覆面作家・舞城王太郎の原案を舞台化、映画化した『NECKネック』。舞台版は今年2月に東京の青山円形劇場で上演され、連日多くの観客が詰めかけたが、こちらの作品の2週間限定での映画館のスクリーンでの上映が新宿バルト9で始まった。初日となった6月26日(土)、舞台版、映画版ともに出演している溝端淳平、舞台版の演出の河原雅彦による舞台挨拶が行われた。8月21日(土)公開の映画版では、“NECKマシーン”と呼ばれる装置を使ってお化けを作り出そうとする大学院生と、その研究に付き合わされることになった周囲の人々が巻き起こす騒動が描かれるが、舞台版でも同じモチーフで異なる物語が展開する。上映後に登場した溝端さんが、客席に向けて「怖かったですか?」と問いかけると「怖かったー!」との声が。これに満足そうにうなづき「でも笑える面白い部分もあったでしょ?楽しんでもらえたなら嬉しいです」と笑顔を見せた。溝端さんにとっては今回が舞台初挑戦となったが「首だけを出して、体はずっと埋まっていたのが大変でした。動きのある演技ができないし、アドリブを入れられたりすると分からなくなってしまうので、一言一言のセリフを間違えないようにしましたね。大変でしたけど勉強になりましたし、楽しかったです」と充実した表情。溝端さんについて尋ねられた河原さんも「素晴らしかったに決まってるじゃないですか!(共演の)市川しんぺーが、野球の素振りをする場面があるんですが、しんぺーさんに素振りを熱血指導したのが溝端くんです。あと、のどが強いよね。長い公演で、しかも主演で喋りっぱなしなので心配していたんですが、もったもんねぇ。若さかね」としみじみ語ると会場からは笑いがわき起こった。のどに関しては溝端さん曰く「途中で1回調子が下がったんですが、盛り返しました」とのことだが、河原さんが「朝、溝端くんが楽屋入りすると、僕が溝端くんののどに薬をスプレーしてたんですが、それを嫌がる顔が…可愛かった」と語ると再び会場は笑いに包まれた。8月に公開の映画についてコメントを求められると、溝端さんは「舞台版の方が舞城先生の世界観がより出ていると思うのですが、映画はもっとポップで、遊園地のお化け屋敷に入ったような感じで怖さが後を引かないんです。しかも笑えて楽しめるので珍しいと思います」と舞台とは違った魅力を明かしてくれたが、“NECKマシーン”に入るのはもうこりごりのようで「映画の完成披露でNECKマシーンに入ったのですが、すごく…テンションが下がりました」と本音を漏らした。最後に行われた写真撮影では、場内が突如、暗転し、映画版のキャラクター“ゆかりちゃん”が花束を持って登場!2人と共に写真に収まった。舞台版「NECKネック」上映は新宿バルト9にて7月9日(金)まで、大阪・梅田ブルク7にて7月17日(土)より7月30日(金)まで公開。映画『NECKネック』は8月21日(土)よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:NECKネック 2010年8月21日よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010『NECK』製作委員会■関連記事:覆面作家・舞城王太郎が出版界をジャック!数種類の「NECK」の物語を楽しめる溝端淳平相武紗季に胸キュン「男らしくてかっこいい!」相武紗季×溝端淳平『NECK』主題歌に今年注目の新人MAGIC PARTY“好青年”返上?溝端淳平が携帯ドラマで初の不良役に挑戦ヒロインは蓮佛美沙子相武紗季の背後に忍び寄る不審な女性…『NECK』大パニックのクランクアップ!
2010年06月28日相武紗季×眞木大輔×塚本高史のトリプル主演作『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』が、7月1日(木)よりL.A.で開催される「Anime Expo 2010」に出品されることが決定!主演の3人の喜びのコメントが動画で到着した。ピアニストの佑樹(眞木さん)が起こした事故でイタリアンシェフの武(塚本さん)は命を落とすが、奇跡的に命を取り留めた佑樹に、なぜか武の記憶が宿ってしまう。武の幼なじみの瑠璃(相武さん)は、慣れ親しんだ武の料理の味を再現する佑樹を許せないでいるが、武のある想いを伝えようとする佑樹と次第に打ち解け…という、ちょっぴり切ないラブストーリー。劇中、瑠璃は武に「人生の最後にはナポリタンを食べたい!」とおねだりするが、実はスパゲッティの“ナポリタン”は、イタリア・ナポリ発祥ではなく、日本人が考案した純然たる和風スパゲッティ。今年で19回目を迎える「Anime Expo」では、アニメ作品だけでなく、日本の文化をアメリカの人に伝え、より深く日本を知ってもらおうという狙いがあり、日本発祥の“ナポリタン”を扱った本作が招聘作品に選ばれた。相武さん、眞木さん、塚本さんは今回のL.A.進出決定を大喜び。特に、塚本さんは、相武さんからの「どうですか?L.A.…ホームタウン」というフリに、自信満々で「まぁ、L.A.っつったら“俺の街”だからね(笑)」と故郷への凱旋(!?)に感慨深げな様子で「ハートが伝わればいいかな」と締めてくれた。果たして“ナポリタン”をロスの人々はどう受け止めるのか――?「Anime Expo 2010」は7月1日(木)から4日(日)の日程で開催。『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』は9月11日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。※こちらのコメント動画はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜 2010年9月11日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ■関連記事:眞木大輔が相武紗季、塚本高史とのトリプル主演作でピアニストとシェフに同時挑戦
2010年06月18日カンヌ映画祭のコンペティション部門でバイオレンス映画『アウトレイジ』が上映される“快挙”を成した北野武監督が、このほどシネマカフェほかの合同インタビューに応じ、本作に込めた思いから人間行動論までを語った。今回の暴力映画は「たまに食べたくなったカツ丼」新作は、ここ最近の3作『TAKESHIS’』、『監督・ばんざい!』、『アキレスと亀』と打って変わり、バイオレンスへの原点回帰とも言われる9年ぶりの力作。常に意表をついて周囲を驚かせる北野監督らしく、秀でたエンターテイメント作品として仕上がった。「前3作から“ゴダール病”とでも呼べるような自省的な内容の作品にはまっちゃって、先進的なアートとかワケ分かんないこと考えてやったら完全に失敗して、ダメだこりゃ、と。次、何やろう?と思ったら、暴力映画を全然撮っていないなって思って。食べ物と同じで、たまにはカツ丼食いたいな、と。ただ『ソナチネ』とかと比較されて、『何も進歩していない』とか言われるのは嫌だから、もうエンターテイメントだ!観客全員が喜べるようなものを撮ろうってなった。次に思いついた暴力シーンを書き出して、そっからストーリーを逆算したの。コイツはこう来てこう死ぬ、とか、こんな死に方はしないだろって。で、またひっくり返していって、こうなると思ったら大間違いだとか、ここで(観る側を)騙すとか、いろいろ考えて。そしたら完全にエンターテイメントだなって言える作品ができた」。5月のカンヌ国際映画祭ではコンペ上映され、激しい賛否両論で話題を振りまいた。ホラー、ファンタジーを好むティム・バートン監督が審査委員長を務めた賞レースでは賞を逃したものの、芸術性を好む同映画祭のメーン部門でヤクザもののバイオレンス・エンターテイメントが上映されただけで“珍事”だった。「海外のアート的なフェスティバルとかとは関係ねぇなと思ったら、急にカンヌとか呼ばれてしまって、これは結構大騒ぎになるぞ、って思ってたら、案の定、賛否両論になっちゃって。だから『ざまあみやがれ、こんな映画をコンペに選んだのはそっちなんだから、俺は知らないよ』って言ったんだけど。悪口言う人と褒める人と正反対で、まあまあっていう人がいなくて、いいか悪いかはっきりしていたね。でもまあ狙い通りだった。ショックな映画だろうな、とは思っていたから」。“全員悪人”をテーマに暴力団組織内部の抗争を描く同作では、自身、新たな試みとして主演と言えるキャラクターを7〜8人描く群像劇に挑戦。さらに北野組常連の俳優陣をキャスティングせず椎名桔平、三浦友和、國村隼、小日向文世、北村総一朗ら初タッグの俳優を揃えたのも新趣向。中でもインテリヤクザに扮した加瀬亮の怪演が、前評判を呼んでいる。「英語を使うシーンが途中からいっぱいあるインテリヤクザ役があって、英語も話せる役者を探していたら加瀬くんが来た。けど、普段の雰囲気からはどう見てもヤクザに見えないじゃない。どうしよう、と思ってメイクさんと相談して、オールバックにして、眉毛を剃ってみたり、結構苦労した。最終的に四角くて細いサングラスをかけさせたり。それでも『コノ野郎、バカ野郎』って怒鳴り合っている場面で、加瀬くんも入ってきて同じ台詞言っても全然怖くない。だから、この人は無口にしよう、でも、ひとつキレたら殴り出すという風に、徹底的に暴力に寄せた。キレたら怖い奴に設定に変えて台本を書き直して、かなり悪い奴に仕上がった。やっぱりパッと印象に残るようになったと思うし、うまいこといったかなって思うよね」。とはいえ、抗争の中心人物として動くのは、ビートたけし演じる、大友組の組長・大友。『戦場のメリークリスマス』を機に、俳優としても国内外で高い評価を得ているが、自身では顔をクシャクシャにして照れ笑いしながら厳しく自己評価する。「俺は基本的には演技、上手くないからねぇ。へたくそだから、しゃべんない方がいいもん。しゃべるとね、怪しいんだ俺は。『バカ野郎』なんて言ったら、単なる松村(邦洋)のモノマネになっちゃう。『ダンカン、バカ野郎』(松村さんによる、たけしさんのモノマネ)と変わってないって。『てめえ、何言ってんだ、バカ野郎』(本作の台詞)と同じだったっていう。だからできるだけ、怒鳴らないようにしようと思ったけど、みんなが怒鳴っているから、しょうがなくて怒鳴っていると、ふと我に返って、コレ、松村がモノマネするときと俺と、変わってないじゃないか、って(笑)」。大きな見どころのひとつが、バイオレンス描写の過激さ故に北野映画特有のバイオレンスと笑いが繋がって楽しめる感覚だ。「今回、あんまりにも描写が痛くてなぜか笑ってしまう。っていうか、これだけ追い込まれると人間笑うんだなって。編集していても順撮りじゃないから始めは気がつかなくて、ある程度繋がってくるとバカ笑いしちゃうシーンが出てきた。アレ?これ、お笑い映画撮っちゃった、参ったなーと思ったら、編集マンの人が『これだけ痛ければ笑いますよ、喜劇じゃないけど笑わずにはいられない状態になりますもの、これ』って。大丈夫かなって思っていたら、その感覚は世界共通で、カンヌでも観客がバカ笑いしてた。バカ笑いしている割にはみんな暴力映画って言っているわけ」。登場人物たちは、裏切り、騙し合いを続ける。北野監督の考える、人間の悪は?「悪っていうのは人間社会が進化する過程において、人間本来の欲望を規制するために、社会が悪と決め付けたこととも考えられる。例えば、人間が成長してある程度、性的能力とか体に備わって意識するようになったときには、ほかの奴を殴ってでも女を取るのが、生物として本能的だと思うよ。でもそれ、社会として成り立つために、悪=犯罪という括りを付けないと、人間社会自体が成り立たないというだけ。オットセイが周りの奴をかみ殺して十何匹もメスのオットセイをはべらせてハーレム作っているのを『恥ずかしくないのか、お前は。もっと女を分け与えろ、それじゃオットセイの社会は成り立たない』って言ったって、しょうがないじゃない。それは考えてないだけだもん。人間だったら少し頭が発達してきたから、弱者を救うことによって、全体的に盛り上げようとすることで、性とか食べ物の欲望とかそういうものを、独りよがりに行使することを悪としただけ。それがなきゃ、美味いものを食っている奴を後ろからぶん殴って、気絶している間に食って帰っちゃえばいいんだから。それは誰でもしたいと思うよ」。人間は欲望に抑制の効かない未完成な存在そういった悪とキッチリ一線ひけない人間の未熟さも明確に指摘する。「人間ってのは未完成な動物で、こういう暴力映画っていうと暴力は社会に対して悪影響があるんじゃないでしょうか?って言う。だけど拍手して観ている奴がいる。悪いことなら止めるんだけど止めないんだよ。食べ物でも何で腹いっぱい食っているんだ?肝臓壊したり糖尿になったり、体に悪いのになぜ食うかと言うと、頭と体のバランスが人間って全然取れていない。教えてくれないんだよ、体から信号出ていないんだもん。『それ以上食うと体に悪いです』なんて絶対言わないでしょ?だから食っちゃうの。それだけ人間ってね、欲望に対しては規制が効いていない、だからすごい未完成な動物なんだよ」。劇中、数人、生き残るワルがいる。現実社会で生き残るために必要なことは?「多分、グループがあってそこで生き残ろうとする。だから葛藤があるんじゃない?このグループじゃないところにポンと出ちゃえばいい。そうすればこのグループからしたらその人、関係ないだから、客観的に見たらその人、生き残っているってことじゃん、もしかしたらね。漫才ブームのときに一番最初に漫才辞めたの俺なんだもん、もう終わりだと思って。B&Bとかみんなそこにいたけど、俺、ポンと外に出ちゃった。で、結果的にブームはなくなって、たけしと紳助が漫才ブームを生き抜いたって言われるんだけど。俺、TVの次に、今度ラジオに行っちゃった。TV界からラジオに行っただけなんだけど、たけしはお笑いから生き抜いたってことになる。で、次に映画に行っちゃった。TVのタレントから俺だけ映画に行ったら、また生き抜いた、みたいなことを言われる。要するにグループの中に属さないってことじゃないかな。そうすりゃ生き抜いたことになる。怪しいんだけど、俺」。騙す、騙される、どっちが好き?の問いに、「あーあ」と嘆くような口調と優しい笑顔で答えた。「俺ら、騙す商売だからなぁ。騙す商売だけど、騙されることによってプラスマイナスゼロにしているところ、あるよね。よく騙されるの、騙してもらったお金、騙されてぼられているだけだよ」。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アウトレイジ 2010年6月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010『アウトレイジ』製作委員会■関連記事:モナもシビれた!北野監督作『アウトレイジ』女性座談会ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5社長になってほしい俳優といえば?【カンヌレポート 最終回】バルデム受賞にペネロペ涙!最高賞はタイ作品山本モナと“男たち”を語ろう!『アウトレイジ』女性限定試写会&座談会に10組20名様ご招待【カンヌレポート 04】たけし、批評家の採点は辛口も観客からは5分の拍手の嵐
2010年06月10日独特の文体、ストーリー展開で読者の熱狂的な支持を集めるとともに、文壇で物議を醸し続ける作家・舞城王太郎の原案による映画『NECK ネック』。この公開を記念して「講談社・夏の舞城王太郎まつり」が開催されることが決まった。舞城王太郎は1973年生まれ、福井出身といった断片的な情報以外は謎に包まれた覆面作家。2001年に「煙か土か食い物」でメフィスト賞を受賞しデビューを果たし、「阿修羅ガール」で2003年に三島由紀夫賞受賞。その実力が高く評価される一方で、若者言葉を発展させたような独特の口語体の多用などが“舞城否定派”を生むことに――。2度にわたって芥川賞の候補に名を連ねたが、中には作品を全く評価しない選考委員もおり、最も文壇を悩ませる作家の一人である。『NECK ネック』は、そんな舞城さんの原案を映画化した作品で「映像化不可能」と言われてきた舞城作品にとって初の映画となる。また、舞台版がこの2月に、映画と同じく溝端淳平をキャストに迎え、河原雅彦の演出で上演された。今回、開催が決まった「講談社・夏の舞城王太郎まつり」では、舞城王太郎が夏の出版界をジャック!まず、7月6日(火)に講談社の100周年を記念して、講談社ノベルスより書き下ろしで「獣の樹」を刊行。その後、7月15日(木)には講談社文庫より「NECK ネック」が発売されるのだが、これは舞台、映画の単なるノベライズにあらず!映像化を前提に書いた“首”にまつわる物語…“オリジナルバーション(こちらを2月に舞台化)”に加え、映画に向けて書き下ろした“セカンドバージョン”、さらに最終的に映画の原案となった“サードバージョン”に、今回の文庫化にあたり、映像とは全く切り離して書き下ろされた「a story」という異なる4つの首の物語が収録されているのだ。舞城さん自身による渾身の絵コンテ(写真)も掲載されている。そして、7月中に文芸誌「群像」に短編作品を掲載し、8月15日(日)には「IN☆POCKET」に先述の文庫版とはさらに異なる「小説NECK」を掲載する予定。さらに、文芸雑誌「メフィスト」には映画の中に登場する作家・越前魔太郎名義の作品が掲載される。これは、実は複数の豪華執筆陣によるシリーズ作品となっており、9月にはいよいよ舞城さん自身が“越前魔太郎”として執筆することになるという。舞城さん自身も驚愕しているというこの大量刊行。映画も楽しみだが、この夏、小説で舞城ワールドにどっぷり浸かり、それぞれの作品を比べてみるのもいいかも。© 舞城王太郎『NECK ネック』は8月21日(土)よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:NECKネック 2010年8月21日よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010『NECK』製作委員会■関連記事:溝端淳平相武紗季に胸キュン「男らしくてかっこいい!」相武紗季×溝端淳平『NECK』主題歌に今年注目の新人MAGIC PARTY“好青年”返上?溝端淳平が携帯ドラマで初の不良役に挑戦ヒロインは蓮佛美沙子相武紗季の背後に忍び寄る不審な女性…『NECK』大パニックのクランクアップ!舞城王太郎「NECK」映画&舞台化で相武紗季、溝端淳平、栗山千明、平岡祐太ら出演
2010年05月29日映画『NECK ネック』の完成披露試写会が5月27日(木)、東京・ヤクルトホールで行われ、主演の相武紗季、共演の溝端淳平が舞台挨拶に立った。お化けを作り出す研究を続け、恐怖の妄想を現実にさせる“ネック・マシーン”を開発した風変わりな女の子・真山杉奈(相武さん)と杉奈に恋した首藤友和(溝端さん)の姿を描く恋愛ホラー。“胸キュンホラー”のキャッチコピーにちなみ、司会者が撮影時に胸がキュンとした人を質問。溝端さんは「男らしい人に憧れるので、相武さん。撮影が終わった後に1分くらいで着替えて『お疲れさまでした!』って帰っちゃうんですよ。さっぱりして帰る。滅茶苦茶カッコイイと思いました」。相武さんが、「それダメってこと?」と尋ねると、「いや、カッコイイってことです。しかも可愛い笑顔で帰るから、誰も止められない」とベタ褒め。相武さんは「サッて帰っちゃうんですよね〜」と潔く認め、男らしさ(?)をにじませた。同じ問いに相武さんは、共演の「栗山千明ちゃんが、夜になるとより天然になって、キュンキュンしましたね。外見はクールビューティーなのに一番天然で役ともギャップがあって」と男子目線。溝端さんも「ありましたねー。ギャップ萌えですね」と同意見だった。劇中では恋愛関係の2人だが、相武さんは「現場では兄弟みたいになっていました」と報告。溝端さんは「スタッフさんに『顔が似てる』とも言われて…」と話し、会場の女性ファンから「似てる!」と声が飛ぶと、「似てますかー」と納得した様子。初メガホンの白川士監督は「現場でうるさい2人でしたね」と仲の良さを証言した。一方、苦労した点について相武さんは「元々テンションが高くないのに役作りでテンション高く、上げよう上げようとしたことですね。そしたら監督から『お前、本当に落ち着きがないな』と言われました」と苦笑いしたが、白川監督からは「すごいナチュラルだったので、そのままなのかと思いまして」と褒められてニッコリ。続けて「淳平くんはそのままだったんですよね。仕事のとき、セーブしているって言うから、普段どんだけテンション高いんだろうって」とやんわり感心。溝端さんは「『NECK ネック』のときはそのままでよかったので、リミッター解除していました。うっとおしかった?」と心配そうに尋ね、「あ、大丈夫でした」の返答に、無邪気な笑顔を浮かべていた。『NECK ネック』は8月21日(土)よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:NECKネック 2010年8月21日よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010『NECK』製作委員会■関連記事:相武紗季×溝端淳平『NECK』主題歌に今年注目の新人MAGIC PARTY“好青年”返上?溝端淳平が携帯ドラマで初の不良役に挑戦ヒロインは蓮佛美沙子相武紗季の背後に忍び寄る不審な女性…『NECK』大パニックのクランクアップ!舞城王太郎「NECK」映画&舞台化で相武紗季、溝端淳平、栗山千明、平岡祐太ら出演
2010年05月27日溝端淳平が箱から首だけをニョッキリと出したシュールな写真に“胸キュンホラー”なる怪しげな宣伝文句…。独特の作風が人気の作家・舞城王太郎による原案を映像化した映画『NECK ネック』が8月に公開されるが、その主題歌を新進気鋭のユニット「MAGIC PARTY」の書き下ろし曲「今夜はMAGIC BOX」に決定した。本作は、憧れの先輩・真山杉奈に告白した首藤友和が、杉奈に言われるがままに実験台として“ネック・マシーン”という、お化けを作り出すという箱に入れられ、体験する“恐怖”を描いた作品。溝端さんが首藤を、相武紗季が首藤の憧れの“変わった先輩”杉奈を演じる。MAGIC PARTYは、ボーカルのAIRIとベース兼コンポーザーの本田光史郎によるユニットで、昨年、インディーズながら深夜ドラマ「深夜食堂」の主題歌を担当し注目を浴びた。この春、ポニーキャニオンに移籍し、夏に本作の主題歌「今夜はMAGIC BOX」でこの夏、メジャーデビューを果たす。劇中、溝端さん演じる首藤が入る、お化けを作り出す箱“ネック・マシーン”にインスパイアされる形で本楽曲を書き上げたという。このたび本作について、そして主題歌について舞城さんが思いを語ったコメントが到着。その全文をご紹介!「夢を叶えようと思って頑張ってる様子は常に痛くて滑稽で、大事なことを伝えようとする台詞は必ず陳腐であか抜けなくて、だからそれぞれに時々、耐えきれなくてやるせなくて嫌になって格好つけたくなりますけれど、そこをぐっと堪えてこその価値ある人生です。『笑われたって構わない』という、ネガティブを乗り越えたポジティブさがこの映画の主人公、奇天烈な理論を研究し続ける真山杉奈ちゃんや、ちょっと変な彼女を追い求める首藤友和くん、自分のトラウマを愚直に小説へと仕上げていく越前魔太郎くん(平岡祐太)、そしておかしな作家を守り荒唐無稽なキャラを愛する赤坂英子さん(栗山千明)たちにふさわしいと思います。映画が終わってこの主題歌を聴きながら、観客のみなさんが『NECK』の登場人物たちの『心を奮い立たせる好奇心』を笑っていてほしいです。馬鹿にしてくれたって構いません。実際のところ夢に向かって頑張ってる姿も言ってる台詞も本物だからこそ馬鹿馬鹿しくて笑っちゃいたくて、いよいよ愛しいものなのです。ぷー馬鹿馬鹿しいと笑いながら愛すべき映画なのです、この『NECK』は」。AIRIさんも「常識は通用しない、不可能を可能にさせる“NECK MACHINE”。そんな素敵な『箱』にインスパイアされて今回は歌詞を書き上げました。世界でたった一つのMAGIC BOXは、必ずアナタの中にあります。その存在に気付いたら、きっと毎日が“最高”に変わる!」と力強いコメントを寄せてくれた。ネック・マシーンとはいったい何なのか?“胸キュンホラー”はどこに向かうのか?『NECK ネック』は8月、シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:NECKネック 2010年8月、 シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010『NECK』製作委員会■関連記事:“好青年”返上?溝端淳平が携帯ドラマで初の不良役に挑戦ヒロインは蓮佛美沙子相武紗季の背後に忍び寄る不審な女性…『NECK』大パニックのクランクアップ!舞城王太郎「NECK」映画&舞台化で相武紗季、溝端淳平、栗山千明、平岡祐太ら出演
2010年05月11日相武紗季、塚本高史、そしてEXILEのMAKIDAIこと真木大輔のトリプル主演による映画『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』が9月に公開されることが発表された。死んだ男の記憶が別の男に乗り移る、というファンタジー要素を含んだ作品で、塚本さんと真木さんは料理人を演じる。特に真木さんはイタリアンシェフの記憶を宿したピアニストという1人2役とも言える役柄に挑戦している。相武さん演じる瑠璃は、プロポーズの返事の相談を幼なじみでイタリアンシェフの武に持ちかけるが、武は瑠璃の元に着く前に真木さん扮するピアニストの佑樹が起こしたアクシデントに巻き込まれ、命を落としてしまう。佑樹は奇跡的に一命を取り留めるが、事故後、佑樹の脳裏には死んだ武の記憶が乗り移っていた…。慣れ親しんだ武の味を再現する佑樹を許すことが出来ない瑠璃。だが、武の想いを伝えるがためによみがえってきた佑樹の行動に、次第に瑠璃の心はうちとけていく。本作では料理の監修に、かつてマドンナのプライベートシェフを務め、マクロビオティック料理に関する第一人者として知られる西邨マユミを迎え、ヘルシーイタリアンレシピをオリジナルで開発しており、料理も見どころの一つ。もちろん、塚本さん、真木さんが料理をするシーンもあるので要チェック!相武さんは「武が何よりも大切な存在だったということが出せるように、じゃれたり嫌味を言うときにも、愛情を持った行動にするということに気をつけました。ときめきや悲しさを感じながら、おいしい料理と一緒に楽しんでください」とメッセージを寄せてくれた。真木さんも「いい音楽、いい料理は人を幸せに笑顔にできる、というところに共感を覚えます。この映画を観た方にある意味満腹になっていただけたら最高です。ボナペティート!」とコメント、そして塚本さんは「イタリアンシェフ役ということで、CDでイタリア語を事前に勉強しました。いつも僕は『料理なんか男がするもんじゃない』と言っていますが、包丁の持ち方や千切りの仕方はちゃんと練習しました」と努力を明かしてくれたがその成果やいかに――?3人以外にも、第21回『ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのグランプリに輝いた市川知宏に、歌舞伎役者の市川亀治郎、映画初出演となる元宝塚のトップスター、真琴つばさに脳科学者の茂木健一郎、ベテラン俳優の北大路欣也など豪華な顔ぶれが脇を固めている。また、2009年に再結成したMr.BIGのボーカル、エリック・マーティンが主題歌を担当。ドイツ出身の人気ユニット、スウィートボックスで知られるサウンド・プロデューサーのGeoと共に、本作のために「Love Is Alive」を書き下ろしており、こちらも楽しみなところ。瑠璃を目の前にした佑樹の心にわき上がる愛情は、佑樹本人のものなのか?それとも、武の想いなのか?武が最後の最後に瑠璃に伝えたかったことは?「ナポリタンのレシピを研究して、瑠璃の特別な日に作ってあげるよ」――武と瑠璃、2人の約束の味が想いをつなぐ!『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』は9月、全国にて公開。■関連作品:恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜 2010年9月、全国にて公開© 2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ
2010年03月17日携帯専用放送局BeeTVで3月1日(月)より配信される「女たちは二度遊ぶ」に出演する相武紗季、水川あさみ、小雪、優香、長谷川京子が行定勲監督と共に2月28日(日)に本作の舞台挨拶に登壇し、映画のテーマでもある“忘れられない女”についてトークを繰り広げた。芥川賞作家・吉田修一の同名短編集を原作にした4編と、行定監督のオリジナル脚本による1編の計5編で、相武さんらがそれぞれの1編に主演するオムニバス形式の本作。まずはそれぞれが演じた女性の魅力について質問。「どしゃぶりの女」に主演した相武さんは自身が演じた女性について「一夜限りのつもりが居ついてしまい、それで本気になったかと思うと姿を消すという女性で、現実にありそうでもあり、どこかファンタジーの要素の強い作品になっています」と語った。水川さんは「自己破産の女」で演じた役柄を「男に対して何も求めない女性で、その天真爛漫さが男心を掴みます」とニヤリ。「でもその反面、一人でいられないようなところもあって儚さ、寂しさのあるお話。監督には『(素の水川さん)そのまんまで演じてみろ』と言われました」と少し複雑な表情を見せた。小雪さんが主演したのは「夢の女」。「抽象的な役で、人は夢を見て、目覚めたときに『これは夢なのか?現実か?』という感じのときがあると思いますが、まさにそういう瞬間を描いてます。見えるようで見えない、あるようでないというキャラクターです」と語った。これとは対照的に優香さんは「平日公休の女」で演じた女性を「この中で一番普通。リアリティのある話になっています。監督からは『イタくやってほしい』と言われて…(苦笑)。相手に『嫌なことしてよ!』と言うシーンがあるんですが言ってて気持ちよかったですし、こういうこと言える女性はかっこいいですね」とご満悦だった。長谷川さんは行定監督オリジナル脚本の「つまらない女」に主演したが「“つまらない女”…そう言われたらショックですよね(笑)。一生懸命話すけど、起承転結がつけられず『何が言いたいの?』というタイプの女。彼が小説家で、一見、退屈なこの女性が実は大切な存在で、彼女に彼は支えられてきた、というお話。監督のプライベートが垣間見えますよ」とニッコリ。では、役から離れて「あなたにとって“忘れられない女”とはどういう女?」という問いには一同思案顔。相武さんが「(相手を)振り回しながらも愛嬌があって、どこか憎めない女」と言えば、水川さんは「まだまだ自分は勉強中の身ですが(苦笑)、男性に対して素直で誠実であることが、男性の心に残るのであってほしい」と願望を口にした。小雪さんは「女性的にはぜひ、男性に(答えを)聞かせてほしい」と言いつつ「夢の時間を与えてくれた人…終わらなかった人かな?自分の中で『終わらなかった人』ではないかと思います」と語った。優香さんは、相武さんが演じた女性を挙げ「猫みたいな女性。(相手にとって)どうしていいのか分からない!というタイプ。忠実に横にいるのではなく、ひょいといなくなったりする女性ですかね?」と回答。最後の長谷川さんは「分かってたらラクなんですが」と苦笑いを浮かべ「自立し、自分の世界を持っている女性は男性にとって思い通りにいかず“忘れられない”のでは?」と語り、思い思いの“忘れられない”女性像”を示した。ではここで、小雪さんのリクエストの通り、男性の意見を…と振られた行定監督は予期せぬ展開に慌て気味。行定監督の出した答えは「しつこい女」。曰く「僕はダラダラしているタイプなので…自発性のない男からしたら“しつこい”のが一番忘れられないですね」とのことだが、5人からは「えー?」、「そうなんだー!意外…」など驚きの声が上がっていた。「女たちは二度遊ぶ」はBeeTVにて3月1日(月)より配信開始。BeeTV「女たちは二度遊ぶ」公式サイト■関連作品:パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:安室奈美恵のドラマ主題歌PVの特別版で相武紗季、水川あさみ、小雪ら豪華競演日本映画が健闘した第60回ベルリン国際映画祭藤原竜也「自由にさせてくれた監督の力量」ベルリン批評家連盟賞受賞の喜び林遣都藤原竜也の芝居も携帯電話の登録名も「イカ」一緒にこたつでミカンを食べたい俳優第1位は…この冬こたつを買ったばかりの堺雅人!
2010年02月28日相武紗季、水川あさみ、小雪、優香、長谷川京子という豪華女優陣の共演で話題を集めているドラマ「女たちは二度遊ぶ」が、3月1日(月)より携帯専用放送局「BeeTV」にて配信される。このほど、安室奈美恵による主題歌「The Meaning Of Us」のミュージックビデオを本作の監督を務めた行定勲が全面監修した“「女たちは二度遊ぶ」スペシャルバージョン”が完成し、現在BeeTVにて期間限定で配信されている。本作は、芥川賞作家・吉田修一の手による切ないラブストーリーを映像化したもので、『GO』、『世界の中心で、愛をさけぶ』など小説の映像化の名手として知られ、つい先ごろ、同じく吉田さんの人気小説を映画化した『パレード』(公開中)でベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した行定監督がメガホンをとった。相武さんら旬の女優5人が、男性の記憶に鮮明に刻まれる“忘れられない女たち”を演じ、5つの印象的なエピソードが紡がれるオムニバス作品になっている。行定監督のラブコールを受け、本作の主題歌として安室さんの起用が決定。そのスペシャルバージョンのミュージックビデオには先述の5人の女優が出演するドラマの映像が使用されている。この「The Meaning Of Us」は、昨年12月に発売され、アジア5か国のCDチャートで1位獲得という、日本人女性アーティスト初の快挙を成し遂げたオリジナルアルバム「PAST<FUTURE」に収録されている楽曲で、久しぶりのバラード曲としてファンの中でも人気の高い一曲。オリジナルのミュージックビデオでは、引っ越し直前の部屋の中で、移りゆく時の流れと共に変化していった2人の想いを安室さんが一人、切なくも力強く歌うという構成になっていた。今回の行定監督の監修によるスペシャルバージョンでは、それぞれのドラマの見どころとなるシーンを繋ぎつつ、女性が愛する人との間に紡ぎだした愛情、哀愁、不安、歓喜、別離など忘れられない記憶を描き出している。“愛されるより、忘れられない女になる”というコピーの通り、「どしゃぶりの女」(相武紗季)、「自己破産の女」(水川あさみ)、「夢の女」(小雪)、「平日公休の女」(優香)、「つまらない女」(長谷川京子)という5人の忘れることのできない、“引力”を持った女たちの物語が綴られるが、不思議に人を惹きつける“引力”を備えているのは安室さんも同様!まずはスペシャルバージョンのミュージックビデオをチェック!「女たちは二度遊ぶ」はBeeTVにて3月1日(月)より配信開始。BeeTV「女たちは二度遊ぶ」公式サイト■関連作品:パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:日本映画が健闘した第60回ベルリン国際映画祭藤原竜也「自由にさせてくれた監督の力量」ベルリン批評家連盟賞受賞の喜び林遣都藤原竜也の芝居も携帯電話の登録名も「イカ」一緒にこたつでミカンを食べたい俳優第1位は…この冬こたつを買ったばかりの堺雅人!【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』
2010年02月26日エイベックスとNTTドコモが運営する携帯電話専門チャンネル「BeeTV」において1月20日(水)より放送されるドラマ「ひだまりの場所〜初恋〜」において、溝端淳平が不良役に挑戦している。本作はBeeTVとフジテレビのタッグによって生まれた企画で、溝端さん主演でドラマ化、映画化された「赤い糸」の制作スタッフが再び集結し、10代の若者たちの姿を描いた青春ラブストーリー。溝端さんに加え、溝端さん演じる英志と恋に落ちるヒロインとして、人気急上昇中の若手女優・蓮佛美沙子が出演する。『赤い糸』への主演を始め、昨年放送された連続ドラマ「BOSS」、「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜」、そして今年は映画『君が踊る、夏』、『NECKネック』への主演など話題の作品への出演が続く溝端さん。これまでさわやかな好青年という役柄を演じることが多かったが、初の不良役で新境地を切り拓く!溝端さんは今回の役柄について「無気力でチャラチャラした不良とは違って、不器用だけど硬派で男っぽく仲間思いな青年。とりあえず“vitality(バイタリティ)”にあふれていたいって思いました。元気があり余ってて、そのはけ口が見つからないから喧嘩したりやんちゃしたりするんじゃないかって思うんです。若者らしさ、不器用さとかが滲み出ればなって思って演じてました」と語っている。撮影は昨年末に山梨県・甲府で行われたが、その様子を溝端さんは「男が多いので毎日男子校のノリでした。みんな、最初は遠慮したり上下関係もあったんですが、ホテルに帰って男全員で大浴場に行くようになって以来、すごく打ち解けました。くだらない話で盛り上がったり、芝居の話で熱くなったり毎日充実してました」とふり返る。それぞれに心の闇を抱えた若者たちが見つけた答え、そして運命的な愛の結末は?「ひだまりの場所〜初恋〜 」は1月20日(水)よりBeeTVにて全24話で配信開始(毎週木・日曜日配信)。© BeeTV■関連作品:君が踊る、夏 2010年秋、公開予定NECKネック 2010年夏、シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開■関連記事:相武紗季の背後に忍び寄る不審な女性…『NECK』大パニックのクランクアップ!来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!舞城王太郎「NECK」映画&舞台化で相武紗季、溝端淳平、栗山千明、平岡祐太ら出演溝端淳平“よさこいマスター”への道を語る主演映画『君が踊る、夏』製作会見溝端淳平がよさこいを踊る!本場・高知を舞台にした青春ムービー製作決定
2010年01月20日2007年の発売以来、世界でも人気を集めるナゾトキゲーム「レイトン教授」シリーズを映画化した『レイトン教授と永遠の歌姫』。本作が12月19日(土)に公開初日を迎え、レイトン教授役を務めた大泉洋をはじめ、堀北真希、水樹奈々、相武紗季ら声優キャストと監督の橋本昌和が舞台挨拶に登壇した。女性キャスト陣の熱狂的なファンを始め、ほぼ男性で埋め尽くされた客席を前にした大泉さんは、「ここまで男性が多い舞台挨拶は初めてで、あらためて自分の人気に驚いてます」と勘違いモード全開、笑顔のアピールで男性たちの「かわいい〜!」という声援を集めた。来週のクリスマスに因んで、この日キャスト全員に「一番思い出に残るプレゼント&今年欲しいプレゼント」が聞かれたが、最近、母親からゴルフウェアをもらったという大泉さんは、「お母さんのセンスって恐いから『地味なものにしてくれ』とお願いしたら、その後テーブルに置いてあって。それが恐ろしく派手なジャージで!」と衝撃のプレゼントを告白。「では今年は?」との質問には「もうちょっと地味なウェアがあれば」と即答し会場を沸かせた。大泉さんと一緒に、シリーズを通じてルークの声を担当してきた堀北さんは、「3年前に初めて声優に挑戦したときは、声のお芝居が本当に出来なくて苦しみましたが、シリーズをいっぱい重ねてこうしてスクリーンでレイトン教授とルークの活躍を見ることができて嬉しいです」と喜びの挨拶。先のクリスマスに関する質問には、「クリスマスの日に、友達にプレゼントとしてツリーをあげたことがあって。1日しか使えない物をあげてしまうという失敗をしたことがあります」とかわいらしいエピソードを披露した。では今年欲しいものはというと「門松が欲しいです」と断言。すると、すかさず大泉さんが「明日のスポーツ新聞に『堀北、門松欲しい』って書かれるけど大丈夫?」とツッコミを入れ笑いを誘った。同じ質問に、水樹さんは「うち、すごく寒くて夜になると10℃以下になるんですよ。寒くて眠れないので、暖房が欲しいです」とプレゼントを懇願。するとここでも大泉さんが「貰うの待たないで早く買ったほうがいいですよ!切実ですよ、心配だな」とお節介。残る相武さんにとっての最高のプレゼントはというと「友達が作ってくれたケーキ。すごく美味しかったので思い出に残ってます」とのこと。今年も「プレゼントよりも美味しいケーキが食べたい」と、自称“食べる専門”という意外な素顔を堂々とさらした。さらにクリスマスに因んで、レイトン教授役の大泉さんに「サンタクロースの故郷と言われる国はどこ?」という“ナゾトキ”が課せられたが、これには「私はその国でサンタと写真を撮りました」と自信満々の大泉さん。見事、答えを当てると後方のクリスマスツリーに「大ヒット」の文字が出現し、作品の門出をお祝い。そして最後に、大泉さんは「この封切りが終わってしまえば、真希ちゃんや紗季ちゃんや奈々ちゃんにもう会うこともないと…。せっかく仲良くなったのに」と女性陣を見回すも三方の賛同を得られず、また勘違い?それでもめげずに「またみなさんをテレビで見るだけかと思うと寂しいので、早いとこ最新作を作っていただいてみなさんにお会いできる日を楽しみにしてます」と続編を切実に願っていた。キャスト陣が口を揃えて、ゲームとは違う、謎解きとストーリーの魅力に太鼓判を押す『レイトン教授と永遠の歌姫』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:レイトン教授と永遠の歌姫 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 LEVEL-5/Team Layton The Movie■関連記事:大泉洋、独演会!「謎が邪魔」発言の火消しに学歴詐称&市村正親に挨拶するも撃沈人気のナゾトキゲームが映画化!『レイトン教授と永遠の歌姫』試写会に15組30名様ご招待
2009年12月19日これまで、その特異な世界観と文体から「映像化不可能」と言われ続けてきた作家・舞城王太郎による原案を基に、相武紗季、溝端淳平、栗山千明、平岡祐太という旬のキャストを集めて現在製作中の“胸キュン”ホラー『NECK』。11月30日(月)、主演の4名が揃って本作がクランクアップした。「<恋>のドキドキと<恐怖>のドキドキは紙一重!?」をテーマにした、“胸キュン”ホラーという新たなジャンルを打ち出す本作。実は映画に因んで、クランクアップの記念撮影時にはあるドッキリが仕込まれていた。仲良く笑顔でピースポーズをする4人。その背後には劇中にも登場する、長い黒髪のお化け“ゆかりちゃん”の姿が…。この証拠写真をご覧になれば分かる通り、相武さんの絶叫とキャスト全員の驚きでドッキリは大成功!本作ならではの締めくくり方で撮影は無事、終了した。果たして、映画の中の“ゆかりちゃん”はどんな恐怖をもたらしてくれるのか?『NECK』は2010年夏、シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:NECKネック 2010年夏、シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開■関連記事:舞城王太郎「NECK」映画&舞台化で相武紗季、溝端淳平、栗山千明、平岡祐太ら出演
2009年12月07日全世界で790万本を超える出荷数を記録している人気ゲームソフト「レイトン教授」シリーズが待望の映画化!12月1日(火)に『レイトン教授と永遠の歌姫』の完成披露試写会が早稲田大学大隈講堂にて開催された。声優を務める大泉洋、堀北真希、渡部篤郎、相武紗季、水樹奈々、そして橋本昌和監督に「レイトン」の生みの親とも言うべき日野晃博が登場した。さらに、ゲーム最新版の新たな声優として市村正親の名が発表され、本人も登場。「レイトン」ファンで埋めつくされた会場は大きな盛り上がりを見せた。司会を務めるLiLiCoが「英国紳士の…」とレイトン教授の紹介を始めると、“英国紳士”という言葉と大泉さんを見比べて、会場からはクスクスと笑いが!これには大泉さん「何を笑ってるのか意味が分からない!」と憤然。声優陣と並んで、この日はレイトン教授と少年・ルークの着ぐるみも登場したが、大泉さんは「頑張って出ているのに着ぐるみの方が明らかに声援デカかった」とぼやき、会場から着ぐるみに対して再び大きな拍手が沸き起こると「(着ぐるみの)彼だってアルバイトで来てるわけで…」とブツクサと語り、会場は笑いの渦に包まれた。さらに、先日行われたゲームの最新作の完成会見の際に、大泉さんが「ストーリーを楽しみたいのに謎が邪魔」と発言したことが話題となっていたが、これについて指摘されると大泉さんは必死に弁解!「口は災いの元と思い知らされました。僕は、『誤解を恐れずに言えば』と断った上でそう言ったんですよ!でもそういった表現を伝えずに新聞で“大泉失言”とか“大泉反省”とか書かれまして…。僕は、自分が謎が解けないので、謎が邪魔と…」と、ここでルーク役の堀北さんが「大丈夫だから」と優しい口調で大泉さんを止めに入り、客席からさすがルーク!と拍手がわき起こった。それでも、大泉さんの独演会は止まらない。会場の早稲田大学について尋ねられ「ここに来るのは在学中以来ですね。寝ても覚めてもここで…いろんなゼミを受けました。よく先生に怒られましたね。『コラッ、寝てるな』とチョーク投げられました」と嘘を並べ立て、「これで明日はまた“大泉学歴詐称”とか書かれるんですね」と自虐的に笑った。やっとのことで大泉さんの挨拶が終わり、続いてマイクを握った堀北さんは「こんなに楽しそうな大泉さんは初めてです」と笑いつつ「ルークとは18歳の頃からの付き合いですが、こうしてみなさんに愛されて、映画にまでなって嬉しいです」と語った。続いて、オペラ歌手のジェニスの声を演じた水樹さん。NHK紅白歌合戦への初出場が決まったばかりとあって、会場からは「おめでとう」という言葉と共に嵐のような祝福の拍手が贈られた。水樹さんは「ありがとうございます!」と満面の笑みを浮かべ「“レイトンファミリー”の一員になれて嬉しいです。自分もゲームをやってましたが、まさか自分が出演できるなんて!という気持ちでした。ストーリーが本当に面白くて、ハラハラしながら演じて楽しかったです」とアフレコをふり返った。そして、レイトンの助手のレミ役の相武さんは「(ゲーム版の)セカンドシリーズを通してレミの声をやらせていただくことになって、どんな風にレイトン教授とルークとに絡んでいくのか?と楽しみでした。アクションシーンもあったり、いままでにやったことのないことをやらせてもらえて、刺激をいただいたアフレコでした」と充実した表情で語った。渡部さんはレイトン教授の宿敵、デスコールの声を担当。渋〜い声で「渡部でございます。普段は俳優業をやっております。…ですのでプロの声優ではないので、少々のことは目をつぶっていただけるかと」とニヤリ。そして「監督は柔らかそうな雰囲気の方に見えますが、とても厳しくて、鍛えられました」とアフレコの様子を明かしてくれた。実は、以上の登壇陣のイニシャルをアルファベットで並べ替え、“I”の一文字を加えると「WHO AM I?(=私は誰?)」という文章になる。そしてこの日、ゲーム版のセカンドシーズンで重要な役割を担う新たな登場人物の声を担当する、イニシャル“I”の人物が初めて明かされた。その人物は…市村正親さん!日野さん曰く「このセカンドシーズンでレイトンとデスコールの繋がりが明らかになりますが、この2人と深く関わる大きな存在であり、2人が意識しないといけない、ボスのような存在。ある意味で怖い人物であり、ある意味で父のような人物」とのこと。市村さんは「“I”の市村です。まさか『レイトン』シリーズに参加できるとは思っておらず、非常に光栄です」と笑顔で挨拶した。市村さんの登場に、慌てふためいていたのは大泉さん。舞台俳優として大先輩である市村さんを前に「大泉でございます」と頭を下げ「以前、奥様(=篠原涼子)と一度連ドラでお会いいたしております」とわざわざ語るも、市村さんは「それが何か?」と返し、会場は爆笑に包まれた。『レイトン教授と永遠の歌姫』は12月19日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:レイトン教授と永遠の歌姫 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 LEVEL-5/Team Layton The Movie■関連記事:人気のナゾトキゲームが映画化!『レイトン教授と永遠の歌姫』試写会に15組30名様ご招待
2009年12月02日独特の文体とストーリー展開で、多くの読者の支持を受けると同時に、文壇を悩ませる作家・舞城王太郎の書き下ろしの原案を相武紗季、溝端淳平、栗山千明、平岡祐太というフレッシュなキャスト陣を迎えて映画化した『NECK』が来年の夏に公開されることが発表された。「煙か土か食い物」で2001年にメフィスト賞を、「阿修羅ガール」にて第16回三島由紀夫賞を受賞、「好き好き大好き超愛してる。」は芥川賞の候補に挙がるなど、華々しい経歴を持つ一方で、その特異な文体と構成が、一方で称賛を、一方では酷評をといった具合に賛否を呼ぶ舞城王太郎。覆面作家として活躍する彼が、このたび「同一モチーフの全く別のストーリー」(本人談)という2本の新作を書き上げた。それは「NECK」という題名で一つは舞台化、もう一つは映画化されることになった。独自の研究でお化けを作り出そうとするちょっと変わった女の子・杉奈と彼女に恋する大学の同級生・首藤友和、杉奈の幼なじみの人気作家・越前魔太郎、魔太郎の担当の美人編集者の4人を中心とした“恐怖”の物語が展開される。映画版で主人公の杉奈を演じるのは相武紗季。友和に溝端淳平が扮する。この2人は、前クールで好評を博した月9ドラマ「ブザービート」でも共演しており、再共演に注目が集まる。また作家の魔太郎には平岡祐太、担当美人編集者に栗山千明とこちらも昨今、映画にCMに引っ張りだこの2人とあって、公開前から期待が高まる。ちなみに、溝端さんは映画版のみならず、河原雅彦の演出による舞台版にも出演。こちらでは酒井という役名で映画と同じく中心の4人のうちの1人を演じるということで、舞台では板尾創路らと共演することになるという。今回の製作発表に際し、相武さん、溝端さんのコメントも到着。相武さんによると「(杉奈は)見た感じも白衣を着てたり、髪型もちょっとイメージチェンジを図ってます」とのこと。また、初めてのホラー映画挑戦に関しても「(ホラーの中にも)恋の“胸キュン”があったり、ただ怖いだけではない、色々な要素がある作品」と語っている。溝端さんは、自身が演じる首藤を「マイペースな杉奈に恋をして、振り回されまくる子犬のような青年」と称し、作品についても「観た人が爽快さを感じたり、笑ったりしながら、ブルッと震えてしまうような作品になる、誰も観たことがない“胸キュンホラー”」と期待を語る。監督は「永遠の仔」、「天国への階段」、「ランチの女王」、「不機嫌なジーン」などの人気ドラマの演出を手掛けてきた白川士(たけし)。本作で初めて長編映画のメガホンを握る。これまで「映像化不可能」、「映像に不向き」といった声を浴びてきた“異端児”舞城王太郎作品だが、舞台でそしてスクリーンでどのような形で表現されるのか?『NECK』は先日より撮影が始まり、11月末にクランクアップし、来年のゴールデンウィークの完成を目指している。公開は来夏、シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて。舞台版「NECK」は青山円形劇場(東京・青山)にて2月12日(金)より公演開始。2010年は舞城王太郎「NECK」旋風が到来する?■関連作品:NECK 2010年夏、シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開
2009年11月13日