ディズニーの名作アニメ『リトル・マーメイド』のブルーレイ化が9月18日(水)に発売される前に本作の音楽を手がけたアラン・メンケンの最新インタビューが到着した。『リトル・マーメイド』動画『リトル・マーメイド』は、アンデルセンの世界的な名作『人魚姫』を、ディズニーならではのストーリー展開で描き、幅広い層からの人気を誇る不朽の名作で、劇中で歌われる『アンダー・ザ・シー』や『パート・オブ・ユア・ワールド』は今も人気を集めている。メンケンは数多くの映画作品で音楽を手がけ、これまでに8個のオスカーを手にした音楽家だが、メンケンは「私自身、それまで映画のサウンドトラックを作曲したことがなかったのですが、ハワード・アシュマンが勧めてくれました。『絶対にやるべきだ。新たに身につけておくべき技術だ』と言ってくれたのです」と振り返る。アシュマンはアメリカを代表する名作詞家のひとりで、メンケンとタッグを組んだ『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』は世界中で大成功をおさめ、その後もふたりは『美女と野獣』や『アラジン』を送り出している。メンケンは「どの曲にも非常に愛着があります。特に『アンダー・ザ・シー』では、ぐるぐると繰り返されるリフを使いたくて、作詞を担当したハワード・アシュマンが苦労していたという思い出があります。それにこの曲は、制作の初期段階からこのプロジェクトを盛り上げた楽曲でしたよ」と言い「『リトル・マーメイド』の音楽の面白い点は、さまざまなスタイルの音楽の良いところを取り入れていること」と分析。美しい旋律、ワクワクするリズム、キャラクターの個性にマッチした楽曲たちは、単なる“映画の伴奏”を超えた存在として本作を盛り上げている。ちなみにメンケンはすでに本作のブルーレイ版を観賞したそうで「音楽も臨場感あふれる高音質で楽しむことができます。私がこの作品を試写会で見た時よりも質の高いものを、ご自宅にいながらお楽しみいただけるのです。これは、とても贅沢な経験だと思います。今回発売となる『リトル・マーメイド』のブルーレイで、美しい映像と、私がこの映画のために書いた楽曲を楽しんでもらえることを嬉しく思います。ぜひ楽しみにしていてください」とメッセージを寄せている。『リトル・マーメイド』ダイヤモンド・コレクション ブルーレイ+DVDセット 3990円(税込)3Dセットブルーレイ 4935円(税込)スペシャル・エディション DVD 2940円(税込)ブルーレイ・トリロジーセット 10290円(税込)DVD トリロジーセット 7140円(税込)9月18日(水)発売発売・販売:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
2013年08月27日2005年の韓国でのデビュー以降、アジアはもとよりヨーロッパや南米を含めたツアーなど、世界規模の活躍を続けているSUPER JUNIOR。そのメンバーであるドンヘ&ウニョクが6月19日にニュー・シングル『I WANNA DANCE』をリリースする。2012年4月に発売した彼らの1stシングル『Oppa, Oppa』は、CDショップで売り切れが続出するほど大ヒット。ダンスの上手さに定評のある二人が繰り出すファンキーでグルーブ感溢れるナンバー『I WANNA DANCE』も話題になること間違いなしだ。ウニョク:「『Oppa, Oppa』を、すごくたくさんの方が愛してくださったからこそ、もう一度ノリのいい曲をやりたいと思っていたんです。その条件にピッタリだったのが、この『I WANNA DANCE』。初めて聴いたときから、この曲だったら、きっと日本のファンの方にも好きだと言っていただけると思いました」ドンヘ:「それに、実は僕たちは普段からよく日本の音楽を聴いているんですけど、その中に『I WANNA DANCE』のような曲はあまりない気がしたんですよ。だから、この曲だったら新鮮だし、日本のファンの方にも気に入っていただけるんじゃないかと思い、たくさんの候補曲の中から選んだんです」しかも、前作『Oppa, Oppa』は先に韓国でリリースされた楽曲の日本語バージョンだったが、今回は日本でのオリジナル作品。そういう形を取ったのは、そこにファンへの感謝の想いを込めたかったからだと言う。ウニョク:「『Oppa, Oppa』を日本のみなさんが好きになってくださったので、今度は僕たちから何かプレゼントしたかった。そういう思いで作ったのが『I WANNA DANCE』なんです。だから、まずは日本の方たちに聴いていただき、またいい機会があったら韓国語バージョンでの披露も出来るんじゃないかなと考えているんですよ」ドンヘ:「SUPER JUNIORはアジアツアーやワールドツアーをやっていることが多いので、日本のみなさんにはなかなか会えないんですね。それだけに、せっかく新曲を出すなら以前とは変わった姿を見てもらいたかった。それで日本でのオリジナル曲を作りたいと思ったんです。本当に日本のファンの方たちには、いつも支えられていますから」ウニョク:「日本オリジナルということで、当然歌詞も最初から日本の作詞家の方に書いていただいたんですけど、これが、とっても面白い仕上がり。<お嬢サンTonight><チャラ男参上><アドレナリンパワー>なんていうユニークな言葉がたくさん入っているんです(笑)。こういう表現は韓国ではあまり使われないこともあって、すごく楽しみながら歌えましたね」ドンヘ&ウニョクといえば、やはり注目なのがダンスパフォーマンス。今回のミュージックビデオでも、楽しく、かつ激しいダンスを披露している。ドンヘ:「僕もウニョクも普段はあんまり汗をかかないんですよ。でも、なぜか『I WANNA DANCE』の撮影では、ものすごく汗をかいてしまって。1回踊っただけで、まるでシャワーを浴びたようになりました」ウニョク:「今回のダンスは飛んだりする動きが、ものすごくたくさんあるんですよ。だから、1回踊ると汗が止まらなくなるんです。ダンスのジャンルとしてはオールドスクール。昔流行ったステップやロックダンスなどが入っているので、そういうダンスが好きだった人が見ると、当時の記憶が次々とよみがえってくるんじゃないかと思いますよ」カップリングには「Love That I Need feat. HENRY [SUPER JUNIOR-M]」を収録。こちらは、甘くて優しいラブソングになっている。ウニョク:「『「Love That I Need』は、女性に告白する感じの曲になっています。実はこういうラブリーで聴きやすい曲も、ずっと歌いたいと思っていたんですよ。そしたらSUPER JUNIOR-Mのヘンリーさんが非常にいい曲を書いてくれたので、僕たちも歌えることになったんです」ドンヘ:「これは僕もウニョクも大好きなスタイルの曲ですね。ラブリーで本当に印象のいい曲なので、日本のみなさんにもきっと愛を感じていただけると思いますし、恋をしたいなって思っていただけると思いますよ。『Oppa, Oppa』や『I WANNA DANCE』とはまた違う僕らを感じていただける曲になっていると思います」この後も7月24日には「今、まさにレコ―ディング中」(ウニョク)だというSUPER JUNIORのアルバムをリリースし、直後の7月27日、28日には現在ワールドツアー中である【SUPER SHOW 5】を東京ドームで開催するなど精力的な活動を展開。約1年ぶりとなる東京ドーム公演は、二人もとても楽しみにしているそうだ。ウニョク:「東京ドームでコンサートをすると聞くだけで、いつも胸がときめきます。前回もファンのみなさんから本当に大きな感動をいただいて帰ることができたので、今回は、一体どんな感動をいただけるのかと思うと、とても楽しみ。だから、ワクワクしながら今準備を進めているところなんですよ。もちろん、コンサートの内容としても、また新しいステージをお見せできると思うので、ぜひ、期待していていただきたいですね」ドンヘ:「待っていてくださったファンのみなさんにためにも、東京ドーム公演は必ずいいステージにしたいと思っています。僕たちが用意したステージを楽しんでいただいて感動を届けるためにはどうしたらいいかと、メンバー同士いろいろ相談していますから。間違いなく前回の【SUPER SHOW 4】以上に楽しめるものになると思うので、たくさんの方に来ていただけたら嬉しいですね」■作品情報ニューリリース、2ndシングル『I WANNA DANCE』発売日:2013年6月19日【CD+DVD】AVCK-79127/B ¥1,890 購入する 【CD ONLY】AVCK-79128 ¥1,050 購入する 韓国で行われた【SUPER SHOW 5】を現地からレポート 日本1stアルバム『Hero』をリリースするSUPER JUNIORを大特集 SUPER JUNIORオフィシャルサイト
2013年06月20日昨年末に活動を再開した歌手の華原朋美が17日、東京の恵比寿ガーデンプレイスにてニューシングル「夢やぶれて I Dreamed A Dream」の発売記念イベントを行った。華原は「色々なことが私の中であったので、こういう日が来るとは思っていませんでした。ここまでが最終目標ではないので、この曲をステップにしてこの先も頑張っていきたい」と意気込み。全身全霊を込めた歌唱後には約1,500人のギャラリーから声援と拍手が鳴り響き、必死に涙をこらえる華原だったが「ありがとうございます。本当に生きていてよかった」と振り絞るように語り、熱い涙を溢れさせていた。本年度のアカデミー賞で作品賞ノミネートのほか、アン・ハサウェイが助演女優賞を受賞したミュージカル映画『レ・ミゼラブル』で使用されている劇中歌をカバー。華原にとっては2006年7月発売のシングル「あのさよならにさよならを」以来約7年ぶりの新曲で、野外イベントでは初お披露目となった。華原は「21歳で華原朋美としてデビューしてから、一言では言えないくらい、色々なことがありました。迷惑もかけたし、色々な波もありました」と語りかける。「過去を振り返ることも嫌で、認めることもできなかった。周りに誰もいなくなって、どうしていいかわからない時期があったからこそ、振り返ることのできる今がある。辛かったけれど、この歌を歌えるような自分になった」と心境を吐露。自身も頑張ったというが「家族やスタッフの皆さんが『頑張ろう』と言ってくれて、私は危険な人物だと思うけれど、手を差し伸べてくれました。マイクを持って歌えることも生きていることも、皆さんのおかげです」と支えてくれたすべての人々に改めて感謝していた。今後については「自分は薬物依存から100パーセント治ったとは思っていないので、常にそのことを忘れず、優しい気持ちも忘れず、このようなチャンスを頂いたのだから、プライベートで人生を台無しにすることなく、頑張っていきたい」と覚悟の表情。さらに「今までの過去は変えることはできないけれど、それをバネにして一日一日を一生懸命に歩めばそれが未来のストーリーになるはず。これ以上裏切りはいけない」と唇を噛みしめ「ライブやコンサートもしたい。ファンの中にも同じような苦しみを抱えている人がいると思うので、そんなファンたちと共に成長していきたい。だから私も頑張れる」と決意を語った。「夢やぶれて I Dreamed A Dream」は発売中 ・華原朋美オフィシャルサイト ・UNIVERSAL MUSIC JAPAN 華原朋美サイト
2013年04月19日デビューから7年、May J.の魅力が満載の初のベストアルバムをリリース!春の全国ツアー開始を目前にいまの熱い思いを語ってもらった!!■2月6日に発売された新しいアルバムはどんな作品ですか? デビューしてから今年で7年。今までリリースした、シングル・アルバムの中から代表曲を集めて作ったので、あらためて聴いていただいて懐かしかったり、また新鮮に思えたり。May J.の楽曲を聴いたことのある方でも、聴いた事のない方でも、楽しんでもらえると思います!■今回のアルバムは多くの女性たちにどんな風に聴いてもらいたいですか? 幸せなラブソング、悲しいラブソング、などいろいろな曲が入っていますが、必ず最後はポジティブになれるメッセージを込めて作っています。落ち込んでいる時にぜひ聴いてもらいたいですね。■May J.さんが音楽を通して伝えたいことはどんな事ですか? 諦めないことや失敗を恐れず挑戦し続けること、辛い時は思い切り落ち込んで、それでもまた明日から頑張ろうと思ってもらえるように、音楽で少しでも背中を押せたらと思っています。■May J.さんのライブの観どころは? ライブではお客さんとのコミュニケーションを何よりも大切にしています。ライブ前には皆さんと一緒にどうやって盛り上がるかを常に考えて構成を練っています。声を出したり、動いたりすることで1つになれた時が一番嬉しいですね。■シンガーと言う仕事の「やりがい」は何ですか? 小さい時からの夢が仕事になって本当に幸せです。好きなことをどんどん追求して作品を作り続け、何よりもライブでお客さんと1つになれた瞬間がシンガーとして一番喜びを感じます。■シンンガーを目指す上で努力したことは? 基礎からしっかり身につけることが一番重要だと思ったので、ボイストレーニングをたくさんやりました。■多彩な語学力が役立った場面は? 海外でライブをする時や、世界中のファンの皆様とコミュニケーションをとれることがとても嬉しいです。■美しい女性であり続けるための秘訣は? 常に綺麗でありたいと思う事。自分を磨き続ける事を忘れないようにしています。■今後の目標、新しく挑戦してみたいことは? 等身大の自分を常に表現していきたいですね。それと、いつかは海外でも活躍できるようなシンガーになりたいです。今まではピアノで作曲していたのですが、ギターも弾けるようになって弾き語りをしたいです。後は、スリルが好きなので、スカイダイビングやパラセイリングも挑戦したいです! ■女性読者にメッセージをお願いします。失敗や失恋をして、落ち込んでしまった時、女の子の背中を押してあげられる曲が詰まっていると思います。このアルバムを聴いて少しでも前向きになってくれたら良いなと思います。 May J.プロフィール:1988年6月20日生まれ。日本、イラン、トルコ、ロシア、スペイン、イギリスのバックグラウンドを持ち多彩な言語を操るマルチリンガルアーティスト。Sugar Soul feat. Kenjiの名曲「Garden」のカバーし、その後2作連続でアルバムチャートTOP10にランクイン。全国各地で毎年約100本、海外でも数多くライブを行う。世界の180以上の国と地域に放送されているNHK WORLDの音楽番組「J-MELO」のメイン司会を務める。■作品情報BEST ALBUM『May J. BEST - 7 Years Collection -』発売中デビューから7年間の代表曲をレーベルを超え全曲リマスタリング収録した初のベスト盤!VERBAL (m-flo) , DJ KAORI, Diggy-MO' (SOUL'd OUT), クレンチ&ブリスタ,キマグレン,MAY'S, RYO the SKYWALKER, Zeebra, 難波章浩, Daniel Powter らと創り上げたこれまでの話題のコラボ曲や代表曲に加え、ボーナス・トラックとして 2BEDROOM の手でEDMに生まれ変わった「Garden」のニュー・バージョン、更にテレビで歌唱しCD化を熱望する声が多数寄せられていた「ハナミズキ」のカバーも収録。May J.のアーティストとしての軌跡がぎっしり詰まった1枚。DVD付盤には、Music Videoを19作品収録。【CD+DVD】RZCD-59243/B / 3,990円 購入する 【CD】RZCD-59244 / 3,150円 購入する ■映像リンク ・May J. / ハナミズキ映像 ・May J. × 2BEDROOM / Garden (2BEDROOM PROGRESSIVE ANTHEM) ■LIVE INFORMATIONbeachwalkers. presents 『May J. Tour 2013 - 7 Years Collection -』3月9日(日)よりチケット一般発売開始 詳しくはこちら 4月12日(金) 名古屋 ell.FITS ALLTEL:052-320-9100 (サンデーフォークプロモーション)4月13日(土) 大阪 FANJtwiceTEL:06-7732-8888 (キョードーインフォメーション)4月19日(金) 仙台 MACANATEL:022-266-7555 (ニュース・プロモーション)4月26日(金) 東京 Shibuya O-EASTTEL:0570-550-799 (キョードー東京)
2013年03月11日暴力的なまでの力強さと重苦しい哀愁が入り交じり、ただならぬ緊張感で迫る1曲目の「Fated」。東方神起のニュー・アルバム『TIME』は、もうのっけから耳を奪われ、胸をわしづかみにされる作品だ。その「Fated」は、クラシック音楽、ロック、ヒップホップと過去から現在までの音楽をドラマティックにブレンドし展開するアバンギャルドな大曲。アルバム全体もまた、時代や時間といった概念が大きなテーマになっている。TIME=過去・現在・未来。すでにシングルとして発表されている「STILL」は過去の辛い失恋を歌った曲だし、「One More Thing」は今を一生懸命生きる女性への応援歌。「逢いたくて逢いたくてたまらない」は、<逢いたくて>と50回以上歌う現在進行形の熱烈なラブソングだ。他にも、人の一生や現代社会への警鐘、未来への希望など、さまざまなトピックが歌われている。チャンミン:「TIMEって1秒の話かもしれないし、1時間かもしれないし、1ヶ月、1年、もっと長く人生も表してるような言葉だと思うんです。だから、今までに感じたことやこれから感じるであろうこと…そういう人間が生きていく中で感じる気持ちをちゃんと込めてみようと。」ユンホ:「今回は本当に忙しい中でのレコーディングだったんです。でも、逆にそれで集中ができてテンションもいつも以上に高かった。本当に気持ちが入ったというか、曲に感情がストレートに出てるアルバムになったと思います。」今回は東方神起の男らしさ・男臭さ・男っぷりが前作『TONE』以上に表出。歌声は逞しさを増し、より精悍に。それでいて甘い色気や包容力を感じさせる優しさ、温もり、さらには悪ガキっぽい少年性まで、多彩なボーカルワークで魅了する。歌詞のテーマも男指数がアップした。今の時代の男らしさを問いかける「BLINK」は東方神起初の男性へのメッセージソング。「Fated」ではタフに生き抜く男の強さと儚さを描き、二人がはしゃいだ感じで楽しげに歌う「Rat Tat Tat」では童心を忘れないでとメッセージする。禁断の恋を描いた「I Know」やプライドの高い男性の恋愛模様を描いた「Catch Me -If you wanna-」も、これまでのラブソングとはひと味違う趣向。男のジレンマや苦悶、もどかしさを包み隠さず表現している。ユンホ:「前作よりもっと男の深みが出たんじゃないかと思います。男性の方も共感しやすい曲を集めて東方神起が進化してるところをみせたかったんです。東方神起がこれからどういう新しい面をみせていくか、そのプロローグでもあると思います。」さらに、時勢を背景にした歌詞や、ヒューマニズム/ヒューマニタリニズムをテーマにした楽曲が多いのも特徴。「Humanoids」と「ANDROID」はどちらも“人型ロボット”を意味するタイトルだが、前者は未来から現在へタイムトリップした設定で未来への道は自分たちが切り拓くんだと伝える曲。後者は現在の情報化社会に警鐘を鳴らし、人間らしさを見直そうと歌っている。本作で最も攻撃的で未来的で野性的なサウンドデザインになった「Y3K」は、西暦3000年が舞台。明るい未来を作るのは現代の僕ら、だからこそ常に志を高く本物をめざしていこうと骨太なメッセージをおくる。スタジアム級のUKロックバンドがやりそうな力強くてメロディアスなバラードに仕上がった「One and Only One」は、今までの東方神起になかったタイプの曲で、人類愛がテーマ。そして、本作のリード曲である「In Our Time」は、人々の絆やUNITE精神、笑顔の連鎖をテーマにした、心が洗われるような清々しい平和祈念ソング。今回の東方神起は一人の人間として一回り大きく成長したところをみせてくれる。チャンミン:「『One and Only One』は、一人ひとりが大切な存在で、誰もが愛されなきゃいけない存在なんだっていうメッセージが入ってる曲。歌詞をもらったときから大好きな曲でした。」ユンホ:「前のツアーでは会場が一つになって『WEEP』を歌いましたけど、『In Our Time』はそれとイメージが重なる曲。東方神起にとってエヴァーグリーンな曲になると思うし、今度のドームツアーではライヴの最後に歌えたらいいなと思ってます。」今年のゴールデン・ウィークから始まる初の5大ドームツアーは、デビュー以来念願だった夢の舞台。今回のアルバムは、遊び心にあふれた歌い方やアクロバットとも言えるような超絶ボーカルが要所要所に顔を出すし、なによりスケールの大きい劇的な楽曲が多いため、派手で大がかりなステージに映えそう。自ずとツアーへの期待も高まる。チャンミン:「今までと違うスケールのライヴをしなきゃいけないし、すると思うし、僕も今からすごく楽しみ。より楽しく、より熱く、より盛り上がれて、感動を与えられるライヴにしたいです。」ユンホ:「今の東方神起が絶好調だ、最高だっていうショーにしたいです。僕たちとしては今回が本当にターニングポイントだと思ってるんです。これを成功させたら東方神起はさらにスケールアップするはずだし、このツアーで新しい歴史を作るんだっていう、それくらい気合いが入ってます。」(取材・文/猪又 孝[DO THE MONKEY])■作品情報NEW ALBUM『TIME』発売日:2013年3月6日【CD+DVD】ジャケットA初回限定盤 AVCK-79140/B / ¥5,400(税込) 購入する 通常盤 AVCK-79141/B / ¥5,400(税込) 購入する 【CD+DVD】ジャケットB初回限定盤・通常盤 AVCK-79142/B / ¥4,200(税込) 購入する 【CD ONLY】ジャケットC初回限定盤・通常盤 AVCK-79143 / ¥2,940(税込) 購入する [初回限定封入特典]ジャケットサイズカード封入(6種から1枚ランダムで封入)『TIME』リリース記念購入者限定イベント応募シリアル封入 東方神起 OFFICIAL SITE 東方神起LABEL SITE 東方神起 ARTIST DATA
2013年03月07日日本でのリリースは、デビュー10周年を記念したDVDシングル『Milestone』以来、約1年2ヶ月ぶりとなるBoA。その新曲「Only One」は、自らデモトラックを作ったという本人作詞作曲のナンバー。しっとりエレガントながらビートはしっかり、伸びやかなメロディーに美声が泳ぐ。BoA:メロディーのきれいな曲を自分で作ってみたいとずっと思っていて。最初は踊るイメージはなく、気持ちよく聴ける曲が作りたいと思ってたんです。あとコーラスがきれいに乗るイメージ。いろんなコーラスのラインがかぶって、ふわっとする感じが欲しいなって。■ポップというジャンルにフォーカスして『いい曲を作りましょう』が合言葉この曲は昨年8月に韓国で発売されたアルバム『Only One』のタイトル曲にBoAが日本語詞をつけたもの。実はそのアルバム『Only One』こそ、彼女のターニングポイントとなる一枚だった。前作からビジュアルイメージは180度方向転換している。派手さや流行に縛られない、普遍的な楽曲を作ることをめざしたという。そうした意識の変化は、2011年末から昨年4月まで審査員として出演したオーディション番組『K-POP STAR』の影響が大きいと語る彼女。韓国ではデビュー以来、いわゆるトーク、バラエティー番組への出演をしてこなかっただけに、自然体でテレビに映るBoAの姿や発言は視聴者に大きなインパクトを与え、関心を集めたという。BoA:私がすごくシンプルなメイクで座って喋るところを韓国の人は初めて見たと思うんです。そういうBoAを見て新鮮に思ってくれる方も多かったし、自分も今の年齢になって、もうちょっとナチュラルなイメージの方がいいかなと思って。かっこよさというのはパフォーマンスを見る人が決めることだなって思ったし、かっこよく見えるために無理やりメイクしたり、必要以上に着飾ったりすることは今はしない方がいいかな。■いつの日か今が思い出になってそんなBoAが「Only One」で切り取ったのは、それぞれの道を歩むことを決めた男女の別れのシーン。特に印象的なのは<いつの日か今が思い出になって>から始まる歌詞の最後のブロック。一つの恋のアフターストーリーを描くことで恋を重ねていく女性像が等身大で表現されている。BoA:そこの歌詞は好きだし、絶対入れたかったところ。別れてすぐは大変かもしれないけど、いいことも悪いことも時間が経てばいい思い出になってると思うんですよ。だから、私も違う恋をするだろうし、あなたも私の記憶が薄まっていくんだろうけど、この恋は素敵でしたねっていう終わり方にしようと。私も20何年間生きてきて、悪い思い出もあったし、いい思い出もあったけど、悪い思い出の方が長く残るし、意外と笑える話になるんですよね。あんなバカなことあったよなぁ、みたいな(笑)。この楽曲のミュージック・ビデオでは、マドンナやジェニファー・ロペスなどの振り付けを手掛ける2人組の振付師ユニット、ナッピー・タブスがダンスパートを担当。歌詞のストーリーや情感をダンスで表現するリリカルヒップホップという手法が取り入れられている。BoA:この曲を振り付けるんだったら、映画「COBU 3D」で一緒に仕事をしたナッピー・タブスにリリカルヒップホップをやってもらいたいなっていうイメージがあったし、別れの曲なので曲の途中でカップルダンスを入れたいなって。今回のミュージック・ビデオは自分が一番上手なことをナッピー・タブスに引き出してもらえた感じ。でも、(リスナーは)そういう風に踊る私を見たことがないだろうから新鮮じゃないかと思います。カップリング曲「The Shadow」は少し80’sファンクを感じさせるナンバー。こちらもアルバム『Only One』収録曲にBoAが日本語詞をつけたものだ。Shadowは自分を取り巻くファンをはじめとする人間を指していて、スターが抱える喜びとプレッシャーをシリアスに綴った奥深い曲になっている。この曲のミュージック・ビデオではセクシー系からストリート系まで計6ポーズもの衣装をまとったBoAが拝めるが、スリットが入ったメインの衣装は彼女のアイデアを元に特製したもの。楽曲にしても映像にしても、自らの内側から湧き出る言葉と感性を研ぎ澄ませ、理想像を探求していく彼女だが、セルフプロデュースの目線は初めてそれを行った『IDENTITY』のときから変化が生じてきたという。BoA:『IDENTITY』はかっこいい音を作りたいっていう、自分がやりたいことを頑張って形にしようとしてた頃。今は自分が好きなものをやるよりも、曲に合わせてどうやればBoAらしさが入った新しいチャレンジができるかを考えてます。『今これが流行ってます』とか言われても、私は流行ってることを理由にしてやりたくない。『IDENTITY』をスタート地点にして、『K-POP STAR』の経験もありながら、客観的にBoAを見る力が付いてきたように思います。10周年を経て、26歳の女性へと成長し、“自分らしさ”のナチュラルな表現手法を身につけたBoA。「The Shadow」には、今の彼女の矜持を表すようなこんなフレーズが出てくる。「君の描いたすべてはここにあるわ 何一つ変わらずに ここに…」今回のシングルを機に日本での活動を再開するというBoA。彼女が今後ファンにとってどんな「Only One=かけがえのない曲」を届けてくれるのか楽しみだ。(取材・文/猪又 孝[DO THE MONKEY])■作品情報New Single『Only One』発売日:2013年2月27日・CD+DVDAVCK-79085/B / ¥2,100(税込) 購入する ・CDのみAVCK-79086 / ¥1,050(税込) 購入する ・ 『Only One』30秒CM ・ 『Only One』MUSIC VIDEO short ver ・ BoA オフィシャルサイト
2013年03月06日昨年4月にベスト盤をリリースし、“新章”のページを開いたHilcrhyme。ライヴメンバーとして6人のパフォーマーを正式加入させるなど、アグレッシブに邁進。現在は総勢8名のライヴメンバーで【LIVE A NOVEL】ツアーの真っ只中にいる彼らが、2013年の第1弾として『想送歌』をリリース。これはメ~テレ50周年特別ドラマ『ゆりちかへ ママからの伝言』(1月26日21:00~テレビ朝日系)の主題歌として書き下ろされたもので、生きる意味や大切な人への想いが胸に迫る、大きな愛を歌ったバラードだ。この曲に込めた想いはもちろん、今後のHilcrhymeについてなど、胸の内をTOCが打ち明けてくれた。Excite:全国ツアーが始まりましたね!TOC:すごく盛り上がってますね。観に来てくれたみんなが「ヤバい」って言ってくれるし、スタッフや音楽関係者からも評価が高くて。前のツアーから6人のダンサーチームがライヴメンバーとして参加してくれてるんですが、その連携や一体感が増しましたね。「Hilcrhymeのライヴは2人じゃなく8人だ」ってことを実感できると思います。Excite:新曲「想送歌」もライヴで披露したり?TOC:その可能性は十分ありますね。この曲はレクイエム=葬送曲という言葉からインスパイアされてタイトルを思いついたんですが、“想い”を“送る”、“残す”ということを歌っています。Excite:スペシャルドラマ『ゆりちかへ ママからの伝言』(1月26日21:00~テレビ朝日系)の主題歌として書き下ろした曲だそうですね。TOC:余命を宣告された母親が、それでも1日でも長く生きようとする姿や、子供のために何を残せるかって一生懸命に考えた結果、手紙という形に行き着く…。それがいずれ1冊の本になることで、想いは残っていくんです。ドラマを見て、想いと同じくらいに大切だと感じたのは、“死”でした。人はいつかは死ぬし、避けられない。そういったことを、濁さずにそのまま歌詞に書きました。Excite:ドラマの世界観を大切にしたと。TOC:ドラマありきでこの曲は作ろうと思いました。とういのも、(ドラマの)プロデューサーさんの熱意がすごくて、是非、Hilcrhymeに書いて欲しいって言ってくださったので、その想いに応えたかった。その人が出した要望が「ネガティヴなものにして欲しくない」というもので、死という結末が待っていても、ドラマはあくまでも見終わった後にポジティヴに感じてもらえるように作っているから、曲もそうあって欲しいと思いますね。Excite:ドラマの映像を見て曲を作るのは初めてだったとか。TOC:イメージしやすいので作りやすかったですが、一方で、あとは曲ができれば完成すると思うと、ハードルが高いなって(苦笑)。作詞するときはいつもテーマを先に考えて書くんですが、今回はそのテーマが既にある状態。ドラマ=テーマだと思って主題歌を書き下ろしました。かといって、誰からも共感してもらえる曲を作るというアティチュードは変わっていないから、ドラマを見ないと分からない曲にはならないという自負もあります。Excite:KATSUさんとはどんな話を?TOC:今回は曲の方向性が明確だったので、KATSUに「こんなテンポの、こんな感じの曲にして欲しい」って自分がプロデュースしていくような感じで作っていきました。Excite:二人とも職人気質だから、とことん突き詰めそう。TOC:それはありますね(笑)。お互い注文を出されたものに対して、最善を尽くす。相手をオッと思わせたい気持ちもないわけじゃないけど、それが強いといい結果にはなりませんね。ケース・バイ・ケースですが、いいときもあれば、トゥーマッチのことも(笑)。Excite:リリックで特に気に入っている箇所は?TOC:ドラマ中で描かれている“死”を、ネガティヴではなく、でも隠すことなく言葉にしたいと思ったんですが、それって難しいことなんです。だから、どうすればいいだろうってずっと考えてました。それで、3番のメロディにビートを乗せて、同時に言葉を考えていったんですが…。<やがて来る避けられない別れ/願う あなたの幸せを>って普段考えているような言葉が出てきたとき、“死”をリアルにさらっと書けたなって思いましたね。もう会えなくなっても、ずっと(心に)居るよということはきっと伝わると思うし、僕らも音楽がそういうものであって欲しいと思っているので、3番は気に入ってますね。Excite:つい避けがちなテーマも真っ正面から取組んだと。TOC:だからかもしれないけど、その部分は自分で歌うときにもぐっと来ますね。31歳になって、親しい人との別れも経験してるから、歌ってるとそういう想いが浮かんでくるんですよね。「人は2度死ぬ」って言葉を聞いたことがあるんですが、亡くなった人を思わなくなって忘れてしまった瞬間、本当にそうなるのかなって…。Excite:配信では既に「想送歌」連日1位と絶好調で。TOC:素直に、もう、嬉しい、だけです。何よりも「ありがとう」って気持ちが大きいですね。ランキングって何のかんのいって、やっぱり気にならないと言えばウソになります。連日(デイリー)1位って聞くと、「ああ、こういう感じ、久しぶりだな」って(笑)。「春夏秋冬」や「ルーズリーフ」を出した頃は…嫌なヤツに思われるかもしれないけど、どこか当たり前って思ってて。けど、その後に、当たり前なんかじゃないって身をもって知った。だから1位の意味も、有り難味も全然違います。感謝を忘れずにいたいなって思いますね。Excite:ミュージック・ビデオはどんな作品ですか?TOC:今回は新しい監督さんにお願いしました。歌詞を書くときは男女の関係をイメージしたんですが、監督の捉え方は違ってて。ミュージック・ビデオの目線が子供からのもので、その視界がちょっとぼんやりしてたり、自分が歌うリップシーンも時おりはさみながら、物語的なシーンでは家族愛を描いていたり。なんて言ったらいいかな…、1回見ただけじゃすぐに分からない感じもあるんです。強烈で刺激的な何かはないけど、何度も見返せる素敵な作品になりましたね。クセになるタイプの映像です。新しいクリエイターさんと出会うと刺激になりますね。監督が違うとこんなに違うんだなって思ったし、これからもいろんな方とやってみたいなと思いました。Excite:カップリング曲の「Welcome Back」はどんな気持ちを歌っていますか?TOC:今年はヒルクライムと並行して、ソロもやっていこうと思っているので、その想いを書いたんです。昔、地元の友達と出会ってラップを一緒にやりはじめたけど、いつしか別々にやるようになって。けど、昨年あるきっかけからまた一緒にやる機会に恵まれたんですね。アンダーグラウンド、インディペンデントなシーンでやってる仲間から「おかえり」って言ってもらえたりもしたんですよ。Excite:そう言ってもらえないこともありますよね。TOC:そうなんですよね。そこに対する想いや葛藤は、メジャーデビューしてからもずっと自分の中にあったんですね。今の自分は好きだけど、昔の自分を否定するつもりも全然なくて。メジャーフィールドとインディーフィールドの違いはあるだろうけど、そこで自分がやること=ラップするってことは変わらない、自由でいいんだって思ったんです。Excite:ある種の宣誓みたいな曲ですか?TOC:そうかもしれない。「想送歌」も自分がやりたいことだし、「Welcome Back」で書いているようなこともやりたい。我がままで欲張りなんですよね、きっと。(取材・文/橘川有子)■作品情報New Single『想送歌』発売日:2013年1月23日・CD+DVD(初回生産限定盤)UPCH-9838 / ¥1,680 購入する ・CD(通常盤)UPCH-5786 / ¥1,260 購入する ・ Hilcrhyme オフィシャルサイト
2013年02月15日時代を越えても色褪せない絶大な人気を誇る「ピンク スパイダー」 (hide with Spread Beaver)。この名曲を、今の時代を代表する人気歌手、倖田來未が“倖田らしく”アレンジを加えてカバーした。その曲のタイトルは「ピンク スパイダー inspired by バッファロー5人娘」。そして、タイトルにもある人気漫画家・安野モヨコの未完の名作マンガ「バッファロー5人娘」(祥伝社)の世界観とこの歌詞をモチーフに、蜷川実花が映像化を実現!多くの女性を虜にする夢のコラボレーション。本日から、総合エンタメアプリ「UULA」にて配信されるのでお見逃しなく。さて、3人の女性アーティストが手掛けるこの極上エンターテインメントの裏話とは? 蜷川実花と倖田來未に行ったインタビューをお届けしよう。■この企画が決まった時の感想は? 蜷川:はじめに倖田さんと安野さんと私で何かやりませんかというお話をいただいたときに、安野さんの「バッファロー5人娘」という私が大好きな漫画の名前を出しました。その後、打合せを重ねるうちに、主人公のキャンディのイメージは倖田さんにぴったりだし、「ピンク スパイダー」の歌詞や持っている世界観も「バッファロー5人娘」とリンクする感じがして、これはマッチしてる、おもしろいかも! と、どんどん盛り上がっていきました。以前から「バッファロー5人娘」は私の手で映像化したいと思っていました。ずっと気になっていて、本当にやりたかったものが出来るなんて、出会うべくして出会えた企画だなと思っています。倖田:まず、人気漫画家である安野モヨコさんと映画監督の蜷川実花さん、そして倖田來未という3人の名前の並びを見たときに、すごくパワーのある女性たちが集まったなという印象を持ちました。それと同時に本当に実現できるのかしら? って。(笑)蜷川さんも安野さんも、女の子だったら誰でも知っている憧れの方たちじゃないですか。そこに倖田來未が並べたことがすごく嬉しかったです! ■MVの構成(ストーリーや楽曲との融合)について、ポイントになったことはありますか? 蜷川:この作品はいろんな事情を抱えながらも前に進んでいく5人の女の子をはじめ、さまざまなキャラクターが登場します。みんな個性的なのでキャスト選びには相当悩みました。役者をはじめ、アーティストもいれば、モデルやグラビアの人もいます。寺島進さんや斎藤工くんにまで出ていただきました。豪華なキャストがそろったので、短い尺の中でどれだけ彼らの魅力や個性を引き出せるのかがポイントだと思いました。そして、キャンディたちがバイクで広い荒野を駆け抜けるシーンもすごく悩みましたね。ロケも検討しましたが、撮影日数も限られているので、思い切ってCGでイメージのような空想の世界を作り上げることにしました。倖田:マンガを初めて読ませてもらったときは、キャラクターたちの格好や内容が結構刺激的だったので正直びっくりしたんですが、読んでいるうちにどんどん引き込まれていきました。主人公のキャンディは、拳銃を持った男たちに追われていても「私は自分の足で走って逃げたい」「自分の進むべき道に行きたい」という強い意志を持っていて、そんな彼女の強さに、すごく共感を抱いたんです。今回、hideさんの「ピンク スパイダー」をカバーさせていただいたのですが、オリジナルと同じロックテイストではなく、“倖田來未らしさ”を出すためにいろいろと試行錯誤し、最終的に仕上がったのはダブステップというジャンルのものになりました。「バッファロー5人娘」は西部が舞台なので、はじめはちゃんと合うのかな? って正直不安な部分もあったんですけど、蜷川さんに見せてもらった絵コンテが良い意味でブッ飛んだ世界観になっていたので、ピッタリで! さすが蜷川さんだなって! 今回蜷川さんや安野さんの作品とコラボレーション出来たことで、これまでの倖田來未にはない新たな側面が表現できたと思います。■本作の見どころを教えてください。蜷川:「バッファロー5人娘」には女性だったら誰もが一度は着てみたいと思う衣装を着た、理想の女の子像が描かれています。特に倖田さんが演じるキャンディはその中でも一番象徴的な存在だと思っているので、彼女が登場するシーンは「こんなヴィジュアルを撮りたい! 」、「こういう女の子を撮ってみたい! 」という私の夢を詰め込んだ感じです。倖田:今まで100本近くのミュージックビデオを撮ってきましたが、こんな豪華なミュージックビデオはないな、というのが素直な感想です。セットがもう、かわいくてかわいくて…現場ではずっと写真を撮っていましたね。どれも実花さんのカラーがしっかり表現できていましたし、こんなお部屋があったら本当に住んでみたいなっていうセットばかりでした。蜷川マジックにより、オシャレさ、カッコよさ、セクシーさ、そして女性の強さなど倖田來未が表現したかったことが全て詰まった想像以上の映像が仕上がってきて、胸がいっぱいです。飽きのこない、何度も繰り返し見ちゃうようなミュージックビデオになっていますよ。■実際に撮影を終えての感想を。蜷川:今回、大好きな「バッファロー5人娘」が作品として表現できて、本当に嬉しいです。倖田さん演じる主人公のキャンディをはじめ、いろんな女の子が強い気持ちを覚醒させて飛び立っていく、めちゃくちゃかっこいいミュージックビデオになりました。そしてあらためて倖田來未のファンになりました。倖田:まさか、お忙しい蜷川さんとお仕事ができるとは思っていませんでした。だから縁があって、ご一緒できて幸せです! そして今回、安野さんのすばらしい作品にも出会えました。主人公のキャンディには倖田來未に近いものを感じたんです。“強い信念を持った女の強さ”みたいな。蜷川:それでいて、女性らしくて、色っぽさもあって凛としていて、芯のある女性。この役を倖田さんがやるのはホントぴったりだと思います。私は以前からずっと倖田さんとお仕事したかったんです! 今回は若干盛り込みすぎちゃったので何バージョンも作れちゃいそうです。(笑)倖田:倖田來未、蜷川さん、安野さん3人のエッセンスがしっかり入っていて、かなりパワーあふれるミュージックビデオになりました。まばたきせずに見て下さい!! ■作品情報ピンク スパイダー inspired by バッファロー5人娘総合エンタメアプリ「UULA(ウーラ)」にて独占配信中!・ オフィシャルHP 出演:倖田來未、太田莉菜、杉原杏璃、エリイ、玉城ティナ、栁俊太郎、北村諒、斎藤工、寺島進演出:蜷川実花原案:安野モヨコ作「バッファロー5人娘」(コルク)製作・著作: UULA 倖田來未 カバーアルバム「Color The Cover」2月27日リリース
2013年02月14日Facebookでの“いいね!”の数が550万人超え(※2012年12月時点)という、韓国の超人気グループSUPER JUNIOR。そのメンバーから、特に歌唱力に定評のあるキュヒョン(K)、リョウク(R)、イェソン(Y)の3人で結成されたユニットSUPER JUNIOR-K.R.Y.が、初の日本オリジナル楽曲による1stシングル『 Promise You 』を1月23日にリリースする。3人共、SUPER JUNIORの楽曲ではメインボーカルを務めることが多く、韓国ではソロでもドラマのオリジナル・サウンド・トラックに参加するなど、その実力は周知のもの。そんな3人の歌声が織りなす表題曲「Promise You」は、恋人や家族、友人など、遠く離れていてもお互いを感じ合う大切な人々への気持ちを綴ったミディアム・バラード。さらに、カップリングには一青窈の名バラード「ハナミズキ」のカバーも収録され、3人のそれぞれの声の魅力と圧倒的な歌唱力が堪能できる一枚となっている。リリース日の1月23日を含む、日本武道館3デイズ公演も控えている彼等に、今作のことから、2012年の思い出、最近のハマりものなど、存分に語ってもらった。■シングル「Promise You」についてExcite:「Promise You」は日本で初となるシングルです。リリースが決まったときの感想を教えてください。 イェソン:僕たち3人も待ちに待ったシングルです。2年ぶりのK.R.Y.のライヴが決まった時も嬉しかったですが、初シングルのリリースは感激です。キュヒョン:日本でライヴもできて、シングルもリリースができるなんて、本当にファンの皆さんのおかげだと思ってます。ありがとうございます!リョウク:やった!という感じ(笑)。ついに!K.R.Y.の初シングル『Promise You』がリリースされます! リリースされるということももちろん嬉しいですが、皆さんに気に入ってもらえるように頑張ってレコーディングした曲なので、ぜひ聴いてください。Excite:どんな楽曲に仕上がりましたか? キュヒョン:この曲はファンの皆さんへ送る僕たちの贈り物です。日本であまり活動ができなく、会えない時間が長くなってる時に、寂しいなと思ったらぜひこの曲を聴いて、僕たちのことを思い出してください。今は離れていても、いつまでも心は一緒です。イェソン:遠距離恋愛する恋人の話でもあるし、まさに僕たちとファンの皆さんのことでもある…そんな曲です。リョウク:今は一緒にいられないメンバーもいますが、ずっと一緒だよという気持ちも入ってる曲です。ファンのみなさんもずっと一緒にいてくれるんですよね?Excite:カラオケで歌うとしたら、上手に歌うポイントを教えてください。イェソン:今一番会いたいと思う人のことを思いながら歌うと、感情が入ってうまくなると思います。もちろん、僕ですよね?(笑)■カップリングの「ハナミズキ」についてExcite:カップリング「ハナミズキ」の紹介をお願いします。 キュヒョン:ハナミズキは僕と縁のある曲です。以前、僕がライヴでソロで歌おうと思っていた曲でしたが、その時、すごく悩んだ末、違う曲を選んでたんですね。その時に歌えばよかったのに…といまだに思ってます。リョウク:僕もSUPER SHOW(ライヴ)で歌いたいなと思っていたら、会社からダメって言われてしまって…K.R.Y.のシングルに入れるからだったんだと最近聞きました(笑)。イェソン:日本ですごく有名な曲だと聞いてたので、歌う前から緊張しました。僕たちのバージョンも気に入ってもらえると嬉しいです。■【SUPER JUNIOR-K.R.Y. SPECIAL WINTER CONCERT】についてExcite:約2年ぶりとなる単独ツアーが決定しました。チケットも応募多数、横浜は約3秒で完売。さらに思い出の会場、日本武道館で追加公演も決まりました。久しぶりの日本ライヴを行って、感想を教えてください。キュヒョン:横浜と神戸公演が決まった時もびっくりしました。新しいアルバムも出てないし…大丈夫かなと気になっていたので、K.R.Y.を好きでいてくれる皆さんがこんなにたくさんいるんだとまた感動しました。リョウク:ファンの皆さんにありがたい気持ちでいっぱいです。SUPER JUNIORとしては、東京ドームのステージにも立たせていただきましたが、K.R.Y.だけで、武道館でのライヴができると思ってもなかったので…本当に嬉しいです。すべてファンの皆さんのおかげだと思います。イェソン:僕たちを応援してくれるファンの皆さんのおかげです。本当に嬉しいです。武道館のライヴでは、また新しい曲とステージをお見せできるように頑張ります。横浜と神戸公演にいらっしゃった方もぜひもう一回見てほしいです。Excite:SUPER JUNIORの時と、SUPER JUNIOR-K.R.Y.の時で、活動するにあたり何か気持ちの上で違う点はありますか?キュヒョン:責任感が高まります。僕たち3人で、SUPER JUNIOR全体を背負ってるので…。リョウク:K.R.Y.としては本格的に活動はしてなかったですが、3人だけにフォーカスされるので嬉しい反面、3人で全部をやらないといけないので、ライヴの時はSUPER SHOW以上に大変です(笑)。イェソン:責任感が違いますね。K.R.Y.だけじゃなく、SUPER JUNIORを代表してステージに立つと思って、責任感を持ってやってます。 ■2012年を振り返って~2013年の抱負Excite:2012年はどんな年でしたか? また2013年はどんな年にしたいですか?キュヒョン:2012年はSUPER JUNIORに色んなことがあった年でした。「Sexy, Free & Single」の活動からカンイン兄さんが戻ってきて一緒に活動を始めて、またイトゥク兄さんの入隊で一人がいなくなったり…色んなことがあって、メンバー同士の結束力がもっと強くなってると思います。2013年には、SUPER JUNIORとして、また一歩前進できる年にしたいと思ってます。リョウク:2012年は【SUPER SHOW4】で色んなところもまわって、東京ドームでもコンサートができて、本当にいいことが多かった1年でした。イトゥク兄さんの入隊で、メンバーもファンのみなさんも色々心配してる部分もあると思いますが、イトゥク兄さんが戻ってくるまでもっと頑張って活動したいという気持ちがあるので、2013年にはもっと頑張る年にしたいと思ってます。ファンのみなさんも応援してくれますよね?イェソン:二人がもう僕が言いたいことを全部行ってしまったので、僕は簡単に! 2012年よりも、もっといいことたくさんの1年にできるように、一生懸命がんばります!■最近の出来事Excite:最近はまっていることを教えてください。リョウク:ポップコーンの機械。時間があるときに作って、みんなに配ってます(笑)。キュヒョン:僕は相変わらず、ゲームです(笑)。イェソン:カワイイカフェ巡りです。韓国の色んなカフェをまわって、情報収集してます(笑)。Excite:海外でのイベントなど忙しいかと思いますが、何かリフレッシュ方法などあったら教えてください。リョウク:時間が出来たら、とにかく寝ます^^。キュヒョン:美味しいものを食べて、たくさん寝ること。イェソン:時差があるところもあるので、戻ってくると体がだるく感じる時が多いですね。そんな時はできるだけ寝るようにしてます。■ファンへExcite:日本のファンにメッセージをお願いします。キュヒョン:日本にあまり来れない僕たちに、いつも関心と愛を送ってくれてありがとうございます。これからもがんばりますので、応援よろしくお願いします。あらっ? どこかで聞いた覚えがあるような…と思う方もいると思いますが、気のせいです(笑)。明日は明日の風が吹く。リョウク:日本で2年ぶりにライヴができて、また、初のシングルもリリースされるので、本当に嬉しいです。すべてファンのみなさんのおかげだと思ってます。これからもずっと応援してくれますよね?イェソン:みなさん~、武道館のライヴでもまた会えますよね? 会場で待ってます!K.R.Y.の初シングルも楽しみにしてください! 帰ったら電話して^^。■作品情報『Promise You』発売日:2013年1月23日・CD+DVDAVCK-79122/B / ¥1,890 購入する ・CD ONLYAVCK-79123 / ¥1,050 購入する ・ SUPER JUNIORオフィシャルサイト
2013年01月21日東方神起が約半年ぶりとなるニュー・シングル「 Catch Me -If you wanna- 」を1月16日にリリースする。表題曲は、昨年9月に韓国で発売されたオリジナル・アルバムのタイトル曲として話題となったダンスナンバー。フォーメーションによって巨人のようにも見えるミュージック・ビデオでのダンスも必見の一曲だ。一方、同時に収録される「I Know」は日本オリジナルのバラードで、ユンホ、チャンミンの美しいハーモニーが堪能できる。また、DVD付盤には、自身初となるミュージック・ビデオを2曲収録。CD盤にもCD-EXTRAとして昨夏の【a-nation】で披露した「MAXIMUM」のライヴ映像が付くなど、豪華仕様の内容となっている。初めてとなる5大ドームツアーも既に発表となっている彼ら。まずは今作をゲットして、さらなる活躍が期待される2013年の東方神起を“キャッチ”しよう。ニュー・シングル『Catch Me -If you wanna-』の楽曲について、ユンホは「今までの楽曲の中で一番聞きやすいメロディライン。ダンスもフォーメーションが非常に特徴だと思うから、曲とパフォーマンスと一緒に期待して欲しいです」と語る。また、メンバーとダンサーが腕を絡め合い、一見、巨人にも見えることが話題となったミュージック・ビデオにチャンミンは「身体がボロボロになるぐらいミュージック・ビデオ撮影は大変でした。一生懸命頑張って作った作品だから、ぜひ楽しみにして欲しいです」と、苦労したからこそ、満足のいく作品に仕上がったと自信を覗かせる。9月に韓国でアルバムをリリースし、その後、アジア各国を回るツアーも敢行中。相変わらず多忙な毎日を送る二人だが、そんな中でも、ユンホは映画、チャンミンはプラモデルにハマっているという。「最近、90年代の映画を見るのが好きです。特に『フォレスト・ガンプ』再び見て、そのポジティブなマインドや夢に向かって走る姿から、力をもらいまして、すごくよかったです」(ユンホ)。「プラモデルにはまっています。この前、STAR WARSの飛行船のプラモデルを発見して買おうとしたら、もう生産中止になっていて、10倍近くの高い値段で売られていることを知って、プラモデルの深さを感じました(笑)」(チャンミン)。また、寒さが一層厳しくなるこの季節の楽しみ方も教えてくれた。「私は、冬の寒さを楽しむタイプです。友達と一緒に街を散歩したり、雪合戦とかしながら冬を楽しむのが好きです(笑)。それで、家に帰ってきて、暖かいお茶を飲むことで幸せな気分になります」(ユンホ)。「暖かい部屋で、美味しい鍋を食べて、散歩をすることが好きです。体の中を暖かくして、外の涼しい空気を吸うことで良い気分になります」(チャンミン)。先にも記述したが、昨年は韓国でオリジナル・アルバムを発表しているだけに、日本でのアルバムのリリースも期待されるところだが、その前に、4月27日のさいたまスーパーアリーナでの公演を皮切りに、5大ドームを含む全国ツアーの開催が決定している。最後にそんな2013年の目標を二人に教えてもらった。「2013年は、より新しい東方神起を見せるために、全力で頑張りたいと思います。新しいアルバムとツアーはもちろん、色んな分野に挑戦し、新しい姿を見せたいと思います」(ユンホ)。「2013年は、東方神起として色んな活動が出来て、たくさんの皆さんと楽しい思い出が作れたらいいなと思います」(チャンミン)。二人の言葉が示すように、2013年も東方神起から目が離せなくなりそうだ。■作品情報『Catch Me -If you wanna-』発売日:2013年1月16日・CD+DVD 初回盤AVCK-79118/B ¥2,100 購入する ・CD+DVD 通常盤AVCK-79119/B ¥2,100 購入する ・CD ONLYAVCK-79120 ¥1,050 購入する ・ 東方神起オフィシャルサイト 待望のニュー・アルバム『TIME』2013/3/6(水)リリース決定!! 詳細はこちら
2013年01月17日今年3月には自身初の日本武道館3デイズ公演を開催し、5月には18枚目のシングル『マミレル』を発表。6月23日にはデビュー8周年を迎えた木村カエラが、自身の28回目の誕生日にあたる10月24日にニュー・シングル『Sun shower』をリリースした。すでに各地の野外フェスで披露されてきた新曲なので、耳にした方も多いと思うが、“天気雨”という意味のタイトルが付けられた19枚目のシングルは、アコギのアルペジオと流麗なストリングスが優しい風を引き連れてくる、ハートウォーミングなミドルナンバーとなっている。ダンサブルなエレクトロ・ロックとなっていた前作「マミレル」とは正反対とも言える、人肌の温度感にあふれたアコースティックナンバーをシングルとしてチョイスしたのはどうしてなのか? 8周年を境に自分を見つめ直したという彼女の心境の変化を聞いた。■今、言葉として出したいものが当てはまる曲だって思ったExcite:デビュー8周年の記念日はどう過ごしてました?カエラ:その日が8周年だということを忘れてました(笑)。Excite:(笑)。ブログでも友達に祝ってもらって気づいたと書いてましたね。カエラ:あ、いいもんだな〜って思いましたね(笑)。当日は仕事がなかったんですけど、みんなにおめでとうって言ってもらえたり、プレゼントをいただいたり、あとスタッフの人たちが仕事の時にケーキを準備してくれたりして。やっぱり人から感じるもので、「あ、頑張らなきゃ」と思ったし、そこで初めて振り返ることがあった感じがして。前のアルバムも『8EIGHT8』だったし、“8”という数字にいいパワーを感じるという気持ちが今もまだあって。そこで、“いま、自分ができること”を改めて、ちゃんと見つめ直したいって思ったんですね。作られた自分を表現するのではなく、自分に正直に、今できることを考えたいと思って。それによって、もしも誰かが助けられたり、共感することができるのであれば、そっちに向いていこうかなって。そういうことを8周年を迎えた時に考えました。Excite:その“今、自分ができること”の答えは見つかりました?カエラ:まず、世の中には、いろんな悩みを抱えている人もいれば、楽しく過ごしている人もいるし、物事の感じ方も違えば、悩みの大きさも違うし、人からもらった言葉の捉え方もまったく違ってくるじゃないですか。そのなかで、今の私は、軽い言葉や無理に応援する言葉をかけられないなって思って。今、自分が、一緒に頑張ろうって言えることってなんだろうって思った時に、“音楽が持つ本来の力”を表現したかったというか…。私自身、音楽のパワーで人生が救われてきた実感がある。だから、一回全てをゼロにして、音楽が元から持っている人の心を動かすパワーにちゃんと目を向けたいって思ったんですよね。音楽に包まれている感じにちゃんと目を向けて、自分の中から出てくる自然なもの、素直なものを作り込まずに表現すること。それがきっと、今の私のできることなのかなって考えてました。Excite:じゃあ、ミトくんが作った「Sun shower」のデモ音源を聴いて、音楽が持つ本来の力を表現するに相応しい曲だと思ったわけですね。カエラ:デモの時点では、まだ生のストリングスも入ってなかったんですけど、まず、すごく優しい曲だなって思ったんですよ。それと、新しいなとも思った。私が歌ってきていない曲だなって思ったから、すごく歌いたいと思ったし、今、言葉として出したいものが絶対に当てはまる曲だって思いました。Excite:その“言葉として出したいもの”を具体的に言うと?カエラ:ミトさんが送ってくれた曲を聴いた時に、“あ、これはもう一つの「happiness!!!」になるな”って思ったんですよね。その前に、武道館公演で、曲の説明を言葉で語りすぎたことを反省していて。本来は、言葉じゃなく、歌だけで伝えないといけないなと思ったんですよね。だから、言葉で語らずに、歌だけで表現したいなって考えるようになった“今の私”が、「happiness!!!」を書くとしたらどうなるだろう?っていうことだけを考えていて。だから、具体的にどういうものを書くかってことは、ざっくりと「happiness!!!」の次に向かう曲っていうことしかないまま、何も決まってない時点で歌詞を書いていたんだけど…。Excite:すごく苦戦したと聞いてます。カエラ:ものすごく難しかったですね。もうホントに、朝から晩まで三日間かかって。夜中に帰って、また起きて、すぐ事務所に行って。ホントに毎日、事務所に泊まり込みで寝ずにやってたくらいの勢いで書いていて。1日が終わる頃には、もうげっそりしてましたね(笑)。■どんな状況で聴いても、ふ~って力を抜くことができるものにしたかったExcite:どうしてそんなに難しかったんだと思います?カエラ:今できることはなんだろうってことに本気で向きあっていたのと、やっぱり、自分にしか分からないような言葉を使って、あとから説明するような歌詞には絶対にしたくないなって思っていたからですね。一つのことを表わすのに、何通りもの言葉がある。しかも、説明文を入れたくないし、暑苦しくも言いたくない。具体的な言葉ではなく、想像と感覚で明るい希望みたいなものを伝えるには、どういう言葉がいいのかっていうことに悩んで。でも、結局は、みんながオケを録っているレコーディングに行ったら、デモとは世界観が全く変わってしまっていて。その3日間で書いたものを全部消すくらい、大きいものになっていたんですよ。Excite:改めて、そこでは何を感じたんでしょう?カエラ:やっぱり音に包まれている感じですね。みんなが演奏している姿や音を聴いていると、自然と感動して涙が出るぐらい綺麗だったんですよ。この感覚は忘れちゃいけないなと思って。言葉がなくても、音だけで、その世界に引き込まれるし、無になっていくし、大切なものも思い出した。そういう感覚を書かなきゃなって思いました。Excite:無になっていくっていうのはどんな感覚ですか?カエラ:すごく単純な言葉だけど、オケがなった瞬間に…一瞬にして、心が開放されて、癒されたんですよね。何か悩みを抱えていたとしても、自分が本当に大切だと思っているものや、自分が本当にしたいことがちゃんと見えてくる音楽だなって思ったんです。それこそが、音楽の本来の力だなって感じたし、今までの私がやってこなかったことだなって思った。その感覚を忘れないように、みんなが演奏しているところでメモって、バーって作っていったって感じですね。Excite:ここで、説明的でない歌詞を書いた方には申し訳ない質問ですが、トータルとしては、どんなメッセージを伝えたいと思っていました?カエラ:何かに悩んでる人、疲れてる人、悲しんでる人…。どんな状況で聴いても、ふ~って力を抜くことができるものにしたかったんです。いろんな悩みを抱えている人に対して、その悩みを悩みのまま、一旦、真っ白にしてしまおうっていうことですね。悩みが溢れてしまった時に、その悩みと向きあっていても、らちがあかない。前を向かないといけないけど、無理に前を向きたくもない。答えを出さないと前にも進めないのも分かってる。その答えが出るまでにはすごく時間がかかるから、とりあえず、一回、休もうっていう。お酒を飲んだって、何をしたって、忘れられないことは忘れられないし、もやもやだって晴れない。だから、この音楽を聴いている時間だけ、全てを忘れて、音楽に身を委ねられたらいいなって。「心を休めよう」って声をかけられた時点で、「そうだよね」って、一瞬だけ肩の力が抜ける。そういう曲が欲しかったんですよね。■私にとってすごく大切な曲になるなっていう感じがしているExcite:カップリングには、本人出演のCMソングに起用されている、ザ・ビートルズ「ハローグッバイ」のカバーが収録されます。カエラ:もともと、この曲を歌ってくださいっていうオーダーがあったんですけど、すごく好きな曲だったし、単純に“嬉しいな。楽しみだな”っていう気持ちで歌わせていただきました。ただ、ビートルズをカバーするからには、そのまま歌うのではなく、変態ソングにしようと思って。Excite:(笑)。だから、アレンジをジム・オルークに頼んだんですか?カエラ:そうですね。誰と一緒にやったら面白いかな? 変態チックなものになるかな? って考えていた時に、今までも、私の曲のでマリンバを叩いてもらった石橋栄子さんとジム・オルークの名前が出てきて、「もうごちゃごちゃにして!」ってお願いして。Excite:お馴染みのギターフレーズは入りながらも、トライバルな音も入ってるし、最後はレゲエになってますし…。カエラ:私も最初はびっくりしました。ちょっと変態になりすぎたなって思って(笑)。でも、CMサイドの方もすごく喜んでくれたので、じゃあ、よかったのかと思って。マリンバが暴れてるし、ガヤも楽しく叫べたし、アツい感じもあっていいなって思って。リズムをどこでとってるのかもよく分かんないし、すごく面白い曲になったなって思ってます。Excite:前作『マミレル』のインタビュー時に、「次のアルバムはリズムやビートを意識したものになりそう」とおっしゃってましたよね。複雑なビートが絡み合う「Hello Goodbye」はたしかに「マミレル」と同じテンションにあると思うのですが、「Sun shower」はご自身のなかでどんな位置づけになってますか?カエラ:クリックを聞きながらだと分かるんだけど、実は、演奏している人たちは自分の感情に合わせて、クリックを無視していて。突然、誰かが走ったりするんですよ。そこに、歌を合わせるのは、ものすごく大変だったんだけど(笑)、ある意味、演奏している人達の鼓動や命を感じる曲になっているんじゃないかなと思っていて。Excite:歌詞にも<日溜まりの中で豊かな鼓動は>というフレーズが出てきますね。続く<自由に踊り 歌う>のあとに打ち寄せてくる感動といったらなかったです。カエラ:ホントですか(笑)。泣きそうになりますよね。私も歌いながら何回か泣きそうになりました。なんでしょうね。一人じゃないってことをすごく感じるし、こんなに音に包まれる曲に出会ったこともなかったんですね。この曲自体にすごいパワーがあるなと思うし、この曲はきっと、私にとってすごく大切な曲になるなっていう感じがしていますね。(永堀アツオ)●新譜情報『 Sun shower 』¥1,050発売日:2012/10/24 木村カエラ オフィシャルサイト
2012年10月25日昨年のアルバム『M BEST』ツアーのステージに若旦那をゲストに迎えて久々に聴かせた「LALALA」に会場が熱狂していたことが記憶に新しい加藤ミリヤ。二人で向き合って「LALALA」というひとつの作品を生みだしてから5年の月日を経て、10代だったミリヤは今、24歳の大人の女性となっている。そんな今の彼女と、プロデューサーとしても様々なアーティストとのコラボで表現の幅を広げる若旦那が再びタッグを組んで届ける「LOVERS partⅡ feat.若旦那」。若旦那が男ゴコロを描く「LOVERS」と対になる今作で、ミリヤが聴かせたかった女ゴコロとは…。久しぶりのコラボレーション楽曲制作中の二人の様子や、24歳の今の恋愛観など、彼女を直撃した。●若旦那とお互いの恋愛観の共通点を探して歌詞に反映したExcite:「LOVERS partⅡ」は久しぶりの若旦那との1曲。「LALALA」以降も若旦那とは交流は続いていたんですね?ミリヤ:そうですね、一緒にライヴをしたり。昨年の私の『M BEST』のツアーに若旦那に参加してもらって、久しぶりに「LALALA」を何回かやらせてもらったんです。その時に若旦那も私も「LALALA」という曲に対して改めて手応えを感じて。ファンのコたちも「LALALA」は今でも好きな曲だし、しかも私が10代の時の曲なので、また今の自分として何かやれたらいいなってことはツアーの間も思っていて。そうしたら若旦那の方から“やらない?”ってお話をいただいたんです。Excite:1組のカップルの物語を、同じ時間軸で切り取って双方から描くという作り方は新鮮ですよね。アンサーソングではなく同時発売で。ミリヤ:どんなやり方がいちばん面白いかなって考えていくうちに、一つの“LOVERS”というプロジェクトにして、「LOVERS feat.加藤ミリヤ」は若旦那名義の曲としてあって、私名義の方は「LOVERS partⅡ feat.若旦那」という形で2パターンを出そうってことになったんですけど、最初のアイディアを出す時には本当にいろいろと話をしましたね。Excite:たとえばどんな話?ミリヤ:歌詞について、いちばん深く話し合いました。若旦那も歌詞に対してメッセージ性をすごく大切にしている方なので、歌詞は重要だねって話になって。最初は若旦那が「オレはこういうのがいいと思うんだよね」って言っていた内容があったんですよ。「もう考えてあるんだよね」って。ただ、ラブソングにしようっていうのはあったんですけど、その若旦那の方向性というのに、私は全く共感できなくて(笑)。若旦那と私は世代も違うので、まずはお互いの恋愛観の共通点を探しましょうってことで話を進めていったんです。Excite:最初の提案はどんな内容だったの?ミリヤ:私くらいの年齢の女のコが、すごく年上の年齢の男の人と付き合っていて。その男性はバツイチで…って設定がすごく細かいんですよ(笑)。そのバツイチの男の人と付き合っている20代前半の女のコは、結婚をしたいと思っていて、彼の方は1回失敗しているから彼女のことをすごく好きなんだけど、再婚の1歩に踏み出せなくて。そうして気持ちがスレ違ってしまってる…というのはどう? って。でも私はそういう経験をしたことがないので、多分歌詞を書けないし…。本当にブレストレベルなんですけど。Excite:却下されて若旦那は?ミリヤ:「いいと思ったのになぁ~…」って言ってました(笑)。そこからはお互いの恋愛観みたいなものをすり合わせていく形でいろいろと話をしてまとまっていって今の形になりました。●求めるだけではなく、ありのままのあなたを受け入れる女神的要素Excite:時代、時代で等身大の女性像を描いているだけに「LALALA」の時と今とに違いはあった?ミリヤ:それはあると思います。「LALALA」の頃とは、自分も変わってきたとも思うし、若旦那の方でも、恋愛観は変わってきてるって話をしていて。昔は「黙ってオレについて来い」っていうのが男性像だとすると、今ってそうではなくて、自分は逆に3歩後ろから女の人を見守るっていう恋愛観で、それが理想の恋愛像だと思っているっておっしゃっていて。そこをお互いが共感して、曲のテーマが決まっていった感じですね。Excite:そんな今回の「LOVERS partⅡ feat.若旦那」を書くにあたって、いちばん意識した女のコ像というと?ミリヤ:女神的要素ですね。Excite:女神的要素?ミリヤ:受け入れるってことです。100%。昔は「こうだったらいい」っていう自分の理想の男性像や、こういう関係性がいいっていう理想があって、そこに対してちょっとでも「あれ?」って思うことがあるとガッカリしたり、「この人じゃないんじゃないか」って恋愛を見ていて。でも今は多少、違うなって思ったとしても、それはその人の個性として100%受け入れられるようになっている自分がいて。逆にそれも楽しめるというか。何それって思っても「こういう人もいるんだな」とか「彼はこうだから」っていう風に、どんなあなたも受け入れるってことができるようになったんです。そうなったことで、ちゃんとその相手の人のことを好きになっているんだなって自分では感じていて、それを伝えたかったんです。Excite:懐が大きい感じがします。ミリヤ:求めているだけじゃない。ありのままのあなたを受け入れているっていうところを。キャラクターとしては自分の中で書いてきた人物像としても新しいタイプだったなと思います。●歌が前に出てくる曲を自分が求めているExcite:そんな今作ですが、若旦那のバージョンを聴いた感想は?ミリヤ:最初に若旦那版の方を作ったんですけど、それが本当にカッコよかったんですよね。トラックとか若旦那の方はけっこうラップっていう感じだし、そういうヴァースにもなっているので、逆に私の方はすごく柔らかい世界観の曲にしようっていうのがあったし、改めて若旦那の書いている歌詞はすごく刺さるなとも感じましたね。多分、男の人はこういうことを言ってほしいんだろうなって思うような曲でした。Excite:完成したからこそ言える、若旦那バージョンの“ここにグッと来た”というポイントは?ミリヤ:歌詞がいいですよね。1回聴けば覚えられる。自分にはない、メロディーのキャッチーさみたいなものはヴァースの中ですごくあるなって思います。そこが好きです。Excite:実際にこの“LOVERS”の二人はどうなっていくと思う?ミリヤ:ずっと一緒にいると思います。そう想像しながら書きましたから。恋人たちってみんなスレ違っているけど、それって本当に些細なところですれ違っているだけ。本来はお互いに大切に想い合っているんだけど、自分の経験からしても、本当に好きなのに、微妙にスレ違っていたり、ずっとスレ違ったままだったりすることって多いなって思うんです。だからこの曲は、ちょっとスレ違う恋人たちのための曲だと思っています。Excite:対する「無口のうた」はビックリするくらいにシンプル。ミリヤ:全部、生楽器で録って。自分の声も1本で全部録っています。Excite:ミリヤちゃんの歌としても今までにない感じが…。ミリヤ:する! 歌い方も全然変えているし、曲の構成もこれまでにない。サビがないという感覚なんです。学校の校歌みたいな作りの曲にしたいなっていうのはあって。それを音数少なく。自分の声とギターとパーカッションとピアノだけの、本当に4人だけで作っている曲っていう感じも入れたかった。Excite:ミリヤちゃん自身からトラックのアイディアを発信していくだけに、いつも頭の中では音楽が鳴っている、という話を前に伺いましたが、24歳になってすごくシンプルになってきたのかなっていうのを感じます。ミリヤ:それはあるかもしれない。明確になってきたというか。年々楽曲のイメージが具体的になっていくし、それが最近はすごくシンプルになっている。歌が前に出てくる曲っていうのを自分が求めているとは思います。Excite:これからどんな楽曲が出てくるのか楽しみです。ミリヤ:今、アルバムを作っているので、いろんなものをまだまだ届けていく予定です。ヤル気がすごくあるので、自分でもどんな作品が出来ていくのか、楽しみです。(えびさわなち)●作品情報『LOVERS partⅡfeat.若旦那』発売日:2012/10/17 初回生産限定盤 ¥1,575 / 通常版 ¥1,223加藤ミリヤ: 公式サイト
2012年10月16日7月に4年ぶりのアリーナ・ツアー【GOLD GLIDER TOUR】を終えたBUMP OF CHICKEN。昨年末から今年1月まで行われたライヴハウス・ツアー【GOOD GLIDER TOUR】も含めて、バンドが久しぶりに迎えた旅の季節は、やはりかけがえのない時間の連なりとなった。そんな万感の想いとともに巡ったアリーナ・ツアーの最中に生まれたのが、通算23枚目のニュー・シングル『firefly』である。シングルのリード曲としては久々の疾走感に富んだアッパー・チューンとなったこの楽曲。現在放送中のテレビドラマ『息もできない夏』(フジテレビ系)の主題歌としてオンエアされているので、既に耳にしたリスナーも多いだろう。ツアー後に制作されたカップリング曲「ほんとのほんと」は、人と人の心と心が通じ合う尊さが、リリカルかつ過不足のない言葉とメロディとサウンドで編まれたバラードである。毎度のことながら、カップリング曲ならではの豊かさを感じさせてくれる楽曲で、その味わい深さから彼らのシングル作品に寄せる気概が伝わってくる。メンバー全員に話を訊いた。Excite:まずは、7月14日に仙台でファイナルを迎えたアリーナ・ツアー【GOLD GLIDER TOUR】を振り返ってみてどうですか?升:無事に終わって良かったというのが率直な気持ちですね。アリーナ・ツアーの前にあったライブハウス・ツアー【GOOD GLIDER TOUR】から、1本1本しっかりコンディションを整えて臨むことができて。大きなトラブルもなく最後までやり切れてホントに良かったです。全国各地でお客さんに温かく迎えてもらって、幸せな時間を過ごせました。増川:ツアーが終わった直後は実感が湧かなくて。胸にポッカリ穴が開いたような寂しい気持ちがありましたね。それもすべてツアーが充実していたからで。ライヴすることが日常になっていたんだなとも思います。最高のツアーでした。直井:何よりお客さんが僕たちを待ってくれていたことがホントに幸せでした。ツアー前は不安もあったんですけど、最高のツアーにできたのはすべてのお客さんと、関わってくれたスタッフの皆さんのおかげだと思ってます。みんなに対する感謝と、4人で全国を無事に回ることができて良かったということ。終わってみて率直な感想といったら、それに尽きますね。藤原:ツアーが終わった瞬間は、頭が真っ白になりました。ホントにここに来れて良かった、目の前にいる人たちに会えて良かった。それはどの会場でも思っていたことで。うれしい、良かった、ありがとう。そういう想いばかりがライヴをやっている最中にも、1拍1小節ごとに強くなっていったんです。僕らの音楽を聴いてくれる人たちが目の前にいて、笑ったり、泣いたり、手を挙げてくれたり、聴き入ったりしてくれている姿を見るのは、何にも勝る雄大な景色なんですよね。久々にツアーをやって、改めて「これがライヴなんだ」って思いましたね。それは、ツアー前から想像していたことでもあるんですけど、いざ自分でお客さんとの関係性やそこにある現象を目の当たりにすると、みんなからもらえるものの大きさは、やっぱりすごかったです。Excite:ステージの外でもツアーを楽しむことができましたか?藤原:アリーナ・ツアーでは極力、時間があれば外に出るようにして。直井:みんなでその土地土地の公園に行ったり、ショッピングしたり。写真もたくさん撮りましたね!藤原:ライヴ後にステージからお客さんの写真も撮ったしね。直井:みんなの笑顔がホントに素敵だったので。お客さんの表情がカッコいいんですよ。それを思い出に残したいと思って。あとは藤原くんにお願いして、ご飯を食べてるときの僕を撮ってくれと(笑)。藤原くんのカメラに僕がご飯を食べてるときの顔が入ってたら、それはもう間違いなくカッコいい顔をしてるからと(笑)。藤原:それはカッコいいに決まってる!直井:構図にもこだわってもらって、毎回キメ顔で撮ってもらいました。升くんは毎回よくわからないポーズをキメて撮られてましたね。升:面白い方向なのか、チャマ(直井)みたいにカッコつける方向なのかテーマが定まらないっていうね(笑)。増川:いろんな人のモノマネをしてみたり(笑)。藤原:ヒロ(増川)は「もし自分がブロガーだったら」っていうコンセプトがあったよね。増川:うん。OLさんみたいな感じで。撮影しやすいようにお皿を持つ手を傾けてみたり。その辺りは工夫しました(笑)。直井:藤原くんはご飯を食べてるときに人の写真を撮りまくってたから、自分が映ってるのがほとんど残ってないっていう(笑)。藤原:最初はなんとなくみんなの写真を撮ってたんですけど、そのうち、たまにホテルにカメラを忘れて食事に出ると本気でヘコむようになりました(笑)。直井:ライヴハウスツアーも含めたら1000枚近い写真を撮ったんじゃないかな。ライヴ以外の思い出もたくさん残せましたね。Excite:ツアー終了後はどんな時間を過ごしていたんですか?直井:ツアー終了直後にすぐレコーディングに入りましたね。「firefly」のミックスやマスタリング作業が残っていたので。藤原:カップリングの「ほんとのほんと」のレコーディングもあったしね。増川:ジャケットの打ち合わせをしたり。直井:レコーディングが終わったら、少しだけお休みをいただきました。みんなそれぞれゆっくり過ごせたと思います。Excite:増川さんはいい感じに日焼けしてますね。増川:僕は海に行ってきました。残された夏を満喫しようと思って(笑)。Excite:ここからはニュー・シングルの話を訊かせてください。「firefly」はアリーナ・ツアー中に生まれた曲なんですよね。確かにサウンドの疾走感、演奏や歌のテンションからツアーでみなぎった熱を感じ取ることができる。藤原:ツアー中に書いた曲なので、ライヴで感じたことが生理的に形になったんだと思うんですよね。全国のお客さんが見せてくれたいろんな表情は、僕にとってものすごい情報量だったから。彼らと一緒にライヴという空間を共有して、作り上げた経験がこの曲に繋がっていったんだと思いますね。ホントに曲作りって生理的なものなので、後付けの理由ではあるんですけど。今やりたいサウンド、今歌いたい言葉がこれだったっていう。ただ、ツアー中に書いた曲であることが何よりも雄弁な事実だとは思います。Excite:歌詞は、衝動的に飛び出した“蛍みたいな欲望”が、いつしか“夢”を描いて、それこそがその人自身の“物語”と“光”を生んでいくという描写から始まります。やがて抗えない困難な現実に直面して、その人が“夢”を諦めなきゃいけない局面が訪れたことを厳しい視点で書いていて。でも、最後に掲げられているのは諦めてもなお消失しないその人の根源的な“光”であり、“物語”を続ける強さで。藤原:“蛍みたいな欲望”の歌、それ以上でもそれ以下でもないと僕は思っているから、歌詞の捉え方は曲を聴いてくれる人それぞれであって欲しいと思うんですけど。それはいつも通り、どの曲でも一貫してます。ただ、あえて踏み込んで言うなら…「夢は叶うよ」という言葉って、古くから言われていますよね。これって、実際には必ずしもそうならないからこそ生まれた言葉だと思うんです。誰かにその言葉を言われて励まされた人も、その人が困難な局面に立っているからこそ響いたはずで。それは僕が言うまでもなく、誰もが身を持って知っていることだと思います。Excite:「firefly」の歌詞は、今その人がどう生きていて、その“夢”がどういう状態にあるのかという視点が貫かれているしね。だからこその厳しさがあって。藤原:うん。欲望から生まれた大切な夢を、どうしても諦めなければいけなかった人たちがいる。道が閉ざされたら、切実な想いがあるほどその事実を受け入れるにはすごく時間がかかる。ただ、それでも勇気を出して諦めることは…歌詞には“黄金の覚悟”と書いていますけど、それはすごく輝きのある行為で。Excite:それがこの曲の核心だと思う。藤原:僕がそれを思ったときにこの歌ができたんです。誰かにエールを送りたいと思って書いたのではなくて、あくまで僕がそういう想いを抱いたから書いた歌なんですね。ただ一つ思うのは、上手く言えないんですけど、ツアーでお客さんと裸の付き合いができた感覚があって。僕はあなたたちのおかげでこの曲を書けたんだよって思いますね。Excite:3人はどうですか?直井:まず、僕らにとってはツアー中に藤原くんが曲を書いたことが一番のビッグニュースで。いままで一度もなかったことなので。ツアー中はメンバーみんなが感受性が豊かになっていたから、藤原くんからこの曲のデモを受け取ったときは、曲の疾走感も相まっていつも以上に歌詞の内容がダイレクトに響きました。そして、自分がライヴでこの曲を演奏している姿をハッキリとイメージできたんです。この曲をツアーでは披露しなかったんですけど、ライヴの光景をイメージできたことがすごくうれしかったし、歌詞に出てくる“光”をつかめたような感覚がありました。だから、ツアー中にこの曲のレコーディングをできたこともホントに幸せで。ライヴのモードそのままに、いい意味で前ノリな状態で録れたから。Excite:ベースについては?直井:デモの段階で藤原くんの弾いた良いベースラインが入っていたので、それを軸に自分がこうしたいと思ったニュアンスを取り入れていきました。サビのベースラインが印象的だと思うんですけど、実際に弾いていてすごく気持ち良いんですよ。ぜひ皆さんにも弾いて欲しいと思うくらい(笑)。Excite:増川さんはどうですか?増川:まずアッパーな曲調や歌詞の深さにツアーの空気感が反映されているなと思いました。チャマが言うように、ライヴでプレイしている自分たちの姿をすぐイメージすることができて。ギターのプレイの面では、スリリングなアルペジオを弾いているといつの間にか熱くなっている自分がいるんです。細やかなプレイも要求される面もあるんですけど、どんどんエモーショナルな気分になっていく。この曲がリスナーにどう響くのか。僕らがまたいつかライヴをやるときにこの曲をどのように再現できるのか。今からすごく楽しみです。升:藤原くんからデモをもらったときは、すごくカッコいい曲ができたなと思うと同時に、プレイヤーとしてビックリしたのを覚えてます。打ち込みのドラムが入ったデモの段階から、細かい部分までいろんなアプローチが施されていて。でも、それがただトリッキーになっているのではなく、曲のダイナミズムと有機的に結びついていたんですよね。この曲でドラムが果たしている役割はかなり大きいぞと思いましたね。それを受けて、自分ができることをしっかりやるという意識を持ってレコーディングに臨みました。デモのイメージを活かしながら、ダイナミックな曲にすることができた満足感があります。Excite:カップリングの「ほんとのほんと」についても訊かせてください。人と人の心と心が通じ合う尊さが歌われたバラードで。アリーナ・ツアーのアコースティックセクションを彷彿させる趣もあるんですけど、この曲を書いたのはツアー後ですか?藤原:ツアー直後ですね。カップリングは、他にあるいくつかの未発表曲のどれかにしようかなとも思っていたんですけど、やっぱり「firefly」に対するカップリングの曲作りをちゃんとしたいなと思って。あとは、いくつかの未発表曲を「firefly」のカップリングとして考えたときにしっくりくるものがなかったんですね。それで、またスタジオに入って書きました。Excite:この曲がアコースティック調なサウンドになった理由は?藤原:やっぱりこれも生理的なものとしか言えないんですけど。アコースティックなアプローチをしようと思って作ったわけでもないですし、もっと豪勢なサウンドにしようと思えば全然できるんです。そうすることでドキドキもワクワクもするんですけど、それによって時には消えてしまう緊張感みたいなものもあって。この曲は、そういう緊張感を全面に押し出したアレンジをするべきだと僕は思ったんでしょうね。Excite:コミュニケーションの本質を突いた歌詞だなと思う。藤原:コミュニケーションのもどかしさというかね。言外にお互いの本音があって、それを伝えようとする感じ。聴く人によっていろんなパターンを想起すると思うんです。親子の歌って取る人もいるだろうし、恋人同士って取る人もいるだろうし、友達同士って取る人もいるだろうし。あるいは、僕らみたいなバンドメンバー同士とかね。Excite:つまり、一人じゃ成立しない物語でもあって。藤原:そうですね。だから、どういう関係でもいいんです。“僕”とも“君”とも“私”とも“あなた”とも言ってないから。誰でも、誰かを傷つける能力をちゃんと持っていて。何気なく発した言葉でもしっかり誰かのことを傷つけることがある。場合によっては相手を再起不能にまで追いやることができる言葉を、誰でも放つことができるじゃないですか。それは凶器を持って歩いてるようなもので。いつどんなタイミングでそれを使ってしまうかもわからない。自制が利かない場合もあるかもしれないし。Excite:無自覚に使っているときもあるだろうし。藤原:そう、あとはそこまでのつもりはなかったのにとか、あるいは本音を伝えようとして言葉を選び間違えてしまうとかね。規模の大小はあると思うんですけど、そういう事象はたくさんの人がいろんな局面で経験したことがあると思います。僕がこういう歌を歌いたいと思ったのは、世の中に対して思うことがあったのかもしれないし、身の回りで起こった出来事から起因しているのかもしれない。とにかく今歌いたかった言葉なんですね、これが。Excite:最後に今後の活動の展望を。藤原:この前スケジュールを確認したら、“藤原 曲作り スタジオ”って書いてあったので、僕は曲を作るんだと思います(笑)。直井:まだ録り終わってない曲もあるしね。だから、僕ら3人はそこに向けてまっしぐらという感じです。藤原:2、3年前に書いてまだ録ってない曲とかもあるんでね。直井:一度録ったけど録り直す曲もあるし。Excite:それらの曲はいずれシングルなり、アルバムに収録されると思うんですけど。藤原さんのなかで、その曲の連なりで構築するテーマやコンセプトのイメージってあるんですか?藤原:う~ん、なくもないし、ない気もするんですけど(笑)。Excite:あはははは(笑)。藤原:「firefly」みたいに、ツアー中に曲を書きたいという想いから生まれて、それがドラマの主題歌になってリリースされるというような、そんな大きな物語ははらんでいない曲をきっとこれからも書くと思うんですね。そういう目的がまだない曲がまた1曲、2曲と生まれてくるうちに何か見えてくるものがあるんじゃないかと思います。あとは、『COSMONAUT』に入らなかった曲も何曲かあって。それも何かしらの作品に入れたいと思っているんだけど、また入らないこともあるかもしれないな(笑)。だから、今はまだ何とも言えないですね。 (取材・文 / 三宅正一)■作品情報New Single『 firefly 』¥1,050発売日:9月12日 BUMP OF CHICKEN: オフィシャルサイト
2012年09月29日4thアルバム『Naturally』を引っさげ、今年6月から7月にかけて自己最多となる全国18公演のツアーを開催。そのファイナルとなった初の日本武道館公演では感極まり涙する場面もあった清水翔太。その感動と興奮がいまだ余韻を引きずる中、早くも彼がニューシングル『366日」を届けてくれた。この曲はHYが2008年にリリースしたドラマ『赤い糸』の主題歌のカバー。今回はHYの仲宗根泉をピアノとコーラスに迎え、ピアノ一台のアコースティックアレンジで穏やかな空気の中にも緊張感が漂う演奏と歌を聴かせている。武道館公演を終えてキャリアにひとつの区切りがついたと語る清水翔太。ツアーや今夏の思い出を振り返りながら、今の素直な心境を語ってもらった。■武道館では、本当にありがたいなっていう気持ちでいっぱいだったExcite:まずは『Naturally』ツアーの感想から教えてください。翔太:“清水翔太だからこそ”っていうところはクリアしたと思うし、やりたかったことはできたと思ってます。今回のツアーでやりたかったことというよりも、デビューしたらこういうことをやりたいなってデビュー前から思っていたことの大体はできたかなって。Excite:今回のツアーで最もチャレンジだったという部分は?翔太:特になかったといえば、なかったのかもしれません。全体がチャレンジだったし、もうアルバムの『Naturally』自体がチャレンジだったから。それは清水翔太っていうパブリックイメージの中でこういう音楽性がどこまで通用するのかっていう意味で。Excite:最終日の日本武道館公演にはどんな気持ちで臨みました?翔太:特別扱いしたくないというか。武道館だからといって何も変わらずいつも通りやりたいと思っていましたね。Excite:前日はよく寝れました?翔太:寝れなかったですね、あんまり。緊張してたのかなぁ…。不安もあるし、でも、嬉しさもあるし。Excite:当日のアンコールではこらえきれず歌の途中で涙していましたね。翔太:その日はずっと朝から泣きそうで、これは泣いちゃいそうだなって思っていたんです。あの時は本当にありがたいなっていう気持ちでいっぱいでした。仲間もファンの方達ももここまでついてきてくれて、すごく温かい雰囲気で武道館がやれて、本当に嬉しいなっていう喜びと感謝の涙だったんです。Excite:当日は盛大に打ち上げが行われたんですか?翔太:いや。基本的に僕は自分のライヴでその日に打ち上げをやることはないんですよ。というか、そもそも打ち上げもほぼやらないんです。Excite:メモリアルな夜だし、どかーんと盛り上がったかと思っていました。翔太:でも、当日は観に来てくれた友だちとか仲の良い連中が家に来てくれて。今回のダンサーで、僕が中1の頃からずっと一緒に活動していたメンバーがいて、その彼も来てくれたんですよ。それくらい身内なノリの打ち上げだったので、それは楽しかったですね。Excite:そのホームパーティーでは、普段飲まないお酒も飲んだり?翔太:いや、飲まなかったです。でも、最近すごくお酒を飲むんですよ(笑)。それは「 My旬 」の方で話しますね(笑)。Excite:今年の夏は数本のフェスにも出ましたが、どんな夏でした?翔太:今年は本当にいい夏でしたね。フェスも楽しかったし、とにかく思い出に残っていることがあって。今住んでいるところの近くの夏祭りに行ったんですよ。Excite:祭りの雰囲気が大好きって、昔からよく言ってましたよね。翔太:けど、これまでは仕事が入ってたりして行けなかったんですよ。でも、今年は絶対行きたいと思って、甚平も買って。バンドメンバーとダンサーを誘ったら10人くらい集まってくれて、みんなで繰り出したんです。Excite:近所の神社の境内での夏祭り?翔太:そうです。夕方くらいから出掛けていってビール飲んで。で、盆踊りをやっていたんで、行ったメンバーみんなで輪に入って(笑)。その人数だとどこ行っても楽しいだろうに、一番行きたかった夏祭りに行けたので最高でしたね。そのひとつで今年の夏を満喫!って感じでした(笑)。■「アーティスト・清水翔太」が考える清水翔太をやっていきたいExcite:続いて、新曲の話を訊かせてください。今回のシングルを作るにあたっては、どんなことを考えていたんですか?翔太:武道館を終えて、自分の中でひとつ区切りを付けたんです。『Naturally』で、タイトル通り、本来の姿とか自然体の姿をひとつ完成させたし、たぶんきっと今までのキャリアには「人間・清水翔太」が表れてると思うんです。ただ、その間に「アーティスト・清水翔太」も育ったと思っていて。だから、今度は「アーティスト・清水翔太」が考える清水翔太をやっていきたいなと。「アーティスト・清水翔太」が、アーティストとして何を作るかっていうのをやっていかないといけないなと思ったんです。Excite:その第一歩が今回のシングルだと。翔太:そう。まずスタートですね。これが一歩目。Excite:今回のシングルには、「カバー」とか「フィーチャリング」とか「女性とのコラボレーション」とか、いろいろな要素・切り口があると思うんです。どこにポイントを置いて、制作に臨んでいたんですか?翔太:うーん、なんて言えばいいかな。カバーだとかコラボだとか、そういうトピックはそこまで重要じゃなかったんですね。要は、変化していかないといけないからこそ、その変化は急激にしちゃいけないと思うんです。緩やかに変化していかなきゃならない1発目として、いろいろバランスを考えてこの曲を歌ったっていうことなんですよ。だから、オリジナル曲でも全然良かったんでけど、今このタイミングで出したいと思う曲が正直なかなかできなくて。その中で、この曲が自分の考えるバランスに一番フィットする気がして制作し始めたんです。Excite:「366日」は最近の曲ですが、リリース時にもよく聴いてたんですか?翔太:この曲は、当時、「すごい着うたが売れてるなぁ」なんて思いながら聴いてました。僕、HYさんのこういうラブソングが好きなんですよ。好きというか、いいラブソングを書くなぁと思っていた。で、その「最近の曲」っていうところもポイントだったんです。Excite:というのは?翔太:前から僕は「邦楽は90年代が輝いていた」とかよく言っていて。実際、カバーしたい曲はどれかな?って探していくと、古い曲ばっかりになっちゃうんですね。Excite:これまでカバーしたのも、尾崎豊さんの「Forget-me-not」とか、中島みゆきさんの「化粧」ですしね。前者は80年代、後者は70年代の曲ですけど。翔太:ええ。でも、アーティストの気持ちからすると、それって結構悲しいんですよ。もっともっと、どんどんどんどん、そうやって後世に残る曲が今の時代にも出てこないといけないのにって思うんです。そんな中で僕が「これは残るな」って感じた一番最近の曲がこの曲で。この曲を選んだ理由にはそういう曲を作っていかなきゃいけないよねっていう気持ちもあったんです。Excite:今回はピアノ一台の伴奏で歌っていますが、そういうサウンドにした意図は?翔太:シングルだったらバンドできれいにやった方がいいかなとか、いろいろ考えたんですけど、原曲があまりにもいじりようがないほど完成されているので、もう引き算しかできないなと思って。だったらピアノ一台が一番インパクトあるかな、その方がどういう風にも歌えるし、って考えたんです。で、仲宗根さんが一緒にやってくださるということになったので、ピアノとコーラスをお願いしたんです。Excite:ソウルミュージックというか歌の基本だと思うけど、言葉と言葉の「間」をすごく意識して歌っているように感じました。翔太:そこがピアノ一台の面白さだと思うから。ピアノ一台だと多少リズムとずれたりとか、間があいていても問題ないというか、そこが魅力になる。だからこそ、歌詞の行間の気持ちまで想像しながら歌いましたね。Excite:最後の「あなたの事ばかり」の「り」のところの高低差のあるフェイクやファルセットが見事でした。翔太:ありがとうございます。初めてこの曲を聴いた時から、そこのフェイクが好きだったんですよ。キャッチーなこの曲をここまできれいに歌ってきて、最後いきなりすげえソウルじゃん、みたいな。自分だったらたぶん最後まできれいに仕上げちゃうなぁ、面白いなぁって衝撃を受けた曲だったんです。それを歌えて楽しかったですね。■僕が憧れる夏の終わりの切ない恋の終わりが「さよならこの夏に」Excite:2曲目の「さよならこの夏に」は、いつ頃、どんな風に作った曲なんですか?翔太:これは結構前ですね。アルバム『Journey』の時期に作った曲。だから、あの頃の「ポップ清水翔太」感が満載ですね。Excite:歌詞はどんなイメージで書いたんですか?翔太:ひと夏の恋物語みたいなものを、重い感じじゃなく、軽い感じで書きたかったんです。「こんな話あったらいいよね?」みたいな。「みんなが憧れる夏の恋ってこんな感じだよね?」みたいな。なんかこれって清水翔太流サザンみたいな曲だと思うんですよ(笑)。Excite:たしかに、これは夏の終わりの浜辺の夕暮れ時みたいな風景がパッと思い浮かぶんですよね。ノスタルジックで爽やかで気持ちよく横揺れできるっていう、清水翔太の真骨頂が発揮されている曲だと思いました。翔太:みんなが共通して持っている夏の憧れ、みたいな。そういうのを書いてみたんですよ。だから、僕が憧れる夏の終わりの切ない恋の終わりもこういうことだってことです(笑)。Excite:ところで、今回のシングルは1曲目がアコースティックアレンジだし、2曲目も軽いトーンに仕上がりました。アコースティック感とかオーガニック感みたいなものが次の展開のキーワードだったりするんですか?翔太:いや、どちらかというと、さらっと感みたいなところかな。もうちょっと触れやすくなりたいんですよ。Excite:触れやすくというのは、曲が聴きやすいとか手に取りやすいってこと?翔太:そう。「清水翔太って難しそうだよね」とは思われたくなくて。そうなる可能性を感じたんですね、『Naturally』の時に。このまま好き勝手やっているとそうなるかもって。だから、今までのリスナーを裏切らないっていう大前提はあるんですけど、みんながもうちょっと簡単に聴けるもの。そうした軽いものを作れる、良いバランスに辿り着きたいなっていう気持ちがありますね。Excite:それはナードな雰囲気を出さないっていうことかな。翔太くんにはもともとちょっとオタク気質があるけど。翔太:そうですね。聴き手がそれを感じないようにアプローチするっていう。軽い感じでフツーに「へー、いい曲」「清水翔太、いいよねー」って感じてもらえるようなアプローチをしなきゃいけないなと、アーティスト・清水翔太は今思ってます。(取材・文/猪又 孝[Do The Monkey])●作品情報New Single『366日』発売日:2011/09/12 初回生産限定盤(DVD付) ¥1,575 / 通常盤 ¥1,223清水翔太: オフィシャルサイト
2012年09月14日5月にソロとして初の東京ドーム公演を大成功させ、6月からは約3ヶ月間に及ぶ全国ツアー「YUKI TOUR“BEATS OF TEN”」を行っている、YUKI。ソロ10周年という記念すべき年を精力的な活動で華やかに彩っている彼女が、『プレイボール/坂道のメロディ』以来、約4ヶ月ぶりとなる25枚目のシングル『わたしの願い事』を、8月29日にリリースする。今作は9月1日より全国公開される『映画 ひみつのアッコちゃん』(綾瀬はるか・岡田将生主演)の主題歌。マンガ家・赤塚不二夫の代表作『ひみつのアッコちゃん』誕生50周年記念イヤーに、初めて実写映画化される作品だけに、YUKIがこの映画のために書き下ろした主題歌にも大きな注目が集まっている。そんなYUKIがこれからどんな大人になりたいのか、歌詞に込めた願いや希望、今のYUKIの先にあるものについて、インタビューを行った。Excite:6月からスタートした全国ツアー「YUKI TOUR“BEATS OF TEN”」の神奈川県民ホール公演(7月4日)で「わたしの願い事」を初披露したとき、YUKIさんが「秘密の新曲です」と紹介されていて。確かに「“ひみつ”の新曲だ!」と思って、YUKIさん、上手いことを言うなぁって思ったんですよ(笑)。YUKI:実は、「秘密の…」と言った後、とっさに出た言葉だったんです。Excite:そうか、あの時は情報解禁前でしたから、『映画 ひみつのアッコちゃん』の主題歌になりますと発表できなかったんですよね。YUKI:はい。曲が出来上がった時から、ライヴで早く歌いたいと思っていたので、気持ちが先走ってしまいました(笑)。Excite:「わたしの願い事」は、『映画 ひみつのアッコちゃん』の主題歌のために書き下ろしたそうですね。YUKI:主題歌のお話を頂いた後に、脚本と映画を拝見して、制作をスタートさせました。私は子供の頃から変身願望があったので、アニメの『ひみつのアッコちゃん』を見ていた頃から、子供(アッコちゃん)が魔法を使って大人になるという設定が最高に大好きなポイントだったんです。今回、実写映画になると知って、赤塚不二夫さんの不条理な世界を映像ではどう描くのだろう、アッコちゃんの女の子の部分を前面に出した乙女な雰囲気の映像になるのかなと、勝手に想像していたんですけど、実際に映画を観ると、「大人って何だろう?」というテーマが大きな軸になっている作品になっていて。私は映画を観ながら、自分自身に対しても「大人って何だろう?」という問いかけをしていました。アッコちゃんは魔法のコンパクトの力で大人になることができても、気持ちや考え方は小学生のままなので大失敗をしてしまうんです。でも、社会に出たら通じないであろう彼女のまっすぐさに触れると、そこを諦めて手放してしまった人、大人になっても手放さずに持っている人との差はとても大きいのだろうなと思いました。そんなことを思いながら、じゃあ、私はどうなんだろう、と。Excite:世間からみれば、YUKIさんは年齢的にもいい大人になったけれど、果たして私は大人と言えるのかな、と?YUKI:そうですね。私自身はどんな大人になりたいんだろう、と思ったんですね。これは昔からそうなんですけど、私は今のままでいいと思ったことがないんです。死ぬまでずっと学びたいし、ずっと成長したい。そういう欲がとても強いんだと思います。なので、今の自分も大好きだけど、この先、もっと大好きな自分になることができるんだと思っているということを歌詞にしたいなと思いました。この歌詞は、私の中にいる私が持っている鏡に向かって、「私はどんな大人になりたいの?」と問いかけて、こんな大人になれたらどんなに素敵だろうという姿、生き方、佇まい、私の願望なんです。だから、ここに書いたものは、今の私ではなく、今の私の先にあるものです。Excite:<皺だらけの笑顔で笑うような大人になりたいわ>というフレーズが、とても素敵でした。YUKI:誰にでも生きていれば辛いことや不平不満はあるし、誰もが波乱万丈な人生を生きているんです。でも、命ある限りは生きていかなければいけないし、生きていかなければならないのならば、できるだけ笑顔でいたいというのが私の希望と願いと祈りになりました。いつも笑顔でいるためには、精神も身体も健康でいなければいけないでしょう? なりたい自分になるための努力だったら、決して苦しくはないはずなんです。年齢を重ねると、どうしても笑い皺ができてくるけれど、笑ってできる皺だったら私は大歓迎だし、私は「笑い皺が似合うね」と言われるようになりたいですね。実は、歌詞の中に“白髪”という言葉も入れたくてあれこれ頑張ってみたんですけど、どうしてもハマらなくて断念したんですよ(笑)。Excite:作曲を手がけたAgree2は、YUKIさんとは初顔合わせのコンポーザーですね。YUKI:映画の主題歌になると決まっていたこともあって、早い段階から私の中で曲のテンポもリズムの感じも、世界観も明確なイメージができていたので、私には珍しく、こんな感じの曲でお願いしますと、イメージを伝えて作って頂きました。Excite:「わたしの願い事」のミュージック・ビデオは、なんと、YUKIさんがジーパン姿です! あれだけシンプルな服装のミュージック・ビデオは初めてなのでは?YUKI:そうなんです! 最初は、私の髪の毛がどんどん伸びていくとか、繭だった私が殻を破って成長していくとか、とにかく私が成長していくイメージを元にいろいろなアイディアが出ていたんですけど、そこからどんどん引いてシンプルにしていったら、あんなにもシンプルになってしまいました (笑)。とにかく、曲の持つ力を映像によって失くさないようにしたかったので、登場人物は私だけにして、私が歌い、パフォーマンスをしている動きをカメラでずっと追ってもらいました。Excite:カップリングには、「わたしの願い事」のSerph remixとtofubeats remixが収録されました。YUKI:「わたしの願い事」は大人をテーマにした曲だったので、リミックスの提案として、Serphさんには大人なリミックス、tofubeatsさんには、やんちゃな子供のようなリミックスをして頂きました。Excite:YUKIさんが「わたしの願い事」の歌詞に書いた自分の願いや希望を叶えるために、これからやらなければいけないと思っていることはありますか?YUKI:私は100歳まで生きようと思っているので、まだ60年もあるんです。そう考えると私はまだまだひよっこですね(笑)。大人は年齢ではないんですよね。明日は何が起こるかわからないのだから、私は一日一日を後悔のないように生き、いつでもこれが最後かもしれないという気持ちで歌い、パフォーマンスをしています。昔はスパッと止めることがカッコいいとも思っていたんですね。それこそ、絶頂期でパッと消えてしまう美学のようなものに惹かれていました。でも、こうしてずっとやり続けてきて思うことは、その時その時の自分ときちんと向き合いながら、何歳になっても歌手として頑張っていくことを諦めないでいたい。自分が必要とされているうちは、できる限りライヴをやり続けていきたいし、これから先も自分の芸を磨きたい。いつまでも輝き続けるためにも、人前に出て、どんなに年齢を重ねても、私は歌っていくと決めました。●作品情報New Single『わたしの願い事』発売日:8月29日 初回生産限定盤 ¥1,500 / 通常盤 ¥1,020
2012年09月09日女子の繊細な気持ちや、口に出せないような想いを赤裸々な言葉で綴り、歌うことで圧倒的な人気を誇る西野カナ。そんな“恋うた”のカリスマが4作目となるアルバム『Love Place』をリリースされた。まるで自分の恋愛について歌われているかのようなリアルに胸に迫るラブソングはもちろん、心がじんわりと温かくなるような友情ソングや背中をポンと押してくれる応援ソング、郷土への想いを歌ったナンバーまで、彼女の“愛”はどんどん広がり続けている。愛が溢れる場所を作りたくて制作したという今作に込めたメッセージや、今の彼女を支えるものについてまで、じっくりと語ってくれた。Excite:4thアルバム『Love Place』は恋愛や友情、郷土愛など様々な愛が歌われていますね。西野:制作期間の最初の方に「My Place」を(地元である)東海地区ではお馴染のメ~テレさんからのオファーがあって作りましたが、そこではお正月に実家に帰ったときに感じる温かい気持ちを書いたんですね。また最近ではファンクラブツアーとホールツアーの2本のツアーを回ることができたりして、(ファンの)みんなをより近くに感じらたこともあって、「みんなの為になるようなアルバムを作りたいな」って気持ちが強くなっていって。その結果、エールソングもすごく増えました。それから、毎日いろんなことがあって前になかなか進めないっていう相談メールなんかもたくさんいただいていたので、そういったところから「Be Strong」が生まれたりもして。 Excite:意志の強さを感じさせる歌詞に新しさを感じました。 西野:失恋から成長しようとする歌詞なんですけど、そういうのって今までなかったなって。恋愛っていう誰もが経験するテーマを通して成長を描こうと思ったんです。それとは別に、「Day 7」は10代に向けて書いたんですが、高校、大学と既に卒業して経験してきた私だからこそ、今の10代の人たちに少しは言えることがあるんじゃないかなって。そんなふうにいろんな世代に人たちに聴いてもらえるような曲が出来ていったんですが、根底には誰かを大切に思ったりする気持ちがあるんです。 Excite:誰かを思う気持ちに年齢や性別は関係ないですものね。 西野:私は自分のことを今、大人と子供の中間にいるように感じてて、だからこそどっちの気持ちもリアルに分かるんです。「kiss & hug」は大切な人が家にいてくれるって歌詞で、結婚してる人はもちろん、大切な人って実はいつも家で待っててくれるお母さんだったりするかもしれない。そういう“頼りになる場所”があると温かい気持ちになるし、うれしいことだなって思うんですよね。個人的には、この曲はライヴで待っていてくれる人たちに向けた曲でもあって…。そうやって自分が書きたいな、言いたいなって思っていたことを1曲1曲作っていく中で、このアルバムってひとつの場所みたいだなって気付いたんです。今まで3枚のアルバムを作って、そのときの自分なりの“Love”の答えを出してきたけど、今回は“Love”=“場所”なのかなって。 “場所”って聞くと目に見えるどこかと思われがちだけど、私にとってはライヴもそうだし、友達に頼れる瞬間も大事な場所だなって思うんですよね。 Excite:“Place”=“居場所”、みたいな感じなんでしょうか。 西野:そういう意味と、あとは、みんなの生活(する場所)により当てはまりますようにっていう想いもあるんです。聴いてくれるみんなにとって頼りになる場所に、このアルバムがなれたらいいなという気持ちもあって、『Love Place』というタイトルが一番ふさわしいかなって思ったんです。 Excite:3rdアルバムは大学卒業前後に作られたそうですが、今作は完全に社会人になってからの作品です。気持ちの面などで違いはありましたか?西野:3rdアルバムに込めた想いが“感謝”だったとしたら、今回は「私から何かしたい」「何かしてあげるよ」ってところまで一歩踏み込んで書けるようになった気がします。そんな今の自分を一番象徴しているなって感じるのが、友情をテーマにした「私たち」で。相手からいろいろしてもらってすごく嬉しい気持ちとか、それと同じくらいに相手を思っている気持ちがギュッと詰まっている曲で、これを聴くと大切な人との関わりって「持ちつ持たれつなんだな」って思うんです。 Excite:全体的にも“私らしさ”や“新しい私”といった、より能動的な言葉も多くなりましたよね。 西野:何かしてもらうだけじゃなく、してあげたいって思う気持ちも一つの成長かもしれないし、恋愛でも人としても成長したいという気持ちは私自身の想いであると同時に、みんなも感じていることだったりするんじゃないのかなって。なので、少しずつでも成長していることをこのアルバムでは書きたいなと思いましたし、ジャケット写真も今までより大人っぽい感じにしてみました。 Excite:成長や変化を自然に受け入れつつ、ありのままの自分を歌い続けるからこそ多くの人が共感するんでしょうね。ちなみに、西野さんが“共感する”ものって?西野:「私たち」を主題歌に起用してもらった映画『ガール』は久しぶりに観た映画の中でも共感ポイントがありすぎて、めっちゃ泣きました。だから曲を書かせてもらえるのが本当にうれしかったし。ここ何年かは共感するものは作る側で、素直に自分を重ね合わせられることがなかったので、本当に感動しましたね。 Excite:それだけ精一杯走り続けてきたんですね。アルバムでは毎回サウンド的な挑戦も続けていますが、今作では?西野:『FANTASY』は“ショウ”のような非現実的なサウンド感が面白いなと感じますが、今回は音で遊んでいる曲でも歌詞は日常を切り取ったものが多いので、そこまで飛んでる感じにはなっていないのかなって思いますね。「Is this love?」はエレクトロなサウンドで、突然やってくる運命の出会いを書いたり。「ひと目惚れなんてありえない」って言ってても、そういう瞬間っていつやって来るか分からないじゃないですか。 Excite:「Is this love?」の女の子はかなり積極的なタイプだなぁと。西野:(ファンから)よく積極的になれないって相談や悩みをもらうことも多いんです。その一方で、巷では肉食系女子が増えてるとかって聞くし(笑)。「Honey」や「Happy Half Year!」なんかも、実はすごくささいなようなことを歌ってて。でも、そういったところにも幸せって隠れているんだよって。アルバムで書かれているのは、いろんなタイプの女の子たちだけど、女の子って付き合う相手によって性格や服装、人に対しての立ち居振る舞いも変わるもの。女性は変化する生き物だと思うから、実は全部が自分だったりもするんですよね。 Excite:アップテンポの曲が多いのは意識的にそうしたのですか? 西野:(10月からの)アリーナツアーが決まっていたので、みんなで盛り上げたいなという気持ちがありました。大きな会場で、しかも初日は(地元の)三重のサンアリーナなので、こっそりと夢が叶ったって思ってます。アリーナクラスだと演出も派手なものが出来るので、観るものとしても楽しめる内容にしたいし、人数が増えればそれが一つになったパワーもすごくなるから、一体感を感じられる、想い出に残るものにしたいですね。 Excite:いろんなシチュエーションで頼りになりそうなアルバムですね。西野:一人で悩んだり孤独を感じてしまうときに側に居てくれるのが音楽だと思うんです。味方としていつも側に置いて聴いてもらいたいですね。また、生活に密着したテーマで書いた曲ばかりなので、自分の大事な人を当てはめて聴いて欲しい。そうやって聴くことで、その人がもっと好きになったり大事になると思うんです。 Excite:では最後に、様々な愛の場所が詰まった作品ですが、今の西野カナを支えている場所とは?西野:うーん…“人”(という居場所)かなぁ。彼や家族、友達…そうやって自分を愛してくれる人がたくさんいても、なぜかすごく孤独を感じて悩むことってあるのかなと思うんです。けど、たとえば失恋して孤独だと思っているときに友達からメールが来て「一人じゃないんだ」って思えたりする。ファンのみんなもそうだけど、触れ合った瞬間に「ああ、この人がいてくれてよかった」と思える人たちが今の自分を支えてくれているなって感じます。●作品情報New Album『Love Place』発売日:9月5日(水) 初回生産限定盤CD+DVD ¥3,500 / 通常盤CD ¥3,059西野カナ: 公式サイト
2012年09月08日韓国同時間帯視聴率No.1を獲得し、日本においても「スカパー!アワード2011大賞」受賞するなど人気を博した韓国ドラマ「ドリームハイ」。人気俳優キム・スヒョンや2PMのテギョン、ウヨン、miss Aのスジ、T-ARAのウンジョンらK-POPアイドルが出演した青春ラブストーリーが、続編となって更にパワーアップ。前作と同じキリン芸能高校を舞台に繰り広げられるラブストーリーに2AMジヌン、T-ARAのジヨン、期待の新人JB、人気若手女優カン・ソラが主演。本物のK-POPアイドルの歌とダンスパフォーマンスに加え、前作以上にキュンとする恋愛模様は必見!今回はスーパースターを目指す2人、ジヌンとJBにインタビューを行った。■歌手として活動しているのにも関わらず、今回ドラマ初出演を果たしましたね。ジヌン:ドラマの撮影スケジュールは、今までと全く違いました。歌手活動をしている時は、一カ所での撮影は短時間なのですが、ドラマは決められた場所で、同じ方たちと一緒に作り上げていく。最初は戸惑いましたが、撮影が進むに連れて馴染んでいきました。現場では必ず何かを得ることができて、“演じる”という喜びを体で感じることができました。JB:僕はジヌンさんとは反対でしたね。歌手の練習生ではありましたが、役者として先に活動して次に歌手デビューをしたのです。今でも初撮影の風景は忘れられません。すごく緊張しましたからね。かえって歌手デビューした時の方が、あまり緊張しませんでした。ドラマでは歌手である自分自身を演じたので、予行演習になったのでしょう。■日本では「ドリ-ムハイ」が好評だったので、「ドリームハイ2」にも大きな期待が寄せられています。主人公を演じることに不安はありましたか?ジヌン:もちろん不安でした。“視聴者の皆様に内容が伝わるか”“ロマンスをどう表現すればいいのか”などと考え込んでいたら、夜も眠れませんでした。しかし撮影前に監督から色々教わったり、アドバイスをいただきました。そのおかげで演じきることが出来ました。監督や脚本家、スタッフには本当に感謝しています。JB:ものすごく緊張しました。配役が決まってからは全うしたい一心で、関係者の方々にアドバイスをいただき、役作りに没頭しました。カン・ソラさんやクォン・ヘヒョさんを始めとする大勢の先輩たちに助けられて、最後まで撮影に挑むことができました。■役作りの際に一番気を使ったことは何ですか?ジヌン:僕が演じたユジンはとても明るい人物なのですが、実は心の痛みを抱えている。そのためおっとりしたイメージとは裏腹に、つらい過去を抱えている要素を醸し出さないといけません。この点を重視しました。JB:実は僕、イタズラ好きなんです。しかしドラマのJB(本人役)は、すごく神経質で威圧的な存在でした。本当の姿とは全く異なるので、素の自分が出ないように気を使いましたね。“威圧感”をどう表現するかを、監督から常に教わっていました。■お二人が演じた役柄と、ご自身に共通する点はありますか?ジヌン:明るくてのんびりした感じかな。ドラマでオーディションを行うのですが、僕は歌を歌わないでギターコードのGマイナーを弾き、適当に歌うんです。アドリブだったんですがウケましたね。ロックが好きでギターを始めたんです。初めて習ったコードが“Gマイナー”でした。当時の僕には“Gマイナー”が“チョン~ジヌン~”に聞こえたんです。ある意味、運命だと感じましたね。これをきっかけに歌手になることを決心しました。ユジンもロックにはまっていたので、より一層ロックが好きになりましたよ。JB:中盤に差し掛かったところから、役柄に共感できるようになりました。とにかく神経質な性格だったのですが、次第に親近感を持てる明るい性格に変わっていくのです。実際の僕みたいになっていったので、演じるのが楽に感じました。■ドラマに出演したことで、その後変わったことは?ジヌン:音楽に経験を活かせるようになりました。うまく起承転結を表現すること、感情を込めて歌うことを心掛けられるようになったんです。JB:少し性格が変わったようです。昔と違って慎重になりましたし、落ち着いた感じが見受けられると言われるようになりました。■JBさんは本人役を演じましたが、戸惑うことはありませんでしたか?JB:初めは動揺しっぱなしでした。名前も同じなので、本当の自分はどうなのか分からなくなる時がありました。しかし中盤に入ってからは、馴染めるようになりましたね。“JB”という名前は、本名イム・ジェボムから取ったあだ名なんです。子供の頃からそう呼ばれていたので、練習生当時に芸名を“JB”に決めました。本作品では初めは“JB”ではなかったようですよ。■思い出深いエピソードをお聞かせください。ジヌン:落第生が訓練所に送られるシーンがあるんです。軍服を着て訓練を受けました。僕とキム・ジスさん、パク・ソジュンさんの3人で、地面を這うシーンがあったのですが、その日はものすごく寒かったんです。顔をしかめながら挑んだ場面が、リアルに映し出されていましたね。ハハ。置いてあったドラム缶でサツマイモを焼いて食べたんですよ。冷え切った体が温まり生き返りましたね。忘れられない思い出になりました。JB:僕はヘソン役を演じたソラさんの家で、食事するシーンですね。この日は空腹のまま車で寝てたんです。そうしたらちょうといい具合に、次は食事シーンを撮ると言われました。監督は1回でOKを出してくれましたね。ハハ。芝居というよりも、本当におなかが空いていたから当然うまく撮れたのでしょう。満腹になるまで食べてしまいました。■歌とダンスシーンがたくさん出てきますが、一番心に残っている場面は?ジヌン:第1話でストリートライブのシーンがあったんです。エキストラの方や通行人の方も楽しんでくれるのが伝わってきたので、いつもより上手に歌えました。大好きなロックが、その場を盛り上げてくれた。映像にも反映されているでしょう。今でも当時の歓声と熱気は忘れられません。JB:僕も初めてのステージシーンですかね。グループ名は“I:dn”です。このシーンを撮るために、たくさん練習をしました。インパクトのあるパフォーマンスを披露する必要がありましたから。シウ役のパク・ソジュンさんと、ダンスの猛練習をしました。■有名PDのJ.Y.Parkさんは、「ドリームハイ」1、2に出演されて、音楽も担当なさいましたよね。ドラマ初挑戦のお二人に、どのようなアドバイスをしてくれましたか?ジヌン:“シーンとシーンの間に何があるかを考えろ”と助言してくれたことが、とても役立ちました。台本に書かれていない部分を汲み取ることができたのです。“なぜこのような言動に出るのか”などですね。JB:僕には気楽に構えろと常におっしゃっていました。本業と同じ歌手役だったので、“もし僕ならどうする?”とよく思いましたね。なるべく自然体で臨むように心掛けて、自分自身を落ち着かせたことをよく覚えています。■2人の女性を巡ってロマンスが繰り広げられますよね。カン・ソラさんとジヨンさんの演技はいかがでしたか?ジヌン:ソラさんは経験豊富な方なので、演技するにおいてすごく参考になりました。声のトーンや作品に対する姿勢、角度、感情の入れ方、セリフとセリフの感覚の取り方など、たくさんのことを学べました。JB:ジヨンさんとは年が近いので、親近感を持てました。愛嬌がある彼女は、現場の雰囲気を和ませてくれた。おかげで楽しい現場になりましたよ。■名場面を選ぶとすれば?ジヌン:ユジンは、自分がペースメーカーだという事実を知り、JBの胸ぐらをつかむシーンですね。これをきっかけにユジンが変わり、JBと対決するようになる。このターニングポイントが記憶に残っています。JB:アメリカに旅立つヘソンを一目でいいから見たくて、空港に走っていくシーンです。好きな女性を見送るしかできないもどかしさを、本当に感じることができました。■最後に日本のファンの皆様にメッセージをお願いします。ジヌン:僕らの一生懸命さが伝わってくれたらと思います。楽しいストーリーですし、所々出てくるパフォーマンスも見応えがあります。この作品をきっかけに、日本の皆様の顔なじみになりたいですね。また2AMの一員としても頑張りますので、応援してください。JB:日本でどう評価されるかが気になりますね。皆様に楽しんでいただきたいです。またウィボン役のJr.と一緒に、JJ Projectという名で歌手活動を始めました。応援よろしくお願いします。商品情報『ドリームハイ2』全16話 公式サイト DVD BOX I 9月5日発売 ¥18,375本編ディスク4枚(1話約65分×8話)+特典ディスク1枚(約60分)DVD BOX II 10月3日発売 ¥18,375本編ディスク4枚(1話約65分×8話)+特典ディスク1枚(約60分) 出演:カン・ソラ、チョン・ジヌン(2AM)、ジヨン(T-ARA)、JB、ヒョリン(SISTER)、パク・ソジュン、J.Y.Park、カヒ(AFTERSCHOOL)、クォン・ヘヒョ ほか大ヒット前作「ドリームハイ」スタンダードDVD BOX I,II発売中&ドコモの定額制動画サービスdマーケットVIDEOストアで9月15日より一挙配信開始!Licensed by KBS Media Ltd. (C)2012 KBS. All rights reserved
2012年09月02日8月18日、19日に開催される都市型フェスティバルの代表格、「SUMMER SONIC 2012」。13回目となる今年も国内外の豪華アーティストが集結。WOWOWでは両日、QVCマリンフィールド&幕張メッセ(東京会場)の模様を現地より生放送する。会場内に特設スタジオを設け、現地の模様をお伝えするMCも登場。そんなゲストMCに、自身もアーティストとして活躍する城田優が決定した。作詞作曲も手がけ、今年3月には待望のファースト・アルバム『UNO』をリリースした彼。今の心境をインタビューした。■これまで夏フェスに行かれたことはありますか?2009年にSUMMER SONICに行きました。その年のヘッドライナーだったLINKIN PARK目当てで。「かっこよすぎる!!!」その一言に尽きる体験でしたね。自分もアーティスト活動をしているのでその目線で見ていると、ボーカルの声はどこまで伸びるんだろうとか感嘆したり、ひとりのファンに戻ったりと、とても楽しかったです。■フェス会場の様子はいかがでしたか?それが夏フェス初体験だったと思うんですが、いろんなステージがあって、観客が会場内を移動しながら渡り歩いている様子は、見ていて面白かったですね。いろんな音楽のファンが集まっているんだな、と思うとワクワクしました。お祭り感もあるし、もともと夏は大好きなので、暑い!と言いながらも楽しみました。出演するアーティストにとっても、観客たちが同じ空間で同じテンションで楽しんでくれるというのはうれしいと思いますね。■ステージでのパフォーマンスを楽しみにしているアーティストは誰ですか?僕が聴くのは洋楽中心なので、GREEN DAY、FRANZ FERDINAND、KE$HA、RIHANNA、PITBULLなどなど。SUMMER SONICでこんなに豪華なアーティストが一同に会するなんて、本当にすごいことですよ。中でも一番楽しみにしているのはKE$HAですね。僕のiPodの中で一番再生回数が多くて、彼女の音楽性もあの独特の歌声も好きです。一度ライブを見たこともあるんですよ。今回ヘッドライナーとして登場するRIHANNAにも注目しています。もともと抜群の歌唱力と表現力をもっている人なので、そこをたっぷり聴きたい。日本のステージでどんなパフォーマンスをしてくれるのか。パワフルなステージがすごく楽しみです。■日本人アーティストで楽しみにしてるのは?ONE OK ROCKさんは友達でもあるので、楽しみです。これまでは必ずライブの日に仕事が重なってしまって、ライブを見たことがないんです。だから今回とても楽しみですね。吉井和哉さんはTHE YELLOW MONKEY時代から聴いていますし、Perfumeさんも個人的に知り合いでライブにも行っているので応援したい。それから阿部真央ちゃん。彼女はまだデビューしたての頃に僕のラジオ番組にゲストで来てくれたんです。作る歌も魂がこもっているし、本気で歌っている感じが好きですね。メロディアスな部分とロックな部分が融合した、いい音楽を作っていますよね。これからどんどんブレイクしていくと思います。■生放送の初MCで心がけたいことは?スタジオでトークするときも、会場の空気を感じてしゃべらないと、視聴者の方には伝わらないと思うので、そこに重点を置きたいですね。会場の観客と一体となって、同じ音楽を聴いて同じ空気を吸っている気分を視聴者の皆さんにお伝えしたいです。画面越しではあるけれど、臨場感を大事にして生放送の温度を上げていきたいです。人間の持つ熱やエネルギーはカメラを通すとどうしても減ってしまうけれど、そこをいかに伝えるかが僕の仕事だと思います。視聴者の方が思わず「会場に行ってみたい!」と思えるような生放送を目指したいです。■渡辺直美さんが“WOWOW夏フェスサポーター”として駆けつけてくれますが?渡辺さんとは仕事でもご一緒したことがありますし、実は共通の友人がいて、数回お会いしたことがあります。とりあえずチューぐらいしちゃおうかな、と思います(笑)。中継始まったら、チューから始めようかと。SUMMER SONICですし、アツくスタートしないと(笑)。■洋楽アーティストのライブはよく行きますか?やっぱり洋楽が好きなので、よく行きます。初めて行ったのはBackstreet Boysの東京ドーム公演。たしか17歳ぐらいのときでしたね。だからこそ、メンバーのHOWIEさんとコラボレーションできたときはうれしかったですね<注:ファーストアルバム『UNO』収録の「Worth Fighting For feat. HOWIE D」>。あのとき、5万人の観客のひとりだった僕が、彼と一緒に歌うことができたわけですから。だから、今回、僕がSUMMER SONICでステージを見た人やインタビューした人とも、いつかコラボできる可能性だってあるのかもしれない。何が起こるか分からないですからね。■SUMMER SONICを生放送で楽しむには?今、旬の人がいっぱい集まっているフェスですから、例えるなら、色々な料理のフルコース。中華料理、イタリアン、フレンチ、スペイン料理、和食…みたいな料理が、テーブルいっぱいに並べられていると考えられてもらえばわかりやすいと思うんですけど、そりゃ好き嫌いもあるし、もうお腹いっぱいということもあるかもしれないけれど。これだけの食材が集まることは、つまりこれだけのアーティストが集まることはなかなかない。そんなフェスだと思います。TVで見るだけでもいろんな感情、インスピレーションをもらえるんじゃないかと思いますよね。Perfumeさんやきゃりーぱみゅぱみゅさん目当てに見たら、今まで知らなかった洋楽アーティストをかっこいいと思うこともあるだろうし。僕は洋楽のセンスをJ-POPの中に入れていきたいので、洋楽やヒップホップに興味を持つ人が増えてほしいですね。SUMMER SONICの生放送がその良い機会になれば、うれしいです。オンエア情報「現地より生放送!SUMMER SONIC 2012」8月18・19日 連日生放送!8月18日(土)18:00~ WOWOWライブにて放送8月19日(日)15:30~ WOWOWライブにて放送・「現地より生放送!SUMMER SONIC 2012」 番組サイト ・ 城田優OFFICIAL WEBSITE お問い合わせ:WOWOWカスタマーセンター tel.0120-808-422
2012年08月16日毎年豪華な夏フェスを放送するWOWOWでは、今年「SUMMER SONIC 2012」を2日間連日、現地より生放送する。それに先駆け、番組のゲストMCである城田優、更に“WOWOW夏フェスサポーター”渡辺直美dにインタビューを行ったのでご紹介しよう。今回は渡辺直美。●これまで夏フェスに行ったことはありますか?あります。初めて行ったのは2008年のSUMMER SONICだと思いますが、よく憶えてないぐらい興奮しちゃいました。その翌年、SUMMER SONICにビヨンセが出るというので、和製ビヨンセとしてステージに上がってビヨンセのものまねをしました。それはもう超やばかったです(笑)。観客の皆さんがすごく盛り上げてくれて。フェスのステージは面白かったですね。自分の出演が終わった後は、他に出演していた芸人さんたちと気になるアーティストのライブを少しだけ見ました。そして、最後にもちろんビヨンセのステージも見ましたね。生のビヨンセをこの時初めて見ました。彼女の生のステージってこんなにすごいんだって圧倒されてしまいました。完全に仕事を忘れてしまって、ただのファンになって、ビヨンセのパワフルな歌と踊りを楽しみました。仕事を抜きにしても、やっぱり洋楽が好きだし、できれば毎年フェスに行きたいとは思っています。 ●夏フェスの魅力とは?そりゃあ音楽好きの人は、みんな夏フェスを待っていますよ。やっぱりあれだけのアーティストが一堂に会して、それを解放感のある屋外で聴けるという…。やっぱり外でやっているというのが一番の魅力じゃないですか。もちろん演奏するほう、歌うほうも気持ちいい。私、一度、屋外ステージで歌ったことがあるんですけど、最高の気分でした。●SUMMER SONICのイメージは?洋楽好きのオーディエンスが集まるので、世界の音楽好きが集まるイメージです。●SUMMER SONICで楽しみにしているアーティストは?まずRIHANNAですね。もう大好き。彼女がヘッドライナーとして登場するなんてすごい。実は私、今年はRIHANNAのモノマネに挑戦しようと思っているんですよ。今回、どの曲をどのぐらい歌ってくれるのかも楽しみですね。特に「ホエア・ハヴ・ユー・ビーン」が好き。一番ハマっている曲です。男性ではPITBULLが楽しみですね。いかにもワルそうなところがいいんですよ。女性いっぱい連れて、高級車に乗って…という勝手なイメージが(笑)。ぜひ一度、お話をしてみたいですね。●SUMMER SONICのゲストMC、城田優さんについて。城田優さんは渡辺さんがスタジオに来たら、キスでもしようかとおっしゃってましたが?え、そうなんですか? やばいなぁ(笑)。カメラの前でちゅーしちゃうと城田さんファンに怒られちゃうので、カメラの回ってないところでしたいと思います(笑)城田さんとは何度かお会いしたことがあります。すごく良い人で気さくで、あんなにイケメンなのに、全然気取ってないんですよ。そこが好感度大ですね。城田さんもすごい洋楽ファンだと聞いているので、一緒に盛り上がれたらと思います。●そんなゲストMCの城田優さんと生放送当日、どうやってスタジオを盛り上げたいですか?とにかく視聴者の方が退屈しないようにしたいですね。もちろんダンスだって披露したいし、城田くんとも一緒に歌ったりして、盛り上げられたらと思います。●夏フェスを生放送で楽しむメリットはなんだと思いますか?チケットを買えなかった人もいるし、いろんな事情で会場に行けない人もいらっしゃいますよね。だから生放送するのはすごく良いことだと思います。私自身も、どちらかといえば自宅で見るのも良いと思います。何かを食べながらリラックスして。家でいっぱい料理して、みんなでパーティーみたいに集まって騒ぎながら夏フェスを見るのも、ひとつの楽しみ方なんじゃないですかね。部屋で冷房をガンガンにつけて、めっちゃ踊りながら生放送を楽しむというのを、やってみたい。●WOWOWで夏フェスを楽しもうと思っている方へメッセージをどうぞ生放送なので、ライブ会場にいる人たちと同じような興奮を味わえると思います。WOWOWの生放送を見れば、ぜったい興奮すること間違いなしなので、テレビの前でたくさんお酒飲んでたくさん暴れて、みんなで興奮していただけたらうれしいなと思います。オンエア情報「現地より生放送!SUMMER SONIC 2012」8月18・19日 連日生放送!8月18日(土)18:00~ WOWOWライブにて放送8月19日(日)15:30~ WOWOWライブにて放送・「現地より生放送!SUMMER SONIC 2012」 番組サイト ・ 渡辺直美オフィシャルブログ お問い合わせ:WOWOWカスタマーセンター tel.0120-808-422
2012年08月09日毎年豪華な夏フェスを放送するWOWOWでは、今年「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2012」を3日間連日、現地より生放送する。それに先駆け、番組のゲストMCである三浦翔平、城田優、更に“WOWOW夏フェスサポーター”渡辺直美の3名にインタビューを行ったのでご紹介しよう。まずは三浦翔平。●毎年夏はどのように過ごしていますか?休みがあれば海に行きますね。海派か山派かでいったら、完全に海派ですね。岩手に父の実家があって、子供の頃、そこの海で遊んでいたので海が大好きです。海でバーベキューしたりサーフィンしたりダイビングしたり、なんでもやります。●そんな大好きな海辺で行われるROCK IN JAPAN FESTIVALですが、これまで参加したことは?今回がまったく初めてなんです。それだけにとても楽しみですね。野外イベントには、先日初めて行きました。出演アーティストも観客も両方ともすごかったですね。一体感がありました。やっぱり外ならではの解放感があるからなんですかね。僕は恥ずかしがり屋なところがあるので、ライブでもテンションがぐわっと上がるタイプではないんですけど、野外だと恥ずかしがらずに楽しめる気がしましたね!●ROCK IN JAPAN FESTIVALで楽しみにしているアーティストは?プライベートでも仲の良いONE OK ROCKのステージを見られるのはうれしいし、高橋優くんも知人なんです。優くんはとにかく面白い人で、ひとつひとつ言うことが笑えるんです。いつも楽しく話しているんですが、ステージでは違う顔を見せてくれるんじゃないでしょうか。THE BAWDIEWSさんは、僕がバンドのボーカルを演じたドラマの主題歌を担当していて。在日ファンクの浜野謙太さんもそのドラマに先輩ミュージシャン役で出ていらしたので、ステージを見るのが楽しみです。それからお会いしたことはないんですが、coldrainに注目しています。ボーカルが日米のハーフの方で、幅広い音域もシャウトもかっこいい!とにかく彼らの曲が好きですね。偶然この曲いいな・・・と思ったらcoldrainだったんですよ。更に、雅-MIYAVI-さんもかっこいい曲を作る人なんで、気になっています。僕は音楽をチョイスするとき、アーティストを追っていくというより、曲から入ることが多いんです。だから、ROCK IN JAPANが始まったら、今までアーティストの名前を意識していなかったけど実はこの曲好きだ!と思うこともありそうですね。●聴くジャンルはロックが多いんですか?ロックが多いですね。ミュージシャンの役も演じたから、ロックバンドの人と会う機会もあるんですが、やはり皆さん、僕にはない何かを持っているなと思います。心に抱えているもの、表現したいものがないと、歌詞は書けないと思う。●学生時代はどんな曲を聴いていたんですか?Dragon Ashさんですね。中でも一番は「FANTASISTA」。僕はまだ中学生でしたけど、カラオケに行くと必ず歌っていました。映画「バトル・ロワイヤル」の主題歌だった「静かな日々の階段を」も好きです。それだけよく聴いていたのに、生でライブを見たことがないので、今回のステージがとても楽しみですね! トータス松本さんは俳優としても好きで、豪快な人だと思います。ソロでのステージが楽しみですね。●女性アーティストで楽しみな人は?Perfumeですね。彼女たちのパフォーマンスはいつ見てもすごいと思います。今、興味があるのは、きゃりーばみゅぱみゅ。いったいステージでどんなパフォーマンスをするのか…。木村カエラちゃん、阿部真央さんも楽しみですね●今回、TV初MCということですが、意気込みを聞かせてください。初MCですが、あまり緊張はしていないです。出演者やスタッフの皆様に助けていただきながら・・・。僕は、視聴者の皆さんと一緒に現地の模様を楽しめばいいのかなと思っています。いろんなミュージシャンのステージを見て自然に感じたことを言おうと。視聴者代表の感覚を忘れないようにしたいです。俳優としては熱血な役柄も演じているんですが、プライベートでは感情表現が素直にできないタイプで、胸の内に熱さは持っているんですけどね…。もし、本番で興奮しちゃってどう言えばいいのか分からなくなったら、周囲の人に「この気持ち、どう言えばいいの?」って聞いてしまうかもしれません(笑)。●ROCK IN JAPAN FESTIVALの会場ではどんなところをレポートしたいですか?もう完全にミーハー心で行きたいと思います。好きなアーティストにもお会いしてみたいですね(笑)。 ●夏フェスサポーターとして駆けつけてくれる渡辺直美さんとはどうやって番組を盛り上げたいですか?渡辺さんとはまったく面識がないんです。楽屋が近くてすれ違ったことはあるぐらいで(笑)。渡辺さんについていきますよ!●WOWOWでROCK IN JAPAN FESTIVALを見る方へメッセージをお願いします。惜しくも会場に来られなかった皆様、WOWOWを通して僕が現場からその盛り上がりと熱い気持ちを画面を通して伝えますので、一緒に現場にいる気分で楽しんでもらえたらと思います!オンエア情報「現地より生放送!ROCK IN JAPAN FES.2012」8月3日・4日・5日 連日生放送!8月3日(金)18:00~ WOWOWプライムにて放送【無料放送】8月3日(金)18:55~ WOWOWライブにて放送8月4日(土)16:30~ WOWOWライブにて放送8月5日(日)14:30~ WOWOWライブにて放送・「現地より生放送!ROCK IN JAPAN FES.2012」 公式サイト ・ 三浦翔平オフィシャルサイト お問い合わせ:WOWOWカスタマーセンター tel.0120-808-422
2012年08月02日音楽活動が盛んに行われている熊本県玉名市で、花火と音楽の融合「音楽火」開催。10,001発の花火が打ち上げられる。花火と音楽の融合「音楽火」が開催されるのは、熊本県玉名市の菊池川高瀬大橋の上流一帯だ。日時は8月3日(金)18:00から21:00まで。花火の打ち上げは20:00からとなっている。玉名市はロビーコンサートや玉名市民音楽祭など音楽活動が盛んに行われており、音楽を通じて感性豊かな人間形成とまちづくり、芸術文化の向上を目指す。「音楽の都玉名」にふさわしい花火大会は「音楽火(おんらくか)」と題され、まさに花火と音楽が融合した幻想的なイベントだ。鑑賞場所は菊池川河川敷駐車場および高瀬大橋左岸下流(グリーンベルト)となる。前面に菊池川を挟んだビューは、上空に打ち上げられる光の輪が菊池川の水面に反射し、美しさを際立たせる。菊池川の高瀬大橋の周辺は1877年の西南戦争の折、薩摩軍と新政府軍との激戦の舞台であったことでも知られる。日露戦争の旅順攻略で有名な乃木希典は当時少佐でこの戦いに参戦し薩摩軍を打ち破り、有名な田原坂の戦いへと駒を進める。玉名市には装飾古墳で有名な大坊古墳に代表されるような古代の遺跡も残っており、歴史の深い街であることがうかがわれる。また高瀬大橋からほど近い場所に位置する玉名温泉は、1,300年前に発見されたという歴史を持つ温泉だ。神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、動脈硬化症、慢性皮ふ病などに効能があると言われ、11軒の宿泊施設と5軒の日帰り入浴施設がある。「音楽火」が開催される8月3日が雨天の場合は、8月9日(木)に延期となるので注意が必要だ。また、会場周辺は19:00(一部18:00)~22:00の間交通規制が行われる。駐車場は18:00から利用できるが台数に限りがあるので公共の交通機関を利用するのが無難。アクセス・九州自動車道菊水インターチェンジを出て、右折。菊池川沿い県道16号線を南へ約15分・JR新玉名駅(九州新幹線駅)下車、徒歩約35分(距離:約2キロメートル)・JR玉名駅下車、徒歩約25分(距離:約1.5キロメートル)・当日はJR熊本駅、玉名駅間の臨時列車が運行される【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月31日55万人を動員したツアー【東方神起 LIVE TOUR 2012 ~TONE~】を大成功のうちに終え、先日、約10万人を動員するファンクラブ・イベントを開催するなど、勢いの止まらない東方神起。そんな彼らが次に挑むのは、昨年7月にリリースされた「Superstar」以来となるダンスナンバー「ANDROID」だ。現在、本人出演のCMでその一部がオンエアされているが、アップテンポでビート感があるノリの良い、夏にぴったりの楽曲。ミュージック・ビデオでは、曲の世界観をよりスタイリッシュに表現した激しく、力強いダンスパフォーマンスも披露している。ユンホ、チャンミンの二人に、本作のこと、ツアーのこと、この夏の計画などを語ってもらった。●新曲「ANDROID」は、昨年7月にリリースされた「Superstar」以来となる1年振りのダンスナンバーですね。ユンホ:はい。何曲かバラードが続いていたので、「ANDROID」は時期も夏だし、なんか盛り上がる曲がほしいと思って選びました。個人的には東方神起の限界を試す曲だと思っています。歌詞の内容も、自分の壁を乗り越える勇気を持とうという意味が入っているし、東方神起として、皆さんに新しいバージョンを見せようという気持ちも入っています。チャンミン:夏にふさわしい、ビートのある曲ですね。約1年ぶりのダンスナンバーのシングルなんで、ファンの皆さんにとって、今年の夏、このシングルと一緒にすごせれば本当に楽しく、涼しく過ごせるんじゃないかなと…。そうしてもらいたいですね。●ミュージック・ビデオではお二人の華麗なダンスパフォーマンスが堪能できます。ユンホ:未来からきた二人というコンセプトなので、サイボーグのような演技をしている部分もあります。「Why?(Keep Your Head Down)」のミュージック・ビデオとはまた違う、激しいダンスの中にも、スタイリッシュなイメージも感じてもらえると嬉しいですね。チャンミン:とにかくダンスが激しい曲です。細かいステップが多くて、東方神起の今までの曲の中でも、選べるくらい踊りが激しい曲です。●55万人を動員したツアー【東方神起 LIVE TOUR 2012 ~TONE~】も無事に終わりましたが、それぞれ感想を聞かせて頂けますか?ユンホ:久しぶりのライヴだから、お客さんが東方神起のライヴを見て、また行きたい、東方神起のライヴは楽しいと感じてくれたらいいと思っていました。格好いいパフォーマンスと歌は基本ですが、それがお客さんに伝わるかどうかは、本当に心の問題と思ってます。プレッシャーはあったんですけど、そのプレッシャーを楽しみながら、皆さんとやっぱり歌で共感したいと思ってるから、東方神起のライヴ楽しいねって言ってもらえたら本当に嬉しいです。チャンミン:3年ぶりのライヴツアーだったし、昨年新たなスタートをしてから初めてのツアーだったのでプレッシャーもあったんですが、プレッシャーが緊張感につながったわけではなくて、緊張感よりも心がどきどきしていたので、実際にやっている自分たちも楽しめたツアーになったと思います。●そして、その模様を収めたライヴ映像『東方神起 LIVE TOUR 2012~TONE~』も7月25日に発売になります。ユンホ:液晶を使った様々な演出が楽しめると思うので、会場ではわからなかったような演出も気づいて、楽しんでもらいたいですね。チャンミン:セットもそうですが生バンドやダンサーさんなど、ステージ全体を楽しんでもらいたいです。舞台自体がどういうふうに変わったり、どういうふうに演出されたり、そういうのも見ていただけるともっとライヴを楽しめると思います。東方神起の曲、ライヴ、ダンス、パフォーマンスだけじゃなくて、そういうのが全部ステージの中で表現されているから、そのステージ自体をみてもらいたいですね。●少し、プライベートなこともお聞きしたいのですが、最近ハマっていることって何かありますか?ユンホ:「ANDROID」をステージでもっと良いパフォーマンスとして見せるために、毎日運動に集中しています。チャンミン:ゲームにはまっているけれど、リハーサルなどに影響しないように自分なりにバランスをとるようにしています。●今年の夏にやってみたいことってありますか?ユンホ:海辺でウェイクボードやジェットスキーを楽しみながらストレスを発散したいですね。チャンミン:僕も海を見に行きたい。水平線が見える海で気分転換をしたいですね。●でも、実際にはライヴもあるし、忙しそうですよね。ユンホ:そうですね。8月には【SM TOWN】の東京公演やa-nationのステージが待っているので、また新しい東方神起を期待してください。チャンミン:約1年ぶりのダンスナンバーの新曲とともにファンの皆さんと今年の夏を楽しみたいし、素敵なステージを見せたいです。商品情報New Single『ANDROID』2012年7月11日発売CD+DVD盤:¥1,890(税込) 購入する CD盤:¥1,050(税込) 購入する ライブ情報【SMTOWN LIVE WORLD TOUR III in TOKYO】日時:2012年8月4日(土)・ 5日(日)会場:東京ドーム出演者:BoA /東方神起/SUPER JUNIOR/少女時代/SHINee/f(x)/EXO-K/EXO-M and More【a-nation stadium fes. Charge Go! ウイダーinゼリー】日程:2012年 8月19日(日)会場:長居陸上競技場(長居スタジアム)日程:2012年 8月25日(土)会場:味の素スタジアム詳細:a-nation 公式サイト
2012年07月11日新しい挑戦に踏み出したばかりの今を輝く女性たちのロングインタビューから、あなたの『Another Action』を探すヒントが見つかるはず。今回は、自身で原盤制作を行い、シーンにとらわれない、女性シンガーソングライターとしては非常に希有な歩みを続ける川本真琴さんのインタビューをお届け。無機質な役割を担うのでなく、信頼できるプロとして役割を任せ合いたい8月に予定されているライブを前に、着々と準備を進めている――と思いきや、「バンドメンバーに、早く曲を決めてくれって言われているんですよね。もう本当に決めなくっちゃマズいんですよ」と焦りを口にしながら、柔らかい笑顔を見せてくれた川本真琴さん。11年ぶりのワンマンライブといっても、ことさら気負った様子はない。「メジャーでやっていた当時は会社に仕切ってもらっていたなかで、演奏と歌のことだけを考えていました。それが私に与えられた役割だったというか。例えばこのセッティングをしてくれたのは誰かとか知らなくても仕事は進んでいくし、わたしは乗っかるだけ、みたいに感じることもありました。けれど今は、周囲のプロの方々の力を借りながらライブの全体像を考え、いろいろなことを自分で決めながら組み立てています。もちろんそれぞれの役割があって、自分で機材までいじろうとかは思わないんですけど、全部を自然と把握できているのが今の環境。バンドやスタッフの人たちは、CD制作などで普段から一緒にやっている人たちばかりなんです。お互いに気心が知れているから、『任せられるところは任せる』という風に自然体でやっていけるんだと思いますね」デビュー当時は、レコーディングしているときとテレビなどのメディアに出演しているときとでテンションが全く違っていたという。やがて、たくさんの仕事を抱え過ぎて集中力が途切れてしまい、生放送の音楽番組で歌詞が出てこないというハプニングを起こしたこともあった。川本真琴さんのインタビュー、続きは こちらで読んでみて。
2012年07月10日大人気SUPER JUNIORの新曲「Opera」発売を記念して、インタビューをお届け。今作「Opera」では、SUPER JUNIORの作品としては初となる、日本オリジナルのミュージック・ビデオが制作された。このことを聞いたとき、ソンミンは、「『Opera』は【SUPER SHOW4】のステージ以外で披露したことがないので、僕たちも日本語バージョンのミュージック・ビデオをすごく楽しみにしていました。日本のファンの皆さんに愛される曲になれれば」と思ったと言う。そんなミュージック・ビデオの見どころを尋ねると、「衣装やセット自体のイメージが曲のタイトルでもある、『Opera』のステージを連想させるような感じだったので、オペラ歌手になったような気分で撮影しました。振り付けも今まで【SUPER SHOW4】のステージで披露したバージョンから少しアレンジをしてるので、是非、見てみて下さい」(シウォン)とのこと。また、撮影中にはこんなこともあったとか。「2日間の撮影で、2日目の最後が個人のリップシーンでした。それで、その日一番遅く入った人が一番最後の順番になるという決まりにしたら、みんなあまりにも早く着いてしまって、スタジオでみんな寝ていました。入ったのはいつもより何時間も早かったのに、準備時間がもっとかかってしまって(笑)」(リョウク)。レコーディングについては、「“ツ”の発音が・・・まだ難しいです。。。」(イトゥク)とは言うものの、その仕上がりについてはCDを聴いて確認してみて欲しい。歌詞にちなんだ質問もしてみると、こんな回答が…<クールに☆いこうか!>というフレーズから、メンバーの中で一番誰がクールかと訊くと、「もちろん、僕でしょう!と言いたいですが。一番クールなのは、末っ子のキュヒョンじゃないかと思います。末っ子なのに、お兄さんたちに絶対負けず自分の主張を言うタイプで、話をまとめたりもするので…」(イェソン)と教えてくれた。また、<これが☆イイから>にちなんで、今、お気に入りのもは>という問いには、「東京ドームで日本語であいさつをしたくて、時間がある時にこっそり日本語のレッスンを受けています。僕のお気に入りのものは、日本語勉強時に使うノートです。いつか皆さんにお見せしたいです」(イトゥク)とのことなので、この成果はきっと東京ドームで披露してくれるはず(笑)。初の日本オリジナル楽曲となったカップリングの「Way」については、「旅立ちと絆をテーマにした歌詞なので、僕たちの絆を思い出しながら歌いました。歌詞をよく聴いてみてください。日本のファンの皆さんに早く聴いてもらいたいです~!」(リョウク)。「人との絆をテーマにした曲なので、身の回りの人との絆を思い出しながら歌いました」(ソンミン)とのこと。「Opera」のダンサブルな雰囲気から一転、こちらはミディアム・バラードで、彼らの幅広い音楽性が堪能できる曲となっている。ソンミンも言っていたが、「Opera」は彼らが今、絶賛行っているワールド・ツアー【SUPER SHOW4】で披露されている楽曲。そのツアーについて、これまで回ってきた中での思い出を聞くと、イトゥクは「大阪の京セラドームの登場シーンで、下から上がってくるシーンがありますが、会場全体が青いペンライトでいっぱいになってるのを見て、感動しちゃって…涙が出そうになって、それを抑えるので精一杯でした。本当にありがとうございます。今回の東京ドームのステージでは本当に泣いてしまうかもしれないです」と、大阪公演を観たファンにも、これから東京公演を観るファンにも、たまらないメッセージをくれた。また、本ツアーでの見どころについてシンドンが、「ステージの演出などにもメンバーのアイディアを入れたり、メンバーの参加度が今まで一番高い公演になってます。すべてがみどころ、聴きところなので、瞬きする時間以外は僕たちと一緒に全力で遊んでもらいたいです!」と言うと、目前に控えた東京ドーム公演ついては、キュヒョンが、「前回の大阪での感動が未だに残っています。皆さんからいただいた愛にお応えできるように、もっとかっこいいステージをお見せしたいと思っています。東京ドームの公演のため準備したメンバーの個人ステージにも注目していただければと思います」と言ってくれた。さらに、キュヒョンは楽しみにしていることについて、「東京ドームのステージで日本のファンのみなさんに会えることが一番の楽しみじゃないかと思います。準備したものを皆さんに見てもらえると思うとドキドキしますね」と言っていた。ちなみに…ということで、ツアーについて気になることを訊いてみた。同じ曲で、歌詞やダンスやフォーメーションが違うことがある彼等。混乱しないのか?と言うと「場合によって、一緒にステージに立つメンバーが減ったりもするので、色んなバージョンが存在します。もちろん、混乱したりもするので、ステージに上がる前に、みんなであつまって振りあわせをします」(ウニョク)と、あのパフォーマンスは努力のたまものであることを明かした。また、日本でコンサート以外で楽しみにしていることについては、「ラーメン! メンバーのみんなが牛丼とラーメンが大好きなので、日本に来るたび、牛丼とラーメンを食べてます。今回も楽しみにしています!」(ドンへ)。多忙な彼等だが、これだけは逃さずに堪能していってもらいたい(笑)。最後に、日本のファンに向け、メッセージをお願いした。「言葉はもう必要ないと思います。皆さん! 東京ドームのステージで僕たちのすべてをお見せしますので、ぜひ会場で一緒に楽しんでください~! 「Opera」の日本語バージョンも初披露するので、期待してください!」(ドンへ)。滅多に来日しない彼等にとって、12日、13日の東京ドーム公演は、日本のファンと直接触れ合える数少ない機会。CDで「Opera」を聞きながら、楽しみに待とう。・ SUPER JUNIORスペシャルサイト
2012年05月11日BoAが昨年12月10日、11日に東京国際フォーラムで行った毎年恒例のクリスマス・ライヴの模様を収めたDVD『BoA THE LIVE 2011“X’mas”~The 10 th Anniversary Edition~』を3月7日に発売する。このライヴは、2011年、BoAの日本で行われた唯一の単独ライヴであり、昨年日本デビュー10周年を迎えた彼女の記念碑的公演。クリスマス的要素と10周年の要素が盛り込まれた、スペシャルな構成となっている。最新曲「Milestone」から、これまでの数々のヒット曲、この日のために特別なアレンジを施した曲などを、圧倒的な歌唱力を持って披露。この10年、彼女が積み上げてきたものが凝縮された、スペシャルなパッケージとなっている。●まずは、今回の【 THE LIVE 2011】のコンセプトから教えて下さい。日本デビュー10周年記念ですね。いつものクリスマスライヴでもあるんですが、クリスマスの雰囲気というよりも、もうちょっと10周年意識したライヴにしようと思って。だから昔の曲とか、ここ何年かライヴでやってなかった曲をたくさんやったんです。●「気持ちはつたわる」「No.1」「奇蹟」は、2005年の【BEST OF SOUL】ツアー以来ですしね。はい。昔の曲はキーが高いから声を出せるかっていう心配が先にあったんですけど、リハーサルが始まったら全然大丈夫で。懐かしさがあって、歌ってる私も楽しかったです。●コレオグラフ(振り付)も含めて今回のライヴでテーマにしていたことは?思いっきり楽しむことしか考えてなかったです。自分が楽しくないと、ライヴを観ている方も楽しくならないんじゃないかと思って。せっかくアフロ(のウィッグ)をかぶってあんなに派手にやってるわけだし(笑)。●そのアフロって“ TV SHOW”と名付けたコーナーのことですね。そうです。あのコーナーはジャクソン5、プラス、ドリームガールズみたいなものにしようっていう意図があって。●演奏も昔のソウルミュージック的なエッセンスが加わったアレンジになっていましたよね。昔の曲を昔のまま演奏しても時代が違うし。ちょっと遊べるような感じにアレンジし直して、ちゃんと演出してやった方が今の私のオリジナリティを出せるなって。歌ってる私もそっちの方が新鮮ですしね。●あのコーナーは普段あまり見られない、ハジけたさんが見られて楽しかったです。やるなら張り切ってやらないと。恥ずかしいと思いながらやると、完成度が低くなってしまうので。本当、張り切ったんですよ。でも、一番辛かったんですよ、あのコーナーが。●えっ、そうなんですか!?「Shine We Are!」も「No.1」も「七色の明日~brand new beat~」も…コーナーの最後の「QUINCY」まで全曲キーが高くて。笑顔で楽しく歌いましたけど、実はまったく休憩するところがなかったんです(苦笑)。●そもそもアフロのウィッグをかぶることに抵抗はなかったんですか?「これは絶対ない」みたいなNGが普段からあんまりないので(苦笑)。「アフロ? いいですねー」って感じだったんです。●実際、あのアフロヘア姿は可愛かったです。ね? 自分でも可愛かったと思います。あはは! でも、あとでライヴ映像を観て思ったんですけど、目がつりあがり過ぎちゃってて。●それは髪を後ろで束ねていたからでしょ?そうなんですけど、2時間ずっとつり目で歌ってるんですよ(笑)。笑って歌ってるのに目が怒ってるの(笑)。●でも、そうやって自分で今回の作品を見て、全体的にどう感じました?楽しかったです、単純に。すごく流れもいいし、パーティーをしてるようなメニューだったからやってる私も楽しかったし。だから、楽しんでる自分を観て下さいっていう感じです。●そもそもさんのライヴって、会場で観ていても感動や驚きがあるんですが、DVDでも観どころがたくさんあると思うんです。たとえばダンスの細かい手振りとかステップとか。ああいうのは DVDでアップ画像を観た方がよくわかるし。確かに。遠くからだとわからないですもんね。今回も「LOSE YOUR MIND」とか「BUMP BUMP!」とか、ああいう曲の踊りの細かさは映像で観て楽しんでもらえると嬉しいです。●先程ちらっと会話に出ましたが、今回のライヴの名場面は、アンコールの「メリクリ」だと思うんです。感極まって泣いちゃいましたね。はい。今回のセットリストは日本デビューの2001年から振り返っていく、みたいな曲順になっていて。時間の経過と共に、最後になったら「10年間頑張ってきたなぁ」ってしみじみしちゃって。実は、その前の「Milestone」から涙線にじわじわきていました。●「Milestone」の前には「I SEE ME」がありますしね。その本編最後の2曲で10年間を総括してるようなところがある。そう。「Milestone」から結構ウルウルきてて、「やばい、やばい、やばい」みたいな。で、幕が下りてから、「次はメリクリだ、メリクリだ」と気合いを入れてたんですけど、歌が始まったら「うわーん」みたいな。●涙がとめようもなく溢れてきた。ファンのみなさんが歌い出していて。私のライヴでお客さんがそんなに合唱するのは初めてだったと思うんです、いつもじっくり聴いてくれるファンの方が多いので。それでまたグッときて…。●10年の思い出がぐわーっと駆け巡ったんでしょうね。うん。このDVDを観て、また泣きましたよ、私。今もしゃべりながら結構キてるし…(と言いながら、当日を思い出してうっすらと涙を浮かべる)。●一生忘れられないライヴになりましたね。そうですね。きますよ、本当に。このセットリストは。●ところで、そんな10年間で、ライヴに対する取り組み方はどんなふうに変化してきましたか?ちょっとずつ楽しめるようになってきたところはありますね。ホールライヴをやり始めた頃からかな。アリーナだとみなさんとの距離が遠いし、視覚的に見せるためにも、この曲では舞台にどこから出てきてとか、この曲ではここに立ってとかっていうのをやりこなすのに精一杯だったんです。でも、ホールになってからはお客さんとの掛け合いもできたり、音楽もバンドさんと近い距離で演奏できるようになって、ライヴそのものを楽しめるようになってきましたね。●では、この10年で音楽を作るときに置くポイントに変化はありますか?うーん…正直、音楽は流行がありますから。メロディにポイントを置いてますって言いたいけど、ダンス曲って、正直、最近メロディが中心になってないじゃないですか。だから、そこは音楽の流行に合わせるんじゃなくて、自分が作りたい曲によって変わっていくんだと思うんですけど…。●流行に合わせた音楽作りを大事にしたいと考えてますか? それとも流行は気にせず?流行はある程度考えた方が良いと思ってます。ポップスを歌ってる人だから、私は。私みたいなアーティストは流行をうまく取りいれていくことが重要じゃないかなって思ってますね。(笑)。●ところで、今回はオーディオテクニカのヘッドフォンの新しい広告のスチール撮影と、このライヴDVDのプロモーションで来日したそうですが、韓国にはいつ戻るんですか?明日です。明後日、韓国で仕事がはいってます。ホントは久しぶりに日本にきたので、もう少しゆっくりしてから帰りたかったんですけどね。●それは残念ですね。日本で久々に会いたい友達とかもいたでしょうし。そう、会いたいんですけどね。だから、今日はその代わりにこれから大好きなお寿司をいっぱい食べに行きます!(笑)取材・文:猪又 孝[Do The Monkey]作品情報『 THE LIVE 2011“X’mas”~The 10 th Anniversary Edition~』2012/03/07リリースAVBK-79049¥4,980(税込)≫ この商品を購入する
2012年03月19日再始動後、初のオリジナル・アルバムとなった『TONE』がさまざまなチャートで1位を獲得。また、現在開催中の全国ツアー【東方神起 LIVE TOUR 2012 ~TONE~】も、チケットが発売直後に全会場即ソールドアウトとなり、東京&大阪でドーム公演6日間が追加になるなど、その勢いはとどまることを知らない東方神起。そんな彼らが、3月14日のホワイトデーにファンからの想いに応えるニュー・シングル『STILL』をリリースする。表題曲「STILL」では、別れた恋人への切ない男心を、カップリングの「One More Thing」では、愛する人を守って行きたいという想いを歌う、どちらもラブ・ソング。終わった恋と現在の恋、シチュエーションは違えども、恋する男性の心を歌うユンホ、チャンミンの甘い歌声は、ホワイトデーにぴったりの贈り物となりそうだ。●ニューシングル「STILL」は3月14日発売。ホワイトデーに届けられることになりましたが、韓国にもホワイトデーの習慣はあるんですよね?ユンホ:あります、あります。●ということで、二人のホワイトデーの思い出は?チャンミン:僕はもらったものをそのままお返しです(笑)。●えー!? それはプレゼントじゃなくて「返却」じゃないですか!チャンミン:あはは、冗談です。でも、ホワイトデーは特にロマンチックなエピソードがないんですよ。もちろんお返しのプレゼントはしますけど。あと、ホワイトデーに関係なくプレゼントをしたいタイプなので。ユンホ:僕は、10代の頃ですけどバラの花束をお返ししたことがありますね。●それはまたロマンチック!ユンホ:でも、飴細工ですけどね。飴で花束を作ったんです。韓国は飴細工がポピュラーですから。●なるほど。そういうオチですか。さて、その新曲「STILL」は、男の未練をテーマにしたミッドバラードになりましたね。ユンホ:はい。誰でも1回くらいはこういう経験があると思うんですよ。昔の恋愛を思い出して切なくなるっていう。●1度聴いたら歌えそうなメロディーだけど、最初に曲を聴いたときはどんな印象を持ちました?ユンホ:東方神起の曲って、いい歌なんですけど、歌いづらいと思うんですよ。チャンミン:音域が高いっていうね。ユンホ:でも「STILL」を初めて聴いたときに、メロディーもやさしいし、覚えやすいし、いよいよ東方神起のカラオケで歌える曲だって思いましたね。で、歌詞の内容を見て、もっと感動して。チャンミン:僕は意外だなぁって思いました。春は希望にあふれた明るい曲が多いじゃないですか。でも、「STILL」は切ないバラード系の曲になってるので。●春は別れの季節でもあるから、切ない感じも似合いますよ。チャンミン:そうなんですよ。卒業シーズンですからね。だから、これはこれでいい曲だなぁって。●歌うときに気をつけていたポイントは?ユンホ:僕は、歌詞の物語の流れにポイントを置いて歌いました。最初は、昔のことを思い出すんですけど、そんなに心苦しくないというか、気持ちを抑えた感じで歌って。でも、最後のサビのところでだんだん思いがこみ上げてくるっていう。そんな歌い方をしましたね。●歌ってるときに思い浮かべた風景とかはありますか?チャンミン:これから春になりますけど、恋人と一緒に過ごしたのが1年前の春で。1年後、彼女を愛した季節がまた訪れて、思い出がいろいろと浮かんできて寂しくなるっていう。僕はそういうシチュエーションを思い浮かべながら歌ってました。●「STILL」からイメージする色ってありますか?ユンホ:僕はグレーかな。自分の思い出だから、見ようと思えば見えるんだけど、でもわざと見ないようにしてる感じ。そういうイメージがあるんですよ。ちょっと淡い感じのグレー。チャンミン:僕は色褪せた黄色。そういうイメージがありますね。●“色褪せた”っていうのはセンチメンタルな曲だから?チャンミン:そうだと思います。色はイエローなんですけど、本当に薄い色合いで。ユンホ:確かに。この曲を聴くとセンチになりますね。●2曲目「One More Thing」は、「STILL」と趣を変えて、高揚感のあるスウィートな曲に仕上がりましたね。チャンミン:そうですね。ずっと君のことを幸せにしてあげたい、だから、このまま僕の側にいてくれよ、っていう明るいメッセージの曲で。「STILL」とはまた違う色の曲ですね。●こっちは包容力がテーマと言えるよね。女性を守ってあげる、応援してるという男性の気持ちが描かれてる。チャンミン:そう。基本は男性が女性を守ってあげるべきだと思う。そういう気持ちがあるからこそ、「STILL」みたいな寂しさも感じるんだと思うんです。ユンホ:今回のシングルは両方、思い出というか、過去のエピソードがコンセプトになってると思うんです。でも、「STILL」は切ない方、寂しい方の思い出で、「One More Thing」は明るい方、楽しい方の思い出っていう。「One More Thing」のサビは、恋人と出会ったときを思い出しながら気持ちが高まっていく感じだし。チャンミン:うん。「STILL」は、卒業とか別れの場面で昔の幸せだった思い出を振り返って寂しさを感じる曲。「One More Thing」は、新たな出会いとか、希望的なメッセージが描かれるから。確かに2曲はちょっとリンクしてるんですよね。ユンホ:春はハッピーなムードがあるけど、切なさも感じる季節ですから。「One More Thing」を聴いてハッピーな気分になるのもいいし、「STILL」を聴いて昔の恋の思い出に浸るのも悪くないんじゃないかと思ってます。取材・文:猪又 孝[Do The Monkey]作品情報『STILL』2011年3月14日発売CD+DVD【初回限定盤】【通常盤】価格:¥1,890≫ この商品を購入する
2012年03月14日3月16日(金)より上野で開催される恒例のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」のプレイベント「桜の街の音楽会」が、2月23日に台東区立千束小学校で行われた。「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」の公演情報「東京・春・音楽祭」は、明治初期に西洋文化が日本で花開いた地、上野を舞台に毎春開催。本格的なクラシック音楽はもちろん、日本の歌曲やタンゴ、美術展とコラボレートしたコンサートなど、様々な企画が催される。8年目を迎える今年は、上野界隈のコンサートホール、美術館などで約80公演(無料公演含む)が開催される。今回のプレイベント「桜の街の音楽会」では、東京オペラシンガーズが、台東区立千束小学校を訪問。声楽のパートや、コーラスの仕組み、歌の分かりやすい説明を交えつつ、「大きな古時計」、「フニクリ・フニクラ」、「闘牛士の歌」(歌劇『カルメン』より)、「乾杯の歌」(歌劇『椿姫』より)など、世界の歌やオペラの名曲を披露。体育館に集った児童たちは、オペラ歌手たちの迫力の生歌を間近で体験して大喜び。盛大な拍手を贈った。「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」は、3月16日(金)から4月8日(日)まで、東京文化会館ほか上野の各文化施設などで開催。今回の「桜の街の音楽会」に登場した東京オペラシンガーズは、3月21日(水)に旧東京音楽学校奏楽堂で開催される「にほんのうたII」と、4月5日(木)・8日(日)に東京文化会館で開催される「東京春祭ワーグナー・シリーズvol.3《タンホイザー》(演奏会形式・映像付)」に出演する。チケットはいずれも発売中。また無料プレイベント「桜の街の音楽会」も上野界隈を中心に、弦楽ソロや管楽器アンサンブルなど、様々なミニコンサートを予定(公演スケジュールは随時オフィシャルサイトにて発表)。
2012年02月24日『TIME/タイム』より、主演ふたりのインタビューを連続でお届け。昨日のジャスティン・ティンバーレイクに続き、公開直前の本日は、大富豪シルビアを演じる、アマンダ・セイフライドに話をきいた!●『TIME/タイム』のどこに惹かれましたか?アンドリュー・ニコルが監督と脚本をつとめるということに惹かれたの。監督のように独創的なアイデアを持って、オリジナルの映画を創ることができる人は他にいないわ。監督が創りだした『TIME/タイム』の世界は現実が強調されたものなの。誰もが若さに固執していて、経済的・社会的な不平等を抱える現代社会が反映されている。私もその世界の一部になってみたいと思ったの。●あなたが演じたヒロイン、シルビアとはどんな人物ですか? シルビアは大富豪の娘で、膨大なを手にした人物なの。つまり、永遠に生きられる。仕事はしていないし、他にする事もない。本当は生きることを楽しみたいはずなのに、豪華な屋敷でギャンブルをしたり、パーティーを開いたり、とにかく退屈に生きていたの。このままじゃ生きている実感がないことを知っていてね。そんな彼女は、ウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)と出会うことで解放されるの。を失うことを恐れ、本当に“生きている”という感覚を手に入れるのよ。●ハイヒールを履いてアクションをこなすのは大変だったのでは?楽しかったけど、とても大変だったわ。プラダやイヴ・サン・ローランのハイヒールを履いて撮影したんだけど、どれもヒールは少なくとも5インチ(約12.5cm)ぐらいあるの。撮影の2日目からジャスティンと全速力で走るシーンの撮影が始まったわ。もし彼と手をつないでいなかったら絶対にころんで顔を打っていたと思うわ。実際に脚をすりむいちゃったし。映画を観たら「どうして彼女は靴を脱いで、裸足で走らないのか?」って思うかもしれないわね(笑)。●あなたとジャスティンは息がぴったり合っていましたね。息がぴったりだったのは、互いに相手に敬意を抱いていたからだと思う。彼は才能があって、とってもクールだわ。私たちが一緒に楽しく過ごすことができたことが、スクリーンに反映されたんだと思う。一緒に息が切れるまで走ったり、痛みに耐えたり、クタクタになるようなアクションシーンをたくさん撮ったから、それも絆を深めてくれたはずよ。彼は共演者として最高の人物。彼ほどカリスマ性のある人には会ったことがないし、彼は今回が初主演作だけれど、作品を完全にコントロールしていたわ。●本作で特に気に入っているところはどこですか?シルビアとウィルがの人々からを盗んで、の人々に与えるところね。この作品のこういう部分が私はとても好きなの。シルビアはウィルと出会ったことがきっかけで、この世界の不公平に怒りを覚え、正しく改善したいと考えるようになるの。シルビアとウィルのように、ある人とある人が出会って理想を共有していくことは、素晴らしいことだと思うわ。●永遠に生きるとしたら、何をしますか?もし、本作のように百万年もがあったら誰かにあげるわ。永遠に生きるとしたら何かに感動することが難しくなるかもしれないもの。この世に限られた時間しか生きられないことが、私たちが精一杯生きる動機になっているんだと思うの。●人生最後の1日だとしたら、何をしますか?テーマパークへ行って羽を伸ばすわ。あとは、できるだけ長い時間を友達と過ごすわね。作品情報『 TIME/タイム 』すべての人間の成長が25歳でストップする近未来、世界を支配しているのは<時間>だった———。監督:アンドリュー・ニコル出演:ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド、キリアン・マーフィほか配給:20世紀フォックス映画2月17日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー!(C)2011 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年02月17日全ての人類は25歳で成長が止まったら、あなたはどうする?!いよいよ今週末公開の映画、進化系アクション・サスペンス『TIME/タイム』より、主演ふたりのインタビューを連続でお届け。まずは、ウィルを演じるジャスティン・ティンバーレイクから。●『TIME/タイム』のどこに惹かれましたか?台本を読んですぐに、ストーリーやキャラクターに心を奪われたよ。何かの続編でも、リメイクでも、コミック原作でもない、素晴らしいオリジナル作品にワクワクしたんだ。この作品はきっと僕自身も楽しむことができるし、観客にも満足してもらえる作品になると確信して出演を決めたよ。●あなたが演じた主人公、ウィルについて聞かせて下さい。ウィルはで暮らすごく普通の若者で、毎朝目を覚ますとは残り23時間。あと1日しか生きられない生活を送っている。一体どうやって1日を過ごす?どう生き延びる?と、観客の想像をかき立てるような様々な出来事が描かれるんだ。●アクションシーンについて聞かせてください。アクションシーンの撮影は肉体的にも精神的にも大変だったけど、とても良い経験になったよ。それに、僕が子供の頃大好きだった『ランボー』、『リーサル・ウェポン』、『逃亡者』のように、登場人物のキャラクターやシチュエーションを丁寧に描くことで、よくある「アクション巨編」じゃない、観客が共感できる作品になったと思う。もちろん、高級車を猛スピードで運転しながら銃をぶっ放しても逮捕されないっていうのは、最高の気分だったけど(笑)。●本作で気に入っているところはどこですか?ウィルの活躍を通して本作の世界を体験することで、現代社会を見つめ直すことができるところだね。本作の世界は、裕福で永遠に生きることができる人たちが住むと、貧困層が住むに分かれているけれど、これは現代社会が反映されたものなんだ。そして、アンドリュー・ニコル監督がそんなテーマを、完璧なノンストップ・アクション・サスペンスとして創り上げたんだ。観たら色々と考えさせられて、語りたくなる作品だけど、観ている間は息をつく暇もないはずだよ。●撮影中の印象的だった出来事を教えてください。忘れることができない出来事はたくさんあるよ。ウィルの母親を演じたオリヴィア・ワイルドは、本当は僕より若いんだ。二人で母子を演じるのは驚きの体験だったね(笑) あと、僕は撮影が終わってしばらく経っても、ついつい自分の左腕を見るクセがついていた。ウィルを演じている間は常にを気にしなければいけなかったからね。監督がいかに完璧なビジョンを持って撮影していたかを表していると思うよ。●これから『TIME/タイム』を観る人たちに一言お願いします。『TIME/タイム』は強烈な映画で、観ているとハラハラして、そしてメッセージ性に溢れた作品だ。とにかく自分で体験して欲しいと思う。スクリーンで観る価値のある映画だよ。作品情報『 TIME/タイム 』すべての人間の成長が25歳でストップする近未来、世界を支配しているのは<時間>だった———。監督:アンドリュー・ニコル出演:ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド、キリアン・マーフィほか配給:20世紀フォックス映画2月17日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー!(C)2011 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年02月16日佐藤健、賀来賢人、三浦春馬、神木隆之介をはじめ、大手芸能事務所アミューズの若手俳優が一堂に集うファン感謝祭『SUPERハンサムLIVE 2011』のライブ・ビューイングが決定。毎年恒例となっているこのイベントだが、今年は新たに会場をパシフィコ横浜 国立大ホールとし、同イベント最大規模の12月26日、27日、28日の3日間4公演が行われる。歌あり、ダンスあり、ゲームありで普段ドラマなどでしか見ることのできない俳優たちの普段の姿を見れるとあって、チケットは既にソールドアウト。そこで今年も一夜限りの劇場同時生中継イベントを開催。なんと劇場でのお土産にはパシフィコ横浜のライブ会場と同じものが配布される。遠方の方も、お近くの映画館の大画面で会場の熱気を体感してみてはいかが。『SUPERハンサムLIVE 2011』ライブ・ビューイング開催日:2011年12月28日(水)start.19:00(約3時間予定)出演者:青柳塁斗/猪塚健太/植原卓也/賀来賢人/風間由次郎/神木隆之介/桜田通/佐藤健/戸谷公人/野村周平/平間壮一/平埜生成/松島庄汰/三浦春馬/水田航生/栁澤貴彦/吉村卓也/渡部秀会場:全国の映画館詳細は こちら をご確認下さい。料金:全席指定¥3,000(税込・お土産つき)チケットは11月20日(日)12:00よりイープラスにて発売、または全国のファミリーマート店内のFamiポートにて発売。問い合わせ:イープラス tel.0570-07-5050(10:00~18:00 オペレーター対応) 「SUPERハンサムLIVE 2011」公式サイト
2011年11月19日