子どもの習いごとで人気のピアノ。3~5歳に習わせようかなと考えるママも多いのではないでしょうか。わが娘は、幼い頃から音楽教室のグループレッスンを楽しんでいたのですが、ある時から「ピアノを習いたい!」という本人の熱望を受けました。数か月悩んだのち、母としても覚悟を決めることに。すてきな先生とのご縁があり、4歳からソロレッスンに通えることになりました。筆者自身も子どもの頃に習っていて、今でもピアノが好きなので、娘の意向もうれしいことでした。「いっしょに連弾できたら楽しそうだな~!」なんて、夢も膨らみます。しかし、幼児の日々の練習には、やはり親のサポートが必要。練習時間を確保する難しさ、親子だからこそ起こる練習バトル。わが家のパターンの様に、ちょっとばかりピアノ経験があるママだからこそ余計にイライラして…、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。読み書きもまだの幼児にとって「譜読み」はかなりの難関小学校入学前の子どもにとっては、しっかりとイスに座って文字をよむ、記号を見ることだけでも大変ながんばりが必要。しかも、「ここが〇〇だから、こっちは△△になる」といった理論を考えるなんて、難しいのも当然。だからこそ、音楽を学ぶ導入時には、体で感じて楽しく身に着けるように先生方も教えてくださるのでしょう。耳から入る音や、体で感じるリズムは、さまざまな体験を通して、自然に身についていくようでした。しかし、初めてのスランプとも言える“壁”となったのは、やはり「譜読み」でした。ピアノを実際に弾けるようになるには、“自分で楽譜が読めるようになる”ことが大切。幼い子どもでも、上達するためには、いつか乗り越えなければならない壁なのです。2分音符から8分音符の先で混乱が発生!レッスンで先生に教えてもらったときにはできたはずなのに、家に帰ってきたら、またわからなくなっちゃって…。そんな日々を繰り返していました。基本となる4分音符や4分休符とその倍数までは、よくある“りんご〇個分、8分音符はりんご半分だね!”の説明でクリアできたのですが、難しかったのは16分音符や、付点〇〇音符が出てくるころ。りんご半分と、半分の半分を合わせるから…とややこしくなり。説明をしている母自身も混乱してしまうハメに。なかなか理解できないと、子ども本人もサポートする母もイライラがつのり、負のスパイラルにおちいる始末です。こんな絵を描きながら、苦戦していたあの頃…(笑)言葉で説明しにくい概念をうまく理解させるのに役立ったのは…?先生にも相談しながら、言葉で説明しにくい概念をうまく理解させるよう、まず“ひとつを分ける”を理解できるようにするアイテムを探し始めました。おままごとセットにある、トマトを半分に切るおもちゃとか。でも、半分(2等分)まではあるのですが、4等分以上のものがなかったり、3つや6つに分けられるけど“等分“ではなかったり。あまりに乳児向けすぎるおもちゃを今さら買う気にもなれなかったり…。なかば落ち込みながら、おもちゃ売り場を歩いていた時のこと。知育玩具の棚でたまたま目に入ったのが「分数パズル」だったのです。分数は一般に小学校3年生から学習するようで、幼児にははだ早いと思ったのですが、よく見てみたらなかなか面白そうなアイテムだと判明。幼児からでも十分楽しめて、自然に分数が理解できる優れものだったのです。「そうだ、1/2や1/4が理解できてしまえば、楽譜の理解もラクになるかも?」と買ってみることに。まさに、それが大当たり!何分の何をパズルで遊びながら理解した娘は、以前よりもラクに音符の長さを数えられるようになりました。リンゴを分割した絵をいくつも描く手間もなくなり、練習のコミュニケーションもとりやすくなりました。さらに、どちらが早くぴったり「1」をつくれるかゲームをしたり、ピースを組み合わせていろいろな形を作ったり、パパとも楽しく遊んでいる様子。分数を“楽しい”と感じながら遊びながら学べたことは、今後の学習にもつながってくれることでしょう。将来の算数の学習時にも活躍するものなので、幼児の頃に購入しても長く愛用できそうですよね。ピアノ幼児にはもちろん、そうでない子どもたちも、「分数パズル」で新しい世界を体験してみてはいかがでしょう。<参考:>
2018年10月26日子どもの成長に伴って、ママが気になり始めるのが、子どもの習い事。特に芸術を楽しめる子になってほしい…、情操教育にも役立ちそうだし…と、音楽系の習い事を検討しているママも多いのでは?今回は、3歳からバイオリンを弾き続け、現在は2人の子どもに音楽指導を行う筆者が、音楽系の習い事について、始めどきや費用、親の関わり方、習い事の選び方などを紹介します。何歳からがおすすめ?音楽系の習い事の始めどき音楽系の習い事は、人の言うことをよく聞ける子なら3歳代、そうでなくても4歳頃になれば始めることができます。一方、リズム感や音感を効果的に身につけたいなら、5歳までには習い始めておくとよりよいでしょう。音楽に限らず何ごとも、新しいことを始めるのは子どもにとって楽しみでもあり、ストレスでもあります。そういった意味で、入園後すぐや進級後すぐのタイミングよりも、園などの生活に慣れた状態で始めさせてあげると、子どもも余裕を持ってレッスンを受け入れやすくなります。音楽系の習い事が合っている子の特徴とは?子どもに習い事をさせる時、気になるのは、その習い事がわが子に合っているのかどうかということ。音楽系の習い事が合っている子には、どのような特徴があるのでしょうか?音楽に興味を持つ子は、音やリズムに敏感で、音楽を聴いて歌い出したり、踊り出したりすることがあります。ドラムを叩くようにものを叩いて楽しんだり、日常生活の中で、風の音や鳥のさえずりなどに反応し、音を聴いて喜ぶ一面も。でも、最大の特徴は、ママやパパが音楽好きということなのです!親が音楽を好きなら、家庭では音楽を流すことが増え、子どもが聴く機会や時間も増えます。たくさんの音楽を聴けば、自然とリズム感や音感もよくなり、音に敏感になり、音楽が好きになるでしょう。音楽系の習い事は親が関わってはじめて成立するそして、子どもが音楽を習うなら、親が音楽好きでありたい理由がもうひとつ。その理由とは?音楽系の習い事は、親の深い関わりを必要とする習い事です。先生のもとを訪れる日のほかにも、上達を目指すなら、家庭でほぼ毎日のように練習することが欠かせません。しかし小さな子どもには、練習の方法が分かりませんし、自主的に練習することもまずありません。つまり親が1日30分ほどは、つきっきりになって、先生のところで学習してきたことを子どもに繰り返させる必要があるのです。いかに音楽が好きな子でも、遊びのほうが楽しく、練習を嫌がることはよくあります。そこをのせたり、おだてたり、時には怒りながら、先生の言ったとおりにできるようにするのは親の役目。少なくとも小学校2~3年生になるまでは、二人三脚で練習する覚悟と時間が必要になるのです。音楽系の習い事にかかるお金はどれくらい?音楽系の習い事とひとくちに言っても、かかるお金は教室やレッスン体系によって様々です。もちろん地域差もありますので、あくまでも参考価格として紹介します。例えばピアノなら、幼児の個人レッスンのほかにグループレッスンのクラスを開講している教室もあります。個人レッスンの場合の月謝は、7000円~8000円が相場。グループレッスンになると6000円台に下がります。エレクトーンもほとんど同様であることが多いようです。一方、ピアノ以外の楽器であればもう少し高額のレッスン料を想定しましょう。例えばバイオリンの場合は、月謝が8500円~1万円を超えることも。教室によって差があるので、ホームページを見たり、問い合わせたりしてみるとよいでしょう。音楽系の習い事というと、ギターにフルート、ドラムなど様々な楽器を想定しますが、楽器の大きさもあり、これらの楽器は小学生になってから習う人がほとんどです。うちの子には…?と気になる場合は、教室に直接問い合わせてみましょう。子どもを音楽好きにさせるには、まず親から音楽は「音」が「楽しい」と書きます。教室通いや、毎日のレッスンが義務になってしまっては、どうしても楽しめず、続けることができません。始めた習い事を形にしていくためには、ママやパパが音楽を楽しみ、好きでいることが必要不可欠!レッスン以外の時間も、音楽をかけたり、一緒にリズムにのったりすることで、子どもはどんどん音楽やレッスンが好きになります。好きになれば、なかなかできるようにならない難しい課題も「奏でたい!」という意欲だけで乗り越えていけます。時にはべそをかいたり、自分が弾けないことに怒りながら、何百回も練習を重ねて1曲弾けるようになった時、子どもには大きな自信がつくようです。それはきっと将来、音楽ではない部分でも役立っていくのかもしれません。芸術の秋です。音楽系の習い事を検討してみてはいかがでしょうか。<文・写真:フリーランス記者あん茉莉安>
2018年10月14日関西人主婦で二児の母のモチコです。上の子イチコは4歳。幼稚園の年中さんです。同じクラスには習い事に行っている子や、通信教育をしている子もたくさん。イチコもやりたがりますが……。幼稚園児、教育費はまだかからないと聞きますが、全部させてあげようと思うとそれなりに高くつきます。そのため我が家ではこれらを安く済ませる工夫をしています。⑴絵本は図書館で借りる!絵本、たくさん読んであげたいけど……た、高い〜!ということで、我が家では絵本は図書館で借りています。たくさん読んであげられるし、私の好みの本、イチコの好みの本、タイプの違う本など、いろんなジャンルに気軽に手が出せるのも良いです。そして買った本だと「ちゃんと読んで!」と思ってしまいますが、借りた本だと受けがイマイチでも「まあいいか!」とサッと割り切れます。母の精神的にもとっても良いです!(笑)⑵習い事は地域の広報誌をチェック!習い事もお金がかかりますよね……。少しでも安く抑えたいなぁと思い、イチコの習い事は市が主催するプールにしました!プールを習いたがってたので丁度いい!市の広報誌では、他にも民間の教室より安い習い事がいろいろ載っていました。イチコの体力的にまだたくさんは通えませんが、来年以降通えそうなものがないか、今からチェックしておこうと思います。⑶塗り絵やワークは無料で!イチコは塗り絵が大好き! でもまだ細かく塗ることはできません。肌と髪と服の色は分けられても、小さい模様や背景などはダーッと一気塗り。1枚の塗り絵は5〜10分で出来上がってしまいます。本屋にあるワークも欲しがるのですが、字は書けないし、なのに教えようとしたら怒るし、最終的に自己流の使い方をして「おしまい! 」と自己完結。ワークになってへんやないかーい!ただ塗り絵もワークも、無料でダウンロードできるサイトがたくさんあるんです! それを活用すればプリンターの紙とインク代だけ。買うよりだいぶ安く済むので、多少雑な使い方をされても許容できます。市販のものはもうちょっときちんとできるようになったら買おうねー!ちなみに我が家でよく使っているサイトはこちら。・DISNEYキッズ塗り絵、ワーク、クラフトなどがダウンロードできます。ディズニーのキャラクターが出てくるのでイチコもお気に入り。・ちびむすドリルひらがなの練習や迷路、塗り絵など、知育プリントがたくさん。以上、我が家の教育費(と言っていいのか? )の工夫でした。これから小学校、中学校……と上がっていくにつれ、プロの手が必要な習い事や教材は増えていくと思います。そのときにちゃんとお金を使えるよう、今はしっかり節約して貯めておこうと思います!●ライター/モチコ
2018年09月21日長男は小学生時代に本人の希望でサッカーを習ったのですが、長続きせず1年半ほどでやめました。やめた理由としては…本人のやる気がないのが一番の理由だったのかもしれません。練習は参加したいけど、試合には興味ないって言ってたし…。こんなんじゃ本気でやってる人に失礼ということでやめました。当時はやめさせるべきか続けるべきかで結構悩んでいましたけどね…。「ママ友さんと習い事とはなんぞや?」とか「どこまでさせるべき?」と相談しあってました。その後、長男と長女はスイミングに2年ほど通いましたが、長男も団体競技よりは、スイミングなどの個人競技のほうが合ってたみたいです。そして次男が小学生になり、なんとなく「またスイミングを習わせようかな〜?」と思っていたときに、担任の先生からこんなことを言われました本人にやる気があったので始めることに。とりあえず週1から始めました。その後、小1になった次女も一緒に通うことになりました。スイミングに通い始めて半年、次男から…「習う時間を増やしたい!」と言ったのは次男が初めてだったので、とっても嬉しかったです。習い事ってしてもしなくてもいいことだからついつい悩んでしまいますが、やって無駄だったということはないと思います。サッカーが続かなかった長男も、当時太り気味だったのに体を動かすことで標準体型になり、体力もついたので、そこはとってもよかったと思っています。
2018年09月15日いつの時代も、ママさんは子どもの教育のことで頭がいっぱい!子どもの習い事は何をさせるべきか、同じくらいの年齢の子たちはどんな習い事をしているのか、子どもの将来の可能性を伸ばすためにどのような習い事をさせている人が多いのか……?子どもの習い事や教育に関するあらゆる情報を集めたいと常に思っている知り合いのママさんたちにヒアリングし、その声を集めてみました。さて、いまの子どもたちはどんな習い事をしているのでしょうか?■ 将来仕事の幅が広がるかも!?「サイエンス系」「大人になってから仕事の幅を増やせるように、サイエンス系への興味をもたせることは親としての役目なのではないかと思っています」(35歳/専業主婦)Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)これからは科学の力が必要になる時代だといわれています。そのせいか、この種の習い事をさせるママさんも多いようです。年齢にもよるようですが、理科の実験教室などサイエンス系の習い事の月謝は10,000円前後のところも多いようです。■ 2020年には小3年から必修に!親も関心が高い「英語」「どんどんグローバル化が進む中、もはや英語のスキルはマストだと思います」(30歳/パート)Greyscale / PIXTA(ピクスタ)2020年からは小学校3年生から英語の授業が必修になるということもあり、最近ではますます需要が高まっているようです。ちなみに以前、筆者が働いていた塾の英語コース(小学部)の月謝は6,000円でした。■ 2020年から小学校の必須科目に!「プログラミング」「理論的思考も身につくでしょうし、算数への苦手意識もなくなるかと思って」(34歳/パート)ocsa / PIXTA(ピクスタ)こちらも2020年から、小学校の必須科目となる予定の分野です。プログラミング教育とは、プログラミングを体験しながらコンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習のこと。とはいえ、プログラミングはまだポピュラーな勉強ではないので、潔くプロに任せてみるのも良いのかもしれませんね。こちらも、だいたい10,000円前後の月謝となるようです。■ 「ピアノ」「スイミング」は昔も今も定番人気「私が学生だったころの音楽の先生が、ピアノを習っていない生徒はテストの点数に関わらず3以上はくれない先生だったトラウマから、子どもにはピアノを習わせています」(36歳/専業主婦)タニホ / PIXTA(ピクスタ)「うちの子は身体が弱く喘息気味なので、肺活量が上がるようにスイミングを習わせています」(33歳/パート)Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)社会の移り変わりとともに、これからの社会を見越した習い事をさせているママさんたちも増えてきているようですが、調べてみるとやはり定番の習い事というのも根強い人気があるようでした。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか。将来の可能性を広げるため、興味関心のあることを見つけさせるため、個性や才能を伸ばすため、社交性を身につけさせるため……。これらの親心も、習い事をさせる目的のひとつだといえるでしょう。その子にぴったりの習い事に出会うまでには、多少のまわり道もあるかもきれません。「うちの子にも、そろそろ習い事をさせてみようかな?」と思っているのであれば、まずは子どもをどのような世界に進めたいか、その方向性から決めていくのもいいのではないかと思います。子どもの人生が、より豊かなものになるようにというパパママの願いが叶うものが見つかるといいですね。
2018年08月25日今回はマンションとピアノについてお話したいと思います。東大生の多くがピアノを習っていたといわれ、実際に「東大家庭教師友の会」が実施したアンケートによるとピアノを習ったことのある人は東大生100人中47人いたそうです。大人気のピアノですが、実はマンションにとっては悩ましい存在です。■ ピアノを子どもに習わせたい親は多いマハロ / PIXTA(ピクスタ)音域が非常に広いピアノは「楽器の王」と呼ばれ、オーケストラで使用するどの楽器よりも高い音や低い音が出すことができます。また10本の指で同時に違った音を出すことができるので、様々な楽器の組み合わせで美しいメロディーを奏でるオーケストラを一人で演じてしまうことも可能です。ピアノを演奏するためには楽譜を読み込んで、その内容を指で再現しなければなりません。その際には右手と左手が異なる動きをしなければならず、さらに足でペダルを踏む必要もあり、脳に与える影響が素晴らしいと脳科学者たちが絶賛しているといいます。そのため子どもにピアノを習わせたいと考えている親は多いようです。習い事として大人気のピアノですが、集合住宅であるマンションにおいては実に悩ましい存在です。■ 最も多い問題は音さなさな / PIXTA(ピクスタ)マンションとピアノの関係で最も問題になるのはやはり音です。マンションにおける音の問題といえば上下階の足音ばかり取り上げられがちですが、実は音というものは両隣や周辺地域にも伝わりやすいのです(フロント時代に近隣の戸建から苦情を受けたことは何回もあります)。ピアノの音はペットの鳴き声とともに苦情になりやすく注意が必要です。ピアノに限らず楽器は音が大きいため、今では物件ごとに独自のルールを定めている事例が大半ではないかと思います。私がフロントをしていたマンションにおいては演奏可能な時間帯を使用細則において定めていましたが、それに加えて「打楽器は不可」といったように楽器の種類を限定しているような物件もあるようです。完全な「防音ルーム」が設置された物件は筆者はまだ1例しか見たことがありません。■ 床材に多大な影響を与えるピアノの重量yakiniku / PIXTA(ピクスタ)ピアノが持つ意外な問題点は、その重量です。ピアノは大きくて重く、アップライトピアノでも180kg前後から重いものでは200kgを超え、グランドピアノともなると200kg以上があたりまえです。その重さをアップライトピアノでは4点のキャスター、グランドピアノでは3点の脚とキャスターで支えているため、それぞれの支点では相当な重量がピンポイントにかかってきます。yakiniku / PIXTA(ピクスタ)床材に与える影響は甚大なものがあるため、特に賃貸においてはピアノを禁止している物件も数多く存在します。こういった問題を解決するため、インシュレーターや床補強ボードといった様々なものが開発されています。またアップライトピアノにおいては、地震における転倒防止策も必要です。■ 最大の問題は室内への搬入マンションにおけるピアノの最大の問題は搬入です。マンションの共用廊下は広々としていますが、ピアノは厚みがあるため角を曲がりにくく立ち往生しがちです。たとえ廊下を抜けることができたとしても、今度はエレベーターには入るかどうか微妙です。さらには玄関ドアから室内まで通過させられるかという問題もあります。そのため現在では、クレーンで釣り上げてバルコニーからリビングへ搬入する場合が多いようです。この場合はバルコニー側にクレーンが停車できるだけのスペースが必要となってきます。しかし無関係な住戸では本来何もないはずのバルコニーの奥にいきなりクレーンの先端が出現し、度肝を抜かれることになります。あらゆる手段を尽くしても搬入が無理な場合、いったん解体して室内で組み立てたりするそうです子どもに楽器を習わせるのは悪いことではありませんが、これがピアノとなると派生する問題が大きくなります。「東大に入るための最強の習い事はピアノ」などという見出しに踊らされることなく、くれぐれも冷静に判断することをオススメします。
2018年08月24日子どもの将来をのことを考えて、才能を伸ばしたり、好きなことをさせてあげたりしたいと、小さい頃から習い事をさせる親も多いようです。その際、月謝や送迎は想定していても、実際にはそれ以外の負担が多くのしかかることも。そこでパパママ世代に、子どもの習い事で大変なことについて聞いてみました。Q.子どもの習い事で保護者が大変なこと、ある?1.ある 78.3%2.ない 6.2%3.習い事をやっていない 15.0%4.その他 0.5%78.3%の親たちが子どもの習い事で大変なことがあると回答しました。子どもが2人や3人いるとスケジュール管理だけでも大変! また、試合や発表会などでも親の出番は多々あるようです。■送迎やスケジュール管理が大変!いくつも習い事をしたり、兄弟がいたりするとスケジュール管理と送迎だけでも大変なことに。それに加えて、ママ同士の付き合いもあったりするので、習い事を増やすときにはその辺りも良く考えたほうがいいのかも。「免許を持っていないので、送迎が大変です。雨降ったら贅沢だけどタクシー使っちゃいます。それと、保護者同士の絡み。私は群れるのが苦手なので、いつもボッチです」(千葉県 40代女性)「送り迎えと月謝以外の諸々の経費。交通費とか小学試験やイベントの参加費、合宿費用、ユニフォーム代、意外とあるんですよね。バカにできない」(神奈川県 40代女性)「習い事をいくつも欲張ると、スケジュール管理が大変です!」(滋賀県 30代女性)「常に大変なのは、子どもの送迎・月謝・当番でした。子ども抜きにして大変だったのは、ママたちとの付き合い。苦痛でした。会えば挨拶をしますが、余計な話はしませんね」(福島県 40代女性)「もちろん大変です。兄弟の数に比例して大変さも増えますね。上の子の習い事には、下の子を連れていかなければならないし、その際の下の子どもたちの我慢とか。金銭面も子どもの数だけありますから。スケジュールがブッキングすることも」(神奈川県 40代女性)「送迎や他の兄弟の習い事のブッキング。旦那は仕事でほぼ私一人の負担になるので大変です」(神奈川県 40代女性)■サッカーなどのスポーツ系はお当番や遠征が大変サッカーや野球などの場合には、練習時間の間グラウンドで見守りをしなければいけなかったり、試合の会場セッティングや遠征の荷物当番などをすることも。炎天下や真冬でも、1日中外にいなければいけないのはかなり辛い…。「特にスポーツ系は親もあれこれ手伝ったり、会場セッティングしたりと忙しいです。親同士の付き合いもついでに大変」(神奈川県 40代女性)「地域のサッカーチーム。真夏の炎天下でも、真冬の凍える日も交代で保護者がグラウンドの見守りをしていました。土日はもちろん、GWや夏休みも練習があり、家族で出かける予定が立てられず、試合のたびに車出しや応援に参加しなければなりません」(千葉県 40代女性)「陸上をやっています。大会のときに場所取り当番になると、朝5時くらいに競技場に行き、開門までひたすら待つのが大変です」(静岡県 30代女性)「野球をやっていますが、低学年は1日みっちり付き添いをしないといけないのがキツイ。誰が飲むのかよくわからないお茶当番もある」(神奈川県 40代女性)「小学生サッカーは大変。土日潰れるし、平日も当番あるし。やめて今はクラブチームに入りました。お金はかかるけど、親の絡みもない分ラク」(千葉県 30代女性)■月謝以外の追加費用が意外にかかる月謝だけでなく、合宿やイベントや大会用の衣装やユニフォームなど、どんどん追加で費用がかかることも! 中には海外遠征を強制させられそうになったという親までいました。始めるときには、その辺りのことも聞いてから考えたいですね。「ほぼ毎日学校に迎えに行って送った後は、21時過ぎにお迎え。休むと周りから遅れてしまうということで、捻挫くらいだったらテーピングで練習に参加していた。歯医者や病院に行く時間を作るのも一苦労。合宿に遠征やイベントや大会の衣装代。金額の詳細が大雑把で多く取られている疑念も…」(神奈川県 30代女性)Q.子どもの習い事で保護者が大変なこと、ある?アンケート回答数:7273件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年07月30日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「小学生の進学塾通いは“かわいそう”!? 教育ママはつらいよ」 で、進学塾通いに関するアンケートを実施。小学生に「進学塾に通わせること」について、さまざまな意見が集まりました。■子どもの塾通いを考える人が多数今回のアンケートで一番多数だったのが、お子さんを塾に「時期がきたら通わせるつもりがある」と答えた人の37%。そして、実際に「通わせている」と答えた人と合わせると68%にのぼり、塾に通う、通わせたいと考える人が多いことがわかりました。しかしながら、ちゅいママさんのエピソードのように、アンケートでも塾通いしている子に対して「かわいそう」と言われた経験があるママが多く存在。子どもが塾に通っている人が多いなか、なぜ世間からは「かわいそう」と言われてしまうのでしょうか?Q.子どもを塾に通わせてますか?時期がきたら通わせるつもりがある 37%通わせている 31%通わせてない 22%通わせるつもりがない 6%その他 4%■塾に通わせるのはかわいそうなこと?ちゅいママさんが周囲から言われた「塾に通わせるなんてかわいそう」という意見。「勉強ばっかしていないで運動したほうがいいぞ」「子どものうちに遊ばないでいつ遊ぶの」などと声を掛けられたそうです。ちゅいママさんは記事のなかで、「例えば毎週末野球の練習に明け暮れていると聞くと、“健全な子”という印象を誰もが抱きますが、毎週末進学塾で勉強していると聞くと、とたんに違った印象になってしまうのはどうしてでしょう」と、疑問を投げかけます。そんな彼女の声に共感するコメントが、アンケートからは多数集まりました。同じ習い事でもサッカー、野球、水泳などに力を注いでるのと、勉強に力を入れているのとでは、周りからの反応が違うように感じられました。なぜか、塾に行かせてる、勉強をさせていることは「かわいそう」というようなこともよく聞きました。机に向かうことより、体を動かす方が良いと認識されているようで塾通いさせている親としては肩身が狭い思いです。「自分たちが決めたことだから」と心に強く思っていても、どうしてもネガティブに受け取ってしまった言葉にママも子どもも傷ついてしまうことがあります。そんな孤独な気持ちはなかなか紛らわせないのかもしれません。■塾に対してなぜ反対なのか小学生が塾に通うことに対して、反対の立場をとる人はどういった意見なのでしょうか。小学生のうちから、帰宅が22時、それからご飯にお風呂、塾の課題をすませ、寝るのが1時2時なんて話を耳に挟み…。脳も体も成長期するときに睡眠時間が足りないのはいかがなものかと。塾に通うならば、子どもが無理せず、本人が自分の時間を持てる範囲が良いと思います。子どもだってストレスがたまりますから。勉強も大事ですが、友達とのふれあいも大事だと思います。勉強も遊びも、程よくが良いと思います。塾に通い始めたら「塾がないと勉強できなくなってしまう」のでは、と思います。家でもじゅうぶん学校以上の学習はできるかなと。「塾で追い込んで偏差値高い学校に入っても、結局塾に行き続けないと学校の勉強に追い付けないよね」と主人と話しています。塾だけで多感な時期を終わらせてほしくないなと思っています。さらに、身体を動かすことについては、スポーツ系の習い事までする必要はないけれど、「やったほうがいい」という意見も。勉強は基礎が大事だと思うので、必要であれば塾など活用して勉強ができる環境を作ってあげることは大切だと思います。ただ、外で遊ぶことは丈夫な身体を作ったり心身ともに成長する上で大切だと思うので、バランスよくできるのが理想だと思います。子どもの個性や環境など難しいとは思いますが。塾に対して否定的というよりは、「適度に勉強と運動、そして遊び、睡眠といったことが子どもの成長には必要」という考えを持っている人が多いことがわかります。■子どもと親にとって、塾の利点とは?一方、塾に通わせているママや、これから塾に通わせたいと思っているママは、どんな部分に「塾の利点」を感じているのでしょうか。また、どのような目的や位置づけで利用しているのでしょうか。都内在住、1人娘で現在5年生。私とダンナの意見はまったく違います。私は中学受験する、しないに関わらず、高学年になったら塾に通わせる考え。ダンナと意見が衝突して勝手に塾に申込み通わせて早2年目に。娘は、学校とは違う環境で学べて、目標を持っている人と関わるのことで刺激があって楽しそうです。成績上昇の成果は出ていないですが。最初は勉強でつまずくと学校がつまらない場所になってしまうから、「わからないを作らない」を目的に始めました。わからないがなくなると、子どもは「もっと先へ行くとどうなるんだろう?」と興味があることは「自分のわかる範囲で突き詰めよう!」に変わっていきました。勉強をさせるために通わせていると思われがちですが、わからなくてつまらない学校の授業をずっと受けている子どもたちの方がかわいそうだ、と私は思います。うちは転勤族で都会と田舎をいったりきたりしています。子どもがこれからの人生を選択するときの選択肢を狭めないためにどこの町に行っても一定の学力を保つために学習塾を役立てたら良いなと思います。上記以外にもママの考える塾のメリットは次のようなものがありました。・他人に合わせず自分のペースで勉強を進められる・ほかの学校の友だちができ、学校以外に世界を広げられる・学校の勉強のフォローができる塾に通わせる理由は、「中学受験」だけが目的ではないようです。■塾通いを躊躇してしまう理由塾通いに魅力を感じるものの、行かせることを躊躇(ちゅうちょ)するという意見もありました。子どもの体力と、送迎する私の体力、下の子とのバランスの取り方ができるか心配です。塾に通うこと自体は、中学受験をするなら必須だと思うので、かわいそうとか言っていられないですよね。今小3です。地域的にまわりのお友だちはほぼみんな中学受験をする予定で塾に通っている。けれど、うちは経済的な余裕がなく通わせてあげられないし、中学受験もさせてあげられない。「中学受験しない子はまともな人生歩めない?」みたいな気分になってしまって、子どもに申し訳なく思ってしまいます。塾に通わせてあげられる家庭がとてもうらやましいです。小学生の塾通いはお金がかかるだけでなく、送迎や子どもへのフォローなど、親の負担がかなり大きく、そのため行かせるのを迷うママも多いことがわかります。なかには「塾開始の年齢を遅らせる」、「家庭で勉強をフォローする」といったことで家計、ママ、子どもの負担を少しでも減らすことを考えているママも。小学生の塾通いは子どもだけではなく、親もそれなりの覚悟を持って臨まないと続かないのかもしれません。■塾に通わせることになったキッカケ塾通いをいつから開始するかも悩むところ。実際に子どもを塾に通わせているママは、どんなキッカケで始めたのでしょうか? また、塾を始めようとしているママはどんな見通しを立てているのでしょうか。小2の算数でつまづき始め、私も本人も「これじゃいかん!」と思った矢先だったので、やる気のあるうちに始めました。私自身が算数が本当に苦手だったので、通わせて良かったと思うことが多々あります 最近の小学校の算数は昔より考える記述式が多く、また中学校の内容を6年生でやるので難易度が上がっています。わからなければ先生に聞けるし、お友達と競いながら成長できるからメリットはたくさんあると思います!うちの地域では、小学4年生にもなると塾に通い出す子がたくさんいるようです。とくに中学受験するわけではなくてもみんな通わせていたりします。わが家はいま小学2年生の子どもがいて、中学受験も視野に入れているので後々塾に通わせようと思っています。私の意見としては、最近の子は習い事の数がとても多いなぁとは感じています。今回のアンケートで意外に多かったのが、「本人が希望したら行かせる」という意見。「本人がやる気にならないと…」という思いがあるようです。一方で塾通いに関しては、子どもの勉強の様子を見て「わからないことが増えてきたな」と感じたタイミングや、中学受験を見据えた時期に、「親が決める」という意見も。親が決めることに難色を示す人もいるなかで、一番子どもの様子をわかっている「親が必要と判断したら必要だと思う」という意見もありました。もちろん、塾に行ってみて本人がどうしてもイヤな場合は、子どもと話し合うことが必要となってきます。塾の何がイヤなのか。ほかの塾ならいいのか。ちゅいママさんの長男くんのように、「最初はイヤがったのに、楽しくなってきた」ということもあります。よく子どもの様子を見ながらどうするか家族で考えていけたらいいですね。■「かわいそうかどうか」は誰が決める?アンケートをとおして、小学生の塾通いについてはいろいろな意見があることがわかりました。しかし、ママたちを悩ませるのは、「賛成」「反対」といった白黒ハッキリと分けることができるものではないようです。塾に反対だからといって、それは「勉強することに反対」なのではありません。塾に通うことで生活リズムが崩れるのではないか、子どもが好きなことをする時間がなくなるのではないか、といった心配が“かわいそう”という言葉に結び付いているようでした。塾通いが結果的に良かったかどうかは、今すぐに結論が出るわけではありません。子どもがかわいそうかどうかは、周りが決めることではない。幸せかどうかの基準がそうであるのと同じで、周りの反応は気にしません。私は、習い事(スイミング、そろばん、習字、ピアノ)に行き、学習塾に2ヶ所通っていましたが、そんなに嫌ではなかったですし、いまでは感謝しています。自分で行きたいと言ったから、行きたくないときも休ませてもらえませんでした。でも、継続する事の大切さ、自分の責任というものがよくわかった気がします。子どもの頃の私からすると、塾に行かせてもらえるなんて、うらやましいです。もしかしたら、きちんと親に気にかけてもらえる、将来を考えてもらえている、それが一番うらやましいのかもしれません。教育ママと言われようが、ガリ勉に見えようが、家族が笑って幸せに暮らしていることが、一番良いことだと思います。いろいろなことがあっても、自分を嫌いにならず、家族のことも大好きであれば、他人からの意見は気にしなくてもいいと思います。親も子どもも迷ったり悩んだりしながら、前に進んでいくんだと思います。周りからの意見によって悩んでしまったとしても、子どもの気持ちや夫との方針をすり合わせながら、それぞれの家庭ならではの方向性をもっていけばいいのではないでしょうか。「何を」「どういった手段で」がんばるのか。子どもの個性も、親の考え方も、それぞれ違っていてあたり前で。それを忘れずに、相手に寄り添い意見も参考にしつつ、適度な距離感で付き合っていけるといいですね。Q.子どもの塾通いについて、ご意見があれば教えてください回答数:92(アンケート集計期間:2018/7/12~2018/7/15)
2018年07月26日長男は現在小学4年生。今年の2月から大手の進学塾に通い始めました。何故2月からなのかというと、中学受験を目指すなら3年生の2月からスタートするのが一般的な流れになっていると聞いたからです。■塾に通うのを嫌がる長男塾に行くことを決めたのは親です。本人はものすごく嫌がっていました。嫌がる本人を指し置いて塾に入れたものですから、最初はそれはもうめちゃくちゃモメました。塾に行きたくない理由としては、「授業が速い」「緊張する」「難しい」「勉強時間が増える」「くつろぐ時間が減る」この5つ。家でゴロゴロしながらテレビを見たり、本を読むことが何より好きな長男。それがいきなり休日まで塾になってしまったのですから嫌がるのも無理はありません。長男も泣いて嫌がり、その様子に私も悩み果たしてこれでよかったのだろうかと揺らぎましたが、まだ始めたばかりなので、もう少し、せめて1年は様子を見ようと一度決めたことは曲げないことに決めました。そのかわり、長男が新しい生活に慣れるまではできるだけサポートしようと、私もつきっきりで一緒に宿題を解くことにしました。■徐々に変化が見られるように長男は1人で取り組むよりも誰かと一緒に取り組むほうが効率が上がるタイプなので、この方法が最善だと思ったのですが、こうなると難しいのが他の兄弟2人の面倒を見てあげられなくなること。長男の宿題にかかりっきりになってしまうので、他の2人への関わりが手薄になってしまうことが心苦しかったです。最初の4か月ほどはみっちり横について一緒に宿題をしなくちゃいけない時期が続きましたが、徐々に1人で取り組むようになってきました。1人で宿題をして、答え合わせをして見直しをする。この流れが定着してきたようです。そしてまた、塾での授業の流れやテストの仕組みなどについても慣れてきたようで、最近ではテストの結果を楽しむ様子さえ見られるようになりました。学校の授業とは全然違うスピード感や、先生の巧みな話術、いろんな学校から来ているお友達との交流なども楽しめるようになってきて、塾終わりには「今日は社会が面白かった!」とか「今日は算数が面白かった」とか授業を楽しむようにもなりました。とにかく楽しんで通ってくれるようになってくれてよかった…とうれしく思うと同時に、今度はまた違った発見をするようになってきました。■勉強させられるのは「かわいそう」?我が家の住む地域では中学受験はメジャーではありません。ほとんどの子が地元の公立中学校に進むのが「普通」の地域です。なので、小学校4年生から大手の進学塾に通っている子はごく少数派です。実は長男は塾以外に公文にも通ってるんです。詳しく説明すると、小1から公文に通い始めて4年生になった時点で「辞めてもいいよ」と伝えたのですが、本人が「公文は辞めたくない」というので、塾と公文を併用しているんです。ただでさえ進学塾に通う子が少ない中で、塾と公文にダブルで通っているとなると、周囲の反応で複雑な気持ちになることが時々あります。これは同じ境遇になった方なら分かるんじゃないかな~? という、口ではうまく説明できない何とも言えない気持ちなのですが、要するに「そんなに勉強させられてかわいそうな子」と見られてしまいがちなことです。「そんなに勉強ばっかして…すごいねー」「勉強ばっかしていないで運動したほうがいいぞ」「子どものうちに遊ばないでいつ遊ぶの」相手は良かれと思って声をかけてくれるんでしょうけれども、こちらとしては何とも言えない微妙な気持ちになります。中学受験をする方も今や全然珍しくない地域もあると思いますが、中学受験という選択肢自体がそもそも少ない地域もあります。我が家の場合は後者です。周りに中学受験を目指す家庭がゼロな中で、いわゆる「教育ママ家庭」であることの孤独感は正直感じます。何事も経験してみないと分からないことってありますね。教育ママって、実はものすごく強い心と我が道を行ける精神がなければなれないんだなと思い知りました。周りの視線や哀れみや好奇心に負けない心が必要なんだなと。■教育ママの精神力よくメディアなどで見る「息子を東大に合格させた母」とか「子どもを全員医学部に合格させた母」といったお母さんが出てきますよね。実はあのお母さんたちの何がすごいかっていったら、周囲の色んな視線に負けずに、「うちはうち」と貫き通した精神力なんじゃないかなと思います。ましてや昔はもっと中学受験や小学校受験に対しての市民権が少なかったと思いますし、今以上に「あそこの家は教育ママだ」と言われたことと思います。その中でチャレンジしてきた先人はすごいなと思います。我が家の長男も、大人と習い事の話をすることがあります。たとえば、お医者さんだったり、看護師さんだったり、美容師さんだったり。正直言って、「なにか習い事をしているの?」と聞かれた時に、「サッカー」だったり「野球!」だったり運動系の習い事だったらすんなり会話が進むはずなんですよねぇ~。「何か習い事をしてるの?」と聞かれて、「塾と公文」って答えるんですから、そりゃ相手の大人も「え! 塾と公文!? 勉強ばっかり!」ってなるわけですよ。■子どもは勉強よりも遊ばなきゃだめ?そしてそこからの、「運動したほうがいいよ!」になるわけです。そうなんですよ。そりゃ運動だってしたほうがいいとは思うんですけど、子どもがみんな運動が好きなわけではないんです。運動が嫌い、苦手な子どもも当然いるんです。長男は、運動系の習い事も嫌がったし…(参考: 第29話「習い事を嫌がる子ども、無理にやらせるべき?」 )例えば毎週末野球の練習に明け暮れていると聞くと、「健全な子」という印象を誰もが抱きますが、毎週末進学塾で勉強していると聞くと、とたんに違った印象になってしまうのはどうしてでしょう。個人的には、勉強をがんばっていても、運動をがんばっていてもいいのでは? と思います。野球でより打てるように練習することと、テストでより高い点数が取れるように勉強すること、分野は違いますが打ち込んでることが大事だと思うのですが…。周囲に中学受験文化がないと、小学生が進学塾に通うことがかわいそう…と思われがちな中での難しさ。今それを実感しています。【お知らせ】第76話 「読み聞かせのお悩み8つを解決! ママも絵本を楽しむコツは?」 の記事下アンケート「Q. 読み聞かせについてお悩みがあれば教えてください」のアンケート結果はこちら↓≫ 「読み聞かせ、ママのお悩み一挙公開!気楽に続けるコツは?」
2018年07月12日こんにちは。フリーママライターの横山かおりです。皆さんもお子さんに習い事を習わせていたり、お子さんがやりたい!という習い事をやらせてあげたりしているかと思います。ただ、意外と「習い事のやめどき 」って難しいですよね。今回はわが家の経験などをもとに、習い事を「やめるorやめない」の見極めについてご紹介します。興味&やる気がないものは早めにやめさせる「大切なわが子にはどんな才能があるのか」「できるだけ多くのものに触れさせてあげたい」そんな親心から、色々な習い事をさせている家庭も多いのではないでしょうか。最初は嫌がっていた子どもも続けるうちに好きになり、才能が開花するパターンもあります。でもある期間続けてもまったく興味が出ず、意味なく通っている場合 もじつは結構あります。わが家の息子も2〜3歳の頃英語に通わせていました。小学生から英語を学ぶ時代。早めに慣れておいたほうがいいだろうと思ったのです。好奇心旺盛で社交的な息子は、最初は喜んで英語に通っていました。まだ2歳だったので親子同室。ずっと親子で英語の歌を歌ったり、ゲームをしたりしていました。でも数か月経った頃から英語へ対しての興味が薄れていき、教室についてもお友達と話したりふざけたりしてばかり。先生の話もマトモに聞かない状態が続きました。親子同室だったので注意し続けるものの、まぁ集中しないこと!興味のあるものには話が聞こえなくなるくらい集中する子なので、いかに英語に対して興味がないかがわかりました。英語のたびに親子でイライラ 。これじゃお金も時間ももったいない。そう思ったので「英語、やめる?」と聞いたら「うん、やめる!」と即答。迷いない息子の返事に退会することにしました。子どものやる気や興味がないものは、なかなかうまく続きません。なんだか親子で気分までスッキリしてしまい、やめてよかったなと思いました。子どもの負担になるものはやめさせる生後6か月から1年生の5月まで、息子はベネッセの通信教育を続けていました。赤ちゃんの頃から大好きで、毎月届くのを親子で心待ちにしていました。歯みがきもトイレもひらがなも、どれだけお世話になったことか…!でも小学生になり学校の宿題が増えると、通信教育の分の勉強に支障が出てきました。さらに1年生からは別の塾のプリントが追加になったので、もう勉強だけでやることがたくさん…!勉強好きの息子にも限界があったようで、ある日宿題の最中に集中しすぎて鼻血を出しました…(!)そして勉強時間のせいで自分の自由時間がなくなりイライラするように 。毎日学校から帰ってきて必死に宿題と向き合っている1年生の息子に、親ながらかわいそうになってきてしまいました。そこで「もう進研ゼミやめる?」と聞いたところ「…うん(涙)」という答えが。やめたくなかったと思うけど、あきらかに息子がつらい思いをしていると判断し、6年間続けた通信教育を退会しました。子どもの負担が増え、代わりとなるものがあるのならば迷わずやめましょう。子どもの心と体の健康が一番 です。子どもがやりたがるものは続けさせるこれは現在息子が習っているピアノの先生の話です。彼女は私の友人で、学生時代のアルバイト仲間でした。その頃からピアノ中心の生活を過ごしており、毎日練習に励んでいました。実家のマンションで暮らしていた彼女は両親に「ピアノの音がうるさい!」とよく怒られていたそうです。ピアノのことも良く思っていなかったとか。彼女のピアノの成績が大学で認められ、ドイツの有名な学校に留学できるという話が出たときも両親には反対されたそう。それでも自分の思いを貫き通した彼女はドイツへ単身留学。難関のドイツの大学院にも進むことができ、現在は日本でピアニストとして活躍しています。いくつものコンクールで賞を受賞しています。(そんな素晴らしい経歴の友人にピアノの講師を頼んでしまう私も私ですが…。)親に反対されても自分のやりたいことを貫き通した彼女。子どもが本当にやりたい、と言ったことは全力で応援 してあげようと、彼女を近くで見ていた私はいつも感じていました。今ではご両親も彼女の成功をとても喜んでいます。でも学生時代からもっと応援してあげられていたら、余計な悩みもなかったのに、とも思ってしまいます。----------「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、子どもが興味を持ったものは積極的にやらせて応援してあげたいですよね。大切なのはその後の子どものやる気次第。やめるのをためらう必要はありません。続けた年月に関わらず、やめる勇気も必要です。●ライター/横山かおり●モデル/前田彩
2018年07月04日「職場と自宅の往復で出会いが全然ない」と女同士で嘆いていませんか?今回は、素敵な出会いを期待できる場所をご紹介します。■ ① 横丁系居酒屋・立ち飲みバー活気があってお財布に優しい価格で人気の横丁系の居酒屋や立ち飲みバー。狭い店内は隣席とも距離が近く「椅子借りられますか?」「思ったより量が多くて、半分食べませんか?」といった感じで、他のグループのお客さんに声を掛け易い雰囲気です。せっかく行ったのに話し掛けられなかった、ということがないように社交的な性格の友達や同僚を誘っていきましょう。「何を飲んでるんですか?」「職場はお近くなんですか?」などと色々質問して、会話が弾んだら「また飲みましょう」と自然に連絡先の交換ができます。■ ② サブカルバーやスポーツバー鉄道バーや特撮バー、アニソンバーといったサブカル系のお店は男性のお客さんが多く同じ趣味の人が集まることもあり、お客さん同士の会話も盛り上がります。ゴルフバーやシューティングバーも男性率が高く、「初めて」というとお店のスタッフのみならず常連のお客さんが使い方を教えてくれるので、自然と他のお客さんとも仲良くなれます。どちらもちょっとした知識があった方が話し掛けし易いので、事前に軽く調べておくか趣味の友達を誘っていきましょう。実はオタク女子なんて人が、モテモテになれちゃうかもしれません。■ ③ ビジネススクールの説明会・体験クラス「エリート男性と出会いたい!」「出会いも欲しいけど、キャリアアップも真剣に考えている」という女性にお勧めなのがビジネススクール(MBA)の説明会や体験クラスです。平日の夜間や土日に授業が行われているのがほとんどで、学校によっては年間を通して説明会や体験クラスを行っているところもあります。説明会に来ている人はいくつかの学校を候補に考えている場合が多いので、説明会で一緒になった人に「ほかの学校の説明会も行きましたか?」と話しかけると、色々情報を教えてくれて自然と名刺交換できる流れになります。通うとなるとある程度の金額と時間が掛かるので、家庭がある人よりも独身の人が多いのも婚活女子には嬉しいポイントです。■ おわりにいかがでしたでしょうか?出会いの場所も自分の好きなものや得意な分野を考えて選ぶと良いでしょう。ある程度マーケティングをしておくと、自分にぴったりな人に出会える確率も高くなりますよ。(阿久津沙良/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2018年06月18日子どもたちに人気の習い事のひとつ「バレエ」。いざお教室を選んで通わせようと思っても、何も準備がないと、親も子どもも心配になってしまうもの。子どもから大人まで、長くバレエを指導しているクラシック・バレエ講師の四家恵先生に、習い始める前の準備について聞きました!そもそも、子どもがバレエを習うメリットとは?バレエのレッスンは、厳しくてハードな印象があり、子どもがついていけるのか…と心配になるママパパも多いもの。子どものころにバレエを習うと、どんなメリットがあるのでしょうか?「バレエは美しい音楽に合わせて踊る芸術です。子どものころからレッスンを積み重ね、長い時間をかけてバレエを踊るために必要な筋肉をつけていきます。バレエは体の中心軸を引き上げて踊るので、正しくレッスンをすれば体幹が強くなって、まっすぐで美しい姿勢を身につけることができます。近ごろは、お子さんの姿勢が悪いとお悩みの親御さんが多いので、正しい姿勢に整えやすいのは大きなメリットです。また、筋肉をよく伸ばして踊るので、柔軟性を高め、怪我をしにくい体を作ることもできます」(四家先生、以下同)また「バレエを習っている子はお行儀がいい」と言われることも多いほど、礼儀作法をしっかりと教えてもらえるのも嬉しいところ。「ご挨拶から言葉遣い、立ち居振る舞いまで、普段のレッスンから礼儀作法を教えていきます。同じクラスにいる生徒たちとの協調性はもちろん、一緒に踊るためのコミュニケーション力を鍛えられることも。また、発表会になると年上の生徒たちとの交流もあり、さまざまな年代の人と触れ合うなかで身につくマナーも多いでしょう」さらに、美しい音楽を聴いて踊ることで音楽性やリズム感も鍛えられるそうです。お教室に通うとき、どんなものを準備すればいいの?では、子どもがお教室に通うときには、どんなものを準備すればよいのでしょうか?バレエショップに足を運ぶと、かわいいレオタードがたくさんあって目移りしそうですが…。「レッスンの際に必要なウェアは、女の子の場合はレオタードとピンクタイツ、男の子の場合はタンクトップやTシャツにタイツやスパッツのことが多いです。ただし、通い始める前に買ってしまわないこと!というのも、お教室ごとにウェアにルールを設けていることが多く、せっかく買っても無駄になる場合があるからです。子どものウェアはユニフォームのようなもの。先生が、生徒の体の使い方を見極めるため、あえておそろいで、体のラインがしっかり見えるウェアを指定することがあります。また、タイツも微妙に色合いが異なるものがあるので『ピンクであればよいだろう』と買うと、NGが出てしまうことも。幼稚園児はタイツではなく、ソックスを履かせるお教室もあります。購入前に、通うお教室の先生に必ず確認しましょう」また、シューズ選びも慎重におこないたいところ!「『子どもはすぐに成長するから』と、つい大きめのシューズを選ぶ親御さんは多いのですが、バレエを正しく踊るためには足裏を鍛え、床をしっかりとつかむ必要があります。そのため、大きすぎたり小さすぎたりすると、適切に鍛えることができないうえ、怪我につながることも。シューズはとても大切なので、先生に選んでいただくか、またはバレエショップのシューフィッターさんに選んでいただくなど、プロに任せたほうがよいでしょう」ちなみに、バレエと言えば思い浮かべる人の多いトウ・シューズですが、11~12歳ごろから履き始めるのがほとんど。骨が成長し、踊るために必要な筋肉を身につけてから、先生から許可をいただいて履くものです。子どもが憧れるあまり、先生の許可なく買ってしまう親もいるそうですが、怪我につながるので絶対にやめましょう。子どものバレエ・クラスでは、どんなレッスンを学ぶの?初めてクラスに参加するときは、緊張するもの。いったい、どんな内容のレッスンをおこなっているのでしょうか?「幼稚園児のクラスでは、ほとんどバレエらしい動きはありません。でも、その積み重ねが、ゆくゆくバレエを踊るための姿勢を身につけ、正しいポジションでさまざまなステップをこなすためには必要なのです。私のクラスでは、まずさまざまなストレッチやエクササイズをおこないます。たとえば、お尻歩きをすることで体幹を鍛えたり、足指じゃんけんをすることで足裏を鍛えたりします。また、ケンケンパーをしたり、スキップをしたり、背伸びしたりして脚力を鍛えていきます」通常、バレエのレッスンはまず、バーと呼ばれる棒につかまって「バー・レッスン」をおこない、その後、スタジオの中央で両手を離して踊る「センター・レッスン」へと進みます。しかし、体ができあがっていないうちは、まずバーを通して体の軸を整えていくそうです。「小学校低学年のうちは、両手でバーにつかまって、簡単な動きをおこないます。それに慣れてきたら、小学校中学年ごろから、片手でバーにつかまって踊るようになります。片手になると、片足で体を支える動きも増えてくるので、そこでブレずに踊るためには、まず両手バーできちんと姿勢や筋肉を身につけておくことが必要です。バレエの舞台は華やかですが、レッスンは決して派手なものではありません。幼いころから、小さな動きをコツコツ積み重ねることで、両手を離して舞台で踊れる体を養っていくのです」初めてバレエを習うお子さん向けの解説書もたくさんあり、さらにDVDやインターネットの動画でも、バレエ用語やレッスン内容を解説したものは多いです。レッスンに参加する前に観ておくと、子どもも安心して初レッスンに臨めるはず!適した教材がわからないときは、お教室の先生に尋ねてみてくださいね。(取材・文:富永明子)
2018年06月01日子どもたちに習わせたい人気の習い事ごとのひとつに「バレエ」があります。でも、少し調べてみるとさまざまな種類のお教室があり、ママたちは「どのお教室がうちの子に合うの?」と頭を悩ませることも…。子どもから大人まで、長くバレエを指導しているクラシック・バレエ講師の四家恵先生に、お教室選びのコツを聞きました!そもそも、バレエを習い始めるのに適した年齢とは?よく話題になるのが「バレエって何歳から習わせたらいいの?」ということ。3歳だと早すぎる気もするし、でも小学生からだと上達するには遅いのかもしれないし…。四家先生、バレエを始めるのに適した年齢はありますか?「3歳か4歳からクラスを開講しているお教室が多いです。でも、始めるのが早ければ早いほどよい、というわけではありません。たとえば、有名なダンサーの吉田都さんや熊川哲也さんは小学校中学年から始めた方々です。上達には本人のモチベーションが関わってきますので、急ぐ必要はありません。ただ、本気で取り組みたい場合はとくに、10歳くらいには始めておいたほうがよいでしょう」(四家先生、以下同)幼稚園生から始める場合、子どもを通わせられるかどうかは、次の基準をクリアできているとよいと四家先生は言います。「まず『立つ』『座る』など、簡単な日本語が伝わるかどうか。おしめが取れているかどうか。そして、40分ほどのレッスン中、ママやパパと離れていられるかどうか。この3つの基準がクリアできていれば、お子さんも苦痛なく、レッスンを受けられると思います。もちろん、講師としても子どもたちが飽きないように、さまざまな工夫をこらしますが、親御さんと離れて泣き通しの場合は『もう少し、大きくなってからのほうがよいかもしれません』と、お話する場合もあります」子どもに慣れていて、スムーズに会話できる先生を選ぶ!上記の基準をクリアしている場合、お教室を選ぶときは、どんな注意点があるのでしょうか?たくさんあるお教室から、子どもに合う先生を見つけるのは難しく、悩んでしまうママやパパも多そうです。「まず大切なのが、先生との相性。これは『子どもと先生の相性』もそうですが、実はそれ以上に『親と先生の相性』も大切なポイントとなります。幼いころのバレエは、普段のクラス中の態度など、教師から親へ伝えることも多いもの。また、その日の子どものコンディションを、親から教師へ伝える機会も多いです。さらに、発表会を開催するお教室の場合、発表会の練習が始まると普段よりも練習量が増え、さらに衣装の準備や本番当日の役割分担など、親と先生との間のコミュニケーションは密になります。そんなとき、会話の波長が合う先生だとお互いのストレスが減ります」つい「子どもが先生になじめるか」を気にしてしまいますが、見学や体験レッスンに行ったときには、親が先生と会話をしてみることも重要なようです。「あと、子どもに慣れている先生を選ぶとよいでしょう。子どものころのバレエは、情操教育の面があります。音楽を聴いて、楽しく踊りながら、正しい姿勢を身につけるとともに、マナーや礼儀作法を学びます。そんなとき、子どもの喜ぶツボを知っている先生だと、子どもも継続しやすいと思います。たとえば、私は右と左の区別がついていない子には、片方のシューズにキラキラ光るシールを貼ったり、姿勢をよくするために頭にリボンを結んで『引き上げる』感覚を養ったりします。子どもにとって、ひとつの場所で長い時間を過ごすのは大変なことなので、飽きずに楽しみながら学べる工夫をします」どんな規模のお教室に通わせたいかを見極めるほかに「入会前に確認したほうがいいポイント」は、どんなものがありますか?「バレエのお教室には、さまざまな種類があります。大きなバレエ団付属の学校のこともあれば、代表の先生の下に何人もの教師がついて構成している大中規模のお教室もあり、また基本的には先生ひとりで運営している個人教室もあります。大きなスクールだと、先生と親の間に事務局が入ることが多くなりますが、事務局があるからこそ、システムがきちんと成立しているメリットも。規模が大きめの個人教室の場合、親だけで構成するPTAのような『母の会』がある場合も。発表会のときだけ集まることもあれば、普段から季節ごとに催しをして、まさに学校のようなお母さん付き合いが発生します。先生ひとりの個人教室では、先生と直接会話をする機会が増えます」どの種類を選ぶかは、親次第。「母の会」で集うことが安心感につながる親もいれば、事務局に間に入ってもらうことで安心する親もいます。また、先生と直にやり取りをしたい親もいるので、どんなタイプのお教室だと安心して子どもを通わせられるか、じっくり見極めたいところです。「ほかにも、通いやすい場所にあるか?どのくらい細かくクラス分けしているか?先生が持っているスタジオか、またはレンタルスタジオか?週のレッスン回数と月謝はいくらか?発表会の有無と費用は?お試し期間を経てから入会できるか?など、確認したいポイントはたくさんあります。そのためには、事前に『子どもに、どんな先生のもとで、どんなふうにバレエを楽しんでほしいか?』を考えておくとよいですよ。かつて、名プリマのマーゴ・フォンテーンが『よい先生選びは親の責任』と語っているのを読んだことがあります。子ども自身が先生を選ぶことはできないので、代わりにしっかりと見学をしたり、先生と話したり、評判をリサーチしたりしてから決めましょう」一度お教室に入会したら、基本的にはほかの教室との「かけもち」はご法度の世界!またほかの教室への移籍もしにくいのが現実なので、最初が肝心です。選ぶポイントを決めて、じっくりとお教室選びをおこないましょう。(取材・文:富永明子)
2018年05月28日勉強や健康のため、文化や知識を身に着けさせるためなどに行う「子どもの習い事」。子どもが興味を示すものなら通わせてあげたい気持ちになりますが、気になるのが「送迎」のことですよね。習い事によって開始時間が異なるため、共働き家庭やフルタイムで勤めているかたは、平日の送迎がネックになって諦めることもあるのではないでしょうか。今回はそんな習い事の送迎について、乗り越えかたをご紹介します。 共働きでもできる子どもの送迎のやりかた習い事は、共働き家庭にとって時間のない「平日」にあるパターンが多く、どのような手段を取ればいいのか頭を悩ませてしまいがち。解決案をいくつかご紹介します。時間をずらす習い事によっては、17時や18時から開始の場所もあります。筆者の子どもの習い事は18時半から開始なので、共働き家庭のかたも多くいますし、それが理由でここに決めたという話も聞きました。また、例えば書道教室など個人的に行う習い事は、16時~19時の間ならいつでも来てよい(所要時間1時間程度)、というようなところもあります。気になる教室があれば、まず開始時間をチェックしてみてくださいね。ただ、遅ければ遅いほど子どもの宿題ができなかったり、夕飯が遅れて寝るのも遅くなるといった問題も出てくるので、お気をつけください。土日の習い事共働き夫婦の休日が土日の場合は、子どもの習い事も土日にすると楽です。だからといって、土日に英会話・スイミング・体操・ピアノ……とたくさん習い事を詰め込むと、子どもにとっても負担になりますし、せっかくの休日がゆっくりできなくなってしまうので、通わせる習い事は厳選しましょう。近所のママ友と一緒にママ友からのお誘いで一緒に通う、ということもありますよね。その際は送迎をお願いしたり引き受けたりと、数人のグループで連携できます。ただ、ママ友の子どもが辞めてしまって送迎する人がいなくなると自分の子どもも辞めざるを得なくなったり、ママ友トラブルに巻き込まれるなどのデメリットもあるので、ママ友に頼むのは緊急時や、本当に信頼できる相手にするのがおすすめです。祖父母にお願いする近所に頼れる祖父母がいる場合は、お願いするのもよいかもしれません。送迎手段は、車・徒歩など様々あると思います。徒歩の場合は習い事の荷物が多くて大変なこともあるので、祖父母にお願いする前に送迎手段や距離などを考えておきましょう。送迎が不要な習い事とは送迎がいらない習い事の中から選ぶのもひとつの手。いくつかご紹介します。保育園保育園によって異なりますが、保育中に英語やリトミックなどを取り入れているところもあります。保育園で完結する習い事をやらせると、送迎の負担も一気になくなりますよ。近所にある保育園のカリキュラムを、ホームページなどで確認してみてくださいね。家に来てもらうキッズラインなどのベビーシッターサービスの中に、モンテッソーリ教育や家庭教師、英会話、ピアノやスポーツのレッスンなどを引き受けてくれるサービスもあります。家に来てくれるので送迎の必要もなく、お子さんも安心した環境で習い事ができるかもしれませんね。通信教材ベネッセ系などの通信教材もよいでしょう。これなら時間を気にせずいつでも取り組めるので、帰宅後や休日など夫婦の手の空いているときに見てあげることもできます。共働きで子どもとの時間が取りにくいかたは、親子の触れ合いの時間にもなりそうですね。近所の場所を選ぶある程度大きくなってからのお話になりますが、近所の学習塾やピアノ教室なら自力で行かせられることができます。小さいうちは家庭学習、大きくなってからは近所での習い事、といったように組み合わせるのもよいかもしれません。長期休みを利用する夏休みなど長期休みに、泊まりでの習い事や、短期の習い事を受けさせるのも良いですね。共働き夫婦に夏休みはないので、平日の送迎が大変なのには変わりありませんが、子どもは次の日も休みなので時間をあまり気にせず通わせることもできます。また、両親が子どもの夏休み中に連続休暇を取得し、その間だけ短期コースに通わせるというのもひとつの手です。 子どもの習い事は「楽しく続ける」というのが大切です。そのためにはやはり、親のサポートが必要不可欠。まずは無理せず送迎できるかということを念頭に、さまざまな習い事の資料を見て決めるようにしましょう。無理やりスケジュールを組むのは、親にとっても子どもにとっても負担となってしまいます。また、習い事のために仕事を辞めるというのも現実的ではありません。共働きだから月謝が出せるという部分もあると思います。もし送迎が無理そうなら送迎不要の習い事、それも無理そうならお子さんがある程度大きくなるまで待つのも良いでしょう。今の働きかたにぴったりの習い事を見つけてくださいね。 参考:キッズライン
2018年05月05日生活も安定してきて時間のやりくりが上手になってきたら、自分磨きのためにも何か習い事がしたくなりますよね?今回は30代の女性にオススメの習い事をピックアップしてみました。1.私生活にも役に立つ英会話最近流行りだした民泊などで、住宅地にも観光客やバックパッカーを見かけることもあります。電車やバスでの移動のときに話しかけられたり、困っているところを見かけて助けてあげられなくてもやもやすることもあるのではないでしょうか?そんなときに英会話で語学を学んでいれば観光客と会話が弾むこと間違いありません。また、英語は話せることで海外旅行をより楽しむことができたり、現地で素敵な外国人と出会える可能性も増えます。英語は、あなたの視野や活動を大幅に広げてくれるのでおすすめです。2.ゆったりとした時間を過ごせるヨガ20代でもヨガは人気ですが、20代に人気のヨガは、体を柔らかくしたり鍛えるヨガです。30代の女性におすすめしたいのは、月の満ち欠けに合わせて体をリラックスさせる月ヨガや、瞑想をメインとしたヨガです。日々仕事にも恋愛にも終われる30代女性には、自分を見つめ直すことができる時間が必要です。体を鍛えるのもいいですが、ストレスを貯めない生活を送る為のヨガを初めてみてはいかがでしょうか。3.リズムに乗ってストレス解消!ダンス女性に人気の高いダンス。楽しくリズムに乗ってストレス解消ができる上にダイエット効果もあります。普段、生活をしていると運動不足になりがちですがダンスは運動量が多い習い事なので知らず知らずに「くびれができた」「体重が減った」などもあります。ダンス教室に通うのがハードルが高いという方は、総合ジムに通うと必ずダンスのクラスがあるので参加してみてはいかがでしょうか。HIPHOPだけでなく、エアロビクスや、ベリーダンスなども教室で展開されているので、その中からあなたにあった教室を探すのも楽しいですよ。4.男性との会話が広がるゴルフ教室大人の男性に広く指示されているゴルフをあなたも習ってみてはいかがでしょうか?ゴルフの知識を少しでも知っているだけで、男性との会話が一気に広がります。たとえゴルフ教室で上手にならなくとも、気になる男性に上手になるコツを聞いたり、一緒に練習場にいくきっかけにもなります。また、ゴルフ教室の先生にはイケメンの先生も多いので、教室自体に通うのも楽しいですよ。5.大人の嗜みワイン教室30代女性だからこそ、習いたいのはワイン教室です。ワイングラスの持ち方から始まり、作法、ワインの知識を広く学ぶことができます。ワイン教室に通う利点は、食事が劇的に楽しくなるのに加え、ハイスペックの男性とワインの話で盛り上がれることです。ワインの話で盛り上がれると意中の男性と食事にいける機会が増えます。また、ワイン教室自体にもハイスペック男性が通っている確率が多く、飲み会も開催される教室もあるので、男性との出会いも期待できます。いかがでしたでしょうか。30代ならではの大人の趣味をぜひ見つけてみてくださいね。
2018年05月03日英語を単なる”お勉強”だと思わせないためにこのところ、英語教育現場にいろいろな変化が起きています。文科省による「英語教育改善プラン」が出されたのが昨年(2017年)4月のこと。それに伴い、今年に入ってから小学3年生から英語教育を導入する学校が増え、5年生からは必修科目となっています。大学入試のスタイルも変わるとのことで、より実践的な英語を目指す方向に。それに合わせ、早ければ0歳から子どもの英語教育を開始する保護者は少なくありません。ただ問題は、英語に対する子どもの興味をひき出し、学習意欲を高く維持し続けることができるのか、ということ。英語が実際にコミュニケーションツールであることを理解しなければ、それは単なる卓上の勉強であって、子どもにとってはあまり面白くないものになってしまいます。そこで見つけたのが、職業・社会体験施設『キッザニア』の英語プログラム。『キッザニア』では、毎週水曜日は英語デー『English Wedesday!』を開催しており、約40種類以上のアクティビティを英語で体験することができます。これなら遊びながら英語の発話を助け、英語環境に身を置くことができそう!今回10歳の娘とともにプログラムを体験してきました。実在する企業などによる協力で、かなりリアルな職業体験ができるキッザニア。「お金は自ら働いて手に入れるもの」という感覚を養うことができるのも魅力的ネイティブキッズと一緒に職業体験キッザニアでできる職業・社会体験は実に多岐にわたっていて、ピザを作ったりマンガを描いたり、はたまた証券会社や裁判所といった多種多様な職業の内容をかなりリアルに再現。完全入れ替えの2部制となっていて、水曜日は第1部・第2部ともに『English Wedesday!』が開催されています。英語でのアクティビティでは、職業内容についての説明もすべて英語のみ。参加者には日本に駐在する外国人の子女や海外からの旅行者も少なくありません。水曜日には外国人の子どもも多い。この日は修学旅行生の中学生もいて、元気よく「Good evening!」とあいさつをしていた(キッザニアでは”夜の街”をイメージしているため、あいさつは「こんばんは」で統一されているそう)今回筆者が娘とともに体験したのは、『EAP eKspress (English Activities Program Express)』。3つの職業体験がパッケージになったもので、事前予約が必要なプログラム。通常6人までの子どもが1グループになり、スタッフによる案内で待ち時間なく3つの職業体験ができること、子どもをスタッフに預ける形になるので、保護者はその間、一時退場など好きに行動できるといった利点もあります。体験できるアクティビティは曜日によって異なるそうで、この日は「消防署」「石けん工場」「出版社」がラインナップ。娘と一緒に参加したのは1人で、カリフォルニアからおばあちゃんと一緒に初めて日本にやってきたジャスパー君(8歳)です。なかなかハード…でも楽しいから大丈夫!朝9時から始まる第1部、午前中は好きに遊んで、12時45分の集合で入場カウンター前へ。「EAP」のビブを着て、身の回り品を入れるためのオリジナルデザインバッグを受け取り記念撮影などを経て、13時になったら体験スタートです。もちろん説明はすべて英語。ジャスパー君がネイティブなせいもあるのか、担当ナビゲーターでコロンビア人のマリアさんの話すスピードはふつうにネイティブの子ども向け。通訳なんてもちろんありません。もしかして、ネイティブでない英語学習者にはハードルが高いかも…?と一抹の不安を覚えたものの、「キッザニアで遊びたい!」という楽しみが先行するのか、意外とすんなりとついて行く娘。スタッフの方に聞けば、英語がわからなくてもジェスチャーなどで理解できるよう配慮しているので、すべてが英語でも問題なく入っていける子がほとんどとのこと。はじめはドキドキ照れくさそうだった子も、時間が経つにつれ自ら英語を使ってあいさつができるようになるのだそう。子どもの対応力と柔軟性ってすごい!ナビゲーターのマリアさんは日本語を一切発せず、終始英語のみ!なかなかハード…?と思ったものの…全く問題ない様子子どもたちの雄姿も大きな見どころさて、グループが最初に訪れたのは「消防署」。一般の参加者のこどもたちも一緒に消防士として働きます。ジャスパー君は今回のグループの隊長に任命され、番号を呼ばれたらシュタッとかっこよく敬礼!ジャスパー君にならって、ほかの参加者もシャキシャキ動きます。アクティビティを行うのはナビゲーターのマリアさんで、すらすらといいピッチでコトが進んでいきます。参加者には4~5歳くらいの小さな子や、英語がわからないらしい子もいましたが、ジャスパー君にえっちらおっちらとついてきています。午前中から英語だけの環境にいるためか、英語に臆することがないのがいいところ。消防車に乗って火災現場へ行き、放水をしてしっかりと火を消し消防署まで帰ってきました。鎮火してから全員で敬礼をしたときのその誇り高い顔つきに、うるっとすることは請け合いです。やる気に充ちたジャスパー君。さすがにナビゲーターの説明にいち早く反応。そのおかげで、日本人の子どもたちも次にやることがなんとなくわかりスムーズにコトが進むホンモノの水が出てくるホースで消火活動。火が弱まったと思ったらまた燃えさかったりと、火の動きもなかなかリアル消防署のアクティビティが終わると、すぐさま「石けん工場」へ。待ち時間がないのはうれしいところです。この石けんづくりはなかなか高度かも。使われている単語が専門用語で、子ども向けに適当な説明をすることはなく、石けんができるまでがわかるプチ工場見学となっています。もちろん、見学するだけでなく自ら機械を操作しなければならない箇所もあり、そこは説明を聞いていないとできません。なかなかハードではあるものの、ジェスチャーを見ながらなんとかボタンを押すなどの作業を完了。最後に成果物として、体験日が印字された石けんを持ち帰れるので、ちょっとうれしいお土産になりますね。英語を「学ぶもの」から「使うもの」へ3つ目の「出版社」では漫画家となってコミックの1ページを仕上げます。下絵が入ったサンプルの、空いているフキダシ部分にせりふを書き込み、トーンを貼るなどして好きに装飾。作業自体はもくもくと行われます。日本の漫画に慣れていないジャスパー君や小さな子どもでも、好きなように文字やイラストを書きこんでいて、創造性をかき立てられるアクティビティなのだなと思いました。サンプル原稿に文字やイラストを描きいれる、漫画家の作業。できあがったらプリントして表紙をつけてくれる3つすべてのアクティビティが終了するまで約1時間30分。業務に対して支払われる“お給料”「キッゾ」を受け取り、記念写真をもらってプログラムは終了です。待ち時間がなくスムーズであることもさることながら、やはりなんといっても周りからも英語のみが聴こえてくる環境でのアクティビティであることが大きな利点。英語を学ぶ子どもたちにとって、ふだん英語を話す相手は英語の先生など大人であることが多いなか、同年代の子どもたちとも英語で触れ合うことができます。英語は「学ぶもの」というより「使うもの」ということを肌で感じることができたのではないでしょうか。今、英語を勉強している人にもそうでない人にもおすすめです。キッザニア(東京・甲子園)青いポロシャツはイングリッシュスピーカー。場内にも何人もいるので、積極的に話しかけてみよう<文・写真:フリーランス記者岩佐 史絵>
2018年04月30日4月から新年度ということで、何か新しい習い事を始めたいと思う人も多いでしょう。せっかくなら、出会いのチャンスがありそうな習い事はいかがですか?引っ込み思案な人でも、趣味や目的が同じなら自然と会話ができるはず。でも習い事といってもたくさんありすぎて迷ってしまうし、どんな人がいそうなのかもわからない……。そんなあなたにぴったりの、恋に結びつきやすい習い事を運命数からご紹介します。■あなたの「運命数」の出し方あなたの誕生年+誕生月+誕生日=「運命数」になります。<例>1980年4月20日生まれ1+9+8+0+4+2+0=24→2+4=6あなたの運命数:6(※1~9の数になるまで足し続ける)■運命数1:ランニング「走りたい」と思ったらすぐに始められるランニング。でもどうせなら、フォームや走り方などをきちんと教えてくれる所に習いに行きましょう。初心者対象のクラスで、同じレベルで一緒にスタートできると、お互いに切磋琢磨しながら楽しむこともできるはず。ピンと来た人がいたら、走りつつ声をかけたり、休憩の時に軽いおしゃべりをしながら次第に距離を縮めたり。クラス終了後には、ランニングデートに誘われるかもしれませんよ。■運命数2:社交ダンス年配の方がやっているイメージがあるかもしれませんが、競技も盛んに行われ、スポーツ感覚で習う人も多いよう。しかも男女のペアが基本なので、必ず男性と出会うことに!お互いに初心者なら心も通じやすいでしょう。逆に相手のほうが経験者であれば、甘えるのもアリ。手を取り合うなど肌に触れることが多いので、お互いにドキドキすることも。シェイプアップにもなるから、初デートには自信を持ってのぞめるはずです。■運命数3:ボルダリング人気急上昇のボルダリングは、実は出会いの宝庫!登る順番を待っている間、下から応援したり、声をかけ合ってサポートしたり、和気あいあいとした雰囲気を楽しめます。その中で気になる人がいたらチャンス!終わった後にお茶をしながら、お互いに距離を縮めることも可能です。なお、登る時に必要なチョークで手が荒れることがあるので、ハンドケアは忘れずに。あなたの女子力の高さに、ますますカレも惹きつけられることでしょう。■運命数4:パソコンほとんどのことはスマホでまかなえても、仕事となるとパソコンが必要なことも多く、まだまだ必要なツールです。実は初心者向けのパソコン教室は、出会いのチャンスがいっぱい!隣に座った人にちょっとしたことを聞いたり、休憩中に声をかけられたりと、男性と知り合うきっかけはたくさんあります。オーソドックスな入門クラスならビジネスマン、クリエイティブ系のクラスだとクリエイターなど、出会うタイプも様々。スキルアップしながら恋のチャンスを狙ってみては。■運命数5:楽器密かに人気の「大人の音楽教室」。子どもの頃に習っていたものに再挑戦、憧れの楽器にトライなど、気軽に始められる所は数多くあります。できれば個人レッスンではなく、グループレッスンの教室を狙いましょう。レッスンの前後や休憩中など、お互いを知り合う時間はたくさんあります。また、一緒に演奏する機会や発表会があれば、そのために練習しながら心の距離を縮めることも。終わった後、二人で自主練、そしてそのまま初デートという流れもありえるでしょう。■運命数6:英会話英会話教室は相手と話すのが目的なので、やり取りをする機会はたくさん!その中でお互いのことを話しているうちに、恋に発展する場合も。英語で伝えられなかった分は休憩時間などに突っ込んだ話をすると、さらに次のステップに進みやすくなります。なお、旅行や仕事など、英会話を習う目的をはっきりさせると、話が広がりやすいでしょう。気になる人にいつ聞かれても大丈夫なように準備をしておくといいですね。■運命数7:料理カジュアルに料理を学べるクッキングスクール。一見、女性ばかりと思われますが、実は男性の参加が増えている所も多いのです。先生の講義を聞くのが中心のスタイルより、できれば全員で分担しながらレシピを完成させていくほうが、より親密度が高まるでしょう。お互いの食の好みや料理スキルもわかり、交際後のイメージも湧きやすいですよね。なお、やむにやまれず参加した単身赴任者の場合もあるので、左薬指の指輪のチェックをお忘れなく。■運命数8:フィットネスクラブマシンのほか、様々なプログラムを楽しめるフィットネスクラブ。シェイプアップに励みながら、出会いのチャンスを伺える一石二鳥の場です。ロビーやマシン周りなどで気になる人を見かけたら、まずは定期的に通い、顔見知りになることからスタートしましょう。同じスタジオプログラムに参加して、声をかけるタイミングを図るのもアリですよね。なお時間帯によってはシニアが多い場合もあるので、事前に参加者の年齢層を聞いておくことをおすすめします。■運命数9:ダイビング焦らずゆっくりと恋人候補を探したいあなたには、ダイビングがおすすめ。ダイビングは「バディ」と呼ばれるパートナーと組むのが基本なので、そこでたまたま組んだ相手が恋人候補になることも。また、練習の合間に他の仲間と一緒にいることも多いので、バディ以外にも、心と心が通うような相手が見つかることもあるでしょう。今から始めれば、夏までには南の海で一緒に潜れるかもしれませんよ。なお、ほぼすっぴんになる場合もあるため、素肌美人でいられるよう準備を怠りなく。■素敵な出会いに恵まれるかも春からの新しい習い事で、誰かいい人に出会えれば…と思う気持ちは男女問わずあるもの。それだけに出会いのチャンスはいっぱい!一緒に上達を目指して頑張る中で、いつしか恋に落ちることもあるでしょう。なお、習い事によっては男女比が極端に違うケースもあるので、事前チェックを忘れないように気をつけて。この春、あなたも素敵な出会いを求めつつ、新しいことに挑戦してみませんか?
2018年04月07日将棋を題材にしたマンガ『3月のライオン』や藤井聡太六段の活躍、羽生善治竜王の永世七冠達成と国民栄誉賞受賞などにより、 近年将棋が注目されています。将棋は、高い思考力を要するマインドスポーツ(頭脳スポーツ)。 「自分はできないけど、我が子には指せるようになってほしい」と、興味を持っている人も多いのではないでしょうか? 将棋を覚える場として将棋教室がありますが、一体どんなことをする場所なのでしょうか? 最近将棋がマイブームの息子(4歳)と将棋教室に体験へ行ってきました。「将棋のまち」天童市で将棋教室体験将棋の駒生産量の約9割をシェアする山形県天童市は、「将棋のまち」として有名で、街のいたるところで将棋の駒のモチーフを見付けることができます。今回おじゃましたのは、天童駅一階にある将棋交流室で行われている天童少年少女将棋教室。初級者クラスに参加しましたが、対局が主なので、基本の駒の動きや最低限のルールは家で身に付けてくると楽しめると思います。指導員との対局や、月に数回プロ棋士が指導することもあり、この日も県内外から集まった子どもたちでにぎわっていました。春に行われる桜まつりでは、人間が駒に扮した人間将棋など多彩な将棋イベントも開催しています礼儀作法を重んじる「礼儀の心」を大事にしている天童少年少女将棋教室では「あいさつ」「姿勢」などの礼儀作法の取得を第一に考えているそう。教室を出入りする子どもたちの「こんにちは!」と「ありがとうございました!」のあいさつは、それはそれは素晴らしいものでした。息子も「あいさつをするときは相手の目を見て」「将棋を指すときの姿勢はピシッと胸を張って」と指導してもらい、人から礼儀作法を指導してもらう機会は少ないので、こういったことも貴重な体験です。「駒の並べ方はきれいに」「将棋盤にはものを置かない」と、ものを大切に扱う一面も見受けられました。また、勝ってもおごらない、負けてもひがまない、常に研究心を持ち沈着であること。対局中は冷静に平常心を保つことなど、心も成長できるのが将棋の魅力ですね。家族のサポートが必要不可欠教室の中でひと際目立って姿勢が良い男の子を発見。そのお母さんに話を聞いてみました。もうすぐ小学生で、将棋をはじめたのは5歳の頃。はじめは駒の動かし方から教え、初心者向けの将棋の本を読みながら初歩的なことを教えたそう。教室に通うようになったきっかけは「落ち着きがなく、座っていられなかったので」と、よくありがちな悩みから。「教室に通うようになってからは集中して座っていられるようになり、今では朝4時に起きて詰将棋を解いたり、ノートに棋譜を書いたり、自分から進んで勉強しているんですよ」と、2歳の次男を連れて週4回将棋教室へ通っている親子の熱意に感動しました。日本将棋連盟天童支部会長の大泉義美さんに話を聞くと、「将棋を続けるには、家族の協力が必要不可欠」とのこと。はじめは親も一緒に勉強しながら子どもに教えたり、教室への送迎や自宅で将棋の勉強ができる環境を作ってあげるなど、子どものやる気をサポートすることが重要になってきそうですね。我が家ではじめて購入した「ウッディプッティはじめてのしょうぎセット」動き方が駒に書いてあるのです、子どもでもすぐ覚えられました。普段は詰将棋のプリントや、初心者向けの本などで勉強しています強くなる秘訣は自ら学ぶ姿勢「将棋は、強くなりたい、学びたいという意欲がある子が伸びるんですよ。子どもたちは、マンツーマンで教えなくても対局の中から将棋を学んでいきます。将棋を通して「礼儀の心」「融和の心」「思考力」「粘り強さ」を身に付けてほしい」と、大泉さんは話してくれました。将棋は、教えてもらうだけの受け身ではなく、自ら学ぶ姿勢が身に付くとも言えそうです。<文:フリーランス記者三浦麻耶/取材協力:公益社団法人日本将棋連盟天童支部/天童少年少女将棋教室>
2018年03月24日こんにちは。長男入学&次男の進級、そしてもうすぐ臨月と、なんだか3月もドタバタになりそうなtomekkoです。そんな中ゆっくり考えたいのに全然手がつけられていないこと、それが子どもたちの習い事について。未就学児から新1年生のお子さんに、習い事ってどんなことをさせていますか?■わが家の習い事事情わが家は必要に迫られて…という感じで、長男には習い事をいくつかさせています。ちょっと身体的に運動系の習得に課題があるため、全身運動と体力アップのためのスイミングと、楽しみながらも鉄棒や縄跳びを指導してもらえる体操教室を。そして、これから毎日机に向かう習慣づくりと、左利きの子への書き方指導に自信がなかったので、学研教室へも。でも、母としては時間とお金に余裕があったらやらせてみたいことはたくさんありますよね〜。例えば英語は小学校でも正式な科目になるので気になっています。英語教育は方針もレッスンの仕方も本当にいろいろあるので、どこが良いのか悩みどころです。それに指が柔らかい長男と音楽が大好きな次男には、ピアノはどうだろう!? とか。ボールが大好きな次男にはサッカーやラグビーのような球技を習わせてあげたい…感受性豊かな長男はお絵かき教室も…。…ハッ!!夢だけはどこまでも膨らんでしまいます。そんな時、ふと自分の幼少期を思い出しました。ワタシは小学校時代を通して、週5~6で習い事をしていました。周りも教育熱心な家庭が多く、ワタシは少ない方で、友人の中には1日2つ掛け持ちの日もあって7~8個くらいやっている子もいました。その頃はおませな女子たちですから、自分は下校後もどれだけ忙しいかが自慢話のようになっていましたが、大人になった今、親はどれだけ月謝を払うのが大変だっただろう…と気づくと同時にものすごく落ち込んだのが、あんなにいろいろやってたはずなのに……結局何一つ身についていない…!!!!強いて言えばお絵かきが…今になってなんとか役に立っていないこともない…かな…?(小声)なんというか…お父さんお母さんごめんなさい。■身につかなかった理由を自己分析してみた今思うと、本人が興味を持ったことはとりあえずやらせてみよう、という方針だったようでありがたいことこの上ないのですが、本人の資質や、先生の方針と合っているのかなどの検討が自分も両親も甘かったかもしれません。どの習い事も親のお友達に誘われた教室で、とか、親戚の知り合いに先生がいるから、といった理由で選んでいました。そのため先生と合わなくても辞めにくかったり他の教室を試しにくかったり…その結果、嫌々ながらだらだら続けてしまったのかな。この先その反省を活かすとしたら、習い事を始める前に情報はママ友などにもリサーチするにしても、自分の足でいろんな教室の体験に参加して、しがらみにとらわれずわが子のタイプに合ったところを見つけるべし! といったところでしょうか。ちなみに、自分から滅多に「あれが欲しい」「これがやりたい」と言わない長男が珍しく熱烈に「絶対やりたい!」と言い出し、春から始めることになった習い事、それは…なんと『茶道』ですってよ!保育園のカリキュラムの一環でやっている茶道を、卒園後も習いに行けると聞いた長男。帰ってきて早々「これからもやりたい! 絶対やりたい!!」とと主張してきてびっくりしました。よくよく聞いてみると、本人的には1. 甘い和菓子が食べられるから2. お抹茶の味が意外と嫌いじゃないからという微妙な理由。でも後日先生にお話を聞いてみると、長時間の正座も頑張って、お道具や所作のひとつひとつにも人一倍興味を持って先生に聞きに来る、と普段の生活では見えない長男の熱心さを教えていただいたので、やらせてみることにしました。どんなサポートが必要になるのか想像もつかず、母の方がついていけるのか心配ですが…将来長男のお点前を頂戴する日を夢見て、とりあえず見守っていきたいと思います。
2018年03月20日長男が幼稚園に入園した当初から、年中に進級したら何か習い事をさせたいなぁと考えていました。夫が趣味でサッカーをしているし、友だちからユニフォームのお下がりを貰っていたので私はサッカーを勧めていたのですが…まさかの剣道…。とりあえずいろんな習い事の1日体験に参加してから決めようと思っています。(最終的にサッカーやりたいって言ってくれますように…!!)
2018年03月14日脳も心も豊かになる音楽の習い事今も昔も人気の習い事といえば「ピアノ」です。譜面を見て曲が弾けるようになるだけでなく、左右の手で別の音を弾いたり、音の聞き分けをすることで、脳に良い効果も期待できそうです。ピアノにかぎらず音楽は脳に刺激を与え、豊かな表現力を身につけたり、演奏することや聞いてもらう楽しさを手に入れることができるもの。そしてなんといっても、一度習えば大人になっても楽しめる一生モノです。そこで、ピアノ、リトミック、バイオリン講師に、それぞれのメリットや上達するコツ、かかる費用、親がするべきサポートまで、アレコレ聞いてきました。新年度に何か始めたい、何をやるか迷っているという人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。ピアノ、リトミックはいくつから始めるのがいい?2歳と5歳の男の子のママでもあり、ピアノ&リトミックの講師でもある足立恵子さん。ピアノは3歳から教えていますが、始めるなら指番号や数字が理解できる4歳からがベストだといいます。「数字や音符の長さを理解するために、リトミックを混ぜながら教えています。例えば123のリズムをいちご、バナナに置き換えたり、四分音符はワンワンワンワンとか二分音符はモーモーとか、動物の鳴き声に置き換えることで楽譜が読めるようになります。絶対音感が身につくのは6歳頃までなので、そこに向けて慣れさせていくことが大切です。ピアノでなくても、音にふれる経験をしてほしいですね」小さいころから音にふれる経験をすることで、音楽を習うときにスムーズにストレスなく始めることができるそう。0歳から始められるリトミックは、まさに遊びながら音にふれることができるぴったりの習い事です。「リトミックは音を聞いて走ったり歩いたり、音の聞き分けができるようになります。将来、音楽を習わせたいと思っているなら、音楽の導入としてリトミックがおすすめです。0歳からお母さんと一緒にできますが、やっていることが理解できるのは2歳頃。始めるなら2歳がベストです。リトミックをやっている子がピアノを習うと、すんなり習得していきます。音符の長さやリズムが体になじんでいるので、説明しなくてもスムーズに習得していくんです」宿題より何より大切なことは嫌いにさせないこと足立さんがレッスンで主に行っているのは、ピアノとリトミック、ドレミに合わせて正しい音程で歌う「ソルフェージュ」、音を聞いて楽譜に書き記す「聴音」の4つ。これらを組み合わせて1回約30分のレッスンを行います。とはいえ、上達させるために、親がきちんと自宅で宿題をやらせないといけないというストレスが…。「いいえ、未就学児に宿題は無理なので出しません。例えば、“おじいちゃんおばあちゃんに聞かせてきてね”とか、音符が書けるようにするために、“りんごの〇を書いて見せてね”と絵を描いてもらうことはあります。あとは、お母さんが、“この指何番?”って指番号を普段から聞くようにしたり、肩たたきしながらリズムを取るのでもいいんです。ピアノを練習させなきゃ!って必死にならなくて大丈夫です。何より大切なことは嫌いにならないこと。〇〇しなさい!ではなく、できることを褒めることです。ドの音ってどこだっけ?と、できることを確認していくと自信につながります。その繰り返しが大切です」意外とお手頃!?バイオリン教室にかかる費用とは…音楽の習い事のなかでも、ちょっと敷居が高いイメージなのがバイオリン。楽器代をはじめ、月謝や教材費もお金がかかりそうですよね。そこで、バイオリン講師の波多野瑞穂さんに話を聞いてみました。「バイオリンの価格は、6万円から8万円くらいが主流です。手の長さに合わせてサイズを選ぶので、大人サイズが使えるようになる身長(145cm以上)になるまでは、レンタルを利用するのもアリです。子ども用のバイオリンは分数バイオリンといって、2、3歳は1/16サイズ、4歳は1/10、小学生は1/4または1/8サイズを使います」10万円以上するかと思っていましたが、6万円代から買えるとは意外です。ところで、2歳から習えるとはいえ、おすすめの習い始め時はいつくらいですか。「個人差はありますが、自分がやっていることを理解できる4、5歳くらいです。早く始めたからといって上達するわけではありません。小学校1年生からでも大丈夫ですよ。最初はバイオリンの持ち方や姿勢、音を出す練習をします。楽譜は読まずに、指番号を覚えて音を鳴らすことから始めます」音楽を習うのが初めてで、全く楽譜が読めない子でも、バイオリンをスムーズに弾けるようになれるのか不安になりますが…。「わたしは2歳半から習ったのですが、楽譜が読めるようになったのが小学校3年生でした(笑)。指番号で覚えて弾いた方が早くできるようになって。読めた方がいいですが、読めなくてもそんな困らないです。小学校の授業でも習うので、3年生までには必ず読めるようになるし、心配しなくて大丈夫です」プラスアルファとして宿題があると思いますが、どんなことをどれくらいやるのでしょうか。「必ず宿題を出すわけではないです。無理なことはやらせないようにします。その子に合わせて、ここを1日3回弾いてこよう、ここを5回弾いてこようという感じです。もちろん練習に比例して上達しますが、1日5分から始めて少しずつ伸ばしていくのでも大丈夫です」ピアノとは違って扱いが難しそうなバイオリンですが、親がサポートしなければならないことはありますか。「幼児が調弦するのは難しいので、親御さんにやってもらいます。手のひらサイズのチューナー(2000円くらい)を使って調弦します。ネジを締めたりするだけなので、難しくはありません」持つだけでもオシャレにかっこよく見えるバイオリン。ピアノに比べて場所を取らないというメリットはありますが、ほかにどんなことが得られますか。「弦の押さえ方によって音が変わるので、ピアノよりも細かい音がわかるようになります。ピアノは単体で演奏しますが、バイオリンは合奏することが多いので、一緒に曲を作れる楽しさが得られます。合奏は本当に楽しいですよ!それに、落ち込むことがあっても、バイオリンで感情表現することで発散できたり、バランスを取ることもできます。音楽は不思議なもので、途中で辞めたとしても体が覚えているんです。60歳から再び始めた人や、94歳になっても習いにくる人もいます。人生が豊かになりますね」この春、お子さんの習い事を考えるなら、音楽を選択肢の一つとして考えてみませんか。<取材協力>ピアノ・リトミック教室TEL090-4719-0666(※ピアノは現在空なし)波多野バイオリン教室<文・写真:フリーランス記者岩本亜実>
2018年03月11日子どもたちの習い事についての考え方は、各家庭によって異なります。するかしないか、いくらかけるか、何を選ぶか、いくつ通うのかなど、習い事には多くの選択肢がつきまといます。今回はママたちが子どもの習い事についてどのように考え行動しているのか、対象を幼児に絞って調べてみました。■幼児の習い事にかける費用は減少!?「ベネッセ教育総合研究所」が習い事などにかける費用を調べた2017年の調査結果で、幼児について1ヶ月あたりの平均費用が8年前に比べて約700円減っていることがわかりました。さらに、2016年に文部科学省が行った「子供の学習費調査」の「学校外活動費」では、幼稚園に通う幼児のこれらの経費が、2006年に比べて約900円減少していました。現在、保育園に通う子供が2006年に比べて約150万件増加しています。ですが、4~6歳の子どもについては、保育園児より幼稚園児の方が1ヶ月あたりの教育費が1000円ほど高いことがわかっています。こうしたことを踏まえると、さらに幼児の習い事にかける金額は減っていると考えることができそうです。■共働き家庭の増加も習い事費用減少の原因?なぜ幼児の習い事にかける金額が減っているのでしょうか。●共働き家庭の増加共働き家庭が増えたことで、平日に習い事の送迎ができない家庭が多くなっていることです。土日に習い事をしたり、習い事ができる園に通ったりするなどの工夫をしている人も多いですが、時間がない中で、できる習い事の数はどうしても少なくなりがちです。●幼稚園や保育園にかかる費用の増加園にかかる費用が年々増えていることです。ベネッセ教育総合研究所によると、園にかかる1ヶ月あたりの費用について、幼稚園児では2010年から2015年にかけて、約1500円高くなっていました。また、保育園児では約2500円増えたことがわかっています。園にかかる費用が習い事にかける費用を圧迫していると考えることができそうです。幼児の習い事にかける費用の減少は、時間とお金の制約があるといえそうです。■ママたちの習い事事情とは実際に幼児がいるママは、習い事についてどう考えて、行動しているでしょうか。話を聞いてみました。「上の子が土曜日にピアノを習っていますが、行事や予定が入ることが多く、平日に変更してもらうこともあります。その場合には、同居している義父母に送り迎えをお願いしていますが、義父母がいなかったら習い事に通わせるのは難しいのが状況です。得意なことが一つでもあると、自分の自信につながると思うので、習い事はできるだけ続けさせてあげたいと思っています」(公務員30代/4歳と2歳の女の子)「平日に幼稚園の中でできる体操教室と音楽教室を選びました。決め手は、送り迎えがないことで、本当に助かっています。仕事で平日はヘトヘトになって、習い事の送り迎えはとてもできません。今年から土曜日にも英会話を習い始めましたが、自分は子どもが習い事をしている間に買い物をすませて時間を有効活用しています」(飲食店パート40代/4歳の男の子)「習い事は、質や通いやすさよりも、その安さを重視してしまいます。夏に都市部に引っ越して、幼稚園に払う費用が2万円台から4万円代に増えました。本当はこだわりたいのですが、子どもが興味を持ったことは何でもさせてあげたいので、できるだけ安いものをたくさん選びたいと考えています。下の子もいるので、数年後の出費が不安ですが、パートなどしてできるだけ希望の習い事をさせてあげたいです」(専業主婦30代/5歳と2歳の男の子)どのママも、自分たちの置かれた状況の中で、できるだけ子どもたちにあった習い事をさせてあげたいと考えていました。必須ではない幼児の習い事。そこには時間やお金の制約がある中で、子どもたちの将来を見据えたママたちの思いが詰まっているのかもしれません。習い事の選び方に正解や不正解はありませんが、子どもたちの個性を一番わかっているママだからこそ、フォローできることがたくさんありそうです。幼児期の習い事は、その後の人生にどれだけ影響を与えるのか、はっきりとはわかりません。きっと重要なのは、何をするかではなく、なぜそれを選んだかなのではないでしょうか。幼児を持つママにとって、時間とお金の制約は厳しい現実ではありますが、制約があるからこそ、子どもたちにとってどんな習い事がいいのか、しっかり選択していきたいものですね。【参考文献】・ベネッセ教育総合研究所: 学校外教育活動に関する調査 2017 3歳から17歳までの子どもの子どもを持つ母親への保護者(母親)の教育に関する意識と子どもの学校外教育活動の実態・文部科学省: 「子供の学習費調査」 幼稚園と小学校、中学校、高校に通う子の保護者が対象。「学校外活動費」とは、学校以外で学習するために支出した経費と、けいこごとや学習活動、スポーツ、文化活動などに要した経費のこと。・ベネッセ教育総合研究所: 「第5回 幼児の生活アンケート レポート[2016年] 」
2018年02月04日日々の生活に潤いを与えると同時に、スキルアップさせてくれる「大人の習い事」。そこでの出会いがきっかけで、お付き合いしているカップルが意外に多いことをご存知ですか?教室には同じような趣味や目的を持った人たちが集まるので、共通の話題も多く、意気投合しやすいようです。そこで今回は、素敵な出会いがありそうな習い事に注目してみました。■出会いを期待できる習い事って?男性にも人気の習い事には、素敵な出会いのチャンスがいっぱい。◎コーヒー豆の種類や淹れ方など、奥が深いコーヒーは男女問わず人気の習い事のひとつ。お互いに好きな味やお店を紹介し合えば、一緒に飲みに行ったりと自然な形でデートにつなげられるでしょう。◎カメラカメラも大人に人気の習い事。作品を見せ合う、一緒に撮影に出かけるなど、コミュニケーションを取りやすいのも大きな魅力です。モデルになってほしいなんて言われたら、思わずドキっとしてしまいそうですね。◎ダイビング雄大な自然を体感できるダイビングは、趣味をかねて資格を取得できるスクールが人気です。海中で手を取り合ったり、風景に感動したりするうちに仲良くなっていくそう。非日常的な空間ゆえにお互いがより魅力的に見え、恋愛に発展する可能性が高いのかもしれません。◎語学スクール語学教室にも出会いはあります。レッスン中に趣味や仕事、好きな食べ物など自分自身のことを話す機会が多いので、相手の情報が自然とわかり、日本語での会話にも困りません。仲良くなってお付き合いが始まったら、語学力を活かすべく、旅行の計画を立てたりするのもいいですね。■習い事での出会いは、ここが素敵!習い事での出会いにはたくさんのメリットがあります。実際に、習い事を通してパートナーと出会った人々にコメントをもらいました。◎共通の趣味を楽しめる「自分の好きなことを好きな人と一緒にできるなんて最高ですよ」(36歳/針灸師/男性)同じ趣味趣向の人が集まっているので、お互いに楽しい時間を過ごすことができます。◎お互いに趣味の時間を大切にする「休日に自分の趣味を優先しても、すんなり受け入れてくれる彼女。お互いに自分一人の時間を大事にできることが長続きの秘訣かなって」(32歳/自動車整備/男性)趣味を大事にする、という価値観が一致しているので、休日も思う存分、趣味に費やすことができそうです。◎デートのきっかけを作りやすい「カメラ教室で課題が出たとき『一緒に植物園で撮らない?』とちゃっかりデートに誘うことに成功。彼との距離がグッと近づきました」(30歳/アパレル/女性)習ったことを実践するために2人で出かけるなど、デートに誘いやすいのも習い事ならではの魅力と言えるでしょう。習い事がきっかけで、みごと交際実際に習い事で出会い、お付き合いや結婚に至った男女の体験談も集めました。「音楽教室でボーカルレッスンを受けていました。発表会で楽器クラスとコラボしたときに知り合ったのがドラムをたたいていた主人。私たち夫婦と友達とでバンドを組み、今も共通の趣味を楽しんでいます」(32歳/リトミック講師/女性)「フラダンス教室でカネ(男性)ダンサーと出会いました。コンバイン(男女で踊る踊り)でペアになり、練習を重ねるうちに惹かれ合って交際スタート。大会前は練習に時間を取られてなかなか会えないこともあるけど、ひたむきに努力する彼を尊敬しています」(30歳/飲食店経営/女性)「妻と知り合ったきっかけはゴルフ教室のグループレッスンです。練習場でしか会えないのがもどかしく、思いきって『一緒にコースを周りませんか』と誘いました。結婚後も月1ペースでコースに出ています」(35歳/営業/男性)出会いのある習い事って、結構いろいろあるんですね。自分を輝かせてくれる趣味や特技を身につける中で、人生のパートナーとも巡り合えるなんて最高だと思いませんか?■偶然の出会いを得られる友人の紹介や合コンなどと違い、偶然の出会いを見つけられる習い事。価値観が似ているので、お付き合いに発展しても長続きするカップルがたくさんいるみたいです。今年はまだ始まったばかり。心機一転、習い事に通って自分磨きをするとともに、運命のお相手を探してみてはいかがでしょうか。ライタープロフィールsacchi異色の経歴をもち、現在は一児の母とピアノ講師、ハンドメイド作家をかけもちするライター。音楽、美しいものや可愛いもの、綺麗な景色などが特に好きで、何にでも好奇心旺盛なアラサー女子です。人やものとのさまざまな出会いの中で、さらに人間を磨いて日々精力的に活動中。
2018年02月03日今では種類も豊富になった大人の習い事。運動だけでなく、書道や茶道などの日本文化に親しめるものやアート系などひとりでも参加しやすいものも増えているようです。パパママ世代で、大人の習い事をしている人はどれくらいいるのでしょうか。Q.大人の習い事、してる?したい?1.している 14.0%2.していないが、したいと思う 58.6%3.していない 27.4%していないが、したいと思うが58.6%ともっとも多い結果になりました。仕事や育児・家事に振り回されるなかでも、自分だけの楽しみを見つけたいと思っているパパママ世代が多いのかもしれません。■私たちが大人になって始めた習い事はコレ大人になって始める習い事として人気なのは、自分だけの静かな時間を持てること。そば打ちや書道や絵手紙などひとりでできるものが始めやすいようです。「これまでには、そば打ち教室と男の料理教室に通いました」(茨城県 40代男性)「スクラップブッキングを月1で習っています」(神奈川県 40代女性)「最近、絵手紙を習い始めました。月1回なので無理なく続けられて、普段使わない集中力を研ぎ澄ます非日常が新鮮です」(神奈川県 40代女性)「子どものころイヤイヤやっていた書道。今、やりたいです。墨汁の匂いと、静寂な空気の中で、精神を落ち着けて集中したいです」(神奈川県 40代女性)■やりたいけどお金と時間の余裕がない!パパママ世代ならではの悩みがお金と時間の問題。ここさえクリアできれば、大人の習い事をしてみたいという人も。でも、実際は自分に使うよりも子どもに投資したいという意見が多くありました。「してみたいけど、本当に時間がない。仕事が忙しくて子どもと過ごす時間も少ないから、時間があれば家族で過ごす時間のほうが欲しい」(愛知県 30代女性)「時間とお金に有り余るくらい余裕があれば、資格のひとつも取りたいと思うけど、自分より未来ある子どもたちにお金をかけてあげたいかな」(神奈川県 30代女性)「息子が小学生になり、時間が少し出てきたころからやりたいと思っているけど、なかなか自分にはお金をかけられない。本当にやりたいと思っているんだけど…」(神奈川県 40代女性)■将来の夢や仕事に役立てた習い事もおすすめただの習い事から師範を目指すにまでなる人もいました。将来独立のための第一歩になったり、直接的ではなくても仕事にプラスになる習い事を始めるのもいいかもしれませんね。「数年前から茶道を習ってます。最初はなんとなく興味があって始めたのですが、今は楽しくて仕方ないです。調理師免許を持っているので、何かできないかな〜と考え中です」(北海道 40代女性)「日・月曜休みなので、日曜日は家族と過ごして、月曜日は習い事の時間にあてています。習っているのはバルーンアート。子ども向けの仕事なので、仕事でも役立ちます。バルーンで子どもに何か作ってあげられるし、大きなものも作れるようになったので楽しいです」(愛知県 40代女性)「書道。師範目指してます」(埼玉県 40代女性)Q.大人の習い事、してる?したい?アンケート回答数:6539件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年01月19日こんにちは。ママライターのamuです。早い子は赤ちゃんの頃からベビースイミングを始めるなど、習い事をさせるママは、昔よりずいぶん多くなったと思います。サッカーや野球は土日がつぶれがちで親の打ち上げが多いなど、それぞれ特徴もあり、習わせてみてはじめてわかることって意外とあるんですよね。そこで、習い事別あるあるをまとめてみることにしました。●スイミング「なかなか平泳ぎを教えてくれない」(30代、小4男の子のママ)平泳ぎの前にバタフライを教えるスクールが多いそうです。学校では平泳ぎができないと級があがらないため、パパが週末にプールに連れて行って教えたという人が多いとのこと。「他の習い事より、コーチが変わる頻度が高い」(30代、小4女の子のママ)ピアノなどはずっと同じ先生だし、好きな先生が変わってしまう とさみしいですね。「マラソンやトライアスロンの、子どもの大会で遭遇率が高い」(30代、小5男の子のママ)水泳をしている子は、トライアスロンにチャレンジすることが多いんですね。遠目の会場でも遭遇することがあるそうです。●英会話「発表会がないし、家では日本語なので、あまり身についているとは思えないけど、耳だけは鍛えられている気がする」(30代、小4女の子のママ)娘も英会話スクールに通っていますが、スペルは書けないけどCDでのヒアリング問題は解けているけど、耳にとってはいい のかなと感じます。「積極的になった」(30代、小5男の子のママ)とにかく話さないといけないし、グループレッスンで一人一人質問されるし、ゲームもするので、みんな自然と仲良くなります 。緊張せずに発言できるかどうかは、場数と慣れですよね。●体操教室「運動神経がいい子とよくない子の差が顕著に出る。うちは、この分野は伸びないなと思って、早々に辞めてしまった」(30代、小5男の子のママ)跳び箱など、できる子は初めからできる んですよね。「園でお迎え時間後体操が習えるので、託児所代わりに行かせているママも多く、小学生になるとほとんどが辞めてしまう」(30代、小5女の子のママ)同じ幼稚園の友達がやっているからという理由で習わせるママが多い習い事だそうです。●チアダンス「遠征が多い。女子大や体育館など、遠くまで行く」(30代、小5女の子のママ)また、トップに乗る子は目立つけど、いつも後ろで支えるだけの子はつまらなくなって辞めてしまう ことも多いそうです。体はすごく柔らかくなるし、筋肉もつき、笑顔も習慣になる のは、とてもいいことですよね。●バレエ「衣装代やトゥシューズ、発表会費用が高い」(30代、小5女の子のママ)これはよく聞きます。トゥシューズもすぐダメになってしまうから頻繁に買うとか。姿勢がよくなる、首が長くなる、スリムをキープできる など、女子にとっては恩恵が大きそう!憧れの習い事ですね。また、ママがもともとやっていたり、宝塚や劇団四季ファンだったりすることも多いそうですよ。●ダンス「有名なダンススクールは、発表会の規模が大きく出費も多く、会場が東京、千葉、埼玉、神奈川と遠い。リハーサルと本番二日間行くのが普通。チケットは必要なくても何枚か買わなくてはいけない」(30代、小5女の子のママ)スクールがある地域のイベントに出ることはほとんどないので、地域の祭りで踊ったり、地域で友達とワイワイ楽しく踊ることが目的なら、その場所にしかないようなスクールを選んだほうがいいと思います。娘もダンススクールに行っていますが、ヒップホップ以外にも、ジャズやロック、ハウスなどさまざまなジャンルがあって驚きました。テーマパークで踊るためのダンスを教えてくれる専門スクールまであるそうです。●習字「字が綺麗になるだけでなく、漢字を覚えたり、集中力がついたりした。月謝くらいしかかからないのがよかった」(30代、小5女の子のママ)一人じゃすぐ音をあげてしまう正座も、みんながやっていたら頑張れるもの。週に一回でも心を無にする時間を持てるのはいいですよね。●ピアノ「左右違う動きで指を動かすから、苦戦しながらもかなり脳トレになっている感じがする。指先も器用で強くなった。でも、握力は弱いままなのが不思議」(30代、小5女の子のママ)握力には関係無いんですね。また、ピアノを習っていればピアノの先生になれると思っていたママが多かったです。そのためには音大を出たり、ずっとピアノを続けないといけないんですよね。でも、音楽会の合唱でピアノ伴奏をしている子は憧れの対象だったし、幼稚園の先生などはピアノ技術が必須なので、将来の選択肢を広げられるのも素敵ですね。ピアノの発表会はお客さんは無料のことが多く、誘いやすいとの声もありました。●武道「剣道や空手、合気道教室など武道系の習い事は、特撮系が好きなヤンチャな子と、お父さんが硬派で厳しくしつけられた子と両方いて、女の子もたまにいる」(30代、小5男の子のママ)女の子の武道着も素敵ですね。体を鍛えるのはもちろん、礼儀作法を身につけたりできるのも魅力的 です。市民体育館や公民館、学校の体育館などで良心的な値段で教室が開かれていることも多く、親子で習える教室というのもみかけます。●サッカーチーム、野球チーム「チームによって雰囲気が全然違う。和気藹々ゆるめに活動しているところや、厳しい練習をしてレギュラー争いをしているところなど」(30代、小5男の子のママ)親のやる気度合いもチームにより、「親の出番は送迎のみ」というところもあれば当番や保護者会があるなど、近所だから入ったけどついていけなくて辞めてしまうという声もありました。サッカーを辞めてテニスに行くという子がとても多いそうです。サッカーや野球は、集団行動やチームプレイを身につけられるし、試合あとに親子みんなで泣いたり、青春を味わえてよかったというママもいましたよ。自分に合った楽しくて、上達できる習い事に出会えることって、とても幸せなことなんだなと思いました。●ライター/amu●モデル/椎葉咲子
2017年12月07日水泳やピアノなど人気の習い事だけでなく、最近では英語やプログラミング、料理などさまざまな習い事があるようです。そこで、お子さんたちにいくつ習い事をさせているかを聞いてみました。Q.お子さまにいくつ習い事をさせていますか?1.1つ 35.1%2.2つ 26.6%3.3つ 13.2%4.4つ以上 4.8%5.何も習わせていない 20.2%もっとも多いのは1つで35.1%という結果になりました。何も習わせていない人は20.2%ということですので、約80%の人が子どもに何かしらの習い事をさせていることがわかります。■本人が頑張っているから親としては続けさせたい!たくさん習い事をさせている親は、子どもの頑張る姿を見てついつい増えてしまったようです。好きで続けられるのであれば、交友関係も広がりますし、良い経験になりそうですね。「子どもそれぞれに合わせて1〜3つ習わせています。スイミングは喘息予防にやらせています。それぞれ送迎なども大変ですが、頑張っている子どもたちを見て、私が元気をもらっている感じ」(宮城県 30代女性)「小2と小3の男子です。習字、スイミング、ピアノ、ダンス。そろばんもやらせたいなぁ」(茨城県 30代女性)「メインは3つですが、不定期なものを含めると7つに今年は増え、イベントが重ならないかとヒヤヒヤ。他学年や他校にお友だちができたりすることで、担任の先生から挨拶がとても良いとお褒めの言葉もいただきました」(神奈川県 40代女性)「小学6年、5年、2年の3人の息子は、みんなスイミングとバスケットをやっています。長男1人が習い事をすると、弟たちもやりたがる。大変だけど、頑張っている姿を見ると親としても頑張らなければと思います」(神奈川県 40代男性)■習わせていない人は経済的な理由がほとんど習い事をしている子どもが当たり前になりつつある今、習い事をさせていない親は経済的な理由が多いようです。子どもに「習い事をしたい」と言われて辛い気持ちになる親も。「うちのマンションはいくつも習い事をしている子がたくさんいて、習い事をしていないうちの子は『えっ、何もしてないの?』と言われる始末。家計が厳しいから仕方ないけど、かわいそうかなと思っています」(神奈川県 30代女性)「生活するのが大変で何も習わせられません」(神奈川県 30代女性)「義父の介護施設代、義兄の借金返済中。習わせたいし、本人も習いたいって言ってるけど、我慢してます。あと1年で完済なのでそのときはやりたいことをやらせるつもりです」(愛媛県 40代女性)「格差社会ですよね。習わせてあげたいのに、それさえできないのが親として情けないです」(宮崎県 40代女性)■たくさんの習い事より1つに打ち込んだ方が効果的子どもが興味があるものをたくさん習わせるのもいいけど、夢中になれる1つに絞って集中的にやるほうが身につくという人もいました。どんな習い事でも、毎日練習をした方が上達も早いですし、絞れるなら1つにするのもありかも。「たくさんの習い事より夢中になれるもの1つでいいと考えています。お友だちとの遊びからも学んでほしいです」(青森県 40代女性)「息子は市の体育館で、合気道を10年習っていました。今は高校が忙しくお休みをしていますが、また大学になったら始めたいそうです。高校の推薦試験のプレゼンでも合気道をしました」(東京都 40代女性)Q.お子さまにいくつ習い事をさせていますか?アンケート回答数:8504件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年12月04日日々子育てに追われているママたち、自分のための時間はとれていますか?習い事でリフレッシュをしたり、自己投資をしているみなさんに、現在何を習っているのか、またいくらくらい使っているのか、習い事選びの失敗談など、ママの習い事について聞いてみました。子育てママの習い事、いくら使う?回答をしてくれた151人の内訳は、主婦48人、フルタイムワーカー57人、パート・アルバイト40人、その他6人でした。95%の家庭に子どもがいます。子どもの習い事や教育費にも結構なお金が必要ですが、ママ自身にはいくら使っているのでしょう?子どもの人数や働き方など家庭の状況で異なりますが、一番多かったのは5000円までで、113人。次いで10000円まで31人。中には20000円以上かけている人も。トップ3はヨガ、スポーツジム、料理教室人気の習い事トップ3は、“ヨガ”、“スポーツクラブ・ジム”、“料理教室”。スポーツクラブ・ジムでは、トレーニング以外にも、バランスボール、ストレッチダンス、エアロビなどもあり、健康とスタイル維持のために通う人も多いよう。ニューヨーク発祥の珍しいダンスエクササイズ“バレトン”をやっているママも。(※バレトンとは・・・バレエダンサーが開発した、バレエと全身の筋肉を整えるエクササイズで、有酸素運動になるのでダイエットに有効らしい)親子で料理教室に通うぢゅぢさん(42歳)は、「子どもと料理ができるので楽しいし、食育になる」。レッスン後に家でも楽しめる、パン作りやお菓子教室も不動の人気です。ピアノ、バイオリン、フルート、ウクレレ、和太鼓などの楽器や音楽は憧れの習い事。ピアノを30年続けてきたナポリタンさん(39歳)は、親子で連弾する夢に向かってピアノを習い続けているそう。書道やペン習字も、大人のたしなみとして魅力的な習い事。英会話などの語学や、パソコン、医療事務、簿記など仕事で役立つ資格系も人気でした。どのくらいの期間、習い事を続けていますか?習い事をやめた理由は?習い始めて半年以内が全体の45%、次いで1年が18%、2年以内が15%、4年以上続けている方が15%でした。習い事をやめた理由で一番多かったのは「時間の確保が難しくなった」43%、「出費が増えた」21%、「通うのが大変」18%。「仕事が忙しいのに気晴らしに習い事を始めたが、結局時間がなくて行かなくなった」(アイラさん40歳)。自分の習い事を続けるのが、いかに大変かわかります。習い事を長く続けてよかった点は?しかし、中には3~4年以上習い続けている人もいます。料理やお菓子教室に通うはるるんさん(29歳)、「料理のレパートリーが増え、パンやお菓子作りの技術が身についた。作ったものを持ち帰り、家族で食べるのも楽しみの一つ」。書道とフルートを続けるIsokichiさん(42歳)「才能はイマイチでも、1歩1歩が積み重なればそれなりになる」、勇気をもらえる言葉ですね。「フィギュアスケート:体力維持、上達したと感じられる達成感」(もりこさん42歳)、「ジム:健康・ダイエット・ストレス発散」(匿名さん39歳)「英語:ビジネス英語が分かるようになった」(匿名さん33歳)など、ある程度続けることで結果や成果が見えるようになると、自然とモチベーションも上がり、継続することができるようです。習い事選びの失敗談。今後は何を習いたい?習い事選びで失敗してしまった! という話も聞いてみました。「“見学だけでも”と誘われて参加したら、会員登録されてしまった」(ぴよさん36歳)、「友達と一緒に見に行って、断りきれず入会したことがある」(もみじさん47歳)。「友だちにはその習い事が合ったようだが、自分には不向きで、友だちにやめると伝えるのが大変だった」(たーくんママさん40歳)。やはり自分が気になるものを、自分の時間で習うのが一番です。そのほか、「安いと思って入会したら、入ってからの出費が高かった」、「体験とは違う先生だった」と、料金や教室の雰囲気、また通う生徒の年齢層が違って失敗!ということもあるようです。最後に今後やってみたい習い事は?やはりヨガやピラティスなど、体を整えるものが人気。中にはキックボクシングや空手、少林寺などの格闘技系も!ストレス発散になり、ダイエットにもよさそうです。ダイエットといえばあのライザップが気になっている人も。アートクラフト系は、ポーセラーツやブリザーブドフラワー、つまみ細工、陶芸。英会話や中国語などの語学、パソコン、簿記などもあげられました。「子どもの名前や連絡帳を書く機会が増え、もう少しきれいな字で書きたいので書道を習いたい」(きのぴよさん32歳)、「娘が習っているのでピアノを習って教えてあげたい」(かおりんさん43歳)など、母になってからでも挑戦したい!新たに学びたいという意欲がモリモリです!今からでも遅くない、自分磨きの時間、自分の楽しい時間を探してみませんか?<文:フリーランス記者林未香>
2017年11月13日女の子に人気の習い事のひとつがバレエ。ただ、「発表会にお金がかかりそう」「ママたちの関係が大変そう」というイメージもあるようです。先日、小学校3年生の娘の発表会が終わりましたので、母の会の活動やかかる費用など、バレエの発表会の舞台裏をご紹介いたします。衣装やヘアセット…。お母さん全員が発表会前にやらなければいけないこと今回は、発表会の2週間前に当日身につける衣装(レンタル品)を受け取りました。汚れたり切れたりしないようお母さんたちが着替えを手伝い、まずはサイズの確認。衣装をつけての動きに慣れるよう、普段の練習でも数回衣装でレッスンをします。サイズが小さすぎて着られない場合は交換になりますが、サイズが大きい場合はお母さんがお直しをします。娘は細身なので毎回“ムシ”と呼ばれるホックの受け部分を縫い付けて詰めます不器用な私が苦手なのがヘアセット。ワックスウォーター、水溶性のハードジェル、スタイリングスティック、ハードスプレー、ヘアネット、シニョンネットを駆使して乱れないようシニョンを作ります。娘は髪の量が多いのでつかみ切れず毎回大変。何度かやり直しをして、完成までに10分以上かかってしまうことも…。首を長く、頭を小さく見せるため、バレエのシニョンはなるべく潰します。後頭部に“お団子”ではなく“甘食”が張り付いているイメージが理想なのだそう発表会当日のベースメイクもお母さんの仕事。ドーランを、顔、首、肩、背中、腕〜手の甲に塗り、おしろいをはたきます。普段使っているファンデーションとは色味もテクスチャーもまったく違うドーランの扱いに、初参加のお母さんは苦戦!恐る恐る塗ってはムラになったところにドーランを足し、それがまたムラになってさらにドーランを足し…といつまでも仕上がらないので、ベテランのお母さんがお手伝いに入ります。その後で先生が舞台用のメイクアップをしてくれます。発表会を見に来てくれたおじいちゃん・おばあちゃん、お友達へのお礼やお返しも大切。私は、親戚には後日写真を、お友達にはハンカチや文具程度のミニギフトを渡しました。先生へのお礼の準備や撮影など。母の会の活動って何をするの?明確に「母の会」が組織されているバレエ教室もありますが、娘の教室は、発表会の前だけ長くいる保護者が中心となり連絡を取り合います。〈発表会前の母の会の活動〉・先生にお渡しするお礼の準備(商品券と花束。それぞれ5000円程度を家庭数でワリカン)・当日の持ち物や諸注意も経験者ママが早めに皆さんに連絡する・事前に場当たり稽古(=出演者の立ち位置や出ハケ、照明・音響など裏方の確認を行うもの。音には乗らずに場面ごとに確認をしていく)や、ゲネプロ(=リハーサル、通し稽古。衣装をつけ、本番と同じ条件で実施)がある場合は手伝いをする。具体的には、舞台袖で待機している子どものトイレや水分補給、出ハケのタイミングを教える、音出しなど〈発表会当日の母の会の活動〉・当日に場当たりやゲネプロがある場合は必要に応じてお手伝い・お教室単体の発表会の時は、先生や舞台監督、音響や照明さんなどスタッフのお弁当を買いに行く・代表者数名が撮影可となっている場合は撮影係を決めておき、撮影する・発表会後に先生にお礼を渡す・返却された衣装の汚れやほつれ、枚数などのチェック〈発表会後の母の会の活動〉・代表者が撮影をした場合、画像をクラウドにアップする、DVDにして配布するなどこうした活動を通して母同士も仲良くなりますし、子どもたちの成長を見守る仲間としての絆が強まります。発表会当日のタイムスケジュール発表会当日の流れは、その教室単体の発表会なのか、複数団体で構成される発表会なのかで異なります。今回の娘の発表会は市民会館で行われた複数団体参加のもの。待機時間が長くなりますし、ほかの団体と楽屋が一緒になるので、迷惑にならないよう気を遣いました。〈発表会当日のタイムスケジュール例〉・10時に楽屋集合・衣装に着替えて10時半からゲネプロ・参加全団体そろってのフィナーレの場当たり・12時近くに楽屋に戻り、練習用レオタードに着替えて昼食・12時半からメイク開始。終わり次第静かに待機・13時半頃、体にもドーランを塗り、おしろいをはたき、衣装をつける。以降飲食もトイレも厳禁・14時半から本番今回の発表会にかかった費用区民祭のプログラムへの参加だったので、参加費6000円(娘は1曲プラスフィナーレに出演)、衣装代送料込8940円。撮影も自由にできて写真やDVDの購入も無し。ほかは個人的に、新しいタイツ(800円)、バレエシューズ(1000円)、アンダーパンツ(820円)を購入しました。今回は格安!バレエを習うことを検討しているお母さんは、母親がどの程度お手伝いをするのか、発表会の頻度、発表会はどういう形態で行っているのか、費用はどのくらいか、確認できるとよいですね。独特のルールも多いバレエ。衣装のお直しやシニョンなど、面倒だなと思うこともありますが、場当たりやゲネプロなどは舞台ならではの貴重な経験!スポットライトを浴びて堂々と踊る娘たち、笑顔でステージから降りてくる姿、花束やプレゼントを抱えて嬉しそうな表情を見ていると習わせていてよかった、と思います。<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>
2017年10月23日「子どもの可能性を広げてあげたい」「園や学校以外の居場所を作ってあげたい」など、習い事を始めるきっかけはさまざま。でも、限られた時間とお金を使ってどんな習い事をしたらいいのか、子どもが「やめたい」と言ったらどう対応したらいいのかなど、悩みはつきません。そこで、幼児〜小学校高学年の子どもを持つ5人のママが集まって座談会を開催! 習い事をさせて良かったことや後悔していることなど、ホンネをざっくばらんに話してもらいました。座談会出席者Aさん:12歳と8歳、2人姉妹の母。「人生の幅が広がる」「仲間ができる」などの理由で、習い事には積極的。ダンス、水泳、テニス、ピアノ、バスケットボールなど、姉妹を同じ習い事に通わせている。Bさん:10歳のひとり娘を持つ。3歳から習っているバレエにはまり、バレリーナを目指して親子でハードな日々。一方で3歳から始めた絵画工作、4歳から始めたピアノも継続中。Cさん:8歳長女、4歳長男の母。長女は4歳から英語、5歳から水泳、7歳からそろばんを習っている。長男にはこれからスポーツ系の習い事をさせる予定。Dさん:10歳長女、7歳長男、3歳次女と3人の子どもがいるが、習い事に通っているのは長女のみ(6歳から絵画工作、7歳から学研)。長男は「友達と公園で遊ぶことが一番楽しい」という気持ちを尊重して、今も習い事なし。Eさん:8歳長女、 4歳長男の母。長女は3〜4歳に水泳、5〜6歳にダンス・演劇・歌、6〜7歳に水泳と1年単位で習い事を転々としている。現在は7歳から始めたアトリエ教室とテニススクールを継続中。■今も昔も変わらず、習い事の鉄板は水泳とピアノ!——私の周囲でも水泳とピアノを習っているお子さんが多いんですが、やはり人気なんですね。Aさん:うちの姉妹も両方やっていますよ。水泳は水遊びを楽しむためにも、生き抜く力をつけるためにも必要だと思い、私が強く勧めました。ピアノも自分がやっていて、「音楽は人生を豊かにする」と実感しているので、娘たちにも習わせています。Bさん:私もピアノが大好きなので、「一緒に弾けたらいいな」と娘にも習わせています。水泳はまったく興味がなかったんですが、ママ友に誘われて何となく始めたら、意外に良かった! 体が丈夫になり、病気をほとんどしなくなりました。Cさん:水泳はうちも5歳からやっていますが、きっかけは小学校の水泳授業を見学したことです。教えるスピードが遅く、「これではとても泳げるようにならない」と思ったんです。もともと海やプールが好きだった、というのもありますね。——お話を聞いていると、うちの5歳息子がまだ泳げないことが不安になってきました。体験レッスンに連れて行こうとしても「絶対いや!」と拒否されてしまう。もっと小さい頃から習わせておけばよかったと、後悔しています。Dさん:でも、習っていない子もたくさんいるのでそんなに心配はいらないですよ。うちの長男も泳ぐのが好きだからと体験レッスンに連れて行ったんですが、「教えられたり競争したりするのは嫌い!」と入会すらしませんでした。小学校に入ってから「泳げないとマズイ」と気がついて、自分から習いたいと言う子もいるみたいですし、焦らなくていいと思います。Bさん:そうそう、無理させる必要はまったくないですよね。うちも私の趣味で和太鼓の体験レッスンに連れて行ったんですが、まるで興味なし(笑)。一方で、3歳から親子で通っていたバレエには私よりも娘のほうがハマってしまい、もう大変です。週4回レッスンに通っていて、完全にバレエ中心の生活です。バレエは衣装代やワークショップなど本当にお金がかかるので、家族での旅行や遊びは諦めないといけない。娘や夫と何度も話し合いをしましたが、娘の意思が固いので、今はバレエにすべてを注ぎ込んでいます。——Bさんの娘さんはプロを目指しているんですよね。もしプロになれなかったら、これまでのお金と時間がもったいない、という気持ちはないのでしょうか?Bさん:上には上がいますから、正直プロになるのは難しいと分かっています。でも、目標に向かって必死で頑張ったことは娘の心に一生残りますよね。私自身、子どもの頃にピアノや乗馬が大好きだったんですが、その時のことを思い出すだけで幸せな気分になります。娘にもそんな思い出ができるのであれば、後悔はありません。Cさん:それだけ夢中になれるのは、すごいことですよね。うちはまだそこまでのものは見つかっていないんですが、学校以外に仲のいい友達ができるだけでも、意味があると思います。成功したり失敗したりするなかで、達成感や挫折を味わえるのも、学校では味わえない経験です。Aさん:ピアノの発表会で演奏すると度胸がつきますし、学校で伴奏を任せられると自信もつく。自分の世界が広がるし、好きな事や趣味が見つかるきっかけになると思いますね。Dさん:うちの娘は絵画工作を習っているんですが、区のコンクールで毎年入選していることが自信になっているようです。勉強が苦手な分、ほかのことで評価されるのは、親としてもありがたい。好きなことを思う存分やることができ、息抜きやストレス発散になっていると感じています。 ■学習系習い事の登竜門! くもんやそろばんで、算数の基礎が身につく?——勉強系の習い事はいかがでしょうか? 私の周囲では英語やくもん、そろばんをやっているお子さんが多い印象です。Cさん:将来、海外に出て困らない程度の英語力は身につけて欲しくて、4歳から英語を習わせています。公立小学校の低学年には、英語の時間がないところもあるので、習い事で補うしかないんですよね。そろばん教室は、数字に強くなって欲しいのはもちろん、集中力や記憶力も伸ばしたいと思い小1から習わせています。本人もすごく楽しそうですし、学校でも習っている子が多いですね。Dさん:うちは小2くらいから学校の勉強についていけない部分がでてきて、私が教えてもケンカになることが多かったんです。本人も気にしていて「勉強が苦手だから通いたい」と言ってきたので、学研教室に通い始めました。家では勉強をする環境や時間を作るのが難しいので、習わせて良かったと思っています。Bさん:うちはバレエに夢中で勉強系の習い事をさせてこなかったことを、少し後悔しています。今、中学受験を考えているんですが、算数の基礎がほとんど身についていないんですよ。うちの夫はくもんが大好きで、「計算力が付くだけではなく、短時間に物事を解決する訓練にもなるから、勉強全体に役立つ」と娘にもやらせたがっていました。あの時、意見を聞いておけば良かったかな、と今さらながら思います。Aさん:でも、うちも勉強系は何も習わせていませんが、大丈夫ですよ。確かに公立小学校の授業だけでは不安がありますが、親がフォローしてあげれば問題ない。親が忙しくて時間がない場合は、やはり習い事が必要になると思います。■続けさせる? やめさせる? 子どもの「やめたい!」の対処法——実はうちの息子が最近、ピアノの練習をまったくやらなくて時々「やりたくない」と言っているんです。自分から「やりたい」と言って始めたことなのに、やめさせることには抵抗があって…。何でも簡単にあきらめるクセがついてしまいそうで心配です。Eさん:うちは、娘が4歳で始めた体操を1年でやめさせましたよ。友達にちょっかいを出して楽しそうにはしているんですが、全然真面目に練習しないので、見ている私がイライラしてしまったんです。「身体の基礎をきたえるのに良いかな」と思って始めたんですが、娘には合わなかったようです。Cさん:娘が5歳のときに、本人の希望でバレエ教室に通い始めたんですが、たった数カ月で飽きてしまったんです。さすがにこの時は「自分でやりたいと言ったんだから、最低でも1年は頑張りなさい」と説得しました。数カ月では基礎練習ばかりでバレエの楽しさもわからないだろうし、1年経って発表会なども経験したら気持ちが変わるかな、という期待もありました。結局1年経っても意思は変わらずやめてしまいましたが、以降は安易に「やりたい」とは言わなくなった気がします。Aさん:小さな子どもの「やりたい!」は鵜呑みにできないですよね。衣装がかわいいとか、友達がやっているとか、適当な理由が多いですから、あまり真に受けないほうがいいかもしれない。うちは自分からは「やめたい」とは言わないんですが、ピアノに対して明らかにやる気がなくて、全然練習してくれません。Dさん:結局、イヤイヤやったことは身につかないんですよ。私も子どもの頃にピアノを習っていたんですが、やめたくて仕方がなかったのに親に言えなくて、ダラダラと続けてしまった。お金と時間の無駄だったと、今でも思っています。だから、親が習い事を始めるきっかけを作ったとしても、継続するかどうかは本人の意思に任せたほうがいいと思います。Bさん:私も、子どもが楽しくないものはすぐにやめていいと思います。楽しくないことに、お金や時間をつぎ込むのはもったいない。たかが習い事なんだから、そんなに真剣に捉える必要はないですよ。——「たがが習い事」というのは目からウロコです。親の気持ちよりも、子どもの意思を尊重してあげるのが大切ですね。いろいろな習い事を経験させてきた小学生ママのみなさんから、ほかにもアドバイスはありますか?Cさん:周囲で評判がいい先生や教室が、自分の子どもにとってもベストとは限りません。合う、合わないがあるので、必ず体験レッスンや見学に連れて行ったほうがいいと思います。とくにピアノなど芸術系の習い事は、いい先生との出会いが大切だと思います。Bさん:親と子は違う人間なので、興味や関心も異なります。子どもが小さい時には親が選んでもいいと思いますが、本人が好きなものじゃないと上手にならない。子どもの意思で楽しむのが基本だと思います。Aさん:とはいえ、親が関心を持たないと結局長続きはしないですよね。とくに子どもが小さいうちは親のサポートが必要ですから、ある程度は親の趣味で選んでいい気もします。Dさん:自分の好きなことを自分で判断できるのは、小学生以降ですよね。本人が「やりたい!」と言う気持ちを持つまで、じっくり構えていいと思います。子どもには、遊ぶ時間や自由な時間のほうがずっと大事。親が管理してしまうと、何をして遊ぶか、どうやって過ごすかなど、自分で考えられなくなると思うので、あまり予定を詰め込まないほうがいいと思います。——周囲に振り回されず、焦らず、子どもが楽しめる習い事をやるのが一番ですね。本日は勉強になりました!取材・文/まちとこ出版社
2017年10月22日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。子どもが「習い事をやめたい」と言い出して、親が困る・怒るということって結構あると思います。子ども自身が習い事に興味を失ってしまう前に、心に働きかける声かけをすることで、 気持ちが習い事に向くことがあります。特に有効的だと考えている声かけのコツを紹介します。目次動機づけ要因を満たしてやる気アップ上達だけにこだわらない子どもの声を聞くおわりに●動機づけ要因を満たしてやる気アップモチベーションには、2種類あります。・衛生要因……人間関係や習い事の環境、通いの不便さなど、不満のタネとなる・動機づけ要因……おもしろさ・やりがい・評価・成果など、やる気のタネとなるこの2つのうち、『動機づけ要因』の方を満たしてあげることができると、やる気がアップして「習い事をやめたい」ということにはなりません。この部分を満たすために、ちょっとした成果でもほめてあげる ことが大変有効です。ポイントは、“具体的にほめる”です。それがうれしさのツボを突いて「もっと頑張ってみよう!」という気持ちになりやすくなります。●上達だけにこだわらない親は、月謝を払っているため、どうしても上達することに目がいってしまいます。これは仕方のないことです。しかし、子どもにしてみれば、習い事の上達ばかりに目を向けられてしまうと「うまくできればほめられるけど、できないとなじられる」という状態になってしまいます。これでは、やる気や習い事の楽しさを阻害 してしまい、本末転倒です。親が、“上達”という部分にではなく、練習などのプロセスにも目を向けましょう。頑張りをほめてあげたり、励ましてあげたりすることが大切なポイントとなってきます。●子どもの声を聞く子どもが「やりたくない」と言ってきたとき、「は?なんで?」と少し怒り口調で聞いてしまいがちになってはいないでしょうか。なぜかというと、親の心の中にこんな気持ちが少なからずあるからです。・「高い月謝を払っているのに」・「やらせてあげているのに」・「自分ができなかったから、できるようになってもらいたいのに」これらの気持ちに共通するのは、親が主体となっていることです。習い事をするのは子どもであって、親ではありません。ですから、まずは子どもを主体とするために、「どうしたの?」と理由を聞いてあげましょう。解決できることなら親が手を貸すことができますし、相談することでやめないで頑張れる方向に向かわせることだってできます。だから、まずは怒らずに話を聞く ことを大切にしてあげてください。●おわりに習い事をやめたいと言ってきたときに、親ができることを書かせていただきました。モチベーションをアップさせることも大切ですが、不満に思っていることがありましたら、少しでも解消してあげるといいですね。また、親はどうしても習い事に力が入ってしまい、記録を出すことや発表会などを重視してしまいがち です。子どもも最初のうちは楽しいと感じますが、次第に子ども主体から親主体に変わってきたことを察知して、習い事がイヤになったり、苦手意識を持ったりすることもあります。子ども主体で子どもが好きなことや楽しいと思えることを頑張らせるようにすることを中心にするようにしてみてください。たとえやめることになったとしても、少しの期間でも習ったことは経験という財産になります。そこを大切に思ってあげると親の考え方も見え方も変わってきますよ。【参考文献】・『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方〈3〉小学生編』明橋大二・著●モデル/KUMI●ライター/桜井涼
2017年09月27日