メドピアはこのほど、「医師自身の花粉症対策」についての調査結果を発表した。同調査は2月13日~19日、医師専用サイト「MedPeer(メドピア)」の会員医師を対象にインターネット上で実施。1つ目の質問では3,916名、2つ目の質問では3,928名、3つ目の質問では3,900名より有効回答を得た。まず「いつ頃から花粉症の治療を始めるか」について聞くと、「2月」と回答した医師が最も多く、36%を占めた。2位以下には「何もしない」(25%)、「3月」(17%)が続いている。「2月」と回答した人のコメントには、「花粉飛散の2週間前で十分だと思います」(40代・耳鼻咽喉科)、「2月よりゴールデンウィークまで飲んでいます」(50代・産婦人科)などがあがった。また「何もしない」と回答した人からは、「マスクを着用するなどの予防だけで経過をみています」(40代・感染症科)、「症状がひどいときのみ、点鼻薬などで対処」(50代・一般内科)などの意見が寄せられた。続いて、「最も重要視している花粉の除去対策」について質問。その結果、「マスク」と回答した医師が最も多く、全体の41%にのぼった。次いで「空気清浄機」(16%)、「洗濯物を外干しにしない」(7%)があがっている。1位に選ばれた「マスク」には、「マスクでかなりの花粉を防ぐことができます」(60代・放射線科)、「各人の症状に応じてと思いますが、基本はこれでかなり違うと思います」(50代・小児科)、「物理的なシャットアウトなので、実効性があると考えています」(30代・整形外科・スポーツ医学)などの強い支持が集まった。最後に「自身で行っている、もしくは花粉症の家族に勧める花粉症の治療法」について聞いたところ、「薬物療法」と回答した医師は71%と大半を占めた。差をつけて2位以下には、「治療は何もしない」(11%)、「アレルゲン免疫療法」(1%)が続いている。中でも、抗ヒスタミン薬などを含む「ケミカルメディエーター受容体拮抗(きっこう)薬」を服用している医師が最も多く、57%。次いで「治療は何もしない」(11%)、「ステロイド薬」(5%)、「点鼻用血管収縮薬」(3%)があがった。「薬物療法」と回答した人からは、「基本的には抗ヒスタミン剤の内服。症状によってステロイドの点鼻の併用。重症の場合は手術療法も考慮」(40代・耳鼻咽喉科)、「抗ロイコトリエン薬が有効性が高く、何より副作用が少なく使いやすい」(50代・循環器内科)、「第二世代以降の抗ヒスタミン薬は眠気も少なく使いやすい」(60代・一般内科)など医師ならではの専門的な意見が見られた。
2015年03月03日今年も花粉症のシーズンがやってきました。くしゃみや鼻水、目のかゆみだけでなく、花粉症は肌にも大きなダメージを与えてしまいます。■花粉シーズンに肌荒れする原因とはもともと肌の表面には、皮脂や汗からつくられた皮脂膜があり、刺激から肌を守る働きがあります。でも、季節が冬から春に変わるこの時期は、気候の変化や紫外線などによってそのバリア機能が弱まり、肌が不安定になりがち。そんな弱った状態の肌に、花粉の刺激は大敵です。肌は花粉というアレルギー物質の進入を防ぐため、いつもよりもターンオーバーのサイクルを早めます。それによって未熟な細胞が肌となり、炎症を起こした状態になってしまうのです。そうなると、肌は薄くなり、バリア機能はますます弱まります。バリア機能が失われると水分が蒸発してガサガサした肌に。さらにかゆくてこするなどの刺激によって、肌荒れが加速することになってしまいます。「私は花粉症じゃないから」と思っている人も要注意。アトピーやアレルギー体質、冷え症気味の人は、花粉による肌荒れリスクが高いとされています。気付かないうちに肌ダメージを受けないためにも、しっかり対策が必要です。■いきなりのスキンケアはNG! 花粉シーズンの注意点花粉シーズンには、いつも通りのスキンケアをするだけではダメ。外で肌に花粉がついたら、まずそれを落とすことが大切です。外出先から戻ったら、できるかぎり洗顔かシャワーで肌についた花粉を洗い流しましょう。このとき洗顔料を使いすぎたり、お湯の温度が高すぎたりしないように気をつけて。肌への刺激になって、かえって肌荒れを加速させてしまうことがあります。また、「肌荒れしているときはメイクしない方がいい」と思いがちですが、ノーメイクのままでは花粉が素肌に直接ついてしまいます。低刺激のルースパウダーを使うなどして、外出時は必ずベースメイクを。さらに、できるだけ肌に花粉がつかないように、くしゃみや鼻水などの症状がなくても、外に出るときはマスクや眼鏡でガードするようにしてください。■肌荒れを改善するスキンケア法とはスキンケアのポイントは水分補給。セラミドやヒアルロン酸などが含まれた低刺激の化粧水を選び、しっかりと肌に水分を与えましょう。肌荒れをしているときは特に、すぐに改善しようと美容クリームなどを使いがち。でも、油分の多い高機能美容クリームなどは、花粉でダメージを受けた肌には逆に負担になってしまいます。化粧水のあとはオイルフリーのジェルなどで肌の表面に膜をつくり、保湿とともに、花粉の付着をガードしましょう。花粉症の人にはとても憂うつなシーズン。せめて肌はキレイに保って、イヤな花粉シーズンを乗り切りたいですね。
2015年03月03日ウェザーニューズはこのほど、西日本から東日本の広い範囲で、本格花粉シーズンに突入したことを発表した。同社では、全国約1,000カ所の花粉観測量に応じて目の色が変化する独自の花粉観測機「ポールンロボ」による花粉の観測を行っている。各都道府県に設置しているポールンロボのうち3割以上が、1日10個以上の花粉を観測する日が2日間以上あった場合を「花粉シーズンイン」、1日30個以上の花粉を観測する日が1日以上あった場合を「本格花粉シーズンイン」としている。2月23日~24日、ポールンロボによって、関東・甲信(東京都、神奈川県、千葉県、山梨県)、近畿(大阪府、兵庫県、和歌山県、三重県)、中国・四国(広島県、岡山県、鳥取県、島根県、香川県、徳島県、愛媛県)、九州(佐賀県、長崎県、鹿児島県)で基準を超える花粉飛散量を観測。今後も飛散が増える見込みのため、本格花粉シーズンに突入したことを発表した。これにより、既に花粉飛散が本格化している地域に加え、合計29都府県で本格花粉シーズンが始まったことになる。また、東北南部(宮城県、福島県、山形県)や北陸(石川県、新潟県、富山県、福井県)のほか、長野県、滋賀県、京都府、奈良県では、各府県の3割のポールンロボが10個の花粉を2日間以上観測し、花粉飛散シーズンに突入したとのこと。まだ本格シーズンに入っていない近畿の一部や岐阜県、茨城県では2月末(2月25日付)、北陸や長野県、東北南部では、3月はじめ頃に本格シーズンに入る見通し。その後、さらに花粉の飛散量が増え、近畿では3月中旬、北陸や長野県では3月中旬~下旬、東北南部では3月下旬からスギ花粉の飛散ピークを迎える予想だという。東北北部では、3月はじめにかけてスギ花粉の飛散シーズンに入る予想で、平年(2008~2014年)と比べると、同程度か4日ほど早くなる見通し。花粉飛散シーズンに入った後、1週間から10日くらいで本格的な花粉シーズンに突入し、4月上旬~中旬にスギ花粉の飛散ピークを迎える予想となっている。
2015年03月02日写真を見ただけで、「ああ、もう辛い……」という方も多いのでは?いよいよ花粉症の季節が到来!今年の飛散量は例年より多め!頭がボーとする、目がかゆくてゴシゴシ。鼻水がダラダラ。薬を飲んでも眠くなっちゃう……。これじゃ仕事になりません。そんなときは副作用の少ない「漢方」がオススメ!漢方薬は「眠くなる」などの副作用が少ない!そもそも花粉症とは、花粉が目や鼻などから体内に入ることでくしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー反応を起こすこと。アレルギーの症状を抑える抗アレルギー剤を飲むと、眠くなったり、だるくなったりしませんか?そんな人にオススメなのが漢方です。漢方薬は自然の木や草花などから採った「生薬」を組み合わせてできているので、副作用が少なく、眠くなったりしないのが魅力です。また、その人の体質や症状にあわせた漢方薬を処方してくれるので、効き目が実感しやすいんです。冷え性⇒「小青竜湯」、胃腸が弱い⇒「苓甘姜味辛夏仁湯」花粉症で処方される代表的な漢方薬は、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)。くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみをはじめとしたアレルギー症状を抑え、ほとんどの体質の人に効きますが、中でも冷え性の人によく効くとされています。胃腸が弱く、虚弱体質ぎみの人には、胃に優しい苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)などが処方されます。鼻水、鼻づまり、目がかゆい時の漢方は?花粉症といっても症状はさまざま。鼻水が止まらない時には、体を温めて鼻水を減らす麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)。鼻づまりの場合は、血行を促進して鼻の通りをよくする葛根湯加辛夷川芎(かっこんとうかしんいせんきゅう)や辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)。目がかゆい場合には、体内に熱を持っていると考え、体を冷やす作用のある越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)と、それぞれ症状別に適した漢方があります。厚生労働省が花粉症の民間療法について調査したところ、漢方が効くと答えた人は5割にものぼったそう。花粉症の症状別に処方される漢方薬で、イヤ~な花粉症を乗り切りましょう!
2015年03月02日いよいよ本格的な花粉のシーズンが到来! くしゃみ、鼻水、目のかゆみ等が主な花粉症の症状ですが、この時期はお肌がかゆくなったりカサついて荒れてしまう人も多いようです。実はこれらのお肌の不調も花粉症のサイン。そこで花粉症対策にもなるスキンケア方法や、花粉症の症状を和らげてくれる食材をご紹介したいと思います。■帰宅したらすぐにクレンジング&洗顔をするお肌に花粉が付着するとかゆみ等を引き起こす原因に。帰宅したらすぐに洗顔して花粉を落とすように心がけましょう。花粉症の症状が出ているときは免疫力が低下しているので、お肌も刺激に対して敏感になっていることが考えられます。なるべく刺激の少ないクレンジング剤や洗顔料を使って優しく顔を洗い、ぬるま湯で洗い流しましょう。洗顔後は刺激の少ないコスメでしっかり保湿ケアを。■保湿ケアでお肌のバリア機能を強化鼻をかみすぎたり顔をこすったりしてお肌のバリア機能が崩れてしまうと、角質層にあるセラミド等の細胞間脂質が減少し、カサついたり肌荒れが悪化する原因に。セラミド入りの美容液やクリーム等でしっかり保湿し、バリア機能を強化してあげましょう。外出前には環境汚染物質や外的刺激からお肌を守ってくれるアンチポリューション効果のあるコスメや、花粉の吸着を防ぐスプレー等を活用してお肌を徹底的にガード! ■花粉症の症状を和らげてくれる食材を摂取花粉症の症状を和らげるためには免疫のバランスを整えることが大切。そのために免疫力アップによいとされているキャベツやショウガ、大豆、ネギ、ニンジン等の食材を積極的に摂るようにしましょう。特にニンジンは粘膜の保護・修復作用のあるビタミンAが豊富なのでオススメですよ。他には免疫機能と密接な関わりのある腸内環境を整えてくれる食材も積極的に摂取! 免疫機能の乳酸菌が豊富なヨーグルトや食物繊維の多いごぼう、納豆や味噌等の発酵食品を毎日の食生活に取り入れましょう。免疫機能の大敵でもある活性酸素を撃退してくれる抗酸化物質が豊富なブルーベリーやイチゴ、リンゴ等のフルーツも◎。いかがでしたでしょうか? 洗顔や保湿等の今すぐできる方法の他に、花粉症の症状を和らげてくれる食生活を根気よく続けて、花粉のシーズンを乗り切りましょう!
2015年03月01日新宿にあるハイアット リージェンシー 東京のスパ&ウェルネス「ジュール」から、花粉症の不快感を軽減する「花粉症対策 デトックス スパ パッケージ」が新登場。3月1日(日)~6月30日(火)の期間提供される。花粉症は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった典型的な症状だけでなく、頭痛や風邪に似た症状などは花粉症の初期症状とも言われ、体のあらゆる不調を招く原因になっている。今回「ジュール」が提供するのは、花粉症の不快感を軽減したり、体の巡りを良くしてデトックスすることでリフレッシュ効果をもたらすパッケージだ。コースは、はじめに60分間の「ディープ ボディ ワーク」、もしくは「“ビオロジック ルシェルシュ”カスタマイズ フェイシャル」のいずれかを選択。「ディープ ボディ ワーク」は、ペパーミントなどのエッセンシャルオイルを使った力強いストロングとプレッシャー、ダイナミックなストレッチで体のコリを和らげリンパの流れを促進。熟練のセラピストによるリズミカルで心地よいタッチで気分はもう極楽。一方のフェイシャルは、世界のセレブリティ達のレスキューコスメとして知られ、美容通が最後にたどりつく究極のスキンケアコスメとも言える「ビオロジック ルシェルシュ」のスキンケア効果を存分に味わうことができる。各トリートメント後は、足のむくみや疲れにアプローチするフット トリートメントと、頭部の血行を改善するスカルプトリートメントをプラスし、合計90分間のパッケージとなっている。トリートメント前には、ホテルスパならではのズイッツ・バス(腰湯)やミストサウナ(※女性限定)で体を程よく温めて代謝をアップさせれば、トリートメント効果もアップするのでおすすめ。春はデトックスの季節。デトックス系のスパメニューを効果的に活用してみてはいかが。(text:Miwa Ogata)
2015年02月26日日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の「2015年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第4報)」を発表した。第4報では、北海道のシラカバ花粉の飛散開始時期を新たに予測。また、最新の長期予報や花芽調査などに基づいて、前回予測(1月14日発表・第3報)を一部修正している。同協会では、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日以上連続して観測した場合を「飛散開始」と定義している。それによると、2月前半には九州から関東地方の多くの所で花粉シーズンに入り、東京都心でも2月8日にスギ花粉の飛散開始が確認された。2月中旬以降は中国地方から関東では晴れて気温が高い日が多く、広島(広島県)と高松(香川県)でも2月11日に飛散開始が確認されている。「九州や四国地方では、スギ花粉の飛散数が次第に増加しており、まもなくスギ花粉のピークを迎えるでしょう」と同社は発表している。今週末から来週のはじめ頃(2月21日~2月24日)は全国的に気温が高くなる所が多く、西日本はスギ花粉の飛散数が増加し、北陸や東北地方の一部も飛散開始となる見込み。北海道では、3月から4月の気温は平年並みか低い予想となっている。しかし花粉の飛散開始時期が大きく遅れることはなく、シラカバ花粉は例年並みに4月下旬から5月上旬に飛散が始まるとのこと。スギ・ヒノキ花粉の飛散数がピークになる時期は、花粉シーズン中の気温や予想される総飛散数と関係があると考えられている。3月の気温は全国的にほぼ平年並みとなる予想。4月の気温は西日本では平年並みで、東日本と北日本は平年並みか低い見込みだが、ピーク時期を遅らせるほどではないという。このため、スギ・ヒノキ花粉それぞれのピーク時期は例年並みと予測できる。スギ花粉のピークは、福岡(福岡県)は2月下旬から3月上旬、高松(香川県)、広島(広島県)、大阪(大阪府)、名古屋(愛知県)、東京(東京都)は3月上旬から中旬の見込み。金沢(石川県)と仙台(宮城県)は3月中旬から下旬にピークを迎えるという。そして、スギ花粉のピークが終わった後は、各地でヒノキ花粉がピークを迎える見込みとなっている。金沢と仙台では4月にヒノキ花粉が飛散するものの、飛散数が比較的少なく、はっきりとしたピークはないという。2015年春のスギおよびヒノキ花粉(北海道はシラカバ)の総飛散数は、九州から近畿地方のほとんどの地域は例年(2005年~2014年の平均値)より少ないかやや少なく、東海地方から北海道は例年並みの所が多いという。2014年の総飛散数から予測すると、北陸、関東甲信、東北地方では、前年の2~3倍となる見通し。一方で九州や四国地方では、前年に比べて非常に少なくなる見込みだという。また、2014年の夏の気象条件から考えると、西日本では例年より少ない所が多く、東日本と北日本では例年並みかやや多いと予測されている。
2015年02月19日東京都などはこのほど、東京都健康安全研究センターにて「第9回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは日本医科大学大学院医学研究科 頭頸部・感覚器科学分野の大久保公裕教授が「花粉症予防と対策及び治療に関する最新の話題」との題で講演し、花粉症治療の現状や展望などについて解説した。○花粉症はどのように発症するのか最初に大久保教授は、スギ花粉症発症のメカニズムについて解説した。花粉(抗原)が体内に侵入してくると、かゆみや炎症を引き起こす化学伝達物質をたくわえている「肥満細胞」に、花粉に対する抗体(IgE抗体)が付着するようになる。花粉との接触を何年も何回も繰り返すうち、IgE抗体が付着した肥満細胞が増加していき、ある一定のレベルに達すると「感作」が成立する。感作はアレルギーを発症する1段階手前とも言える状態だが、この時点でアレルギーを発症する確率は50%以上となる。感作の状態で抗原が再侵入してくると、肥満細胞に付着しているIgE抗体が「抗原抗体反応」と呼ばれる反応を起こす。それに伴ってヒスタミンなどの化学伝達物質がまき散らされることで、くしゃみなどの症状が出るようになる。大久保教授は、スギ花粉症の有病率は1998年に比べて2008年ではほとんどすべての年代で増えていると話す。「有病率は決して高くないのですが、一回かかると治りづらいということがわかります」と、完治がなかなか難しい花粉症のやっかいな性質を指摘した。○花粉を寄せ付けないための簡単な行動そんな花粉症の悩みから抜け出すにはどのようにしたらよいのか。大久保教授は2つの観点から「対花粉症」の解説をしてくれた。抗原の除去と回避2つの「対花粉症」のうちの1つは、日常生活においてなるべく抗原(花粉)を寄せ付けないように努めることだ。特別な施術などをすることなくスギやヒノキの花粉を回避するには、下記のことに取り組むとよいという。■飛散の多いときの外出を控える■飛散の多いときは窓・戸を閉めておく■飛散の多いときは外出時にマスクやめがねを着用する■外出時に毛織物などのコートは避ける■帰宅時は衣服や髪をよく払ってから入室する■帰宅時に洗顔、うがいをして鼻をかむ■掃除を励行する○自ら実施できる舌下免疫療法そしてもう1つの対策方法が、根本的解決を目指す「免疫療法(減感作療法)」だ。免疫療法(減感作療法)対症療法の薬物療法とは異なり、免疫療法は"治癒"が期待できる根治療法だ。小児期に行うと他抗原の感作を抑制し、他のアレルギー疾患の合併を減少させる効果があるとされている。免疫療法の中でも特に近年注目を集めているのが、「舌下免疫療法」(舌下減感作療法)だ。これは抗原のエキス、すなわちスギ花粉症ならばスギ花粉エキスを舌の下側(舌下)に滴下し、一定時間その状態を保ったあとで飲み込むというものだ。注射などによる「皮下免疫療法」よりも全身性の副作用が出るリスクが少ない可能性があるそうで、通院せずに自宅で自ら"治療"できるというメリットもある。実際、スギ花粉による症状が緩和できたという臨床試験例もある。花粉症患者531人はシダトレン(スギ花粉エキス舌下液)とプラセボ(偽薬)のいずれかを、スギ花粉飛散期1年目の約9~20週間前(中央値18.9週間)からスギ花粉飛散期2年目が終わるまでの最長83週間にわたって、1日1回、舌下に滴下。患者はそれを2分間保持した後に飲み込み、その後5分間はうがいと飲食を控えていた。2つのグループの差は、総合鼻症状薬物スコアと総合眼症状薬物スコアで調べた。これらのスコアは症状と薬物併用状況を点数化したもので、スコアが低いほど症状が軽いことを意味している。その結果、シダトレンを舌下に滴下することで、スギ花粉飛散期2年目では、平均4割のアレルギー症状の程度の軽減が確認された。特に花粉飛散のピーク期間で顕著に症状がやわらいだという。そして、治療をやめた後のシーズンも、治療効果が続いている実感を伴っている人が多いこともわかっている。ほかの試験でも、舌下免疫療法によって患者のQOL(生活の質)に改善が見られたという報告もされている。○患者自身の理解力や自己管理能力が必要舌下免疫療法は自ら行うだけに、治療に対する理解や毎日しっかりと投与を行えるだけの自己管理能力も求められる。事実、大久保教授も「(アレルギー症状の原因となる)自分にとっての『異物』を持って帰ってやる治療法なので、それを理解していない人にはできません」とクギを刺す。それでも、自分の努力次第でつらいアレルギー症状をコントロールできるというのであれば、トライしてみる価値はあるといってもよさそうだ。「毎日やる必要のない免疫療法がないか、5~6回注射するだけでスギの反応性を落とせないか、そういったことも考えて免疫療法は続いています」と大久保教授が話すように、免疫療法は日々、新たな可能性を模索している。重度の花粉症に悩みながらも、これまで一度も医療機関を訪れていないという人もいることだろう。そういう人は一度医師と相談してみて、できる限りよいQOLで花粉症シーズンを乗り切るように試してみてはいかがだろうか。
2015年02月18日ウェザーニューズは2月13日、関東全域、東海、甲信、九州の一部で"花粉シーズン"に突入したことを発表した。同社は、全国1,000カ所に花粉観測量に応じて目の色が変化する独自の花粉観測機「ポールンロボ」を設置。そして、各都道府県の3割の「ポールンロボ」が花粉を10個以上観測した日が2日以上あった場合に「飛散開始」と定義している。これによると、2月12日は関東(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県)、静岡県内、山梨県内の3割以上、長崎県や宮崎県内の5割以上の観測地点において、10個に達したという。関東や山梨県では、2日以上という条件を満たしていないものの、今後も飛散が徐々に増える見込みであることから今回の発表に至った。花粉シーズンインの時期は、昨年と比べて関東では18日、山梨県では13日、宮崎県では11日遅くなり、長崎県と静岡県では4日早まっている。2月中旬は、西日本を中心に春の気配を感じられるほど暖かい日や、風が強まる日もあるため、西~東日本の太平洋側でも続々と花粉シーズンに突入する予想。また2月下旬は、まだ冬の寒さになる日が多くなるものの、冬型の気圧配置が緩んで寒さが和らぐ日もあり、そのタイミングで山陰など西日本の日本海側では花粉シーズンに突入する見込みだという。平年(2008~2014年)と比べると、東北や北陸では3~7日程度遅く、その他のエリアでは平年並みのシーズンインとなる予想。なお花粉シーズンに入った後、1週間から10日くらいで本格的な飛散シーズンに突入する。九州では3月上旬、関東から中国・四国の各地では3月中旬にスギ花粉の飛散ピークを迎える予想だという。また、スギ花粉の飛散量がピークを過ぎた後は、桜の花が咲く頃にヒノキ花粉の飛散量が増え、西~東日本では4月上旬~中旬にヒノキの花粉飛散量がピークとなる見通しとのこと。2015年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、北~東日本ほど多く、東北や関東、中部では平年(2008~2014年平均)の110~150%と多くの花粉が飛散する予想となっている。近畿では平年と同程度~130%となる見込み。一方、その他の西日本の飛散量は平年より少ない所が多く、中国・四国では平年の80~90%程度、九州では平年の70~90%程度となる見通しだという。また、昨シーズンと比べると、東北~近畿は飛散量が多く、特に関東を中心に2~3倍(200~300%)となる見通しとなっている。一方、中国・四国以西では、四国(太平洋側)~九州を中心に昨夏の天候不順の影響が大きく、昨シーズンの70~90%となる地域が多い予想。特に、高知県・徳島県・佐賀県・大分県・宮崎県・長崎県では、昨年と比べて大幅に少なく、50~60%程度となる見通しだという。
2015年02月16日東京でも、2月11日よりスギ花粉の飛来が発表されました。花粉症の皆さん、対策はお済みでしょうか。オススメの対策法は、宇宙服を身につけることです。宇宙服を着れば地球の外でも暮らせるのですから、花粉ごとき簡単に防げるに違いありません。ただファッションの観点から見ると、この格好はあまりよいとは言えません。全身が守られているので、男性には「付け入るスキのない女だ」という印象を与えてしまうでしょう。同じ女性からも、「無機質で冷たい」という印象を持たれ、翌日から誰も話しかけてくれなくなるかもしれません。いくら花粉から身を守るためとは言え、大切な人間関係を壊したくはないですね。ここにも、宇宙服のような完璧な防護服に身を包んだ研究員たちがいます。二人しかいないということは、仰々しい防護服のせいで、他の研究員たちから見放されてしまったのでしょうか…。しかし、たった二人だけでも新薬の開発に成功した様子。その新薬とは、アレルギー専用眼科薬「マイティア(R)アルピタットEXα」シリーズです。この新しい目薬は、目のかゆみを抑える「抗ヒスタミン成分(クロルフェニラミンマレイン酸塩)」を、従来品(※1)の2倍もの量を配合しています。(※1:従来品とは、「マイティア(R)アイテクト(R)アルピタット」シリーズ)そもそも花粉症で目がかゆくなるのは、目に入ってきた花粉を異物(抗原)とみなすのが原因です。そこで対抗するためにつくられた抗体が、目の粘膜内にある肥満細胞と結合することで、ヒスタミンなどを放出し、知覚神経を刺激します。すると、目のかゆみが生じるのです。抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンが知覚神経を刺激するのを防いでくれます。「マイティア(R)アルピタットEXα」シリーズは、この抗ヒスタミン成分を最大濃度配合(※2)しているとのこと。これまでの目薬ではあまりかゆみをおさえられなかったという人にとって、頼りになりそうですね。(※2:一般用眼科用薬製造販売承認基準)それでは、この新薬によって、解放された研究員たちの様子をご覧ください。この清々しい笑顔。もうこれからは、大げさな防護服のせいで他の研究員たちからのけ者にされてしまうことも、きっとなくなることでしょう。よかったですね! …もちろん、これらのストーリーはCMの演出によるものでフィクションですが、開発された目薬の性能は現実のものなのでご心配なく。シリーズは、「マイティア(R)アルピタットEXα(クールタイプ)」と、「マイティア(R)アルピタットNEXα(ノンクールタイプ)」の2つのラインナップ。いずれも第2類医薬品、メーカー希望小売価格¥1,800(税抜)で、現在発売中です。・千寿製薬 公式サイト
2015年02月16日暖かな陽射しを感じるようになれば、あの嫌なシーズンがやってくる。まさに花粉の到来だ。一説には日本国民の約10~20%が罹患しているといわれる“花粉症”。しかし、皆さんが受けている花粉症の治療には、思わぬ落とし穴がある。今では、耳鼻科や内科などでも「くしゃみ」や「鼻水」だけでなく「眼のかゆみ」や「充血」などに点眼薬や内服薬を処方してもらえるが、病院やクリニックによってはドクターが医薬品の効能や用量・用法を正確に理解しておらず、症状がなかなか治らないということが起こっている。コンタクトレンズ使用者においては、レンズによって点眼薬が異なるため、誤った処方をして、眼に傷を負わせるなどのトラブルも発生しているらしい。やはり、それぞれの専門医に診てもらうこと。そして、早期予防が一番効果的なため、症状が出る前に最寄りのクリニックへ行くことがオススメである。そこで今回、眼科による花粉症の治療に詳しい、JR東浦和駅近くにある「柳崎眼科クリニック」の竹井浩明院長にお話を伺った。ベストメガネコンタクト東浦和店と併設している同院は、今年1月30日にリニューアルオープンしたばかりで、飛散量がピークの時期には1日で最大100名前後の患者さんを治療するという地域に根差したクリニックだ。○スギ・ヒノキの飛散量は例年並みの多さ。まずは、2015年の花粉の飛散量はどの程度なのか。その傾向についてうかがった。竹井院長: 「今年の関東地方でのスギ及びヒノキ花粉の総飛散量は、例年並みというものの花粉飛散量が少なかった前年よりは多いという予測です。特にスギが多い傾向です」花粉症の中でも患者数が最も多いとされるスギが昨年と比べて、花粉の飛散量が多いということなら油断は禁物だ。スギ花粉の飛散が始まるのは、通常は2月の2週目2月9日~10日あたり。ピークの時期が2~5月なので、これからが特に要注意だ。○薬を飲んでも、眼のかゆみが治まらないケースもある。花粉症にかかると、ほとんどの人が耳鼻科や内科に通院している。その理由のひとつが、「眼のかゆみ」「充血」「涙がでる」などの『季節性アレルギー性結膜炎』に罹っても耳鼻科などで点眼薬や内服薬を処方してくれるからだ。竹井院長: 「『眼のかゆみ』だけでなく『鼻水』『くしゃみ』など、その症状に合わせて効き目のある薬を選ぶので、耳鼻科や眼科でも処方する薬は変わりません」患者さんもいくつもの病院を周るよりは、一つの病院でまとめて処方箋を出してもらえたほうが楽なので、そういう選択をするのは無理もない。しかし、それが必ずしも花粉症の治療に最適だと限らないと竹井院長は危惧している。竹井院長: 「薬の用量・用法をきちんと理解しないまま、処方している病院・クリニックなども少なくありません。例えば、薬の種類によりますが『眼のかゆみ』があるにも関わらず、抗アレルギー薬だけを処方していては、いつまで経ってもかゆみが軽減されないということがよくあります。いつ始めるかという治療の時期などによっても、使う薬は異なってきますから、患部の症状や薬の効用など、あらゆる状況を把握して適切な治療ができる専門医に診てもらうのが大切です」○コンタクトレンズ使用者は、要注意!最近特にトラブルとして多いのが、コンタクトレンズをしている患者さんへの花粉症の治療である。竹井院長 「コンタクトレンズのハードとソフトで違うのはもちろん、ワンデー、マンスリーなど、ソフトタイプの中でも種類によって、使う点眼薬は変わってきます。懸濁液(液体の中に粒子が分散して、濁っている状態)などのように振って使う点眼液は、溶け残ったものがコンタクトに付着して目を傷つけてしまう可能性があるので、コンタクトレンズでは一切使えません。こうしたことを理解しておかないと、思わぬトラブルになりかねません」眼科以外ではコンタクト装用者の治療までは、理解していないケースが多いという。花粉症の患者さんにとっては、これからの季節を快適に過ごせるかどうかは、適切な治療にかかっているといっても過言ではない。「各専門領域のドクターに診断してもらうことも大切ですが、一番は初期療法です。花粉症の症状がでる前に治療を始めたほうが効果的」と竹井院長は言う。気になる人は、いますぐ身近なクリニックへ。○今回お話を聞いた柳崎眼科クリニックとは?柳崎眼科クリニックはJR武蔵野線東浦和駅から徒歩7分にある眼科医院で、土・日・祝日の診療も行っています。個人眼科では数少ない検査機器も導入しており、健康診断や人間ドックで、眼科を受診するように指示された方も、精密検査を行うことができます。
2015年02月16日ヤフーは2月12日、「Yahoo! 地図」において全国の花粉飛散情報を地図上に反映する「花粉情報」の提供を開始した。配信期間は5月末までを予定。同コンテンツは、「Yahoo! 天気・災害」にて提供する情報と連携。日本国内の観測地点102カ所の花粉飛散情報をもとに、花粉量に応じた5段階の「花粉顔アイコン」を表示する。花粉量が多くなるにつれアイコンの表情が"怒り顔"になり色味や形も激しくなるなど、一目で花粉の飛散情報がわかるよう地図上に可視化しているという。朝と夕方の1日2回更新で、当日だけでなく2日後までの花粉量予測も地図上に反映する。なおスマートフォンアプリ版では、利用者が設定した地域の花粉量予測の通知機能を実装する(Android版は2月12日より、iOS版は2月中旬以降に実装)。これにより、毎週日曜日の夕食時間帯に翌月曜日の花粉量予測が自動で届くという。同コンテンツは、 PC版、アプリ版(iOS、Android)、スマートフォンブラウザ版に対応。
2015年02月13日ウェザーニューズはこのほど、同社が提供するスマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」(一部有料/月額・税別300円)にて「花粉対策info」の配信を開始した。同コンテンツは、当日の花粉飛散予想と、ユーザーの症状に合わせた対策を通知するサービス。受信時間は6時と7時から選択できる。「花粉症は症状のタイプや強さが一人ひとり違うため、症状に合わせた対策が必要」と同社。そこで、過去10年にわたって蓄積した全国のユーザーの症状報告をもとに花粉飛散量と症状の出方を検証し、症状別に16パターンの対策方法を割り出したという。まず、同アプリの「花粉Ch.」内にある「My カルテ」のチェックシートで症状に関する質問に回答すると、花粉症のタイプが自動判定される。花粉症のタイプは、鼻・目・肌・のどへの症状の出方によって16パターンに分類され、症状別に対策を通知する「花粉対策info」に活用されるという。「花粉対策info」では、「Myカルテ」で判定された花粉症のタイプ、ユーザーが日頃行っている主な対策、当日の花粉飛散予測をもとに対策を決定。「今日の対策」として、「マスク対策必須なレベル」「必要な対策は点鼻薬です」などのアドバイスが表示されるという。なお「臨時花粉対策info」を受信する設定にしておくと、昼や夜の時間帯に対策が必要なレベルの花粉が観測された場合にも臨時で通知される。
2015年02月12日東日本では今年も飛散量が多くなりそう2月10日、株式会社資生堂より花粉時期の肌ケアポイントが発表された。環境症から今年の花粉予測飛散予報(第2報)では、中国地方や近畿地方は昨年と同じくらいかやや多く、四国地方や九州地方では昨年よりもやや少なめ、その他の地方ではかなり多くなるとの予想。スギ・ヒノキ花粉の飛散量ピークは、九州地方では2月下旬、四国から関東・北陸地方では3月上旬から下旬、東北地方では3月下旬から4月上旬になると見られている。花粉を家に持ち込まないこれからの季節は、花粉を出来るだけ衣類や身体に付着させず家の中に持ち込まないための対策が必要。花粉症環境保健マニュアル2014や環境症の花粉情報サイトには、以下のような対策か効果的とされている。・ポリエステルや綿製品で起毛のない衣料を着用する。・洗濯物は室内干しに。・マスクや眼鏡を着用。マスクの内側にガーゼを入れると効果的。・部屋の換気時はレースのカーテンをしたまま、窓を10センチ程度開ける。・こまめに掃除し、掃除機だけでなく雑巾やモップも使用する。・うがい・手洗い・洗顔をきちんと行う。花粉時期の肌ケア花粉や黄砂、冷たい風などの刺激でこの時期はいつもよりも肌が過敏になっている。肌が荒れている状態でほこりや花粉が付着すると肌あれはさらにひどくなる場合が多い。洗顔の後は化粧水や乳液などで、水分・油分・保湿成分を補い、肌表面を健やかに保つ。目や鼻、頬がかゆくてもゴシゴシとこすらない。かゆい時は冷やして沈静させるのがベスト。スキンケア時に肌に違和感がある場合は、コットンを使用せず手のひらを使ってやさしくおさえるように化粧品をつける。(画像はプレスリリースより)【参考】株式会社資生堂プレスリリース
2015年02月12日花粉対策ミスト2015年2月6日、翠松堂製薬は、ミストをスプレーするだけで肌を花粉から守る「花粉対策ミスト ユッカ ウォーターヴェールn」をリニューアル発売すると発表した。2015年の花粉飛散予測日本気象協会の予測では、2月上旬から花粉シーズンがスタート。飛散数は、九州から近畿地方のほとんどの地域は例年より少ないまたはやや少なく、東海から東北地方は例年並みで、北海道は例年よりやや多くなると予測。前年(2014年)の花粉の飛散数が少なかった北陸・関東甲信・東北地方では、前年の2~3倍になる一方、前年の飛散数が例年よりも多かった九州・四国地方では、2015年春の飛散数は前年に比べて非常に少なくなる見込み。製品コンセプト花粉による肌が乾燥したり、かゆくなったりするのは、皮膚の角質層のバリア機能が低下し、花粉のアレルゲンが侵入するためといわれている。「花粉対策ミスト ユッカ ウォーターヴェールn」は肌にミストを吹きかけて、花粉を寄せ付けない肌バリアを形成する化粧水。花粉の季節より前に肌バリアを形成することで、花粉による肌のかゆみや乾燥を少なくなる可能性がある。製品特長天然由来成分ペクチンの働きにより、肌にスプレーしただけでバリアが形成、花粉を捕まえて、花粉を肌に直接触れさせないようにする。保湿成分アラントイン、グリチルリチン酸2カリウム、加酸分解ポリガンマ-グルタミン酸カリウムが角質層のバリア機能を守り、乾燥を防ぐ。赤ちゃんや敏感肌にも使うことができる。価格は40 ml 1,500円(税込1,620円)(画像はプレスリリースより)【参考】・翠松堂製薬プレスリリース(@Press)・ユッカホームページ
2015年02月12日くしゃみや鼻水が止まらず、さらに頭がボーッとしてくると、「風邪を引いたかな?」と思いますよね。しかし、じつは花粉症の初期にも、似たような症状が見られるのだとか。2月から3月にかけて花粉が飛散する時期にこれらの症状に見舞われたら、もしかしたら風邪ではなく花粉症かもしれません。そこで今回は、花粉症と風邪の見分け方をご紹介。さらに2015年春の花粉情報もお届けします!○熱っぽいと思ったら花粉症だった!花粉症に悩むマイナビニュースの読者300人に、花粉症と風邪、どちらか迷ったことがあるか尋ねたところ、「はい」と答えたのは15.0%とやや少なめ。もしかしたら、花粉症の初期症状が風邪と似ていることに気付いていない可能性もあるかもしれませんね。どちらか迷ったことがある人たちにその顛末を聞いてみると、「ついに自分も花粉症になってしまったかと思ったけど単なる風邪でした」(25歳女性/不動産/事務系専門職)という「風邪」派はごくわずか。ほとんどの人が「花粉症」だったことがわかりました。・「最近鼻水が止まらないと思っていていくら鼻炎カプセル飲んでも効果ないと思ったら花粉症でした」(35歳男性/機械・精密機器/技術職)・「初めて花粉症になったとき、のども痛いし熱は出るしでわからなかったから」(28歳女性/人材派遣・人材教育/事務系専門職)・「風邪で絶対花粉症じゃないと意地を張っていたけれど、アレルギー検査であっさり発覚」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)・「喉が痛くて鼻が出たり詰まったりするし、熱っぽい感じがしたので、風邪だと思ったが、耳鼻科に行ったら花粉症と言われ、鼻が詰まるせいで夜に口を開けて寝ることによる乾燥による喉の腫れなどで、風邪ではなかった」(26歳女性/金融・証券/専門職)まさに風邪の症状と似ていますね。「そもそも、花粉症という病名を知る前、ずっと風邪だと思っていました」(50歳以上男性/電機/技術職)という意見も見受けられました。症状から風邪だと思ってしまう人は多いようですが、中には「花粉症だと思ったら、花粉症と風邪の両方だった」(35歳男性/情報・IT/技術職)という意見もあり、ますますどちらかわからなくなってしまいそうです……。○「目」の症状もチェック!アンケートによれば、本当は花粉症だったのに、勘違いして風邪薬を飲み続けていた人がチラホラ。そこで、花粉症対策の専門家である、ベストメガネコンタクト武蔵浦和店の高木香乃(たかぎ かの)さんに見分け方を教えてもらいました。――風邪と花粉症、どちらも症状が似ていますが、見分ける方法はありますか?高木さん「くしゃみが立て続けに何度も出る場合は、花粉症の可能性大。風邪だったらそこまで連続しないものです。また、透明でさらさらの鼻水が出ることも、花粉症の特徴です」――風邪のときにも、さらさらの鼻水が出ることがありますが……。高木さん「風邪の場合は、最初はさらさらしていても、だんだん黄色っぽく粘着質な感じに変わっていきます。風邪と比べるとひどい鼻づまりに悩まされるのも特徴で、鼻の通りが一度よくなったと思っても、すぐにつまってしまいます」――鼻水の状態をチェックすることもポイントになりそうですね。ほかにも、花粉症の特徴があれば教えてください。高木さん「目のかゆみや充血、涙、異物感といった、目にも症状があらわれます」○花粉の飛散時期&量は例年以上!――今年の花粉は、いつごろから飛び始めるのでしょうか?高木さん「北日本は例年並みですが、西日本・東日本は2月下旬から。例年より早く花粉の飛散が始まると予測されています」――例年より飛散時期が早いということは、花粉の量も多くなるのでしょうか?高木さん「花粉飛散量は平年の1割増、東日本は3割増とやや多い予想です。もっとも飛散量が多いのは関東で、平年より5割と増加する見込みです」――ありがとうございました。高木さんによれば、「関東では例年より早く、例年以上の花粉が飛散する」とのこと。ある日突然、花粉症が発症することも珍しくないそうです。読者アンケートでは花粉が飛散する「2月(20.7%)」「3月(17.7%)」に花粉症対策を行う人は約4割でしたが、メガネやマスクなどを使って早めに対策することで症状をやわらげることができるといわれています。つらい目にあわないためにも、これからやってくる本格的な花粉シーズンに早めに備えたいですね。
2015年02月10日MSDはこのほど、花粉症・アレルギー性鼻炎情報サイト「花粉なう」において、期間限定コンテンツ「花粉飛散予報」をオープンした。「花粉なう」は、花粉症に悩む人へ向けて、花粉症対策に役立つ情報を提供するウェブサイト。花粉症の知識をゲーム感覚で習得できる「花粉症道場」と「花粉症の基礎知識」をはじめ、さまざまなコンテンツをそろえている。今回オープンした「花粉飛散予報」では、毎日更新される全国132地域の1週間分の花粉飛散量を5段階で表示する。また、スギやヒノキなど飛散している花粉情報を7パターンで提供。自分の地域における花粉量と飛散している花粉の種類を一目で確認することができるという。同コンテンツの掲載期間は5月末までとなり、パソコンおよびスマートフォンで閲覧できる。
2015年02月07日日本調剤は2月5日、「花粉症の実態と対策」の調査結果を発表した。同調査は1月16日~19日、これまでに花粉症と自覚・診断されたことがある全国の20~70代以上の男女1,198人を対象に、インターネット上で実施したもの。まず「花粉症の症状がひどい季節」について聞いたところ、「春(3月~5月)」と回答した人が85.1%と圧倒的に多かった。また、花粉症で起こる症状のトップ3には「目のかゆみ」(80.6%)、「くしゃみ」(72.6%)、「鼻づまり」(66.4%)があがった。次に「花粉症の治療で病院に行くか」を聞いたところ、「病院に必ず行く / 行く場合もある」と回答した人は約6割を占めた。「病院に行く」割合が最も高いのは、女性70代以上の層であることがわかった。一方で「病院に行かない」人も約4割おり、その理由としては「我慢できる程度だから」(44.6%)、「面倒だから」(33.5%)が上位にあがっている。また、病院に行く人に「1回の診察費や治療薬費でかかった費用」を聞いたところ、「1,000~2,000円未満」が最も多く、36.2%を占めた。男女ともに70代以上の後期高齢者では、「1,000円未満」が最も多いことがわかった。続いて「花粉症の治療薬を使用するタイミング」を聞いたところ、内服薬、外用薬ともに「花粉症の症状が出てから使用する」(内服薬: 29.6%、外用薬: 38.0%)、「症状がひどい時だけ使用する」(内服薬: 24.1%、外用薬: 23.5%)が上位にあがった。これらを合わせると、半数以上の人は花粉症が発症してから治療薬を使用していることがわかる。花粉症の治療薬を使用している人の満足度を調査したところ、「満足している」人が10.0%、「やや満足している」人が44.5%を占めたものの、半数近くの人は治療薬に満足感を得ていないことがわかった。さらに、「花粉症の治療薬の影響」について聞いたところ、内服薬は「特に影響はない」との回答が最も多く、42.8%を占めた。次いで「眠気」(36.8%)、「口や目の渇き」(26.6%)、「ボーッとする・集中力の低下」(24.7%)があがっている。そこで、「治療薬の影響が出た場合は医師や薬剤師に相談するか」を聞いたところ、約7割の人が「必ず相談する / 相談することもある」と回答した。最も相談する人が多いのは、女性40代で83.0%を占めている。
2015年02月06日いよいよ花粉症の本番シーズン。できれば薬に頼ることなく快適でヘルシーな日々を過ごしたいアラフォー女子に、今回はナチュラルレメディ(自然療法)の視点から注目のケア法をご紹介します。炎症を悪化させない “抗酸化ケア”体内に抗体ができてしまうことで起こるアレルギー症状。完治は難しいものの、ケア次第で皮膚や粘膜で起こってしまう炎症をできるだけ小さくすることは可能です。炎症が起きた体内には活性酸素が増えるため、食事や良質なサプリメントで抗酸化力を高めましょう。ポリフェノールが豊富な甜茶、天然のマルチビタミンといわれるネトル(イラクサ)など、抗酸化力の高いハーブはこれまでにも花粉症対策において注目されてきました。また、アレルギーは免疫反応のひとつなので、免疫細胞の60〜70%が集まっているという腸内環境を良い状態に保つことも、症状を軽くする重要キーのひとつ。小学生の頃から花粉症に悩まされてきた私も、腸内美化をできるだけ意識しながら、毎年ひとつ気になるナチュラルレメディを試した結果、症状をかなり軽くすることに成功しています。注目の花粉症対策ハーブ“春ウコン”そして、近年になって注目が高まっているのが春ウコン。ウコンの別名はターメリック。すぐにカレーに入れるスパイスが思い浮かぶ方もいると思いますが、日本でよくカレーに使われるのは、二日酔い防止に効くといわれる秋ウコンです。秋ウコンは、肝臓に良いとされるクルクミンという成分が非常に豊富。しかし春ウコンは、フラボノイドやカンファーといった精油成分、ミネラルが豊富です。約1000種類におよぶ薬効成分を含んでいるそうで、活性酸素による炎症の鎮静や、体全体の免疫機能のサポートに役立ってくれます。春ウコンもカレーやスープ、ターメリックライスなど、スパイスとして料理に使うこともできますが、やや苦みが気になるかもしれません。摂取する場合は、オブラートに包んで摂る方法がおすすめです(1日あたり3〜5gくらいが有効な摂取量といわれています)。ムズムズ感がはやく鎮まる“鼻うがい”それでも風が強く花粉が大量に舞う日などは、どうにも鼻がムズムズ…。そんな時には、ヨガを習慣にしている人の間ではおなじみ、小さな水さしのような形をしたネティポットを使った“鼻うがい”を試してみるのも手です。▼鼻うがいのやり方1)まずは洗浄液の準備を。人肌よりややぬるめ(33℃程度に)に冷ました白湯に天然塩を入れて0.9%の生理食塩水をつくり、ポットの7分目まで入れます。2)洗面台などで少し前かがみになり、首を軽くかしげて口をやや開けた状態で上側の鼻の穴から洗浄液を少しずつ注ぎます。少しずつ頭全体を傾け、反対側の鼻の穴から洗浄液を流しだします。3)口を閉じると、食塩水が喉に入って流れ込んでしまうため必ず口を開けて行います。お湯の量が半分になったら、反対側に顔を向けて同様に。鼻うがい後は、ティッシュで片鼻を押さえながら鼻をそっとかむ要領で洗浄液と空気を出します。鼻の粘膜がクリーニングされると、気になっていたムズムズやグズグズ感が速やかにすっきり。ただし、間違った使い方をしてしまうと別の炎症を招いてしまうことがあるので以下の点に注意して行ってください。“鼻うがい”時に気をつけたいこと・わずかでも細菌などを含んでいる可能性のある水道水は使わない。・一度湧かしてぬるめに冷ました白湯を使う。・使用する白湯は清潔な容器に保存、24時間以内に使い切る。・手や器具は洗って乾いた状態から行う。・鼻うがい後は、粘膜や鼓膜を傷めないよう思いきり鼻をかまない。・就寝2時間前には洗浄を行わない。・蓄膿症などの耳鼻疾患がある方は行う前に専門医に相談を。水道水に含まれるわずかな細菌は、飲用の場合は胃酸で死滅しますが、湿度のある鼻腔に入るとそのまま残って大きな炎症を招いてしまうことがあるそう。また、鼻うがい後すぐに横になってしまうと、洗浄液が完全に排出されずやはり鼻腔内に残ってトラブルの素になるため、ベッドに入る直前は避けましょう。ナチュラルレメディ(自然療法)はあくまで自分の体に本来備わっている治癒力を応援するもの。自己流で行って炎症を悪化させてしまっては台無しなので、作法をふまえ、体の声を聞きながら取り入れたいですね。
2015年02月06日MSDの「花粉なう」2015年2月2日、MDSは同日、花粉症・アレルギー性鼻炎情報サイト「花粉なう」において、期間限定コンテンツ「花粉飛散予報」を開設したことを発表した。花粉飛散予報毎日更新される全国132地域の1週間分の花粉量を5段階で、飛散している花粉の種類(スギやヒノキなど)を7パターンで提供。自分の住居や出かける際での花粉量と飛散している花粉の種類を一目で確認することが可能。掲載期間は2015年2月~5月。パソコンあるいはスマートフォンで閲覧可能となっている。花粉なう「花粉なう」はMSDが提供する花粉症・アレルギー性鼻炎に関する情報提供サイト。コンテンツには、「花粉症 症状ちぇっく」、「花粉症道場」と「花粉症の基礎知識」、「花粉飛散予報」、「花粉温度なう!」、「病医院検索」がある。「花粉症 症状ちぇっく」は自分自身の症状を確認することにより、医療機関で医師と相談するときに役立つ。「花粉症道場」ではクイズに答えることで、ゲーム感覚で知識が得られ、「花粉症の基礎知識」はその解説。「花粉飛散予報」が今回オープンしたもの。「花粉温度なう!」花粉飛散の開始を1月1日の累積気温で推計。累積気温が摂氏400度が飛散開始の目安といわれている。2015年2月1日までの累積温度は摂氏330度。「病医院検索」では花粉症について相談できる医療機関の情報を住所、最寄り駅名、郵便番号などから検索可能。(画像はプレスリリースより)【参考】・MSDプレスリリース
2015年02月05日そろそろ花粉症が気になるシーズンですね。花粉症の人にとっては、憂鬱な日が続きます。少しでも楽に過ごせるように、今から対策を考えたいものです。室内の花粉症対策には、空気清浄機が注目されがちです。けれども、床はもちろん、ソファや家具の隙間、棚の上などあらゆるところに花粉は存在し、一度落ちてしまうと空気清浄機では取り除けないのです。そこで、花粉対策にこそ是非使ってほしいと名乗りを上げているのがミーレの紙パック式掃除機。AllAbout家電ガイドの滝田勝紀さんもまさに「花粉対策には掃除!」の提唱者。滝田さんも指南するミーレの紙パック式掃除機の注目すべき3つのポイントとは?■床だけではなく空気もきれいにできること掃除機で床をきれいにするのはもちろんですが、きれいな排気を送り出すことで、空気もきれいにできる掃除機を選びましょう。ミーレの紙パック式掃除機なら、合計11層のエアクリーンシステムによって、0.3μm以上の微粒子の集塵率99.999%以上(ASTM F1977に準拠したテスト結果)の排気性能を誇ります。空気清浄機にも負けないほどのクリーンな排気を送り出すことで、床だけでなく、空気もきれいにしてくれるのです。■吸引力がすぐれていること室内の花粉を確実に取り除くには、床やカーペットから花粉を確実に取り除く力強い吸引力が必要です。排気性能とともに、高い吸引力を持つ掃除機を選びましょう。ミーレの紙パック式掃除機なら、ゴミをしっかり集めるノズル、心臓部である高効率なモーター、さらには吸引力を最大化する空気の流れの三位一体の吸引力によって、強力なダストピックアップ率を誇ります。だから、床やカーペットから花粉をしっかり取り除いてくれるのです。■床以外にもたまった花粉を取り除けること花粉は、空気中や床だけでなく、ありとあらゆるところにたまっています。例えば、ソファ、家具の隙間、棚の上、テレビ、パソコンの電子機器など。帰宅した際の洋服にも花粉はたくさんついています。さまざまなところに対応できる掃除機を選べば、お部屋の花粉症対策はバッチリです。ミーレの紙パック式掃除機なら、ホコリ取用ノズル、すきま用ノズル、家具用ノズルの3点のノズルが備わっているので、家中のあらゆる場所に対応できます。今なら、対象のミーレ掃除機を買った人に抽選で、HEPAエアクリーンフィルターを10個プレゼントする 「きれいな空気を最大10年分プレゼントキャンペーン」 も実施中。さらに応募した全員にHEPAエアクリーンフィルター(税抜¥5,940相当)がプレゼントされるので、この機会にぜひ応募しては?(キャンペーンは4月30日まで。応募受付は5月18日まで)本格的に花粉の季節がくる前に、しっかり花粉対策ができる掃除機を準備しておくことをオススメします。ミーレ紙パック式掃除機で、ツライ花粉の季節を少しでも快適に過ごしたいですね。・ミーレ・ジャパン 公式サイト
2015年02月03日ロート製薬はこのほど、「子どもの花粉症」に関する調査結果を発表した。同調査は2014年12月2日~8日、0~16歳の子どもを持つ父母を対象にインターネットで実施したもの。父母1,522人の有効回答をもとに、その子ども2,452人の症状や実態などについて集計・分析を行った。はじめに「自分の子どもが花粉症であるか」を聞いたところ、親が「花粉症である」と実感している子どもは32.7%(「花粉症」「花粉症も通年性アレルギー性鼻炎も両方」の合算)を占めた。過去に行った同様のアンケートによると、2012年は「花粉症の子ども」の占める割合が25.7%、2013年は28.8%だった。2012年と比較すると2014年は7ポイントも増加していることになる。次に「現在、子どもが該当するアレルギー症状」について聞いたところ、「アトピー性皮膚炎」の子どもが10.6%なのに対し、「花粉症」の子どもは32.7%と3倍以上いることがわかった。そこで、子どもの花粉症を実感している親にその発症年齢を聞いたところ、「3歳」「5歳」と答えた人が12.3%(同率)で最も多かった。さらに「5歳までに発症」した子どもは43.8%(2012年:36.6%、2013年:41.8%)、「10歳までに発症」した子どもは80.4%(2012年:69.3%、2013年:78.6%)を占め、過去3年間で花粉症の発症年齢が低くなっていることがわかる。続いて「子どもが目をこすったり、かいたりすることはあるか」を聞いたところ、「充血やかゆみがあり、目をかいている」子どもが最多で21.3%を占めた。「充血はなく、目の周りの皮膚をかいている」(9.2%)、それらの症状が「両方ある」(3.5%)という回答と合わせると、34.0%の親が子どもの目元に何らかの症状を感じ取っていることがわかった。さらに「子どもに目の充血やかゆみがあり、目をかいている」と回答した親に、「症状が出た時に目薬を使っているか」を聞いたところ、73.4%の親が「目薬を使っている」と回答した。その一方で、「目薬は使っていない」という親も19.0%おり、約5人に1人の子どもは、充血やかゆみなどの目の症状がありながら目薬を使っていないことが明らかとなった。調査結果を受けて、小児アレルギー専門医の末廣豊氏(大阪府済生会中津病院小児科 免疫・アレルギーセンター/日本小児アレルギー学会評議員・理事)は、「花粉症の子どもの症状は大人と同様に、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが起こります。特に目のかゆみに関しては、我慢できずに目の周りや目の粘膜を手でかいたり、こすったりしてしまいます。目のかゆみは手でかいたり、こすったりしても良くならず、粘膜が傷ついたり炎症が悪化する恐れがあるため、目薬でかゆみを抑えることが有効です」とコメントしている。
2015年01月28日一般財団法人日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の「2015年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第3報)」を発表した。第3報では、全国8都市のスギ・ヒノキ花粉飛散のピーク時期について予測。また、最新の長期予報や花芽調査などに基づいて、前回予測(2014年12月3日発表・第2報)に一部修正を加えた。○飛散開始時期&ピークは?2015年春のスギ花粉の飛散開始は、例年並みか早くなる予想となり、2月上旬に九州、四国、東海地方から花粉シーズンが始まる見込みだという。気温の点から見ると、1月下旬は全国的に概ね平年並みとのこと。2月から3月にかけては、西日本と東日本では平年並みか高く、北日本は平年並みだという。この時期の気温が平年より高いとスギ花粉の飛散開始は早くなる傾向にあるため、スギ花粉の飛散開始は、西日本と東日本は例年より早く、北日本は例年並みと予測されている。ただし、寒い日が続いていても急に気温が高くなる日があると、予測よりも早く飛び始めることもあるという。そこで、天気予報専門サイト「tenki.jp」では、全国各地の飛散情報を公開している。スギ・ヒノキ花粉の飛散数がピークになる時期は、花粉シーズン中の気温や予想される総飛散数と関係があるとされている。2~3月の気温は全国的に平年並みや高い予想だが、ピークを早めるほどではない見込み。このため、スギ・ヒノキ花粉それぞれのピークは例年並みだという。スギ花粉のピークは、福岡(福岡県)は2月下旬から3月上旬、高松(香川県)、広島(広島県)、大阪(大阪府)、名古屋(愛知県)、東京都は3月上旬から中旬の見込み。また、金沢(石川県)と仙台(宮城県)は3月中旬から下旬にピークを迎えるという。そして、スギ花粉のピークが終わった後は、金沢と仙台を除く各地でヒノキ花粉がピークを迎える見込み。金沢と仙台は4月にヒノキ花粉が飛散するものの、飛散数が比較的少なく、はっきりとしたピークはないという。○飛散数は?2015年春のスギおよびヒノキ花粉(北海道はシラカバ)の総飛散数は、九州から近畿地方のほとんどの地域は例年より少ないかやや少なく、東海から東北地方は例年並みとのこと。ただし、北海道は例年よりやや多くなる見込みだという。2014年の花粉の飛散数が少なかった北陸、関東甲信、東北地方では、2015年春の飛散数は前年の2~3倍になるとのこと。一方、前年の飛散数が例年よりも多かった九州や四国地方では、2015年春の飛散数は前年に比べて非常に少なくなる見込みだというまた、花粉の飛散数は前年の夏の気象条件が大きく影響し、一般に気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は、花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数は多くなるとのこと。2014年の夏は、北陸、関東甲信、東北地方では気温が高い所が多く、九州や四国地方では「低温」「少照」「多雨」という花芽が形成されにくい気象条件となった。このため、2015年春の花粉飛散数は、西日本では例年より少ない所が多く、東日本と北日本では例年並みかやや多いと予測されている。
2015年01月26日「JINS 花粉CUT(ジンズカフンカット)」を販売するジェイアイエヌはこのほど、"正しい花粉対策"についてまとめたニュースレター第1弾を発行した。○関東の飛散量は昨年比180%以上の予測環境省の「平成27年春の花粉総飛散量及び飛散開始時期の予測(第1報)」(2014年12月25日発表)によると、花粉シーズンの本格到来は2月上旬となる見込みだという。2015年春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、東北、関東、甲信、北陸、東海の各地方で昨年に比べ「かなり多くなる」(前年比180%以上)見通し。また、近畿地方および中国地方でも「並」(前年比80%以上~120%未満)か「やや多くなる」(前年比120%以上~150%未満)と予測されており、昨年よりも万全な対策が必要とのこと。なおスギ花粉の飛散開始時期については、関東、東海地方の太平洋側、四国、九州の各地方では遅くなり、その他の地方は昨年と同様かやや早くなる見通しとなっている。○ドクターが教える花粉対策のポイントそこで、眼のアレルギーの専門家である「両国眼科クリニック」院長の深川和己氏に対策のポイントを聞いた。まず、「スギ花粉は飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めるので、花粉前線が到達する2週間程度前から早めの花粉対策を行うことをおすすめします」と深川氏。そして最も効果的な花粉対策として、「体内に花粉が入ることを可能な限り防ぐこと」をあげた。花粉対策として多くの人がマスクを着用しているが、それに比べて無防備になっているのが防衛機能の弱い「眼」だという。「仮に眼の症状が軽かったとしても、眼から入った花粉が涙に溶けて鼻涙管(眼と鼻をつなぐ管)を伝い鼻や口に侵入して症状を引き起こす可能性があります。このことから、花粉対策メガネのようなアイテムをマスクと組み合わせて使用することは非常に効果的な対策になります」と深川氏。○注目を集める「舌下免疫療法」とは?花粉症の治療法のひとつに、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させ、アレルギー反応を弱めることで完治させる「免疫療法」がある。特に、2014年10月に保険適用の新薬が発売され注目を集めているのが「舌下免疫療法」だという。これまではアレルゲンを入れる方法は注射療法のみだったが、新たに「スギ花粉エキス」を浸したパンを舌下に入れる舌下療法が開発された。これにより、自宅でも安全に取り組みながら根治が期待できる治療法として、治療を受ける人の増加が予想されるという。深川氏は注意点として、「舌下免疫療法は毎日の投与が必要だったり、最低でも2年程度の期間を要するなど、長期間にわたり根気よく治療に取り組む必要があるので、治療中はできるだけ体内に花粉を入れないようにすることが大切です。治療の成果が見られるまでは、マスクや花粉対策メガネでしっかりと対策することをおすすめします」とコメントしている。
2015年01月24日花粉対策メガネ「JINS 花粉CUT」などを展開するジェイアイエヌはこのほど、「2015年の花粉動向」について明らかにした。環境省の発表(2014年12月25日)によると、花粉シーズンの本格到来は2月上旬となる見込みだという。2015年春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、東北、関東、甲信、北陸、東海の各地方で昨年に比べ「かなり多くなる」見通しで、前年比180%以上(※)と予測している。近畿地方および中国地方でも並かやや多くなると予測されており、昨年よりも万全な対策が必要とのこと。また、スギ花粉の飛散開始時期については、関東、東海地方の太平洋側、四国、九州の各地方では遅くなり、その他の地方は昨年と同様かやや早くなるという。同社では、本格的な花粉シーズンの到来に先駆け、花粉対策メガネ「JINS 花粉 CUT」シリーズのハイエンドモデルを販売している。シリーズ過去最高値の最大98.7%の花粉カット率を実現。また、花粉よりも細かい微粒子PM2.5(微小粒子状物質)も最大97.9%カットする。さらに顔の形に合わせてフィットする「フレックスカバー」を採用したことで、よりフィット感が高まり、花粉から目を守ることができるという。価格は度なし5,900円、度付き7,900円(いずれも税別)。※前シーズン比が、50%未満は少ない、50%以上~80%未満はやや少ない、80%以上~120%未満は並、120%以上~150%未満はやや多い、150%以上~180%未満は多い、180%以上はかなり多い、としている
2015年01月23日資生堂はこのほど、花粉、PM2.5を肌と髪に寄せ付けないスプレー「イハダ アレルスクリーン」(50g/税込972円)を全国のドラッグストアにて発売した。同商品は、資生堂独自の特許技術「反発イオン技術」(特許第4562585号:花粉吸着防止剤に関する特許)により、花粉の反発と吸着を防止するスプレー。でかける前にひとふきするだけで、湿疹、皮膚炎の原因のひとつである「アレル物質(花粉、PM2.5)」を肌と髪に寄せ付けないという。天然温泉水も配合。なおエアゾール容器を採用し、ミクロの霧でメークの上からでも使うことができる。約4時間おきに1日3~5回の使用が目安となる。
2015年01月16日名古屋眼鏡は1月下旬、子ども用の花粉防止メガネ「スカッシーセーフティー」(キッズサイズ・ジュニアサイズ/税別3,000円)を発売する。2014年の花粉飛散シーズン、同シリーズの出荷状況はキッズ用サイズが全体の20%を占めたという。また各機関の調べでも、子どもの花粉症の発症が年々増えていることが発表されている。一方で、メガネの使用方法の誤りや不慮の事故により、目の周りをケガするなどの事故も発生しているという。そうした状況から、同社では子ども向けに特化した、安全性の高い花粉防止メガネを発売するに至ったとのこと。同商品は、花粉の侵入を防ぐためのフード部分にシリコンを採用し、すき間が少なく、肌にやさしくフィットするのが特徴。万一の衝撃などで、フードが押し当てられてしまった場合の危険も軽減されるとのこと。また、シリコンフードは簡単に取り外せるため、手入れもしやすく、清潔に保つことができるという。フレーム部分の素材には、柔軟性に富んだ「TR90」を使用。また、耳に掛ける部分が調節できるソフトアームを採用し、子どもの顔にも合う仕上がりに。なお、レンズは度付レンズに交換が可能とのこと。
2015年01月07日おめでたいおせち、食べる際のポイントは?目前に迫ったお正月。実はカロリーの高い「おせち料理」と、上手に付き合うプチ・ルールが、WACOAL BODY BOOK(ワコールボディブック)の「スリムの法則『食に美あり!』」で紹介されている。「お正月・おせちの攻略法」と題された特集によると、年に一度のおせち料理を楽しむにあたっていくつかのポイントがあるという。あなどれない!高カロリーなあのメニューおもちが入ったお雑煮をはじめ、おせちも実は高カロリーなメニューがたくさんある。砂糖がたっぷり入った「煮しめ」は、1人前で170~300kcalにもなるという。その他、やはり砂糖で甘みをつけてある「ぶりの照り焼き」や「栗きんとん」も食べ過ぎには注意。低カロリーなのは、「なます」や「かまぼこ」、「数の子」などだという。盛り付け方にも要注意!また、お正月太りの大きな原因として挙げられるのは、「みんなでワイワイ、長い時間食べたり飲んだりし続けること」。お正月の食卓には大皿料理が並ぶことが多く、自分の食べた量を把握しにくいので食べ過ぎてしまうという。これを防ぐためには、「あらかじめ1人前の量を決め、小皿に分けて盛り付ける」ことが効果的だという。100円ショップの飾りや、赤や金の敷き紙を使えば、少しの量でもゴージャスにお正月らしく盛り付けられる。ほんの少しの知恵と工夫で、お正月太りを撃退しよう。(画像はプレスリリースより)【参考】・WACOAL BODY BOOK「お正月・おせちの攻略法」・プレスリリース(ニュースリリースポータル)
2014年12月27日日本バナナ輸入組合はこのほど、花粉症に関する調査結果を発表した。同調査は11月11日~14日、全国の20歳~49歳までの花粉症に悩んでいる女性500名を対象に、インターネットで実施したもの。「花粉症の自覚症状がどの程度か」を聞くと、最多は「中度」で54.2%を占めた。また「重度」の悩みを抱えている人の9.0%と合わせると、6割以上の人は毎年の花粉症対策に手が抜けないことがうかがえる。「花粉症でもっともつらいこと」を聞いたところ、最多は「鼻水が垂れる」で52.8%。続いて、「くしゃみ・かゆみで眠れない」(18.2%)「ものごとに集中できない」(16.0%)があがった。「花粉症はあなたの仕事の効率・成果・内容に影響を及ぼしているか」を聞いたところ、「とても影響している」「影響している」「少し影響している」と回答した人の合計は80.0%を超えた。ほとんどの人にとって、花粉症が仕事に影響を及ぼしていることがわかった。花粉症対策で行っていることを質問したところ、最多は「マスクをする」で81.4%を占めた。続いて「薬を服用する」(59.4%)「うがいをする」(34.8%)「点鼻薬を注す」(31.8%)が上位にあがった。「花粉症対策は毎年、自覚症状が出るどのくらい前からしているか」を聞いたところ、最多は「自覚症状が出てから」で62.2%だった。このことから、花粉症の症状に苦しんでいる人が多いものの、多くの人が日頃からの予防は行っていない実態が明らかとなった。「普段、花粉症に効く食べ物を意識して食べているか」を聞いたところ、意識して食べている人は18.8%にとどまった。「食事に気を使っている」と回答した人に、「どういったものを花粉症対策として食べているか」を質問したところ、94.7%もの人が「ヨーグルト」と回答。続いて「お茶」(41.5%)「トマト」(21.3%)が続いた。一方で、花粉症対策として食べているものを摂取した結果については、「とくに変化はない」と感じている人が64.9%と半数を超えた。
2014年12月19日花粉問題対策事業者協議会はこのほど、来春の花粉飛散の本格シーズンを前に、同協議会の取り組みを紹介する「秋季フォーラム」を開催した。同イベントでは、日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科・松根彰志医師が「身近な花粉症対策の考え方」をテーマに発表した。花粉症・アレルギー性鼻炎とは、スギなどの花粉(季節性)、ダニ(通年性)の成分の一部を吸入することにより感作され、即時型アレルギー反応を介して、くしゃみ、鼻水、鼻づまり(3主徴)などの鼻症状が現れる。時には目のかゆみなどの目症状、のどのイガイガ感などの異常感を引き起こすことも。なお、原因は吸入抗原であり、卵白や乳製品などの食餌性アレルギー疾患とは異なるという。患者数は世界的に先進国を中心に増加傾向にあり、世界中で推定6億人の患者(世界人口は約70億人)がいるという。「鼻アレルギー診療ガイドライン 2013」によると、日本だけでも、1998年と比べて2008年は花粉症・アレルギー性鼻炎が増加傾向に。また、若い世代への影響が極めて大きいとのこと。花粉症・アレルギー性鼻炎による悪影響として、仕事能率の低下、成人睡眠時無呼吸、生活習慣病(高血圧、血管障害、糖尿病)の発症や増悪、治療抵抗性などがあげられる。また鼻呼吸障害により、小児睡眠時無呼吸、学校生活や学習効果への弊害などが起きるという。同ガイドラインによると、花粉症・アレルギー性鼻炎の治療法は大きく2つ(広義・狭義)に分けられる。広義の治療としては、患者とのコミュニケーション、花粉抗原の除去と回避がある。また、狭義の治療としては、薬物療法、アレルゲン免疫療法、手術療法があげられる。中でも免疫療法は、舌下免疫療法がスタートするなど注目を集めているという。これについて松根医師は、「複数の治療法を組み合わせて治療していくことが大事です」とコメントした。
2014年12月09日