アメリカの大手劇場チェーンのひとつ、シネマークが、7月1日には営業を再開できると見ていることがわかった。CEOが投資家らとの電話会議で語ったもの。この日のオープンに向け、6月なかばから従業員を呼び戻し、準備をするつもりでいるとのことだ。ただし、彼は、コロナの脅威が完全に消えていない中、人々がすぐ映画館に駆けつけるかは疑問であり、また政府の規制もあるだろうと理解している。そのため、営業時間を短縮したり、指定席制はやめて定員の50%を満席とし、客に余裕をもって座ってもらったりなどもあり得るとしている。ハリウッドのスタジオは、コロナの影響で映画の公開を延期しており、彼らの望むとおり7月1日に営業再開ができた場合、最初に公開される新作は、クリストファー・ノーランの『TENET テネット』となる。文=猿渡由紀
2020年04月16日マーク・ウォルバーグの次回主演作『Infinite』の公開が延期になった。新型コロナの影響を受けてのもの。8月7日に北米公開予定だったが、新たな公開日は来年5月28日となる。アクションスリラーで、監督はアントワン・フークア。アメリカの映画館は、おそらく7月なかばごろには営業を再開するだろうと憶測されており、その時期にはクリストファー・ノーランの『TENET テネット』や、3月公開から延期されたディズニーの『ムーラン』などが控えている。しかし、延期になった作品がたまってしまって混雑状態になっていることも考えて、後ろに伸ばしたのではと思われる。『Infinite』には、ウォルバーグのほかに、ディラン・オブライエン、ルパート・フレンドなどが出演する。文=猿渡由紀
2020年04月15日新型コロナの影響で、ピクサーの『ソウルフル・ワールド』も、延期が決まった。北米公開予定は6月19日だったが、新たな公開日は11月20日となる。これを受けて、ウォルト・ディズニー・アニメーションの『Raya and the Last Dragon』は、11月25日から来年3月12日に動いた。『ソウルフル・ワールド』は、プロのジャズミュージシャンになることを夢見る中学校の先生が主人公。ある日、彼はついにジャズクラブで演奏する機会を得るが、その前に事故に遭い、魂が体から離れてしまう。彼の魂は、魂が集まるところに運ばれ、そこで彼は別の魂と仲良くなるのだった。声の出演はジェイミー・フォックスとティナ・フェイ。文=猿渡由紀『ソウルフル・ワールド』公開日未定
2020年04月14日ジョシュ・ハートネット主演のインディーズ映画『Most Wanted』に、アメリカの配給がついた。配給権を買ったサバン・フィルムズは、この夏にも公開を考えているようだ。ハートネットが演じるジャーナリストは、ある男性が、麻薬売買の罪に問われ、タイで懲役100年を言い渡された事件を取材する。この男性が何者かにはめられたことがわかると、それを証明するために大奮闘するという犯罪スリラーのようだ。監督はダニエル・ロビー。日本公開は未定。文=猿渡由紀
2020年04月10日今月17日に北米公開が予定されていたアクションコメディ映画『マイ・スパイ』が、劇場公開を飛ばしてストリーミング配信されることになった。新型コロナでアメリカのほとんどの映画館がクローズしていることを受けてのもの。アメリカではAmazonプライム・ビデオが配信する。主演はデイブ・バウティスタ、監督はピーター・シガール。コロナの影響で映画の公開が続々と延期される中、ストリーミング直行を判断される作品はほかにも出てきている。ディズニーが5月末に北米公開する予定だった『アルテミスと妖精の身代金』は、Disney+に直行。またパラマウントが今月北米公開するはずだったロマンチックコメディ『The Lovebirds』は、Netflixで配信されることになった。文=猿渡由紀
2020年04月10日新型コロナの影響で、M・ナイト・シャマランの次回作の公開が延期になった。当初の北米公開予定日は来年2月26日だった。新たな公開日は未定。また、ストーリーや設定、キャストなどはわかっていない。同時に、この2月26日には、ボブ・オデンカーク主演のスリラー『Nobody』が入ることもわかった。8月14日の北米公開予定日から延期されたもの。オデンカークの役は、どこにでもいる、特徴のない男。だが、彼の家に泥棒が押し入った時、彼は、これまで隠してきた別の顔を見せることになる。共演はコニー・ニールセン、クリストファー・ロイドら。文=猿渡由紀
2020年04月08日新型コロナの影響で、ジム・キャリー執筆の本が、出版延期となった。フィクションも混ぜた半自伝本で、タイトルは『Memoirs and Misinformation』。フェーム、演技、友情、恋愛などを振り返り、もうひとりのライターと共同執筆している。もともとの出版予定は来月5日だったが、コロナで宣伝ツアーなどができないことから、10月6日に変更された。キャリーはまた、最近、政治風刺画家としても大活躍。それらの作品を集めた美術本も、出版準備が進められている。文=猿渡由紀
2020年04月07日新型コロナに感染するセレブが相次ぐ中、マリアンヌ・フェイスフルがロンドンの病院に入院したことが分かった。マネジメントによると、容態は安定しているそうである。フェイスフルは現在74歳。過去に違法薬物の依存症、また拒食症だったことがあると、本人が認めている。自殺未遂の経験もある。フェイスフルはイギリス生まれの歌手兼女優。出演した映画に、アラン・ドロン主演の『あの胸にもういちど』『ショッピング』『パリ、ジュテーム』『マリー・アントワネット』などがある。ミック・ジャガーと付き合っていたことでも知られている。文=猿渡由紀
2020年04月06日新型コロナで続々と映画の公開が延期になる中、パラマウントは新たに『トップガン:マーベリック』の延期を決めた。もともとの北米公開日は6月24日。新たな公開日は12月23日。夏の目玉からホリデーシーズン映画への移行となる。パラマウントはまた、延期になっていた『クワイエット・プレイス PART II』の新たな北米公開日を9月24日と発表した。当初の予定は3月20日で、すでにプレミアも行われていたが、アメリカにおけるコロナパニックが急遽本格化したことから中止になっていたもの。ほかに、クリスマスに予定されていたクリス・プラット主演のSF映画『The Tomorrow War』も延期が決まっている。新しい公開日は未定。文=猿渡由紀『トップガン:マーベリック』北米公開日:12月23日
2020年04月03日新型コロナで暗いニュースばかりが聞かれる中、ジョン・クラシンスキーが、良いニュースだけを集めた『Some Good News』という番組を、YouTubeで始めた。自宅で撮影されたトークショー形式のもので、後ろにある「SGN」のサインは、娘が描いてくれたものだという。番組の中で取り上げるネタについては、彼が以前からツイッターで人々に募集をかけていた。また、この初回では、『ザ・オフィス』で長年共演したスティーブ・カレルが、ヴァーチャルでゲスト出演している。クラシンスキーが監督、妻エミリー・ブラントが主演する『クワイエット・プレイス PART II』は、3月20日北米公開の予定で、プレミアも済んでいたが、アメリカにおけるコロナ脅威が本格化したのを受けて、無期延期になった。文=猿渡由紀
2020年03月31日NBCの医療ドラマ『New Amsterdam』が、撮影済みの回を自主的に放映中止した。新型コロナでパニックが起きている現実に、あまりに近すぎることを受けてのもの。4月7日に放映が予定されていたその回は、インフルエンザのパンデミックが起こるという話で、ダニエル・デイ・キムが医師のひとりを演じている。キムは、この回を撮影した後、自らもコロナに感染していることを発見し、ソーシャルメディアで告白している。ほかに、これまでに脚本家のひとりと3人のクルーの感染がわかっている。エグゼクティブプロデューサーは、「今、私たちは、フィクションではなく事実を必要としています」と、局の判断を支持するコメントをしている。文=猿渡由紀
2020年03月27日米リアリティ番組『トップシェフ・マスターズ』第3シーズンで優勝したシェフ、フロイド・カルドスが、新型コロナで亡くなった。59歳。カルドスは、今月、母国インドに行き、アメリカに戻ってまもなく入院したという。亡くなったのはニュージャージーの病院。彼はニューヨーク、ムンバイとゴアに店を展開。『トップ・シェフ・マスターズ』のほか、Netflixのグルメ番組『Ugly Delicious』にも出演した。料理本も2冊出版している。文=猿渡由紀
2020年03月26日新型コロナの影響で、ワーナー・ブラザースが複数の映画の公開延期を決めた。ひとつは6月5日に北米公開されるはずだった『ワンダーウーマン1984』。新たな公開日は8月14日。6月26日の北米公開が決まっていたミュージカル映画『イン・ザ・ハイツ』も延期になったが、新たな公開日は未定。ジェームズ・ワン監督のホラー映画『Malignant』も、8月の公開予定日から延期となっている。アニメ映画『Scoobe!』も同様に、新たな公開日が決まらない状態で延期となった。そんな中でクリストファー・ノーラン監督の超大作『テネット』だけは、現在も、当初の予定の7月17日から動いていない。文=猿渡由紀『ワンダーウーマン1984』公開延期
2020年03月25日新型コロナの影響で世界各国の映画館が閉鎖する中、中国では先週末から少しずつ劇場が再オープンを始めている。先週土曜日段階で営業しているのは、500館強。中国全土の5%にも満たないが、この後も段階的に営業を再開していく狙いのようだ。これらの劇場で現在上映されているのは新作ではなく、昔の中国映画。だが、4月なかば頃には、コロナ騒ぎで中国ではまだ上映されていない『フォードVSフェラーリ』『1917 命をかけた伝令』『ソニック・ザ・ムービー』などが公開になる可能性がある。今週は、新たにニュージーランドが外出禁止令を発令し、映画館もすべて閉鎖になった。文=猿渡由紀
2020年03月24日新型コロナの影響を受け、オーストラリアでも映画館が完全にクローズとなった。スコット・モリソン首相が現地時間月曜からレストラン、バー、ジム、カジノなどを閉鎖するよう要請、その中に映画館も入っていた。すでにヨーロッパ各国や中東、アメリカの主要都市で映画館は閉鎖されている。全世界的に劇場ビジネスが消滅したのを受けて、世界興行収入は、しばらく発表されない模様。この状況がしばらく続くと、すでに延期が相次いでいるハリウッド映画の公開スケジュールに、さらなる影響が出てきそうだ。文=猿渡由紀
2020年03月23日新型コロナの影響を受け、カンヌ映画祭が開催延期を発表した。もともとの予定は、5月12日から23日。しかし、大型イベントが次々にキャンセルされ、お隣のニースの市長や、モナコ公も陽性とわかった今、予定通りの実施は避けられないと多くが見ていた。フランスでも、現在(3月19日時点)までに240人の死者が出ている。映画祭事務局は、できれば6月後半か7月頭の実施を願っているが、今後、状況がどうなるかはわからない。映画祭と一緒に行われるマルシェ(映画のマーケット)は、ひと足先に、ヴァーチャルで行うと発表していた。映画祭が6月末か7月頭に実施できる場合、そこに合わせるのかどうかは不明だ。文=猿渡由紀
2020年03月23日新型コロナで映画の撮影に影響を与える中、ニュージーランドで撮影中だった「アバター」も撮影中止となった。『アバター』は4本の続編が作られることになっており、2作目と3作目は、この春に撮影を終える予定だった。『アバター2』の公開予定日は来年12月、『アバター3』は2023年12月。ほかには、ベルリンで撮影中だった『マトリックス4』も、撮影中止の判断をした。こちらの公開予定は来年5月。文=猿渡由紀
2020年03月19日新型コロナの影響で映画の公開延期が続く中、マーベルの『ブラック・ウィドウ』も5月1日(金)の公開予定日から延期になった。新しい公開日は未定だ。ディズニーは他に、20 th Centuryの『The Woman in the Window』、サーチライトの『The Personal History of David Copperfield』の延期も決めている。いずれも5月に公開が予定されていた。『ムーラン』など、今月、あるいは4月に公開の作品はすでに延期が決定しており、現段階でまだ動いていないディズニーの作品で最初のものは、5月29日(金)の『Artemis Fowl』、次が6月19日(金)のピクサーアニメーション『ソウルフル・ワールド』となる。文=猿渡由紀『ブラック・ウィドウ』公開日未定
2020年03月18日新型コロナがますますハリウッドに打撃を与えている。すでにトム・ハンクス夫妻、オルガ・キュリレンコなどの感染がわかっているが、今度はイドリス・エルバに陽性反応が出た。本人のインスタグラムでの発表で明らかになったもの。ほかには、ユニバーサル・ミュージックの会長が陽性とわかり、NBCの人気番組『Today』のスタッフ、HuluのL.A.本社内で感染者が出た。コロナの影響で撮影中止となった作品は数多くあるが、本日は新たに『マトリックス4』も加わっている。また、撮影準備中『ファンタスティック・ビースト』最新作にも、ストップがかけられた。文=猿渡由紀
2020年03月17日いよいよアメリカにも深刻なコロナショックが訪れた。現地時間12日、ディズニーは、月曜日にプレミアをしたばかりの『ムーラン』の公開を延期すると発表。アメリカ公開は27日の予定だった。パラマウントは、やはりすでにプレミアを終えている『クワイエット・プレイス PART Ⅱ』を延期。ユニバーサルは、5月22日公開予定だった『ワイルド・スピード』最新作『F9』を、1年先まで延期すると発表している。他には、来月のトライベッカ映画祭も延期になり、ディズニーランド、ユニバーサル・スタジオがこの土曜日から休園になった。ブロードウェイのショーも、12日より、すべて上演中止になっている。文=猿渡由紀
2020年03月13日先月末、レイプで有罪判決が下ったハーベイ・ワインスタインへの量刑宣告が、現地時間明日午前、ニューヨークの裁判所で行われる。彼にセクハラあるいはレイプをされたと名乗り出た女性は80人以上いるが、今回の刑事裁判の対象になった女性はふたり。そのうちひとりに対する罪の刑期は最短5年、最長25年、もうひとりへの罪では最短18ヶ月、最長4年。つまり最大29年の可能性があるが、ワインスタインの弁護士は、彼がすでにすべてを失っていることや、彼の優れない健康状態を強調し、刑期を5年にとどめてほしいとお願いしている。このニューヨークでの刑事裁判とは別に、この後、彼にはL.A.でも刑事裁判が控えている。文=猿渡由紀
2020年03月11日マックス・フォン・シドーが亡くなった。90歳だった。1929年、スウェーデン生まれ。イングマール・ベルイマン監督の作品で映画俳優としてのキャリアを積み、『偉大な生涯の物語』(65)でハリウッドデビューを果たす。73年には『エクソシスト』に出演、87年の『ペレ』では、スウェーデン俳優として初めてオスカーにノミネートされた。その他の出演作に、工藤夕貴と共演した『ヒマラヤ杉に降る雪』、『デューン/砂の惑星』『ハンナとその姉妹』『マイノリティ・リポート』『シャッター・アイランド』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』など。テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』では、エミー賞にノミネートされた。最初の妻はスウェーデン人、97年から連れ添った再婚相手はフランス人。本人も、2002年にフランス市民権を取得し、スウェーデンの国籍を放棄している。亡くなったのは、南仏、プロヴァンスの自宅だった。文=猿渡由紀
2020年03月10日3月6日から8日にかけての週末、北米で1位を取得したのは、ピクサーの最新アニメーション『2分の1の魔法』だった。北米興収トータルは4,000万ドルと、ピクサーのデビュー成績としては下だが、観客評価はAマイナスで、あいかわらず高い。2位は先週末首位だったホラー『透明人間』、3位は今週末デビューのベン・アフレック主演作『The Way Back』。4位は『ソニック・ザ・ムービー』、5位は『野性の呼び声』だった。コロナウィルスの脅威がアメリカでも深刻化しているが、北米の興行成績は前の週に比べて4%アップしている。来週末は、ヴィン・ディーゼル主演のSFアクション『Bloodshot』が公開となる。文=猿渡由紀『2分の1の魔法』近日公開
2020年03月09日ディズニーの実写版『ムーラン』が、公開初週末に北米で大ヒットデビューを果たすと予測されている。業界サイトDeadline.comが報道するところによると、公開日の3月27日から3日間の売り上げ予測は8000万ドルから8500万ドル。すばらしい数字だが、コロナウィルスの不安を反映しての下方修正とのこと。通常の状況であれば1億ドルも可能と見られていたようだ。中国人女優が主演する今作は、中国市場にとりわけ重きを置いていたが、コロナウィルスの影響で、中国での公開は延期となっている。そんな中だけに、お膝元のアメリカで華やかなスタートを切ることができれば、ありがたいところだ。日本での公開は当初予定されていた4月17日から延期されて5月22日。文=猿渡由紀『ムーラン』5月22日(金)全国公開
2020年03月06日猛威を振るまくコロナウィルスの影響で、ディズニーが今週ロンドンで予定されていたメディアイベントをキャンセルした。ストリーミングサービスDisney+の欧州デビューのためのイベントで、記者会見や、スターが登場するパネルディスカッションなどが予定されていた。ディズニーによると、外国への渡航に不安があることを受けての判断。イギリス在住の記者のためには、Disney+の体験ができる特設ラウンジを紹介するという。Disney+は、11月にアメリカでデビュー。その後、カナダ、オランダ、オーストラリア、ニュージーランドでもサービスをスタートした。3月24日には、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、アイルランド、オーストリア、スイスでサービスを開始する。文=猿渡由紀
2020年03月04日ウディ・アレンがメモワール本を出版することになった。タイトルは『Apropos of Nothing』。アシェット系列のグランドセントラル・パブリッシングが4月7日にアメリカで発売する。カナダ、イタリア、フランス、ドイツ、スペインでも発売が決まっている。アレンのメモワールのプロジェクトが最初に出たのは2003年。しかし、アレン本人が考えを変えたため、執筆はなされなかった。2018年、彼は再び本を書きたいと申し出るが、「#MeToo」運動が起こったことで、出版社はどこも、養女ディランに性的虐待を行なった疑惑のある彼と組むことを嫌がる。そんな中、グランドセントラルは、2019年3月にアレンと契約を結んだ。ギャラの金額などはわかっていない。アシェットからは、昨年、アレンの息子で、アレンによる姉ディランへの性的虐待を批判し続けてきたローナン・ファローの本『Catch and Kill』も出版されている。文=猿渡由紀
2020年03月03日イタリアで新型肺炎の感染者が急増しているのを受け、『ミッション:インポッシブル』7作目のヴェネチアでのロケが中止となった。ここでのロケは3週間の予定だったが、キャストやクルーの安全、また国境閉鎖などの可能性を考慮し、アメリカを含む別の国で実施することを検討しているという。主演とプロデューサーを兼任するトム・クルーズは、まだイタリア入りはしていない。映画は2021年7月北米公開予定。監督はクリストファー・マッカリー。イタリアでは現段階で200人以上の感染者が出ており、ロンバルディア州とベネト州の一部の街は、事実上閉鎖されている。文=猿渡由紀
2020年02月25日ジェニファー・ローレンスが『Don’t Look Up』に主演することになった。『バイス』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアダム・マッケイが監督するコメディ映画で、脚本もマッケイが書き下ろしている。主人公はふたりの科学者。半年後に隕石が地球にぶつかることを発見したふたりは、世界中にそれを伝えようとするが、誰も信じてくれないというストーリーらしい。製作はNetflix。マッケイはパラマウント・ピクチャーズと契約を結んでいることから、最初にパラマウントに持ち込んだが、7,500万ドルという予算が高すぎると断られたようだ。年内のリリースを目指し、撮影は4月ごろ開始される。ローレンスの最近作は、昨年6月公開の『X-MEN:ダーク・フェニックス』。文=猿渡由紀
2020年02月20日オスカーに6部門で候補入りした『スリー・ビルボード』から2年、マーティン・マクドナーが新たな映画を準備していることが明らかになった。タイトルは『The Banshees of Inisheer』で、出演は『In Bruges』でも組んだコリン・ファレルとブレンダン・グリーソン。舞台はアイルランドの小さな島。長年の友人だったふたりの関係が突然壊れ、思いもかけない展開になるという話らしい。世界配給は『スリー・ビルボード』も手がけたサーチライト・ピクチャーズ(旧・フォックス・サーチライト)が行う。撮影はこの夏スタートの予定。文=猿渡由紀
2020年02月19日ブルース・ウィリスとメーガン・フォックスが『Midnight in the Switchgrass』に出演することになった。犯罪スリラーで、ふたりの役はFBI捜査官。ほかに、地元の刑事の役でエミール・ハーシュも出演する。監督は『アイリッシュマン』など100本以上の映画をプロデュースしてきたランダル・エメット。今作が監督デビュー作となる。撮影は来月9日、プエルトリコで開始。ウィリスの最近作は、エドワード・ノートンが主演と監督を兼任した『マザーレス・ブルックリン』。ハーシュは今年のオスカーに10部門でノミネートされたタランティーノの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演している。文=猿渡由紀
2020年02月18日