皆さんは、迷惑な客に困惑した経験はありますか?今回は「勝手にライブ配信をする迷惑客」にまつわる物語とその感想を紹介します。※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言来店した客が…中華料理屋で働いている主人公。ある日、男性客3人組が来店しました。「お好きなお席に…」と伝えようとした主人公ですが、男性客たちは主人公を無視してカメラに向かって話し始めました。どうやらライブ配信をしているようで、迷惑な行動にうんざりする主人公。さらに男性客たちは「替え玉10個!」と大量の注文をしてきたのです。主人公が「お1人様3つまでで…」と告げると…。大食いすると言い出し…出典:モナ・リザの戯言男性客たちは、ラーメン1杯で9個の替え玉を注文。主人公は「えっと…ラーメンも3人前注文していただかないと…」と困惑します。そしてその後も、やりたい放題の男性客たちでしたが…。読者の感想勝手に店を撮影してやりたい放題する非常識な男性客たちに、うんざりしますね…。(40代/女性)いきなり替え玉10個を注文するなんて、迷惑にもほどがありますね…。他のお客さんも来る場所なので、もう少し周囲を気遣う行動をしてほしいものです。(50代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2024年05月12日皆さんは、迷惑な客に困惑した経験はありますか?今回は「勝手にライブ配信をする迷惑客」にまつわる物語とその感想を紹介します。※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言来店した客が…中華料理屋で働いている主人公。ある日、男性客3人組が来店しました。「お好きなお席に…」と伝えようとした主人公ですが、男性客たちは主人公を無視してカメラに向かって話し始めました。どうやらライブ配信をしているようで、迷惑な行動にうんざりする主人公。さらに男性客たちは「替え玉10個!」と大量の注文をしてきたのです。主人公が「お1人様3つまでで…」と告げると…。大食いすると言い出し…出典:モナ・リザの戯言男性客たちは、ラーメン1杯で9個の替え玉を注文。主人公は「えっと…ラーメンも3人前注文していただかないと…」と困惑します。そしてその後も、やりたい放題の男性客たちでしたが…。偶然居合わせた屈強な客から、反撃されるのでした。読者の感想勝手に店を撮影してやりたい放題する非常識な男性客たちに、うんざりしますね…。そんな男性客が反撃され、自業自得の結果になっていてスカッとしました。(40代/女性)いきなり替え玉10個を注文するなんて、迷惑にもほどがありますね…。他のお客さんも来る場所なので、もう少し周囲を気遣う行動をしてほしいものです。(50代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2024年05月12日■これまでのあらすじ結婚して以来子どもを望んでいた美咲だが、夫の拓也はその生い立ちから親になる勇気が出ず、非協力的になってしまっていた。思い悩む美咲を必死すぎて嫌とまで思っていた拓也だったが、先輩のアドバイスから美咲と話し合いを重ねてついに妊活をスタート。しかし1年後、待望の妊娠がわかるが、流産してしまう。数年後、美咲は赤ちゃんと生活するが、拓也が子育てに参加しないことに寂しさを募らせていた。そんなある日、拓也の態度にしびれを切らした美咲は「私たちに関心を持って」と訴える。しかし拓也に今は一緒にいたくないと言われ、美咲は拓也の心配が的中したと言う。「拓也は親になれなかった」のだと…。■親になれなかったのは夫だけ?■そんなこと言える立場?「拓也は親になれなかった」と口にした美咲に、拓也は「俺だけが親になれなかったのか?」と問いかけます。すると、育児を全部自分に押し付けて、帰宅しても何もしない、それに加え飲み歩くようになって、自分と花ちゃんと触れ合うことを避けているクセに…。「なんで被害者面してるの?」ハッキリと言い返す美咲に、拓也は「親になれないのはふたりの問題だ」と言うのですが、それはいったいどんな意味なのでしょうか?次回に続く「僕たちは親になりたい」(全64話)は12時更新!
2024年02月02日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言化粧品売り場で暴れた2人主人公はデパートの美容部員として働く女性です。最近、職場に訪れる迷惑客に頭を悩ませていました。迷惑客の行動出典:モナ・リザの戯言その迷惑客とは女性の2人組で、近くの会社に勤めているようなのですが…。化粧直しを依頼してきたり、メイクルームのように化粧品を使用したりとやりたい放題。その割に1度も化粧品を買っていったことがないのです。ある日、迷惑客が衝撃的な行動に出ます。問題さあ、ここで問題です。迷惑客がとった衝撃行動は何でしょう?ヒント迷惑客は「あるもの」を見つけて喜びます。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「購入者限定のサンプルを奪った」でした。なんと新人店員が持っていたサンプルを見つけ、奪ったのです。新人店員が必死に「それは購入者限定のもので…」と説明。しかし迷惑客は「わたしら客よ?」と主張し、一歩も引きません。思わず「買ったことないじゃん…」と心の中で反論する主人公。しかし、一従業員である主人公たちには対応できず…。迷惑客の行動を見逃すほかなかったのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(lamire編集部)
2024年01月10日皆さんは、近所でのトラブルに巻き込まれた経験はありますか?今回は「近所の迷惑な人たちを撃退したおばあちゃん」にまつわる物語とその感想を紹介します。※この物語はフィクションです。(CoordiSnap編集部)イラスト:モナ・リザの戯言新興住宅地に家を建てたが…2年前、新興住宅地に家を購入した主人公夫婦。しかし主人公は、この土地に家を建てたことを猛烈に後悔していました。主人公宅のシャッターをサッカーゴールにして遊ぶ子どもたちや、家の前で井戸端会議をする主婦たち…。「ガシャーン!」と音がして主人公が見に行くと、シャッターが壊れてしまっていました。怒った主人公が注意をしても、むしろ嫌がらせのように、わざと騒がれてしまい悪化するばかりです。おばあちゃんを気にかけていると…出典:モナ・リザの戯言そんな劣悪な環境でしたが、主人公宅の向かいに1人のおばあちゃんが引越してきました。主人公が、優しそうなおばあちゃんが被害に遭わないかと心配していると…。おばあちゃんは、道路で遊ぶ子どもたちに「お前たち…あぶないんじゃボケがぁ!」と激怒したのです。さらには井戸端会議をする主婦たちにも「うるさいんじゃ!」と激怒してくれて…。劣悪な環境に救世主おばあちゃんが登場し、感激する主人公。その後もおばあちゃんは家の監視カメラを確認して、迷惑な人に反撃していくのでした。読者の感想主人公宅のシャッターを壊しているのに、謝罪もしないなんて許せませんね…。頼もしいおばあちゃんのおかげでスカッとしました!(30代/女性)せっかく新築で家を建てたにもかかわらず、家の前でこのようなことをされてしまっては誰でも後悔すると思いました。おばあちゃんが、非常識な主婦も子どももみんな注意してくれたことで撃退できてよかったです。(20代/女性)
2023年12月25日皆さんは、迷惑客に困ったことはありますか?今回は「妊婦に体当たりする迷惑客の話」とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!妊婦に体当たりする迷惑客妊娠中の主人公が買い物に行ったときのことです。突然、迷惑客が主人公に対し買い物カートで体当たりをしてきました。うずくまる主人公に「邪魔なお腹ねえ」と吐き捨てる迷惑客。吐き捨てる迷惑客出典:エトラちゃんは見た!そんな状況に気づいた男性が近づいてきて…。「お前が悪い!!」と一喝してくれました。「赤ん坊になにかあったらどうする!?」と説教する男性。さすがの迷惑客も真っ青になり、主人公に謝罪したのでした。読者の感想妊婦に買い物カートで体当たりしてくるなんて、許せない行為ですので叱られて当然だと思いました。迷惑客に対し自分では怖くて言い返したりできませんが、一喝できる男性がちゃんと見ていてくれてよかったです。(30代/女性)急に体当たりされて主人公もすごく怖かったのではないでしょうか。怪我をする前に男性がしっかり注意してくれてよかったと思いました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2023年11月02日牛丼チェーン店の店長として働いている主人公。しかし店長を任される前は、退職を決意するほど悩んでいました。悩みの原因は“ある迷惑客”の存在で…。迷惑客にこれまでの思いをすべてぶつけた主人公。「もう私の前に現れないで」と言われた迷惑客は…。インスタ:くまお(@kumaonomanga)≪HPはこちら≫迷惑客の目には…出典:Instagram泣きながら話す迷惑客出典:Instagramとうとうわかってくれた…?出典:Instagram見当違いの答えを…出典:Instagram突然泣き出してしまった迷惑客。「邪魔者は去らなければいけない」と言い出し、主人公はようやく気持ちが伝わったのだと喜びます。しかし迷惑客の言う邪魔者とはマネージャーのことだったようです…。(愛カツ編集部)
2023年10月07日皆さんは若かったあの頃、どうしても親を許せないと感じたことはありますか?今回は、10代の頃に「実の親でも許せない!」と感じたというエピソードを紹介します。イラスト:しのささむつ大学受験のとき…大学受験のときの話です。私はほぼ無名の地方公立高校から旧帝大を目指していました。私が夜遅く出歩くのを親がいい顔しなかったので塾にも行かず、高校1年生の時から毎日10時間以上勉強して、なんとか現役で第一志望に入ることができました。親に合格を知らせたら、「合格させてやった感謝がない」と叱られました。叱られた理由出典:愛カツ親が言うには、私が合格できたのは毎日勉強できる環境を整えた親のおかげ(家の手伝いをさせなかった・バランスいい食事を出してやった・勉強にうちこめる経済状況である)であって、同じ環境なら誰でも合格できるそうです。だから本来なら「合格させてくださってありがとうございます」と言うべきなのに、その言葉が真っ先にないのは性格がおかしいと言われました。ちなみに親は私の合格をすぐ吹聴し、近所で「子供を優秀大学に入れた親」としてチヤホヤされていました。(33歳/女性/研究職)親の協力も重要だけど…もちろん志望校に合格するためには、親の協力も重要かもしれません。でも自分の両親には最初に「合格おめでとう」と言ってほしいものですね…。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年09月17日皆さんは理不尽なクレームに困ったことはありますか? 今回は「迷惑客からの注文を断った結果」を紹介します!イラスト:エトラちゃんは見た!『迷惑客からの注文を断った結果』定食屋で店長をしている主人公は、ある迷惑客に悩まされていました。頻繁に来店するその迷惑客は、クレームをつけてはアルバイトをいびるのです。そんな態度にうんざりしていたある日、迷惑客に出前を頼まれます。その日から立て続けに出前を頼まれるようになったのですが、迷惑客のクレームはとどまるところを知りません。ときには出前を運んで来たアルバイトを足止めしては1時間説教することも。アルバイトたちも限界を感じていたため、主人公はついに迷惑客からの注文を受けないことを伝え…。注文を拒否出典:エトラちゃんは見た!その後も迷惑客から何度も電話がかかってきましたが、そのたびにきっぱりと拒否した主人公。そんな主人公の対応に、アルバイトたちは感謝したのでした。救われたアルバイトたち理不尽なクレームで、アルバイトをいびっていた迷惑客。限界を感じていたアルバイトたちでしたが、主人公の判断によって救われたエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年07月11日皆さんは、子どもを放置するような親に出会ったことはありますか?今回は「子どもを放置する迷惑ママの撃退方法」を紹介します。イラスト:モナ・リザの戯言子どもを放置する迷惑ママの撃退方法毎日のようにファストフード店に通う主人公。静かで雰囲気もよく、お気に入りの店でした。ところがある日、いつものように店に行くと、子どもたちが店内で大騒ぎしています。子どもの母親らしき人たちは、子どもを放置して自分たちの話に盛り上がっている様子。見かねた主人公は、子どもたちに近づき“ママを振り向かせる必殺技”を伝授すると伝えます。そして…。一斉に叫んだ言葉は…出典:モナ・リザの戯言母親たちのもとに駆け寄った子どもたちは、一斉に「ママ~!!“いくじほうき”しないでぇ!!」と叫んだのです!子どもたちの声に、店内の視線は一気に集まります。その後、恥をかいた母親たちは、子どもを連れて急いで店を出ていくのでした。子どもを放置しておしゃべりに夢中大騒ぎする子どもを放置して自分たちはおしゃべりに夢中とは呆れてしまいますね。機転の利いたやり方で子どもを放置する母親たちを撃退することができたスカッとするエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月24日皆さんは、職場でトラブルに遭遇したことはありますか?今回は「スーパーで迷惑行為をする客」を紹介します。イラスト:モナ・リザの戯言有名な迷惑客スーパーでバイトを始めたばかりの主人公。開店と同時に、他の客を蹴散らし入店する迷惑客を見かけました。迷惑客は値引き商品をたくさん買い、早く帰りたいからと休止中のレジに並んだのです。列に並ぶよう話しても騒ぐので、店員は折れて休止中のレジを開けることに。迷惑客の行動に店員たちはうんざりしていたのですが…。翌日も…出典:モナ・リザの戯言翌日も迷惑客はやってきて、値引き商品を買い漁ります。そしてまた休止中のレジにカゴを置きました。しかしその日はレジに店員があまりいません。迷惑客は売り場に店員を探しに行き、主人公と先輩を見つけると…。休止中のレジに誘導出典:モナ・リザの戯言迷惑客は「レジに人いないからレジして頂戴!」と、主人公を休止中のレジまで呼び出します。そんな調子で休止中のレジばかり使っていた迷惑客ですが、ある日主人公が意を決してレジを開けるのを断りました。迷惑客が激怒していると、そこに1人の幼い女の子が向かっていきます。そして「もしかしておトイレ我慢しているの?」と順番を譲ってくれました。恥ずかしさのあまり迷惑客は顔を真っ赤にして会計をすませます。それから迷惑客はすっかり大人しくなったのでした。迷惑行為にびっくりスーパーで自分勝手な迷惑行為をする客に驚いた主人公。最後には迷惑客が改心して、ホッとしたエピソードでした!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月20日皆さんは、買い物中に迷惑な客と遭遇したことはありますか? 今回は「子どもの仕業なら何でも許されると思っている迷惑客」を紹介します。イラスト:モナ・リザの戯言店内ではしゃぐ子ども主人公が勤務しているスーパーでは、常連客の子どもがよく店内ではしゃいでいたため、他の客に迷惑をかけていました。あるとき、走り回っていた子どもが他の客にぶつかり転ばせてしまいます。ぶつかられた客の息子が、子どもを叱りつけますが「ちょっとぶつかっただけ…」と反省しない子ども。その客の息子は、反省しない様子の子どもをさらに叱ります。泣き出してしまう子ども出典:モナ・リザの戯言出典:モナ・リザの戯言叱られた子どもは泣き出してしまい、そこに騒ぎを聞きつけた子どもの母親がやってきます。ぶつかられた客の息子から説明を聞いても、子どもの非を認めようとしない母親。それからも子どもの母親は言い訳をしますが通用するはずもなく、慰謝料の話にまで発展してしまうのでした。子どもの非を認めない母親自分の子どもが悪いにもかかわらず、非を認めない母親には驚きですね。以上「子どもの仕業なら何でも許されると思っている迷惑客」の紹介でした!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年05月17日2023年になって2カ月が過ぎようとしているが、喜ばしくない“トレンド”が連日取り沙汰されている。若者たちによる“迷惑動画”だ。1月上旬から中旬にかけて、回転寿司チェーン「はま寿司」で「他人の寿司を横取りして食べる」や「他人が注文した寿司にわさびを乗せる」様子を撮影した動画がSNS上で拡散することに。これらを皮切りに、飲食店やカラオケ店などでの迷惑行為を撮影した動画が続出。極めつけとなったのが、1月下旬に回転寿司チェーン「スシロー」の店舗内で、少年が醤油のボトルや湯呑みを舐め回す動画。この動画が拡散されると、ネット上から「もう行けない」といった声が相次ぎ、スシローは時価総額が一時170億円も下落するなど大打撃を受けることに。スシローは少年とその保護者から謝罪を受けるも、警察に被害届を提出し、刑事と民事の両面で厳正に対処していく方針を発表している。2月に入っても、牛丼チェーン「吉野家」で卓上の紅生姜を直箸でかきこむ動画や、はま寿司でガリを直箸で食べる動画などが相次いで報告されている。“ガリ食い”に関しては、当事者が所属しているとされている、富山県の高校がTwitter上で《現在、事実関係の解明に向かっております》とコメントを出すにいたっている。約10年前にもアルバイトが店内での迷惑行為をTwitterに投稿し、“バカッター”や“バイトテロ”と話題になり社会問題化した過去が。そうした前例や今回の流れがあるにも関わらず、なぜ迷惑動画は後をたたないのか。そして、防ぐために親ができることはーー。そこで、一般社団法人SNSエキスパート協会の代表理事を務める後藤真理恵さんに話を聞いた。まず後藤さんは、一連の迷惑動画について「やってはいけないことだとわかっていてやっていることが多い」とした上で、それでもやってしまう心理についてこう分析する。「あれは一種の自虐行為とも言えて、なぜそんなことをするかというとウケ狙いだったりする。その行為をすることで本人が気持ち良くなったり、直接いい気分になるかというと、実はそんなことない行為ばかり。それでもやるのは、『仲間のなかでウケたい』『面白いやつだなと思われたい』という気持ちがある。ダンスや歌でアピールできる人もいると思いますが、そうじゃない子供の中には自虐に走ることで結果的に注目されたり、面白いと思われたいという傾向があるんじゃないかなと考えています」(以下、カッコ内は後藤さん)仲間内での存在感を高めるための手段として、なぜ迷惑動画を選ぶ若者が絶えないのだろうか。■迷惑系YouTuberの影響も「特に子供たちの場合、知識不足があると思います。1つは、自分の行為が犯罪に該当するとは思っていない可能性。もう1つは、これまでの私たち大人の対応にも問題があるかもしれないですが、万が一のことがあっても謝ったら許されると思い込んでいるところがあるのではないかと思います。子供のしたことだからと。子供らも過去の炎上とかを全く知らないわけではないと思うんです。けれども、そんな大きい裁判になったケースもあまりなく、“いたずら”とか“悪ふざけ”と呼ばれているので、犯罪であるという見え方ができてなかったのかなと思います」また、ここ数年勢いを増している炎上することで注目を集めるYouTuberの影響もあるという。「いわゆる“迷惑系YouTuber”と言われる人たちの人気が高まってしまっているので、『彼らだってやってるじゃん』みたいなことをどこかで考えていて、危機感がどんどん下がっていってしまうって言うのはあるかもしれないですね」その上で、後藤さんはまずすべき“親の務め”についてこう指摘する。「親御さんからお子さんにまずぜひ伝えていただきたいのは、『最近ニュースで流れているようなことは”いたずら”とか“悪ふざけ”じゃなくて、犯罪だよ』ということです。『世の中には謝っても、許されないことがちゃんとあるんだよ』と。例えばいじめも謝れば許されるんじゃないかという誤った風潮が一部にありますが、謝っても許すかどうかは被害者側が決めること。ましてや今回の炎上についてはやってることは犯罪行為なので、『謝っても許されないよ』ってのは必ず伝えていただきたいことですね。例えば営業妨害だったら『偽計業務妨害罪』に当てはまる可能性があるよと。お醤油のボトルをダメにしたり、食材を廃棄させてしまうと『器物損害罪』になる可能性もあるし、犯罪者になっちゃうんだよってことは伝えないといけないですね。それでも『有名になりたいんだよ』って気持ちがあるかもしれないけど、いくら犯罪者として有名になっても一生を棒に振るだけなので、別のやり方で有名になったり、仲間にすごいね、面白いねと言ってもらえるように、他のことをがんばったほうがいいよと伝えていただきたいですね」子供の友人関係も含めた迷惑行為への危機感を高めることも重要だという。「もし自分の友達が目の前で迷惑行為をしようとしたら『勇気を出して止めて欲しい』と、伝えてあげてほしいです。やっぱり友人が炎上するとその友達にも影響が出ます。あと、もしお子さんが知らない人の迷惑行為を見かけたら、本人に直接注意するのは危険性もあるので、例えば、すぐお店の人に知らせるとか、警察になるべく早く伝えることで二次被害を止められるので。そうやって『世の中の安全を守れる立場の人間になって』っていうのは伝えてもらえたらいいなと思います」■もし当事者になった時にできること迷惑動画が話題になると、ネット上で投稿者の名前や通う学校といった個人情報を特定する動きが必ず起きることに。その結果、スシローで醤油ボトルを舐め回した少年は、一部では高校を自主退学したとも報じられている。またスシローのように、投稿者に対して法的措置を検討する企業は相次いでおり、その流れは今後も加速していくことが予想される。投稿した側にも取り返しのつかない代償が待ち受けている迷惑動画によるトラブル。防ぐためには、親子で炎上に対するリテラシーを高めることも大切なようだ。「10代のお子さんも1回炎上してしまうと一生それは消えないので、今後就職活動だったりご結婚だったり、いろんなシーンで名前を検索されただけで何をやった人間かわかってしまうので、非常に大変なことになります。親御さん自身がネットリテラシーが高くなくて、炎上に加担していたり、お子さんの顔写真を撮ってどんどんネットに垂れ流してしまうケースもあります。そういう姿をお子さんに見せてしまうとお子さんもネットの怖さが麻痺してしまう。絶対に自分のお子さんの顔写真や個人情報は載せない、見知らぬ人とネットで喧嘩しないとか、インターネットの怖い部分を、一緒にいろいろ話し合いながら、どうやったら安全に楽しく使えるかなってのは、折に触れて親子でも会話できるようにしていただけるといいかなと思います」それでも、もし子供が“加害者”になってしまったときはどうすれば――。「当然子供の責任は親の責任と考えていただいて、誠意を見せて、謝罪をするっていうのは一つ、人間としてやるべきことだとは思います。ただ、それで許されるとは思わないほうがよくて、お子さんにもそこは理解をさせて、これからどうやって償っていくのかを本当に真剣に考えていこうと。お子さんと一緒にある意味背負っていく覚悟をしていただくことが大事だと思います。起こしてしまったら、恐ろしいことになると思いますので、お子さんを守る覚悟も必要です。デジタルタトゥーが残る可能性もありますので、それから先のお子さんの人生において、お子さんがネットストーキングや誹謗中傷被害に遭うとかさまざまな可能性が考えられます」身から出た錆とはいえ、デジタルタトゥーを消すことはできるのだろうか。「例えば弁護士を通じて削除依頼を出して消してもらうことはできなくはないですが、正直いたちごっこなんですよ。コピーが世界中に広まってるので、いくら消してもらったところで、今度は海外のサーバーで管理されているようなウェブサイトに載せられちゃってどんどん手が届かないところで拡散するだけなのでおそらく消せば大丈夫って話には残念ながらならないです。本当になんとか普通に生きていくとすれば、極端な話を言うと、名前を変えて、住所を変えて、変えられるだけ風貌も変えて、本当にひっそり生きていくとか、本当にそれぐらいしかできなくなる危険性もあります」最後に「だからこそ、予防が一番大事なんです。絶対的に」と締めくくった後藤さん。起こしてからではもう遅い迷惑動画のトラブル。親子の日頃のコミュニケーションが何より大切ではないだろうかーー。
2023年02月18日みなさんはイタズラをしたことはありますか?しかし、度の超えたイタズラは他人に迷惑をかけてしまうかも…。今回は、イタズラを繰り返す高校生たちとの奮闘を描いた漫画「迷惑客の撃退方法」を紹介します。『迷惑客の撃退方法』とあるコンビニで働く主人公・ソラは「近隣の店で有名になっている迷惑イタズラ常習犯」の話を聞きます。その迷惑なイタズラとは、支払いのときに「1円しか使わない」という子どもじみたもの…。そしてある日、とうとうソラのいるコンビニにもやってきたのですが…!?見事に撃退するソラ出典:Youtube出典:Youtubeイタズラにやってきた2人組を、熟練の技で軽くいなすソラ…。しかし2人組は逆に目を付け、連日のようにイタズラを繰り返すように…!さすがに連日イタズラに訪れる2人組をソラだけで対応することができなかったのですが…?そこで登場したのはソラの先輩…彼の完璧すぎる反撃に2人組は撃沈…「自業自得な末路」を迎えるのでした…。子どもじみたイタズラを繰り返す2人組に唖然…イタズラで他人に迷惑をかけ続ける2人には驚きです…。しかしそのような行為が許されるはずはないので、他人に迷惑をかける行動はつつしんでいきたいですね。(lamire編集部)(イラスト/@モナ・リザの戯言)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2023年01月08日買い物をしているとトラブルに遭遇することもしばしば。そこで今回は、実際に募集した買い物中のトラブル体験談「むちゃぶり迷惑客」を漫画にしてご紹介します!「むちゃぶり迷惑客」店員も困惑…迷惑客を怒鳴ったのは!?迷惑客の上司!むちゃぶりした上、店員に向かって怒鳴る迷惑客には驚きです…。まさかの上司登場でスカッとしました!※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。(lamire編集部)(イラスト/碧海自由)"
2022年12月29日歩行者がいる狭い道などで、スピードを出してくる迷惑運転手に出会ったこと一度は出会ったことあるのではないでしょうか。 今回は、非常識な運転を繰り返す男の漫画『大迷惑な暴走運転を繰り返すオトコ』を紹介します!迷惑運転手が起こした事件会社員のエンジは、地元でも有名な迷惑運転の常習犯です。スポーツカーに乗り暴走運転を繰り返すエンジに近隣住民は大迷惑…。そんなある日、決定的な事件が起こります。一方通行の道路なのに、、、エンジは大事な商談の日に寝坊し、急いで会社に行くため一方通行道路を逆走しました。そこに、同じく寝坊し遅刻寸前の会社員ソラの乗ったタクシーがエンジの道をふさぎます。タクシーの運転手は「ルールを守れ」とエンジに注意しますが、彼は訳の分からない言い訳を並べ道を譲りません。しかし、エンジの非常識な行動はエスカレートしついには車を降りタクシーのドアを叩き出します。通行人も集り、緊迫した状況が続いていたその時、一人の男がエンジの車に乗り込み勢い良くバックで下がっていきました。エンジの車に乗り込んだ男は日ごろからエンジの車の運転の仕方に迷惑していた男性だったのです。最終的に、エンジは会社を大遅刻、大事な商談をすっぽかしたことでボーナスカット、そしてエンジの車は廃車になり迷惑な行為は行えなくなりました。非常識な男性に唖然…こんな人がいるなんて衝撃でした…。自分は反面教師として正しく生きたいものです。(lamire編集部)(イラスト/モナ・リザの戯言)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年12月26日人に迷惑をかけてしまって後悔した経験、ありませんか?今回は自分の行動が原因で赤っ恥をかいた迷惑客が登場する漫画「スーパーで迷惑行為ばかりする客の末路」を紹介します!『スーパーで迷惑行為ばかりする客の末路』ソラの働くスーパーには有名な「常連迷惑客」がいます。その迷惑客は開店と同時に走り、周りの人にぶつかったり、休止中のレジに並んで強引にレジを開けさせたりやりたい放題。もちろん注意するのですが、鬼の形相でソラたち店員を詰め自分の思うように動かしてしまうのです…。特売で混雑する日でも迷惑客の暴走は止まらず…長蛇の列が出来ているレジに割り込んだり、ほかの客を脅して順番を入れ替えさせたり…。そんなやりたい放題の中、幼い子どもが「おばちゃん、もしかしておトイレ?順番かわってあげる!」と迷惑客に話しかけました。この言葉をうけ周りの客は嘲笑…恥ずかしくなった迷惑客は慌てて会計を済ませようとするのですが…?横暴な態度から一転、哀愁漂う姿に…!?出典:Youtube焦るあまりに迷惑客は「恥ずかしいミス」を連発…その日は逃げるようにスーパーを去っていきます。しかし近場にあるスーパーはこのお店のみ…恥ずかしい思いをしたから通いたくないのに通わなくてはいけない状況…。「後悔先に立たず」…迷惑客はこれまでの行動を恥じながら、ソラのスーパーを利用し続けるのでした…。まさに自業自得な末路にスカッと!今までやりたい放題してきた状況から幼い子どもの言葉が発端で形勢逆転するとは予想外でした…。まさに「後悔先に立たず」…自分の行動に責任をもって恥じることのない選択をしていきたいですね。(lamire編集部)(イラスト/モナ・リザの戯言)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年12月21日人の幸せを妬み悪評を流したり、ときにはとんでもない行動をとる迷惑な人が世の中には存在するのです…。今回は「迷惑客の撃退方法」を紹介します。『迷惑客の撃退方法』とあるコンビニでの出来事。男性2人組の迷惑行為に悩まされていました。その迷惑行為とは、支払い時に1円しか使わないという何とも子どもじみたイタズラで…。痺れを切らして注意すると…行列ができるレジの対応中、いつものイタズラを仕掛けられた店員。痺れを切らして注意し、会計を断ると…。お客様は神様と言わんばかりの態度で激怒してくる始末…。その後、この迷惑客は他の常連のお客さんにしごかれて問題は解決するのでした…。迷惑客の行動に制裁!暇つぶしにわざわざ人に迷惑をかけ楽しむ信じられない客。そんな行動を繰り返している人には必ず制裁が下るものです。(lamile編集部)(イラスト/@モナ・リザの戯言)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年11月17日子どもがサッカーを始めたら自分もハマってしまった。今では子どもと同じぐらい上達し、練習前の自主練では子どもの友達が「○○君のお母さん、1対1やろう」と声をかけてくれる。自分の上達にも活かしたくて練習を見学しているが、見に来た夫に「顔が本気すぎて声をかけられなかった」と言われた。私ってコーチ目線で見て子どもを監視する迷惑な親? とのご相談です。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの子育てと取材で得た知見をもとに、アドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<息子を試合に出さない理由を、親がコーチに聞いてもよろしいか問題<サッカーママからのご相談>はじめてお便りいたします。8歳男児の母です。相談は端的に言うと「練習をずっと見学している親はあやしいですか?」です。息子は保育園の卒園間際から地元のクラブに入会してサッカーを続けているのですが、子どもがサッカーを始めるまで、私自身はあまりサッカーに興味を持っていませんでした。ですが、子どもの練習を見学するにつれ「こんな面白いスポーツがあったのか!」と目からウロコが落ちまくりの日々をいただいています。あまりにも楽しいので、割と早い時期から自分用のボールとトレーニングシューズを揃え、クラブの練習前の自己トレタイムや週末などに子どもと一緒に練習をするようになりました。そのおかげかどうか、まったくの初心者であった母は、今や子どもと同等なくらいのボールタッチができるようになり、ますますサッカーが大好きになっています。見学をしたい理由は1.子どもの怪我や体調不良への対処をしたい2.子どものサッカー練習を応援したい3.自分も上手になりたいです。1.については、職業が看護師だからということもあるかもしれません。また、超高齢出産での一人っ子ということもあり、子離れのできない過保護な母ともいえるのかもしれません練習前の自己トレタイムでは、子どものお友だちから「○○くんのお母さん!僕と1対1やろう!」と誘ってもらったり、子どもとパス練をしていたら「まーぜーて!」と仲間に入りに来てくれたりしており、私の存在はまずまず自然に受け止めてもらえているのかなと思っています。ちなみに、ほかの親御さんは練習開始5分ほどでお帰りになられるので、見学者はほぼ毎回私一人です。練習が始まったら、体調不良者やトイレに行きたいお子さんがない限りは後ろに下がって静かに見学しています。ところが、先日練習をこっそり見に来たらしい配偶者が、私が見学している姿を見て、「顔が本気過ぎて、ガードマンみたいで恥ずかしくて声をかけられなかった」と言うのです。コーチ目線からも、もしや監視しているように見えなくもないのではと思ったり。もしも「迷惑なお母さん」になっていたとしたら行動を考えなくてはいけないのかなと思って相談メールを申し上げてみました。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。最初に、私からお礼を言わせてください。サッカーを大好きになってくださって、ありがとうございます。サッカーの魅力にとりつかれたことが、お母さんが書かれた文章から伝わってきます。■親も楽しんで関われることは良いこと何も落ち込むことはないサッカーママのなかには、サッカーには興味がないので当番などが苦痛だとおっしゃる方もいます。せっかく子どもが打ち込んでいるスポーツなら、親御さんも楽しんで観られるといいですよね。その点、お母さんは息子さんと一緒に楽しめますね。ところが、見学をしている様子を見た夫から少しばかり否定的なことを言われたため、自分は迷惑なお母さんになっているのでは気にされているようです。何も落ち込むことはありません。これからも観に行って良いと思います。とはいえ、3つほど気をつけてほしいことがあります。良かったら参考にしてください。サカイク公式LINEアカウントでイベントや最新情報などをお届け!■見学したい理由をコーチに伝えておこう1つめ。メールを読む限り、お母さんはとてもピュアにお子さんのサッカーに向き合っているようです。であれば、その気持ちをまずは担当コーチの方へ伝えておきましょう。その際に、自主トレのときは一緒に子どもとボールを蹴らせてほしいこと、練習に入る前には引き揚げて静かに見守るつもりであること、自分の息子だけでなくチーム全員を応援したいと思っていることなどを話してください。そして、それについてコーチに意見を求めてください。多くの場合、まったく構わないと答えると思います。もし何か問題があるのならば、すでにお母さんに話しているはずです。ただし、この一言を忘れないようにしましょう。「子どもたちの様子を見て、ちょっと邪魔かなと思ったらお声がけください」そのくらい謙虚に伝えておけば大丈夫でしょう。練習前にお父さんが子どもとパス回しなどしてボールを蹴っている姿をよく見かけます。お父さんはOKでお母さんはNGというのはおかしいですよね。コーチのコンセンサスがとれていればまったく構わないと思います。しかも上手くなっているなんて素晴らしいじゃないですか。■「過干渉になっていないか」については見直してみよう2つめ。ご自分が過干渉になっていないか、見直してみましょう。上記のようにコーチと話をしたことを伝え、自分は純粋にサッカーが好きになったのだと伝えてください。それよりも、夫が「顔が本気過ぎて、ガードマンみたい」と表現したことが気になります。果たして、子どものサッカーにのめり込み過ぎてはいないでしょうか。今はまだ息子さんも低学年ですが、徐々に勝ち負けが気になったり、プレーの出来栄えが気になり始めるかもしれません。今現在のピュアな気持ちから結果主義になってしまうと、息子さんが苦しくなります。お母さんも自覚があるようで「超高齢出産での一人っ子ということもあり、子離れのできない過保護な母といえるかも」と書かれています。過保護だと感じるのであれば、接し方を変えましょう。そこを改めず、見たいから見に行く、世話を焼きたいから焼くという態度では子どもを尊重していないことになります。ケガをしないか、体調不良にならないかと不安になる気持ちはわかります。が、その不安はそこにいるコーチやお子さんを信頼できない証とも考えられます。不安を少しずつでも信頼に変える努力をしましょう。夫に再度、自分がどんなふうだったのかを確かめ、お母さん自身が息子さんのサッカーに多くを求めていないか。依存していないか、息子さんは心からサッカーを楽しめているのかどうかを点検してみましょう。■子どもが親の見学をどう思っているか、を聞いて行動を変えることも大事3つめ。見学するのは構わないのですが、お母さんが挙げた「見学したい理由」については少し考え直す必要がありそうです。1.子どもの怪我や体調不良への対処をしたい。この対処をするのは、子どもを預かっているクラブ側の責任です。練習が始まると親御さんたちは帰宅するようで練習当番など親のサポートは必要なさそうです。ということは、民間のクラブでしょうか。もし少年団だったとしても、練習や試合をしている時間や空間は基本的に選手とコーチのものです。もちろん、偶然居合わせ必要そうであれば手助けするのは構いませんが、基本的にチームに任せる姿勢を保ちましょう。2.子どものサッカー練習を応援したい。練習を見学するのは構いませんが、その都度息子さんの気持ちを聞いてあげてください。中学年、高学年になって思春期に近づくと、子どもによっては親と距離を置きたいと感じるケースもあります。3.自分も上手になりたい本気で上手くなりたいのなら、ママさんサッカーのチームに所属して汗を流してはいかがでしょうか。すでにお伝えしましたが、少年サッカーはあくまでも子どもの場所です。そこは認識しておきましょう。■親子ともに、楽しくサッカーの入り口に立っている。今後必要なことは......(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)以上、私の指摘はもしかしたら考え過ぎな部分もあるかもしれません。メールだけでは、お母さんがどんな態度で練習や試合を観ているのかはわからないので、少しばかりシビアな見方をしてみました。お母さんと息子さんはともにサッカーを始めたばかり。とても楽しそうにサッカーの入り口に立っているように見えます。今の気持ちを忘れずに、楽しくプレーできる環境を考えながら一緒に歩んでいってください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)。
2022年09月14日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんはいませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。 今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードをご紹介します!次のターゲットは…私の親!?保険の営業の仕事をしているママ友が、私にも営業をしてきて困っていました。私がいない間に私の親にも営業していたことも…。本当に迷惑だったので強めに断ると、ようやく諦めたらしく、ちょっと安心していました。しかししばらくして、また私の親に突撃訪問して、今度は投資の話をもちかけていたようで…。忙しいと断ると「今度でいいから」と引き下がらず…玄関で立ち話をするだけだろうと思い、仕方なく承諾したら「友達も連れてきますね」と言って、上司を連れてきて…出典:lamireそのあと「やはり興味がないから」と一緒に断りに行ったのですが、親はかなり困っていました。私がいない間に親を困らせて…本当に腹が立ちます。(女性/無職)近所のママが上から目線で…近所の年上ママのお話です。やたらと仕切りたがるし、学校の役員をするように指示をしてきます。また、子どもの学年が上なので、「自分の子どものときはこうだった、ああだった」と上から目線でアドバイスしてきます。言われるがまま、私と別のママは役員を引き受けることに。その後も、「ああしたらいい、こうしたらいい」と聞いてもいないのに上から目線で指示され…。しかし後から、そのママ友は役員を一度もしたことないことが明らかになりました。まるで経験済かのような語り口だったので驚きました。正直、本当に迷惑でした。(女性/会社員)いかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。以上、ママ友トラブルエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年08月12日詐欺やなりすましなど、受信した人に害を与える悪質な『迷惑メール』。対処を間違えると、被害が大きくなることもあるため、どのような『迷惑メール』があるのかを知っておくに越したことはないでしょう。中原るん(nkhrrun)さんは、以前上司から迷惑メールの相談を受けたといいます。知り合いを装うメールを怪しく思った上司は、中原さんにメールの文面を見せてきました。漫画が原作である『サザエさん』のキャラクターを装った迷惑メールが届いた、中原さん。『サザエさん』のストーリー上、ありえない設定に興味が沸いて、つい返信してしまったといいます。すると、中原さんのメールアドレスや電話番号などが現在も使用されていることが相手にバレて、さらに迷惑メールが届くようになったのでした!巧妙とは思えないような迷惑メールも、相手の興味を引けたら、十分な役目を果たしたといえます。中原さんの経験を参考に、面白い文面の迷惑メールでも、興味本位で返信しないように注意したいですね![文・構成/grape編集部]
2022年06月24日多くの人が直面する親の介護問題。時間だけではなく、お金までかかったらたまったものではない。親の介護のコツは親のお金で行うこと。専門家が解説するーー。「“人生100年時代”といわれています。親の介護期間が長くなれば、そのぶん介護費用の負担も増加します。子どもが親の介護で苦しまないためにも、原則“親の介護は親のお金を使う”と決めておくことです。そうすれば、介護破綻を防ぐことにつながります」こう語るのは、『親の介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)の著者で、介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さん。「2021年度 生命保険に関する全国実態調査」(生命保険文化センター)によると、在宅介護にかかる自己負担額は、月平均で4万8,000円。施設介護の場合だと、月平均12万2,000円もかかるという。また、同調査における介護期間の平均は5年1カ月。全体の17.6%の人が「10年以上」介護をしているというから、長期化のリスクにも備えなければならない。「親の介護費用を過度に負担したことで、子どもの教育費などにも影響を及ぼし、夫婦関係がギクシャクしてしまうケースも少なくありません」(太田さん・以下同)そこで太田さんに、世話をする子どもが損をせずに、親のお金で介護費を確保するための5ステップを指南してもらった。【1】親の財産を把握する「介護費用というのは、“いくらかかるかではなく、いくらかけられるか”が大事。そのためには、親の懐ろ事情を事前に知っておくことがとても重要となってきます」(太田さん・以下同)そもそも、親がどれだけお金を持っているか。ほとんどの子どもは知らないという。「親の年金額、預貯金、株、不動産、どのような保険に加入しているか、さらに借金の有無などを知っておくことで、どんな介護ができるか見えてきます」別居している子どもの場合、親が住民税課税世帯か非課税世帯なのかさえ、把握していないケースが多いそうだ。「もし非課税世帯であれば、医療費や介護費などの負担が軽減されます。ぜひ、親が元気なうちに財産の状況を聞いておきたいですね」しかし、普段からコミュニケーションが取れている親子なら聞きやすいが、そうでない親子も多い。子どもから突然お金のことを聞かれたら、怒りだしたり、戸惑ったりする親もいるだろう。「保険の話をきっかけにするのが有効です。たとえば、“私、〇〇という保険に入ったんだけど、お父さん(お母さん)はどんな保険に入っているの?”と聞いてみる。自分の情報を開示しながら、話を切り出せば、会話がスムーズになります。話の流れで、徐々に年金や預貯金の話に広げていく」また、親の確定申告を代わりにやることで、通帳や保険内容などをチェックすることもできる。もちろん、親に介護のことが心配だからと伝えて、ダイレクトに聞いてみるのも手だ。月々の年金額も含めた親の懐ろ事情が把握できたら、月にどれだけ介護に対してお金を使えるか、見えてくる。【2】代理人カードを作る要介護状態になれば、親は気軽に銀行に行けなくなるだろう。買い物や公共料金の支払いなど、日々の細かい支払いを肩代わりしているうちに、大きな負担になってしまうことも。「年金が振り込まれる親の口座のキャッシュカードをもう1枚作りましょう。これは本人以外の親族でもお金を引き出せる『代理人カード』と呼ばれるもので、多くの金融機関が対応しています。ただし、口座名義人が申請して作るものなので、親と相談したうえで、親が元気なうちに金融機関に同行して作っておきましょう」親のために使うお金は、親の口座から引き出したもので払おう。【3】「預かり金」の活用を検討する親からまとまったお金を預けてもらう方法もある。「たとえば、親の定期預金500万円を解約して、将来介護費用として使用するための“預かり金”として、新たに子ども名義の口座を作ります。その際、親子間で“覚書”を交わす。預かり金であれば、贈与税はかかりません。介護が始まったら、その口座から費用を出金する。親が亡くなった時点で残金があれば、そのお金は相続財産となります」相続や税金のトラブルを防ぐためにも、介護にかかった費用の明細と領収書は必ず残しておこう。【4】任意後見人契約を検討する本人に代わって財産管理や介護契約などを行うことができる「成年後見制度」というものがある。「この制度は、裁判所が後見人を選任する『法定後見』と、本人(親)が成年後見人を指名して契約する『任意後見』に分類されます。後者の『任意後見』は本人の意思によって決めることができるので、親が子どもを指名できます」親が元気なうちに、任意後見契約を結んでおけば、将来的に認知症になってからの財産管理や契約などをスムーズに行える。一方、「法定後見」の場合は、親の判断能力が低下したときに、成年後見人が必要と感じた親族らが申し立てを行って、裁判所が後見人を選任する。「必ずしも配偶者や子どもが後見人になれるわけではなく、面識のない弁護士や司法書士といった第三者がなるケースが多いようです」親の口座から介護費用を引き出したい場合でも、第三者の後見人にいちいちお願いして判断を仰がないといけなくなるという……。【5】地域包括支援センターに事前に話を聞く最後は、親が要介護になっても慌てないための情報収集!「はじめて介護をすることになると、不安や疑問、わからないことだらけです。各自治体には高齢者とその家族が気軽に無料で相談できる『地域包括支援センター』を設置しています。事前に親の住む地域にあるセンターに連絡して、親が要介護になったら“どんな介護サービスを利用できるか”“費用の軽減制度は?”など、介護に関するさまざまな情報をリサーチしておく。そうするといざ介護となっても慌てずに準備できます」長期化する介護期間を乗り切るためにも、親の介護は親のお金で賄う時代なのである。
2022年05月20日受信した相手をだまし、個人情報や金銭などを狙う『迷惑メール』。時代に合わせてだます手口が変わり、迷惑メールだと判別しにくいものが次々と登場しています。迷惑メールの被害を減らすため、ネット上ではある取り組みが始まりました。その名も、『みんなでシェアして、みんなを救おう。#迷惑メール展』!1日7.5億通を超えるとも言われる、迷惑なメールやメッセージ。この被害に遭う方を減らすために「 #迷惑メール展 」という活動をはじめます。もし迷惑な連絡が来たら、 #迷惑メール展 をつけて、どうかシェアしてください。そのシェアがだれかを救うはずです。 #みんなでシェアしてみんなを救おう pic.twitter.com/4xHnzVTUmE — #迷惑メール展 (@meiwakumailten) February 15, 2022 『サイバーセキュリティ月間』の期間に合わせ、2022年2月15日から同年3月18日まで、株式会社NTTドコモがオンライン上で開催。多くの人が被害を未然に防げるよう、特設サイトでは、業界別や手法別にカテゴリ分けし、実例をあげて紹介しています。また、Twitterではハッシュタグ『#迷惑メール展』を付けて、届いた迷惑メールのシェアをするよう呼び掛けています。多くの人がシェアすれば、迷惑メールの最新の手口について、情報が集まりそうですね。取り組みに対し、ネット上では「面白い取り組みだ」という反応が上がっています。・出会い系の迷惑メールが無限に届くから、ぜひみんなにシェアしたい。・日本語の違和感で分かるのは『迷惑メールあるある』だなあ。・普段利用している、Amazonやメルカリ、佐川急便とかを装った迷惑メールにはドキッとする。・迷惑メールへの振り分けを設定しても届くことがあるから、警戒は大切。また、Twitterには「著名人のふりに失敗した、『山P智P』からメールが来たことある。俳優とかで活躍中の山下智久さんなら『山P』でしょ」「『口座に12億円振り込みたい』ってメールが来た」などの体験談が、早速投稿されています。みなさんも、ハッシュタグ『#迷惑メール展』を付けて、送られてきた迷惑メールをシェアしてみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2022年02月16日子供にとって、遠足はテンションが上がる一大行事。自分が子供の頃、「遠足の前日は、楽しみでなかなか眠れなかった」という人もいるのではないでしょうか。なかッち(@nkc_papa)さんは、子供の頃に体験した、遠足にまつわるエピソードをTwitterに投稿。内容に、親目線で共感する人が相次いでいます。遠足の前日、子供のひと言に親が絶句した理由話は、投稿者さんが小学校1年生だった頃にさかのぼります。遠足に行けることが嬉しいあまり、親にサプライズで伝えようと思った投稿者さん。前日の夜、突如として、親に遠足がある旨をハイテンションで伝えました。「実は……明日は遠足でーす!」小学校1年生の時、遠足が嬉しくてワクワクして親にサプライズで教えてあげたらきっと喜ぶだろうと思って前日の夜に「じつは〜……明日は遠足でーす!」って発表したらしばき回された事がある。— なかッち破天荒先生 (@nkc_papa) June 13, 2021 「親も喜ぶだろう」と思っていた投稿者さんですが、どうやら怒られたようです。子供が遠足に行くとなれば、当日のお弁当やお菓子、雨具など多岐にわたる準備が必要になります。投稿者さんの親は、「もっと早くいってほしかった…」と思ったのでしょう。投稿に対し、子供がいる人からは「親の気持ちが分かる」と共感が相次いでいます。・心臓に悪いひと言ですね…。でも無邪気!・怒る前に、思わず絶句しそうです。嬉しい気持ちは分かるけど、やめてほしくなりますね。・「母ちゃん、ごめん」と今ならいえます…。でも笑いすぎて、腹筋が崩壊しました。子供がやけに楽しそうな様子を見せていたら、遠足の予定がないかを確認しておくといいかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年06月24日夫に子どもを預けて、たまには一人でゆっくりおでかけしたいですよね。でも、家に帰ると子どもがあざを作っていたり、ひざをすりむいていたり…。理由を聞くと「大したことないよ。目を離した隙にちょっと…」と苦笑いする夫。でも、笑ってすませられることではないこともあります。東京消防庁発表の 「救急搬送データからみる日常生活事故の実態」 によると、5歳以下の子どもが事故に合う場所は約7割が家の中。つまり、ほとんどの場合は親と一緒の時に起こっており、そのうち約10人に1人の割合で入院が必要な中等症以上となっています。どうして、親がそばにいながら、子どもの事故は起こってしまうのでしょうか? その理由を紐解いていきましょう。■子どもの事故、実は「親の脳タイプ」が原因になっていることも?一般的には、切り替えがうまく、複数の異なる作業を同時進行できるのがマルチタスク悩。一方、「今、目の前のこと」を最重要と捉えて打ち込む傾向がある方は、シングルタスク悩といわれ、他の作業を同時進行で進めることは苦手なようです。どちらの悩タイプなのか、見分け方としては「1日1回以上はやり忘れがある」かどうかで判断します。例えば、ゴミ当番なのに出し忘れた、頼まれた買い物をし忘れた、郵送物を出し忘れたなど些細なことで構いません。やり忘れて落ち込むことが1日1回以上あり、それが続く人は、シングルタスク悩の傾向が強いといえるでしょう。家事育児は、さまざまなことを同時進行で進めないといけないことが多いため、マルチタスクだといえます。小さいお子さんのいるご家庭なら、夕方はまるで戦争のような忙しさ。たとえば、子どもをあやしながら夕食の下ごしらえをして、早めに子どもと一緒にお風呂に入った後は、子どもの支度をしつつ自分も身支度を整え、夫の帰宅に合わせて夕食の仕上げをし、食器を洗いつつ洗濯機を回し、子どもを寝かしつけながら翌朝の朝ごはんのメニューを考え…。こういった家事育児をこなしつつ、子どもに危険が及ばないよう常に目配りをする必要があります。そのほかにも、入浴後、必ずお風呂のふたが閉まっているか確認している、料理の後、使った包丁はすぐしまっている、包装ビニールはふた付きのゴミ箱にすぐ捨てているという方がどれくらいいるでしょうか。これらはすべて、子どもが重篤なケガをする原因となるものばかりです。目の前のことをこなすだけが家事育児ではありません。それをする(もしくは、しない)ことで、その後どういったことが起こるかを想像しながら同時進行で進めるマルチタスク処理能力が求められます。子育てでは、「まさか◯◯するとは思わなかった」「ちょっと目を離しただけなんだ」という言い訳は通用しません。自分がどちらの悩タイプの傾向があるのかをまずは把握することが大切です。■コロナ禍で子どもの事故が起こりやすくなっている?まだまだ収まる兆しの見えない新型コロナウイルスの流行が、子どもの事故を誘発する可能性があります。毎日出社していたのがリモートワークに変わり、慣れないオンライン会議を重ね、家族がすぐそばにいる環境で仕事をするなど、まったく新しい形態で働くことが求められている方は多いでしょう。しかし、シングルタスク脳タイプは、仕事とプライベートを切り離すのが難しく、頭の切り替えができない人が多いようです。また、いつもとは違うルーティンで仕事をするのも向いていません。たとえば、別室で仕事をしていても、家族の気配に気が散ったり、子どもの声が気になってオンライン会議に集中できないなどで、いつもより仕事の効率が落ちて焦ってしまうケースは少なくないようです。一方、家で仕事をするようになってお互いに気をつかう反面、大人が常にいる安心感もあるでしょう。そのため夫婦間で、「すぐ戻ってくるから買い物の間、子どもを見てて」「今日の保育園のお迎えをお願いできる?」とついつい頼みごとも多くなります。互いに「わかった」と安請け合いしがちですが、マルチタスク脳と違い、シングルタスク脳は集中しがちです。目の前の仕事で頭がいっぱいになり、子どものことをきれいさっぱり忘れてしまうことがあります。実際、仕事に集中するあまり娘さんの保育園のお迎えを忘れてしまい、夜8時頃、保育園からかかってきた電話で初めて思い出した、というケースもあります。このように、シングルタスク脳の方は、仕事をこなしながら子どもに目を配ることが苦手で、仕事に集中すると子どもの存在を頭から消してしまうため、「ちょっと目を離した隙に…」「そんなことをするとは思わなかった」という事故が起きてしまうのです。コロナ禍によるリモートワークの増加で、これまでは「シングルタスク脳のうっかり」ですんでいたことが、子どもの事故につながりやすくなっているといえます。■安心して子育てをするための事故防止と対策では、シングルタスク脳は子育てができないかと、いうとそうではありません。マルチタスクをこなすのは苦手であることを自覚し、対策を立てれば事故を予防することができます。シングルタスク脳の傾向がある方は、うっかりを防ぐために以下の2つを意識することが重要です。・時間を短いスパンで意識すること・育児のルーティンを習慣化することシングルタスク脳は、仕事に集中しすぎる傾向にあるため、短いスパンで時間管理をしたり、子どもに関わる用事を思い出す必要があります。そこで、スマホや時計のタイマー機能を上手に活用して、音や振動で子ども関連の用事を思い出すようにするといいでしょう。また、子どもに関することを、いつものルーティンと結びつけて習慣化することも大切です。例えば、子どもを保育園へ連れて行く時に忘れ物が多いようなら、出かける時にいつも持ち歩くスマホや家の鍵と子どもの荷物を一緒に置いておくといいでしょう。また、パソコンや掛け時計など、必ず定期的に見るところに、子ども関連で忘れてはいけないことをメモして貼っておくのもおすすめです。例えば、脱衣所の時計の横に「お風呂のふたは閉めた?」と張り紙をしておけば、必ずふたを閉めるようになり、目を離した隙に子どもがお風呂でおぼれる心配もなくなります。自分は、シングルタスク脳タイプとマルチタスク脳、どちらのタイプなのかを見極め、シングルタスク脳の傾向が強い方はぜひ上記の対策を試してみてください。続けていくことでコロナ禍の新しい生活様式や、子育てが習慣化し、「うっかり事故」を予防できるでしょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年01月30日あなたの親は、あなたをどんな風に育てましたか?親が無意識に子どもに求めた生き方を、私たちは時として「呪い」として深く刻み込んでいます。そのひとつが「あなたならできる」という期待の言葉。でも、できるという期待は裏側に「できない私はダメ」というプレッシャーが含まれています。その言葉の呪い、どうやって解いていけばよいのでしょうか。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 83「あなたならできる」親からの呪いを抜け出すために知りたいこと「あなたならできる」親からそんな言葉をかけられた経験はありませんか。現在放送中のテレビドラマ『私の家政婦ナギサさん』が話題になっていますが、人気の秘密のひとつが、母親から主人公にかけられた言葉の呪いだといわれています。あなたならできるというフレーズには、一見すると相手への信頼とポジティブな期待を感じますが、当人からするとそうでもないことも…。例えばここ一番に「あなたならできる」と言われたら、頑張ろうという前向きな気持ちになるものですが、日常的に「あなたならできる」を刷り込まれていると、逆にできない自分を激しく責めてしまうことになります。そして悲しいことに、親の声がけのほとんどは後者であることが多いのです。親からの信頼と見せかけた過剰な期待は、子どもからすると良くないプレッシャーにしかなりません。では親からの呪いの言葉で自分が染まりきっている方はどうしていけば良いのでしょう。大切なのは「できる
2020年08月20日親に言われたり、されたりして傷ついたエピソードを、20~30代女性の集まるアンアン総研メンバー200人にリサーチしました。親の立場になってみれば、わからなくもないセリフもありますが、多くは「酷い」のひと言につきます。これから親になるみなさん、既に親となっている方も、ぜひとも反面教師にしてくださいね!文・田中亜子【アンアン総研リサーチ】いまも忘れない! 親の非情な言葉「いろいろありましたが、一番呪いになっているのは『こんなに美人な私から(母はかつてモデル)、こんなデブでブスな子どもが生まれるとは思わなかった』です」(30歳・公務員)「兄と弟がいるのですが、お手伝いは私にしか頼まず、私がなんで私にばかり頼むのと聞いたら、『女の子でしょ!』と言われたこと。何かにつけて女の子なんだからと兄弟と扱いが違っていた」(32歳・主婦)「親の立場に立てば理解できる話ですが、中学生の時に将来なりたい夢を話したら『あんたには才能がないからムリだよ。普通の会社に働いて暮らしなさい』みたいに言われたこと。自分にもし子どもができたら、もう少しうまく伝えてあげたいなと思います」(31歳・自営業)「勉強して現役で国立大学に合格することができたのですが、それを親に報告したら『今からでもいいから医学部医学科を受け直さないか?』と言われ、大人になってからも『医者になっていたらよかったのに』と言われます。確かに医者になっていたら給与は格段に上だったんでしょうけど、言われるたびにもやもやします」(32歳・専門職)「『バカばっかり産んで』っと泣きながら自分のお腹を叩く母親。子ども達はすごい学歴でもないので本気の発言だったのだろうが、忘れられない」(34歳・会社員)どれも怒りが湧いてしまうきっかけがあって出た言葉だと仮定して、親もひとりの人間。頭に血がのぼり、理性を失ってしまうこともあるのかも。それでも、子どもの前では、いつも笑顔であり続けたいものです。信じられない! 親の最低な行動「門限を破ってしまい、母親からかかと落としされた」(32歳・会社員)「揉めるとすぐ暴力に結びつける父。でも、初めて私が父を倒してからは、父の暴力はなくなった」(34歳・公務員)「夏休み、友達に会えないように、服を全部捨てられたり、携帯を取り上げられたり、電話線を切られた」(31歳・自由業)「父親と大喧嘩した後日、家の鍵が知らない間に変わってて家に入れなかった」(27歳・会社員)「何かで怒らせたらしく。自分の誕生日会前日の夜に買いに行ったジュースを、帰り道の途中でその場に全部捨てられた。いまだに忘れられません」(30歳・会社員)「子どものころ、肺炎で入院しているとき、お見舞いに来てくれた両親が「車を見てくる」という嘘をついて帰ったこと。話の途中で、そういったので私は病院のベットでずっと待っていた。看護婦さんに帰ったことを知らされて嘘をつかれたことを知った。素直に言えばいいのに、なんで嘘をつくのか疑問で悲しかった」(30歳・自営業)思春期になり、反抗的な態度をとる子どもに、親はつい手を出してしまうかもしれませんが、いかなる理由があっても、暴力はいけません。別の方法を模索して親子関係を少しでも良好に保ちたいですね。最後に、自分の親ではない大人から傷つけられたエピソードもご紹介します。「両親は共働きだったので、私はかぎっ子でした。けっこう頻繁に周りの親たちから、『さみしい思いしてない? かわいそうに』などと言われていて、それが普通と思っていた自分は、その生活を楽しんでいたのですが、あまりにも周りが言うものだから、“私ってさみしい子なの?”“私ってかわいそうなの?”と思うようになりました。例えかわいそうと思っても、それがしあわせな子もいるのだから、周りはとやかく言うことはないと思いました。私は、働く母を尊敬してるし、それが誇り。私が親になって、鍵っ子ちゃんがいても“お母さんかっこいいね!”って言いたいです」(33歳・専門職)これは独身の方や子どものいない人にも刺さるお話ではないでしょうか。何気ない言葉が子どもを傷つけることもあります。言葉の持つ影響力を考え、相手の立場になる想像力を働かせて、軽はずみな言葉かけは慎みたいものですね。©Esther Moreno Martinez / EyeEm/Gettyimages©ljubaphoto/Gettyimages
2019年08月18日公共の場では静かに、邪魔にならないように…。子どもとのお出かけは周囲への気遣いでドッと疲れるというママ、多いですよね。わが子を育てるのはもちろん自分だけれど、どうしてここまで周囲に気を遣わなければならないのでしょうか?今回は「子育ては親だけに責任がある」という世間一般の風潮や子どものしつけについて 『今日からしつけをやめてみた』 (主婦の友社)を監修された柴田愛子先生にうかがいました。お話をうかがったのは…「りんごの木 子どもクラブ」代表 柴田愛子先生「子どもの心により添う保育」をモットーにした「 りんごの木 子どもクラブ 」代表。絵本作家。 保育者。育児書の執筆、雑誌への寄稿だけでなく全国で保育者向けセミナーや母親向け講演会をおこない支持を得る。NHK『すくすく子育て』出演。園で行っている「子ども達のミーティング」はテレビ・映画で取り上げられ「子どもの力を最大限に引き出している」と話題に。■子どものしつけ「それって、おかしくない?」――先生は 『今日からしつけをやめてみた』 のなかで「ママを脅かすしつけはいらないのでは?」という提案をされていますよね。では、ママやパパ自身が「子どもにどうしてもこれだけは伝えたい!」というしつけについては、どのようにお考えですか?柴田愛子先生(以下、柴田先生):そうね。伝えたいことってあるわよね。例えば「出されたものは食べる」というのがある。それは、残さず食べてほしいと思う「根拠」があればいいと思うの。――根拠、ですか…?柴田先生:「残さず食べなさい」というしつけの理由として「残したら、つくってくれた人に失礼でしょ」という人がいる。これ、ちょっと変じゃない…?つくってくれた人がいるのは分かるけど、だからおなかがいっぱいでも、すごく苦手なものでも苦しみながら食べなさいってことでしょ。それは、ちょっと変かなと思うのね。――残さず食べるのはいいことだと思うし、自分も親からそういわれてきました。でも、はっきりとした根拠ってなかったかもしれません。柴田先生:前にりんごの木クラブで遠足に行ったとき、お弁当がひっくり返ってしまった子がいた。中身は焼きそばだったんだけど、落とした子はそれを拾ってね…。1本ずつ水道の水で洗いはじめたの。――え…!柴田先生:洗った麺をお弁当箱に戻して、ゆすいで、食べはじめた。私は「え、食べるの?」と聞いたの。そしたら「そうだよ、食べなきゃいけないんだ」というのね。結局、全部食べたのよ。――全部ですか…!柴田先生:そのあと、子どもを迎えにきたお父さんに聞いたの。「お宅は、食べ物は残しちゃいけないとしつけているんですか?」って。そしたら「そうなんです」って。「どうして、そうやってしつけているんですか?」と聞いたら「僕の家は裕福じゃなかった。だけど食べることは親がきっちりやってくれたから、今の僕の体がある。僕はこの体があるから今、家族を養っていける。だから親に感謝している」と。――ふむむ…。柴田先生:そして「これ、やり過ぎですか?」って私に聞いたのね。だから「お宅のお子さんだから、それでいいと思います」と答えたの。それにね「妻はけして料理が得意じゃない。その妻が一生懸命つくっている姿を見たら、残していいっていえないですよ」だって…。いいお父さんでしょ! でも、お母さんは「落ちたものは食べなくても良かったのに…」って。そしたら、お弁当を落とした子は「え? 食べなくて良かったの?」だって。今度からこの子は落としたものは食べなくていいって分かるわよね。――そうか…! そうですね。食べなくていいときもあることが分かりましたね。柴田先生:こんなふうに、しつけはそれぞれの家によって違う。だから世間一般のしつけを取り入れたら数十、数百あるかもしれないけれど、親が大事にしていることを子どもに教えていけばそこに大きな柱ができる。そのあと、子どもがどう育っていくかは、その子の問題。苦しかったらしないし、感謝していたら同じようにやっていく。そうやって、つないでいくものなんじゃない? 親の思いを受け継いでいくことのほうが、きっと大事だと思う。■もっと頼って、もっと迷惑をかけて! 孤独をはね返す豊かな子育て――自分流のしつけでいいんですね…! 子育ての一般論にあてはめるより、自分流でやると自分もしっくりくる感じがします。柴田先生:そうね。お母さんはいろいろなものに脅かされることが多い気がするし、人を頼らない人も多い。「他人に迷惑をかけちゃいけない」というお母さんもいるわね。――あ、私もそうでした。夫も頼りにならないし、子育てはひとりでやらなきゃいけないものだと…。柴田先生:うんうん、そういうお母さんには「迷惑はかけるもの。迷惑をかけて人は生きていく。かけないのは孤独でしかない」って私はいうわね。――迷惑をかけたくない、と思うのは孤独…?柴田先生:迷惑をかけて、かけられるような人間関係をどれだけ築いているかが、お母さんや子どもの豊かさであると思うの。迷惑をかけられる人を何人持っているか。それが「生きやすいこと」につながる。りんごの木クラブでも具合の悪いお母さんがいると、おうちまで子どもを送り迎えするのね。お弁当をつくったりして。子育ては思うようにいかないものだから、自分が動けないときに「お願い!」っていえる関係を持っていると、生きやすいじゃない? 国や行政に頼ってもなかなかうまくいかないから、そんなときは地域力、友だち力なんかが力を発揮するわね。――何かあってもお願いできる人が側にいれば、ママも心強いですね…。柴田先生:そうね。でも、なかにはお手伝いしたら「本当に申し訳ない…」って私に謝るお母さんもいた。だから私は「頼まれるって、うれしいんだよ」と伝えたの。「お願いできますか?」といわれると、私が役に立てる! って、うれしくなる。あなたには申し訳なく思うことでも、私にとってはうれしいことなのって(笑)。――そんなふうにいわれたら、泣いてしまいます(涙)。柴田先生:「何かお返しがしたい」といわれたけど、それは違う人にするといい。ありがたかったことは「ありがとう」っていえばそれでいい。その人に返すのではなくて、今度は違う人の役に立つ。元気になったときに、頼まれたらうれしいって思う出来事がきっとあるから、そのときのためにお返しはとっておいてほしいわね。■子どものしつけは親だけの責任?――少しずつでも人を頼りにできたら「私はひとりなんだ」という子育て中の孤独が薄らいでいきそうですね。そもそも「まわりに迷惑をかけたくない」という思いは「子育ては親がするもの」という世間一般の空気感が影響しているようにも思えます。柴田先生:しつけって「子どものため」というより、周囲の目が怖いからやっているのかもしれません。例えば、電車の中で子どもが騒いだら「しーっ」というでしょう? でも黙るのは一瞬(笑)。親だって困ってるのよ。――そうです、そうです! いちばんなんとかさせたいと思ってるのは私たちなんです…!柴田先生:そうよね。そんなときって、親じゃない別の大人が「うるさいよ」っていえばいいと思う。子どもは親じゃない人からいわれると、ビクっとするわよ。――確かに、すごくびっくりしそうですね(笑)。柴田先生:困っている人に対して「親であるあなたがなんとかしなさい」って冷たくない? いくつになっても子どものことは親のせい。一生、親が責任を持っていかなきゃいけないなんて、そんなバカな話ある?――私も、そう思っていいんでしょうか…?柴田先生:子どもと大人は生まれたときから違う人間で別人格なの。だから、子どもがうるさくしたときに「本当に困っちゃうよね。元気なのはありがたいんだけどね~」っていってくれる人がいたら、どんなにありがたいかって思う。「親だけがしつけなさい」という考え方は違うんじゃないかしら。――そういう考えの人が増えたら、肩身の狭い思いをするママもきっと減っていきますね。柴田先生:保育園の建設で反対運動があったりするけど、反対する人は自分の子育てのときはうるさいなんて思わなかったと思う。でも、静かな環境でずっと過ごしていると、気になるようになってしまうのね…。自分の不都合は、遠ざけて排斥する風潮なんでしょうね。何よりも自分だけが大事。子どもがいてこその社会なのにね。でも、実をいうと私も「うるさい」と思うことはあるのよ。遠足でたくさんの子どもたちが電車に乗ってきたりすると、車両を変えたくなったりします。でも、ふと子どもの表情が目に入ると、「ああ…そうか、うれしいのね」って、はしゃいでいる子どもたちの気持ちが伝わってくる。自分の遠足のときの光景さえ浮かんでくると「楽しんできてね」なんて気分になるのよね。子どもを物体として見ていると「自分を脅かすもの」に感じる人もいるかもしれないけど、そんなときは表情を見てほしい。人として見ると表情があって、自分自身に置き換えたりできるのね。――子どもたちの顔を見ると、気持ちが変わることもある…。柴田先生:そう。そう考えると「うるさい」と思うのは、こちら側に余裕がないときなのかもしれないわね。■しつけなくても子どもはできる! あなどれない「観察力」――先生、ここでちょっと疑問です。自分流に根拠のあるしつけだけを実践してみたものの、本当にそれだけで社会のマナーや礼儀などが身に付くのか、不安になるママもいるかと思うのですが…。柴田先生:そうね。いいエピソードがあるわ。あるとき、りんごの木に通っている4~5歳の子どもたちを、隣の保育園の園長先生が招待してくれたのね。お正月に獅子舞がくるイベントだった。イベントが終わったあとで園長先生が「今から年長さんは部屋の中でお茶のお点前をいただきます。一緒にどうですか?」と誘ってくれたの。――楽しそう…!柴田先生:でも「うちは無理です(たぶん、落ち着いていられない)」って断ったの。園長先生は「そんなこといわず、どうぞ」って…。だから子どもたちに「これからごちそうしてくれるようだから、おじゃましようか?」と相談したの。そうしたら、子どもたちは玄関のほうにバーっと走っていって、靴をきちんとそろえてなかに入ったの。りんごの木では一切靴なんかそろえないのに…。――「ここは、ちゃんと靴をそろえるべき」と分かっている…?柴田先生:そう。きちんとする場所は「分かってる」ってことよね。それから部屋の中でも正座してるのね。お菓子にあんこ入りのおまんじゅうが出たんだけど、あんこが苦手な子が中身を知らず、口に入れてしまった。ペッと吐き出すかと思ったら、私の顔を見て「どうする…?」って泣きそうな顔をしてるの(笑)。「紙に包んで…」と小声でいったら、紙にそうっと包んだのね。――ここでは、いつもみたいにペッと吐き出しちゃいけない、と思ったんですね。柴田先生:そうかもね。こんなふうに子どもは大人を見ている。それに大人がどういうことを好むか、分かっていると思うの。だから家の中ではちゃめちゃでも、外にいくと「おはようございます」っていったりするじゃない?外だと良い子っているわよね。これは外面が良いというより、場をわきまえる子なの。――場をわきまえる子…。柴田先生:保育園の園長先生に「ちゃんとした子どもたちですね」っていわれて、私「はあ…(苦笑)」って。そのあと「何か質問はありますか?」って園長先生がいったら、子どもたちは「はい! はい! はい!」って手を上げて。「なんで、これはこうなんですか?」って質問攻め。そこは空気を読むんじゃなくて、自分を持っている。そこでのふるまいを心得ているんだと思ったの。――場をわきまえて、ふるまう。知りたいこと、興味のあることは素直に聞く(笑)。その姿勢って、すごく理想的ですね。心にストンと落ちる。柴田先生のお話はそんな表現がぴったりです。「子どものことは親だけの責任」という空気感に「私がしっかりしなきゃ」「迷惑をかけちゃいけない」と息苦しくなっているママは多いのではないでしょうか。みんなが心にゆとりを持てるような社会。そのためにまずは自分の心を楽にしてあげようと思いました。参考図書: 『今日からしつけをやめてみた』 (主婦の友社)あらい ぴろよ (イラスト), 柴田 愛子 (監修)「小さいうちから、きちんとしつけないと…」そうしておこなわれる「しつけ」は子どもにどんな影響を与えているのか? しつけなくして、親子が笑顔になる方法はあるのか? 子どもの目に映る世界は、大人が見ている世界とは違うもの。親子でストレスの溜まる「しつけ呪縛」から解放される一冊。
2019年06月18日ウーマンエキサイトで人気連載中のモチコさんの記事 「『あの子、嫌い』という子どもの発言…親はどこまで口出していいの?」 には、ある日突然、娘ちゃんが幼稚園のお友だちのことを「嫌い」と言い出してしまったエピソードについて書かれていました。保育園や幼稚園は集団生活の始まりの場所です。小さな子ども同士だから、けんかやトラブルが起きることは当然だと思います。だけど、いきなり「嫌い」という強い言葉が出てくると大人はびっくりしてしまいますよね。そこで今回のアンケートでは、子どもの発言に悩んだことがあるかどうか。また、子どもの発言に関するエピソードについて聞いてみました。■子どもの発言に悩んだことあるが、約8割!子どもの発言に悩んだことがあるかアンケートを実施したところ、一番多い回答が「とてもある」48%、そして「たまにある」33%と続きました。上位の回答を合わせると、約8割の人が悩みを抱えているという結果に。「少しだけある」も合わせると、今回のアンケートでは87%もの人が、子どもの発言を気にしていることがわかります。Q1.子どもの発言にどう答えるか悩んだことはありますか?とてもある 48%たまにある 33%少しだけある 6%ほとんどない 7%その他 6%集団生活はお友だちと遊んだり、家庭ではできないことを経験できたりなど、たくさんのメリットがあります。しかし、家庭という小さな集団で生活してきた子どもにとっては、個人差はあるといえストレスを感じることもあるでしょう。お友だちとのけんかだったり、自分の思うようにできないことへの憤りだったり…。それらが子どものなかで積もることによって、大人がドキッとするような発言につながっていることもあるかもしれません。では、保護者の方は、子どものどんな発言に悩んでいるのでしょうか? 具体的なエピソードを見てみましょう。■「あの子、嫌い!」友だちへの拒絶に悩む親たち集団生活が始まると子どもにも人間関係ができ、そうなると「合う」「合わない」といった相性の問題からも避けては通れないのだと思います。大人であれば、「必要以上に関わらないようにする」などといった対策を自分で取ることができます。また、「嫌い」などの強い言葉を本人に言うこともないでしょう。でも、子どもはまだ発達の途中ということもあり、お友だちとの距離感を見誤ってしまうこともしばしばあるようで…。「3歳の息子の話です。遊ぶ女の子とはケンカが絶えず、会うと必ず揉めます。家でたまに『●●ちゃん嫌い!』とか『●●ちゃんにはコレ貸さないよ〜』と言うので、何とも言えずどうしたものかと思います。女の子に拒否されてしまう息子を見ると親としても悲しくなるので、息子がそう言うのもわからんでもない。ただ、仲良く遊べるときもあるのですが…」「年少のときから仲の良い双子の友だちがいるのですが、その子たちが、娘とケンカすると『キライ!』『もう遊ばない!』『嫌な子!』と言われることが。うちの娘は悲しそうな顔で何も言わず、泣くことを我慢していました。ケンカの原因はうちの娘にも悪い部分もあるので、『次から気をつけようね』という言葉がけしかできませんでした」「このあいだまで、『○○ちゃん大好き!』って言っていたのに、最近は『○○ちゃんはもう飽きた!』って言うんです。嫌い怖いもそうですが『飽きた!』はさすがに良くないし、お友だちに直接言わないように言いましたが、伝わってない様子…」仲良く遊んでいたのにちょっとしたことでタイミングが合わなくなったり、相手の拒否が強すぎてもめたり…。そんなとき、まだそんなに語彙の多くない子どもは「嫌い」という言葉で自分の感情をなんとか表そうとしているのかもしれません。「うちは小学4年生になりますが、同じように、『●●ちゃん嫌い!』と言ったり、芸能人も『この人嫌い』」とハッキリ言っちゃうので、わざわざ嫌いな人言わんでエエよと伝えてます。あまり聞きたくないですよねぇ。でも翌日に遊んで、『やっぱそんな嫌いじゃないわ』なんてケロッと言ってて、同じだなぁと思いました!」汚い言葉や気持ちよくない言葉を子どもが使ったときに、その言葉が相手を傷つけることは伝えていきたいところです。でもモチコさんのエピソードと同じように「嫌い」と言っていても、すぐまた一緒に遊んでいたというコメントも寄せられました。あまり深刻にならなくてもいいのかもしれませんが、でも、もしかしたら、なにか困りごとのサインという場合もあるかもしれない…。考え出すと止まりません!そして、本当にお友だち同士で問題が起こっている場合であっても、どこまで親が口を出していいのかも悩ましいところです。■子どもがだれかと比較するのは親が原因!?大人が不安に感じる子どもの発言は「嫌い」という言葉以外にもあります。たとえば、できる子とできない子を比べたり、友だちを「悪い子」だと断定したり…。小学生くらいのお子さんになってくると、あえて相手を傷つけるような言葉を使うこともあるようで、みなさん悩まれている様子…。どのように子どもの発言と向き合っていくのがいいのでしょうか。「幼稚園のとき『●●ちゃんはあれができなかった』『●●くんが怒られた』というマイナスな発言を聞くようになりました。きっとそこまでには何か理由があると思うけど、何だかモヤモヤ。でも考えたら親である私が『このあいだはこれできたのに、何でできなかったの?』など、他人や過去のことと比べる言葉をたくさん使っていたからだと気付きました。それからはなるべく褒めることを優先するようにしています。『いろんな子に優しくできると、すてきだよね!』など、なるべく具体的に」「わが家の息子は甘えん坊。できることも『ママ~お願い』とかわいく頼んで来ることもしばしば…。そこでまわりの大人が『4歳でしょ? できないの?』など言ってたら、ある日『●●くん、5歳なのにおしゃべりできないんだよ?』と…。成長のスピードはそれぞれだと言うことをわかりやすく伝えましたが、ドキッとさせられた発言でした」ご紹介したエピソードは、子どもの発言から、叱り方など親の側の普段の発言について考えさせられたというパターンです。子どもを注意するとき、ついつい「あの子はこんなこともうできているよ」とできる子を引き合いに出してしまったり、「昨日はちゃんとできたでしょ!」と過去と比較してしまったり…。子どもは良いことも悪いことも、どんどん吸収していきます。それこそ、小さい子どもは善悪の判断もあいまいで、覚えた言葉をただ使いたいだけという側面すらあるかもしれません。だから大人のほうこそ、普段の言い方を気をつけなければ…とあらためて感じました。「ある日、息子が『●●君な、悪い子やねん』と、その子のことを家で話し始めました。『だってな、みんなが座ってるときに立ってるし、並ばなアカンときに並んでないねん』と。少し返答に迷いましたが『じゃあ、息子はなにもかも全部カンペキにできる? 先生に注意されたりしない?』と聞くと、『あ、ホンマや、僕と一緒や!』と妙に納得した顔をしていました。このときは『みんな同じなんだよ』と教えてみました」「できることとできないことがあるのはみんな同じ」であり、「得意不得意は人それぞれ」…。大人になった今だからそう思えますが、成長途中の子どもにとっては、いろいろ経験して学ぶことのひとつなのだと思います。■子どもにとっての味方でいるために。親ができることは?ただ、家庭内で思ったことをなんでも言えるのは、子どもにとって悪いことではないような気がします。小学生、中学生と成長をしていって、もっと困ったことに直面したとき、相談をしてもらえないほうが親はつらいのではないでしょうか。ただ、「嫌い」という言葉はあまり聞いていて気持ちがよくない言葉。だから「どうにかしたい」と思うのもわかります。親はそのとき、どんな対応ができるのでしょうか?▼子どもなりの思いを聞く。嫌いは苦手野菜と一緒?「子どもには子どもなりの思いがあっての発言だと思うので、母親としては一旦は受け止めたいとおもいます。家の中でだけは、本音で話させてあげたいので」「うちも『嫌い』って言うときありました! とりあえず子どもの気持ちを肯定してあげます。そのあと話の前後の繋がりで相手目線からのお話をし、その子のいいところを聞いてます。嫌いじゃなくて苦手って言えるように誘導したり…小さいころは、苦手野菜と同じような感覚かなと」「まずは親の主観を挟まず、しっかり聞いてあげるように心がけてます。同じトラブルが数回あったとき、はじめて、対処方法を一緒に考えたり、先生に相談したりするようにしてます。子どもは、幼いうちは気まぐれで大人が思うほど、深刻な問題は少ないように思います。8年育児をしてきて、いまだからこそ、そう思います。幼少期は、小さなことで、いちいち振り回されてました」苦手野菜と同じような感覚の「嫌い」。これは、少し気がラクになりますね! まずは、子どもの主張に耳をかたむけることが、基本であって一番大切なことなのかも。▼子どもの言葉に親ができる具体策はある?子どもの発言に対しての具体的な対応案もいろいろと寄せられました。「いろんなところから仕入れてくる言葉のなかでも、相手に対して攻撃的な言葉は、やはりドキッとします。年長になった娘に、きちんと意味が説明できるように、私が昔に使っていた分厚い辞書を手元に置くようにしました。本が好きな娘には良かったようです。なぜなぜにも答えられ、親も助かっています。きちんと意味をわかって言葉を使える、相手にどんな風に届くのかを想像できるような大人に育って欲しいです」「習いごと先に苦手な子がいたようです。行きたがらないので『●●くんが苦手なの?』って聞いたら、『うん』と言ったので、曜日を変更しました。苦手な子がいるからといって、習い事まで嫌になるのは私もどうなのかなぁと思ったので」子どもの性格や普段の親子関係から、家庭にあった対応ができるのは理想的だなと思いました。習いごとなど、時間や曜日を変更することが可能な場合は、一度離れてみるという手もありますよね。子どもはたくさんの言葉をテレビやお友だちからインプットして、使ってみようとしますよね。だから、家庭ではできるだけ気持ちいいポジティブな言葉を使ってみると、子どももどんどん使ってみるような気がします。逆に、自身が子どものころ頭ごなしに「そういうことは言っちゃダメ」と注意され、傷ついたというエピソードもありました。「私が幼稚園のころ、母に『(私が)イヤって言ってることやるから、●●ちゃん嫌い』と話をしました。しかし母は私に『そういうこと言っちゃダメ!』とひと言。私は『そうなの? そうしたら先生にお話してみたらどうかな? でもお友だちに嫌いなんて言ったら悲しむよ』などの言葉が返ってくると思っていたのですが、まさかの返し。母は私の味方ではないのかとトラウマになってしまいました。自分の子どもには、同じ思いをさせないようにしたいと心から思いました」自分が子どものころに親から受けた対応って、けっこう覚えているものなんですよね…。それに納得がいっていなければなおさらです。家族に弱いところを見せられたり、愚痴が言えたりするのは、きっと家庭が安全地帯になっている証拠の気がします。まずは自分の気持ちを吐露できる場を作れていたことで親としての第一関門は突破できたと思えると、少し気持ちも落ち着きそう。子どもの意見にはしっかり耳を傾けつつ、必要なときにはアドバイスをし、基本的には見守ってあげられる…。こんな親を目指したいところだけれど、でもこれらは、大人同士のつきあいだって簡単なことじゃないですよね。「あの子、嫌い」は、子どもが家庭から外に踏み出していくなかで出会うチャレンジの1つかもしれません。人付き合いは一生続いていく課題でもあり、力にもなる。だから親子で一緒に、成長していかれるといいですね。Q1. 子どもの発言にどう答えるか悩んだことはありますか?回答数:206Q2. 子どもの発言についてエピソードやご意見を教えてください回答数:46アンケート集計期間:2019/3/21~4/18
2019年06月03日数年前から「毒親」という言葉を目にする機会が多くなりましたよね。「毒親」とは文字通り、子どもにとって毒になる親のこと。いわゆる、虐待する親などを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、子ども対して精神的にプレッシャーをかけたり、暴言を吐いたり、気分で振り回したりするのも「毒親」のようです。■あなたの家は大丈夫?家族の問題は、他の家と比べるのが難しいので、傍から見れば「毒親」でも、当の子どもは「これが普通」と思い、気づかないまま大人になるケースも多いもの。また、大人になってからも「毒親」に支配され続けるパターンもあり、そういう女性は恋愛や結婚をするうえで支障が出るという話も……。そんな「毒親」にまつわる本をご紹介しますね。あなたの両親は、毒親ではないでしょうか?■毒親の娘は自己肯定感が低くなる?『母がしんどい』(KADOKAWA)まず「毒親」の本と言えば、漫画家の田房永子さん。「毒親」関連の著書が多く、自身が親になってからも、子どもに対する自分の行動に苦しみます。そんな田房さんの代表作は『母がしんどい』(KADOKAWA)です。かわいい絵柄のコミックエッセイで読みやすいのですが、内容は壮絶。幼少期から社会になるまでの、母親の数々のエピソードが書かれています。個人的に強烈だったのは「ブラジャーを買ってくれない」(要は娘が年頃になることを認めない)というお話。「アルバイトや学校行事を邪魔され、参加できない」「娘の友達と仲良くなろうとする」などもびっくり。でも田房さんは、母親を嫌うなんて自分がいけないんだ、と罪悪感を持ってしまい親から離れられないのです。「バカ」「ブタ」といった暴言を吐かれても自分を責め、自己肯定感が低くなった彼女……。自己肯定感が低い人は「自分には人から愛される価値などない」と思い込む傾向があって、相手の好意を信じられなかったり、素直に愛情表現できなかったりしがち。だから恋愛下手な人が多いと言われています。また、親から認められる異性と結婚しなければ、という強烈なプレッシャーにさらされるようです。自分の親ももしかして?と思っている人にとってこの本は、何らかの気づきを与えてくれるかもしれません。■母娘は女同士だからこそ難しい『「毒親」の正体精神科医の診察室から』(新潮新書)2冊目は、精神科医・水島広子さんの著書『「毒親」の正体精神科医の診察室から』(新潮新書)。全8章で構成され、毒親の実態を論理的に説いている本です。症例も豊富で、「毒親」の被害にあっている当事者のケアだけでなく、親サイドの原因も分析。そして「毒親」に育てられた子どもの心のケア方法、問題の手放し方などにも言及しています。第6章の「こじれる母娘問題の『女』について」では、母と娘がまさに「女VS.女」の構図になっていることを解説。ここを読んで、娘の結婚には、少なからず母親が影響を与えていることがわかりました。「毒親」の存在に心を痛めている人は必読。「毒親」とは何かを学ぶのにもおすすめです。■恋愛下手な理由がわかるかも両親が「毒親」とまではいかないまでも、自分の恋愛観や結婚観に親が影響を及ぼしている、と感じる人はぜひ一読を!あなたの恋愛や婚活がスムーズに進まない理由が見つかるかもしれません。
2018年12月11日