ベビーカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。相変わらずママならぬ日々をおくる和田フミ江です。 病院をはしごし、やっとすぐ診てくれる産婦人科を発見! 先生に何と言われるのかドキドキしながら診察してもらったところ……というわけで、紆余曲折あったものの、やっとフツー(?)の妊婦生活がスタートしました。 産院の院長先生は、なんというか「娘の話をちゃんと聞かないお父さん」みたいな人で、こちらの話はろくに聞かず、ぷりぷり怒っていました(笑)。 でも「うちでは診られない」と言うことなく、ちゃんと私に向き合ってくれたこと、どこへ問い合わせればいいのかを教えてくれたことが、本当にありがたかったです。 最終月経から妊娠4週ころまでに妊婦さんにNGなお薬を飲んだ場合、流産するかまったく問題なく経過するそうです。私の場合、飲んだ薬が妊婦禁忌だったことに加え、飲んだのが妊娠4週以降の赤ちゃんの器官形成に影響が大きい時期だったため、とても心配しました。 でもその後、産婦人科医の指導のもと、必要な場合は薬の服用もしていましたし、結果的に無事出産しています。 「妊娠中はすべての薬を飲んではいけない」わけではなく、妊婦さんでも飲める薬もあるそうです。 私のようにテキトーに問診票の「妊娠していない」にマルすることなく(涙)、妊娠の可能性が少しでもある場合は医師に申告することと、必要な薬は必ず医師の指示どおり服用することがとても大切なんだなーと、思いました。 ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡ 著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。著書に「お母さんまであとすこし!」(ベネッセコーポレーション)、「おうちクエスト」(竹書房)など。
2019年11月02日横浜にまつげエクステサロンオープン7月28日(土)、横浜市二俣川駅前に眼科監修のまつげエクステ専門店「アイラッシュリゾート カハラ二俣川店」がオープンした。「アイラッシュリゾート カハラ」は、首都圏に30店舗を構えるまつげエクステサロン。スタッフは提携する眼科医師より指導を受けており、まつげエクステで起きやすいトラブルのケーススタディや、使用する器具に関する注意点などを細かく学んだ上で施術を行っている。スタッフは全員美容師免許を取得しており、新店舗を含む全ての店舗が厚労省認可を受けているという高い信頼感が人気を呼んでいる。駅から徒歩2分!二俣川店は、相鉄本線二俣川駅から徒歩2分という好立地の場所にオープン。リラックスできる清潔感のある空間と、丁寧なカウンセリング・施術など、「アイラッシュリゾート カハラ」のポリシーに沿った新店舗では、自宅でのアフターケアやエクステを長持ちさせる秘訣など、専門家ならではのアドバイスも受けられる。プールや海でのイベントなど、アイメイクが崩れやすい夏に欠かせないまつげエクステ。眼科監修の店舗でなら、安心して施術を受けられるだろう。【店舗概要】名称: アイラッシュリゾート カハラ二俣川店所在地: 神奈川県横浜市旭区二俣川1-2-1ライオンズステーションプラザ二俣川211号室ご予約: 営業時間: 10:00~20:00(祝土日)10:00~19:00定休日: 不定期(プレスリリースより引用)(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース※アイラッシュリゾート カハラ
2018年07月28日参天製薬株式会社は、このたび、「目の紫外線対策」をテーマに、20~40代の女性500名を対象とした意識・実態調査を実施。また調査結果をふまえて、眼科医の杉本由佳先生に、紫外線が目におよぼす影響や、対策のポイントについてお話を伺った。「紫外線を気にしている部位」約4割が「目」と回答する一方、実際に対策しているのは1割台…はじめに、「普段の生活で、紫外線が気になることはありますか?」と聞いたところ、49%が「よくある」、42%が「たまにある」と回答。そこで、「普段、紫外線を気にしている部位」を聞くと、「顔」(99%)、「体」(57%)に続き、38%と約4割が「目」と回答。しかし一方で、「具体的な紫外線対策をおこなっている部位」としては、「顔」が91%、「体」が52%にのぼっているのに対して、「目」という回答は14%とわずか1割台にとどまった。「目」に対する紫外線への影響を気にしながらも、実際の対策はできていないという人が多いようだ。眼科医が教える正しい「目の紫外線対策」今回は、上記の調査結果をふまえて、眼科医の杉本由佳先生に「目の紫外線対策」についてお話を伺った。「実は『目の日焼け』は、『肌の日焼け』の一因になることが、実験研究でわかっています。最近の研究で、日本人は欧米人の1.66倍の紫外線を浴びていることが明らかになりました。日本人は、さまざまな角度から光が侵入しやすいため、紫外線による角膜ダメージ(角膜の炎症症状)などの影響を受けやすいのです」(杉本先生)症状が進行すると、最悪の場合失明につながる場合もあるという、紫外線のダメージ。では、具体的にどのような対策を行えば良いのだろうか?「UVカットが施されたサングラスを日常的にかけるようにするほか、角膜ダメージを修復する機能のある目薬で適切にケアをすることも重要です。角膜の組織代謝を促進してダメージ修復をうながす活性型ビタミンB2や、角膜にうるおいを与えて保護するコンドロイチンなどの成分が含まれている目薬を選ぶとよいでしょう」(杉本先生)紫外線による角膜ダメージ対策に「サンテ メディカルガードEX」参天製薬では、「サンテ メディカルガードEX」をはじめとした、紫外線によるダメージに対応した目薬を展開している。「サンテ メディカルガードEX」は、角膜修復・保護機能に特化した眼科薬。角膜の修復を促す活性型ビタミンB2、角膜にうるおいを与えて保護するコンドロイチンを配合しているため、紫外線による角膜ダメージのケアにも効果を発揮する。さらに、目の疲れや充血など、紫外線対策以外のケアもでき汎用性が高いため、普段使っている目薬の効能を同時に求めたい方にもおすすめだ。手軽に紫外線対策を行いたいという方、まずは目薬でのケアからはじめてみてはいかがだろうか。【参考】※参天製薬「サンテ メディカルシリーズ」
2018年05月25日最近なかなか寝付けない…もしかしたら私は不眠症かも?と悩まれている皆様、病院を訪れることも苦しみから解放されるための一つの選択肢かもしれません。病院の受診を考えられている方に、不眠症の治療について簡単にご説明します。不眠症の治療法には、睡眠衛生指導や認知行動療法による非薬物療法と、睡眠薬を主体にした薬物療法があり、両者をうまく組み合わせることで、効果的な治療が可能になります。不眠のネガティブスパイラル慢性的な不眠に悩む患者さんは、「ぐっすり眠れない」ことが、疲労や体調不良の根源と考えるようになり始めます。眠ることばかり意識した結果、焦り、不安、緊張が徐々に強くなり、ますます眠れずに不眠恐怖症に陥る悪循環がみられがちです。このように不眠のネガティブスパイラルに陥った状態では、不眠に対する過度のとらわれから、不安・緊張感の増強、誤った回避行動による悪循環を繰り返すことになります。認知行動療法で、ネガティブスパイラルから抜け出すこういった不眠の患者さんの誤った認知と行動を修正していくのが、認知行動療法(Cognitive behavioral therapy; CBT)です。刺激制御療法、睡眠制限療法、筋弛緩療法、自律訓練法、バイオフィードバック法などを組み合わせたcombined CBT(c-CBT)が、欧米では積極的に取り入れられ、日本でも注目されています。不眠症に用いられる代表的な認知行動療法<刺激制御療法>「寝室=眠れない」という条件反射を起こす刺激を取り去り、本来の「寝室=眠れる」という条件付けを強化する方法です。・眠くなってからのみ寝床に入ること・寝床は睡眠と性生活のみに使用すること(読書、テレビ、パソコン、食事などは禁止)・寝床に入っても20分以上眠れなければ、すぐに寝床から出て、別の部屋で過ごし、再度眠気が生じてからで寝床に行くこと。眠れなければこれを繰り返す。・いかに眠れていなくても、毎朝決まった時間に起床すること。<睡眠制御療法>不眠の患者さんは、少しでも長く寝床で過ごす傾向があり、就床時間が長ければ長いほど、不眠体験も増えてしまう悪循環を断ち切る方法です。・2週間の平均睡眠時間+15分だけ寝床にいるようにする(最短は5時間まで短縮)。・起床時刻は平日も休日も一定とし、上記で算出した睡眠時間に合わせて就寝時刻を設定。・日中昼寝の禁止。・寝床にいる時間の9割以上眠れた日が5日間続いたら、就寝時刻を15分早めて、これを繰り返し、必要な睡眠時間まで徐々に延長していく。<筋弛緩療法>不眠の患者さんでは、就寝前の不安、緊張から全身の筋緊張が高まった状態にあります。前腕や上腕など末梢の特定の筋肉を収縮させて筋緊張と弛緩の感覚を覚えていき、徐々に全身の筋肉を弛緩させてリラックスした状態に導く方法が用いられます。<自律訓練法>横になってリラックスし眠りに落ちていく際に、だんだん手足が温かく重みを感じるようになり、呼吸はゆったりしていきます。このイメージを利用して、楽な姿勢をとり、「右腕が重くなる」「左腕が温かくなる」と段階的に自己暗示をかけながら、リラックスした状態を作り出す方法です。<バイオフィードバック法>筋電図など装置を利用して音を出し、筋緊張や弛緩の変化を確認しながら、コントロールしていく方法です。“簡単かつ効果大”な認知行動療法忙しい日々の診療では、時間や装置が必要なCBTは、どうしても敬遠されがちです。本格的なc-CBTは専門家にお任せするとして、時間制限療法、刺激制御療法、睡眠衛生指導を主軸とした簡易な認知行動療法をマスターして、薬剤処方と組み合わせて行えば効果大です。・睡眠時間は6時間の設定からスタート。起床時刻を決め、そこから逆算して就寝時刻を決定。・上記の時間帯以外、寝床にはいないこと。・光は就寝前は×、起床後は○。・就寝4時間前よりカフェイン、アルコールは禁止。就寝前に重い食事やたばこも禁止。・夕食前後の軽い運動とその後ぬるめのお湯に入浴する。・日中はなるべく活動的に過ごし、昼夜のメリハリをつけること。昼寝は禁止。睡眠薬治療のターゲット不眠症の患者さんでは入眠までの時間を要し(入眠潜時の延長)、中途覚醒数・時間の増加、早朝覚醒により総睡眠時間が短縮しています。また、深いノンレム睡眠(徐波睡眠)の出現量は低下し、睡眠は浅く分断化した結果、通常は約90分周期で現われるレム睡眠の出現量も減少します。このように、不眠症の患者さんでは、睡眠の長さと深さとリズムが損なわれた結果、翌日の不調感やパフォーマンスの低下を来たした状態にあります。睡眠薬治療のターゲットは、ずばり、夜間睡眠の長さと深さとリズムを取り戻し、翌日、頭はすっきりし、活き活きと過ごせる日中のパフォーマンスを回復することにあります。[参考]厚⽣労働科学研究・障害者対策総合研究事業「睡眠薬の適正使⽤及び減量・中⽌のための診療ガイドラインに関する研究班」および⽇本睡眠学会・睡眠薬使⽤ガイドライン作成ワーキンググループ 編 『睡眠薬の適正な使⽤と休薬のための診療ガイドライン』 by Vic
2016年10月20日参天製薬株式会社は、2016年10月11日(火)より、医療用目薬と同じ工場設備で製造された「メディカルクオリティ」の参天史上最高峰一般用眼科薬として、新「サンテ メディカルシリーズ」の発売を開始する。現代社会における、さまざまな「目」のトラブルに対応「サンテ メディカルシリーズ」は、目を酷使しがちな現代人のつらい目の不快感のために、参天製薬が英知を結集し、開発した眼科薬。新「サンテ メディカルシリーズ」は、クリニックなどで処方される医療用目薬の開発で培ったノウハウを活用し、有効成分のさらなる強化と新しいラインアップで、現代社会におけるさまざまな目のトラブルに対処する。原因・症状に応じて処方した有効成分を配合目のトラブルの中でも、特に多いのが「目の疲れ・かすみ」だ。その原因は多様化しており、中でも下記3つが大きな要因となっている。(1)目を酷使することによる「毛様体筋のコリ」・・・目の奥が痛い・重いなどの症状が生じる(2)乾燥やコンタクトの装用等による「角膜ダメージ」・・・ゴロゴロする・ヒリヒリするなどの症状が生じる(3)加齢による「眼疲労」・・・かすむ・ショボショボするなどの症状が生じるこのように、同じ「目の疲れ・かすみ」でも、原因・症状に応じて必要な対処は異なる。メディカルクオリティ最高峰一般用眼科薬である、新「サンテ メディカルシリーズ」は、これら3つの原因・症状それぞれに対応。眼科薬専門メーカーである参天製薬が考え抜いた、有効成分を処方している。サンテ メディカル12一般用目薬最大となる12成分を配合した、眼疲労を癒やす目薬。目を酷使することによる「毛様体筋のコリ」に対応している。また、従来処方にコンドロイチンを追加配合したことで、乾きからくる疲れ目にも効く処方に進化。さらに目の酷使からくる炎症を抑える成分も増強している。スマートフォン・パソコンや車の運転などで長時間目を酷使している方におすすめだ。サンテ メディカルガードEX「角膜ダメージ」に対応し、角膜修復・保護機能に特化した、目の負担を解決する目薬だ。角膜の修復を促す活性型ビタミンB2や、角膜にうるおいを与えて保護するコンドロイチンを配合。さらに角膜ダメージ起因のかすみや疲れ、ヒリヒリ痛い炎症を抑える成分を追加配合している。乾燥やコンタクトの装用で目に負担がかかっている方におすすめ。サンテ メディカルアクティブアクティブな毎日を応援、加齢や乾きによるトラブルに対応する目薬。加齢とともに増える、目の疲れ・かすみや、乾燥に悩む方におすすめだ。加齢からくる涙の減少に着目し、涙液を安定化するビタミンAとコンドロイチンを最大濃度配合。加齢トラブルの原因となる涙液層の不安定さを改善し、症状を緩和してくれる。また、角膜を保護しうるおいを与えるコンドロイチン、疲れ目に効果を発揮するネオスチグミンを配合し、乾き、疲れ、炎症等を幅広くカバーする処方となっている。【参考】※参天製薬株式会社「サンテ メディカルシリーズ」
2016年10月05日『人間は、人を助けるようにできている』(服部匡志著、あさ出版)の著者は、開業することなく、どこの大学や病院にも属してもいないというフリーの眼科医。14年にわたり、ベトナムで無償の医療活動を続けているのだといいます。その取り組みは、テレビ東京系列のドキュメンタリー番組『カンブリア宮殿』でも取り上げられたばかりなので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。「フリーの眼科医」というポジションを貫き続ける人がいること自体が驚きですが、1ヶ月の半分は、北は盛岡から南は鹿児島まで、約10ヶ所の病院を渡り歩き、診察と手術を行っているのだとか。そして残りの半分は、ベトナムの首都ハノイと地方に足を運び、貧しい人たちのために働いているというのです。自宅で丸一日過ごせるのは年に1日か2日だけだという話にも、十分納得できます。■お金はすべて「持ち出し」そういう話を聞くと、つい頭をよぎるのは「どうやって生活しているの?」という純粋な疑問ですが、その答えは意外なくらいにシンプルでストレート。つまりは日本全国の病院で働いて得た収入で、家族の生活はもちろんのこと、ベトナムでの活動費用もすべてまかなっているということ。しかもベトナムでは、患者さんからは一切の金銭を受け取らず、渡航費、滞在費、医療品代などもすべて持ち出しなのだとか。■医者は特別な存在じゃない「白衣が患者さんに与える威圧感が好きじゃないから、もう何年も白衣を着ていない」「権力、金銭欲、嫉妬、憎しみ、裏切りが渦巻く環境で、そんなふうに染まるのが嫌だった」「変なプライドなんか必要ない。困っている人がいたら助けてあげたい」「目指すは“医者らしくない医者”。医者は特別な存在じゃない」著者の言葉はそれぞれが真っ当なもので、だからこそ強い説得力があります。とはいえ、ここまで献身的になれるということにはただ驚くばかり。近年は「人のためになる」ことの価値が再確認されていますが、そうはいっても簡単にできることではないはずです。■父親を侮辱した医師の言葉著者が医師になる決意をしたのは16歳のころ。がんのためみるみる衰弱していく父親についての、医師と看護師との会話を偶然耳にしてしまったことがきっかけだったのだといいます。「82号室のあのクランケ(患者)は文句ばかりいって本当にうるさいやつだ。そうせもうすぐ死ぬのに」病気を治して命を助ける存在だと思っていた医師が、死と戦っている父親を侮辱した……。その怒りが、「こんな医者が世の中にはびこっていては、世の中は良くならない。だったら僕がいい医者になってやる。そして病気で苦しんでいる人を救いたい」という思いにつながったということ。そして結果的には、1万人以上のベトナム人を、無報酬で失明から救ってきたというわけです。父親の遺書には「お母ちゃんを大切にしろ。人に負けるな。努力しろ。人のために生きろ」と書かれていたそうですが、その約束を守ったことになります。■大切なのはいまこの瞬間!そんな著者が尊敬しているのは、マザー・テレサ。少しでも彼女に近づきたいと思ってきたそうですが、それでもまだ半人前だと、ストイックに自身を評価しています。しかしそれでも、暗く沈んだ顔をした患者さんや、その家族の人たちに笑顔が戻る瞬間に立ち会えることが、最高の幸せなのだといいます。患者さんたちのこれからの人生に関わっていくことはできないけれど、ただ、この瞬間のために活動しているのかもしれないとも。大切なのは、いま、この瞬間。ひとりひとりが、それぞれの場所で、「いまできること」を精一杯やること。著者だけではなく、どんな環境で、どんな立場にいようとも、すべての人にとってそんな姿勢が大切だという考え方です。*これらのエピソードからもわかるとおり、著者はとても純粋な人柄。お世辞にも器用なタイプとはいえないかもしれませんが、だからこそ、多くの人が忘れかけていたことを再確認させてもくれます。人間関係に疲れた人、人生に迷っている人、挫折した人などに、強い力を与えてくれる一冊だといえます。ぜひ読んでみてください。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※服部匡志(2015)『人間は、人を助けるようにできている』あさ出版
2016年05月19日キヤノンは3月28日、眼科機器である光干渉断層計「OCT-HS100」を用いて、網膜の血流の状態を可視化し、血管形態を描出する画像処理技術「OCT Angiography」のオプションソフトウエアを4月7日より発売すると発表した。OCT Angiographyは、光干渉断層計で取得した網膜の断層画像から血流情報のみを抽出し、血管像を再構築することで眼底の血管形態を描出する画像処理技術。造影剤を使用しないため、アレルギー反応を引き起こすリスクを伴わずに、網膜や脈絡膜血管内の血流の状態を可視化できる。OCT Angiographyの画像は、毎秒約7万本の高速スキャンにより最短約3秒の検査時間で取得できるため、被検者の負担を軽くすることに加え、目が動くことによる画像への影響が軽減され、高精細な画像を得ることができる。また、縦分解能3μmという解像度により、網膜血管網を高画質に3D表示でき、立体情報の把握が可能となっている。なお、4月7日~10日に仙台国際センターで開催される「第120回 日本眼科学会総会」の器械展示会にてOCT Angiographyのデモが実施される予定。
2016年03月28日眼科領域に特化した開発ベンチャーであるユニバーサルビュー(UV)は9月30日、エムスリーとの資本業務提携を行ったと発表した。UVは、就寝中に着用することにより裸眼視力を回復するコンタクトレンズの製造・販売を行う開発ベンチャー。開発事業としては、老眼治療として期待が高まるピンホールコンタクトレンズ事業など、眼科領域に特化した製品やソリューションの研究開発を行っている。エムスリーは、約25万人の医師が登録する日本最大級の医療従事者向けサイト「m3.com」を運営し、インターネットを利用した医療関連サービスの提供を行う企業。医療機器の開発支援を行うMICメディカルや、100万人を超える子育てママ会員を有するアイチケットなどを傘下にもつ。今回の資本業務提携を通じて、両社は今後、眼科領域におけるマーケティングおよび調査や、臨床試験、薬事関連業務における連携について協議を進めていくという。
2014年09月30日ソニー生命は、8月17日~20日にかけて、人間ドックを受診したことのある成人男女300人を対象に、人間ドッグに関する調査を実施した。最初に、初めて人間ドックを受診した年齢について尋ねたところ、30歳~34歳が15.3%、35歳~39歳が27.0%と、30代が42.3%を占める結果となった。次に40歳~が6.7%と45歳~が11.0%で、40代が27.7%を占めている。いずれも働き盛りであり、健康への意識も高まってくる年代に初めて人間ドックを受けるというケースが多いようだ。次に初めて人間ドックを受診したきっかけを聞くと、「会社からの紹介」が61.0%で圧倒的な1位。企業が従業員の健康に留意していることが分かる。次いで「自主的に受けたいと思った」(27.3%)、「家族からの要望」(12.7%)という結果となっている。人間ドックを受けてよかったと思ったことについて尋ねたところ、1位は「安心して生活できるようになった」(55.0%)だった。2位の回答は「生活習慣を見直すようになった」(41.7%)で、人間ドックを受けたことによって、健康に対する意識改革につながったことが分かる。最後に、人間ドックをどのくらいの頻度で受けているかを聞くと、「1年に1回」が53.0%と圧倒的だった。次いで5年に1回(17.7%)、2年に1回(13.7%)、3年に1回(8.7%)。9割以上が1~5年の間に1度は人間ドックを受け、健康管理に役立てているようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日さいたま市の大宮七里眼科はレーザー白内障手術機器「LenSx(レンズエックス)」を導入し、2012年6月に日本国内初となるレーザー白内障手術に成功した。白内障は眼球内の水晶体の硬化・白濁化などにより、視力の低下やかすみが現れる病気。80歳以上の人ではほとんどの人がかかっていると言われており、従来の根治的治療方法(完治を目指す治療)は水晶体乳化吸引術などの手術だった。同医院ではその治療法にかわり、レーザー白内障手術機器「LenSx(レンズエックス)」によるレーザー白内障手術を実施。7月8日までに10例以上のレーザー白内障手術を手がけたという。レーザー白内障手術機器は、OCTという前眼部解析装置で目の中を正確に解析し、それをもとにレーザーで目の表面や内部を切開するといもの。レーザー機器で水晶体前嚢(ぜんのう)切開、水晶体核破砕(かくはさい)、角膜切開の3つの課程を行い、その後に従来通りの手法で水晶体を超音波乳化吸引し、眼内レンズを挿入するという。レーザー白内障手術は眼内レンズを挿入する前の課程をレーザーが正確に行うので、レンズをより正確に挿入することが可能。結果として従来の手法よりも正確に手術を行うことができる。また、乱視を治す切開も行えるので、術後の乱視を軽くできるというメリットもある。大宮七里眼科の院長である山崎健一朗医師はレーザー白内障手術について、「的確な位置に眼内レンズを挿入することができ、従来のマニュアルによる手法に比べて良好な成績が得られる。メスを使わずに傷口を作成することができるので、術後の傷口の閉鎖も安定している」とコメントしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日