●「グループとしていつか世界に」配信作品出演はチャンスアイドルグループ・なにわ男子の長尾謙杜が単独初主演を務めたAmazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』が、2月11日よりプライム会員向けに世界同時配信される。長尾にとって本作は、「デビューと同じくらい大きなターニングポイントになった」という。配信開始を前にインタビューし、本作出演がどのような経験になったのか、また、アイドルと俳優の相乗効果や、今後の目標など、話を聞いた。森絵都氏の小説『カラフル』を実写化した本作は、一度死んでしまった高校生・小林真の身体に乗り移る(ホームステイする)ことになった魂・シロが、100日間という期限の中で真の“死の真相”を探っていくミステリー。主人公のシロ/真を長尾が演じた。――『HOMESTAY(ホームステイ)』の話を聞いたときの心境を教えてください。マネージャーさんから聞いたときはびっくりしました。「僕ですか?」と。主演ってすごく大きなことだなと感じましたし、配信モノに参加させていただけることがすごくうれしかったです。配信だからこそ世界に届くものがあり、グループとしていつか世界に行きたいと思っているので、チャンスだと思って頑張ろうと思いました。――メンバーの皆さんの反応はいかがでしたか?決まったときは「おめでとう」「頑張れ!」と言ってくれて、予告編も「見たよ」と言ってくれました。――主演や映画をやってみたいという思いはありましたか?ずっと思っていたので、すごくうれしかったです。初主演映画なのでプレッシャーも感じながら、責任感やプレッシャーを緊張感に変えて頑張りました。――プレッシャーはどうやって乗り越えたのでしょうか。クランクインする前に、衣装合わせと読み合わせに加え、オンラインでアメリカの演技指導の方に役作りを手伝っていただき、お芝居に正解はないですが、自分の中での目標地点までの行き方を教えてもらったので自信がつきましたし、撮影が毎日楽しくなりました。――演技指導は、具体的にどんなことをやりましたか?「台本からどんな風景が見えますか?」と聞かれたり、台本に描かれていない部分を……今回だったらシロになりきってスピーチしたり。その指導があったから役をつかむことができ、シロと真を演じられたのかなと思います。――最終的に真とシロをどんな青年だととらえて演じましたか?真は、物事をある方面でしか見られない。最終的に悩んで悩んで死んでしまうので、内向的で、見ておかないと心配な子なのかなと思います。シロは時間制限がありながら、自分が生きるために真の死んだ理由も探しつつ、でも100日間も楽しんでいるような、好奇心旺盛で、少年感がある。僕はシロに近くて、真を演じるほうが難しかったです。――長尾さんは、周りの人から見た自分と本来の自分のギャップを感じることはありますか?ありますね。ファンの皆さんが感想を書いてくれるのがうれしくてチェックしたりするんですけど、こう感じてくれるんやなって思います。ギャップでいうと、そこまでうるさないよって(笑)。意外と僕、みんなが思っているよりしっかりしていると思います(笑)――真の幼馴染・晶役の山田杏奈さんや、憧れの先輩・美月役の八木莉可子さんなど、同世代の方が多い現場だったと思いますが、いかがでしたか?山田さんや八木さんも年齢が1個2個くらいしか変わらなかったので話しやすかったです。何気ない会話もできて距離が縮まったので、それがお芝居にいいように出ていたらなと思います。――真の父役の佐々木蔵之介さん、管理人を名乗る謎の人物役の濱田岳さんなど、経験豊富な方たちも出演されていますが、アドバイスなどもらいましたか?アドバイスはありませんでしたが、蔵之介さんや濱田岳さんなど、これまでテレビで見ていた俳優さん方とご一緒させていただけるのはすごく光栄でした。●エンドロールに興奮「主演の実感が湧いた」――お気に入りのシーンを教えてください。真がどんどん変わっていって短髪になる瞬間はテンションが上がりました。あと、エンドロールもめっちゃテンション上がりました! たくさんの名前を見て、こんなにもたくさんの方が関わってくださったんだなと、すごくありがたいことだと感じましたし、最初に「長尾謙杜」と出てきて主演の実感が湧きました。――アイドルとしての経験が俳優に生きていると感じますか?ライブをしていて、ファンの皆さんに楽しんでいただいたり、幸せになっていただけることが一番ですが、自分たちが楽しむことも大切だと思っています。それはお芝居も一緒で、見ている方に感動や何か届く作品を作るのが一番ですが、自分たちも楽しみながら心が動くような芝居ができていたらと思っているので、そういうところがつながっていたらいいなと思います。――本作での演技指導で表現力が培われたと思いますが、アイドル活動にもプラスになりそうでしょうか。表情などはライブでも必要になってくる要素ですが、今回の映画は表情に苦戦しました。配信で世界の方にも楽しんでいただけるということを考えたら、表情ってすごく難しいなって改めて感じて。どうやったら世界の皆さんにも何か届くものになるんだろうと考えましたが、まだまだ力が全然だと思いましたし、これからより頑張ろうと思いました。――世界を目標にされている長尾さんにとって、世界のことを考えるいいきっかけになったのでは?本当にいいきっかけになりましたし、いいチャンスにもなりましたし、世界への第一歩なのかなと思います。――『HOMESTAY(ホームステイ)』出演が決まったときはジャニーズJr.でしたが、配信されるときはデビュー組に。それについてはどう感じていますか?撮影中もジュニアで、配信されるときにデビュー組になっていると思ってもなかったので、デビューできていてすごくうれしいです。デビューしたことによってこの作品への注目度というか、皆さんに見ていただける可能性が広がったと思うので、映画としても僕にしても追い風になっていて、いい環境にいられて幸せです。●デビューと同じくらい大きなターニングポイントに――本作は、生きる勇気をもらえる物語ですが、長尾さんはこの作品からそういったパワーをもらいましたか?この作品を経験できたことはすごく大きくて、デビューと同じくらい大きなターニングポイントというか、19年間生きてきてピンを打つなら、デビューと同じくらい大きいピンがここに打たれていると思います。この作品を経験したことがこれからの活力になるのかなと。考え方も広がりましたし、この経験を大切にしてこれからも頑張っていきたいと思います。――考え方が広がったとのことですが、どういう風に変化したのでしょうか。スタッフさんやプロデューサー、監督とも仲良くさせていただいて、いろいろなことで活躍されている方々のお話を聞けば聞くほど違う刺激が入ってきて考え方が広がりました。これまで「疲れたな」って思うときがあると、「疲れたな」で終わっていたんですけど、この作品を経験したことによって、疲れているけど次の仕事をどう楽しもうか考えるようになりました。撮影のときに笑顔でピースしているけど、頭の中では面白いことを考えたり、そうやって楽しんでいます(笑)――本当に大事な経験になったんですね。すごく大きな経験になりました。そしてより変人になったかもしれません(笑)。より人としての魅力が増していたらなと思います。――より変人に!?僕、「変わっているね」って言われることが多いんですけど、この作品を経験してから、「変わっているね」と言われる回数がすごく増えました。自分では何がおかしいのかわからないんですけど、マネージャーさんから「変わってますね」「長尾さんやばいですよ」と言われます(笑)――『となりのチカラ』(テレビ朝日)の放送もスタートしましたが、『HOMESTAY(ホームステイ)』での経験が生かせたことはありますか?物怖じしないというか、あの経験があったからこそ、何事も前向きに挑戦的に頑張れているのかなと思います。でも、現場の雰囲気もキャストの皆さんも違います。(松本)潤くんがいて、上戸(彩)さん、松嶋(菜々子)、おばあちゃん役の風吹(ジュン)さんもいて、皆さんお芝居の考え方や挑み方が違うので見ていて面白く、また違ったいい経験をさせていただいていますし、(脚本の)遊川(和彦)さんのもとでお芝居させていただくのは光栄だなと思います。――自分の視界が変わったなと感じる瞬間はありますか?『HOMESTAY(ホームステイ)』を経験したことにより、ここはこうしたほうがいいのかなって気づける部分は増えましたが、『となりのチカラ』でもたくさんの豪華なキャストの方々と共演させていただいて、まだまだだなと感じますし、もっと経験して頑張らないとなって。より向上心が芽生えたと思います。●生田斗真に憧れ「僕もいろんな芝居ができる俳優に」――影響を受けた先輩俳優の言葉などがありましたら教えてください。古田新太さんと共演させていただいたときに、背中を押してくれるような言葉をいただきました。「飾らなくていいんだよ」「自分が思うように」と言われて、自分らしく頑張ろうと思いました。――その言葉は、『HOMESTAY(ホームステイ)』の現場でも意識しましたか?今回もそうですし、その一言はずっと覚えています。私生活でも“自分らしく”って大切だなと感じますし、いろいろなところでその言葉が思い出されます。――その言葉をもらったのは、『俺のスカート、どこ行った?』のときですよね?はい、『俺スカ』のときに。デビューのタイミングで関ジャニ∞さんの番組に出演させていただいたときも古田さんとご一緒して、そのときに写真も撮っていただきました。20歳になったらご飯につれていってくださいって約束をしているので、それがすごく楽しみです!――今後どういう俳優になりたいか、展望を教えてください。口だけにならない俳優、それが一番だと思います。正直に生きていけたらなと思いますし、何か届くような、何か感じてもらえるような俳優さんになっていけたら。そして、憧れている先輩の生田斗真くんはいろいろな役を演じられていますが、どれも違う人に見え、すごい幅広い俳優さんだと思うので、僕もいろんな芝居ができる俳優さんになりたいです。――今回は学生の役でしたが、今後やりたい役はありますか?時代劇に出てみたいです。よく「似合いますよ、長尾さん! 昭和顔なので」って言われるんですけど、全然褒めてないなって(笑)。でも、今の人は見たことがない歴史をどう表現するか考えるのは楽しいですし、日本人なら侍や武将を演じてみたい。名前の由来である上杉謙信もいつか演じたいです。あと、小さい頃に『海猿』が大好きで、小さい頃の夢は海上保安官だったので、海上保安官の役も演じてみたいです。――最後に、シロが真の身体に乗り移る(ホームステイする)という本作にちなみ、長尾さんが誰かの身体に100日間ホームステイできるとしたら誰になりたいですか?サッカーのレアル・マドリードのルカ・モドリッチ選手になりたいです。もう36歳ですがスタメンで活躍していて、めちゃくちゃかっこよくて、プレーがすごいうまいんです! それを自分の体で体験してみたいですし、その人の視点で世界を見てみたいです。■長尾謙杜2002年8月15日生まれ、大阪府出身。2021年11月12日、なにわ男子としてシングル「初心LOVE」でCDデビュー。俳優としては、映画『関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!』(2017)、ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(2019/日本テレビ)、『メンズ校』(2020/テレビ東京)などに出演。Amazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』(2月11日配信)で単独初主演。現在放送中のドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日)にも出演している。(C)2022 Amazon Content Services, LLC OR ITS AFFILIATES. 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2022年02月10日アイドルグループ・なにわ男子の長尾謙杜が主演を務める、Amazon Original映画『HOMESTAY』(11日よりAmazon Prime Videoにて世界独占配信)の特別予告映像が2日、公開された。同作は、小説家・森絵都氏の小説『カラフル』の実写映像化で、Amazon初制作となる日本映画。死んだ魂として、突然同じく死んでしまった高校生・小林真に乗り移る主人公・シロを演じるのは、映画初主演となる、なにわ男子の長尾。共演には、真に恋心を抱く幼馴染・藤枝晶役に山田杏奈、真が密かに憧れていた先輩・高坂美月役に八木莉可子が顔を揃え、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(11)でデビューを飾った瀬田なつき監督がメガホンをとる。高校生・小林真の体を借りてホームステイ生活を送ることを告げられたシロ(長尾)が、真が死んだ原因を100日以内に見つけるために奔走する。やさしい幼馴染の晶(山田)や、真が憧れていた先輩・美月(八木)と関わる中で、徐々に真の死の真相に近づいていき、真の身体を通して様々な体験をするシロに、誰もが生きる勇気をもらえる感動ミステリーだ。公開された予告映像では、ずっと真夜中でいいのに。が書き下ろした主題歌「袖のキルト」を初解禁。真の身体を借りたシロが買い物などを満喫する姿や、真の記憶の断片を繋ぎながら死の真相に迫る姿が描かれている。また、ミステリアスな物語の中で描かれるシロと晶、美月たち3人の淡い恋の行方など青春の1ページも映し出されており、こちらにも注目だ。コメントは以下の通り。■長尾謙杜同世代の山田さんと八木さんとの共演はいい経験になりました。カメラが回っていないときはワイワイ楽しく話していたのにカメラが回るとすぐに役に入り込む山田さんには本当に良い刺激を受けました。八木さんは同じ関西出身なのでとても演じやすく、自然体の演技が輝いている眩しい方でした。二人が演じる晶と美月はこの作品のキーとなる重要な人物なので、ぜひシロとの会話に注目して見ていただきたいです。
2022年02月02日アイドルグループ・なにわ男子の長尾謙杜が主演を務める、Amazon Original映画『HOMESTAY』(2月11日よりAmazon Prime Videoにて世界独占配信)の場面写真が29日、公開された。同作は、一度死んでしまった高校生・小林真の身体に乗り移る(ホームステイする)ことになった魂・シロが、100日間という期限の中で真の“死の真相”を探ってゆくミステリー。長尾が主演を務め、山田杏奈、八木莉可子を共演に迎える。なお長尾にとって今作が映画初主演作となる。今回公開された場面写真は、主人公のシロ/真(長尾)、謎の管理人(濱田岳)、真の幼馴染・晶(山田)、憧れの先輩・美月(八木)、小林家が登場する場面を切り取った6枚。青空の下で爽やかな笑顔をのぞかせるシロ、制限時間を告げる砂時計を片手に怪しい笑みを浮かべる“管理人”、一人物憂げな表情を見せる晶、橋の上で電話をしながら笑顔を見せる美月、そしてひと際何か思いつめた表情を見せる小林家の面々と、シロをとりまく重要な登場人物たちが織りなす不思議な物語の一旦が映し出されている。(C)2022 Amazon Content Services, LLC OR ITS AFFILIATES. All Rights Reserved.
2022年01月29日2月11日(金・祝)より、プライム会員向けに世界同時配信される、長尾謙杜(なにわ男子)主演の Amazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』から、物語で重要な役割を果たす人物たちの場面写真が公開された。森絵都の名作小説『カラフル』を実写映像化した本作は、一度死んでしまった高校生・小林真の身体に乗り移る(ホームステイする)ことになった魂・シロが100日間という期限の中で、真の“死の真相”を探ってゆく感動のミステリー。Amazonが製作する初の邦画作品となる。今回公開されたのは、主人公のシロ / 真(長尾謙杜)、謎の管理人(濱田岳)、真の幼馴染・晶(山田杏奈)、憧れの先輩・美月(八木莉可子)と父・治(佐々木蔵之介)、母・早苗(石田ひかり)、そして兄の満(望月歩)の小林家を映し出した6枚。青空の下、爽やかな笑顔を覗かせるのがシロ。死の淵から目覚めたシロは、全く見ず知らずの高校生小林真の身体に乗り移り、さらに自分が置かれた状況を理解する間もなく、半ば強制的に“真が死んだ本当の原因を100日以内に突き止めなければ死”という究極のクイズを課されることに。陽気で明るい性格のシロは、繊細で内気な真になりすますことに戸惑いながらも周囲の人に別人だとバレないよう少しずつ真の死に隠された真相に近づいていく。制限時間を告げる砂時計を片手に怪しい笑みを浮かべるのが、“管理人”。シロの前に突然現れて、正解したら転生、不正解なら即死という究極のクイズをあっけらかんと告げる謎の管理人は、今回公開された看護師だけでなく、様々な人物に姿を変えてシロの前に現れる。血も涙もない冷徹な部分を見せながらも、行き詰ったシロにたびたびヒントをくれるなど、真相を解き明かすためには必要不可欠な存在となっている。ひとり物憂げな表情を見せるのが、真の幼馴染の晶。真に対していつもそっけない態度をとりながらも、実は真のことを気にかけている晶は、家族すら気が付かないような真の変化に唯一気が付く人物。途中で正体がバレたらクイズ終了となってしまうシロにとっては、気を付けなければいけない相手だが、シロが本当の真の姿を知るためにも欠かせない存在となっている。橋の上で電話をしながら笑顔を見せるのは、真の学校の先輩・美月。内気な真にも分け隔てなく接する美月に、密かに憧れを抱く真。そんな明るくて友達も多い、まさに学校の人気者である美月は、真の高校生活の中における希望の光のような存在で、真の死に隠された真相を握る重要な人物。シロはそんな美月との関わりを通して、真が知りえなかった大切なことに気付くこととなる。そして、ひと際何か思いつめた表情を見せるのが、シロが乗り移った真の家族。仕事が忙しく、なかなか家族との時間がとれない父・治と、小林家を一人で切り盛りする母・早苗、そして兄の満は、真が元気に学校に通うようになったことに安堵しつつも、どこかぎこちない態度をとる。シロは少しずつ膨らむ疑念を胸に秘めながら、やがて真の部屋で“真の記憶の断片”と思しき重要な発見をすることに……。映画初主演ながら、難しい役柄に挑戦した長尾は、「シロは自分自身、そして真のことは大親友のような存在だと思って演じました。そうすることで真が傷つけられると本当に腹が立つし悲しみを感じるようになり、役を演じようとするのではなく、自然と役が近づいてきてくれました」と、役を演じる際に意識したことを明かしている。感受性豊かな高校生の心の旅路をユニークな視点で描き、普段気付くことのできない人の想いや絆の大切さを綴った、本作の一端を垣間見れる場面写真となっている。Amazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』2月11日(金・祝)より世界同時配信
2022年01月29日長尾謙杜(なにわ男子)主演で森絵都の名作小説「カラフル」を実写映像化したAmazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』から、不思議な運命に翻弄される主人公・シロを映し出す本予告とキービジュアルが解禁された。本作は、一度死んでしまった高校生・小林真の身体に乗り移る(ホームステイする)ことになった魂・シロが、100日間という期限の中で真の“死の真相”を探っていくミステリー。Amazonが製作する初の邦画作品の主演を務めるのは長尾さん(なにわ男子)。さらに、出演作が相次ぐ注目の山田杏奈と八木莉可子を共演に迎え、瀬田なつきが監督を務める。解禁された映像では、小林真の身体に乗り移り、真が死んだ原因を突き止めるよう告げられたシロ(長尾さん)が戸惑いながらも楽しく高校生活を送る様子が映し出される。真のことをいつも気にかけている幼なじみの晶(山田さん)や、密かに憧れている学校の先輩の美月(八木さん)と共に“ホームステイ”生活を楽しんでいたシロだったが、真の部屋にしまい込まれていた写真や日記を見つけたことで物語の雰囲気は一変。真として過ごす中で、シロは家族がひた隠しにする秘密や真の過去を知っていくことに。真が死んだ本当の理由とは一体何なのか。そしてシロがたどり着く、真自身も気づくことのできなかった真相とは?シロが体験するミステリアスな運命を予感させる映像だ。本作の注目は、シロとして、別人格の真の人生を歩むという難役に挑んだ長尾さん。繊細で少し内気な真の身体に乗り移った明るく陽気なシロは、周囲の人々に正体がバレないように真の死の真相を探らなければならなかった。さらに、山田さんが演じる真の幼なじみ・晶と、八木さんが演じる真の憧れの先輩・美月は、それぞれシロが真の死の真相を解き明かすために欠かすことのできない2人。シロは、自分では気づけない本当の真の姿を、晶と美月を通して発見していくことになる。併せて公開となったキービジュアルには、笑顔を見せるシロと、遠くを見つめる晶と美月の意味ありげな表情が写し出されている。さらによく見ると、シロの窓ガラスの映り込みには、もの悲しい表情をみせる真の姿が。1枚のガラスを隔て、明るく元気なシロと繊細でちょっと内気な真という対照的な2人を1枚の画に写し出した、印象深いビジュアルが完成した。主演を務める長尾さんは、「僕も思い返してみると、自分が知らないところで人が傷ついていたり、誰かが陰で助けてくれていたりすることがあったなと実感したし、共感できる点がとてもたくさんありました。僕と同じくらいの年齢の方はもちろん、誰が見ても共感できる作品でありながら、若い世代と大人では、感じ方が異なるような物語にもなっていて、奥の深い作品です。ぜひ多くの方に見ていただきたいです」とコメントしている。『HOMESTAY(ホームステイ)』は2月11日(金・祝)よりPrime Videoにて世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HOMESTAY(ホームステイ) 2022年2月11日よりPrime Videoにて配信©2022 Amazon Content Services, LLC OR ITS AFFILIATES. All Rights Reserved.
2022年01月26日アイドルグループ・なにわ男子の長尾謙杜が主演を務める、Amazon Original映画『HOMESTAY』(2月11日よりAmazon Prime Videoにて世界独占配信)のキービジュアルと予告映像が公開された。同作は、小説家・森絵都氏の小説『カラフル』の実写映像化で、Amazon初制作となる日本映画。死んだ魂として、突然同じく死んでしまった高校生・小林真に乗り移る主人公・シロを演じるのは、映画初主演となる、なにわ男子の長尾。真に恋心を抱く幼馴染・藤枝晶を山田杏奈、真が密かに憧れていた先輩・高坂美月を八木莉可子が演じ、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(11)でデビューを飾った瀬田なつき監督がメガホンをとる。シロ(長尾)は「管理人」と称する謎の人物に、死んでしまった高校生・小林真の体を借りてホームステイ生活を送ることを告げられる。そして管理人からは、真が死んだ原因を100日以内に見つけられない、もしくは真の中身がシロだとバレてしまったら、本当の死が訪れると宣告されてしまう。やさしい幼馴染の晶(山田)や、真が憧れていた先輩・美月(八木)と関わる中で、徐々に真の死の真相に近づいていくシロ。真の身体を通して様々な体験をするシロに、誰もが生きる勇気をもらえる感動作だ。今回公開された予告映像では、真の体に乗り移ったシロが、戸惑いながらも晶や美月と高校生活を楽しむ様子が映し出される。しかし真の部屋にしまい込まれていた写真や日記を見つけたことで雰囲気は一変し、白は家族がひた隠しにする秘密や真の過去に迫っていく。白がたどり着く、真自身も気づかなかった真相とは何なのか。最後には感動を予感させる映像になっている。また、あわせて公開されたキービジュアルは、笑顔を見せるシロと意味ありげな表情で遠くを見つめる晶と美月が描かれており、もの悲しい表情の真の姿も窓ガラスに写し出されている。一枚のガラスを隔て、明るく元気なシロと繊細でちょっと内気な真という対照的な2人を表現した。コメントは以下の通り。■長尾謙杜僕も思い返してみると、自分が知らないところで人が傷ついていたり、誰かが陰で助けてくれていたりすることがあったなと実感したし、共感できる点がとてもたくさんありました。僕と同じくらいの年齢の方はもちろん、誰が見ても共感できる作品でありながら、若い世代と大人では、感じ方が異なるような物語にもなっていて、奥の深い作品です。ぜひ多くの方に見ていただきたいです。
2022年01月26日森絵都の名作小説「カラフル」を実写映像化し、長尾謙杜(なにわ男子)が主演を務めるAmazon Original 映画『HOMESTAY(ホームステイ)』より、物語の真相に関わる重要なキャラクターを演じる豪華な共演者たちが解禁された。今回解禁されたは、長尾さん演じる主人公のシロが、真の死の真相を解くために重要となる人物を演じる9名のキャスト。真の父・小林治役には、これまで数多くのドラマや映画、そして舞台で主演を務め、日本アカデミー賞をはじめ数々の受賞歴を誇る佐々木蔵之介。大手総合商社に勤める本部長で、仕事で留守がちな治は家族と向き合う時間がなかなかとれず、更に真面目で口数の少ない性格が災いして真や家族との間に深い溝が出来ていく。佐々木蔵之介真の母・小林早苗には、多くの時代を代表するヒットドラマ・映画で主演を務めてきた日本を代表する俳優の石田ひかり。カフェレストランでパートをしながら家族の面倒を見る献身的な母という役どころ。死の淵を彷徨った真の体調を気にかけながらも、変わらず忙しい毎日を送る早苗は非協力的な夫・治に不満を募らせている。石田ひかりまた真の兄・小林満は『ソロモンの偽証』での怪演以降、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」や大河ドラマ「麒麟がくる」「消えた初恋」など立て続けに話題作に出演し続けている望月歩。満は法曹界を目指し勉強に勤しむ大学生で、病院から退院してきたばかりの真に、何故かよそよそしく素っ気ない態度をとる。望月歩一見真を気に掛けているようにみえながら、何かを隠しているように思える小林家の面々に対し、シロは真と家族との関係を通じて、死の真相の糸口を探っていく。そして管理人を名乗る謎の人物には、常にドラマや映画などの話題作に出演し、確かな演技力に定評のある濱田岳。魂となったシロが初めて出会う人物で、物語のきっかけを作るキーパーソンを演じる。他人の死の理由を100日以内に答えられなかったら消滅という究極のクイズを、あっけらかんと陽気に伝える管理人はその後様々な姿で現れシロを導くことに。濱田岳さらにシロの行く先々に都度、姿を変えて現れる管理人の姿を演じる眞島秀和、渋川清彦、阿川佐和子、篠井英介、渡辺大知の出演も明らかになった。豪華キャストの発表に加え、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』など多くの作品を手掛ける青春映画ヒットメーカー監督である三木孝浩がクリエイティブプロデューサーとして本作のプロデュースに関わることが発表された。脚本には『浅田家!』や『陽だまりの彼女』などで知られる菅野友恵と「FOLLOWERS」や「サイレント・ヴォイス」の大浦光太が名を連ねる。さらに『きみの瞳(め)が問いかけている』『陽だまりの彼女』などの楽曲を手掛けたmio-sotidoが本作の音楽も担当するなど、日本のエンターテインメント業界を牽引するスタッフ陣も集結する。▼新キャストコメント・佐々木蔵之介思春期の学生の、夢を追いながらも揺れる想い。社会に揉まれ現実と格闘する大人の思い。それぞれに分かるよなぁ...なんて考えながらシナリオを読みました。元気で朗らかな長尾謙杜くんは、現場をいつも明るく愉快に、作品を飛びきりカラフルにしてくれました。あらゆる国の、あらゆる世代の方々に観ていただきたい作品です。・石田ひかりAmazon のオリジナル映画だと聞いた時、これから始まる「新しい何か」にとてもワクワクしました。クランクイン当初はまだあどけなさが残っていた謙杜くんの眼の輝きや顔つきが変わっていくのを目の当たりにできたことは、わたしにとっても幸せなことでした。いよいよこの作品を世界中の方々に観ていただける日が来る事を、とても嬉しく思っています。・望月歩僕自身「兄」というキャラクターをあまり演じたことがなかったのですが、長尾さん演じるシロがとても魅力的で、兄役としてとても楽しめました。そんなシロがどんな旅をするのか、なんのために旅をするのかが見どころだと思います。たくさんの方に届きますように。・濱田岳私が演じた管理人は、この物語のキーパーソンになる役柄で、僕にとってはチャレンジングな役でした。この作品は誰もが楽しめて、同時にいろいろと考えさせられる作品だと思いますので、ぜひご覧ください。『HOMESTAY(ホームステイ)』は2022年2月11日(金)よりPrime Videoにて世界独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2021年12月23日アイドルグループ・なにわ男子の長尾謙杜が主演を務める、Amazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』が、2022年2月11日からAmazon Prime Videoにて世界同時独占配信される。同作は、作家・森絵都氏の小説『カラフル』の実写化で、Amazon初制作となる日本映画。亡くなった高校生・小林真に“死んだ魂”として乗り移る主人公・シロを演じるのは、今作が映画初主演となる、なにわ男子の長尾。真に恋心を抱く幼馴染・藤枝晶を山田、真が密かに憧れていた先輩・高坂美月を八木が演じ、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(11)で商業映画デビューを飾った瀬田なつき監督がメガホンをとる。シロ(長尾)は、「管理人」と称する謎の人物に、突然、死んだ魂として同じく死んでしまった高校生・小林真の体を借りてホームステイ生活を送ることを告げられる。同時に、管理人からは、真が死んだ原因を100日以内に見つけられない、もしくは真の家族や友人に中身がシロだとバレてしまったら、本当の死が訪れると宣告される。やさしい幼馴染の晶(山田)や、真が憧れていた先輩・美月(八木)などと関わる中で、徐々に真の死の真相に近づいていくシロ。真の身体を通して様々な体験をするシロに、誰もが生きる勇気をもらえる感動作となっている。コメントは以下の通り。■長尾謙杜初の主演作品ということで、不安や緊張と楽しみが混ざっています。世界配信というのは、実感が湧いていないですが、世界の皆さんに知ってもらえるチャンスですし、『HOMESTAY(ホームステイ)』が良い作品だなと世界の方に感じていただけるように頑張っていきたいと思います。■山田杏奈私が中学生の時、原作を国語の先生に薦められました。生きる上で大事にしたいなと思うことに気づかせてくれる作品だと思います。普遍的なテーマを描いたこの作品が多くの人に届くのは素晴らしいことだと思います。同時に、いろんな人の目にとまると思うと緊張しますが、ワクワクもしています。■八木莉可子作品の見どころは共感性の高さにあると思います。いわゆるハッピーエンドのお話ではなくて、社会の矛盾や色んな人の想いが交差する世の中を嘘なく描いている作品なので、すごく共感する部分が多いと思います。ファンタジー要素やミステリー要素をポップに描いているので、楽しんでいただきたいです。■瀬田なつき監督長尾謙杜くん、山田杏奈さん、八木莉可子さん、眩しく新鮮なコラボレーション、そして、スタッフ・キャスト、みなさんの、力や知恵を合わせて、多彩な要素、感情をぎっしり詰めこんだ作品になりました。自分自身も、この作品を通して、主人公のシロのように、新たな発見や挑戦の多い、忘れられない旅を体験できた気がします。そして、この旅が、世界中のいろいろな場所で見てもらえることが嬉しく、ドキドキしています。たくさんの人に届きますように。
2021年11月09日俳優の野村周平が4日、オンラインで開催されたファッションイベント「第33回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 AUTUMN/WINTER」(TGC)にシークレットゲストとして出演。藤井夏恋とともにランウェイを歩いた。野村と藤井は10月21日より開始する、ABEMA オリジナルドラマの最新作『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』に恋人役として出演。同作のアピールのため、ランウェイを歩いた。2人が登場したのは、年齢にとらわれない、アクティブな女性のためのブランド「lanan」のステージ。野村はブラウン、藤井はパープルのジャケット姿で、ランウェイのトップに行くと野村は両手を広げるポーズを決め、藤井はにっこりと笑顔だった。ランウェイ後、取材に応じた2人。久々のTGC出演となった野村は「黄色い声援がなかったのがちょっと寂しかった」いい、藤井も「声援がないのが寂しい」と話した。撮影とは違う、モデル仕様のメイクを施した藤井。野村は「夏恋ちゃんは何を着てもいい。惚れ惚れしちゃってました」と声をかけ、藤井も「オールバックは男らしくていい」とお互いに褒め合っていた。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から年2回開催している国内最大規模のファッションイベント。人気モデルが出演するファッションショーをはじめ、アーティストによる音楽ライブ、旬なゲストが登場するスペシャルステージなど、多彩なコンテンツを展開している。なお、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、昨年2月開催の第30回から4回連続で、無観客・オンライン配信での開催となった。撮影:蔦野裕
2021年09月04日タレントの野々村真(57)が、8月25日に自身の公式YouTubeチャンネルで退院を報告。野々村は7月31日に新型コロナウイルスへの感染が発表され、症状が悪化し8月5日に入院。酸素吸入器を着用するなど、一時は危機的な状況だったという。野々村は動画で、「入院中は精神的にも肉体的にも苦しい日々が続きましたが、24時間、医療従事者の皆さんが献身的に治療や看護をしてくださり、そのおかげで、命を救って頂くことができました」と、医療従事者への感謝を述べた。そして、「これから益々頑張っていきますので、今後とも応援宜しくお願い致します。本当にありがとうございました」と結んだ。かすれた声を絞り出すようにして、ファンへの感謝を述べる野々村には、ネット上で心配するコメントや、病を乗り越えたことを喜ぶ声が相次いだ。《声というか肺活量がまだ本調子ではない感が伝わり、闘病生活が辛かったのが伝わります。ご無理をなされず療養をして、元気な野々村さんをお待ちしております》《常に苦しそう無理せずに》《こんなに痩せてしまってなんだか胸が痛い》《本当に生きてくれてよかったと心から思って涙が溢れた》《どうか体調が万全になるまではご無理なさらないように》新型コロナから生還した野々村だが、入院中には“根拠のない噂”に苦しめられていた。野々村は新型コロナのワクチンを2回接種していたにも関わらず、重症化したという情報が一部で出回っていたのだ。「野々村さんのコロナ感染後、SNSでは『野々村さんは7月1日と22日に接種していたとテレビで発言した』、『2回接種したとテレビで言っていたのに、その発言がなかったことになっている』と主張する人たちがいました。しかしそんな事実は全くもってありません。実はそうした主張をしていたほとんどは、ワクチンの効果に疑問符を抱く“反ワクチン”の人たちだったようです」(スポーツ紙記者)本誌9月7日号では、野々村の所属事務所は、これらの噂に対し、「野々村はワクチン接種について、1回目の予約を入れておりましたが、接種前に新型コロナウイルスに感染したため、まだ接種ができておりません」と明確に“デマ”を否定していた。野々村が回復を報告し、事務所も噂を否定したのにも関わらず、SNS上にはいまでも厳しい声を向ける人がいるようだ。《野々村真をこれ幸い、メディアはこぞってワクチン接種への誘導へ利用する》《やつれた姿で医療従事者に感謝とか言ってるけど、テレビでマスクせずにベラベラ喋ってる》《周りに感染させていないか気になるし全く同情出来ない》《なんか自業自得のような気がします》なかには《あらあら~野々村真さんて2度のワクチン接種した後って言ってませんでした?奥様が、、》《野々村真さんってワクチン2回打ったって言ってなかったっけ》と未だに“デマ”を信じている人も。野々村は、8月26日に出演した『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、ICUに運ばれたとき「もう、俺、死ぬんだなとぼんやり考えていた」と明かしていた。死の淵をさまよった野々村に対して、“非情すぎる”とは思わないのだろうか――。
2021年08月27日「野々村さんは、やっと自力で呼吸ができるようになったそうです。しかし、背中側で肺が硬化していて肺炎の状態は今もよくなっていないといいます」(芸能関係者)7月30日に新型コロナウイルスに感染していたことが発表された野々村真(57)。陽性判明当初は自宅療養を行っていた野々村だが、血中酸素飽和度の値が低下し、8月5日に保健所の指示で入院することに。次第に重症化し、一時は酸素吸入器を使用するなど、生死の境を彷徨っていた。「17日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で妻の俊恵さん(57)は、今ではLINEでやり取りできるまでに容体が安定したことを明かしていました。しかし、治癒後に後遺症が残る可能性があるともいいます」(前出・芸能関係者)そんな野々村のコロナ感染を巡って、一部ではある“噂”が持ち上がっているという。「ワイドショーでは、野々村さんが8月上旬にワクチンを接種する予定だったが、その前に感染したことが報じられていました。しかし、TwitterなどのSNSでは『野々村さんは7月1日と22日にワクチンを接種していた』『野々村さんはワクチンを2回接種したとテレビで言ったのに、その発言がなかったことにされている!』と主張する人々が少なからずいたのです」(スポーツ紙記者)本誌が確認したところ野々村がテレビでワクチン接種を明言した事実はなかった。なぜ、このようなデマが飛び出したのか。「実は、そうした主張をしていたほとんどはワクチンの効果に対して懐疑的な人々だったといいます。“反ワクチン”の人からすると、野々村さんが2回接種していたのに重症化したことにして、ワクチンをおとしめたかったのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)ワクチンの接種状況について野々村の所属事務所に問い合わせると、「野々村はワクチン接種について、1回目の予約を入れておりましたが、接種前に新型コロナウイルスに感染したため、まだ接種ができておりません」との回答が。噂についてはきっぱりと否定した。
2021年08月24日一時は酸素吸入器を使用するまで症状が悪化するなど、新型コロナウイルスによって“命の危機”に晒された野々村真(57)。今は容体が安定し、妻の俊恵(57)とLINEのやり取りができるまでには回復したという。なんとか一命はとりとめた野々村だが、感染源に衝撃的な事実が隠されているというのだ。7月30日に仕事先で感染者が発生し、濃厚接触者となったことで陽性が判明した野々村。この“仕事先”というのが、クラスター感染を起こしたことが報じられているABCテレビ制作のドラマだった。「野々村さんは7月に上演されたミュージカル『オープニングナイト桜咲高校ミュージカル部』のドラマ化作品の撮影に参加していました。エリート進学校のミュージカル部を描いた学園もので、7月の舞台には野々村さんをはじめ、『私立恵比寿中学』の星名美怜さん(23)など同じ事務所の後輩アイドルグループの面々も出演。ドラマにも同じキャストが出演する予定だといいます。しかし7月下旬の撮影開始後から、星名さんら出演するアイドルたちが次々と新型コロナに感染。ドラマ撮影現場でこの規模のクラスターは業界初と言われています。ABCとしては、ドラマの制作発表前にクラスターが起こってしまったので、感染した出演者の詳細は一切明かしていません」(在阪テレビ局関係者)ABCテレビは8月2日に6人、3日に新たに3人の出演者が感染したことを発表。18日には4人の出演者やスタッフの感染を発表し、感染者は計13人に。また、同日の発表では感染者の1人が入院加療中であることを明かしており、当時すでに入院していた野々村の状況とも一致する。野々村の“命の危機”を招いたドラマのクラスター感染。各局はこうした事態が起きないよう昨年から厳しい対策を講じていた。「昨年春に緊急事態宣言が発出されたことをきっかけに、撮影時間を大幅に短縮、出演者やスタッフに撮影開始前にPCR検査を受けるよう求めるといった細かいマニュアルを各局で策定していました」(前出・テレビ局関係者)しかし、いま猛威を振るっているのは昨年の新型コロナ発生初期とは比較にならない感染力を持つといわれているデルタ株だ。のぞみクリニックの筋野恵介院長は現状の対策に警鐘を鳴らす。「テレビ局もやれることをやっているとは思いますが、どうしても人と人が近くなりますし、現実的に感染を完全に防ぐのは厳しいと思います。また、現在の対策はコロナ初期に言われていた飛沫対策に重点が置かれている気がします。デルタ株は感染力が強いので、空気感染対策へのアップデートをしなければ再びクラスターが発生するような事態になりかねません」実際、デルタ株の脅威に各局の対策が追い付いていないという。「この夏から急速にデルタ株が蔓延したことで、まだ制作現場も対応しきれていません。約1年前のマニュアルのまま進行している現場がほとんどです」(前出・在阪テレビ局関係者)野々村はじめ、13人もの感染者を出し、まだ13人の濃厚接触者がいるという今回のドラマ。制作が中止になる可能性もあるのだろうか。ABCテレビに尋ねると、「このたびはご心配とご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます」としたうえで、次の回答が。「弊社としてはこのドラマについては出演者、タイトルともに発表していませんので、未発表ドラマについての回答になります。今後の制作予定については中止になるかも含めて未定です」野々村をはじめ、出演者の命を守るためにも、テレビ局の対応に“変異”が求められている。
2021年08月24日俳優の野村周平、女優の恒松祐里が18日、都内で行われた「JUNON×アミューズアイドルオーディション」最終審査にゲストプレゼンターとして参加した。マルチに活躍する男性アイドルを発掘する、完全他薦型の同オーディション。12歳から30歳までの男性が対象で、今回は8351人の応募があった。他薦推薦のオーディションは2009年に開催された「アミューズ全国オーディション 2009 THE PUSH!マン~あなたの周りのイケてる子募集~」以来。当時は野村がグランプリを受賞している。今回のオーディションでは新潟県出身の高校3年生、磯野泉(17)さんがグランプリを獲得。賞金100万円が送られた。するとプレゼンターとしてステージに立っていた野村は「僕のとき(応募者数が)3万人だったんですけど、8000人の頂点でも賞金が同じ100万。同じ額もらっていて許せないなって…」とぼやき。また、「100万円はあっという間になくなるからね。こっち(東京)に来る資金で全部飛んでいくから」と力説すると、恒松が「もう止めてください、そういうの!」と苦笑いでツッコんでいた。事務所の後輩ができた野村と恒松。先輩として芸能界を生きるアドバイスを求められると、野村は「自分を貫き通して。たまには何か流れることも必要だと思うけど、自分の意志を持っていればいいと思う」といい、受賞を逃した参加に対しては「ほかにいっぱい事務所がある。絶対にアミューズだけではないので、これからも夢を捨てずにほかの事務所をあたってみてください。絶対諦めちゃダメなんで」とエールを送った。続く恒松は「ここからがスタート。なんだかんだ自分の持っているものしか出せないので、自分をどんどん深めてほしい。スタートダッシュで上手く行かなかったり、頑張っているのに結果が出なかったりすることもあると思うけど、自分を信じ続けて頑張って。どこかの現場で一緒になれたらうれしいです」と共演を願った。■最終審査結果グランプリ:磯野泉さん準グランプリ:澤田海瑠(さわだ・かいる)さんJUNON賞:永野孔規(ながの・こうき)さんLATCH!賞:磯野さん、岩崎友泰(いわさき・ともひろ)さん、林優大(はやし・ゆうと)さんAMUSE特別賞:浅尾澪音(あさお・れのん)さん
2021年08月18日俳優・野村周平とバンド・ゲスの極み乙女。のドラムで女優・さとうほなみが出演する、ABEMAオリジナルシリーズ新作恋愛番組『私たち結婚しました』(全10話・毎週金曜23:00〜)の第2話が16日、配信された。同番組は、韓国で2008年から約9年間レギュラー放送され、日本でも絶大な人気を誇るSHINeeのテミンなどトップスターたちが出演した国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』を日本版にリメイクしたABEMAオリジナル番組。番組内では、野村とさとうペア、俳優・白洲迅とモデルで女優・堀田茜ペアの7日間の疑似結婚生活が映し出される。思わずドキドキしてしまうようなシチュエーションや表情、言動が垣間見え、“どこまでが設定で、どこまでがリアルなのか?”を想像しながら楽しめる。第2話は、野村が仕事終わりのさとうを車で迎えに行き、“芸能人のお忍びドライブデート”からスタート。新居の屋上のインテリアを充実させるため、植物園へと向かう。植物園では、野村の人差し指を握っていたさとうに対し、野村が「なんで人差し指?」と尋ね、恋人つなぎへと切り替えるなど仲むつまじい様子。また、ランチ中には、さとうが野村に「アーン」とチキンを食べさせてあげる場面も。野村が「アーンしたから4倍くらい旨くなってるかもしれない」と言うと、さとうは照れながら「アーン効果絶大ですね」と答えていた。さらに、野村が「(この夫婦生活が)終わったら寂しくなるかもしれない」「終わりは考えない」と発言。その後のインタビューでは「最初はカップルっぽい感じがあって、それが段々と芯までつながっている関係になれたらいいなって感じやから、昨日とはもっと違う2人になれてて、良かった」と話した。植物園でのデートが終わり家に帰る車中では、野村が「『芝居だったら言えるのに』とかあるよね、芝居で夫婦関係だったらさ、普通に『愛してるよ』とか言えるじゃん。でも今は自分も混ざってるから言えないところもあるよね」と切り出す。しかし、さとうが「言ってみて、じゃあ」とリクエストすると、すんなり「愛してるよ」と伝える野村。それを受け、「すごい言えるじゃん! びっくりした今」とツッコミを入れたさとうだったが、そのあと「なぁんだ……」とどこか切ない表情を見せた。さとうのその言葉と表情について、スタジオでVTRを見守っていた千鳥のノブが「ちょっと、好きになってきとんちゃう!?」とニヤリ。同じくスタジオでVTRを見守る三浦翔平、河北麻友子とともに「これはフィクションだよなと思ってしまったのか」「終わりがあるから現実に引き戻されちゃったのか」などさまざまな分析をしていた。(C)AbemaTV, Inc.
2021年07月19日俳優・野村周平とバンド・ゲスの極み乙女。のドラムで女優・さとうほなみが出演する、ABEMAオリジナルシリーズ新作恋愛番組『私たち結婚しました』(全10話・毎週金曜23:00〜)の第1話が9日、配信された。同番組は、韓国で2008年から約9年間レギュラー放送され、日本でも絶大な人気を誇るSHINeeのテミンなどトップスターたちが出演した国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』を日本版にリメイクしたABEMAオリジナル番組。番組内では、野村とさとうペア、俳優・白洲迅とモデルで女優・堀田茜ペアの7日間の疑似結婚生活が映し出される。思わずドキドキしてしまうようなシチュエーションや表情、言動が垣間見え、“どこまでが設定で、どこまでがリアルなのか?”を想像しながら楽しめる。結婚式場でのウエディングフォト、誓いの言葉を終えた野村と、さとうは新居に移動。一緒に暮らすうえでの2人のルールを決めていく。「……一緒に寝るよね? どういう寝方なの?」との野村の問いかけに、さとうは「腕枕は嫌い」とキッパリ。それを聞いてもめげない野村が、腕枕ではなく首の後ろに手が回るのはどうかと実践しながら尋ねるも、さとうは「あ~……いらないかな」と回答。野村は「まあ、いらんよねえ……」と、どこか寂しそうな表情で同調した。その後2人は、家の屋上に上がりビールで乾杯。屋上の空間デザインを考えている中で、野村が「ソファーとか置きたいよね、パラソルとか置いてさ。だって(さとうは)太陽嫌いじゃん」と提案する。さとうが日に当たることが苦手という、新居への移動中に話した内容を覚えていたかのような野村の発言を、さとうは「優しい。そういうところですね、素晴らしい」と絶賛した。その気遣いについて、野村が「夫婦だからね、これから」と話し、さとうの肩に腕を回すと、2人は少し照れた様子を見せていた。(C)AbemaTV, Inc.
2021年07月12日ABEMAオリジナルシリーズ新作恋愛番組『私たち結婚しました』が、7月9日23時より全10話にわたって配信されることが28日、発表された。同番組では、俳優の野村周平(27)とロックバンド・ゲスの極み乙女。のドラマーで女優のさとうほなみ(31)が7日間の疑似結婚生活を送り、その模様が配信される。ABEMAは、今年4月11日に開局5周年を迎え、視聴者や関係者への感謝の気持ちを込め、6年目を迎えるABEMAをよりよいサービスへと発展させていくため、年間を通して「ABEMA 5th Project」と題した5つのプロジェクトを開始。その中の「オリジナルコンテンツProject」では、熱狂を生むコンテンツを届けるため、5周年期間中に多数のオリジナル番組を予定している。このたび、「オリジナルコンテンツProject」の取り組みとして、韓国で2008年から約9年間レギュラー放送された国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』を日本版にリメイクし、ABEMAオリジナル恋愛番組として配信することが決定。韓国の放送では、日本でも絶大な人気を誇るSHINeeのテミンなど、韓国トップスターたちが出演し、一大ブームを巻き起こした。同番組では、野村周平とさとうほなみのペアともう1組のペア、計2組の、7日間の疑似結婚生活に密着。“7日間の結婚生活”では、ウエディングフォト、指輪交換など本格的な結婚式から始まり、実際の新婚生活さながら、新居見学や友人同士を交えたホームパーティー、同棲生活での共同作業など様々なミッションを通し、2人にとって“理想の夫婦関係”を追い求めていく様子を映し出す。野村は「僕が結婚したら…というのが全面に出てるのでそこを楽しんでほしいです」、さとうは「皆さんの目にどういった形で私たちの結婚生活が映るのかがすごく楽しみです」とコメントを寄せた。同番組で初対面となる2人は、“7日間の結婚生活”でどのような夫婦関係を築いていくのか。(C)AbemaTV, Inc.
2021年06月28日俳優の野村周平(27)とロックバンド・ゲスの極み乙女。のドラマーで女優のさとうほなみ(31)が、ABEMAの番組企画として7日間の疑似結婚生活を送り、その模様が配信されることが、新たに開設された2人のInstagramアカウントにて明らかになった。2人はインスタグラムを通じて、結婚生活の様子をABEMAで配信することが決まったと発表。連名の文書では「ご期待に沿えるよう、精進して参ります」などとコメントし、結婚生活を送ることになった経緯についてきょう28日23時からABEMAで会見映像が配信されると伝えた。SNSでは、「これは番組企画ってこと???結婚自体が違うってこと?何?」「ガチ?」「企画?本当??誰か教えてくれ」などと驚きの声が上がっている。(C)ABEMA
2021年06月28日野村萬斎による狂言の舞台、『狂言劇場その九』が、6月18日より開幕した。この度、野村萬斎の開幕コメントと舞台写真が公開された。野村萬斎芸術監督により、古典芸能という枠にとどまらず「“舞台芸術=パフォーミングアーツ”としての狂言」というコンセプトに基づき、2004年にスタートしたシリーズ「狂言劇場」。その9回目となる今回は、狂言劇場に初登場となる古典狂言『武悪』『舟渡聟』に加え、『法螺侍』と『鮎』という現代狂言2作品をABのプログラムに分けて、あらたな配役、あらたな演出によって世田谷パブリックシアターで上演されている。野村萬斎の開幕コメントは以下の通り。野村萬斎(総合演出・出演)開幕コメント●Aプログラム『武悪』は劇場で上演したことで、作品のもつドラマ性がよりはっきりしたのではないでしょうか。一人ひとりのキャラクターの浮き上がり方や対峙する役者の緊張感が際立ち、よりスリリングな人間ドラマとなりました。常々ドラマとは“生きることを考えること”だと言っていますが、今回の舞台セットを含めた演出でも、“生と死”、“生の地続きに死があること”が見えてくるのではないかと思います。『法螺侍』は(洞田助右衛門は野村万作から野村萬斎へ、太郎冠者は野村萬斎から野村裕基へと)代替わりして、パワフルな作品へと“アップデート”しました。シェイクスピアと狂言のもつ古典的な手法はそのままでも、劇場で演じることで現代性を獲得するという不思議さは、まさに役者によって作品がアップデートされるからだと実感しています。新旧の時空の超え方と東西の文化の越え方を是非目撃していただきたいです。●Bプログラム『舟渡聟』は狂言の名作ですが、舞台後方に琵琶湖の風景を出現させたことで、雄大な世界の中で頑張って生きていく人間を描きました。この作品では最年長(野村万作・90歳)と最年少(野村裕基・21歳)が船頭と聟を演じていますので、今回の“狂言三代”ならではの面白みを感じていただければと思います。『鮎』は、劇場という現代的な空間へ移ったことで、原作の小説から感じた“都会と田舎論”を、より具体的且つ象徴的に描くことができ、これもある種の“アップデート”ができたのではないかと思います。狂言の衣装を着て世田谷パブリックシアターという現代の劇場に立つことで、古典と現代が地続きになっていることを自分でも感じることができました。コロナ禍の現在、都会はある意味抑圧された場所、抑圧されればされるほど魅力的に感じる“毒”のような場所と捉え、非常に複雑な我々の現状を背負いながら、いま『鮎』を上演する意義を感じています。“読後感”のようなものを感じてもらえたなら、現代劇の劇場での狂言の在り方として、ひとつの手ごたえになると思っています。また、6月26日の公演終演後にポストトークの開催が決定した。6月26日(土)12:00 Aプログラム『武悪』 / 『法螺侍』出演:野村萬斎、野村太一郎、高野和憲、中村修一、内藤連、野村裕基6月26日(土)17:00 Bプログラム『舟渡聟』 / 『鮎』※手話通訳あり出演:野村萬斎、石田幸雄、深田博治、野村裕基※各回の終演後にポストトーク実施。開催回のチケットをお持ちの方が参加可能。「狂言劇場その九 『武悪』『法螺侍』 / 『舟渡聟』『鮎』6月18日(金)〜6月27日(日) 世田谷パブリックシアター総合演出:野村萬斎出演:野村万作 野村萬斎 野村裕基石田幸雄深田博治 高野和憲 月崎晴夫 野村太一郎岡聡史 中村修一 内藤連 飯田豪 石田淡朗会場:世田谷パブリックシアター料金(全席指定・税込):一般S席8,500円(1・2階) / A席6,500円(3階)ほか各種割引ありお問い合わせ:世田谷パブリックシアターチケットセンター03-5432-1515(10:00~19:00)
2021年06月21日音声版サブスクリプションサービス、イヤーコンテンツ配信サイト「NUMA」にて、野村周平主演の新たなドラマ「エレベーターはもう開かない」が配信されることが分かった。ストーリーに拘わったイヤードラマを中心とした個性的なイヤーコンテンツを、毎週月・水・金曜日に更新していく音声版サブスクリプションサービス「NUMA」。今回配信が決定した「エレベーターはもう開かない」は、突然、エレベーターが緊急停止し、主人公・タクヤはストレスを爆発させる。同乗していたのは、恋人のモモコ。暗闇の密室で、お互いの感情をぶつけ合うが、そこに予期せぬ乱入者、タクヤのことを知っているという男が割って入ってくる――。本作は、作家・柴崎竜人が、音だけだからこそ、映像では表現できないような暗闇かつ密室の世界を描き、没入しあたかもその場にいるような恐怖体験ができるようにオリジナルで書き下ろした作品。主演の野村さんが演じるのは、主人公・タクヤ。本作のヒロインで恋人のモモコを清水くるみ。ほかにも、鈴木仁、大谷亮平、AIのりんなも参加している。野村さんは「実際に聞いてみるまでどのような形になるんだろうと思っていましたが、出来上がった作品を聞いてみて、凄く完成度が高くて、声だけの表現でも引き込まれる世界観があるんだなとびっくりしました。本当に楽しめる作品になったと思います」と自信をみせ、「最後はどんでん返しが待っていますので、聞き逃がさないように!」とアピールした。「エレベーターはもう開かない」は6月11日よりNUMAにて配信、毎週金曜日新エピソード更新(全3話)。(cinemacafe.net)
2021年06月13日「ノムさんを私にください!」野村萬斎(55)に初めて会う前、そんなせりふを言って、萬斎の長女で昨春TBSに入社した野村彩也子アナ(23)を笑わせた尾上松也(36)。4月2日放送の『ぴったんこカン・カン』(TBS系)の一幕だ。バラエティ番組だから……ではなく、松也の思いは本気だという。「実はカメラの回っていないところで松也さんから彩也子さんに声をかけてLINEも交換済みと聞いています。“本当に交際を申し込むなら、まずはノムさんよりも萬斎さんに好かれなくては”と彩也子さんの目の前でスタッフに真剣に話していました」(番組関係者)松也と野村アナとの交流は昨年11月に放送された同番組内の企画「尾上松也の春夏秋冬ウマい店」から。MCを担当した松也のアシスタントが野村アナだった。「ニックネームがないという野村アナに、松也さんは『ノムさん』と命名。野村家では父親の萬斎さんと順番を合わせておかずを食べなければならないという厳格さの一例を聞き、松也さんも心から驚いていました」(TBS関係者)そんな松也が今春に萬斎と初共演。しかも、萬斎の自宅を訪ねる設定だった。「私、実家に男性を紹介したことがないんですよね」野村アナが松也に打ち明けると、「実家に連れていかれる初めての男ってわけだね……」松也も緊張を隠さなかった。「いざ萬斎さんが姿を現すと、松也さんは『初めまして……』と消え入るような声で挨拶。緊張はピークに達していました」(前出・TBS関係者)■「松也の母も妹も彼女との結婚を望んでいる」松也の家族も人間国宝一家である彼女との結婚を心から望んでいると話すのは、後援会関係者だ。「若旦那(松也)と野村アナとの縁組が本当に実現したら、後援会としてはこの上ない喜びです。若旦那は20歳でお父様を亡くして以来、16年間、後ろ盾なしに頑張ってきました。自主公演『挑む』を立ち上げ、今夏で10回目。これで最後と発表したのは、今後はもうワンランク上のステージを目指すということ。若旦那もすでにアラフォー。お母さまも妹さんも“結婚相手を真剣に見つけてほしい”と願っています。人間国宝を父に持つ野村萬斎さん一家との縁故ができれば、音羽屋にとって、まさに“理想の結婚相手”といえるでしょう」松也の父・尾上松助(享年59)は、先代の尾上松緑の弟子。松也は5歳で舞台デビューを飾ってはいるが、父親亡き後は自分が家長となり、20歳で父の3人の弟子の面倒まで見なければならなくなってしまった。松也自身、こんな苦悩を告白している。《僕は、家柄に関してコンプレックスというのがあって、楽屋にご自分の先祖の写真を飾っていらっしゃるのを見ると、すごく羨ましくもあり、嫉妬もありました》(『婦人公論』’21年2月24日号)一方の野村家は、狂言の名家として知られている。「一般的に伝統芸能のなかでも、武家社会で発展した狂言と、大衆演劇として発展した歌舞伎とでは、250年ほど歴史が古い狂言のほうが格式が高いといわれています。萬斎さんは長男に対しては師弟関係になるため、幼少期から厳しく育て、家でも敬語で会話。でも、彩也子さんのことは目に入れても痛くないほど溺愛しています。学生時代はねだられるとついつい買ってしまったり、留学したいという彼女の意思を尊重するなど、やりたいことはすべてやらせてきたそうです」(テレビ局関係者)■萬斎がいちばん気をもむ長女の“人間関係”狂言の舞台に立つことができない長女が自ら選んだアナウンサー職。萬斎は、彼女が出演する『あさチャン!』(TBS系)も早起きして毎朝見ているそうだ。「仕事で見られないときは録画してチェックしているそうです。毎日LINEで感想を送り、発声やイントネーションに細かくアドバイスしているそうです」(前出・テレビ局関係者)そんな萬斎がいちばん気をもんでいるのが、長女の“人間関係”。「家を出て一人暮らしを始めるようになった大学生時代は、夜11時には必ず自分に電話するように伝えていたそうです。やはり“悪い虫がつく”ことを懸念しているんでしょう。“変な男にはひっかからないように”と口酸っぱく言われて育ったそうです」(別のテレビ局関係者)萬斎も、長女と共演中の松也のことを気にはしているという。「野村アナがスタッフに『父から“松也さんとの仕事はどうだったか”と聞かれます』と話していたそうです」(前出・TBS関係者)4月の共演番組で、萬斎は最後に野村アナに対し、「まず自立をちゃんとする。一人で生きていける力を身に付けてほしい。そのうえでお互いに尊敬し合えるよいパートナーと巡り合えれば幸せだろうな」とメッセージを送った。共演者・松也には「末永くよろしくお願いします」と語っていたが……。■萬斎にとって、松也は長女の結婚相手対象外!?「本音を言えば、萬斎さんは現状、野村アナの交際相手として、松也さんは対象外だと考えていると思います」(前出・テレビ局関係者)その理由は――。「芸事を突き詰めてきた萬斎さんだからこそ、私生活が派手で“女遊びは芸のこやし”という考え方を持つ歌舞伎役者を認めていないところはあると思います。特に前田敦子さん、瀧本美織さんなど有名人と浮き名を流した松也さんとの交際をすんなりOKするとは到底思えません」(前出・テレビ局関係者)長女の未来を誰よりも願う萬斎には、松也は“戦慄の交際相手”のようだが、前出のTBS関係者は2人の今後に期待している。「松也さんが野村アナをとても気に入ってアタックしているのは間違いないでしょう。楽しい番組を作り上げていく過程で、弊局での新垣さんと星野さんのように“共演を機に結婚”はありえること。温かく見守っていく所存です」(前出・TBS関係者)また“電撃婚”カップルが誕生する日は来るのだろうか――。
2021年05月25日渡辺謙が主演する舞台『ピサロ』が東京・PARCO劇場で開幕した。本作は、16世紀に寄せ集めの兵を率いて、2400万人のインカ帝国を征服した、成り上がりのスペインの将軍ピサロの物語。ピーター・シェーファーによる傑作戯曲を、ウィル・タケットが演出する。昨年3月、PARCO劇場オープニング・シリーズ第一弾公演として華々しく開幕する予定だったが、緊急事態宣言の発令などにより、45回上演予定のところがわずか10回の上演に。観劇が叶わなかった観客の声に応え、この度の“アンコール上演”が決まったという背景がある。「もうちょっとで手が届きそうな、掴みかけるものがあったときに公演が中止になった」。初日を前にした会見で、そう当時の悔しさを語った渡辺謙。再び本作を上演させたいという強い思いがあったといい、「また稽古が始まった時に、本当に時計が動き始めた感じがした」と話す。出演する宮沢氷魚も「中止になって悔しい思いをしたし、その思いをどこにぶつけていいか分からないこともあった」と振り返るが、渡辺がカンパニーに「またやりましょう」と言った言葉を支えにしてきたという。「その時の言葉を思い出すと、とても前向きになれる自分がいて。1年経って、またこうやって皆さんの前でこの作品を披露できることをとても幸せに思う」。本作の日本初演は1985年、PARCO劇場。36年前の初演では、山﨑努がピサロ、当時はまだ無名だった渡辺がインカ帝国王・アタウアルパを演じていた。本作を通じて「俳優を一生の仕事とする」覚悟を決めたという渡辺が、今度はピサロとして帰還し、成長著しい宮沢がアタウアルパを演じる。渡辺が演じた役を引き継いだ宮沢だが「僕はあえて参考にしないでおこうと思って。当時謙さんが演じられたものと、今回僕が演じるものとでは、全然キャラクターも存在感も違う。僕は僕にしか演じられないアタウアルパをつくりたいと当初から思っていた」と語る。渡辺からのアドバイスも「『当時僕がそうだったから、こうした方がいいよ』というものではなく、僕が考えるきっかけを与えてくれるアドバイス」だといい、互いが真摯に役と向き合っている様子が伺えた。初日を前にしたゲネプロ(総通し舞台稽古)を見た。渡辺のピサロは、周囲を惹きつけるカリスマ性と野心を持ちながらも、古傷が時折痛み、老いや死への恐怖を感じているという実に人間臭いピサロ。宮沢のアタウアルパは、その出立ちと、静かながらも確信に満ちた語り口が、とても神々しく見えた。ウィルの演出もいい。舞台一面を取り囲む巨大スクリーンに、色彩豊かな映像を映し出し、場面ごとに世界観を切り替える。大階段の舞台は可動式で、時に宮殿の階段に、時にアンデスの山々に姿を変えていく。巧みな身体的な表現も随所に見られ、舞台作品としての完成度を上げた。上演時間は約2時間50分。6月6日(日)まで。圧巻の歴史劇をぜひ生で感じてほしい。取材・文:五月女菜穂
2021年05月17日渡辺謙が主演する舞台『ピサロ』が東京・PARCO劇場で開幕した。 16世紀に167人の寄せ集めの兵を率いて、2400万人のインカ帝国を征服した、成り上がりのスペインの将軍ピサロの物語。ピーター・シェーファーによる傑作戯曲を、伊丹十三が翻訳し、ウィル・タケットが演出する。 本作は、昨年3月、PARCO劇場オープニング・シリーズ第一弾公演として華々しく開幕する予定だったが、緊急事態宣言の発令などにより、45回上演予定のところがわずか10回の上演になった。観劇が叶わなかった観客の声に応え、この度の“アンコール上演”が決まったという背景がある。「もうちょっとで手が届きそうな、掴みかけるものがあったときに公演が中止になった」。初日を前にした会見で、そう当時の悔しさを語った渡辺謙。再び本作を上演させたいという強い思いがあったといい、「また稽古が始まった時に、本当に時計が動き始めた感じがした」。 本作の日本初演は1985年、PARCO劇場。36年前の初演では、山﨑努がピサロ、当時はまだ無名だった渡辺がインカ帝国王・アタウアルパを演じていた。本作を通じて「俳優を一生の仕事とする」覚悟を決めたという渡辺が、今度はピサロとして帰還し、注目の若手俳優・宮沢氷魚がアタウアルパを演じる。渡辺が演じた役を引き継いだ宮沢だが「僕はあえて参考にしないでおこうと思って。当時謙さんが演じられたアタウアルパと、今回僕が演じるアタウアルパとでは、全然キャラクターも存在感も違う。僕は僕にしか演じられないアタウアルパをつくりたいと当初から思っていた」と語る。渡辺からのアドバイスも「『当時僕がそうだったから、こうした方がいいよ』というものではなく、僕が考えるきっかけをいろいろ与えてくれるアドバイス」だといい、互いが真摯に役と向き合っている様子が伺えた。初日を前にしたゲネプロ(総通し舞台稽古)を観た。機材トラブルの影響で、2幕途中までの上演となってしまったが、渡辺のピサロは、周囲を惹きつけるカリスマ性と野心を持ちながらも、古傷が時折痛み、老いや死への恐怖を感じているという実に人間臭いピサロ。宮沢のアタウアルパは、その出立ちと、静かながらも確信に満ちた語り口が、とても神々しく見えた。ウィルの演出も光る。舞台一面を取り囲む巨大スクリーンに、色彩豊かな映像を映し出し、場面ごとに世界観を切り替える。大階段の舞台は可動式で、時に宮殿の階段に、時にアンデスの山々に姿を変えていく。巧みな身体的な表現も随所に見られ、舞台作品としての完成度を上げた。上演時間は約2時間50分(途中休憩あり)。6月6日(日)まで。圧巻の歴史劇をぜひ生で感じてほしい。取材・文・撮影:五月女菜穂公演情報『ピサロ』[作:ピーター・シェーファー翻訳:伊丹十三演出:ウィル・タケット出演:渡辺謙 / 宮沢氷魚 / 栗原英雄 / 大鶴佐助 / 首藤康之 / 長谷川初範ほか2021年6月6日(日)まで会場:東京・PARCO劇場
2021年05月17日PARCO PRODUCE 2021『ピサロ』の初日前会見が14日に東京・PARCO劇場で行われ、渡辺謙、宮沢氷魚が取材に応じた。『ピサロ(原題:ザ・ロイヤル・ハント・オブ・ザ・サン)』は、16世紀、167人の寄せ集めの兵を率いて、2,400万人のインカ帝国を征服した、成り上がりのスペイン将軍・ピサロの物語。『アマデウス』『エクウス』などで、トニー賞最優秀作品賞、ニューヨーク劇作批評家賞など数多くの賞を受賞した英国を代表する劇作家ピーター・シェーファーによる傑作戯曲で、1985年に行われた日本初演では山崎努がピサロ、当時まだ無名だった渡辺謙がインカ帝国の王・アタウアルパを演じた。昨年、渡辺は自身に「俳優を一生の仕事とする」覚悟を決めさせる1本となった本戯曲にタイトルロールとして帰還し、PARCO劇場オープニング・シリーズ第一弾公演として華々しく開幕する予定だったが、コロナ禍により初日を延期。さらに45回予定のところ、わずか10回の上演となった。今回はアンコール公演であり、渡辺ら出演者は「リベンジ公演」と呼んでいるという。渡辺は昨年の中止について「落ち着いてゆっくりお芝居を楽しみましょうという空気じゃない中で10回の公演をやっていました。パルコも休館せざるを得なくなり、『お客様の安全も考えたら、演劇を出来る状態ではないのかもしれない』ということで公演の中止を決めました」と振り返る。「僕の中でシャッターを下ろして止まってた感じだったんですけど、今年この稽古がもう1回始まるという中で、懐かしいメンバーと合って、読み合わせをしたときに、本当に時計が動き始めた感じがしたんです。そのくらい、時計が止まっていたんだ、秒針が止まっていたんだということに気がつきました」としみじみと語った。宮沢も「去年中止が決まった日に、謙さんが『また会いましょう』という言葉をかけてくれて、これはもう間違いなくやるんだなと、どこかで信じられた。やらないわけがないと思っていたので、中止になってすごく悔しい思いであったり、その思いをどこにぶつけていいかわからない瞬間もあったんですけど、その時の言葉を思い出すととても前向きになれる自分がいました」と感謝する。この1年を経て、宮沢が「同じ役を演じても全然違う景色が見えてきたり、自分の成長も少しですけども感じられる瞬間があって、僕個人として少し成長できた姿を皆さんにお届けできるのはとても光栄に思っております」と心境を表すと、渡辺は「かなり成長しています」と太鼓判を推した。36年前に自身が演じたアタウアルパを今回演じる宮沢について、改めて渡辺は「この衣装を見ていただいたらわかると思うんですけど、ある種超越してるわけなんです、神という存在なので。それでパフォーマンスをするのは非常にハードルが高いことだと、僕も36年前に自覚はしていたので、相当大変だったと思います」と慮る。一方で「去年1回やっているので、今年はもうそこありきの状態から始められる。彼としてはさらに何かいろんなことを考えられるいい稽古場だったと思っています」とも明かす。また、「外出するのもはばかられるような時勢の中で、演劇をご覧いただくことに、ある意味非常に胸を痛めるわけですけども、それでもやっぱり僕たちは届けたいものがあるんだという思いを強くこのカンパニー全員で持っています」と渡辺。「大変なことはよく存じ上げておりますので、くれぐれも養生しながら劇場に足を運んでいただきたいですし、くれぐれも感染にならないようにご用心していただければと思っています。しっかり届けていこうと思っています」と意気込んだ。
2021年05月14日5月15日(土)よりアンコール公演が予定されている、渡辺謙主演、宮沢氷魚共演の舞台「ピサロ」より、稽古場の様子を写した写真が公開された。昨年3月、PARCO劇場オープニング・シリーズ第1弾公演として開幕する予定だった本作は、コロナ禍により初日を延期、さらに45回予定のところ、わずか10回の上演となってしまった。そこで観劇が叶わなかった多くの人々のリクエストに応えて、今回アンコール公演が行われる。本作は、16世紀、167人の寄せ集めの兵を率いて2400万人のインカ帝国を征服した、成り上がりのスペインの将軍ピサロの物語。日本初演は36年前の1985年PARCO劇場。山崎努がピサロを、渡辺さんがインカ帝国の王・アタウアルパを演じた。そして今回、自身に「俳優を一生の仕事とする」覚悟を決めさせる一本となった本戯曲に、渡辺さんがタイトルロールとして帰還。ピサロに対峙する太陽の子・インカ王アタウアルパは、宮沢さんが務める。公演に向けて感染予防対策を講じ、一丸となって全力投球中の稽古場から到着した写真では、並々ならぬ熱量が感じられるようだ。公演が止まってしまったとき、すぐさまリベンジ公演をやろうと声を上げたのは、主演の渡辺さん。その願いが実現して4月、大階段のセットが組まれた稽古場に、総勢29名のキャストが結集。初演をともに立ち上げたメンバーに加え、一部新顔も迎えての再始動。演出のウィル・タケット、演出助手兼振付のシドニー・アファンデル=フィリップスの姿もあった。この日の稽古は、戦いによる大殺戮が繰り広げられた一幕のラスト、その鮮烈な余韻を残しての二幕頭からスタート。回想する老マルティン(外山誠二)が見つめる中、おぞましい光景を見たことに打ちひしがれ、嘔吐する小姓マルティン(大鶴佐助)。副隊長デ・ソト(栗原英雄)がそんな彼を励ますところに、ピサロの一喝が刺さる。渡辺さんの険しい眼光、雷鳴のような一声に稽古場中の息が止まった瞬間、タケットが立ち上がって芝居を止め、一気に緊張が解かれ、穏やかに指示する。そして、囚われの身となったアタウアルパとして、大階段の上に座っていた宮沢さんが降りて来て、そのやりとりを集中して聞く姿がなんとも印象的。さらに、ピサロが初めてアタウアルパと対話するシーンの稽古へと続き、黄金よりも太陽の子アタウアルパに惹かれ始めているピサロの心の動きを、鋭利な視線を放って豪気に、かつ俊敏に、多彩な表現で魅せていく。そして宮沢さんが醸し出す肝の据わった安定感には驚きを隠せない。初演で見せた神々しく透明感あるその姿に、さらに太い芯が備わったように感じられた。「ピサロ」あらすじ西暦1531年。齢60を超えた粗野な成り上がりの将軍ピサロは、彼の人生の最後の遠征となるインカ征服への準備を始めた。集まった兵士は一攫千金を夢見る平民たち。そんな傭兵を含む167名を率いて、ピサロはペルー征服へと出発。6週間をかけ、森をぬけ、2週間かけてアンデスを超える過酷な行軍の末に、数千人のインディオを虐殺し、自らを太陽の子と謳うインカの王アタウアルパを生け捕りにする。ピサロは、アタウアルパを釈放する代償として莫大な黄金を要求。そして、莫大な黄金を手にしたピサロとスペイン人たちは――。PARCO PRODUCE 2021「ピサロ」は5月15日(土)~6月6日(日)PARCO劇場にて上演。(cinemacafe.net)
2021年05月06日「僕はこれを“リベンジ公演”と呼んでいるんです」。渡辺謙が言う。2020年3月、リニューアルしたPARCO劇場のオープニング・シリーズ第一弾公演として開幕する予定だった、渡辺主演の『ピサロ』。コロナ禍によって初日が延期となり、わずか10回の上演で幕を閉じることをやむなくされたこの公演が、再びお目見得するのである。リベンジに向かう心境やいかに。渡辺謙が熱く答えた。昨年、公演の中断が決まったとき、渡辺はすぐプロデューサーに「もう一度やろう」と掛け合ったそうだ。「僕は映画でもドラマでも作品をひとつの旅に例えていて、舞台であれば、稽古から千穐楽まで、そして一公演ごとに旅をしていると思っているんですけど、この『ピサロ』はお話自体がまさしく旅なんです。ピサロがインカに向かって冒険をし、彼にとってはそこがある種の終焉の地となる。そこでピサロが何を得て何を失うのか、僕自身がそれを見つける旅でもあったわけです。ですから、旅が中断されて、非常に未消化なまま終わった感じがあったので。また一から旅をして、見つからないこともあるかもしれないけど、見つけてみたい、つかみに行くぞという気持ちでいるんですね」。10回で終わったものの発見もあった。例えば、ピサロを山﨑努が演じた85年の上演で渡辺はインカ王アタウアルパを演じたが、今回のアタウアルパ役の宮沢氷魚を見ながら、「山さんもこんなふうに俺を見てたんだろうな(笑)」と思ったり、「同じ作品でもアングルが変われば感じ方が違う」と実感したり。「ピサロとアタウアルパがロープでつながれるというシーンを、ロープを使わず、見えない何かでつながっているというふうに表現した」ウィル・タケットの演出にも新鮮さを感じ、「価値観や考え方が相容れない人間たちが混ざり合っていくときに何が起こるのか、そのモメントを発見し表現していきたい」と意気込む。また、「壮大なお話であると同時にちっぽけな人間の話でもあって、その両極に針が触れる面白さがある」と作品の魅力も改めて感じている。昨年の上演は、突如見舞われた困難に舞台上にも客席にも緊張が伴った。だからこそ、今回の上演では演劇の楽しみを取り戻したいとの思いも強い。「劇場のドアがクローズして1ベルが鳴って客電が落ちて幕が開く。そこからは外の世界と違うことが繰り広げられ、浮世の煩わしさから離れて没頭できるのが演劇です。そこへ誘うために僕らはやっているんです」。ピサロと旅を共にすることで、自分はどこに辿り着くのか。楽しみにしたい。取材・文:大内弓子
2021年04月14日俳優の渡辺謙が19日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第44回日本アカデミー賞の授賞式に出席し、映画『Fukushima 50』で最優秀助演男優賞を受賞した。優秀助演男優賞の受賞者インタビューでは、「クランクインの時にエキストラも含めて100人くらいいて、一言だけ言わせて頂いたんです。『今現在も原発事故で福島で苦しんでいらっしゃる方もいるし、そのことで命を落とされた方もたくさんいらっしゃる』と。背負いきれないにしても、僕たちはそういう思いをこの映画にぶつけていこうという思いでやったので、なかなか厳しい現場ではありました」と撮影を振り返った渡辺。最優秀助演男優賞で名前が呼ばれると厳しい表情のまま登壇し、「今年は本当に参加することに意義があると思って来たので。福島の力をこのブロンズに込めて頂けたんだなとそんなふうに思っております」とコメント。そして「福島のみなさん!」と呼びかけながら握りしめたブロンズを掲げ、「とりあえず獲りましたので、どこか飾ってもらえるところに寄贈したいと思っております。本当にありがとうございました」と感謝の言葉で締めくくっていた。○■「第44回日本アカデミー賞」最優秀賞受賞リスト作品賞…『ミッドナイトスワン』監督賞…若松節朗(『Fukushima 50』)脚本賞…野木亜紀子(『罪の声』)主演男優賞…草なぎ剛(『ミッドナイトスワン』)主演女優賞…長澤まさみ(『MOTHER マザー』)助演男優賞…渡辺謙(『Fukushima 50』)助演女優賞…黒木華(『浅田家!』)音楽賞…梶浦由記/椎名豪(『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』)撮影賞…江原祥二(『Fukushima 50』)照明賞…杉本崇(『Fukushima 50』)美術賞…瀬下幸治(『Fukushima 50』)録音賞…柴崎憲治/鶴巻仁(『Fukushima 50』)編集賞…石井巌/石島一秀(『男はつらいよ お帰り 寅さん』)アニメーション作品賞…『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』外国作品賞…『パラサイト 半地下の家族』(C)日本アカデミー賞協会
2021年03月19日フェスティバルホールの建て替え後、2013年のオープニングシリーズより2年に1度開催している『祝祭大狂言会』。5回目の今回は、人間国宝・野村万作を筆頭に、息子・野村萬斎、孫・野村裕基ら三代がそろった野村家一門の出演で贈る。通常の狂言会は400~600席規模の能楽堂での上演がほとんどだが、『祝祭大狂言会』は2700席あるフェスティバルホールの大空間を活かした演出となり、その新たな味わいに狂言初心者から通まで人気が高い。今回は萬斎の楽しくわかりやすい解説に始まり、『二人袴』、『月見座頭』、関西初登場の新作『鮎』という狂言三作品のプログラム。その見どころと意気込みを万作、萬斎が語った。「祝祭大狂言会2021」チケット情報「フェスティバルホールでは舞台上の人間が小さく見えます。俯瞰して見るという目線で人間の滑稽な側面を描き、人間っていいもんだなと愛おしくみせるのが狂言。この広いホールで俯瞰した目線を持つことは、かえって客観的に観ることができて楽しい。そういう特性があるのではないかと思いますね」と萬斎。この広さでの狂言会は東京にもなく、“グランド狂言会”という捉え方でこのホールならではの演出を生み出してきた。最初の演目『二人袴 三段之舞』は、「まずはコロナ禍で閉塞感を感じている時に、大笑いして底抜けに楽しんでいただきたい。大甥の太一郎と息子の裕基が兄弟を演じるのは本邦初公開です。三段之舞でお囃子も入れてにぎにぎしくお見せします」(萬斎)。次に「狂言の中で異色な曲」と萬斎が言う『月見座頭』は、万作とふたり、息の合った親子共演で。「人間の両面性が盛り込まれている狂言です。昔なら盲目の人を哀れな人と演じていたと思いますが、私は現代的に捉え、人間を考えるテーマに磨きをかけてやりたいと思っております」と万作。盲目の人が見る月とは…その至芸を秋野の風情の中で。そして、池澤夏樹の作品を萬斎が演出・補綴し、2017年に国立能楽堂で初演。今回が関西初上演となる『鮎』について萬斎は「狂言ならではの機知に富んだ演出で鮎たちを表し、その鮎が劇を進行していく。視覚的なおもしろさと、都市と地方、若者の未来を考えるテーマを含んだ作品です」。フレッシュなドタバタもの、不条理な月の世界、新しい発想の新作。違った味わいが楽しめる三演目だ。「三世代それぞれの良さを味わっていただき、狂言で心を解放して生きることへのエールを送れるように。皆さんが勇気と覚悟を持って劇場に来てくださるからには、ますます頑張って、その行動にお返ししたい思いでいっぱいでございます」(萬斎)。公演は、4月25日(日)大阪・フェスティバルホールにて上演。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2021年02月22日狂言師の野村万作・萬斎親子がこのほど、『祝祭大狂言会2021』(4月25日、大阪・フェスティバルホール)の開催を前に大阪市内で会見を行い、抱負を語った。万作を筆頭に、萬斎、裕基の親子三代ほか一門が出演するこの公演では、「二人袴 三段之舞」、「月見座頭」、関西初上演となる新作狂言「鮎」の3演目が上演される。「月見座頭」で、萬斎と共演する万作。「月見座頭」では、人間の“善”と“悪”の二面性が描かれる。万作は、「人と人との交流がちぐはぐになりつつあるのが今の世の中ではないかと思う。世の中の暗澹たる中で、笑いというものをどう皆様の心にお届けするか。そして笑いだけでなく、もっと人間的なことを考えるというテーマも狂言にはある」と話す。新作狂言「鮎」の演出を担当した萬斎は「池澤夏樹先生の戯曲を基に、舞台ならではの面白みを持たせるために鮎を擬人化した。結末は、今までの狂言にはなかったものを目指した。どうなるのかは見てのお楽しみ」とPR。『祝祭大狂言会2021』では冒頭に萬斎がそれぞれの演目について分かりやすく解説し、「予備知識なしで楽しめます」(萬斎)という。会場は、一般的な能楽堂の5倍以上となる2,700の客席数を誇る、大阪・フェスティバルホールで、大空間で狂言を演じる意義について萬斎は「舞台の両サイドに橋掛かり(廊下のようなもの)が設置できるなどの空間演出が可能。そして、大きな空間では、“人間の小ささ”を感じることもできる。狂言が描く“人間の滑稽な側面”をより愛おしく、肯定的に感じてもらえるのではないか」と話す。また、親子三代で演じることについては、「めでたいし、ありがたい。解脱したかのような存在感の父、中間管理職のような私、21歳の若さが魅力の裕基。三世代の“花”、それぞれの良さを味わってほしい」と語った。コロナ禍により、社会には鬱屈した雰囲気も漂う。萬斎は「狂言に携わる者ができることは、皆さんの心の開放。笑うだけではなく、生きるって素晴らしいことだなと感じてもらいたい。狂言は、声と体のみで表現する飾りっ気のないストレートな芸能。来ていただいたお客さまの期待に応えられるよう、公演に臨む」と誓った。
2021年01月26日2020年12月5日、俳優の渡辺謙さんが、情報番組『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系)に出演。5人の孫にまつわるエピソードを披露しました。今年で61歳になったという渡辺さん。渡辺さんの息子である、俳優の渡辺大さんには2人の子供が、また、娘である俳優の杏さんには3人の子供がおり、計5人の孫がいるそうです。同番組の司会を務めるタレントの中居正広さんから「お孫さんからは、なんて呼ばれているんですか?」と聞かれると、「長男の子供2人からは『じぇい』と呼ばれています」と回答しました。なんでも、渡辺さんは、孫から『じいさん』と呼ばれることがイヤで、『じぇい』と呼ぶようお願いしたのだそうです。『じいさん』とか、すごいイヤだったわけ。だから上の子(大さん)の2人に「『じぇい』って呼べ」っていったら、素直にいうことを聞いたくれたんだけど。娘(杏さん)には、「ふざけんな!」っていわれて。(杏さんの子供たちからは)「じいじ」って呼ばれてます。中居正広のニュースな会ーより引用中居さんから「『じぇい』と『じいじ』ってだいぶ違うんですか?」と聞かれると「違うんだよ!サウンドがもう全然違いますよ!」と必死に答え、共演者を笑わせていました。視聴者からはさまざまな声が上がっています。・孫に『じぇい』って呼ばせてるの笑った。謙さんのかわいい一面ですね。・『じぇい』って呼ばせようとして娘に叱られたエピソードに和んだ。仲よし家族ですね!・私も初孫ができた時、「おじいちゃん」と呼ばれて嬉しい反面、「おじいちゃんか…」ってちょっとショックだったことを覚えています。渡辺さん一家の、『祖父の呼び名』を巡るほほ笑ましいエピソードに癒されますね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月07日本日11月25日、都内スタジオで開催されたドラマスペシャル「逃亡者」の制作発表記者会見に渡辺謙と豊川悦司が登壇。過酷な撮影エピソードなどを明かした。「逃亡者」は、1963年~67年にかけてテレビシリーズとして世界を席巻した往年のサスペンスアクション。ドラマ化にあたって、舞台を現代の日本に移してストーリーを再構築し、最新科学捜査を盛り込んだスリリングな追跡劇や真犯人探しの謎解きはもちろん、追う者vs追われる者が織り成す人間ドラマを骨太に描いていく。本作の撮影が行われたのは、実は1年前。長期間かけて作り上げた本作に、“逃亡者”演じる渡辺さんは「かなり大がかりなスタイルで撮影したので、逆に言うと、仕上げに1年間かかったということ。ようやくこの作品をお届けするときが来て、ちょっと興奮しています」と喜び、“追跡者”演じる豊川さんも「やっとこのような舞台に立つことができてほっとしています」と挨拶。また、壮絶なアクションシーンが目白押しの本作。そのほぼ全てでスタントマンを使わず自ら挑んだ渡辺さんは「撮影の途中で“こんな激しい作品だったかな…”と、ちょっと後悔しました(笑)」と冗談を言いつつも、「今回、生まれて初めて走行する電車内で激しいアクションに挑みましたが、停車している電車とはまったく違って疾走感があり、役者としての“さが”なのか、興奮しましたね!かなり面白いテイクが撮れたと思っています」と自信をのぞかせた。そんな渡辺さんのことを“生きた教科書”とリスペクトした豊川さんは、「謙さんからは学ぶことが多く、共演シーンの撮影日は謙さんの一挙手一投足をどうしても見てしまいました。“謙さんはどう芝居するのか”“このシーンについて監督とどんな会話をするのか”…。そういったことを垣間見られる貴重なチャンスでした」と撮影をふり返る。一方、渡辺さんは豊川さんについて「同じシーンで顔を合わせて芝居をすることはほとんどなく、遭遇するのは3回ほど。僕はだいたい泥だらけか血だらけで逃げ回っているのですが、豊川くんはジーンズに革ジャン姿でスタイリッシュに走って銃を構えて、みんなに指令を飛ばしていて…。『えらいカッコいいな!』『いいトコ、みんな持っていっちゃうな!』と思っていました(笑)」と印象を語った。会見では、2021年への願いをしたためた書を披露。渡辺さんは“脱”と力強い文字でつづり、「“脱コロナ”は全世界の人々が願っていること。今年は人と人との関係性が遮断され、社会そのものが否定されてしまうような1年だったと思うんです。ワクチンや有効な薬ができたりして、来年はみんなで笑い合って、飲むのも食べるのも、僕らがお芝居をするのも、普通にできるような世界になることを切に願っています」と思いを語る。一方の豊川さんは、“握”とダイナミックにしたため、「本来ならば挨拶代わりに握手をしていたのが、全然できなくなっていて…。でもやっぱり人間にとって触れ合うことって大事だと思うんです。今、新型コロナウイルスでそれが断ち切られているというのは本当に残念なことだと思うので、来年は必ずや人類がコロナを“掌握”し、それに打ち勝つことができるように」と“願い”を明かした。そして会見最後には、渡辺さんから「精魂こめて作り上げた作品です。キャスト・スタッフともにある意味、泥水を飲むような現場で、ハードな追跡劇を撮影することができました。寒くなってきたことですし、家にこもった方がいい状況にもあるので、ぜひ家の中を暖かくして、僕と一緒に2日間逃げていただければと思います」と視聴者へメッセージを送った。ドラマスペシャル「逃亡者」は12月5日(土)21時~、6日(日)21時~テレビ朝日にて2夜連続放送。(cinemacafe.net)
2020年11月25日