湯浅政明監督による劇場アニメーション『犬王』の第二弾キャストとして柄本佑、津田健次郎、松重豊らの参加が発表された。本作は、室町の知られざるポップスター「犬王」から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。湯浅監督の元に、キャラクター原案の松本大洋、脚本の野木亜紀子といった常に新作が期待されるクリエイターが集結し、『平家物語 犬王の巻』(著:古川日出男)を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く。この度、本作の第二弾キャストが発表され、室町幕府第3代将軍で犬王を高く評価し、後援したと言われる足利義満役に柄本佑、猿楽の一座の棟梁である犬王の父に津田健次郎、壇ノ浦の漁村に暮らす友魚の父に松重豊が決定した。また、作品のカギとなる「古い面」の声を、現役能楽師として活躍する片山九郎右衛門・谷本健吾・坂口貴信・川口晃平が担当。足利家の従者や公家たちなど脇を固めるキャラクターとして石田剛太・中川晴樹・本多力・酒井善史・土佐和成らヨーロッパ企画のメンバーが出演する。さらに、現地時間9月9日14:00頃(日本時間 同日21:00)、第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に正式出品された『犬王』が世界初上映を迎えた。上映後には鳴りやまない拍手喝采に包まれ、上映後のQ&Aには湯浅政明監督が登壇。オフィシャルレポートが到着した。会場では、エンドクレジットが流れ始めるなり拍手が巻き起こり、客電がつくと監督は立ち上がって拍手に応える。その後も拍手は鳴り止まず、音楽に合わせるように静かに体を揺らしながら湯浅監督は歓声に答えた。上映後のQ&Aに応じた湯浅監督は、「今日はこの映画を観に来てくださってありがとうございます。このふたりのような若者がかつていたことを知ってもらうために作品を作りました」と挨拶。さらに続けて、「当時は生まれたときに生まれた場所で、その人の運命が決まってしまう時代でした。そのなかで上に行くには武士として身を立てるか、芸術家になるかしかありませんでした。犬王のとても明るい性格で、まったく諦めずに自分の夢を実現しようとしているところに感銘を受けました。犬王も友魚も自分のやりたいことを実現させようとした。そんな姿を見ると、自分も周りに左右されず自分の生きたいように生きたいと、勇気づけられます」と語ると、会場に再び拍手が起こった。また犬王のルックを松本大洋の原案をもとに構築したことや、ユニークなロックオペラについて音楽を手がけた大友良英との制作プロセスなどを明かした湯浅監督。「現代的なロックをイメージしたのですが、それを琵琶の音を使ってやるというところで大友さんはとても苦労されたと思います。先に絵がほしいと言われ、ストーリーボードとムービーを用意して送りました。そして音楽が出来上がり、歌入れの時にはアヴちゃんに歌詞をまとめてもらい、森山未來さんへ歌唱提案もあり、大友さんのコーラスが追加され、現在のような形の歌になりました。昔の音楽から始まり、犬王が踊っているうちにそれが徐々に変わり、ダンスも『雨に唄えば』のようなものがあったり、いろいろなものが混ざっていきます。それに伴ってキャストの二人も70年代や80年代のロックミュージシャンのイメージを入れて歌ってくれてると思います」と語る。さらに犬王と友魚の友情について触れ、「誰かの理解者になってあげたい、誰か理解者がいた方がいい、そういう気持ちが込められています」と言った後、観客に向けて「どうか犬王と友魚の名前を覚えて帰ってください」と声をかけると、再び満場の拍手が起こった。<キャストコメント>■足利義満役:柄本佑高校時代松本大洋先生の漫画には大変にハマっていました。まさか先生の画に自分の声を吹き込む日が来ようとは。光栄でした。■犬王の父役:津田健次郎能楽がアニメになる…しかも湯浅監督で!一体どんな作品になるのか?予想もつかない期待感のあるこの作品に参加出来る事がとても光栄です。アフレコの際に見た映像は、能楽がポップにエンターテイメントしてました。とても興味深い作品になっています。是非ご覧下さい!『犬王』2022年初夏、公開
2021年09月10日湯浅政明監督×脚本:野木亜紀子のタッグで贈るアニメーション映画『犬王』の主演を「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんと俳優・森山未來が務めることが決定。特報映像も公開された。本作は、室町の知られざるポップスター【犬王】から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。「平家物語 犬王の巻」を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く。主人公2人の声を担当するのは、『モテキ』以来、10年ぶりの共演となる「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんと森山さん。能楽師・犬王役のアヴちゃんは「まっすぐに、運命の映画だと言い切ることが出来ます。ああ!来年をおたのしみに!」とコメントし、バディの琵琶法師・友魚役の森山さんは「必然、ジェットコースターのような現場でした。世界最古のミュージカルと言われる『能楽』の豊かな可能性を感じられる映画になっているのではないでしょうか」とふり返っている。そして、アヴちゃんの歌声、森山さんのセリフ、大友良英の音楽が散りばめられた特報映像も公開。舞台は室町時代の京都。音楽フェスにも見えるシーンが次々と畳みかけ、そして友魚の「お前をなんと呼べばいい!」という問い、犬王の「実はもう決めてある!」というセリフに呼応するかのように、本作のタイトル『犬王』の文字が浮かび上がる。また本作が、第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出されたことも分かった。日本の長編2Dアニメーションが同部門に選出されるのは初で、他部門を含めても『風立ちぬ』(第70回ヴェネチア国際映画祭メインコンペティション部門選出)以来8年ぶり、フル3DCGアニメーションをあわせると『GANTZ:O』(第73回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門選出)以来5年ぶりの日本の長編アニメーション選出。今年9月に予定されている同映画祭での上映が、ワールド・プレミアとなる。『犬王』は2022年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partners
2021年07月27日湯浅政明監督最新作『犬王』が第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出されたことが発表され、メインキャスト、音楽、新公開時期も明らかとなった。『犬王』は、室町の知られざるポップスター【犬王】から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカルアニメーション。監督を湯浅政明、キャラクター原案を松本大洋、脚本を野木亜紀子と、常に新作が期待されるクリエイターが集結。『平家物語 犬王の巻』(古川日出男著)を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く。犬王役には、「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんが、バディの友魚役には、俳優の森山未來が決定。音楽を担当するのは大友良英。ジャンルを超えてボーダーレスに活躍するメンバーで、室町時代の最先端エンタメとしての「能楽」に挑む。そして、特報も初公開。舞台は室町時代の京都。湯浅監督のイマジネーションが爆発した躍動感あふれるアニメーションで描かれる犬王と友魚。そこに、伸びやかでいて、高音から低音まで縦横無尽に飛躍する犬王の歌声が重なっていく。犬王と友魚がファンタジックに宙に舞い上がるシーンをきっかけに音楽は一転リズミカルに。「室町時代」や「能楽」の既成概念を取り払うかのような、音楽フェスにも見えるシーンが次々と畳みかけられる。そして友魚を演じる森山による「お前をなんと呼べばいい!」、犬王を演じるアヴちゃんによる「実はもう決めてある!」という台詞に呼応するかのように本作のタイトル『犬王』の文字が。同時に流れる鋭いギターサウンドから音楽を担当する大友がその個性を存分に発揮していることもはっきりと伝わる映像となっている。また、情報発表にともない、アヴちゃん、森山未來、大友良英、湯浅政明監督よりコメントが寄せられた。●アヴちゃん普段女王として生きているわたしが、今回「王」として生きる機会を頂きました。「犬王」。まっすぐに、運命の映画だと言い切ることが出来ます。ああ!来年をおたのしみに!●森山未來現存する能楽が確立される前なのだから自由な発想で演じられていい、という考えのもとに湯浅監督が生み出したぶっ飛び能楽アニメーション「犬王」。琵琶法師、友魚として、これまたぶっ飛んだアヴちゃん演じる、艶やかな犬王に寄り添う。必然、ジェットコースターのような現場でした。世界最古のミュージカルと言われる「能楽」の豊かな可能性を感じられる映画になっているのではないでしょうか。●大友良英正直に書きます。湯浅監督の具体的なのか抽象的なのかさっぱりわからない無茶苦茶な注文と、素人目には何が描かれているか皆目検討がつかないスケッチ段階の動画に翻弄されまくった3年間でした。でもただ翻弄され続けただけならとっくにやめてます。絵が立ち現れ歌や音ともに動き出した時の興奮と感動をいったい何度味わったことか。気づくと自分も「犬王」の世界にすっかり没入していました。とんでもない作品です。大傑作です!●湯浅政明2人の物語が多くの人に知られると嬉しい。室町時代にロックな演奏で歌唱で舞で、自分の生き方を貫き、宿命的な奈落から駆け上がって行った2人。映画は見てるだけで胸が熱く、あがるものになるはずです。オーパーツは至る所にあったはず。我々は多くの物語を知らなすぎる。彼らが認められ、称賛されることは、どの時代をも真直に生きる者達が報われる事だ。『犬王』2022年初夏公開
2021年07月27日世界中のクリエイターに影響を与えた、カルト的人気を誇るSFアニメーションの金字塔『ファンタスティック・プラネット』(1973)が初めてDCP(デジタルシネマパッケージ)上映されることが決定。併せて新ビジュアルと新予告編が解禁され、アニメ監督の湯浅政明とイラストレーターのみうらじゅんから推薦コメントが到着した。本作は、フレンチSFのパイオニアであるステファン・ウルの原作「Oms en Serie」を基に、ブラックユーモア溢れる幻想的な画風のアーティスト、ローラン・トポールが4年の歳月をかけて原画デッサンを描き、切り絵アニメーションという手法で鬼才ルネ・ラルーによって1973年に映画化。音楽はジャズピアニストとしても名高いアラン・ゴラゲールが手掛け、そのロック・サウンドが映像に一層サイケデリックな印象を与えた。あまりに独創的でファンタジックな世界観は瞬く間に批評家・観客たちを魅了し、アニメーション作品として史上初めて第26回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。フランス国内だけに留まらず、イタリアのトリエステSF国際映画祭では特別賞、アメリカのアトランタ映画祭ではアニメーション映画のグランプリ、テヘラン児童映画祭では大賞を受賞するなど世界中で高い評価を得た。日本でも1985年の劇場初公開以来カルト的な人気を誇り、2020年12月に東京・渋谷で行われた1週間限定上映でも満席回が続出。作品誕生からまもなく半世紀を迎えるいまも新たなファンを獲得し続けている。この公開を前に、アニメ「映像研には手を出すな!」が第24回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門を受賞、映画『夜明け告げるルーのうた』でアヌシー国際アニメーション映画祭のグランプリにあたるクリスタル賞を受賞するなど世界的に知られる湯浅監督は、「(ヒエロニムス・)ボスやシュルレアリスムにも通じる、並ぶもののない、シュールで独創的な世界。そこで起こる対立・闘争・変化の渦へ我々は投げ込まれる。人間も家族も社会も出てくるが、物質、特徴、習慣、精神世界もこことは大きく違う。簡単な答えはない。生き延びるには、ひたすら起こる出来事からそれを探り続けてゆくしかない。それは我々にも必要な力、想像力だ」とコメント。また、イラストレーターや漫画家など、幅広く活躍しているみうらさんは、「その存在は当然、存じておりましたが、こんなに面白い作品だったとは!」と驚きを隠せず、「百聞は一見に如かず。あなたも『ファンタスティック・プラネット』を、この機会に是非、一度体験されてみては如何でしょう」とコメントを寄せた。新ビジュアルには、赤い目が印象的な巨人ドラーグ族の少女・ティバが、オム族のテールを手のひらに乗せ見つめあう絵を大きく起用。予告編ではドラーグ族とオム族が対立するシーンが切り取られ、ラストは湯浅監督のコメントで締めくくられている。『ファンタスティック・プラネット』は5月28日(金)より渋谷HUMAXシネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2021年04月16日「アニメーション界のアカデミー賞」と称されるアニー賞のノミネーションが発表された。ディズニー&ピクサーの『ソウルフル・ワールド』とカートゥーン・サルーンの『ウルフウォーカー』が最多10ノミネーションを獲得。ピクサー映画の『2分の1の魔法』が7ノミネーションと続いた。長編作品賞は『ソウルフル・ワールド』『2分の1の魔法』『The Croods:A New Age』『ウィロビー家の子どもたち』『トロールズ ミュージック★パワー』の5作品。日本からは長編インディペンデント賞に湯浅政明監督作の『きみと、波にのれたら』と岩井澤健治監督作の『音楽』がノミネート。『ウルフウォーカー』や『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』、フランスの『カラミティ』と競う。湯浅監督は長編監督賞の候補にも選出されるという快挙。湯浅監督も岩井澤監督も喜びのコメントをツイートしている。「Entertainment Weekly」などによれば、アカデミー賞の長編アニメ映画賞は、これまでにアニー賞の受賞作品が13回選ばれているという。昨年のアカデミー賞は、アニー賞長編作品賞を獲得した『クロース』ではなく、『トイ・ストーリー4』だった。第48回アニー賞授賞式は4月16日にバーチャルで開催される。(Hiromi Kaku)■関連作品:きみと、波にのれたら 2019年6月21日より全国にて公開©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会音楽 2020年1月11日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開予定©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテンソウルフル・ワールド 2020年12月25日よりDisney+(ディズニープラス)にて配信©2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.ウルフウォーカー 2020年10月30日よりYEBISU GARSEN CINEMAほか全国にて公開© WolfWalkers 2020
2021年03月04日2016年に発表され、60万部を突破した大ヒット絵本を映画化した『映画 えんとつ町のプペル』が25日(金)から公開になる。『鉄コン筋クリート』や『海獣の子供』などの作品で国内外に熱狂的なファンをもつSTUDIO4℃がアニメーション制作を担当し、同社で長年に渡ってCG部門に所属してきた廣田裕介が監督を務めた。「映画のお話がくる前なんですけど、西野さんの絵本を本屋で最初に見かけたときに、妻が“ちょっとSTUDIO4℃っぽいね”って言って、僕も確かにそうだなと思った記憶があるんです」と笑みを見せる廣田監督は、この本作でこれまでスタジオが培ってきたノウハウ、テクニックを総結集して制作にあたったという。「これまでは湯浅政明さん(『マインドゲーム』)だったり、渡辺歩さん(『海獣の子供』)だったり外部から監督さんを招いて制作することが多かったんですけど、この映画は最初から4℃で社員としてやってきた人間が監督をさせてもらう初めての作品で、社内のスタッフが集まって作っているので4℃の“純度”は高いと思います」本作の舞台は、四方を高い壁に囲まれたえんとつ町。ここでは、あちこちに建てられた煙突から立ちのぼる煙が頭上を覆っているが、煙突そうじ屋の少年ルビッチだけは、突然消えた父の言葉を信じ、“煙の向こうには星がある”と信じている。そんなある日、ルビッチはゴミから生まれた“ゴミ人間”のプペルに出会い、この町に隠されていた謎を解き明かし、煙におおわれた町に奇跡を起こす壮大な冒険に出る。設定からわかる通り、舞台となるえんとつ町はつねに煙に覆われているが、制作陣は、キャラクター、空間を埋め尽くす建物、煙を巧みに画面に配置しながら、物語運びやアクションの明快さを損なわない構図を作り上げていった。「煙突から煙が出ることがわかっていたので、奥行きが出しにくいだろうし、ずっと画面上を煙が動いているとキャラクターの邪魔になることは初期の段階からわかっていました。だから、画面の要素をどこまで間引いて、画面が伝えたいことの邪魔にならないようにしていくのかを考えていきました。その一方で、えんとつ町は建物が密集している場所でもあるので密度も上げて……すべてのバランスをとることが重要でした。またキャラクターもひとつひとつ表情や、ポーズ、動きを本当にこだわって作ったんです。無機質に見られがちなCGアニメーションをいかに親しみやすいものに見せることができるのか?に力を入れたので、キャラクターをしっかりと立たせるように画面を構成していきました」監督が語る通り、本作のキャラクターはすべてが3DCGで描かれているが、親しみやすく、柔らかなタッチで描かれており、日本の伝統的な手描きアニメーションの持っているタッチやデフォルメの技術が活かされている。「これまで作画のアニメーションの中に3DCGを入れ込んで、それをいかに馴染ませていくか?をやってきたので、僕らの中ではいつも“作画のようなCG”が理想形だったんです。だからこの映画でもそこを追求したいと思いました。日本の作画のアニメーションは本当に完成されていると思いますし、日本産のアニメーションの売りだとも思うので、そこは手描きだろうとCGだろうと生かしていきたい部分なんです。これまでは手描きのアニメーションの中にCGを入れてきたので“ここはCGだな”と思われたらダメだと思ってずっとやってきたんですよ。そういう意味ではこれまで培ってきたものを全部出す気持ちで作りましたね」監督が脚本づくりの過程で“提案”したもの同時に廣田監督は脚本づくりの段階から製作総指揮・原作・脚本の西野亮廣と話し合いを重ねたという。「西野さんも含めて何度も話し合いを重ねていく中で脚本が完成していったんですけど、僕が提案させてもらったのは、ルビッチと家族の関係をもっとしっかりと描きたいということでした。ルビッチの父親像、母親像がボヤけてしまうとドラマのリアリティが薄れてしまう気がしたので、その点をしっかりと描いて、同時にこのドラマの中で家族自体も成長していくようにしたいという意識がありました。おそらくですけど、今後、作品をつくるにあたって自分が重視したいのは、“家族”だったり、その絆や成長になってくるんじゃないかなと思っています。数年前まではそんなこと気にしたことなかったんですけど、自分に家族や子供ができたことが大きくて、子供にとっての父親像や母親像をすごく意識するようになったんですよ。そのことがこの映画にも反映されていると思いますし、何よりも子供が観て楽しめる、家族で観て楽しめるものにしたいという気持ちがありました。これまでのSTUDIO4℃の作品は、どちらかと言えば中高生以上のお客さんに向けた作品が多かったと思うんですけど、小学生だったり、もっと小さな子供でも楽しめる映画をつくってみたいと思っていたので、この映画のオファーをいただいた時には、そこが一番の決め手になりました」本作は人気絵本が原作で、作者が自ら脚本も手がけた作品だが、完成した映画はそこにSTUDIO4℃が長年にわたって積み上げてきたテクニックやノウハウ、そして廣田監督の作品づくりにかける想いが掛け合わさり、“映画でしか味わえない”感覚が楽しめる作品になっている。『映画 えんとつ町のプペル』公開中(C)西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会
2020年12月31日chelmicoが10月24日(土)にオンラインライブ「chelmico これ見た奴は超一流!mazemaze野郎Pチーム」を開催することが決定した。2018年に憧れの先輩たちが所属するワーナーミュージック内のレーベルunBORDEから待望のメジャーデビューを果たし、はや2年。2020年は、ミュージックビデオが800万回再生を突破のNHK総合テレビアニメ『映像研には手を出すな!』(原作:大童澄瞳 監督:湯浅政明)のオープニングテーマソング「Easy Breezy」に続き、「milk」「Disco (Bad dance doesn’t matter)」を連続リリース。その話題作を含む全13曲を収録した3rdアルバム「maze」(読み:まぜ)が絶賛発売中。今回のオンラインライブは同作のリリースを記念して行われる。chelmicoは、2次元と3次元を行き来するハイパーバーチャルライブなどのオンラインライブを度々開催し話題になってきたが、今回はアルバムツアーを意識し、たった一度だけのアルバム「maze」全曲&代表曲の構成となりそうだ。今年行う予定だった全国ツアーが中止となり、単独公演は1年1ヶ月振りとなる。アルバム「maze」の全国ツアーも開催断念となったことでオンラインライブに期待が集まる。オンラインライブの視聴チケットはチケットぴあで本日9月11日(金)18時より受付スタート。さらに、在宅で音楽を楽しむためのグッズの先行予約も本日よりスタートした。chelmicoらしいユーモアを交えたツアーグッズではあり得ないラインナップになっているので、チケットと合わせて急ぎチェックを。■<chelmico これ見た奴は超一流!mazemaze野郎Pチーム>開催日時:10月24日(土) 19:30上映開始時間チケット料金:2,200円 (税込)アーカイブ:~10月27日(火) 23:59配信終了
2020年09月11日「Netflix」にて配信中の「日本沈没2020」を、湯浅政明監督の手による編集で再構築し、情報量を絞ることで作品のテーマ性をより鮮明に描き出す『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』。この度、全国公開に先駆けて、この劇場編集版の本予告編が公開された。配信版の予告編では、大災害に巻き込まれる武藤家を中心としたサバイバルが描かれていたが、新たに編集された今回の予告編では、湯浅監督が本作を通じて真に描きたかったという、“祖国が沈んだ後の日本人の心”というテーマをより凝縮し、日本が沈んだ後の物語に焦点が当てられている。大災害の後に襲い来る衝撃的な日本の姿、恐怖と脅威の数々が描かれ、そんな絶望的な状況の中、それでも立ち上がり、再生に向かって進もうとする様々な人々の姿が映し出されている。配信を視聴した人からは、「凄くハードで辛い内容」「今は悲しそうなものを楽しむ余裕はない」といった、共感できないという意見や、「ラストが凄かった」「余韻からまだ抜け出せない」などと、いまこそ見るべき内容という感想が寄せられ、賛否が沸騰。予告の中にも、そんな視聴者の様々なコメントも散りばめられている。『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』は11月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ- 2020年11月13日より全国にて公開©“JAPAN SINKS : 2020”Project Partners
2020年08月27日11月13日(金)に公開されるアニメーション映画『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』の本予告が公開された。小松左京の大ヒット小説『日本沈没』を初めてアニメ化し、突然の大震災に襲われる日本の姿を描いた本作。『夜は短し歩けよ乙女』『DEVILMAN crybaby』で知られる湯浅政明監督が挑んだ『日本沈没2020』は今年7月にNetflixで配信され、世間の注目を浴びた。配信版では、“国が失われゆく人々のアイデンティティ”という1973年に刊行された原作のテーマを残しながらも、2020年現在の日本を舞台に、ごく普通の家族の目線で未曾有の事態を描く設定を採用。アニメならではのファンタジー性と冷静な視点を交えた本作は、コロナ禍の今にも繋がる内容で連日更新される国内視聴ランキングのNo.1を記録した。そして、全10話の配信版のストーリーを湯浅監督の手による編集で再構築し、1本の映画作品にテーマを凝縮して描き出した『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』が11月13日に公開される。配信版の予告では、大災害に巻き込まれる主人公の武藤家を中心としたサバイバルが描かれていたが、劇場編集版の公開に向けて新たに編集された今回の予告では、湯浅監督が本作を通じて真に描きたかったという“祖国が沈んだ後の日本人の心”というテーマを凝縮した映像となっている。日本が沈んだ後の物語に焦点を当て、前半では危機に直面した衝撃的な日本の姿や、目を覆いたくなる“恐怖と脅威”の数々を目の当たりに。後半にかけては一転、絶望的な状況の中、それでも立ち上がり、再生に向かって進もうとする人々の姿から“生きる”という力強いメッセージが伝わってくる。配信時、ハードな内容ゆえにSNSを中心に議論が巻き起こった本作。今回の予告の中にも視聴者の様々なコメントがちりばめられ、最後に「貴方はこの作品をどう受け止めるか?自分の目で確かめて欲しい」と問いかけてくる。湯浅監督が「意図した所へたどり着かない視聴者の方も多く見受けられました」と語る『日本沈没2020』の劇場編集版を自身の目で確かめてほしい。『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』本予告『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』11月13日(金)全国ロードショー
2020年08月27日「Netflix」にて独占配信中の湯浅政明監督作「日本沈没2020」が、“劇場編集版”として11月13日(金)より全国公開されることが決定。ポスタービジュアルも到着した。日本SF界の巨人、小松左京の大ヒット小説「日本沈没」を初めてアニメ化した「日本沈没2020」。“国が失われゆく人々のアイデンティティ”という、1973年に刊行された原作のテーマを残しつつ、2020年現在の日本を舞台に、未曾有の事態をごく普通の家族の目線で描く大胆な設定を採用。容赦なく襲う大災害、人種や国籍、思想や世代も異なる多様な人々、ネットを背景にした文化など、いま現在の世界がリアルに抱える事象を描いている。この夏配信がスタートした本作は、SNSを中心に賛否両論を巻き起こし、連日更新される国内視聴ランキングではNo.1を記録した。今回の劇場編集版では、配信全10話のストーリーを、劇場版として湯浅監督が編集で再構築し、5.1chの劇場仕様の音響と共に、映画作品として生まれ変わる。映画としてぎゅと情報量を絞ることで、令和における日本沈没の持つテーマ性と時代性がより鮮明になる。劇場公開について湯浅監督は「1話のダビングの時に5.1chで作られた音が心地良くて、これはいい環境で見ないともったいないと思うようになりました」と話し、「配信が開始されると内容に非難も巻き起こり、意図した所へたどり着かない視聴者の方も多く見受けられました。この作品は見る側へのたくさんの裏切りがあります。それは登場人物が乗り越えるべき苦難と同様で優しくありません。ぜひ劇場でご覧になって確かめて下さい」とコメントしている。また新たに公開されたポスタービジュアルは、沈没した国土の先に朝日と富士山が描かれ、スケール感のあるものに。本作全編を通して観て初めて得られる、“日本の喪失からの希望”を感じさせる壮大なテーマを象徴している。『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』は11月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ- 2020年11月13日より全国にて公開©“JAPAN SINKS : 2020”Project Partners
2020年08月20日7月にNetflixで配信開始した『日本沈没2020』が、『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』として11月13日(金)に劇場公開されることが決定した。本作は、『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』『きみと、波にのれたら』『SUPER SHIRO』などで世界的な評価を受けてきた湯浅政明監督最新作。『DEVILMAN crybaby』以来2度目となるNetflixオリジナルアニメシリーズとして、小松左京のベストセラー『日本沈没』の初のアニメ化に挑んだ。Netflixで配信後には、SNSを中心に賛否両論を巻き起こし、連日更新される国内視聴ランキングのNo.1を記録した。『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』では、現代の世界が内包する様々な要素が詰め込まれた全10話の配信版から、1本の映画として情報量を絞ることで、令和における日本沈没の持つテーマ性と時代性がより鮮明となっている。あわせて、公開された本ポスタービジュアルは、大災害の中、前を向き生き抜く、ごく普通の家族:武藤家にフォーカスをあてたビジュアルから一転、沈没した国土の先に、朝日と共にそびえる富士山を描いた、スケール感のあるビジュアルとなっている。●湯浅政明監督コメント1話のダビングの時に5.1chで作られた音が心地良くて、これはいい環境で見ないともったいないと思うようになりました。配信が開始されると内容に非難も巻き起こり、意図した所へたどり着かない視聴者の方も多く見受けられました。この作品は見る側へのたくさんの裏切りがあります。それは登場人物が乗り越えるべき苦難と同様で優しくありません。ぜひ劇場でご覧になって確かめて下さい。『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』11月13日(金)公開
2020年08月20日小松左京の伝説的な小説『日本沈没』が、Netflixオリジナルアニメ『日本沈没2020』として映像化され、全世界で配信されている。『きみと、波にのれたら』などの映画や、『映像研には手を出すな!!』『DEVILMAN crybaby』などシリーズ作品も数多く手がける湯浅政明が監督を務めており、原作の世界観や流れを踏襲しながら、過去の湯浅作品にも通ずる部分のある作品に仕上がった。本作の舞台は、2020年。ある日、日本に巨大地震が発生し、人々は大パニックに。先の見えない未曾有の危機の中で人々が懸命に生きる姿を、ある一家を中心に描き出していく。小松左京の原作は日本SF小説の古典といってもいい作品で、これまでも繰り返し映像化されてきたが、湯浅監督は「まさか自分が『日本沈没』をアニメでやるとは考えたことがなかった」と振り返る。「でも、今までに自分がやったことのないジャンルにはやはり興味があって。その前にいくつか企画をやっていたんですけど、どれも“映像化は難しい”というもので、『日本沈没』も同じく映像化が難しいものなんですけど、きっとできるし、そのやり方を考えるのが面白そうだなと」これまでの『日本沈没』は、巨大な災害や危機に、学者や政治家、深海調査艇の操縦士たちが立ち向かっていく物語だったが、本作は都内で暮らす平凡な一家が主人公として描かれる。「小松左京さんの小説はいま思うと、地震のメカニズムだったりが一般の人に浸透するきっかけになった作品だったのかなと思います。小説の先を小松さんはその時点では描ききれなくて、のちに共著で描かれていますけど、今回の作品に関してはひとつの家族を主役にするのであれば、その先が描けると思いましたし、今だからこそ『日本沈没』をその先まで描く意味があるのかなと」過酷な状況の中で主人公たちは選択を迫られ、決断し、時に大切な人間を失い、それでも止まらずに前に進んでいく。明確な正解がわかりにくくなってしまった現代で、本作が描くドラマは小説の刊行時よりも切実な物語として受け止められるはずだ。「正解を出すことが重要ではあると思うんですけど、逆にそこを求めすぎるあまり混乱している人は多いのかな?とも感じます。要は自分がその選択に納得できるかだと思うんですよね。もし、悪いことが起こっても自分が選んだ結果ならば納得するだろうし、危ないし失敗するかもしれないけど“自分が選んだ”という確信があれば、それでいいんじゃないかと思うんです。違うと感じたならば、そこで改めて対応すればいいわけですし……そういう考えが基本的にあるんだと思います」他人から見たら無謀な選択であっても、どんな結果が待っていようとも、人は自分が納得した選択によって前進していく。それは湯浅監督のデビュー作『マインド・ゲーム』から繰り返し描かれてきたテーマでもある。「たぶん、そういうことも描きたいのかもしれないですね。『マインド・ゲーム』もそういうことが描かれているんですよね。“あなたの人生はあなたが選んだ結果”だと」なお、湯浅監督は作品をつくる上では「いつもこれがベストだと思って選択している」と語るが、一方で他のスタッフや演出家たちと共同で作業していくことにも積極的だ。「映画だとひとつにまとまることが大切なので、できるだけ中心にいて自分でやろうとするんですけど、テレビシリーズはひとりで監督するのはかなり困難ですし、逆に集まった人たちの様子が見られるので、任せられるところはできるだけ任せるようにして、フォローできるところはしつつ、集まった人たちの意見が入って作品が膨らんでいくのが面白さだと思っています。集まった人の中には将来、大活躍する力のある人がいるかもしれないですし、まだまだ駆け出しの人にお願いして、その才能がどうやったら成立するのか考えるのも楽しい作業ではあるんです。最初は自分で絵を描きたい方だったんですけど、テレビをやるようになって、テレビだとたくさん経験できるし、やっているうちにそういうかたちも楽しくなってきたんですよ。シリーズだからこそ語れるものがあり、いろんな才能を見られる場でもある。それに人とやってもそれは“異物”ではないんですよね。自分では思いつかないようなものを取り込むことで、また自分も進化して行く。それも面白いんです」本作でも家族はサバイバルを繰り広げる中で様々な人に出会い、意見を交わし、時に対立し、それぞれが選択をした結果、別の道を歩んでいく。本作は壮大なスケールのパニックもの、SF作品の側面もあるが、その根本には人間関係、相互理解の難しさ、選択の重要性が描かれている。「『日本沈没』は、何かよくないことが起こった時に根本的な問題が浮かび上がってくる、という話だと思うんです。その上で今回は、その状況からどうやって立ち上がっていくのかを描いているので、少しだけ理想を描いているつもりです」ドラマ版とも実写映画版とも違う2020年の『日本沈没』はどんな結末を描くのだろうか?「ネットフリックスで配信されますので、アニメが好きな方にも観てほしいですし、日頃は映画しか観ない人にも観てもらえるといいなと思っています」『日本沈没2020』Netflixにて、全世界独占配信中
2020年07月16日来年日本公開が予定されている湯浅政明の次回アニメーション映画『犬王』が、アメリカでも劇場公開されることになった。配給元は、『MIND GAME マインド・ゲーム』『夜は短し歩けよ乙女』『きみと、波にのれたら』なども手がけたSKID。『犬王』は、昨年のアネシー国際アニメーション映画祭にて、未完成の状態で発表されていた。SKIDは来年の劇場公開を予定している。文=猿渡由紀『犬王』2021年公開
2020年06月26日小松左京のベストセラー「日本沈没」を、湯浅政明監督がNetflixオリジナルアニメシリーズとして初のアニメ化に挑んだ「日本沈没2020」。この度、本作の主題歌が、大貫妙子&坂本龍一による名曲「a life」に決定。オープニング映像も到着した。本作は、現代の日本を舞台に、突然、日常を奪われ過酷な現実を突き付けられながらも、前へ前へと立ち向かっていく主人公・歩たちの希望と再生を描くアニメーション。今回、本作の主題歌に決定した「a life」は、2010年に大貫さんと坂本さんによって共同制作されたアルバム「UTAU」で発表された楽曲だ。主題歌に決定したことについて大貫さんは「誰かのせいにしたりせず現実と向き合い、姿勢を正し自分の軸をきちんとつくることがこれからの時代を生きていく自分の助けになると思います。歌うということは変わらないけれど、あらたな価値観で力強く生きていこうとするひとのために歌っていきたい」と思いを語り、坂本さんは「あたりまえの日常がどんなに大切か、ぼくたちは知っている」と本作を鑑賞した現在の気持ちを明かしている。そして、この「a life」が流れるオープニングPVが公開。大貫さんが手掛ける歌詞入りの特別バージョンとなっており、さらに本編とはまたひと味違う、水彩画のような淡いタッチで描かれた、武藤家のある日の風景が映し出される。湯浅監督は「透明感、日常感がありながらも、地に足がついた素敵な曲でした」と楽曲の印象を語り、「殺伐とした天変地異後の暗い本編とは対照的な、明るい爽やかな朝のルーチンを毎回見る事で、失ったものの尊さを感じてもらえると良いと思いました。朝の光、柔らかい布団や温かい飲み物、自然の風景や小動物のクローズアップを、記憶の中にある様に柔らかいタッチで断片的にオーバーラップしながら、透明感ある白い光の中に描きます」とオープニング映像の演出意図を述べている。Netflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」は7月9日(木)Netflixにて全世界独占配信(全10話)。(cinemacafe.net)
2020年06月25日ベルリン、カンヌ、ヴェネチアなど世界21の映画祭が参加し、5月29日(金)から開催される10日間のデジタル映画祭「We Are One:A Global Film Festival」のプログラム一覧が発表。東京国際映画祭も参加しており、シニア・プログラマーの矢田部吉彦氏からコメントが到着した。ロバート・デ・ニーロらが設立したトライベッカ・エンタープライズ(トライベッカ映画祭の開催母体)とYouTubeが企画主催する「We Are One:A Global Film Festival」は、これまでにない試みで10日間のデジタル映画祭として、国際的な映画製作者のコミュニティを結集し、YouTube.com/WeAreOneのプラットフォーム上で、世界各国21の映画祭のプログラムを無料で公開。100を超える映画作品に加え、トークやVRコンテンツ、音楽パフォーマンスを特集。今回集められた100を超える作品のうち、ワールドプレミアが13作品、オンラインプレミアが31作品、国際的なオンラインプレミアが5作品と、その多くは本映画祭で大々的なデビューを迎える。フランシス・フォード・コッポラ、スティーブン・ソダーバーグ、ソン・ガンホとポン・ジュノ、ジャッキー・チェンなどのトークなども公開。本映画祭の収益は世界保健機関(WHO)、そして新型コロナウイルスの救援活動を支援している各地域の機関に役立てられる。視聴者は、この映画祭を通じて、様々な異なる文化を新しいレンズ越しに見ることができるだけでなく、救援活動を支援する団体に直接寄付することにもなり、地域社会をサポートすることにもつながる。東京国際映画祭(TIFF)シニア・プログラマー、矢田部氏は、「高い志を掲げる『We Are One:A Global Film Festival』に参加できることを光栄に感じ、不自由を強いられている世界の人々に、映画を見る喜びを通じて少しでも開放感を味わってもらえる作品を選ぼうと試みました。ユニークなアニメーションや、勢いに乗る気鋭の映画監督たちによる刺激的な作品を、世界の映画ファンに楽しんでもらうことを意図しています」とコメント。「今後の日本を牽引していくであろう、才能あふれた監督たちを紹介していく未来目線の選定であります」と選定作品について明かしている。湯浅政明監督・短編アニメーション『夢みるキカイ』『夢みるキカイ』(2007年作品、15分)6月3日(水)20:00~「STUDIO4C」が7人の映像作家を集め、製作したオムニバス『Genius Party』の中の一篇。無垢な赤ん坊が入り込んだシュールな世界描く。「『夜明け告げるルーのうた』でアヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを獲得し、2018年のTIFFでも特集をした湯浅監督の短編アニメーションは、セリフが無いゆえにグローバルな鑑賞者の想像力をダイレクトに刺激しうる作品です」。深田晃司監督特集・2020年新作はワールドプレミア公開『いなべ』(2013年作品、38分)6月1日(月)21:00~『ジェファソンの東』(2018年作品、18分)5月30日(土)深夜25:30~(31日(日)1:30~)『ヤルタ会談オンライン』(2020年新作、40分予定)6月1日(月)20:00~本映画祭のために特別に製作された『ヤルタ会談オンライン』は、第2次世界大戦の終戦間際、戦後世界の支配をめぐって米・英・ソ首脳によって行われた「ヤルタ会談」を痛快にパロディ化。「劇団青年団」の人気レパートリーの演劇をコロナ禍のさなかに置き換え、そのままオンライン化。「『歓待』がTIFFで受賞をした深田晃司監督は、その後カンヌ国際映画祭で受賞するなど、今や日本映画界を牽引する存在でもありますが、貴重な短編と今回の為の新作をご覧頂くことで深田ワールドの多様性を深く体験してもらいたいと思います」。長編作品『勝手にふるえてろ』&『アイスと雨音』『勝手にふるえてろ』(2018年作品、117分)6月6日(土)朝4:15~「TIFFで観客賞を受賞した大九明子監督による『勝手にふるえてろ』は、センス溢れる女性監督と天才的女優の出会いが育んだ傑作であり、世界中の観客にあらためてその存在を訴えたい作品です」。『アイスと雨音』(2018年作品、117分)6月5日(金)朝4:30~「松居大悟監督による『アイスと雨音』は演劇の実現に向けて障害を乗り越えようとする少年少女たちの奮闘のドラマであり、催事の中止が相次ぐ現在の世界にエネルギーを与えてくれるに違いありません」。「We Are One:A Global Film Festival」は5月29日(金)から6月7日(日)までYouTube.com/WeAreOneにて開催。プログラムは無料で視聴することができ、長編、短編、ドキュメンタリー、音楽、コメディやトークなどを公開する予定。(text:cinemacafe.net)
2020年05月27日世界21の映画祭が参加する、10日間のデジタル映画祭「We Are One: A Global Film Festival」。この映画祭に参加する「東京国際映画祭」の配信プログラムが発表された。本映画祭は、これまでにない試みで、10日間のデジタル映画祭として、国際的な映画製作者のコミュニティを結集し、5月29日(金)からYouTubeのプラットフォーム上( )で、世界各国21(前回の発表時から新たにロッテルダム国際映画祭が追加)の映画祭のプログラムを無料で公開する。視聴者は、この映画祭を通じて、様々な異なる文化を新しいレンズ越しに観ることができるだけでなく、新型コロナウィルスで影響を受けている方々の救援活動を支援する団体に直接寄付することができる。また、映画祭の収益は世界保健機関(WHO)、そしてとコロナ感染の救援活動を支援している各地域の機関に役立てられる。本イベントにおける「東京国際映画祭」の配信プログラムの内容と、「東京国際映画祭」シニア・プログラマー矢田部吉彦のコメントは、以下の通り。1. 湯浅政明監督短編アニメーション『夢見るキカイ』 (2007年作品、15分)(c)Genius PartySTUDIO4℃が7人の映像作家を集め制作したオムニバス『Genius Party』の中の一篇。無垢な赤ん坊が入り込んだシュールな世界を描くファンタジー。2. 深田晃司監督特集『いなべ』 (2013年作品、38分)(c)2013 『いなべ』製作委員会17年ぶりに突然赤ちゃんを連れて帰ってきた姉に誘われ、子供のころに埋めた「何か」を探しに行くことになり、次第に幼い頃の姉弟の思い出がよみがえってくる、ほろ苦くもちょっと不思議な物語。『ジェファーソンの東』 (2018年作品、18分)(c)深田晃司監督映画まつりラブホテルの一室。相席カフェで出会った男女が事に及ぼうとしている。身体を重ねようとしたその時、ふたりの間に思わぬ過去のつながりがあることが発覚し……。都会の片隅、ぐるぐる回るベッドの上で記憶が邂逅する奇妙な短編。『ヤルタ会談オンライン』(2020年新作、40分予定)第2次世界大戦の終戦間際、戦後世界の支配をめぐって米・英・ソ首脳によって行われた「ヤルタ会談」を痛快にパロディ化した劇団青年団の人気レパートリーの30分の演劇をコロナ禍のさなかに置き換えそのままオンライン化。3.長編作品『勝手にふるえてろ』2018年作品、117分、大九明子監督)(c)2017 『勝手にふるえてろ』作委員会芥川賞作家・綿矢りさによる同名小説の映画化で、恋愛経験のない主人公のOLがふたつの恋に悩み暴走する様を、松岡茉優の映画初主演で描くコメディ。2017年東京国際映画祭コンペティション部門で上映、観客賞を受賞。『アイスと雨音』(2018年作品、74分、松居大悟監督)(c)『アイスと雨音』製作委員会ある小さな村での初舞台に向けて稽古に励んでいたが、突如舞台の中止を告げられてしまう6人の少年少女たち。現実と虚構、映画と演劇の狭間でもがきながら生きる若者たちの姿を、74分ワンカットで描いた意欲作。2017年東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で上映。■矢田部吉彦コメント:高い志を掲げる「We Are One: A Global Film Festival」に参加できることを光栄に感じ、不自由を強いられている世界の人々に、映画を見る喜びを通じて少しでも開放感を味わってもらえる作品を選ぼうと試みました。ユニークなアニメーションや、勢いに乗る気鋭の映画監督たちによる刺激的な作品を、世界の映画ファンに楽しんでもらうことを意図しています。東京国際映画祭は数々の才能ある作家たちの作品に恵まれてきており、今回の選定はそのようなご縁の深い監督たちの作品が中心になりました。『夜明け告げるルーのうた』でアヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを獲得し、2018年のTIFFでも特集をした湯浅監督の短編アニメーションは、セリフが無いゆえにグローバルな鑑賞者の想像力をダイレクトに刺激しうる作品です。『歓待』がTIFFで受賞をした深田晃司監督は、その後カンヌ国際映画祭で受賞するなど、いまや日本映画界を牽引する存在でもありますが、貴重な短編と今回の為の新作をご覧頂くことで深田ワールドの多様性を深く体験してもらいたいと思います。TIFFで観客賞を受賞した大九明子監督による 『勝手にふるえてろ』は、センス溢れる女性監督と天才的女優の出会いが育んだ傑作であり、世界中の観客にあらためてその存在を訴えたい作品です。松居大悟監督による『アイスと雨音』は演劇の実現に向けて障害を乗り越えようとする少年少女たちの奮闘のドラマであり、催事の中止が相次ぐ現在の世界にエネルギーを与えてくれるに違いありません。今後の日本を牽引していくであろう、才能あふれた監督たちを紹介していく未来目線の選定であります。「We Are One: A Global Film Festival」( )5月29日(金)より
2020年05月27日湯浅政明監督が、小松左京氏のベストセラーの初アニメ化に挑んだNetflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」からキービジュアルが解禁。さらに本作は、湯浅監督が『夜明け告げるルーのうた』で長編部門グランプリを受賞したフランスの「アヌシー国際アニメーション映画祭2020」TV部門に日本から唯一出品されることも決定した。「DEVILMAN crybaby」で全世界を衝撃に包んだ湯浅監督が挑んだ最新作は、2020年の日本を舞台にした「日本沈没」。これまでの映像化作品では描かれることの少なかった“ごく普通の家族の物語”を通じ、リアリティと緊張感をもって“いま”を描く。湯浅監督がアヌシー国際アニメーション映画祭にノミネートされるのは今回が5度目(TV部門では2度目)。2017年に『夜明け告げるルーのうた』で長編部門・クリスタル賞(グランプリ)を受賞している。また、本年、同映画祭は6月15日~30日に渡り、デジタル上で開催されることも改めて正式に発表された。この度解禁となったキービジュアルでは、ところどころ擦り切れた1枚の写真に、主人公の歩を中心に、武藤一家が笑顔で並んでいる姿が描かれている。その背景には、まさに大震災直後を思わせる衝撃的な風景が見え隠れしているが、誰かの手によって掲げられている写真は、紺碧の海と青空、そして太陽に照らし出されており、その先に希望さえ感じさせるビジュアルとなっている。極限状況の中で、否応なく究極の選択を突きつけられた人々が運命と向き合い、その先にある希望と再生へと進もうとする物語に、ますます期待高まる。Netflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」は夏、Netflixにて全世界独占配信。(text:cinemacafe.net)
2020年04月16日湯浅政明監督が小松左京のベストセラー「日本沈没」をアニメ化するNetflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」。この度、上田麗奈、村中知、佐々木優子、てらそままさきが本作のメインキャラクターを演じることが決定。場面写真も初公開された。2020年、平和な日常が続く日本を襲った突然の大地震。都内に住むごく普通の家族、武藤家の歩と剛の姉弟は、大混乱の中、家族4人で東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、容赦なく彼らを追い詰めていく…。オリンピックを目指して陸上に打ち込む主人公の14歳の少女・武藤歩の声を担当するのは、いま大人気のアニメ「鬼滅の刃」で栗花落カナヲを演じている上田さん。「とっても不器用で、不安定で、可能性に溢れている歩。私が持っていないものを沢山持っている女の子」とキャラクターの印象を明かした上田さんは、「年齢も、性格も、環境も、違いすぎるほど違う歩とどうすれば寄り添っていけるのか、毎回本当に悩みながら、挑み続ける収録でした。私が今までやってきた事を全部捨てる勢いで、真っ白になって頑張ってみよう。そんな思いでしたが、実際どのようにアウトプットされていったのか、私自身も把握出来ていないシーンが沢山あります」とコメント。また「誰にも観せたくない。だけどすべての人に観て頂きたい」とこれまでにない作品に出会ったと言い、「沢山悩みながらの収録でしたが、家族の行く末や、思春期で成長過程な歩だからこその最終話までの道のりに、注目していただけますと幸いです」と呼びかけている。さらに、歩の弟でオンラインゲームで世界と繋がる少年・剛役を、「ワールドトリガー」「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場」の村中さん、元水泳選手の母・マリ役を「ちびまる子ちゃん」の佐々木さん、頼れる父・航一郎役を「仮面ライダー電王」や『アメイジング・スパイダーマン』『バイオハザード』など多くの海外作品で吹き替えを担当するてらそまさんが演じることも決定。そして今回初解禁となった場面写真では、東京タワーのような塔が折れ、炎に包まれる街の様子や、不安げな表情の歩、不安が入り混じりながらも、“生き延びる!”という未来への希望がこめられているようにも見える家族のビジュアルも到着した。「日本沈没2020」は2020年、Netflixにて全世界独占配信予定(全10話)。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年03月26日アイドルグループ・乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波が出演する映画『映像研には手を出すな!』(2020年初夏公開)キャスト写真が29日、公開された。同作は漫画雑誌『月刊! スピリッツ』にて大童澄瞳が連載中の同名漫画の実写化作品。虚実入り乱れた個性的な世界観と“最強の世界”を夢見てアニメーション制作を志す3人の女子高校生の青春冒険譚を描く。様々な賞レースで存在感を発揮し、2020年1月には湯浅政明監督によるTVアニメ化がNHK総合で放送されることが決定している。これまで同作の公式Twitterでは撮影現場のセットや小道具、衣装などを画像付きでリポートが届けられてたが、主演・齋藤飛鳥ほかキャストらの姿に関する写真は、一切解禁されていなかった。しかし、今回はじめてキャストの場面写真が公開された。主人公“浅草みどり”を演じる齋藤は、普段のロングヘア姿から一新、原作同様にショートカットで、トレードマークである迷彩柄の帽子をかぶった姿を初披露。極度の人見知りで他人とまともに話すことができない浅草が、あるプレッシャーに耐え切れずに、白目を剥いてぶっ倒れてしまうという衝撃の演技を見せた。さらに、金儲けに目がないプロデューサー気質の“金森さやか”役の梅澤もまた原作同様に、眼鏡を頭にかけたスタイルで登場。“水崎ツバメ”役の山下美月も、読者モデルという役どころ通り、美しさ溢れる姿を披露した。12月上旬にキャスト・スタッフを労うため撮影現場を訪れた原作者・大童澄瞳も、自身のTwitterで「飛鳥先生はすみっこで『はっはっは』って言ってたので浅草氏です」「山下美月先生は水崎氏ハマり役でしたね。これがリアルかというのがありました」「梅澤美波先生な、後ろ姿から金森氏でしたよ完全に」とそれぞれの役作りに対して絶賛コメントを贈っている。
2019年12月29日アイドルグループ・乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波が出演する映画『映像研には手を出すな!』(2020年初夏公開)が公開されることが15日、明らかになった。同作は漫画雑誌『月刊! スピリッツ』にて大童澄瞳が連載中の同名漫画の実写化作品。虚実入り乱れた個性的な世界観と“最強の世界”を夢見てアニメーション制作を志す3人の女子高校生の青春冒険譚を描く。様々な賞レースで存在感を発揮し、2020年1月には湯浅政明監督によるTVアニメ化がNHK総合で放送されることが決定している。「アニメは設定が命!」が信条で、ことあるごとに妄想で世界を染め上げる変わり者・主人公の浅草みどり役を演じるのは、齋藤飛鳥。また俳優一家に生まれ、親に反対されつつも自分を表現するためにアニメーターを目指すカリスマ読者モデルのお嬢様・水崎ツバメを山下美月、2人の才能をまとめ、管理し、金儲けをしようとするプロデューサー気質の少女・金森さやかを梅澤美波が演じる。『賭けグルイ』『あさひなぐ』などを手がけた英勉監督がメガホンを取る。○齋藤飛鳥 コメント独特な世界観が描かれる作品。こんな世界は今まで一度も体験したことがありません。作者である大童澄瞳さんの妄想、描きたい世界が余すことなく描かれているこの作品は、初めて触れた時の衝撃がとても大きく残りました。どうなるか? 私はどうすればいいのか? 全くわかりません。”最強の世界”を実写化することは可能なのでしょうか? わかりません。。。誰も想像のできないこと。実写化が本当に実現したら、それを成し遂げた製作陣の皆様は天才です。こんなに素晴らしい作品。自分の中に在ったものを真っ直ぐ描いている作者様は天才です。その作品に出演する私。天才の皆さんに、必死について行く他はありません。「映像研」を研究して、研究して、その世界に足を踏み込んでも邪魔にならないように、心を込めて精一杯、演じさせて頂きます。○山下美月 コメントこの作品に触れて、フィクションには夢と希望と情熱が詰まっていると大きな衝撃を受けました。とにかく何か大きな世界を創ってみたい、想像力を爆発させてみたいという願望が止まらなくなる作品です。妄想と現実が入り交じるこの世界をどのように映像にしていくのかまだ未知数ではあります。ですが制作陣の皆様のお力をお借りしなから、「私の考えた最強の世界」をリアルに創ることができたら最高に格好良いなとワクワクが止まりません。賑やかに楽しくそして真っ直ぐで爽やかなわちゃわちゃとした毎日を、皆様にも感じていただきたいです。3人のセンスがぶつかり合う熱く情熱的な映像研を描いていけるよう、精一杯頑張らせていただきます!○梅澤美波 コメントこの作品を初めて読んだ時から、見た事のない描写で描かれるその世界に気づけば惹き込まれていました。自分の描く世界がこの空間に創られていく、、、忘れかけていた挑戦心や屈しない姿勢、この作品を通して自分自身物凄く力をもらった気がします。電撃3人娘が創る"最強の世界"。私達もその世界に入り込めるのだと思うとワクワクしてなりません。今は正直、彼女たちが妄想するあの世界を本当に再現できるのか?どうなっていくのか?全く予想もできません。スケールが莫大すぎて頭の中では想像すらできません。けど、だからこそやりがいがあるのでは?と感じています。制作陣の皆様、共演者の皆様とディスカッションしながら、金森さやかのどこか刺があるようで暖かい独特な雰囲気で浅草氏、水崎氏の良きパートナーになれるよう、この作品にいいスパイスを加えられるよう精一杯務めてまいります。飛鳥さん、美月と共に、"最強の3人"になれるように。○大童澄瞳(原作) コメントオーケー、君の心を代弁しよう。「マジで言ってんのか!!!!!!!!」「映像研×乃木坂46」? いやちがう!! これは乃木坂46からの挑戦状!!「乃木坂46VS映像研」という世紀の大決戦なのだ!!! 「国民的アイドルグループ」の乃木坂46が!! あえて!! 真逆の位置にある『映像研には手を出すな!』という読者を選びまくるニッチでマニアックな漫画を映画化しようという最高にクレイジーな選択!!!もはやこれは大人達の盛大な悪ふざけでありお祭!!私も担当編集も企画を持ってきたプロデューサーも監督も、関わる人間全員がこの実写化で一波乱起きるのは承知だ!!!漫画、アニメに続く"第三の映像研"「乃木坂46の実写版」!!! 国民的アイドル乃木坂46は映像研の世界でどんな妄想と芸術を爆発させるのか!!!日本映画業界!!!火薬の在庫は足りてるか!!!!!心して待て!!!○英勉監督 コメント「マジで言ってんのか!」最初にお話を聞いた時に思いました。「『映像研には手を出すな!』には手を出すな!」禁断の書に触れる十字架をボクは背負うんだなと。やるんだったら実写でしか出来ない『見たことない映像研』をやるしかない!乃木坂さんの背中に隠れて、頑張ろうと思います。皆さま、手柔らかに。
2019年10月15日「DEVILMAN crybaby」で全世界を衝撃に包んだ湯浅政明監督が、小松左京のベストセラー「日本沈没」をNetflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」として初アニメ化することが決定。ティザービジュアルが到着した。2020年、東京オリンピックという大きな国家事業を終えたばかりの日本を襲った突然の大地震。都内に住むごく普通の家族、武藤家の歩と剛の姉弟は、大混乱の中、家族4人で東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、容赦なく武藤家の面々を追い詰めていく。極限状態で突きつけられる、生と死、出会いと別れの選択。途方もない現実と向き合う中、武藤家の姉弟、歩と剛は、未来を信じ、懸命に生き抜く強さを身につけていく…。原作の「日本沈没」は、1973年に発表され、累計470万部を記録したベストセラー小説。同年、実写映画化では配給収入28.2億円を記録し、2006年の草なぎ剛、柴咲コウ出演の再映画化では、興行収入53.4億円の大ヒットを記録した。今回初のアニメ化に挑むのは、『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』「四畳半神話大系」などを手掛け、世界的な評価を受ける湯浅監督。2020年の東京オリンピック直後の日本が舞台となる本作では、これまで映像化では描かれることの少なかった“ごく普通の家族の物語”を通じて、“いま描かれるべき日本沈没”がリアルに迫る。制作決定と同時に公開されたティザービジュアルでは、崩壊した都市の中で一歩前に踏み出そうとする歩と剛の姿が描かれており、一筋の希望を感じさせる1枚となっている。なお、音楽は「ピンポン THE ANIMATION」「DEVILMAN crybaby」に続き3度目の湯浅監督とのタッグとなる牛尾憲輔。製作は湯浅監督が率いる「サイエンスSARU」が手掛ける。以下、監督・関係者コメント湯浅政明監督国ってなんだ?日本人ってなんだ?生まれた場所とそこの環境で何が決まるの?決まらないの?子供の頃に疑問に思った自分へ答えるべく、このビッグタイトルへ挑みます!オリンピックイヤーに起きた、国家の存亡にかかわる天変地異の中を避難する一つの家族と、たまたまそこへ居合わせた人たち、出会う人々にフォーカスし、大災害の顛末を描きます!ご期待ください。小松実盛(小松左京次男)アニメ『日本沈没2020』は、これまでの『日本沈没』から派生した劇場版映画、テレビドラマ、コミックとは全く異なる点があります。地殻変動の詳細や政府の対応、海外からの支援も何もかもがわからない目隠し状態に投げ出されてしまった、令和の時代に生きる等身大の日本人一家に焦点が当てられているのです。小松左京が『日本沈没』に込めた――“恐るべき危機を乗り越え生き残った日本人だからこそ、人類社会が直面する様々な危機への解決に貢献でき、世界で見直され、未来に特別な役割を果たせる”という想い。『日本沈没2020』を、世界中の人々に、日本が誇るアニメーションの手法を駆使した作品として楽しんでもらうと同時に、物語に込められた“災害への警鐘”と“危機を越え未来を切り拓く”というメッセージを受け取っていただければ幸いです。Netflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」は2020年、Netflixにて全世界独占配信(全10話)。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年10月09日ニューシングル『Brand New Story』をリリースしたGENERATIONS from EXILE TRIBE。メンバーの佐野玲於さんが語る、新曲の魅力、そして年々強くなっている思いとは?久々の“J‐POP”なサウンドが新鮮です。これまでGENERATIONSは、“ど真ん中のJ‐POP”っていう感じの曲をあまりやっていなかったんですけど、ニューシングル『Brand New Story』は、久しぶりにそこに挑戦している楽曲です。こういうのも自分たちの中では新鮮でいいなって思いますし、いろんなテイストの曲があったほうがライブで盛り上がる気もしますしね。この曲のMVは、主題歌になっているアニメ映画『きみと、波にのれたら』とコラボという新たな試み。ちょうど最近、アニメにハマっていたので、僕たちもその世界の中に入り込めるなんて、すごく嬉しかったです。絵って、見てすぐに「この人の作品」とわかるものが、“オリジナル”だと僕は思っていて。それは今回の湯浅政明監督にも強く感じることで、そういう方に描いていただけたのは、本当に光栄です。この夏は、昨年に続きドームツアーが8月から始まります。年々強くなるのは、自己プロデュースをしっかりしなければ、という思い。誰かにシナリオを作ってもらうのは簡単だけど、自分たちでブランディングをしていくのが、本来のアーティストの姿だと思うから。そのためにも僕自身、もっと勉強してグループに還元したいですね。さの・れお1996年1月8日生まれ。東京都出身。パフォーマー。映画『HiGH&LOW』シリーズや『PRINCE OF LEGEND』でカギとなる役柄を演じるなど、役者としての評価も高い。ニット 参考価格¥150,000(ヴァレンティノ/ヴァレンティノ インフォメーションデスク TEL:03・6384・3512)その他は本人私物ジェネレーションズ フロム エグザイル トライブ2012年にデビューした7人組ダンス&ボーカルグループ。アニメ映画『きみと、波にのれたら』の主題歌「Brand New Story」を収録したニューシングルが発売中。今年は5大ドームツアーを予定。※『anan』2019年7月24日号より。写真・酒井貴生(aosora)スタイリスト・吉田ケイスケヘア&メイク・寺本 剛(JYUNESU)取材、文・菅野綾子保手濱奈美重信 綾撮影協力・アワビーズ(by anan編集部)
2019年07月22日ファンレターやファンイベント、SNSなど、様々なファンの言葉に触れる機会が多い中、どんな言葉が嬉しいのか、俳優・タレントに聞いていく連載『心に残るファンからの言葉』。今回は、湯浅政明監督の最新アニメーション映画『きみと、波にのれたら』でヒロイン・ひな子の声優を務めた、女優の川栄李奈に話を聞いた。AKB48のメンバーとして、握手会でファンと触れ合うことも多かった川栄。例えば女性のファンは川栄にどんな言葉をかけるのか、そして川栄はどんな言葉が嬉しいのか気になり尋ねると、「やっぱりAKB48の握手会にきていただく女性は少ないので、『応援している』という言葉はシンプルに嬉しいです」と、AKB48時代について振り返る。現在はTwitterで約92万、Instagramで140万ものフォロワーと接しているが、「SNSのコメントを読むと、仕事で忙しい時に、女性のファンが体調を気遣ってくださったりしていて、嬉しいです」と女子トークのようにコメントを受け止めている様子だ。まるで同士のような感覚なのか、「女性ファンの方が力強く『私たちがずっと応援してるから』『ずっとファンでいるから』と言ってくださるのは、とても心強く感じます」と、ファンの言葉のありがたさを語った。,■川栄李奈1995年生まれ、神奈川県出身。女優。舞台『AZUMI 幕末編』(15)で初舞台初主演を務め高い演技力が話題となる。連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16)、『フランケンシュタインの恋』(17)、映画では『嘘を愛する女』『センセイ君主』『人魚の眠る家』(18)など話題作に続々出演。『恋のしずく』(18)では映画初主演を果たすなど、演技派の若手女優として抜群の存在感を発揮している。アニメーション映画への声の出演としては、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(17)、『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(18)など。
2019年07月02日ファンレターやファンイベント、SNSなど、様々なファンの言葉に触れる機会が多い中、どんな言葉が嬉しいのか、俳優・タレントに聞いていく連載『心に残るファンからの言葉』。今回は、湯浅政明監督の最新アニメーション映画『きみと、波にのれたら』で声の演技に挑んだ、GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太に話を聞いた。「これまでに、心に残っている言葉は?」と尋ねると、「難しいですね」とじっくり考えていた片寄。「僕の活動が『励みになっている』とか、『がんばれる』と言っていただけるのは一番嬉しいですね」と答える。「もっとこうしてほしい」という意見や、時にはダメ出しのようなことを言うファンも一般的に存在すると思うが、「良かったことを言ってもらえる方がありがたいかな」という片寄は、「こういうところが良いと思ってもらえているんだと知れた方が、今後の自分につながるから」と向上心あふれる様子。単に良いことを知りたい、というのではなく「自分の武器を知ることができた方がいいじゃないですか」という言葉に、片寄の努力家な面が詰まっていた。そんな風にして知った武器の一つに「真面目なところが好き」というファンの言葉があったという。片寄は「自分らしく話しているインタビューを読んで、そう言っていただけたのは嬉しかったです」と振り返ってた。○片寄涼太出演 映画『きみと、波にのれたら』(公開中)小さな港町へ越してきたひな子(声:川栄李奈)は、サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、消防士の港(声:片寄)と偶然出会い、恋に落ちる。お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は溺れた人を助けようとして、海で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子。そんなある日、ひな子が二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れる。「ずっとひな子のこと助けるって約束したろ?」死んだはずの港と再び会えたことを喜ぶひな子だが…。奇跡がもたらした二人の恋の行方は? そして、港が再び姿を見せた本当の目的とは?■片寄涼太1994年生まれ、大阪府出身。12年にダンス&ボーカルグループGENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカルとしてデビュー。GENERATIONSは幅広い層から絶大な支持を集める人気グループへと成長し、18年には初の単独ドームツアーを開催、大成功を収めている。ドラマ『GTO』(14)で俳優デビュー、映画『兄に愛されすぎて困ってます』(17)、ドラマ・映画他ジャンルを超えた展開が話題の『PRINCE OF LEGEND』(18~)などに出演。配信中のネットドラマ『TOKYO COIN LAUNDRY』では主演を務めるなど、俳優としても今後の活躍が期待される。アニメーション映画への声の出演は本作が初となる。
2019年07月01日●映画『きみと、波にのれたら』声優として恋人同士の役に『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』と、話題の長編オリジナルアニメーションを次々と発表する、湯浅政明監督の最新作『きみと、波にのれたら』が現在公開中だ。消防士の青年・港とサーファーの大学生・ひな子が小さな港町で出会い、恋に落ちるラブラブな様子を描く……と思いきや、港の死によって物語は一変。ひな子が2人の思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れる。この難役で声優を務めたのが、港を演じたGENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太と、ひな子を演じた女優の川栄李奈。今回は2人にインタビューし、声の演技の感想や互いの印象について話を聞いた。○■『3年A組』で気づいた川栄の人見知り――今回、お二人は声の演技に挑戦されましたが、どのような感想を持ちましたか?片寄:声の演技をしてみて、難しい部分はたくさんありました。職業柄、声だけの表現やレコーディングをすることについてそんなに抵抗はなかったのですが、歌声を録るのとも全然違うし、芝居の現場ともまた違い、いろはもわからない状態だったので、良い経験になりました。川栄:私は今回4回目ですが、毎回、声のお仕事はすごく難しいなと、どきどきします。今回はやっぱり歌うシーンが難しくて。声を全部撮り終わったあとに歌の録音だったので、終盤は歌に近づくことに気が行ってしまって、「どうしよう」と思っていました。――互いの声を聞いてみて、どんな印象だったんでしょうか?片寄:僕は川栄さんの声が入った状態でアフレコを行ったので、ひな子の声を頼りにさせてもらえました。絵もまだできあがっていない状態でのアフレコだったので、完成した作品は「こうなるんだ」と感動しながら楽しませていただきました。川栄:私は何もない状態でのアフレコだったので、予告で初めて他の方の声を聞きました。片寄くんは港にぴったりで、水の中から出てくる演技は難しいから、大変だっただろうなと思いました。――『きみ波』のあとに、話題のドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』で共演されたんですよね。初対面の時と、ドラマで共演した時と、印象は違いましたか?片寄:『きみ波』で初対面の時、川栄さんはすごい忙しそうでした。川栄:(笑)。片寄:でも今の印象も、すごい忙しそう。川栄:いやいやいや、片寄くんの方が忙しいと思います。片寄:いやいや(笑)。だからドラマの撮影で、同じ時間軸で動くことで、より川栄さんのことを知ることができたかもしれないですね。意外と人見知りなところがある、とか。後から「人見知りなのに話しかけて、厚かましかったかな……」と思いました。川栄:片寄くんは、『3年A組』の撮影でも物怖じしないで、みんなが集まる前室にいるんです。私はすぐ楽屋に帰っちゃったりしていたので……。片寄:そうでしたね(笑)。川栄:扉の隅っこに立ってたりして(笑)。片寄くんはすごいな、と思っていました。でも、『きみ波』を経ての『3年A組』だったので、大人数の中に知り合いがいて安心しました。片寄:その安心感はありました。●悪いことが起きた時は「自分のせい」――喪失と再生を描いたこの作品の魅力は、どのようなとこにあると感じましたか?片寄:タイトルの通り、どんな人の人生にも波があるんだなと感じさせてもらえる作品だなと思いました。みんな良いときもあれば悪い時もあって、言葉にすると重くなるテーマを、アニメーションの世界で鮮やかに素敵に描いているところが素晴らしい作品です。川栄:アニメならではのファンタジー感がすごくきれいに描かれてるんですけど、恋人が亡くなって、周りの人に助けてもらうとか、誰しもに起こりうることも描かれていると思います。――悪い波があるように見えないですが、波を乗りこなすにはどうされるんですか?片寄:いっぱいありますよ。どんどん波は激しくなっていく一方だなと思いますけど、僕は「自分のせいだ」と思った方が楽かな。悪いことが起きた時は、自分で責任を取ろうと思いながら、進んでいます。あまり弱い方ではないと思います。川栄:逆に、良い波ってよくわからないですよね。本当に「ただ生きてる」という感覚で(笑)。片寄:……さびしいね(笑)。川栄:「良い波! イエーイ!」みたいなことが、あまりわからなくて(笑)。片寄:そんな、「イエーイ!」じゃなくてもいいんじゃない? 単純に「嬉しいな」とか。川栄:嬉しいことがあってもあまり浮かれすぎずに……現実を見るタイプなので(笑)。程よく盛り上がって、ふつうに生きています。片寄:波をできるだけ立てない方向なんですね。○■互いの役にキュンとするポイント――タイプがすごく違うんですね。お二人は今回恋人同士の役でしたが、キュンとしたのはどんなシーンでしたか?片寄:お先にどうぞ(笑)。川栄:私は、港が隠れてすごい努力家なところが良かったです。女子はアピールされるよりも「え、こんな努力してたんだ!」と思う方がキュンときますよね。片寄:僕は、2人の歌が流れてるところで、夕日バックの絵や、一緒に大きいハンバーガーを食べてる絵が流れるシーンが、アニメーションらしくてキュンとするなと思いました。――ひな子の歌い出しを作中で何回も聞いたあと、最後にGENERATIONSさんの主題歌が流れると、ちょっと「数原(龍友)さんがヒロインなのかな?」みたいな気持ちに……。川栄:まさかの!!(笑)片寄:その勘違いありますか!? たぶん、それはないと思います(笑)。――すいません(笑)。片寄さんはひな子のどんなところにキュンとしましたか?片寄:ひな子は本当にかわいらしいキャラで、まさか手をつないでいたいから、左手でごはん食べる練習してくるなんて、びっくりしました。僕はそこがすごくキュンとすると思ったし、そんなひな子の行動を考えた湯浅監督に、「そういう面もあるんだ」という驚きもすごかったです。――最後にぜひ、お二人や演じた役に共感できたところや魅力も教えてください。片寄:この作品はそれぞれ出てくる4人の成長が描かれる作品だと思うので。港に関しては、できないことにがむしゃらに取り組む姿勢がいいなと思って。サーフィンもできないんだけど、一生懸命取り組むところに共感できました。川栄:ひな子はすごく元気で、ふだんからも周りを明るくしている良い子なんだろうな、と思いました。港が死んでから、周りの人や友達が助けてくれることによって、そう感じました。私自身もいろんな方に支えられてきたと思うので、友達や周りの人を大切にしようと思える作品だと思います。■片寄涼太1994年生まれ、大阪府出身。12年にダンス&ボーカルグループGENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカルとしてデビュー。GENERATIONSは幅広い層から絶大な支持を集める人気グループへと成長し、18年には初の単独ドームツアーを開催、大成功を収めている。ドラマ『GTO』(14)で俳優デビュー、映画『兄に愛されすぎて困ってます』(17)、ドラマ・映画他ジャンルを超えた展開が話題の『PRINCE OF LEGEND』(18~)などに出演。配信中のネットドラマ『TOKYO COIN LAUNDRY』では主演を務めるなど、俳優としても今後の活躍が期待される。アニメーション映画への声の出演は本作が初となる。)■川栄李奈1995年生まれ、神奈川県出身。女優。舞台『AZUMI 幕末編』(15)で初舞台初主演を務め高い演技力が話題となる。連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16)、『フランケンシュタインの恋』(17)、映画では『嘘を愛する女』『センセイ君主』『人魚の眠る家』(18)など話題作に続々出演。『恋のしずく』(18)では映画初主演を果たすなど、演技派の若手女優として抜群の存在感を発揮している。アニメーション映画への声の出演としては、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(17)、『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(18)など。)
2019年06月29日第22回上海国際映画祭にて日本でも公開中の湯浅政明監督『きみと、波にのれたら』が「金爵賞 アニメーション最優秀作品賞」を受賞、夏帆×シム・ウンギョン共演『ブルーアワーにぶっ飛ばす』の箱田優子監督が同・アジア新人部門にて最優秀監督賞に選ばれた。また、公式上映された映画『コンフィデンスマンJP』主演の長澤まさみが閉幕式のレッドカーペットに華やかに登場!地元のテレビとネットに生中継されると、一時トレンドワードの1位となり改めて人気ぶりを示した。『きみと、波にのれたら』片寄涼太、海外映画祭初参加で生歌披露も「GENERATIONS from EXILE TRIBE」として上海でのフェスに参加したり、単独ファンミーティングを開催したりと、中国はもちろんアジアでも大人気の片寄さん。現地時間6月23日(日)には同作の公式上映会に参加。もともと2回の上映予定だったが、チケットは即日完売。現地ファンからの熱いリクエストを受け、急遽追加上映含めた全5回の上映が設定されるも、いずれも満席となる異例の大盛況ぶりとなった。上映後に片寄さんが登壇すると、ファン約1,000人で埋め尽くされた会場からは割れんばかりの片寄コールが!客席全体をゆっくりと見渡しながら、流暢な中国語で「みなさんこんにちは。お元気ですか? 片寄涼太です。本日は上海に来られてとても嬉しいです」と丁寧にあいさつ。劇中で川栄李奈演じるひな子との歌唱シーンについて「歌手として歌うのと、役として歌うのではまた違うので難しい部分もありつつ勉強になりました」と語ると、客席から「歌ってくれませんか!?」とのリクエストが。すると片寄さんはアカペラで主題歌「Brand New Story」の1フレーズを生歌披露!さらに質疑応答タイムでは客席からの熱烈なリクエストを受け、「私も愛してます」と中国語で応えるというまさかのサプライズサービスに、この日一番の黄色い歓声が会場を埋め尽くした。その後、行われたレッドカーペットイベントには、タキシード姿で登場。ベルリン、カンヌ、ヴェネチアなどと並ぶ国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の権威ある映画祭ということもあり、世界中から集まったたくさんのマスコミの取材に対応し、ファンと交流するなど海外映画祭デビューにふさわしい、堂々たる身のこなし。さらに授賞式にも参加した片寄さんは、本作がアニメーション最優秀作品賞にあたる「金爵賞 アニメーション最優秀作品賞」に発表されると、作品を代表して檀上に登壇。「自分の人生において信じられないような素晴らしい出来事に巡り会うことができました。レッドカーペット歩かせていただくのも初めてですし、元をたどれば声優に挑戦させていただくのも初めてだったので、素敵な思い出をいただいて感謝しかないです」と喜びと感謝を語り、(トロフィーを)「湯浅監督に早く渡したい」「湯浅監督の喜んだ顔を生で見たい」と報告を心待ちにしていることを明かした。『きみと、波にのれたら』は全国にて公開中。『ブルーアワーにぶっ飛ばす』箱田優子監督、齊藤工&安藤桃子監督らに続く快挙「アジア新人部門」最優秀作品賞と最優秀監督賞にノミネートされ、公式上映でも満席を記録し、サイン会も長蛇の列ができるほどの注目を集めた『ブルーアワーにぶっ飛ばす』では、箱田監督がアジア圏の新人監督作品を対象とした同部門で最優秀監督賞を受賞。過去に、『0.5ミリ』の安藤桃子監督や、「齊藤工」名義で『blank13』で長編監督デビューを果たした俳優の斎藤工、『わたしたちの家』の清原惟監督などが新人監督賞を受賞してきたアジア新人部門。審査員長を務めた中国のニン・ハオ監督は「作品賞と監督賞のどちらにするか、最後まで審査員皆で悩んだ」と明かし、同じく審査員を務めた中国の実力派女優タン・ジュオも「大好きな作品ですし、ぜひ自分を(箱田監督の)次の作品で使ってもらいたい!」と猛烈アピール。授賞式では「Thank you very much for everyone!ありがとう!」とひと言で喜びを伝えた箱田監督だが、授賞式後に改めて自身のSNSで「夏帆ちゃん、ウンギョンちゃんおめでとう。スタッフキャスト、関わってくれたみんなの賞なのでみんなおめでとう!」と感謝の気持ちを綴った。『ホットギミック』初出演・初主演の堀未央奈がアジア新人・優秀女優賞「アジア新人映画部門」では、山戸結希監督『ホットギミック ガールミーツボーイ』の主人公・成田初役を演じた「乃木坂46」堀未央奈が、日本人初となる優秀女優賞を受賞。公式上映も超満員の中、実施された。公式上映では「去年はアイドルとして上海へ、今日は女優してきました」と語り、「今回はまた違った緊張感があって。乃木坂の私としても、堀未央奈としても、上海にこれからも来たいなと思いました」と挨拶していた堀さん。優秀賞受賞式会場へ入る直前で本作のポスターを見つけると、「実感が湧いてきました」と打ち明けていたが、壇上では「今までの青春恋愛映画とは違った作品となっています。是非、世界中の方々にも楽しんで頂きたいです!」と感謝の言葉とともに作品をアピールした。『ホットギミック ガールミーツボーイ』は6月28日(金)より全国にて公開。三浦春馬のコメントに会場歓喜!『アイネクライネナハトムジーク』現在『愛がなんだ』がスマッシュヒット中の今泉力哉監督による三浦春馬主演『アイネクライネナハトムジーク』は、日本映画でコンペティション部門(実写部門)に選出された唯一の作品に。公式上映では1,000人という上海国際映画祭で最大級のキャパシティを誇るメインスクリーン「上海影城」が満席となる賑わいを見せ、エンドロールに入ると会場からは大きな拍手が。また、鑑賞中は度々笑いが起こったり、印象的なシーンでは涙を流す人も出るなど、とても暖かな雰囲気に包まれての上映となった。その後、Q&Aではサプライズで三浦さんからコメントが到着。「決して壮大ではないけれども、一人一人が確かに心に持っている『小さな愛』が溢れている映画です。誰かが誰かを想い、その想いが連鎖を起こし、生まれる小さな奇跡の連続を大事に描いた作品となっています。この映画が上海の地で、一足早く皆さんにご覧いただけることを幸せに思います」と読み上げられると、会場からは黄色い大歓声が沸き起こった。『愛がなんだ』との比較を問われた今泉監督は、「どちらも描いているものは“愛”です。『アイネクライネナハトムジーク』は家族の話もありますし、『愛がなんだ』は恋愛に寄せていたりもしますが、僕の中ではどちらもハッピーエンドであることが大切というよりは、ベストじゃなくてもこういう関係もいいよね、というのに惹かれている部分があってそれを描いています。小さな失敗とか、人間ぽい部分、人のダメさや弱さを描いているというのが、2作では共通しているところ」と語った。『アイネクライネナハトムジーク』は9月13日(金)より宮城県にて先行公開、9月20日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。“ダー子”長澤まさみ、上海のクロージングを彩る!三浦さんも出演する『コンフィデンスマンJP』は6月16日(日)に「日本映画週間」のオープニング上映を飾っており、先に現地入りした田中亮監督が中国語で「こんにちは!長澤まさみです!」と挨拶して笑いをとったり、特別ゲストとしてYOSHIKIが登場するなど大盛り上がり。現地の反応は上々で、続編が決まったことを伝えると「次も楽しみだ」「是非上海で撮影して欲しい」と好意的な意見が聞かれていた。そして、6月23日に行われた閉幕式のレッドカーペットに長澤さんが登場。背中が大胆に開いた品の良い朱色のドレスを着こなして、歩き始めると会場から大歓声とどよめきが!たくさんのメディアから「長澤さん」「まさみさん」「まさみ」など次々と声がかかり、サインを求めるファンたちに囲まれた。今年は『コンフィデンスマンJP』さらには『マスカレード・ホテル』の公開も控えており、ファンはもちろん地元メディアの関心も高いという。ちなみに、中国では好きなアイドルなどを食に例えた愛称をつけて呼ぶそうで、長澤さんは“ma jiang”という愛称で呼ばれているとか。「“ma jiang”という愛称で声をかけていただいて、どうやら『ゴマペースト』って意味らしいんですけど(笑)皆さんにフレンドリーに呼びかけていただいて温かい気持ちになりました」と長澤さん。「本当にたくさんの人たちが映画を楽しんでくれていると実感できた今回の映画祭への参加でした」とふり返った。この日のレッドカーペットの模様は中国全土に放送、配信され、「長澤まさみ」が瞬間的にトレンドワードの1位に(現地コーディネーター調べ)。その後、再びテレビ取材を受け、『コンフィデンスマンJP』の見どころなどや出演者について質問され、改めて中国の方々に観てほしい、と応じていた。『コンフィデンスマンJP』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アイネクライネナハトムジーク 2019年9月20日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会ホットギミック ガールミーツボーイ 2019年6月28日より全国にて公開Ⓒ 相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会コンフィデンスマンJP 2019年5月17日より全国東宝系にて公開©2019「コンフィデンスマンJP the movie」製作委員会きみと、波にのれたら 2019年6月21日より全国にて公開©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会ブルーアワーにぶっ飛ばす 2019年10月11日よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開©2019「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会
2019年06月24日映画『きみと、波にのれたら』(6月21日公開)の公開初日舞台挨拶が21日に都内で行われ、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、川栄李奈、松本穂香、伊藤健太郎、湯浅政明監督が登場した。同作は湯浅政明監督の最新オリジナルアニメーション映画。消防士の青年・港(片寄)とサーファーの大学生・ひな子(川栄)は小さな港町で出会い、恋に落ちたが、港は海の事故で命を落としてしまう。憔悴するひな子がある日2人の思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れる。映画にちなんで「この夏挑戦したいこと」を絵に描いてきたキャスト陣。「包丁ときゅうり」を描いたという松本は「料理の達人になる」と宣言するも、前衛的な絵にその場はざわめきに包まれる。また日本から飛行機が出ている絵を描いた伊藤は「旅ですね! 1人旅! なかなか1人で旅はしないものですから」と説明。中国の方に向かう飛行機に、上海国際映画際へ赴く片寄の姿を重ね、「上海行こうかな? (映画祭に)呼ばれてないけど」と目論んでいた。「浴衣を着たい」という目標をかわいらしく絵に表した川栄は、「左だけすごいなで肩」(伊藤)、「手が足みたい」(片寄)とつっこまれるが、松本は「私、なんにも言えないです」と苦笑。川栄は「大人になってから浴衣をプライベートで着たことがなくて、着てみたい」と希望していた。最後に、ファンからもすでに笑いが漏れていた片寄は、「週刊松本穂香に出たい」という回答で、周囲を困惑させる。松本のInstagramでのシュールな企画を表していたようで、片寄は「松本さんという女優さんを知ったのが、Instagramだったんですよ。『ルービックキューブと会話をする』とか、本当にちょっとクセになるんですよ」と紹介。松本から「あとで一緒にやってください」と誘われ、すぐに叶いそうな上に、松本も「やった、フォロワーが!(増える)」と喜んでいた。"画伯"片寄のイラストに、湯浅監督は「絵にもいろいろ言おうかと思ったけど、完全にみんなの興味が『週刊松本穂香』にもっていかれた。しゃべりで補填した感じ」と寸評。松本は再度「ぜひフォローしてください」とアピールしていた。
2019年06月21日『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』の湯浅政明監督の新作『きみと、波にのれたら』が公開されている。本作は“シンプルなラブストーリー”を描くことを目指して制作がスタートしたが、作品を完成させた湯浅監督はインタビューの中で思わず「人生ってそういうものだって感じですよね」と口にした。男女の少しだけファンタジックなラブストーリーの奥にはどんな“人生のドラマ”が待っているのだろうか?本作は海辺の街に引っ越してきた大学生・ひな子と街の消防士の港が出会い、一緒にサーフィンに行くうちに恋人同士になって幸福な日々を過ごすも、ある事故で港がこの世を去ってしまうところから物語が始まる。愛する人を失ったひな子は立ち直れなくなってしまうが、そこに港が“意外なかたち”で姿を見せる。湯浅監督はこれまでも様々なラブストーリーを描いてきたが、本作では意識的にシンプルなドラマを描くことを目指して創作をスタートさせた。「これまでも作品の間口を広げる努力は常にしてきたんですけど、『夜明け告げるルーのうた』の公開後に周囲の人の意見を聞く中で“みんなが観たい映画はこういうものかな?”とイメージできたので、より間口を広げた作品を作ってみたかったですし、その目標は達成できたと思います。つくってるといろいろとやりたくなるし(笑)、物語がシンプルに進行していくと、これで大丈夫なのか? と不安にもなるんですけど、今回はあえてそれをやってみないといけないと思ったんです」しかし、湯浅監督は「自分を捨てたとかは一切ないです」と笑みを見せる。「自分のわかる/できる範囲で挑戦した作品なので、自分の中では“これまでと違うもの”とは思っていないですし、僕のこれまでの作品を観てくれている方なら、この作品の意図はわかってもらえると思っています」監督が語る通り、本作は登場人物が絞られ、キャラクターの絵柄や背景の描き方などに変化はあるが、視点の面白さ、アニメーション表現の豊かさ、そしてアッと驚く状況の出現など、過去の湯浅作品の魅力やテイストが存分に盛り込まれている。「これまでも色んな水の表現をしてきましたけど、“波”はちゃんと描いたことがなかったんです。サーフィンをやるといろんな波があって、千葉の波と湘南の波は違うし、今はドローンとかサーファーがつけた小さいカメラで、いろんな映像が観られるようになったので、水がどんな動きをしているのかわかるようになったんですよ。今回はそれを描きたいなぁと」本作に登場する水や波は単なる“効果”ではなく、キャラクターの動きにシンクロしたり、立ち向かう存在として描かれ、時にはキャラクターの“感情”を表現するアイテムにもなっている。さらに本作における波は、人生の浮き沈み、つまり“人生の波”をも表現している。「新しい波に乗るのが怖いというか、乗ろうとして失敗したらどうしようと思っている人が多い印象があったんです。でも、波は乗ってみないことにはそれが良いか悪いかはわからない。新しい波に乗らないままで終わるか、乗ろうとしたけど失敗するか。乗った結果として良い波で、でもその波はいつかは終わってしまう……でも、波が来たら乗らないよりは乗った方がいいじゃないですか。でないと、いつか別れてしまうのなら最初から付き合わない方がいいってことになってしまうし、遊園地から帰るのがさみしくなるから行かない方がいいってことになってしまう。でも、行った方がいいと思うんですよ。人生ってそういうものだって感じですよね(笑)」人生には良い波に乗っている時もあれば、悪い波にあたって身動きがとれない時もある。それでも泳ぎ続けていれば、次の波がやってくる。だから、乗らないよりは乗った方がいい。映画の冒頭、主人公の港とひな子は、お互いに惹かれ合い、何のためらいもなく良い波に乗ろうとする。「熱烈なカップルを見ると“バカだな”とか思うし(笑)、あんなイチャイチャしていてもいつかは別れるのに、とか思う人もいると思うんですけど、その瞬間はそれが真実だし、それがあるから現在がある。波に乗ろうとトライしたから今の生活がある。だから、バカになれる、他人の目が気にならないぐらい相手のことを好きになれるのも幸せだと思うんです。それは尊いし、ないよりはあった方がステキだと思います」とは言え、湯浅監督は登場人物たちが波に乗ろうとする際に“偶然に”乗れる場面を用意しない。誰もが必死で、努力して、勇気を出して波に乗る。「ふたりはプロのサーファーになるわけでも、有名な人になれるわけでもないんですけどやるんですよね。やっぱりどこであっても努力をしている人というのはいて、僕がいいなと思うのは堅実に生きている人。そういう人がちゃんと報われるといいなといつも思っています」本作は、シンプルな恋の物語を描きながら、監督の言葉を借りるならば“人生ってそういうもの”だと思わせてくれる作品になった。「それは……映画をつくっていくうちにそういう話になっていったんでしょうね」『きみと、波にのれたら』公開中
2019年06月21日『きみと、波にのれたら』の湯浅政明が監督、「ピンポン」「鉄コン筋クリート」の松本大洋がキャラクター原案、「アンナチュラル」「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子が脚本を担当する長編アニメーション映画『犬王』の製作が決定した。後世日本の文学や演劇などに大きな影響を与えた軍記物の名作「平家物語」。その現代語訳を手掛けた古川日出男により「平家物語」に連なる物語として、南北朝~室町期に活躍し、世阿弥と人気を二分した能楽師・犬王の実話をもとに新たに生まれた「平家物語 犬王の巻」をミュージカル・アニメーションとして映画化。犬王は、同時代を生きた観阿弥、世阿弥の父子と同様に三代将軍・足利義満の愛顧を受けて、むしろこの二者よりも贔屓にされていたと伝えられる。600年以上の歴史を誇り、現存する世界最古の舞台芸術と言われる “能楽”を題材とする本作の映像化にあたり、日本を代表するトップクリエイターたちが集結。監督を務めるのは、国内外から注目を集め、最新作『きみと、波にのれたら』が6月21日に公開されるアニメーション監督・湯浅政明。本作では自身初の“能楽”のアニメーション化に挑戦する。また、湯浅監督と「ピンポン THE ANIMATION」以来5年ぶり、2度目のタッグを組み、キャラクター原案を手掛けるのは6月12日より新連載「東京ヒゴロ」(ビッグコミックオリジナル/小学館)がスタートしたばかりの漫画家・松本大洋。原作「平家物語 犬王の巻」の装画を務めた松本氏が初めて小説原作のキャラクター原案となる。そして脚本には、数々のヒット作を世に送り出している野木亜紀子。ドラマ・映画と活躍し、今年、向田邦子賞(「獣になれない私たち」)、市川森一賞(「アンナチュラル」)をW受賞した彼女が自身初めてとなるアニメーション映画脚本に挑む。歴史に消えたポップスター・犬王が現代に再び姿を現すとき、どんな物語が謳われるのか。続報にも期待していて。原作・古川日出男コメント私が書いたのは芸能についての小説だ。芸能とは歌であり演奏であり、感情、感動である。私は文字だけでその物語化を成し遂げようと試みた。今回、それらは一冊の本の内側から解き放たれる。すなわち音が、声が、色彩が。それから感情が、もちろん感動が。その監督やその脚本家やそのキャラクターの設計家や、音楽家や、その他その他によって、それらはついに放たれるのだ。監督・湯浅政明コメント歴史にはわずかにしか書き記されていない、「犬王」という猿楽師を大胆に解釈された古川さんの物語。野木さんの脚本。松本さんのイメージ。・・・これは面白くなるしかないですね。楽しみにしててください!キャラクター原案・松本大洋コメント湯浅監督はじめ作品に関わる人間が楽しんで作ることができたら、きっとすごいアニメーションになると期待しています。僕も邪魔にならないように、少しでも力になれたら嬉しい。脚本・野木亜紀子コメント古川さんが著した『平家物語 犬王の巻』を読んだときの高揚と切なさをどう脚本に落としこむのか、地の文からどう世界をすくい上げるのか、難しくもやり甲斐のある仕事でした。アニメ表現は無限であり実写の何倍も出来上がりの予想がつきません。松本さんのキャラクターと湯浅監督が織りなす『犬王』がひたすらに楽しみです。映画『犬王』は2021年、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年06月12日片寄涼太(「GENERATIONS from EXILE TRIBE」)と川栄李奈がW主演を務めるアニメーション映画『きみと、波にのれたら』。この度、主演の2人が声を担当する港とひな子の“初デート映像”がシネマカフェに到着。併せて、新場面写真も公開された。消防士の青年・港(cv.片寄さん)とサーファーの大学生ひな子(cv.川栄さん)は、ある日ひな子の暮らすマンションで起きた火事に駆け付け、九死に一生のところで颯爽とひな子を助けたことがきっかけで出かけることに。2人が初デートに選んだのは、ひな子の大好きなサーフィン。サーフィン初挑戦の港は、意気揚々と新品のウェットスーツにサーフボードを揃え、気合い十分!仕事は完璧、後輩からも信頼され、何事もソツなくこなす港だが、到着したデート映像では全く波にのれず…港の少しダメな一面を覗くことができる。そんな港の声を担当した片寄さんは、今回声優初挑戦。湯浅政明監督は「片寄さんは声だけでも男前ですよね(笑)」と言い、「その声が画と会ったとき、『これでもう港のカッコ良さは保証されたな』と思いました。本当に男前で、しかも品のある声をされていると思います」とそのイケメンボイスを絶賛している。『きみと、波にのれたら』は6月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:きみと、波にのれたら 2019年6月21日より全国にて公開©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会
2019年06月07日