●「グッとこなかったらどうしよう」という不安全世界でシリーズ累計7,000万部超の発行部数を誇る人気漫画『鋼の錬金術師』の実写映画版が、Hey! Say! JUMPの山田涼介を主演にむかえ、1日より公開された。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯して挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エド(山田)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルの物語を描いていく。ヨーロッパ風の世界観を日本人が演じることになるが、物語を引っ張っていたのが、山田が演じた主役・エドだ。並々ならぬ気迫と、スクリーンに映るだけで圧倒的にドラマチックになる存在感を誇る。今回は、アニメ版の主役を演じていた声優・朴ロ美にインタビュー。原作終了前に放送され、オリジナルの展開で完走した2003年版の第1期シリーズ、そして原作終了に合わせ展開を合わせた2009年版の第2期シリーズ、さらに数々の映画版と、数回にわたりエドという役を演じきっている。朴が感じるエド役の難しさ、そして山田に感じた姿とは。○通り一辺倒で演じきれるような役ではない――『鋼の錬金術師』、実写化すると聞いたときの印象はいかがでしたか?鋼の関係者の方から実写化の話を聞いたのではなく、最初は私のとても信頼している舞台衣裳家の西原梨恵ちゃんから、「ロミさんがやったアニメの実写化の衣裳をやることになったの」と聞いたんです。「私がやったアニメって結構いっぱいあるよ?」と言いながらも「もしかして、『鋼の錬金術師』?」と冗談半分で聞いたら大当たりで、本当に驚きました。彼女は舞台の衣裳家なので、映像の衣裳を、しかも『鋼の錬金術師』を梨恵がやる!? と先に驚いてしまったので「『ハガレン』が実写化する」という驚きが来たのは、後からじわじわ、という感じでしたね。――では、実際に実写化された作品を観て、どのような感想でしたか? 特に、ご自身でも演じられていたエド役については思い入れも深いのかなと思います。もう、観るまでに緊張してしまって……。西原梨恵ちゃん伝手に山田くんと一緒にご飯を食べる機会があったんです。その時に、山田くんがどれだけこの作品を自分の中心に置いているかということ、どれだけの思いで作品を背負おうとしているかということをひしひしと感じて、観る前から「応援したいな」という気持ちになっていました。と、ともに、「これで実写版を観て、全然グッとこなかったらどうしよう」という不安もないまぜになってしまって、とてつもなく緊張しました。でも観終わった後は、山田くんのエドがスクリーンの中にいた、というか、山田くんではなく「エドがいた」と思いました。エドって、すごく難しいんです。通り一辺倒で演じきれるような役ではないので、ビジュアルだけ寄せたって絶対に無理で、マインドがエドになっていないと演じる事ができない。山田くんは、見事にこの作品を背負って立っていたんじゃないかなと思いました。――マインドから変えなければ演じられない役なんですね。変えざるをえない、というか。この作品は本当に魔物みたいな、とんでもないエネルギーを内包しているんです。こちらはまったく無意識なのに、全部持ってかれるんですよ。「もっていかれた……!!」というエドのセリフがありますが、こちらはエドに持ってかれた……!!という感覚です(笑)。そのぐらい凄まじいエネルギーが必要な作品で、私も全身全霊をかけて演じていました。荒川先生はなんというものを生み出してくれたんだ……と思います。だから山田くんのエドを見ていると、その様が見える気がするんです。私も演じている時に、エドに「見つけられた」感がすごくありました。まるでエドに「そのエネルギーを俺に貸せ」と言われたような……。山田くんもとってもエネルギーが高い子なので、この作品に見つけられちゃって、もう多分、肉体も精神も全て彼方に持って行かれようとしているんだな、という感じがしました。●決して喜びだけではなかった『鋼の錬金術師』○魂を削らないと向き合えなかった――TVアニメ放送時に、「魂を込めすぎた」といったインタビューに答えられていたと思いますが、どういう状況だったのでしょうか?とにかくしんどい作品だったんです。1期の時には、月曜の朝10時から収録していたので……週頭の朝10時からの内容の作品じゃないでしょう(笑)。2期(『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』)になって16時からになりましたけど、なんというか、魂を削らざるをえない。削りたいじゃないんですよ。削らないと向き合えない。でも、向き合いたくなくて、辛いんですよ。前日に準備をしなきゃいけないんだけど、またあの辛い時間が待っていると思うと、なかなか取り掛かれない(笑)。そして準備を始めると朝までかかってしまう。とてもエネルギーがいるので、決して喜びだけではなかったな、と思います。――それを2回もシリーズで通して演じられたというのは、すごいですね。いや、わけがわからなかったです(笑)。1期と2期で別の方が演じることになった役もありますし、2期で初めて役に入られる方々は、前の『鋼の錬金術師』があるから、すごいプレッシャーがあったと思います。2期の新しいキャストのお目見えイベントが、1期のDVDのコンプリート版を買ってくださった方々を対象としていたので「これでブーイングだったらどうしよう」という緊張感の中で行われたんですよね。私と(アル役の釘宮)理恵で、『鋼の錬金術師』の世界を示す旗振り役をしなければ、と必死にエネルギーを費やしたのを覚えています。――今回も、ファンイベント(7月13日実施)で実写版キャストと登場されましたが、橋渡しみたいな気持ちはあったのでしょうか?応援したい、という気持ちですね。なぜなら私は『鋼の錬金術師』が自分の中に染み込んでいるし、本当に好きだし、こんなにちゃんと深いテーマをシンプルながら激しく伝えている作品というのはそうあるわけではないと思います。それは荒川先生の、かっこつけないむき出しのエネルギーが詰まっているからだと思うんです。だから今の若い世代の方々、今まで『鋼の錬金術師』に触れてない方々に、今回の実写を通して触れて欲しい、観て欲しい。生きるということが、どれだけのしんどさの上に成り立っているか、でもこれだけの豊かさがあるんだということを、きっちり受け取ってくれたらと思います。もちろん、実写化を嫌だという方も、不安がっている方々もいるとは思うんですよ。でも曽利監督の熱い思いや『鋼の錬金術師』に対する愛、そして山田くんが全身全霊でエドを受け止めて、「全てを持っていってくれ」という覚悟でやっていることは、スクリーンを通せばわかると思うんです。他のキャストの方々も、みんなそうだと思います。自分の中のイメージと違うことで「う~ん」と思ってしまうこともあるかもしれない。だけど、あの頃見ていた原作、アニメのワンシーンワンシーンが本当に丁寧に丁寧に作られているので、胸が震えるはずだし、とにかく観て欲しいです。○マスクがしっとりするくらい泣いた――他の作品とも、また山田さんの演技や声の出し方が違ったように思ったのですが、朴さんから見ての印象はいかがでしたか?TVを見ないもので、山田くんが普段どういうことをやっているかを知らないんです。所属事務所を知ったのも、あとからだったくらい(笑)。でも、まんま、エドでした。予告編ではシリアスなシーンしかなかったんですけど、全編を通してみるとちゃんと"三の線"をやっていて、「そうそう、"三"があってエドなんだよ~!」と嬉しかったです。――それでは、最後に朴さんから観て、特にこのシーンのエドが必見! というところを教えてください。エドとアルとウィンリィの喧嘩のシーンです。やっぱり『鋼の錬金術師』って兄弟愛・絆がテーマなんだ、強くハートを鷲掴みにされました。マスクをしながら観ていたのですが、涙と鼻水でグッシャグシャになって。マスクの中がしっとりなんてもんじゃない、表側にまで染み出てくるくらいでした(笑)。必見です。あのシーンの撮影中、山田くんは相手がいない状態で演じていたのかと思うと、本当にすごいですよね。私には理恵がいましたから。山田くんの集中力と、作品を背負って立つという意識が成せる技です。気が早い話かもしれないけど、第二弾、第三弾と進んでほしいなと思ってしまいます。だから応援してほしいし、本当にこの作品が一人でも多くの人の手に触れて、渡ってほしい。「生きるって捨てたもんじゃねーぜ」ということが伝わってほしいなと思います。
2017年12月01日11月30日(木)今夜の「櫻井・有吉THE夜会」に「Hey!Say!JUMP」山田涼介、俳優のディーン・フジオカの映画『鋼の錬金術師』コンビがゲスト出演。山田さんの意外なプライベートなどに迫るほか、ディーンさんはグルメ企画を再びを実施する。「嵐」櫻井翔と有吉弘行がいま話題の人物や一流芸能人をゲストに迎え、彼らの願望・疑問・悩みを、出演者の力、スタッフの力、そして視聴者の力を結集して様々な手段で解決・実現していくのが本番組。今回は今年デビュー10周年を迎えたジャニーズの人気グループ「Hey!Say!JUMP」のメンバーとして、そして俳優としても「金田一少年の事件簿N」や月9「カインとアベル」『暗殺教室』などの代表作を持つ山田さんと、香港、台湾、インドネシアなど世界で活躍、日本でも連続テレビ小説「あさが来た」「今からあなたを脅迫します」など数々の作品に出演しているディーンさんの2人をゲストに迎える。いまをときめく超人気アイドルゆえ“キラキラ”したイメージを持たれている山田さんだが実は私生活は“超地味”だという。そんな山田さんのプライベートを今夜暴露。予告映像ではセレブの超豪華パーティーに参加した山田さんが驚きの表情を浮かべる様子なども映し出されている。またジャニーズメンバーとの秘話や私服も大公開。そしてディーンさんは話題の「超こだわりグルメ」企画第3弾を実施。過去の出演回では「フォー」「バクテー」をテーマにこれでもかというほどのこだわりを見せ、ネットでも「こだわり強過ぎて引いてる」「怖いけど好き」など様々な声が飛び交った本企画だが、今回はディーンさんの“神の舌”を満足させることができるのか?そんな2人のゲストが共演している映画『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。運命に挑む錬金術師の兄弟エド(山田さん)とアル(声:水石亜飛夢)。幼き日に2人は、愛する亡き母にもう一度会いたい一心で、錬金術の禁忌「人体錬成」に挑み失敗。兄エドは手脚を失い、弟アルは身体を失った。アルの身体を取り戻す唯一のカギとなるのは「賢者の石」。2人を支える幼なじみのウィンリィ(本田翼)と共に、壮絶な旅を続ける兄弟。彼らに待ち受ける驚愕の真実とは?いま兄弟の絆が試される…山田さんが主演を務め、ディーンさんは“焔(ほのお)の錬金術師”と呼ばれ、強い信念を持って突き進むマスタング大佐を演じている。山田さん、ディーンさんをゲストに迎える「櫻井・有吉THE夜会」は11月30日(木)22時~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年11月30日11月30日(木)本日放送の「VS嵐」は映画『鋼の錬金術師』から「Hey!Say!JUMP」山田涼介、本田翼、蓮佛美沙子、本郷奏多、内山信二、佐藤隆太らが参戦。プラスワンゲストには「千鳥」を迎え、この冬注目の超大作出演俳優陣と「嵐」の豪華バトルが繰り広げられる。今回はゲストチームが出演している映画にちなんだ特別企画「黄金の練金術師」を実施。これはお題を粘土で表現してそれが何かを当てる対決。「嵐」チームの松本潤が予想をはるかに越えた“衝撃作”を作り上げたかと思えば、相葉雅紀もほかのメンバーから「ヒドい」と言われる問題作を制作。答える櫻井翔も悩んでしまう。その一方『鋼の錬金術師』チームの山田さんは、小学生の頃アトリエに通って粘土もよくやっていたとのことで、この企画に自信をみせる。またサッカーのジュニアチームに所属していた過去を持つ山田さん。「キッキングスナイパー」でも「前回でコツをつかんだ」と自信を持つのだが、対決の合間に大赤面のエピソードが明かされてしまう…果たしてどんな内容なのか?「嵐」メンバーと山田さんの注目バトルに加え、個性的な『ハガレン』キャスト、「千鳥」さんの奮闘ぶりやいかに。今回のゲストらが出演している映画『鋼の錬金術師』は、荒川弘による世界的大ヒット同名コミックの実写化作品。大好きだった亡き母を生き返らせようと、最大の禁忌を犯した幼い兄弟。その“人体錬成”は失敗し、エドは左脚を、アルは身体全部を代価として持っていかれるが、瀕死のエドはとっさにアルの魂だけをなんとか錬成し、近くにあった鎧に定着させる。全てを取り戻すため鋼鉄の義肢をつけた身で国家錬金術師となり、鎧の姿の弟アルと旅を続けるエドをやがて“鋼の錬金術師”、と呼ばれるようになっていく…という物語。今回ゲストで参戦したキャストのほか、ディーン・フジオカ、國村隼、石丸謙二郎、原田夏希、夏菜、大泉洋、小日向文世、松雪泰子、水石亜飛夢(声の出演)ら豪華キャストが出演する。映画『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。「VS嵐」は11月30日(木)19時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年11月30日映画『鋼の錬金術師』の“ここがスゴイ”。今回は、ロイ・マスタング大佐を演じるディーン・フジオカさんにお話をうかがいました。迷いなく信念を貫く姿を魅力として伝えられたら。ディーン・フジオカさんが演じたのは、聡明でつねに冷静沈着なロイ・マスタング大佐。軍のトップに上り詰める野望を抱き、エリート街道を突き進んでいく男だ。「強い決意を持って信念を貫こうとしている人ですよね。目的達成を最優先にして決断を下す厳しい面もありますけれど、その根本には人としての良識だったり愛というものがある。善や悪では測れない人物ですけれど、彼の迷いのないあり方を魅力のひとつとして伝えられたらと思っていました」マスタングといえば、錬金術で焰を錬成する錬金術師でもある。実際に焰を操る場面では、「目の前の見えない“焰”を、あるように演じるのは難しかった」と語る。「シーンに説得力を持たせるためにも、監督が思い描くイメージをどれだけ感じ取って表現できるかが俳優としての勝負。頭で理解するだけでも、想像力だけでもダメでした。でもすごいのは、曽利監督の頭の中には、すでにこの作品の世界がすごく明確にあったんですよね。僕がどうしたらいいかわからなくなっている時にも迷いなく道を指し示してくださる。瞬間瞬間が学びの連続の現場でした」エドを演じた山田さんから受けるものも大きかったよう。「山田君のエドと対峙した時、彼自身の中から、どんな状況でも弟を思って諦めずに前に進もうとする強い意志が発せられているように感じたんです。そのあまりの力強さに、自然とマスタングとして居続けることができました。最後の二人のタッグは、映画の見どころのひとつではないかと」CGを駆使した作品ではあるけれど「現実のメタファーになっている場面がたくさんあり、単なるファンタジー作品では終わらない魅力がある」と強調する。「家族愛や自己犠牲、無償の愛だったりがさまざまな形で描かれていて、そこにたくさんのメッセージがある。考えさせられることの多い、深い作品なんですよね」ディーン・フジオカ1980年8月19日生まれ。福島県出身。俳優・ミュージシャンとして活躍中。現在放送中の主演ドラマ『今からあなたを脅迫します』では主題歌も手がけている。スーツ¥290,000シャツ¥50,000ネクタイ¥20,000チーフ¥15,000ベルト¥58,000(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパンTEL:03・6274・7070)※『anan』2017年12月6日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・カワダ イソン(impannatore)ヘア&メイク・shibuya(vitamins)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年11月30日「鋼の錬金術師」実写化のニュースが流れた時、多くの人が懸念したのは、あの世界観を完璧に映像化できるのか、だったと思う。しかし、実写化に集まった顔ぶれと細部までのこだわりを知れば、杞憂だとわかるはず。さまざまな角度から映画の魅力に迫ります!荒川弘さんによる原作は、‘01年から約9年間にわたり月刊『少年ガンガン』に連載。あらゆる物質を分解して再構築する錬金術に天才的な才能を見せるエドとアルの兄弟の冒険譚を軸にしながらも、人間の尊厳や命の重みといった根幹に迫った重厚なストーリーで、全世界シリーズ累計発行部数7000万部超のベストセラーを記録している。この作品の映画化に自ら名乗りを上げたのは、日本のCG技術の第一人者と評される曽利文彦監督。撮影後、1年にも及ぶVFX作業を経て待望の公開に。スタッフが語る、映画ハガレンの魅力【感動を誘う“兄弟愛”が物語の要】一瞬にして物質が別の形状へと変わる錬金術や躍動感に溢れたアクションなど見どころは多いが、軸はあくまでもエドとアルの兄弟の物語。エドが危険を顧みずに賢者の石を求めるのは、自ら犯した禁忌により、食べることも眠ることも痛みを感じることもない空っぽの鎧になってしまった弟アルの身体を取り戻すため。じつはアルはモーションキャプチャーのフルCG。その弟と対峙する山田涼介さんのリアルな演技にも注目。「正直、これだけの世界を映像化するのは大変な労力なんですが、それでも高いモチベーションを維持し続けられたのは、素晴らしい物語があったからです。さまざまな要素があるなか一本の映画として描くうえで“兄弟の旅”を軸に置いたのですが、このシンプルで力強いテーマを、山田君が期待していた以上の演技で表現してくれたと思っています」(曽利文彦監督)【世界観を構築する、圧倒的なCG技術】中世のヨーロッパを想起させつつも、あくまでも国や時代を特定しない架空の世界を舞台に繰り広げられるのは、物質が一瞬にして形状を変える錬金術。この作品を実写化するのに不可欠だったのがCG技術だ。監督を務めた曽利さんは、アメリカでその技術を学んだ、日本を代表するCG技術のスペシャリスト。邦画史上最大規模のVFXと最新技術を取り入れ、1年もの時間をかけて完成させた映像は、リアルと見紛うほどのクオリティだ。「企画を立ち上げたのは10年以上前ですが、映像技術が進化を遂げたいまだからこそ実現できたと思いますし、CGを呼吸するように使いこなせる僕らにしかできなかったという自負もあります。でもだからといって、映画のウリはCGではなく、あの世界に違和感なく入り込めるようにしたつもりです」(曽利文彦監督)【原作を忠実に再現したキャラクターが続々!】原作は約9年にわたって連載が続いた大作。それだけ長く読者の支持を得続けられたのは、骨太な物語ともうひとつ、数多くのユニークで魅力的なキャラクターの存在がある。個性溢れる人間たちに加え、その命の儚さや尊さを感じさせるホムンクルス(人造人間)やキメラ(合成獣)、そして空っぽの鎧に魂を定着させたアル…。特殊メイクやCG技術を駆使し、動きまで含め、アニメと遜色ないレベルに仕上がっている。「私自身は、キャラクターをきちんと立たせてくだされば、ビジュアルは変わっても気にならないんですが、できる限り原作に寄せてくださっていて、やはりしっくりくる感じはありました。どの役も魅力的でしたが、とくにホムンクルス組はすごかった。松雪さんは言わずもがな、内山君の気持ち悪さ、本郷君の生意気そうな感じもすごく出ていて感動でした」(原作者・荒川弘先生)【豪華な衣装のディテールに注目!】衣装を担当したのは、舞台衣装をメインに活動してきた西原梨恵さん。漫画のイメージを踏襲しながらも、原作の世界観に近いと思われる19世紀前後の服飾史や歴史書などを参考にしながらデザインしたそう。映像になった時の見た目を意識すると同時に、キャストが動いた時の裾の動き方、そしてアクションにも対応できる着やすさも考慮。一着にさまざまな加工を施し数種の素材を使用するなど、細かい気配りがなされている。「じつは衣装って、デザインと同じくらいフィッティングと縫製が重要なんです。体のラインを損なわず、よりよく見せる形は全員違うもの。ウエストのくびれ具合や丈の長さ、役同士が並んだ時のバランスなどを考慮し、何度も手直しして出来上がったものです。また、カメラで寄りで撮ることが多いため、素材感や柄のディテールを意識し、生地から作ったものも。たとえばエドの赤いコートは、同じ赤でも何種類かの素材を使い、「命」を感じさせる血管のような柄を入れているんですよ」(女優・西原梨恵さん)『鋼の錬金術師』幼い頃に錬金術における人体錬成の禁忌を犯し、左脚と右腕を失ったエド(山田涼介)と、身体全部を失った弟アル(声・水石亜飛夢)。失った身体を取り戻すため、兄弟は賢者の石を求めて各地を旅するが…。12月1日全国ロードショー。(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会そり・ふみひこ米国で映画技術を学び、映画『タイタニック』に参加。映画『ピンポン』などのほか、CG技術を用いた数々の映像作品を手がける。あらかわ・ひろむ漫画家。‘01年に月刊『少年ガンガン』で連載開始した『鋼の錬金術師』が大ヒット。その他の作品に『銀の匙 Silver Spoon』など。にしはら・りえ舞台衣装を数多く手がけ、‘14年には伊藤熹朔賞新人賞を受賞。近年の作品に舞台『NARUTO』、『すべての四月のために』(上演中)など。※『anan』2017年12月6日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・カワダ イソン(impannatore)ヘア&メイク・shibuya(vitamins)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年11月29日シンガーソングライター・MISIAのニューシングル「君のそばにいるよ」(11月29日発売)のミュージックビデオが24日、公開された。同作は山田涼介主演の映画『鋼の錬金術師』(12月1日公開)の主題歌となっており、来年デビュー20周年を迎えるMISIAが書き下ろした。MVは映画の監督を務めた曽利文彦監督が手がけ、CG技術を駆使。MISIAが錬金術師となり錬金術を披露するという、映画の世界観との完全コラボレーションとなっている。CG技術を駆使し、フルCGのキャラクター・アルとも共演。錬成陣に囲まれたMISIAや、”真理の扉”に近づくMISIA、手合わせ錬成で石柱を出現させるMISIAなど、オリジナル衣装で世界に入り込んだMISIAの姿が見られる。原作・荒川弘も「私も大ファンだったので、本当に嬉しかったです」と喜んだMISIAの楽曲。曽利監督は「MISIAさんという新しいキャラクターが映画『鋼の錬金術師』の世界に現れたら、というコンセプトでこのビデオクリップを撮りました」と明かす。撮影は映画撮影の1年後となったが、「背景がすべてCGでできているシーンなどを利用することにより、時空を超えてMISIAさんと映画『鋼の錬金術師』の完全なコラボレーション映像が実現しました」と語り、「とても表現力が豊かで本当の女優さんのようでした」とMISIAを称賛した。
2017年11月24日映画初主演の渡邉剣とBL映画初挑戦の天野浩成で、“名作”と評される日高ショーコの人気コミックを実写映画化する『花は咲くか』。このほど、『鋼の錬金術師』でアル役の声及びモーションキャプチャーを務めることでも話題の水石亜飛夢をはじめ、ドラマや2.5次元舞台で活躍している若手イケメン俳優による全キャストが解禁、場面写真&ポスタービジュアルが公開された。初めて人を好きになった、あの胸が締め付けられるような切ない想い。誰もが一度は経験する「恋」の葛藤を描く、年の差カップルの純愛ラブストーリーとなる本作。恋愛に身を焦がす時代はとうに過ぎ、いまは仕事漬けの日々を送るサラリーマンと、他人に興味を持てずに生きてきた大学生が、ひょんなことから出逢い、想いを育ててゆく――。■原作のイメージに合ったフレッシュな俳優が勢揃い!蓉一の大学の同級生で、蓉一に興味を抱く藤本浩輝役には、「獣電戦隊キョウリュウジャー」のキョウリュウグリーンで注目を集め、舞台「純平、考え直せ」「戦国BASARA4 皇」、来年公開の映画『ちょっとまて野球部!』などにも出演する塩野瑛久。蓉一の従兄弟の1人で蓉一と一緒に暮らしている水川菖太役には、「あなたのことはそれほど」「愛してたって、秘密はある。」と注目のドラマに出演し、本作が映画初出演となる小原唯和。同じく蓉一の従兄弟で、蓉一、菖太と一緒に暮らしている岩崎竹生役を務めるのは、ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」柳蓮二役で俳優デビュー、『鋼の錬金術師』ほか『いぬやしき』『笑いの枝折り』『飢えたライオン』の公開が控えている水石亜飛夢。さらに蓉一の父親の友人で、彼の家の管理人である吉富桔平役を、映画『藁の楯』『アウトレイジ 最終章』などの話題の映画に出演、「仮面ライダー剣」では天野さんの因縁の相手を演じていた本宮泰風が務める。■「こんな恋がしてみたい…」背中合わせの2人のポスタービジュアル完成!主人公・水川蓉一役を務める渡邉さんと、彼に惹かれていくサラリーマン、桜井和明役を演じる天野さんの2人の背中合わせの姿が、より切なく、募る思いを表現するポスタービジュアルに。原作ファンはもちろん、BL作品初体験の女性たちの心にも沁みる癒しのラブストーリーを紡いでいく彼らに注目だ。『花は咲くか』は2018年2月24日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月21日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が、主演映画『鋼の錬金術師』(12月1日公開)で演じるエドワード・エルリックとして29日発売の雑誌『anan』表紙を飾ることが17日、わかった。役でのカバー撮影はanan史上初の試みだという。山田は、外壁の前に立った瞬間エドの表情に変化。ナーバスな様子で扉を開けたり、何かに挑むようにマントを翻したり、切なそうに目を閉じたりと、役に入り込んで撮影に臨んだ。当日は曽利文彦監督も訪れ、山田と“エド”としての動きや仕草などを綿密に相談していた。本誌ではエドのグラビアに加え、素に戻った山田のグラビアや、アニメ版の“ハガレン”でエドを演じた声優・朴路美との対談など、映画の魅力を詰めこんだ特集となっている。同作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画を実写化。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯して挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリックの物語を描く。
2017年11月17日山田涼介が11月15日(水)、都内で行われた主演作『鋼の錬金術師』のジャパンプレミアに出席。世界中で愛される人気コミックの実写化について「ファンの方がたくしゃん(たくさん)いらっしゃる」とまさかの“噛みトーク”で、ファンの歓声を浴びていた。気を取り直して、山田さんは「原作ファンの皆さんはもちろん、読んだことがない方でも入り込めて、誰でも楽しめる作品になっています」とアピール。弟、家族、仲間への愛がテーマだといい、「日本の魂を繊細に、緻密に描かれているので、“たくさん”の方に観ていただければと強く願っております!」と今度は噛まずに訴えかけ、拍手喝さいだった。錬金術が存在する世界を舞台に、ある事件をきっかけに、体の一部を失った兄エドワード、体すべてを失い鎧に魂を定着させた弟アルフォンスが、絶大な力を持つ“賢者の石”を探す冒険を繰り広げる。荒川弘の人気コミックを原作に、日本映画史上最大規模となる全米・ヨーロッパを含めた190か国以上での公開が決定している。ジャパンプレミアには、エドワード・エルリック役の山田涼介をはじめ、本田翼(ウィンリィ・ロックベル役)、ディーン・フジオカ(ロイ・マスタング役)、蓮佛美沙子(リザ・ホークアイ役)、本郷奏多(エンヴィー役)、内山信二(グラトニー役)、夏菜(マリア・ロス役)、佐藤隆太(マース・ヒューズ役)、松雪泰子(ラスト役)、曽利文彦監督が出席した。さらに、最新のホログラム技術を用いたアルフォンスが登場し、エド&アルの兄弟2ショットも実現。「兄さん、久しぶり」「久しぶりだな、アル」と言葉を交わした他、実際には存在しないフルCGのアルを想像しながらの演技をふり返り、「大変だったけど、楽しかったよね、兄さん」「お前、いなかっただろっ!」と“兄弟漫才”も披露した。『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月15日俳優のディーン・フジオカが15日、都内で行われた映画『鋼の錬金術師』(12月1日)のジャパンプレミアに、山田涼介、本田翼、蓮佛美沙子、本郷奏多、内山信二、夏菜、佐藤隆太、松雪泰子、曽利文彦監督、アル(ホログラム)とともに登場した。原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯して挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリックの物語を描く。ロイ・マスタング役のディーンは、キャラクターのように自身にギャップがあるか聞かれると、「どうでしょう、自分では……」と周囲に助けを求める。蓮佛が「イメージ通りでした」と振り返ると、山田も「本当に真面目ですし、見た目通り中身も紳士な方です」と同意した。しかし山田は「唯一のギャップ、お茶目な一面もありますよね」と語り、「たぶん本人はすごく真剣にやってらっしゃるんだろうなと思ったんですけど、作られてる歌が、”めちゃカワ”でした」と暴露。「いつかどこかで、披露してあげてください」とお願いした。どの歌か首をひねるディーンに、山田がマイクを通さず説明すると、ディーンは爆笑。「音楽を作ってるんですけど、その延長線上でふざけた曲とかも作ったりしているんですよ。そのときは、グルテンフリーの歌」と明かすと、会場も驚きに包まれた。「自分的に流行ってて、自分で作って自分でうけてるみたいな……」と説明するディーンに、全体を代表して本田が「どういう歌なんですか?」と尋ねる。ディーンはマイクに口を近づけるとおもむろにボイスパーカッションを始め、「グルグルグルグルグルテンフリー! グルグルグルグルグルテンフリー! おいしいな! おいしいな!」と自作ラップを披露し、意外な展開に観客からは歓声があがった。山田も「かわいくないですか!? 最初のボイパからの入りから違う、グルグルって……。それを見たときに、かわいらしい一面だなと思いました」と称賛していた。
2017年11月15日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が15日、都内で行われた主演映画『鋼の錬金術師』(12月1日)のジャパンプレミアに、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多、内山信二、夏菜、佐藤隆太、松雪泰子、曽利文彦監督、アル(ホログラム)とともに登場した。原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯して挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリックの物語を描く。見どころを聞かれた山田だが、しょっぱなから「この作品って、原作ファンの方がたくしゃん……」と噛んでしまい、会場からは「かわいい~!!」と悲鳴が上がった。内山から「山田くんも緊張するときあるんだね!」と言われると、山田も「ありますよ! 僕も緊張してますからね」と主張した。山田は気を取り直して「原作ファンの方もたくさんいますが、ファンじゃない方でも、誰でも楽しめる作品になっています」とアピール。「日本の魂を繊細に緻密に描いている作品なので……」と見どころの説明を続けるも、隣の本田からマイクを通さず「たくしゃん……」といじられ、改めて「たくさんの方に見ていただければなと! 強く、願っております!!」と力強く語った。続いて山田演じるエドの魅力を聞かれた本田が「この小さいボディに詰まった、夢と希望と勇気と強さですね!」と答えると、山田は「まあいいでしょう」と頷く。さらに自身のギャップを聞かれたディーンが「それはもうたくしゃん……」と”山田いじり”を続けると、山田は後ろに軽くコケるリアクションを見せながら、「もういいんですよ~! たくしゃんのくだりは!」と苦笑した。イベントには、ホログラムでエドの弟・アルも登場した。山田が「兄弟喧嘩のシーンはこれを想像しながら1人でやっているだけだったので、本当に大変でした」と振り返ると、アルは「大変だったけど楽しかったね、兄さん」と返答。山田が「お前いなかっただろ!」とつっこむと、アルは「いることになってるんだよ」と訴え、山田は「弟の方が賢かった」と反省していた。
2017年11月15日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務める映画『鋼の錬金術師』(12月1日公開)の第1弾入場者特典の全貌が10日、明らかになった。原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯した挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリックの物語を描く。第1弾入場者特典は、荒川が映画に触発され7年ぶりに描き下ろした新作エピソードの特別コミック『ハガレン0[ゼロ]』。荒川は「エドが国家錬金術師の資格を取ってすぐの話で、ここから映画に続く、って感じで描いてみました」とコメントを寄せた。エドが身体を取り戻す旅に出る前の前日譚や、あのキャラクターの衝撃の姿も描かれるという。この特別コミックの内容は、月刊「少年ガンガン」内でも更に詳細に紹介される。また、第2弾入場者特典としては、2018年ポスターカレンダーが配布される予定。入場者プレゼントはなくなり次第終了となる。
2017年11月10日山田涼介主演で世界中を魅了する荒川弘のコミックを実写映画化した『鋼の錬金術師』。この度、本作の第1弾入場者特典として、原作者・荒川氏が完成した映画に触発されて描き上げたという、実写版に続く7年ぶりの新作エピソード「鋼の錬金術師0(ゼロ)」が配布されることが分かった。荒川氏が描いたのは、主人公エドが国家錬金術師になった直後のストーリー。荒川氏は、「エドが国家錬金術師の資格を取ってすぐの話で、ここから映画に続く、って感じで描いてみました」とカバーコメントに寄せており、最年少で国家錬金術師となったエドが、身体を取り戻す旅に出る前の前日譚や、あのキャラクターの衝撃の姿も描かれるという。また、この兄弟の旅立ちの物語を含む特別コミックの内容は、本日発売の月刊「少年ガンガン」内でもさらに詳細な情報が明らかになっている。10月に行われた本作の完成報告会見で荒川氏は、「観た瞬間、『エドがいる!』って驚いて、冒頭からアクション全開で一気に世界観に引き込まれました。この物語を1本の映画にまとめるために大変苦労をされたと思いますが、原作への寄り添い方とずらし方が絶妙で原作ファンの皆さんにも『こう来たか!こう来たか!』って、全編飽きることなく、楽しんで頂けると思います」と絶賛のコメントを寄せていた。そんな荒川氏が映画に触発され描かれたアナザーストーリーを劇場でチェックしてみて。なお、今回の第1弾入場者特典は、公開日の12月1日(金)より配布スタート(※なくなり次第終了)。23日(土・祝)からは第2弾入場者特典として、この描き下ろしの表紙ビジュアルを使用した2018年ポスターカレンダーが配布される。『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月10日荒川弘の大人気コミックを原作に、山田涼介主演で実写映画化した『鋼の錬金術師』。いよいよ公開を来月に控えた本作から、大迫力のアクション映像の数々、“真理”のビジュアルが収められた、手に汗握るIMAX(R)予告映像が到着した。すでに、IMAX(R)での上映が決定している本作。今回到着したIMAX(R)の予告映像では、山田さん演じるエドの錬成シーンのほか、エドとアルの兄弟の前に立ちふさがるホムンクルス(人造人間)、エドたちを見守る「焔の錬金術師」と呼ばれるマスタング大佐(ディーン・フジオカ)の緊迫感に満ちた迫力ある映像の数々が収録。また本映像にも登場するストーリーの鍵を握る、「真理の扉」をくぐった先にいる者のビジュアルも公開。エドもアルとともに幼き日に最愛の母を生き返らせようと錬金術師にとっての最大タブー“人体錬成”を無謀にも試み、「真理の扉」に…。錬金術の等価交換の法則に基づき、その“通行料”として、2人の兄弟は大きな代償を支払うことになったのだ。『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月07日故・蜷川幸雄氏が初代芸術監督となり、シェイクスピア戯曲全37作上演を目指して1998年にスタートした「彩の国シェイクスピア・シリーズ」。蜷川氏亡き後、吉田鋼太郎が2代目芸術監督に就任し、第33弾『アテネのタイモン』で演出・主演を担う。「蜷川さんはあまり日本では上演されていない5本を残して逝ってしまわれた。難物が多いが(笑)、蜷川さんの魂をしっかり受け継ぎたい」と吉田が心境を明かした。「アテネのタイモン」チケット情報主演作『タイタス・アンドロニカス』など、16年にわたり蜷川氏の作品に出演してきた。「蜷川さんは役者がノープランで稽古場に来ることを許さない人でしたが、最後の数年は僕の演技にほとんどOKを出してくれました。酸素吸入の管をつけながら俳優に『違う!』と叫んでいた命懸けの演出、その時横で僕が感じたもの。ある時にワンシーンの演出を任せてくれたこと、それら稽古場でのコミュニケーション全てが、今回の糧になっています」。『アテネのタイモン』は吉田演じる気前のいい貴族のタイモンが、人々に金品を分け与えるうちに破産し孤立していく物語。「お金が底をついてもタイモンは悲観的にならず、『僕には友人という財産が残っている』と。でも友人は誰もお金を貸してくれない。前半は非常に明るい華やかな世界ですが、後半はうって変わって呪いと憎悪の世界になります。ダイナミックで、実際上演すると非常に面白い作品だと思います」と話す。タイモンと相対する哲学者役は藤原竜也。「古典をやる俳優として藤原くんを信頼し尊敬していますし、やはり彼がいてくれると心強い。辛辣で毒を吐き散らす男の役で、彼にぴったりです(笑)」。さらに『デスノート THE MUSICAL』で共演した柿澤勇人が同シリーズに初出演。「彼は怖いぐらいの、ものすごいエネルギーを持った俳優。あのパワーはシェイクスピアによく合う。直情径行・猪突猛進型の軍人役というのもぴったりです」と笑顔を見せる。吉田自身、20年間主宰の劇団AUNでは演出も務め、日本で有数の“シェイクスピア俳優”と言われる。「シェイクスピア作品は、感情の火柱がすごく太くて実は分かりやすい。例えばハムレットを見て『自分はこんなことしないだろうな』と思っても、ふと『あれ、似ているかも』と思うところが必ずあります」。そんなシェイクスピア作品を熟知した吉田に、今蜷川氏が声をかけるとしたら、と尋ねると――。「あの人は、褒めていてもこちらがいい気になったら怒る。油断できないんですよ!だから『おい鋼太郎、なにやってんだよ!』と、蜷川さんがココ(真横)でいつも言っているつもりでやりたいです」。12月15日(金)から29日(金)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、2018年1月5日(金)から8日(月・祝)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。チケット発売中。取材・文:小野寺亜紀
2017年11月01日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務める映画『鋼の錬金術師』(12月1日)が、世界190カ国以上で公開されることが26日、わかった。原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯した挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリックの物語を描く。同作は日本映画史上最大規模のVFXを駆使して映画化され、邦画としては10年ぶり、日本のコミックが原作の映画では史上初となる「第30回東京国際映画祭」オープニング上映や、「LAのアニメエキスポ」「Parisのジャパンエキスポ」のフッテージ上映を実施。さらに「コミコン・インターナショナル」のNY版と称される「Anime NYC」クロージング作品としてUSプレミアも決定し、全米、ヨーロッパを含めた190カ国以上の国々で公開されることとなった。曽利文彦監督は「世界中で話題となっている中、今回、世界190カ国以上で公開が決まり、その規模の大きさに正直驚いています」と心境を吐露。「日本が誇る『鋼の錬金術師』の日本での映画化が、世界の皆さんにどう受け入れられるのか、今から本当に楽しみです」と期待を寄せ、「"ハガレン"に日本映画の新たな可能性を見い出していただければ光栄です」と語った。またこの度、3種のキャラクター予告も一挙解禁。エド&アル&ウィンリィ、ホムンクルス(人造人間)たち、軍部メンバーそれぞれの活躍にフォーカスした映像が公開された。
2017年10月26日山田涼介が主演を務める実写映画『鋼の錬金術師』が、日本映画史上最大規模となる全米・ヨーロッパを含めた190か国以上での公開が決定!合わせて、本作に登場するキャラクターたちの魅力を徹底解剖する3種の予告映像が公開された。通常の2D上映に加え、IMAX&4DX上映を含む邦画最大規模のスクリーン数で日本公開を控える本作。また、邦画としては10年ぶり、日本のコミックが原作の映画では史上初となる「第30回東京国際映画祭」オープニング上映、「LAのアニメエキスポ」「Parisのジャパンエキスポ」のフッテージ上映に続き、「コミコン・インターナショナル」NY版と称される「Anime NYC」クロージング作品としてUSプレミアも決定しており、世界中からの注目が高まっている。そんな中、190か国以上での世界公開が決定。これはアニメも含めた日本映画で史上最大規模の異例の公開となる。この決定に曽利文彦監督は、「今回、世界190か国以上で公開が決まり、その規模の大きさに正直驚いています」と吐露。「日本が誇る『鋼の錬金術師』の日本での映画化が、世界の皆さんにどう受け入れられるのか、いまから本当に楽しみです。そして、この“ハガレン”に日本映画の新たな可能性を見い出していただければ光栄です」と期待を込めてコメントを寄せている。さらに、本作の魅力あふれるキャラクターたちを紹介する、見どころたっぷり予告映像も到着した。■兄弟の絆を信じる者:エド、アル、ウィンリィ運命に挑む錬金術師の兄弟エド(山田さん)とアル(声:水石亜飛夢)。幼き日に2人は、愛する亡き母にもう一度会いたい一心で、錬金術の禁忌「人体錬成」に挑み失敗。兄エドは手脚を失い、弟アルは身体を失った。アルの身体を取り戻す唯一のカギとなるのは「賢者の石」。2人を支える幼なじみのウィンリィ(本田翼)と共に、壮絶な旅を続ける兄弟。彼らに待ち受ける驚愕の真実とは?いま兄弟の絆が試される!■兄弟の絆を壊す者:ホムンクルス(人造人間)たち原作の“再現度が高い”と話題を呼ぶ、謎に包まれた闇の住人ホムンクルス、「色欲」のラスト(松雪泰子)、「嫉妬」のエンヴィー(本郷奏多)、「暴食」のグラトニー(内山信二)の3人。伝説の「賢者の石」の秘密を握り、恐るべき陰謀のために暗躍する彼らが、エドとアルの兄弟の前に立ちはだかる。邪魔者は非情な手段で徹底的に排除する、彼らホムンクルスの真の目的は一体何なのか!?■兄弟の絆を守る者:最強の軍部メンバー“焔(ほのお)の錬金術師”と呼ばれ、強い信念を持って突き進むマスタング大佐(ディーン・フジオカ)率いる最強の軍人たち。大いなる理想を抱き、軍部で活躍する彼らは、次第に強大な陰謀へと巻き込まれていきます。すべての真相を知ったとき、彼らが選ぶ選択とは!?愛するもの守るため壮絶な戦いが始まる!『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月26日第30回東京国際映画祭のオープニングセレモニーが10月25日(水)に開催。オープニングを飾る『鋼の錬金術師』主演の山田涼介、ヒロインの本田翼、「Japan Now」部門で特集される安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮崎あおいら豪華ゲストが一堂に会した。「銀幕のミューズ特集」と銘打って開催される「Japan Now」部門では、安藤さん、蒼井さん、満島さん、宮崎さんの過去の作品が特集上映されるが、この4人は実は同学年。この4人が国際映画祭の舞台に並び立つということに、安藤さんは「いままでそろうこともなかったし、これからもなかなかない機会」と語り、3人を見渡し「私自身、この方々を見て育ったし、同世代の中でも映画の世界に出ていく開拓者のような存在」と嬉しそう。宮崎さんは「このお祭りに参加できていることが幸せ。これを機にもっとみなさんにとって映画が身近になれば」と笑顔で呼びかける。「ここにいるみんなの芝居が大好き」と語る満島さん。「日本の女優は小さいし、体も薄いけど、小動物が持っているような中に秘めたわき上がるような狂気や、形容できない愛情の塊をスクリーンから感じます」と胸を張る。蒼井さんは「あおいとはデビューした頃にお仕事して、20代はしばらくバラバラでお仕事してて、30歳近くになってひかりちゃんやサクラちゃんとも出会ってお仕事ができて…。ここにいない人たちも含めて(同学年の)85年組が好きです!地道に一本、一本やっていったら、こういう場で再会できるんだなと嬉しいです」と喜びを口にし「機会があれば、この4人で(映画を)監督しようって方がいればいいな…」と語り、会場は期待を込めた大きな拍手に包まれた。オープニングを飾る『鋼の錬金術師』からは、山田さん、本田さんに、曽利文彦監督が登壇。劇中で演じたエド同様の金髪に“映画祭仕様”のスーツで決めた山田さんは「節目の30回目の映画祭のオープニングということで光栄に思っています」と挨拶。作品について「原作が世界中のみなさんに愛されている作品ですが、その理由は日本の魂がぶれずにそこにあるかあらじゃないかと思っています。この実写版も、世界中のみなさんに愛される作品になっています!」と力強く語る。本田さんは、一昨年の第28回の映画祭のクロージングでヒロインを務めた『起終点駅 ターミナル』が上映されており「ここにまた立てて嬉しいです」と満面の笑み。映画の見どころとして「愛…家族愛は世界共通の普遍的なものだと思いますが、特に兄弟愛をみなさんに見てもらいたいです」とアピールした。そして曽利監督は、20年前の第10回のオープニングを飾った『タイタニック』にスタッフとして参加しており「(主演のレオナルド・)ディカプリオとジェームズ・キャメロン監督が舞台挨拶に立っていたのが懐かしいです」としみじみ。「20年経って、ここに立つことになるなんて夢にも思っていなかったです。感無量です」と喜びをかみしめていた。このほかセレモニーには映画祭アンバサダーを務める橋本環奈、審査員の永瀬正敏、審査委員長を務めるトミー・リー・ジョーンズ、さらに、日中合作映画で名匠チェン・カイコーがメガホンを握り、映画祭オープニングスペシャル作品として約9分の特別映像が上映された『空海-KU-KAI-』から染谷将太、阿部寛、松坂慶子らが登壇し、記念すべき30回目の映画祭の開幕を彩った。第30回東京国際映画祭は11月3日(金・祝)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2017年10月25日山本美月が、NHK名古屋放送局が制作する愛知発地域ドラマ「真夜中のスーパーカー」でTVドラマ初主演を務めることが決定。アニメ「鋼の錬金術師」「UN-GO」「エウレカセブンAO」などを手がけてきた會川昇の脚本のもと、オーダーメイドのレーシングスーツに身を包み、新境地を見せる。女性カーデザイナー、白雪(山本美月)はナゴヤ2000GTを国産車史上の最高傑作と憧れ、自分も2000GTのようなスポーツカーを作りたいと夢見ていた。ところがある日、自動運転の開発チームに異動を命じられ、ショックを受けた白雪は2000GTに会うために、ナゴヤ自動車博物館へと向かう。そこで白雪が出会ったのは、日系ブラジル人4世のリカルド(上遠野太洸)。実はリカルドは博物館から2000GTを盗み出そうとしていた。そんな2人の前に、白いレーシングスーツに身を包んだ謎の男(唐沢寿明)が突然姿を現す。そして、展示されていた自動車に次々と「命」を吹き込み、自動車博物館全体が魔法をかけられた不思議な空間に変貌、白雪とリカルドはその中に閉じ込められてしまう。果たして、2人の運命は?愛知県の長久手市にある、古今東西の世界の名車が並ぶ自動車博物館を舞台に、自動車開発に命をかける人々の葛藤と軌跡を描いた、自動車をめぐる夢と興奮のファンタジードラマ。ヒロイン・白雪役を務める山本さんは、映画『ピーチガール』(W主演)やAmazon配信ドラマ「東京アリス」では主演を務めてきたが、今回、TVドラマとしては初主演。本作を「アニメの世界のようなファンタジックな要素が満載」と紹介し、「私が大ファンのアニメ『鋼の錬金術師』を書かれた會川昇さんが今作の脚本家と伺い、納得しました!難しい自動車用語も一から勉強して頑張ります!」と気合い十分にコメント。「衣装のレーシングスーツはオーダーメイド!サイズぴったりで私だけのもの、という印象を受けました。2000GTの姿は思ったよりレトロで丸っこくてかわいかったです!」と早くも愛着がわいている様子だ。また、白いレーシングスーツの男を演じるのは、唐沢寿明。「漫画『サーキットの狼』で2000GTが日本車と知ったのは小学生のとき。外車に負けない個性が衝撃的でした。オーナーになったいまは、走っていると皆が笑顔で声をかけてくれます。この車を愛する者として嬉しいですね。日本人の誇りを強く意識させられる日本の文化遺産なので、これからも大事に乗って次の世代に残していきたいです」と、自身も2000GTに魅せられたオーナーであることを明かしている。そして、山本さんと自動車博物館に閉じ込められてしまうリカルド役を演じるのは、2010年「第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリに輝いた上遠野太洸。主演作『ガキ☆ロック』で演じていた人情味あふれるキャラから一転、竹内涼真主演「仮面ライダードライブ」ではダークヒーロー・仮面ライダーチェイサーを演じてブレイク、若手演技派として期待を集めている。さらに、MEGUMI、深沢敦、水木一郎、団時朗ら個性豊かなキャストたちが名を連ねており、2018年に歌手デビュー50周年を迎える“アニキ”水木さんがドラマのイメージソングも手がける。「真夜中のスーパーカー」は2018年3月28日(水)22時~NHK BSプレミアムにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2017年10月16日山田涼介演じる主人公エドの弟アルの声を、新人俳優の水石亜飛夢が務めることが先日発表された『鋼の錬金術師』。このほど、MISIAが手がける主題歌も入った待望の本予告がお披露目!さらに、オールスターキャスト勢揃いのWEB版ポスターとともに、原作者・荒川弘とアニメ版でエドの声を務めた朴ロ美、アルの声を担当した釘宮理恵からの絶賛コメントも到着した。10月25日(土)より開催されるアジア最大級の映画の祭典「第30回東京国際映画祭」にて、邦画としては10年ぶりにオープニングを飾り、世界で初めての公式上映(ワールドプレミア)が決定している本作。しかも、日本のコミックが原作の映画がオープニングとして上映されるのは史上初めて。また、IMAX&4DX上映も決定し、邦画最大級規模のスクリーン数で公開されることも決定している。解禁された本予告では、MISIAさんによる書き下ろしの壮大な主題歌「君のそばにいるよ」と共に、エド(山田さん)とアル(水石さん)兄弟が失った身体を取り戻すために絶対に必要な“賢者の石”を探す旅が描かれていく。オートメイル(機械鎧)技師として、エドとアルの兄弟を心身両面から支える幼なじみのウィンリィ役の本田翼、「焔の錬金術師」と畏怖されているマスタング大佐役のディーン・フジオカ、ホークアイ中尉役の蓮佛美沙子、エドたちを優しい眼差しで見守る友情と家族愛に満ちたヒューズ中佐役の佐藤隆太が次々登場。キメラ(合成獣)研究の権威として知られる「綴命(ていめい)の錬金術師」と呼ばれるタッカー役の大泉洋、エドたち兄弟の手助けをするハクロ大佐役の小日向文世の姿もあり、衝撃のキメラも一瞬、映り込んでいる。そして、“賢者の石”の存在を知ったエドに、「色欲」の名を持つ美しい女性の姿をしたホムンクルス(人造人間)のラスト役・松雪泰子が「鋼の坊や」と語りかけ、エンヴィー役の本郷奏多、グラトニー役の内山信二といった“再現度高い”面々が襲い掛かる場面も!さらには、弟アルが「この空っぽの身体で何を信じればいいんだよ!」と肉体を持たない自身の存在についての悲痛な思いをエドにぶつけ、ウィンリィがそんな兄弟の姿を見て涙するシーンも収められている。“賢者の石”の秘密、渦巻く恐大な陰謀とは?エドとアルに待ち受ける壮絶な運命を、まずはここから確かめてみてほしい。<コメント全文>■曽利文彦(監督)この映画には描くべきテーマがありました。伝えたい絆がありました。笑ったり、泣いたり、驚いたりの連続ではありますが、ご覧いただいた後に皆様に何か少しでも心に残るものがあればこの上ない喜びです。運命や自然の残酷さが容赦なく襲いかかりますが、それに屈することのない兄弟の力強い物語を最高のキャスト、最高のスタッフで撮り上げました。ぜひぜひお楽しみください。■荒川弘(原作)観た瞬間、「エドがいる!」って驚いて、冒頭からアクション全開で一気に世界観に引き込まれました。この物語を1本の映画にまとめるために大変苦労をされたと思いますが、原作への寄り添い方とずらし方が絶妙で原作ファンの皆さんにも「こう来たか!こう来たか!」って、全編飽きることなく、楽しんでいただけると思います。そして山田涼介くんが、エドが背負った罪を見事に表現されている。エドとアルの兄弟は、壮大な旅の中でどんな選択をするのか。エンドロールできっと、涙が溢れてくると思います。純粋に楽しかった。自分でマンガを描いておいて何ですが(笑)■朴ロ美(アニメ「鋼の錬金術師」エド役声優)ここに新たな「鋼の錬金術師」が誕生した…と胸が震えるほどに、実写版としての魅力に溢れていました。あのエド、アル、ウィンリィが、「ハガレン」のキャラクターたちが間違いなくスクリーンの中にいました。そして曽利監督の凄まじいまでのCGアクションが「ハガレン」の世界観を鮮やかに色づかせていました。とにかく観てほしい!いまの、この気持ちを感じてほしいです。■釘宮理恵(アニメ「鋼の錬金術師」アル役声優)とてもとても感動しました。新たな「鋼の錬金術師」ですが、よく知っている懐かしい「鋼の錬金術師」でもあり、作品世界を現実のようにリアルに身近に感じ、夢中になって観させていただきました。観終わった後の充実した気持ち、私の中にも本作への愛がしっかりある、という不思議な確信。色々な気持ちが溢れてきて、いつも応援して下さっている皆様と分かち合いたいな、と思いました。『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月04日荒川弘の国民的人気コミックを原作に、主演の山田涼介ほか本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多ら豪華キャストで贈る映画『鋼の錬金術師』。この度、山田さん演じる主人公エドの弟アルの声を、新人俳優・水石亜飛夢が演じていることが明らかになった。今回アルの声を演じることが明らかになった水石さんは、ミュージカル「テニスの王子様2nd season」や、主演を務めた「星の王子様」、ドラマ「牙狼<GARO> ~魔戒ノ花~」、「ロンリのちから」にメインキャストで出演。さらに映画では、6月に公開された『武曲 MUKOKU』にも参加しており、いま注目される期待の新人俳優だ。そんな水石さん演じるアルは、幼少期に亡くなった母を生き返らせようと、兄エドと共に“人体錬成”を試みるも失敗。アルは身体全部を代価として持っていかれてしまい、とっさの判断でエドは右腕と引き替えにアルの魂だけをなんとか錬成。近くにあった鎧に魂を定着することで一命を取り止めたため、アルは魂のみの存在となり肉体を持ち合わせていないという存在。映画では、全編に渡ってエドとアル兄弟の絆の物語を描くため、フルCGで制作されたアルはとても重要な役どころ。そんな中、撮影現場でモーションキャプチャーを演じる役者に選ばれたのが、100名を超えるオーディションでダントツの存在感を示した水石さん。芽生え始めた不信感を兄にぶつける激しい兄弟喧嘩のシーンは、もはや吹き替えなど不要なほどの見事な出来栄えで、このシーンのあまりの完成度の高さに、水石さんにそのままアルの声を担当してもらうことが決定したという。そんな異例の新人俳優大抜擢について曽利文彦監督は、「撮影前はCGアルの声優は水石くんではなく、別の方をイメージしていました。ただ撮影が進むにつれ、彼のスタンドインとしての演技があまりに素晴らしく、特に兄弟喧嘩のシーンを撮影したとき、山田くんと水石くんの絶妙なコンビネーションを見て、アルの声優は水石くんで行こうと決めました」と明かす。また、テレビアニメ版でアルの声を務めた声優・釘宮理恵がいち早く本作を観たそうで、監督は「映画はもちろん、水石アルを大絶賛してくださったので、水石くんと一緒に飛び上がるほど喜び、私たちの判断が間違っていなかったことを確信しました」とコメント。さらに原作者の荒川氏も、「エドとアルの2人の兄弟がそこにいました。胸を打つ素晴らしい演技でした」と絶賛し、「青年に成長したアルは、きっとこんな声になるんだろうなって思います」と話している。『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年10月03日世界的人気漫画を実写化した『鋼の錬金術師』の完成報告会見が、原作でも重要な意味を持つ10月3日(火)に開催!主演の山田涼介(Hey!Say!JUMP)、本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子、曽利文彦監督が出席した。荒川弘の全世界7,000万部突破の人気漫画を原作に、錬金術を使うエドワードとアルフォンスの兄弟が、失った肉体を取り戻すために旅を続ける中で、人造人間(ホムンクルス)を巡る陰謀に巻き込まれていくさまを描き出す。この10月3日は、原作においてエドとアルが旅立ちを決意した重要な日。山田さんはこ日のためだけに髪を劇中のエドと同じ金髪に染めて来場。開口一番「日本映画から、すごい作品ができました」と自信のコメントを口にする。原作者の荒川さんからも「『エドがいる!』って驚いた」「原作への寄り添い方とずらし方が絶妙」「山田さんがエドが背負った罪を見事に表現している」といった絶賛のコメントが到着!これには山田さんも「非常に嬉しいです」と安堵の表情。「僕も原作ファンで『鋼の錬金術師』の良さを分かった上でやらせていただき、原作ファンだからこそ恐縮し、“禁忌”に手を出してるような気持ちがあった。完成したエガを見ていただければ『ここはこうきたか!』という感じで、的外れではなく、リスペクトした上でちゃんと原作をなぞっていると思います」とうなずく。本田さんも原作の大ファンを公言しているが「エドが槍を出すシーンが、漫画にすごく忠実で、ファンからしたら『ちゃんとこの角度で!』という感じで、内心で興奮してました」とガチファン目線で作品の完成度への自信を口にする。CGの緻密さや迫力に目が行きがちだが、ディーンさんは、ドラマ部分に関しても太鼓判。「(エドとアルの)兄弟の物語、自己犠牲やセルフレスな関係、そういう思いが伝わってきて心に残りました。(錬金術のルールである)等価交換とはよく言ったもので、彼らは地獄のようなものを見たからこそ、正確な思考をすることができるようになったり、『深いなぁ』と学ばせてもらいました」と語った。松雪さんはエドたちの前に立ちはだかる妖艶な敵を演じたが「楽しかったです!ファンタジー作品で悪役をやる夢がかないました」と満面の笑みを浮かべる。敵として対峙した山田さんについて「瞳が美しくて、信念があって魂が宿っていました」「吸い込まれそう!」とうっとり。これには山田さんも照れながら「僕のほうが吸い込まれそうでしたよ(笑)! (衣装の胸元が)ザックリ開いてるから目のやり場に困りました」と困った表情を浮かべていた。またエドが失った腕と足の代わりに機械鎧(オートメイル)と呼ばれる機械の義肢を使用していることにちなんで、もしも体の一部を変えられるならどこをどうするか?という質問に、山田さんは「脚を長くします!」と即答。「僕のサイズは大変なんです。パンツも(裾を)切らないといけないし…。でも、このサイズなのでエドを演じることができたので、何とも言えないですが…」と語る。これに対し、本田さんが「レディース用のパンツ買えば?」と提案し、山田さんは「やかましい(笑)!」と応戦。劇中のエドとウィンリィさながらのやり取りを見せる。本田さんは同じ問いに「手を自在に長くしたり短くしたり…」と言い出し、山田さんが「ほかの漫画になっちゃうから、やめようぜ、その話は」と慌ててストップをかけ、会場は笑いに包まれた。『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月03日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が3日、都内で行われた主演映画『鋼の錬金術師』(12月1日)の完成報告会見に、本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子、曽利文彦監督とともに登場した。原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯した挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリックの物語を描く。役に合わせて金髪で気合いを入れて登場した山田は「とんでもない作品が生まれたと思っています」と自信を見せる。「自分が出ている作品って、自分の粗を探したりしちゃうんですけど、それよりも作品の持ってる力に吸い寄せられた」と、心境を吐露した。今回はVFXも多用されたが、ウィンリィ役の本田は撮影中の山田を見て「何もないところでなぐったりして、どうなっちゃうのかな」と思っていたと言い、山田も「(不安)あるでしょ」と苦笑。ディーンも「僕も指ぱっちんで、本当に火が出るのかな、みたいな」と撮影中の気持ちを明かしたが、「見えないものを想像しながら自信を持って演じることができましたし、完成品として形になった時に違った感動がありました」と感想を述べた。山田はまた、ディーンについて「すげーかっこいいんですよ。横に並ぶのがきついんですよね」と苦笑。「翼は『また背、縮んだ?』みたいなこと言ってきたし」と本田と原作さながらのやり取りを繰り広げていることを明かす。一方でディーンは山田の顔について「ずっと見ていられる」と惚れ惚れした様子で、松雪も「瞳に吸い込まれちゃうみたい」と語ると、山田は「吸い込まれそうになっていたのは僕ですよ。お美しすぎて、目のやり場に困るといますか」と照れた様子を見せた。会見ではフルCGの弟・アルと、さらにスタンドインとして選ばれたのちにアルの声優に抜擢された水石亜飛夢についても話が及ぶ。山田は、今回のエド役について「間違いなく、自分の中で一番大変だった役」と断言し、「気持ちで芝居をしなければいけないのに対象物がない」と苦労を語った。山田は「人がいて一緒に会話をして、笑うとか泣くとかは人間として当たり前だけど、アルフォンスがいない時もあったし」と振り返り、「水石くんが180cmだけど、アルフォンスは220cmあるので、声が聞こえているところじゃないところ、空を見なければいけない。そういう物理的な難しさはもちろんありました」と説明。しかし、監督から「自由にやっていい、好きにやっていいよ。それにCGを乗せるだけだから」と言われたことで「気が楽になりました」と感謝を表した。
2017年10月03日俳優の水石亜飛夢が、山田涼介主演の映画『鋼の錬金術師』(12月1日公開)でアルフォンスの声を務めていることが3日、わかった。原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯した挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリックの物語を描く。水石はミュージカル『テニスの王子様2nd season』(12~15)、『星の王子様』(15)などで活躍し、TVドラマ『牙狼<GARO> ~魔戒ノ花~』(14)、『ロンリのちから』(15)にもメインキャストで出演している。今回は、山田演じるエドの弟・アルの声に抜擢された。鎧の身体であるアルはフルCGで制作され、撮影現場ではモーションキャプチャーで演じられることになる。水石は100名を超えるアル役のオーディションで、ダントツの存在感を示したという。水石と山田が演じた兄弟喧嘩のシーンのあまりの完成度の高さに、そのままアルの声を担当することが決定した。曽利文彦監督は「撮影前はCGアルの声優は水石くんではなく、別の方をイメージしていました」と明かす。撮影が進むにつれ「彼のスタンドインとしての演技があまりに素晴らしく、特に兄弟喧嘩のシーンを撮影したとき、山田くんと水石くんの絶妙なコンビネーションを見て、アルの声優は水石くんで行こうと決めました」と経緯を説明。曽利監督は、「今回の大抜擢は、水石くんが実力で勝ち取ったものです。アニメ版アルの声優の釘宮(理恵)さんが実写映画をご覧になり、映画はもちろん、水石アルを大絶賛してくださったので、水石くんと一緒に飛び上がるほど喜び、私たちの判断が間違っていなかったことを確信しました」と喜びを表した。水石と撮影をともにしていた山田と本田翼は、大抜擢を知らされて大喜び。原作者の荒川も「エドとアルの2人の兄弟がそこにいました。胸を打つ素晴らしい演技でした」と絶賛する。「撮影中はアルの代役という立場でありながら、山田さんとの掛け合いがとても素晴らしいかったことから起用に繋がった。まさにアメリカンドリームのようなストーリーです。青年に成長したアルは、きっとこんな声になるんだろうなって思います」想像を巡らせた。
2017年10月03日歌手・MISIAの新曲「君のそばにいるよ」が、映画『鋼の錬金術師』(12月1日公開)の主題歌に決定したことが26日、わかった。原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯した挑んだ”人体錬成”に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田涼介)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリックの物語を描く。デビュー20周年を目前にするMISIAは、『鋼の錬金術師』の大ファンだったという。実写映画化にあたって、同作の世界観、エド&アル2人の兄弟の絆からインスパイアされ、新曲を書き下ろした。40枚目の記念シングルとして、11月29日に発売される。MISIAは「もともと好きな作品でしたので、お話をいただいた時は驚き、嬉しかったです!」とオファー時の喜びを明かす。「主演の山田涼介さん演じるエドワードとアルフォンスの兄弟から感じとった歌詞に、果てしない希望を感じるメロディーとアレンジ楽曲、そして私の歌、それらを錬金して完成したものが、映画主題歌『君のそばにいるよ』です」コメントを寄せた。この主題歌に、曽利文彦監督も「ハガレンの世界観を見事に表現した主題歌と映画との一体感に気持ちが高揚します。MISIAさんも原作の大ファンだとお聞きして、この共振が本物であることを確信しました」と手応えを得た様子だった。
2017年09月26日壮大なスケ―ルと世界観、想像を超越した物語で、海を越えて世界中を魅了している傑作コミックの実写化『鋼の錬金術師』。主演の山田涼介ほか本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多ら豪華キャストが集結した本作の主題歌が、MISIAの書き下ろし新曲「君のそばにいるよ」に決定したことが分かった。幼き日に最愛の母親を亡くした兄・エドと弟・アルの波乱に満ちた旅と成長の物語を描く本作。以前から原作コミックの大ファンだったというMISIAさんは、今回実写映画化にあたって本作の世界観、そしてエドとアル2人の兄弟の絆の物語から曲を錬成、映画のために新曲「君のそばにいるよ」を書き下し!またデビュー20周年を目前に、40枚目となる記念すべきシングルとして、本主題歌が11月29日(水)にリリースされる。「もともと好きな作品でしたので、お話をいただいたときは驚き、嬉しかったです!」と今回の主題歌担当を喜んだMISIAさんは、「主演の山田涼介さん演じるエドワードとアルフォンスの兄弟から感じとった歌詞に、果てしない希望を感じるメロディーとアレンジ楽曲、そして私の歌、それらを錬金して完成したものが、映画主題歌『君のそばにいるよ』です」とコメントしている。そして主題歌について曽利文彦監督は、「ハガレンの世界観を見事に表現した主題歌と映画との一体感に気持ちが高揚します。MISIAさんも原作の大ファンだとお聞きして、この共振が本物であることを確信しました」と大きな手応えを掴んだようだ。MISIA40th Single「君のそばにいるよ」は11月29日(水)リリース。『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月26日Hey!Say!JUMPの山田涼介が主演を務める感動の群像劇『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が9月23日より公開されます。本作の山田くんはスターのオーラを封印し、等身大の青年役でリアルなまなざしを見せています。山田くんが演じるのは児童養護施設で育った矢口敦也(山田涼介)。ともに同施設で育った小林翔太(村上虹郎)、麻生幸平(寛 一 郎)と共に、とある理由で女性起業家の家へ盗みに入ります。彼らの逃走先は、廃屋となっていたナミヤ雑貨店。誰も住んでいないはずのその家に、突然1通の手紙が届き、そこからいろんな人間関係が交錯していきます。やがて過去と現在のエピソードがつながっていき、ある奇蹟が…。原作は東野圭吾による同名ファンタジーで、今回待望の映画化となりました。■端正な顔立ちの山田涼介が見せた生々しい表情『金田一少年の事件簿』の金田一一や『暗殺教室』の潮田渚など、2次元の実写版キャラクターも違和感なくハマっていた山田涼介。端正な顔立ちはもちろん、生まれながらの目力で、見る者をくぎづけにしてきました。本作の後に控えている『鋼の錬金術師』(2017年12月1日公開)では、主人公エドワード・エルリックを演じます。いくら山田くんでもこの役はハードル高すぎでしょ!? と思っていたのですが、これまで築いてきた実績やその風貌により、いまから高い関心を集めています。だからこそ『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のフラットな役柄はじつに新鮮! 山田くん自身が「引いた演技を心がけた」と語っていますが、たしかに生々しい無防備な表情が映し出されています。■山田涼介、村上虹郎、寛 一 郎と次世代スターが共演層の厚いジャニーズの若手の中で頭角を現してきた山田涼介。今回は、村上虹郎や寛 一 郎など、フレッシュな次世代スターと共演し、作品に新風を注いでいます。メガホンをとったのは、廣木隆一監督。『ヴァイブレータ』(03)や『さよなら歌舞伎町』(14)など、官能系の人間ドラマから、『ストロボ・エッジ』(15)や『オオカミ少女と黒王子』(16)、『PとJK』(16)などの青春ラブコメディまで、幅広いジャンルの映画で、役者からリアルな表情を引き出してきました。若手俳優に愛のムチを与えることで知られる廣木監督。撮影前に彼ら3人を呼び出し、3日間かけて、全シーンのリハーサルをさせたとか。なるほど、だからあんなになじんだ幼なじみトリオができあがっていたんですね!なかでもクライマックスで感情がほとばしるシーンは、本作のハイライト。実際、山田くんは「この作品は学ぶことだらけでした。僕の成長過程のなかで、間違いなく大事な1ページになった作品だと思っています」としっかり手応えを口にしていました。■仕掛けが鮮やか! 西田敏行らのアンサンブルドラマに感涙『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は山田くんが主演ですが、共演も村上虹郎や寛 一 郎の他、西田敏行、尾野真千子、荻原聖人、成海璃子、門脇麦、林遣都、荻原聖人というそうそうたる顔ぶれ。その要となるのが、ナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治(西田敏行)です。浪矢は当時、町の人々から手紙で悩み相談を受け、丁寧に返事を返していました。その時間軸が1980年。山田涼介演じる敦也たち3人が手紙を受け取るのが現代の2012年。いまや廃屋となった雑貨店にたまたま入った敦也たちが、時空を超えて相談者からの手紙を受け取ってしまったのです。物語が進むにつれて、1980年と2012年という32年離れた時間軸が、その間に起こったいろんな出来事や人間関係により見事に埋められていきます。最後にはすべてがつながり、涙のクライマックスを迎えるという仕掛けがじつに鮮やか!まるで各パートでアンサンブルを奏でているような味わい深い群像劇。人生を変えるようなすてきな出会いが散りばめられたこの1作は、ぜひハンカチ必携で観に行ってください。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』2017年9月23日(土)公開 公式サイト:
2017年09月22日実写版『鋼の錬金術師』も待機する女優の夏菜が、「AbemaTV」と朝日放送による初の共同制作ドラマ「ハケンのキャバ嬢・彩華」で5年振りの連続ドラマ主演!女優人生史上最もセクシーな衣装に身を包み、10年ぶりのキャバ嬢役に挑む。本作は、主人公の御倉花が、昼間のひぐらし信用金庫の融資室受付という、冴えないOLから一転、夜になると源氏名・一条彩華となり、お客やホステスのトラブルを解決する“伝説のキャバ嬢”としてクラブ「セ・ラ・ヴィ」を舞台に大活躍する物語。一条彩華/御倉花役を夏菜さんが務め、花に好意(?)を持っているひぐらし信用金庫の同僚・志田亮介役には朝ドラ「とと姉ちゃん」や映画『一週間フレンズ。』の上杉柊平、クラブ「セ・ラ・ヴィ」の黒服・塚原貴志役にドラマ「俺の空~刑事編~」「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」の庄野崎謙、謎の易者役にはお笑い芸人のほんこん、彩華の正体を知る唯一の人物であり、クラブ「セ・ラ・ヴィ」の店長・城金貴輪役に“クセの強い悪役”を数々演じてきた木下ほうかなど、個性豊かなキャスト陣が集結、夜の街に蔓延る悪を成敗していく。今回、夏菜さんは、女優人生史上いまだかつて着たことがないというほどの、大胆に胸元と背中が大きく開いたセクシー衣装に身を包み、キャバクラ嬢役を熱演。キャバクラ嬢役は「10年前くらいに一度演じたことがあるんですが、今回演じてみて、すごく楽しいです」と夏菜さん。「いままではちょっとドジな役柄を演じることが多かったので、新たな一面を見ていただけるのではないかと思っています」と語る。また、キャバ嬢役を演じるにあたり、「姿勢や手先の動きなど“仕草”に気をつけていました。“表情”は苦労した点で、面白さもありつつ、かっこよさも伝えたかったので、そこが一番難しかったかもしれない」と役づくりを明かす。個性派キャストが顔を揃える中、「笑いを堪えるのが日々大変な現場だったのですが、毎回キャバ嬢ならではの“ゲーム”で相手を倒していくので、スカッと気持ちよくなっていただけると思います。特に日々のうっ憤がある人は、くだらなくてすごく面白いので、ぜひ見ていただきたいです」と期待を込めてコメント。本ドラマは、毎週、インターネットテレビ局「AbemaTV」が地上波におよそ1週間先行する形で放送。「AbemaTV」が1週間地上波に先駆けて放送を行うのは、今回が初めての取り組みとなる。「AbemaTV」では地上波では非公開となるシーンも放送するほか、Twitter連携機能によりコメントやドラマシーン動画を切り出した投稿も可能。また、キャストたちが自身のSNS上に撮影秘話や撮影現場のオフショットを投稿する際、ハッシュタグ「#ende」をつけており、「#ende」はドラマ本編で重要なキーワードとして登場するという。AbemaTV×ABC共同制作ドラマ「ハケンのキャバ嬢・彩華」は、10月9日(月・祝)より毎週月曜22時~AbemaTV・AbemaSPECIALにて、10月15日(日)より初回深夜1時30分~、毎週日曜0時40分~(時間変更の場合あり)テレビ朝日にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月19日今年で第30回という節目の年を迎える「東京国際映画祭」が、10月25日(水)~11月3日(金・祝)に開催される。この度その開催に先立ち、30回記念「特別招待作品」ラインナップが発表され、本日9月16日(土)より本映画祭の予告編も劇場にて上映が開始されることが分かった。記念すべき本年のオープニング作品には、荒川弘の人気漫画を原作に、「Hey! Say! JUMP」山田涼介主演で実写映画化した『鋼の錬金術師』。山田さんが主人公・エド役を演じるほか、本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子、佐藤隆太など豪華キャストが集結していることでも話題だ。さらに今年は、第30回オープニングスペシャルとして、チェン・カイコーが監督を務めた日中共同製作映画史上最大のビッグプロジェクトとして注目される『空海-KU-KAI-』の特別フッテージがオープニングセレモニーにて上映。こちらは、唐の時代、日本から遣唐使として中国へ渡った僧侶・空海が、詩人・白楽天とともに歴史を揺るがす巨大な謎に迫るというストーリー。染谷将太が空海役を演じている。そのほかには、アレハンドロ・ホドロフスキー監督作『エンドレス・ポエトリー』、流牙シリーズの集大成といっても過言ではない、栗山航ら身体能力の優れた俳優陣で贈る『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA』、シャーリーズ・セロンら豪華キャストが声をあて、日本を舞台に描くストップモーションアニメ『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』、第74回ベネチア映画祭脚本賞を受賞した究極のクライム・サスペンス・ドラマ『スリー・ビルボード・アウトサイド・エビング、ミズーリ』(原題)、同じく第74回ベネチア映画祭にて金獅子賞受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』(原題)、全国高校写真部の日本一を決める実在の大会「写真甲子園」を映画化した『写真甲子園 0.5秒の夏』。「関ジャニ∞」丸山隆平が元泥棒役で映画単独初主演する『泥棒役者』、広瀬アリスが巫女役を務める『巫女っちゃけん。』、アジアを代表するチャン・チェンが日本のSABU監督のもと主演を務め、第67回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された『Mr Long/ミスター・ロン』、第27回山本周五郎賞・第151回直木三十五賞の候補になった伊吹有喜の同名小説を完全映画化した『ミッドナイト・バス』、ギヨーム・ルナール監督作『MUTAFUKAZ』、世界的音楽家・坂本龍一に5年間密着取材し実現したドキュメンタリー作品『Ryuichi Sakamoto: CODA』、そして『オーシャンズ11』のスティーヴン・ソダーバーグ監督の復帰作『ローガン・ラッキー』がラインナップ。またクロージング作品には、元アメリカ副大統領アル・ゴアが地球温暖化問題に警鐘を鳴らす注目のドキュメンタリー映画『不都合な真実2:放置された地球』が上映される。「第30回東京国際映画祭」は10月25日(水)~11月3日(金・祝)の期間で開催。(cinemacafe.net)■関連作品:泥棒役者 2017年11月、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開(C) 2017「泥棒役者」製作委員会
2017年09月16日10月25日~11月3日に東京・六本木ヒルズを中心に開催される第30回東京国際映画祭(TIFF)の「特別招待作品」のラインナップが16日に発表された。オープニング作品は、荒川弘氏の人気漫画をHey! Say! JUMP・山田涼介主演で実写映画化した『鋼の錬金術師』。クロージング作品は、元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が地球温暖化問題に警鐘を鳴らすドキュメンタリー映画『不都合な真実 2:放置された地球』に決定した。また、今年は第30回オープニングスペシャルとして、巨匠チェン・カイコー監督作品、日中共同製作映画史上最大のビッグプロジェクトとして注目される『空海-KU-KAI-』の特別フッテージがオープニングセレモニーにて上映される。オープニング作品『鋼の錬金術師』のほか、日本からは「牙狼<GARO>」シリーズ最新作『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA』、全国高校写真部の日本一を決める実在の大会「写真甲子園」に焦点を当てた『写真甲子園 0.5秒の夏』、関ジャニ∞・丸山隆平の映画単独初主演作『泥棒役者』、広瀬アリスが巫女役で主演を務める『巫女っちゃけん。』、伊吹有喜の小説を原田泰造主演で映画化した『ミッドナイト・バス』が選出された。また、世界的音楽家・坂本龍一を追った日米合作のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』も上映される。○第30回東京国際映画祭 「特別招待作品」ラインナップ一覧オープニング作品『鋼の錬金術師』(監督:曽利文彦)クロージング作品『不都合な真実 2:放置された地球』(監督:ボニー・コーエン/ジョン・シェンク)『エンドレス・ポエトリー』(監督:アレハンドロ・ホドロフスキー)『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA』(監督:雨宮慶太)『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(監督:トラヴィス・ナイト)『スリー・ビルボード・アウトサイド・エビング、ミズーリ(原題)』(監督:マーティン・マクドナー)『シェイプ・オブ・ウォーター(原題)』(監督:ギレルモ・デル・トロ)『写真甲子園 0.5 秒の夏』(監督:菅原浩志)『泥棒役者』(監督:西田征史)『巫女っちゃけん。』(監督:グ スーヨン)『Mr Long/ミスター・ロン』(監督:SABU)『ミッドナイト・バス』(監督:竹下昌男)『MUTAFUKAZ』(監督:ギヨーム・ルナール)『Ryuichi Sakamoto: CODA』(監督:スティーブン・ノムラ・シブル)『ローガン・ラッキー』(監督:スティーヴン・ソダーバーグ)
2017年09月16日