足圧師が谷川流足圧を指導5月22日、大阪府大阪市中央区城見にあるツイン21MIDタワー9階「OBPアカデミア」で、「美脚美尻になるためソクササイズ教室」が開催される。講師は大阪市城東区鴫野で足圧の施術行っている足圧師、柔道整復師の畑浩司氏である。この教室は女性限定。参加者はソックス(5本指ソックス推奨)とタオル2枚、バスタオル、スポーツウェアの持参が必要で、費用は一般が2,500円、アカデミア・ライブラリー・ナイトプランが1,750円となっている。踏む人も踏まれる人も美しく足圧は二人一組になって足で踏みあうビューティースポーツである。畑浩司氏が行っている谷川流足圧のルーツは福井・永平寺の修行僧たちにあり、それをアレンジ、踏む人、踏まれる人の両者が美しく健康になれるものだという。足圧を行う際、踏む人は片足でバランスを取り続けなくてはならず、そのために脚や臀部の筋肉を使うことになる。また、体幹が鍛えられることにより、腹部や背中が引き締まるとしている。また、踏まれる人は血流とリンパの流れがよくなることにより、むくみなどが改善するという。お互いが足圧を行うことで、下半身が引き締まり、ヒップアップ、血行促進、リラックス効果、自律神経安定、疲労回復効果が得られるとしている。日時:5月22日(火) 19:00~20:30場所: OBPアカデミア大阪府大阪市中央区城見2-1-61ツイン21 MIDタワー9階定員: 10名申込: 受付中(OBPアカデミアのサイトより引用)申し込み方法など、詳しい情報は以下URLのOBPアカデミアのサイトで確認を。(画像はOBPアカデミアのサイトより)【参考】※美脚美尻になるためソクササイズ教室
2018年05月17日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、谷川俊太郎の『こんにちは』。東京・新宿の支店、ギャラリー5(新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー3階)によるご紹介です。■『こんにちは』谷川俊太郎本書は、現在、東京オペラシティアートギャラリーで開催中の「谷川俊太郎展」の図録的な書籍として刊行されており、谷川俊太郎という詩人の現在を知ることに焦点を当てた展覧会と同様、暮らし周辺の物事から詩人の素顔に迫る内容となっている。谷川俊太郎の詩を読んだことがあっても「谷川さん」についてはほとんど知らない人はとりわけ楽しむことができるはずだ。写真家川島小鳥による谷川さんの撮り下ろし写真、初公開の俳句、谷川さん自ら撮影した愛用する小物の紹介、小山田圭吾(コーネリアス)との対談などで構成され、谷川さんの質問に豪華著名人が答える「3.3の質問」というお楽しみ企画も。もちろん詩も書き下ろしを含む代表詩も収録されている。さらに特典として齋藤陽道が撮り下ろした展覧会会場風景をまとめた小冊子や、レトロなイラスト(見てのお楽しみ)入りのポストカードが挟み込まれるなど、わくわくするような仕掛けが用意されている。展覧会会場グラフィックも担当したグラフィックデザイナー大島依提亜によるブックデザインにも注目である。赤・青・黄の3色展開という遊び心溢れる本づくり。谷川さんからの贈りものとして大事にしたくなるような一冊である。なお、谷川俊太郎展は3月25日まで開催されている。【書籍情報】『こんにちは』著者:谷川俊太郎出版社:ナナロク社ハードカバー/190ページ/194×134mm言語:日本語発刊:2018年1月価格:1,800円【展覧会情報】「谷川俊太郎展 TANIKAWA Shuntaro」会期:2018年1月13日〜3月25日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2時間:11:00〜19:00(金・土は20:00まで、いずれも最終入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日入場料:一般1,200円、大学・高校生800円、中学生以下無料
2018年02月22日詩人の書斎やクローゼットを覗いたら、そのペンが紡ぐきらめく言葉の秘密が見つかるかもしれない。なぜなら詩人・谷川俊太郎にとって詩作は暮らしの地続きにあるものだから。その両者の深いつながりを辿る展覧会『谷川俊太郎展』が開催中だ。会場には巨大な柱が林立する。そこには「私は背の低い禿頭の老人です」で始まる詩、「自己紹介」が1行ずつプリントされ、側面にはそれにまつわる私的な品々が展示されている。古いラジオのコレクション、モノクロの家族写真、愛用のTシャツなど、長く暮らしを共にしてきたものからは、どこか作品と通じるモダンな気配が漂ってくるようだ。もう一つの見どころはミュージシャンの小山田圭吾、インターフェイスデザイナー中村勇吾とのコラボレーション。谷川自らが朗読する「かっぱ」ほか3編が言葉、音、映像の三位一体となって空間いっぱいにこだまする。まさに詩を体に浴びる先端芸術。ぜひ体感してみて。東京オペラシティ アートギャラリー東京都新宿区西新宿3‐20‐2東京オペラシティタワー3F開催中~3月25日(日)11:00~19:00(金・土曜~20:00、入場は閉館30分前まで)月曜休(2月12日は開館)、2月11・13日休一般1200円TEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)20行からなる詩「自己紹介」を柱状のインスタレーションに。会場設営中に谷川が即興で書き、自ら貼り付けたメモが。思わずクスリとさせられるウィットはさすが。※『anan』2018年2月14日号より。写真・中島慶子文・松本あかね(by anan編集部)
2018年02月12日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、現在東京オペラシティアートギャラリーで展覧会を開催中の谷川俊太郎の『谷川俊太郎質問箱』。東京・新宿の支店、ギャラリー5(新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー3階)によるご紹介です。■『星空の谷川俊太郎質問箱』谷川俊太郎86歳を迎えた今も、子どもからお年寄りまで、多くの人を魅了する言葉を紡ぎ続ける詩人・谷川俊太郎。本書はWEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」のコーナー「谷川俊太郎質問箱」に掲載された質問&回答に加え、WEB未掲載の質問に新たに谷川俊太郎が回答を書き下ろしたものをあわせて編集された人気書籍の続編である。「谷川さん」に投げかけられる6歳から60代までの老若男女の問いは、素朴な疑問や時事問題、家庭の問題から詩の書き方まで多岐にわたる。その中には日常で誰しも一度は抱く疑問を元にした質問も多く、本書を読み進めると、自分の日常と谷川さんの言葉が繋がる至福の瞬間が度々訪れる。谷川さんからの質疑応答を集めたシンプルな書籍でありながら、まさにタイトルにあるように、読了後に心に星屑のようなきらめきが残る一冊。大切な人へ贈るギフトにいかがだろうか。なお、東京オペラシティアートギャラリーでは現在「谷川俊太郎展」を開催中。本書とあわせて楽しんで頂きたい。【書籍情報】『星空の谷川俊太郎質問箱』著者:谷川俊太郎出版社:ほぼ日ハードカバー/192ページ/197×152mm言語:日本語発売日:2018年1月価格:1,500円【イベント情報】「谷川俊太郎展 TANIKAWA Shuntaro」会期:2018年1月13日〜3月25日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2時間:11:00〜19:00(金・土は20:00まで、いずれも最終入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日(2月12日は開館)、2月11日、13日入場料:一般1,200円 大学・高校生800円 中学生以下無料
2018年01月18日東京オペラシティ アートギャラリーでは、2018年1月13日から3月25日までの期間に渡り「谷川俊太郎展」を開催する。谷川俊太郎 / photo:深堀瑞穂谷川俊太郎は1952年に詩集『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たした詩人。85歳の現在も、わかりやすく、読み手一人一人の心に届くみずみずしい言葉によって、子どもからお年寄りまで多くの人々を魅了し続けている。本展は、谷川俊太郎が影響を受けた音楽や「もの」、家族写真、大切な人たちとの書簡、ラジオのコレクション、自ら撮影した暮らしの断片等を選りすぐりの詩作品とともに展示する。本展のための書き下ろしの詩や、特別出品となる音楽家の小山田圭吾(コーネリアス)と、インターフェイスデザイナーの中村勇吾(tha ltd.)とのコラボレーションも発表。実生活を基盤に詩をつむぎ出してきた谷川俊太郎の、暮らしの周辺のものごとに焦点をあて、そこからダイレクトに谷川像を立ち上がらせる。関連企画として、「開催記念対談」と「スペシャルライブ 谷川俊太郎&DiVa『よしなしうた』」を開催。「開催記念対談」は、東京オペラシティビルの7階にある会議室にて2018年1月27日と2月10日に行われ、1月27日には都築響一(編集者)と谷川俊太郎が、2月10日には小山田圭吾(コーネリアス)(音楽家)と谷川俊太郎が対談する。なお、時間は各回14時開演、13時45分開場、定員は160名(全席自由)で参加費は無料(展覧会の入場は別料金)。参加方法は開催当日の11時より、アートギャラリー入口にて配布される整理券が必要。「スペシャルライブ 谷川俊太郎&DiVa『よしなしうた』」は、東京オペラシティ リサイタルホールにて、谷川俊太郎による詩の朗読と高瀬"makoring"麻里子(Vo)、谷川賢作(Pf)、大坪寛彦(B)からなる現代詩を歌うバンド・DiVaのスペシャルライブを2018年3月10日に行う。開演は14時から、全自由席(税込3,500円)。スペシャルライブのチケット予約は東京オペラシティ チケットセンターにて。【展覧会情報】谷川俊太郎展 TANIKAWA Shuntaro会期:2018年1月13日〜3月25日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2時間:11:00〜19:00(金・土は20:00まで、いずれも最終入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日(2月12日は開館)、2月11日、13日入場料:一般1,200円 大学・高校生800円 中学生以下無料
2017年11月23日こんにちは、島本薫です。「対詩ライブ」というイベントを耳にしたことはありますか?ふたりの詩人が数行ずつ言葉を紡ぎ、観客の前で一編の詩を書いていく「即興詩のかけあい」です。本日は、詩人を身近に感じられる「対詩ライブ」の魅力をお届けしましょう。■「対談」でも「対戦」でもない「対詩」のライブ詩人がいかにして詩を創作するのか。詩人とはどんな人たちなのか。詩と詩人を身近に感じられるイベントです。主催obla()t隣人のように、詩人を身近に。文学ではない場所で「詩的なもの」と出会う。そんなコンセプトで始まった「対詩ライブ」。「対詩」とは、ふたりの詩人が交互に5行以内の詩を書いて、12の倍数でひとまとまりの「詩」とするもので、複数の詩人が詩を書き継ぐ「連詩」の一種です。リレー形式の即興詩という世界初の試みを続けてきたのは、詩人の谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)さんと覚和歌子(かく・わかこ)さん。観客を前にしたそのライブでは、書き手はひとり静かな場所で自分と向き合いながら言葉を紡ぐわけにはいきません。ライブ終了までの限られた時間の中、どんなテーマの詩を書くことになるのかもわからない未知の旅に出発するのです。言葉を選び直したり、行をまるごと削ったり。詩作の様子はスクリーンに映し出され、詩が生み出されるスリリングな一瞬一瞬を、観客も共有します。「できました」という声を聞くどきどき感は、ライブでしか味わえないもの。また、短い詩がひとつ誕生するたび、詩人自らによる朗読や解説を聞くことができるのも、ライブならではの魅力でしょう。ところが、対詩ライブの面白さはそれだけではありません。観客は、生まれたばかりの詩や創作について、詩人にたずねることができるのです。■詩や詩人との距離が近くなる「対詩」では、ひとつの詩が出来あがると相手に詩作を引き継ぐわけですが、次の詩ができあがるまでの時間は待つ方の詩人と観客とのトークタイムとなり、さまざまな質問が飛び交います。「初めに書かれていたものからまったく違う詩になりましたけど、どういう流れでそうなったのですか?」「朗読で『工場』を『こうば』とお読みになっていましたが、『こうじょう』という読み方ではないのですね」谷川俊太郎さんも覚和歌子さんも気さくに質問に応じてくれ、「自分の書いた詩を発表していくにはどうしたらいいでしょう」といった創作の悩みから、時には「才能の源泉とは?」という難しい質問までもが飛び出します。「相手の詩ができあがるのを待っている間は、どんなことを考えているのですか?」「ひとりで詩を書くのと対詩とは、どんなところが違いますか?」そんなやりとりを重ねていくうちに、詩や詩人が身近になり、言葉というものがより愛おしくなっていく――それこそが「対詩ライブ」の魅力であり、多くのリピーターを生む理由なのでしょう。■連句から連詩へ、そして対詩へ、読者の心の中へ連詩には何を書くかを自分で決めなきゃいけないというストレスがない。よく自己表現と人は言うけれど、実は自己表現というものも他からの働きかけがあってはじめて可能になるんだってことを連詩は教えてくれるんです。谷川俊太郎日本の伝統文芸には、上の句(五・七・五)と下の句(七・七)を順に読んでいき、ひとつの詩を作り上げて楽しむ「連歌(連句)」という形式がありますね。これをもとに始まった詩の共作が「連詩」です。「他人がいると、思いがけないことがきっかけとなって言葉が出てくる」と語る、谷川俊太郎さん。「連詩は誰が作者というわけではなく皆で創るもの。こうした世界観は日本独特のもので、いい意味で我が消えているすごく美しい世界だと思うんですね」と話す、覚和香子さん。そんなふたりの創作の裏側や推敲の過程まで見せてしまう、スリリングなステージ上の連詩「対詩ライブ」。9年に渡る対詩作品と解説が、このたび一冊の本になりました。『対詩2馬力』著者:谷川俊太郎、覚和歌子装丁:大島依提亜出版社:ナナロク社発刊:2017年10月ライブは毎回チケットが完売という人気ぶりですが、詩が生まれる瞬間に、あなたもいつか立ち会ってみてください。■対詩ライブ:関連情報◆主催:obla()t(オブラート)◆谷川俊太郎公式サイト◆覚和歌子公式公認ファンサイト
2017年11月01日俳優でお笑いコンビ・まえだまえだの前田航基(18)が13日、東京・新宿の紀伊國屋ホールで舞台『ポセイドンの牙』の公開ゲネプロを行い、終了後に上演初日を迎えた心境を語った。13日から21日まで上演される本作は、舞台芸術集団・地下空港の主宰である伊藤靖朗氏が作・演出を手掛け、昨年5月にも好評を博した舞台。今回、「Version蛤」としてリニューアルし、架空の海洋都市・ナカツ県オトガメ市を舞台に、水産高校に通う男子高校生らが資金難の母校を救うために怪物らと宝物の争奪戦を繰り広げる。リーダー格の須永宇宙期(すなが・そらき)を演じる前田は、初舞台にして座長の大役を担う。「今日から9日間を駆け抜けていく大事なゲネプロということで緊張しておりまして」と笑顔を見せ、「まえだまえだというお笑いコンビをやっておりまして、7年ぐらい前に舞台というものに上がらせていただいたんですが、その時は3分ぐらい。それとはまた違う感覚。2時間、板の上に立ち続ける責任というか、重みを感じたり」と吐露する。一方で、「クイックな反応が返ってくる楽しさであったり」と演じる喜びも噛みしめ、「久しぶりに感じることができて、舞台というものの魅力に魅せられております」と引き締まった表情。「本当に右も左も分からないような、たぶんみなさんにとっては迷惑をお掛けすることもたくさんあったかと思いますが、あきらめることなく、温かく見守ってくださったみなさんの期待に応えられる9日間にできるように、そしてお客さんにも僕たちのエネルギーだったり、メッセージをしっかり持って帰っていただけるようにがんばりたい」と意気込みを語った。ゲネプロ後の記者会見には前田、伊藤靖朗氏のほか、原嶋元久、小早川俊輔、小松準弥、森田桐矢、山下聖菜、森山栄治、汐崎アイル、渡辺和貴、西丸優子、愛原実花、岡田達也が出席した。
2017年10月13日10月2日(月)、数多くの舞台で活躍中のアミューズ所属俳優・植原卓也、平間壮一、水田航生による「3LDK presents MUSICAL SHOWCASE」が、東京・渋谷のマウントレーニアホールにて開催された。3人が出演するWEB番組「3LDK」(ストラボ東京)の一環として企画されたもので、彼らの“ミュージカル”への熱い思いが伝わるミュージカルショーケースとなった。それぞれがミュージカルに活躍の場を広げており、年末恒例のアミューズ若手俳優によるイベント「SUPER HANDSOME LIVE」でも、そのパフォーマンス力の高さで熱狂的な人気を誇る植原さん、平間さん、水田さん。3人が揃ったこのライブイベントは、チケット予約開始3時間で予定枚数の7倍近くの申し込みがあり、最終的には13倍までになるほどのプレミアムイベントとなった。まず、1曲目は大ヒットミュージカル「RENT」のナンバーから「RENT」を。勢いよくステージに現れた3人は、息の合ったハーモニーを聴かせた。今年の「RENT」でエンジェル役を好演した平間さんがマークのパートを、植原さん&水田さんがロジャーのパートを歌い上げ、1曲目から客席のボルテージは一気に上昇。2曲目は植原さん&水田さんの2人で、同じく「RENT」より「WHAT YOU OWN」を披露。今度は水田さんがマークのパートを、植原さんがロジャーのパートを丁寧に歌い上げた。最初のMCで、3人が改めて自己紹介をすると、会場からは割れんばかりの長い長い拍手が!「ここで一緒の時間を過ごしているということは、仲間じゃないですか!」と平間さんが煽ると客席から歓声が響き、また植原さんが「たくさんの方に応募いただいて、(このイベントに)来たくても来られないという声を聞いています…なので、ぜひいろいろな方に伝えてほしいです。こんな歌を歌っていたとか、成長していたとか(笑)」と伝えると、つづいて水田さんが「『3LDK』の番組がはじまって、何かかたちにしたいと思ってこのようなイベントを考えました。番組はゆるっとしていますが、僕たちもやるときはカチッとやるぞというのを見てもらいたいです」と語り、“新しいことへの挑戦を3人でやりたい!”という想いを口にした。今回、このようなショーケース自体が初めてという話になると、「(植原)卓也が『この俺たちが、三声でうたっているんだね』って話してたんだよ」と嬉しそうに明かす平間さん。「だって(水田)航生が一生懸命下のパートを歌っていると思うと、かわいくて」と植原さんが答えると、「下(パート)で支えていますよ」と水田さんが返し、「年齢も(3人の中で)下だしね」と植原さんが重ねると、「パート分けは年齢順だったの?」と平間さんが突っ込むという、3人の仲の良さが垣間見え、観客の笑いを誘った。その後、ゲストに清水くるみを招き、彼女の初舞台でもあったミュージカル「ロミオ&ジュリエット」より「バルコニー」を歌うと紹介。ロミオ役を「3人のうち誰が担当するのかお楽しみに…」とMCを締めくくり、3人はステージを後に。ジュリエットパートを清水さんがソロで歌っていると、ロミオパートに登場したのは水田さん。清水さんの透明感のある歌声と、水田さんの包み込むような歌声で息のあったデュエットを響かせると、会場もうっとり。一転して、同じく「ロミオ&ジュリエット」より名曲「世界の王」を再び3人揃って披露。時折、笑顔を見せ合うなど、3人の得意とする息のあったダンスパフォーマンスと力強い歌声に、観客も手拍子で応えた。つづいて、彼ら自身で選出した作品からのナンバーをそれぞれが熱唱。その後は、清水さんも加えた4人全員で「In The Heights」より「インザハイツ」を披露。平間さんと植原さんのラップはミュージカル俳優の粋を越えたスキルで、ストリートダンス出身の特長をいかんなく発揮し、パフォーマンスとしても完成度の高いナンバーとなった。ラストは、「ラディアントベイビー」より「STAY」。キース・へリングの生涯をポップな音楽で描いた同舞台は反響も大きかった作品で、水田さんと平間さんの何気ない会話の旋律に清水さん、そして最後に植原さんが加わり、4人が情感を込めて歌い上げてキースの世界を作り上げると、客席からはすすり泣く声が聞こえてくるほど。ミュージカル俳優の底力を見せつけたシーンとなった。エンディングは、「ソングライターズ」より「ソングライターズ」を熱唱。互いにアイコンタクトをとりながら、動きの合ったテンポ良いダンスと楽しそうな彼らのパフォーマンスに、ステージも客席も一体となっていた。12月には、「3LDK」の企画でニューヨークロケを敢行したDVDとカレンダーが発売される3人。MCでも、DVDやカレンダーのお渡し会の実施を改めて告知し、「また、カレンダーお渡し会で会いましょう!」「すこしでもファンの皆さまと交流をしていきたいです」と、彼らの強い想いとファンへの感謝を伝えステージを締めくくった。1時間弱のパフォーマンスながら、彼らの“ミュージカル”への熱い思いが伝わる濃厚なショーケースとなった様子。DVDとカレンダーは、ニューヨークでの共同生活にカメラが完全密着。ミュージカルの本場で3人が見つけたそれぞれの「未来像」にも迫っており、ミュージカル観劇や、ブロードウェイで活躍する日本人との出会い、そしてスキルを磨くためのレッスン風景の様子が収められ、彼らの“ミュージカル”へのひたむきな思いをさらに深く知ることができるものとなっている。「3LDK 2018 CALENDAR BOX」「3LDK in NEW YORK」DVDは12月9日(土)より同時発売。(text:cinemacafe.net)
2017年10月03日1年前、リオ五輪の団体総合で3大会ぶりの金メダルを獲得し、日本中を歓喜の渦で包んだ体操男子。その偉業の立役者である内村航平選手と白井健三選手の二人が、10月の世界体操で頂点を目指して対峙する。「夏季五輪のない年に毎年開催される世界体操、団体戦の実施がない今年の注目は、何といっても個人総合。前人未到6連覇中の絶対王者・内村選手と、ゆか・跳馬のスペシャリストからオールラウンダーに成長し、個人総合初出場となる白井選手が、世界を舞台に初めて共に戦います」そう見どころを語ってくれたのは、大会の中継を手掛けるテレビ朝日の小林麻衣子プロデューサー。実は、今回の二人の戦いには、単純なメダル争い以上の意味があると言う。「内村選手は、自分の次に日本の体操を引っ張っていく存在として、白井選手にかける気持ちがとても強い。今回も一緒に戦うことで、6種目をどうやりきるのか、背中で伝えたいと思っているようです。一方の白井選手にとっても、『6種目できなければ体操選手じゃない』という内村選手の言葉が、個人総合に挑戦するきっかけに。本人も言っているように、まさに“師匠と弟子”のような関係です。東京五輪に向けた、日本の“エース継承”が、二人の中では始まっているのかもしれません」体操界の未来を見据えた熱いドラマに、いやがうえにも期待は高まる。「勝って当たり前のように思われる内村選手ですが、リオで接戦を演じたウクライナのベルニャエフ選手の存在もあり、今回は盤石とは言えません。ぜひ皆さんで応援をして、しっかり結果を見届けてほしいです」“0. 099点差”に涙を呑んだウクライナの英雄が、打倒内村に燃える!今大会、日本勢の強力なライバルになるのが、リオ五輪で内村選手に次ぐ銀メダルに輝いたベルニャエフ選手。「高難度の技を誰よりも多く取り入れた“世界一難しい演技”が武器。リオ決勝での点差、0.099点は、着地の足が一足分ずれた程度。今回も全く油断はできません」第47 回世界体操競技選手権大会は、10月2日~8日にカナダ・モントリオールで開催。テレビ朝日系にて6 日(金)の男子個人総合決勝をはじめ、各種目の決勝の模様を中継。詳細はHPを参照。※『anan』2017年10月4日号より。(C)Laci Perenyi/アフロ(by anan編集部)
2017年09月28日(写真:アフロ) いよいよ3年後に迫った東京2020オリンピック・パラリンピック。期待のアスリートが目白押しで、3年たったら、今は一般的に無名な選手たちでも、メキメキ実力をつけ、連続メダルを狙う有名選手たちとの大混戦が期待できそう。今からチェックして、五輪予選・本戦を巡る熱いドラマを楽しもう! 「日本人初の100m9秒台はいつだ、という話題ばかりですが、男子短距離の実力は格段に上がっています。とくに400mリレーでのメダル獲得の公算は高いでしょう」 こう語るのは、元100m日本記録保持者の不破弘樹さん。メダルの鍵を握るのはサニブラウン(18)と桐生祥秀(21)の2人だという。 「走りにムダがあり、スピードのキープ力が不足しているサニブラウン選手は、期待値が高いのがポイント。10秒0台を連発する桐生選手は安定感が抜群。10秒の壁はどちらかが破る可能性があり、その後、続々と9秒台スプリンターが誕生することも。強豪チームで五輪を戦えます」(不破さん) 女子マラソンの安藤友香(23)も注目したい選手だ。 「初マラソンの日本記録を塗り替えたばかりの安藤選手は怖いもの知らずの勢いが特徴。両手を振らない“忍者走法”で、今夏の世界選手権で活躍できたら、東京五輪まで突っ走る能力を秘めています」(不破さん) そして、体操王国・ニッポン。東京五輪で、もっとも高い位置に日の丸を掲げるのは、もはや至上命題かもしれない。 「ロンドン五輪、リオ五輪と個人総合で2連覇している絶対王者、内村航平選手(28)は、3年後の大舞台にしっかり照準を合わせてくるでしょう。年齢的にはピークが過ぎているとはいえ、リオ五輪後には体操界初となるプロに転向。意識を変えて、練習に取り組んでいます」 そう話すのは、『日刊スポーツ』で毎週水曜日掲載の「東京五輪特集面」(一部地区を除く)を担当している田口潤記者。内村の背中を追う白井健三(20)も金メダルは射程圏内。 「2度の世界王者になった床、リオ五輪では銅メダルをとった跳馬の2種目のスペシャリストだった白井選手は、東京五輪を見据え、苦手なつり輪に積極的に取り組むなど、個人総合の強化に励んできました。今年5月に行われたNHK杯では、個人総合で内村をギリギリまで追い詰めるところまで来ています」(田口記者) さらに注目すべき選手が谷川航(21)だという。 「白井と同い年で“白井世代”のひとりと言われてきたイケメンの谷川選手が一歩抜け出しました。内村選手も舌を巻くほど着地が美しく、24歳でむかえる東京五輪は『自分たちが引っぱる』という自負もあります」(田口記者) 体操王国に新しい“着地王子”が誕生したようだ。
2017年08月03日プチバトー(PETIT BATEAU)が4月21日、第31回イエール国際モード&写真フェスティバルのファッション部門でグランプリを受賞した富永航(Wataru Tominaga)によるカプセルコレクションを、全国のプチバトーブティックとオンラインブティックにて発売する。毎年4月に南仏のリゾート地・イエールで開催される同フェスティバルは、若手ファッションデザイナーとフォトグラファーの登竜門として知られ、過去の受賞者にはヴィクター&ロルフやサンローランのクリエイティブディレクター、アンソニー・ヴァカレロらが名を連ねる。プチバトーは2013年から同フェスティバルとパートナーシップを結び、グランプリ受賞者とのコラボレーションアイテムを発表している。今回のカプセルコレクションでは、富永の持ち味である色彩に富んだウィメンズ4アイテムとユニセックス2アイテムが登場。「シンプルな要素を大胆に組み合わせることで、リズミカルで美しい旋律のデザインが生まれる」と富永が語るように、マリニエール、Tシャツ、プチキュロットといった誕生から100年ほど経つプチバトーのアイコニックなアイテムが、新しい解釈によりフレッシュなデザインへと生まれ変わった。ジャージー素材のロングドレス(2万円)は、異なるトーンのストライプを重ねて躍動感のあるスタイルに。ボートネックトップ(1万4,500円)は、全面にあしらわれたブルーの花々が赤いボーダーと交わりグラフィカルな表情を覗かせる。ユニセックスのTシャツ(8,300円)とショーツ(5,800円)は、ブルーやグリーンのストライプがチェッカーボード柄と組み合わされ、調和のとれたユニセックススタイルを生み出している。富永航は、武蔵野美術大学とヘルシンキのアールト大学でテキスタイルデザインを学んだ後、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ校を卒業。今回のフェスティバルで審査員長を務めたジュリアン・ドッセーナ氏は、富永を「若き三宅一生のようだ」と評している。
2017年03月27日プチバトー(PETIT BATEAU)が、イエール国際モード&写真フェスティバルとコラボレーション。グランプリ受賞者である富永航がデザインした、カプセルコレクションが2017年4月21日(金)より全国のプチバトーブティック、オンラインストアにて発売される。富永航は過激で大胆なスタイルを生み出すデザイナー。カプセルコレクションのためにレディースとユニセックスのアイテムをデザインした。ストライプがチェッカーボード柄と組み合わさったり、赤のストライプが一面の花とともにあしらわれたり、シンプルな要素を大胆に組み合わせたデザインに仕上がっている。さまざまな色がはじけ、ぶつかり合うこのコレクションでは、誕生から100年も経ったアイコニックなアイテムであるマリニエール、Tシャツ、プチ・キュロットが彼の新しい解釈で生まれ変わった。【詳細】プチバトー×イエール国際モード 写真フェスティバル発売日:2017年4月21日(金)アイテム:<レディース>・ロングドレス(XXS〜L) 20,000円+税・ボートネックトップ(XXS〜L) 14,500円+税・ハーフスリーブトップ(XXS〜L) 9,300円+税・ショーツ3枚組(XXS〜L) 5,800円+税<メンズ・ユニセックス>・Tシャツ(XXS〜L) 8,300円+税・トランクス(XXS〜L) 5,800円+税取り扱い店舗:全国のプチバトーブティック、オンラインストアALL IMAGES © OSMA HARVILAHTI【問い合わせ先】プチバトー・カスタマーセンターTEL:0120-190-770(9:00〜18:00)
2017年03月25日「谷川俊太郎展 TANIKAWA Shuntaro」を新宿・東京オペラシティ アートギャラリーにて開催。会期は、2018年1月13日(土)から3月25日(日)まで。日本を代表する詩人、谷川俊太郎。鮮烈なデビューを果たした詩集『二十億光年の孤独』から、『鉄腕アトム』の主題歌、スヌーピーで知られるコミック『ピーナツ・ブックス』の翻訳、さらに、数々の学校で歌われ続ける合唱曲まで。文学には疎い人でさえ1度はその作品に触れているほど谷川の活動は幅広く、日本人の多くが知らず知らずのうちに影響を受けてきたのではないだろうか。谷川のつむぎ出す言葉は、感傷や絶望感を感じさせない明るく軽やかなものだ。しかし、現実離れするのではなく、そこには1人の生活者の言葉として”日常”にしっかりと根を張っている。普段の生活から生まれるみずみずしく豊かな言葉は、戦後の日本で新たな生き方を模索する多くの人々の心を捉え、今でもなお私たちを魅了し続ける。本展では、谷川の幅広い創作活動のほか、少年時代にまつわる資料や交友関係、親しんできた音楽やコレクション等を紹介。作品の原点を探ることで、谷川の言葉に宿る魅力を紐解いていく。また会場では、本展のために書き下ろされる新作の詩や、音楽家小山田圭吾と、インターフェイスデザイナー中村勇吾とのコラボレーションなど、現在進行形の谷川の活動を紹介する。【詳細】谷川俊太郎展 TANIKAWA Shuntaro会期:2018年1月13日(土)〜3月25日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティビル開館時間:11:00〜19:00 (金・土は11:00〜20:00 / いずれも最終入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日 (祝日の場合は翌火曜日)、2/11 (全館休館日)入場料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)、中学生以下無料※( )の中は15名以上の団体料金※障がい者手帳保持者および付添1名は無料■開催記念対談・2018年1月27日(土) 都築響一(編集者)×谷川俊太郎・2018年2月10日(土) 小山田圭吾(コーネリアス)(音楽家)×谷川俊太郎開催時間:各回14:00(13:45分開場)会場:東京オペラシティビル7F 会議室定員:各回160名(全席自由)参加費:無料(展覧会の入場は別料金)、要整理券※開催当日11:00よりアートギャラリー入り口にて整理券を配布。整理券は1人1枚のみ。■スペシャルライブ 谷川俊太郎×DiVa「よしなしうた」開催日時:2018年3月10日(土) 14 :00開演(13:30開場)開場:東京オペラシティ リサイタルホール料金:3,500円(全席自由・税込)チケット予約:03-5353-9999【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年02月12日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、谷川晃一の『雑めく心 ―奇想的思考あふれるエッセイ集』。東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)によるご紹介です。■『雑めく心 ―奇想的思考あふれるエッセイ集』谷川晃一数年前、私の頭の中に「あっ雑めいたぞ」と独り言のように浮かび、私の心にいつの間にか棲みついてしまった奇妙な言葉なのだ。「雑めく」とは「ひらめく」とか「ときめく」とか「春めく」混じりあったような明るさもあって、元気の出る言葉である。(中略)本書は30年にわたる有用、無用の雑めきを書き記したものである。(本文より引用)1960年代、ハイレッドセンターによる「首都圏清掃促進計画」に参加、79年の「アールポップ展」などその後時代とともに国内外で数々の展覧会に関わり、絵画制作と並行して、エッセイ、美術評論、多くの絵本を制作してきた谷川晃一の最新エッセイ。本書には、94年から現在まで運営委員長を務める伊豆高原アートフェスティバルでの雑めき、NHK教育テレビの番組「趣味悠々」で企画された「谷川晃一の自由デッサン塾」のなかでの雑めき、普段の生活から中国4000年の歴史の中でのパンダの得体の知れなさに対しての雑めき、雑貨への雑めき(本人曰く雑貨スピリット)が、ほのぼのと心くすぐる。1988年から伊豆高原に移住した著者による柔らかで面白おかしく軽妙な口調で語られる長年の雑めきは、悠々自適なスローライフを送る「ご隠居さん」を想像させるが、時に鋭く独自の視点で物事を見つめ、はたと驚かされる。特に、石子順造、井上洋介、菅井汲などが登場する場面において、著者の批評眼、作品に対する思いを隠すことなく伝える様は、読みごたえがあり心に響く。【書籍情報】『雑めく心 ―奇想的思考あふれるエッセイ集』著者:谷川晃一版元:せりか書房四六判上製/240ページ発刊:2016年10月価格:2,400円
2017年02月09日イラストレーター長谷川洋子の個展「金色のノクターン」が、2016年4月15日(金)から27日(水)まで、東京・代官山のGALLERY SPEAK FORで開催される。雑誌『SPUR』『VOCE』『日経WOMAN』などを手がける長谷川は、コラージュ技法を用いて、たくさんのロマンティックな作品を世に送り出している。素材となるのは、フランスのアンティークレースやスパンコール、大正着物の生地など、多種多様。そこに、アクリルガッシュやマニキュアなどをミックスして、独創的に仕上げていく。作品の題材となるのは、バレリーナや遊園地、星座など、女性なら誰もが憧れる夢物語のワンシーン。それを、個々の素材が持ちうる希少な色と光彩を活かして、リッチで華やかな作品へと昇華させている。約3年ぶりとなる今回の個展は、「幻想的でプライベート感のある世界」をテーマに創作を行った。近年のアーカイブと新作を合わせ、大小約60点の原画を展示・販売する。さらに、ヴィンテージ素材を使ったグラスペイント作品や、トートバッグやマグネットなどのオリジナル雑貨も発売する予定だ。【イベント詳細】長谷川洋子 金色のノクターン開催期間:2016年4月15日(金)~27日(水)開館時間:11:00~19:00 ※最終日のみ18:00まで。休館日:木曜会場:GALLERY SPEAK FOR住所:東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAKFOR2FTEL:03-5459-6385■ギャラリートーク開催日時:2016年4月15日(金) 18:30~19:00作品解説:長谷川洋子、聞き手:加藤千恵
2016年04月09日国際航業は3月29日、ドローンの運航とドローンを用いた3次元計測に関するスクール「ドローン運航・3次元計測スクール」を5月に開設すると発表した。建築分野では、3次元データを駆使した情報化施工の導入が進んでおり、国土交通省も工事の全工程で3次元データを活用する「i-Construction」の取り組みを本格化させている。ドローンは3次元データを高効率・高精度に取得できるが、正確な3次元データを取得するための運航方法や計測方法を習得できる教育機関は整っていないのが現状となっている。今回開設するスクールでは、ドローンの仕組みや関連法令・安全管理方法の座学講習と、ドローン実機を用いた実技講習を通じて、ドローンの操縦・安全運航管理を習得することが可能。加えて、国際航業がこれまで培ってきた運航方法・計測方法も習得することができる。座学が3日間、実技が2日間で計5日間の内容となっており、国際航業東京事業所および関西事業所が会場となる(実技はドローン飛行が可能な場所に移動して実施する)。20歳以上のドローン運航および3次元データ取得に関わる実務者が対象で、4月公開予定のWebサイトで申し込みを受け付ける。受講費については後日発表するとしている。また、同スクールは日本UAS産業振興協議会(JUIDA)に認定されており、修了者はJUIDAの操縦技能証明書および安全運航管理者証明書を取得可能となっている(修了後にJUIDAへの申請が必要)。
2016年03月29日ドラマ『牙狼』で脚光を浴び、現在CX系ドラマ『お義父さんと呼ばせて』にレギュラー出演するなど、注目の若手俳優・栗山航の初主演舞台『リビング』が3月2日、東京・赤坂RED/THEATERで開幕した。舞台『リビング』チケット情報主人公の青年・マタロウは自宅のリビングで生活する、いわゆるひきこもり。ただし、周囲はおとなしく彼をひきこもらせてはくれない。父親に愛想をつかして家出していた母が突然帰宅し、なぜか同居している母親の愛人は何かとマタロウの面倒を見、幼馴染以上・恋人未満の彼女も入りびたり、そしてアル中の父親はマタロウ同様に2階でひきこもっている。さらに、マタロウの元上司がクレーマーだった客を連れやってきて……。個性的すぎるキャラクターが好き勝手に感情を爆発させ、リビングは大混乱。ドタバタコメディの様相を呈す物語に、客席からは絶え間なく笑いが起こるも、結末は意外な方向へ……。作・演出は、宝塚歌劇団出身で、大作ミュージカルも数多く手がける荻田浩一。耽美的な作風で知られる荻田が、そのパブリックイメージを覆す、アットホームでハートウォームな愛らしい舞台を作り上げた。さらに、7名という少数精鋭の出演者も芸達者揃い。舞台初主演の栗山は、ひきこもり青年という難しい役どころを、どこかしら母性本能をくすぐる可愛さと素直さで好演。その彼女役の舞羽美海は、オタクな少女を思い切りのよい演技で楽しげに演じていたのが印象的だ。初日開幕前には、栗山と舞羽の会見も行われた。初座長となる栗山は「不安と楽しみが半々。客席が近く、お客さまがどんな表情をしているのかが、たぶん全部わかってしまう。皆さんが笑顔であることを祈ります。ほかの6人の共演者が大先輩ばかりなので、僕が引っ張っていこうなどとは思わず、学ぶところは学んでいきたい」と謙虚に意気込みを。その後は、劇中キュートなコスプレ姿を披露する舞羽が「台本を見てびっくりしました。セーラー服を着るのも初めて」と話したところ、栗山から「どのコスプレがお気に入りですか?」と質問が飛び、舞羽が「私は意外と戦隊モノのコスプレが好きなんですが、初めて衣裳を着た時に、栗山さんが私を見て笑ったんです、ひどい!」と苦言を呈すなど、劇中同様の息のあったやりとりで記者たちを笑わせていた。公演は3月7日(月)まで同所にて。チケットは発売中。
2016年03月03日ドラマ『牙狼』で脚光を浴び、現在CX系ドラマ『お義父さんと呼ばせて』にレギュラー出演するなど、注目の若手俳優・栗山航の初主演舞台『リビング』が3月2日、東京・赤坂RED/THEATERで開幕した。舞台『リビング』チケット情報主人公の青年・マタロウは自宅のリビングで生活する、いわゆるひきこもり。ただし、周囲はおとなしく彼をひきこもらせてはくれない。父親に愛想をつかして家出していた母が突然帰宅し、なぜか同居している母親の愛人は何かとマタロウの面倒を見、幼馴染以上・恋人未満の彼女も入りびたり、そしてアル中の父親はマタロウ同様に2階でひきこもっている。さらに、マタロウの元上司がクレーマーだった客を連れやってきて……。個性的すぎるキャラクターが好き勝手に感情を爆発させ、リビングは大混乱。ドタバタコメディの様相を呈す物語に、客席からは絶え間なく笑いが起こるも、結末は意外な方向へ……。作・演出は、宝塚歌劇団出身で、大作ミュージカルも数多く手がける荻田浩一。耽美的な作風で知られる荻田が、そのパブリックイメージを覆す、アットホームでハートウォームな愛らしい舞台を作り上げた。さらに、7名という少数精鋭の出演者も芸達者揃い。舞台初主演の栗山は、ひきこもり青年という難しい役どころを、どこかしら母性本能をくすぐる可愛さと素直さで好演。その彼女役の舞羽美海は、オタクな少女を思い切りのよい演技で楽しげに演じていたのが印象的だ。初日開幕前には、栗山と舞羽の会見も行われた。初座長となる栗山は「不安と楽しみが半々。客席が近く、お客さまがどんな表情をしているのかが、たぶん全部わかってしまう。皆さんが笑顔であることを祈ります。ほかの6人の共演者が大先輩ばかりなので、僕が引っ張っていこうなどとは思わず、学ぶところは学んでいきたい」と謙虚に意気込みを。その後は、劇中キュートなコスプレ姿を披露する舞羽が「台本を見てびっくりしました。セーラー服を着るのも初めて」と話したところ、栗山から「どのコスプレがお気に入りですか?」と質問が飛び、舞羽が「私は意外と戦隊モノのコスプレが好きなんですが、初めて衣裳を着た時に、栗山さんが私を見て笑ったんです、ひどい!」と苦言を呈すなど、劇中同様の息のあったやりとりで記者たちを笑わせていた。公演は3月7日(月)まで同所にて。チケットは発売中。
2016年03月03日文化放送は、2015年12月31日(木)の午後9時00分より、特別番組『漫画家・渡辺航が語る~ラジオ・ツール・ド・弱虫ペダル~』を放送する。番組は、漫画『弱虫ペダル』の作者である渡辺航氏をメインパーソナリティに迎え、今人気スポーツになりつつあるロードレースの魅力を、最近の自転車事情や、作品『弱虫ペダル』などから紐解いていく。番組プロデューサーは、『弱虫ペダル』の大ファンで、当番組進行役でもある八木菜緒アナウンサー自らが務める。漫画に始まり、TVアニメ化・舞台化・今夏には劇場アニメ映画化と、人気が加速する人気スポーツ漫画『弱虫ペダル』。この作品の影響で、日本ではそれまであまり知られていなかった自転車競技への関心や認知度が、若い層を中心に変化しているという。自転車の知識がなくても、読むと気づいたらハマり、自転車に乗りたくなるという自転車ブームの火付け役となった『弱虫ペダル』とはどんな作品なのか? そしてその生みの親である作者・渡辺航氏とはどんな人物なのか? 自ら自転車に乗り、レースにも多数参加するという本人が、今流行りのロードバイクを語り、『弱虫ペダル』の魅力に迫る1時間番組となる。『漫画家・渡辺航が語る~ラジオ・ツール・ド・弱虫ペダル~』は、2015年12月31日(木)の午後9時00分~10時00分、文化放送AM1134・FM91.6、IBC岩手放送、秋田放送、北日本放送、北陸放送、福井放送、和歌山放送、山陽放送、山口放送、長崎放送にて放送予定。(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)
2015年12月15日海洋研究開発機構(JAMSTEC)は12月3日、オオミズナギドリの位置情報と内航貨物船の航行記録を利用することによって海流予測の制度が向上することを示したと発表した。同成果は、JAMSTECプリケーションラボの宮澤泰正グループリーダーら、名古屋大学、東京大学大気海洋研究所、海上技術安全研究所の研究グループによるもので、12月3日付けの英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。今回の研究では、JAMSTECで開発・運用している海流予測モデル「JCOPE2」を利用。JCOPE2では、海流分布の海洋観測データを主に人工衛星から取得していたが、今回オオミズナギドリのGPSログに記録された海上休息位置の変動データおよび内航貨物船の航行データをこれに同化した。この結果、海洋生物や内航貨物船から取得できるデータと海流モデルを連携することによって、海流分布の海洋観測データが劇的に強化される可能性が示唆されたという。特に内航貨物船から取得するデータによるデータ同化で海流予測の精度が向上することは、その結果が内航貨物船の効率的な運航にフィードバックされるという仕組みが機能するようになるため、持続可能な高密度の海流観測網の出現が期待できる。
2015年12月04日アルターは、TVアニメ『あの夏で待ってる』より"谷川柑菜"の水着姿を1/6スケールのPVC塗装済み完成品フィギュアとして立体化。発売は2016年1月の予定で、価格は10,800円(税別)。キャラクター原案の羽音たらく氏のイラストを元に、水着に着替えるシーンを切り取ったようなポーズで立体化された本作。薄く開いた口元と、くりっとした瞳で幼さが残る表情が魅力的に仕上がっている。髪やシャツにはクリアパーツが使用されており、毛先や裾の透明感が軽やかな雰囲気を醸し出している。ホットパンツは着脱可能で、ビキニ姿にして飾ることも可能だ。原型製作は田中 冬志氏が担当。(C) I*Chi*Ka/なつまち製作委員会
2015年09月16日開催中の東アジアカップで右サイドバックとして躍動している遠藤航。初招集された日本代表で、初体験となるポジションで居場所を築きつつある背景には、選手の成長を第一に考える湘南ベルマーレのチョウ・キジェ監督の熱い思いと将来を見すえた慧眼(けいがん)があった。○ほとんど経験がなかった右サイドバック異次元の強さでベルマーレがJ2の首位を独走していた昨シーズンの終盤。3バックの右で1対1において無類の強さを発揮し、7得点3アシストと攻撃面でもまばゆい輝きを放っていた遠藤に、A代表への思いを聞いたことがある。「僕のプレースタイル的には3バックの右や真ん中、4バックのセンターバックやボランチ、あるいはアンカーでもすべて同じクオリティーでできるようにしたいし、そういう準備はしているつもりです」。リオデジャネイロ・オリンピック出場を目指すU‐21日本代表ではボランチを務め、必要なときにはアンカーも任されるなど、マルチな才能を秘めている「湘南の若大将」にこんな質問もぶつけてみた。「右サイドバックはどうなのでしょうか」。遠藤からは極めてポジティブな言葉が返ってきた。「4バックの右はほとんど経験がないですけど、そこもやってみたいという思いはありますね」。守備のオールラウンダーになることを理想像として掲げていた遠藤は、おそらく「チャンスがあれば」と挑戦者のような感覚で右サイドバックをとらえていたのだろう。昨年の時点では、まさか未知のポジションでA代表デビューを果たすとは夢にも思わなかったはずだ。○ハリルホジッチ監督から勝ち取った信頼2015年8月2日。中国・武漢で開催されている東アジアカップの北朝鮮代表戦で、右サイドバックの遠藤はいきなり存在感を見せつける。開始わずか3分。右サイドを攻め上がり、相手のゴールキーパーと最終ラインの間へ低く、速い弾道のアーリークロスを一閃(いっせん)。MF武藤雄樹(浦和レッズ)の代表デビュー戦での初ゴールをアシストした。「顔を上げたら武藤君が見えた。イメージ通りでした」。ディフェンダーとしてもっとも大事にしている、1対1の守備やカバーリングでも奮闘。拙(つたな)いゲーム運びから体力を失い、後半に2ゴールを奪われて無残な逆転負けを喫したなかで、選手個人にスポットをあてれば遠藤のパフォーマンスは数少ない収穫のひとつとなる。ハリルホジッチ監督からは、試合後に「40歳のようなプレーだったな」と声をかけられた。指揮官がこのような言葉を使うときは、期待感が込められていると見ていい。果たして、中2日で迎えた韓国代表戦でも遠藤は右サイドバックとして先発し、北朝鮮戦に続いてフル出場する。右ひざを痛めた内田篤人(シャルケ)が長期離脱を強いられている状況で、ハリルホジッチ監督をして「問題を抱えている」と言わしめてきた右サイドバックへの懸念は解消したといっていい。○ターニングポイントとなった2年前の仙台戦50人が予備登録された段階で、遠藤はMF登録だった。7月23日の代表メンバー発表では一転してDF登録になったことと、招集されたメンバーを見れば、右サイドバックで起用される可能性は高かった。遠藤自身も、ハリルジャパンに合流する前にこう語っている。「湘南でプレーしているときのよさを出すという面では変わらない。1対1の守備やビルドアップの起点になることは、どこでもできると思っています」。もっとも、ポジティブなイメージを抱いていたとはいえ、わずかな準備時間でここまで右サイドバックに順応できるものなのか。その答えは、遠藤の将来を見すえたチョウ監督の指導に求められる。2013年8月31日。ホームにベガルタ仙台を迎えたJ1第24節で、チョウ監督はそれまで3バックの中央で起用していた遠藤を右にシフト。いま現在に至らせた理由を、こう明かす。「(遠藤)航には3バックの真ん中でゲームや最終ラインのコントロール、カバーリングといった仕事を求めてきたんですけど、あるときに『20歳の選手にそういうことばかりをやらせるのは、いくらチーム事情とはいえよくない』と思ったんですね。航がさらに成長するためには、1対1の場面を増やして、もっと攻撃能力をつけていく必要があるんじゃないかと」。○選手の成長を第一に考えたチョウ監督の慧眼チョウ監督のもとで育まれてきた「湘南スタイル」の特徴のひとつに、3バックの左右が積極果敢に攻撃に関わっていくプレーがある。いまでは左から三竿雄斗、右からは遠藤が攻め上がることでチームに前への推進力が生まれている。遠藤を中学3年生のときから見てきたチョウ監督は、その体に搭載されたサッカーセンスをこう振り返る。「当時からボールと相手、そして味方を同時に見ながらパスを出せる選手だった。航を右に回したときのフィーリングが僕のなかですごくよかったし、航自身も相手選手の間をドリブルしてボールを運んでいくプレーなどを覚えていまに至っている。ボランチやあるいはサイドバックでも、同じようなプレーを求められていくと思う」。形のうえでは3バックだが、ボールを奪った後はサイドバックと同じ仕事を求められる。だからこそ、ハリルジャパンでいきなり右サイドバックに配置されても順応できたわけだ。選手の成長を最優先で考える指揮官の慧眼に、遠藤自身も感謝の思いを忘れていない。「自分にとってはいろいろなポジションで使ってくれることは本当にありがたいことですし、プレーの幅を広げるチャンスだと思って取り組んできました」。○ハリルジャパンで戦う遠藤への熱いエールチョウ監督は今年2月に発表した初めての著書『指揮官の流儀 直球リーダー論』(角川学芸出版刊)でも、熱い思いをつづっている。「選手たちが『成長した』という実感をもって、そのシーズンを終えてほしい」。日本代表としてプレーしたベルマーレ所属の日本人選手は、1998年のワールドカップ・フランス大会を戦った中田英寿と呂比須ワグナー以来となる。実に17年ぶりとなる朗報は、2年前に指揮官が下した決断に導かれていたことになる。「当時は航自身の成長とチームの成長が正比例するようにと考えたけど、いまでは航がやれることは明らかに増えているよね。試合の流れを読む、あるいは危険を察知する能力は昔から抜群だし、そういう点がいまのポジションでも活かされていると思う」。韓国戦では攻め上がる回数の少なさで物足りなさが残った。それでも、ベルマーレでの猛練習で培われたタフネスさで宿敵と対峙(たいじ)した。何よりもA代表戦を経験することで、新たな課題や刺激も見つかる。「先頭を切ってA代表にいった僕が結果を残すことが、湘南の成長にもつながる」。キャプテンを務めるU-21日本代表に続いて、ハリルジャパンでも居場所を築きつつあるまな弟子へ。チョウ監督は「自信をもって帰ってきてほしい」と目を細めながらエールを送っている。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 藤江直人(ふじえ なおと)日本代表やJリーグなどのサッカーをメインとして、各種スポーツを鋭意取材中のフリーランスのノンフィクションライター。1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。スポーツ新聞記者時代は日本リーグ時代からカバーしたサッカーをはじめ、バルセロナ、アトランタの両夏季五輪、米ニューヨーク駐在員としてMLBを中心とするアメリカスポーツを幅広く取材。スポーツ雑誌編集などを経て2007年に独立し、現在に至る。Twitterのアカウントは「@GammoGooGoo」。
2015年08月08日舞台やドラマでの活躍が目覚ましい、大阪府出身の俳優、水田航生が、アンドリュー・ロイド=ウェバーが手掛けたミュージカル『サンセット大通り』に出演する。作品に対する思いを聞いた。ミュージカル『サンセット大通り』チケット情報ミュージカルの歴史に名を残す、アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲した『サンセット大通り』は、1993年にロンドンで初演。その後ブロードウェイで開幕し、1995年にはトニー賞7部門を受賞した。日本では鈴木裕美の演出で2012年に上演され大きな話題を呼んだ。今回再演が決定し、「あのロイド=ウェバーさんの作品に初めて出演できるなんて、本当に光栄で嬉しいです。しかも演出は、よく舞台を拝見していて面白い作品を作られるなぁと尊敬していた鈴木裕美さん。早く鈴木さんと作品について語り合いたいです」と、舞台稽古に入るのが待ちきれないようだ。ビリー・ワイルダー監督の傑作同名映画をベースに、ハリウッドでかつては名を馳せていた大女優ノーマが、過去の栄光を忘れることができず、仕事や男性に執着し、暴走していく姿をサスペンスやホラー仕立てで描く。「日本版の初演の映像を見たら、劇場の温度が5℃下がっていくような怖さでした(笑)。客席にスモークや霧が漏れていくような感覚ですね」。楽曲を聞くだけで、その独特の世界観が今でも甦るという。「一曲の中で調や拍子がドンドンと変化していくのがロイド=ウェバーさんの楽曲の難しさ。リズムを取るのも大変ですし、セリフの掛け合いが多い。曲を聞かせるだけではなく、会話としても成立させなければいけないんです」ノーマは若い脚本家のジョーと恋に落ちる。水田が演じるのは、ジョーの親友で映画助監督のアーティだ。「アーティは明るくてハッピーな人ですが、彼の婚約者ベティもジョーに恋心を持つんです。アーティが魅力的であればあるほど、観客にアーティを選んだほうがいいのにと思ってもらえる。アーティの魅力との対比で、舞台の重くて妖しい世界がより際立つようにしたいですね」。ジョーはダブルキャストで平方元基と柿澤勇人が務める。「元基くんもカッキ―(柿澤)も気心しれた仲で、会ってもくだらない話しかしない(笑)。でも、ふたりとも今やミュージカル界を引っ張る存在なのですごいです。僕も相手によって芝居を変えるのではなく、そのときのリアルな感情を表現できれば」と意気込む。小学生から習うダンスも舞台に映える水田。ミュージカル界を担う若手のひとりになるであろう、彼に注目したい。公演は7月4日(土)から20日(月・祝)まで東京・赤坂ACTシアター、7月25日(土)・26日(日)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、7月31日(金)から8月2日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。チケットは発売中。取材・文米満ゆうこ
2015年06月04日「空間をメディアにしたメッセージの伝達」をテーマにブランディングプロモーションを手掛けてきたJTQ代表の谷川じゅんじが、新潟燕三条の無形文化財・鎚起銅器の老舗「玉川堂」とコラボレーションし、アートピース「鎚起和器『月』」を発売した。鋭く輝く澄んだシルバーの半球体のデザインは、絶えることのない月の満ち欠けがモチーフ。見る角度によって満月から半月、新月へと変わる月の姿が表現されている。ボトルクーラーの他、花器やインテリアオブジェとしても使用出来る。世界で100個のみの販売で、国内価格は45万円。玉川堂は1816年に新潟燕三条に創業し、約200年にわたり鎚起銅器の製法を継承してきた国内唯一の鎚起銅器工房として、文化庁と新潟県より無形文化財指定を受けている。鎚起とは、1枚の銅板を大小様々な金鎚や木槌を使って打ち延ばし、打ち縮めて器を製作する伝統技術。職人の手で一つずつ打ち出される銅器は、使うほど手に馴染み、味わいある光沢を帯びていく点が最大の魅力。2014年8月に東京・青山の骨董通りにショップもオープンした。
2014年11月17日芝浦工業大学は、同学・情報工学科の米村俊一教授と、同学・工業経営学科の卒業生で作家の中村航氏が、小説執筆の支援ソフト「ものがたりソフト」を共同開発したことを発表した。「ものがたりソフト」は、芝浦工大と中村航氏が共同で開発を始めた小説執筆の支援ソフト。2012年から二者による共同研究がスタートし、のちに小説家・中田永一氏も参画した。開発にあたり、米村教授が認知心理学で用いられる「プロトコル解析法」という手法を用い、中村氏の発話内容を書き出して思考の規則性を整理。こうした手順により、小説家の思考をシステム化した。また、このソフトは書き手の頭の中にある断片的な思考をつないで、ひとつのあらすじを作る過程をサポートする機能を持つもので、画面に出る質問項目に沿って答えを入力していくと、小説を全く書いたことのない人でもあらすじを作ることができる仕組みとなっている。ヘルプボタンを使えば、あらかじめソフト中にデータベース化されている文言がランダムで表示され、書き手の発想を広げる役割を果たすという。なお、同ソフトは現在も改良中で、公開予定は未定。今後、インターネットとの連携により、時代背景の調査を補助する機能の追加などを検討しており、最終的には小説本体の執筆までサポート可能なものを目指していくとのことだ。ちなみに、ソフトの公開に先駆け、11月1日、同ソフトで作成したプロット(小説の設計図)をもとに執筆された、中村航氏と中田永一氏の合作青春小説「僕は小説が書けない」が発売される。
2014年10月28日全日本海員組合(以降JSU)と国際船員労務協会(以降IMMAJ)は、外航日本人船員の人材確保を支援するプロジェクト「J-CREWプロジェクト~やっぱり海が好き~」を実施している。この度、同プロジェクトの2代目応援大使に就任した女優の足立梨花さんは、東京都・六本木の全日本海員組合で行われた応援大使就任発表会に出席。大使としての今後の活動や意気込みを語った。○制服は「背筋がピシっと伸びるよう!」海上輸送は日本経済を支える重要なパイプであるが、国内外航海運企業の船舶に乗組む船員約5万人のうち、日本人はわずか5%に留まる。「J-CREWプロジェクト~やっぱり海が好き~」は、日本の若者に外航船員の魅力を伝え、人材確保を支援する目的で立ち上げられたという。2代目応援大使に就任した足立さんは、NHK連続ドラマ小説「あまちゃん」にも出演した若手女優。外航船員の制服姿で就任式に出席し、「長崎県と三重県という、海を身近に感じられる場所で暮らしてきました。たくさんの方に外航船員という仕事を知ってもらえるように、たくさん応援していきたいと思います」と、意気込みを語った。続いて行われたインタビューでは、制服の着心地についても質問も。足立さん「ちゃんとした制服を着たのが学生以来だったので、久しぶりな感じで楽しいです。またこれを着ると、ピシっと背筋が伸びるようで、かっこいい制服だと思います」外航船については、「大きくて格好いいイメージ」だとのこと。また、船長や航海士、機関士の仕事についても言及した。足立さん「航海士は映画とかで目にする機会もありますね。進路を決めて、格好良く指示する人っていうイメージです。機関士はあまり世の中に知られているわけではないけど、この人がいないと船が動かない、すごく大事な仕事だと思いますし、絶対いなければいけない存在というイメージです」○外航船員を目指す学生にエールまた会場には、制服姿の東京海洋大学の学生たちも登場。外航船員を目指し、海技を学ぶ彼らは、「海という自然を肌で感じ、世界を駆け巡り、様々な国の港町を見ることができる『ロマン』あふれる仕事」と外航船員という仕事の魅力を語った。足立さんは、外航船員を目指す同大学生たちに対して、「すごく素敵で格好いい仕事だと思います。世界を駆け巡って、素敵な海を見て、素敵な外航船員になって欲しいと思います。私も力いっぱい応援していますので、頑張ってください!」とエールを贈った。同プロジェクトでは、今後「"やっぱり海が好き"愛情動画コンテスト」などの活動を行う。コンテストの詳細はホームページより確認できる。
2014年07月04日作・谷川俊太郎氏、絵・松本大洋氏、企画監修・糸井重里氏による絵本『かないくん』(東京糸井重里事務所/1,600円+税)。1月24日に出版され、今も品薄状態の書店が存在するという。そんな同書を元に、5月16日から6月2日にかけて、渋谷のパルコミュージアムにて原画やラフスケッチ、「死」に関する詩の展示などを行う「かないくん展」が行われる予定だ。ある意味、究極のキャリアである「死」。文章を担当した詩人・谷川俊太郎さんはどのようにとらえているのだろうか。同展に先駆けて、話を伺った。○死んでしまったら、今までの仕事が何も残らなくても構わない--早速ですが、死について、どんなイメージを持たれていますか?基本的には日本人だから、一種のアニミズムというのか…木にも草にも神様が宿る、といった考え方と同じで、自分も死んだら「土に還る」という考え方はありますね。でも「死ぬというのは肉体を置いて身体を脱ぐことになる」と考えると、だんだん「じゃあ残るのはなんだ」と思うようになりませんか? それは自分というものよりも、もっと広い…魂みたいな言い方が一番近いのかな。自由になった魂が残る、という感覚なのかなと思います。どこまで自分の記憶が残るのかはよくわからないんだけど、何かは残る、何かを感じるだろうなって思いますけどね。だから、今は死も一種の楽しみになっています。「どうなるのかな」という好奇心があるから。--例えば自分がいなくなったあとに、「これが残ってほしい」と思うお仕事ってありますか?ないんです、僕はもう。何も残らなくてもかまわない。だって自分がいないんだから、残っても楽しめないじゃない。いや「おれがえらくなってるんだ」と思えればいいけど(笑)。銅像が立ってら、なんて(死んでからも)わかってたら面白いですけどね。アインシュタインは、「死とはどういうことですか」と聞かれたときに「モーツァルトが聞けないことだ」って答えたそうで、すごく印象に残っていますね。ただ僕も、若い頃はそう思ってたんだけど、今は「死んだ方がもっとよくモーツァルトを聴けるんじゃないか」と思います(笑)。耳があるかどうかはわからないんだけど、生きてるときとは違う感覚で聴けるんじゃないかなと。五感じゃない感じ方ができたら面白い。--それはやっぱり死なないとわからないですねそう、だから楽しみなんですよね。○様々な死についての、感覚の違い--今回の「かないくん」の中には、突然の死と、だんだんいなくなる死が出てくると思います。感覚の違いはありますかそれはもちろん。亡くなる方にもよりますが、全然違いますね。うちの母は認知症になってから4年7カ月病院にいて亡くなったのですが、それと…例えば先日亡くなった広告批評の天野(祐吉)さんの死に対する感覚は少し違ってきます。その近くまで一緒に仕事で会ったりしていたので、急に亡くなることのショックというのは大きいですね。信じられないんです。だからすぐに悲しくなるというよりも、ふっと思い出して悲しくなったりします。--作中で、おじいさんが後からかないくんのことを思い出す感覚にも近いですかそうですね、きっと。自分と何か関係のある死は記憶に残るんですね。それは有名人とかじゃなくて、身近な人。僕は、第二次大戦中の東京大空襲の焼け跡の死というのも印象に残っていますね。子供だから「自分も死ぬかもしれない」という意識は全然なかったのですが。○なるべく元気に死にたいから、身体には気をつける--今までのお仕事の中で、気に入っているものはありますか?詩の中でいえば、『芝生』という詩は自分で「これはいい」と思っています。生まれ方が特別だったものだから。それから、『おならうた』みたいな言葉遊びのものも気に入っていますね。--ちなみに、お仕事にはパソコンを使われるんですね。なんだか意外でした詩人はコンピューター導入早かったですよ。絶対手書きじゃなきゃやだという人もけっこういるんですが、仕事道具としてはパソコンという人もけっこう多いです。それで、ネットを駆使して(笑)。僕は買い物とか、調べ物とか、そんなところでもよく使いますね。--今後も、死についての詩は書かれますか?自然に書いちゃうでしょうね。先日吉野弘さんという詩人が亡くなったんですが、それについて書いてくれと言われたときも、自然と詩の形になりましたね。--ふだん意識してるわけでないけど書きたい題材ではあるのでしょうか…?書きたい題材ではなく、自然に。親しみ深いテーマではあるかな。特にやっぱり、同世代の身近な方がずいぶん亡くなったから、どうしても考えてしまいます。そういう方について書く時は、どうしても意識しちゃうから。--詩人には定年がないと思うのですが、死ぬまで書き続ける予定ですか?自然にまかせて…認知症になったら書けないだろうし、例えば転んで歩けなくなってしまうこともあるだろうし、自分で予想できないので、なるようになるしかないって感じですね。でもなるべく元気に死にたいから、身体には気をつけてます。元気に死ぬっていうのが理想なんですよ。かないくん展 「ほぼ日の」死と生の展覧会5月16日~6月2日。10時~21時(入場は閉場の30分前まで。最終日は18時退場)。渋谷パルコミュージアム(渋谷パルコパート1・3F)にて開催。谷川俊太郎さんの死の詩と解説、ビデオインタビュー、『かないくん』原価28点展示、かないくんといっしょに写真を撮れるフォトコーナー、スペシャルグッズ販売などを予定。詳細は特設ページ参照。※5月25日(日)は会場内でイベントを開催するため、12:00ごろ~15:00ごろまで会場内原画展示の一部に閲覧制限がかかる。また、混雑状況によっては展覧会場への入場制限の可能性あり。
2014年05月16日自信は輝きに変わる。そして、その輝きがまた自信をもたらす──。映画『桐島、部活やめるってよ』に続き、映画『悪の教典』という話題作に出演、俳優・浅香航大の2012年はまさに自信と輝きを得た年となった。『悪の教典』で浅香さんが演じるのは、 私立晨光学院高校2年4組の夏越雄一郎。伊藤英明さん演じる担任の“ハスミン”こと蓮実聖司に追い詰められていく生徒のひとりだ。戦慄のエンターテインメントでありながらも撮影現場は「いい雰囲気」だったそうで、「特に男子生徒役の俳優は同世代、年齢が近いこともあっていまでも交流があるんです。旅行に行ったり、富士急(ハイランド)に行ったり、仲良くしています。彼らとの出会いは一生の宝物」と笑顔を見せる。けれど、その裏には緊張と不安もあったと胸の内を明かす。「『悪の教典』のおかげで度胸がつきました」「この映画は、三池崇史監督、主演の伊藤英明さんを始め、染谷将太くん、二階堂ふみちゃん、林遣都くんなど、すでにキャリアのある人たちに囲まれた現場で。当然、緊張はありました。でも、初日に三池監督から『自分らしく、自分の芝居をすればいい』という言葉をかけてもらったことで、その場の空気を吸って息をしていたらいいんだと、自分らしさを持って臨めたんです。それだけでなく、『悪の教典』のおかげで度胸がついたというか。僕、基本的に“緊張しい”で(苦笑)。役を演じているとき、例えば、舞台で何千人っていう人を前にしていても役として立っているので緊張はしないけれど、それがトークショーになると何を喋っていいのか…って、緊張しちゃうんですよね。その緊張が軽くなったというか、動じなくなりました」。また、伊藤さんに対しては「現場では先輩後輩関係なくひとりの役者として接してもらえた」と憧れと尊敬の眼差しを向けるが、伊藤さんが徐々に狂気と化していく様は「恐かったですね」と険しい顔に。たしかに、クライマックスに用意されているバイオレンスは、想像以上にショッキング!「完成した映画を観て、台本以上にガツンときたというか、衝撃的でしたね。さらに高揚感と爽快感もあるんです」と見どころを語る。今年、20歳を迎え「俳優を仕事として捉えるようになりました」と新しい一歩を踏み出した浅香さん。『悪の教典』では大人しくて温和な夏越を演じ、役柄について「ちょっとおっとりな性格」と語っているが、浅香さん自身はどんな高校生だった?「高校1年のときは普通科の学校に通ったんですが、仕事の都合もあって2年と3年は通信制を選んだんです。いまとなってはちゃんと通えば良かったなとも思うんですけどね…。でも、1年生の間はバイトもしたし、普通に学生を楽しんでいました。その頃の好きなタイプですか?学生時代に好きだったのは、変わった子、何を考えているのか分からない子、ふわふわした感じの子が好きでしたね。男でも女でも自分を持っている人に惹かれます」。芸能界入りのきっかけは「好奇心」自分の好みをはっきり伝えるあたりがまたカッコいい。181.5センチという長身にキリッとした顔立ちももちろんカッコいい。しかしながら、いわゆる“イケメン”とカテゴライズされるのはあまり嬉しくないと苦笑いしつつ、「少し前はイケメンと一括りにされるのがイヤだったけれど、いまはありがたいと思うし、それをプラスにしていきたいって思います」。そう言えてしまうことを含めて、やはりカッコいいものはカッコいい。16歳のときに事務所のオーディションを受け、その後は舞台を中心に活躍、2011年には「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(フジテレビ)でドラマデビューを飾り、そして今年2本の映画と出会い、俳優・浅香航大は銀幕の世界へ降り立った。「きっかけは、単純に芸能界で生きてみたいという好奇心だった」と少し前の自分を懐かしむ。その好奇心は本気の仕事へと変わりつつある。「いまは徐々に役者としてどうするか考えるようになりました。もともと単館系でかかるような映画が好きで、山﨑努さんのような個性的な雰囲気を持った役者さんが好きなんです。自分自身もいつかそんなふうに評価されるようになりたくて…。それが目標ですね」と語る浅香さんの瞳は初々しく力強く輝いていて、いま以上の輝きを期待させる。(text:Rie Shintani)特集:年下のカレ「悪の教典―序章―」『悪の教典』特集■関連作品:悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会
2012年11月08日BS-TBSで9月4日(火)から放送開始となる『戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY-』でダブル主演を務めた林遣都と武田航平が、オリジナルのゲームやアニメーションに囚われずに伊達政宗や真田幸村という戦国武将に新たな血を通わせたことを説明し、ライバル同士を演じる過程で本人たちも友情を培ったと語った。その他の写真シリーズ累計310万本突破の大ヒットゲーム『戦国BASARA』初の実写テレビドラマ化で、甲斐の虎・武田信玄に立ち向かう奥州筆頭・伊達政宗を林が、そのライバル役で武田軍の熱血漢・真田幸村を武田が演じるCGアクション・ドラマ。完成版を観た林は「原作ゲームのようにCGや激しいアクションがバリバリかと思えば、政宗と幸村の行方がめちゃくちゃ気になる展開に驚きました」とストーリーにハマってしまったと言い、武田も「『戦国BASARA』らしい本格アクションが見ものですが、最終的に織田信長(GACKT)にどう立ち向かっていくかというドラマも面白くて。わくわくする作品になっています」と自信を示した。政宗も幸村も実在した人物だが、政宗は異国語を操るなど、史実に囚われない個性的な設定が『戦国BASARA』の世界だ。そこで初めての実写作品を演じる上で軸にしたものが、キャラクターの“感情”だったという。「第2話に幸村が葛藤するシーンがありますが、ゲームのキャラクターにはない感情に満ちていました。その時、これは僕たち人間が演じるわけだから、自分たちの感情を軸にして駆け抜けようと改めて思いました」(林)。この林の想いを初めて聞いた様子の武田は、「それを林君に感じてほしくて、感情をぶつけたシーンです(笑)」と告白。「以前ドラマで共演した時の印象で、林君は全力で作品や役柄に向かってくる人ということが分かっていました。だから僕も全力で主張をしないと、思っていることを理解してもらえないような気がして、それを感じ取ってくれたことはうれしいですね」。そしてライバル武将の関係を築く過程で、お互いの心の中でも“何かが着火したようだった”とも回想する。「政宗と幸村の姿を見て、ライバルは単に負けたくない関係だけではなくて、究極にはお互いに大好きだと思いました。コイツがいるからこそオレがいる、いなければ無意味みたいな関係。だから航平君とも負けたくないという関係だけじゃなく、認め合いながらも自分にないものを持っていれば遠慮なく頼っていました。そういう関係が真のライバルだと思います」(林)、「彼らは、信長は通過点で、その先にあるものこそが自分たちが決着をつけることと言って走り続けますが、僕たちも先を見てお互いに頑張っていこうという想いを共有した現場でした。それは政宗と幸村の関係にシンクロしていった瞬間でしたね」(武田)。ドラマ『戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY-』MBS:毎週木曜深夜1時25分 放送中BS-TBS:9月4日(火)深夜3時よりスタート取材・文・写真:鴇田 崇(C)「戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY-」製作委員会
2012年08月28日詩人、翻訳家、絵本作家として、多くの絵本を世に送り出している谷川俊太郎さん。さまざまな画家と仕事をするなか、谷川さんにとって特別な存在であり、創作活動に大きな刺激を受けたという堀内誠一さん、長新太さん、和田誠さんの3人との仕事を取り上げ、谷川さんの絵本の世界を紹介する展示が、ちひろ美術館・東京にて開催されている。和田誠さんによる描きおろしの作品が飾られた展示室2には、堀内誠一さんによる作品が。イラストレーター、デザイナーの枠にとどまらないダイナミックな仕事で、谷川さんが「大変優れたエディターだった」と語る堀内誠一さん。ミリオンセラーとなった『マザー・グースのうた』は絵を手がけたほか、レイアウトや校正も堀内さんが担当。そのほか、ノンセンス絵本や『わらべうた』などの原画も展示されている。 堀内誠一『マザー・グースのうた 第2集』(草思社)より 1975年同じ部屋に飾られているのが、長新太さんの作品。人から見た「わたし」について、表情豊かな絵で描かれた『わたし』をはじめ、のびのびとした長さんの絵に谷川さんは常に驚かされ、魅せられてきたそう。『にゅるぺろりん』や『えをかく』などの原画も見ることができる。 長新太『えをかく』(講談社)より 1973年展示室4は谷川さんが、その地に足のついたユーモア感覚に絶大な信頼を寄せている和田誠さん。「かがくのとも」の工場見学シリーズでは、一緒に取材に行き、その様子を描くなど、名コンビぶりが垣間みられます。谷川さんが「完成度が最も高い」と自負する『あな』をはじめ、細かく色指定されたものや手描きの原画が展示されている。 和田誠『もりのくまとテディベア』(金の星社)より 2010年展示の最後には、谷川さんの子ども時代の通信簿や写真、手紙のほか、「旅先ではその土地の民芸品を買うと決めている」という谷川さんの世界各国の旅の思い出も展示。全ての作品に、谷川さんによるコメントが書かれているので、制作秘話を知れるのも興味深い。3人の作家との仕事を通して、それぞれ違う魅力のある絵本の世界を紹介している。帰りにはぜひ、谷川さんのありがたい言葉が書かれた「俊みくじ」(100円)をお土産に。50種類の言葉が書かれていて、中にはアタリもあるのだとか。 いわさきちひろ 蝶とあかちゃん 1971年会場のちひろ美術館・東京は、絵本画家いわさきちひろさんの自宅兼アトリエ跡に作られた、絵本の専門美術館。黒柳徹子さんが館長を務めていることでも知られている。小さな子どもが無理なく鑑賞できる高さに作品を設置したり、絵本の読み聞かせやわらべうた遊びなど、親子で参加できるイベントの会も。またおもちゃで遊んだり、授乳もできる「こどものへや」、約3000冊の国内外の絵本を配架した図書室、ベビーカーの貸し出しなど、さまざまなサービスが行われている。 カフェスペースでは、たまごボーロやウェハースなど赤ちゃん用の食事も用意。絵本にたくさん触れられる、「ファーストミュージアム」としても最適な美術館。この機会にぜひ足を運んでみては?谷川俊太郎と絵本の仲間たちー堀内誠一・長新太・和田誠会期:2011年10月26日(水)〜2012年1月29日(日)10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(但し、祝休日は開館、翌平日休館、12/26〜1/1、1/10は休館)会場:ちひろ美術館・東京 展示室2・4東京都練馬区下石神井4-7-2入館料:大人800円、高校生以下無料お問い合わせ:03-3995-0820 「ことばと音楽であそぼう! 谷川親子による子どもワークショップ」日程:2012年1月8日(日)1、11:00〜12:00(対象:小学1〜3年生)2、13:30〜15:00(対象:小学4〜6年生)講師:谷川俊太郎、谷川賢作(作曲家、ピアニスト)定員:各回40名(要申し込み、12月8日受付開始)参加費:500円その他のイベント詳細は ホームページ まで。取材/赤木真弓
2011年11月16日