日本最大級のファッション&音楽イベント「GirlsAward2015 SPRING/SUMMER」(以下、GirlsAward)が4月29日(水・祝)、国立代々木競技場第一体育館にて開幕。女優の石原さとみが「GUILD PRIME」ステージに登場し、オープニングを飾った。“渋谷からアジアへ。そして世界へ。”のコンセプトで行われるGirlsAwars。2010年に第一回目「GirlsAward2010 SPRING/SUMMER」を開催して以来、年2回国立代々木競技場第一体育館を拠点とし開催してきた同イベントも、今回で設立5周年、第11回目の開催を迎える。映画『進撃の巨人』の公開が夏に控える石原さんは、今回、「GUILD PRIME」のランウェイに登場。堂々たるウォーキングで会場を大いに沸かせた。「GUILD PRIME」のテーマは「BACK TO 90’s」。石原さんはカーキのロングスカートにショート丈のライダースジャケット、大ぶりのイヤリングで登場し会場を魅了した。この後、玉城ティナ、メロディー洋子、河北麻友子、浦浜アリサ、菜々緒らモデルたちが「GUILD PRIME」のショーに登場した。(text:cinemacafe.net)
2015年04月29日・GTC 2015 - Deep Learningを理解する(前編)はコチラ・GTC 2015 - Deep Learningを理解する(中編)はコチラ多くの対象物が含まれている画像の認識は難しいのであるが、次の例のような写真では食べ物が確度16%で第1候補、夕食が3.1%、バーベキューが2.9%マーケットが2.5%、食事と七面鳥が1.4%でなかなか良い認識が並んでいる。元の画像は247KBで処理時間は110msである。一方、次の写真は洞窟の内部の写真であるが、人間でも、何の写真であるか判別が難しい。システムはスぺインのサグラダファミリア教会と間違え、バルセロナが確度6.5%、サグラダが1.9%、ファミリアが1.4%となっている。しかし、洞窟も2.2%で第3位の候補に入っている。元の画像は278KBで処理時間は113msである。画像認識は、すでにFacebook、Google、Microsoft、Twitterなどで、顔認識、画像サーチ、写真の整理などに用いられている。顔認識では、正面から見た画像に変換してからフィルタを掛けて畳み込みを行う。ただし、Facebookでは、全画面に一様なフィルタではなく、目の周囲や口角など特徴的に重要な部分については特別なフィルタを使っているという。そして、最後の数層で顔の特徴を表すラベルに変換する。インターネットで見かけた写真の人物を探すというのは良く用いられる使い方で、左側のような有名人のデータベースとサーチする写真の顔が同一人か別人かを判定する。同一人判定では、人間の97.5%の同一判定(黒線)に対して、FacebookのDeepFace(赤線)は97.25%とほぼ同等で、現在ではこのデータよりも改善されているという。ConvNetsの第1層は、次の図のように、単位小領域の中で、各方向の線やグラデーションを検出するフィルタとなっている。そして第2層では、この結果を受けて、第1層より上位の特徴を検出する。次の図は第2層のそれぞれのフィルタに最も強く反応する9種の小領域の画像(パッチ)を示している。左上のフィルタは黒っぽい塊がある画像に反応し、4行目の右端のフィルタはドーナツのような2重円に反応している。また、各種の台形などの幾何学模様に反応するフィルタも多く存在する。そして、次の図は、第2層のTop-9パッチに対する出力である。次の図は第5層の各フィルタに反応するTop-9パッチで、3行目の右端や4行目3列のフィルタは犬の検出フィルタ、2行目4列はキーボードの検出フィルタとなっている。次の図は、第5層のTop-9パッチに対する出力である。パターンが細かいので見るのが難しいが、犬の顔など第2層よりも高次の特徴を抽出していることが分かる。このように、初めの層では斜めの線などの低レベルの特徴を抽出し、高次の層になると前の層の特徴を組み合わせた特徴を抽出するようになり、第5層では犬やキーボードなどかなり具体的な対象に強く反応するフィルタが出てくる。次の図のように、各層の出力にクラス判別機を入れてみると、1層目の精度は25%程度であるが、層を経るごとに精度が高まり、6層目では70%を超える精度になっている。このように、ネットワークの層の深さは重要であり、ILSVRC2014のモデルは約20層という構成になっている。ここまでは2次元の画像の認識の話であったが、時間軸を加えたビデオの認識についても研究が行われている。このためには空間と時間を合わせた3次元の畳み込みとプーリングが必要となる。しかし、時間をいれた処理となるので、動きの検出や将来のアクションの予測ができるようになる。ビデオ認識の例。ローラースケートを履いたプレーヤーがかたまっているが、全体が移動していることから、ローラーダービーと正しく認識している。この一連の記事から、Deep Learningの歴史と現状、どのようにして認識を行っているかの原理について理解を深めて戴ければ幸いである。
2015年04月09日コム デ ギャルソン・コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS COMME des GARCONS)の15-16AWコレクションは可愛さにあふれている。セーラーカラー、ジャンパースカート、フラットな丸い襟などスクールガール風からスタンドカラーのチャイナジャケット、小花の刺繍が散るワンピースなどシノワズリのアイテム、スポーティーなしわ加工が施されたサテンのブルゾンやスカートなどちょっとしたアクセントがコムコムらしい。レオパードプリントのコートはコレクションにスパイスを与える。抽象的なサークル文様が描かれたレースのワンピースや前立て裏にフリルが縫い付けられたデコラティブなジャケットなどメインラインとリンクするアイテムも。ドクターマーチンとのコラボシューズにはタッセルローファーが登場。また今季新たにスウェーデンのスニーカーブランド「スパルウォート(SPALWART)」とのダブルネームスニーカーがラインアップした。
2015年04月02日トリコ・コム デ ギャルソン(tricot COMME des GARCONS)が15-16AWコレクションをコムデギャルソン社ショールームにて発表した。今季は柔らかい雰囲気のデニム使いが特徴的。起毛デニム、チェックなど様々なテクスチャーで登場。テントコート、ワンピース、ラッフルが揺れるフレアスカートなどに落とし込まれ、ブランドらしいシルエットと混ざり優しい印象を醸す。トリコらしいフリルやフレアが変わらずフェミニン。シャツ、ドレス、ショールを飾る。ワンピースフロントのタックをつまんでフリルのように見せる凝ったパターンも。花柄シフォン、レースとあいまって柔和な表情だ。
2015年03月31日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARCONS)は幾何学的な構造に熱中しているようだ。15-16AWコレクションはパターンで蛇腹のような構造としたディテールや布でつくり出した大きなスタッズが代表的なテクニック。蜂の巣のようなスカートや途中から網目状となるコート・ポンチョなどは布の一部を繋いでつくり出した。黒やグレーの無彩色から赤や紫などのビビッドなカラーまで提案され、造形を色で楽しむ。球体に作られたブルゾン、コートの襟を形作るこのストラクチャーはまるで建築のようだ。円弧が連続するケープは、一つひとつの形状をパターンで取り、チュールに重ねて造形している。どれもペタリと平面になって楽しい。ジュンヤらしいパンキッシュなスタッズはワンピース、ショールを覆う。トゲトゲとしたテクスチャーはアーティスト・木村浩一郎の作品のようなインパクトだ。パンツのフロントやシューズのメタルなスタッズと呼応する。
2015年03月30日ザ サカキ(theSakaki)が15-16AWコレクションを披露する「申展」を行った。申=猿ではなく、デザイナー・榊弘太郎が“申す”プレゼンテーションだ。「アイテムの見た目やネーミングから“和”とくくられることは表層的。なので、自分で説明したい」と榊デザイナーが申すプレゼンテーションは始まった。今シーズンの新モデルは3型。撥水生地とウールで切り替えたリバーシブルハンティングコートとクラッチバッグのように畳まれるパッカブルマウンテンパーカは、ボタンで違和感なく合体する新アイテム。コートの上にパーカを重ね、バックネックや脇、股下を留めることでスポーティーなルックへと変化する。「雨の日でも傘を持ちたくない」から作ったという。マウンテンパーカは3レイヤーの防水仕様。アイコンアイテムであるスタジャンとも合体可能だ。もう一つは2015年の干支・未に掛けて、ムートン、羊毛のメルトン、フラノなど羊にまつわる様々なマテリアルを盛り込んだボンバージャケット。スタジャンから派生したパターンの新型だ。今まで発表してきたimagi(居間着)、スタジャン、カンフージャケットはOni No InuMA-gi(On IMA-gi)、Do-gi(動着)、遣唐着とアイテム名が変わった。それぞれ和・洋・漢をイメージさせるアイテムだが、ネックのパターンは同様。「生地や付属品などでそれらのイメージが付けられるのは表層的」と申す榊は3要素を盛り込んだジャケットを製作。生地は広島の備後織り(和)、ボタンは装飾的なひも留め(漢)、そして形がテーラードジャケット(洋)という1着。襟を折り返し、タキシード仕様にもなる。ダブルのチェスターコートは、見た目は変わらないが仕様が大きく変わった。コートのトレンドは軽さや着易さが追求され、ダブルフェイスやボンディング生地が流行っているが生産が難しい。榊は軽さと作りやすさを追求した。まずボディの裏地を外し、縫い代をパイピングで仕上げた。「今は室内にいることが多い、(コートを)脱いだ時に見える裏地のしわが気になる」と榊は申す。また、表地と見返しの生地厚を変えている。これにより、自然に甘く返る襟のデザインとしている。アイロンプレスもしない。そもそもテーラーカラーは軍服のスタンドカラーが倒れて出来上がったもの。それ自体表層的ではないかと榊は考えている。「冬は襟を立てて着たい」とも。スーツのジャケットも同様の仕様を踏襲している。肩パッドは入れず、パイピングで代用。肩線を後ろにずらし、ダーツの処理とアームの丸みを確保した。毛芯などはあえて入れない。理由は「着易い」からだ。シャツはウイングカラーが新たに登場。生地は15SSから続く120双糸のオックスフォード。シャツ地のトランクスは丈が延びてステテコとなった。前後についた袋布の大きいポケットが裏地のように透けるのを防ぐ。スタジャンの刺繍サービスにも新デザインが登場した。西遊記の孫悟空。つまり、申(猿)だ。
2015年03月28日フィンランドのファブリックブランド「マリメッコ(marimekko)」が3月19日、東京・日比谷公園内の日比谷花壇で15-16AWシーズンのショーを行った。このコレクションは、2014年11月にマリメッコのクリエーティブディレクターに就任したばかりのアンナ・ターネル(Anna Teurnell)の世界観を世界に先駆け初披露したもの。コレクションのテーマは「Mindscapes」。都市の建築、リズムにインスピレーションを受けた。都会の女性が、慌しい日常の中でどのように安らぎの瞬間を見つけているか考察したという。建築家・乾久美子が設計したショーケースのような老舗フラワーショップ内にランウエイが設けられ、植物、観衆と親密な空気の中に、静かにモデルが表れる。肩がドロップし、丸みを帯びたチャコールグレーのコートは、柔らかでフェミニン。背開きのトップスや、肩開きのワンピースなど、カッティングやディテールはシンプルでコンテンポラリー。パジャマのようなシャツとパンツのセットアップ、ウエストをゴム仕様にしたクロップドパンツ、袖口を広めにとったトップス、ざっくりとしたロング丈のニットなど、アイテムは終始リラックスしたムード。足元はバレエシューズ。ブランドを象徴するテキスタイル「ウニッコ」も、大小のモチーフ様々にシャツ、ワンピース、スカーフなどに形作られる。ハッと目を引くほど鮮やかなオレンジのモヘヤコート、よく見ると凹凸のあるファブリックなど質感の遊びも楽しい。1951年の設立から現在に至るまで、大胆な色使いと斬新なプリントで、独自性を確立したマリメッコ。これまで色、柄、ファブリックで受け継いだタイムレスな精神が反映され、新しい可能性を感じさせるコレクションとなった。
2015年03月20日エルメス(HERMES)が新アーティスティック ・ディレクター、ナデージュ・ヴァンへ=シビュルスキー(Nadege Vanhee-Cybulski)を迎え、15-16AWウィメンズコレクションを発表した。彼女はメゾンの原点であるライディング・スピリットをリアルで上質なウィメンズウエアに落とし込んだ。シルエットはロング&リーン。キーカラーはブルーブラック、レッド、イエロー、アイボリーホワイト、ブラックなどで1トーンでのコーディネートが主。ナデージュの感性が、エルメスの持つ素材・技術と結びつき、エフォートレスな新コレクションを導いた。ファーストルックはブルーブラックのラムレザーブルゾン×コーデュロイパンツ。ブルゾンからはライナーのキルティングがスカートのように垂れ下がる。このキルティングは乗馬の際に鞍と馬体の間に敷かれるサドルパッドからインスパイアされたもの。他のルックでもレザーのキルティングがアウターに用いられている。同じくファーストルックで注目なのは、レザーブルゾン前身頃の一見ベルベットのような光沢を放つ半円型に切り替えられた素材。これはとろけるような肌触りの上質なスウェードだ。ナデージュはこの素材を好み、カシミアと切り替えたストライプコートやニットと組み合わせたタートルネックセーターなど様々なアイテムに用いている。また、エルメスの馬用ブランケット“ロカバール”のボーダー柄が今シーズンを代表するディテール。ケープ付きコートやバッグのストラップ、ストライプで切り替えられたレザーパンツなど端々にその要素が落とし込まれている。もちろん、エルメスのアイコン“カレ”も忘れていない。サングル(馬具の腹帯)柄やバンダナ柄のシルクのセットアップが登場した。乗馬服を連想させるロングコートやスポーティーなキルティングレザーコートには大きなポケットが付く。これは鞍の形からインスパイアされたもので、サイドからも手を入れられる2ウエイ仕様。ジャケットのボタンなどには鞍に打つ鋲「クルー・ド・セル」をあしらっている。ショーラストはエルメスには珍しいイブニングスタイルが提案された。けばけばしいドレスのようなものではなく、デイリーウエアに寄り添ったシックなアイボリーホワイトと黒のカクテルウエアが並んだ。カレの柄“ブリッド・ドゥ・ガラ(式典用馬具)”のジャカードセットアップ、美しい毛並みのミンクトップス、クリーンなアイボリーのシルクニットドレスなどエレガント。ラスト3ルックに輝きを添えたのは、エルメスのハイエンドジュエリー「オート・ビジュトリー」。ティアラ、ブレスレット、ネックレスが一連となっており、このシリーズも“ブリッド・ドゥ・ガラ”からインスパイアされたデザインだ。新バッグとして「オクタゴン」が登場。その名の通り八角形で、クラッチ、ショルダー、ハンドの3タイプが登場。クロージャーに金具を用いないミニマムな表情で様々なスタイルにはまりそうだ。
2015年03月18日ブルーガール(blugirl)の15-16AWコレクションは、ブランドの根底にあるロマンティシズムと、それを打ち消すようなマニッシュさという2面性を打ち出したアイテムを披露した。ゆったりとしたボリュームのコートや、裾に広がるワイドパンツ、ダブルブレストジャケットやひざ下丈のスカートなど、身体のラインを覆うようなアイテムが登場。これらはグレンチェック、千鳥格子などクラシックな柄を用いた厚手のツイード、フェルトなどで仕立てられ一層メンズライクなムードをまとう。一方で、シルクやジョーゼットを用いた軽やかでフェミニンなアイテムも健在。フルーツや花、鳥などハッピーなモチーフが散りばめられた絵画のような素材は、裾長の清楚なワンピースや、チュニック、パニエドレス、チャイナ風ドレス、パンツスーツなど自由自在に変化し、華やかさとリズミカルな躍動感をもたらす。ワンピースの上からショート丈のノースリーブニットを合わせベルトでマークしたスタイルも今季の特徴。時によって様々な装いをすることが出来るという新たな可能性を見出したこれまでの枠組みを逸脱するコレクションとなった。
2015年03月12日アニエスベーが、パリで開催する15-16AWウィメンズコレクションショーの模様をライブストリーミングで配信する。3月10日19時半(現地時間同日11時半)より。※会場の都合により、開始時間が遅れる場合があります。
2015年03月10日プラダ(PRADA)の15-16AWコレクションはクラシックとモダンを組み合わせた新しい女性像を見せた。提案されるルックはパンツスーツ、ストラップドレス、ベスト、ダブルのコートなどベーシックなアイテム。しかし、素材や色で大きく未来へシフトする。張りのある質感はダブルジャージ。ネオプレンのボンディングを使わないのがブランドらしい。この素材のパンツはレギンスのような印象だ。ヘリンボーンやハウンドトゥースなどトラディショナルな生地もナイロンを織り込むことでコンテンポラリーに変化。4・50年代のビンテージからインスパイアされたアウターの襟元やストラップドレスを彩るブローチやビジュー、脇のリボンテープ、肩のファーなど“可愛い”意匠だが、プラダの手にかかるとどこかひねられた印象になる。小物も存分にひねられる。ローファーのソールはSFチックなラバーソール。バッグは、中にもう一つ色違いのバッグが入っているという入れ子構造。表を全開で持つのが可愛い。
2015年03月06日エトロ(ETRO)15-16AWコレクションテーマはリッチタペストリー。豪奢なデザインにシックなトーンで家にいるかのようなリラックスした雰囲気を表現した。テーマのごとく、刺繍、織り、切り替え、プリントで絢爛な服のタペストリーを描く。ジャカード×スパンコール地×レザーのパッチワークジャケット、総スパンコールのドレス、ホームコレクションのファブリックを用いた張り感のあるシルエットのコートなどラグジュアリーなルックが並んだ。ファージャケットもパッチワーク。コートは裏地もタペストリー柄。裾を彩るのは窓外に見えるランドスケープをイメージした刺繍だ。ニットも布帛をはめたりと手が込んでいる。シルエットはIラインで細長いシャンープな印象だが、色と素材感で温かみのあるコレクションに仕上がっている。
2015年03月06日ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)の15-16AWコレクションは絵画のよう。ブラック、グレーと淡いグリーンやブルーが呼応する。ジャケットはシームを出したインサイドアウトのテクニックであえてカジュアルな雰囲気。合わせられるパンツはアンクル丈のテーパードタイプ。スカートをパンツの上に重ね履きしたようなルックは、実は脇で両アイテムがつながっているパターンに凝ったアイテムだ。レザーパーツをつないで作った鎧のようなジャケット、リブ編みニットにレザーをボンディングしたブルゾン、ムートンにプリント、プリントに見えるがすべて刺繍であったりと、ウエアはどれも手が込んでいる。ラストは絢爛なテクニックを施したソワレ達。ビーズ刺繍やタックなど手作業を駆使してシャガールやモネのような幻想的な絵をドレスの上に描いた。脇に流れる黒のラインがまるでサッシュが取れたようなデザインでウィットに富んでいる。足元がフラットブーツというのもアルマーニらしい。シューズは横から見るとチャンキーヒールのように太いが、脇が削がれており、バックから見るとピンヒールのように見えるというありそうでなかったモデルが登場。デザインと機能が両立している。
2015年03月05日スポーツマックス(SPORTMAX)の15-16AWコレクションはとてもウォーム感に溢れた構築的なアイテムが発表された。ブランケットを纏ったかのように襟や裾からはフリンジがこぼれ、裁ち端はハンドステッチでかがられる。シームにフリンジが挟み込まれたコートなど、全体で暖かみを創出する。フリンジはニットにも。胸元が大きく折り返されたニットはショルダーが表れ、フェミニンな印象だ。カラーはキャメル、ブラックの秋冬らしいモノトーンにイエローとアネモネ・菊のプリントが彩りを添える。ショー後半ではアネモネが様々なディテールに変わって登場した。スイーツのようなメランジニットにはアップリケ、レースのドレスの上に重ねられて立体感を創出。片側のみフラワープリントのスリットドレスなど、バリエーション豊かに提案された。
2015年03月04日ロエベ(LOEWE)が3月6日にパリのユネスコ本部で行われる15-16AWウィメンズコレクションショーに先駆け、キャンペーンビジュアルを公開した。フォトグラファーにスティーヴン・マイゼル(Steven Meisel)、モデルにレキシー・ボーリング(Lexi Boling)、スタイリストにベンジャミン・ブルーノ(Benjamin Bruno)という豪華な顔ぶれが撮影を手掛ける同キャンペーン。ロエベが目指す“過去に登場したものを解釈し直すことで、今、モダンとは何かを明確にする”という大胆なオリジナリティーを打ち出している。センターピースには、マイゼルの「セルフポートレート」シリーズから新たな1枚の写真が選ばれた。これは、マイゼルのパーソナルコレクションの中から、彼自身が選んだ写真を複写撮影したもの。そこには少年時代のマイゼルが、5羽のオウムを腕に乗せてポーズをとった姿が写されている。その他、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がデザインした「パズル バッグ」をフィーチャーしたビジュアルも公開。ブランドのコアアイテムをダイレクトに表現した。なお、アンダーソンはブランドのモダナイズを託された際に、その極めて重要な基準点がマイゼルの作品であったと語っている。
2015年03月03日ヨーロッパ発のラグジュアリーオンラインサイト「STYLEBOP.com」では2015年2月26日にミラノで発表されたばかりの『MOSCHINO AW15 コレクション』をいち早く発売開始する。第一弾に発表されるのはベアーシリーズで2015年3月1日(日)ヨーロッパ時間午前8時(日本時間 16時) より購入が可能となる。「STYLEBOP.com」なら約3日間で手元に届き、また表示されているプライスは関税・消費税を含むプライスとなっている。最新の「モスキーノ(MOSCHINO)」コレクションを誰よりも早く手に入れることができるチャンス。【STYELBOP.com について】STYLEBOP.com は「キャットウォークをストリート」にというコンセプトを掲げたヨーロッパのオンラインショッピングサイト。2004年に設立されてから過去10年で飛躍的な成長を遂げ、今日でも成長を続けている。サイトで扱うブランド数は250以上で、ウェメンズとメンズのアパレルからスウィムウェア、ランジェリー、シューズ、ジュエリー、バッグ、アクセサリーまで幅広いカテゴリーを取り扱う。現在は100カ国以上へ年間300万ボックスを届けている。2014年より日本語のカスタマーサービスもスタートし、より日本のお客様が買い物をしやすいサービス向上に努めている。元の記事を読む
2015年03月02日ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)が、ミラノで開催する15-16AWコレクションショーの模様をライブストリーミングで配信する。3月2日19時半(現地時間同日11時半)より。※会場の都合により、開始時間が遅れる場合があります。
2015年03月02日フィロソフィ(PHILOSOPHY)がロレンツォ・セラフィニ(Lorenzo Serafini)により生まれ変わった。初ショーとなる15-16AWシーズン、彼は女優のブルック・シールズからインスパイアされたコレクションを披露した。提案されたルックはどれもロマンティックでフェミニン。プリーツやフリル、レースにギャザーで満開のシフォンドレスはロングやミディ、ショート丈と様々なタイプで目の前をなびく。ケーブルニットのトップスやポンチョは柔和な印象で大振りのフリルがガーリーだ。合わせられるボトムはハイウエストで統一。中盤からはカラーブロックのスウェード、小花柄、ツイードのルックが登場。コーラルやブラウンなど暖色系にスカイブルー、ジェイドカラーが混じる。ラストはスモーキングスタイルが登場し、黒いイブニングウエアでセダクティブな空気を振りまきフィナーレへ。ゴルチエのラストショーでも使われたChicの『I want your love』がコレクションの空気を見事に表現していた。
2015年03月02日エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)は、ミラノで開催する15-16AWウィメンズコレクションショーの模様をライブストリーミングで配信する。2月29日3時(現地時間28日19時)より。ライブストリーミングをいたします。※会場の都合等で開始時間が遅れる可能性があります。
2015年02月28日エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)が、ミラノで開催する15-16AWウィメンズコレクションショーの模様をライブストリーミングで配信する。2月27日19時半(現地時間同日11時半)より。※会場の都合等で開始時間が遅れる可能性があります。
2015年02月27日3月のパリ・コレクションで、「ニナ リッチ(NINA RICCI)」が新クリエイティブディレクターのギョーム・アンリ(Guillaume Henri)による15-16AWコレクションを発表する。そのイントロダクションとしてショートムービーを公開した。同ムービーはアンリによって解釈された新たなブランドのシグネチャー、すなわちシックでありながらシンプルであることに焦点が当てられた。女性の鎖骨や唇、首筋、目などをありのまま映し出すことで、女性の真の美しさを率直に表現している。撮影はディレクターのコーリアー・ショア(Collier Schorr)が、アートディレクターはマーク・アルコーリ(Marc Ascoli)が担当した。ムービーについてアンリは、「一人の女性であるコーリアーが、別の女性アリサを見て、フェミニニティ、感受性、誠実さとは何かを偽りなく正直に教えてくれるこのアイデアがとても気に入ったのです」と話している。ムービーはブランドの公式ページとYouTubeでも公開中。
2015年02月26日ジャスト カヴァリ(Just Cavalli)が、2月26日22時(現地時間同日14時)にミラノで開催する15-16AWコレクションのランウエイショーの模様を、ライブストリーミングで配信する。※会場の都合などにより、開始時間が遅れる場合あり。
2015年02月26日2月18日、ニューヨークで「ボス(BOSS)」が15-16AWコレクションを発表した。アーティスティックディレクター、ジェイソン・ウー(Jason Wu)は今季のテーマを「Industrial beauty」と題し、最小限のディテールでシルエットは簡素化、カッティングで革新的な構造の可能性を見せた。ロング丈のコートやジャケット、ドレスやセットアップなどすべてのシルエットは直線的なIラインを描きミニマル。紳士のワードローブのようなクラシックなスタイルが完成した。しかし、複雑なカッティングやショルダーラインなど細部に注目すると、滑らかな曲線美を見つけ出すことが出来る。これはジェイソンが、ボスにとって欠かせないマスキュリンの伝統を、現代の女性のために再構築し継承するというもう一つのテーマの結晶化だ。カラーパレットは、ブラック、グレー、アンスラサイトをベースに、スリットから覗くバーミリオン、パネル形ではめ込まれるブルーなどが差し色としてコントラストを効かせている。シルエットがシンプルである事で、素材へのこだわりもより一層際立つ。ジャージーとメランジュウールのボンディング素材で仕立てたパンツスーツ、切り端を敢えてそろえず仕上げたダブルフェイスのコートやジャケット、メタリックヤーンを半透明のドレスに織り上げたりと、革新的なジェイソンのアイデアが強く反映されたコレクションとなった。
2015年02月23日デザイナー・渡辺淳哉のこだわりの定番服を提案する「コム デ ギャルソン・オム(COMME des GARCONS HOMME)」。15-16AWコレクションは、定番の中にメンズクロージングの奥行きを見せた。ブランドらしいブラックスーツにパッチワークシャツを合わせたスタイルから様々なバリエーションが広がる。プレーンなテーラードジャケットやチェスターフィールドコートはシワ加工が施されたり、袖をまくって裏地を見せたりと渡辺らしいギミックを利かせた。目を引くのはアウターのレイヤリング。テーラードにライダースやジップブルゾンをON、ステンカラーコートにスタジャンやテーラードジャケットをON、など丈感や前開きをアレンジすることで、メンズクロージングの幅のあるスタイリングを見せる。このアレンジ感は単体のアイテムにも落とし込まれており、テーラードとサファリジャケットを組み合わせたかのようなアウターは通常のボタン掛けの他、ジップ、スナップボタンなど、様々な留め方で着用することが出来るディテールの利いたアイテムだ。セットアップだけではなく、コットンパンツや温かみのあるメランジのニットジャケット&キルティングジャケット、マウンテンブルゾンなどユーティリティー溢れるカジュアルスタイルも提案。スカラップのシャツが可愛い。今回ボトムはすべてダブル裾で統一されている。丈はクロップド。「インディヴィジュアライズド シャツ(INDIVIDUALIZED SHIRTS)」「シーラップ(Sealup)」「ジム(gim)」などのファクトリーブランドとのコラボレーションアイテムは引き続き登場している。
2015年02月14日ラグ&ボーン(rag & bone)が、15AWメンズコレクションのルックとショートフィルムを公開した。15AWメンズコレクションは“アーバンアーマー(都会の戦士)”をコンセプトに、新しいストリートスタイルを展開。ハイ&ローのテキスタイルを積み重ねて作る気だるいシルエットに、ネックラインやドローコードなどの機能的なディテールをミックスした。そのキーアイテムとなるアウターは、パフォーマンスウエアやテクニカルスタイルをベースに、リネンやメルトンコートをラバーでコーティング。更に、シームを圧着加工したパファージャケットや、リュクス(luxe)をモダンに再解釈したアンコンのフェルトウールコートなどが登場している。その他、クラシックなテイラードファブリックをルースパンツに使用し、スポーツウエアにインスパイアされたトラックパンツを構築されたシルエットにアップデート。既存の枠組みを超えたファブリックやシルエットに挑戦しながら、グラフィカルなストライプやステッチのディテールなども積極的に取り入れている。カラーパレットはグレー、ネイビー、セージなどの抑え目のトーンでまとめられ、刺し色にサバイバルイエローを使用した。ラグ&ボーンは15SSシーズンより、コレクションをショー形式ではなく、クリエーティブなアプローチで発表してきた。15AW シーズンではバレエダンサーで演出家のミハイル・バリシニコフ(Mikhail Baryshnikov)と、ライジングスターのダンサーであるリル・バック(Lil Buck)を起用。白一色の背景をバックに2人が踊る姿を映したショートフィルムを製作している。
2015年02月11日「ナーズ(NARS)」が「スプリング 2015 カラーコレション」を2015年2月13日(金)に発売する。今回のコレクションでは、大胆なナチュラル感で新しいヌードメークを提案。「ナーズ(NARS)」がファッションウィークで手掛けたショーから火がついた、今ファッションシーンで話題の「ヌードメーク」。「目・唇・頬」に着目した全6アイテムのカラーコレクションは、ほんのり輝く頬に、さりげない奥行き感のある目もと、リップはかすかな光沢感であえて未完成風に、今までのナチュラルメークとは一線を画すルックに仕上がる。究極に色味を抑えたメーキャップだからこそ、何より強く"個性"を引き出し、かつ"大胆さ"を呼び覚ます。また、発売を記念して、西武池袋本店にてメイクアップイベントを実施。イベント期間中は、先行発売製品に加えて、限定製品も発売される。【NARS SPRING 2015 COLOR COLLECTION 概要】*画像左下より時計回り■NARS リップスティック 9304[数量限定]価格:3,456円(税込)■NARS アイペイント 8152価格:3,024円(税込)■NARS リップグロス N 5601[数量限定]価格:3,240円(税込)■NARS リップグロス N 5600[数量限定]価格:3,240円(税込)■NARS シングルアイシャドー 2089価格:2,700円(税込)■NARS デュオアイシャドー 3902価格:4,536円(税込)■NARS ブラッシュ 4055価格:3,240円(税込)発売日:2015年2月13日(金) 一部数量限定発売※2015年2月11日(水・祝)より 伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店、西武池袋本店 にて先行販売<NARS MAKEUP EVENT>日程:2015年2月11日(水・祝)~17日(火)場所:西武池袋本店1階 化粧品売場イベントスペース(中央A6)先行発売製品:ザ ナーズイスト デュアルインテンシティー アイシャドーパレット 9,612円(税込)*数量限定発売イベント期間限定発売製品:NARS アイメーキャップセット 10,044円(税込)*数量限定発売*なくなり次第終了。【予約・問合せ】西武池袋本店1階(中央B8)化粧品売場ナーズ電話番号:03-3986-0677元の記事を読む
2015年02月06日トム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)は1月26日、パリ郊外一歩手前、19区に位置する商業施設を会場に15-16AWメンズコレクションのショーを開催した。ランウェイ正面に白い3部屋を設営し、左の部屋には机とイスとティーセット、中央の部屋にベッドとクローゼット、右の部屋に机とイスとタイプライターが置かれている。中央の部屋のベッドから男性モデルが起き、クローゼットから白いスーツを取り出して着用。両隣の部屋でそれぞれ紅茶を飲み、タイプライターを打つ。そして再び中央の部屋に戻り、黒いスーツに着替え、両隣の部屋に掛けられている暗幕を引くと壁一面が黒くなった。中央の部屋も暗幕を引いて黒くし片面が黒い布団と枕を裏返し、黒くなったベッドにモデルが入って眠る。それがこの男性の死を意味し、黒い雪が降る中、弔問に訪れる人々をモデルたちが演じた。それぞれ、スティーブン・ジョーンズによるハットを被り、黒尽くめのコスチュームをまとっている。ムートンのコートや、ミンクを衿、袖、ヘムに飾ったコート、アストラカンのジャケットなど、マニッシュなルックが続く中、時折ヴェールの付いたハットやスカート、ツイードのジャケットがミックスされ、マダム風のコーディネートを見せる。終始ダークオーラを放つコレクションには、時折、亀のアップリケのケープ、亀の刺繍のサテンジャケット、あるいはクジラの形をしたレザーのバッグなども登場し、ドンヨリとした空気の中にトム・ブラウン(Tom Brown)らしいユーモアを滲ませ、見る者をホッとさせた。
2015年02月06日ベルルッティ(Berluti)が1月23日、パリ装飾美術館のギャラリーを会場に15-16AWコレクションショーを開催した。デザイナーのアレッサンドロ・サルトリは、今シーズンも特にテーマを設けずベーシックなアイテムを最高級素材で仕上げ、究極的なリュクスを追求した。グレー、コバルト、グリーン、オレンジなど、レンジの広い色使いを見せたが、これはムラノガラス用染料の色から着想を得たもの。カシミアにレザーを織り込んでキルティングモチーフにした素材のブルゾンや、シルクにコーディングを施して光沢を出した素材のトレンチなど、一見して素材を特定出来ないものが多く見られた。ジャケット類は身体にフィットさせたイタリアンスタイルで統一し、パンツの多くにリブを付けてスポーティーに仕上げている。袖口の比翼仕立てのボタンホールや、2ヶ所をステッチで留めたラペル、あるいはコートのレザー製留め具など、ベルルッティらしい凝ったディテールも。イブニングは燕尾スタイルをアレンジし、ループで繋いた二つのボタンで開閉させる“拝み合わせ”にしたジャケットが登場。モダンに解釈したフォーマルスタイルを見せた。
2015年02月05日バーバリー プローサム(Burberry Prorsum)は2月23日の日本時間22時、LINEのリアルタイム動画配信機能「LINE LIVE CAST」で15AWウィメンズコレクションを生中継する。今回の配信に先駆け、バーバリーとLINEはグローバルパートナーシップを締結。今年1月に開設した公式アカウントなどを通じて、バーバリーは今後LINEユーザーに新たなブランド体験を提供していく。2月中旬にはLINEのオリジナルキャラ「ブラウン」と「コニー」コラボし、彼らをトレンチコートなどでコーディネートしたスタンプを配信。その他、ECと店舗との連携サービスなども計画している。今回のパートナーシップについて、クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)は「今回のコラボレーションを通じて、バーバリーの豊かな歴史やデザイン文化をよりパーソナルな形で日本の皆さんに伝えていきたいと思います」とコメントしている。今年は三陽商会と本国・バーバリー社のライセンス契約が切れる日本で節目となる年。バーバリー社は路面店やインショップ出店を強化する予定という。
2015年02月05日1月26日、パリ中心の商業取引所で15-16AWメンズコレクションのショーを開催した「ポール・スミス(Paul Smith)」。ワイドショルダーやピークドラペルなど、70年代的なディテールを再構築しながら、グラフィカルなモチーフをミックスし、新しいスーツスタイルを見せた。今シーズン特に目立っていたものが、トライアングルやスクエアを組み合わせたモチーフ。これはバウハウス出身のヨーゼフ・アルバース、アニー・アルバース作品からの引用で、ニットやコート、スカーフなどに用いられている。特にグリーンとオレンジのトライアングルモチーフは、アルバース夫妻が旅したメキシコからインスパイアされて生まれたもので、コレクションの差し色のベースともなった。合わせられたパンツはゆったりしたシルエットでくるぶしが隠れる丈はやや短め。コレクション中、素材として目を引いたのがシープスキン。ショールやマキシ丈のコートに使用され、むせ返るほどのワイルドで男性的な表現に圧倒された。
2015年02月04日