体に異常を感じても、婦人科へ行くのは勇気がいるもの。ついつい後まわしにしてしまう方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Fさんの場合……まだ20代だったある日、急に尿が出にくくなり、なおかつ尿が止まってしまうほどの痛みが発生しました。しかも股関節の付け根がズキズキと痛むようになり、最後にはトイレもままらなくなるほど。それをきっかけに病院へ行ったところ、すぐに性器ヘルペスと診断されました。どんな治療を受けましたか?性器にできた水ぶくれに塗る薬と、飲み薬を処方されました。ヘルペスは一度発症すると完治せず、常にリンパに潜んでいて、ストレスが大きくなったときや免疫力が落ちてきたときに再発するそうなので、症状が出るたびに薬を使って治療を行いました。世の女性陣へ伝えたいことは?この性器ヘルペス、症状が出ると「またか」と思うこともあります。でも大切なのは、ストレスがあるときや疲労時に再発することを認識し、自分の体とうまく付き合っていくことです。それに、初回のような激痛は二度とないと言われています。違和感があるときは早めに婦人科へ何か体に違和感があったら、早めに婦人科で受診することが大切です。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月21日45歳ごろから始まった尿漏れ。50歳になった今も解決はしていませんが、たとえ漏れても漏れなくても、毎日尿漏れパッドを使うことで日常を送っています。尿漏れが起こったきっかけと、尿漏れによって運動するのもおっくうになった経験をお話しします。★関連記事:「出ちゃった…」40代更年期から急増する尿漏れ。どうして? 緩和できる?【医師監修】最初の尿漏れはくしゃみから始まった末っ子を産んだのは私が42歳のとき。その数年後から悩まされている症状があります。お恥ずかしいのですが……「尿漏れ」です。最初は、くしゃみをするときにいきんだ瞬間、尿漏れがありました。量としては多くはないのですが、若いママ友たちと公園で子どもたちの遊ぶ様子を見ているときだったので、理由をつけて急いで帰宅し、下着を取り換えました。出産後に尿漏れになる人が多いともうわさで聞いていたので、あまり深くは考えず、そのうち治るだろうと思っていました。しかし尿漏れは治まる気配がなく、その後何度もくしゃみのときにちょろっと、そして大声で笑ったときもちょろっと漏れるのです。セーフとアウトもそのとき次第。しばらくはおりものシートをつけて「ないよりはまし」としていました。漏れの不安から運動ができなくなったこのまま尿漏れ対策をしないでいると大変なことになると思ったのは、ダイエットを兼ねて子どもと近所をランニングしようというときでした。ランニングしていると軽く尿漏れしてしまうのです。またあるとき、家の前で子どもと縄跳びをすることになりました。「何回跳べるか競争しよう!」と子どもと一緒に跳び始めた瞬間にも尿漏れしてしまったのです。「着地した瞬間に漏れてしまうのなら、もう運動なんて何もできなくなるじゃない!」。そのとき自分のなかの「若さ」が失われてしまったような衝撃を感じました。恥ずかしくて友だちにも相談できないし、どうしよう……。なぜ尿漏れするのか知りたくて、ネットで尿漏れの原因を調べてみると、骨盤底筋の筋力低下と書いてありました。検索結果の中にトレーニング方法も見つけられたので定期的におこなってみましたが、それでも私の場合は尿漏れがなくなるわけではないなと感じました。尿漏れパッドのおかげで不安が解消尿漏れするたびに家に帰って下着を取り換えることはできないと判断した私は、ナプキンのような尿漏れパッドを購入して、いざというときの尿漏れに対応することにしました。まさか自分が自分のために尿漏れパッドを買う日が来るとは思っていなかったので、最初は買うことが恥ずかしかったです。しかし、今売られている尿漏れパッドは生理用品ともあまり違いがないようなパッケージで、とてもよく水分を吸収してくれます! たちまち私の頼れる相棒になってくれました。尿漏れパッドは15cc用、30cc用、50cc用……などと受け止められる水分の量が違っています。自分ではどのくらいの量を漏らしたか「何cc」という単位でわかるはずもなかったので50cc用のパッドからつけ始め、もう少し薄くても大丈夫だと思ったので30cc用にし、最近は15cc用をお守り代わりに毎日使っています。まとめ尿漏れパッドを使い始めてから、「多少漏れることがあってもパッドが受け止めてくれるから大丈夫」とゆったり構えながら日々を送ることができるように。突然出るくしゃみにも、もう不安は感じません。また生理が始まっても、尿漏れパッドを毎日着けていれば下着が汚れることもなくなり、良いことずくめです。ただ、いくら尿漏れパッドを着けていても、尿漏れの心配があると、なかなかスポーツには前向きになれません。このまま体を動かさなくなるとより一層老いてしまうような気もするし、パッドを着けながらスポーツは定期的にしたほうが良いのだろうな……。そんなふうに感じながら、日常を送っている今日このごろです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。【駒形先生からのアドバイス】更年期は、主に膀胱の弾力性の低下、女性ホルモンのエストロゲンが減少することによる骨盤底筋の脆弱化、体重の増加といった3つのことから尿漏れしやすくなります。エストロゲンの減少は止められませんが腟を鍛えることで尿漏れを緩和することができます。骨盤底筋運動の一種である「腟トレ」をぜひおこなってほしいと思います。毎日続けてみましょう。まずは、フェイスタオルを1枚用意します。①フェイスタオルを縦半分に折って横の端からくるくると巻きます。②服の上から①の巻いたタオルを会陰(股)に当てて、椅子に座ります。③タオルが当たる部分を意識しながら、タオルを挟むように意識して、会陰にクッと力を入れます。イラスト/サトウユカ著者/みやまこ(49歳)夫と小学生2人、物忘れがひどくなりつつある実母との生活。高齢で産んだ子どもはまだまだ手がかかる、母は毎日同じことを聞いてくる、夫は「かまってちゃん」でてんやわんやのワンオペ状態。最近めっきり疲れやすいし、作業効率も落ちてきているし、目はしょぼしょぼで白髪もしっかり。家族に隠れてお菓子を食べながらサスペンスドラマを見ているときだけが唯一の休息。
2023年07月19日45歳を過ぎたころから、夜中にトイレで目が覚めることが増えました。もともと冷え性だったこともあり、原因は冷えだろうとあまり気にしていませんでした。しかし、毎日のように続く夜中のトイレで、必ず2度は目が覚める状況に。ただでさえ更年期症状なのか体力の衰えから来るものなのか、判然としない慢性的な疲労感にさいなまれる毎日。夜間頻尿による精神的苦痛はどんどん深刻化していきました。★関連記事:尿漏れ、頻尿、ぽっこりおなかの原因は骨盤底筋群の緩みにあった!骨盤底筋群を鍛える「呼吸法」とは万全な冷え対策もまったく効果なし!もともとコーヒーが大好きな私。妊娠中はノンカフェインにしたりミルク多めのカフェオレにして1日1杯に抑えたりしていたものの、授乳が終わり職場復帰とともに水分補給はほぼコーヒーというほどに飲む回数が増えました。コーヒーの飲み過ぎは冷えの原因になるようですが、なかなかセーブできずにいました。そんななか突然やってくる尿意に恐怖を覚え出した45歳の冬。朝9時から17時までの仕事中、その日トイレに立ったのはなんと7回! 極端に寒い日というわけでもなく、むしろ羽織っていたカーディガンを脱ぐくらいの室内温度。ただ、まぁこんな日もあるかくらいの気持ちでいました。しかしある日、会議前にしっかり用を足したはずなのに20分経過したころ再び尿意が……。しかも耐え難い猛烈な尿意で自分の顔がどんどん青ざめていくのがわかりました。断りを入れてトイレに立とうも、ここまで我慢の限界が来ると立ち上がれず。おりものシートをしていなければ尿漏れがバレて、退職を考えなければならない状況に陥っていたと思います。そんな尿意サバイバルは日に日に私の深刻な悩みへと変化していき、就寝中にも襲ってくるようになったのです。それからは、さすがにコーヒーは控えるように。昼食後にカップ1杯だけで温かい白湯やハーブティーに替えました。冷え対策も万全。首という字が付く部位は特に冷えないよう気を付けました。夜中は湯たんぽに冷えとりソックス、ネックウォーマーと上から下まで完全防備。夕食後の水分はほとんどとらず寝る直前にトイレへ。そのサイクルを習慣づけました。しかし、効果はまったくなし。夜中に2回は尿意で目が覚めました。もしかして過活動膀胱? それとも…なぜ? こんなに水分調節も冷え対策もバッチリしているのに。45歳という年齢はこういうものなのかとため息をつく日々。夜中に2回も目が覚めると朝が起きれなくなり、日中も眠気を感じるようになりました。人間睡眠が一番大事とはよく言ったもので、集中力が低下し、ちょっとしたことでイライラ。夕食を食べ終えると睡魔に襲われ子どもより早く寝てしまうような生活に。夜間頻尿をきっかけに更年期障害のような症状が一気に加速したのです。心配した夫がいろいろネット検索したところ、私の症状は過活動膀胱という泌尿器系の疾患ではないかとのこと。これまで健診や婦人科系以外の体調不良は自然治癒力と生活習慣の見直し、プラス漢方薬という組み合わせでなんとか症状を緩和してきた私。今回も更年期障害の一症状だと高をくくっていたのです。しかし、あのつらい夜間頻尿から1日でも早く解放されたいと、早速知人に紹介してもらった近くの泌尿器科を受診しました。私の受診した泌尿器科は漢方処方もしてくれるので、ストレスや更年期障害が原因の場合でも安心して診察してもらえるなどのメリットを感じていました。まずはチェックシートのような用紙に記入。その後、問診で詳しい症状を聞かれました。私の場合、突然の尿意で失禁することはなく、くしゃみなど腹圧がかかる際に尿漏れがあるわけでもありません。尿検査や念のためエコーもしましたが、腎機能の数値はまったく異常なし。エコーでも特に腎臓や膀胱に気になる所見はありませんでした。一連の診察が終了し、頻尿は更年期障害の一症状として「当帰芍薬散」(とうきしゃくやくさん)が処方されることに。その後、骨盤底筋群を鍛える方法を記した紙を渡され看護師さんに指導を受けました。帰り際、先生がおもむろに「脚、むくんでないか?」と話しかけてきました。たしかにむくみ気味で、特に夕方からはぱんぱん。就寝前にふくらはぎのマッサージもするようアドバイスがありました。ふくらはぎのむくみが原因の一つだった!受診から2週間経過し、その間欠かさず骨盤底筋体操をおこない、漢方を服用。運動不足を感じていたので良い機会だと家の中でできる階段の上り下りを始め、体が軽く日中の尿意も少し回数が減ったようにも感じました。しかし、肝心の夜間頻尿にはいまひとつ効果が表れなかったのです。そこで、私はふくらはぎのマッサージをすっかり忘れていることに気付きました。夕食後の眠気はひどいままで、マッサージの時間を確保することができずにいたのです。そんなある日、階段の上り下りに加えつま先立ち歩きを始めたところ、翌日ふくらはぎがかなりの筋肉痛に。たまらず夫にマッサージをしてもらいました。そのおかげで血行が良くなり、足の先までぽかぽかに。その日は朝までぐっすり。運動の効果もあったのでしょうが、マッサージの効果を実感したので、自分でも気が付いたらふくらはぎをもみほぐすような習慣がつき始めました。するとどうでしょう! なんと夜中にトイレで起きる回数がランダムに減ってきたんです。もちろん漢方や骨盤底筋体操の相乗効果もあるのでしょうが、ふくらはぎのマッサージに明らかな効果を感じます。以前は夕方以降、脚がむくんでヒリヒリとした痛みに悩まされるときもありましたが、ふくらはぎをマッサージすることでだいぶ改善してきました。夜間頻尿も頻尿とまではいかず、日によって1回夜中に目が覚める程度に。あのとき泌尿器科の先生が脚のむくみに気付いてくれなかったら……。先生の言うことだから安心感もあり、もっと早くに受診しておけばよかったと顧みる毎日です。まとめ夜間頻尿は十分な睡眠が取れないため、日常生活にさまざまな悪影響を及ぼします。なかなか他人にも打ち明けられる悩みでもなく、何が原因かも判然としませんでした。そのため自己判断で市販薬を買ったり、外出がおっくうになってストレスがたまったりと大変でした。私はもともとむくみやすい体質だったのでふくらはぎをマッサージすることで夜間頻尿の改善はもちろん、夕方以降のむくみによるヒリヒリ感に悩まされることはなくなりました。更年期障害の症状はさまざまですが、日常生活に支障が出だしたら早めに専門機関に相談することが大切だと痛感しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/塩り著者/陶子(47歳)30歳で結婚し長い間子宝に恵まれず出産を諦めていた矢先、漢方と岩盤浴、生姜紅茶で平熱が上がり第一子妊娠。それまでの不妊がうそのように勢いづいて年子で第二子も出産。現在、更年期真っ盛りで小学生2人の子育てに奮闘中のキャリアコンサルタント。
2023年07月11日体形が気になってランニングを始めて10年。ここ数年、トイレで用を足した後なのに、走り始めると尿が漏れるように。加えて、咳やくしゃみをした拍子にも、頻繁に尿漏れを起こすようになり、しまいには尿失禁まで。そこで、骨盤底筋を鍛える超簡単なエクササイズを毎日実践することに。尿漏れが改善した方法をお伝えします。★関連記事:「出ちゃった…」40代更年期から急増する尿漏れ。どうして? 緩和できる?【医師監修】尿漏れの原因の多くは骨盤底筋群の筋力低下日本泌尿器科学会のサイトによると、40歳以上の女性の多くが尿漏れを体験しているのだそうです。その主な原因は骨盤底筋群の筋力低下で、腹圧性尿失禁というものに分類されていました。加齢や出産経験のほか、ぜんそくや排便時にいきむことでも骨盤底筋群を痛めてしまい、筋力低下につながるのだと記載がありました。私の場合、気管支ぜんそくで強い咳をすることがあるので、加齢と咳が原因なのだと思いました。要するに腹圧が弱いことで尿漏れが起きてしまうのだなと思った私は、腹圧を高める運動として、ピラティスと骨盤ストレッチを毎日おこなうことにしました。骨盤ストレッチは腹圧をかけながら深い呼吸をするストレッチで就寝前におこなっていました。キツいストレッチではないため、とても気持ち良いのですが、逆に気持ち良すぎて途中で眠ってしまう難点が。ピラティスは朝の目覚めのストレッチ代わりにおこなっていましたが、出勤前は余裕がないことが多く、実行できないこともしばしばでした。腰の痛みのせいで尿失禁を起こすように相変わらずちょびっと尿漏れが続いていたころ、右足を大やけど! その右足をかばって歩行していたのが原因で、仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)になってしまいました。 仙腸関節炎による腰の痛みは尋常ではなく、歩行がままならない状態になってしまったため、トイレに行くのもひと苦労でした。そして、ついに尿失禁を起こすようになってしまいました。日本泌尿器科学会のホームページには機能性尿失禁とあり、歩行障害のためにトイレまで間に合わないことが原因と、記載がありました。尿失禁については歩行ができるようになればトイレまで行くことができるのでそこまでナーバスにはならなかったのですが、腰に激しい痛みがあるときはヨガとピラティスができずに骨盤低筋群の筋力がさらに弱まった感がありました。そのころから新型コロナウイルスの猛威により、私が通っていたヨガ・ピラティスのスタジオでもオンラインレッスンがスタート。なんでも、在宅時間が増加して尿漏れに悩む人が多くなっているとの話が先生からありました。リモート化によって通勤や通学などの日常で使っていた筋肉を使わなくなり、在宅だと緊張感が薄れることから全体の筋力が低下し、深層部にある骨盤底筋群の筋力低下につながっているのだそうです。そこで、全身の筋トレとともに尿漏れに悩みがある人は骨盤底筋群を鍛えましょうと、あるエクササイズを教えてくださいました。毎日実践、骨盤底筋エクササイズ先生が教えてくださったエクササイズは、エクササイズというほどのものではありませんでした。ただ、トイレで尿を出しながら、止める、出す、止める、出す、これの繰り返しです。単純に出しては止め、出しては止め……聞いたときは、「えー、そんなことで鍛えられるの?」と半信半疑でした。しかし、実際に試してみると、意外や意外、止められない。止まるけど、ポタっポタと出てしまう……。筋力が落ちているとポタポタ出てしまうと先生もおっしゃっていたので、「わぁ、本当だー」と、思いました。ただ、このエクササイズの難点が一つ、トイレに時間がかかるということです。出したり止めたりしますから、これまでの3倍くらいの時間がかかります。私はひとり暮らしなので時間がかかっても問題はなく、フルリモートワークで勤務していたのでオフィスのトイレ待ちで行列されることもなくて、このエクササイズを始めるタイミングとしてはラッキーでした。骨盤底筋エクササイズを始めて1年半が経過しました。最初は止めても尿がポタポタと出てしまっていたけれど、今ではまったく出ません。そして、咳とくしゃみでも尿漏れは起こさなくなりました。まとめ骨盤底筋エクササイズは最初は半信半疑で始めたのですが、その効果には驚きでした。また、このエクササイズの副産物でしょうか、おなか周りと太もも周りがとてもスッキリしたようで、以前からはいているデニムパンツがベルトをしないとずり落ちてきてしまうようになりました。特定健康診断の大腸がん検査の触診で、医師から腹筋が発達してるねー と褒められました。ただ、加齢とともに骨盤底筋群の筋力は低下していくと日本泌尿器科学会のサイトにも記載があるので、今後もこのエクササイズは続けていこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/サトウユカ著者/cat herba (50歳)保護猫17匹のお世話をしているアラフィフ女子。近所の農家さんから畑を借りてオーガニック野菜を栽培し、収穫した野菜を使って発酵食品づくりを楽しんでいる。
2023年06月28日「尿漏れ=加齢にによるもの」のイメージはもう古い?尿漏れの経験をし始めた時期は「30代前半(21.3%)」「40代前半(18.4%)」「30代後半(17.9%)」と30代~40代前半が全体の約6割を占める結果となりました。また早い人は「10~20代(16.0%)」から経験しており、「尿漏れ」は女性にとって年代問わず身近な悩みであることがうかがえます。さらに尿漏れが起きる頻度は「週に1回以上(38.2%)」「1日1回以上(30.9%)」と回答。また、出産の経験の有無によって尿漏れの頻度が多くなるかを検証した結果、出産経験がある人のうち72.9%、出産経験なしの人のうち51.4%が「週に1回以上」または「1日1回以上」と高頻度の経験がある結果となりました。このことから、出産経験の有無が尿漏れに深くかかわっていると推測できます。精神的ダメージも大きい尿漏れ、今年の夏はますます負担が加速尿漏れが起きるシーンは1位「せき・くしゃみをしたとき(73.4%)」、2位「トイレを我慢したとき(49.8%)」、3位「走ったり、激しい運動をしたとき(38.6%)」という結果になりました。圧倒的な1位は「せき・くしゃみ」となりましたが、次いで2位「トイレを我慢したとき」と、4位「トイレを急いだとき」の「トイレまわり」のシーンが合わせて82.7%と、高い結果になっています。尿漏れで引き起こされる具体的な悩みとしては、1位「下着が濡れることによる不快感(82.6%)」、2位「下着が汚れる(63.3%)」、3位「におい(57.0%)」、次いで「精神的なショック」や「はずかしさ」を感じる人も多く、精神面に与える負担も大きいことが推測できます。今年は4年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークを迎えたり、この夏も大型休暇を取る人が増えると予想されます。外出や旅行を楽しむ人も多いと思われ、より尿漏れに対する悩みの程度も高まると言えそうです。尿漏れの悩みは大きいものの、根本的対策はあまりしていない悩みの程度は「かなり悩んでいる(35.3%)」と「まあまあ悩んでいる(52.7%)」を合わせると8割強となり、尿漏れ経験ありの人にとっては悩ましい症状であることがうかがえます。実際の尿漏れ対策については、1位「尿漏れパッドやショーツなどの対策アイテムを使用している(57.0%)」、2位「なにもしていないが、今後はなにかしたい(43.0%)」、3位「骨盤底筋などの筋力運動(18.8%)」と回答。2位「なにもしていないが、今後はなにかしたい(43.0%)」 に、「なにもしておらず、今後もする予定がない」「以前はしていたが今はしていない」を合わせると、現状対策をするとしても、対症療法的にパッドを使うなど、根本的な対策がなされていないことも推測できます。また、尿漏れは対策次第で改善できるかという設問に対して、「とてもそう思う(22.2%)」と「ややそう思う(56.5%)」で約8割が前向きな回答をしていることから、女性にとって尿漏れは「悩んでいるし、改善はしたい症状だが、現状はなにもしていない」という、悩み・改善意欲と現状にギャップがある症状であることがわかります。尿漏れは「加齢にひも付く現象」というイメージの強さが世の中に定着していることから、「誰にでも起こりうる、セルフケアとして向き合う症状」という認識まで遠いことが原因の一つと予測されます。その尿漏れに対するイメージが、現在進行形で起きている自分自身の経験との間にギャップが生じ、行動に移せていない要因なのかもしれません。調査概要・調査方法:WEBアンケート調査・調査期間:2023年5月・6月実施・調査対象:20代~60代以上女性207名/「AQUA LIFT」購入者、モニター者、一般の人を対象にアンケートを実施✅「子どもが欲しくない」女性が男性よりも多い!子供を望まない・望めない背景の1つに夫婦関係も影響?✅2割が知らない!?2024年に懸念されている「ある問題」とは?生活への影響を心配する人も多数
2023年06月27日女性の身体はデリケートなものなので、加齢や日々の疲れからさまざまな症状が出ますよね。「疲れているだけだから……」とついつい辛い症状を放置してしまう方もいるでしょう。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……私の場合は、子宮筋腫でした。お腹の張り、頻尿、腹痛、貧血、経血量の多さ、頭痛の症状がありました。加齢と寝不足のせいだと思っていたので放置していたところ、健康診断のオプションの婦人科検診で子宮筋腫が原因だとわかりました。どんな治療を受けましたか?病院で子宮全摘する手術を受けました。子宮筋腫は良性腫瘍なので緊急性がなく、最初に行った病院では「1年半待ちになるため、手術までの間はホルモン注射を打って筋腫を小さくする」と言われました。しかし、ゆくゆくは子宮全摘をするとのことだったので、念のため他の病院でも診てもらい、その病院ですぐに手術する選択をしました。世の女性陣へ伝えたいことは?毎月の生理の症状が重い方、痛みが強い方は、我慢せずに婦人科に行って欲しいです。婦人科はハードルが高いと感じる方もいると思います。そんなときは、女性医師のいる病院を探して行くのもよいかもしれません。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。身体に異変を感じたときは早めに病院へお腹の張りや頻尿などの症状は、子宮筋腫が原因だったというDさん。Dさんは健康診断の婦人科検診で疾患に気がつき、治療することができたようですね。皆さんも定期的な健康診断を心がけ、身体に異変を感じたときは早めに病院で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月20日若いころに比べておならが出やすくなっていると思っていたら今度は……。40代以降の女性の体の悩みで尿漏れは定番ですが、実は便漏れも悩みの一つ。病院に行くほど重い症状でもないけれど、他人にはあまり気軽に話せないだけに、ひとりで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ここでは、ごくたまに少量の便漏れがあるという軽い症状の原因や対処法について、 産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:「出ちゃった…」40代更年期から急増する尿漏れ。どうして? 緩和できる?【医師監修】そもそも便漏れとは?便漏れは肛門括約筋の衰えが原因便漏れにもいくつか種類がありますが、ここでは加齢による「漏出性便失禁(ろうしゅつせいべんしっきん)」を取り上げます。自分で気付かないうちに便が漏れる症状です。「便は、大腸のぜん動運動によって運ばれます。便により直腸の壁が刺激されると、その刺激が脳に伝わり、脳は便意を感じます。その脳の指令により肛門括約筋を緩めて便を排せつします。 通常は肛門括約筋という肛門の筋肉が締まっているため、便は漏れません。しかし、何らかの原因により肛門括約筋や直腸、肛門、便を感じる神経などの働きに障害が起きることで便が漏れる“ 便失禁 ”を招くと考えられています」(駒形先生)。便失禁が40代、50代で起こる理由は?女性は骨盤底筋群が衰えやすい便失禁というと高齢者によくある症状というイメージですが、40代、50代女性に起こる場合、どんな原因が考えられるのでしょうか。「肛門括約筋は骨盤底筋群という筋肉の一部です。骨盤底筋群とは、 骨盤の底に位置する筋肉で、ハンモックのように骨盤内にある膀胱、子宮、直腸などの臓器を支え正しい位置に保ってくれます。 排便や排尿のコントロールする役割も持ちます。女性は子宮と卵巣があり、支える臓器が多いので内臓が下垂して骨盤底筋群が緩みがちです」内臓が下垂して便をためられず、腹圧が伝わりにくくなる「また、内臓が下垂すると直腸に便をためておく貯留能も低下し、便を出すときの腹圧も伝わりにくくなります。もともと筋肉量が少ない上に、40代、50代になると加齢と運動不足でさらに筋力が低下する女性は男性よりも便失禁が起きやすいとされています」(駒形先生)。気付いたときに肛門括約筋を意識して!病院に行くほどではないけれど便失禁は治したいという場合は、どうすれば良いでしょうか。「骨盤底筋群全体を鍛えることも有効なのですが、まずは肛門括約筋を鍛えることが先決です。小さな筋肉なので、鍛えるのは簡単です。立ち姿勢のほうが肛門括約筋を意識しやすいので、キッチンに立つときや外で人を待つとき、電車やバスの中で立つときなどに鍛えてみると良いでしょう。片方に重心を置く“偏り立ち”はせず、肛門括約筋を中心にして重心を置き、真っすぐ立ちます。そのとき、おしりの肉をめりこませるよう意識します。これを1日3回くらい続けるだけでも効果はあります」(駒形先生)。立つ機会があったら肛門を意識。これだけでも予防効果が期待できるそうです。まとめ尿漏れ、便漏れ、おならと続くと「もうそんな年齢なの!?」と思ってしまいますが、トレーニングで予防できるということ。しかも、“ながら”でできるトレーニングなので、気軽にできますね。気になる方は今すぐにでも始めてみてはいかがでしょうか?取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。イラスト/村澤綾香著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年06月18日私の働く会社には、和式トイレと洋式トイレがあります。和式トイレは最近ではほとんど見られなくなりましたが、和式トイレでスクワットをすることで更年期前後に感じる尿漏れ対策に効果を感じました。和式トイレが少ない中、洋式トイレではどうすれば良いのか考え、実践した洋式トイレでの尿漏れ対策をお伝えします。★関連記事:体力の衰えを実感…在宅ワークの合間に始めたスクワット10回を1カ月続けた結果、なんと!和式トイレでスクワット和式トイレは、しゃがむことで用を足すため、スクワットをしているような状態になる場合があります。そこで私は、和式トイレで用を足すたびに10回ほどスクワットをするようになりました。1日に4回から5回はトイレに行くので、合計50回くらいはスクワットができます。社内で体を動かす時間が確保できるので、運動不足の解消になっています。洋式トイレではおしりスクワット和式トイレとは反対に、洋式トイレではスクワットができないと思われそうですが、実はできます。それはおしりスクワットです。用を足して下着や洋服を元に戻した後、便座ギリギリまでおしりを下げます。そして最後におしりをキュッと引き締めます。膝はあまり曲げずにおしりを引き締めることを意識すると膝への負担も軽減できます。トイレでのスクワットを継続することでおしりが少し上がってスッキリして見えるようになりました。更年期世代に必要な運動を手軽に更年期世代になって仕事や子育てなどで忙しく、運動をする時間を確保するのは至難の業でした。しかし、忙しい中でもトイレには行きますのでその都度スクワットをすることで1日50回程度のスクワットが可能になり、尿漏れ対策やおしりの引き締めもできるようになりした。会社の同僚からも腰周りが引き締まったように見えると言われ、自信もつきました。まとめ更年期世代にとって、運動不足や筋肉の衰えからくる尿漏れなどの悩みは尽きることがありません。トイレでスクワットをする際は、周囲の広さ、安全性を十分確認することが必要です。また1度に何十回も取り組むとトイレに長居なんてことにもなるので、10回程度が良い感じでした。私の場合は軽い運動でストレス解消にも役立ちましたので、一石二鳥となりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/伊達 敦子(49歳)3児の母。会社員の傍ら、化粧品検定2級、1級を取得し、コスメコンシェルジュの認定を受けたエキスパート。人々の美しさと自信を引き出すため、日々活躍中。
2023年06月16日29歳で初産を終えた私のふにゃふにゃの下腹を触り、助産師さんは骨盤底筋群を鍛える「ケーゲル体操」をおこなうようにとアドバイスしてくれました。しかしそれに従わなかった私は、ひどい尿漏れを起こすようになってしまったのです。あわや公共の場で全漏れ……の状態から、どのように私の尿漏れが改善したのか経緯をお伝えします。★関連記事:「出ちゃった…」40代更年期から急増する尿漏れ。どうして? 緩和できる?【医師監修】助産師さんにケーゲル体操を勧められる29歳で初めての出産を経験した私。破水してから10時間ほどたって息子を産み、もうろうとしていた私の下腹を触って助産師さんが「ここ、落ちちゃってるから」と言っていたのをぼんやりと覚えています。最初はなんのことかよくわかりませんでした。その後、助産師さんは私のふにゃふにゃの内ももにも、ぺたぺたと触っていたように思います。そして妊婦教室のときに教えてくれた、骨盤底筋群を鍛えるケーゲル体操をするようにとアドバイスをしてくれたのです。初の出産、そしてそこからの赤ちゃんとの生活は嵐のようで、ケーゲル体操どころか、5本指ソックスに5本の指をきちんと入れてはくゆとりさえなかった私。あれから15年近くがたち、育児の細かいことは覚えていませんが、おっぱいはよく出たので、抱っこがつらくてすぐ横になって添い寝でおっぱいをあげていたことだけを覚えています。そして、あれはいつごろだったのか。気付いたら尿漏れが起こるようになっていたのです。くしゃみとともに不意に漏れてしまった尿その尿漏れも、ちょっとやそっとではないのです。覚えているのは、ブタクサアレルギーでくしゃみが止まらなくなったときのこと。突然襲ってくるくしゃみの衝撃に、耐え切れず漏れてしまうその量は全体量の20%ほどということもありました。まさか、自分が尿を漏らすなんて……とショックでしたが、きっと産後の影響だ、今に治る、なんて根拠もないことを自分に言い聞かせていたのです。産後2カ月ほどのころだったでしょうか。気分が落ち込みがちで、めまいなどの不調もあった私は、助産師さんの紹介で漢方医でもある内科医のところを訪れました。そして、その際に尿漏れのことを相談すると、簡単にできる対策として、トイレで用を足す際、尿を途中で止め、また出すことを繰り返すことを勧められたのです。ただ、簡単そうに聞こえたものの、やってみるとこれがかなり難しいのです。力を入れても尿を完全に止めることは難しく、ちょっと勢いが弱まる程度。なんだか情けなくなりましたが、トイレで思い出したときはおこなってみることにしました。しかし、なかなか効果は出ず、尿漏れ用のパッドや生理用ナプキンを当てて対処するのが当たり前になってしまいました。産後の疲れが長引いていたのか、子どもが保育園に入っても私はとにかくいつもぐったりしていました。尿漏れはもはや当たり前になり、まずいとは思うものの、時間をとって体操をするということもできませんでした。運動会で尿漏れ!ケーゲル体操を始めるしかし、あるきっかけで私は危機を感じます。それは、息子が小学生になって初めての運動会でのことでした。保護者が大縄跳びをしなければならなかったのです。このときの私は縄跳びと尿漏れの2つが結びついていませんでした。1回跳んで……油断もあったのでしょう、尿の30%ほどを出してしまいました。もう1回、衝撃に耐える自信はありませんでした。私はもはやここまでか、と思った瞬間に笛が鳴り、誰かが前のほうで縄に引っかかり、運よく大縄跳びは終了したのです。危なかった! この経験が私を駆り立てました。早速、この日の夜からケーゲル体操を始めました。調べてみると、ケーゲル体操は骨盤底筋群を鍛える体操全般を指し、トイレで尿を止めるトレーニングも大きく分けるとケーゲル体操に当てはまるようでした。助産院で私が習ったものは大きく足を広げてしゃがみ込み、両手は胸の前で合掌、肘で膝を外側へ押しつつ、膝は内側へと閉める、吸う呼吸で腟や肛門を緩め、吐く呼吸で締めることを繰り返します。これはお風呂のときと、思いついたときに1回1分ほどを1日3回するようにしました。トイレで尿を止めるトレーニングも忘れずに続けました。トイレでのトレーニング、しゃがみ込んでの体操の効果は徐々に表れ、3〜4カ月後、くしゃみが止まらなくなる季節が来ても尿漏れはほぼなくなったのです。まとめその後迎えた小学校2年目の運動会。大縄跳びをしても尿漏れはなし! 1年のトレーニングは確実に、骨盤底筋群を鍛えてくれたようでした。尿漏れが治まったためケーゲル体操をその後しばらくサボってしまい、再発してしまうこともありました。しかし体操を再開すると、骨盤底筋群を使う感覚を一度つかんでいるからか、以前よりも尿漏れが改善するまでの期間が短かかったように思います。現在43歳、これから先の体の衰えに備え、ケーゲル体操でコツコツと骨盤底筋群を鍛えていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/村澤綾香著者/鯉生美絵(43歳)民宿経営とライターの兼業をしている2人の男子の母。痩せの大食いと言われた時代を過ぎ、気付いたら内臓と一緒に年を取っていた。YouTubeを先生にいろいろなエクササイズやファスティングを実践、浮き輪肉や不調と戦う昨今。
2023年06月13日娘が幼稚園の年長のころ、頻尿になってしまったことがありました。ちょうど発表会の練習が始まった時期だったので、精神的なものから来るのだろうと思いました。というのは、発表会の先生は厳しいことで有名だったのです……。私はかかりつけの医師にも相談することにしました。頻繁にトイレへ行く娘娘は普段から、周りを気にする繊細な性格です。娘の幼稚園は年長になると太鼓の発表会があるのですが、その練習は先生の指導が厳しく、かなりハードだとは聞いていました。 娘は練習が始まってしばらくすると、頻繁に「トイレに行きたい」と言うようになりました。しかし、トイレに行っても少ししか出ません。そしてまた、しばらくすると「トイレに行きたい」と……。私は、これは精神的なものから来ていると思い、担任の先生に相談しました。 かかりつけの医師に相談担任の先生曰く、練習しているとき、娘は何も注意を受けたりはしていないのだそう。けれども隣の子が注意を受けることがあるので、もしかすると自分も言われているように感じてつらくなっているのかもしれない、とのことでした。私はもともと太鼓の練習を担当している先生が厳しいと聞いていたため、娘は委縮しているのだと感じました。 娘は発表会が近づくにつれ、「発表会で漏らしてしまったらどうしよう……」と不安になり、ますます頻尿に。かかりつけの医師に相談したところ、娘にしっかり寄り添ってくださり、プラシーボとして整腸剤を処方してくれることになりました。 プラシーボとは偽薬の意味で、成分としてはほとんど薬理的影響のない偽物の薬なのだそうです。医師は薬を飲んだことで安心するかもしれないと言いました。私は不安を少しでも取り除けたらと、「これはトイレに行きたいと思わなくなる薬だよ」と言って数日間、娘に飲ませました。すると娘は、発表会で無事、素敵な太鼓を披露してくれたのです。 今回の悩みは、担任の先生とかかりつけの医師、周りの協力があってこそ解決したと思っています。発表会の最中も頻繁に声かけをしてくれた担任の先生や、精神的な悩みにも寄り添ってくれたかかりつけの医師には感謝してもしきれません。私はいつも、子どもに関する悩みは家族内で解決できないかと考えてしまいがちでしたが、この出来事をきっかけに「もっと第三者に頼っていいんだ」と思うようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:横山こなつ
2023年06月05日ちょっと水分を飲んだだけですぐにトイレ、気付けば1時間に1回はおしっこしないといられない……。40歳を過ぎれば多くの人が悩むようになる頻尿。頻尿に悩むモカさん(47歳)は、思い切ってあるアイテムを着けることで精神的な不安がなくなったそうです。★関連記事:40代以降に急増!頻尿・尿漏れは老化でなく病気?受診しないとダメ?【泌尿器科専門医】一番いい席のはずが…昔は映画の途中にトイレに行くなんてことは考えられなかったのに、今では120分の映画ならちょうどクライマックスの100分くらいで「もう我慢できない……」となってしまいます。つい先日も夫が映画のチケットを取ってくれたのですが、なんとその席が映画館のど真ん中の席。「すごーい! ありがとう」と言ったものの、もうその席をスマホの画面で確認しただけで「うわっ、水分がとれない」とがっかり。そして案の定、クライマックスでトイレに行ってしまいました。映画の最中ずっとトイレのタイミングばかり考えて、なんにも頭に入らない。できることなら20年前の膀胱に戻りたいと思いました。長時間眠れるのは若いしるし疲れているときは、20代のころなら23時に寝たら翌日のお昼くらいまで眠っていられたのに、今はもう無理。明け方5時くらいに必ず尿意で目覚めてしまいます。疲れていて眠いのにトイレに行きたい、しかも寒い季節は結局、目が覚めてしまい熟睡できないまま朝を迎えてしまいます。もっと寝ていたいのに本当に悔しいです。長時間眠れるのは、若ったからこそできていたのだと感じています。ナプキンにしか見えない「尿漏れパッド」「トイレに行きたくなったらどうしよう」とトイレのことで頭がいっぱいになるのが嫌で、「尿漏れパッド」を購入しました。「尿漏れパッド」というと結構抵抗感がある人は多いかもしれませんが、私も初めてドラッグストアの「尿漏れパッド」売り場に初めて行ったとき、抵抗がありました。売り場で長居せずすぐに買えるように事前に「平均的な大人の尿量」をしっかり調べてから行って、その分量のパッドを購入しました。ところが自宅に帰って「尿漏れパッド」を開いてみてびっくり。見かけは生理用ナプキンの夜用とほぼ同じなんです。例えばドライブで長時間トイレに行けない状態のときは、潔く尿漏れパッドを着けるようにしています。一度使うとあまりの快適さに手放せなくなりました。ちょっとした旅行やドライブなどのとき、生理用ナプキンと同じようにポーチに入れて持っていくようにしています。まとめ1本分の映画すら我慢できない、ドライブで渋滞にはまるのが怖くて遠出を控えているなど頻尿の悩みを解消するべく思い切って使ってみたのが「尿漏れパッド」。一見、夜用の生理用ナプキンにしか見えないので持ち運びやすくて、頻尿ストレスからも解放されました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/取材・文/茂原好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2023年06月04日残尿感は、多くの女性が経験したことのある症状かもしれません。しかし、症状が長期的に継続していると、不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医:新見正則新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。52歳/会社員Fさんの場合……子宮筋腫と診断されました。30代の頃に残尿感が残るようになり、クリニックを受診してレントゲンを撮ることに。以前患った膀胱炎とは違うと思っていましたが、産婦人科へ行くように指示され、そこで子宮筋腫があることが分かりました。すでにグレープフルーツ大までとなっており、これが膀胱を圧迫していたのが原因でした。原因が婦人科疾患だと気づかず本当に驚きました。どんな治療を受けましたか?いくつかクリニックに行き相談しやすい先生のクリニックに通うことに決めました。そして先生と話し合い、開腹手術で筋腫を切除しました。世の女性陣へ伝えたいことは?とにかく納得できるまで調べることと、信頼できる先生・治療法を見つけることです。また命に関わる病気でなくても心にかかる負担は大きいので、できれば身内や経験者に相談するのをおすすめします。周りに相談して心の負担を減らそう残尿感の原因は、膀胱炎ではなく子宮筋腫だと判明したFさん。Fさんは病院選びや治療法について苦労したようですが、信頼できる先生や治療法を見つけることで安心して治療を受けられるかもしれません。もし可能なら、周りの人に相談することも検討してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:新見正則医院院長、新見正則※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月30日家電のトラブルが発生した時、どう対処したらいいのかが分からず、パニックになってしまう人がほとんどでしょう。洗濯機から水漏れしたら、「修理業者に直してもらうまで、どうしようもできない」と絶望的な気持ちになるかもしれません。しかし、やり方のポイントさえ分かれば、ある程度のトラブルには、自分でも対処できるのです。プロが教える洗濯機の水漏れ対処水回りの修理やリフォームをしている株式会社クラシアンは、Instagramアカウントで、トラブルの対処法を発信しています。洗濯機が水漏れした時の対処法も、『給水部』『排水部』『洗濯機本体』の3回に分けて投稿。いざという時の参考になる内容をご紹介します!『給水部』からの水漏れ『給水部』から水漏れしている場合、原因はこちらの5点が考えられるといいます。・ナットの緩み。・蛇口内部の三角パッキンやコマパッキンの劣化。・蛇口と配管の隙間。・ニップルの接続。・ホースのパッキンの劣化。ハンドルのある単水栓で、ハンドル下から水漏れしている時は、六角形のナットが緩んでいる可能性あり。レンチで締め直すといいそうです。また、ハンドル下から漏水する原因として、パッキンの劣化も考えられるとか。蛇口内部の三角パッキンやコマパッキンを交換してみましょう。蛇口と壁の間から水漏れしていたら、配管との隙間を疑います。蛇口を取り外して、シールテープを巻き直し、付け直します。配管の補修が必要なケースもあるので、プロへの依頼も要検討ですね。給水ホースと蛇口をつなぐ4本ネジの器具『ニップル』がある場合は、ここもチェック!4つのネジを均等に締め直し、ホースとの接続部品も締め込みます。蛇口とホースとの接続部分からの水漏れの場合、ホースのパッキンが劣化している可能性も。給水ホースごと交換しましょう。 この投稿をInstagramで見る くらしあんしんクラシアン(@qracian_press)がシェアした投稿 『排水部』からの水漏れ『排水部』からの水漏れであれば、この3点を確認してください。・排水ホースの接続不良。・『エルボ』の詰まり。・排水ホースの破損。洗濯の振動や地震などの影響で、排水ホースが接続不良となっているかもしれません。排水ホースを一度抜き、排水口と接続し直してみましょう。また、排水ホースと排水口の接続に『エルボ』という部品を使用している場合、ゴミが溜まって詰まりを起こしている可能性が。排水トラップと『エルボ』を取り外して掃除するといいそうです。なんらかの原因で排水ホースに傷や亀裂が入り、水漏れしている時は、補修ではなく、新しい排水ホースに買い替えましょう。 この投稿をInstagramで見る くらしあんしんクラシアン(@qracian_press)がシェアした投稿 『洗濯機本体』が原因の水漏れ『洗濯機本体』が原因の水漏れの場合もあります。以下の2点を見てみましょう。・ゴミ取りフィルターの詰まり。・洗濯機本体の故障。フィルターにゴミが溜まっていると、せき止められた水が行き場を失い、あふれ出してくることがあるそうです。ゴミ取りフィルターは、こまめに掃除したいですね。最後に、『給水部』『排水部』とゴミ取りフィルターにも原因がない場合、洗濯機本体の故障が疑われます。その場合は、修理業者やメーカーなどプロに連絡をしましょう。 この投稿をInstagramで見る くらしあんしんクラシアン(@qracian_press)がシェアした投稿 トラブルに見舞われた時は、ある意味でチャンス。普段何気なく使っている洗濯機などの家電について、より詳しくなるきっかけとなるかもしれません。無理は禁物ですが、不具合の原因と照らし合わせつつ、ちょっとした手直しで修理できないかを確認してみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年05月24日おりものやちょっとした尿漏れが気になるときや、ショーツを汚したくないときに便利な「パンティライナー」。今回は、約40種類以上もの月経用品を試した筆者が、おりものや尿漏れの不安軽減に役立つ最新のパンティライナーを2つご紹介します。最新のパンティライナー2種を使ってみた今回使ってみたのは、『エリエール』の「ナチュラ さら肌さらり コットン100% 軽やか吸水パンティライナー 17cm 3cc」と『ライムライム』の「パンティライナー」です。エリエール「ナチュラ さら肌さらり コットン100% 軽やか吸水パンティライナー」『エリエール』のナチュラシリーズから出ているパンティライナーは複数種類あります。今回ご紹介するのは、2023年4月に発売された「ナチュラ さら肌さらり コットン100% 軽やか吸水パンティライナー 17cm 3cc」です。デリケートゾーンに触れる表面シートには天然コットン100%が使われており、サラッとした触り心地。今回購入したサイズは17cmで、デリケートゾーンに当てるとちょうど良い大きさです。給水量が3ccのタイプは、おりものやちょっとした尿漏れにぴったり。尿吸収ポリマーが配合されているため、気になるにおいも防いでくれます。【商品情報】エリエール「ナチュラ さら肌さらり コットン100% 軽やか吸水パンティライナー 17cm 3cc」価格:オープン価格34枚入りライムライム「パンティライナー」こちらは2023年1月に発売された『ライムライム』の「パンティライナー」。『ライムライム』はSDGsを意識した、体と環境に優しいアイテムを展開しているブランドです。表面シートに竹繊維を使用しているのが特徴的。竹繊維には水分を吸収する作用のほか、抗菌・防臭効果、かゆみや不快感の原因となる静電気が起きにくいといったメリットがあるそう。無香料・無着色である以外にも、化学物質・塩素・石油由来の吸収体(ポリマー)不使用、ダイオキシンフリーなところがポイント。パンティライナーでかゆみを感じやすい人も安心して使えそうです。土に還元される素材が使われており、生分解比率は97%と環境にも配慮されています。サイズは15cmで、シルクのようになめらかな肌触り。薄めのシートなので、おりものが気になるときや、月経の終盤でショーツを汚したくないときなどにおすすめです。【商品情報】ライムライム「パンティライナー」価格:¥726サイズ:15cm20枚入り最新のパンティライナーはこだわりがすごい!生理用ナプキンと同様に、最近は素材やつけ心地、肌への優しさなどにこだわったパンティライナーがたくさん登場しています。【筆者のお気に入りポイント】『エリエール』の「ナチュラ さら肌さらり コットン100% 軽やか吸水パンティライナー 17cm 3cc」は、生理用ナプキンのようなクッション感が。おりものや尿漏れをしっかりキャッチしてくれるような安心感があり、肌ストレスも少ないと思いました。『ライムライム』の「パンティライナー」はシート系なので、日常使いしやすいと感じました。つけていることを忘れるくらいに薄く、つけ心地も快適です。今回ご紹介したパンティライナーは吸収量が少量なので、おりものやちょっとした尿漏れ、月経の終わりかけでショーツを汚したくないときにおすすめ。また、おりものや尿漏れの量が多い・頻度が高いと感じる人は、『ナチュラ』シリーズの吸水量が多いタイプや、『ライムライム』の吸水パッドもチェックしてみてくださいね。【参考】『エリエール』公式サイト『ライムライム』公式サイト寒川あゆみ大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。Instagram @laulea.beauty文/寒川あゆみ
2023年05月19日尿漏れや頻尿、ぽっこりおなかなど、40代を過ぎると出てくる悩み。その原因は「骨盤底筋群」が弱ることにあります。骨盤底筋群を鍛えるには、「骨盤底筋群体操」が定番ですが、産婦人科医の駒形依子先生によれば「呼吸を変えるだけでも骨盤底筋群を鍛えることは可能」と言います。その呼吸法とはどんなものなのか聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:ホットフラッシュ、頭痛、イライラ…つらい更年期症状に!産婦人科医が教える「おまたカイロ」の使い方更年期に弱る「骨盤底筋群」とは?子宮や膀胱、尿道などを下から支える筋肉まず、「骨盤底筋群」について教えてください。「骨盤底筋群とは、骨盤の底辺にあるインナーマッスルです。骨盤底筋群は、肛門挙筋や尿道括約筋などのいくつかの筋肉が合わさって、ハンモック状に子宮や膀胱、直腸を下から支えています。 また、排泄をつかさどる場所でもあり、尿道や肛門などの排泄口を開閉する働きもしています。妊娠や出産を経ることで大きなダメージが加わります。加齢により筋力が低下する上、女性ホルモン分泌の減少で弾力性が低下するため、年を重ねるほどに骨盤底筋群は弱くなっていきます。また、肥満も骨盤底筋群にダメージを与える原因となります」(駒形先生)。骨盤底筋群が弱るとどんな影響が出るのでしょうか。「骨盤底筋群の弾力や厚みが失われると、内臓が下がってきます。そのため尿道、腟、肛門の開け閉めがうまくいかず頻尿や尿漏れ、便失禁が起きやすくなります。悪化すると骨盤内の臓器の下垂や脱出が見られる骨盤臓器脱を起こすこともあります」(駒形先生)。「骨盤底筋群」を鍛えるには?体内で平行する「横隔膜」に注目放っておけばどんどん弱くなる「骨盤底筋群」。どのように鍛えるのでしょうか。「『骨盤底筋群体操』という体操があります。ただ、骨盤底筋群はインナーマッスルであるため、鍛えても効果を実感しにくいのです。続けておこなわないと効果がないのですが、途中で挫折してしまう人がとても多いのが現状です。とはいえ、骨盤底筋群は鍛えないとどんどん衰えていきます。少しでも鍛える方法はないか……と呼吸法に着目してみました」(駒形先生)。呼吸と骨盤、どのような関係があるのでしょうか。「骨盤底筋群は『骨盤の横隔膜』ともいえます。横隔膜と骨盤底筋群は上下で平行して向かい合って連動しており、横隔膜と骨盤底筋群が正しい位置にあれば、同じ動きをするようになっています。息を吸って横隔膜が下がっている時は骨盤底筋群も下がりますし、息を吐いて横隔膜が上がっているときは骨盤底筋群も上がります」(駒形先生)。「胸式呼吸」とは?吐くことに意識を集中して胸を上下させて呼吸をすれば骨盤底筋群は動いているんですね。では、生きている限り骨盤底筋群は動くので、何も特別なことはしなくて良いということですか?「息と呼吸は違います。大切なのは横隔膜を動かしているかどうか。息は横隔膜を動かさなくてもできます。胸をしっかり上下させて呼吸をすることで骨盤底筋群を動かすことができます。ポイントは以下の通りです。息を吐くことに重点を置きましょう。深呼吸であれば10秒かけて吸って、30~40秒かけてゆっくり吐くのが理想的です。吸うときは、胸とおなか、両方を膨らませてもOK。体幹や四肢の筋肉に力が入り体に無駄な力がかからなくなります。猫背や反り腰にならないよう、「正しい姿勢・体幹」を意識。横隔膜と骨盤底筋群が平行になる姿勢を意識します。横隔膜を動かすことで自律神経を刺激し、バランスを整える効果もあります。横隔膜には自律神経が密集しており、心臓や腸とは違い、自分でコントロールできる臓器です。まずは1日に数回、全力で呼吸する時間を取ってみましょう。最初は1日1回でも良いと思います」(駒形先生)。まとめ胸式呼吸をするタイミングは、まずは1日1回。慣れたら朝起きて、夜寝る前、さらに慣れたら数を増やす、と良いそうです。しかし、1回もしないよりは1回でもしたほうが良いので、回数にこだわらなくて大丈夫、ということでした。お金も道具も要らない健康法である「胸式呼吸」。気軽に始めてみてはいかがでしょうか。取材・文/mido(50歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年05月05日年を重ねると、筋力や体力の低下を感じるようになりますよね。実は気付いていないだけで、内臓も加齢とともに機能が低下していくもの。特に「腎臓」の機能低下はさまざまな病気のきっかけになるのだとか。今回は年とともに衰えるという腎臓について、内科医の窪田徹矢先生にお伺いしました。教えてくれたのは…監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医★関連記事:「疲れの原因は副腎!?」しんどさの理由は更年期症状だけではなかった【チェックリスト付き】そもそも腎臓って何?体の水分量を調節する器官腎臓と聞いたとき、皆さんはどんなことを思い浮かべますか? きっと多くの方は「尿を作る場所」と思うのではないでしょうか。その考えに間違いはありません。しかし、腎臓にはもっとたくさんの役割があるのだとか。「腎臓の一番大きな役割は、尿を作るということです。血液が糸球体(しきゅうたい)という毛細血管の塊になったところに流れ込み、糸球体でろ過されることで原尿という尿の元になる液体が生成されます。この原尿は1日に150L作られますが、その内の99%は体に再吸収されるようになっています。再吸収されなかったもの、つまり老廃物が尿として排出されます。また、尿を作ることによって体内の水分量を調整しているので、体の中に水分がたまっていれば排尿量は増えます。それ以外にも血圧を調整する役割を担っています。腎臓のろ過機能を安定させるために、血液の流れを一定に保つ必要があります。血流の流れが悪くなると、レニンという酵素が分泌されますので、レニンの分泌量を増減させて血流を一定にしています」(窪田先生)他にはどのような働きがあるのでしょうか?「尿や酵素だけではなく、腎臓ではホルモンも生産されています。腎臓で作られるのはエリスロポエチンというホルモンなのですが、これは赤血球の働きを促進するホルモンです。なので、腎機能の低下によってエリスロポエチンが十分に生産されなくなると、貧血症状が出ることがあります。あとはビタミンDの活性化ですかね。ビタミンDは肝臓に蓄積されるのですが、それが腎臓に移動すると活性型ビタミンDというものに変化します。この活性型ビタミンDは、小腸からのカルシウムの吸収力を高めて骨を丈夫にしてくれる働きを持っています」(窪田先生)腎臓の主な役割はこの4つ!・尿を作る・血圧を調整する・ホルモンの生成・ビタミンDの活性化腎機能が低下すると…骨が弱くなったり肌がかゆくなったりする!?では腎機能が低下した場合、一体どのような症状が現れるのでしょうか。「一番自覚しやすいのは、やはりむくみだと思います。体がむくんでしまう状態は、不要な水分や塩分を十分に排出できていないということです。つまり、腎臓の機能が衰えて尿の生成がうまくいっていないことを示しているのです。尿の生成がうまくいかないということは、尿量の変化にもつながります。尿量が少なくなっていると、水分の排出ができていない証拠。腎機能の低下によって尿の濃縮力が弱まってしまい、多尿になることもあります。更年期世代に多く見られる夜間頻尿などの頻尿症状の多くは過活動膀胱という膀胱の病気が原因ですが、中には腎臓に原因があるという人もいます。また、尿によって老廃物が排出できていないということは、血液中に老廃物が残ってしまっている状態です。尿毒症という尿に毒素がたまってしまう状態になると、全身にだるさを感じることもあります。この病気になった場合、腎臓はかなり悪い状態になってしまっています」(窪田先生)なるほど、体内の水分調節がうまくできなくなってしまうんですね。「水分の循環が悪くなることで、肌が乾燥することもあります。乾燥だけではなく、排出できなかった老廃物がたまってしてしまい、肌がかゆくなってしまう人は多く見られます。あとはビタミンDが活性化しなくなることで、カルシウムが吸収できず、骨粗しょう症になります。閉経を迎えた女性は女性ホルモンが減ることで骨粗しょう症のリスクが高まっていますから、腎臓の状態には気を付けたほうが良いでしょう」(窪田先生)腎機能が低下するとこんな症状が!・むくみ・全身の倦怠感・肌の乾燥やかゆみ・骨粗しょう症腎臓を健康的にしておくには食生活が大切!腎臓は加齢とともに衰えていく臓器。30代ごろから徐々に衰え始めますが、特に50代を過ぎると腎臓が悪くなったと感じることが増えるのだそう。さらになんと80代になると、30代のときの約半分近くしか腎臓は機能しないのだとか! 腎臓の健康を保つためにはどうすれば良いのでしょうか?「食生活が何よりも大切です。コレステロールの多い乳製品や脂身、塩分の多い食事は避け、プロテインなどでたんぱく質を過剰摂取しないようにしたほうが良いです。里いもやさつまいもなどのいも類や白菜などカリウムが多く含まれたものは、塩分排出を助けてくれるのでおすすめですよ。1日20〜30分の有酸素運動や、筋トレでスクワット10回を3セットするなど体を動かすことも大切です。まったく運動しないことは良くないですが、運動が苦手なら湯船に浸かって血流を促進させることが有効です。あとは十分な睡眠を取る、喫煙はしないなど。アルコールは日本酒1合程度にとどめて、週2日は休肝日を設けてください。生活習慣を整えることで腎臓を守ることができます」(窪田先生)水分は1日にどのくらい摂取すべきでしょうか?「人によって違いますし、水分制限がある人もいますので一概にこの量がいい! というものはありません。ですが腎臓が悪くないという人は、1日に1L程度は摂取したほうが良いです。一気に飲むのではなく、コップ1杯を5〜6回にわけてこまめに摂取すると良いでしょう」(窪田先生)腎臓の健康をキープするポイント!・バランスの良い食事・体を動かして血流を良くする・十分な睡眠を取る・喫煙や過度なアルコール摂取はしない・こまめに水を飲むまとめ腎臓は生活習慣と深く関わっています。若いころに暴飲暴食をしていたら要注意なのだとか。腎臓の機能低下は日常生活にも影響してくるので、今からでも正しい生活習慣を身に付けたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/監修/窪田 徹矢 先生くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
2023年04月30日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、自分らしく始める妊活。いつか「子供が欲しい」と思ったときに知っておくと選択肢がグッと広がる妊活アイテムをご紹介。【ロート製薬】ドゥーテストLH II排卵日予測検査薬[第1類医薬品]尿をかけるだけで排卵日を予測できる検査薬。採尿部に2秒間尿をかけ、キャップを採尿部にはめ直して水平な場所に置き、5分間待つ。判定窓の基準ラインに比べて判定ラインが濃い、もしくは同等の濃さのときは陽性となる。「尿量確認」ラインがあり、正しく検査が行われているか確認できるのも心強い。次の生理予定日の17日前から1日1回、ほぼ同じ時間に検査を行い、初めて陽性になった日かその翌日が排卵日と推測される。キャップをつけてスティックを伸ばせるので、尿が手につきにくい。採尿部は独自のスリット構造で尿を逃さずキャッチするなどの工夫が。1本ずつ個包装されており、持ち運びしやすく衛生面も。内袋には検査薬と分からないよう、商品名をあえて印字せず、使用後の処分のしやすさにも配慮されている。1箱12回分入り。¥4,180(ロート製薬 お客さま安心サポートデスク TEL:0120・610・219)男性用の妊活グッズも登場!「ドゥーテストスマートフォン用運動精子濃度テストキット」[雑品]は、スマホを用いて「運動している精子の濃度」を測定。病院の精液検査とほぼ同じ精度の検査を行える。不妊に悩む女性の切実な声が開発のきっかけに。「子供が欲しい」と願ったらすぐに授かることができるはずと思っている人は多いかもしれない。しかし、タイミングを合わせて性交渉を行っても1回の周期で妊娠できる確率は20~30%ほどといわれている。早いうちから妊活について正しい知識を持つことが必要だ。妊活を進める上で強い味方となるのが排卵日予測検査薬。ロート製薬の『ドゥーテスト』ブランドでは、1985年から妊活や妊娠をサポートしてきた。日本で初めて一般用妊娠検査薬チェッカーを発売し、これにより自分で検査をして妊娠しているかどうかを予測することができるように。「あるとき、妊娠検査薬の問い合わせ窓口に、なかなか妊娠できずに悩んでいる女性からの相談のお電話をいただきました。その切実な声を受けて調査したところ、不妊に悩む多くのカップルが基礎体温が上がりきったタイミングを排卵日だと誤解していることが分かりました。そこで排卵日を自分で検査して予測することができる検査薬が必要だと感じたことが開発のキッカケでした」(ロート製薬 学術情報グループ・樗木真帆さん)こうして1996年に誕生したのが、「排卵日検査薬ドゥーテストLH」。改良を経て、現在は、一般用排卵日予測検査薬「ドゥーテストLH II」として販売されおり、薬剤師がいる薬局などで気軽に買うことができる。最も妊娠しやすいセックスのタイミングは排卵日の1~2日くらい前とされており、事前に排卵日を予測することが重要。排卵日予測薬を用いれば、尿をかけるだけで排卵日を約1日前に予測できる。「排卵を予測する上で大事なのが黄体形成ホルモン(LH)。女性の体内で普段から少量分泌されていますが、排卵前に分泌量が急激に増加します。これが排卵の引き金になり、40時間以内に排卵が起こるといわれているんです」妊活中は身体のリズムなどを知るために、基礎体温をつけている人も多い。ただ、基礎体温による判定では体温が上昇したこと、排卵したかどうかを排卵後に確認することはできるが、事前に排卵日を予測するのは難しいそう。「一方で基礎体温をつけ続けていると、身体のリズムが分かるようになってきます。妊娠を考えるなら、基礎体温と排卵日予測検査薬を併用するのが理想的です」2021年には、『ドゥーテスト』ブランドから「運動精子濃度テストキット」も発売した。「妊活は女性が一人で頑張るものではなく、男女が協力して取り組むもの。すぐに妊娠を考えていなくても、お互いの身体について知っておくことで、将来的に妊活をスムーズに進めることにもつながると考えています。今後も、商品開発はもちろん、妊活に対する正しい情報提供なども通じて、『子供が欲しい』と願う人たちの想いに寄り添い続けていきたいです」※『anan』2023年4月19日号より。取材、文・音部美穂(by anan編集部)
2023年04月17日難産だった私は、産後にひどい尿漏れを経験しました。当時は助産師さんのアドバイスにより改善。しかしその後、40代になり再びひどくなり……。尿漏れ専用の吸水パッドを使うという手もありましたが、そのお金をケチった私が自力で尿漏れ改善に取り組んだ体験談です。★関連記事:「出ちゃった…」40代更年期から急増する尿漏れ。どうして? 緩和できる?【医師監修】産後にひどい尿漏れを体験産後にひどい尿漏れを経験しました。出産後数日はちょび漏れどころか全部漏れ。立ち上がっただけでおしっこが出てしまい、止めることができずに全部出てしまう状態。とてもショックでした。私は30歳で出産しましたが、分娩室に半日こもるほどの難産で、結局会陰切開して吸引分娩になりました。そのせいか、尿道周辺にも比較的大きなダメージを受けてしまったようです。立っただけで漏れてしまうようなことは数日でなくなりましたが、その後も笑ったりせきをしたりすると、尿漏れで下着がびしょびしょに。このまま一生こうなの? 尿漏れを気にしながら育児するの? と不安で悲しい気持ちになりました。助産師さんに相談したところ、やさしく「産後の尿漏れはよくあること。少しずつ良くなるから心配しないで」と慰めてくれました。また、骨盤底筋のトレーニングをすると回復が早くなることを教えてもらいました。方法は以下の通りです。あお向けに寝て足を肩幅くらいに開き、膝を曲げる。尿道・腟・肛門周りを意識して10秒ほどぎゅうっと締める。脱力し、また2のように締めるのを10回ほど繰り返す。 このトレーニングは寝たままでできるので、産後の添い寝時間などにまめにおこなっていました。トレーニングを続けた結果、尿漏れは徐々に軽くなり、数か月ほどでなくなりました。ふとしたはずみに漏れることがなくなり、安心したことを覚えています。40代になってから再び尿漏れが…しかし出産してから約10年、40代になってから再び尿漏れが始まりました。くしゃみやせきをすると、軽く尿が漏れてしまうのです。テレビで見かける尿漏れ用の吸水パッドのCMも気になるように……。年齢的に仕方ないのかな、と老いを感じて少し悲しくなりました。 そんなある日、ドラッグストアの女子トイレを借りたところ、「あなただけではありません、恥ずかしがらずに尿漏れ専用パッドを買いましょう」というそのお店手作りの宣伝ポスターが貼ってありました。しかし私はケチなので、生理用品を毎月買っているのに、さらに尿漏れパッドまで買うのはお金がもったいない! と思ってしまいました。もし尿漏れパッドに頼ることになれば、この先何年も買い続けることになりそうです。節約できるものは少しでも節約したい! そんなケチケチ精神から、産後のことを思い出し「トレーニングで尿漏れを解消しよう」と決意したのです。尿漏れ改善のためのトレーニングその日から、尿漏れパッド代を節約すべく、産後に実践していた骨盤底筋を鍛えるトレーニングを再開しました。これに加えて、ピラティス講師をしているアラフィフの友人から教わった以下のようなトレーニングもおこないました。こちらは立った姿勢でのトレーニングです。 肩幅くらいに足を開いて立つ。 腟で空気を吸い上げるようなイメージで、尿道・腟・肛門周りを引き上げるように締める。友人のアドバイスによれば、尿道周辺を締めるときには、箱からティッシュを引っ張り上げるようにシュッと腟を上に引き上げるイメージで力を入れると良いそうです。私はこのトレーニングを通勤中の電車でしています。電車はいつも混んでいるし、スカートをはいていることが多いので、ひそかにお股を締めていることは誰にも気付かれていないはず……。この駅とこの駅の間はすると決めて、定期的におこなっています。トレーニングを地道に続けて半年ほどたち、今ではせきをしても、思いっきりくしゃみしても尿漏れしなくなりました! トレーニングをさぼるとまた尿漏れが復活しそうな気配を感じるので、毎日の習慣として継続しています。できるだけ長く、自力で尿漏れを防いでいきたいです。 まとめ産後の経験を生かして、尿漏れをトレーニングにより改善できました。地道にトレーニングを続ければ、骨盤底筋は鍛えられるようです。これからも続け、できるだけ長く尿漏れパッドにお世話にならずに生活していきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。著者/もめん(46歳)高校生の娘が1人の働く母。世界中のおいしいものが食べたい。特に甘い物が好き。おいしく食べるために常にダイエット中。食べること以外の趣味は、語学学習、読書、ヨガ、散歩。
2023年04月11日生理中、ナプキンだけでは漏れが心配、不快感が多いと悩んでいる方も多いはず。そこで今回は、「生理期間を快適にするために外せないグッズは何ですか?どんな人におすすめしたいですか?」と質問!アンケートの結果から、生理期間を快適にする生理用品を3つご紹介します。「タンポン」を使うという人は最初は抵抗があったものの、使ってみるともう手放せないと言う人が多数。量が多い日は、ナプキンとタンポンを併用することで漏れを防ぐことができ、快適な生活を送ることができそうですね。「体に付けるタイプの生理用品」を使うという人は体に付けるタイプの生理用品をいつものナプキンにプラスするだけで、吸収力が上がり、伝い漏れなどを防ぐことができるそう。不快感を軽減できるので、より快適に過ごすことができそうですね。「ショーツ型ナプキン」を使うという人は夜寝ている間の経血漏れは、朝起きた時に洗濯をするのも手間になってしまいます。ショーツ型のナプキンを使えば、安心感がありゆっくりと眠ることができそうですね!使いやすい生理用品を使って快適な生活をいかがでしたか。今回ご紹介したような生理用品を普段のナプキンの代わりに使ったり、普段のナプキンと併用したりすることで、生理中の不快感を軽減することができそうですね!今回のアンケートを参考に、生理期間の生活をより快適にするグッズをぜひ試してみてください。※こちらは実際に募集したインターネット調査をもとに記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年03月31日3月7日(火)、ベビーカレンダーは公式YouTubeチャンネルにて、家事や育児の合間にできる動画シリーズ「産後太り解消エクササイズ」の「ぽっこりおなか&尿漏れ解消ストレッチ」を公開しました。このシリーズは、座ったまま、寝転んだままできるものを中心に、音声オフでも一緒にトライできるので寝かしつけの合間にもできちゃいます!ぜひ毎日一緒にトライしてみてくださいね! 本編では、部位ごとに分けて産後太りを解消するエクササイズを紹介。今回紹介するのは、産後から気になり始める人が多い「ぽっこりおなか&尿漏れ解消」ストレッチ。第1回で紹介した骨盤まわりを整えるストレッチをプラスすれば、より血流も良くなって代謝もアップ! 痩せやすい体を目指せます。 布団の上で簡単トライ!ぽっこりおなか&尿漏れ解消♪ストレッチ<エクササイズ動画シリーズの特徴>・1日たった2~3分だけ!2~3つの動きを繰り返すだけなので、無理のない範囲でトライできます。 ・音声オフでも音声だけでもできる!家事中は「音声だけ」、寝かしつけ中は「音声なし」でもおこなえます。 ・子どもを寝かしつけしながらできる!座ったまま、寝転んだままできるメニューがメインです。子どもを寝かしつけする横でトライできちゃいますよ。 「ぽっこりおなか&尿漏れ解消」ストレッチのポイント「下っ腹が目立つようになった…」「出産後から尿漏れが気になるように…」「痩せにくくなった…」 そんな方は要チェック! まずは四つん這いになり、両足つま先立ちでおこなうストレッチからスタート。おなかを意識しながら、上下の動きを繰り返すだけでOK! 次に、床に腰をおろして両かかとをつけたまま足をV字に伸ばしていくストレッチをおこないます。この2つの動きを組み合わせるだけで、骨盤底筋と連動している内転筋(内ももの筋肉)が鍛えられ、尿漏れ解消を目指せます! 毎日2分でおこなえるストレッチなので、ぜひ寝る前にトライしてみてくださいね。 エクササイズの効果をより高めたいなら、まずは骨や筋肉を良い状態に整えることが大事。ベースとなる骨盤まわりからアプローチして、姿勢を正していくところから始めてみましょう! 骨盤まわりをほぐすストレッチも紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。 ▼詳しくは動画からチェック♪ ベビーカレンダーでは、さまざまな出産にフォーカスしたドキュメンタリーシリーズや、赤ちゃんとママの1日に密着したルーティン動画も公開中!
2023年03月27日「腎臓の大きな役割は、尿を作って老廃物を排出すること。腎臓が尿を作らないと尿毒症になり死に至ることもありますが、重要な役割はそれだけではありません。腎臓は体内の水分や塩分、血圧の調節や、造血、造骨など生命維持に欠かせないたくさんの機能に関わっています。つまり腎機能の維持が命に直結する。腎臓は“寿命を決める臓器”なのです」そう話すのは東北大学名誉教授で山形県立保健医療大学理事長・学長の腎臓医・上月正博先生だ。「しかし、多くの人は腎臓に無関心です。気づかぬうちに“慢性腎臓病”になっていることも」(上月先生・以下同)慢性腎臓病のおもな症状は、だるさやむくみ、食欲不振、吐き気、動悸、息切れなどだが、こうした症状が現れるのは病気がかなり進行してから。初期のうちは自覚症状がなく、腎臓は“沈黙の臓器”といわれる。私たちは不調や痛みなどを感じないまま、腎機能の低下を放置しがちなのだ。その結果、国内の慢性腎臓病の患者は増え続けて1330万人にも上っている。成人の8人に1人が腎臓病という計算だ。さらに腎機能は加齢とともに低下し、腎臓病は70代では3人に1人、80歳以上になると2人に1人に達する。■心筋梗塞や脳卒中を引き起こす慢性腎臓病慢性腎臓病になると、どんなリスクがあるのだろう。「腎臓のろ過機能が低下してタンパク尿が出たり、血管が硬くなってカルシウムが沈着することも。こうした病変が、心臓で起これば狭心症や心筋梗塞など、脳で起これば脳梗塞や脳出血などを引き起こす危険性があります」恐ろしい慢性腎臓病だが、先述のとおり、加齢に伴う腎機能の低下は免れないという。「50代以降は特に注意が必要です。また女性は『月経痛や頭痛などでよく痛み止めを使った』という人が多いのでは。痛み止めや解熱剤などは飲みすぎると腎臓にダメージを与えます。長期間服用していた人は腎機能低下の恐れがあるので、ぜひ検査を受けてください」腎機能には加齢や薬のほか、糖尿病や高血圧、メタボリック症候群などの生活習慣病も負担になる。慢性腎臓病の進行は止められないのだろうか。「生活習慣病の薬物療法に加えて、運動療法が有効で、腎臓病の進行の抑制や、回復も期待できます。ですが、検査も受けず放置していると、末期の腎不全や尿毒症になりかねません。そうなると、人工透析か腎移植を受けるしかなく、命を落とすケースもあります」いっぽうで、腎臓はよい食べ方をすれば守ることができるという。「腎臓は食べたもののうち、不要なものを捨てる臓器です。捨てなくてはならないものが多いと、腎臓は疲れやすくなります。反対に、捨てるものが少ない食事は腎臓を守ってくれるのです」腎臓病の人は食事で減塩や摂取カロリーの制限だけでなく、重症になればタンパク質やカリウム、リンの摂取制限や血糖コントロールが必要な人もいる。腎臓を守るためには複雑で続けづらい対策をしなくてはならないのだろうか?「人工透析が必要なほど重症でなければ、それほど厳密に考えなくてもいいでしょう。まずは目標を決めましょう。塩分を1日3グラム以上6グラム未満に抑えること。腎臓の機能低下がない限りタンパク質は毎食20グラム以上取ること。そして脳卒中や心筋梗塞を招く高リン血症のもととなるリン酸塩を避けることです。そのために、私が考えたつぎの『シンプルな食べ方10カ条』を実践してください」■おすすめは魚の和定食。野菜や海藻も積極的に【1】栄養成分表を必ずチェック食品パッケージの裏面にある栄養成分表を見て、塩分とエネルギー(カロリー)、タンパク質の量をチェック。塩分は「食塩相当量」で考える。記載がナトリウム量なら、ナトリウム量(ミリグラム)×2.54÷1000が食塩相当量となる。【2】菓子パンやお菓子を控える高カロリー・高糖質・高脂質なので、腎臓にとって要注意食品だ。【3】甘いジュースや砂糖入りコーヒーを控える液体の糖質は吸収されやすく血糖値を上げやすい。水分補給はなるべく糖分を含まない飲み物に。【4】肉の脂身や皮は残す脂身や皮はカロリー大!脂肪の少ない鶏のささ身やむね肉、牛や豚ならヒレ肉などを選ぶのも手。【5】ハム、ベーコン、ソーセージ、インスタント食品を食べすぎない塩分が多いうえ、リン酸塩も含まれる。食べるときは水にさらすか、ゆでこぼしてから。【6】朝食は「無塩」を目指す朝食を無塩にできれば、1日の塩分量を昼食と夕食の2回に割り振れる。たとえば低糖質グラノーラと牛乳、バナナとヨーグルト、ふかし芋と牛乳などが無塩朝食だ。【7】ファストフード、揚げ物、ラーメンを控える高カロリー・高塩分・高糖質・高脂質の代表格。ご褒美として週1~2回食べる程度に抑えよう。【8】一汁三菜、魚の和定食を野菜から食べる定食は食材が多く必要な栄養素がそろいやすい。主菜は肉よりも脂質の少ない魚が◎。ただ塩焼きなどは塩分が多いので、薄味の野菜をたっぷりと、ご飯は少なめに。また、糖質の吸収を穏やかにするため、野菜から食べ始めよう。【9】緑黄色野菜、淡色野菜を増やす野菜には、腎臓を傷める活性酸素の害を抑える抗酸化作用や、塩分を体外に排出する働きなどがある。毎日350グラムの野菜を食べよう。【10】海藻、きのこ、こんにゃくを増やす便秘は腎臓にも悪影響を与える。食物繊維が豊富で低カロリーの食材で、腸の健康を保とう。腎臓を守る食べ方は早く始めて、続けることが肝心。腎機能を長持ちさせて、元気に長生きしよう。
2023年03月20日京都府木津川市で昭和55年から量販店や業務用、海外向けのお茶を企画・販売している宇治の露製茶株式会社より、血糖値や尿酸値を気にされている方を対象に、機能性表示食品「伊右衛門/インスタント緑茶『血糖値』、『尿酸値』」の2品を3月20日(月)に新発売いたします。弊社は創業230余年の歴史と伝統を伝える京都の老舗・福寿園のグループ会社で、伊右衛門シリーズや宇治の露シリーズのお茶などを中心に、全国のスーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストアで販売しております。この商品の特徴は、血糖値の上昇・脂肪の吸収を抑える「血糖値」と、尿酸値が高めの方の「尿酸値」を下げることに特化した機能性表示食品のインスタント緑茶で、毎日1本、手軽に飲み続けることで健康効果に期待ができます。1.【顧客ターゲット】 「全国の男女40代以上」 血糖値や尿酸値が気になる方2.【コンセプト】 毎日、手軽に飲める機能性緑茶3.【強み】「インスタント緑茶シェアトップクラスブランドの新商品」シェアトップクラスの伊右衛門インスタント緑茶で、機能性表示食品を開発。4.【ポイント】■【血糖値】市場商品と弊社(新商品)との原材料の違い難消化性デキストリン、デキストリン、緑茶抽出物、米、緑茶/ビタミンC難消化性デキストリン(※1)、緑茶、デキストリン、抹茶/酸化防止剤(V.C)◎緑茶ベース中心であり、お茶本来の香味を追求した製法です。■【尿酸値】市場商品(*アンセリン)と弊社(新商品)との原材料の違いデキストリン(国内製造)、*魚肉抽出物(デキストリン、魚肉抽出物)、緑茶エキス末(緑茶抽出物、デキストリン)、緑茶抽出物、米、緑茶/ビタミンC緑茶、デキストリン、菊の花エキス(※2)/酸化防止剤(V.C)◎緑茶ベース中心であり、お茶本来の香味を追求した製法です。(※1)難消化性デキストリンとは(弊社調べ)とうもろこし等のデンプンから生まれた食物繊維のことです。食品添加物ではなく食品で、食事に含まれている糖質の吸収を抑えて、血糖値の上昇を抑えたり、食事に含まれている脂肪の吸収を抑える働きをします。(※2)菊の花由来「ルテオリン」とは(弊社調べ)菊の花の主成分でフラボノイドの1種です。菊の花は昔から日本で食べられています。キサンチンオキシターゼ(プリン体を代謝する酵素)の活性を抑制し、尿酸の合成を抑制することで、尿酸値の上昇を抑えます。5.【開発理由】本商品は2019年9月から開発に着手、約3年半の歳月をかけ研究開発を行いました。日常にあるお茶を「より健康に、おいしく」お楽しみいただけるお茶として、3月20日(月)より新たに発売をいたします。お客様に、ずっとお茶を愛していただけるようにとの思いでお届けしていきます。■商品概要商品名:「伊右衛門 機能性表示食品インスタント緑茶『血糖値』」(スティック7.5g×30本入)「伊右衛門 機能性表示食品インスタント緑茶『尿酸値』」(スティック0.8g×30本入)特徴:血糖値の上昇・脂肪の吸収を抑える「血糖値」と、尿酸値が高めの方の「尿酸値」を下げることに特化した機能性表示食品のインスタント緑茶発売日:2023年3月20日(月)販売先:福寿園オンラインショップ 【URL】 販売価格:各¥3,456(税込)【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】株式会社福寿園広報担当:丹羽加代子電話:0774-86-4248FAX:0774-86-3902E-Mail: kayoko_niwa@fukujuen.com HPアドレス 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月20日更年期は体がいろいろと変化する時期。尿は健康のバロメーターの一つですが、更年期になってから今までとちょっと違う、と感じたことはありませんか。今回はその中でも、尿のにおいと泡立ちについて産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:おしっこが出にくく残尿感も…! 膀胱・腎臓の病気を疑ったが原因はまさかのことだった!朝一番の尿はにおいやすく、泡も立ちやすい尿のにおいと泡立ちについては、いつの尿によるかで判断が違ってくると駒形先生は言います。「朝一番は尿蛋白が出やすいので泡立ちやすいですし、寝ている間は水分がとれないので尿が濃くなり、においもきつくなります。朝だけにおう、泡立つということならとりあえずは様子を見ていいでしょう。ただ、1日中同じような症状が続く場合は念のため泌尿器科を受診したほうが安心です」(駒形先生)。尿の泡は腎臓機能の低下が原因のことも更年期になって尿に泡が出るのは、女性ホルモンの低下とも関係している場合もあると駒形先生は言います。「女性ホルモンが低下すると細胞のターンオーバーが遅くなるので、全身の機能が落ちていきます。腎臓もそのうちの一つ。更年期に入る前から腎臓が弱い人はさらに弱くなりやすくなります。特に心配なのは慢性腎臓病ですが、症状としては尿蛋白が増えて泡立つ、尿に血が混じることがある、むくみや肩凝り、倦怠感や頭痛があるなどがあります。このような症状がある場合は早めに受診しましょう」(駒形先生)。尿のにおいは雑菌が原因のことも一方、尿のにおいも更年期と関係していることがあるそうです。「女性ホルモンが減ると腟粘膜が薄くなっておりものが減り、自浄作用も弱まります。すると、わずかな雑菌の侵入でもおりものや腟に雑菌が増え、それがにおうことがあります」(駒形先生)。また、尿がきちんと拭けていないことで雑菌が侵入しやすくなることも原因にあると言います。「更年期になると女性ホルモンのエストロゲンの減少により痩せにくく太りやすくなりますが、おしりや太ももに脂肪がつき過ぎていて、きちんと尿を拭けていないということもあります。残った尿によりおりものや腟に雑菌が侵入してくさくなるのです。また、おしりや太ももに脂肪がつき過ぎているということは、下半身の筋肉が衰えているということ。筋肉が衰えていると冷えやすく、さらに雑菌が侵入しやすくなります。尿のにおいは、下半身が太り過ぎている警告サインです。ただ、強烈なにおいが続く場合は糖尿病など病気の可能性もあるので泌尿器科を受診しましょう」(駒形先生)。まとめ尿の変化は更年期と関係していることもあるものの、病気が潜んでいることも。更年期の前から腎臓が弱かったという方や強烈なにおいが続くなど、いつもと違うと感じたら受診してみてはいかがでしょうか。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年03月18日トイレに行くのを我慢していたわけではないのに、くしゃみをしたり運動したりすると尿漏れが……。若いときはあまりない現象だったのではないでしょうか。実際、多くの更年期女性が尿漏れに悩んでいます。そこで、産婦人科医の駒形依子先生に、40~50代女性の尿漏れの原因や対策について聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:「大縄跳びでドバッ」アラフォーからの尿漏れの悩み。半年で改善した超簡単な方法とは【体験談】更年期に起こりやすい尿漏れとは?更年期の尿漏れはどんなときに起こりやすいのでしょうか。「突然のくしゃみやせきが出たときや、久しぶりに運動したときに漏れてしまうことが多いようです。また、頻尿になる人も多いので、急な尿意で間に合わず……ということもあるようです」(駒形先生)若いときは、こんなことなかったのに……と落ち込んでしまう人も多いのではないでしょうか。尿漏れが更年期になりやすいのには、いくつか理由があると言います。更年期になぜ尿漏れしやすくなる?駒形先生に、更年期に尿漏れが増える主な理由を挙げていただきました。女性ホルモンであるエストロゲンの減少により、以下の3つのような体の変化が原因になるそうです。1.膀胱の弾力性の低下膀胱の組織が弾力性を失い、伸びにくくなることで尿をたくさんためられなくなります。その結果、尿が少したまっただけで尿意が感じられ、頻尿になります。2.骨盤底筋の脆弱化女性ホルモンが減ると筋肉量が減少して弾力も低下するため、骨盤底筋が弱くなる傾向にあります。筋力が低下すると膀胱のコントロールがしにくくなり、尿漏れを起こしやすくなります。3.体重の増加エストロゲンの減少により太りやすく痩せにくくなる女性が増えます。骨盤底筋は上半身の体重ほとんどを支えているため、体重の増加によって負担がかかり骨盤内の臓器を支えられなくなり尿漏れが起こりやすくなります。腟を鍛えて尿漏れを防ごう!エストロゲンの減少は止められなくても、腟を鍛えることで尿漏れを緩和することができると駒形先生は言います。「腟トレは、骨盤底筋運動の一種。骨盤底筋運動は治療にも使われていますが、腟トレはよりおこないやすくアレンジしたものです。今からでも遅くないので、なるべく早く始めてほしいですね」(駒形先生)。腟トレの方法は以下のとおり。イラストも参考にしてみてください。フェイスタオルを1枚用意します。①フェイスタオルを縦半分に折って横の端からくるくると巻きます。②服の上から①の巻いたタオルを会陰(股)に当てて、椅子に座ります。③タオルが当たる部分を意識しながら、タオルを挟むように意識して、会陰にクッと力を入れます。「腟トレで一番動かしたいのは、腟括約筋です。自分の腟括約筋がどこにあるのかを認識し、その筋肉を意識してトレーニングすることで、初めてその筋肉を鍛えることができます」(駒形先生)。腟トレは尿漏れを防ぐだけでなく、性交痛にも効果があるトレーニング。気が付いたときでいいので、毎日続けることが大切だそうです。まとめ尿漏れは周囲に相談しにくく、人知れず悩んでいる女性も少なくないと思います。ですが、先生によればトレーニングで改善できるということ! できることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。参考文献/『子宮筋腫は自分で治せる』(マキノ出版/駒形依子著)取材・文/mido(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。イラスト/和田フミ江著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年03月07日■前回のあらすじ切迫早産入院中は退院するまでシャワー禁止でした。頭が洗えない状態が10日以上続くと不快感やかゆみが出て…。こんにちは、宝あり子です。前回は切迫早産入院中に辛かったことをお話しましたが、今回は切迫早産入院時に困ったトイレトラブルについてです。■頻尿が辛い!おなかの張り止め、ウテメリンの点滴を使いはじめたら、頻尿に悩まされました。24時間点滴をしているので夜間もトイレに行きたくなり、夜中に何度も起きてトイレに行かなければならないのが辛かった!そんなトイレはさらに私を悩ませる問題がありました。■トイレに点滴台を入れにくい問題私が入院していた病院のトイレは、個室内の広さが狭かったため点滴台がなかなか入りませんでした。トイレの個室の入り口で必死に格闘しながらなんとか点滴台をトイレの個室に無理矢理、入れる日々。そんなある日、おそらくほかの切迫早産で入院中であろう患者さんが点滴台を個室のドアの前に出しているのを見て、衝撃を受けました。これ以降は私も点滴台を個室のドアの前に出すようになりました。余談ですが、この切迫早産入院から数年後、別の病院で乳がん治療で抗がん剤の点滴をしながらトイレに行ったら個室内の広さが大きいトイレだったので点滴台はすんなり入りました。広いトイレはストレスフリーで感動しました(笑)。しかし、トイレで困ったことはこれだけではありませんでした。 ■輸液ポンプのバッテリー問題切迫早産入院中の点滴は24時間ずっと点滴です。そのため薬を一定の速度で投与し続けるために「輸液ポンプ」を使用します。この輸液ポンプはコンセントにつながっているため、トレイに行くときは毎回この輸液ポンプのコンセントを抜いてトイレに行っていました。ですが、私はこの輸液ポンプが悩みの種でした。私は妊娠中、便秘がひどくて入院中も便秘に悩まされていました。そしてトイレにこもっていたら突然…。音が鳴りだしパニック。慌ててトイレ近くのナースステーションにかけ込みました。私が便秘でトイレにこもっていたため、輸液ポンプのバッテリーが切れかけて警告音が鳴ったのです。コンセントをさせば警告音は止まるのですが、困ったことに私が使っていた輸液ポンプはコンセントから外すと20分もたたないうちに警告音が鳴り始めてしまうため、便秘で苦しいのにトイレにゆっくりこもることができませんでした。これにより、もともと妊娠中便秘がちだった私の便秘はさらに悪化してしまい…。続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2023年01月28日お弁当の汁漏れ問題に悩んでいた投稿者さん。旦那さんのアドバイスに困惑してしまい……。今回は、実際にあった“お弁当トラブルエピソード”をご紹介します。お弁当作りで……お弁当の汁漏れ問題に悩んでいた私に、旦那が「ラップをかぶせて蓋をしたらいいんだよ!」と得意げに口出ししてきました。「そんなことしたらぐちゃぐちゃになっちゃうよ」と私が言うのにも関わらず、「絶対そうしたほうがいい」と引きませんでした。そして、弁当(作ったばかりの子どもの弁当)にラップをして蓋をし、くるっと逆さにしたのです。途端に漏れ出す汁。蓋を開けるとおかずもぐちゃぐちゃ。せっかく私が作ったのに悲しくなりました。「子どもが学校に行くまでに、もう一度同じものをつくってね」と旦那に言い、その場を離れました。(30歳/公務員)困惑する結果に……お弁当の汁漏れで悩んでいるときに、旦那さんがアドバイスをしてくれたものの、困惑する結果になってしまったというエピソード。思わぬアドバイスをされたとき、皆さんならどう対応しますか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年01月07日1児のママ、yasuco(@yas_uco)さんが2017年に娘さんを出産したときの体験談をつづっています。初産で分娩時間3時間だったことから、周りからは「安産でよかったね!」と言われたyasucoさん。しかし、実際の出産は思っていた以上に大変だったのです。出産予定日を8日後に控えた日の深夜。突然破水したyasucoさんは、旦那さんと一緒に病院へ向かいます。病院に到着し、事情を話すと、陣痛室へ案内されるyasucoさん。破水していることを助産師さんが確認すると、その場で入院が決まったのでした。そして、その後陣痛を何回か経験しながらも、子宮口が開いていなかったため、我慢を余儀なくされていたyasucoさん。「おしっこ出せそう?」の問いかけに対して素直に答えると… 出産後体調が悪くなってしまったyasucoさん。 この後の記憶はあいまいだったものの、唯一はっきりと覚えているのが、助産師さんに導尿されたことでした。 (えっ!! いや待って!?) 心の中で全力で拒否していたyasucoさんですが、そんなのお構いなしに、助産師さんにガウンをめくられ導尿をされたのでした。 ツーンとした痛みに思わず言葉を失ったyasucoさん。 しかし、しばらくすると体が回復! そして、ノートに出産の記録を綴り始めたのです。 出産の記録を書き終え、また出産を振り返って思ったのは、お産は大変だということと、母は強くて凄いということでした。 (娘と出会えたお産の記憶は、私の宝物) 改めて、わが子に出会えた喜びを噛みしめるのでした。 娘さんが生まれる前、そして生まれてからも、痛い思いや苦しい思いをたくさんされていたyasucoさん。しかし、娘さんと出会えた喜びはそれ以上のものだったようで、その幸せを噛みしめることができて、本当によかったです。これからも家族で仲良く幸せな日々を過ごしてくださいね。 ◆「3時間のお産」はこれで連載終了です。短い期間でしたが、ご愛読くださりどうもありがとうございました!監修/助産師松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター yasuco2017年生まれの娘のママで、3人家族! 出産マンガや育児マンガを始め、イラストなども描いています。
2023年01月03日加齢とともに頻尿になっている人も多いかと。特にこの寒い季節には急に尿意をもよおすことってありますよね。映画館や観劇、年末年始の飲み会など長時間トイレに行けない時や、ベッドや布団から寒くて起きられない時など……。そんな方に朗報です!呼吸法で気持ちを落ち着けて、尿意を軽減する方法があったのです。バリ島在住のヨガインストラクターのDancer Erie(エリイ)さんにその方法を教えてもらいました。「体内から毒素や老廃物を排出するために汗や便、排尿は生理的にとても大切な役割を持っています。長時間我慢すると過多に繁殖した細菌が膀胱に蓄積し、尿路感染症の原因になることがありますので、尿意を感じたらなるべくすぐに排尿するのが望ましいです。起きている時間でしたら3~4時間に1度は行くようにしたほうがいいと言われています」無理に尿意を我慢するのはやっぱりよくないのですね!でもどうしても止めたいときにはこんな方法があるそうです。「しかし、渋滞や電車の中、映画館や大事な会議中など今すぐにトイレに行けない状況や、我慢しなくてはならない場面の時にはまず心を落ち着けるのが優先だと思います。無理だと思ったりパニックになると焦れば焦るだけ呼吸が浅くなり心臓の動きが速くなりますよね。そうすると手足にうまく血流がいかなくなったりそれをまた心臓に届けようと血圧が上がったり体が反応します。こうしておかしな循環が加速してしまい、お手洗いに行きたいという気になってしまうのです。そんな時に役立つのは『478の呼吸』です」『478の呼吸』!なんだか聞いただけでは全くわからないが……。「色んな呼吸法やトレーニングが昨今ヨガをはじめ存在していますが、この方法はアメリカの健康医学研究者で、医学博士のアンドルー・ワイル著の『ナチュラルメディスン』という本にも書かれている有名な呼吸法の一つなのです」早速やってみましょう。「やり方は簡単で、【1】まずは目を閉じて息を吐きだす→【2】鼻から4カウント吸って→【3】7カウント止めて→【4】8カウント吐き出します。地べたでも椅子でも楽に座って姿勢を正し(慣れたら寝ながらでも可能)、目を軽く閉じるかぼーっとどこかを見る感じで、できれば舌の先を上の歯と歯茎の境目くらいに軽くつけて行うといいですよ。肺は想像しているよりかなり大きいので胸というより背中側に近いところが風船のように膨らむのを感じながら吸い喉の奥を閉じるようにして7つ数えます。そのあとは8カウントゆっくりと吐き切るところまで吐き出します。これを4、5回繰り返しますが、普段から1日2セットくらいトレーニングをしているとすぐにリラックス状態が作れるようになります」とにかくリラックス状態を作ることがいちばん重要と話すErieさん。「今回は尿意を止めるというのがテーマでしたので、ムーラバンダ(骨盤底付近にあるエネルギーが外に漏れないように締める部分)を意識して行うと効果的だと思います。ムーラバンダは男性でしたらお尻の穴、女性でしたら膣を締めるような感覚で『478の呼吸』をぜひ実践してみてください」。繰り返しトレーニングをすることで、少しずつ効果が出てくるというのでぜひトライ♪【PROFILE】Dancer Erieさんダンサー、コリオグラファー、ヨガインストラクターバリ島在住。アシュタンガ、ハタ、ヴィンヤサ、マタニティやエアリアルヨガ、RYT(全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター資格)まで17種類のティーチャーズトレーニングを終了。現在RYT、プライベート、オンラインにてヨガの哲学や呼吸、瞑想も指導している。(取材・文:西岡直美)
2022年12月22日休みの日、「ママ、一緒に縄跳びしよう!」と娘に誘われて、家の玄関前で縄跳びを始めました。小さいころは縄跳びが得意だったので私は自信があったのですが、娘と一緒に10回目を飛んだあたりから、私は下半身に異変を感じました。その違和感の正体は尿漏れ! このままではいけないと思い私が始めたトレーニングについてお話しします。★関連記事:「大縄跳びでドバッ」アラフォーからの尿漏れの悩み。半年で改善した超簡単な方法とは【体験談】ジャンプするたび腹圧が…娘と一緒に縄跳びをしていたときのことです。娘が「どっちが長く飛んでられるか競争ね!」と言うので、「よーいスタート」の合図で縄跳びを開始しました。10回目まではとても順調だったのですが……。11、12、13と回数を重ねるごとにジュワッ、ジュワッ、ジュワッと下着が濡れるのを感じました。「ちょ、ちょっと待ってて!」と慌てて家に入り、トイレに駆け込んだ私。下着はびっしょり濡れており、尿ははいていたズボンにも到達していました。急いで下着とズボンをはき替え、下着には吸水シートを装着。娘の元に戻ると「どうしたの?」と聞かれたので、「動きづらかったから着替えてきた」と言ってごまかしました。腹圧性尿失禁が始まったのは妊娠中から実は尿漏れしたのは今回が初めてではありませんでした。初めて尿漏れをしたのは、第1子を妊娠している30歳のとき。妊娠6カ月ごろからくしゃみをするとジュワッと尿漏れするようになりました。しばらくは生理用ナプキンで対処していたのですが、だんだん尿漏れする回数が増え、量も増えたので吸水シートを使用することに。出産したら治るだろうと思っていたのですが、産後もふとしたときの尿漏れはなくなりませんでした。40歳から始めた骨盤底筋トレーニング娘との縄跳びで多量に尿漏れしてしまい「これはいよいよマズイかもしれない」と心配になったので、トレーニングをすることにしました。ネットで調べると、腹圧性尿失禁は骨盤底筋を鍛えることで改善できるということを知りました。筋トレには自信がありませんでしたが、骨盤底筋のトレーニングについて調べると、1日3回肛門や腟を5秒締めつけて緩めることを20回ずつおこなうとのことで簡単そうに思えました。しかし、実際におこなってみると予想以上に大変。特に昼間は忘れてしまうことが多く、朝起きたときと寝る前の1日2回、布団の上で骨盤底筋トレーニングをすると決めました。まとめ加齢によって体力がなくなり、子どもの遊びについていけなくなることは予測していましたが、まさか尿漏れが原因で縄跳びを中断するとは思いもしませんでした。子どもたちは小学生なので、まだまだ一緒に走り回ったり、遊んだりしたい年齢です。子どもたちとしっかり向き合えるように、体作りは大事だなと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。著者/あんらくりん総合病院に勤務していた元看護師で小学生になる子どもが2人いる。カラーコディネーターなどの資格も持っている。
2022年12月15日30代半ばで離婚して実家に出戻りした、40代独身マンガ家の大日野カルコさん。「くそ地味な日常」をマンガにされています。健康診断を受けた大日野さん。一昨年前から尿検査で引っかかり始めたようで……。★前の話どうも、くそ地味系40代独身マンガ家の大日野カルコです。健康診断で再検査が出ると、やっぱりドキッとしますよね……。一昨年から尿検査で引っかかり始め(毎年、今生理ですか? と聞かれる)、昨年初めて泌尿器科を受診しました。でも特に異常なしという診断に。めちゃくちゃ安心したのですが、今年も引っかかってしまった……。……やはり気になる……。でも、また泌尿器科に行っても同じことを言われたら無駄足だしな……。中年はほかにも行かないといけないクリニックもあるし。グルグル考え、結局オリンピックの開催スパンとまではいかず、2年に一回ほど、泌尿器科を受診するのだろうな。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。著者/大日野 カルコ(42歳)くそ地味系マンガ家。著書にエッセイ漫画『39歳、私いつまでこのまんま?〜アラフォーからのマインドリセット』。ブログ「アラフォーからのやり直しLife」を日々更新。Instagram:@karukoohino
2022年12月07日