出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、季節のものにこだわりのある女性、「だだちゃ豆を贈ってくれる女」になりきり。旬のものに紐づけて覚えられている人は素敵。先輩であるスパイクの松浦(志穂)さんは山形県出身ですが、毎年夏になると、だだちゃ豆を贈ってくれるんです。私の誕生日があるのでプレゼントにということもあるのですが、旬のものをいただけることって、やっぱり嬉しいですよね。味が濃くて本当に美味しいし、ありがとうございますという気持ちになります。松浦さんは、私の一期上の先輩で、養成所の時にお世話をしてくださった人。それからずっと面倒を見てくれている人から、毎年贈り物をいただけているという状況もすごく嬉しいものです。ざるいっぱいのだだちゃ豆がテーブルに乗っている姿を見るだけで幸せになれます。松浦さんはだだちゃ豆へのこだわりが強く、“届いたら冷蔵庫に入れずにすぐに茹でる”とか、茹で方や食べ方の指導もしっかりとしてくれるのですが、そうしたやりとりも含めて楽しい。すべてセットで“夏が来たな”と思わせてくれます。私はテレビやスーパーでだだちゃ豆を見ると松浦さんのことを思い出すのですが、旬のもので思い出させてくれる人ってすごく魅力的ですよね。私の母は新米を贈りたがるし、実家の近所には“さくらんぼの奥さん”という、毎年必ずさくらんぼを一箱くださる方がいて(笑)、よく覚えています。旬の美味しいものを贈れるようになるためには、まず、地元のことを愛し、よく知ることが欠かせないと思います。松浦さんはいつも一級品のだだちゃ豆を贈ってくださるのですが、いろいろなものを食べてみて、一番美味しいと思ったものを選んでくれているのではないでしょうか。そんなふうに食べ比べをしたりと手間をかけることが、喜んでもらうためにはとても大事なことのように思います。ご贔屓の農園を見つけてみるのも楽しそうです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年10月19日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年10月16日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、きちんと事前準備をしてから挑む女性、「台本をカスタムする女」になりきり。仕事の精度を上げるために工夫をする人は素晴らしい。以前、トークショーに参加した時のこと。MCの方が台本をカスタムして読みやすくしていたんです。ページをめくる時に手こずってしまったり、紙のカサカサという音がしたり、“今、どこだっけ…”と詰まるようなことは一切なし。台本をめくっていることを感じさせないまま、自然に進行されていました。私は、そんな方法があったのかとびっくり。わざわざ糊を持ってきて、1ページずつ糊で台本を貼り付けるのはどう考えても大変です。自分が読みやすい方法を見つけていることが素晴らしく、工作のような台本の作り方に感銘を受けました。仕事の準備をきちんとする人なんだなということが伝わってきます。私も以前、劇場で長いコントに出演していた時にクリップを使って台本を読みやすくする方法を実践していましたが、読みやすくすることは台本を読み込む上でとても大事な作業なんですよね。結果、緊張せずに済むなど、いい仕事につながっていきます。そのMCの方は一体どのようにして、台本を糊付けする方法を身につけたんでしょうか。これまで一度も見たことがないもので、先輩から受け継がれたものなのか、自分で編み出したものなのか、気になるところです!読みやすいようにカスタムするためには、糊が必要。まずは、道具を持ち歩くところからスタートしてみるのがいいのではないでしょうか。今、ペンケースに糊が入っている人って、あまりいなさそうですよね。その方は修正テープなど、みんなが持っていなさそうなアイテムも持ち歩いているはず。ちなみに私が持っているのは3色ボールペン1本だけ(笑)。文房具に詳しくなるために、“文房具フェス”のようなステーショナリーの祭典みたいなものにも足を運んでみましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年10月12日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年10月09日三十一文字(みそひともじ)の言葉の世界。今、ますます注目されているジャンル“現代短歌”。初心者でも、今日から楽しめるヒントを紹介します!SNSで裾野を広げて盛り上がる、今の短歌。この1~2年、“短歌ブーム”といわれているが、この現象は今に始まったことではないようだ。「過去の大きなブームとして俵万智さんの『サラダ記念日』がありますが、それ以前も例えば学生運動の際に短歌が多く読まれたりなど、ブームと呼ばれる現象は意外と定期的に起きていると思っています」(歌人・瀬戸夏子さん)昔の短歌は、詠まれた時代の感情を垣間見られる味わい深さがあるが、同時代に生まれる短歌の魅力はやっぱり、現在の「空気感」や「気分」を共有できること。「非正規雇用で明るく生きる自己像を提示する永井祐さんの歌は、同時代に読むからこそ共感しやすいですし、榊原紘さんが紹介している、推しをモチーフにした『推しと短歌』も、自分の好きなものをリアルタイムで楽しめます」昨今の盛り上がりに欠かせない存在といえるのが、SNSだ。「雑誌や新聞の投稿だと発表されるまで1か月程度かかりますが、SNSはかつてないほど早く反応が届きます。短歌botなどは読み手も短歌を身近に感じられますし、バズるような作品は、短歌であることを意識せずに反応している人も多いのかもしれません」SNSで興味を持ち、次のステップとして好きな歌人を見つけるのであれば、アンソロジーを。「東直子さんほか著・編集『短歌タイムカプセル』や山田航さん著・編集『桜前線開架宣言』などのアンソロジーや解説書で自分の好みを知ってから歌集を読むのもおすすめ。さらに自分でつくると難しさもわかりますし、短歌の読み方も変わってくると思いますよ」“現代短歌”とは?まずは基本の定義を知るところから。歌人の瀬戸夏子さんが、現代短歌の特徴を映し出す代表的な短歌をピックアップ。「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日俵万智『サラダ記念日』(河出文庫)P.127/河出書房新社1989年終バスにふたりは眠る紫の〈降りますランプ〉に取り囲まれて穂村弘『シンジケート[新装版]』P.80/講談社2021年こんなにもふざけたきょうがある以上どんなあすでもありうるだろう枡野浩一『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである枡野浩一全短歌集』P.7/左右社2022年好きだった世界をみんな連れてゆくあなたのカヌー燃えるみずうみ東直子『青卵』(ちくま文庫)P.25/筑摩書房2019年王子Aは王子Bを激しくすきでBはAをしみじみすきみたい雪舟えま『はーはー姫が彼女の王子たちに出逢うまで』P.118/書肆侃侃房2018年そもそも現代短歌とは?変遷から見えてくる魅力現代短歌といっても幅広いが、一般的には「『サラダ記念日』が生まれた’80年代後半以降」と捉えてよさそう。まずは、エポックメイキングとなった2首について。「この時期に一番大きく変化したのは、読みやすさ。なにげない日常をポップに表現した俵万智さんや、穂村弘さんが描く都会的な情景は、広く共感されました」続く3首からもわかるように、これ以降、今につながる現代短歌の展開はさらに多様に広がっていく。「すべて文語ではなく口語なのが特徴で、なかでも口語にこだわったのが枡野浩一さん。口語は語彙などの問題で硬い印象になりがちなのですが、口語でもやわらかい表現の短歌を作ったのが東直子さん。また、雪舟えまさんは、自身の小説と登場人物がリンクしている男性同士の恋を詠み、新しい楽しみ方を開拓しました」こうした流れを踏まえると、いま活躍する若い世代の短歌も、また違った魅力が見えてくるはず。せと・なつこ歌人。歌集に『かわいい海とかわいくない海 end.』(書肆侃侃房)など。『桜前線開架宣言』の姉妹編『はつなつみずうみ分光器 after 2000 現代短歌クロニクル』(左右社)も執筆。※『anan』2022年10月5日号より。取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2022年10月02日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、食べる側の気持ちを理解する女性、「食をエンタメにする女」になりきり。“食べたい”と思わせる工夫をすることが大事!ロケで『びっくりドンキー』に行った時に、子どものための「もぐチャレ!!」があることを知りました。頼んだ料理を残すことなく全部食べたら賞状がもらえるというもの。今、私の子どもがあまりごはんを食べないこともあって、すごくいいなと思ったんです。実際にトライさせてみると、子どもが完食して助かりました。さらにスタンプを集めるとデザートがもらえるという嬉しいサービスもあったのですが、子どもからすると、そもそも賞状をもらえることが嬉しいようでした。たしかに自分の小さい頃を振り返っても、そういうものがすごく欲しかったな~と。自分で賞状や折り紙のメダルなどを作って、家でもやってみたいと思いました。また、この間、ベビーシッターさんが来てくれた時、お茶碗に残っていたご飯を「おにぎりにしようか」と言って、子どもと一緒に握ったところ、なんと全部きれいに食べていました。「おにぎりおにぎり」と言いながらパクパク。普段、おかずばかり食べることが多いのですごく驚いたのですが、そうして食事に楽しませる工夫をプラスするだけで、すんなり食べるようになるんだなと発見があり、すごく勉強になったんです。私はそれまで、“どうにかして口にご飯を入れなければ…”ということばかりを考えていたけど、そうじゃなかったんだなと気づかされました。まずは、“自分が作ったごはんを食べさせる”ではなく、“食べたいと思わせる”という発想に切り替えることが大事。以前、かわいくていいのでは?と思ってクマの形をしたオムライスを作ったのですが、「かわいそう」と言って全然食べないこともありました。自分の気持ちではなく、子どもを主体にして考えることを大切にしようと思います!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年10月5日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年10月02日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、食べ物をベストな状態でいただく女性、「茹で時間を守る女」になりきり。レシピを守り、ひと手間を惜しまないことがポイント!テレビショッピングの番組収録ではいつも、フードコーディネーターさんが試食するものを用意してくれます。先日はそうめんが出てきたのですが、“シンプルなのにこんなに美味しくなるの!?”とびっくり。噛みごたえや歯切れの良さが私にとってベストなもので、あまりに美味しかったので茹で方を尋ねると、「表示の通りですよ」と。よくよく聞いてみると、麺をあげる30秒前くらいに準備を始めて、ぴったりの時間にあげているとのことでした。そう、私は茹で時間が守れないタイプ。残り1分あるのにあげてしまったり、鍋から目を離して吹きこぼれ、長く茹でてしまったり…。気をつけさえすればできるはずなのに、なかなかできないんですよね。さらに、茹でた後にぬめりを取るひと手間もきちんとやり、ショウガやミョウガ、ネギなどスタンダードな薬味がきちんと揃い、麺は氷の上に盛られていて、これぞプロの仕事。最後のひと手間まで惜しまないことが、ベストな状態でいただくためには必要だとあらためて思いました。収録の日はそうめんのほかにシフォンケーキも食べましたが、付け合わせの生クリームが絶妙な甘みと硬さで本当に美味しくて…。聞いてみると、スーパーなどで買える一般的な生クリームとのこと。レシピ通りに作ることって本当に大事だと感じました。料理のレシピは法律ではないけれど、まずは、書いてあるルールをしっかりと守ることから始めてみるとよさそう。そうめんの茹で時間も守れないようでは何も守れないぞ!という気持ちで挑んでみましょう。きっと、お菓子作りでは、きちんと計量する人が多いように思うので、同じ気持ちで麺も茹でてみては。ベストな状態でいただくためにも、守らない手はないですよね!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年9月28日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年09月25日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、言いづらいことをはっきり伝える女性、「帰っていいかを聞く女」になりきり。フランクに言い合える関係は心地がいいもの。この間、滝沢カレンちゃんがうちに遊びに来てくれました。ワーワー楽しくしゃべっていて、私はまだまだ話せる時間だなと思っていたのですが、突然、「夏子さん、帰っていいですか?」と言われたんです。あまりにもびっくりして、え?帰りたかったの?と一瞬切ない気持ちになっていたところ、「これにはちゃんと意味があって、仲がいい夏子さんだからこそ言えるんです。私、帰りたいです」と断言。でも、たしかに、ここまでフランクに思っていることを言えるのは仲のいい証拠だなと実感。無理をせずに本音を伝え合うことができる心地のいい関係だと感じました。私も、カレンちゃんが相手であれば、眠いなど思っていることを素直に言えるだろうし、遊びに誘われた時も、自分が本当に行きたいと思った時だけ行けばいいんだなと、気が楽で自由な間柄なんだと嬉しくなりました。誕生日のプレゼントを選ぶ時も、何色のものがいいのかということなどをあっけらかんと聞けるのですが、Win‐Winでいいなと。それに、集まった時に「帰りたい」と言うことで、ずるずると過ごさずに済むのもいいなと思いました!まずは、言う相手や言い方を選ぶことが大事だと思います。怒ったり、落ち込んだりするような相手は避けたり、「仲がいいから言うんだけど」ということを、しっかりと伝えておくようにしましょう。それでも言いづらいという人は、事前に、帰る時間を伝えておくことがおすすめ。すると、昼から遊んでいる時に「夜も一緒に食べるのかな」と悩んだり、家に人を招待した時に、「いつまでいるのかな」と思うことがなくなり、お互いに気を使わなくて済むのではないでしょうか。終わりを決めておくと、会っている時間がより濃いものにもなりそうですよね!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年9月21日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年09月17日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、新しいものをすぐに取り入れる女性、「眉毛パーマをすすめる女」になりきり。流行に詳しい人の話に耳を傾けるようにしよう!眉毛は、形や描き方によって人に与える印象を操作することがある、顔の中でも重要なパーツだと思うんです。この間、仕事でご一緒したヘアメイクさんが、花が開いたような華やかさや、凛々しさや力強さ、そして美しくもある素晴らしい眉毛で、すごく印象に残りました。話を聞いてみると、眉毛パーマをかけているとのこと。そして、今はハリウッドブロウリフトというものが流行っていると教えてくれました。メイクがすごく楽になるということもあり、俄然興味が湧いたので行ってみることに。私が訪れたのは、ハリウッドブロウリフトを日本で初めて取り入れたお店。約1時間の施術が終わると、「ライオン・キング」のような、しっかりと立ち上がった眉毛になりました。自分の眉毛が生き返ったような、生命力を感じました。すっぴんでも存在感があるし、メイクで描く量も少しだけになり、私にとってはかなりのヒットでした。メイクをするのも楽しいけど、眉毛を理想の形に近づけるという発想が面白いですよね。そもそも私は眉毛パーマというものが日本で流行っていることさえ知らなかったので、新しい扉が開いたし、初めてストレートパーマをかけた時のような気持ちになってワクワクできました。新しいことにチャレンジする楽しさって、刺激になっていいですよね。眉毛パーマについて教えてくれたヘアメイクさんも、周りの人から教えてもらったとか。まずは流行に敏感な友だちの話に耳を傾け、トレンドを知ることが大事なんだと思います。私は友だちに会うと愚痴ばかり言っているけど、そうではなく、有意義な情報交換をすることが必要だと思いました(笑)。いい情報を集め、プレゼン力を磨き、素敵なことをすすめられるようになりたいものです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年9月14日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年09月12日2児の母親であり、お笑いタレントの横澤夏子さんが、2022年8月30日に自身のInstagramを更新。長女を抱っこし、次女を背負っている写真を公開し、話題となっています。 この投稿をInstagramで見る 横澤夏子(@yokosawa_natsuko)がシェアした投稿 横澤さんは、投稿に『#今年の夏のハイライト』『#長女に抱っこと言われるから次女はおんぶスタイル』というハッシュタグを付けて、写真について説明。この状態で歩くと、帰宅するだけでも汗だくになってしまうため、横澤さんは『帰宅サウナ』と呼んでいるそうです。さらに『#反対の肩に保育園バッグと私の日常バッグも持ってるのよー!』『#そりゃこの眉毛の吊り上がり方になっちゃうのよー!』とつづり、真夏に子供を連れて外出をする親の、リアルな様子を伝えていました。コメントでは、応援や共感の声が多く寄せられています。・私も毎日そんな眉毛をしていました。・母は強し。・全国のお母さんたち、今日もお疲れ様です!写真の横澤さんの表情からも、『帰宅サウナ』の大変さがひしひしと伝わってきます。同じように頑張っている全国のママさんやパパさんも、横澤さんの頑張る姿を見て、元気をもらえたに違いありません![文・構成/grape編集部]
2022年09月05日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、言葉や気持ちに一言添えられる女性、「“どうぞ”をつける女」になりきり。焦ってする挨拶は失礼だとあらためて意識しよう!先日、ホラン千秋さんと一緒にロケをした時に、「では、どうぞよろしくお願いいたします」と電話で言っているのを耳にしました。私は「よろしくお願いいたします」に「どうぞ」をつけたことがなかったので驚いたのですが、たった一言添えるだけでさらに丁寧に聞こえるんだなと発見があったんです。「どうぞ」という言葉そのものにゆとりがあり、そこだけ穏やかな時間が流れているように感じました。「どうぞ」と言うことで一拍おくと、「さ、よろしくお願いします」のようにあらたまった空気が生まれ、ちゃんと伝えたいという思いが見えてきます。私は「どうか」という言葉をつけることはあったのですが、それだと「そこのところどうか…」と念を押すような意味になり、全く違いますよね(笑)。電話口で言うと頭を下げている姿が見える気がするし、メッセージなどに書いてあると“丁寧な暮らしをしている人だな”など、自然とポジティブな想像をさせる。ホランさんを見てすごくいいなと思って以来、私も「どうぞ」とつけるようになりました。大人になってから使い始めることが多い言葉だと思うのですが、皆さんはいつ、そういうことを習ったのかと不思議に思います。私は今回の経験から、格調が高い場所に限らず、ちゃんとした大人は使っているんだと知ることができました。「どうも」という言葉もあるけれど、どちらも意味を考えると特にないような気がして、日本語って面白いなと思いました。「どうぞ」を使えるようになるには、“挨拶は焦って言うものじゃない”ということをあらためて意識して、相手におへそを向け、目を見て言葉を伝えるところから始めてみましょう。つけるだけでいいので、お辞儀の角度を気にするよりも簡単にできるはずです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年8月31日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年08月28日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、前向きな理由で仕事を辞める女性、「新しい夢を見つける女」になりきり。新しい仕事についた自分を想像してみることが大事!今度、私の友だちが仕事を辞めることになりました。「次に何をするの?」と尋ねてみると、「お花屋さんで働きます。やりたいことが見つかったので辞めるんですよ」という答えが返ってきたんです。新たな夢のために別の場所で頑張るという前向きな理由でよかったなと心から思いました。友だちは今年30歳ですが、夢のために今の仕事を辞める決断をして、さらに就職をしようとするエネルギーそのものも素晴らしいですよね。しかも、次にやりたいことが見つかっているのであれば、きっとこれから毎日、楽しいことが目白押しなはず。私の周りには、彼女のように新しい道を模索して進む人が少なくはなくて、映画を作りたいからと海外へ行った友だちもいました。以前、テレビか何かで見たのですが、人はやりがい、お給料、休みのうち2つに不満が出た時に仕事を辞めるケースが多いのだとか。私自身、今の仕事が辛いのであれば、そこで骨を埋(うず)めなくてもいいと思うし、無理をしなくていいと思うんです。お花屋さんで働くことを決めた友だちも、次の夢が見つかったことが一番の理由とはいえ、疲れて「何かを愛でたい」となった部分もゼロではなく、でも今、すごく楽しそうなので本当によかったと思いました。転職について考えたり、新しい夢を見つけたいと思っている人は、まず、“この仕事をした自分ってどうなんだろう”と、想像してみればいいと思うんです。もし、想像の中の自分がキラキラと輝いていたり、ワクワクする気持ちがわいてくれば、一歩踏み出せそうですよね。私は友だちにお花屋さんの店員っぽい服をプレゼントしたのですが、「めちゃくちゃお花屋さんぽい!」と喜んでくれたし、想像する一助にもなったのかなと。迷った時は想像してみましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』8月17‐24日合併号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年08月21日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、本当の自分を熟知している女性、「自分の体型を受け入れている女」になりきり。不意に撮られた写真を見て本当の自分を知ろう。仲良しの高柳愛実ちゃんの話ですが、先日会った時に、自分で仕立てたロングスカートのワンピースを着ていて、それがめちゃくちゃ可愛かったんです。しかも、自分の体型に合うように、型紙にはない切り替えを2つ作ったり、デコルテ部分を鎖骨が見えるようにするなど、はじめから型紙通りに作らずアレンジを加えている。それを見て、手作りに限らずですが、自分に似合う服を見つけるためには、自分の体を見つめて、熟知して、受け入れることが大事だと思いました。愛実ちゃんは、最初は型紙のものが可愛いと思って買ったけれど、“自分が着るにはもっとこうしたほうがいいな”と思って変えたわけです。理想だけで選ぶと、結果的に全然、着なかったりしますよね。“痩せてから着よう”と思って購入し、そのままになっている服もいくつかあります。シルエットだけじゃなく、色もそうですよね。私はこれまで青い服を避けていたのですが、スタイリストさんが持ってきてくださることが多く、着てみるとたしかに顔が映えるんです。パーソナルカラーなど、自分に似合う色を知っておくことも選択肢が広がりそう。自分に合うものを着ることこそが、真のおしゃれですよね。まずは、体をちゃんと採寸して現実を知っておくことで、合うものが見つかりやすくなりますよね。とあるオンラインショップでは、サイズを入力すると自分に近い体型のモデルさんの着用写真が見られるので、すごくわかりやすいです。あと、日常の中で無意識の時に撮られた写真を見て現実を知ると、体型への意識が変わるかもしれません。普通に写真を撮ったり鏡を見る時は、お腹を凹ませたり、ポーズを取りがちなので、不意に撮られることが大事。友だちに隠し撮りしてもらいましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年8月10日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年08月07日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、昔から伝わる美容法を実践する女性、「肌は生まれ変われるという女」になりきり。諦めることなく、いつでもスタートを切ることが大事。先日、ずっとトライしたいと思っていた念願の酵素風呂に初めて行ってきました。米ぬかを敷き詰めた場所に寝転がり、さらに体の上から米ぬかをかけてもらうというもので、まさに気分はぬか漬け。そして、埋めてもらいながら店員さんと話していた時に、「90歳のお客様がいるんですが、とってもすべすべで。肌って生まれ変わり続けるんですよ」と言われたのですが、その言葉にものすごく感動してしまいました。これまで、私が肌と加齢に関して聞いてきた言葉は、「お肌の曲がり角」をはじめとするネガティブワードばかり。もう生まれ変わることなんてないと思っていたからこそ嬉しくなったし、つい、「何それ~!名言~!」と言ってしまいました。20分ほど米ぬかの中に埋まるのですが、弱火でコトコト煮込まれているような感じがして、じわじわと体が温まり、気がついた時には汗だくに。無心になれるので頭をリセットしたい時にもぴったりです。シャワーを浴びて米ぬかを落とすと、これまで経験したことがないくらい肌がつるつるに…!顔は化粧ノリがよくなり、かかとも柔らかくなりました。店員さんいわく、90歳のお客さんは昔から酵素風呂に入っているそうで、「昔からの美容法って間違いないなと思いますよね」という言葉も私にはすごく刺さりました。まずは、お肌の曲がり角で凹んだりせず、“生まれ変わるのよ!”というリセット思考になることが大事だと思います。諦めるのではなく、いつでもスタート地点に設定できるようになれるといいですよね。あとは、肌がきれいな人に食事や生活習慣においてやっていることをリサーチして実践してみることもよさそうです。もうダメだなんて思わず、頑張ってみましょう~!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年8月3日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年07月31日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、手間のかかる料理をさらりと作る女性、「ミートボールを手作りする女」になりきり。面倒くさそうに感じても一度、チャレンジを!このあいだ、ママ友さんが「夜ごはん、うちで食べていって」と誘ってくれて、子どもと一緒にお邪魔しました。子どもにはお子様ランチ、私にはプレートを作ってくれたのですが、ミートボールが2つのっていたんです。これは手作りなのか、それとも出来合いのものなのかと悩んで聞いてみたところ、「作ったんですよ~」とのこと。そもそも私にとってミートボールは買うものというイメージで、絶対に作らないものだったので、この2つのために!?と驚きました。ミートボールを作るのは手間がかかりますよね。ひき肉を練り、形をととのえ、煮込む。しかも手や調理器具がベタベタになるので洗うのも大変です。それに、大人用と子ども用でサイズも違っている。さらに、メインとしてではなく副菜だったことにも感動しました。ちなみにママ友は、私がなんで驚いているかわかっていなさそうだったし、“大変だった”みたいな感じも一切なし。その姿を見て普段から当たり前にミートボールを作っているんだなと思い、“日常ミートボール”のパンチ力に感心してしまいました。ふわふわで、めちゃくちゃ美味しかったです。私にとってはエビフライやコロッケも家で作ったことのないメニュー。ポテトサラダも副菜のわりに手間がかかります。それをちゃんと手作りしている人を見ると尊敬せずにはいられません!まずは、「これは私には作れない」と諦めるのではなく、面倒くさそうだと思う手間のかかるメニューにも、とりあえず一度、チャレンジしてみることが大事なのかもしれません。お子様ランチのような、オムライスやパスタなどメインになるようなメニューが一皿にいくつものったプレートを作ってみることも、いい練習になりそうです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年7月27日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年07月24日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、言葉を使わず嬉しい気持ちを表現する女性、「会った瞬間にハモる女」になりきり。喜びを共有できる友だちは安心できる大事な存在です。私は、アナウンサーの廣川明美さんが大好きで、かれこれ10年近いお付き合いになります。波長が合うな、なんでこんなに好きなんだろうなと考えてみると、いつも会った瞬間、お互いに「あ~~~~!」と叫び、声がハモる。そのハモる感じが、とても気持ちいいんです。その「あ~~~~!」には、“会えて嬉しい!”“こんなところで会えるなんて運命!”のような気持ちが詰まっているわけです。しかも、ハモるということは自分だけではなく相手も同じように思っている証であり、幸せな気持ちが生まれますよね。きっと、「おいし~!」「うれし~!」など、いろいろなハモりを経験したことがある人も多いのではないでしょうか。廣川さんと会うのは1年以上ぶりだったのに、やっぱり見事にハモれて嬉しかったです。共感であり、共鳴のようにも感じました。イルカは音でコミュニケーションをとって通じ合っていますが、その感覚に近いような気がします。言葉を超えて意思疎通ができる人には、思いきり気持ちを伝えてもいいんだと思えるし、安心感も覚えますよね。たとえ自分ではなくても、街中で人の嬉しそうな共鳴を聞くと“会えてよかったね”と思えます!いい和音でハモれるようになるためには、まず、誰かに共感したい、喜びを共有したいという気持ちを持つことが大事だと思います。また、普段、あまり高い声を出さないという人は、声のトーンを一つ上げて喜ぶことで自然とテンションが高まり、嬉しい気持ちが芽生えてくるのではないでしょうか。LINEなどのメッセージを送る時に、明るい絵文字を使うようにしてみるのもいいかもしれません。ハモった後に、「ハモっちゃったね」と言うのも、さらに喜びが増しそうでいいですよね!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年7月20日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年07月15日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、思いがけない贈り物ができる女性「生活の一コマを刺繍する女」になりきり。趣味がプレゼントになる刺繍って素敵です!先日、久しぶりにお友だちの高柳愛実ちゃんに会ったのですが、私と子ども、そして夫の顔を刺繍したポーチをプレゼントしてくれたんです。刺繍って、ひと針ひと針、ちゃんと思いを込めて作ってくれていることが伝わる、重みを感じるもの。頑張って作ってくれたことが見えて、すごくありがたい気持ちになりました。しかも、次女を抱っこしている私や、イヤイヤ期の娘など、生活の一コマをおしゃれに仕上げてくれたことも嬉しかったです。娘の髪の毛をふさふさにしてくれたり、ラメの糸を駆使したり、こんなに豊かな表現ができるんだと驚きました。愛実ちゃんのほかにも、友だちのお姉さんが娘の名前や身長と体重、誕生日を刺繍したものを額に入れて贈ってくださったり、ママ友さんが私の大好きなけろけろけろっぴを刺繍したものをくれたこともありました。自分の趣味が人を喜ばせるものになるというのは素敵ですよね。失敗しないようにひと針を刺し続けることは大変だし高度ではあるけれど、まったくできないものではなさそう。手芸教室もいっぱいありますよね。没頭できて、完成すると達成感が得られるという話を聞いたので、私もチャレンジしてみたいと思いました。日常を描くにはデザイン力が問われるので、刺繍をしたことがない人は、まず、ハンカチやタオルに名前を刺繍するなど簡単なところから始めてみるのがよさそうです。もしくは、取れたボタンをつけたり、服の補修をするなど、とりあえず針と糸に親しむことから一歩踏み出してみるのもいいかもしれません。私は手芸コーナーに行くとテンションが上がるのですが、お店で刺繍アイテムを見たり、手作りのものを売っているオンラインショップを覗くことも、やる気につながりそうです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年7月13日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年07月09日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、思わぬ視点で人を喜ばせる女性、「今日のために痩せてきたと言う女」になりきり。嬉しい気持ちが伝わる最上級の表現を考えよう!仲良しの滝沢カレンちゃんと「今度会おうね」と約束してうちに遊びに来ることになったのですが、「その日までに痩せていきます!」というメッセージが届きました。なんで私のために痩せるの…?と不思議に思って聞いてみたところ、「夏子さんにきれいって思ってほしいので」と。その返事を見た瞬間、すごく嬉しくなり、相手をいい気持ちにさせる魔法の言葉だと思いました。「夏子さんの家で美味しいものを食べるから、これを食べるのを我慢しよう」「腹筋しよう」みたいな、私に会うためにがんばってくれるのは、楽しみにしている気持ちが最上級の形で伝わってきますよね。しかも、「デートのために美容院に行ってきた」などもそうですが、“この日のためにこうした”ということを言われると、会う当日だけではなく、会う前の準備段階や助走期間から、すでに楽しいと思っていたことが伝わってくる。なんて可愛いんだろうと思いました。恋愛関係にある相手にはもちろん、友だちに言うのも素敵ですよね。私は痩せている女性が好きだというわけではないですが、カレンちゃんにいつも、「カッコいいね」と言っていたから、そういう言葉を選んでくれたのだと思います。そんなふうに会える喜びを伝えてくれる人になるためには、まず、楽しみな予定ができた時、嬉しい気持ちを表現するためにできることを考えてみましょう。また、相手が好きなファッションやお土産などを選んでいって、「これ、好きだと思って」と言っても、相手は喜ぶはずです。相手に合わせるのではなく、相手のために自分がいいと思う状態に仕上げていくという気持ちで挑むことが大事。言われた方はいい気分になれるし、会話のネタとしてもポジティブでいいですよね!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年6月22日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年06月18日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、先回りして相手に気を使わせない女性、「名前を名乗る女」になりきり。相手に言われる前に名乗ってみるのもアリ。この間、久しぶりに会った「ルミネtheよしもと」のヘアメイクさんの名前が出てこないというミスをしてしまいました。ずっとお世話になっている人なのに…!でも、「えっと…、あ、メイクさん…」となっている私に、「ゆかだよ、ゆか!そんなに気にしないで。大丈夫だよ!」と、感じよく名前を教えてくれたんです。自分から名乗ることって、なかなかできないもの。しかも、私が「名前が出てこなくて」とすべてを伝える前に名前を言ってくださったことが、すごくありがたく、助けられました。相手が気まずくならないように名乗るスキルって大事だなとも思ったんです。私も街で、「あ、ほら、あの!」「CM見てるわよ」「お子さん生まれたのよね」と話しかけていただくことがあるのですが、“私のことを知ってくれているけど名前は出てこないんだな”という時に、ヘアメイクのゆかさんを見習って、「横澤夏子で~す」と言うようになりました。それに、今はマスクをつけていることが多く、顔がわかりにくい時代だし、相手に気を使わせないよう先回りして自分の名前を最初に申し出たほうが、お互いにスッキリしていいですよね!まずは、“自分の名前は意外と知られていないもの”と、あらためて意識してみるのがいいのではないでしょうか。“ちゃんと名乗ろう”という気持ちに、自然となれそうですよね。そういえば、よしもとの養成所に入った時にも、先輩に「お前のことを知ってる人なんていないんだから、ちゃんと名乗れ!」と言われ、“その通りだな”と思ったこともあります。あとは、初めての仕事の場所であれば、名札をつけたり、持ち物にさりげなく名前を書いてアピールするのもよさそう。名前を知ってもらう努力、頑張ります!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年6月15日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年06月11日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、自分のミスを素直に謝れる女性、「寝過ごしたことを正直に言う女」になりきり。自分を許すことで、間違いを認めやすくなる!この間、地元の友だちと、「21時半から電話しよう」と約束をしていました。お互いに子どもを寝かしつけてからと思っていたのですが、いつのまにか寝てしまい、パッと目が覚めると22時過ぎ。やってしまった…と思いながらLINEを開いたところ、21時半過ぎくらいに、「もう少しかかりそうだわ」と自分からメッセージを送っていたんです。正直、記憶はまったくありません。そして、寝ながら、寝ていたことを隠そうと本能的に連絡をしていたこと、そうした執念が怖くなりました。その後、友だちから「ごめん、寝ちゃったよ…。このまま寝るね」という連絡が来たのですが、私も隠そうとせず、寝過ごしたことを正直に言えばよかったと反省しました。きっと、自分をいいように見せたい気持ちが強く、寝てないアピールをしたかったんですよね。ジタバタしてもバレるものはバレるし、ましてや相手は友だちだから、本当のことを言っても大丈夫だということもわかっているはずなのに。後悔したし、素直に謝ったほうが結局、気が楽にもなると気づきました。このことをきっかけに、自分たちの首を絞めないよう、「起きていたら電話をしよう」という約束の仕方に変えたのですが、すごく気が楽になりましたね。友だちのように寝過ごしたと事実を言えるようになるには、「ミスをしてもいいよ」と、自分を許してあげることが大事だと思うんです。そうすることで、ミスを隠そうとする気持ちがなくなり、素直に伝えられるのではないでしょうか。私は、「遅刻した人とは遊ばない」というルールを決めていたのですが、そういう厳しい決まり事も自分の首を絞めていたなと、今回のことを通じて気づけました。自分にも人にも優しくできればと思っています!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年6月8日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年06月05日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、細部まで素晴らしい気遣いができる女性、「確実な予備を用意する女」になりきり。欠点をカバーできる代案を準備しておくことが大事!先日、久しぶりにネタ番組の収録がありました。結婚式のネタだったので、衣装を用意してくださるスタッフの方に、「色は明るめのグレーで、レースで腕が隠れるようなワンピースをお願いします」と頼みました。すると当日、お願いしていたものだけでなく、「これは少し丈が長いものなんですけど」と、もう一パターン、黒いワンピースも準備してくれてたんです。まず、当初の予定どおりグレーのものを着てみたのですが、あと一歩のところでサイズが合わず…。一方、衣装の方が予備として用意してくださったものは、グレーのものよりサイズが大きく、ウエスト部分がゴムになっていて、すんなり着ることができたんです。「ちょっと用意しただけなんで」というテンションでしたが、もしかすると出産後の体型のことを考えて持ってきてくださったのかなと。きっと、これまでの経験から、こうなる可能性があることをわかっていたんでしょうね。サイズ違い、色違いを準備してくださる気遣いを感じて、本当に優しいと思いました。ネタをする時の衣装の選び方って、意外と難しいんです。たとえば、手を上げるシーンがある場合、袖がダボダボだと邪魔になったり、ちょっとした色やデザインのニュアンスで、キャラクターの見え方が変わることもあります。こちらの意図をちゃんと理解して用意してくださる方は、本当にすごいし、ありがたい存在です。確実な予備を用意できる人になるには、“何のための予備なのか”ということを考えることが大事。一つが使えない理由を予測して、その欠点をカバーできるアイテムを準備するようにしましょう。お店選びでも、たとえ第1希望がダメだったとしても、嬉しい第2希望を提案できるよう、日頃から意識しておくとよさそうです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年6月1日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年05月29日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、隣の席の人に優しい言葉をかける女性、「元気をもらったことを報告する女」になりきり。自分が言われて嬉しかったフレーズを思い出そう。先日、家族みんなで外出し、夕食を食べていた時のことです。上の子が、隣の席に座っている素敵な奥様に、手を振ったり、じーっと見つめたり、笑いかけたりと、とにかくかまってほしそうにしていました。食事の邪魔になっていることがとても申し訳なく、「すみません、すみません!」と何度も謝っていたんです。でも、その奥様が食事を終えて席を立つ時に、「元気をもらったわ~」と言ってくださいました。私は迷惑をかけていたとばかり思っていたので、「え、逆に元気をあげていたの!?」とびっくり。「大変ね」と言われたことはあったけど、まさかそんなふうに言ってくださるとは思いもよらず、想像の上をいく言葉でした。同時に、申し訳なく思っていた気持ちが、一瞬ですごく軽くなりました。たった一言ではあったけど、いっぱいいっぱいになっている私を助けてくれて、元気にしてくれる、まさに魔法の言葉。見ず知らずの人にそう言えるってすごいなと思ったんです。私自身、人に会って元気をもらうことはもちろんあるけれど、相手にちゃんと伝えたことは、ほとんどありません。「元気をもらった」という言葉は、言われたほうも元気になるので、どんどん言ったほうがいいですよね~。それに、ポジティブなフレーズを口にすると、気分も引っ張られて自分も前向きになれる。素敵な言葉を口癖にする習慣を身に付けたいと思いました!元気をもらったことを相手にちゃんと伝えられるようになるには、自分が言われて嬉しかった経験やフレーズを思い出してみるといいのではないでしょうか。私たち家族に声をかけてくれた奥様も、私のように子どものことで焦っていた時に助けられた経験があり、気遣ってくださったのかもしれません…!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年5月25日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年05月23日俳優の内藤秀一郎と瀬戸利樹が、6月16日よりMBSほかで放送されるドラマ『先輩、断じて恋では!』でW主演を務めることが18日、発表された。MBSによる1年限定のドラマ新枠「ドラマシャワー」で、アンマッチなふたりが繰り広げるオフィスBLコメディ『先輩、断じて恋では!』の放送が決定。CGデザイナーとして優秀で経験豊富であり、誰にでも人当たりが良く、周りからは「チャラい」と言われがちな先輩・柳瀬淳役を内藤秀一郎、柳瀬の勤める会社に新人として入社してきた、無表情で不愛想な子…と思いきや本当はピュアで照れ屋過ぎる後輩・金田優希役を瀬戸利樹が演じる。内藤は2020年に『仮面ライダーセイバー』で主演を務め話題に。瀬戸も2016年に『仮面ライダーエグゼイド』の仮面ライダーブレイブ役で話題を集めた。仮面ライダー出身の2人が本作でW主演を務める。天才CGクリエイターの柳瀬が教育を任されたのは、無表情で不愛想な後輩・金田。仲良くなろうと親しみを込めて接するが「もっと距離をとってください」と冷たい態度で返されてしまう。傷つく柳瀬だったがある日の飲み会の帰り道、酔った金田が柳瀬に秘めていた本当の想いをぶつけて……。仕事を通し次第に距離が縮まっていく2人だが、一体この気持ちは「憧れ」か「恋」か。狭間で揺れる2人の結末は!?晴川シンタ氏による原作コミック『先輩、断じて恋では!』は、BLコミックサイト「COMIC フルール」にて連載が開始され、2019年7月にコミックス化。反響を受けて続刊の「先輩、断じて恋では! Brush up」を2020年9月に発行。さらに、この度のドラマ化決定に合わせ、続話となる「先輩、断じて恋では! Brush up【第6話】」(電子書籍単話)がドラマ初回放送に合わせて6月17日に配信されることが決定した。ドラマ『先輩、断じて恋では!』は、全8話をMBSにおける1年限定の放送新枠「ドラマシャワー」枠にて放送。6月16日よりMBSにて25:29~、テレビ神奈川では25:00~初回放送スタートほか、チバテレ、テレ玉、とちテレ、群馬 テレビでも順次放送。 7月31日23:00からはCS放送 LaLa TVで2話連続放送も開始され、TVer、MBS 動画イズム、GYAO!では見逃し配信が決定している。内藤秀一郎、瀬戸利樹、晴川シンタ氏がコメントを寄せた。○■内藤秀一郎柳瀬は表向きは優秀、天才肌、ちょっとチャラめで男女問わずモテる。完璧のように見えるけど、心には悩みも抱えているキャラです!少し裏表があるところに魅力を感じさせるそんな男性です!実際演じてみて、最初は難しいというよりも、哀しくなることが多かったんですが、金田との出会いで、僕自身も柳瀬をすきになりました。自分の本当の気持ちを隠して生きることに、少し親近感も湧きました。柳瀬淳という人間も愛してもらえるように演じたので皆様、是非お楽しみに。○■瀬戸利樹金田を演じさせて頂きます、瀬戸利樹です。ラブコメディは初めてではありませんが今回は受ける芝居が多く、キュンとする言葉を言われる側のあまり経験したことのない気持ちに寄り添うことが課題で難しかったです。リアクションが大事な要素なので、キュンとする部分、コメディの部分のメリハリを大事にしました。誰しもが思ったことのあるモノローグの数々、リアリティ溢れる空間を楽しんで頂けたらなと思います。よろしくお願いします。○■原作者・晴川シンタ実写ドラマという素敵な企画を頂いた時、言葉では言い表せない喜びを感じました。キャストの皆様、現場や制作関係者の皆様から作品を丁寧に、熱意を込めて制作して頂き、そして多くの方に見ていただける機会をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。内藤さん・瀬戸さんの柳瀬と金田がずっと描いてきたイメージにぴったりで、一視聴者として楽しみにしております。原作と共にドラマならではの2人の行く末を、楽しんで頂けますと嬉しいです。(C)Shinta Harekawa 2019(C)「先輩、断じて恋では!」製作委員会・MBS
2022年05月18日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、体にいいものに夢中な女性、「背筋を伸ばす女」になりきり。姿勢がよくなると、明るくポジティブな印象に!このあいだ、久しぶりに会ったチーフマネージャーさんの体が、すごくスッキリしていたんです。「どうしたんですか、何をやったんですか!?」と問い詰めたところ、フォームローラーを使い始めたことが原因だと判明しました。もともとは、肩こりや脚のむくみを取るために買ったけれど、パソコン作業などで丸まった背中を伸ばしたり、内側に巻き込んだ肩を開くのに重宝しているとのこと。両肩がベッドにちゃんとついた状態で眠れるようになったとか。あまりにも気持ちよくて、フォームローラーを使ってからじゃないと眠れなくなったり、“早く家に帰って伸ばしたい!”と思うようになったそうです。めちゃくちゃ体にいいものに依存していて、素晴らしいなと思いました。そうして夜に一度、しっかりと背筋を伸ばすことで、体や姿勢がきれいになったのはもちろん、立ち姿がシャンとしているからか、より明るい印象に。私だけじゃなく、メイクさんや他のスタッフの方からも「めちゃくちゃきれいになったね」と褒められていました。背筋を伸ばすのはいいことだと当たり前に言われているけど、本当に大事。彼女いわく、深い呼吸もできるようになったそう。背筋を伸ばすだけと簡単なのに、これだけいいことがあるのなら、やらない手はないですよね。背筋を伸ばすことができる人になるためには、まず、今の自分の姿勢を知ることが大事。エレベーターやショーウィンドーなど、無意識の自分が映るような場所で、姿勢や歩き方を見るようにしてみてください。私自身は、「え、何このダンゴムシみたいな人…」と思う時がありますが(笑)、“普段、こんなに崩れているんだ”と気づくことが、モチベーションにつながるはずです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年5月18日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年05月14日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、困っている人の立場になれる女性、「相手の気持ちを全力で受け止める女」になりきり。正論で追い打ちをかけず寄り添える人を目指そう!先日、子どもの予防接種のために病院へ行きました。すると、ものすごく困り眉になった受付の方に、「あの~、今日は予防接種がお休みなんです…」と言われたんです。こういう時、いつもなら自分に腹が立って“なんだよー!”とイライラするはずなのに、ネガティブな気持ちが一切湧いてきませんでした。理由を考えてみると、受付の方の表情が、“わざわざ予定を空けて来てくださったのにすみません”と、私の気持ちを汲み取ってくれたように感じるものだったからだということに気づきました。「今日、やってないですよ」と冷たいリアクションをされると、辛くていら立っていたかもしれません。相手に一切、落ち度はなく、予防接種ができない日を忘れていた私が100%悪いのに、正論で責めるわけでもなく寄り添ってくれる。表情や言い方ひとつで、こんなにも人の気持ちを変えられるんだと思い感動しました。そして、共感してもらうと、こんなにも気持ちがおさまるものなんだということも勉強になりました。もしかすると、受付の方は、私と同じように肩を落とすお母さんを何人も見てきていて、だからこそ、そういう表情ができたのかもしれません。素直に「出直します!」という気持ちになれる、「ベストオブ“今日やってないんです”賞」を渡したくなるくらい、本当に素敵な言い方でした…!人に寄り添えるようになるには、まず、相手の立場になってみる。すると、たとえばですが、書類に必要なハンコを忘れてきた人に「いや、ここに書いてありますよね」と、突っぱねたり、強くは言えないはず。ミスをして、すでに反省して落ち込んでいる相手に追い打ちをかけるのではなく、共感する。そうした大人の対応ができるよう、私も頑張りたいです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年5月4‐11日合併号。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年05月09日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、愛情を込めたことをきちんと伝える女性、「大切に育てたと胸を張る女」になりきり。愛を注いで作った食べ物は美味しさもひとしお!家族でイチゴ狩りに行った時のことです。最初にイチゴの摘み方を紹介するVTRを見て簡単な講習を受けるのですが、「私たちはイチゴを大切に育ててまいりました」というフレーズが、まるでサブリミナル効果のように、何度も何度も差し込まれていたんです。3~4分程度のVTRでしたが、見終わる頃には、食べるのがもったいないという気持ちに。ほかにも、「先だけを食べるのはやめてください」「ひと粒ひと粒、味わって食べてください」などのフレーズも登場し、とにかく、めちゃくちゃ大事に育てられたイチゴだということが伝わってきました。しかも、“愛を込めて育てたから、こんなに甘いんだな”と、農園の方の愛情も一緒に味わうことができたんです。私が行った農園は、ビニールハウスが何棟もあるくらいに大きく、たくさんの人が食べても余裕なくらいのイチゴがあり、一体、どれだけの愛情が注がれてきたんだろうと想像せずにはいられませんでした。そんなイチゴを来た人が美味しそうに食べる光景は、なんだか素晴らしいものでした。普段、「大事に育てました」と言うことって、なかなかないですよね。娘が結婚する時に親が「ふつつかな娘ですが」と言うことがありますが、それよりも、愛情を込めて育てたということを、ちゃんと伝えるほうが大事なのかもなと。私も娘が嫁ぐ時には、そう言おうと思っています。まずは、自分が大事に育てたものや、大事にしていることがあれば、ちゃんと言葉にして伝えるのが大切だと思います。ビニールハウスのイチゴも、何も言われなければ何も思わず、さらりと食べてしまった可能性が高いなと。スーパーで目にする生産者さんの写真やVTRを見て、伝え方を学ぶことにも役立ちそうです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年4月27日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年04月23日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、ママ目線でグッときたいい女を実演。今回は、恥ずかしがらずにのろけられる女性、「リンゴを剥いてくれた彼を褒める女」になりきり。近い存在の人こそちゃんと褒めることが大事。先日、友だちとオンラインで話していた時のこと。妊娠したという報告を受け、彼女が「つわりが辛いんだよね…」と話しながら、突然、リンゴを食べ始めたんです。「それ、どうしたの?」と驚きながら聞くと、「旦那が剥いてくれた」と。しかも、「剥いてくれてありがとう。他のことも全部やってくれるし、本当にありがたいよ」と、私が見ている前で感謝の言葉を伝え、褒めたんです。まず、リンゴを剥いてくれる旦那さんの優しさが素敵だし、気持ちをちゃんと伝える友だちもすごい。しかも、相手の優しさを当たり前のことだと思わず、ちゃんと感謝する姿勢も素晴らしいですよね。でも、振り返ってみると、その子は昔から彼を褒めたり、のろけることができるタイプ。私は恥ずかしくて、どうしてもそういうことができないからこそ、尊敬せずにはいられません。もし、同じシチュエーションになったら、「友だちが見てる前だから剥いただけだよ!」みたいな言い方をしちゃいそう(笑)。以前、彼女に「夏子は旦那のこと好きなの?どこが好きなの?」と聞かれたことがあったのですが、褒めることに慣れていないし、こっぱずかしくて、「いやいやいや、好きだよ!」と言ったものの、「えーっと」と言葉に詰まってしまいました。しかも、彼女の旦那さんに会ったことがあるのですが、旦那さんも彼女のことを褒めていて。こういうことが自然にできる夫婦っていいなと思ったことを思い出しました。彼女のようになるためには、旦那や親など近い存在の人こそ褒めることが大事だと思いました。身内やパートナーを褒める人って、人間力も感じますよね。人前だからと恥ずかしがるのではなく、人前だからこそ言うべきなんだなと気づきました!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年4月20日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年04月16日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、人目につかずとも努力できる女性、「暗闇で極める女」になりきり。眠る前に自分と向き合う時間を作ってみよう!私の友だちが暗闇の中でエクササイズを行うジムに通っているのですが、めちゃくちゃムキムキでスリムな体になりました。彼女いわく、暗闇では周りの目が気にならないのでいいとのこと。できるだけ人目につくところで運動をして、「頑張ってるよ!見て!」と言いたい私からすると、人目につかないことを良しとする考え方が、まるで武士みたいでカッコいいなと思ったんです。しかも、その子が取り組んでいるダンス系のプログラムは、腕立て伏せからジャンプをして、ダッシュをするなど、ものすごく大変そう。スポットライトを浴びるのではなく、人目につかないところで努力を続けられるなんて、本当にすごいなと思いました。ジムのことを「暗闇」と呼んでいるのも羨ましい。言葉のイメージなのか、「キャッツアイ」感のようなカッコよさもあって、“私もいつか彼女のように暗闇に消えてみたい…”と思わずにはいられません。また、ジムに限らずですが、人が寝静まった頃に家で一生懸命トレーニングをしたり、暗いうちからお弁当を作るなど、暗闇で頑張っている人はたくさんいるし、そういう人もストイックで素敵だと思いました。暗闇というもののイメージが一気にポジティブになりますよね~。まずは、暗闇に身を置いてみることから始めてみるとよさそうです。家の電灯を消して運動をしてみるのもいいし、就寝前の電灯を消したタイミングに、すぐ眠らず、少し瞑想したり、自分に向き合う時間を作ってみるのもよさそうです。私自身、子どもを寝かしつける時に、暗闇の中で今日一日の振り返りをしたり、今週の動きを整理したりするのですが、その時間がすごく大事なんだと気づきました。携帯を見ず、暗闇の中でいろいろと考えてみてください~!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年4月13日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年04月09日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、ママ目線でグッときたいい女を実演。今回は、月のサイクルを意識して暮らす女性、「月と共に生きる女」になりきり。満ち欠けを把握することが心身の状態を知るヒントに。4~5年くらい前から、整体と鍼で整えてくれるサロンにお世話になっています。そこの先生は、月の満ち欠けのサイクルを意識しながら生活しているんです。そのため、「今日は満月だから自分はこうなりそう」、その時どきの月を知ることで気持ちや体調を予測する。宇宙規模で自分のことを管理しているなんて、壮大ですごいですよね。それに、たとえイライラしても、“これは自分じゃなく今日の月のせいなんだ”と納得できると気持ちが楽になる。仕方ないなと思い詰めずにすみますよね。そうして自分を俯瞰できているからなのか、サロンの先生は、すごく落ち着いていて穏やかな雰囲気の方。私はこれまでまったく月を意識せずに暮らしてきたのですが、そんな先生を見て、“すごく大事なことなのかも…!”と思うようになりました。一緒にお仕事をした女優さんにも、「私、月を見るんです」という方がいて、案外、いるんだなと感じたことも。そして、私は今、サロンの先生がおすすめしてくれた月のハーブティーというものを飲んでいます。満月、下弦、新月、上弦という4種類のお茶が入っていて、月のサイクルに合わせていただくというもの。それぞれにハーブの種類や配合が異なり、味も違うのですが、すごく美味しいし、飲むと心が穏やかになり、調子がいいんですよね。月のサイクルに沿っているためか、1箱を飲み終わると、ちゃんと1か月を生きたなという実感も生まれるんです。それに、月を思いながら暮らすのは、かぐや姫じゃないですが、なんだかロマンティックでいいですよね(笑)。まずは月の満ち欠けをきちんと意識することから始めてみましょう。月のサイクルが書いてある手帳やカレンダーを活用すると、自然と目に入ってよさそうです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年4月6日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2022年04月03日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、ママ目線でグッときたいい女を実演。今回は、家で楽しめる手土産を持ってきてくれる女性、「しゃぶしゃぶを持ってきてくれる女」になりきり。想像を超えた、美味しく嬉しい手土産に感動!先日、ハリセンボンの近藤春菜さんが家に遊びに来てくれました。その時、お昼を用意したほうがいいかなと思い、「ランチはどうします?」と相談したところ、「ううん、大丈夫。しゃぶしゃぶを持っていくから」と言われたんです。“え、どうやって?”と思っていたら、当日、段ボールを持った春菜さんが現れました。中には、高級なお肉と野菜、たれ、そしてシメのラーメンまで入っていました。そして、事前に「お鍋だけ貸して」と言われていたのですが、私が子どもの世話をしているあいだに、全部作ってくれたんです。そして、「これはゴマだれで食べると美味しいよ」とすすめてくれて、私はただ食べるだけという状態に。“しゃぶしゃぶのお店で働いていたんですか?”と尋ねたくなるくらい完璧な段取りで、あまりにも美味しくて、最高の贈り物をいただいたと思いました。ドラマの現場などに差し入れのケータリングが用意されることがあるという話は知っていましたが、まさか自宅でこんなにいいものが食べられるなんて、想像もしていなかったです。今は、なかなか外食をすることが難しい時期だし、人気のお店は予約が取りにくかったりもする中で、“お店に行って食べられないなら取り寄せよう”というアイデアを思いつくことも素敵ですよね。そして私に美味しいものを届けようと思ってくださったことも本当に嬉しかったです。しかも、食材は全部カットされていて、こちらに「私が切りますよ」と言わせない気遣いを感じました。ほかにも、旦那用の食材や、あとで第2弾ができるようスープが多めにされているなど、完璧な気遣いに感動してしまいました。人に気を遣わせすぎることなく喜ばれる手土産を選べるようになるには、日頃からお取り寄せ情報などを調べておくことが大事。実際、春菜さんはグルメで、いつも私が知らないお店に連れていってくれるんです。食へのアンテナを高く張っておきましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年3月30日号より。写真・中島慶子文・重信 綾(by anan編集部)
2022年03月26日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、ママ目線でグッときたいい女を実演。今回は、素早い動きで人をケアする女性、「涙を拭いてくれる女」になりきり。雑技団のように素早く動く写真館スタッフさんに感動。先日、下の子のお宮参りの時に写真館へ行ったのですが、カメラマンを含めた4名のスタッフさんが対応してくれました。下の子を担当する人は、一定のリズムを刻みながらガーゼをチュパチュパと口もとに当てている。上の子の担当の方は、おもちゃで対応していたのですが、突然、持っていたおもちゃをカメラマンに渡したんです。カメラマンは、「こっちでーす」と私たちの視線を誘導した瞬間、おもちゃを隣の人に渡し、シャッターを切るという連携プレーを見せたんです。一連の流れがあまりにも見事で、まるで最強の雑技団のような4人組だなと思いました。写真に写らないようにとはける時の俊敏さ、お互いを邪魔しない完ぺきな作業の分担ぶりに感動しました。どういう練習をすれば、こんなパフォーマンスができるんでしょうか。仕上がった写真は、ちゃんと子どもの目線がきていてすごかったです。私は、家族の思い出をより良いものにしようと頑張ってくれるみなさんの姿に感動し、泣いてしまいました。すると、カメラマンが「お母さんの涙を拭いてあげて」と言い、子どもをあやしていた人が鈴を置いて涙を拭いてくれたんです。そうしたケアぶりにも感動し、「ありがとうございます」と伝えました。大人になると、人に涙を拭いてもらうことはあまりないので、“なんて優しいんだろう”という気持ちに。対応してくれたスタッフの方の印象は、さらにポジティブなものに変わりました。タイミングよく涙を拭けるようになるには、いつでもすぐに動けるよう、きれいなハンカチと、ポケットティッシュを持っておくことが大事。ティッシュを畳んで渡せたら、より素敵だと思いました。ちなみに、私が毎日のように朝ドラを見て泣いていたところ、上の子が「えんえんした?」とティッシュを渡してくれるように。最近は、主題歌が流れるとすぐに言うのでドラマに集中できなかったりもするのですが、感動しました!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年10月に第二子を出産。※『anan』2022年3月23日号より。写真・中島慶子文・重信 綾(by anan編集部)
2022年03月19日最近の瀬戸康史は、なんだかとってもいい顔をしている。たったひとりで地元の福岡から上京してきたのが17歳のとき。それから20代前半までの6年間は、人に心をうまく開けない暗黒期だったとしばしば彼は語っている。でも今はそんな鬱屈とした闇なんて感じさせないくらい、表情も明るく清々しい。世の中には、自分なんてダメだと思っている人がいっぱいいる。3月18日(金)から Prime Videoにて独占配信されるドラマ『恋に落ちたおひとりさま~スタンダールの恋愛論~』も、自分に自信が持てないヒロインが恋を経て変わっていく成長物語だ。瀬戸康史が演じるのは、主人公・聡子(波瑠)の恋の相手である涼介。作品にちなんで、瀬戸康史が考える「自信の持ち方」について聞いてみた。僕自身はあんまり裏表のない方だと思います本作は、司書の聡子が図書館にやってきた涼介にひと目ぼれするところから幕を開ける。スマートで紳士的な涼介は瀬戸康史にぴったりの役どころ。だが、単に爽やかな王子様というよりも、素性も真意も謎めいたところがあるミステリアスなキャラクターだ。「すごく優しいんだけど、どこかこの人はどういう人なんだろうと思わせるキャラクターですよね、涼介は。意識したのは台本にある『……』の部分。この『……』で何を涼介は考えているのか。聡子を見て微笑むんだとしたら、それはどういう微笑みなのか。聡子のことが好きというふうに見てもらってもいいし、実は裏があるんじゃないかと見てくれてもいい。視聴者の方にいろんな想像をしてもらえればいいかなと思って演じていました」監督の前田哲も、さり気ない一挙手一投足にこだわりを込めた。「あるシーンで立ち去り方について監督からはオーダーをもらいました。監督曰く『もっとせつなげに』ということだったんですけど、その塩梅が難しくて。あまり大きくしすぎるとやりすぎになるし。微妙なさじ加減に苦戦した記憶があります」持ち前の爽やかで誠実なパブリックイメージが涼介を演じる上でプラスに作用した、と監督も太鼓判を押している。本人はそうした世間の印象をどう受け止めているのだろうか。「どうなんですかね(笑)。でも、そうやって誠実というイメージを持ってもらえる分にはいいんじゃないですか。僕自身、あんまり裏表のない方だと思います。性格も結構きちっとしている方だと思うし、朝もすぐに起きられるし。わりとこまめな方なんじゃないかと」確かにズボラな瀬戸康史は想像ができない。だが、まったくそういった要素がゼロというわけでもないのだそう。「面倒くさいモードに入ると、何もかも面倒くさくなります。たとえば、夕食を食べて、お風呂上がりに炭酸水を飲むときにコップを使ったら、本当はその日のうちにコップを洗いたいんですけど、つい明日の朝でいいかってなる(笑)。僕の面倒くさがりレベルはそれぐらいです」変わろうという気持ちを持てることがすごいと思う涼介に恋をした聡子の前に現れたのは、フランス文学『恋愛論』の作者・スタンダールだと名乗る謎の男(小日向文世)。恋愛経験ゼロの聡子は、スタンダールのアドバイスに振り回されながら、少しずつ涼介に近づいていく。「恋愛論については興味がないです(笑)」そうにっこりと笑う。だが、恋愛論に興味はなくても、作品の中で描かれるメッセージにはうなずけるものがあったと振り返る。「スタンダールからのアドバイスに最初は聡子も抵抗しているんですけど、ひとつひとつ試してみることで変わっていく。そんなふうに自分でやりたくないなと思っていることとか、大丈夫かなと不安に思うことでも、まずはやってみることが大事なのかなと。やってみることで、自分の知らない新しい世界が見えてくる。そこはすごく共感できました」自分に自信のない聡子は、スタンダールにアドバイスされても、なかなか自分の外見的魅力を見つけることができなかった。他人から良いと評価されたところも、心を閉ざしたままでは受け入れられない。瀬戸康史も、かつてはそうだった。「僕も若いときは、どちらかと言えば可愛らしい顔立ちがコンプレックスでした。でも、それも含めて自分なんだと受け入れられるようになってからは、気持ちが楽になったし、役者としてもこの顔が武器なんだと思えるようになりました」故郷を離れ、芸能界という未知の世界で、悩み、塞ぎ込んでいた瀬戸康史は、ありのままの自分を受け入れることで、自分を認められるようになった。「自信を持つって難しいなと思います。やっぱり時間はかかります。一発で何か劇的に自分を変えようというのは、僕は無理だと思う」そう前置きをしてから、穏やかな口調で瀬戸康史は言葉を重ねた。「僕が自分の容姿を受け入れられるようになったのも、何か大きなきっかけがあったというわけではないんです。本当に、徐々に徐々にという感じで。よくこういう取材でも『自分を変えてくれた恩師との出会いは?』という質問をもらったりするんですけど、あんまりなくて…。それは別に周りに感謝の気持ちがないという意味ではなく。何て言うんだろう。たぶん人が変わるのって、そういう大きな出来事じゃなくて。日々の小さな積み重ねなんじゃないかなって」確かに、つい人は人生にドラマみたいなターニングポイントを求めがち。でも、多くの人にそんな劇的なことは起こらない。だからこそ、何気ない毎日をどう生きるかで、自分も、未来も、変わっていく。「自信の持ち方は人それぞれでいいと思うんです。僕の場合は、とにかく自分を客観視して、自分の嫌だなと思っていることをひとつひとつ受け入れていく、その繰り返しでした。聡子みたいに髪を切るとかメイクや服装を変えるとか、外見から入るのもいいと思う。方法は人それぞれ違ってくるのかなと思うけど、共通して言えることは、やっぱり時間がかかるということです」そうまとめた上で、いちばん大切なことを瀬戸康史は教えてくれた。「実際に変われるかどうかはわからなくても、まずそうやって変わろうという気持ちを持てることが素敵だし、すごいなと思います」そう、大事なのは意志なのだ。意志をもって行動を起こした人に、道は開かれる。僕の自己肯定感は75%くらいです俳優は、作品ごとにタッグを組む相手も違えば方法論も異なる。過去の成功体験が次の現場で通用しないのが、俳優業の難しさだ。そんなふうに一定期間でめまぐるしく環境が変わっていくこの仕事において、瀬戸康史が自信を持って現場に入るために実践していることは何だろうか。「人と話すことです。結局、自分にとって居心地のいい環境をつくることが大事だと思うんです。そのためには、いろんな人と話すのがいちばん。話す内容なんて何でもいいんです。たとえば待ち時間の間に、そばにいた照明部の方に『今日は暑いっすね』と声をかけたり。そうやって少しずつ自分がいやすい環境をつくっていくことで、自分もいい状態でいられるのかなと」ここでもやっぱり大事なのは、小さなことの積み重ねなのだ。ちなみに、自分の可愛らしさを受け入れられるようになったと言うが、過去の自分の映像や写真を見返すことはあるのかと聞くと…。「それはしないです。やっぱり恥ずかしいです(照)」そんな照れ屋なところも、いつまでも変わらない彼の魅力だ。自分のコンプレックスも欠点も受け入れ認める。そうやって自信を身につけてきた。今、自身の自己肯定感をパーセンテージで表すならどれくらいだろうか。「え〜。(考えて)…75%くらい?」ここで100%じゃないところが、瀬戸康史らしさなのだろう。「わからないですけど、自己肯定感が100%だと自己中な人間になってしまいそうで…。アーティストの方だと、そこまで振り切ってもいいのかもしれないけど、僕がそうなってしまうのは違うのかなと。そもそもそこまで人としてできているわけじゃないというか。基本的には、自分ごときが…と思ってしまう人間なので、75%くらいがちょうどいいんです」慢心はせず、過剰に自虐もしない。程よく自分を肯定できるようになった瀬戸康史は、やっぱりとってもいい顔をしていた。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント瀬戸さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら(857dcd21-a04f-46b1-b427-2562aabe448c) からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!撮影/友野雄、取材・文/横川良明
2022年03月16日