時代を超えて読み継がれている、紡木たくの伝説的同名少女コミックを、能年玲奈&「三代目J Soul Brothers」の登坂広臣という最旬キャストで映画化した『ホットロード』。『るろうに剣心 京都大火編』や『トランスフォーマー/ロストエイジ』を抑え、週末興行成績ランキングでは実写映画第1位となる大ヒットスタートを切った本作から、劇中に登場する登坂さんがリーダーとなる不良チーム「Nights」と、彼らと敵対する「漠統」の強烈な個性を放つメンバーが勢揃いとなったビジュアルがシネマカフェに到着した。ママ(木村佳乃)と2人きりで暮らす14歳の少女・宮市和希(能年玲奈)は、自分が望まれて生まれてきた子どもではないことに心を痛めていた。ある日、親友・絵里(竹富聖花)に誘われるまま夜の湘南で出会ったのは、「Nights(ナイツ)」という不良チームの少年、春山洋志(登坂広臣)。「おまえんち、家庭環境わりーだろ?」――第1印象は最悪だった2人だが、やがて和希は春山が身を置く世界に安らぎや戸惑いを覚え、春山もまた和希の純粋さに惹かれていく。しかし、トオル(鈴木亮平)から「Nights」のリーダーを引き継いだ春山は、敵対するチームとの抗争に巻き込まれ…。本作で「Nights」と激しい勢力争いを見せるのが、“ケンカ上等”の血気盛んなグループ「漠統」だ。劇中では、登坂さん演じる春山が単身、漠統のもとへ乗り込み、闘いを挑む場面は見逃せない1シーンともなっている。漠統のリーダー・赤根として圧倒的な演技を魅せるのは、ラッパーのSWAYとしても活躍する「劇団EXILE」のメンバー・野替愁平。No.2の永山には、「D-BOYS」の元メンバー・遠藤雄弥が演じている。本作の大ヒットを受け、8月30日(土)には急遽、「Nights」から山田裕貴、小澤亮太、「漠統」からは野替愁平、遠藤雄弥が舞台挨拶に登壇することが決定!男気あふれる彼らにぜひ注目してみて。『ホットロード』は全国にて公開中。「Nights vs 漠統」舞台挨拶は、丸の内ピカデリーにて8月30日(土)18:45~回の上映終了後の予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホットロード 2014年8月16日より全国にて公開(C) 2014「ホットロード」製作委員会 (C) 紡木たく/集英社
2014年08月26日晴れの場にふさわしいドレスアップした姿も、演じた役について語る様子も、全然『ホットロード』の主人公2人と違う。なのに、語るその言葉に耳を傾けていると、やっぱり“和希”は彼女、“春山”は彼なのだと思わせる。そんな説得力がある能年玲奈と登坂広臣。80年代半ば、当時の十代の心を鷲掴みにした不朽の名作コミックの満を持しての映画化で、2人は母親との関係に悩み寂しさを抱えた少女・和希と、無鉄砲に生きる不良少年・春山を演じている。互いの第一印象について尋ねると、まず能年さんが言葉を一つ一つ丁寧に紡ぐように語り始める。「初めてお会いした時は、この人が春山なんだと思って。そのイメージを頭に入れよう、と必死でした。でも、撮影が始まったらすごい現場を明るくして下さる方で。和希が春山を殴るシーンがあったんですけど、そういう時に『思い切りやって下さい』って言って下さる優しい方だったから。思いっきり(笑)できたなと思って」と言うと、隣りに座っている登坂さんに「本当にありがとうございます」と改めて感謝を示す。それを受けて、登坂さんはリハーサルで初めて対面したときの印象を語る。「その時には原作も脚本も読み込んでいらっしゃると思ったので、“和希だな”という印象を受けました。撮影中は、今おっしゃったように、殴るとか頭突きするシーンでもすごくストイックな方だというイメージがすごく強いです」。世代を超えて読み継がれている原作の映画化に、主演というプレッシャーはやはりあった。能年さんは「私はただ驚くばかりという感じでした(笑)。本当にたくさんの方に愛されている原作なので、原作ファンの方を裏切らないように、忠実に和希を演じなければいけないのは大前提としてありました。それを私が演じるうえで、どうすればいいのかすごく悩みました。でも、忠実に和希を演じる中で、自分の軸をぶらさないでできたらいいなと決めて臨みました」。映画初出演の登坂さんは「初めてだったので不安もありましたし、自分の中で葛藤もありました」とふり返る。「でも、原作者の紡木たく先生、監督をはじめ映画関係者の皆さんにもお会いさせていただいて、自分を求めて下さっていることにすごく心打たれたというか。もちろん、自分も原作を読ませていただいてファンになっていたのも大きな理由ですけど、そうやって思っていただける気持ちに応えたいと思いました。紡木先生にお墨付きをいただけたのが何より、僕の中の不安を取り払ってくれたような、背中を押してくれたと思います」。能年さんも「原作者を始め、関係者の方に選んでいただくのは、それはすごく嬉しい、喜ばしいことだなと思いました」と表情をほころばせた。物語の舞台は、能年さんにとっては生まれる前の80年代。「本当に知らない世界がそこにあって」と正直に語る。「監督から『今の人たちにも通じるようにしたい』と言われました。時代背景が今とは違うので、どう溝を埋めるかという点で悩んだんですけど、親への反抗心は今の子にも通じるのかなと思って、そこを大事にしました」。和希については「すごく一生懸命なところに共感できる女の子です」と言う。「お母さんに構ってほしくて、自分のことを見て欲しくて、でもそれを素直に吐き出せないから、悪いことをしてしまう子なのかなと解釈をしました。和希が春山に惹かれたのは、お母さんとの冷たい関係があったからじゃないでしょうか。和希は春山と初めて会った時にもう惹かれ始めていたと思ったので、むかつく!という部分と惹かれる気持ちが同時にある、その流れがもう一瞬で見えたらいいなと思います」。登坂さんは春山について「最初はどこか人間らしくないというか、命を大事にしてない部分がすごくあったと思うんです。性格も不器用だし。でも、仲間を大切にする気持ちも、“この人を大事にしたい”と熱くなる思いがある」と分析。「共通点はたぶん不器用なところだと思います。素直に言えばいいものを違う言い回しにしてしまったり、少し逆のことを言ってしまったり。共感というか、理解できました」。決してセリフの多い作品ではないが、印象的な言葉が数々ある。登坂さんはラスト近くの春山のセリフが印象深いという。映画を楽しんでもらうためにここでは敢えて明かさず、理由だけをお伝えしよう。「和希と出会うまでは死すらも恐れていなかった春山が、実際にそれに直面した後の第一声です。本当に心の声だと思います。たったひと言で、春山が変わったというか、より人間らしくなるのが分かるんです」。能年さんは「和希が直接しゃべってる言葉ではないんですけど、あのセリフが結構好きで」と前置きして、和希と春山が出会うきっかけを作った親友・絵里を指す「私の友だち」というひと言を挙げた。「自分ができることが何にもなくて、やるせない中で、友だちだって確認することで絵里を大事にしている感じが、すごく素敵だなと思いました」2人とも演じる役と物語の芯を的確にとらえるチョイスを瞬時にしてみせる。この豊かな感受性が、不可能と言われた映画化を見事に実現させた大きな原動力だ。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ホットロード 2014年8月16日より全国にて公開(C) 2014「ホットロード」製作委員会 (C) 紡木たく/集英社
2014年08月14日人気コミックを映画化した『ホートロード』の公開記念イベントが6日に江東区の中村中学校・高等学校で行われ、主演を務める能年玲奈と、映画初出演を果たした“三代目J Soul Brothers”の登坂広臣がサプライズで登場。ふたりが会場に現れると、約300人の女子中高生は黄色い歓声をあげた。イベントの模様本作は、1986~1987年に「別冊マーガレット」で連載され、単行本全4巻の累計発行部数が700万部を突破する同名コミックを、三木孝浩監督(『僕等がいた』『陽だまりの彼女』)が映画化した作品。家庭に居場所がない14歳の少女・和希(能年)は、夜の湘南で不良グループに属する洋志(登坂)に出会い、反発しながらも次第に距離を縮めていく。興奮さめやらぬ学生たちを前に、能年は「みなさんの制服姿が素敵すぎて、目の保養になります。ありがたいです」と満面の笑み。一方、登坂は「すごい熱気ですね。女子校に来ることなんて、なかなかないこと。温かく迎え入れてくださりうれしいです」とパワーをもらった様子だ。また、本作で反抗期を迎えた10代のヒロインを演じた能年は「私のイメージとは違う役なので、どう演じればいいか悩みました。原作ファンのみなさんを裏切らないように、でも自分の軸はブレずに演じたいと思った」と語る。また、登坂にとっては、本作は演技デビューとなるが「原作の紡木たく先生や三木監督が『役を演じようとせず、登坂君のままでいてくれたらいい』と言ってくれた」と振り返った。生徒から「学生時代の一番の思い出は?」と聞かれると「中学時代にバンドを組んでいて、それに熱中していた。ギターは今も弾いています」(能年)、「体育祭で頑張った思い出がある」(登坂)。「夢がなかなか見つからない」という高校2年生に対しては、「頭で考え込まず、好きなことに貪欲に取り組んでみるのもいい」(能年)、「焦らずに、今自分がやりたいことをやっていれば、自然と本当にやりたいことが見つかるはず」とアドバイスした。『ホットロード』8月16日(土)全国公開
2014年08月06日7月5日、東京・本多劇場で初日を迎えた舞台『スペーストラベラーズ』。2002年に活動を停止した人気お笑い集団・ジョビジョバの出世作であり、映画監督の本広克行がその脚本に惚れ込み、自らの映画『スペーストラベラーズ』(2000年公開)の原作として採用したことでも知られている。今回、新たなキャストとスタッフで復活することになった本作の、脚色と演出を務めた細川徹からコメントが寄せられた。「スペーストラベラーズ」チケット情報「何度も見ている舞台なのに、自分も見ていてお客さんと一緒にたくさん笑ってしまいます。ラストシーンを含めて、オリジナル(の舞台)と変えている部分もいろいろあります。オリジナルを見ている人も、映画を見ている人も、何も見ていない人も、何も考えずに楽しめる作品だと思います。すでにすごく面白いですが、お客さんに観てもらうことでさらに面白くするのりしろがある舞台です。この先もドンドン変化していくと思いますので、2度、3度と見て楽しんでください」。物語は、とある田舎が舞台。ふたり組の強盗が銀行を襲撃するが、手際のよい警官隊に包囲されたちまち大ピンチに陥ってしまう。そのとき、強盗のリーダーの頭の中でキラリとアイデアが閃く。強盗と人質、警官隊が繰り広げる手に汗握る一幕もののシチュエーションコメディ。出演は河合龍之介、大水洋介(ラバーガール)、飛永翼(ラバーガール)、富田昌則、富岡晃一郎、そしてジョビジョバのメンバー坂田聡。公演は同所にて7月15日(日)まで上演する。チケットは発売中。なお、現在上演中の作品は“side;summer”バージョンだが、12月には“side;Winter”バージョンの上演も決定した。タイトルと演出家、劇場は同じだが、キャストが異なるバージョンになるようだ。キャストは近日公式HPで発表される。
2012年07月09日「龍馬伝」(NHK)、「怪物くん」(日本テレビ)などに出演し、現在最も注目を集める子役の濱田龍臣が、ディズニーアニメーション最新作『少年マイロの火星冒険記 3D』で主人公マイロの声優を務めることが決まった。濱田くんは「声優の主役ができることになってすごく嬉しいです。マイロはすごく色んな冒険をするので、僕もマイロの世界に入ったつもりで頑張ります!」と早くも気合い十分だ。本作は『Disney’sクリスマス・キャロル』を手掛け、『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞を受賞したロバート・ゼメキス監督がプロデュースする3Dアトラクションムービー。主人公マイロは、何者かに連れ去られた母親を追ってロケットに飛び乗る。宇宙空間を旅し、たどり着いたのは高度な科学と文明を持った火星だった。なぜマイロの母親は火星に誘拐されたのか?未知なる火星を舞台に、少年マイロの未体験アドベンチャーが始まる。濱田くんといえば、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬の幼少時代を演じ、人気グループ「嵐」の大野智と共演したドラマ「怪物くん」(日本テレビ)での好演も記憶に新しい人気子役。先日行われた写真集の発売イベントには、同世代の子どもたちから40代の女性まで幅広い世代が駆けつけ、大盛況だった。そんな2011年、最もブレイクが期待される濱田くんがディズニーアニメーションの主役の座をゲット!同世代の少年を演じることになり、「台本をお母さんと読んで2人とも涙が止まりませんでした」とすでに役作りは万全の様子。起用を決めたディズニーは「主役のマイロのような冒険心あふれる同年代の男の子を探しました。龍馬伝やドラマの演技をみて、濱田くんしかいないと思いました」と期待を寄せている。一方、マイロの父親役には人気お笑いコンビ「バナナマン」の設楽統が決定。これまでDVD『リトル・マーメイドIII はじまりの物語』(魚役)、『スペース・バディーズ/小さな5匹の大冒険』(犬役)の声優を務めた経験はあるが、劇場作品はこれが初めての挑戦。実生活でも父親の設楽さんは、「自分の子供に『パパ、声やってるんだよ!』って言えるのは本当にうれしい!世界観をこわさないように頑張ります」。コントなどで高い演技力を披露する設楽さんだけに、すてきなお父さん像を演じてくれそうだ。色鮮やかで、たくさんの不思議がつまった火星で待ち構える冒険と友情、そして愛。ディズニー・デジタル3Dが生み出す迫力と感動の物語『少年マイロの火星冒険記 3D』は4月、日本に上陸する。『少年マイロの火星冒険記 3D』は4月23日(土)より、全国にて公開。■関連作品:少年マイロの火星冒険記 3D 2011年4月23日より全国にて3D公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:ディズニー×ゼメキスの魅惑のアトラクション『少年マイロの火星冒険記』予告編解禁
2011年02月23日