映画『ディア・ファミリー』(6月14日公開)の家族決起会見が24日に都内で行われ、大泉洋、菅野美穂、福本莉子、川栄李奈、新井美羽、月川翔監督が登場した。同作は実話をもとにした実写映画。小さな町工場を経営する宣政(大泉洋)は、生まれつき心臓病疾患を持つ幼い娘・佳美が「余命10年」という宣告を受け、人工心臓を作ろうと立ち上がる。その後、世界で17万人もの命を救うことになるIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを誕生させた秘話を月川翔監督が映画化する。○■映画『ディア・ファミリー』で夫婦役の大泉洋&菅野美穂が互いの印象を語る夫婦役となりがっつり共演するのは初だという大泉について、菅野は「いろんな顔をお持ちで、番組も持ってらっしゃいますし、舞台もされますし、歌い手としても紅白に出場されたり。それぞれの道で『そこまで行けたら』というのを、全部『そこまで行ってる』人じゃないですか。親しみのある明るい印象だけど神経質な面があるんじゃないかなと思ってたんです。でもお会いしてみたら割と思った通りで」と明かし、大泉も「見たまんまなんです」と頷く。さらに菅野は「抜けの感じ、あの飄々とした佇まいって、演じられない。大泉さんにしか出せないニュアンスだし、宣政さんを演じられたから親しみがわくというか、お客さんによりご自分に近いお話として届けられるのが持ち味なのかなと思ったりしました」と称えた。逆に大泉は菅野に対し「明るい方だろうなとは思っていたんですけど、私の予想を突き抜けて明るかったですね。菅野さんが現場に入られると控室の笑い声でわかる。『やってきたな』とわかったのは、柳沢慎吾さん以来ですかね」と説明し、キャストも爆笑。大泉は「『来た来た、来たぞ!』というのがわかる。柳沢さんもわかるんですよね。ずっと喋りながらやってくるから。『近づいたぞ!』と。山賊たちの晩餐みたいな笑い声が聞こえてくるんです。『親方、うまくいきましたね今日も! ヒャッハッハ!』みたいな」と表し、川栄も「朝、メイク室ですぐわかる」と同意。大泉は「パワースポットみたいな人でした」とまとめていた。
2024年04月24日オリジナル&輸入Tシャツを販売するオルタナティヴクロージングを運営する有限会社ソニックグルーヴ(所在地:東京都中野区、代表:濱野 重成)は、漫画家の喜国雅彦氏( / )とのコラボレーションで同社Tシャツブランド「オルタナティヴクロージング」のギターガールシリーズの新作Tシャツを12月16日に発売した。( )今回は、惜しくも2024年解体となる中野のランドマーク「中野サンプラザ」と所縁の深いアーティスト「マイケル・シェンカー」コスプレのギターガールとオルタナティヴクロージングのマスコットキャラ「うさメタル」と「スカルにゃんこ」をモチーフに喜国雅彦氏による描きおろしデザインでリリース!フロント■開発背景予てからギャグ漫画家の喜国雅彦氏の作品でヘヴィメタル雑誌「BURRN!」連載の「ROCKOMANGA!」や週刊ヤングサンデー連載の「三丁目防衛軍」のファンであったオルタナティヴクロージング代表でデザイナーの濱野が共通の知人を介して喜国雅彦氏と直接知り合い、今回のオルタナティヴクロージングとのコラボレーションが実現した。■商品の特徴オルタナティヴクロージングのある中野のランドマークで2024年解体が決定した「中野サンプラザ」と所縁の深いアーティスト「マイケル・シェンカー」コスプレのギターガールとオルタナティヴクロージングのマスコット「うさメタル」と「スカルにゃんこ」をモチーフに喜国雅彦氏が描きおろしたオリジナルデザイン。■商品概要商品名 :喜国雅彦コラボ「ギターガール」Tシャツ価格 :¥3,900(税込)サイズ :XS/S/M/L/XL/XXLカラー :ブラック素材 :綿100%(6.2オンスヘヴィーウェイト)■会社概要商号 :オルタナティヴクロージング会社名 :有限会社ソニックグルーヴ代表者 :代表取締役 濱野 重成所在地 :〒164-0001 東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F設立 :1999年7月事業内容:アパレル雑貨輸入販売資本金 :500万円URL :オルタナティヴクロージング( ):有限会社ソニックグルーヴ( ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月19日菅野美穂が主演を務める「ゆりあ先生の赤い糸」の最終話が、12月14日(木)の21時からテレビ朝日系列で放送される。「ゆりあ先生の赤い糸」は、主人公と夫を取り巻く人々の奇妙な共同生活をテーマにしたドラマ。病気が発覚したゆりあを菅野美穂、ゆりあの夫で昏睡状態から順調に回復中の伊沢吾良を田中哲司、吾良の彼女・みちるを松岡茉優、みちるの子ども・まにを白山乃愛、みのんを田村海夏、吾良の彼氏・箭内稟久を鈴鹿央士、ゆりあの禁断の恋の相手・伴優弥を木戸大聖が演じている。原作は、2023年「手塚治虫文化賞」大賞を受賞した入江喜和の同名漫画。主題歌は矢井田瞳の「アイノロイ」で、ドラマに寄り添った歌詞とメロディが最終回も盛り上げる。最終話あらすじ昏睡状態から目覚めた夫・伊沢吾良(田中哲司)は、みるみる快方に向かっていく。しかし、今度はゆりあ(菅野美穂)が乳がんを患っていることが発覚。彼女は病気のことを隠し、プロポーズしてくれた“禁断の恋”の相手・伴優弥(木戸大聖)に別れを切り出す。愛する優弥の幸せのために苦渋の決断を下したゆりあは、悲しみに必死に抗いながらも彼の連絡先を削除。一時は心の底から“運命”だと感じた恋に、きっぱりと区切りをつけようとする。また、優弥も納得できない気持ちを抱えながら、ゆりあの幸せを一番に願い、彼女のもとから去っていった。一方、同居生活を送ってきた吾良と姑の伊沢節子(三田佳子)、吾良の彼女・小山田みちる(松岡茉優)とその娘たちは、病気になったゆりあを全面サポートし、これまでの恩返しをしようと結束する。また、辛口ながらもゆりあのことを大切に思う実姉・泉川蘭(吉瀬美智子)や、トラブルメーカーの吾良の妹・伊沢志生里(宮澤エマ)もそれぞれのやり方で、ゆりあに手を差し伸べようとする。しかし、そんな矢先。みちるの次女・小山田みのん(田村海夏)を自分の子だと吾良が認めたことにショックを受け、家を出ていた吾良の彼氏・箭内稟久(鈴鹿央士)が寝静まった伊沢家に忍び込む。吾良の告白が“愛する稟久を自由にするための嘘”だったとは知らず、愛憎の狭間で感情をこじらせる稟久。なんと彼は吾良とゆりあに対し、常軌を逸した行動に出て――。「ゆりあ先生の赤い糸」は毎週木曜日21時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年12月14日菅野美穂が主演を務める「ゆりあ先生の赤い糸」の第3話が、11月2日(木)の21時からテレビ朝日系列で放送される。「ゆりあ先生の赤い糸」は、主人公と夫を取り巻く人々の奇妙な共同生活をテーマにしたドラマ。家で夫の介護をすることになったゆりあを菅野美穂、ゆりあの夫で売れない小説家の伊沢吾良を田中哲司、吾良の彼氏・箭内稟久を鈴鹿央士、吾良の彼女・みちるを松岡茉優、みちるの夫・小山田源を前原滉、便利屋の伴優弥を木戸大聖が演じている。原作は入江喜和の同名漫画で、「HERO」の金井紘、「イチケイのカラス」の星野和成、「となりのチカラ」の竹園元が演出を担当。原作の世界観をどのように映像化していくのか、期待が高まる。第3話あらすじ未だに昏睡状態が続き、回復の目途が立たない夫・伊沢吾良(田中哲司)の“彼氏”・稟久(鈴鹿央士)と“彼女”のみちる(松岡茉優)に向かって、3年を一区切りに同居しながら自宅介護を手伝ってほしいと切り出したゆりあ(菅野美穂)。しかし稟久はみちるへの敵対心をあらわにし、この提案を断固拒否。伊沢家への出入りも断念する。しかしその直後、稟久から別れのキスを受けた吾良が突然目を開け涙を流す。心が揺らいだ稟久は、同居については一旦保留にするも、引き続き介護のため伊沢家へ通うことに。一方、経済的に困窮していたみちるは吾良の“隠し子(?)”のまに(白山乃愛)とみのん(田村海夏)と共に、伊沢家で本格的な同居を開始する。ところが、みちる親子との同居に義母・伊沢節子(三田佳子)も義妹・伊沢志生里(宮澤エマ)も懐疑的。さらに稟久とみちるの仲も相変わらず険悪で、一向に歩み寄る気配がない。そんなうまく回らない日々の中、ゆりあ自身の生活にも新たな変化が。自宅介護用の改装でお世話になった便利屋の伴優弥(木戸大聖)に刺繍を教えることになる。ゆりあと同じ名前の幼き息子・伴優里亜(佐藤大空)をワンオペで育てる彼は、子煩悩な父親。優里亜とも対面しゆりあの心はほぐれるが、優弥がふと発した“ある言葉”に、ゆりあの心は人知れずモヤモヤし――。「ゆりあ先生の赤い糸」は毎週木曜日21時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年11月02日【音楽通信】第148回目に登場するのは、菅野美穂さんの主演ドラマに新曲を書き下ろして話題を呼んでいる、シンガーソングライターの矢井田 瞳さん!19歳でのアコースティックギターとの出会いが転機【音楽通信】vol.148大学生のときにメジャーデビューを果たし、2ndシングル「My Sweet Darlin’」が大ヒット。サビで「Darlin’,Darlin’」と歌うフレーズから“ダリダリ旋風”を巻き起こし、1stアルバム『daiya-monde』はアルバムランキング初登場1位を獲得、ミリオンセラーとなった矢井田 瞳さん。以降もコンスタントに楽曲リリースや国内外でのツアーを行い、現在デビュー24年目を迎えた矢井田さんが、2023年10月19日、ニューシングル「アイノロイ」を配信リリースされたということで、音楽的なルーツなどを含めて、お話をうかがいました。――幼少期は、どんなふうに音楽とふれあっていましたか。幼い頃、私自身は主に水泳を習っていて、スポーツばっかりしていました。そんななかでも父が音楽好きだったので、家ではリビングにいると常に音楽が流れていましたね。父がスナックで歌う曲の練習をするために音楽をかけていた、という環境で育ちました。音楽自体は、大学に入ったときに、アコースティックギターに出会ったことが大きな出来事で、その後の人生の道が決まったところがあります。それまではスポーツや勉強ばかりの日々だったのですが、大学に入って解放感を得て、これまでと全然違うことをやりたくなったときに、音楽そして楽器をやってみたいと思ったんですよね。友人が休憩時間にエレキギターを弾いている姿を見ると、いつもよりカッコよく見えて、「これはギターのマジックだ」と(笑)。いろんな魅力がある楽器なんだろうなと感じたんです。さっそくアコースティックギターを買ってきて、コードブックを見て、ゆっくりと簡単なコードを初めて弾いたときに「ビビビッ!」と衝撃がきたんです。「私、これを一生できるかも」と直感で思ったんですよ、まだ何も弾けないのに(笑)。でも、本当にそう思ったことがきっかけで、それまでは歌うことや音楽を聴くことが好きなだけでしたが、本格的に曲を作ってみたい、楽器を弾いてみたいとのめり込んでいきました。――ギターで曲作りもされるようになって、そのまま音楽活動もスタートされて?はい。アコースティックギターを練習しはじめて、ギターコードを3、4個ぐらい弾けるようになったときに、覚えたてのストロークとスリーコードでずっと弾いていたら、聴いたことのないメロディを歌っていることに気づいて。それがとっても楽しくて、どんどん曲作りにハマっていきました。私は学生時代、表向きには「明るくて元気な子」と友達には思われていたようなのですが、実は本当はそうじゃないと思う自分もいて。思春期だったからかもしれないですが、まわりが思う自分像と一致しないことにモヤモヤしていました。そんなとき、ギターを持ち、吐き出せていない感情を新しいメロディにのせて歌うとすごくすっきりして。醜い感情や汚い感情も作品にしてしまえば、落としどころとして気分がよかったところもあったのだと思います。――2000年にインディーズデビュー後、メジャーデビューもされました。10月には2ndシングル「My Sweet Darlin’」が大ヒット。19歳でギターを手にされてから3年後にはデビューして大ブレイクと、順調なスタートを切られましたね。いまから思うと、相当なスーパーラッキーガールでした。デビューしたときは大学4年生で、「My Sweet Darlin’」のサビを覚えてくださった方が私を見かけると、「ダリダリの人だ」と言ってくださってうれしかったです。ただ、ちょうど卒論の時期で毎日図書館に行って引きこもっていたので、あまり外の世界のことがわからないまま、ときどき東京に行ってお仕事をしていた状況だったので、デビューの実感はそんなにありませんでした。矛盾も前向きなパワーに変えられるような新曲――2023年10月19日に、ニューシングル「アイノロイ」を配信リリースされました。同日からスタートした、菅野美穂さん主演ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系 毎週木曜午後9時)の主題歌として書き下ろされたそうですね。ドラマ主題歌が決まるかもしれないという時期と、新しいサウンドでこれからまたチャレンジしていきたいと私たち音楽チームで話していた時期が、偶然一致したんです。オファーをいただき、まずは原作の漫画「ゆりあ先生の赤い糸」(入江喜和)を読むところから入りました。――歌詞の世界にイメージを凝縮していくのは難しそうですが、どんなふうに作っていかれたのでしょうか。主人公となる、ゆりあ先生の繊細さと大胆さ、優しさと強さが共存している感じや、憎しみさえも前向きなパワーに変えるという、いろいろなことの表裏が合体している強さを楽曲で表現できたらいいなと考えて。前向きに生きるという一面だけではなく、後ろ向きな日々もあるなか、その矛盾や心の憂鬱さえも、前向きなパワーに変えられるような曲にしたいと作っていきました。――タイトルからして、相反するような「アイ」と「ノロイ」がくっつくという……。そうなんです。愛情の愛も、呪いも、ぽつんと単体では存在しえないといいますか、つながっているもの。だからそういう意味では、「アイ」と「ノロイ」は背中合わせの言葉なのではないかなと思ったんです。たとえば、すごく愛する人からかけられた呪いだったら、とても苦しくても、ちょっとうれしいかもしれないですし(笑)。背中合わせのこのタイトルにしました。――サウンドプロデューサーにYaffle(ヤッフル)さんを迎えられましたね。Yaffleさんは、爽やかなんだけど芯が太いような、ふたつのことが共存しているサウンドを作る人だなと、ずっと注目していたんです。いつかご一緒できたらと思っていたので、今回、ご一緒できてうれしいです。――「アイノロイ」が主題歌となるドラマにおいて、主演の菅野美穂さんは、「矢井田さんの歌声と、素晴らしい楽曲に胸が震えました」と絶賛のコメントを寄せていますが、以前トーク番組でご一緒されたことがあるそうですね?もう2006年のことで、17年経っていますが、昔『グータンヌーボ』(フジテレビ系)という女性出演者が集まってトークをする番組で、菅野さんとご一緒したことがありました。集合場所のお店に行ったら、本当にマネージャーもスタッフも誰もいなくて。あまりバラエティ番組に出たことがなかったので、どうしようと不安になっていたら、菅野さんはいろいろな現場でご活躍されて慣れていらっしゃったのでリードしてくださって。そのときは、菅野さんと優香さんと私の3人でトークをさせていただきました。――懐かしいですね。ところで、新曲はドラマ主題歌としてお茶の間でも流れていますが、聴き手の方の心にどう響いてほしいでしょうか。たくましく人生を生き抜いてほしいという思いがあったので、くよくよしているというよりかは、「よし、やるぞ!」と決めた人たちを思い浮かべながら書きました。なので、そういう人たちの背中をちょっとでも押せるような曲になってくれたら、うれしいですね。――今回はドラマ主題歌ということでの書き下ろし楽曲ですが、そもそもどのように曲作りをされているのですか。基本的には今回同様、ギターの弾き語りから曲を作っていくことが一番多いです。ギターで曲を何曲か作っている時期が2、3か月続くと、似たような発想が増えてくるので、それを切り替えるためにも、あまり弾けないピアノを触ってみたり、リズムから曲を書いてみたりしています。――あとからメロディの世界観に合わせて歌詞をつけていくのですか?最初に曲だけ作って、あとから歌詞をはめていく作業が苦しすぎるので、なるべくメロディだけ先行にならないように、「この曲で伝えたいテーマは何か」「このメロディが呼んでいる言葉は何か」を同時に考えながら、歌詞も作り上げています。――11月には東京と神戸でプラネタリウムツアー「LIVE in the DARK tour w/矢井田 瞳」を開催されるそうですね。プラネタリウムと合わせたライブはどのようなステージになるのでしょうか。私自身、初めてのライブ体験なんですが、すごいことになりそうです(笑)。プラネタリウムで星空が映る球体に、たとえば曲に合わせた映像を一緒に作り上げて、映し出してくださるようです。普段のライブ会場は少し暗いとはいえ、ステージからは見えてはいるんですが、このプラネタリウムツアーでは、暗闇と音楽というものが大事。暗闇では耳の神経も研ぎ澄まされるので、その感覚も楽しんでいただくようなライブになりそうです。――スペシャルな空間になりそうですね。私もこれまで意識していなかった歌詞の聴こえ方ができそうです。でも、歌詞を間違えないように気をつけようと(笑)。普段と環境が違うので、一番を歌いながら星空を見上げて「うわぁ」と圧倒されて、二番を歌うはずがもう一回一番を歌ってしまったり(笑)。そういうことも含めて、新しいライブ体験になるので、楽しみにしています。これからの音楽人生も少しずつ歩んでいきたい――お話は変わりますが、おやすみの日はどんなふうにお過ごしですか。お仕事をしているとき以外は、ほとんど家族と一緒に過ごしていますね。唯一、平日のお昼だけ自由に動ける時間があるので、お気に入りのお店にひとりでランチを食べに行くこともあります。とはいえ、毎日外でランチなんて贅沢もできないので、週に1回は「あそこのランチを食べに行こう」と、息抜きしていますね。――ご家族ということで、お子様もいらっしゃいますが、普段はお仕事と育児や家事をどのように両立されていますか。母親になってからは、自分の時間はこういうふうに使おうと思った通りに、24時間1秒もいかない(苦笑)。なので、仕事と家庭と趣味をこういうバランスで両立させようみたいなことを決めるのもやめましたし、全部が一緒で、時にぐちゃぐちゃです(笑)。あとは予定をたくさん入れないで、常に6、7割ぐらいにしていて、何かあったときに親としてすぐ動けるように、スケジュールを少しあけておくようになりました。――わかります(笑)。子どもがいると、こちらがいくら予定を立てても、全部ひっくり返ることなんてざらですよね(笑)。どっちでもいいよ、というふうにしておくと安心。なので、「私は今から曲を書くので集中したいです」と、部屋に入って楽曲制作をするということもなく。娘がリビングで遊んでいて、私は横でギターを弾きながら曲を書いていて、すごく集中力が高まってきたときに、「晩ごはん何?」と言ってきたり(笑)。急に友達を連れてきて家がカオスになったり(笑)。とはいえ、気にせず曲を書き続けて、家族の歌もあったりします。――お子さんもアーティストになりたい、というようなことは?いまのところその感じはないですね。でも、私がゼロからものを作っている姿を幼い頃から見ているので、娘も何かを作るということはすごく好きです。工作なり、フィギュアなり、売っているものを買うんじゃなくて、「あ、これ作りたい」と粘土など買ってきて、一から作っていますね。――素敵ですね。では、矢井田さんご自身が美容面で気をつけていることはりますか。気をつけなきゃと思いながらもなかなかできないんですが、一番自分に合っているのは、化粧水を洗面所だけじゃなく、もう1箇所ぐらいに置いておいて、気がついたときにちょっとスキンケアをすることぐらいですね。――いろいろなお話をありがとうございました。では最後に、今後の抱負を教えてください。「アイノロイ」で、これまでにはない、新しい矢井田 瞳の一面をYaffleさんやみなさんに引き出していただけた感じがあります。そんなふうにこれからの音楽人生でも、また新たな側面をお見せできるように、少しずつ歩んでいけたらいいですね。取材後記デビュー24年目を迎えたシンガーソングライターの矢井田 瞳さん。晴れた日の昼下がり、ananwebの取材をさせていただき、心地よいお天気に負けない明るいエネルギーで撮影もインタビューも応えてくださいました。ママになっても変わらずご活躍の矢井田さんのニューシングルをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。写真・園山友基取材、文・かわむらあみりヘアメイク・太田瑛絵矢井田 瞳PROFILE1978年、大阪生まれ。シンガー・ソングライター。通称“ヤイコ”。19歳でギターと出会い曲作りを始める。2000年5月、関西限定シングル「Howling」でインディーズデビュー。7月、1stシングル「B’coz I Love You」でメジャーデビュー。2ndシングル「My Sweet Darlin’」が大ヒット。10月にリリースした1stアルバム『daiya-monde』は初登場1位を獲得、ミリオンセラーとなる。その後も数々のヒット曲を世に送りだし、全国ツアーの開催やイベント出演等、精力的なライブ活動を行う。また国内の活動に並行して、UKレーベルからもリリース、UKツアーを成功に収めた。2023年7月から全国8ヶ所でアコースティックツアー『ギターとハーモニカと』を開催、「8月15日=ヤイコの日」に千秋楽を迎える。10月19日、ニューシングル「アイノロイ」を配信リリース。InformationNew Release「アイノロイ」2023年10月19日配信リリース写真・園山友基 取材、文・かわむらあみり ヘアメイク・太田瑛絵
2023年10月26日長男に怒っていたときに、娘がとった行動とは(※画像はイメージです)菅野美穂さんは2013年に俳優の堺雅人さんと結婚。2015年8月に第一子となる長男、2018年12月に第二子となる長女を出産しました。現在、長男は小学2年生、長女は年長さんに。仕事と子育てを並行する日々について、「毎日朝からバタバタと、怒鳴り声をあげて、髪の毛を振り乱しながらやっております」と話します。「朝5時に起きてお弁当を作って。最近は、卵焼きは前の日の夜に作って冷ましておくと次の日は詰めるだけで楽だなぁと。子どもがかわいい形のかまぼこが好きで、(スーパーに)あるときには買ったりしています」と、生活の様子を明かしました。お子さんたちはどんどん成長し、「この歳でも子どもに教えられることがあるんだなと思って驚くことが出てきた」という菅野さん。あるとき長男から「タコの心臓っていくつあるか知ってる?」と聞かれたときのこと。「心臓は1つでしょ」と答えると、「違うよ、3つなんだよ」と教えられたのだそうです。「帰って調べてみたら本当にタコは心臓が3つあって、脳は9つあるそうで。そんなことも息子に教えてもらうようになったりしました」と、感心します。独身のときは仕事が一区切りついたらどこかに旅するのが楽しみだった菅野さんは、子どもが生まれてからもそうしたいと思っていたそうですが、「実際そうなってみて我が子を抱っこしてみたら夢のまた夢だなということに気づいた」。一方、子どもたちが成長するにつれ、オムツがとれたときには「荷物の違いに驚いた」など少し楽になった部分も。また、菅野さんが長男に怒っていたとき、長女が「お母さん落ち着いて、リラックス。スー、ハー、スー、ハー」と言ってくれたこともあるのだといいます。娘に気を遣わせてしまったと申し訳なく思う気持ちとともに、怒りが和らいで思わず笑ってしまったのだそう。「気持ちを汲んでくれてるんだなと思うだけでも、助けられます」と顔をほころばせました。そんな菅野さんは40歳から茶道を始めたそう。「40歳から何か新しいことを始めようと思いまして、60歳くらいに形になればと思って」「とにかく合理的に、とにかく子どもを早く寝かしつけることを考えてる自分としては真逆といいますか、お茶を点ててるその時間は静かでほっとできます」と明かし、癒しの時間になっているようです。お茶の先生からはお子さんと一緒に味噌づくりも教えてもらっており、「(味噌づくりをした)最初の年は息子がぐずったな。2年目は娘がお茶をひっくり返して大変だったな。今年はちょっとましになったかな……」といったように、我が子の成長を重ね合わせながら趣味の時間を楽しんでいることを明かしていました。
2023年10月20日菅野美穂が演じる現代の新しいヒロインを中心に織りなす、新時代のホームドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」から新たな出演者が発表。宮澤エマが“夫の妹”、志田未来が“夫の主治医”、吉瀬美智子が“ヒロインの実姉”、三田佳子が“姑”に扮し、菅野さん演じるヒロイン・ゆりあを翻弄する。タフで明るい主婦・ゆりあ(菅野さん)が、突然目の前に現れた夫(田中哲司)の“彼氏”(鈴鹿央士)、“彼女”(松岡茉優)、“隠し子”と奇妙な同居生活を開始。ときにぶつかり合い、ときに手を取り合い…みんなで意識不明状態となった夫の介護に勤しみながら、これまで想像もしなかった数奇な人生と血の繋がりを越えた“家族”の絆を編み上げていく――。三田佳子、原作マンガへのリスペクトを基軸に、“シャイでかわいらしい姑”を徹底追求!三田佳子が演じるのは、ゆりあの夫・伊沢吾良の母親・伊沢節子。ゆりあ夫妻と同居している彼女は、一発当てた後は鳴かず飛ばずの小説家である息子を支え続けてきた嫁・ゆりあに、すがるように絶大な信頼を寄せる。ところが、ときにその強い愛と甘えが意図せずして、ゆりあを困らせることもあり…!?また、シャイで心配性であるがゆえ、“他人”に対しては壁を作りがちな節子。しかし、“血の繋がりを超えた同居生活”が始まるや、その心境にも徐々に変化が。新たな“家族”と生活するうち、もともと旺盛だった好奇心もくすぐられていく…。原作マンガを「あとがきまで夢中になって読みました」という三田さんは、そこに描かれていた“小柄でかわいらしいおばあちゃん像”を徹底追求。襦袢を着込んで身体に丸みを加えると同時に、膝や腰を曲げて表現しつつ、セリフ回しにも細やかな工夫を凝らしながら姑・節子を体現する。「菅野さんとは初共演なのですが、お会いする前に感じていた通り、とっても自然体で飾らない方」と語り、撮影を楽しみにしているという。タイプの違う自由人! ゆりあの“義理の妹”&“実姉”には宮澤エマと吉瀬美智子いつだって自分の感情と都合が優先、耳障りのいい発言で体裁を取り繕いながらも、最終的には兄の介護もゆりあに押しつけてしまう義理の妹、つまり夫・吾良の実妹である伊沢志生里を演じるのは宮澤エマ。宮澤エマ大河ドラマ「鎌倉殿の13人」や現在放送中の朝ドラ「らんまん」などで強烈なインパクトを残す役を演じてきた宮澤さんが、「ダントツでNo.1の強烈キャラクター! 志生里さんを嫌いになっても、私のことは嫌いにならないでいただければ…と願っています(笑)」というほどのキャラに挑む。「家族や夫婦、恋愛、アイデンティティー、ジェンダーって何だろう…と、さまざまな既成概念について問いかけている方々が多い今だからこそ、すごく響くホームドラマになっていくんじゃないかな」と期待を寄せている。一方、ゆりあの実姉で、家庭がありながら18歳年下と不倫中。超現実的で、ズバズバものを言う泉川蘭を演じるのは吉瀬美智子。菅野さんとは「ギルティ 悪魔と契約した女」(2010年)以来、13年ぶりの共演となるという。吉瀬美智子「蘭はわりと自由奔放に生きている女性。私自身ともまったく違うタイプの女性なので、その違いを楽しんで演じられたらいいなと思います」と新たな役どころに意気込む吉瀬さんは、妹・ゆりあに容赦なく辛辣な意見をぶつける姉に扮する。志田未来が自身初の医師役で、新たな地平を切り開く!さらに、突然ホテルで昏倒し、意識不明の要介護状態となった吾良のオペを担当する主治医・前田有香を演じるのは志田未来。オペの後も自宅で介護されることになった吾良を診察するため、定期的にゆりあの家を訪問し、慣れない介護で日々奮闘するゆりあと、その“家族”たちに寄り添いながら、同居生活の目撃者となっていく医師を演じる。志田未来志田さんが医師を演じるのは今回が初めて。「自分の中では挑戦でもあります。ドラマを見てくださる方々もちょっとホッとできるような存在を演じられたらいいなと思っています」と新境地に意欲を見せ、「ゆりあさんは本当に一生懸命で前向きな強い女性で、台本を読んでいるだけでもすごく応援したくなる存在です。そのような女性を菅野美穂さんが演じられることによって、どんなドラマが生まれるんだろう、とワクワクしました」と明かしている。「ゆりあ先生の赤い糸」は10月19日より毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年09月11日出産すればそれまでの自分に戻れると思ってたけど…2013年に俳優の堺雅人さんと結婚し、2015年に第一子となる男児、2018年に第二子となる女児を出産した菅野美穂さん。今まで海外45か国ほどを訪れた経験のある、無類の旅好きでもあります。番組では、どうしても訪れたかったというポルトガル・サンミゲル島へ旅する様子が紹介されました。現地ならではの料理や、絶景の中を走行する四輪ツアー、温泉などを満喫し、その表情からは本当に旅を愛する気持ちがあふれていた菅野さん。独身の頃は、ドラマや映画の撮影が終わってひと区切りついたら旅行するのが楽しみでもあり、励みにしていたそうです。とくに30代は多くの国を訪れ、行ったことのないところ、見たことのないもの、食べたことのないものに貪欲だったそうですが、30代後半で結婚・出産すると、取り巻く環境が大きく変わりました。菅野さんは「子育てが始まり、旅がストップした」と言い、「出産するまでは、(産んだら)それまでの自分と同じように戻れると思っていたけど、実際になってみたら夢物語。とてもじゃないけど、子ども育てながら、それは甘かった」と心境を明かします。「今まではエネルギーを使うのが仕事だったのが、完全にエネルギーを使って帰った後に子どもが熱出たりすると、それでも立ち上がらないといけないから。そう思うと、丁寧に仕事して、家のことも全うできるよう、その2本柱というか……」と、仕事で完全燃焼して帰っても家庭にもうひとつの仕事がある現在。今年で結婚から10年経ちますが、「仕事と育児のバランスは1年や2年では作れない。10年ぐらいかけて何となく見えてくるといいな」と思いながら頑張って続けてきた結果、今では「育児は終わっていっても、その後の自分の人生は続いていく」ということに思い至ったといいます。「細くても大切に長くやっていけたらいいと思うし、子どもにも仕事って楽しいよ、大事だよっていうのを、働いている姿で見せられたら」と語ります。また、菅野さんは自分が母親になったら「明るくて、ちょっとのことでも『大丈夫、大丈夫』っていうような人」になると思っていたそうですが、実際なってみるとそんなことはなく……。「まったく逆で。鬼母(笑)」と豪快に笑い飛ばします。「人生って楽しいよ、いいものだよって教えてあげられる、明るい母親になりたかったんだな」と振り返り、この先もまずは自分が楽しいことをして、子どもに楽しんでいる姿を見せたいのだと話します。菅野さんにとって、それは「旅」。番組ロケを通してあらためて、自分の人生や未来を考えるきっかけになったようです。
2023年07月27日舞台『Why dont’ you SWING BY ?』が、7月21日(金) から31日(月) に恵比寿ザ・ガーデンホールで開催される。このたび演出・脚本を手がける菅野こうめいのコメントが到着した。シソンヌとみうらひろきが企画する本公演は、コント師と舞台俳優がショートストーリーで繰り広げる、新たなエンターテインメント。出演者にはシソンヌ、三浦宏規、原田優一、鈴木拡樹が名を連ねており、さらにバンドの生演奏も加わる予定だ。チケットは先行受付を6月1日(木) まで実施中。一般発売は6月10日(土) 10時よりスタートする。■菅野こうめい(演出・脚本) コメント憧れの「ウェルメイド」最近、年齢のせいか、この仕事を目指した頃の事をよく考えます。僕の演劇青春時代はまさに小劇場が運動だったブームのまっただ中でした。勿論、僕も夢中になって観劇したものです。その一方で、まだ進駐軍のレガシーの香りが充満する横浜の街で、FEN(極東放送)のラジオを中学生の頃から聞きまくっていた僕は、「おしゃれなもの」が好きで追い求めてもいました。そんな僕が二十歳を過ぎて舞台スタッフとして働き始めた頃、世間には「都会派コメディー」なんて言葉があって、僕好みのおしゃれなお芝居が上演され始めていました。「都会派?」ほとんどブロードウエイやウエストエンドの翻訳物でしたが、どこのどの言葉を訳すと「都会派」になるのかと不思議に思ってもいました。それが後々「ウェルメイドプレイ」などと呼ばれることを知り、「そうか僕の憧れていたのはウェルメイドなお芝居だったんだ」と目を輝かせたりしたものです。そして今、人生を一周した頃に、三浦宏規さんやシソンヌさんと出逢い、若い情熱を持った俳優やクリエイターと話す内に僕は僕の若い時の姿を重ねて、こんな事を思い出したのかもしれません。そのことにはものすごく感謝しています。とにかく今回は、今をときめく、三浦さんやシソンヌのお二人、鈴木拡樹さん、原田優一さんと言う生きのいい男達と、粋な舞台を創り上げたいと思います。つまりそれが、僕が憧れ続けて来た「ウェルメイド」な、「都会派」の(笑)、楽しい舞台なのです。お芝居があり、歌があり、バンドの生演奏もあり、もちろんコントもあり、のやりたい放題の「ウェルメイド」をお楽しみに!<公演情報>『Why dont’ you SWING BY ?』7月21日(金)~31日(月) 恵比寿ザ・ガーデンホール出演:シソンヌ、三浦宏規、原田優一、鈴木拡樹企画:シソンヌ&みうらひろき演出・脚本:菅野こうめい共同脚本:シソンヌ じろうチケット料金:全席指定11,000円(税込)※未就学児入場不可先行受付:6月1日(木) 23:59まで一般発売:6月10日(土) 10:00~公式サイト:
2023年05月30日「クィア・シネマ・スタディーズ」などの編著や共著、雑誌などで、クィア・シネマの可能性を日本に紹介してきた気鋭の映画研究者・菅野優香による単著デビュー作「クィア・シネマ世界と時間に別の仕方で存在するために」が発売された。本著では、ジェンダーやセクシュアリティ、人種に対する規範や制度を問い直し、家族主義や都会主義に抗い、直線的な時間に逆らって歴史を書き直す。アルフレッド・ヒッチコック、オードリー・ヘプバーン、ジュディ・ガーランド、グザヴィエ・ドラン、セリーヌ・シアマ、田中絹代、三池崇史、美輪明宏、原節子、高倉健まで、作家、スター、作品のみならず観客やコミュニティを縦横に論じる映画論。ジェンダーやセクシュアリティ、人種、コミュニティの規範や理想を強化しつつ、教育的な役割も担ってきたシネマ(映画)。そこで生まれた「常識」や「当然」を疑うことによって、慣れ親しんできたアイデンティティやカテゴリーを問い直し、「異なる」欲望や「非規範」的な関係の可能性へと導くものこそがクィア・シネマ。4部構成による本書は、常識や当然に抗うクィア・シネマの「雑種」で「不純」なあり方を体現する。第1部「映画文化とクィア・スタディーズ」では、クィア・シネマの歴史や横断性、クィアの理論と歴史を俯瞰する。ジュディ・ガーランドといった黄金期ハリウッドのスターから、グザヴィエ・ドランやセリーヌ・シアマといった近年の注目監督まで、アメリカおよびフランスのスターや映画作家、映画作品のわたしたちが知っているあり方とは「別」のあり方を提示する第2部「クィア・シネマの再発見」。第3部「クィア・シネマとスターたち」は美輪明宏や原節子、高倉健といった映画スターたちと、そのファンやファンたちのコミュニティを取り上げ、雑種性が強く表れた日本映画を扱う。そして、1970年代のフェミニスト映画運動や日本で開催されるクィア・LGBT映画祭を深く掘り下げ、映画とコミュニティの関係を地域性を絡めつつ論じる第4部「クィア・シネマと上映空間」が最後を飾る。作家論やスター論、作品論のみならず、観客論やコミュニティ論も入り混じり、クィア・シネマの射影の広さが感じられる構成になっている。第1部のうちの2章と、黒人レズビアンをテーマにした初めての長編劇映画とされる『ウォーターメロン・ウーマン』を論じた章の計3本の書き下ろし論考を収録。また英語で発表した美輪明宏論と原節子論の邦訳も収められている。「クィア・シネマ世界と時間に別の仕方で存在するために」は発売中。本体:2,800円+税刊:フィルムアート社(text:cinemacafe.net)
2023年04月29日女優の菅野美穂が出演する、ロッテ・キシリトール オーラテクトガムの新CM「歯垢」編が、11日より放送される。新CMには、2021年に引き続き、菅野が出演。「その歯と100年。キシリトール。」をテーマに、「さあ、はじめませんか?」と同商品を訴求する。■菅野美穂インタビュー――今回の撮影を終えて、感想をお聞かせください。いろいろな世代の方が一緒にガムを噛むカットがありましたが、そのカットには小さいお子さんも出演されていました。その子たちは、私の子どもの年齢に近かったので、和気あいあいと撮影ができました。撮影自体はスムーズでしたが、子どもにとっては、大人とは違って撮影時間も長く感じただろうし、ライトも暑く、そして知らない人たちに囲まれているという緊張感もあったなか、すごくがんばってくれました。撮影を重ねるごとに表情もどんどん良くなっていきましたね。女の子を肩車で乗せていたお父さん役の方も肩が大変だったと思うんですけど、本番はにこやかに演じてくださいました。――普段生活の中で保つことを意識しているものはありますか? また、そのために取り組んでいることを教えてください。まだ定期的に運動する時間が十分に取れていないなかで、姿勢を良い状態で保つことは意識しています。ジムのトレーナーさんに、「姿勢は一生作り続けなきゃいけないんです」って教えていただいて。自分でトレーニングして筋肉つけたら、あとは自然に姿勢が良くなるのかなということを期待したんですけど、姿勢に関しては「良い姿勢をしよう」と常に頭の中のどこかに置いておくことが大事なようです。思うように運動ができないしジムに通えないぶん、姿勢を気をつけよう、良い姿勢を保とうと思っています。――「歯ぐきを健康に保つキシリトール オーラテクトガム」を、身の周りでお勧めしたい方はいますか?口の中の健康は、身体全体の健康に関わるということは少しずつ認知されてきていますよね。ぜひ私の母に勧めたいと思います。――4月になり、新生活で何か変化はありますか?昨年は、時間の使い方が変わり、新生活に慣れることに精一杯の1年でしたが、今はようやく自分の時間が作れて、ドラマを見たりしたいなと思うようになりました。昨年は朝5時くらいに起きていたんですけれど、今はすっかり4時起きになりました(笑)。朝活が活発になってきていますね。いつまで続くかなという感じなんですけど、自分の時間を持てるということがすごく良くて、新鮮な気持ちです。――普段行っている口腔ケアでは、特にどのようなことを意識していらっしゃいますか?やっぱり歯ブラシは磨く角度が大事で、あまり強くしない方が良いと思っています。また歯間ブラシは、急いでいる時とか簡単に済ませてしまいますが、できるだけ時間を取りたいと思っています。あと今は、むし歯になってから歯医者さんに行く時代ではなくなりましたよね。一生、口の中を健康に保ちたいですし、食べない日は基本的にないと思うので、口の中の掃除は大切だと思います。
2023年04月06日女優の菅野美穂が出演する、ロッテ「レディーボーデン」の新CM「わたしとレディーボーデン」編が15日より公開、22日より全国で放送される。新CMでは、菅野が“ふわ濃い”「レディーボーデン」を食べながら、ふわ〜っと気持ちまでやわらかくなっていく様子を表現。また、撮影では、「おいしい! 本当においしい!」と目を輝かせ、「若かったら(休憩中の今でも)食べちゃっていたかも。節度を保てる年齢で良かった」と茶目っ気たっぷりに話していた。○■菅野美穂 インタビュー――撮影の感想を教えてください。すごく落ち着いた雰囲気のセットだったので、とてもリラックスして撮影ができました。今回のCMのテーマが「再会」ということで、自分が「レディーボーデン」に出会ったときのことを思い出しながら撮影していました。(ふわっと)浮き上がった時(の表情)が、「レディーボーデン」を食べた時のほどけるようなリラックスした気持ちを表現する演出で、仕上がりが楽しみだなと思っています。――「そうそう、このやわらかさ」とどこか懐かしそうに、かつ新しい魅力に気づいたように、菅野さんが「レディーボー デン」を味わっていたのが印象的でした。初めて「レディーボーデン」を食べたときの感想やエピソードを教えてください。こんなにおいしいものがあるんだ! と子どもながらに思っていました。「レディーボーデン」は、頻繁には食べられない特別なものだったので、食べるたびに幸せだなと感じていたことが思い出に残っています。撮影中、「レディーボーデン」のやわらかい口当たりと濃厚な味わいに(再会して)、こんなにおいしかったんだと改めて感じました。今は自分の子どもと親子三代で「おいしい」を共有できるのは幸せだなあと感じています。――「レディーボーデン」は“ふわ濃い”というのがキーワードですが、実際に食べられて感じたことはありますか。やさしい濃厚さとふんわりとした口当たりで、口の中でとろけていく感覚が格別でしたね。まさに“ふわ濃い”だなという感じがして。「レディーボーデン」をすくうシーンでは、スプーンの入りがスムーズで「こんなにふわっとしてたんだ」と驚きもあり、ちょっと嬉しくなりました。――「レディーボーデン」は、昨年で日本上陸50年を迎えましたが、菅野さん自身が持っている、ずっと変わらない考え方や思いなどはありますか。このお仕事をさせていただくようになって私も30年くらいになりましたが、50年、60年を目指していくのは本当にすごいことだと思います。20代の時、ドラマでお世話になった監督から「役者は年齢で演じられる役が変わるが、何が一番(大事)かというと、長く続けることだ」とおっしゃっていただいて。今は家事や育児で、以前のようなペースで仕事はできませんが、コツコツと長く続けていくのがかけがえのないことですし、今後の目標だと思っています。――「ただいま」というフレーズにはどこかホッとしているような安心感を感じます。菅野さんにとって、何かあったら立ちかえりたい場所またはご自身の原点ともなるような場所はどこですか。「地元」です。幼い頃を過ごした親元、今の自分を作ってくれた元となる経験をしたのは地元かなと思います。新しい関係は随時出来ていくものですが、昔からの友達は地元にこそいます。東京で仕事をしながら得た経験も大切なことがいっぱいありましたが、何より自分の原点となる考え方は、幼少期を過ごした親元がある地元です。――今回のCMのテーマは「再会」。ちょうど今年で芸能生活30周年を迎える菅野さんが、もしデビューしたての自分に「再会」できるとしたらどんな声をかけますか。デビュー当時は15歳だったのですが、デビュー前は大人の方々と対等に話させていただける機会はなかったので、すごく刺激を受けました。この仕事でなければなかった出会いや経験、学びもありました。でもやはり何より「30年頑張ったら、子どもの頃の思い出を振り返ることができるCMに出させてもらえるよ」と言っていいかもしれませんね。――今回のCMでは、「レディーボーデン」を食べて気持ちがふわっとやわらかくほどけていく様子を描きました。毎日お忙しい菅野さんの気持ちがやわらかくなる瞬間はいつですか。娘が葉っぱをお皿にして、お花を摘んできてくれて、はいどうぞ、とご飯のように作って渡してくれたことがありました。「こういう気持ちが(この子にも)あるんだ」と、すごく温かい気持ちになりました。大きくなったなあとも思いましたし、やはり子どもの成長を感じられた時は、気持ちがふわっとなりますね。――「レディーボーデン」との思い出を語ってもらうキャンペーンが実施されます。菅野さんはいつ頃、どのようなシチュエーションで「レディーボーデン」を楽しんでいた思い出がありますか。小学校低学年くらいの頃だったと思いますが、母に買ってもらった「レディーボーデン」を兄弟で分け合っていました。どちらが量が多い!など言い合いながら、おかわりをおねだりしたり、家族で食べていたことが思い出ですね。ご褒美アイスというイメージです。今では、アイスを食べるというご褒美を、子どもと一緒に過ごせることが幸せだなと思いますし、これからも世代を繋いで「レディーボーデン」を通して思い出を共有できることがすごくいいなと思います。アイスは幸せの味ですよね。落ち込んだ時にも「いいじゃない、一緒にアイス食べようよ!」みたいに、心を優しく甘くしてくれるものだなと思っています。――CMをご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。「レディーボーデン」の新CMキャラクターを務めさせていただくことになりました、菅野美穂です。今回のCMでは「再会」というテーマが設けられています。私自身はレディーボーデンを象徴する高級、品質感のある世界観にふさわしい装いやヘアメイクで、「レディーボーデン」の懐かしさや安心感を表現させていただきました。ぜひご覧ください。
2022年11月15日女優の菅野美穂が出演する、朝日生命保険・あんしん介護の新CM「ロゴハーモニー」編が、18日より放送される。新CMでは、白いワンピース姿の菅野が登場。家族の映像を見つめながら、軽やかなステップで飛び石を渡り「介護って老後の話?」「ううん、未来の話!」と話す。CM楽曲には、11年ぶりのオリジナルアルバム『SOFTLY』を発売する山下達郎の「YOU (ユー)」を採用。新CMとリンクしている歌詞に注目だ。撮影後のインタビューで現場の印象を聞かれた菅野は、「演出の監督さんもカメラマンさんも私も含め女性で、柔らかさみたいなものがCMの世界観に反映されたらと思いました。これまでの朝日生命らしさと新しい部分が映像に反映されていると思います」とコメント。CM楽曲に関しても「山下達郎さんらしい音楽と『君となら分かち合える生きることの喜びを』という歌詞を含めて、家族だったり、友人だったり、身近な人の大切さを感じることができましたし、今回のCMにピッタリの素晴らしい楽曲だなと感じました」と魅力を伝えた。また、同CM出演25周年を迎えたことについては、「最初にお話しいただいたときは19歳で、(その後)結婚して子供も生まれ、25年もお世話になれるとは思っていなかったので、本当にありがたいです」と振り返りながら、「自分も一生懸命仕事をする時期と、結婚して子育てが始まり仕事との両立を模索している今と、ライフステージが変わっていく中で人生を考える商品のお手伝いをさせていただけるということが、その時々で感じることも違うので、ありがたいなと思っています」と語った。
2022年06月15日女優の菅野美穂が出演する、キッコーマン食品「キッコーマン うちのごはん」シリーズの新CM「うちのごはん キャベツのガリバタ」編が18日より放送される。新CMのテーマは「できるな、わたし!」。 菅野の「できるな、わたし!」というセリフと、キャベツのジューシーな見た目、家族のおいしそうな表情が見どころだ。今回のCM撮影中、モリモリ食べる子役の姿を、笑顔で見守った菅野。最初は緊張していた家族役のキャストも、菅野のアドリブ混じりのチャーミングな演技ですっかり打ち解けていた。○■菅野美穂コメント「キャベツのガリバタ醤油炒め」は、にんにくとバターとしょうゆベースのソースとキャベツのシャキシャキ感があいまって、とてもおいしかったです。「香味ねぎだれふっくらチキン」も、鶏肉がすごくふっくらしていて、とてもおいしかったです。商品の中に具材が入っていて、見た目からもおいしさが伝わってきます。鶏肉をパウチの中に入れて、レンチンするだけで、こんなにジューシーに仕上がるのだというのが驚きでした。どの商品も、いつもの手料理をちゃんとおいしくしてくれて、「できるな、わたし」と思っちゃいました。みなさまもぜひご賞味ください。
2022年04月15日女優の菅野美穂と俳優の坂口健太郎が出演する、キリンビール・キリン グリーンズフリーの新CM「登場」編が、15日より放送される。新CMでは、エメラルドグリーンの世界観の中に菅野と坂口がぞれぞれ登場。「大人に新提案!」と投げかけられた菅野は、「なんの話でしょう」と興味深々の様子で同商品を一口飲む。そして「あー……」と驚きの表情を浮かべる。一方の坂口は「大人に新提案!」という声に、嬉しそうな表情で「なんでしょう」と反応。同商品を勢いよく飲み、至福のひと時を噛み締める。■菅野美穂インタビュー――新しくなった「キリン グリーンズフリー」を飲んだ感想を教えてください。前の「キリン グリーンズフリー」もおいしかったですが、さらにおいしくなった! という感動がありました。CMで「大人だから気持ちよく」というセリフもありますが、本当に気持ちもリフレッシュできるんです! 軽やかな味わいなので毎日でも飲みたいと思えるノンアルコールビールだと思います。パッケージも(エメラルド)グリーンの爽やかな色合いが素敵ですよね!――新しくなった「キリン グリーンズフリー」はどんなシーンで飲むのがおすすめですか。日常の中でひと段落ついてリフレッシュしたいという時に飲みたいなと思いました。外出する機会も減っているので、普段の生活で、何か飲んで息抜きしたいなという時に飲んで欲しいと思います。私自身は、家族がいるので、たまに訪れる一人になる時間の時に飲みたいと思いますね。ちょっとピリ辛なエスニック料理とかと一緒に楽しみたいなと思います。――CM内で「大人に新提案」というセリフもありましたが、菅野さんが理想とする大人像を教えてください。軽やかに人生を楽しんでいる方や、逆に、マイペースに演技に向き合っている女優さんは素敵だなと思います。あとは、四季折々の行事を楽しんだり、旬のお花を飾ったりと丁寧な暮らしをされている大人に憧れますね。今は憧れからはちょっと遠いんですけど(笑)。――パッケージも味も大刷新し、挑戦した「キリン グリーンズフリー」ですが、新しく挑戦したいことはありますか?最近子どもがノコギリや焚き火ができるようになったんですよ。だから、キャンプに行って気持ちをリフレッシュしたいな、と思います。■坂口健太郎インタビュー――新しくなった「キリン グリーンズフリー」を飲んだ感想を教えてください。おいしかったです。すごくビールに近いな、という感覚でしたね。とてもさっぱりしているので、ごくごく飲めるし、まるでお酒を飲んでいるような気持ちになりました。パッケージも、 色がとても素敵だなと思いました。ノンアルコール飲料はあまり濃い色のパッケージの印象がないので、この(エメラルド)グリーンはとてもいい色だなあ、いいデザインだなあと思いました。――新しくなった「キリン グリーンズフリー」を飲んで、ノンアルコール・ビールテイスト飲料への印象は変わりましたか。印象が変わりました。これまでノンアルコール・ビールテイスト飲料はお酒が飲めないシーンで飲む、というイメージがありましたが、「キリン グリーンズフリー」は、昼とかにあえて飲むという選択もありだなと思いました。僕は家で台本を覚えるなど仕事の準備をする時間が多いのですが、その合間にリフレッシュで「キリン グリーンズフリー」を飲みたいなと思いました。――CM内で「我慢する日のノンアルはもう終わりです」という言葉にかけて、坂口さんが「ちょっと我慢しているけど解放したいこと」を教えてください。1クールドラマを作るために、3~4カ月くらい撮影に没頭するので、終わったタイミングで自分へのご褒美を買うようにしたいと思っています。といいつつ、最近は買ってないですけど(笑)。ちゃんとした靴を買いたいなと思います。最近、役の衣装などを着る機会が多いので私服を着る機会が全然ないんですよね。そうなると、実は素足で過ごすことが多くて。もう30歳にもなるので、一足良い靴を買いたいと思っています!――CM内で「日常をちょっと特別にするおいしさ」という言葉にかけて、坂口さんが体験した「最近あったちょっと特別なこと」を教えてください。普段自分で出た作品を見返しても、自分が演技しているし内容も把握しているので、これまでは、あまり感情があふれることがなかったんですよね。でも、最近自分が出た、ある映画を見直したとき、すごい入り込めたんです。その映画は、不思議と見ていて思わず感極まった瞬間があって……ここまで感情があふれた体験は、自分自身にとって特別なことでしたね。
2022年04月14日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)作、河原雅彦演出、古川雄輝主演による舞台『室温~夜の音楽~』が、6月25日(土)より7月10日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて、7月22日(金)より24日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演される。演劇界の第一線を走り続けるKERAが2001年に作・演出を手がけた舞台『室温~夜の音楽~』は、人間が潜在的に秘めたる善と悪、正気と狂気といった、相反する感情に恐怖と笑いを織り込んだ唯一無二のホラー・コメディとして絶賛され、第五回鶴屋南北戯曲賞を受賞した。2021年に『カメレオンズ・リップ』で初めてKERA作品を手掛け、KERAからの厚い信頼を受ける河原が、この戯曲にほれ込み上演を熱望したことで、記録にも記憶にも残る傑作戯曲が誕生から21年ぶりに復活することになった。主演を務めるのは、映像を中心に数多くの作品に出演し、クールな役から人外(?)なキャラクターまで硬軟問わず幅広い役を演じ分け、2019年の『神の子どもたちはみな踊る』以来約3年ぶりの舞台主演となる古川雄輝。舞台作品にも定期的に出演し、本作ではKERA作品、河原演出と初顔合わせでホラー・コメディという異色なジャンルの作品に挑む。共演は、声優として絶大な人気を誇り、舞台女優としても活躍する平野綾、人気お笑いトリオ我が家の大ボケ担当・坪倉由幸、ミュージシャンの活動と並行して俳優としても数多くの作品に出演、本作には音楽と演奏でも参加する浜野謙太、独特の存在感で個性を放つ長井短、映像・舞台とジャンルを問わず活躍し、現在放映中の『カムカムエヴリバディ』の好演も話題の堀部圭亮と、豪華実力派俳優が結集。12年前に起こった凄惨な殺人事件をきっかけにひとつの場所に集まってきた人々の奇妙な関係を描いた本作。公開されたビジュアルは“湿度”と“見えない部分”をコンセプトに、登場人物の表面ではなく内面に焦点を当て、それぞれのキャラクターの、種類の違った粘着質な感情を表現している。曇りガラス越しに見える人物のクリアな部分とそうでない部分の混在からも作品世界がうかがえる。演出の河原とキャストが一丸となって挑む異色作に期待したい。また、作品のタイトルにもある通り本作のカギとなる音楽は、“新しい時代のディープファンクバンド”在日ファンクが手掛け、全公演に出演。生演奏による物語と音楽のセッションにも注目だ。<ストーリー>田舎でふたり暮らしをしているホラー作家・海老沢十三(堀部圭亮)と娘・キオリ(平野綾)。12年前、拉致・監禁の末、集団暴行を受け殺害されたキオリの双子の妹・サオリの命日の日に、様々な人々が海老沢家に集まってくる。巡回中の近所の警察官・下平(坪倉由幸)、海老沢の熱心なファンだという女・赤井(長井短)。タクシー運転手・木村(浜野謙太)が腹痛を訴えて転がり込み、そこへ加害者の少年のひとり、間宮(古川雄輝)が焼香をしたいと訪ねてくる。偶然か…、必然か…、バラバラに集まってきたそれぞれの奇妙な関係は物語が進むに連れ、死者と生者、虚構と現実、善と悪との境が曖昧になっていき、やがて過去の真相が浮かびあがってくる…。<キャスト&スタッフ コメント>【河原雅彦(演出)コメント】音楽が好きだ。小さな頃からずーっと。でも、自分が就いた職業はミュージシャンでもなければDJでもない。気がつけば舞台演出家になっちまった。なのでね。せめて音楽との繋がりを求めて、がっつりミュージシャンとコラボ出来る作品を、「ええのはねぇがー、ええのはねぇがー」と、ナマハゲさながら血眼で常々探している次第。筋肉少女帯、O.L.H.(ex面影ラッキーホール)、レキシ、昨年は東京事変の伊澤さんや亀田さん、そして今年の『ロッキー・ホラー・ショー』。個人的にいずれも大変充実した作品になった。『室温〜夜の音楽〜』を在日ファンクでやる。初演のバンドはたまだった。たまと在日ファンク・・・ギャップ半端ないでしょ?でも僕の見立ては当たるんです。これはね、きっとはまる。KERAさん特有のヒリヒリぞわぞわした名作を、一癖も二癖もある素敵俳優陣とディープに混ぜ合わせ、2022年僕なりに蘇らせます。演劇好き音楽好きの皆々様、お楽しみに。【在日ファンク[浜野謙太(Vo)、仰木亮彦(Gt)、村上啓太(Ba)、永田真毅(Dr)、橋本剛秀(Sax)、村上基(Tp)、ジェントル久保田(Tb)](音楽・演奏)コメント】在日ファンクで舞台の生演奏をとオファーをいただいたのはチャンスだと思いました。ブラスセクションのある大所帯バンドって、きっとたいそうフェスを盛り上げてくれるんだろうくらいのイメージで見られがちなんですが、今回は長編の物語であるわけで色んな場面で演奏しなくてはいけない。物語を彩るわけですが同時に色んな感情やシーンの表現が僕らの音楽にも返ってくる。在日ファンクの楽曲はこんなに多面的に立体的に楽しめるんだというのがお客さんも僕らも発見できると思うんです。在日ファンクのホラーな部分(あるんです、あるつもりなんです)に気づいてもらえると思います。バンドも1演者として頑張ります。きっと濃い濃い作品になると思うので是非見に来てください!(在日ファンク・浜野謙太)【古川雄輝 コメント】久しぶりの舞台に出られるということで大変嬉しく思います。ゾッとするホラー的な要素が詰まった緊張感のある物語なのですが、シリアスなシーンなのに思わずクスっと笑ってしまうようなコメディの要素も混ざっていて、ホラーとコメディが融合した、とてもおもしろい台本だと思いました。僕の役は、ある罪を犯した青年の役です。犯罪者の役を演じた経験は、今までそれほど多くないので、そういう姿もぜひ劇場に観に来ていただければと思います。【平野綾 コメント】ケラさんの生み出す世界観、ケラ・ワールドにいつか携わってみたいと思っていたので、出演が決まって本当に嬉しかったです。私自身、ストレートプレイが久しぶりなので、今から本当に楽しみです。私は、12年前に双子の妹を殺された姉の役で、底知れぬ感じがある女性じゃないかなと思います。一度はまってしまうとかなり中毒性のある、危険で抜け出せないこの作品。時期的に、ちょうど湿度が上がり暑くなってくるタイミングでの上演だと思うので、ちょっとひんやりしつつ、じめっとしつつ、絶妙な空気感の中、いろんなところに散りばめられたケラさんのトリックを楽しんでいただけたらなと思います。【堀部圭亮 コメント】僕自身、ケラさんの作品への参加を切望していましたので、やっと念願が叶い、しかも演出は河原さん。本当に楽しみにしています。僕の役は「何かあるぞ…」っていう作家です。物語の冒頭から「何かある感」満載です。舞台作品は、演じている役者と観客が同じ空間にいることで、音や気配、匂いや空気を一緒に感じてもらえるというのが、すごく魅力だと思います。この作品は「思わず笑っちゃったけど、なーんかヒドい事になってない?…不快だなぁ…後味悪いなぁ…けど不思議と心地好い…あっ!ホラーコメディって、そういうことか!?」そんな感じです。ぜひ劇場に“不快に”なりにきてください。公演概要舞台『室温~夜の音楽~』作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出:河原雅彦音楽・演奏:在日ファンク出演:古川雄輝平野綾坪倉由幸浜野謙太長井短堀部圭亮 ・ 伊藤ヨタロウジェントル久保田【東京公演】2022年6月25日(土)~2022年7月10日(日)全19回公演会場:世田谷パブリックシアター【兵庫公演】2022年7月22日(金)~2022年7月24日(日)全4回公演会場:兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールチケット発売日:2022年4月29日(金・祝)AM10:00~公式HP:
2022年02月28日ロックミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』が東京、大阪、広島、福岡で順次上演される。演出は河原雅彦が、主演は古田新太が務める。なお2022年1月13日(木)から1月16日(日)に開催予定だった神奈川公演は中止。ロックミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』とは?『ロッキー・ホラー・ショー』は、1973年に初演された“カルト的”人気を誇るロックミュージカルの金字塔。嵐のために車が使用できなくなってしまった1組のカップルが、助けを求めて訪れた古い城で過ごす“狂乱の夜”を描いた作品だ。河原雅彦×古田新太で再演日本では、2011年にいのうえひでのり、2017年に河原雅彦の演出により上演された。そんなロックミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』が、2017年版の演出を手掛けた河原と2011年版から主演を務めている古田新太が再びタッグを組み、上演されることに。小池徹平・ISSA・ROLLY・岡本健一も再集結共演にも小池徹平、ISSA、ROLLY、武田真治、岡本健一といったこれまでの『ロッキー・ホラー・ショー』を支えたユニークな実力派キャストが再集結する。<登場人物>ブラッド(小池徹平)…友人の結婚式の勢いに乗せられ、恋人・ジャネットと婚約してしまう。恩師に婚約報告をしようと出かけるが、嵐のために車が使用できなくなり、人里離れた荒野に建つ古い城にたどり着く。ジャネット(昆夏美)…ブラッドの婚約者フランク “N”・フルター(古田新太)…城の主リフラフ(ISSA)…フランク “N”・フルターに仕える執事マジェンタ(フランク莉奈)…使用人コロンビア(峯岸みなみ)…使用人ロッキー(武田真治)…人造人間エディ(岡本健一)…城に乗り込んでくる謎の男スコット博士(岡本健一)…ブラッドとジャネットの恩師であり、UFOを研究する科学者。エディの叔父でもある。振付に東京ゲゲゲイ・MIKEY、訳詞・音楽監督にROLLY振付は東京ゲゲゲイのMIKEYが、訳詞・音楽監督はミュージシャン・ROLLYが続投する。なお、古田新太が『ロッキー・ホラー・ショー』でフランク “N”・フルター役を演じるのは今回がラストとなる。公演概要パルコ・プロデュース2022『ロッキー・ホラー・ショー』脚本・作詞・作曲:リチャード・オブライエン演出:河原雅彦翻訳:高橋ヨシキ訳詞・音楽監督ROLLY振付:MIKEY(from 東京ゲゲゲイ)出演:古田新太、小池徹平、ISSA、昆夏美、フランク莉奈、峯岸みなみ、東京ゲゲゲイ、武田真治、ROLLY、岡本健一、ほかバンド:Gt ROLLY 吉本匡孝、Ba HOTORI、Ds 小畑ポンプ、Key おおくぼけい(アーバンギャルド)、Cho 原田千栄 高仲尚子、Pf 大塚茜<横浜公演・中止>※2022年1月13日(木)~1月16日(日)を予定していたが中止となった。会場:KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉入場料金:S席 12,500円、A席 9,000円、U-25チケット 6,500円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書、当日指定席券引換/「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみ取扱い)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止※全席指定一般発売日:2021年11月27日(土)チケットに関する問い合わせ先:サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(月~金12:00~15:00)公演についての問い合わせ先:パルコステージTEL:03-3477-5858(時間短縮営業中)<東京公演>上演期間:2022年2月12日(土)~2月28日(月)会場:パルコ劇場(渋谷パルコ 8F)入場料金:13,500円、U-25チケット 6,500円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書、当日指定席券引換/「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみ取扱い)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止※全席指定一般発売日:2021年11月27日(土)チケットに関する問い合わせ先:サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(月~金12:00~15:00)公演についての問い合わせ先:パルコステージTEL:03-3477-5858(時間短縮営業中)<大阪公演>上演期間:2022年1月20日(木)~1月23日(日)会場:森ノ宮ピロティホール入場料金:13,800円※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止※全席指定一般発売日:2021年12月12日(日)10:00問い合わせ先:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~16:00※日祝は休業)<広島公演>上演期間:2022年1月29日(土)・1月30日(日)会場:上野学園ホール入場料金:12,000円、U-25チケット 6,000円(当日指定・要年齢証明書)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止※全席指定一般発売日:2021年11月27日(土)チケットに関する問い合わせ先:・TSS事業開発部 TEL 082-253-1010(平日10:00~17:00)・キャンディープロモーション TEL 082-249-8334(平日11:00~15:00)<北九州公演>上演期間:2022年2月4日(金)~2月6日(日)会場:北九州芸術劇場・大ホール入場料金:12,000円、U-25チケット 6,000円(25歳以下対象・当日座席指定券と交換・要身分証明書)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止※全席指定一般発売日:2021年11月27日(土)問い合わせ先:ピクニック チケットセンターTEL:050-3539-8330(平日12:00~15:00)
2021年10月23日河原雅彦演出、古田新太主演のミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』が2022年1月13日(木)より、KAAT神奈川芸術劇場(ホール)とPARCO劇場で5年ぶりに再演されることが決定した。1973年の舞台初演から間も無く50年。未だカルト的⼈気を誇りファンを熱狂させるロックミュージカルの筋字塔『ロッキー・ホラー・ショー』。2017年上演版では2011年版から6年ぶりに古田新太のフランク・フルターが復活。いのうえひでのりからバトンを受け取った演劇界きってのロック狂、河原雅彦が演出。振付をMIKEY(from 東京ゲゲゲイ)が手がけ、演奏には日本版『RHS』の伝“ROLLY”を中心に、バンド「女王蜂」、武田真治が参加するなど、新たな要素を盛り込んだライブ感溢れる演出で熱狂を呼んだ。この“河原版RHS”が5年ぶりに帰ってくる。フランク・フルターを演じるのは、もちろん古田新太。さらに小池徹平やISSA、ROLLY、武田真治、岡本健一と過去のRHSを支えたユニークな実力派が豪華に集結。加えて昆夏美やフランク莉奈、峯岸みなみとフレッシュな女優陣が初参加と、清濁合わせ呑むようなキャスト陣で新たな『ロッキー・ホラー・ショー』を誕生させる。2020年にリニューアルオープンした新生・PARCO劇場の、舞台と客席が緊密な空間でさらなる熱狂を呼ぶことになるだろう。はまり役、古田新太のフランク・フルター役は3度目にしてなんと今回がラスト。過去の『RHS』キャスト、また今回新たにパーティーに加わるニューキャストが入り混じり、フランク・古田のラストランを盛り上げてくれるはずだ。【河原雅彦(演出)コメント】R.H.Sは演劇じゃない。最高ロックなお囃子に乗せて変態を愛でる祭り。それ以上でも以下でもない。古田さんがまたまたフランクとしてステージに帰還する。変態好きにはたまらないやね。なので今回のテーマは『変態祭りの集大成』。これで決まりだ。祭りとコロナの相性は言うまでもなく最悪だ。だからなんだ。こちとら自慢の変態揃えて騒いでやる。客席から騒ぎ返せる術は俺が考える。もういいよ、せっかく劇場に来てるんだから。⼼にまでマスクすることないんだぜ。河原雅彦【古田新太(フランク・フルター役)コメント】三度⽬の正直 R.H.Sよ私もう56才よ 四捨五⼊で60よいやなフランクね 世界中探してもいないわよでも大丈夫 またもや最強の面子を集めたからキッチュでファンキーなワクチン受けに来てレッツ Do The Time Warp AGAIN!!■公演情報パルコ・プロデュース2022『ロッキー・ホラー・ショー』脚本・作詞・作曲:リチャード・オブライエン演出:河原雅彦翻訳:高橋ヨシキ訳詞・音楽監督:ROLLY振付:MIKEY(from 東京ゲゲゲイ)出演:古田新太小池徹平ISSA昆夏美フランク莉奈峯岸みなみ東京ゲゲゲイ武田真治ROLLY岡本健一 ほか<横浜公演>2022年1月13日(木)~1月16日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉入場料金(全席指定・税込)S席:12,500円A席:9,000円U-25チケット:6,500円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書、当日指定席券引換 / 「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみ取扱い)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止<東京公演>2022年2月12日(土)~2月28日(月)会場:PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)入場料金(全席指定・税込):13,500円U-25チケット:6,500円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書、当日指定席券引換 / 「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみ取扱い)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止<大阪公演>2022年1月20日(木)~1月23日(日)会場:森ノ宮ピロティホール入場料金 (全席指定・税込):13,800円※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止<広島公演>公演日程:2022年1月29日(土)・1月30日(日)会場:上野学園ホール入場料金 (全席指定・税込):12,000円U-25チケット:6,000円(当日指定・要年齢証明書)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止<北九州公演>公演日程:2022年2月4日(金)~2月6日(日)会場:北九州芸術劇場・大ホール入場料金 (全席指定・税込):12,000円U-25チケット:6,000円(25歳以下対象・当日座席指定券と交換・要身分証明書)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止
2021年10月20日女優の菅野美穂が主演を務める映画『明日の食卓』が、TELASA・auスマートパスプレミアムできょう11日に配信開始された。5月28日に公開され、今回が最速配信となる『明日の食卓』は、椰月美智子氏による同名小説(角川文庫刊)を実写化した瀬々敬久監督の最新作。菅野は『ジーン・ワルツ』(11年)以来10年ぶりの映画主演を務める。元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)、同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たち。些細なことからそれぞれの忙しく幸せな日々が崩れ、思いもよらない方向へと向かっていく。どこで歯車が狂ってしまったのか。「ユウ」の命を奪った母親は誰なのか。そして3つの石橋家がたどり着く運命とは。(C)2021『明日の食卓』製作委員会
2021年06月11日《「優しそうな菅野美穂でも子供怒るんだ……よかった、私だけじゃない」と思えました》《リアルに子供と向き合って奮闘してる女優さんには好感湧く。嘘くさくなくて本当にいい》ネット上で、菅野美穂(43)の子育てに共感が相次いだのは5月下旬のこと。『めざましテレビ』(フジテレビ系)にVTRで出演した菅野は、子供を育てる母親としての葛藤を赤裸々に明かしたのだ。番組内で彼女は、おおらかな対応を目指しているのにもかかわらず、真逆になっている現状を、「こんなに子供とずっと一緒にいられるのって人生の中でほんのわずかな時間のはずなのに、本当にずっと怒っちゃうんですよ」そう語っていた。’13年に堺雅人(47)と結婚し、彼との間に5歳と2歳の子をもうけた菅野。’21年1月クールに4年ぶりの連ドラ主演を果たし、現在公開中の『明日の食卓』でも10年ぶりに映画主演を務めている。ドラマや映画に大忙しの彼女だが、こんな姿も目撃されている。「ロケ地への移動時間中に台詞を確認したり、仮眠を取ったりして、なんとか時間をやりくりしている様子でした。疲れからか、撮影の待ち時間に、ついうたた寝する菅野さんを見かけたこともあります」(ドラマ関係者)さらに彼女は多忙を極める生活を周囲に漏らしていたと、このドラマ関係者は続ける。■「ボディソープで全身を洗ってた」「『仕事をしているときしか自分の時間が取れない』と話していました。毎日6時に起きて子供の朝食を準備してから撮影に向かい、23時ごろに帰宅。そこから台詞覚えをして、寝るのが深夜2~3時になることもあったそうです」彼女が女性たちから支持を受けるのは女優として、母として頑張っているからだけではなく、リアルな自分を隠さないからだろう。菅野は5月21日に生出演した『あさイチ』(NHK)でも飾らない子育てエピソードを披露。「とにかく自分のことよりも、子供を洗って湯冷めしないうちに自分も出ないといけないので、ボディソープで(頭髪も含めて)全身を洗ってた。リンスもなしで(頭髪は)バッサバサ」と自分のケアは二の次だと打ち明けていた。そんな菅野の“女優らしからぬ告白”に、《飾り立てたお料理とか、オシャレな子供さんとのエピソードよりも、とても現実感と共感を感じます》と子育てママたちはネット上で大共鳴していたのだ。「AERA.dot」で6月3日に配信された鼎談では、《SNSとかで「ステキな子育て」を目にしたりするけど、いや日常にはできないから!》とも語っていた菅野。彼女の飾らない言葉は育児に疲れたママたちをほっこりさせ続けていくだろう。
2021年06月11日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子の豪華競演で贈る『明日の食卓』。この度、本作より3人の母親たちに注目した3種類のスポット映像、場面写真が解禁された。菅野さん演じる留美子は息子を育てながら仕事復帰を目指そうとするが、今度は夫が仕事を失ってしまい、息子にも「俺たちが嫌いなら、捨てちゃえばいいだろう!」と言われてしまう。徐々に息子に冷たい視線をぶつけてしまう留美子が絶叫する姿で映像は幕を閉じる。金銭的に苦しくも、仲睦まじい家庭を築く高畑さん演じる加奈。しかし、リストラで家計が苦しくなり、その焦りから加奈も「なんで分かってくれへんの」と息子を激しく追い詰めてしまう――。一方、一見何も問題ないように見える、尾野さん演じる“あすみ”の石橋家。だが、徐々に柴崎風雅演じる息子・優への不信感がつのり、優が「つまんねえ!」と吐き捨てる姿にあすみは驚愕する。最後は「誰か助けてー!」という優の叫び声とともに映像は終わる。それぞれ、息子を愛していたはずなのに、歯車が狂ってしまう様子が収められており、「他人事に思えない」それぞれの母親の奮闘が描かれている。また、併せて解禁された場面写真では、初日舞台挨拶で話題となった、部屋に置かれたビニールプールを前に留美子が呆然と立ち尽くす様子のほか、菅野さんが絶賛する、高畑さん演じる加奈が手際良くクリーニング店で働く姿が。息子・優を押さえつける夫の太一を止めようとする様子が写し出された、尾野さん演じるあすみは、さらにママ友の山口紗弥加演じる若杉に言い寄られる姿も。この3人の母親と、息子ユウに何が起きてしまうのか、ますます気になる場面写真となっている。『明日の食卓』は全国にて公開中。WOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAにて6月11日(金)より配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年06月04日菅野美穂が10年ぶりに映画主演を果たした『明日の食卓』が5月28日(金)に公開を迎え、神奈川県横浜市の「イオンシネマみなとみらい」にて舞台挨拶が開催。菅野さんと、高畑充希、尾野真千子、和田聰宏、大東駿介、藤原季節、瀬々敬久監督の総勢7名による舞台挨拶が行われた。この日は横浜での舞台挨拶となったが、まず瀬々監督は「ここへ来られたこと、この出会いが嬉しいです。こんな時期でも、物語という宝物をプレゼントすることができます」と映画公開の喜びを口にした。主演を務めた菅野さんも、「映画館でこうしてみなさんとお会いすることができて嬉しいです。コロナ禍で、物語の持つ力を改めて感じています。誰かの元気の素になるといいなぁと思いながら、今日という日を待っておりました」と初日を迎えての思いを語った。菅野美穂「やりがいのあるシーンができてるな、と思いながら」この日は、映画の中で夫婦を演じた菅野さんと和田さん、尾野さんと大東さん、そして姉弟を演じた高畑さんと藤原さんという3組のペアが登壇、それぞれの共演について振り返った。仕事をしながらワンオペ育児に奮闘する菅野さんは、和田さんが演じた劇中での夫について「うちのダンナはビールばっかり飲んで、子どもとは遊んでくれるけど、私がやってほしいことはやってくれない(笑)」と話して笑いを誘いつつ、そんな夫を演じた和田さんは「菅野さんは、テストと本番で(演技が)がらりと変わるんです」とコメント。菅野さんは「毎回、全力でただ投げ込むだけでした(笑)。暴投になっていたかも…」と照れくさそうに語る。そんな2人の激しいケンカのシーンについて、和田さんは「(菅野さんが放り込まれることになる)プールの水が汚かったんです」と明かし、「菅野さんは『全力で入れてください!』と言うので、それに応えて思い切りやりました」と明かした。菅野さんも2人の激しいやり取りを振り返り「夫婦のことって2人にしかわからないこともあるので、私もよくないところが絶対にあったはずなんです。育児って毎日ギリギリで、綱渡りですけど、ちょいちょい綱から落ちるもの。そういう怒りはわかりますので、ケンカのシーンは確かに凄かったですね…。極限状態ですけど、和田さんがしっかり受け止めてくださって、監督もグッと熱量が上がる瞬間があり、やりがいのあるシーンができてるな、と思いながらやっていました」と充実した表情を見せた。高畑充希の弟役・藤原季節「お風呂に数日入らなかった」わけとは!?続いて、高畑さんは藤原さんが演じた弟について「どうしようもない弟でしたけど、季節さんだったからなのか? どうにも嫌いになれなくて…」と困ったような表情で語る。一方、藤原さんは、高畑さんとの近距離での芝居について「体臭とか大丈夫かな? と心配してました。瀬々監督の映画に出るってことで、“匂い立つ”感じが出ればと、お風呂に数日入らなかったんです」と驚きの告白。藤原さんは熱いさなかの撮影で「胸ぐらをつかまれるシーンもあって『入ればよかったな』と思ってました…」と若干申し訳なさそう。高畑さんは「知らなくてよかったです」と驚きつつ、笑みを浮かべていた。また、尾野さんと大東さんも、劇中でかなり激しいやり取りを見せているが、尾野さんは「私たち、関西人でして、気を抜くとすぐに関西弁になる危機感を持ちながらやっていました(笑)」と述懐。大東さん曰く、2人とも関西弁の中でも「かなりコテコテのほう」とのこと。そんな2人は壇上で、現場でのやり取りを完全再現。尾野さんがコテコテの関西弁で「標準語でいきたいねん、今日は」と言えば、大東さんが「そやな。シュッとしよ、今日は」と返し、笑いを誘う。さらに尾野さんが、大東さんが演じた“とんでもない夫”について「イヤですね。でも、全部が全部、イヤじゃなかったような気もしました」と言うと、大東さんは「それは…? 大東くんが…? 演じているから…? って、全部俺が言うてまったやん! 言ってくれや(笑)!」と返すなど、見事な夫婦漫才を繰り広げ、これには共演陣も大笑いだった。女性が日々抱えているモヤモヤ、孤独感は「自分だけのものじゃない」最後に菅野さんは「女性が日々抱えているモヤモヤ、孤独感は『自分だけのものじゃないんだ!』と思ってもらえる何かがある映画だと思います」とアピール。「大きな声で『劇場にお越しください』と言いづらい世の中で、今日は横浜に参りましたが、物語の持つ力を私は今、改めて感じているし、今日、こうしてみなさんが劇場に来てくださったことに励まされました!この映画との出会いに感謝しています。“明日の食卓”が豊かなものになりますように」と感謝の思いを口にした。そして瀬々監督は、「いま、すごくつらい状況だと思います。この映画もつらい状況を扱っていますが、そんな状況でも、出会いがあったり、別れがあったり、気持ちが昂って、感動的な瞬間が訪れたりするんだということを描こうと思い、作った映画です。こういう状況の中でも、みなさんの中にそんな出会いや『いいなぁ、今日は』という瞬間が訪れることを願っていますし、そういう映画になっていれば幸いです。みなさん、Twitterとかでこの映画について『苦しい』とか『つらい』と書くと思いますが『でも、よかった』と最後に足してください。お願いします!」と呼びかけていた。『明日の食卓』は角川シネマ有楽町ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月29日映画『明日の食卓』(5月28日公開)の公開初日舞台挨拶が28日に神奈川県で行われ、菅野美穂、高畑充希、尾野真千子、和田聰宏、大東駿介、藤原季節、瀬々敬久監督が登場した。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。この日は横浜での舞台挨拶となったが、瀬々監督は「ここへ来られたこと、この出会いが嬉しいです。こんな時期でも、物語という宝物をプレゼントすることができます」と映画公開の喜びを口にする。主演の菅野は、コロナ禍の中で「公開になるのかな? という気持ちで過ごしてきましたが、映画館でこうしてみなさんとお会いすることができて嬉しいです。コロナ禍で、物語の持つ力を改めて感じています。誰かの元気の素になるといいなぁと思いながら、今日という日を待っておりました」と初日を迎えての思いを語った。この日は、映画の中で夫婦を演じた菅野と和田、尾野と大東、そして姉弟を演じた高畑と藤原という3組のペアが登壇しており、それぞれの共演について振り返る。菅野は、和田が演じた劇中での夫について「うちのダンナはビールばっかり飲んで、子どもとは遊んでくれるけど、私がやってほしいことはやってくれない」と笑いを誘いつつ、そんな夫を演じた和田は「菅野は、テストと本番で(演技が)がらりと変わるんです」と指摘。菅野は「毎回、全力でただ投げ込むだけでした。暴投になっていたかも……」と照れ笑いを浮かべる。そんな2人の激しいケンカのシーンについて、和田は「(菅野が放り込まれることになる)プールの水が汚かったんです。女優さんが入るので心配してたんですが、菅野さんは『全力で入れてください!』と言うので、それに応えて思い切りやりました」と明かす。菅野も2人の激しいやり取りを振り返り「夫婦のことって2人にしかわからないこともあるので、私もよくないところが絶対にあったはずなんです。育児って毎日ギリギリで、綱渡りですけど、ちょいちょい綱から落ちるもの。そういう怒りはわかりますので、ケンカのシーンは確かに凄かったですね……。極限状態ですけど、和田さんがしっかり受け止めてくださって、監督もグッと熱量が上がる瞬間があり、やりがいのあるシーンができてるな、と思いながらやっていました」と充実した表情を見せた。最後に菅野は「女性が日々抱えているモヤモヤ、孤独感は『自分だけのものじゃないんだ!』と思ってもらえる何かがある映画だと思います」と映画をアピールし「大きな声で『劇場にお越しください』と言いづらい世の中で、今日は横浜に参りましたが、物語の持つ力を私は今、改めて感じているし、今日、こうしてみなさんが劇場に来てくださったことに励まされました! この映画との出会いに感謝しています。“明日の食卓”が豊かなものになりますように」と感謝の思いを口にした。
2021年05月29日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が“母”を演じ、子を持つ親なら誰もが直面するであろう問題をリアルに描いた映画『明日の食卓』が、明日5月28日(金)より公開。この度、本作に大島優子が同じく“母”として出演していることが明らかになった。コミカルな演技が話題のドラマ「ネメシス」や、連続テレビ小説「スカーレット」などに出演した大島さんが本作で演じるのは、物語の重要なキーマンとして登場する“第4の母”耀子。大島さんはほぼノーメイクで熱演した。瀬々敬久監督作品へは今回が初となる大島さん。「瀬々監督の作品に参加できる喜び、そしてかつてない緊張感を味わいながらの刺激的な現場でした。三者三様で描かれた母の存在が圧巻で、苦しくなるほどでした。そして“第四の母”として重要な役どころで参加させていただき、とても嬉しかったです」と撮影をふり返っている。また、瀬々監督は「スカーレット」から大島さんに注目していたそう。本作での大島さんについて「後半の物語のカギを握る重要な役どころです。ただ出番はほんのわずか。それでも引き受けて頂けただけで感謝でしたが、現場はもっとスゴかった。あの山本キッドの伝説の1ラウンド4秒KOかのように、僅か数時間の撮影の中で記憶に残る名シーンを演じてくれました。ただ、もしダメだったら映画の成否に関わるような重要なシーンです。それを一気にテンションの高い芝居で上り詰め、風のように去って行った。まるで新しい伝説に立ち会えたような瞬間でした。大島優子、天晴れ!です」と絶賛している。『明日の食卓』は5月28日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月27日女優の菅野美穂が主演を務める、映画『明日の食卓』(5月28日公開)の特別映像が26日に公開された。作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。解禁されたのは、母親役を演じた菅野美穂・高畑充希・尾野真千子3人の女優のインタビューとメイキング映像・本編映像が折り重なった特別映像「3人の女優 渾身のキャラクター編」。豪華女優陣がそれぞれ演じた母親を語り、その舞台裏も明かされている。菅野美穂が「必死な人」と評する留美子は、復帰したばかりの仕事に育児にと、必死にパワフルに向き合っており、今回解禁された映像でもとにかく一生懸命な姿が印象的。その一生懸命さに、自らも子育てに向き合う菅野自身も「育児をしている立場だと、どういうところに息が詰まって、どういうところに自分の喜びを感じるのか、というのが想像しやすく、すごく共感するところが沢山ある役でした」と語る。息子のために、雨が降ろうと自転車を漕いで仕事に向かい、健気に頑張る姿が印象的な加奈を「学はないけど、頭は悪くない人」と分析する高畑充希。「しっかりしているし、計画的だし、頑張れるし、理性も効くし、できた人だな、と思います」と話すように、辛い顔を見せずに笑顔で頑張る姿が母としての責任感の強さを引き立てつつ、一方で孤独感も象徴している。「すごく難しかった」と尾野真千子が語るのは、何不自由なく幸せを手に入れていると思いきや、徐々にその幸せが崩れていってしまう・あすみ。難役に挑戦した尾野は「正解のことをやっているつもりだったのですが、子供目線のト書きとかを見ていると、“ダメなんだ”って、色々なことを気づかされる役、に感じました」と、自身の演技を振り返った。
2021年05月26日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が、同じ“石橋ユウ”という名前の小学5年生の息子を育てる母たちを演じる映画『明日の食卓』より、3人の役どころを紹介する特別映像「3人の女優 渾身のキャラクター編」が到着した。今回の映像では、本編映像に加えて、菅野さん、高畑さん、尾野さんの3人のインタビューとメイキングも収録。そして本編からは、母親たちが葛藤する姿も新たに公開されている。菅野さん演じるフリーライターの留美子は、復帰したばかりの仕事や、やんちゃ盛りの息子たちの育児と、とにかく必死。映像では、パワフルに向き合っている様子が映し出されており、演じた菅野さんは「必死な人」とそのキャラクターについて説明。そして「育児をしている立場だと、どういうところに息が詰まって、どういうところに自分の喜びを感じるのか、というのが想像しやすく、すごく共感するところが沢山ある役でした」と語る。また、息子のために健気に頑張る姿が印象的な、シングルマザーの加奈を演じたのは、高畑さん。「学はないけど、頭は悪くない人」と分析する高畑さんは、「できた人だな、と思います」と印象明かす。辛い顔を見せずに、笑顔で頑張る姿が母としての責任感の強さを引き立てつつ、一方で孤独感も象徴している。最後に、専業主婦のあすみを演じた尾野さんは「すごく難しかった」とふり返り、「正解のことをやっているつもりだったのですが、子供目線のト書きとかを見ていると、“ダメなんだ”って、色々なことを気づかされる役、に感じました」と語っている。『明日の食卓』は5月28日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月26日女優の菅野美穂が主演を務める、映画『明日の食卓』(5月28日公開)の本編映像が22日に公開された。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。公開されたのは、菅野美穂演じるフリーライターの留美子が仕事で徹夜作業をしていたため寝坊してしまい、忙しない朝を迎えるシーン。2人の息子たちの遠足の日で、お弁当を急いで用意する留美子は、ウィンナーとブロッコリーを一緒に茹でたり、卵焼きに失敗してしまい炒り卵にしたりと、焦る気持ちのなか何とか切り抜けようとする。そんな中、兄の悠宇は「なんで起こしてくれなかったんだよ! 早くしてよ」と、留美子に当たり散らかし、さらには下の息子は泣き喚く。“こっちが泣きたい気分……”と思う中、まさかのラスボスとして夫の豊(和田聰宏)が登場。「朝からうるせえなあ」と完全に他人事であるだけではなく、「帰ってきたの、2時だぜ?」と自分の苦労話をする。そんな夫に「こっちは徹夜だったんですけど?」と応戦する留美子だが、軽くあしらわれてしまい、さらには「あー、お茶飲みたい。お茶ないの?」と、“3人目の子ども”のような言葉も飛び出し怒りが止まらない様子。さらに弟を置いて行こうとする、長男・悠宇を必死でなだめるが……。仕事も家庭も両立させようとする母親と、なかなか協力をしてくれない夫と子どもたち。まさしく、“ワンオペ育児”を映し出したシーンは、本作で取り上げられる育児の問題を象徴している。
2021年05月22日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子という豪華女優陣を迎え、数々の受賞歴のある椰月美智子の同名小説を原作に瀬々敬久監督が映画化した『明日の食卓』。この度、菅野さん演じるフリーライターの石橋留美子が仕事で徹夜作業をしていたため寝坊してしまい、忙しない朝を迎えるシーンの本編映像が解禁となった。解禁された本編映像では、2人の息子たちの遠足の日で、徹夜明けながらお弁当を急いで用意する留美子の姿が…。ウィンナーとブロッコリーを一緒に茹でたり、卵焼きに失敗してしまい、炒り卵にしたりと、焦る気持ちのなか何とか切り抜けようとする。そんな中、兄の悠宇(ゆう)は「なんで起こしてくれなかったんだよ!早くしてよ」と、留美子に当たり散らかし、さらには下の息子は泣き喚く。“こっちが泣きたい気分…”と思う中、まさかの夫の豊(和田聰宏)が登場。「朝からうるせえなあ」と完全に他人事であるだけではなく、「帰ってきたの、2時だぜ?」と愚痴る。そんな夫に「こっちは徹夜だったんですけど?」と応戦する留美子だが、それも軽くあしらわれてしまう。さらには、「あー、お茶飲みたい。お茶ないの?」と、“3人目の子ども”のような言葉も飛び出し、留美子も怒りが止まらない様子。そして、弟を置いて行こうとする長男・悠宇を必死でなだめるが…。仕事も育児もちゃんとやろうとする母親・留美子と、父親として協力する気もない夫。まさしく、“ワンオペ育児”を映し出したシーンは、本作で取り上げる育児の問題を象徴している。『明日の食卓』は5月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月22日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が母を演じる瀬々敬久監督映画『明日の食卓』から、親子のスーパーでの買い物シーンを切り取った本編映像が到着した。子を持つ親なら誰もが直面するであろう問題をリアルに描写した本作。今回到着した映像では、菅野さん演じるフリーライターの留美子が、スーパーでケンカを始める息子たちを必死になだめようとするシーンから始まる、どこかで見たことのある親子の日常が映し出される。息子たちはカートでほかの買い物客にぶつかってしまい、弟を叩く兄・悠宇を捕まえてゲンコツを落とす留美子。その様子に虐待を疑っているような訝しい視線を送る買い物客に思わず頭を下げてしまう。そして帰宅した留美子は、この様子を大人気の子育てブログ「鬼ハハ&アホ男児Diary」に書き留めるのだった。そんなブログこそが、本作で描かれる3つの石橋家を繋ぐ重要な架け橋になっている。先日行われた完成報告会でもそんなゲンコツシーンの話題になり、菅野さんから「最後に一発入ってしまって…。(外川が)“え…”となって目もウルウルしてきて」と撮影時をふり返っていた。『明日の食卓』は5月28日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月16日女優の菅野美穂が、18日から放送されるロッテ「キシリトールガム」新CM「キシリトール フィンランド」編に出演する。今回のCMでは、菅野がキシリトールのブランドカラーをイメージした緑のワンピース姿で登場。フィンランドでキシリトールを研究する教授から、フィンランドの家庭や保育園で食後に毎回食べるキシリトール習慣を教えてもらい、「知らなかった!」と驚く姿が撮影されている。CM撮影中は、なかなかベストなポーズが決まらず悩むカメラマンに、「とりあえず……色々やってみます!」と菅野自らポーズを提案。爽やかな笑顔で、首を傾げたり、手を前に組んだりと様々ポーズを見せると、「最高!」「良いですね~!」「かわいい!」とスタッフから大絶賛の声が上がった。また、撮影後のインタビューでは、「その歯と100年。キシリトール。」というブランドコンセプトにかけて、「私、乳歯が一本残ってまして、『60歳までもったら良いね』って歯医者さんに子供の頃言われたことがあるのですけど、100歳まで使えるように今手入れしています。この先100年だと140歳になってしまうので、それはちょっとおかしいなっていう感じですけど(笑)、その歯と100年ということで言うなら、一本残っている乳歯と100歳までやっていけたらなと思います」と菅野ならではのエピソードも明かした。
2021年05月12日