コクのある味わいや鮮やかな黄緑の実の色が特徴で、森のバターともいわれるアボカド。その栄養価は『世界一栄養価の高い果物』としてギネス認定されているほどなのです。そんなアボカドを、カットして保存しておいたら変色してしまっていた…なんていう残念な経験はありませんか?そこで今回は、鮮やかな色が魅力のひとつでもあるアボカドの変色を防ぐ方法を、徹底解説していきたいと思います!そのほか、保存方法やアレンジレシピなどもご紹介していきます!■アボカドは変色しやすい食材アボカドは、その鮮やかな実の色が変色しやすい食材でもあります。なぜ変色してしまうのか、その原因を知ることで少しでも変色してしまうことを防ぐことができるのではないでしょうか?・変色する原因アボカドが変色してしまうのは「ポリフェノールオキシダーゼ」という酵素によるものです。この酵素が空気にふれると酸素と結びつくことによって酸化し、メラニン色素が作られ、茶色や黒に変色してしまうのです。アボカドに含まれる酵素と空気が触れないよう対処することで変色は防げるのではないでしょうか。・空気に触れないようにラップに包むアボカドの変色の原因は、空気に触れることによっておこる作用なので、保存する際にはその点に気をつけ、ラップでぴったりと包み、空気をしっかり遮断することが大切なポイントです。・種は残しておくアボカドを半分に切った状態で冷蔵保存する場合におすすめする保存方法は、「種を残しておく」ということ。種のある部分はまだ空気に触れていないないため、なるべくそのままの状態で保存するためです。半分に切り分けたときに種がはずれたほうを先に食し、種が残っている側を保存します。その際には、実の部分が空気に触れないようにしっかりとラップで包むことを忘れないようにしましょう。 ■アボカドは変色しても食べられる?空気に触れないよう気をつけて保存していても、どうしても変色してしまうときがあるかもしれません。そんな変色してしまったアボカドは食材としてはもう使うことができないのでしょうか?・食べて問題はない結論から先に言ってしまうと、アボカドは変色してしまっていても食べることはできます。アボカドの変色の原因は空気に触れることによって起こる酸化によるもので、黒くなっているのはメラニン色素ですから、食べても問題はありません。・黒い斑点や筋のあるものはあまりおいしくないメラニン色素によって黒く変色しているだけなら味にも変わりがないので、問題なく食べることのできるアボカドですが、中には、黒い斑点や筋ができている場合があります。この筋は種に栄養素を運ぶための組織で、酸素に触れやすいため果肉部分よりも変色しやすいのです。食べても問題はないのですが、かたくなり、筋っぽさが出ると口あたりが悪くなってしまいおいしさが半減してしまうので、取りのぞくことをおすすめします。・傷んだアボカドの特徴アボカドの変色が酸化によるものではなく、傷んでしまっている場合には注意が必要です。食べても問題のないアボカドは、変色してしまっている部分以外はきれいな黄緑色のままですが、傷んでしまっているアボカドは全体的に黒く変色し、異臭もはなつようになります。また、全体的に果肉がやわらかくなりすぎ、汁が出てきている状態のものは腐敗が進んでいる可能性が高いため、食べるのは避け処分しましょう。アボカドはへたの部分から腐敗が進むので、半分に切ったときにへたのまわりから白っぽいカビが生えていることがあります。この場合も食べられませんので廃棄しましょう。・切ったアボカドは2日程度で食べ切るサラダなどで楽しむことの多いアボカドは、カットした状態のものが残ってしまう場合もありますよね。冷蔵庫で保存することはできますが、変色や劣化は進んでしまいますので、できるだけ早めに、2日程度で食べきるようにしましょう。 ■アボカドの変色を防ぐ方法変色しやすい食材であるアボカド。そのきれいな黄緑色を少しでも長持ちさせたいですよね。そこで、ご家庭でも実践できるアボカドの変色を防ぐ方法を、いくつかご紹介したいと思います。・酢アボカドの切り口に酢を塗る方法はどうでしょう。お酢は常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。お酢に含まれている酢酸には酸化をとめるはたらきがあるためアボカドの変色を防ぐことができるのです。この方法はアボカドにお酢のにおいがついてしまうため、マリネやカルパッチョなど、その匂いをいかした料理に使用するとよいでしょう。・オリーブオイル次にオリーブオイル。こちらもご家庭に常備されている方も多いのではないでしょうか?酸化を防ぐ成分としてはオレイン酸が含まれていますのでアボカドの切り口に塗ることで変色を防ぐことが期待できます。アボカドを使ったサラダなどを作る工程でオリーブオイルと合わせれば、食卓に並べるときに変色することなく鮮やかな色を保つことができるでしょう。・レモン汁ポリフェノールが酸化することで変色するアボカド。そのはたらきをとめることができる成分にはビタミンCもあげられます。そのビタミンCを多く含むことで知られるレモンの果汁にも、アボカドの変色防止効果を期待できます。レモンは生の果実をしぼったものでも、市販のレモン果汁でもどちらでも大丈夫です。お酢と同じく酸味や香りがアボカドにうつってしまうので、それらが気にならない料理に使用するときにこの方法を使うとよいでしょう。・玉ねぎ常備野菜として置いてあることの多い玉ねぎ。こちらもアボカドの変色防止に使うことができます。玉ねぎに含まれる硫黄成分に変色を防ぐはたらきがあるからなのです。保存しておきたいアボカドと一緒にカットした玉ねぎを密閉容器に入れ、冷蔵保存します。玉ねぎは調理した後に残った切れ端でもかまいません。お酢やレモン汁を利用したときとくらべると味やにおいの変化は少ないです。・電子レンジアボカドにくわえて調味料や野菜、果汁などを用意する以外の方法が電子レンジです。半分に切ったアボカドを種付きのままラップなどはせずに、10~20秒ほど電子レンジにかけるだけです。原因である酵素を破壊するためアボカドの変色を防ぐことができるのです。この方法の良い点は、アボカド以外のものを準備する手間もなく、味やにおいの変化を加味したレシピにしなくてもよいところですね。■アボカドの変色を防ぐためには冷凍保存がおすすめ変色を防ぐ方法としていくつかご紹介しましたが、もうひとつの方法として冷凍保存もおすすめです。・保存方法丸ごとアボカドは、カットしていない皮付きで丸ごとのままでも冷凍保存することができます。ひとつずつラップで包んでから密閉できる保存袋に入れ、冷凍庫に保存します。カットしたあとカットしたあとのものは調理に使いやすい量に小分けし、空気に触れないようにラップで包んだものを密閉できる保存袋に入れ、冷凍保存します。このとき、お酢やレモンなどを使用し処置をほどこしておくと、より変色防止効果を期待できるでしょう。・解凍方法解凍するときは常温か野菜室で自然解凍がよいでしょう。冷凍保存をしたアボカドは解凍後に少しとろりとした感じになるので、半解凍くらいだと包丁でカットするなどの調理がしやすいと思うのでおすすめです。・保存期間の目安冷凍したアボカドは約1ヶ月ほど保存が可能ですが、味は徐々に落ちていってしまうので、できるだけ早く使い切るようにするとよいかもしれませんね。 ■食べごろのアボカドの見分け方スーパーなどで販売されているときには、丸ごとで売られていることの多いアボカド。中身は切ってみるまでどのような状態か見ることができないですよね。丸ごとの状態でも新鮮かどうか、食べごろかどうかを見分ける方法を解説していきます。・皮が黒くハリがあるアボカドの皮は、緑色のものが熟すにしたがって黒く変化していきます。皮が黒くなり、ハリのあるものを選びましょう。・指で押すと弾力があるアボカドの表面を指でそっと押してみたときに、少しやわらかく、弾力のあるものを選ぶようにしましょう。あまり強く押すとそこからいたんでしまう可能性があるのでやめましょう。・ヘタがしっかりついているアボカドはへたの部分から徐々に熟していくので、へたが取れてしまっていたり、へたのまわりにすきまができてしまっているものは、すでに熟しすぎてしまっている可能性が高いので避けたほうがよいでしょう。・熟しきっていないものを購入してしまったら何個か袋詰めにされて売られているものを購入して帰ったとき、熟しきっていないものも入っていることもありますよね。そんなときには追熟させることが必要です。食材として使いたい日にちがまだ先なら、常温においておけばおおよそ3~5日程度で食べごろになるといわれています。追熟効果を期待まだ食べごろではないけどなるべく早くたべたい!そんなときには、りんごと一緒に保存しましょう。りんごから出るエチレンガスのはたらきでアボカドの追熟が進むので、一緒に袋に入れておくとアボカドだけで置いておく場合にくらべて早くやわらかくなります。意外なおいしさ意外に思われる方も多いかもしれませんが、少し固めのアボカドがあるときのおすすめの保存方法のひとつに『ぬか漬け』があります。半分に切ったアボカドのたねをとり、ぬか床に漬けるだけです。皮はむいてもそのままでもかまいませんが、皮付きのままのほうが型くずれが少ないかもしれません。おうちにぬか床があるよ、というかたは手順も簡単なのでぜひ一度ためしてみてはいかがでしょうか?・加熱調理には固めのものがよいサラダやマリネなど、生のままスライスやカットした状態で食べることの多いアボカドですが、パスタや炒め物などのように、加熱調理して使いたい場合は少し固めのものを選ぶようにするとよいでしょう。ねっとりとした食べごろよりも少し固めのほうが過熱してもしっかり食感やかたちが残りますし、調理するときもあつかいやすいですよね。■アボカドを変色させない保存食レシピアボカドの変色を防止する方法をいくつかご紹介しましたが、変色を防止しつつ保存しておくことのできる常備菜のレシピもありますよ。ぜひレパートリーに加えてくださいね。・アボカドの麺つゆ漬けアボカドを好みの大きさにカットして、麺つゆに漬け込んでおく。これだけで変色も防ぎつつ食卓にならべる副菜のひとつになりますし、まぐろやサーモンなどのお刺身と合わせた漬け丼にするなど、アレンジレシピに使える食材にもなります。・保存期間の目安麺つゆに漬け込むことで空気に触れることがないので変色も進まず、冷蔵庫でおおよそ1週間ほどは保存しておくことができます。アボカドを買ってきたもののすぐには使いきれないな、と思ったときに簡単にできる保存食として覚えておくとよいですね。■アボカドが変色したときのの活用レシピ気をつけて保存していても日がたったり、空気に触れてしまったりして変色してしまうこともありますよね。そんなアボカドが変色してしまっていてもさほど気にせず活用できるアレンジレシピをいくつかご紹介します。・ディップ材料(2人分)キュウリ1/2~1本セロリ1/2本ニンジン(縦半分)1/2本・アボカド1個・生クリーム大さじ3・塩少々・レモン汁小さじ1下準備キュウリは端を落とし、スティック状の長い乱切りにする。セロリは筋を引き、キュウリに合わせて切る。ニンジンは皮をむいてキュウリに合わせて切り、熱湯でゆでて水に取り、粗熱を取る。アボカドは包丁で種まで縦向きに1周グルリと切れめを入れてひねり、2つに分ける。包丁の角を種に刺して軽くひねって種を取り出す。作り方手順1:コップに冷水を入れ、キュウリ、セロリ、ニンジンを立てる手順2:<アボカドディップ>を作る。アボカドの果肉をスプーンで取り出し、フォーク等でつぶす。ボウルに生クリームを入れて泡立て器でモッタリするまで混ぜる。アボカドを加えてよく混ぜ合わせ、塩、レモン汁を加えてさらに混ぜ合わせる手順3:器に(2)の<アボカドディップ>、(1)を盛り合わせる・アボカドグラタン材料(2人分)アボカド(大)1個プチトマト2個水煮コーン(缶)10gツナ(缶)10g牛乳大さじ1マヨネーズ大さじ1塩少々コショウ少々ピザ用チーズ適量パン粉適量バター1g作り方手順1:アボカドは種に沿って縦に1周切り込みを入れ、両手でひねるように半分に分けて種を取り除く。実は皮から1cmほど残してくりぬく。プチトマトは横半分に切る手順2:くりぬいたアボカド、水煮コーン、ツナ、牛乳、マヨネーズ、塩、コショウをボウルに入れて混ぜ合わせ、アボカドの皮に詰め、その上にプチトマトを並べる手順3:(2)の上にピザ用チーズ、パン粉、バターをのせ、耐熱皿に入れ、あらかじめ200℃に予熱しておいたオーブンで焼き目がつくまで焼く(約10分)・アボカドキムチ材料(1人分)アボカド1/2個白菜キムチ20~30gゴマ油小さじ1作り方手順1:アボカドは種と皮を取って1.5cm角に切り、ザク切りにした白菜キムチ、ゴマ油と和え、器に盛る・アボカドと納豆の春巻き材料(2人分)春巻きの皮2枚納豆1パックアボカド1/2個ピザ用チーズ適量・みそ大さじ1/2・しょうゆ小さじ1・すり白ゴマ小さじ2・小麦粉小さじ2・水大さじ1.5ゴマ油適量下準備春巻きの皮は半分に切る。アボカドは小さめのひとくち大に切る。<小麦粉のり>の材料は混ぜ合わせる。作り方手順1:ボウルで<調味料>の材料を混ぜ、納豆を加えて混ぜ合わせる手順2:(1)にアボカドを加えて和え、春巻きの皮にのせてピザ用チーズをたっぷりのせ、<小麦粉のり>をつけながら三角に巻いていく手順3:フライパンにゴマ油を中火で熱し、(2)を両面おいしそうな焼き色がつくまで焼く・アボカドと甘酒のスムージー材料(2人分)アボカド1/2個バナナ1/2本甘酒100ml牛乳200mlレモン汁大さじ2ハチミツ小さじ1氷2~3個作り方手順1:アボカドはザク切りにする。バナナは皮をむいて幅1cm位の輪切りする手順2:全ての材料をミキサーに入れ、滑らかになるまでかくはんしてグラスに注ぐ■栄養たっぷりのアボカドを満喫!ギネスに認定されるほど栄養価がとても高いアボカド。毎日でも食卓に並べたくなるほどですが、変色してしまうのが早いため、食べごろのアボカドを店頭で見つけても、二の足を踏んでしまうこともあるかもしれません。ですが、アボカドを使った料理は見た目もおしゃれですし、洋風な食卓にはぴったり。安売りしていたら、ついついたくさん買ってしまいたくなりますよね。今回ご紹介した変色防止の方法や保存方法、そして万が一変色してしまったときにも活用できるアレンジレシピを参考にして、栄養たっぷりのアボカドを満喫しましょう!栄養をたっぷり摂取して、おいしく健康を心がけるのが一番ですね。《参考》・ ニチレイ「【アボカド保存Q&A】食べ頃は? 冷凍できる? 疑問をプロが解決!」
2021年04月01日安くて手軽な健康食品として人気高い納豆、日本人の食卓には欠かせない食品で、日本の発酵食品の代表として古くから食べられています。東日本を中心に食べられているといわれた納豆ですが、最近は健康志向から西日本でもよく食べられるようになってきました。納豆は発酵食品ですが、納豆にも賞味期限があるようです。納豆の賞味期限について詳しく調べてみましょう。■『納豆は賞味期限は関係ない』これホント?納豆に賞味期限は関係ないという方もいますが、納豆の食べ方や、納豆の保存方法で賞味期限は異なってきます。納豆の種類にもよりますが、納豆をおいしく食べるためには、納豆ができてから最高の食べごろの時期があるはずです。最高の食べごろがあれば、当然、納豆にも賞味期限はあるはずです。・「賞味期限」と「消費期限」の違いご存じとは思いますが、食べ物には賞味期限と消費期限があります。まず、賞味期限を正しく理解しておきましょう。農林水産省の見解では、「賞味期限」は、袋や容器を未開封ままで、容器に書かれた保存方法を守って保存しておけば、記入された「年月日」までは、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」になります。今回は、納豆の賞味期限について調べています。いっぽう、「消費期限」は、袋や容器を未開封の状態で、書かれている保存方法を守って保存しても、期限を過ぎたら食べない方が体に良い食品になります。・納豆はもともと腐っている!?さて、納豆は本当に腐っているのでしょうか。納豆は「発酵食品」です。腐るにあたる「腐敗」ではありません。納豆はあくまで「発酵した食品」です。発酵と腐敗の違いですが、食べ物が微生物の働きによって味や匂いや見た目などが変化していく過程は発酵も腐敗も同じです。ザックリ言えば、人に有効な場合が発酵、人に有害になるのを腐敗と大きく区分できます。・納豆の発酵と腐敗の違い納豆は醗酵食品だけに、日々、微妙に味が変わっていきます。個人的な味覚の好みもありますが、基本的には、納豆がおいしく食べられる期間は、納豆菌がほどよく発酵している期間であり、賞味期限と考えられます。それ以降は、納豆でも腐敗と考えることができます。・納豆の『賞味期限』とは賞味期限の説明通り、納豆の賞味期限は、納豆が「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」といえます。納豆の種類や包装の状態などで少し変わってきますが、一般的に2週間程度、賞味期限があります。ただし、納豆はその期間を過ぎたからといって、次の日から食べられなくなるわけではありません。・納豆に賞味期限があるワケ発酵食品の納豆ですが、おいしく食べるには、ある一定の期間が限界になります。メーカーが容器に指定した期日が賞味期限です。それ以降でも、よほど期間を経過しなければ食べることはできますが、納豆本来の味は味わえないようです。納豆をおいしくいただくために、賞味期限が設定されています。■賞味期限切れの納豆はどうなる?発酵食品である納豆は、生鮮食料品のように、購入当日や、長くても翌日までという厳しい消費期限が設定される食物ではありません。最初から比較的長い賞味期限があるのが納豆です。それだけに、うっかりしていて納豆が賞味期限切れになっていることもあります。そんな賞味期限切れの納豆ですが、賞味期限が切れた納豆はどうなるか気になります。納豆の種類や保存状態で個別に違いが起きてくるはずです。ここでは、賞味期限切れした納豆の一般的な対応状況について説明します。・食感が変わる賞味期限から4日程度の時間の経過では、納豆にはほとんど変化がないようです。5日や6日を過ぎたあたりから、納豆の茶色が濃くなり、水分も減り、多少固く感じられるようになります。この時期から、かすかに醗酵が進んだ匂いが気になる人も出てきます。食感は納豆の弾力感よりもシャリシャリした感じになります。・納豆特有のニオイが変わる賞味期限から10日から二週間くらい過ぎた納豆は、外観が黒く見えて、粘りもなくなり、固くなります。アンモニアのような醗酵臭が漂ってきます。また、表面にチロシンという白い粒々のアミノ酸の結晶が出てくることがあります。このチロシンは無害です。・賞味期限が過ぎても大丈夫?納豆メーカーの見解納豆といえば、タカノフーズです。創業が1932年(昭和7年)の老舗企業で、納豆が主力商品です。売上高は657億円(2019年3月期)の大企業です。納豆の本場、茨城県小美玉市に本社がある会社です。研究機関も充実していて、さまざまな納豆の情報が タカノフーズ のホームページにあります。・納豆に関するよくある疑問の回答Q「賞味期限が過ぎた納豆は食べられますか?」A「期限を過ぎると、風味が落ちてきたり臭いが強くなってしまいます。いずれも本来の風味は損なわれてしまうので、お召し上がり頂くことはお勧めできません。」出典: タカノフーズ株式会社お客様相談室「よく寄せられる質問」 『賞味期限が過ぎた納豆は食べられますか?』という多くの人が抱く疑問に対して、タカノフーズは『―おいしく食べられなくなるので、おすすめできません』というストレートな回答があります。参考にしましょう。もう一件、賞味期限についての問い合わせがありました。『賞味期限が過ぎると納豆はどうなってしまうのですか(腐るのですか)?』という、かなり気になる納豆の変化に対する率直な質問です。Q「賞味期限が過ぎると納豆はどうなってしまうのですか(腐るのですか)?」A「外観が茶色っぽくドロッと溶けたような状態になり、ツンとする臭いや、焦げたような臭いが発生します。食べるとシャリシャリとした砂を噛んだような食感があり、苦味があります。さらに日がたつと表面に白い粒々したアミノ酸の結晶が表れてきます。いずれでも健康に害になるとは考えにくいのですが、本来の風味は失われてしまいます。」出典: タカノフーズ株式会社お客様相談室「よく寄せられる質問」 この問い合わせに対して、3段階の変化を詳細に述べられています。さらに、いやな臭いの発生にも言及されています。最後は『食べても健康を害することはないのですが、本来の風味は失われてしまいます』と、ここでも賞味期限内の消費をすすめられています。納豆で最も気になる賞味期限については、一週間や二週間くらい期限切れした納豆を食べても健康への害は発生しないようです。しかし、口当たりも風味もおいしさも、すべてが大きく低下するようです。精魂込めて作られた納豆です、賞味期限内においしく食べることが、納豆と納豆に係わる人々の喜びにもなります。■納豆の賞味期限は「冷蔵」が前提納豆は10℃以下の低い温度で保管することが前提です。納豆の納豆菌は納豆の原料である大豆のたんぱく質を分解してアミノ酸に変えますが、温度が高い場所では、納豆菌が活発に活動するようになり、納豆が茶黒く変色したり、糸引きが弱まったり、アンモニア臭がすることもあります。・納豆は冷蔵庫で保存しよう納豆の保存方法については、タカノフーズのホームページでも、要冷蔵商品と指摘されています。10℃以下の冷蔵庫で保存することが推奨されています。すでに触れていますが、10℃以上の環境では、醗酵食品は醗酵が過剰に進みます。納豆は冷蔵庫に保存しましょう。・納豆にカビが? 納豆の表面に被り(かぶり)と呼ばれる、白いふわふわしたようなものが見られることがあります。納豆菌の菌の層です。新鮮な状態の納豆にはたまに見られますが、これはカビではありません。基本的に納豆については納豆菌の独壇場です。ほかのカビ菌は繁殖しないはずです。しかし、何かの異変で、納豆の中で圧倒的なはたらきを誇っていた納豆菌が衰えた場合に、まれにほかのカビ菌が発生してくることがあります。・常温での保存可能期間常温で保存する場合ですが、時間と気温によって、納豆の再発酵が始まりやすくなります。再発酵が始まっているか確認するのは、納豆のアンモニア臭が指標となります。アンモニア臭が感じられると、再発酵が始まっています。そんな状態でも食べることはできます。納豆の常温保存の期限ですが、日本の通常の家庭の冷所であれば、数日間が一つのめどです。ただし、直射日光が当たるような保存場所や、一年中温かい地域などではもっと短くなりそうです。常温保存の場合、納豆のパッケージの賞味期限より保存日数は半減以下になるようです。・納豆は冷凍保存もできる手軽に納豆を購入するのが困難な状況の方には、納豆を大量に購入し、冷凍庫で保管することもできます。冷凍庫では納豆菌の活性が停止して、発酵は進みません。冷凍庫では納豆を長期保存できます。冷凍すると納豆は3ヶ月から半年ほど保存できるそうです。■納豆の賞味期限以外の『もう食べられないサイン』賞味期間も長く、保存が効く納豆ですが、それでも納豆が食べられないケースがあります。納豆はアタリにくい食品ですが、それでも食べるのを中止することをおすすめしたい、納豆の状態を紹介します。・カビが生えている基本的には納豆にはカビは生えません。しかし、納豆の保管状態でカビが生えることがあります。日ごろ、まったく見かけないカビが納豆に生えていれば、もう食べられないサインです。 ・糸を引かない納豆の代名詞でもある、糸引きですが、糸を引かない納豆は危ない状態です。納豆が糸を引くのは、納豆のネバネバで、そのネバネバは納豆菌です。糸を引かない納豆は、本来生きている納豆菌が正常にはたらいていない証拠です。こちらも、もう食べられないサインです。・水っぽい納豆の納豆菌がうまく働かなかったり、雑菌が入ったり、冷蔵保存をしていない場合に、ネバネバが減り、水っぽくなったりすることがあります。納豆は納豆菌のネバネバがあるのが正常で、水っぽくなるのは、もう食べられないサインです。■納豆の免疫力健康を維持したり、老化の進行を阻止したり、病気の予防や感染症から体を守る抗体をつくるのが「免疫力」です。病原菌や風邪のウイルスが体に入ると、免疫がフルに活躍すれば、侵入した異物を排除して病気を予防します。納豆を代表とする発酵食品は免疫力を高めるといわれています。公的機関の発表ではありませんが、現在の新型コロナウイルスに対しても、納豆を食べることで免疫力が高まり、り患しにくくなるともいわれています。この説を否定する方は多くいますが、日本人が欧米人比べて、新型コロナウイルスにかかりにくいのは、納豆をはじめとする食生活も関係しているかもしれません。どちらにしても、納豆はおすすめの健康食品です。■納豆をおいしく食べるには消費期限内がおすすめ!納豆は廉価で手軽に食べられる栄養価が高い食品です。食料が乏しかった時代から、日本人が知恵を絞って作り出した優れた発酵食品です。そんな、日本が誇る食品、納豆をもっともおいしく食べるためには、やはり消費期限内がおすすめです。
2020年07月30日かまぼこはお正月のおせち料理やちゃんぽん、そば、うどんなどさまざまな料理に使える便利な食材です。料理の彩りが華やかになりますし、栄養価も高い食材です。しかし、使用する頻度がそこまで高くないので、賞味期限が過ぎてしまいがちではないですか?そこで今回は、かまぼこの賞味期限と保存方法についてご紹介します!■かまぼこの賞味期限はどれくらい?「賞味期限を過ぎてしまったかまぼこは、どのくらいまでもつのだろう?」と疑問に思っている方が多いと思います。そこで、かまぼこの賞味期限ってどんなイメージをもつでしょうか。実は意外と早めなんです。詳しく見ていきましょう。・具材や保存料の有無によって違うかまぼこの賞味期限は、使われている具材や保存料によって変わってきます。かまぼこに使用される主な原料は、アジやエソ、ハモ、スケトウダラ、サバなど、白身魚を中心に30種類以上の魚が使われています。地方ごとに近海で獲れる魚を利用して、その土地独特のかまぼこをつくっています。それぞれお国自慢の味が楽しめますので、食べ比べしてみてください。また、最近は赤身魚も人気です。また、最近はイワシやサバの栄養が注目されています。それらを原料にしていろいろな種類の赤身魚かまぼこ(くろぼこ)がつくられています。保存料としては、食品衛生法によって定められた基準に基づいて、ソルビン酸やソルビン酸カリウムが用いられている製品があるそうです。しかし、近年健康志向の上昇にともない、スーパーではいろいろな保存料を使わないかまぼこを見かけるようになりました。包装技術の向上や流通体系の変化により、保存料を使わなくても腐ることを先延ばしすることが可能となっています。※ソルビン酸とは、ソルビン酸は不飽和脂肪酸です。カビ・酵母・好気性菌に対して静菌効果があります。菌はどこにでもいるため、その菌が食品について、増殖をすると、食中毒などの危険性があります。コンビニやスーパーのお惣菜やお弁当などにも、このソルビン酸カリウムなどの防腐剤や保存料が、頻繁に使用されるようです。基本的には製品に記載されてある賞味期限を目安にすればよいです。・パック方法によっても違いがあるかまぼこの賞味期限はパックの方法によっても違いがあります。真空パックでパック詰めされてあるものであれば概ね2~3週間ほど、簡易包装のものであれば、1週間ほどです。ほかにも、ケーシング詰やリテーナ成形という包装方法もあります。賞味期限については、2~3週間が目安です。初めて聞くという方が大半だと思うので、下記に包装方法をご紹介しておきます。・ケーシング詰:主に合成フィルムにすり具を充填し、密封した後加熱したもので、両端をアルミの金具で止めてあります。・リテーナ成形:板付きかまぼこをフィルムでくるみ、金属性の型枠にはめこんで蒸気で加熱したものです・開封後は1~2日ほどかまぼこは、さつま揚げなどの練り物と違って、生ものです。保存期間は1〜2日ほどが目安なので、開封後はなるべく早く食べるように心がけましょう。おすすめは、かまぼこを使うとき、なるべく一回で使った方がよいでしょう。24時間以内に食べるのがベストといわれています。「1~2日ほど経ってしまったけど、捨てるのがもったいない!」と思う方もいるでしょう。後で、賞味期限切れのかまぼこが食べられるかどうかの基準を紹介していますので、そちらもあわせて読んでみてください。・ほかの練り物の賞味期限は?かまぼこに限らず、ほかの練り物の賞味期限はどうなのでしょうか。練り物とは言っても、魚のすり身を中心としてつくられている練り物と野菜などを使ってつくられている練り物があります。魚のすり身を中心としてつくられている練り物(かまぼこやちくわ)の賞味期限は、製造から4~5日と設定されている物が多いです。野菜などを使って作られている練り物(さつま揚げや野菜天、ごぼう天)の賞味期限は、6日とされている物が多いです。■かまぼこの正しい保存方法・板は付けたままにするスーパーなどでかまぼこを見てみると、板がついたまま販売されていたり、そのまま袋づめされています。板付きのかまぼこの場合、一度で使い切ることができないのであれば、板をつけたまま保存しましょう。かまぼこ板には蒸したり冷やしたりするときに余分な水分を吸ってくれるので、カビや細菌を繁殖しにくくする効果があります。そもそも、かまぼこが板付きになったのは、安土桃山時代からとされています。つくるときに形を整えやすいし、持ち運びに便利といった理由もあるとされています。先人達の知恵には驚きが隠せませんね。・チルド室がおすすめ繰り返しになりますが、かまぼこというのは生ものになります。よって、常温で保存すると傷んで腐ってしまいます。では、どこに保存すればよいのかというと、冷蔵庫のチルド室がおすすめです。チルド室は、肉類や魚介類の生鮮食品、納豆や味噌などの発酵食品、かまぼこやちくわなどの練り製品、ヨーグルトやチーズなどの乳製品を保存するのに適しています。一般的な冷蔵庫の温度が3〜5℃に対して、チルド室は約0℃前後の温度になっています。食材が凍り始める一歩手前の温度なので、食材の新鮮な状態をより長くキープする事ができます。一般的な冷蔵庫の下段にチルド室が配置されていることが多いです。ご自宅の冷蔵庫にチルド室があるかどうか、ご確認ください。・空気に触れないように保存するかまぼこの上手な保存の仕方は、まずラップをぴっちりと巻くことです。空気に触れてしまうと、腐りやすくなってしまうので、空気が入らないようにラップをかけて保存しましょう。ジップロックにいれて保存するのもありなので、きっちり蓋をして使用するようにしてください。・お弁当に入れる場合は一度熱を通すのがおすすめお弁当に入れる場合は、一度熱を通しましょう。かまぼこに限らず、生ものは冬場ならあまり気にしなくても良いのですが、暑い時期の場合は、傷みやすいです。手間ではありますが、両面を焼いたり、茹でたりなど一度火を通してから入れるようにしましょう。保存状態が悪くて腐ったかまぼこを食べると、下痢や嘔吐などの症状を引き起こすおそれがあるので十分注意しましょう。また、かまぼこを切る前に、包丁に熱湯をかけてしっかり消毒して使いましょう。雑菌がつきにくくなるので、手間がかかりますがぜひ行ってください。■賞味期限の切れたかまぼこは食べられる?・状態が良ければ可能まず、賞味期限と消費期限について確認しましょう。どちらも未開封の状態が基本です。2つの期限の違いは劣化しやすさにあります。賞味期限は品質が保持されおいしく食べることができる期限です。期限を過ぎた場合にもすぐ食べられないわけではないとされています。一方、消費期限は腐敗などが怒らず品質が劣化しないとされる期限です。安全に食べられる期間ということなので、期限が過ぎた場合、食べないようにしましょう。よって、賞味期限が切れた場合でも、状態が良ければ食べても問題ありません。賞味期限から1週間ほどであれば、冷蔵保存されていた場合は食べても問題ないです。ただし、生でそのまま食べるのは避けましょう。加熱が必須なので、十分気をつけてください。食品の期限表示を見て「期限がすぎてしまったから捨ててしまおう」と慌ててゴミ箱に捨ててしまった経験はないでしょうか。まず、重要なのは、表示されている期限が賞味期限か消費期限であるかを確認するることです。その期限が賞味期限だった場合、もったいないです。食品ロスは、日本だけでなく世界でも大きな問題としてたびたびニュースで取り上げられていますよね。食べることができるはずの食品を捨ててしまう「食品ロス」を防ぎましょう。食べられる分の食材だけ買うようにしましょう。みなさんの小さな一歩で、少しずつ変わっていくことが大切です。ただ、無理に「食品を捨てずに食べてください」というつもりはありません。もちろん、腐ったものを食べる必要はありません。「あれ、この食材腐ってないかな?」と冷蔵庫の食品をみて、思ったことはあると思いますが、腐った食べ物を食べてしまって身体を壊してしまっては、元も子もないありませんからね。次から、かまぼこを食べていけないと判断する特徴を説明していきます。・見た目やぬめりを観察するかまぼこの見た目やぬめりをよく観察しましょう。まずは、見た目です。かまぼこの色が変わっていたら、腐っている可能性があるので、食べるのは控えましょう。また、カビが生えていたらもちろんNGです。次に、ぬめりを確認してください。表面を触ってみて、水分が出てきてネバネバで糸を引く状態だったり、ぬめりがある場合もNGです。実際に腐ったかまぼこを触った経験があるからわかりますが、白いねばねばの糸がネチャと手につきます。・においに異常がないか確認するかまぼこの匂いを嗅いでみた結果、少しでも上記のような異常がある場合は食べるのを控えて、すぐに処分しましょう。・酸っぱい感じの匂い・鼻につく異臭がする腐った食材って臭いですよね。思わず鼻に手を覆いたくなるようなあのにおいです。「直観的にこのにおいは危険だ!」と感じると思うので、その直観を信じてください。見た目や匂いの段階で腐っている可能性があると判断できない場合は、実際に口にいれることになります。できれば、この段階で腐っているかどうか、判断が必要です。・味と触感の変化腐ったかまぼこを食べた場合には、酸味や苦み・舌のしびれを感じるので、飲み込まずにすぐに吐き出すようにしましょう。また、かまぼこの表面が解けてしまって、食べた触感が過度に柔らかいと感じた場合も要注意です。実際触感のイメージを表現してみると、プリプリとしたあのかまぼこの触感がチーズのような触感に代わります。本当にトロッとした感じで不快感がすごいです。万が一飲み込んでしまった場合はしばらく様子を見てみます。ひどい症状が現れた場合は病院の受診も検討した方がよいかもしれません。■かまぼこの冷凍保存は可能?賞味期限は?・可能だが触感は落ちる食品の裏面や商品紹介のホームページを見ると、「基本的にかまぼこを家庭用の冷凍庫で保存するのは、おすすめできません」、と記載があります。ただし、どうしても食べきれない場合は冷凍で保存しようと考えますよね。冷凍保存しても食べられますので安心してください。ただ、風味や触感が落ちてしまうので、本来のかまぼこの良さが消えてしまうのがデメリットです。そこが気にならないなら、冷凍保存で問題ありません。冷凍することでかまぼこの風味や触感が落ちる理由を説明します。かまぼこは水分を多く含んでいるのが特徴です。冷凍するとその水分が氷って、かまぼこの弾力を生み出す構造が破壊されてしまいます。食品内にできた氷結晶の大きさに沿って組織が変形してしまうので、組織が元に戻らなくなります。すると、「す」が入ってプリッとした歯ごたえが失われてしまうのです。「す」とは、中に小さな空洞ができる(穴が開く)ことです。茶碗蒸しなどでよく目にする気泡がそれにあたります。すができる仕組みを利用した加工食品があります。高野豆腐や凍みこんにゃくなどの伝統食材は、ゲル状の食品にすが入ることを利用してつくられています。食品を冷凍・解凍を行うことで脱水し、乾燥を効率的に行うことでつくられています。・賞味期限はおよそ1ヶ月冷凍庫で保存した場合、賞味期限はおよそ1ヵ月はもちます。ただし、冷凍庫の温度によって保存期間が変わります。一般的な家庭用冷蔵庫の冷凍庫で保存出来る期間がおよそ1か月間です。家庭用冷蔵庫の冷凍庫は、-18℃以下のものなら長期保存できます。この温度、-18℃よりも-25℃や-30℃など温度が低いほど長期保存が利くそうです。-18℃で保存期間がおよそ3ヵ月までもちます。また、冷凍庫を開けると庫内の温度が上昇するので、開ける頻度によって保存期間は変わってきます。冷凍庫の扉を開けっ放しにしておくことはNGです。冷凍期間をもっと長くしてもいいのですが、かまぼこが酸化したり乾燥するので、風味や触感がどんどん失われていきます。前述でも記載しましたが、おいしくいただきたい方にはおすすめできませんので、開封後はすばやく食べることを心がけるのがよいです。・板を外して薄くスライスする先ほど説明した、「す」ですが、入っていても食べられないわけではありません。しかし、食感が変わるのが嫌な場合は、冷凍する前にかまぼこを薄く切っておきましょう。すが入りにくくなります。しかし、すが入ったかまぼこにもメリットがあります。味が浸透しやすいといったメリットもありますので、料理によって使い分けてみるのもよいでしょう。お味噌汁やお雑煮にいれると、味がかまぼこに染みるためとてもおいしいです! すが入りやすくするように、あえて太めにかまぼこをスライスするのもよいでしょう。・ラップで包んで密閉するラップでしっかり包んだうえで密閉容器(フリーザーパック)に入れて保存しましょう。空気に触れる部分が多いと、冷凍期間が短くなってしまいますので、ぴったり包み込むようにしましょう。なお、金属製のトレーに並べて置いて冷凍するのもおすすめです。金属製の容器に置いて冷凍すると、金属は熱伝導率がよいという性質があるので、急速に冷凍できます。食材の変質をある程度防ぐことができます。・解凍方法について冷凍したかまぼこを解凍する最適な方法を見ていきましょう。最適な解凍方法は、冷蔵解凍です。冷凍したかまぼこを冷蔵庫に移して、解凍するのを待ちます。急ぎの場合もあるでしょう。その場合は電子レンジの解凍機能を使って解凍しても構いませんし、料理によっては冷凍したかまぼこをそのまま使えるでしょう。■かまぼこはチルド室に保存しよう!今回はかまぼこの賞味期限と保存方法についてご紹介してきました。魚のおいしさと良質たんぱく質をそのまま凝縮し、食べやすく生まれ変わった食べものがかまぼこです。プリプリの触感で色鮮やか、そして低カロリーなので、幅広い世代の方におすすめできます。ダイエット中の方にもおすすめですね。ただ、かまぼこが主役になる料理があまりないので、余りがちなのも事実としてあるでしょう。かまぼこは生ものですので、常温ではなく冷蔵庫のチルド室で保存するようにしましょう。冷蔵庫で保存した場合、賞味期限は1週間ほどはもちます。しかし、どんどん風味や触感が落ちていくので、なるべく早く食べてしまいましょう。どうしても食べられない場合は、冷凍保存です。薄くスライスして、しっかりラッピングをした上で冷凍庫にいれましょう。1ヵ月はもちますので、ゆっくり使用できます。かまぼこは幅広く料理に使うことができるので、かまぼこ料理はたくさんあります。かまぼこがメインの料理もあるので、ぜひ活用してみてください。当サイトでもかまぼこを使った料理があります。参考にしてみてください! 食卓が色鮮やかになりますよ!
2020年07月27日