数々の傑作ドキュメンタリーを世に送り出してきたBBCワールドが創立50周年を迎えたNASAに保管された壮絶な記録、そして宇宙の美しさを映画にまとめた『宇宙(そら)へ。』が8月21日(金)より公開される。このたび、「IHI“ワンコイン”キャンペーン」と称して、公開初日の21日(金)と翌22日(土)の両日、全国の劇場で、誰でもワンコイン=一律500円で本作を鑑賞できるという、画期的なキャンペーンが開始されることが決まった。協賛のIHI(旧石川島播磨重工業)は宇宙事業で知られ、「H-II A」ロケットのエンジンターボポンプや固体ロケットブースターなど主要部分を担当しているほか、人工衛星用エンジンの国内外メーカーへの供給、さらに最近では、7月18日にスペースシャトルで打ち上げられた、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の船外実験設備の製作を担うなど、幅広い事業展開を行っている。今回の協賛について「たくさんの方々に気軽に映画に触れていただき、宇宙について興味を持っていただくことにより、将来の航空宇宙開発の発展に向けて一助になることを期待しています」とコメントしている。こちらのキャンペーンに加え、IHIでは、8月中旬より『宇宙へ。』とタイアップした企業広告展開も実施し、TVのCMではゴスペラーズが歌う本作の日本語版主題歌「宇宙(そら)へ 〜Reach for the sky〜」が使用されるとのこと。500円で映画が観られるとは何ともありがたい話。つい先日、46年ぶりの皆既日食に日本中が沸くなど、宇宙への関心が高まりを見せる中、本作も注目を集めそうだ。『宇宙(そら)へ。』は8月21日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて公開。特別協賛企画「IHI“ワンコイン”キャンペーン」詳細開催日:8月21日(金)、8月22日(土)場所:映画『宇宙(そら)へ。』を公開する全ての映画館※前売り券、インターネット販売などで、既に別料金で鑑賞券をご購入の場合でも、払い戻しなどは行いませんのでご注意ください。
2009年07月24日監督の田口トモロヲも相当驚いたらしい。何に?「CanCan」、「AneCan」の専属モデルを歴任し、同性から絶大な人気を誇る臼田あさ美が、監督のデビュー作『アイデン&ティティ』の大ファンであること、さらに同じくみうらじゅんの自伝小説の映画化『色即ぜねれいしょん』の奔放で大胆な女神“オリーブ”役を切望していることに――。既にオーディション応募期間が終了していたにもかかわらず、監督に直筆の手紙を送り、思いを訴えたという臼田さん。そんな彼女を抜擢した田口監督。その賭けは見事に成功した。今後、女優として注目を集めること、そしてこの映画が彼女の代表作となることは間違いない。そう断言したくなるほど、スクリーンの中でまばゆい輝きを放つ彼女だが、その素顔は…。「中学生の頃から、男子寄りの感情の方が多かったんです…」「ちょっと情けない、悶々とした“男子”の青春物語が好きなんです」。愛くるしい笑顔を浮かべて発せられる意外な告白。その容貌からは想像できないような大胆さで主人公の純(渡辺大知)をドギマギさせるオリーブと重なるかも…。それにしても、情けない男子への共感はなぜ?「なぜでしょう(笑)?不思議です、自分でも。普通はああいう青春の感覚って男子特有のものですよね。でも実際、私は中学生の頃から一人で部屋にこもって音楽聴いて、悶々として『うわぁー!!』って一人で叫んだり(笑)、男の子寄りの感情の方が多かったんです。監督にも『え、何で?全然分かんない』と何度も言われました。オーディションで好きな音楽の話になって『エレファントカシマシや銀杏BOYZが好きです』って言ったら『何でそっちなの?なんでみうらじゅんなの?』って。何なんだこの子は?と思われてたみたいです」。では、純が通う男子校の雰囲気、“男子”たちのバカっぷりにも共感できる?「男子校までいくと想像が及びませんが、“男くさい”空気には妙に惹かれますね。ああいう男の子たちを見ると、愛おしく思えるんですよ。自分が高校生の頃?私自身は女子高だったので、校内でかっこいい男の子とすれ違うとか、そういうことはなかったんです。だから男子に対して免疫がなくて…。自転車で通学の途中に会う男子高生はすごく意識してました(笑)。夏の暑い日はYシャツの袖をめくって、靴下も履かずに通学してたんですが、『あ、ヤバイ。こんな日に限って!』ってドギマギしたり。まさに、映画の純くんの女子高バージョンっていう感じでした」。「ギリギリまで悩んで、現場に救われた」オリーブという役は、天真爛漫で大胆な部分と繊細な感情が絡み合った複雑なキャラクター。誰よりも切望したこの役だったが、実際に演じる上で相当の苦労があったと明かす。「原作はかなり読み込んでいたので、撮影が始まるまでは『オリーブのことは誰よりも自分が分かってる』くらいの自信がありました。でもいざ始まると、感情の部分は追いついていても、それを芝居として表現するのは全く違うことで…。でも、監督は『思うようにやればいいから。納得いかなければ言ってね』とおっしゃってくださって。渡辺くんに引っ張ってもらった部分も大きかったです。純くんの部屋でのシーンでも、渡辺くんの芝居を見たら自然に出てくるものがありました。ギリギリまで悩んで悩んで、不安でたまらなかったんですが、現場に救われた感じです」。印象的なシーンとしてユースホステルの場面を挙げ、現場の雰囲気についてこんなエピソードを語ってくれた。「撮影で使ったホステルは物語の舞台の70年代の頃と全然変わってなくて、小説で読んでいた、みうらさんが訪れたユースホステルに来た感覚でした。着いた瞬間に映画の中の世界に入り込んだみたいで。映画のシーンと同じように、日が暮れたらベランダに出て、渡辺くんと一緒にギター弾いたり、峯田(和伸)さんがやって来て横から歌ってくれたり。撮影とそれ以外の時間の境目がなかったです」。「田口監督も渡辺くんも草食系。でも、熱い思いが伝わってきました」先ほどから“悩める男子”への共感を熱く語ってくれている臼田さんだが、そんな彼女だからこそ(?)、映画に登場する“文化系男子”、そして30余年を経た現代に文化系とはまた違ったカテゴリーとして増殖している“草食系”と呼ばれる男子について触れながら、映画の見どころを語ってくれた。「みうらさんの時代の文化系にしろ、いまの言葉で言うところの草食系にしろ、まず勘違いしないでほしいのは、必ずしも彼らが消極的ではないんだぞ、ということ。心の底には熱く、強い思いを秘めてるってことをわかってほしい。私は断然、文化系派です!『好き』とか『俺について来い!』という気持ちを前面に出して伝えられる体育会系、肉食系の男の子たちもかっこいいですけど、この作品を通じて、純くんのような男の子が胸に秘めている思いの強さを改めて知ることができたんです。実際、現場でも渡辺くんも田口監督も文化系でしたし(笑)。でも、熱い思いがすごく伝わってきました。それをこの映画を観る女の子たちに分かってもらいたいです。文化系、草食系バッチリOKです(笑)!」最後に今後、目指す女優像について尋ねると、ゆっくり言葉を選びつつこう語った。「この作品では、大好きな原作に大好きな監督、大好きなキャストと全てにおいて恵まれていました。こういう作品に出会えることは、女優人生の中で一度あるかないかくらいのことだと思う。だからこそ、いまは『こういう役がやりたい』という思いは少なくて…。むしろ、この作品で自分のやれることの少なさを実感したので、いままで25年しか生きてませんが、自分の中にある感情を全て出し切って、その上で『この感情を臼田あさ美に演じてほしい』と言っていただけるようになりたいです」。■関連作品:色即ぜねれいしょん 2009年8月15日よりシネセゾン渋谷、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009 色即ぜねれいしょんズ■関連記事:くるり・岸田&銀杏BOYZ・峯田コラボ『色即ぜねれいしょん』主題歌PV到着!70年代色全開!『色即ぜねれいしょん』試写会に5組10名様をご招待リリー・フランキー暴露&田口トモロヲ悪ノリ!みうらじゅんも加わり話題はエロ一色
2009年07月22日これまで公開されることなく、NASA(アメリカ航空宇宙局)で保管されてきた、50年間の宇宙事業の記録――ロケットの打ち上げ失敗、船内火事、飛行士の死や予期せぬ事故に茫然自失の地上職員たちの姿など、圧倒的な宇宙の美しさの裏に隠された様々な映像によるドキュメンタリー『宇宙(そら)へ。』。8月21日(金)に公開を迎える本作の日本語吹き替えナレーションを、NHKの「沸騰都市」などのナレーターとしても活躍する宮迫博之(雨上がり決死隊)が担当することが決定した。6月15日(月)に報道陣にアフレコの様子が公開され、終了後に宮迫さんはマスコミの取材に応じた。多くの報道陣が詰めかけたことに「こんなに大人がいっぱい来て、戸惑っています」となぜか不安そうな表情で語る宮迫さん。この日のアフレコでも、やや低めの渋い声を披露したが、声優の仕事が舞い込んできたことについては「いまだにドッキリなんじゃないかって疑っています」とのこと。そして話題はなぜか家庭のことに。宮迫さんのこの声に奥様は惚れられたのでは?という質問に「そうですね、(奥さんは)最近では『ただ結婚がしたかっただけ』って言ってます。僕は家では罵声を浴びせられるだけで、声を発していないので」とやや寂しげ。さらに、今回のナレーションの仕事についてご家族は何と言ってましたか?という追い討ちをかけるような質問にも「嫁は、僕の仕事に興味ないですからね。『何でや?』って聞いたら『役に立たないから』って言ってました」とあきらめたかのような表情で語った。家でもナレーションの練習をしたというが「息子には『そんなことよりボール蹴りに行こうや』と言われました」と家庭の内情を赤裸々に明かした。その後、なぜか話題はさらに映画から離れて、相方の蛍原さんの現状に。「彼の方は、北海道本を出したみたいです。基本的に興味ないですが」、「(蛍原さんは)最近、雨上がり決死隊の“安い方”って呼ばれてるらしいです」、「まあ、彼は雨上がり決死隊のバイトの子なんで。もうちょっとがんばったら正社員にしてやろうと思います」と散々な悪口のオンパレードで、報道陣の笑いを取った。そしてやっと映画について聞いてみると「(映画の中身は)すごいですよ!いろんな人の支えとがんばりがあって、人類と宇宙が繋がっているんだなということが分かります。素晴らしい作品になっています」と力強く作品をアピールした。映画で明かされる、宇宙を舞台にした様々な数奇な事件はもちろん、宮迫さんの渋いナレーションにも注目の『宇宙へ。』は8月21日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて公開。■関連作品:宇宙(そら)へ。 2009年8月21日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて公開© Dangerous Films (Rocketman) Ltd 2009A Dangerous Films production in association with BBC Worldwide for Sony Pictures
2009年06月16日