2020年8月20日、将棋の藤井聡太棋聖が最年少の18歳1か月で2冠と八段昇段を決めました。元プロ将棋棋士の『ひふみん』こと加藤一二三さんは、Twitterを更新。藤井棋聖の記録に祝福のコメントを寄せました。藤井聡太二冠誕生㊗️ならびに史上最年少八段昇段㊗️心よりおめでとうございます!!!!!— 加藤一二三@祝フォロワーさま17万名さま達成(((o(*゚▽゚*)o)))♡ (@hifumikato) August 20, 2020 「心よりおめでとうございます」と、祝いの絵文字とともに藤井さんの快挙を祝福した加藤さん。また、AIが発達する中でも勝利を収めていく藤井さんの姿に、「人間ゆえに見いだすことのできる、芸術的な一手の探求を通して、盤上で感動を紡いでいただきたい」と棋士としての願いを投稿しました。今後AI研究が如何に隆盛を誇ろうとも藤井聡太二冠には人間ゆえに見いだすことのできる芸術的な一手の探求を通して盤上で感動を紡いでいただければと願う。平安の世から指し継がれた将棋文化の奥深く豊かな魅力を令和の世を生きる数多の方々へ末永く伝えていただけることは一棋士として非常に悦ばしい。— 加藤一二三@祝フォロワーさま17万名さま達成(((o(*゚▽゚*)o)))♡ (@hifumikato) August 20, 2020 ネット上ではたくさんの祝いの言葉が寄せられています。・すごい!また記録更新ですね。・加藤さんの解説をまた楽しみにしています!・明るいニュース、嬉しいですね!加藤さんの喜びが伝わってきます。AIではなく、人間だからこそなせる技を藤井さんは持っていることでしょう。加藤さんのいう通り、これからの将棋界をけん引する藤井さんに期待したいですね![文・構成/grape編集部]
2020年08月20日2020年7月16日、『第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負』の第4局が開催され、高校生棋士の藤井聡太さんが渡辺明棋聖に勝利。同シリーズ3勝1敗で、初タイトルとなる棋聖位を獲得しました。17歳11か月という異例の若さで、史上最年少でのタイトル獲得を成し遂げた藤井新棋聖。将棋界の歴史を揺るがすようなニュースに、世間では大きな反響が上がっています。藤井新棋聖の快挙を、加藤一二三が祝福同日、元プロ将棋棋士で、タレントとして活躍する『ひふみん』こと加藤一二三さんが、藤井新棋聖のタイトル獲得について言及。 #棋聖戦 藤井聡太新棋聖にはその天賦の才を余すところなく発揮し天高く翔ける龍となり、将棋史に於いて今後だれもまだ見ぬ地平を、ときに孤独と闘いながらも勇猛果敢に切り開いていただき、いつまでも色褪せない名局を紡ぎながら、将棋という芸術文化の大輪の花を咲かせていただきたいと願います。— 加藤一二三@7/17フジテレビとくダネ!生出演 (@hifumikato) July 16, 2020 同シリーズで対局が行われるたびに、勝負における一挙一動を注目し続け、藤井新棋聖の勝利を我がことのように喜んでいた加藤さんだからこそ、感慨深いものがあったのでしょう。加藤さんの投稿に対し、ネット上では祝福や共感のコメントが寄せられる中、一方でその文才を称える声が続出。・藤井新棋聖誕生からわずかの時間で、これだけの名文をつづるひふみんもすごい。・ひふみんの人柄が伝わる美しいコメントに、胸がジーンとしました。・なんて優雅で品のある祝福のコメントなんだろう。素晴らしい。また、加藤さんはコメントを発表する20分前に、次のようなつぶやきも投稿しています。 #棋聖戦 やっぱり、聡太さんはつよい。。。— 加藤一二三@7/17フジテレビとくダネ!生出演 (@hifumikato) July 16, 2020 年下である藤井新棋聖のことを、「聡太さん」と呼び、感嘆のため息をつくようにつぶやいた加藤さん。その後、一部の人から「孫より年下ぐらいの人をさん付けで呼ぶって、すごいことだと思う」といった指摘が入ると、藤井新棋聖を『さん』付けで呼んだ理由について、こうつづりました。数多の報道陣を前に微動だにせずデビュー戦開幕を待つ藤井聡太四段は紛れもなくプロのオーラを身に纏っておられました。将棋盤を挟んで対峙した者としてその佇まいからはとても『藤井くん』と呼ぶ気にはなれません。棋士として産声を挙げた瞬間から彼は、勝負師魂を携えたまさしくひとりの大人でした。@hifumikatoーより引用加藤さんは、過去に棋士として対局した藤井新棋聖を、1人の大人としてリスペクトする想いから、『さん』付けをしたのです。年齢や立場に関係なく、相手を敬う…そういう姿勢こそ、加藤さんが幅広い層の人々に愛されるゆえんといえますね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月17日藤井聡太七段(17)の恩師で「ふみもと子供将棋教室」を主宰する文本力雄さん(65)。教室内では藤井七段は当時通っていた7~8人の子供たちのなかでも、とても活発な少年だったという。「実は運動神経もよくて、性格も活発なタイプでした。毎春行っていた“お花見将棋”で、河原の広場でかけっこをしたときは、いちばん体も小さいのに、年上の子より弾丸みたいに速かったですね。将棋の授業後には、みんなと一緒にトランプもよくやっていました。教室の最後は毎回、私が作った坂本九さんの『明日があるさ』の替え歌をみんなで合唱するのが恒例で、必ずいちばん前列の真ん中にいて大きな声で一所懸命、歌っていたのも聡太くんでした」その合唱の後、プロレスごっこが始まることもあった。「聡太くんがいちばん年下なので、やられるかと思ったらとんでもない!年上の子とも対等にプロレスをやっていました。さすがに4歳年上の子には負けていましたが、それでも向かっていってました」文本さんの笑顔は止まらない。将棋に加えて、遊びや運動までできた、藤井七段には思い出深い“学びの場”だったことだろう。実は“初恋”もここで芽生えていたようだ――。「聡太くんが幼稚園の年長のときでした。そのころ、2つ年上のA子ちゃんという女の子がいたんです。A子ちゃんはいつも聡太くんのことを『そうちゃん、そうちゃん!』とかわいがっていたんですよ。そんなある日、教室でたまげたことが起きました。最年少の聡太くんが、年上の小学生たちに向かって『A子ちゃんをいじめるなよなあ!』って真っ赤な顔で、端から順番にグーッとにらみつけて言ったんですよ。あまりに迫力満点だったので、みんな驚いて凍りついてました。いつもかわいがってくれた女の子なんで、正義感だったのか……。もしかしたら聡太くんの初恋だったのかもしれませんね」そう言って目じりを下げる文本さん。藤井少年はプロへの登竜門となる奨励会への入会を機に、教室を卒業することになった。「最後に私が送った言葉は『名人の上を目指せ』でした。不世出の天才なのは明らかなので、名人になるのは当然です。だから、さらにその上を目指してほしいと。本人はキョトンとしていましたね」’16年10月に史上最年少のプロ棋士となった藤井少年は文本さんのもとに挨拶に訪れている。「最近は聡太くんも忙しいので会えていませんが、『健康がいちばんだぞ』と伝えています。タイトル奪取の報告、楽しみにしています」“希代の棋士”を育んだ恩師は2人並んだ当時の写真を見ながら、いつまでもほほ笑んでいた――。「女性自身」2020年7月21日号 掲載
2020年07月09日フジテレビの藤井弘輝アナウンサー(28)が6月17日に、30代の同局社員と結婚したことが発表された。父・藤井フミヤ(57)も90年6月に結婚したことから、親子揃っての“ジューンブライド”と注目を集めている。18日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ)では、同期の永尾亜子アナ(26)が結婚のニュースを紹介。藤井アナは、「ほんの少しだけ頼りなく見える私ですが、幸せな家庭を築いていきたいと思います」とコメントを寄せていた。藤井アナは16年4月に入社し、同年10月には『めざましテレビ』のレギュラーに抜擢。現在は水曜リポーターを担当しているが、バラエティ番組など幅広く活躍している。19年に配信された音楽番組『フジアナ歌祭り』(FOD)では、父の楽曲「Another Orion」を熱唱。その後もたびたび歌唱を披露し、父子ともに歌声が似ていることが話題に上った。「藤井アナは入社当初、父の存在をプレッシャーに感じていたそうです。ですが『めざましテレビ』に抜擢されてからは、“自分は自分”として仕事に打ち込むように。学生時代に培った楽器演奏や、スポーツといった特技も番組作りに活かしています。父の歌を披露することは悩んだそうですが、今では『父のファンが楽しんでくれるなら』と吹っ切れたそうです。周りを盛り上げる人柄や身体を張った企画も進んで挑むことから、周囲にも慕われていますね」(テレビ局関係者)幅広く活躍する藤井アナを祝福する声が広がっている。《朝からお目出度いニュースが!藤井アナ結婚おめでとうー!お父様同様、末長く幸せにー!》《わお!びっくり!フミヤもおじいちゃんになる日が近かいわね。こんなおじいちゃんいたらカッコ良すぎ》《わぁ〜!朝からビックリ!!弘輝くん結婚かぁ〜!両親と同じジューンブライドときたー!w》入社5年目にして、公私ともに順風満帆ともいえる藤井アナ。人生の歩みには父の“教え”が影響しているようだ。「フミヤさんは、子供たちが成人しても『家庭を持つまでは目が離せない』と語っていました。グローバルに活躍できるよう、幼い頃から『中学校はスポーツ部に入部』と『留学』を家訓として伝えてきた“教育パパ”だったそうです。藤井アナはその教えに従って、高校時代をアメリカで過ごしました。厳しく見えますが、フミヤさんは奥さんと手を繋いで出かけるほどの“愛妻家”。テレビ番組でも『一生一緒に生きていきたい』と公言していました。藤井アナは、そんな父親の背中を見て育ってきたのでしょう」(前出・テレビ局関係者)幸せいっぱいの藤井アナ。父と同じように家族を大切にするのだろうーー。
2020年06月18日アイドグループ・ジャニーズWESTの藤井流星と神山智洋が、舞台『正しいロックバンドの作り方』に主演することが8日、明らかになった。同作は日本テレビ深夜ドラマ「シンドラ」第12弾として放送中の同名ドラマの舞台化作。ロックバンド“悲しみの向こう側”のメンバーで、バンドを愛する心配性のリーダー・シズマ(藤井)、夢も目標も特にないイマドキ大学生・テツ(神山)、天才かもしれない不思議くん・オギノ(栗原類)、とにかく明るいムードメーカー・コバ(吉田健悟)の成長物語となる。舞台版新キャストとして、中村梅雀が登場。さらに野田美桜、かわのをとや、中谷竜が出演する。作・演出は、ドラマの企画・脚本監修を務める西田征史が手掛け、西田監修のもと、ドラマの脚本を手掛けるおかざきさとこが舞台版の脚本も担当する。東京公演は東京グローブ座にて8月9日~8月30日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて9月2日~9月8日。○作・演出 西田征史 コメントこの夏、“悲しみの向こう側”の向こう側を、舞台で描きます。まずお伝えしたいのは、ドラマから地続きの続編ではないということ。ドラマの最終話で妙に引っ張って「続きは舞台で!」という作品ではありません。ドラマを楽しみにしてくださっている方々、ご安心ください。ドラマではドラマとしてしっかり描ききったつもりです。この舞台版では、「シズマ・テツ・オギノ・コバ」がドラマの後の時間で、新たに苦悩している問題に向き合っていきます。その中で意外な人物との出会いがあって……と、そんな、彼ららしい夏を描きます。ドラマのキャスト・スタッフの皆さんで育ててくださった、「シズマ・テツ・オギノ・コバ」と再び向き合えること、とても楽しみにしております。○藤井流星 コメントドラマからの舞台化というパターンは初めに聞いた時、驚きました。個人的には舞台が5年振りくらいなので凄くワクワクしていますし、またシズマを演じられる喜びもあります。そして、“悲しみの向こう側”の4人の空気感は撮影現場でも凄く良かったと感じているので、実際に見ていただけるのは凄く嬉しいです。ドラマの全10話を経て絆が更に深まったあの熱いクセだらけの“悲しみの向こう側”の4人が夏に更に熱くなって戻ってきて、またまたバカな事をすると思います。笑キャスト、スタッフ一丸となって皆さんに楽しんでいただける様に頑張りますので、是非楽しみにしていて下さい。○神山智洋 コメント“悲しみの向こう側”にテレビの次は舞台で会えます。出演したドラマが舞台化されるのは初めてなのでワクワクしますし、また4人で集まっておもしろいことを出来るのが今からとても楽しみです。中村梅雀さんをはじめ、新キャストの皆様、ドラマで企画・脚本監修を担当してくださった西田さん、舞台でお世話になるスタッフさん。全員で一丸となって2020年の夏は超熱い夏にしたいと思います。ドラマとはまた別のお話なので、ドラマを見られていない方でも楽しめますし、ドラマを見て頂いた方はより深く正しいロックバンドの作り方を楽しんで頂けると思います。ドラマでは見られない細かい部分や、舞台だからこそ感じる空気感を味わってください。今年の夏は楽しくなりそうです。会場で皆様に会えるのを、神山智洋としても赤川哲馬としても、心よりお待ちしています。○栗原類 コメントこの度ドラマ『正しいロックバンドの作り方』が舞台化されます。今まで関わった作品が舞台化されるというのは初めてでとても新鮮な気持ちです。“悲しみの向こう側”4人のお話はドラマが終わっても続きます! ドラマを見ていないかたでも入り込める作品です。この夏は是非劇場でお会いしましょう。よろしくお願い致します。○吉田健悟 コメントもう一度“悲しみの向こう側”のメンバーになれることは、ただただ嬉しいです。そして、舞台に立てる幸せを噛み締めています。テレビで演じた役を舞台でも演じる。というのは人生初でして、まだ稽古もこれから、の状態ですが、新作エピソードをひっさげて、メンバー4人、キャスト、スタッフ、チーム全体でゼロから作り上げて最高の舞台にしたい気持ちです。ゾクゾクしております。舞台には、お客様が欠かせません。観に来てくださるお客様も言わば共演者です。舞台演劇ならではのライブ感。是非味わってください。皆様と一緒に、キエチマエカナシミ!と叫べる日を楽しみにしております。○中村梅雀 コメント私は母親がピアニストだった影響で音楽が無い人生は考えられません。12歳から様々なジャンルのバンド活動をしてきて、64歳の今もライブを続けています。過去にはCDも出しています。ですからバンド活動には特別な思いがあります。『正しいロックバンドの作り方 夏』は熱い青春の魅力がたっぷりです。友情、夢、喜び、競い合い、不安、迷い、悲しみ、怒り、など、様々な要素をバンド活動を通して巧みに描いていると思います。熱くて楽しい、感動的な舞台になると思います。グローブ座には昨年の『THE NETHER』に続き、2年連続の出演になります。他の劇場とは明らかに違うお客様の集中力と反応の熱さにとても驚きました。今から毎日のステージが楽しみです。
2020年06月08日報道番組『news every.』(日本テレビ系)で、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)にまつわる外出自粛の必要性や買い物マナーについて呼びかけている、藤井貴彦アナウンサー。感染者数を伝える藤井貴彦アナの『ひと言』に、称賛の声「これぞ報道」「感動した」藤井貴彦アナ「お客様は神様ですから」続いた予想外の言葉に絶賛の嵐2020年5月6日に、同番組で視聴者に向けた『ある発言』が話題になっています。藤井貴彦アナが視聴者へ贈った『ある言葉』番組では、同日の東京都の感染者数について報道。4日連続で100人を下回り、この日はもっとも少ない数だったそうです。藤井アナは、同月6日までの予定だった緊急事態宣言が、31日まで延長になったことについて、次のように発言しました。今日は当初の緊急事態宣言の最終日ということになりますが、自粛に応じて家にくださったみなさん、まずはここまで本当にお疲れさまでした。一方で明日から今月末までの延長が決まっています。引き続きみなさんのご協力をお願いいたします。news every.ーより引用政府の外出自粛要請を守り、ステイホームを守った人たちに労いの言葉をかけたのです。また、延長が決まった緊急事態宣言ですが、地域によっては一部施設の休業要請が解除されたり、学校が再開したりするとのこと。これに対し藤井アナは「2週間後の未来をつくるか、2周間前に戻るかはみなさんの行動にかかっています」といい、「引き続き人との距離をとる鉄壁のディフェンスをお願いします」と感染防止を呼びかけました。【ネットの声】・心に響く言葉をありがとうございます。感動しました。・藤井アナの言葉を聞くと、これからも外出自粛を頑張ろうって気持ちになります。・何度も藤井アナの言葉に救われている。温かくて、涙が出る。もう少し踏ん張ろう!藤井アナのいう通り、一人ひとりの行動が未来につながるといえるでしょう。コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、私たちにできることはなんなのかを再確認させられますね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月07日報道番組『news every.』(日本テレビ系)での呼びかけが注目を集めている、藤井貴彦アナウンサー。「緊急事態宣言後も、観光や遊びに出ている人を…」藤井アナの『発言』に反響2020年4月23日にも同番組で視聴者に向けた発言をし、話題になりました。感染症流行時の『買い物のマナー』番組では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続いていることが分かるトピックをまとめて紹介。その中で、藤井アナは週末を前に視聴者に伝えたいことを次のように述べました。この週末、外出を考えている方もいるかも知れませんが、特に買い物に対するマナーが求められています。どうぞ少人数で距離を取って、回数を減らしてください。もちろん、お客様は神様ですから、生活を支えてくれる店員さんにも『神対応』でお願いします。news every.ーより引用スーパーマーケットでは、人々の生活を支えるため、多くの店員が感染リスクを抱えながら働いています。店側はさまざまな感染対策を行っているのですが、客側のマナー違反によって感染リスクが上がってしまうことも。店側の用意した感染対策を無視した行動や、家族総出の買い物などが問題視されており、『一般社団法人全国スーパーマーケット協会』も注意喚起をしています。感染症流行中も休業しないスーパー「家族で出かけられる!」と思っている人に協会が注意また、横暴な態度を取る客も多いようで、ネット上には店員の嘆きが多数投稿されています。それらの背景を踏まえ、藤井アナは視聴者にマナーを守るよう呼びかけたのでしょう。藤井アナの発言に対し、視聴者からは「上手ないい回しだな~!好き!」「やっぱり『神対応』ができなきゃ神じゃないよな」などのコメントが寄せられました。非常時だからこそ、焦りや不安を他人にぶつけずに『神対応』でいきたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月24日2020年4月7日、政府は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、緊急事態宣言を発令。不要不急の外出を自粛するよう要請しました。しかし、感染者数は依然として減少傾向にならず、同月14日の時点で国内で7600人以上の感染者が出ています。藤井貴彦アナが、視聴者に『呼びかけ』こうした状況の中、報道番組『news every.』(日本テレビ系)でMCを務める藤井貴彦アナウンサーの言葉が、多くの人の共感を集めています。同月14日、番組の放送中に「東京都の新たな感染者数が160人を超えた」という速報が入ると、藤井アナは視聴者に次のように呼びかけました。今日は緊急事態宣言の発表からちょうど1週間になりますので、ここから先は少しずつ緊急事態宣言後の私たちの行動が形となって現れてくることですが、大切なのはその先です。2週間後の未来を変えられるように、今日もご協力をお願いします。命より大切な食事会やパーティーはありません。どうぞよろしくお願いします。news every.ーより引用正確な情報を伝えながら、毅然とした態度で「命より大切な食事会やパーティーはない」と注意喚起を行った藤井アナ。また、番組では20代~50代の働きざかりの感染者数が増加していることや、若い人ほど症状が軽く行動の制限につながりにくいという問題点も指摘。専門家の話を受けた藤井アナは、改めて外出自粛の必要性を訴えました。若い方、そして40~50代が外に出て、みなさんが悪いということをいっているわけではありません。どうしてもこういう状況の中で感染者数が増えていってしまうという現状があります。また、みなさんの行動半径が広くなればなるほど、感染をさせてしまう可能性が非常に高くなってしまいますので、必要で外に出ている方には何度も申し上げて申し訳ないのですけれども、感染させないという行動をぜひ取っていただきたいと思います。news every.ーより引用ネット上では、視聴者から藤井アナのコメントを称賛する声が寄せられています。・おっしゃる通り。食事会やパーティーはいつでもできますよね。・こういうひと言って、本当に大事だと思います。・信念を感じるし、的確に言葉を使っている印象です。・この姿勢はすごく好感を持てますね。私たち一人ひとりが、危機意識を持って行動をする必要があると、改めて認識させられますね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月15日公園の豊かな緑に抱かれたホールへと続く道から、物語は始まっていた。藤井フミヤの今年初のツアー「PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2020 藤井フミヤ meets 西本智実」が幕を開けたのは、千葉県松戸市の「森のホール21」。遠方から駆けつけたファンも多く、会場が近づくにつれて膨らんだ期待が場内を包み込んだ。【チケット情報はこちら】前奏曲にアレンジされた『Another Orion』が西本智実の指揮棒から流れ出すと、観客の胸の高鳴りも頂点に達した。黒一色のタキシード風の衣装をまとった藤井は、そんな空気を全身で受け止め、静かにマイクの前に立った。表情は少し硬い。ビルボードクラシックスでのツアーも4回目を数える藤井をしても、西本智実との共演は特別なステージだ。「やや緊張しています」。冒頭の3曲を歌え終えると、藤井は率直にそう口にし、会場の空気を解きほぐした。「ショートムービーを見るような気持ちで聴いてほしい」と語りかけた藤井の狙い通り、すぐに伸びを取り戻した藤井の声に弦の音が柔らかく寄り添い、ドラマチックなストーリーが展開された。3年ぶりにリリースしたアルバム『フジイロック』収録の新曲『フラワー』から、“鉄板”の『TRUE LOVE』、令和も平和な時代でありますように、との願いを込め選曲したという『鎮守の里』まで。それぞれのナンバーを丁寧に歌い込む姿に吸い込まれるかのように、観客の表情が和らぎ、楽曲の世界に入り込んでいく。西本が芸術監督を務めるイルミナートフィルハーモニーオーケストラとの息もぴったりだ。圧巻は最終曲の「夜明けのブレス」。曲の途中、西本がオケの音を最小限に絞ると、藤井はマイクを離れ、生の声で歌い出した。情感あふれる肉声に涙を抑えきれなくなった客席は、最後の音が消えた瞬間、1拍の静寂を置いて、うねるような拍手で熱演を讃えた。ドラマはしかし、まだエピローグを迎えてはいなかった。アンコールに応え、再びステージに現れた楽団が奏で出したのは、クラシックの王道、歌劇『トゥーランドット』の劇中曲『誰も寝てはならぬ』だ。プッチーニの名曲をアレンジしたメロディーに藤井の詞を乗せ、現代のアリアを誕生させた。トゥーランドット姫とカラフのストーリーを下地に、壮大な愛を歌い上げた藤井に、満席の客がスタンディングオベーションを惜しみなく送り続けた。“せっかくだから、オペラのアリアをアレンジしてみては”と藤井に勧めたという西本との軽妙なやり取りも、アンコールでのサプライズとなった。クラシックとポップス、ふたつの世界でトップを走り続けるふたりが編んだ美しい物語の余韻は、森から街へと帰る観客たちを包み込み、響き続けたに違いない。ツアーは今後、東京(2月5日(水)、13日(木)、3月3日(火)、4日(水))、大阪(2月9日(日))、西宮(3月8日(日))と、森を出て都会へと繰り出す。それぞれの地でどんな物語が紡ぎ出されるか、今から楽しみだ。チケットはぴあにて発売中。取材・文:上杉恵子
2020年01月28日佐藤隆太が一人芝居に挑戦する『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』が1月25日より開幕した。同作は2013年にイギリスで初演。世界的に有名な「エジンバラ国際演劇祭」で、3年連続で観客の喝采を浴びた名作である。すぐさま世界中で翻訳上演されるようになり、このたび、初の日本上演となった。同作が観客を惹きつけてきたのは、観客との距離が近いトークライブのような上演スタイル。登場人物はひとりだけで、彼を囲むように観客が席につく。開演前から、出演者が観客に話しかけ、番号札を配布するなど、舞台と客席の境界線がどんどん薄くなっていく。そこで語られるのは、“ありとあらゆるステキなこと”のリストだ。配られた番号に応じて、観客の手助けを借りながら物語は進む。この日本版初演の翻訳・演出を手がけるのは、2019年夏に上演した「福島三部作」の第2部『1986年:メビウスの輪』で第23回鶴屋南北戯曲賞を受賞することが発表されたばかりの谷賢一。ルーマニアで本作に魅了された彼は、早速日本語台本の製作に取り組んだという。そして舞台に立つのは、佐藤隆太だ。宮本亜門演出の『BOYS TIME』(1999年)でデビューを飾り、以降、青春ものや教師もの、舞台では重厚な翻訳劇まで、絶え間なくさまざまな経歴を重ねてきた20年間を、この舞台に結集させる。演出の谷のコメントによると「アドリブのようにしか見えない箇所が何箇所もあるのに、すべての台詞と行動は戯曲中で指示されている。舞台と観客の関係、フィクションとノンフィクションの境界を揺さぶってくる野心作なのです」とのこと。物語が進行するうちに、主人公の男を襲った悲劇が少しずつあらわになる。それでも、生きる。「ステキなこと」を胸に。自分も物語に参加したかのような、不思議な体感を味わいに劇場へ出かけたい。公演は2月5日(水)まで東京芸術劇場シアターイースト、2月8日(土)から・11日(火・祝)まで新潟市民芸術文化会館 劇場(特設ステージ)、2月15日(土)・16日(日)に長野・まつもと市民芸術館 特設会場、2月18日(火)・19日(水)に名古屋市千種文化小劇場、2月22日(土)・23日(日)に大阪・クリエイトセンター センターホール、2月29日(土)・3月1日(日)に高知市文化プラザ かるぽーと 大ホールにて上演。文:小川志津子
2020年01月26日イギリスで初演されて以降、世界各地で上演されている作品『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』に出演する佐藤隆太さんに、お話を聞きました。観客と出演者が語らう形で進行するユニークで新しい上演形態も話題!放送中の朝ドラ『スカーレット』で草間役を好演中の佐藤隆太さん。これまで“動”の役を演じることが多かったけれど、今回は戸田恵梨香さん扮するヒロイン・喜美子を見守る穏やかな“静”のキャラクターだ。「最近、芝居に対しての恐怖心みたいなものが、以前と比べると薄くなってきたんです。今までは、ちょっとクセがあったり、何か引っ掛かりがある芝居のほうが安心できるというか、力まずにそこにいるだけの芝居が苦手だったんです。でも最近、言葉に出さなくても感じさせたり、通じ合うことができたら楽しいよなって思うようになっています」そんなふうに心境が変化したのは、ちょっとしたきっかけから。「少し前にドラマの現場で、監督が求めるものに自分の気持ちが追いつかず、迷ってしまったことがありました。いつになくしんどくなってしまって、デビュー作からお世話になっている先輩の山本耕史さんに電話したんです。そうしたら、僕らの年になったら自分がやりたいことをぶつけていくんじゃなく、覚悟を決めて現場で求められている役割に徹することも必要だと言われて。そこから、仕事に対して今までとは違うアプローチというか、楽しみ方ができるようになってきました」デビューから20年。今回、その節目にふさわしい新たな舞台に挑む。『エブリ・ブリリアント・シング』のキャストは佐藤さん一人きり。主人公が自らの物語を客席に語る形で進行し、時には観客を登場人物に見立ててセリフを交わしたりも。「最初に出演のお話をいただいた時は驚きましたし、ひるみもしました。自分がやったらどうなるかをいくら考えても想像がつかない。でも、だからこそ思い切って覚悟を決められた気がします」イギリスで初演されて以降、世界各地で上演されている作品で、実際に佐藤さんもアメリカ・ユタで行われていた公演を観に行ったそう。「これが本当に素晴らしかったんですよ。最初こそ自分に得られるものがあればと思って観ていたけれど、始まったらそんな気持ちはすぐに忘れて純粋に観客の一人になっていました。生身の人間が約1時間喜怒哀楽を表現して、汗をかいて走り回るだけでも感動する。それに加えて、いつ自分に順番が回ってくるかって思いながら観るからか、物語にぐっと集中するんです。それもあり、気づけば主人公により深く感情移入している自分がいて、自然と涙が出ていたり…。作品が本当に細やかに練り込まれているんだと思います。自分が演じる前に、作品を心から好きになれたのが嬉しかったです」明るく穏やかな口調と笑顔。親しみを感じさせる佐藤さんのキャラクターが最大の武器になるはずだ。「通常の役とは違って、素の僕も出るだろうし、人間力も試されると思うんです。臨機応変な対応があまり得意じゃないので、スムーズにいかない場面もあるかもしれない。でも、スマートに進行するだけが正解じゃない気もするので、全部さらけ出して楽しんでいけたらと思います」『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』一人のキャストが観客の前で語りだすのは、自らの物語。観客は、彼の求めに応じ、開演前に渡されるカードに書かれた言葉を読み上げたり、時に物語の登場人物になったりする。1月25日(土)~2月5日(水)池袋・東京芸術劇場 シアターイースト翻訳・演出/谷賢一出演/佐藤隆太一般5000円ほか(1/25、26のプレビュー公演は一般4500円ほか)*すべて税込み東京芸術劇場ボックスオフィス TEL:0570・010・296新潟、松本、名古屋、大阪、高知公演あり。さとう・りゅうた1980 年2 月27日生まれ、東京都出身。‘99年に舞台『BOYS TIME』でデビュー。映像、舞台の双方で活躍。連続テレビ小説『スカーレット』(NHK)に出演中。ジャケット¥40,000シャツ¥17,000パンツ¥40,000(以上GARMENT REPRODUCTION OF WORKERS/CONFECTION CO.,LTD TEL:03・5794・0617)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年1月22日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・勝見宜人ヘア&メイク・白石義人インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年01月16日茶寮「京都宇治 藤井茗縁」が、2019年12月5日(木)、渋谷フクラス内の東急プラザ渋谷にオープン。京都老舗茶園の茶を味わう茶寮茶寮「京都宇治 藤井茗縁」は、室町時代から宇治茶を栽培する老舗茶園「京都宇治 藤井茶園」のお茶を味わうことができるショップだ。先祖代々愛情を注ぎ大切に育ててきた京都宇治 藤井茶園の茶葉を使用したドリンクやフードメニューが展開される。こだわりのお茶ドリンク訪れたらぜひ味わってほしいのが「薄茶」。京都宇治 藤井茶園が何百年以上という歴史を積み重ね育てたこだわりの味、香りを贅沢に楽しめる。使用した抹茶は、5月上旬頃丁寧に手摘みした後、すぐに工場へ運び加工した碾茶の荒茶を伝統の石臼で挽き上げ仕上げたものだ。また、藤井茶園の単一品種の茶葉のみを使用した「シングルオリジン」の抹茶は、ほかではなかなか味わえない1杯。クリーミーで渋みが少なくしっかりとした甘みと香りが感じられる「あさひ」とマイルドで上品な甘みとふくよかな香り、鮮やかな緑色が特徴の「さみどり」の2種を用意している。さらに、まろやかな旨みと甘みを感じられる煎茶、さっぱりとした味わいの雁ヶ音など、個性豊かなお茶も展開。宇治茶をアレンジした抹茶みるく、抹茶レモネードをはじめ、抹茶ビール、抹茶スパークリングワインなどのアルコールも用意される。抹茶スイーツ華やかなビジュアルのスイーツも必見。「宇治抹茶のブリュレ仕立てパフェ」「ほうじ茶のブリュレ仕立てパフェ」は、提供する直前に表面をきつね色になるまでキャラメリゼして、カリッとした食感に仕上げている。中には、お茶のブリュレ、北海道産のあずき、自家製のゼリーなどが層になっているので、最後の一口まで飽きずに楽しむことができる。ひんやり冷たい氷にこだわりのシロップをあしらったかき氷も、宇治抹茶、ほうじ茶、宇治抹茶ミルク、ほうじ茶ミルクと4つのフレーバーで展開。藤井茗縁の抹茶ロールケーキは、抹茶付きのセットメニューで登場する。食事メニューまた、食事メニューも充実。その日の気分に合わせておばんざいを選べる「茶懐石膳」や、抹茶をかけて味わう「宇治抹茶 茶漬け」、鮮やかなグリーン色のそばが目を引く「宇治抹茶のおそば」などを取り揃えている。【詳細】京都宇治 藤井茗縁オープン日:2019年12月5日(木)住所:東京都渋谷区道玄坂1-2-3 東急プラザ渋谷(渋谷フクラス)6FTEL:03-5422-3923営業時間:11:00〜23:00価格帯:食事 900円〜、カフェ 700円〜席数:店内48席 テラス8席<メニュー例>※商品内容、価格は変更になる場合あり。・薄茶600円+税・玉露、抹茶入り玄米茶600円+税・宇治抹茶のブリュレ仕立てパフェ1,300円+税・ほうじ茶のブリュレ仕立てパフェ1,300円+税・茶懐石膳1,500円+税・鮭といくらの宇治茶漬け1,300円+税・にしんそば (温) 1,100円+税
2019年12月06日「嵐」チームとゲストチームが体感型ゲームで対戦する「VS嵐」の11月21日(木)今夜放送回に、俳優の佐藤隆太がゲスト出演。佐藤さんはプラスワンゲストとして嵐をサポート、嵐のリーダー、大野智と同世代で構成された「リーダーと同級生チーム」と戦う。今回、嵐の5人が戦うのは“破天荒キャラ”芸人として活躍中の「平成ノブシコブシ」吉村崇、世界3階級制覇王者の元プロボクサー・長谷川穂積、元プロ野球選手の村田修一、タレントの眞鍋かをり、「M-1グランプリ」覇者の「銀シャリ」橋本直、おなじく「M-1」3年連続準優勝の「和牛」水田信二といった、全員が大野さんと同じ“1980年生まれ”で構成された「リーダーと同級生チーム」。対する「嵐チーム」は、「木更津キャッツアイ」「ROOKIES」などの作品で人気となると、『THE LAST MESSAGE 海猿』や『TOKYO TRIBE』『鋼の錬金術師』などの映画から放送中の連続テレビ小説「スカーレット」に「4分間のマリーゴールド」といったドラマまで多数の作品で活躍し続ける、こちらも大野さんと同じ1980年生まれの佐藤さんを助っ人に迎え応戦する。「クリフクライム」では「リーダーと同級生チーム」から長谷川さんと水田さんが挑戦、元プロボクサーということで長谷川さんの身体能力に期待がかかるも「自信がない…」とまさかの弱気発言が飛び出す。一方の「嵐チーム」は大野さんと佐藤さんの同世代コンビが挑戦することに…果たして勝負の行方は!?また今回の特別対決は出されたお題に対してイメージされるポーズを決め、どれだけチーム内でそろえられるかを競う「ポーズde嵐」を実施する。今回、プラスワンゲストとして大野さんはじめ嵐のメンバーをサポートした佐藤さんが出演する舞台「エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~」が、来年1月より上演開始となる。出演者は佐藤さん1人、観客が出演者を取り囲んで物語に参加しながらある男の人生を紡いでいくという舞台となり、2020年1月25日(土)~2月5日(水)の期間、東京芸術劇場シアターイーストで上演されるのを皮切りに、新潟、松本、名古屋、大阪、高知と全国を回る。大野さんと同世代の俳優、芸人、アスリートらが揃って対戦を繰り広げる「VS嵐」は11月21日(木)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年11月21日観客もお芝居に参加する!?そんなユニークな英国発の一人芝居『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』の日本初演に、佐藤隆太が挑戦する。2020年1月の全国ツアーに向けて、先月までユタで公演をしていた同舞台を観た佐藤は「素晴らしかった!この作品の素敵さを伝えたい!」と興奮気味に語った。【チケット情報はこちら】「あっという間の約1時間でした。生身の人間の躍動感があって、舞台の醍醐味がすごく感じられる。味わったことのない演劇体験です。ただただ楽しくて、2回観たんですけどすぐにまたもう1回観たくなりました」客席には、子ども、年配夫婦、学生など、幅広い顔ぶれが並ぶ。「アメリカの空港で、たまたま出会った女性が「その作品観たよ。今度また行くよ」と言っていたんです。お芝居を観慣れない方でも楽しめると思います」と終始笑顔で振り返る。物語はひとりの人間の一生を語っていく。「内容は少し重たくもありますが、笑って肩の力が抜けもする。きゅーっと愛おしく、抱きしめたくなる作品です」大きな特徴は、“観客も参加できる”ことだ。「参加希望の人は番号をもらいます。ユタ公演では僕も受け取って、指示されたことは“「ハンモック!」と言う”だけ。それでも番号が呼ばれるまではちょっぴりドキドキするんですが、そのお陰でより物語にのめり込むことができました。もちろん、苦手な方は参加しなくてもいい。「自分が好きなスタンスで観ていただければ。どんな姿勢の人にも楽しんでもらえるように頑張ります」と待ち遠しいようだ。しかし、佐藤は出演が決まった当初、不安も抱えていた。「うまくお客さんを巻き込めなかったらどうしようという不安がありました。でも実際の上演を観て、こんなにも素晴らしい時間にすることができる緻密な脚本を信じてやればいいんだと思えたんです」。同行した翻訳・演出の谷賢一に「日本でも全然いけると思いますよ」とさらっと言われたことも、安心に繋がった。しかし、ユタ公演と同じものを創りはしない。「真似てもダメ。演じる俳優の“人間力”が出る舞台なので、僕らなりの『エブリ・ブリリアント・シング』を創ります。周りの皆さんや、お客さんに支えていただいて完成する作品なので、会場の皆さんとひとつになりたいです」。そのワクワクした表情からは、作品への期待が溢れていた。佐藤隆太というひとりの人間に会いに行きたくなる舞台だ。取材・文:河野桃子
2019年11月18日「なにを話したらいいのか……」と言葉を探す佐藤隆太。その気持ちもよくわかる。観客参加型の一人芝居というユニークな公演にむけて、その素直な胸の内を語ってもらった。2020年1月に東京芸術劇場シアターイーストを皮切りに上演される舞台『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』(作 ダンカン・マクミラン/翻訳・演出:谷賢一)は、観客に囲まれた舞台の中央に、たった一人の俳優が立つ。観客も、配られたカードを読んだり、小道具を貸したり……ただの傍観者ではいられない。「僕だけではできない舞台。一緒に、楽しんでつくってくれたらいいな」この日は宣伝用のビジュアル撮影。ノーネクタイのスーツでカメラに向かいハイタッチをしたり、紺色の傘を手に雨上がりの空を見上げるようなショットを撮影した。佐藤は自分から積極的に動きの提案をする。空に向けて手をかざしたりと、物語の背景を感じさせるような佐藤のポーズは採用されることが多い。撮影は全国各地の劇場関係者が見守るなか、おこなわれた。東京、新潟、松本、名古屋、大阪茨木、高知などでツアーする観客参加型の企画ということもあり、関係者の期待も高まる。佐藤自身も、いろんな観客と出会うのを楽しみにしている。「上演中ずっとお客様とのキャッチボールがあるので、どんな上演になるのか、その日のその日のお客様で変わってゆくと思います。どれだけ稽古しても「よしこれで行こう!」とは固まらない。毎公演、覚悟を決めなきゃいけない。でも自由度は高いので、日々の変化を楽しめればきっといい時間になると思うんですよね」それでも最初から、この刺激的な舞台出演に迷いはなかったのだろうか……。佐藤は「やらせてください!とすぐ答えました」と言う。「一人芝居も初めてだし、いわゆる一般的なお芝居とは違ってお客様を巻き込んでいく。冷静に考えたらこわいです。新しいことに飛び込みたいという好奇心が湧き、そして何よりもこの作品が持っている力に心を動かされました」デビュー20周年にして、挑戦だらけの舞台に飛び込むことに決めた。「役者でありながら、人間性をさらけ出さなきゃいけない。お芝居だけでなく人としての度量も試される作品なので、普段演じている時とはきっと違うんでしょうね。お客様と一緒に楽しみたいです」取材/河野桃子
2019年09月20日ダンス&ボーカルグループ・E-girls、Happinessの藤井夏恋が16日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYA イベントスペースで初単独写真集『KAREN』の刊行記念イベントを開催し、ファン600人が集まった。ファッション誌『JJ』のモデルも務める藤井は、同誌編集部協力のもと、今回の写真集をセルフプロデュース。「編集部の皆さん、マネージャーさん、そしてメンバーにも客観的な意見を聞きながら進めていったので、みんなで作り上げた感はすごく嬉しかったですね」と振り返り、「アーティストとして見せるかっこよさだけでなく、『JJ』で表現しているようなナチュラルなメイクやヘルシーな感じも表現できた。いろんな自分を撮影で感じることができて、表現の幅も広がった」と語る。また、何回も見たくなる写真集にしたいとの思いから、衣装や写真のセレクトだけではなくレイアウト、紙の質やサイズ、帯の言葉にまでこだわったという。肌の露出に関しても、「ただ露出するのではなく、仲のいいスタイリストさんと『あえて男性用パンツを履くとセクシーに見えるんじゃないか』と考えてみました」明かし、メンバーの須田アンナからは「私はこれ、夏恋ちゃんの普通の女の子のパンツバージョンが見たいな」と言われたそうで、「次やるときは、やってもいいのかな」と照れ笑いを浮かべた。お気に入りのカットは、ほぼスッピンの1枚で、「ほとんどメイクしていなくて、素な感じ。普段歌って踊っているとき、ナチュラルな感じはあまりしないので、写真集でしかこういう素な感じはあまり見せたことがないので。薄さ、ナチュラルさがお気に入りです」と話す藤井。この日が23歳の誕生日だったことから「23歳の1発目で夢が叶ったので嬉しい!」と笑顔を見せ、「今回の写真集で、プロデュースにすごく充実感を感じて。この充実感は自分にとっていいな、好きだなって思えたので、これからも仕事をしていく上で、自分の表現したいことを考えていけたら」と意気込んでいた。
2019年07月17日映画『今日も嫌がらせ弁当』(6月28日公開)の完成披露試写会が28日に都内で行われ、篠原涼子、芳根京子、佐藤隆太、松井玲奈、佐藤寛太、村上知子、塚本連平監督が登場した。同作は、反抗期のと母のバトルを綴った実話エッセイ『今日も嫌がらせ弁当』を映画化。映画オリジナルの物語で脚色されたストーリーとなる。八丈島に住むシングルマザー・かおり(篠原)が、反抗期が来た高校生の娘・双葉(芳根京子)に、キャラ弁を仕掛けていく。塚本連平が脚本・監督を務めた。「寛太くんと共演したかった」という佐藤隆太。「Twitterで、なんかの予告を見てたのか『寛太くんが出るかと思ったら、佐藤隆太じゃん』みたいな書き込みを見て、トラウマというか。今回は一緒に出るから、もし僕のことを寛太くんと勘違いしても、出てるから! 誤解はないと思うので。できる限り共演していきたい」と明かし、会場も笑いに包まれた。隆太は「自分すら、台本の名前をパッと見て『あれ?』ってなるんです。これからは基本的にニコイチでいこう!」と提案し、寛太は「光栄です」と喜ぶ。さらに寛太は「僕の方からも一言いいですか。小学6年生の時に、二子玉川で熱血教師やってたのを見てました」と告白。隆太も「ありがとうございました」と頭を下げていた。イベントには、「キャラ弁」に扮したダンディ坂野と、主演の篠原の顔真似をしたざわちんも登場した。
2019年05月28日俳優の伊礼彼方が26日、東京・タワーレコード渋谷店にてミニライブを行い、藤井隆とともにトークを行った。同イベントは、藤井がプロデュースした伊礼のミュージカルカバーアルバム『Elegante』リリースを記念したもので、CD収録曲の中から3曲をその場で披露。「Love Can’t Happen(『グランドホテル』より)」では会計中の同店の客に歌いかけ、最前列にいた少女を抱き上げるとサービス精神旺盛な姿を見せる。「最後のダンス(『エリザベート』より)」では、スピーカーに足をかけシャウト。最後の「Estrellas(『レ・ミゼラブル』より)」は、力強く歌い上げた。プロデュースを務めた藤井は「本当に優しくて、本番前に『藤井さん、今日も頑張りましょうね』ってハグをしてくれるわけですよ。そんな共演者いないわけですよ」と、舞台共演時の伊礼の姿を振り返る。藤井はさらに、イベント特典のポストカードについて「しゃぶしゃぶをやってる、これは絶対撮りたかった。伊礼さんってすごくかっこいいですし、稽古中ジャージでストレッチしている姿も本当にかっこいいんですよ。うっとりしちゃうんです。でもどこか、ちょっと抜けてるところがおありでしょう?」と熱弁。「『王子様がしゃぶしゃぶ食べてる』という設定で撮ったんですけど、大丈夫ですか?」と客席に語りかけると、拍手が起こっていた。伊礼は藤井の存在について、現在出演中の舞台『レ・ミゼラブル』にかけて、「藤井さんが、僕にとって司教さんなんですよ。正しい道に導いてくれる」と感謝すると、藤井は「僕、エポニーヌ」と主張し、会場はこの日1番の爆笑に。2枚目のCD制作にも意欲を見せる藤井に、伊礼は「僕にはこんな素晴らしいエポニーヌがついてるので、つながるように頑張っていきたいと思います」「ミュージカルに出会ったのが24〜5歳くらいで、それまでは全く知らなかったんですけど、たくさんいい曲がある。それを普及させたい」と意気込んだ。伊礼のリリースイベントは今後、『レ・ミゼラブル』ツアーに合わせ愛知、大阪、福岡、北海道で実施。観覧可能な無料ミニライブに加え、CD購入者対象の特典会(握手+サイン会)が行われる。
2019年05月26日モデルの藤井サチが11日、都内で行われた「香る絶頂シャンプー『ハーバルエッセンス ビオリニュー』」発売記念イベントに出席し、大学卒業秘話を明かした。3月に上智大学を卒業した藤井。商品にちなんで「絶頂エピソード」を求められると、「3月に大学を卒業しました」とあらためて報告し、イベントに出席したタレント・菊地亜美、お笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成は「おめでとう!」と祝福した。また、「(卒業式で)おばあちゃんの着物を着ました。『いつか孫のために』と60年ぐらい大事にずっととっていてくれていた着物なんです」と明かし、「その話を聞いた時に、『うれしい』と思って絶頂を感じました」と祖母への感謝の気持ちを表現。菊地も胸を打たれた様子で、「おばあちゃん最強ですね」と興奮をあらわにした。卒業後の心境を聞かれた藤井は、「卒業して社会人になった気持ち。15歳からずっとモデルはしていて、仕事はしているものの、心の中では『まだ学生』という気持ちでした。4月から『大人になっちゃった』感じです」と正直な気持ちを伝え、「大人の女性」になるべく、「もっと自分を磨こうと思います」と意欲を見せていた。卒業しました ♡ pic.twitter.com/Mw0iADMVx1— 藤井サチ (@sachi_fujii_) 2019年3月26日
2019年04月11日昨年9月に35周年、ソロデビュー25周年を迎えた藤井フミヤ(56)。今年も7月から全国で35周年記念公演が予定されている。2月上旬の夜、歌舞伎町の老舗キャバレーで、彼の代表曲『TRUE LOVE』の美声が流れていた。彼のファンにしては、あまりにも声が似ている。それもそのはず、歌っていたのは、本人だった。その場に偶然、居合わせたお客さんが興奮気味にこう語る。「藤井さんはこの日、お忍びで来店していました。少しお酒も回ってきた状況で、キャバレー内にあるステージに上がって、『TRUE LOVE』を歌ってくれました。店内は騒然となったのですが、なんとご本人が携帯での撮影も許可してくれていて。居合わせたお客さんが各々に携帯で撮影していました。伴奏などは普通のカラオケだったので、少し歌いにくそうにしていましたが、酔っているように見えても、やっぱり圧巻の歌声でしたよ」まさかの“ソロコンサート”会場となった老舗キャバレー。この店は以前は綾小路きみまろ(68)がイベントをやっていたり、その他にも芸人などもステージに上がっている“知る人ぞ知る”ライブスポットだ。「お一人で来ていた訳ではなく、テレビ関係者のお偉いさんに連れられ、力士など数人でいらっしゃっていました。すごく大らかな方でしたよ」(前出の客)また別の常連客はこんな状況も目撃したという。「歌ってる時はすごくオーラがあって紳士的でしたけど、席に一緒についている女性からいじられても笑い飛ばしていたりと、飲みの場では楽しそうにやっていました」2月上旬には、木梨憲武(56)が主催のイベントにも参加、数日後には、力士の栃煌山(31)の披露宴でもその歌声を披露していた。そんなスケジュールの合間に訪れたキャバレーでも気さくに歌い上げる。第一線を走り続ける彼の人脈の広さが垣間見えた。
2019年03月03日鈴木京香(50)が藤井隆(46)のプロデュースのもと、2月27日にシングル「dress-ing」で歌手デビューを果たすと発表された。その意外な組み合わせは、ネットで大きな反響を呼んでいる。昨年、舞台で共演したという2人。各メディアによると藤井が「芸能生活30周年の記念に、そして平成最後の記念に私たちファンに何かいただけませんか」と鈴木に懇願。そのことがキッカケで、シングル制作がスタートしたという。また収録楽曲には冨田謙、DE DE MOUSE、tofubeatsといった気鋭のクリエイターが参加。さらに鈴木は収録楽曲の3曲中2曲を作詞しているという。また鈴木は歌うことについて「恥ずかしさで固く目をつむり、手探りで進む覚悟だった」と明かしながらも、「藤井プロデューサーのもとで詞を作り歌うことはとても楽しく、その時間は豊かなものとなりました」とコメントしたという。芸能生活30周年という節目に、驚きの新挑戦を果たす鈴木。Twitterでは喜びの声が上がっている。《京香様が藤井隆プロデュースで歌だと!?なんと有り難みが深いんや》《「歌う女優のレコード」界最大級のボムが適所すぎる適所に来た。ありがとうございますという気持ち》《いつまでたってもチャレンジャーなとこほんと尊敬する》いっぽう《鈴木京香が歌う水星が地味に待ち遠しい》《鈴木京香さんとクラブ系アーティストの親和性見抜いた藤井隆の才能》とったクリエイター達とのコラボを楽しみにする声も上がっている。「鈴木さんは06年の映画『男はソレを我慢できない』の挿入歌でも高橋幸宏さん(66)と細野晴臣さん(71)のユニット・SKETCH SHOWをバックに歌を披露しています。これまでもしばしば歌の仕事は舞い込んでいたようですが、『自信がないから……』と断っていたそうです。ですが芸能生活30周年という節目に、満を持してその歌声を披露。50歳にしてその攻めの姿勢は、今までのイメージをさらにアップデートすることになりそうですね」(芸能関係者)
2019年01月18日佐々木蔵之介主演、中山美穂、黒木瞳、藤井流星、石川恋らが共演している「黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~」の第8話が11月29日放送。中山さんと藤井さんの“熱烈キス”にネット上が荒れに荒れ、激しいツッコミの嵐となっている。主人公・瀧沢完治(佐々木さん)は入社以来仕事一筋、こつこつと努力を積み上げ銀行の支店長まで登り詰めたが、社内政治に巻き込まれ取引先に出向を命じられてしまう。ショックから家族には出張と偽り単身スイスを訪れた完治だが、そこで出会った目黒栞(黒木さん)と出会い恋に落ちてしまう。出向先で栞と再会した完治は不倫にまい進するが、一方エリート弁護士の日野春輝(藤井さん)と結納まで済ませた娘・美咲(石川恋)が大学教授の戸浪(高田純次)と駆け落ちしてしまう。しかも春輝は婚約者の母である完治の妻・真璃子(中山さん)に惹かれていた…というのがこれまでの展開。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。美咲と戸浪の関係を完治が知っていたことに真璃子は驚愕、自分が知らない娘の秘密を夫が知っていたことで、自分の人生を否定されたと感じショックを受ける。謝罪のため日野家を訪れた完治と真璃子に冴(麻生祐未)は塩を撒いて激高するが、冴に「僕も悪いんだ」と言う春輝の言葉に冴もまた疑問を抱く。一方、完治は会社を休んでいる栞を心配し家を訪ねるが、もう別れようと拒まれてしまう。そんななか完治らのもとを戸浪の妻・和代が訪ね、美咲に対し「私は離婚しない」と伝言を託す。その後美咲から連絡が来て完治は美咲と空港で再会。栞が完治を拒む理由を知り、完治は改めて栞に愛を伝え、栞も完治の想いに応えるのだった。再び登山の約束を取り付けた2人だったが、栞に糖尿病が発覚。さらに春輝と真璃子の関係に気付いた冴は卒倒、入院してしまう。病院の帰り、車を降りようとする真璃子を引き留めた春輝は熱烈なキスを交わす…というのが8話のストーリー。ラストの真璃子と春輝による“熱烈&濃厚車中キス”にネットは騒然。「流星くんめっちゃちゅーしてたぁぁあ」「激しいきすしーーんん」「ミポリン腕を回したああああ…」など雄叫びのごときツイートがタイムラインに溢れかえる事態に。「藤井流星担死んでない!?」「藤井担生きてる?」など藤井さんファンを心配した“生存確認”ツイートも多数。今回も「完全にやってることアウトなのに感動仰ぐ黄昏流星群に草」「なんか感動的なシーンになってるけど、よく考えたらめちゃくちゃ」「なんか良かった感じになってるけど、あれ?良かったんだっけ?」などツッコミの声がネット上を駆け巡っている。(笠緒)
2018年11月30日●藤井の提案ですべてがスタートしたお笑いコンビ・オードリーの若林正恭と春日俊彰がパーソナリティを務めるニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土曜 25:00~)が、10月で放送10年目に突入する。この連載では、番組に携わる構成作家のチェ・ひろし、奥田泰、藤井青銅、ディレクターの石井玄、そしてパーソナリティのオードリーにインタビューをする他、番組密着やイベントレポートも行う。第3回は、藤井青銅にインタビューを実施した。○ブレイク前に出会った若林正恭の印象――オードリーさんとの出会いは05年、藤井さん提案でスタートしたラジオ番組『フリートーカー・ジャック!』(ラジオ日本)までさかのぼります。この番組で結果を出した若林さんの冠番組『オードリー若林はフリートーカー・キング!』も放送されましたね。すでに出来上がった人は呼びたくなかったので、無名のこれからの人を呼んでよと、知っている事務所にいくつか声を掛けました。各事務所が毎回、何人か連れてきてましたが、若林さんはその中の1人でした。当時はオードリーというコンビ名も知らなかったですし、その他大勢の1人でしたね。でも話してみたら、すごく面白いというかトークの勘が良かったんです。――勘が良いとはどういうことなんですか。ラジオでのトークはライブとは違いますから、ライブ会場で上手にしゃべれる方でも、放送は別なんです。だから本番前にレクチャーをしてあげるのが、この番組のやり方でした。だから1人ずつ、会議室で僕と対面に座ってもらって、「今日、どんな話持ってきたの」と話を聞きながら、「(その話の)場所はどこなの?」「(その話の)相手はどんな人なの?」と質問したり、「そこ面白いよね、じゃあここをもっと広げたら面白いんじゃないの」とかアドバイスしていました。最初に持ってきた話はそこそこでも、アドバイスしたらすぐ分かる人と、分からない人がやっぱりいるんですよ。若林さんはそのへんの飲み込みがとても早かった。それに、僕が他の芸人さんにアドバイスしているのを傍で見てて、おそらく言われずとも修正しているなと感じました。――現在もオードリーさんに、フリートークについて何かアドバイスをすることはあるんですか。な~んにもしてないんです。でも、AのネタとBのネタがあった場合、軽く内容を聞いて「Bの方がリスナーに伝わるかもしれないね」とか、「マネージャーさんの話が最近続いたからそうじゃない話がいいのかもね」とかは言ったりしますね。でも2人とも10年もやっているので、そんなこと滅多にないんですけどね。――では、本当にお2人が迷ったときに何か言うくらいなんですね。そうですね。あとは雑談ですね。本番に向けてのアイドリングです。○オードリーのラジオには「まったく不安がなかった」――ところで、『オードリーのオールナイトニッポン』がスタートしたのは、藤井さんが当時のニッポン放送編成局長に「オードリーでやりませんか」と提案したのがきっかけなんですよね。単発の放送を2回経て、09年10月からレギュラー放送がスタートしました。08年の「M-1」明けのオードリー人気ってすごかったじゃない。でもほとんどの人はキャラとしての「春日」がすごいっていう認識でしたし、業界の人もトゥースの一発芸人だと絶対見てるなと思って、それはよくないと感じました。そうじゃなくて、若林さんがしゃべれるということをちゃんと早く知らせるためには、『オールナイトニッポン』をやった方がいいなと。『オールナイトニッポン』は深夜ラジオの代名詞ですから、それを毎週やっているという事実だけで、テレビ業界の人も、たとえ聴かなくても「しゃべれるコンビなんだな」と認識しますから。――オードリーさんを推薦したということは、藤井さんの中でもオードリーさんへの思い入れが強かったんですね。若林さんが面白かったし、本当は『フリートーカー・ジャック!』でブレイクしてもらいたかったけど、そこまではいかなくて申し訳なかったですしね。――ただ、編成局長は「ちゃんとトークできるの?」と不安がったそうですね。当時の反応として当然ですね。僕は若林さんのトーク力を知っていたので、絶対2時間いけると、まったく不安がなかったです。――その一方で、藤井さんは「春日さんはそんなにトークできないと思っていた」とあるインタビューで振り返っていました。とはいえ近年では、春日さんのフリートークが上達したと話題になることもあります。ここ2、3年でぐっとよくなりましたね。初期は正直辛かったんですが(笑)。ただ、春日さんについてはきちんとしすぎない方が面白いなと思ったの。ちゃんとフリオチがある話も、なんか春日さんらしくないじゃない。――たしかにそうですね。でしょ。春日さんは大ホームランのときもあれば、大空振りのときもあった方が面白い。若林さんはそうじゃなくて、必ず2塁打以上打つし、ホームランもよく打つというアベレージヒッターだから、そこは安心しています。●オードリーの成長を感じるところは○トークの幅が膨らんだオードリー――放送10年目に突入しましたが、番組がスタートしたとき、ここまで続くと思っていましたか。いや、全然。10年は長いね。すごいんじゃないですか。こんなに続くとは思わなかったです。――10年目に突入し、お2人の成長を感じるところはありますか。最初の数年はめちゃくちゃ忙しかったから、ラジオをオードリーの中でどう位置づけるのかと、考える時間がなかったみたいですね。だから『オールナイトニッポン』も、テレビも含めた大量に流れていく仕事の1つといいますか、リスナーとどう関わっていくかをあまり意識できなかったと思います。でも3~4年経ったあたりから、「ラジオってこういうことなんだ」「リスナーってこんな風に感じているんだ」ということがすごく分かってきて、「リスナーのために自分はラジオでしゃべっているんだ」という意識が強まったのではないでしょうか。――番組を続けていくなかで、リスナーにより意識が向くようになったということですね。若いときはみんないいところを見せようと無理するし、誰しも弱みは見せたくないものですが、どこかの時点で「ある程度、弱みを見せてもマイナスにはならない」「これぐらいまで心を許してもいいんだ」と気付いたのではないでしょうか。そこからトークの幅が膨らみましたよね。だから「リトルトゥースです」と街で言われると、うれしいのと同時に自分を全部見られている感じがあるんでしょうね。――確かに私もリトルトゥースなんですが、「テレビでは見せない一面を知ってる」と思っています(笑)。毎回、爆笑の鉄板ネタをしゃべらないといけないと最初は思うんですが、そんなの毎週もつわけがない(笑)。毎週やってると投げる球がなくなるんだけど、投げないといけない。でもヘロヘロの球を投げても良いときがあるんだなと分かると、今まで自分の中で枷をかけてたところも解き放たれて、人間的にもより幅が広がるんじゃないですかね。○オードリーのフリートークの魅力――ここまで番組が長く続いた理由のひとつに、フリートークの面白さがあるかと思います。改めて藤井さんが思われる、お2人のフリートークの魅力をお聞かせください。オープニングのトークで「今、漫才が生まれた」みたいな瞬間があるじゃないですか。もちろん台本はないんだけど、フリが効いてうまく転がり始めて、「あ、これがこのまま漫才になったりするんだな」ってときが時々あって、漫才の誕生に立ち会ってる感がすごく面白いですよね。そうやってオープニングで30分、40分しゃべっているので、どうしてもコーナーの時間が少なくなってしまいます(笑)。――ただ、藤井さんは単発のときに、「2時間全編フリートーク」の構成にするなど、フリートークをかなり重視されていますよね。そのイズムが現在も続いているようにも感じます。メールコーナーももちろん重要なんですけど、トークが出来るパーソナリティだったら、やっぱり毎週面白いトーク聴きたいなというのはありますよね。こんなまでトークが長くなるとは思わなかったですけど(笑)。最初に「1人ずつしゃべらせたい」と提案したんですが、のちにスタッフに「珍しいですね」と言われました。「珍しいの? だって2人いるんだからやればいいじゃん」と返したんですが、「ウンナンのときはどうしてました?」と聞かれて、そういえば1週交代だったかもな、と(笑)。――今お名前が挙がったように、藤井さんは『ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン』(89年~95年)の作家も務めていました。ウンナンさんの『オールナイトニッポン』は6年間でしたので、オードリーさんはそれを越えたことになります。そうなるとは思わなかったです。過去にとあるインタビューで「もうすぐウンナンを抜きますよ」と言われて驚いたのを覚えていますね。ウンナンがすごく長かったイメージがあったので。多分、オードリーの方は(ブースの)外にいて気楽だからかもしれないですけど(笑)。○ジジイと女子大生がいることの重要性――ブースにお入りにならない理由は、何かあるのでしょうか。一番大きいのは、僕はオードリーと同世代じゃないから、会話へのリアクションがズレるから辞めたの。他にも理由はあるんだけどね。今は奥田(泰)さんがやってくれてるから、安心しています。でも、ブースの外になんかおじさんがいるらしいぞというのは面白いですよね。――春日さんが言うところの"ジジイ"ですね(笑)。ジジイがいるぞというのは、面白いし、広がりがあっていいなと。あともう1つは、ラジオはいろんな人が聞いてるから、違う世代の人を意識した方がいいんですよ。同世代のディレクターや作家だけだと、どうしても同世代向けのトークになってしまう。今はバイトの子はいないんですが、「バイトの女の子がいた方がいい」ということも、ウンナンの頃からずっと言っているんです。――かつてはアルバイトの大学生がいましたよね。"ミホちゃん"や"しおりん"の愛称でリトルトゥースからも親しまれていました。女の子は、下ネタを言うと笑うけど、場合によってはちょっと嫌な顔するわけよ。同世代の男ばっかりでやっていると、その価値観だけのトークになっちゃうんですが、「あ、このくらいまでいくと女の子は嫌なんだな」とか分かるじゃないですか。それと、放送には直接関係ないけど、いまの女子大生がどんなファッションでどんなお店にいき、何に興味を持ってるかってことを、タレントさんもスタッフも自然に知ることができますし。リスナーには若い女の子や僕みたいなジジイもいるわけで、プレッシャーをかけるわけではないけど、スタッフの中にそういう人がいることでなんとなく意識するし、トークの仕方って変わると思うんです。部室で1年生~3年生がしゃべっているとして、何も言わないし怒らないとしても、その場に先生がいたら、話す内容はちょっと変わるじゃないですか(笑)。そういう効果として、ジジイがいて女の子がいた方がいいんですよね。○オードリーとウンナンの共通点は「清潔感がある」――藤井さんはこれまでウンナンさんの他にも、伊集院光さんなど、ラジオ史を代表する方々とお仕事をされてきました。そんな藤井さんから見て、『オードリーのオールナイトニッポン』がここまで続いた要因はなんだと思いますか。トークが上手というのは当然あるし、あとは清潔感があるんですよね、オードリーって。風俗や"エロパソ"の話をしていても、女性が「うわっ」と引く感じが、あまりしないじゃないですか。逆に下ネタを言うわけでもないのに、なんかちょっと嫌だなと女性が感じてしまうタイプのタレントさんもいるわけで。僕自身は実は、あんまり下ネタが好きではないんですよ。だからウンナンのときはほとんどやってないはずですよ。伊集院さんも僕とやっていたときはあまり言ってなかったですしね。――そうだったんですね。2人には最初に会った時から清潔感を感じてました。これはウンナンにも感じていました。その辺が万人に支持されるというか、嫌われない部分だと思います。ちょっとヤンチャしても許される感じといいますか。それが長く続くうえでは大事なのかもしれないです。タレントさんは、最初は漫才やコントの本ネタや話題性だったりするんだけど、ラジオで長く残れる人は、結局は清潔感や人間性が評価されているんだと思います。――最後に、今後番組が15年、20年とさらに続いていくにあたって、オードリーさんに期待することをお聞かせください。僕はもう死んでるでしょうから(笑)。頑張って長く続けていただいて、僕は草葉の陰で見守りたいと思います(笑)。
2018年11月10日アイドルグループ・ジャニーズWESTの藤井流星と小瀧望が、ストライプインターナショナルのブランド 「earth music&ecology」のCMキャラクターに起用されたことが21日、明らかになった。新CM「藤井流星 愛されコーデ・セレクト篇/小瀧望 愛されコーデ・セレクト篇」「藤井流星 愛されコーデ・レコメンド篇/小瀧望 愛されコーデ・レコメンド篇」は27日より関西地域(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県)で放送されるほか、ECサイト「STRIPE CLUB」、公式 SNS、YouTube 公式チャンネルに掲載される。同ブランドが男性を起用するのは初めての試みとなる。新CMでは、藤井と小瀧が女の子の服を選ぶワンシーンを描く。慣れない女の子の洋服店で、なかなか決まらず助けを求める藤井や、並んで歩くシーンを想像しながら楽しそうに選ぶ小瀧だが、2人とも最後には"お気に入り"が見つかり、「僕の好みじゃだめですか?」というフレーズで終わる。2人が選んだアイテムは、関西地域のアース店舗とECサイト限定で販売される。
2018年10月21日ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)は、京都藤井大丸3Fにて、ウィメンズのポップアップストア「JOHNLAWRENCESULLIVAN 2018 FALL / WINTER WOMEN’S LIMITED STORE」を展開する。会期は9月12日から19日まで。今回のポップアップストアでは、ウィメンズコレクションの最新作を豊富にそろえている。今季の世界観を強く表現したコレクションピースからベーシックアイテムまで、幅広く堪能できる特別な機会。2018年秋冬のコレクションは、映画「ツインピークス」「タクシードライバー」「ナチュラル ボーン キラーズ」などからインスパイアされた二面性を持った様々なキャラクター像が、テーラリングとカウボーイ要素を融合させ、サリバンらしい強さあるアティチュードで、様々なところで登場。クラウチングスタイルは、今回のキーワードとなり、ブランドのDNAであるボクシングスタイルの構えからエポレット、ポケットなどと挑発的に展開している。【イベント情報】JOHNLAWRENCESULLIVAN 2018 FALL / WINTER WOMEN’S LIMITED STORE会期:9月12日~9月19日会場:京都藤井大丸3F ポップアップスペース住所:京都市下京区寺町通四条下ル貞安前之町605番地 藤井大丸3F時間:10:30~20:00
2018年09月13日女優の篠原涼子が主演を務める映画『今日も嫌がらせ弁当』(2019年初夏公開)に佐藤隆太、松井玲奈、佐藤寛太が出演することが8日、明らかになった。同作は、反抗期のと母のバトルを綴った実話エッセイ『今日も嫌がらせ弁当』を映画化。映画オリジナルの物語で脚色されたストーリーとなる。八丈島に住むシングルマザー・かおり(篠原)が、反抗期が来た高校生の娘・双葉(芳根京子)に、キャラ弁を仕掛けていく。塚本連平が脚本・監督を務めた。佐藤隆太が演じるのは、東京に住むシングルファーザーの岡野信介。妻に先立たれ幼稚園になる息子を男手ひとつで育てる信介は、かおりのお弁当ブログの読者という役どころだ。松井は、かおりの娘で双葉の姉・若葉を演じ、母と妹の壮絶バトルの間で2人の橋渡しをしていく。佐藤寛太は双葉の幼馴染で八丈太鼓が大好きな天然ボーイ・山下達雄を演じ、双葉との恋の行方も見所となる。○佐藤隆太コメント母娘のやりとりがとにかく可愛らしくて、可笑しくて……そのなんとも言えない愛らしさに、最後はウルっときてしまいました。そしてやはり、自分が学生の頃に母が毎日朝早くから作ってくれていたお弁当を思い 出しました。今では自分も父親になり、どちらかと言うと作る立場なので、ちょっと不思議な感覚もあって。渡す側の愛情と、受け取る側のちょっとした照れ、そしてワンテンポ遅れて伝わる感謝の気持ち。そんなお弁当を使ったキャッチボールの、どちら側の立場の方にも……それが現在進行形の方も、懐かしい思い出となっている方も共感して楽しんで頂ける作品になると思います!!○松井玲奈コメント私は春先に八丈島でクランクインしました。私が演じた若葉は、母と妹がやりあう中、一種のムードメーカーとして明るく楽しく演じさせていただきました。篠原さんの娘役ということで、撮影前はどんな親子関係を作れるだろうかと少し不安もありましたが、一緒にお弁当を食べるシーンでご飯粒やのりを付けながら笑いあっていたら、いつのまにか本当の親子のような気持ちになれていたような気がします。妹である芳根京子ちゃんとのシーンでは、監督から「姉妹に見えた」と言ってもらえて、ホッと安心もしました。物語が自分と重なるところもあり、多くの人に共感してもらえる作品になっていると思います。○佐藤寛太コメント今作で、山下達雄役を務めさせていただきました佐藤寛太です。僕のシーンの撮影は全編八丈島で行わせていただきました。春の島風に吹かれ、天候にも恵まれ達雄というどこまでも真っ直ぐなキャラクターを演じさせていただくにあたり、これ以上無いという環境で塚本監督のもとノビノビとやらせていただきま した。劇中で叩いている八丈太鼓は地元の太鼓チーム’よされ会’に撮影期間中毎日通い直接ご指導していただき、太鼓を通じて地元の方と繋がることができたのもとても思い出深いです。是非劇場でご覧ください!(C)映画「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会
2018年07月08日7月から上演される舞台「アンナ・クリスティ」に出演する女優の篠原涼子と俳優の佐藤隆太が、6月21日(木)今夜の「VS嵐」にゲスト出演。いま、もっとも旬な芸人たちも登場して特別企画「めし嵐」での爆笑対決が繰り広げられる。大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人による「嵐」にプラスワンゲストを加えた嵐チームとゲストチームが体感型ゲームで対戦する本番組。篠原さんといえば、90年代半ばに小室哲哉プロデュースのシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」などがメガヒット。その後は女優として大河ドラマ「北条時宗」や、「ハケンの品格」「ラスト・シンデレラ」などに出演、2006年に放送された主演ドラマ「アンフェア」はその後シリーズ化、3作の劇場版が製作されるほどのヒット作となったほか、昨年秋に放送された月9「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」も大きな話題を呼んだのは記憶に新しい。佐藤さんは2002年放送の「木更津キャッツアイ」で演じたマスター役などで注目され、「海猿 UMIZARU EVOLUTION」や「ROOKIES」などでその個性的な存在感を存分に発揮。最近では『天地明察』『TOKYO TRIBE』『ひるなかの流星』『鋼の錬金術師』などの映画から、「カンナさーん!」「崖っぷちホテル!」「コンフィデンスマンJP」などドラマ作品への印象的なゲスト出演など、幅広い活躍をみせている。そんな2人は今回プラスワンゲストとして「嵐」チームの助っ人となり、「とろサーモン」「銀シャリ」「和牛」の3組の芸人による「チームめし」を相手に特別企画「めし嵐」で対決を繰り広げる。爆笑必至だというそのバトルが、いまから楽しみだ。篠原さんと佐藤さんが共演する舞台「アンナ・クリスティ」は7月13日(金)~東京・よみうり大手町ホールで上演開始。ノーベル賞作家ユージン・オニールによるピューリッツァー賞受賞の傑作戯曲を、「夜への長い旅路」「喪服の似合うエレクトラ」「氷屋来たる」など、これまでもオニールの作品を手がけてきた栗山民也が演出する。東京公演は7月29日(日)まで。その後8月3日(金)~5日(日)は大坂・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて大阪公演が行われる。「VS嵐」は6月21日(木)19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年06月21日俳優の佐藤隆太が、舞台『いまを生きる』の主演を務めることが11日、わかった。同作は、1989年にロビン・ウィリアムズ主演、ピーター・ウィアー監督で制作されたアメリカ映画を2016年にオフ・ブロードウェイ舞台化。ニューイングランドの全寮制学院を舞台に、赴任してきた英語教師と学生たちの交流を描く心温まる学園ドラマとなっている。公演は10月5日〜24日、新国立劇場 中劇場にて行われる。厳しい規律で縛られてきた男子高校生たちに新たな視点や影響を与える若き教師、ジョン・キーティング役を佐藤が演じ、厳格なノーラン校長役に大和田伸也、生徒の一人であるニールの父・ペリー氏役に冨家規政、 ノックスが一目ぼれするクリス役に羽瀬川なぎが決定した。生徒役には、中心的存在のニール役に宮近海斗(Travis Japan/ジャニ ーズJr.)、転校生のトッド役に永田崇人、無邪気なノックス役に七五三掛龍也 (Travis Japan/ジャニーズJr.)、素直でまじめなキャメロン役に中村海人 (Travis Japan/ ジャニーズJr.)、純粋なミークス役に浦上晟周、正義感があるチャーリー役に田川隼嗣と個性豊かな男子たちが集まった。上演台本・演出を手掛ける上田一豪は、「大人になり久しぶりに映画を見ると、キーティングの若さや青さに懐かしさや痛さを感じます。こんなに多面的な作品だったのかと驚きま した」と印象を明かす。「そこで舞台ではより人物の内面に迫れるように具体的な説明をそぎ落とし、それぞれの心の機微にフォーカスを当てていきたいと思っています」とプランを示した。○佐藤隆太コメント今回、出演のお話を頂き、驚きと嬉しさが入り混じり、一気に鳥肌が立つのを感じました。というのも、「いまを生きる」という作品は、かつて様々な映画を観て俳優を志していた頃、特に刺激を与えてくれた、自分にとって大切な作品であったからです。初めて観たのは多感な思春期の頃だったかと思いますが、キーティングのような先生の存在に憧れる気持ちがありました。特別な想いがある作品だからこそ、演じることに緊張感はありますが、今回ご一緒する皆さんと信頼関係を築いていきながら、自分たちならではの舞台版「いまを生きる」をお届けしたいと思っています。○宮近海斗コメント映画を観た時に、素直に最後のシーンで涙が溢れました。自分は今学生ではないのですが、そのぐらい生徒の気持ちに感情が入ってしまい、自分の高校時代などを思い出したり照らし合わせたりして、ロビン・ウィリアムズさん演じるキーティング先生に出逢っていたら、こんなに規則が厳しい学校だったら、男子校だったら、今の自分と違う人生を歩んでいたのかなぁ・・と思いました。そんな、自分にはない経験がニールという役では起こります。自分自身ではなく自分がニールという人間を着て、作品の中での出来事に影響を受けて役を作れるように稽古や本番に望もうと思います! 豪華なキャストの皆さまの中で、今から緊張しています。そして同じグループ(Travis Japan)のメンバーも出演するので、少し安心感はありますが緊張感は持ちつつ、ライバル心も持ちながらこのチームで切磋琢磨していきたいと思っております。ぜひお楽しみにしてください。○永田崇人コメント映画「いまを生きる」を観て、僕が演じさせて頂く“トッド”はとても内向的で臆病で、自分とは真反対に属する人間だと感じました。真反対だからこそ分かることを役に投影していけたらいいなと思っています。そして、何と言ってもキーティング先生が机の上に登るシーンにはとても勇気をもらえました。“物事の見方を変えること”今の自分にもとても響いた言葉でした。この作品通して、沢山のメッセージをお客様に届けることのできる舞台になると思います。皆様に勇気や渇望を与えることができたら嬉しいです。○七五三掛龍也コメント今回この作品に出させて頂くことになり凄く嬉しく思っています。この作品の映画を見て、自分らしく生きることの素晴らしさを強く感じました。この舞台を観に来て頂くお客様にも僕が感じたものを僕らしく伝えていきたいと思っています。そして、ノックスを演じるにあたって彼の生きてきた環境や性格など全てを知った上で僕にしかできないノックスを舞台上で表現できたらなと思っています。○中村海人コメントこの作品を映画で観ました。青春を謳歌する少年たちと暖かく優しい先生のもとで成長していく生徒達がすごくキラキラしていて楽しそうでした。僕が演じるリチャード・キャメロンは生徒の中でいちばん、根が真面目でいじられ役です。普段の僕もリチャードにそっくりだと感じていますので、この役と仲良く公演を歩いていきたいです! 初めての環境でのお仕事なのでいっぱい勉強して、吸収していきたいです。○浦上晟周コメントミークスを演じさせて頂きます、浦上晟周です。映画が公開されてから約30年、今でも多くの方々に愛されている作品に携われること、本当に嬉しく思っております。僕自身、ラストシーンに感銘を受けました。舞台に出演させて頂くのは久しぶりなので不安はありますが、素敵なキャスト、スタッフの方々と一緒に最後まで頑張りたいと思います。観てくださった方の中に、30年先もずっと残るような舞台になりますように。○田川隼嗣コメントこの度、チャーリーことチャールズ・ダルトン役を演じさせていただくことになりました。大人の圧力に屈しない高校生達の姿が舞台の上でどのように表現されるのか、とても楽しみです。チャーリーは男らしくて熱い男の子で自分が憧れる人物像でもあるので、演じられることが嬉しいです。お客さんの目から、耳から、チャーリーを感じてもらえるように精一杯頑張ります!
2018年06月11日製薬メーカー「龍角散」が販売する服薬補助ゼリーの1つ「おくすり飲めたね」。’08年、同社女性初の執行役員となった福居篤子さん(53)が、そのアイデアから開発、販売まで関わった大ヒット商品である。 「龍角散に勤める前、私は臨床薬剤師として、病院の薬局に勤務していました。そのとき多くの患者さんが薬を飲むのに苦労していること、病気を治すための薬というものが理解できない子どもにとってはただ嫌な行為であるということを痛感したんです。どうして飲みにくい薬を作るのか理解できず、全ての人にとって苦痛になっている課題を解決した新しい薬を作りたいと考えました。だから、臨床の世界から製剤の世界に移ったんです」(福居さん・以下同) 患者さんに寄り添いたい。守りたい。それが、福居さんの製薬の原点だ。新聞の求人欄で見つけた龍角散の採用試験を受け、’91年、合格。 社長面接で、先代の社長に「うちは専門性を重視した縦割りの業務体系だが、横断的にいろんな部署をまたいで活躍してくれる人材が欲しい」と言われた福居さんは、「いろんなことにチャレンジできる」と、意欲満々だった。 しかし、入社してみると、200年を超える歴史ある企業には、旧態依然とした空気が蔓延していた。今と違って、男尊女卑の風潮も根強かった。 入社当初は、千葉工場勤務で、開発と兼任で、自社製品を営業するMR(医薬情報担当者)も任された。自作の資料を手に、熱心に説明して回り、瞬く間に営業成績トップクラスに。同期入社のなかで、誰よりも早く主任に出世し、30歳で本社勤務となった。 当時の龍角散は、40億円の年商に対して、40億円の負債を抱え、倒産の危機に瀕していた。しかし、社員の危機感は希薄で、保守的な古参役員には、会社を立て直そうという気概もない。 福居さんは、千葉工場時代から、新製品の開発を始めているが、そこには常に古参の役員との対立がついて回った。苦闘の末に新製品が完成しても、古参の役員たちは、反対しかしない。開発した製品が、ことごとく否定され、嫌気がさして、転職を決意。別会社の内定をもらって、役員室に行ったこともあった。 「辞めさせてもらいます!」 福居さんの大きな声に、隣室から出てきて「私は1カ月後に社長になる。一緒に改革をしよう。一度、思う存分やってみてから辞めても、遅くはないよ」と、慰留したのが現社長の藤井隆太さんだ。 ’95年10月、社長に就任した藤井さんを中心に、上司と福居さんの3人で改革チームが結成された。「もう龍角散だけでは生き残っていけない」と危機感を募らせる改革チームは、保守的な古参役員の反発を尻目に、新製品の開発を推し進めていった。 服薬補助ゼリーの開発を始めたのは、’97年ごろからだ。糖衣チョコを錠剤に見立て、ゼリーに包んで何十個も飲み込むなど、無謀ともいえる体を張った実験までした。そして’98年、ついにレモン味をつけた服薬補助ゼリーが完成する。 福居さんは、地域の医師会や医師の勉強会などにもサンプルと実験データを持って押しかけ、営業にも奮闘。介護施設でもそのニーズが高まっていった。ほどなく、子ども向けの服薬補助ゼリーを販売し、ヒット商品になりそうな手ごたえを感じた’00年。福居さんは何の前触れもなく、突然、古参役員から「明日から、千葉の工場へ行きなさい」と、人事異動を言い渡された。 異動先は、書類管理の部署だった。古参の保守派が、福居さんたち、改革派を排除しようと動いたのだ。朝、異動先の自分のデスクで、パソコンを開こうとすると、上司から、「仕事はするな。パソコンは不要」と、注意される。電話に出ることさえ禁止された。 「あまりに暇で、学術誌を読もうとすると、また叱られる。何もすることがないんです」 本社から毎朝、電話が入ると、上司はすまなそうに「まだ、辞めていません」「そんな気配もありません」と報告していた。ほかの社員が働くなか、机にただ座っていることしか許されなかった。左遷先は、福居さんだけを対象とした、“追い出し部屋”だったのだ。 改革チームだった上司も、地方の営業職に異動になった。昼休みに連絡を取り合うと、上司も慣れない営業に苦労しているようだった。 「辞めようと思うこともありましたが、家族を抱え、慣れない土地で奮闘している上司と話すと、簡単には辞めてやらないぞって、闘う気持ちが出てくるんです」 それでも体は正直で、ストレスのためだろう、顔じゅうにふきでものが出た。 藤井社長も、古参役員に攻撃され、身動きが取れない。社長自ら、他社に声をかけ、「福居のことを頼みます」と、頭を下げてくれていた。そんな社長の計らいで「うちの会社に」という誘いもあったが、断った。 「私自身、自信がなかったんです。誰に聞いても、左遷された理由はわからないままです。もし、私が原因で引き起こしたことなら、別の会社に移っても、また、同じことを繰り返すだけですから」 それまで脇目もふらずに突き進んできた福居さんが、初めて立ち止まった日々だった。 「そのとき、いろんな人が心配して、わざわざ千葉の工場に来てくれたんですよね」 それは、左遷前、二十数種類もの新製品を開発するなかで出会った取引先や社外の仲間たちだった。 「私との面会を許されず、上司に『おまえ、それでも人間か』と怒ってくれた人。終業時間になって、私が出てくるまで、待っていてくれる人もいました」 自分を信じてくれる人たちに支えられ、福居さんは少しずつ、前を向く。 「考えてみれば、自由な時間はたっぷりあるんです」 これまでできなかった2つのことを始めることにした。1つ目は、英会話教室に通うこと。2つ目は、製剤の学問をさらに深めることだった。 現在、龍角散の顧問を務める名城大学名誉教授・砂田久一さんは、「福居さんに初めてお会いしたのは、服薬補助ゼリーを販売したころでした。彼女は、それまでの実験データのことを一生懸命、話すんですね。『そんなにデータがあるなら、学術論文にしないといけないよ』と話しました」と語る。 福居さんは毎週末、新幹線で名古屋に通い、砂田教授の指導を受けた。 「ホテル代も新幹線代もかかるから、学費はタダでお願いしたいんですけど」 そんなずうずうしい願いまで受け入れてくれた砂田先生のもとに、会社に隠れて、福居さんは通い続けた。2年をかけて、薬の効能などを表す計算式を作り、英語で論文を書いた。 同じタイミングで、本社への異動も決まった。藤井社長が、問題のあった古参の役員を罷免し、経営陣を一新したのだ。’02年10月、本社に戻ってからも、福居さんは砂田教授の薬品物理化学教室に通い、’08年までに5本の論文を英語で仕上げて、博士号を取得した。 また、製剤学の視点で改良と研究を深めた服薬ゼリーは、日本薬剤学会「製剤学奨励賞」をはじめ、数々の賞を受賞している。 本社では、左遷騒動で生じた社員間のわだかまりを払拭すべく、積極的に社員に歩み寄り、声をかけた。 「古参の役員に歯向かえず、私を無視した人たちも、私に悪意があったわけじゃない。ならば、私のほうから突破口を開いて、コミュニケーションを取らないといけないと感じたんです。いまでも心がけているのは『人に後ろ姿を見せない』ということ。机の方向も、皆に背を向けず、正面を見せる位置に反転したくらいです(笑)」
2018年03月31日製薬メーカー「龍角散」が販売する服薬補助ゼリーの1つ「おくすり飲めたね」。’08年、同社女性初の執行役員となった福居篤子さん(53)が、そのアイデアから開発、販売まで関わった大ヒット商品である。 「大きな錠剤やカプセル、苦い薬も、服薬ゼリーで包むと、子どもも、お年寄りでもすっと喉を通って、無理なく飲めるんです」(福居さん・以下同) 最近では老人ホームなどでも、服薬補助ゼリーはよく使われる。ゼリーのおかげで、粉薬が気管に入ってむせることも、薬を吐き出すこともなくなって、服薬の時間がスムーズになった。 「龍角散に勤める前、私は臨床薬剤師として、病院の薬局に勤務していました。そのとき多くの患者さんが薬を飲むのに苦労していること、病気を治すための薬というものが理解できない子どもにとってはただ嫌な行為であるということを痛感したんです。どうして飲みにくい薬を作るのか理解できず、全ての人にとって苦痛になっている課題を解決した新しい薬を作りたいと考えました。だから、臨床の世界から製剤の世界に移ったんです」 患者さんに寄り添いたい。守りたい。それが、福居さんの製薬の原点だ。 福居さんは’64年12月27日、広島で生まれた。親戚に尊敬する医師がいた影響で、いつしか医療の道を志すように。大学の薬学部薬剤学科に進学し、卒業後は患者さんと触れ合う仕事がしたいからと、臨床薬剤師として病院に就職した。その後、両親が住む近所の病院の薬局に転職すると、患者さんの薬の悩みを聞く機会が増えた。 患者さんの薬の悩みを聞いているうちに「どうしたら、楽に薬を飲めるのだろう」という疑問が、福居さんのなかで膨らんでいったという。 「それなら一度、薬を作る側に回ってみてもいのかな」 そんな思いで、新聞の求人欄で見つけた龍角散の採用試験を受け、合格。’91年、福居さんは26歳になっていた。 社長面接で、先代の社長に「うちは専門性を重視した縦割りの業務体系だが、横断的にいろんな部署をまたいで活躍してくれる人材が欲しい」と言われた福居さんは、「いろんなことにチャレンジできる」と、意欲満々だった。 しかし、入社してみると、200年を超える歴史ある企業には、旧態依然とした空気が蔓延していた。今と違って、男尊女卑の風潮も根強かった。職場のなかでも心臓部である製剤室は、まるで女人禁制の“聖域”だ。 「錠剤を作る機械にも簡単に触らせてもらえません。怒られるんじゃないんです。『作業中、指を落とした人もいるから、女性には危なすぎるわ~』と、優しく諭されるんです」 入社当初は、千葉工場勤務で、開発と兼任で、自社製品を営業するMR(医薬情報担当者)も任された。自作の資料を手に、熱心に説明して回り、瞬く間に営業成績トップクラスに。同期入社のなかで、誰よりも早く主任に出世し、30歳で本社勤務となった。 当時の龍角散は、40億円の年商に対して、40億円の負債を抱え、倒産の危機に瀕していた。しかし、社員の危機感は希薄で、保守的な古参役員には、会社を立て直そうという気概もない。 福居さんは、千葉工場時代から、新製品の開発を始めているが、そこには常に古参の役員との対立がついて回った。最初に取り組んだのは、鼻炎薬の開発だ。当時はまだ1日3回飲む薬が主流だったが、1日2回の服用で効く薬の開発に取り組んだ。 だが、苦闘の末に新製品が完成しても、古参の役員たちは、反対しかしない。開発した製品が、ことごとく否定され、嫌気がさして、転職を決意。別会社の内定をもらって、役員室に行ったこともあった。 「辞めさせてもらいます!」 福居さんの大きな声に、隣室から出てきて「私は1カ月後に社長になる。一緒に改革をしよう。一度、思う存分やってみてから辞めても、遅くはないよ」と、慰留したのが現社長の藤井隆太さんだ。 ’95年10月、社長に就任した藤井さんを中心に、上司と福居さんの3人で改革チームが結成された。「もう龍角散だけでは生き残っていけない」と危機感を募らせる改革チームは、保守的な古参役員の反発を尻目に、新製品の開発を推し進めていった。 服薬補助ゼリーの開発を始めたのは、’97年ごろからだ。 「薬局で買って、その場で服用できるように、薬と一緒にパックされた水を開発してほしい」という営業からの要望がきっかけだった。そのとき思い浮かんだのは臨床薬剤師時代の経験だ。水では薬が飲めない患者さんを大勢、見てきた福居さんは、「ゼリーで包む」という画期的なアイデアを思いつく。 服薬補助ゼリーの試作品を作って、経営会議に提出した。だが、古参の役員からは「水を作れと言ったのに、なぜ、ゼリーなんだ」という声が上がる。当時は、嚥下機能が低下した高齢者が服薬で、誤嚥を引き起こし、肺炎につながるという事実や、嚥下機能が未熟な子どもの存在は、ほとんど知られていなかった。何度も現状を訴えたが、古参の役員たちは理解せず、製品化を認めようとしない。 「そんなに言うなら、介護現場を見てみよう」と言ってくれた藤井社長と一緒に訪ねた高齢者施設には、福居さんがかつて、臨床の現場で見ていたのと全く同じ光景が広がっていた。薬を食事に混ぜるため、食が進まず、苦悶の表情で食事をとる高齢者を目のあたりにして、社長は帰りの電車のなかで、「明日はわが身だな」と呟いた。 藤井社長は、古参役員の反対を押し切り、「服薬補助ゼリーは社会的意義のある製品だ。販売するのは、龍角散の使命だ!」と英断を下す。福居さんも、長年の夢だった「薬を飲みやすくする」製品の開発に夢中になった。 糖衣チョコを錠剤に見立て、ゼリーに包んで何十個も飲み込むなど、無謀ともいえる体を張った実験までした。’98年、ついにレモン味をつけた服薬補助ゼリーが完成する。 福居さんは、地域の医師会や医師の勉強会などにもサンプルと実験データを持って押しかけ、営業にも奮闘。介護施設でもそのニーズが高まっていった。ほどなく、子ども向けの服薬補助ゼリーを販売し、ヒット商品となった。
2018年03月31日