠・欽ちゃんの前に日焼けした顔で、はにかみ笑いを見せる小西。欽ちゃんもうれしそうにほほ笑む。末期がんから奇跡の回復を遂げ、がんに立ち向かう心構えと、あきらめない気持ちの実体験をつづった『生きてるだけで150点!』(毎日新聞出版)を7月に出版した小西。その生きざまを大絶賛した師匠の欽ちゃんと、今回本誌で師弟の初対談が実現した。小西ががん告知を受けたのは’04年12月。45歳だった。 年明けにはがんは左の腎臓に縦20センチ横13センチの大きさだと判明。主治医から「この腎臓に圧迫された脾臓が腫れて破裂寸前。椅子から転げ落ちたりしたら、衝撃で破裂し、即死するかもしれない。この瞬間に死んでもおかしくない」と、余命ゼロ宣告を受けた。 小西「僕ね、大将、手術室で麻酔が効き始めたとき、こう挨拶したんです。『先生方に今日この手術室でお会いすることができたのも何かのご縁だと思います。僕は意識がなくなりますが、自分のがんは絶対に治ると信じています。ですからどうか、僕の命を救ってください。お願いします』」 萩本「(小西の言葉を聞いて大きくうなづき)なるほどね〜たくましい!!小西はずっと勇気がある。僕、その先生と同じ気分だよ。『(小西を)ぜったい助けたい』って、思わせる力があるんだよ」 小西「この挨拶で、医師、看護師さん、全員が泣き出して、手術の開始時間が遅れて仕切り直しになったんです。改めて執刀医の先生の『行くぞ!小西博之を助けるぞ!』という掛け声とともに手術がはじまったそうです」 9時間半に及ぶ手術で、みぞおちの下から脇腹、胸腔まで大きなV字を描くように50センチにわたり切開。無事に手術を終えた執刀医は「勝利のVサインをつけた」と話した。 萩本「(その傷に触れて)いやぁ、先生にそのせりふを言わせるって。小西は、がんという病を受け入れて、“がんちゃん”と友達になり、“コンビ”を組んで。そして主治医と信頼関係を築いて、それが“トリオ”になった!素晴らしい“コント”をつくってくれたね」 小西「そして5年後。定期検診で先生から『診断書。自分で読んでみてください』と手渡されたんです。いぶかしむ僕に『涙で読めないから』って。おそるおそる見ると、『異常なし。完治』。僕以上に先生が喜んでくれました」 萩本「治した先生を感動させて泣かせる。コレ小西だけの話じゃなく、多くの人に知ってもらったほうがいいね。そして涙はうれしい涙のほうがいい。粒の大きさも、悲しみよりも喜びの涙のほうが大きいんだ」 73歳で大学に入学し仏教を学んでいる欽ちゃん。6月には新刊『ダメなときほど「言葉」を磨こう』(集英社新書)を出版。11月には初となるドキュメンタリー番組が公開になる。 萩本「大学3年で来年の卒論に向けて準備中なの。70代になって思うのは、人はのんびり余生を過ごす『老人』と、自分がじいさんだと思わない『年寄り』の2手に分かれるね。でも、70ってまだまだ人生のスタートラインなんだよ。小西は病いを乗り越えて、きっと神様から『やることがある』と、何かバトンを渡されたんじゃないかな」 小西「今は、生きているだけで150点です」
2017年08月24日不倫疑惑が報じられたものの、MCを務める番組で「一線は越えていない」と釈明したお笑い芸人の宮迫博之さん(47)。この報道の影響で、出演番組が見送られたり契約するCMの映像がサイトから削除されたりするなど苦しい状況に置かれています。そんな中、8月20日に放送された『行列のできる法律相談所』に出演した宮迫さんは、24時間テレビのマラソンランナー候補として練習を開始したことを明らかにしました。24時間テレビのスペシャルサポーターに就任している宮迫さん。当日に発表されるチャリティーランナーの条件として“走る理由がある人”ということが公表されていますが、「走らないといけない理由ができた」として練習を始めたということです。不倫を反省しての発言と思われますが、これを見た人たちからはさまざまな声があがっています。●宮迫にはチャリティーランナーになってほしくない?24時間テレビのランナーになる可能性があるとして練習を開始した宮迫さんに対しネット上では、『そもそもスペシャルサポーターを辞退したほうがいいし、当日武道館に行くのもやめてほしい』『なんで24時間マラソンを罰ゲームみたいに捉えてんだよ。周りが言うのは分かるが当事者が言ったら終わりだろ』『24時間テレビってチャリティー番組ですよね?この人を出さないのが本来の姿じゃないですか?』『これでホントに宮迫になったら24時間テレビを軽蔑する』『本人、自分が走るなんて思ってないよね。フリだけで実際には練習なんてしないと思う。それがわかっててのパフォーマンス』『仮に走ったとしてもそれで不倫が許されるわけじゃありませんよ』『練習始めたってことは、一線を越えていたって自分で認めたようなもんじゃん』『本人も走りたくないし世間も応援したくない。こいつが走るわけがない』『元々マラソンの意味がわからないと言われていたが、こいつが走ることになったら本当に終わり』『宮迫が出るなら番組見ない』など、否定的な意見が多く見られました。もし走ることになったとしても、自身のイメージ回復につなげるのは難しい様子。お笑い芸人という立場でコメントしている面もあるかもしれませんが、まだまだ批判の声はやみそうにありません。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年08月22日不倫は繰り返す。お笑い芸人「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん(47)の不倫疑惑が、週刊文春によって報じられました。 不倫の真意を問われた際には「オフホワイトです」と下心を認めつつ、核心的な部分は釈明した宮迫さん。しかし11年にも一度不倫を報じられており、イメージ悪化はさけられません。 CM起用していた大手保険会社は契約を解除したと報じられるなど、仕事へのダメージはさっそく出始めているようです。いわゆる“一線”を彼が超えているかはわかりません。ただ妻がいながら別の女性に好意をよせ、いろんな意味で攻めちゃったのは事実です。 こういった男性は一般的に「浮気を繰り返す人」と認知されています。なぜ世の中にはこんなに不倫リスクが高くなっても浮気を、それも“あきらかな遊びの浮気”をやめられない男性が存在するのでしょう。 ■もったいない不倫がもたらす不安感と安心感とは 不倫する男にはパターンがいくつかあります。その中でも、怒られても遊びの浮気を繰り返してしまう人には“もったいない精神”とでもたとえられる思考回路があるようです。 ・せっかくモテているのに、女性を邪険にするのはもったいない。・口説けばいけそうなのに、見過ごすのはもったいない。・これが男として見られる最後のチャンスと思ったら、もったいない。 彼らは見込みのありそうな女性と接した際、「いい女だな~」と無邪気に興奮すると同時にこんな発想がよぎるようです。「男性は本能的に多くの女性と種の保存を望む」なんて学術的にはいわれていますが、そんな崇高な話ではありません。単純に浮気を繰り返す男性は常に女性を手に入れることに達成感と自分への価値を感じ、弱まりかけた自尊心と安心感を満たしているといえるでしょう。 ■不倫の罪悪感を抱えるより、受け入れた方がラク!? 「不倫することで、家族に対する罪悪感はないのか?」 そんな声が聞こえてきそうですが、不倫を繰り返す男性の頭の中は少し異なります。彼らは家族や各所への罪悪感を抱いたとしても、それよりも目の前の「不本意に断ってしまう罪悪感から逃れたい」という気持ちに苛まれています。 “男としてのチャンス”を目の前で断ることは、本心と異なる行動をしたということ。その後は、自分の中での後悔との戦いです。 家族に対する罪悪感がないわけではありませんが、目の前にいるのは家族ではなく“今いけそうな女性”です。このとき理性的な罪悪感はなりを潜めていますので、浮気への階段をその場で降りられないというわけです。 “もったいない不倫”などと呼びましたが、正直夫には絶対に持ちたくないタイプです。しかし仕事をする上でこのもったいない精神は、“ハングリーさ”としていい風に働くこともあるのではとも思います。 たとえば一般的な人がスルーするような仕事も「もったいない」と目を光らせることができれば、細やかでガッツのある仕事ができるのかもしれません。 宮迫さんは雨後の筍のように出てくる芸人界隈の中で、しっかり勝ち残っている芸人さんの一人です。彼の勝ち続けられるバイタリティの原点にこういった思考回路がもあるとしたら、今後、聖人君子のようになってしまうのも悩ましいところなのでしょうか。
2017年08月18日ダウンタウンの松本人志(53)が8月13日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。雨上がり決死隊の宮迫博之(47)の不倫疑惑について言及した。 宮迫は2人の女性との不倫疑惑を『週刊文春』に報じられており、11日生放送の「バイキング」(フジテレビ系)にて釈明を行った。女性とは飲み仲間の一人にすぎないとして、不倫関係は否定。下心は認めつつも、「一線は越えていない」と話している。 「バイキング」を視聴していたという松本は、「(出演者たちが)わりと優しく宮迫を包んでいる感じは、良くも悪くもあった」とコメント。「僕は今、その人たちのなかでもいちばんよく宮迫を知っている」と引きつけたうえで、「結果的に2人の女性と3泊したと。これは、8回ヤッてますね」と発言。「(一線は)越えてる、越えてる。全然越えてるよ」と話し、出演者をざわつかせた。 さらに松本は、宮迫が「バイキング」で明かしていた、妻との心温まるエピソードにも言及。宮迫によると、妻からは叱られたものの最後には許されたそうで、反省の言葉を口にしていたが、「奥さんとの話、完全に演技ですよね。俺はテレビ見ながら、何回言うたか。『出たよ、宮迫』。宮迫節、炸裂ですよ。嫁の(話をしている)時なんか、こぶし回しまくりですよ」と冷ややかに話した。 これには司会の東野幸治(50)も驚き、「演技じゃないですよ!あれ、めっちゃ叱られたって。俺は宮迫から、『めちゃめちゃ叱られました』って聞きましたから」と、打ち消す一幕もあった。 8月9日発売の『週刊文春』によると、宮迫は7月14日と21日に、モデルの女性とホテルに宿泊。25日にも別の女性とホテルに宿泊したと報じている。
2017年08月13日本年度、アジア人俳優として初めてアカデミー賞名誉賞を受賞したジャッキー・チェンが、『ポリス・ストーリー/レジェンド』のディン・シェン監督と組んで贈る最新作『レイルロード・タイガー』。本作には、ジャッキーの敵役として日本から池内博之が大抜擢されたことも話題を呼んでいるが、ジャッキー率いる鉄道強盗集団“レイルロード・タイガース”の一員として、大人気K-POPグループ「EXO」の元メンバー、ファン・ズータオも出演する。このほど、彼の新場面写真とともに、ジャッキーとの共演や撮影について語るコメントがシネマカフェに到着した。1940年代の鉄道を舞台に、ジャッキーの新たなアクションをユーモア満載に描き、中国では日本円にして100億円を超える大ヒットを記録している本作。ジャッキーVS“日本人将校”役の池内さんのアクションも見どころとなるほか、中国の大ヒットドラマで一躍ブレイクしたワン・カイ、2015年台湾興行収入No.1の『私の少女時代-Our Times-』のワン・ダールー、ジャッキー・チェンの息子であるジェイシー・チェンも兄弟役として出演する。そんな本作で、ジャッキー演じるマー・ユェンが率いる“レイルロード・タイガース”のメンバー、ダーハイを演じているのが、元「EXO」の“タオ”として人気を博したファン・ズータオ。このたび到着した彼の場面写真は、まず、劇中に何度か登場する歌唱シーンのワンカット。ファン演じるダーハイはあくまで普通の町男であり、劇中では歌唱力をあえて“控えめ”に歌っているのがポイント。そのため、レイルロードタイガースのメンバーたちから音程についてのツッコミが入る(!?)シーンは必見。現在は中国で自身の事務所を立ち上げ、ソロで活躍している彼の歌声には注目だ。また、ダーハイは列車によじ登ることが得意という設定で、劇中では何度も実際に走る列車に飛び乗ったり、よじ登ったりと、見事な身のこなしを見せている。日頃から格闘技を習っており、自身の楽曲では見事なダンスも披露している彼のアクションシーンも見逃せない。そしてジャッキーとの2ショット写真は、物語終盤のシーン。レイルロードタイガースの努力も虚しく、 橋の爆破あと一歩というところで大勢の敵に追い詰められ、成す術もない状況に。どうやって橋を爆破するのか!?というクライマックス目前のカット。 マーとダーハイの緊迫した表情からも分かるように、彼らのミッションの成功を祈るしかない1枚となっている。本作への出演に「とても満足しているし、光栄に思っています」と語るファン。「この映画で初めて大役を演じました。撮影が始まったころはうまくできないんじゃないかと心配で、少し不安でした。でも、段々と共演者やスタッフのことがわかってきて、演じるキャラクターにも入り込めるようになりました。それからは、リラックスして心地良く役を演じられるようになりました」と言う。緊張や不安を感じるのは無理もない。「以前は、普通の人の手の届かない大スターだと思っていました」とジャッキーとの撮影をふり返る彼は、「いまは叔父さんのような気がします。とても思いやりのある人です。撮影が終わると、しょっちゅう餃子をふるまってくれます。みんなに力を与えてくれる。僕がとても疲れたと思ったとき、彼に話しかけると、また元気を取り戻すことができるのです。ジャッキーとの共演はとても幸せだし、笑いにあふれています」と明かす。撮影終盤では、「兄弟、気をつけて」というセリフを言う際、「突然とても悲しくなった」と言う。「撮影が終わりに近づいていたし、チームを離れたくないと思ったから」と語り、劇中のチーム同様の絆が生まれていた様子だ。また、劇中のアクションについては「僕は以前から格闘技を訓練していたので大丈夫でした。身のこなしも軽いし」と語るが、「一番難しかったのは、天候でした」とファン。「雪が降っていても、列車に登らなくてはならず、僕の指は寒さでしびれていました。でも、何とか乗り越えることができました」と、撮影での苦労を語る。日本のファンが気に入ると思うところは、「物語は情熱があって愉快です。観客に喜びをもたらしてくれる映画です」と明言。そして、日本のファンに、「僕は“ダーハイ”というキャラクターを演じています。彼は仕立屋で、レイルロード・タイガースのメンバーです。列車によじ登るのがとてもうまいんです。皆さん、映画館で『レイルロード・タイガー』を観てくださいね!」とメッセージを贈る。ちなみに、ジャッキーの映画ではお馴染みのエンドロールのNGシーン集では、茶目っ気たっぷりなファンのNGシーンも。楽しげな撮影現場の様子をうかがい知ることができそうだ。『レイルロード・タイガー』は6月16日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月10日北野武監督最新作の映画『アウトレイジ 最終章』の新キャストが18日、発表された。『アウトレイジ』シリーズは、北野監督が初めて手掛けたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンタテインメント。最新作では、ビートたけし演じる主人公の大友が、関東の山王会と関西の花菱会の巨大抗争後、韓国に渡り、フィクサーの張会長のもとに身を寄せる。そこに、韓国出張中の花田(花菱会)がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、張会長 vs 花菱会という一触即発の様相を呈する中、花菱会では内紛が勃発。そんな中、大友が日本に戻ってくる、というストーリーが展開する。今回発表された新キャストは、大友を慕う韓国・済州島グループの市川役に大森南朋、花菱会の花田役にピエール瀧、花菱会の幹部である若頭補佐の森島役に岸部一徳、花菱会の会長・野村役に大杉漣、花田の手下・丸山役に原田泰造、山王会の傘下・木村組の吉岡役に池内博之の6人となる。北野作品には初出演となるピエールは「全スタッフの見事なチームワーク、痺れるような本番の緊張感、そして時折垣間見ることができた監督の作品への姿勢と愛情、どれもが自分にとって素晴らしい体験でした。顔面世界遺産とも言える役者陣の"顔バトル"は、とにかく必見です」とコメント。大森は「役者を始めた頃からずっと北野監督の映画に憧れていました。今回は、念願叶ってバイオレンス。念願叶ってアウトレイジ。もうこんな幸せな事はありません。北野組の撮影現場、たけしさんの横で『あぁオレ、今夢が叶ってるぅぅ』って スゲェ小さい声で呟いてましたもん」と喜びを語っている。また、公開日も10月7日(土)に決定し、新キャスト発表に合わせて新映像も公開。各出演者が登場し"顔バトル"が垣間見られる内容となっている。
2017年04月18日「GTO」や大河ドラマ「八重の桜」、「S -最後の警官-」などに出演する俳優の池内博之が、年内に中国で公開される映画『鉄道飛虎』で初めてジャッキー・チェンとの共演を果たすことが分かった。舞台は第二次世界大戦下の中国。在中日本軍を襲撃するため、中国の鉄道労働者や一般市民の人々は、鉄道による日本軍への物資支援を妨害しようとゲリラ隊「鉄道遊撃隊」を組んで立ち上がる。ジャッキー・チェン演じる馬元は一般市民の代表として、その「鉄道遊撃隊」を率いて鉄道が通る橋を爆破しようと企むが、池内博之が演じる山口が、在中日本軍の指揮者として「鉄道遊撃隊」の企みを阻止しようとする。そんな「鉄道遊撃隊」と「日本軍側」との攻防を描いたアクションコメディーとなっている。今回池内さんの起用は、監督の丁晟(ディン・シェン)が、池内さんの過去に出演した2008年公開の大ヒット香港映画『イップ・マン序章』での演技を見て惚れ込み実現したという。見どころは、なんといっても池内さんとジャッキーの息の合った格闘シーン!中には走っている列車を追いかけて飛び乗る場面など、ワイヤーなしの体当たりで挑んでいるアクションシーンもあり、注目すべきポイントだ。今回池内さんが演じる山口は、頭が良くて強い“悪役”だが何かツイていない、中国の人から見てもどこか憎めないような存在。決して完全なる“悪人”としてではなく、自らの責任を全うしようとする人物として描かれており、アクションシーン以外に「おじさんとのキスシーン」など、作品の中で幅広い役を演じ切っているという。昨年10月末~12月末に遼寧省と山東省にて、気温マイナス約20度という過酷な環境で行われた本作の撮影。ジャッキーとの初共演に池内さんは、「子どもの頃から憧れていた方と共演できて本当に嬉しい」と感想を語り、「撮影初日からアクションシーンがあったのですが、ジャッキーさんご本人から“テンポ感を大切にしてほしい”など直接アドバイスを頂きました。過去にジャッキーさん御自身がたくさんの怪我をされ、生死をさまようこともあったようで、私が怪我をしてしまったときも気を遣って優しく接して頂きました。また周りの俳優陣に対しても、アクションシーンの安全には特に気を遣ってくださる方でした」とジャッキーについて語る。また、撮影ではちょうど自信の誕生日と重なったそうで「ジャッキーさんを始め、スタッフの皆さんにお祝いしてもらえたのが嬉しかったです」と撮影当時のエピソードについてもふり返った。作品については「アクション部分に関しては特に苦労したので注目して頂きたいですが、この作品は”アクションコメディー”になっているので、よりたくさんの方々に楽しんで頂けたら嬉しい」とコメントした。なお本作は、中国で年内公開予定、台湾で来年1月6日公開予定だが、日本での公開は未定となっている。これまでにも、『イップ・マン序章』を始め、2013年には日中合作映画『スイートハート・チョコレート』で人気海外女優のリン・チーリンとW主演。また2018年春には、世界的名匠であるジョン・ウー監督の最新作で、福山雅治と中国の人気俳優チャン・ハンユーがW主演を務める香港・中国合作映画『追捕 MANHUNT』(日本語タイトル未定)への出演も決定。ほかにも中国での作品への出演オファーが殺到!来年以降も中国での大作映画への出演も控えているとのこと。今後も池内さんの海外でのさらなる飛躍に期待が高まりそうだ。(cinemacafe.net)
2016年12月03日最新刊『とりあえず結婚するという生き方 - いま独身女性に考えてほしい50のこと。』を出版し、「とり婚」のススメを呼びかける池内ひろ美先生へのインタビュー第3弾。池内先生の優しくも厳しい回答や書籍に綴られた言葉の数々は、時に容赦なく心に突き刺さります。一人でも多くの女性に結婚を通して成長してほしいと切に願うからこそ、強い言葉で背中を押しているのでしょう。そして、そこには「現実を見なさい」「目を覚ましなさいという」愛のあるメッセージが込められています。誰と結婚しても同じ?これだけ話してもまだわからないのかと怒られそうですが…「とりあえず結婚」しようと思った時には、あまり欲は言えないというか、妥協せざるをえない気がします。正直にそう伝えると、またしても意外な回答が。池内先生:「もちろん誰でもいいわけではないけれど、実は、どなたと結婚してもそんなに大きな違いはありません。お相手がドバイの王子様とか、刑務所に収監されている人とか、売れっ子の芸能人とか、そういう特殊な事情があれば別ですよ。でも一般の社会人と結婚するのなら、相手が誰でもそれほど変わらないんです」そうなんですね。だったら「とりあえず結婚」してから、その先のことを考えてもいいかも。池内先生:「それから、好みにもあまりこだわらないで。自分が成長すると好みのタイプも変わるんです。私は54歳なのですが、今見てステキだなと思う男性を、もし25歳の頃に見たとしても、全然ステキだとは思わなかったでしょうね」なるほど。このお話を聞くと「運命の相手がいつか現れるはず」と夢を見続け、気づいたら50歳になってしまった…なんて人が、いかにもったいないことをしているかよくわかります。残念ながら女性の場合、年齢を無視して結婚を考えることはできないもの。そう思うと「チャンスがあれば」というのは無計画と言わざるを得ません。池内先生:「女優さんだって若い頃には若い役、年齢を重ねたらそれ相応の役を演じるでしょう。一般の女性にもその年代に合わせた役割というものがあります。40歳・50歳にもなって、理想のパートナーを見つけたいと本気で仰るような方は、自立した大人とは言えないですよね」このインタビューには「大人」というキーワードが何度となく登場しました。「コドモ脳のまま年齢だけ重ねる人が多い」と先生。これは「いつかは結婚したい」女性にとっての、今後の大きな課題となりそうです。学歴にはちょっとこだわってもいいところで、20代の男性は同世代の女性と結婚しますが、30代の男性は20代、40代の男性は20~30代の女性を求めることが多いとか。ということは、アラフォー・アラフィフの女性が結婚したいと思ったら、対象となる相手はほとんどいないかも?心配になってそう聞くと、池内先生は「女性の年齢が上がったら、今度は年下の男性と結婚するのもアリです」と一言。今や年の差は結婚のハードルにはならないんですね。池内先生:「職業や年収と同じで、年齢にもこだわる必要はありません。自分が結婚に何を求めているかがわかっていて、それに当てはまる相手なら何歳上でも下でも問題ないでしょう。ただ、年齢も仕事も気にしなくていいけれど、学歴にはこだわってもいいと思います」またもや予想外の回答が。学歴こそ、相手をバイアスのかかった目で見て失敗しそうな気もしますが。池内先生:「出身大学のネームバリューとか、そういう話ではありません。説明するのが難しいのですが、言葉や教育というのは文化の根っこなんです。どんな言葉遣いをするか、どのような教育を受けてきたか。生活習慣や価値観には、そうした背景・環境が表れます。夫婦間でそこに差があると話が合わなくなるでしょう。何より、それなりの学歴がある人は受験勉強をしっかりやった、つまり調べたり覚えたりという行動が習慣として身についていて、やるべき時にやるべきことをできる人だということ。学歴自体が大事なのではなく、受験勉強をしてきたことが大事なんです。そしてその影響は、子育てをする際に一番強く出てくるんですよ。ですから、結婚するなら、そこにはこだわったほうがうまくいくと思います」世界情勢や国会のニュースに耳目を傾ける。何かに関心を持ったら知識を深めるために本を読む。そうした習慣は育った環境の中で自然と身につくもの。また、志望校への合格を目指して必死に机に向かっていた人は、仕事に対しても同じ姿勢で向き合える、というのは納得のいく話です。ちなみに、学歴に差のある男女が結婚したらうまくいかないことが多いのでしょうか?池内先生の答えは「女性のほうが高学歴な場合は話が合わなくて失敗するケースが多いけれど、男性のほうが高学歴な分には特に問題ない」とのことでした。なぜなら女性は語彙が豊富で、雑学的な知識も圧倒的に多いからなのだそうです。仕事中と同じ心配りをパートナーにも似た背景や環境を持つ人と結婚しても、やはり価値観の相違は出てくるもの。それをよそで愚痴るのではなく、不満をはっきり伝えて改善していくのが大人ってことですよね?そう質問してみると…池内先生:「改善するという発想には、自分のほうが正しくて相手を直させようという心理がありますね。それで相手が不満に思わないならいいかもしれませんが、理解しやすい言葉で伝えて、相手を不愉快にさせずに問題を解決するのが大人。自分とは異なる価値観を受け入れることができるのは成熟の証です」例えば、と言って先生が示したのはこんなお話です。卓上の書類を、表を上にして置くか裏を上にして置くか。自分は表向きに置くけれど、彼はいつも裏向きに置く。その場合、「こうやって置いたほうが便利だから、こうしてもらえるとうれしいな」と伝えるのと「なんでそうやって置くの?こう置いたほうが便利に決まってるじゃない」と言うのとでは何が違うでしょうか。どちらも伝わるのは「表を上にしてほしい」というメッセージ。だったらどう伝えればいいか、答えは明らかですよね。そして彼が言うことを聞いてくれたら「やってくれたんだ、ありがとう!」と言えればもう完璧。彼はこの先ずっとあなたのルールに従うことでしょう。あれ、それって、仕事を円滑にするために誰もがやっていることと同じでは?池内先生:「そうですよ。夫婦だから恋人だからといって、特別な人間関係ではないんです。結婚はチーム・ビルディングだと私は説明するのですが、時には夫がリーダーとなり、時には妻がリーダーとなり、チームを作って一つのことをやっていくんです。仕事の相手だったら、お互いが気持ちよく作業するために、どういう言葉をかけるだろうか?と考えれば、夫婦だって自然と相手を思いやる言い方になりますよ」結婚は恩返し、そして恩送り最後にもう一つだけ気になることを聞いてみました。「早く結婚してほしい」「孫の顔を見せてほしい」という母親の期待を重荷に感じている女性は多いのでは?池内先生:「母親は、自分がやってきたのと同じことはもちろん、それ以上のものを与えたいと本気で願って娘を育てています。自分よりもいい教育を受けさせたい、いいものを食べさせたい、美しいものを見せてあげたいと。今の時代、多くの母親がそこまではできるようになりました。でも、結婚して子どもを産むという喜びまでは味あわせてあげられません。結婚してほしいと言うのは、この娘はあの感動をまだ体験していない、だからさせてあげたいという純粋な母心なんです。ですから、どうか母親の言葉をうるさいと思わないでください。お母さんを嫌って幸せになった女性を私は見たことがありません。なるほど母はこういう気持ちだったのかと、いつかわかる時が来ます」この回答には、思わずホロリとしてしまいました。筆者は一児の母なのですが、子育てをしていると、自分が子どもの頃にしてもらえなかったことを思い出し、「もっとこうしてくれればよかったのに」「自分はしてもらえなかった」と両親への恨みに似た感情を抱くことがあります。そんな時、大人の女性ならどうすべきなのか…池内先生のお話を聞いてよくわかりました。それは今さら親にぶつけても仕方のないこと。自分がしてほしかったことを子どもにやってあげればいいんですよね。こちらの話題について、池内先生は書籍にご自身のエピソードを紹介されています。「結婚は親への“恩返し”」であり「子どもへの“恩送り”」その文言には、自然と目頭を熱くさせるパワーが…。書籍には他にも、結婚に尻込みする女性たちに「結婚っていいかも」「結婚しちゃおうかな」と思わしめるようなメッセージがたっぷり詰まっています。気になった方は、ぜひ『とりあえず結婚するという生き方 - いま独身女性に考えてほしい50のこと。』を手に取ってみてくださいね。構えずに「とりあえず読書」したら、「とりあえず結婚」したくなるかもしれません。(文=石橋真理)『とりあえず結婚するという生き方 - いま独身女性に考えてほしい50のこと。』 (ヨシモトブックス)監修者紹介池内ひろ美東京家族ラボ主宰1961年岡山市生まれ。夫婦・家族問題評論家。夫婦・家族問題コンサルタント。メディエーター。日本ペンクラブ会員。栄中日文化センターはじめ新聞社系文化センター講師。
2016年07月28日前回の記事では、池内ひろ美先生の勧める「とり婚」=「とりあえず結婚」の真意に迫りつつ、なぜ結婚したほうがいいのかをヒアリング。「結婚の素晴らしさを知るには自分が経験するしかない、だから一度は結婚してみよう」という結論に至りました。今回の主題は「ではどうやってパートナーと出会うのか?」ということ。池内先生の最新刊『とりあえず結婚するという生き方 - いま独身女性に考えてほしい50のこと。』 では、お見合いを奨励したり、相手の見つけ方を洋服の選び方になぞらえたりと、ユニークで多様な視点で出会いの手段を紹介しています。男性も本当は結婚したがっている!結婚しない人どころか、恋愛しない人が増えていると言われる昨今。池内先生のご著書には、2010年の統計で25〜29歳女性の約60%、30〜34歳女性の約35%が未婚とありますが、2016年現在、恐らくその数字はもっと上がっているでしょう。夫婦・家族問題の専門家として、長年に渡り相談者の生の声に耳を傾けている池内先生から見て、近年の恋愛・結婚市場はかつてと何が違っているのでしょうか。池内先生:「これまで20年以上に渡り、延べ4万件近いご相談を受けたのですが、かつては私のところにいらっしゃるのは、ほとんどが既婚の方々。ですから相談内容も、夫婦関係、夫の浮気や暴力、子育ての悩み、嫁姑問題などが中心でした。ところが3年ほど前から、相談者の層がガラリと変わりました。どうしたら結婚できるんですか?結婚のメリットって何ですか?と尋ねる独身女性や、年頃の娘・息子が結婚しないのだけれど、どうしたらいい?と悩む親御さん世代が急増したのです」そんな顕著な変化が!未婚者の悩みが既婚者の悩みを上回る。それだけ結婚の手前で足踏みしている人が多い証拠ですね。相談に来るということは、女性には結婚したい気持ちはあるようですが、男性側は?結婚に後ろ向きなのでしょうか?池内先生:「いえ、むしろ男性のほうが結婚したがっていますよ。ただプロポーズしたら断られて傷つくんじゃないか、と思って積極的にアプローチできずにいる方が多いんです」つまり、本当は男女ともに想っているのに、どちらからも踏み込むことをせず、結婚に至らないカップルが少なくないわけですね。相手にもその気があるのに、気づかないまま平行線を辿ってしまうなんてもったいなさすぎる!それではまるで、中学生の初恋のようではないですか…。池内先生:「そういうカップルがいると私は通訳をします。“結婚は君のタイミングのいい時に考えればいいんじゃないかな”というのは、その気がないのではなく、“僕は今すぐにでも結婚したいんだ”っていう意味なんですよと意訳してあげないと、女性に伝わらないんです。昔はお仲人さんがいてその役割をしていたわけですよね」仲人といえば、池内先生は本書の中でお見合いを勧めています。お見合いってちょっと堅苦しい印象ですが、自分の身近な人が推薦し、結婚の意思がある相手と、事前にある程度の条件も確認した上で会えるわけですから、真剣に結婚を考えている人にとっては理想的なシステム。実際に最近は、お見合いってアリだなと考える人が増えているようです。池内先生:「自分で決めることができない人が多い分、お見合い結婚は増えていくでしょうね。何よりお見合いは、最初に相手の意思を確認できるのでムダな時間を使わなくて済みます。忙しく働く女性にとって時間ほど貴重なものはありません。結婚するかどうかわからない相手と2年、3年と付き合い、そろそろ結婚と思ったところで、相手は結婚はまだあと5年くらい先でもいいと思っていることがわかる。そこで泣いても遅いのだけれど、そういうケースは実に多いのです。その点お見合いなら、出会った時から結婚を前提に交際できるから合理的ですね」結婚相手に望む条件を3つに絞るところで、結婚相手として望ましいのはどんな男性なのでしょう。付き合う相手と結婚する相手とでは求めるものが違うとも言うし。「選り好みしてるわけじゃない」と言いつつ「価値観と趣味と仕事に対する姿勢と体の相性と…」なんて希望条件を数え上げる人、いますよね。そして「ピッタリ合う人が見つからない」ってそれ、ものすごく高い要求を掲げてますから。池内先生:「全てが合う人なんて女性同士でもいないんですよ。まして男と女という違いがあればなおさらです。同じ親から生まれて同じ環境で育った姉妹でも、性格も趣味も違うのが普通でしょう?違って当たり前。違うところを楽しむことができるのが大人というものじゃないでしょうか」そうはいっても「これだけは譲れない」ポイントがあるのもまた当然のこと。本書では、結婚相手に望む条件を3つに絞ることを勧めています。理由はいくつもの条件を挙げ連ねても、当てはまる男性が見つかる可能性は極めて低いから。ただし、3つに絞っても希望通りの男性は40人に一人しかいないのだとか!池内先生:「“どういう人がいいかわからない”“どうしても3つに絞れない”という人には、逆に“これだけはイヤ”という3つを挙げてもらっています。“浮気されるのはイヤ”“経済力がないのはイヤ”“姑との同居はイヤ”といった具合にね。この場合は、相手の容姿よりも経済力があるかどうかや、浮気しそうかどうかを重要視していることがわかるでしょう?」「イヤなこと」を3つに絞るのも、それほど簡単ではないかもしれません。でも、先生いわく「あれもこれも」と並べ立てるのは幼い証拠なのだそうです。池内先生:「結婚相手を探すのも、就職活動と同じように考えていただければいいんです。入りたい会社を選ぶ時、あれもイヤこれもイヤとNGポイントばかり挙げる人や、逆に年2回ボーナスが欲しい、夏季休暇は2週間取りたい、希望の部署に配属してもらいたい…とおいしい条件ばかり挙げる人を企業が採用すると思いますか?」確かに自分のことを棚に上げて条件ばかり挙げ連ねたら、いったいあなたは何様?と言われてしまいそう。自分にとって何が必要で何が不要なのか見極めなければ、相手を選ぶこともできないのですね。言い換えればそれは、己を知るということでもあります。通勤電車で好みの男性を選ぶトレーニングただ、本当に大事なものは何かを知るってとても難しいこと。そこで池内先生がお勧めするのは、たくさんの男性の中から考えて一人を選び取る訓練。まずは見る目を養うところから始めましょうというわけです。といっても、対象とするのは男友達や職場の男性ではありません。訓練のお題は「通勤などで利用する電車で、同じ車両に乗り合わせた男性の中の、誰か一人と一緒に暮らさないといけないとしたら誰にしますか?」というもの。それだと容姿しか情報がないじゃないの!と思いますが、よく観察すると、移動時間の過ごし方(スマホゲーム、読書、爆睡、仕事、勉強など)や仕草からその人の知性がなんとなく伺い知れたり、カバンや服装のセンスから趣味嗜好が少し見えてきたりします。毎日続けたら、かなり見る目が養われるに違いありません。でも鍛えられた見る目はどこで発揮すればいいのでしょうか。職場には出会いがないし、合コンや婚活パーティーに行く時間もない!なんて女性の場合は。池内先生:「出会いはいくらでもありますよ。電車の中のおよそ半数は男性ですよね。その人たちと毎朝出会っているじゃないですか」なんと、これは単なる訓練ではなく現実に候補者選びでもあるわけですね。結婚相手を見つけることに、それぐらい日頃からポジティブでいないといけないとは。意表を突かれました。池内先生:「実際にはその3分の2程度は結婚していたり学生だったりしますが、でも残りの3分の1は結婚の対象となる男性でしょう?電車で乗り合わせた人を恋愛対象でないと思い込んでいるから出会いがないんです。コンビニもそう。コンビニの店員さんの多くは独身の男性です」確かに働く女性の多くは、どんなに忙しくても電車に乗るし、コンビニにも行くでしょう。多忙で出会いがないというのは言い訳にならないんですね。その論理でいくと、街を歩けば未来のダンナ様候補だらけという…。池内先生:「私の友人にコンビニの店員さんと結婚した女医さんがいます。彼は売れない役者でした。彼女にとって相手の年収や肩書は重要ではなかったんです。結婚に何を求めるかが明確だったんですね。コンビニの店員さんには、役者のほかミュージシャンも多いので、そういう人を応援したい女性にはうってつけです。夢を追って頑張っている男性以外にも、優秀な幹部候補生が研修でレジに立っていることもあります。また外国人の店員さんは、政府から派遣されたエリートの可能性だってあるでしょう。どこにどういう人がいるかわかりません。見る目があるかどうかの問題なんです」先生がちょっと厳しくそう仰るのは、見る目がなくて失敗してしまった女性の相談を数多く受けてきたから。婚活パーティーで出会った男性の弁護士という肩書を信じて、だまされたと相談に来るなどのケースは後を絶たないそうです。「肩書につられると詐欺に引っかかってしまうんです。肩書ではなく人をきちんと見てください」と先生は強調します。見る目を養うことがいかに大切か、皆さんもイメージできてきたのではないでしょうか。なお、ある種の職業だからといって必ずしも年収が高いとは言い切れないし、一流企業に勤めていても、その会社が数年後も安定しているかどうかはわかりません。詐欺には合わなくても、相手の職業に囚われるとロクなことはなさそうです。近い将来後悔しないためにも、見る目を養うトレーニング、今日から始めてみてはいかがですか?(文=石橋真理)次回予告お相手選びの注意点や、結婚後の夫婦の付き合い方、母親との関係などについてお聞きします。『とりあえず結婚するという生き方 - いま独身女性に考えてほしい50のこと。』 (ヨシモトブックス)監修者紹介池内ひろ美東京家族ラボ主宰1961年岡山市生まれ。夫婦・家族問題評論家。夫婦・家族問題コンサルタント。メディエーター。日本ペンクラブ会員。栄中日文化センターはじめ新聞社系文化センター講師。
2016年07月27日香港の映画会社メディア・アジアが製作するジョン・ウー監督の超大作で、チャン・ハンユーと福山雅治がW主演を務める『追捕 MANHUNT 』(原題)が、今月大阪でついにクランクイン。17日には、中国・香港メディアに向けクランクインを報告するプレスイベントを大阪・あべのハルカスにて実施。メディアへの個別取材の前に、映画の完成の無事を願ってのスタッフキャストによる鏡割のイベントが行われた。公正誠実な国際弁護士・杜秋(チャン・ハンユー)は、自身の送別パーティー後、突如、同僚女性殺害の容疑を受ける。杜秋逮捕に全身全霊を傾けている敏腕警部・矢村聡(福山雅治)は、杜秋の行動を何度も把握しながらも逃げられてしまい、臍を噛みつつも密かに杜秋の機知に敬服もしている。同時に殺人事件の状況証拠を怪しく思い、杜秋が罠にはめられているのではないかとの疑問を持ち始め――。本作は、西村寿行の同名小説を原作とした、1976年に故・高倉健が主演した日本映画『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化。当時、中国でも上映され社会現象となるほどの大ヒットを記録。本作も日中共に大きな反響が期待され、製作費は4,000万米ドルを投じる超大作となっている。監督には『ミッション・インポッシブルII』『レッドクリフI&II』などを手掛けるジョン監督。そして、プロデューサーにゴードン・チャンとチャン・ヒンガを据えて臨む。また、主演は『戦場のレクイエム』でも知られる中国の俳優、チャン・ハンユーと日本の俳優・福山さん。共演には、ハ・ジウォン、チー・ウェイ。さらに日本からも新旧実力派を揃え、國村隼、桜庭ななみ、池内博之、竹中直人、TAO、倉田保昭が参加している。撮影が始まったばかりの先日、撮影の順調な進行と安全を祈願し、撮影の行われた大阪のランドマーク、あべのハルカスにて鏡割りが挙行された。この日の出席者はジョン監督、プロデューサーのゴードンとチャン・ヒンガ、撮影のために来日したチャン・ハンユー、福山さん、チー・ウェイ、國村さん、桜庭さん、池内さん、TAOさん。さらにメディア・アジア・グループのピーター・ラム主席も激励のため大阪入り。大阪府大阪市も『追捕』がメインロケ地に大阪を選んだことを重視しており、先だって表敬訪問を行った大阪府知事および大阪市市長らも駆け付けた。そして、監督および主演俳優は、鏡割りの後盃を酌み交わして撮影開始を祝った。今回、ジョン監督からのオファーを受け、快諾したという福山さん。「ジョン・ウー監督のオファーを断る理由はありませんでした」と語った福山さんは、実際に撮影に入り「非常にクリエイティブに富んだ現場だと思います」「またジョン・ウーさんは演者にすごく優しく気を使ってくださる。アイディアがあれば積極的に欲しいと言ってくれるし、演者のクリエイティブとコンディションを最優先に考えてくれます」と監督について話した。また今後は「映画出演についてもいい話があれば是非とも参加したいですし、音楽についても何年も前から中国でのコンサートをやりたいと思っていて、実際に計画もたてています。コンサートでも早く皆様にお会いしたいですね」と中国進出についても語った。すでにCM撮影で福山さんとタッグを組んでいたジョン監督。福山さんの印象については「彼は何事にも真摯に打ち込むすばらしい俳優です」「彼は非常に風格があり、様々な可能性を無限に感じる、同時に非常に思いやりにあふれているところが魅力です。世界に通じる歌と演技の才能を持っています。彼は歌においても演技においても、自身の信念を持って挑んでいる点でとても偉大です」と絶賛し、「この作品で彼が演じる役は、思慮深く、熱い心を持った人物です。彼はその役を必ずこなしてくれると思います」と期待を抱いているようだ。さらに今回W主演を果たす2人はお互いについてこう語る。「男らしく、力強い印象で、お芝居もすごくパワフル。でも、パワフルな中でも繊細な印象もあって、それもまたお芝居の中で、力強さと繊細さが同居したお芝居をされるんではないかなと想像しております。チャンさんと一緒にこの作品で化学反応をおこしていきたいと思います」(福山さん)。「福山さんの出演されている作品はかなりみていました。お会いしてもとてもクールで、やさしい印象です。役に対して真剣な態度で向き合っているので、とても尊敬できるので、今回共演できることを非常に楽しみにしています」(チャン・ハンユー)。劇中では大いに対峙する2人だが、お互いに今回の共演を非常に楽しみにしているようだ。なお本作は、オール日本ロケで撮影が行われ、クランクアップは10月を想定。また中国では2018年春、日本でも同年公開予定とのことだ。『追捕 MANHUNT』 (原題)は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年06月20日チャン・ハンユーと福山雅治がW主演を務めるジョン・ウー監督最新作『追捕MANHUNT(原題)』の撮影が大阪ではじまり、17日に中国・香港メディアに向けたプレスイベントがあべのハルカスで開催され、ハンユー、福山、監督らスタッフとキャストが登壇した。『追捕MANHUNT(原題)』/その他の画像本作は、西村寿行の小説『君よ憤怒の河を渉れ』を再び映画化するもの。クランクアップは10月を想定しており、大阪をメインに、全編日本でロケが行われる。ハンユーは、無実の罪を着せられた国際弁護士・杜秋(ドゥー・チウ)を。福山は、彼を追う敏腕警部・矢村聡を演じる。イベントには、プロデューサーのゴードン・チャンとチャン・ヒンガ、チー・ウェイ、國村隼、桜庭ななみ、池内博之、TAOらも出席し、撮影の順調な進行と安全を祈願し、大阪のランドマーク・あべのハルカスで日本の伝統的な鏡割りを行った。ジョン・ウー監督は「今回たくさんの重要なシーンで、大阪の様々なスポットが登場します。どれも普段は映画のロケなどできない特別な場所です。この映画を通して、基本となるストーリーはもちろん、この大阪という街の暖かさ、美しい街並を描き出したいと思っています」と話し、福山は「非常にクリエイティブに富んだ現場だと思います。監督の描く理想を実現するのが、我々に与えられた仕事だと思っているので、それに応えられるよう演じることができればと思います」とコメント。ハンユーは撮影について「すごく印象的なのが、ここ2日間での撮影のことなんですが、かなり夜遅くまで撮影が続く大変な現場でしたがエキストラの方々が非常に真剣に参加してくれていたことです。日本の皆さんがどんな仕事にも真剣に向き合ってくれることに感動いたしました」と話した。映画について福山は「本作は誰かのために自分を犠牲にしてでも成し遂げたいことがあるのか、正しいことを全うしようとする男たちの正義を描いています」と説明し、「その物語をジョン・ウー監督が撮るのは僕が観客だったとしても『観たい!』と思います。そして観客としてはやはりアクションに期待します。自分も演じるのですが、同時に早く作品が観たいです」とコメント。さらに、「今作の現場は、中国と香港と日本、アジア各国のやり方や慣習は違うけど、それぞれのよいところを反映し、それが現場で化学反応をおこしこの作品を作りあげていけば、間口が広く、奥行きのある作品になるのではと思います」と力を込めた。監督は「私は、この映画で、友情や愛などエモーショナルな部分を特に描き出したい。私の以前の映画でいえば、『男たちの挽歌』シリーズのようなアツさがでればいいなと思ってます」と語った。中国公開は2018年春予定。日本もギャガ配給で2018年に公開される予定。『追捕MANHUNT(原題)』2018年公開予定
2016年06月20日お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之が、関西テレビ・フジテレビ系トーク番組『さんまのまんま』に登場し、大先輩の明石家さんまにクレームをぶつける。関西テレビは28日(13:56~14:25)、フジテレビは29日(13:00~13:30)に放送される。宮迫は常々"明石家さんまの弊害"を感じているそうで、「今日は、さんまさんにクレーム言います!」と宣言。さんまは「クレーム言われるようなことしてないぞ」と反論するが、「生きてるだけでクレームです!!」といい、ファンに対する旺盛すぎるサービス精神や、さんまのファンから宮迫が受けている被害を訴える。特に宮迫は、新大阪駅で"さんま待ち"をしているファンたちに困っていると主張。大声で宮迫を呼ぶおばちゃんや、カチカチに凍った飲み物をくれるおじさんなどの、被害例を挙げていく。さらに、同局系ドラマ『僕のヤバイ妻』で共演する木村佳乃から預かってきたというクレームも発表。ここから、木村に加え、中村玉緒、浅田美代子といった女優たちの驚きの言動で、話が盛り上がっていく。
2016年05月27日俳優の坂上忍(48)、お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之(46)らが27日、フジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:45)で、舛添要一都知事の国内視察の状況に言及した。番組では、舛添知事が今年4月までの1年間に行った国内視察の内訳を紹介。計53回のうち、美術館・博物館の視察が約7割にあたる39回に上り、一方、保育所・介護施設は0回だったという。舛添知事は、政治資金で美術品を大量購入していたことも明るみになっており、公私混同ではないかと批判の声が上がっている。福祉施策の充実を掲げているにも関わらず保育所・介護施設の視察が「0回」だったことに、宮迫は「ちょっとびっくり…。腹立つとしか言いようがない」と唖然。橋本マナミは「東京都民からしたら、遊んでいるんじゃないのって思ってしまう」と美術館・博物館の視察の多さに不信感をあらわにした。また、坂上は「つくづくわかりやすいというか、叩きやすい人ですね」とコメント。「選挙の時に待機児童の問題をめちゃめちゃうたっていた。ものすごい大風呂敷を広げていた」と振り返り、「ここまで化けの皮が剥がれたらどうでもいいわ」とあきれた様子だった。
2016年05月27日カンテレ・フジテレビ系のサスペンスドラマ『僕のヤバイ妻』(毎週火曜 22:00~22:54)に出演中の雨上がり決死隊・宮迫博之。5月17日放送の第5話でついに"ヤバイ妻"と対決する宮迫が、自身の役柄や見どころを語った。主演の伊藤英明が演じる主人公・望月幸平が、木村佳乃が扮する"ヤバイ妻"真理亜の殺害を計画したことから始まる謎の事件を描く同ドラマ。宮迫は、幸平の姉と離婚した元・義兄で興信所を経営する探偵・横路正道を演じている。横路は、美しい容姿に恐ろしい企みを秘めた真理亜に翻弄される幸平のよき相談相手として登場するが、実は事件に絡む大金を横取りしようと目論む欲望にまみれた男。第5話では、真理亜が自作自演で起こした誘拐事件の身代金2億円を奪おうとするも、あろうことか愛娘を拉致され、窮地に立たされてしまう。木村の怪演も話題の"ヤバイ妻"について、宮迫は「怖いよ! ヤバイでしょ」と恐怖を露わに。家事を完ぺきにこなし、夫に尽くながらもその行動を逐一監視する真理亜に「あなたのことは何でも知っているのよっていう一番怖いタイプ。嫁があれやったらホンマに怖いわ。あんな豪華な朝食はうれしいけど、歯磨きまで見張られるのは勘弁」と怯える。「僕もあれをやられたら、たぶん幸平と同じ顔になります。男はそうなんです」と"追い詰められる夫"幸平に同情をのぞかせた。お笑いタレントとして活躍する一方、数多くのドラマや映画で重要な役を演じ、俳優としての評価も高い宮迫。今作で扮している探偵には「親近感がある」という。「僕のおじいちゃんが探偵だったんです。子どものころは事務所に遊びに行ってたから、こんな風に隠しカメラ置いていたなとか、離婚調査の逆恨みで胸ぐらつかまれている現場も見たことあるし」と探偵業は身近なものだったとか。さらに、「“ドリフ・新喜劇・探偵物語”ってくらい松田優作さんの『探偵物語』が大好きでした」と少年時代は探偵ドラマに夢中だったという。横路は欲望のままに親しい幸平さえ裏切ろうとする危険なキャラクターだけに、宮迫は「松田優作さんが演じられていた探偵とは全然違いますけど」と苦笑い。だが、「横路は誰のために2億円の行方を追いかけているのか。自分のため? いや、家族のためなのだろうか。誰かの味方に見えて、誰の味方にもなろうとはしていない。利用できるものを利用するだけ。そういう意味では全員の敵でしょうね」とそのしたたかさに魅力も感じているよう。そんな横路も、第5話では真理亜の策略に操られ、追い詰められてしまう。宮迫は「『この女・真理亜はヤバイ、これ以上関わったらマズイ』と横路ですら怖くなるかも!」と衝撃の展開をにおわせていた。
2016年05月16日狂言師・野村萬斎と芸人・宮迫博之が初共演を果たす『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』。公開を間近に控えた本作のように、野村萬斎×宮迫博之にみられるような面白いバディが、過去の映画にも多く存在しているようだ。たった1人薄暗い部屋で、熱帯魚相手に日ごと繰り返す男・仙石和彦(野村萬斎)。実はこの仙石、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情)を読み取ることができるという、特殊な能力を持っていた。その能力をひょんなことから芸能事務所=峠プロダクションの社長・峠久美子(高畑淳子)に見込まれ、丸山竜司(宮迫博之)と「マイティーズ」というお笑いコンビを組まされる。一時はかなりの人気を博したものの、あえなく解散となって以来、仙石はマンションの管理人としての職を得て極力、人と会わないですむ生活を選び、一方の丸山はマイティ丸山として売れない芸人に逆戻り。「マイティーズのおふたりの力を借りたいんです。人を探してほしいんです」と突然、峠プロダクションを訪ねてきた女子高生・秋山亜美(杉咲花)。どこか思い詰めた様子の亜美の依頼は、長年慕ってきたピアノ教師・沢村雪絵(木村文乃)を探し出してほしいというもの。なんとか雪絵が失踪した現場の思念を読み取った仙石は、犯人と思しき謎の女の姿をとらえる。警察もあてにならないと踏んだ2人は、独自に捜査を開始することを決意する。果たして謎の女の正体とは?目的は?そして雪絵の行方は?事件の裏の裏をスキャンした仙石が見たものは、予想をはるかに超える残酷であまりにも美しい真実だった。「人間は醜い」そう心を閉ざし切っていた仙石が、ラストに流す一筋の涙の意味。人が人を想う強い気持ちが、優しく切ない奇跡を起こす── 。本作は、「相棒」シリーズ、『探偵はBARにいる』シリーズなどを手掛ける稀代のヒットメーカーとなった人気脚本家・古沢良太が書き下ろした、予測不能な異色の謎解きミステリー。キャストには、人間嫌いの超ネガティブな主人公・仙石を演じる萬斎さんをはじめ、かつてマイティーズとして仙石とお笑いコンビを組んでいた丸山竜司役に「雨上がり決死隊」の宮迫博之、そしてこのコンビを支えるキャスト陣には、「関ジャニ∞」安田章大、 杉咲花、木村文乃 、ちすん、 梶原善、風間杜夫、 高畑淳子が顔を揃えた。また、『デスノート』『デスノート the Last name』の金子修介監督がメガホンをとり、謎解きのミステリーとユニークなキャラクターたちが織りなすコメディを絶妙なバランス感覚で描き、一歩踏み込んだ深い人間ドラマとして本作を見事に昇華させている。映画の中心になって活躍するのは、かつて「マイティーズ」という名のもと、お笑いの地で活動していた仙石と丸山の”凸凹バディ”。真逆の性格を持ち、まさに火と油のようなふたりがどのように協力し、事件に挑んでいくのか行方が気になるところではあるが、世の中にはそんな凸凹バディの活躍する面白い物語が数多く存在する。まず、 本作の脚本を書いた古沢氏のバディ映画といえば、やはり『探偵はBARにいる』。 少し破天荒で名前のない”探偵”(大泉洋)と、なんだか頼りなく感じる相棒・高田(松田龍平)の探偵コンビは凸凹の性格ながらに続編を通して共に難事件を解決してきた。そのほかにも、『トリック』シリーズでは自称天才美人奇術師・山田(仲間由紀恵)と天才物理学者(阿部寛)のコンビ、また海外映画では、型破りな性格のJ(ウィル・スミス)と寡黙なJ(トミー・リー・ジョーンズ)主演の『メン・イン・ブラック』シリーズや、『最強のふたり』の車いすで生活している大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)と彼の介護者として働く羽目になった黒人青年のドリス(オマール・シー)の友情物語などなど、 お互いをいがみ合っていた関係から”最強のバディ”へと関係が変わっていく姿に心が打たれる作品も多い。そんな歴代バディたちに負けず劣らず、 本作のコンビも几帳面で真面目な仙石と、がさつで無神経な丸山という真逆っぷり。さらに仙石役の萬斎さんは狂言師、丸山役の宮迫さんはお笑い芸人という、今まで交わることのなかった異色のコンビということも話題だ。はたして、仙石と丸山のコンビは事件の謎を解くことができるのか!?そして、古沢作品史上“最強のバディ”になれるのか。ぜひ劇場で確かめてみて。『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』は4月29日(祝・金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月25日リン・チーリン主演×篠原哲雄監督の日中合作映画<a href="">『スイートハート・チョコレート』</a>が公開中。実はこの作品、2012年の東京国際映画祭に出品されていたのですが、当時、プレス試写予約もあっという間に満席、一般チケットも入手できずで泣く泣く観ることができずにいたのです。日中間の諸問題によって公開が延びてしまっていた本作。「時間」「待つ」という1つのキーワードは、作品の中のテーマにも繋がっています。絵の勉強のために夕張に留学していたリンユエ(リン・チーリン)が出会う2人の男性。彼女が恋心を抱くレスキュー隊の星野守(福地祐介)と守の兄貴分の総一郎(池内博之)。この3人のトライアングルな恋模様が10年という時をかけて静かに丁寧に描かれています。毎年大晦日に手作りチョコレートを近所に配っていた守に惹かれ、またそのチョコレートの味が忘れられず、守亡き後もその味を再現しようと1人チョコレート作りに没頭するリンユエ。そしてそんな姿を見守り続ける総一郎。リンユエの守への思いを一番近くでずっと見ていた総一郎だからこそ、自分の気持ちをなかなか伝えられない、そんな2人の微妙な距離感が、観る者を、そわそわさせます。「忘れられない人」という存在は、人生の「時」までも止めてしまう位の偉大な存在…リンユエと総一郎を見ているとそのことがひしひしと伝わってきます。そんな繊細は心情をリン・チーリンさんと池内博之さんが好演。互いにリンさんは日本語を、池内さんは中国語を流暢に扱いながらのお芝居も見ごたえがあります。自分の思いだけで突っ走ってしまいがちだった「若い恋愛」とは違う、大人だからこそ、相手の立場を思いやり、時間をかけて築きあげていく恋の関係というのも素敵なものだな、とこの作品は教えてくでます。主な舞台となった夕張の変わりゆく「四季」の移ろいも、「時間」をより鮮やかに美しく表現しています。「時間」をかけて答えを出した2人の結末は、スイートなのかビターなのか。その答えを是非劇場で「ゆっくり」とご堪能ください。(text:Tomomi Kimura)■関連作品:スイートハート・チョコレート(C) 2012MZPictures
2016年04月03日お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之(46)が31日、東京・渋谷の「JINNAN CAFE」に限定オープンした「マーベル・カフェ」のオープニングイベントに出席。歌舞伎俳優の片岡愛之助と女優の藤原紀香の結婚を祝福した。イベントの最後に、報道陣から2人へのお祝いコメントを求められた宮迫は、「お幸せに」と祝福。「陣内にも言うときます」と、紀香の元夫・陣内智則の名前を出して笑わせた。「マーベル・カフェ」は、マーベル・スタジオ最新作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(4月29日公開)の公開を記念し、3月31日~4月13日の2週間限定でオープン。アイアンマンやキャプテン・アメリカのフィギュアなどが飾られた店内で、ヒーローをイメージしたメニューが味わえる。オープニングイベントには、ホークアイの吹き替えを担当する宮迫と、ファルコン役の溝端淳平が出席し、声優続投の喜びを語った。また、「スッパイダーマンサラダ」「キャプテンアメリカリゾットカレー」などのメニューを試食し、「レベル高い」「すごいおいしい」と大満足していた。(C)2015 Marvel.
2016年03月31日お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之(46)が31日、東京・渋谷の「JINNAN CAFE」に限定オープンした「マーベル・カフェ」のオープニングイベントに出席。『週刊文春』で不倫が報じられたとにかく明るい安村に「とにかく謝れ!」とメッセージを送った。イベント終盤の写真撮影時に、報道陣から「とにかく明るい安村さんの不倫報道についてどう思われますか?」と聞かれると、突然の質問に驚きつつ「とにかく謝れ!」とコメント。その後、この日46歳の誕生日を迎えた宮迫にサプライズで誕生日ケーキが贈られると、「めっちゃうれしい」と大喜びし、さらに、「この幸せな写メ、安村に送ってあげよう。大変やろうからね」と笑わせた。「マーベル・カフェ」は、マーベル・スタジオ最新作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(4月29日公開)の公開を記念し、3月31日~4月13日の2週間限定でオープン。アイアンマンやキャプテン・アメリカのフィギュアなどが飾られた店内で、ヒーローをイメージしたメニューが味わえる。オープニングイベントには、ホークアイ役の吹き替えを担当する宮迫と、ファルコン役の溝端淳平が出席した。(C)2015 Marvel.
2016年03月31日『レッドクリフ』2部作で世の男性のみならず、女性たちをも魅了したリン・チーリンが主演を務める、“幻になりかけた” 恋愛映画『スイートハート・チョコレート』。3月26日(土)より待望の日本公開が決定した本作から、いまの季節にぴったりな雰囲気のポスタービジュアルと場面写真が一挙に解禁となった。一面の銀世界が広がる北海道・夕張。上海から来た留学生のリンユエはレスキュー隊員の守と出会い、恋に落ちる。それから10年、上海に戻ったリンユエは亡くなった守の遺志を継ぎ、チョコレート店を開く。彼女が一粒一粒心を込めて作るチョコレートは、食べた人をしあわせにすると大人気に。だが、彼女自身は、守が作ってくれた“特別な味”を忘れられず、人生を前に進めることができないでいた。また、守の兄貴分であり、リンユエに想いを寄せていた総一郎も上海に渡り、一番の友人として彼女を見守り続けていた。狂おしいほどにせつない、この大人の恋の行方は…?本作は、2012年の第25回東京国際映画祭「アジアの風」部門にて上映されたものの劇場公開が叶わず、2014年「お蔵出し映画祭」にてグランプリを獲得したことを機に待望の公開が実現した、“幻になりかけた”作品。美しい雪の夕張と上海の街並みを舞台に、10年に渡る一途な想いを優しく描いた日中合作のラブストーリーだ。1人の男性を10年間思い続けるピュアな主人公・リンユエには、『レッドクリフ』や日本のドラマ「月の恋人~Moon Lovers~」などで注目を集めた台湾の人気女優リン・チーリン。守と総一郎という2人の男性の間で揺れ動くヒロインを好演する。また、リンユエが10年越で愛する男・星野守を演じるのは、シンガポール・台湾・中国とアジアで活躍する新星・福地祐介。さらに、リンユエを10年間見守る男・木場総一郎には、ブルース・リーの師匠を描いた香港映画『イップ・マン 序章』などへの出演で海外の評価も高い池内博之が扮している。夕張の町に魅了された上海の気鋭プロデューサー、ミッシェル・ミーが本作を企画、監督は長編デビュー作『月とキャベツ』から最新作『起終点駅 ターミナル』まで、男女の機微とヒューマンドラマに定評がある篠原哲雄。さらに、日本映画音楽の第一人者、久石譲が音楽を担当し、チョコレートのように甘くせつない情感をいっそう盛り上げている。解禁となったポスタービジュアルでは、リン・チーリン演じるリンユエと、彼女を巡る2人の男性との楽しく過ごした青春の一コマが切り取られ、3人の微妙な関係性が表現されている。場面写真からも、透明感あふれるリン・チーリンのせつない感情が伝わってくる。10年の歳月をかけて描かれる、チョコレートのような、ほろ苦くてピュアな大人の純愛物語を楽しみにしていて。『スイートハート・チョコレート』は3月26日(土)よりシネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月03日「KAT-TUN」の亀梨和也が主演を務める現在放送中のドラマ「怪盗山猫」。このほど第3話から登場する怪盗山猫とライバル関係となる犬井役に、池内博之が出演することが明らかとなった。原作は、シリーズ累計50万部を誇る神永学の「怪盗探偵山猫」シリーズ。初の実写化となる本作は、山猫の事件を追いかけ始めた記者・勝村英男(成宮寛貴)は、記者として平凡な生活を送る中、ある日突然山猫(亀梨さん)本人が目の前に現れ「俺の特集を書け」と言われたことから、行動をともにすることとなる。また、山猫と同じく世間を賑わす天才ハッカーの女子高生・高杉真央(広瀬すず)が現れ…。今回池内さんが演じるのは、1月30日の第3話より登場する犬井克明役。亀梨さん演じる怪盗山猫を追いつめて以降、山“猫”、“犬”井という文字通りのライバル関係となる重要な役どころだ。そんな犬井は、関本(佐々木蔵之介)やさくら(菜々緒)が所属している北浦署に派遣されることになる警部で、人と群れず、馴染まず、己の道だけを突き進んでいる。また警察内で問題をはらんだ人物としてうわさされるも、特異稀な犯罪に対する嗅覚と執念にも近いような捜査能力により、アンタッチャブル優秀な刑事として一目置かれる人物なのだ。「八重の桜」や、「S-最後の警官-」など国内の話題作品に留まらず、日中合作映画『スイートハート・チョコレート』や中国映画『金剛王』などの海外作品でも人気を博している国際派俳優・池内さんは、「初めて共演させて頂く方も、久しぶりに共演させて頂く方もいるので、撮影現場で犬井と山猫チームという敵対する者同士がどう絡んでいくかというのが今後楽しみです」と語り、また本作については「スタッフの皆さんが“いままでにない土曜9時のドラマ”を作るという意識でいるので、いままでにないエッジの効いた作品になるのではないかと思います」とコメントを寄せた。国内に留まらず、海外でも人気を博し、様々な役柄をこなす池内さんが、今回この癖の強い犬井をどう演じるのか、亀梨さん演じる山猫との対決も見逃せない。「怪盗山猫」は毎週土曜日21時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年01月21日野村萬斎が宮迫博之と“元・芸人コンビ”を演じる最新作『スキャナー記憶のカケラをよむ男』。このほど、劇中で2人が組んでいた“伝説”といわれた芸人コンビ・マイティーズの初ビジュアルが解禁。併せて、野村さん、宮迫さんからコメントが到着した。本作の脚本を手がける古沢良太とともに、映画『探偵はBARにいる』などで名コンビを生み出してきたプロデューサー・須藤泰司のもと、『デスノート』シリーズの金子修介監督がメガホンをとる本作。初の現代劇となる野村さんが、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読むことができる元・お笑い芸人で人間嫌いの仙石和彦を熱演し、宮迫さんが口は悪いが仙石が唯一、本音でぶつかることのできる元相方の丸山竜司を演じる。これまでにないコンビが生し、様々な事件に挑んでいくなか、かつて組んでいた芸人コンビ・マイティーズの衝撃の初ビジュアルが到着。1つは、劇中にも登場するマイティーズのポスター。そこには、仙石さんの残留思念の能力を使い、日本中を湧かせていた“かつて”を彷彿とさせる派手な紫色のギラギラのスーツを着た丸山と、まるで探偵のような服装に分厚い手袋をはめている仙石の姿が。丸山を演じた宮迫さんは、ふだんの芸人のイメージと変わらぬ飄々とした表情を浮かべているが、一方の仙石を演じる野村さんは独特な髪型に違和感たっぷりの雰囲気を漂わせている。そのインパクトは強烈だが、“伝説”といわれたコンビにしては何だか頼りないような気も…。また、もう1点は、劇中の場面の一コマ。“笑撃エンタ共和国”と書かれた看板を背に、マイティーズが舞台でネタを披露しているワンシーンである。マイクを手にいきいきとした表情の丸山とは真逆に、浮かない顔をしている仙石。観客の方へ指を指す丸山と、右手の分厚い手袋を外している仙石の姿を見るに、マイティーズの十八番ネタである仙石の“能力”を披露しようとしていることがわかる。果たして、残留思念を読み取るという特殊能力を使った芸風はどのようなものなのか、そして、どのように観客の心を掴んでいたのか、気になるところ。だが、やがて仙石はその特殊能力がもたらす代償に精神をすり減らし、コンビを解散してしまうだけに、このシーンは貴重なのかも!?そんな2人の化学反応がもたらす漫才に、ますます期待が高まるところだ。■野村萬斎(仙石和彦役)宮迫さんの漫才の呼吸と僕の狂言の呼吸が同じテンポの良さを持ったり、時には間をもってひゅって投げたり、そういうキャッチボールの面白さを感じながら、息の合った漫才ができたと思っています。また、正直言って台本がないシーンも多く、基本アドリブでやってました(笑)。彼は本業ですからどんどんツッコミを入れて来て、僕がボケたりしながらやっていったのは面白かったですね。そのシーンは、エキストラの方しか観ていないのですが、その場にいた皆さんは楽しんで下さったようです。(いままでにない衣裳について)ハロウィンのようなコスプレ感を楽しみました。普段の私とのギャップをご期待ください。■宮迫博之(丸山竜司役)本当のコンビ(雨上がり決死隊)と同じ立ち位置でしたので、違和感なく役に入ることができ、初めてとは思えないほぢ、自然に演じることができました。ギラギラした派手な衣裳を着て、昭和初期の漫才師の気分になれて、新鮮な気持ちでした。もし、マイティーズのような能力を持ったコンビがいたら、日本のみならず世界をまたにかけた活躍も夢ではないと思います!『スキャナー記憶のカケラをよむ男』は2016年GW、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月06日映画『Sエス―最後の警官―奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の公開直前納涼イベントが25日、都内で行われ、キャストの向井理、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋が、涼やかな浴衣姿で出席した。29日に全国公開する本作は、小森陽一の同名漫画を実写化した警察ドラマ。犯人を殺さずに捕えるNPS隊員・神御蔵一號(向井)、天才スナイパーのSAT隊員・蘇我伊織(綾野)らは、国際テロリスト・正木圭吾(オダギリジョー)が引き起こす“日本壊滅”の危機に立ち向かう――というストーリーで、2014年にTBS系で連続ドラマが放送されている。観客の黄色い歓声で迎えられた主演の向井は、「3年弱付き合った作品なので感慨深い。ドラマとはスケールが全然違うし、一號の人間的な成長も見て欲しい。命懸けで取り組んだ作品なので、1人でも多くの人に届けたい」とあいさつ。一方、ライバル役でもある綾野は、浴衣姿の女性客たちに、「みなさん可愛いですね~」と笑顔を見せながら、「理のアクションは生で見てて、本当にすごかったし迫力があった。オダギリさんとのシーンは見入って欲しい。そこは期待して!」と熱心にアピールした。また、ブルーの浴衣姿の新垣が、「浴衣を着る機会がないから、今日は浴衣指定でラッキーでした!」と照れ笑いを浮かべると、観客からは、「可愛い~!」と絶賛の声。イベントではドラマの名シーンを振り返り、「新垣さんの登場シーンが好き。素敵でした」という向井に、林イルマ役の新垣は、「最後の2話しか登場しないのにうれしいです。良いスパイスになれるように頑張りました。みなさんが温かく受け入れてくれたので、心から楽しんで撮影できました」と笑顔で振り返っていた。
2015年08月26日俳優の向井理と綾野剛が8月25日(火)、都内で行われた共演作『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の納涼イベントに涼しげな浴衣姿で登場。駆けつけた女性ファンが大きな歓声をあげていた。当の向井さんは「ちょっと恥ずかしいですね」と照れ笑い。会場には約340人のファンが駆けつけ、その大半が浴衣姿の女性とあって、綾野さんが照れくさそうにしていると、向井さんは「照れるなよ!」とツッコミを入れ、“Sコンビ”の名バディぶりを披露していた。2014年1月期のドラマ放送前から映画化が決定し、大きな注目を集めていた本作。犯人の生死を問わない“制圧”ではなく、“確保”を目的とした警察庁直轄の警察特殊急襲捜査班(National Police Safetyrescue=通称:NPS)の隊員たちが、要求なきバスジャック事件、核燃料を積んだ巨大貨物船の乗っ取りという凶悪事件に立ち向かう。映画の封切りを目前に控えて、「ドラマから3年弱付き合ってきたので、感慨深いですね。映画ならではのスケールで、僕らの成長を感じてもらえるはず」(向井さん)、「事故もなく、無事に映画を皆さんにお届けできることに感謝している。ぜひラストまで見入っていただければ」(綾野さん)とアピールにも熱がこもった。また、イベントではドラマシリーズの名シーンランキングが発表され、第1話のセリフと向井さんの写真がスクリーンに映し出されると、向井さんは「これを撮影したのは2013年の10月くらいですね。この写真、なんか若いですね。この後、何があったんですかねえ…」としみじみ語っていた。この日は向井さん、綾野さんに加えて、新垣結衣、吹石一恵、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋が浴衣姿で勢ぞろいした。映画『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』は8月29日(土)から全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE 2015年8月29日より全国東宝系にて公開(C) 2015「S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」製作委員会 (C) 小森陽一、藤堂 裕/小学館
2015年08月25日映画『S エス―最後の警官―奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の完成披露試写会が11日、都内で行われ、キャストの向井理、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋と平野俊一監督が出席した。29日に全国公開する本作は、小森陽一の同名漫画を実写化した警察アクションドラマ。犯人を生かしたまま捕えるNPS隊員・神御蔵一號(向井)、天才スナイパーのSAT隊員・蘇我伊織(綾野)らは、日本壊滅という事態を回避するために奮闘する――というストーリーで、2014年にTBS系で連続ドラマが放送された。主演の向井は、「命を削って作った作品。とにかく何かを受け取ってもらえれば、僕らも作ったかいがある」と仕上がりに胸を張り、「もう1度『S』が作れるように、宜しくお願いします!」と早くも続編に意欲。また、印象に残ったシーンを振り返り、「迫力あるシーンがたくさんあるけど、蘇我と短く言葉を交わすシーンが良かった」と話すと、綾野も向井に対し、「共演者でもあり、友人でもある。関係性が深まって、長い付き合いになると思う。10年後とか、お互い隊長になってたら面白いな」と笑顔を見せた。そんな向井は、「クランクインの時に思いっ切りコケて、1カ月くらい血が止まらなかった。ケガをしないでもっとやりたかった」と悔やむ場面もあったが、平野監督は、「向井くんの気合いの入り方にシビれたし、みんなが引っ張られた」とその熱量を称賛。一方、登壇時の炎の演出に、「熱いですね~! 火が出ましたね~!」と大興奮していた新垣は、NPSの紅一点・林イルマを演じ、「見るだけでも熱い気持ちにさせてもらった。ドラマではなかったチームワークが見せれたかな」と笑顔でアピールした。
2015年08月12日映画『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の完成披露試写会が8月11日(火)に開催され、主演の向井理をはじめ、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋、平野俊一監督が舞台挨拶に登壇した。『海猿』シリーズの原案を務める小森陽一による人気漫画(作画:藤堂裕)を原作に製作された人気連続ドラマの劇場版。巨大な輸送船が海上で乗っ取られるという事態に一號(向井さん)をはじめ、それぞれに国や家族、仲間の命を背負った者たちが解決に向けて奔走する。この日の会場にはレッドカーペットが敷かれ、舞台からせり出した花道を一人ずつ歩いて登場したが、最初に向井さんが姿を見せると、会場のボルテージは一気に上がる。続いて、綾野さんが登壇し、花道中央で向井さんとガッチリと男の抱擁を交わし、会場は大歓声に包まれた。途中、吹石さんが履いていたサンダルの留め金が、歩いている最中に外れてしまうハプニングがあったが、すぐに綾野さんが機転を利かせ、落ちた金具を拾い上げた。向井さんは、連ドラ放送の段階で発表されていた劇場版のお披露目に「やっとこの日を迎えました」と感慨深げ。ドラマ放送時にはケガで撮影が中断することもあったそうで「命を削りながら作っていた作品」と強い思いを口にした。向井さんと綾野さんは同い年。綾野さんは向井さんについて「共演者を超えて、友人関係でもある」と語る。プライベートで一緒に飲みに行くこともあるそうだが「映画の話はほとんどしないです」と笑う。本作を通じて長い時間を過ごし「素直に長い付き合いにあると思った」とも語り、本作の今後にも言及。NPS(警察庁特殊急襲捜査班)の一號(向井さん)とSAT(警視庁特殊部隊)の蘇我(綾野さん)について「10年後に隊長になってたらいいですね」とさらなる続編への意欲をのぞかせた。向井さんも同じ気持ちを持っているようで、会場に詰めかけた観客に「もう一度『S』を作れるように…みなさんの頑張りにかかってます!」と呼びかけ、会場は期待を込めた熱い拍手に包まれた。『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』は8月29日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE 2015年8月29日より全国東宝系にて公開(C) 2015「S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」製作委員会 (C) 小森陽一、藤堂 裕/小学館
2015年08月11日俳優の向井理が8月11日に、都内で行われた主演作『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の完成披露試写会に出席し、「命を削りながら作った作品を、皆さんにご覧いただけるのは感無量。成長した一號(いちご)を見てもらえるはず」と感激しきり。「あわよくば、皆さんのお力を借りて、また新しい『S』を作れれば」と続編にも意欲を燃やした。その他の画像向井演じる主人公・神御蔵一號(かみくら・いちご)をはじめ、犯人の“確保”を目的とした警察特殊急襲捜査班(通称:NPS)の隊員たちが、凶悪犯罪に立ち向かうテレビドラマの劇場版。要求なきバスジャック事件、核燃料を積んだ巨大貨物船の乗っ取りという重大事件に立ち向かう彼らの奮闘を軸に、新たな“S”にあたる海上保安庁の特殊部隊との共闘、国際テロリスト・傷をもつ因縁の男“M”の暗躍を描く。完成披露試写会には向井をはじめ、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋、平野俊一監督が出席。一號のライバルで警視庁特殊部隊(通称:SAT)の天才スナイパー、蘇我伊織(そが・いおり)を演じる綾野は、「映画をきっかけに、理との関係性もより深まったし、役柄としても作品としても、素直に長い付き合いになりそう」と向井同様、さらなる本作の広がりに期待を寄せた。ドラマから引き続きメガホンをとる平野監督は、「向井くんの気合い、迫力、オーラに圧倒された。シビレましたね。話しかけられないほどの気迫で、周りを引っ張ってくれた」と謝意を述べ、「ここにいる皆さんが最高のパフォーマンスを見せてくれて、熱量の高い映画になっている」と胸を張った。『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』8月29日(土)全国東宝系にてロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年08月11日世界的ヒットシリーズの最新作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で前作に続いて、日本語吹き替え版ボイスキャストを務める竹中直人、米倉涼子、宮迫博之が5月27日(水)、増上寺にて行われたヒット祈願イベントに出席した。先月より世界各国で公開が始まり全ての国と地域で初登場No.1に輝くなど大ヒットを記録している本作。世界の平和を守るために“アイアンマン”トニー・スタークが人工知能「ウルトロン」を発明するが、ウルトロンはやがて、“究極の平和”として地球を脅かす唯一の存在=人類を抹殺することを選択。アベンジャーズたちがそれに立ち向かう。竹中さん、米倉さん、宮迫さんは増上寺の安国殿にてヒット祈願を行ない、それぞれが矢を奉納した。その後、安国殿前にて、宮迫さん演じるホークアイの得意技でもある弓により、先ほど奉納した矢を射ぬいて願掛けをする弓射式を執り行い、3人とも見事に「アベンジャーズ」の“A”のマークが描かれたパネルを射抜いた。3人とも無事に弓を射抜いてホッとした表情だが、特に宮迫さんはホークアイ役とあって「外すわけにはいかないので緊張しました。『真ん中に当ててくれ』と言われてたし」と語り、煽り気味の司会に対しても「あなたがプレッシャー掛けてくるので正直、イラッとしました」と本音を口にし笑いを誘っていた。既に3人ともアフレコを終えているが、この日も眼帯に黒のロングコートというニック・フューリーになりきって登場した竹中さんは「オファーをいただく前の3年と12か月前から準備をしてきました。サミュエル・L・ジャクソンの声は僕しかいない!」とノリノリで完成した映画についても「すごい映画になってます!」とニッコリ。米倉さんは、アメリカで行われたワールド・プレミアに日本を代表して出席したが「朝、レッドカーペットを用意している段階から人が集まっていて、みんな(キャラクターの)扮装をしてるんです」と現地の熱気を明かし、現地のファンと共に鑑賞した作品についても「5分に1度くらい沸くんです!」と興奮を口にしていた。米倉さんに対してはイベント終了間際の退出時に、先日の離婚報道のその後に関する質問も飛んだが、大音量のBGMに報道陣の質問はかき消され、スタッフの制止もあって米倉さんは無言で会場を後にした。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は7月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月27日舞台『禁断の裸体』が4月4日より開幕。初日に先がけて囲み会見が行なわれ、出演する内野聖陽、寺島しのぶ、池内博之、野村周平、上演台本と演出を手がけた三浦大輔が出席した。【チケット情報はこちら】ブラジルにおいて20世紀で最も重要な劇作家と評されるネルソン・ロドリゲスが書いた戯曲を、日本とブラジルの外交関係樹立120周年を記念して上演する同作。妻を亡くした男、エルクラーノ(内野)は、息子であるセルジーニョ(野村)と、セルジーニョを溺愛する3人のおばと一緒に暮らしていた。ある日、妻を亡くした哀しみを乗り越えられないでいるエルクラーノを見かねたおば達は、彼の弟であるパトリーシオ(池内)に神父に相談するように勧める。しかし彼は神父のところへは行かず、馴染みの娼婦ジェニー(寺島)のところへ行き、兄と関係を持つよう持ちかけ、彼女の裸の写真を持ち帰る。その事を知ったエルクラーノは憤怒するが、写真を見て心を乱し、ジェニーを訪ねてしまう・・・。キャストによる下着姿1枚のビジュアルも注目を集めていた同作。過激な舞台描写で知られている三浦の演出だが、実際に演出を受けてみての感想を出演者は「過激だと思っていたんですが、実際に演出を受けてみて、過激さを表現したいからという過激さではなくて、人間を見つめると過激さは避けて通れないものなんだと気づかされました。噂だと役者が泣かされると聞いていたので、実は怖かったんですが(笑)凄く紳士的で素晴らしい演出をされる方だと思いました」(内野)。「三浦さんは女をボコボコにするとか、稽古が始まる前は周りに結構脅されていたんですが、そんな事は全く無く(笑)。三浦さんの作り上げた世界にのめり込む事ができました。今までに見た事がない世界をお見せできると思います」(寺島)。「三浦さんの稽古は台本が飛んでくるとか聞いてましたね(笑)。実際には稽古で三浦さんが“性の殺陣師”として(笑)、絡みを指導してくださいました」(池内)。「実際にお会いしたらまっすぐな方で、若い僕の意見も聞いてくださるし、噂を信用したらダメだなと思いました(笑)」(野村)と語った。三浦は「1970年代の戯曲なんですが、普遍的な人間の面白さが描かれた作品なので、色々な方に見ていただけるように、エンターテインメントに仕上げたつもりです。日本の真裏のブラジルにもこういう面白い戯曲があるんだなと知ってもらえれば良いですね。この(下着姿1枚の)ビジュアルで宣伝したので、お客様の中にはスケベ心がある方もおられると思うんですが(笑)、その期待には応えられていると思います」とコメント。内野も「翻訳劇は重厚で敷居が高いと思っている方もいると思うんですが、この作品はどんな方でも楽しめるものであると稽古の段階で思いました。性的なものに対して拒絶反応がある方も笑って見られる所が結構あるので、警戒しないで見に来てください」と話した。舞台『禁断の裸体』は4月25日(土)まで東京・シアターコクーンで、4月29日(水・祝)・30日(木)まで、大阪・シアターBRAVA!で上演。チケットは発売中。
2015年04月07日2010年にイギリスのエディンバラ・フェスティバル・フリンジで最優秀賞を受賞した作品が、『マイ・ロマンティック・ヒストリー~カレの事情とカノジョの都合~』と題し、日本人キャストによって翻訳上演される。1980年生まれの若い作者D.C.ジャクソンによるこの戯曲を、演出の栗山民也は「劇構造が面白いし、言葉の力が強く、グイグイと引き込まれる。シェイクスピアの国ならではの現代演劇」と絶賛する。一方で、演じる俳優の目にはどう映るのか、主演の池内博之と中越典子に訊いた。池内と中越が演じるトムとエイミィは、会社の同僚で、ある日、飲み会の後につい一夜を共にしてしまう。それ以来、何となく付き合うことになるものの、それぞれ過去の恋人への未練が断ち切れない。物語は、エイミィの妊娠発覚によってさらに混迷を増すふたりの関係を軸に、両者の本心へと迫っていく。「空回りする歯車みたいに曖昧な関係を築いてしまうんですね。スコットランドでも同世代の人は同じ感覚なんだな、と。戯曲を読んで、“ある、ある”と思いました」(池内)、「どこにでもいそうな女の子が、青春時代の熱い恋を忘れられずにいる。誰もが共感できる話なので、観ると“自分にとって本当に大切な人は誰なんだろう”と考えさせられるはずです」(中越)。現代人にとってリアルなテーマを描きながら、演劇表現はリアリスティックな手法にとどまらない。トムとエイミィ以外の19役を加藤忍、土屋裕一、春風ひとみの3人が演じ分けるほか、随所にモノローグを挿入したり、同じ場面をトム目線、エイミィ目線の2パターンで描いたりと、様々な趣向が凝らされる。「日常的な会話の中に、人間の多面性が描かれているし、演劇的な面白さを感じますね」(中越)、「エンディングが絶妙なんです。“え、そこで終わるの?”っていう。観てしばらくは、このふたりのことが気になって仕方なくなるかもしれません」(池内)。「屈折した役の多かった自分にとって、等身大の人を演じるのは難しいことですけど、ただのダメ男ではないトムの純粋さを大切に演じたいですね」と池内が語れば、「強い個性のないエイミィをいかに魅力的に演じられるか。トムが振り向くような女性になれば」と中越も意欲を口にする。栗山が「匂いを失った俳優には太刀打ちできない作品。池内さんと中越さんには、ヨーロッパの自由な香りというか、野性が感じられる」と製作発表で語っていたとおり、ふたりが果たす役割はきわめて大きい。普通と見えて新しい、企みに満ちた舞台が期待される。公演は、東京・シアタークリエにて8月16日(金)から26日(月)まで。チケット発売中。
2013年07月22日アメリカ、17世紀末と20世紀中盤。ふたつの時代の共通項は魔女狩りと赤狩り(共産主義者への弾圧)、「異端を排除すること」に人々が狂奔したことだ。社会派劇作家アーサー・ミラーの『るつぼ』は1692年、マサチューセッツ州セイレムを舞台に、実際に起きた魔女狩りと250年後の赤狩りを重ねながら、共通の「敵」を作ることで共同体の維持と個人の安寧を見出そうとする人間の弱さを抉り出す。10月29日(月)に東京・新国立劇場で開幕するこの舞台の稽古場を訪れた。新国立劇場演劇「るつぼ」 チケット情報重い空気を予想しつつ稽古場の扉を開けると、意外や聞こえたのは笑い声だった。リングのように正方に切られた舞台。高みにある演出席から、宮田慶子が小気味よい口調で指示を出している。「相手の秘密を“聞ーちゃったっ”という感じで」「もっと、もっとテンポ良く行きましょう!」。分かりやすく明るい口調で次々に出される指示を受けながら、俳優たちは自身の演技を見つめ、柔軟に変化させていく。中心人物は無骨だが信心深い農夫ジョン・プロクター(池内博之)と病弱な妻エリザベス(栗田桃子)、夫妻のメイドだったアビゲイル(=アビー 鈴木杏)、アビーの叔父で牧師ながら現実的な利に敏いパリス(檀臣幸)、悪魔祓いの専門家ヘイル牧師(浅野雅博)、そして村人の慈母的存在ながら魔女疑惑にさらされる敬虔な信者レベッカ(佐々木愛)、権威を振りかざして村人を厳しく糾弾するダンフォース副総督(磯部勉)ら。欲望を抑えきれずアビーと肉体関係を持ってしまうプロクター。アビーはプロクターを自分のものにすべく、村の娘たちと呪いの儀式を行い、それをパリスが目撃したことから騒ぎが始まる。無信仰に近い現代日本とは違い、セイレムでは神の存在そのものが法律以上に人々を縛っている。アビーは神を正と邪、善と悪の間に線を引くための「凶器」に変え、エリザベスら敬虔な信者たちを悪魔の手先として次々に絞首台へと送り込んでいく。恋情から狂気に走るアビーを、全身に暗い炎をまとうように熱演する鈴木杏は従来のイメージを刷新する存在感。一方、信仰と罪悪感と妻への愛に引き裂かれながら人としての尊厳を守り通そうとするプロクターを、池内はエネルギッシュかつ情熱的に演じる。加えて、真摯に自身と夫、神に向き合おうとする栗田と、通俗的な人間らしさむき出しで弱者を代弁するかのような檀、信仰と真実の間で懊悩する浅野、信念と盲信を混同する愚かさを体現する磯部と、生命を賭して信仰を全うする佐々木ら、新劇俳優陣の端正な演技が作品に深みを与える。登場人物たちと変わらぬ弱さや矛盾を抱えたまま、私たちは今日も生き続ける。そんな変え難い事実に対する怒りと、捨て切れぬ人間への希望を、ミラーは今作に託したのではないだろうか。熱く重い作家のメッセージに打たれる快感が、この舞台にはある。10月29日(月)から11月18日(日)まで、東京・新国立劇場 小劇場にて上演。取材・文:尾上そら
2012年10月25日