未婚で20代半ばを過ぎると、結婚について焦りはじめる女の子が一気に増えるもの。そんなとき、今の男性の価値観に合った花嫁になれるよう正しく自分を磨いておけば、きっと素敵な未来が訪れるはずです。今回は、いま花嫁になるために必要なことを4つご紹介します。■自立していること最近の結婚のキーワードとして目立ってきているのが、「自立」という言葉。金銭的にも精神的にも自立している女性がモテる傾向があります。最初から養って欲しいというスタンスだと、少し男の人にとっては重荷になってしまいますよね。それに、自分で生きていく力がある方が、万が一彼と離婚したときも安心できるでしょう。いまのうちに、自分ができることを身につけて自立できると、女性としてもさらに輝けるはずです。■いまを楽しめる力結婚するということは、彼と一緒に家庭を作っていくわけですから、そこで起こる色々な問題を乗り越えていかなければなりません。時には将来について意見が合わないこともあるでしょうが、起こるかわからないことに対してストレスばかりためて衝突しまうのはもったいないもの。変化の多いこの時代ならなおさらです。ですから、いつでもいまを楽しめる自分でいましょう。悲しいことや辛いことがあってもそれに執着しすぎずに、いまを楽しむ方法を考えることで、彼とうまくやっていける力が身につくはずです。■家族を愛する母性男性はいくつになっても愛されたい存在です。彼女の優しい愛情が、自分とそして子供にまでしっかりと注がれるような女性だと安心できるのです。当たり前のように聞こえますが、心の繋がりを大切にする現代では、家庭を支えるスキルよりも大事なことかもしれませんね。女性の素晴らしいところは、母性を持っていること。あなたも自分に優しく、他人にも優しく接していくことで、女性の良い部分が磨かれるはずです。愛する人を心から抱きしめて、ずっと一緒にいたいなと思われる自分へ成長しましょう。それは彼のためだけではなく、あなたと関わる多くの人のためにもなっていくはずです。■なんといっても手料理結婚相手に求められるもの歴代No.1が料理です。いつの時代になっても奥さんの手料理が食べたいという男心は変わらないのですね。外食ばかりに慣れてしまっている女子は要注意。男性をガッカリさせてしまうかもしれません。料理ができて損なことはひとつもありません。健康的な食生活は美容にもいいですから、全く自炊をしないという人は少しずつお料理に慣れていきましょう。また、料理だけに限らず、家事力も身につけられるとよいですね。日頃から進んで掃除や洗濯などに取り組んでみましょう。■おわりにあなたが必要だなと思う”花嫁に必要なこと”は見つかったでしょうか。素敵な花嫁になるためには、内面が健康的でたおやかで、楽しみながら自分を磨ける女性を目指しましょう。(いい女.bot/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年04月02日35歳は、質実ともに大人として認められる年齢です。仕事が評価され会社では一目置かれるようになり、経済的にも余裕がでくるのがこの頃でしょうか。経験も知識も豊富になり、生活に不自由することもなくなるので、自信を持って行動を起こせるようにもなるでしょう。誰が見ても、立派に自立して人生を楽しんでいる女性です。でも、ちょっと待って。社会的に認められること=自立なのでしょうか?大人の女性の自立について、改めて考えてみませんか。20代の自立と30代の自立は違う?辞書によれば、自立とは「他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること」なのだそう。独り立ちというと、経済的に独立していることが重要になるので、自立のために、まずは仕事を頑張ろうと思う人は多いと思います。いつまでも親に面倒を見てもらうわけにはいかないので、経済的に自立することはとても大切ですよね。20代が目指す自立って、ここなんだと思います。でも30代では、もう少し上を目指したいところ。仕事を頑張って経済的に余裕が出ることが自立なのかというと、そう単純でもない気がします。ちゃんと自分の面倒を見れてる?仕事で功績を挙げていたとしても、プライベートがおざなりになってしまっては、本当の意味で自立しているとは言えないのではないでしょうか。生きがいは仕事、という人もいると思いますが、残念ながら一生仕事を続けることは難しいのです。仕事は人生の一部ではあっても、全てではありません。より充実して満たされた生活を送るために、私たちは働いているはず。休日を返上して働き、会社の評価を得て給料が上がったとしても、生活を犠牲にしてまで働く意味があるでしょうか?経済的な自立だけにとらわれて、上司とクライアントの世話にばかりかまけてはいませんか?クタクタになって帰宅した部屋には、本当に理想の暮らしが待っていますか?自分なりにきちんと暮らせている実感があるか、振り返ってみてください。ちゃんと自分の面倒を見れていますか?35歳の自立に必要な主婦力って?経済的に余裕ができた今だからこそ、大人の女性の自立について考えてみましょう。大切なのは、地に足のついた生活をすること。そのために身に付けたいのが、主婦力です。主婦力とは、家事や家計を切り盛りする力といったところでしょうか。たとえ結婚していなくても、快適な生活をするために主婦力は重要です。日ごろの生活は地味な作業の繰り返しで、つまらなく感じるかもしれません。掃除や洗濯、料理を頑張っても、誰に評価されるわけでもありませんしね。でも、そうした一見平凡にも思えることも、日々こなすとなれば容易でないことは、もうみなさん気づいていますよね。仕事人間だった男性が定年後に家のことが何もわからず、奥さんに愛想をつかされるケースが多いのは、一人の人間として生活するための自立ができていないことも原因の一つだと思います。ね、仕事だけじゃダメでしょう?社会とつながりのある仕事やイベント事に比べると、家事は個人的なことだけに軽く扱われがちですが、生きるための基本中の基本です。つい後回しにしがちな面倒なことだからこそ、丁寧にこなせているかどうかが、10年後の差になって現れるのです。自分の身の回りの世話ができてこその自立です。限られた時間をどう使うか35歳は今までの働き方や人生の価値観を振り返る良い機会です。経験を積んだ今だからこそ見えてくることがあります。仕事をメインに生きていくのもありですが、この先の人生を心も体も健やかに暮らすことを目指して、少しだけ軌道修正してみても良いのでは?少しだけ意識して、自分の身の回りのことにかける時間を持つようにしてみませんか?限られた時間を大切に使えるのも、自立している証拠です。
2016年11月06日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「経済波及効果」です。***「広島東洋カープ優勝による経済波及効果が331億円」だとか、映画『君の名は。』のヒットで聖地に多くの人が訪れ「モデルとなった飛騨市への経済波及効果が100億円を超える予想」など、経済波及効果という言葉をよく耳にしますね。これは、何かものごとが起きることにより商品が売れ、生産者や直接の関係者の所得が増える。周辺の関連業界への好影響、さらにその人たちの消費が伸びることで、無関係の産業でも利益を生む、二次的波及までを含めた予測を指します。総務省のホームページには、経済波及効果を算出する「産業連関表」が掲載されています。この産業連関表は1936年、アメリカの経済学者のレオンチェフ博士が最初に発表。第二次世界大戦後のアメリカの経済を予測し、高い精度を示したことから、活用されるようになりました。日本の産業連関表は1951年に、当時の通商産業省によって作成されました。経済波及効果があったと報じられれば、人々の投資意欲や消費意欲を高めますよね。そうやって景気を良い方に向かわせるのはよいことなのですが、国が経済波及効果という言葉を持ち出したときには、少し懐疑的になったほうがよいかもしれません。なぜなら、推し進めたい政策を通すための説得材料として、都合のいい情報だけを流している場合もあるからです。日本銀行の算出によると、2020年までの東京五輪開催の経済効果は、訪日観光者数が約3300万人に達し、1人当たりの消費額も増加、建設投資総額は10兆円に。実質GDP成長率も'18年まで毎年0.2~0.3ポイント押し上げると予想されています。しかし、あくまで試算ですから、そこまで楽観視してよいかはわかりません。TPPに関しても、政府は日本が参加すれば、貿易が盛んになり生産性が上がり、賃金も雇用も増え、貯蓄や投資にお金が回り…と、良い循環が生まれると言っています。しかし、良い面だけでなく、農林水産省のホームページでは、農林水産物の生産減少額が1300億~2100億円と予想されています。このマイナスの経済効果の報道は、あまり聞こえてこないんですね。◇堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年11月9日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年11月06日子どものやることに、ついつい手を出していませんか?先回りばかりしていると、子どもが本来持っている「自分でやりたい!」という気持ちが奪われ、自立心が育たなくなってしまいます。“見守る保育”を園の方針に掲げる、新宿せいが保育園園長の藤森平司さんに「先回り育児」をしないための心得を聞きました。お話を聞いたのは:藤森平司さん新宿せいが保育園(東京都新宿区)園長。自由遊びの内容や、給食を誰と食べるかを選択制にするなど、1日の活動の多くを園児たち自らに決定させる「見守る保育」を園の方針に掲げ、全国の幼稚園・保育園長らが見学に訪れる。著書に「やってあげる育児から見守る育児へ」(学習研究社)。Q、子どもができること・できそうなことを代わりにやってしまうことはありますか?Q、やってしまうのはなぜですか?※2016年7月6日~8月9日、WEBアンケート、有効回答数1081人4位以下は「自分がやる方がきれいにできるから」「結局やり直すことになるから」「汚す・けがをするなど失敗するから」「どうせできないと思うから」などの理由が上がりました。また「特に理由はないけれど、つい手を出してしまう」という声も。子どもは生まれながらに「自分でやりたい!」気持ちを持っている子どもはもともと、「自分でいろいろなことができるようになりたい」という意欲を持って生まれてきます。その成長意欲がもっとも強いのは赤ちゃんのとき。生まれたばかりの赤ちゃんは、自分の力だけではどこへも行けませんが、やがてハイハイができるようになり、歩けるようになり、自分の行きたい所に行けるようになります。もし、ママやパパがいちいち抱っこで、赤ちゃんの行きたい場所へ運んであげていたら、どうなるでしょうか。自分で歩く必要はないと思って、歩かなくなってしまうかもしれません。このように、「何かをやってあげる」というのは、「自分でやる!」という気持ちや、その能力自体を本人から奪ってしまうということなのです。子どもの自立を、「自分の手から離れるようでさびしい」と思うかたもいるかもしれませんね。ですが、そんな気持ちは敏感に子どもに伝わります。「僕が〝自分でやる〞と言うと、ママが悲しむから」と思い、いつまでたってもやってもらうケースが少なくないようです。「自分でやりたい!」気持ちは成長の証し。わが子の自立を喜べる親であってほしいと思います。あるある!? あなたはいくつ当てはまる!ありがちケース5■ありがちケース1時間がないとき親が代わりに着替えさせる■ありがちケース2「まだ無理」と思うことはやってしまう■ありがちケース3周りを汚しそうなことは親がやってしまう■ありがちケース4子どもが悩んでいるのを待てずに親が決めてしまう■ありがちケース5うまくできていないときいいやり方を教えてしまう先回りしないための4つの心得先回りがいけないと言われても、実際の場面ではつい手が出てしまうもの。そんなときには、この心得を思い出すことで、ちょっと意識が変わるかも?ママ&パパに覚えておいてもらいたい、4つの心得を藤森さんに聞きました。親の心得その1親が手を出すのは「やって」と言われたときだけ自分ができないことを人に頼めるのも、自立のひとつ。「ママがやって」と言うのは、何となく自分には無理そうだと感じているからで、自分の力量が分かってきた証しなのです。子どもが「やって」と言ったときに手を貸すのは、先回りではありません。「その度に手を貸していたら、いつまでたっても自分でできるようにならないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、それは逆。子どもは、自分が求めたときには必ず応えてもらえることで心が満たされ、「今度は自分でやってみようかな?」と思えるようになるのです。理想を言うなら、親がやってあげるのは完成の一歩手前までがベストです。たとえば着替えなら、ポロシャツでも上着でも、最後の方のボタン留めだけを子どもにやらせましょう。普通、最初だけやらせて続きを親がやってしまうのですが、「これくらいならできるかな」と思えるところまで親がやり、完成したときの喜びを子どもに味わわせるのがコツです。そうすると、「自分でもっとやりたい!」気持ちが育っていきますよ。親の心得その2忙しいときは事情を説明して親がやってOK「先回りはいけない」けれど、忙しいときまで子どもに全部やらせていたのでは、ママたちのストレスはたまる一方。そんな無理をする必要はありません。その時の状況によって、手を出すことがあっても構わないと思います。「ごめんね。本当はあなたができることは分かってるんだけど、今日は忙しいからママがやるね」と事情を説明すれば、子どもも納得します。大事なのは子どもの「やりたい」という気持ちに向き合うこと。黙って取り上げたり、頭ごなしに「だめ!」と言うのはやめましょう。親の心得その3子どもが“自分で選ぶ”チャンスを増やす「自分で選ぶ」というのは、子どもの自立にとってすごく大切なことです。その理由の1つめは、決定を受け入れてもらうことで、「自分はできる!」という気持ち(自己有能感)が生まれるから。2つめは、責任を取ることを覚えていくからです。たとえばうちの園では、給食をどれだけよそうか子どもたちが自分で決めるのですが、この方法を取ってから残飯がすごく少なくなりました。先生が何も言わなくても、「自分で決めたんだから食べなきゃ」という意識が自然と芽生えるんですね。家庭でも、食べたい物や着たい物など、日常の小さなことで「これは子どもに決めさせても問題ないな」ということがあったら、できるだけ子どもが自分で選ぶ機会を多くつくってほしいと思います。そして、親がいいと思う物を子どもが選ばなくても、「そんなのだめ。こっちにしなさい」と否定しないこと。子どもの意思を大切にしてください。親の心得その4どれだけできたかという結果より失敗する過程が大事ママたちがつい先回りをしてしまう理由の多くは、「まだ無理」「周りを汚しそう」など、今の子どもの力では上手にできないことがあるから。また、うまくいく方法を教えたいがために、善かれと思って手を出してしまう場合もあると思います。けれど、これからいろいろな能力を身に付ける子どもにとっては、何度も失敗しながら、自分でいいやり方を見つけ出す経験こそが大切です。大人はついつい結果を重視してしまうので、上手にできるようにと手を出したくなってしまいますが、大事なのは試行錯誤を繰り返す過程。そう思えば、自然と先回りをしなくなるのではないでしょうか。ただし、いくら失敗が大事だとは言っても、危険過ぎることはいけません。安全な範囲で失敗を経験させることが親の役目です。藤森さんから終わりに「待てる親」が「自分で考える子」を育てる「将来、自分で考えられる子になってほしい」というのは、ママやパパに共通の願いでしょう。そのために親ができるのは、子どもの選択や、やろうとしていることを「待つ」ことだと私は思います。たくさん自分の頭で悩んで、考える機会を与えられることで、子どもは親の言うなりではなく、自分で考えられるようになります。ただし、子どもの力だけでは解決が難しいことももちろんあるでしょう。そんなときこそ、大人の出番です。「どこまでやってあげれば、子どもの考える力を邪魔しないか」を見極めることこそが、私たち大人の役割なのです。監修/西東桂子(あんふぁんサポーター)illustrationKAWAZOE Mutsumi
2016年11月02日目を閉じて、考えてみてください。いままでの人生で「心から尊敬している人」はだれかと問われたら、どなたの名前をあげますか?「母親ですよ」と笑顔で答えたのは、岡田美紀子(おかだみきこ)さん。著書『一流の頭脳の磨き方』のなかで紹介される、世界のトップエリートたちに負けず劣らずのバリキャリの持ち主です。そんな彼女が、専業主婦のお母さんから学んだキャリアの価値観とは?背中で、生き方を教えてくれたお母さん。米系大手グローバル企業にてHRマネージャーとして戦略人事やキャリア開発、リーダーシップ開発にたずさわっている美紀子さんは、新卒で入社したリクルートグループ(現:リクルートキャリア)時代より、キャリアコンサルティングや人材育成にかかわってきました。社会人18年目。ご自身も華々しいキャリアをお持ちの「女性のキャリア」に関するプロフェッショナルです。「私は4人兄弟の長女で、母は専業主婦でした。彼女は仕事ではなく子育てを取りましたが、子どもの目から見てもものすごく優秀な人で、もし会社で働いていたら、きっとバリバリに働いていたんだろうなあって思うほど!芯があり、そして物事を裁く能力に長けている、すばらしい女性です。ただ、彼女はずっと専業主婦だったので、長らく経済的な自立ができていない状況にいました」女性が「諦めなくていい」社会をつくりたい。美紀子さんのご両親は、美紀子さんが大学生のときに離婚されました。しかし専業主婦だったお母さんには、実際に離婚されるまで大変な苦労があったそう。「母は、自分が経済的に自立していないことによって、なかなか離婚に踏み切れることができませんでした。しかも子どもたちに負担や心配をかけていることを引け目に感じたり……そんな様子を間近で見ていたときに、なんというか世の中の不条理のようなものを感じたんです。能力を持っていて、優秀で、やる気もあるのに、仕事が見つからない。社会にある先入観のせいで、やりたいことができない……働きたいのに諦めてしまう状況でした。それは社会にとっても母にとっても、もったいないことだと思ったんです」「私にとっては、離婚も、たとえば転職も、同じなんです。どちらもリスクがあるでしょう?女性がキャリアや人生を考えるとき、そのリスクを取って挑戦したほうが幸せになれると実はわかっているのに、社会の固定観念や『できない』という自分の思いこみによって動けなくなっている女性は多くいるんですよ」まずは自分がプロフェッショナルになることを決意。キャリアを持って経済的に自立することに大きな意義を感じている美紀子さん。自分がちゃんと自分を守ることができるようになるため、『経済的に自立できるプロフェッショナルになりたい』と考えました。人種や国籍に関係なくグローバルに認められたプロフェッショナルになることを目的に、まずリクルートグループに就職。さらに世界のトップ5に数えられるUCLA-NUSのEMBAに通い、留学しながら同時に米系グローバル企業に転職を果たすという気鋭あふれるキャリアを歩みます。エグゼクティブMBAとは『一流の頭脳の磨き方』にもあるとおり、通常のMBAとは異なり働きながら通うことができます。美紀子さんは転職先の新天地で働きながら留学先でビジネスを学ぶという多忙な2年間を過ごしました。しかし働きながら勉強するという道は、成長意欲がひと一倍強い美紀子さんでも、思わず弱音を吐いてしまうほど険しかったそうで……。「EMBAの勉強がはじまったときは、本当に大変でした。毎日寝不足ですし、精神的につらい状態がつづいて『私、本当に何やっているんだろう』と思っちゃって(笑)。思わず母に弱音を吐いたことがあったんです。そのとき母が言った言葉が、胸にするどく刺さりました。『あなたいま、時間とお金を自分のために使えているなんて、死んでもいいくらい幸せでしょ』って。子育てに専念するために、家庭を守ってきた母だからこそ、出てきた言葉でした。さらに『あなたは自分で選択をして、自分の意思で勉強をはじめたのに、それに不満を感じるなんて、バチが当たるわ!』と叱咤が続き、思わずその気迫におされて謝ってしまいました。でも本当に、そのとおりだと思うんですよね……」美紀子さんは、経済的に自立することのメリットとして、「やりたいことを諦めない」で済むようになること、チャンスが来たときに「リスクを取れる」ようになることをあげます。「お金だけが人生ではありません。でも、十分にお金がないと、自分がやりたいことができなくなってしまうことも現実です。自分で自分のことを守れるようになると、現状から一歩踏み出してみたいと思ったときに、きちんとリスクを取って勇気を持って踏み出せるようになります。だから女性がキャリアを持って自立することは、自分がやりたいことを諦めないために重要です。お金がないことによって諦めてしまう人も多くいますからね」華々しいキャリアを持つ美紀子さんの原点にある考え。そこには美紀子さんの価値観をつくり、支えてくれた専業主婦のお母さんの存在があります。現代の女性のキャリア形成は、一筋縄ではいかない難題。女性たちが自立するためにはどうすればいいのか?キャリアを築くために必要なものとは?ANGIE(アンジー)の仕事特集がはじまります。【岡田美紀子(おかだみきこ)】南山大学法学部卒業後、リクルートグループ(現:リクルートキャリア)入社。企業向け採用コンサルティング、事業開発部にて個人向けサービス企画、営業企画立ち上げなどを経て、現在はリーダーシップで有名な米系大手グローバル企業にてHRマネージャー。専門は、戦略人事、タレントマネジメント、キャリア開発、リーダーシップ開発。2009年、UCLA-NUS Executive MBAを卒業、EMBA学位取得。卒業後もUCLA-NUS EMBAの日本での活動のサポートを行い、『一流の頭脳の磨き方』共著者の山崎裕二氏とともにJapan EMBA Alumni事務局を運営。米国CCE, Inc.認定キャリアカウンセラー GCDF取得。EDPPC: Executive Diploma in Positive Psychology and Coaching(ポジティブ心理学コーチング課程修了)。
2016年10月22日精神的にも経済的にも自立した”ソロライフ”をおくる女性「ソロ女」。どんなイメージでしょうか。「男性と対等に肩肘を張って生きている」「女を捨てている」異性のみならず女性でもそんな“バリキャリ”なイメージを持っているかもしれません。でも、周囲を見渡すと心から仕事を楽しみ、自分自身の生活“ソロライフ”を楽しんでいる女性がいます。彼女たちのソロライフの楽しみ方はまさに”ダイバーシティー”「周りを自分の定規にする必要はない!」「オンナの幸せは1つじゃない!」と教えてくれます。そう・・・自分の足で立って、自分の足で走る。進んでいるのは「私の人生」。欲しいのは「私の幸せ」。ただ、時には「自分の生活、人生、これでいいんだっけ?」と不安にもなるようです。「他の人はどうしているの?」と。ANGIEは今後、「ソロ女」&「ソロ女予備軍」の方に向け”リアル&ナレッジ”を合言葉に、より多くの情報を発信していく予定です。まずは、そんな「ソロ女」の方々ってどんな人?どんなことに興味があるの?ってとことから始めましょうか。特集ラインナップ*記事は順次掲載されていきます。掲載されている記事一覧は上のバナーをクリック!ソロ女4人が赤裸々に語る「座談会」1.ソロライフって正直どう?プライベートでなにしてる?「ソロライフって言われると?!30代後半ソロ女のリアルトーク」2.仕事ってどう?お金についてどう考えてる?「プライベート9割?!ソロ女の仕事&お金事情」3.恋愛は?結婚は??「半数は結婚しない?!結婚したい理由、しない理由」 お金のこと1.30代未婚の平均貯蓄額は?上手に貯蓄する方法は?なぜ貯蓄が必要か?「積み重ねが花となる!ソロ女の貯蓄ライフ」2.30代未婚女性が入るべき保険とは?「30代から改めて考える女性の病気と保険」3.いくらぐらいからできる未来への投資。住むではなく投資としてのマンション購入とは?「勉強は不可欠!マンション投資を30代から考える」暮らしのこと<実態調査>1.みんなどんなところに住んでいるの?「やっぱり気になる?30代女性の住宅事情」2.買うのが得?買わないのが得?「マンション買おうかな… 持ち家と賃貸のメリット・デメリット」3. 外食の頻度は?どんなお店にいっているの?「30代ソロ女の外食事情をクローズアップ!どこ行く?いくら使う?」<お役立ち情報>4.ソロに役立つレシピって?「もうつくりおきは残さない!ソロ女子のための超簡単アレンジ術」5.体が資本ですから・・・。「美と健康に効く新習慣!ソロ女子のための【オーガニック野菜入門】」6. 一人暮らしいざという時どうする?「家で倒れたとき、緊急通報はどうするの?」「いざという時どうする?ソロ女なら備えておきたい【常備薬】」7.若年性更年期は大丈夫?「もっと分泌!35歳から恋愛も仕事もうまくいく【女性ホルモン】の出し方って?」 仕事のこと1. 30代女性っていくら稼いでいればいいの?「自分らしさを求めて… ソロライフと仕事の在り方」2.女性キャリアのプロフェッショナルが教えてる”仕事と幸せの関係”って?「時間とお金を自分のために使える!経済的自立がつくる”私の幸せ”」「チャンスは通り過ぎただけではつかめない!その日のために準備したいこととは?」子どものこと1. いつまで産める?「何歳まで子どもって産めるの?産婦人科医に学ぶ【出産限界年齢】より大切なこと」2.ギリギリまで延ばす方法は?「将来、子どもを産むために【凍結卵子】という選択」2.狙ってシングルマザー?海外実例は?「【精子バンク】結婚相手はいないけど子どもが欲しい。シングルマザーってあり?」「あれ?恋愛は?」とお思いの方がいらしゃるでしょうね。「恋愛」「結婚」はテーマとして大きすぎて・・・近々やります!「ソロ女の恋愛&結婚特集」 乞うご期待!
2016年10月18日お母さん、お子さんの自立を目指しましょう広汎性発達障害の息子を連れて、児童精神科に初診に行ったときの話です。色々と話を進める中で、医師から「お母さん、お子さんの自立を目指していきましょう」という話がありました。将来元気に働ける大人を目指し、「今からできることをしていこう」という方針で進めましょう、という事でした。私の子育ての目標も「自立」ということもあり、先生の考えに共感しました。そして、今すぐ実践できる3つのアドバイスを頂きました。1.きれいでゆっくりとした日本語を使うこと出典 : 例えば、絵本などの音読を親子で楽しみ、きれいな日本語に沢山ふれてください、とのお話でした。絵本にはコミュニケーションのやりとりが沢山書いてあるので、声に出して読むことでコミュニケーションの場面の練習になるそうです。友達の作りかた、いけないことをした時の謝りかた、など気がつかないうちに沢山の学びが絵本には記されているのです。例えば桃太郎。桃太郎と動物たちと鬼のコミュニュケーションを土台に物語が進んでいきますよね。普段の生活だと、急いでいたり乱暴な言葉遣いになってしまうこともありますが、絵本の中ならきれいな日本語で書いてあるので、私も積極的に息子と絵本読みを楽しんでいます。2.運動をすること出典 : とにかく歩く機会を増やしてください、というお話でした。理由は、将来週5日で仕事にいくとすれば、そのための体力づくりが必要ということ。休日は親子で沢山外で遊んだり、エレベーターを使わないで階段を使ったり、駐車場はできるだけお店から遠いところにとめるなど些細なことでも良いそうです。うちの息子は、エレベーター好きで駅などであまり歩こうとしないこともありましたが、野原に散歩にいったり、できるだけ歩く機会を増やすようにしています。3.発達障害に関する本を親が読むこと出典 : 発達障害のある子どもを育てるとき、親が発達障害に関する本を多く読むことがおすすめだそうです。「この本がおすすめ」!というよりは、自分にあったものを選んで下さいというお話でした。理由は、知識がないと、「どうして伝わらないんだろう」と親自身が辛くなってしまったり、叱ってばかりになってしまったり、親子にとって望ましくない関係性や教育に、気づかぬうちになってしまう事があるからだそうです。ちなみに、「3つ褒めて、1つ叱る」位がちょうどいい、との事でした。何百回、何千回と、子どもの良い行動をみつけたらすぐ褒める!気が遠くなりますが、地道に積み重ねるのが大事なんですね。私が、「当事者の方や、ママブログもよく読みます」伝えると、ブログは貴重な経験談が知れる一方で、個人の主観に基づく内容が多く、情報が偏っている事が多いと教えてくれました。生の声がリアルタイムで聞けるというメリットもありますが、個人の方が直接発信したものを読むときは、少し差し引いた目で、読む必要があるのかもしれませんね。医師も、親も、子も、人それぞれ。家族に合った方法で医師のなかにも色々な考えがあると思いますが、将来の自立ということを考えたときに、今から直ぐに生活に取り入れやすい方法だと思います。わが家も、お話を聞いてから直ぐに楽しく生活に取り入れています。発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ発達障害の子の育て方がわかる! ペアレント・トレーニング
2016年07月29日結婚相手を選ぶ際、多くの女性が妥協するかしまいか考えることになるのが、男性の“経済力”。年齢が上がるにつれ、「お金より愛!」とは大きな声で言えなくなってくるのが正直なところでしょう。とはいえ、実際には程度にもよりますが、経済力に妥協して結婚する女性もたくさんいます。では、経済力のない男性と結婚した人たちは、結局後悔していないのでしょうか?本音を探るべく、既婚女性にインタビューしてみました。●経済力のない男性との結婚に後悔していますか?●後悔している『後悔しかないです。「二人で働けばなんとかなるし大丈夫」と思って結婚しましたが、出産後もすぐに働かなければならなかった し、子どもがいてもフルタイムで働かないといけないから子どもとあまり一緒にいられないし……。今後も夫の給料は上がらなそうだし、私もいつまで体が持つかわからないし、いろいろ不安です』(30代正社員・1児のママ)『後悔してます!毎日どうやりくりすればいいか、お金のことばかり考えています。主人とはお金のことで喧嘩になることも多く 、夫婦仲も悪くなってます。主人が転職してくれない限り、離婚もありえるかも……』(30代パート・2児のママ)『収入が低いだけならまだしも、家事も育児もやってくれない し、愛情もなくなってきました。私の収入に頼っている感じも腹が立つところ。一家の大黒柱という自覚がないんですよね』(20代パート・1児のママ)●後悔していない『結婚した当時、旦那も私も年収200万円台でした。子どもは当分無理かなと思っていましたが、すぐデキてしまって(笑)。でも、幸い私の親が近くに住んでいて子どもの面倒を見てくれたので、出産後すぐに仕事復帰できたし、なんとかなりました。親がいなかったらどうかわかりませんが……。収入は今も低いですが、旦那も家事・育児に協力的 だし、慎ましくも幸せな生活を送ってますよ』(20代派遣・1児のママ)『結婚した当時も今も収入は少ないですが、貧乏ながらも楽しくやってます。今は子どもが小さいので短時間のパートしかできないけど、もっと大きくなったら私もフルタイムでしっかり働きます。そしたら生活もだいぶラクになるはず!お金があっても性格が合わない人と結婚するほうがつらい と思います』(20代パート・1児のママ)『経済力はありませんでしたが、趣味も合うし優しいし、この人しかいないと思って結婚しました。結果、つらいときもあったけれど、後悔していません。子どもの面倒もよく見てくれるし、家事も分担してやってくれるし、助かってます。私も仕事が好き だし、働くことも苦痛ではないです!』(40代正社員・2児のママ)『夫の経済力がなくても、妻も一緒に働けばなんとかなるものです!結婚当時、夫は29歳で年収300万いかないくらいでしたが、私も働いていたので特に困りませんでした。ただ、子どもができたと知ってからは、夫だけの収入で生活するのが不安でしたね。でも、夫が一念発起して転職してくれた ので、年収も上がり、どうにかなりました。今では出世して年収もだいぶ上がったので、安定しています』(40代パート・1児のママ)----------経済力のない男性と結婚しても、共働きであれば問題なさそうです。ただ、子どもが生まれてからが勝負。女性にはどうしても働けない期間がありますし、環境によっては働く時間が制限されることもあります。そんなとき、どう乗り切るかが問題です。そして、夫がどれだけ家事や育児に協力的であるか というところも、後悔するかしないかのポイントになるようですね。みなさんの意見を聞いていて、経済力がなくても、妻を思いやる気持ちや家事・育児に協力的である男性との結婚であれば、女性は後悔しないようだということがわかりました。経済力のない男性との結婚で迷っている方は、経済力だけでなく、男性の性格的な部分をよ〜く見極めることが重要なようです。●文/パピマミ編集部
2016年07月16日ついに新年が幕を開けました。お正月1番の楽しみと言えば、なんといっても「お年玉」ではないでしょうか。しかし、経済的に完全に自立しているワケでもないけれど、成人はしている・・・という微妙な立場の大学生にとっては、お年玉はあげるのかもらうのか迷うところですよね。株式会社「マイナビ」では、「お正月」に関するアンケートを実施。そこで、イマドキ大学生のお年玉事情が明らかになりました。■お年玉はもらう側?それともあげる側? 「あなたはお年玉をあげる側ですか?もらう側ですか?」という質問は、以下のような結果になりました。・あげる:33人(8.2%)・もらう:311人(77.8%)・どちらも:56人(14.0%)成人の節目を経験する年代とはいえ、まだまだ学生であり、その多くは親から扶養されている身である大学生。やはり「もらう」側が約8割と圧倒的でした。■回答理由は? それぞれの回答理由は以下のようになりました。■「あげる」側の回答理由・成人したのと、幼い従妹がいるから(神奈川県/大学4年生/男性)・弟と妹にあげなさいと親に言われている(北海道/大学2年生/女性)■「もらう」側の回答理由・成人はしたけどまだ学生だからもらっている(奈良県/大学3年生/女性)・東京へ上京する予定なので、応援としてもらう(福岡県/短大・専門学校生/女性)・断る理由もないため(埼玉県/大学院生/男性)■「もらっているし、あげている」人の回答理由・もらう側だがアルバイトで収入があるので、少額のお年玉を親戚に渡している(長野県/大学2年生/女性)そうはいってもアルバイトで収入があったり、幼い親戚や兄弟がいる人は、大学生といえどもお年玉を渡している人もいるようでした。貰うだけの人にとっては、何の努力をせずとも大金を手に入れることのできるありがたい機会。感謝しつつも、その喜びを噛み締めたいものですね。
2016年01月01日ほんの20数年くらい前は、恋愛に自立がどうのこうのという話は、ほぼまったくと言ってもいいくらいありませんでした。今20歳くらいの女子で、親が40代後半・・・・・・というひとは多いと思いますが、ご両親が20歳くらいの頃は、女子は大学を出て、数年会社に勤務して、25歳くらいまでには結婚するのがふつうでした。女子の自立というのは、バブル期にはたらいて稼ぎまくる女性が登場して、そういう女性が「輝く自立した女性」としてマスコミに取り上げられたことがきっかけだろうと思います。当時はマスコミに、自立している(珍しい・憧れ的な)女性の象徴として、ニュースキャスターが取り上げられていました。つまり25歳までに「行き遅れないように」結婚し、結婚したら専業主婦になる・・・・・・というその当時の世間のセオリーとはちがう文脈を地で行く女性が、マスコミウケし、なんとなくそういう流れのまま現在に至る・・・・・・ということです。■20万円ちょっとで、どうやって自立するんだよ・・・今の時代、経済的に自立している人は、男女ともに少ないはずです。若い人の平均年収は、公的機関の調査によると300万円あるかないかです。仮に額面で300万円とした場合、手取りにすると20万円ちょっとか、20万円欠けるくらいでしょう。実家暮らしならまだしも(実家暮らしをしている人を、自立していると言っていいのかどうかは別にして)、ひとり暮らしをしていたら、とても「自立したくない」手取り金額であるはずです。精神的な自立というのは、経済的な自立とセットですから(経済的に自立していないのに、精神的自立などない)、経済的に自立すれば恋愛はすごく楽しくなりますし、経済的に自立していないと恋愛はつまらないものになります。そもそも金がないのにどうやってホテルに行くねん?となりますよね。■経済的に不自由でいいと思うただ、経済的に自立しようと思えば、一般的にはかなりの時間が必要です。言うまでもないことですが、とくに男子が地道にはたらいて年収400万円、500万円くらい稼ごうと思えば、時間がかかりますよね。女子はWワークすれば済む話かもしれませんが、男子のWワークというのは、職種が極めて限られてきますからほぼ無理です。だから、経済的・精神的に自立していない者どうしがくっついて、楽しく恋をすればいいのだと思います。毎月手取りで20万円の男女がくっつけば、計算上は毎月40万円の家庭とおなじことになります。毎月40万円あれば「それなりに」経済的に自立できますし、ひいては精神的な自立も望めます。■そもそも結婚とはそういうものだった?そもそも結婚とはそういうものだったと、という事実もあります。ふたりでいたら食いっぱぐれることがないから結婚した。こう証言している人もいます。ふたりでいたら、楽しいときも2倍、苦しいときも2倍。堂々ともたれかかりあえばいいし、それがどことなく嬉しいことだったので結婚した。こう証言している人もいます。もっと昔のこと、今のようにサラリーマンという職業がまだ一般的ではなかったころは、とくにこういう傾向があったようです。日本は貧しかったからね。ここ最近であっても、「どう食っていけばいいのかよくわからない職業」・・・・・・たとえば作家とか作曲家とか画家みたいな職業の人たちは、「食いっぱぐれるかどうか」を結婚の指針にしていたりもします。マスコミに出てくるアーティストは、稼ぎのいいごくわずかな部類の人たちで、(言い方は悪いですが)いわゆる「その他大勢」の人は、「ふたりならどうにか食える」と思って恋をし、結婚していることもあります。■自立なんて、そんなのあとから考えればいいそれはつまり、自立なんて、そんなことはあとから考えればいいや!ということです。それで悪いのか?それでいいから、こういうコラムを書いています。まず、カップルで真剣に生き延びることを考えること。そこを精一杯やっているうちに、人は自然と経済的にも精神的にも「それなりに」自立するから不思議です。むしろ自立していない男女がバタバタと恋をするほうが、カラフルで楽しいくらいです。100%自立している男女が「金はある。淋しさはあまりない」というスタンスで恋をしたのでは、恋っておもしろくないものです。あなたがそのうち自立したときに、やってみればよくわかります。なんでもかんでも自立しちゃえばいいということは、この世の中にはないのですヨ。(ひとみしょう/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年11月24日子どもの反抗心には、2つの種類がある反抗期などに子どもが親に示す反抗的言動には、実は2つの種類があります。ひとつは「自立したい」という心からくるもの。もうひとつは、自立したい云々とはまったく関係なく、単純にわがままな思いから出てきているものです。自立心とは関係のない反抗=わがままを子どもが示したときには、まずもって親が子どもに本気になって相対するということが、大切です。わがままによる反抗は許さない、パパもママも本気だぞ、ということを、子どもにはっきりとわからせる必要があります。こうした点について、幼い頃に子どもに対してきちんと相対しておかないと、子どもは何歳になっても自立できなくなってしまいます。そもそも、こういった自立心とは関係のない反抗というのは、それまで子どもがわがままを言っても、親が見逃してきたからこそ発生するものなのです。思い当たる節がある方は、今まで子どもを甘やかし放題で育ててきていなかったかを振り返ってみてください。たとえば、子どもがおもちゃをしつこくねだってきた場合、「買わないとしつこいから」という安易な理由で、「値段も安いし、まぁ、いいか」と買ってあげてはいなかったでしょうか。そんなふうにして、子どもが欲しいといったものを言いなりになって与えていると、その子どもは何かを「我慢する」という考え方ができない子どもになってしまいがちです。何かをしたいと思った時、本来ならばそれを我慢して、やるべきことをやらねばならないような場面であっても自分のしたいと思う気持ちを制御することができなくなってしまうのです。何かをしたい、何かが欲しいという衝動を我慢するというのは、幼い頃から、日々の生活の中で実際に我慢をした経験がないと身につきません。しつけというのは、子どもを罰するということではなく、このような「我慢の経験を通して、感情のままに行動したり、衝動的に行動したりしないように教えていく」ということなのです。「体罰はしつけではない」と言われる理由とはいえ、厳しく子どもをしつける必要があるからといって体罰を使うのは良くないことです。しつけと称した体罰を日常的に受けて大きくなると、その子どもは「自分の意志を相手に通すには、暴力を使うと効果的」という間違ったメッセージを受け取ってしまいます。このため、しつけをしていて叱りつけた時に、子どもが言うことを聞きそうにない場合であっても、決して手を上げずに、落ち着いて言って聞かせるようにするべきです。そのようにするには親の側の根気や我慢も必要になりますが、本当の意味で自立した人間に育てたければ、避けては通れない対応だと言えます。子どもの自立心を育てるためには、体罰のほかにもしないほうがいいことがあります。たとえば、子どもに対して何かをさせようとする時に、命令形の言い方(「○○しなさい」「○○しちゃだめ」)を頻繁にするのはよくありません。こうした強い言い方でばかり行動を指示されていると、子どもは自分で何かを考えたり判断したりすることができなくなってしまう傾向があります。当然ながら、最初のうちはある程度は仕方ない部分もあります。子どもの判断力では、一から十まで任せきりにするのが心配なのは当然です。それでも命令のような言い方ではなく、子どもと話しながら、共同でどうしたら良いかを考えていくのが理想的なあり方です。また、子どものものの考え方は系統立っていなかったり、自己中心的であったり、幼稚で荒唐無稽だったりするかもしれません。だからといって、子どもが考えたことを完全に否定するような言動をしたり、馬鹿にしたりしてはいけません。子どもの考えた結果に問題があるのであれば、どうしてそんなふうに考えが進んでしまったのかということを、子どもと一緒になって話し合い、また、そうした考え方の何が問題なのかということをじっくりと話してあげることが大事なのです。(子育ての達人)次回は最終回、子どもをわがままに育てないための押さえるべきポイントを紹介します。
2015年11月20日次々と関係を結ぶ二条は一見ビッチ、だけど…『後宮』(海野つなみ/講談社 KC KISS)全5巻人は誰でも、自立願望があると思います。自分の行動や言葉に責任を持ち、自分のことは自分でやる。失敗したときは辛いけど、誰のせいでもなくて次へのステップになるし、成功すれば達成感があるから。精神的自立と経済的自立はイコールではないけれど、かなり近い関係にあるでしょう。誰かに金銭的に負われていると、その人の意志にかなり自分の人生が左右されるからです。「金は出すけど口は出さない」人はあんまりいないし、自分の身を削って支払いしないと、自分への自信にもつながりません。『後宮』は、平安時代に成立した『とはずがたり』を原作にした作品です。『とはずがたり』は、後深草院(御所様)に仕えた女房の二条の日記的物語です。その中で、御所様のほか、西園寺実兼、性助法親王(御室)との関係が描かれていきます。御所様は、閨(ねや)の教育係だった典侍大(すけだい)のことが忘れられません。その典侍大が亡くなり、忘れ形見だった二条を引き取ります。自分のものにするために手元で育てることにしたのです。まるで『源氏物語』の紫の上ですね。初めて御所様と一夜を過ごしたときの二条の困惑も、『源氏物語』を彷彿とさせます(ていうか『あさきゆめみし』のシーンを思い出しました)。はじめに読んだときは、「二条はビッチでした物語」なのかな?と考えていました。だって、御所様に入内しているにもかかわらず、実兼さまとも御室とも近衛の大殿とも、次々と関係を結んでいくのです。もう彼らとの関係は、ティーンズラブコミックを読んでいるかのようです。御室のストーカーまがいの熱情や、二条への思いを遂げるための策略はかなり萌えです。それ以上にすごいのが、近衛の大殿。二条が実兼と深夜に逢瀬をしたあとに、彼女を部屋に押し戻し、衝立に隠れている実兼の目の前で押し倒します。その次の日は、御所様の前で押し倒します。そのたびに二条は「声を出しちゃダメ」「早く終わって」とこらえてます。禁断のナントカって感じですね。二条が男を選べないのは、経済的に自立できないから(c)Bridget H「誰かに見られちゃう」「あの人にみだらな姿を見られるなんて!」は女性萌えの王道らしくて、エッチなシーンが多い少女漫画にはつきものだったりします。『後宮』は、ティーンズラブコミックでもエロ漫画でもない上に実際の人物の日記ですが、「現実は小説よりもエロなり」って感じですね。しかし、じっくり読んでみると、気付くことがあります。二条が、いやよいやよと思いながら逆らえないのは、彼女自身が誰かに後ろ盾になってもらわないと生きていけないからです。近衛の大殿が二条と関係するのは、彼女の後ろ盾となるためでした。その上、御所様といい実兼といい、二条を好きだ好きだと言いながら、他に女がいて、子どもも産ませてます。そこへ自分ひとりを愛してくれる御室が現れたら、なびいてしまうのもムリはないでしょう。二条は、男に経済的に依存しなければ生きていけないのです。そしてそのためには、求められたら自分の身体を差し出すしかない。強く拒むことができないために何人もの男性と関係を持つことになりました(まあ生涯4人だけなら現代では別に普通かもしれないけど)。『あさきゆめみし』で紫の上は、「源氏に愛し愛され、自分は果たして幸せだったのか」と自問して亡くなっていきます。ハッキリ言って源氏に振り回される人生だったわけです。当時、女性は誰かに頼って生きるしかなかったのかもしれませんが、もしも自立ができたとしたら、源氏を選んだかどうか。二条も同様です。御所での地位を顧みなければ実兼ひとりを選んでいたかもしれないし、そもそも他にも女がいる実兼は選ばなかったのかもしれない。「何もかも捨てて御室と一緒になる勇気」はなかったけれど、何も捨てないのなら御室を選んだかもしれない(近衛の大殿は論外だけどね)。こうした女流文学を読むたびに思うのは、女の自立です。自分は、経済的・精神的に自立できているか。経済的自由を手に入れる代わりに、精神的自由を失ってはいないか。ティーンズラブ風味のサービスシーンも堪能しつつ、ちょっと振り返ってみてはいかがでしょうか。Text/和久井香菜子
2015年10月09日子供が留守番ができないのには理由がある の続きです。子どもが自らやろうとしたらやらせ、褒め、励ます日本の大人に「いい子とはどんな子どもか」というアンケートを取ると、昔も今も変わらず「素直な子」「親の言いつけに従う子」といった答えが上位に上がってきます。しかし、他の人から言われるまま、唯々諾々(いいだくだく)と従うというのは、果たしていいことなのでしょうか。いい大人になっても、「あれをしろ」「これをしなさい」と、誰かに指示命令をされないと何もできないという人が増えてきています。要するに自立心、自主性というものが育っていないわけですが、これは幼い頃から親にあれこれと世話を焼かれ、学校生活では校則や教師の指導にがんじがらめにされた結果ではないのでしょうか。そんな状態では自立しようとする気持ちも自主性も育たなくても当然です。こうした傾向は、現在子育て中の親世代にも見られます。中には、子育ての電話相談などに何度も何度も電話をかけてくるような親もいます。「育児書にはこれこれこういうふうに書いてあるけど、うちの子はその通りにしない。うちの子は大丈夫だろうか?」といったような内容の相談が多く寄せられています。子どもは1人ひとり違っており、育児書に書いてあるのはあくまで平均的な事柄であるという判断ができず、不安に駆られて相談をしてくるのではないかと思われます。核家族化が進み、身近に子育てについてアドバイスをもらうこともできずに不安の中で子育てをしているという事情はあるかと思いますが、そこを考慮に入れても自分で物事を判断したり決めたりする経験が圧倒的に足りないのだろうと思わざるを得ません。概して、親が子どもに求めることといえば、「ちゃんと」「すぐに」「他の人と同じように」ものごとができるようにということでしょう。子どもにそんな行動を求めるため、何度も教えたり一定の枠の中にはめこんだりしてうまくできるように工夫するわけです。そうはいっても子どもはまだまだ考え方も幼く、身体も器用には動かせませんのでうまくいかないことも多いでしょう。子どもが何かをうまくやれないというのは、そうした活動をした経験が乏しいからです。このため、子どもにはとにかく経験をたくさん積ませるということが大切になってきます。経験を積めば、最初はうまくできなかったことでもどんどんとうまくできるようになっていきます。従って、子どもが自ら考えて自分から何かをしようとしたような時には、親はなるべくそれを邪魔しないでやらせてみるようにしましょう。そして、失敗したことを責めたりしないことが大事です。子どもは失敗を重ねることによって成長していくのですから、失敗しても別に構わないのだ、というとらえ方をし、自発的に何かをしようとした点をクローズアップして褒めてあげるようにしましょう。そして次はこうすればうまくいくよと助言をし、次はうまくできるといいねと励ましてあげてください。子育てをする時には親の忍耐力も試されるのです。(子育ての達人)「自立心のある子どもに育てるためのポイントと手助けの仕方」特集をまとめて読む・ その1 ・ その2 ・ その3 ・ その4 ・ その5 ・その6(最終回)
2015年10月07日『絶対こうなる!日本経済ここが正念場!』(田原総一朗責任編集、アスコム)は、ジャーナリストの田原総一朗氏が、経済問題に関する巨頭である榊原英資、竹中平蔵両氏とともに日本経済の未来を先読みした書籍。きょうはそのなかから、誰もが気になる「人口減少」を取り上げた部分をご紹介したいと思います。■人口減少は40年前からわかっていたこの問題についてはまず竹中氏が、「人口減少は止められない、と私は思います」と断言しています。日本の合計特殊出生率(ひとりの女性が一生の間に産む子どもの平均数)は、団塊ジュニア世代の子どもが生まれた1972~73年は2.14と高かったのだそうです。しかしそれが、74年の2.05を最後に、ずっと2を下回り続けているのだとか。つまり、現在のような状況になることは40年前からわかっていたのだというのです。そして「なんで止めなかった?」という田原氏の質問に対し、竹中氏は「止めるという意識が、そもそもなかった」と答えています。日本は豊かになればなるほど、「もっと豊かになりたい」と考え、子どもの数を減らしてきました。その証拠に日本でいちばん所得の高い東京で出生率が低く、いちばん所得の低い沖縄で出生率が高い。これは自然にそうなっているのではなく、「豊かになりたい」「よりよい生活をしたい」という欲求がそうさせているのだというのこと。だから竹中氏は、この流れは並大抵のことでは止められないと主張しています。■全国523箇所で人口が1万人未満そして話は、地方の問題にまで及びます。ここで田原氏が持ち出したのは、岩手県知事や総務大臣をやった増田寛也さんが、2014年5月に日本創生会議で出したレポートの話題。子どもを産む人の95%を占める20~39歳女性の人口を、出生率や社会的移動を考えて計算したところ、いまから25年後の2040年に、ほぼ半数の市区町村で半減する。推計対象の全国約1,800市町村のうち、523箇所で人口が1万人未満となってしまうのだそうです。■地方創生を自分たちでどうするかさらに竹中氏は、日本の地方創生を考えるとき、日本は他の国と根本的に違うところがあるといいます。それは、地方自らが自分の首を絞めているという問題。たとえば、農業がダメになったのは農協がダメだから。シャッター通りができたのは、立ち退かず居座っている人たちがいるから。地方が非常に多くの規制を、自らに課しているというわけです。だから地方創生の中身も、「自分たちでどうするか」をちゃんと考えなければ、実効性のあるものにならないというわけです。*対談形式になっているため、とても読みやすいところが魅力。「知りたいけれどなかなか聞けない」経済についての疑問を、解消できるかもしれません。(文/書評家・印南敦史)【参考】※田原総一朗(2015)『絶対こうなる!日本経済ここが正念場!』アスコム
2015年10月05日子どものために手間暇をかけていろいろと世話を焼くことこそが親の役割で、子どもに愛情を示す方法だ、というような考え方をしている親は結構たくさんいます。しかし、これはある意味では間違った考え方で、そのようにしていると子どもの自立心の芽を摘んでしまうことになりかねません。子どもの自立心を育んでいくためにはどうすればいいのかについて見ていきましょう。自立させたければまずは目標を立てることから大人である親から見ると、子どもは危なっかしい存在に見えるものです。特に小学生以下の子どもの場合、まだ幼いためにいろいろと心配になってしまうものかと思います。そうすると、いきおい「こうしなさい」「そういうことをしてはだめ」といったように、命令口調になってしまうことが多いものです。しかし、親が何かにとなく手を出し口を出して育ててしまうと、何かをする時には誰かに指図されないと動けない子どもであったり、誰かにいろいろと手伝ってもらわないと自分1人では何もできない子どもになってしまいかねません。たとえば、小学校に入り、次の日の時間割に合わせて教科書やノートを準備するのは子どもの毎日の日課ですが、常に親が手伝ってしまったりすると、何かを忘れていった時に子どもがそれを自分のミスだと考えなくなってしまいます。それが「自分のしなければならないことだ」という考え方が育たないため、忘れ物をしても親のせいにしてしまい、次は気をつけて準備するようにしよう、といった考え方に至らないのです。子どもが死ぬまで親が面倒を見られるのであれば良いのかもしれませんが、普通、子どもより長生きできる親はいません。ですから、自分の子どもが親の手を離れて自立することができるようにしつけをすることが必要なのです。一方で、現代は昔のように子どもの数が多かった時代とは違い、ずっと少なくなった子ども1人ひとりを大事に育てるという子育てに変わってきています。家にいる子どもの数が少ない分、親の目が1人ひとりの子どもに行き届きすぎてしまうのです。そうなると、大人よりも何事もうまくできない子どものやることを見ていると、思わず手助けしたくなってしまうというわけです。小学校などでは、教師が次にすべきことを指示してくれるだけでなく、毎日忙しいカリキュラムをこなさねばなりません。このため子どもたちは次に何をするか、何をしたいかという考えを抱くことなく毎日の学校生活を送ることになります。従って、自分で考えられる子どもに育てたいのであれば、家の中でそうした環境を与えてやる必要があるのです。自分の子どもに自立心を持たせたいのであれば、まずは何か目標を立てるように導きましょう。「あることを、この日までに、1人でできるようになる」というような目標にするとよいでしょう。目標を立てさせたら、最初から「1人でできる」わけもないので、まずは子どもと親が一緒になってプランを立てます。どのようにすればその目標を成し遂げられるかを考えるのです。この時、親が主導するのではなくて、子ども自身に考えさせるようにします。親は「どうやったらできるようになるかな?」という具合に子どもの考えを手助けし、横からヒントを出したりして子どもの自主的な思考を促すようにします。その上で、計画がスタートして子どもがだんだん上手になりはじめたなら、それに反比例して親が手を出す部分を減らすように工夫します。「今できないことをできるようにしよう」というわけですから、最初のうちはできないのが当然です。あまり焦らず、目標の期日までにできればいいのだとゆったり構えて見守るようにしましょう。子育てについてはなんでもそうですが、親に必要なのは我慢することです。親は子どもの傍らに控えて、子どもの成長を信じてじっと我慢して見守るということが必要なのです。どんな事柄について目標を立てたら良いのか、それぞれに親ができる手助けにはどんなものがあるのか、次の回からいくつか例示してみたいと思います。(子育ての達人)「自立心のある子どもに育てるためのポイントと手助けの仕方」特集をまとめて読む・その1・ その2 ・ その3 ・ その4 ・ その5 ・ その6(最終回)
2015年10月02日マイボイスコム18日、3回目となる「ライフスタイル」に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、時間的なゆとりがある人は5割超に上った一方、経済的なゆとりがある人は3割弱にとどまった。○幸せを感じるために重要なこと、1位「所得・収入」普段の生活において、自分で自由に使える時間的なゆとりがある人は53.1%で、2012年の前回調査(55.8%)とほぼ同率。詳細をみると、50代以上で比率が高く、男性20~40代や女性30代で低かった。普段の生活において、自分で自由に使える経済的なゆとりがある人は26.9%(前回27.9%)。一方、経済的なゆとりがない人は45.5%(同47.5%)と半数近くを占め、男性30・40代や女性20~40代で比率が高かった。また世帯年収700万円未満の層では「経済的なゆとりがない」の方が比率が高く、700万円以上の層では「経済的なゆとりがある」の方が比率が高かった。幸せを感じるために重要だと思うことを聞くと、1位は「所得・収入」の61.1%、2位は「健康」の60.5%。このほか、「人間関係」「家庭生活」「趣味や生きがい」「資産・貯蓄」「食生活」「住生活」が各4~5割となった。これからの生活において時間を増やしたいことは、「趣味」「健康維持・向上」「睡眠」「家族と過ごす」が上位にランクイン。また経済的なゆとりがない人では「お金を稼ぐ・増やす」、経済的なゆとりがある人では「健康維持・向上」「趣味」の割合が多かった。調査期間は2015年8月1~5日、有効回答は1万435人。
2015年09月18日保険クリニックはこのほど、20歳~60歳の働く女性500名を対象に「将来の経済的リスクに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査期間は8月31日~9月1日。○将来の経済的リスク1位は「老後」調査ではまず、「将来の経済的リスクには何があると思いますか?」と尋ねたところ、「自分の老後(376名)」と回答した人が最も多かった。次いで「病気などで働けなくなること(292名)」「親の介護(280名)」と続き、全体の93.4%もの人が何かしらの経済的不安を感じていることがわかった。○リスクへの備えは「貯蓄」や「保険」が主流続いて、"将来の経済的リスク"への備えとして、どのようなことをしているのか聞いたところ、「貯金(60.0%)」や「保険(36.8%)」という回答が大半を占めた一方で、「何もしていない」という人が3割弱(27.2%)いることもわかった。では、月収の何%くらいを備えに回しているのだろうか。将来の経済的リスクへの備えをしているという341名を対象に調べた結果、多い順に「5%未満(32.6%)」「5%以上10%未満(31.1%)」「10%以上2%未満(18.2%)」という結果となった。○保険に加入している女性、80.4%将来の経済的リスクの備えとして、多くの人が「保険」に加入していることがわかったが、では、どんな種類の保険に加入しているのだろうか。まず、働く女性500名全員に対して、保険に加入しているか尋ねた結果、80.4%もの人が加入していることが判明。保険の種類について尋ねたところ、最も多かった保険は「医療保険」で307名が加入しているとのこと。次いで「がん保険(158名)」「終身保険(153名)」「個人年金保険(141名)」と続き、病気に対する備えが上位となった。
2015年09月15日京葉銀行と千葉県商工会連合会は8日、千葉県の地域経済の持続的発展に向けた連携に関する協定書を締結した。○中小企業等の支援体制を強化し、千葉県の地域経済の活性化・発展に資するこのたびの協定は、京葉銀行と千葉県商工会連合会(県下40の商工会)が、相互の交流及び資源・機能などの活用を図りながら、中小企業等の支援体制を強化し、千葉県の地域経済の活性化・発展に資することを目的としているという。同協定締結により、京葉銀行と千葉県商工会連合会との連携をより密接にし、地域経済の活性化へ積極的に貢献すべく取り組んでいくとしている。○連携事項地域産業の振興と雇用の維持拡大包括的創業支援による地域経済の活性化経営発達支援事業の推進その他、目的を達成するために必要な事項京葉銀行では、これからも地域金融機関として千葉県の恵まれた環境を活かし、地域経済の持続的成長に貢献しいくとしている。
2015年09月10日女性の社会進出が進むにつれて、暗黙のうちに精神的にも経済的にも自立が求められる時代。社会の荒波にもまれるうちに、たいていのことは一人でできるようになったわ…と苦笑いする人も少なくないのでは。そんな賢女のみなさんは、この「何でもできるという自負」が恋愛の妨げになっていることにも十分気付いていると思うのです。≪がんばる私はなぜ結婚できない?≫仕事はほどほどに…という女性にはステキな彼氏がいて、どんどん結婚していくのに、一生懸命がんばっている自分は一人なのか…と悲しくなったり、これも運命と思いそうになったり。かといって今更かわいく甘えたりできない。もっと努力しなきゃ。年齢を重ねるほどにそんな意地も出てきます。確かに、そのがんばりがあってこそ出る魅力というものもあるのでしょう。が、男性が求めているのは、やっぱりそこじゃないらしいのです。今回はその「意地」を脱ぎ捨てた女性のエピソードから、恋の幸せをつかむためのポイントを探ってみたいと思います。≪もっとワガママになっていい!≫ご存知の通り、男性は本来「相手を思い通りにコントロールしたい」という『征服欲』を持っています。そうした部分に、密かに反発を覚える女性もいるでしょう。が、征服欲は「弱い者を守りたい」という『保護欲求』と背中合わせ。甘え上手な女性が、男性をうまく手のひらで転がすことができるのは、この『保護欲求』をうまく満たしているから、と言えそうです。そんな甘え上手な彼女たちがごく自然にやっていることと言えば・「力仕事はしない」・「体調が悪いときには無理しない」・「わからないことは検索する前に聞き、さらに相手にやってもらう」などなど…。どうでしょう。見方によっては、「他力本願」とか「甘ったれ」というふうに感じられるかもしれませんね。でも、これが男性の『保護欲求』をくすぐる要素であることは間違いないようです。≪感情を抑えるのも良し悪し≫大人になると、相手の立場や関係を維持することまで考え、感情を抑えてしまいがち。せめて恋人くらいには甘えたい…という気持ちは大いにあると思います。逆に、恋人だからこそ「ダメな自分を見せて嫌われたくない」「相手の困った顔を見たくない」などと考えて、つい我慢をしてしまう…。これも大人の恋愛あるあるですね。でも、前述の彼女たちは・「忙しくて会えないのはわかっていても、素直に会いたいって言っちゃう」・「ワガママだと思っても、とりあえず自己主張してみる」これも、がんばり屋さんの「何でも自分でできちゃう女性」から見たら、ワガママ全開で想像しただけで気が引けてしまうかも。けれど、基本的に男性は「好きな女性のワガママは許せてしまう」んですって。ほんまかいな、と思い、念のため筆者の身近なアラサー・アラフォー男性数名に聞いてみると一様に「Yes」との答え。中には「むしろ大好物。しょうがねえなあ、と言いながらニヤけちゃう」という人も…。ほら、やっぱりちょっとくらい甘えたほうがいいんじゃないでしょうか?「大人なんだから」という心のブレーキを外すことで、楽になったうえに恋までうまくいくなんて夢みたいですよね!≪甘えポイントの掌握が鍵!≫ただ、やみくもにワガママを言えばいいってものではなく、それなりにコツはあるようです。・「あまり難しくないことを」・「彼の気持ちに余裕があるときに」・「かわいげのある表現で」この3つが鉄則なのだそう。それでも、やっぱり心のどこかで「ワガママを言うのは恥ずかしいし、甘え方もよくわからない」「そんなことして、嫌われたらどうしよう」という不安が拭えない方もいるはず。そういうときは、こう考えてみてはどうでしょうか。男性に頼ること自体が幸せなのではなく、「甘えやワガママを見せること」が、パートナーとの関係を上手に作り上げていくうえでの手法である、と。誰かに甘えるのは恥でも嫌われる要因でもないし、それで積み上げてきた心の強さを失うわけでもありません。ですから、そんなに恐れることはないのです。これまで身につけてきた「女の強さ」や「意地」って、社会の荒波から自分を守る鎧のようなもの。この鎧を脱ぎ捨てたら、大人の女性ならではのしなやかなハートの強さはそのままに、パートナーにかわいがられる女性になれるかもしれませんよ。(文=石村佐和子)あなたはどの魔性キャラタイプ?【無料占い】
2015年08月28日NECは7月17日、社会インフラを運用・管理するシステムにおいて、災害や事故など事前想定が困難な環境変化に適応し、人や物を最適に配置・配分する「自立適応制御技術」を開発したと発表した。これにより、例えばタクシーやバスなど交通システムの適切な配車、市街地や施設の監視・混雑緩和に向けた警備員の適切な配置、住宅・ビルなどの施設におけるエネルギーの適切な需要供給などが実現する。同社がエネルギー管理を対象にオフィスで行った実証実験では、居住者の快適性を損なうことなく約10%の節電効果を得ることができたという。同技術は、システム全体を細かなサブシステムに分け、構成する個々のサブシステムが動的かつ自律的に自身の動作を決定できるアルゴリズムを用いることで、各サブシステムにシステム全体の制御目標に対する個別の指標を設定し、個別指標をサブシステム同士が相対比較してルールや動作の決定を行う。そのため、最初に全体の制御目標を決定するだけで、複雑な制御ルールを設けることなく、個々のシステムが必要な資源を調整して、システム全体で最適化と効率向上を実現することができる。また、各サブシステムが局所的な情報のみを用いて分散して計算を行うことで演算を軽量化し、大規模システムにおいても最適な動作を短い時間間隔で繰り返すことができるため、急な環境変化にもリアルタイムに対応することが可能となる。さらに、一部のサブシステムに故障やデータ欠如があった場合でも、正常なサブシステムのみでシステム全体が最適な状態に近づくように動作し続ける仕組みにより、高い耐障害性を実現している。大規模な社会インフラのIoT化が進み高度化していくことが予想される中、同社は、今回開発した技術をさまざまな領域の社会インフラシステムに応用するために実証・実用化を進めていくとしている。
2015年07月17日経済産業省は7月13日、中小・中堅企業の成長を後押しするため、企業が飛躍するカギとなった中小・中堅企業の成功・失敗に関する具体的な事例を約200社分とりまとめたWebサイト「ミエル☆ヒント」を開設した。誰でも閲覧できる。「ミエル☆ヒント-成功のカギ・ワナ-」では、中小・中堅企業の成功事例や失敗事例を整理・分析し、「飛躍のカギ」と「陥りやすいワナ」としてとりまとめており、中小・中堅企業が、飛躍のきっかけをつかむためのヒントを探すことができる。このbサイトは今後も随時アップデートしていく予定だという。
2015年07月14日ブライト・ウェイは7日、育児情報誌『miku』の読者を対象に実施した子育てに関する調査結果を発表した。それによると、経済的・環境的に不安がなければ「3人以上子どもが欲しい」と考えている人は7割以上に達した。○子どもを産まない理由「経済的に余裕がない」少子化がなかなか改善されないが、子どもを産もうとしない理由は何だと思うか尋ねたところ、「経済的に余裕がない」が過半数の56.5%を占めた。経済的・環境的に不安がなくなれば、子どもは何人欲しいかとの問いに対しては、「3人」が56.9%、「2人」が22.9%、「4人」が11.4%、「5人以上」が5.4%となり、計73.7%が3人以上と答えた。「第3子以降の出生に対して育児資金前渡し金1,000万円を公費で拠出する」との提言については、「子育てにはお金がかかるので助かるから賛成」が37.8%、「国の先行投資として賛成」が18.4%、「不公平感があるので反対」が17.5%。また、この提言が実現したら何人子どもが欲しいかと聞くと、前述の問いで2人を希望していた回答者の4割以上が3人以上と答えた。安心して子どもを産み育てるのに最も必要・有効だと思えるものは、「出産費用・子どもの医療費・幼児教育の無償化」が29.4%、「出産時の一時金や子ども手当などの金銭的支援」が22.0%となった。調査期間は2015年3月25日~6月15日、有効回答は2,052人(中心年齢30代前半)。
2015年07月07日シーガルインは、自立することで撮影がしやすくなるiPhone 6/6 Plus向けケース「シャークリップマウンテン」を発売した。価格は税別3,600円。「シャークリップマウンテン」は、カバーの底部に幅を持たせたiPhone 6/6 Plus向けケース。自立するため、ハンズフリーでの自撮りや、テレビ電話などが行える。カメラ用のナットを内蔵しており、三脚ネジが付いたマウント、三脚、バイクマウント、車用マウント、ヘッドマウント、リストマウント、ボディマウントなどにセット可能となっている。パッケージには、カメラ用のナットに対応したストラップボルトが付属し、デジタルカメラやビデオカメラなどに「シャークリップマウンテン」を装着できる。ストラップボルトは、ピンク、ブラック、カモフラージュの3色が用意されており、選択可能。
2015年07月05日企業業績の改善や消費の回復など、良好な経済環境を受け、これまで低下が続いていた地価は、上昇に転じつつあります。また、相続税の強化もあり、土地評価の尺度となる路線価が注目されています。今回は、そんな地価について調べてみました。○公示地価地価は、土地の持つ特殊性(同じものがなく代替が効かない)から、古くは、近隣の似た土地の取引価格などから類推して、価格形成が成されるケースが多かったのですが、現在では、その土地を利用して得られる収益から算出されることが一般的となっています。地価の推移を見る上で、よく使われる地価に「公示地価」があります。公示地価は国土交通省が毎年3月に公表する地価で、毎年1月1日時点の全国2万を超える地点の地価を、土地取引などの目安となるように発表しているものです。公示地価は住宅地や商業地を問わず、幅広い地点をカバーしていることから、日本経済の実情を示すものとしても注目されています。例えば、今年発表された公示地価では、全国の商業地の地価が7年ぶりに下落から横ばいとなったことが示されました。ここからは、企業業績の改善からオフィス需要が増加していることや、不動産投資が増加していることなどがうかがえます。また、3大都市圏(東京・大阪・名古屋)の住宅地では地価の上昇が継続しており、都市部を中心に低金利やローン減税などから、取得意欲が高まっていることが見えてきます。さらに、公示地価からは地域差も見えてきます。商業地は全国平均では横ばいでしたが、3大都市圏が2年連続の上昇となる一方で、地方圏は、下落率は縮まってきてはいるものの依然として下落が続くなど、地域ごとの景況感に違いがあることが分かります。ステップアップ今年の公示地価では、商業地の値上がり上位に、北陸新幹線延伸開業に沸く金沢駅前や、再開発が続く名古屋駅周辺、消費回復で潤う東京銀座などが入りました。○路線価土地は固定資産であることから、その保有には固定資産税が課せられています。また相続や贈与などで土地を譲り受けた場合には、相続税や贈与税が課されます。税金を計算するに当たり、土地の価格を決める必要があるため、その基本となる地価を税務当局が定めており、定められた価格を路線価と呼びます。相続税や贈与税のための路線価は国税庁が毎年7月1日に発表しており、現状では公示地価の8割程度の水準となっているようです。一方、固定資産税の計算に用いる路線価は総務省が3年ごとに、公示地価の7割程度の水準を目安に発表しています。路線価は全国各地に幅広く定められており、価格は道路ごとに付けられています。その価格をもとに、土地の面積だけでなく、利用状況や所有形態、土地の形(奥行や接する道路の数、正方形か三角形かなど)といった要素を加味して、その土地の価格が算出され、税額が算出されます。今年から相続税の基礎控除額が引き下げられ、税率も一部で変更されました。この結果、相続税の納税義務を負う(相続税を納める)ケースが増加することが見込まれ、自宅や空き地を、より相続税の負担が軽い、賃貸住宅や事務所ビル、商店などに建て替える動きが出始めています。土地の利用価値を映す地価は、地域の景況感を表すとともに、税などを通して、土地の所有者に、その有効活用を促す働きが期待されます。ステップアップ通常の土地の売買においては、登記を通して取引税がかかりますが、土地の売買自体には消費税がかかりません。消費税が検討されていた1980年代後半、地価や株価が高く、大きな影響が出ることに配慮して、土地と株式の売買については、消費税を、非課税とすることに決めたと言われています。(2015年6月17日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、投資信託・投資・経済の専門用語をテーマで学べる「語句よみ」からの転載です。→「語句よみ」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが経済一般・関連用語についてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年06月18日こんにちは、ライターの矢沢ゆうです。「自立している女性」と聞くと、どうしても「1人で生きていけそう」とか「心が強そう」といったイメージから、なんとなく「恋愛に無縁な女性」を思い浮かべるかもしれません。しかし、現代の男性は「自立している女性」に特別な魅力を感じているのだとか!そこで今回は、男性が「キラキラしている!」と憧れる「自立している女性」の特徴を4つご紹介したいと思います。■1.自分の目標を絶対に諦めない「目標を諦めずに努力している女性は本当に輝いてみえる。嫌なことにぶつかったりして心が折れそうになっているのを見ると、つい支えたくなるね。」(25歳/介護職)自分の中で諦めたくない目標を持っている女性は、目標を達成するために惜しみなく努力します。しかし、その目標に向かっていく途中で弱音を吐いてしまう瞬間もあることでしょう。その「頑張っている姿」と、そこからかいま見える弱い部分に、男性はグッと来るようです。小さなことでも構わないので、まずは自分の中で目標を決めることが、自立した女性への第一歩です。■2.周囲の悪口や文句を言わない「俺が思うに、自立している女性って悪口や文句を一切言わないような気がする。何事にも柔軟に対応できる余裕を持っている感じがするんだよね。」(27歳/開発関係)別に本人に聞こえるわけじゃないし・・・と思ってつい悪口や愚痴を言ってしまう女性も少なくはないでしょう。しかし、男性はそういうところを意外と見ていたりします。学校を含む社会には、自分に合わない人間が1人や2人いるのが当たり前です。それに対して悪口や文句を言いたくなる気持ちも分かりますが、「まあそういう人もいるよね」とちょっとしたことを受け流す力を付けられれば一番でしょうね。とはいえ、溜め込むのもよくありません。自分なりのストレス発散法があって、自分の気持ち上手にコントロールできることも、自立した女性になるためには大切です。■3.家事全般をこなすことができる「家事ができる女性って『生活力があるんだな』って思う。男としては女性を見る上で、家事ができるっていうのはやっぱりいいなって思うから」(26歳/営業関係)料理はもちろんですが、掃除・洗濯・裁縫など、生活をするのに必要な能力を持っている女性に男性は憧れを抱くようです。家事ができる女性に対して、男性は安心感を覚えて「この人と付き合ったら・・・」なんて妄想をする人もいるそう。キラキラネイルやバッチリメイクよりも、「家事力」こそが真の意味で武器となる女子力。何か1つでも身に付けておくと良いですね。■4.程よい距離感の人間関係が築ける「集団で群れている女も、その群れている奴らを見下しているぼっちの女もどっちもどっち。程よい距離で人間関係が築けている女こそ、自立している女だなって思うよ。」(21歳/大学生)女性は常に誰かと群れているか、そんな集団を見下して1人でいるかのどっちかのパターンが多いですね。しかし、そんな人たちは「どっちも変わらない」と感じている男性が密かに急増中。「1人の時間を大切にしよう」と1人でいることを恐れないこと、そして「人と関わることは大事なんだ」と考えるように意識を変えてみると、自立した女性になれますよ。■おわりに意外なところに自立した女性になれるヒントが隠されていましたね。これであなたも明日から「モテる自立した女性」の道を歩めること間違いナシです。(矢沢ゆう/ハウコレ)(新部 宏美/モデル)(柳内 良仁/カメラマン)
2015年05月29日『21世紀の資本』(みすず書房)がベストセラーとなり、今フランスの経済学者であるトマ・ピケティが話題になっています。とはいえ、『21世紀の資本』は700ページもあり、内容も決して理解しやすいものではありません。そのため、手っ取り早く理解するためには、多くの“ピケティ解説本”を利用するのもいいと思います。そこでご紹介したいのが、『マンガですぐわかる!ピケティと21世紀の資本論 格差の本質とこれからの私たちがやるべきこと』(安部徹也著、SBクリエイティブ)。『21世紀の資本』の要点を、平易な文章とマンガによって解説した書籍です。6章「ピケティ教授の『21世紀の資本』を読んで私たちができること」から、個人的な格差を解決するための方法を探ってみましょう。■他人よりも高い成長率を実現する現代社会においての問題点は“格差”で、『21世紀の資本』においてもそこが大きな論点になっています。そんななか、広がり続ける格差を縮めるための方法のひとつが、“自分が他人よりも高い成長率を実現すること”。ピケティの研究はあくまで平均であり、個別に見ていけば事情は大きく変わるもの。つまり、平均を大幅に超える高い成長率を実現できれば、個人的に格差問題を解決できるということ。そのためのポイントは次のとおりです。■格差を解決できる3つのポイント(1)高い成長率の企業で働く他人より高い成長率を実現するシンプルな解決策は、高い成長率の企業で働くこと。就職活動の際、売上の成長率や給与の伸び率などを調べ、希望職種のなかでより高い成長率を記録している企業に就職する。ピケティが導き出した有名な式“r>g”とは、資本収益率“r”が経済成長率“g”よりも高いことを示したものですが、高い成長率の企業で働けば、“r”を上回る“g”を実現することも不可能ではないと著者は説明するわけです。(2)個人で高い成長率を実現する個人の努力によって、人より高い成長率を実現することは、格差問題解決の対策として有効。そして『21世紀の資本』にあてはめれば、人口が増えるというのは、労働に従事する人が増えるということ。つまり、個人レベルでは労働時間を増やすということ。一方、ひとりあたりの産出像とは生産性の向上なので、個人が生産性を高めていけばいいということに。つまり、労働時間の増加と生産性の向上で、平均よりも高い成長率を実現していけばいい。具体的には、1.労働時間を多くする、2.生産性を高くする、この2点がポイントだそうです。(3)自分という“資産”に投資するもっともリスクが低く、最も高いリターンを実現する投資は、自分を資産に見立て、自分自身に投資していくことだと著者は解説しています。すなわち、学び続けること。ピケティも『21世紀の資本』のなかで、「(格差の)収敏に向かう主要な力は、知識の普及と訓練や技能への投資だ」と語っているそうです。解釈に多少の疑問も残るとはいえ、ピケティの基礎をさらっておくには適した内容かと思います。興味のある方は、ぜひ手にとってみてください。(文/印南敦史)【参考】※安部徹也(2015)『マンガですぐわかる!ピケティと21世紀の資本論 格差の本質とこれからの私たちがやるべきこと』SBクリエイティブ
2015年05月27日『ほんとうの贅沢』(吉沢久子著、あさ出版)は、今年で97歳になる家事評論家・エッセイストである著者が、「自立」をテーマに自身の考え方を記したエッセイ集。年齢を重ねてきただけあって、温かく柔らかなことばの裏側に、しっかりとした芯を意識させてくれます。特に印象的なのは、ひとりで暮らすということについて、確固たる信念を持っていること。というわけで、1章「いくつになっても『自分の足』で立つ」から、「老いて『ひとりで暮らす』ということ」を見てみましょう。■ひとりでも生活のリズムが大切ご主人が亡くなり、著者がひとり暮らしをはじめてから、もう30年だそうです。97歳でひとり暮らしをしているというと、「寂しくありませんか」「大変ではありませんか」と心配する人もいるのだとか。たしかに老いてひとりで暮らしていると聞けば、つらく寂しいことのように思えなくもありません。しかし著者は、「ただ、私はひとりがいいから、それを選んでいるだけなんです」と記しています。また、ひとり暮らしは気ままですが、やるべきことはしっかりとやり、生活のリズムは大切にしているのだとか。だからやることはたくさんあり、あっという間に時間が過ぎてしまうといいます。そのため、ひとりが寂しいなんて思う暇もないそうです。■自立したいなら人も認めること先に触れたように、著者が意識しているのは「老いてこそ自立して生きたい」ということ。ただし、そこで自分の権利だけを主張してもうまく生きてはいけないもの。自分が自立したいのなら、人のことも認めるべきだと著者は主張しています。■自分に厳しくできることも自立人にはお節介を焼いて厳しいのに、自分に甘かったとしたら、それは自立とはいえません。人はどうしても自分に甘くなるもの。だからこそ、いつも自戒が必要。もちろん、自分に甘くなるというのは、ある程度は仕方がないこと。でも、すべてがそうではまずい。自分に厳しくできることも、自立のひとつではないかと、著者は思っているのだといいます。これだけでもわかるように、著者のいう「自立」についての考え方は、どの世代にとってもあてはまるはず。だからこそ、深みとともに説得力を投げかけてくるのです。しかも文体が柔らかなので、読んでいるだけで温かい気持ちになれるでしょう。(文/印南敦史)【参考】※吉沢久子(2015)『ほんとうの贅沢』あさ出版
2015年05月15日政府による構造改革や、日銀の金融緩和などをうけ、日本経済はデフレから脱却し、景気拡大に向かうとの期待が高まっています。国内景気の現状と先行きはどうなのか、景気をみるうえで代表的な指標を調べてみました。○日銀短観日銀短観は、正式には全国企業短期経済観測調査といい、日本銀行が四半期ごとに、民間企業を対象に行なうアンケート調査で、企業が現状と将来の景気に対してどう感じているのかなどを示しています。日本銀行が、金融政策を決定するための参考指標の一つとしているため、国内外から注目されており、海外では「TANKAN」として知られています。調査対象企業は、業種が多岐にわたっており、資本金2,000万円以上の企業の中から日本の産業構造が反映されるように抽出された約1万1,000社です。大企業、中堅企業、中小企業と規模別にわかれていることに加え、業種別にもまとめられているなど、国内景気の実態が様々な角度から把握できるようになっています。調査内容は、大きく2つに分けられます。企業の活動状況や経済環境に対する見方を表す判断項目と、売上高や設備投資額など企業活動を定量的に表す計数項目です。調査内容の中で特に注目されているのは、判断項目の中の企業の景況感を表す業況判断指数です。アンケートにおいて景気が良いと回答した企業の割合から、景気が悪いと回答した企業の割合を引いた値が示されており、企業の規模別・業種別にまとめられています。報道などでは、大企業の製造業の業況判断が取り上げられることが多く、2015年4月1日に発表された日銀短観では、プラス12と前回調査比で横ばいとなりました。一方、大企業の非製造業の業況判断は、小売や対個人サービスなどの業種が牽引し、プラス19と前回調査比で2ポイントの改善となりました。ステップアップ日銀短観の調査対象企業は、2015年3月に5年ぶりに見直されました。見直された結果、中小企業の不動産業が増えました。○消費者物価指数消費者物価指数(CPI)は、総務省統計局が毎月発表しており、一般消費者が日常生活で購入する商品の総合的な価格の変動を表しています。日本銀行が金融政策の判断材料の一つとしていることに加え、物価はモノに対する需給のバランスを反映して変動することから、経済の体温計に例えられ、注目されています。消費者物価指数は、ある基準となる時点の物価を100として計算されています。調査の対象は、食料、光熱・水道、教養娯楽など大きく10費目にわけられており、総計では600品目近くを対象にしています。全品目を対象にした総合指数のほか、そこから価格変動の大きい生鮮食品などを除いた指数があります。商品価格の調査については、一般消費者が購入する商品価格をできるだけ指数に反映させるために、店頭にて価格を調べることのほか、調査対象の商品の入れ替えなどを行なっています。現在、日本銀行は経済の持続的な成長を目指して物価の上昇率2%を目標にしていますが、2015年2月の消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比2.0%と、消費税率引き上げの影響を除くと0%程度にとどまるなど、足元の原油価格下落などを受けて伸び悩んでいます。今後も国内景気や日本銀行の姿勢をみるうえで、消費者物価指数が上昇するのか、動向が注目されます。ステップアップ物価の動向をみる指標として、総務省統計局が集計している消費者物価指数の他に、日本銀行が集計する、企業間で取引されるモノの価格動向を表す企業物価指数などがあります。(2015年4月15日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、投資信託・投資・経済の専門用語をテーマで学べる「語句よみ」からの転載です。→「語句よみ」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが経済一般・関連用語についてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年04月16日Sansanはこのほど、同社の提供する法人向け名刺管理サービス『Sansan』を経済産業省産業技術環境局が試験的に導入したと発表した。経済産業省では省内の人脈を可視化して有効活用することで産業政策の更なる推進を目指す。Sansanを選んだ理由として、部門ごとの情報閲覧権限の設定(アクセスコントロール)が可能な点や、Sansanが名刺管理アプリケーション、名刺スキャナ機器の貸与又はカメラアプリ、名刺情報のデータ化処理がオールインワンになったサービスであることが挙げられている。同サービスは、スキャナまたはスマートフォンの専用アプリで名刺をスキャンすると、読み取った名刺の情報がSansanのサーバに送信され、専属オペレータにより精度ほぼ100%の正確な名刺データベースが作成される。また、特許技術により、名刺に記載されている情報を基に日経テレコンやダイヤモンドの人事異動情報や、Webニュースサイトから最新の企業情報を取得して配信。自動的に顧客情報は常に最新に保たれ、営業活動に役立つ情報が提供される点が評価された。
2015年03月21日高い経済成長を続けるアジア(日本を除く、以下同様)では、全体的な所得水準の向上などに伴ない、中間所得層や富裕層が拡大しています。アジア主要国(※)の中間所得層および富裕層の推移を見ると、2000年から2030年にかけて、中間所得層は約7.7億人から約3.4倍の約25.8億人に、富裕層は約6,700万人から約7.5倍の約5.0億更なる経済成長が期待できるアジア人に増加すると予想されています。一般的に、購買力や消費意欲が旺盛とされる中間所得層や富裕層は、電気製品や自動車などの耐久消費財、衣料、嗜好品に加え、教育、医療、レジャーといったサービスに対して積極的に支出する傾向にあることから、消費市場の拡大に大きく寄与すると考えられます。なお、アジア主要国(※)の年間消費支出は、2000年から2030年にかけて約9.6倍に増加し、米国の消費支出を上回る水準に達すると予想されており、世界経済を牽引する巨大な消費市場として注目されています。近年のアジアでは、経済基盤であるインフラ整備などの「投資主導」から、生活関連分野である「消費主導」の経済構造への転換に向けた取り組みが見られています。例えば、中国では以前から、大規模な公共投資による景気下支えではなく、個人消費の押し上げにより、安定的で持続可能な経済成長を目指す姿勢が示されており、先日開催された全国人民代表大会(全人代、国会に相当)でも、同様の方針が示されました。このように、新たな成長ステージへの移行を受け、消費市場拡大の加速が見込まれることは、民間企業による設備投資の増加、海外企業進出の促進、新たな雇用機会の創出や都市化の進展など、さまざまな側面から経済の好循環を生み出すと考えられ消費市場の拡大を背景とした更なるアジアの経済成長が期待されます。※アジア主要国:中国、香港、インド、韓国、台湾、ベトナム、ASEAN5(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ)(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。)(2015年3月18日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年03月19日