栃木県の茂木から茨城県の下館の間を走る真岡鐵道では、恒例のクリスマス列車「SLサンタトレイン2012」を12月22日(土)、23日(日・祝)の両日、運行する。クリスマス列車になるのは、下館~茂木間のSLで、下りは下館10時36分発で茂木12時06分着、上りは茂木14時27分発、下館15時58分着。各車両にサンタクロースが乗車するほか、客車内はツリーやリースなどで飾られ、クリスマスムード一色となる。車内では、サンタクロースがSLに乗車した子供全員にクリスマスプレゼントをするほか、サンタクロースといっしょに遊べるゲームなどを行う。楽しいSLの旅を満喫できる、例年年末恒例のイベント列車だ。乗車には、乗車券のほかにSL整理券が必要となる。SL整理券は中学生以上500円、小学生250円で、JR東日本みどりの窓口、びゅうプラザおよび真岡鐵道で発売されている。また、茂木駅構内の「ききょうホール」でもクリスマスイベントがある。22日には12時30分から13時10分まで、SL機関士と「もおかSL倶楽部」のボランティアによるクリスマスコンサートが、23日には12時30分から13時10分まで「ハンドメイドクリスマス」が開催される予定。さらに、両日ともに13時20分から13時50分まで、ビンゴゲームが企画されている。なお、SLもおかの今年の最終運行日は24日(月)となり、2013年の運行は1月5日(土)からとなる。5日と6日(日)は、SL新年号として、車内でイベントを開催予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月18日東武鉄道の6050型車両のうち4両(2両2編成)をリニューアルした展望列車「スカイツリートレイン」が10月27日にデビューする。同列車の車両形式は634型となる。同車両は東京スカイツリーや日光・鬼怒川などの東武線沿線の観光スポットや車窓風景を堪能できるよう座席を高床とし、展望窓を設けたのが特徴。その他、前面展望スペースやサロンも設置された。座席はさまざまな旅行形態に対応すべく、「ペアスイート」「シングル」「ツイン」の席種を用意。外観については、白地に青空をイメージしたデザインの編成と、白地に朝焼けをイメージしたデザインの編成の2種類が存在する。デビュー直後はおもに団体専用列車として、浅草~東武日光間を1日1往復する。この区間での運転予定日は10月27日と、11月4・11・17・18・23・24日。11月29・30日は、浅草~鬼怒川温泉間を1往復する臨時特急列車として運転される。12月1日以降については詳細が決まり次第告知するとのことだが、土休日を中心に、臨時特急列車として両毛地区や大宮から東京スカイツリータウンへ向かう列車を設定する計画もあるという。ちなみに、「スカイツリートレイン」の車両形式となった「634(むさし)」は、東京スカイツリーの高さ(634m)と同じ数値。東武鉄道は同列車について、「東京スカイツリータウン観光と鬼怒川温泉宿泊の両方を楽しめる時間に運転することで、『スカイツリーから日光・鬼怒川へ』のコンセプトを実現させます」と発表している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月29日JR東日本は9月3日より、開発中のスマートフォン向け情報提供サービス「トレインネット」の試験運用を山手線車内にて実施する。「トレインネット」は、列車の乗客が持つスマートフォンに、現在位置に応じた運行関連情報や沿線情報などをリアルタイムに配信するシステム。情報通信技術の活用による車内サービスの向上をめざし、JR東日本によって研究開発が進められている。山手線車内での「トレインネット」の試験運用は昨年に続き2度目。前回は利用者の8割が「実用化されたら利用したい」と答えたものの、「トレインネットに接続しているとインターネットにつながらない」などの課題が指摘された。今回の試験運用では、トレインネット使用時でもインターネット接続を可能にしたほか、提供コンテンツの充実や画面デザインの改良を図り、再度利用者の評価を仰ぐ。トレインネットのサービス試行期間は9月3日から来年1月中旬まで。当初は山手線1編成で実施し、11月上旬から2編成に増やす。詳細はトレインネット公式サイトにて告知する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日神戸電鉄は、夏休みの特別企画として実施するミステリートレインツアーに参加を希望する親子を募集している。開催日は8月26日。集合場所は神戸電鉄沿線のいずれかの地点(後日当選者にのみ公表)。行先はもちろん、集合時間や所要時間などもいっさい非公表となっている。参加費は無料だが、集合場所までと、解散場所からの交通費、および必要な場合の飲食費は実費負担となる。募集人数は160人で、申し込みは1家族5名まで。参加希望者は往復ハガキの往信に参加希望者全員の氏名、年齢、郵便番号、住所、電話番号を、返信に返送先をそれぞれ記入して申込む必要がある。締切りは7月31日(必着)。応募者多数の場合は抽選。抽選結果は当選落選にかかわらず応募者全員に郵送される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月13日相模鉄道は7月14日、特別列車「相鉄JAZZトレイン2012」を運行する。二俣川駅を出発し、普段は旅客列車が走らない厚木線を経由し、再び二俣川駅に戻る約1時間30分の旅となる。3年目を迎える今年、初めて午前・午後の2部制とし、ペア160組320名を無料招待する。「相鉄JAZZトレイン」は、車内でジャズの生演奏が楽しめる特別列車。今年の出演バンドは計4組で、うち2組を観覧できる(応募の際に選択可能)。今回は日本を代表するキーボード奏者であり、熱狂的な鉄道ファンとしても活躍する向谷実氏も出演。イベント当日、向谷氏らは二俣川駅コンコースでのジャズライブでも演奏を披露する。これに関連し、7月上旬から向谷氏の制作したジャズ曲が相鉄線二俣川駅の列車接近メロディに採用され、8月中旬まで上下線ホームで流れる予定だ。「相鉄JAZZトレイン2012」は午前の便が9:30~12:30、午後の便は14:30~17:30の予定。無料招待への応募ははがきにて行う。代表者および同伴者の氏名・年齢・性別・郵便番号・住所・電話番号・観覧希望グループ(「A」向谷実とメロディーズ / スカラベ、「B」Higu”P”トリオ / 小川聡一郎カルテットのいずれかを選択)・希望時間(午前または午後)を記入し、応募する。締切りは6月21日(当日消印有効)。応募多数の場合は抽選となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日ボルボ・カーズ・ジャパンはこのほど、自動運転技術「SARTRE」によるロードトレインの走行実験を初めて公道で行い、成功を収めたと発表した。この走行実験はスペインにて、他の一般車両も走る中で行われたという。「SARTRE」は英国リカルド社の主導で進められているプロジェクト。ボルボのほか、スウェーデン国立研究所、アーヘン工科大学車両研究所(IKA)、イディアダアンドテクニカ社などがこのプロジェクトに参加している。より安全で環境に優しい交通システムをめざしており、その具体的な手段としてロードトレインの実用化をめざしている。ロードトレインは先頭車両をプロのドライバーが運転し、追従する車両は自律制御により先頭車両の加速度、ブレーキ、方向などを監視してその動きを模倣する。これによりドライバーは走行中に他のことをして過ごせるうえ、燃料消費率はおよそ20%向上するという。自律制御では車間距離を極端に短くすることが可能なため、渋滞解消にも役立つ。さらに、道路をいっさい改造することなく導入できるシステムであることも、「SARTRE」によるロードトレインのメリットだ。今回の実験は一般車両が走行する公道で行われ、先導車1台に追従走行する4台はボルボのS60、V60、XC60 と1台のトラックが使用された。それぞれの車間距離はわずか6mに設定され、1日で200kmを走破したという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月31日JR九州は28日、水戸岡鋭治氏のデザインによるクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の運行について発表した。運行開始時期は2013年10月を予定している。同列車は機関車が牽引する客車7両編成で運転。1号車はラウンジカーで、車内にはピアノやバーカウンターが設置される。2号車はダイニングカーで、3~6号車にスイート12室(各車両3室ずつ。3号車の1室は車いす対応)、7号車にDXスイート2室を設置する。DXスイートとスイートはともに各室シャワー・トイレ付き。定員は28名となる。列車名は九州7県と7つの観光素材(自然、食、温泉、歴史文化、パワースポット、人情、列車)を表現したもので、コンセプトは「和」のクルーズ。JR九州は、「洗練されたデザインのクルーズトレインは鉄道による新しい旅を生み出すもので、ご乗車のお客さまが笑顔で結ばれ、旅の思い出を創ることをめざします」と発表している。2013年10月以降、同列車は3泊4日コースと1泊2日コースを週1回ずつ運行。3泊4日コースでは、由布院や宮崎、鹿児島、阿蘇などの観光地を周遊し、1泊2日コースでは長崎に立ち寄った後、阿蘇、由布院を周遊する。九州の旬の素材を使った料理や、ラウンジカーでのピアノ演奏、クルーによるサービスなど、最上級のおもてなしを提供するという。なお、両コースとも2014年3月まで運行される計画で、半年ごとのコース変更が予定されている。クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の運行開始に先立ち、今年10月からは観光、食事、宿泊などがセットになった旅行商品をJR九州専用窓口やおもな旅行会社にて販売開始。商品の詳細については、8月下旬にあらためて告知するとのことだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月29日幕張メッセで開催されるニコニコ動画の超巨大フェス「ニコニコ超会議」の特別企画として、「向谷実と行く超会議特別ツアー」が行われた。27日にはブルートレイン「ニコニコ超会議」号が大阪駅を出発し、翌朝、上野駅へ。28日にはお座敷列車「宴」によるミステリートレインも運行された。同ツアーは熱狂的な鉄道ファンとして知られるキーボード奏者、向谷実氏が監修した。24系客車による「ニコニコ超会議」号は、27日18時頃に大阪駅を発車し、北陸本線、信越本線を経由して長岡駅で機関車付替えを行い、上野駅には28日の朝9時30分頃に到着。EF81に牽引されたブルートレインが上野駅14番線に到着すると、ホーム付近に集まった多くの人々がカメラを向けた。向谷氏らは途中の高崎駅で下車し、品川駅へ移動して品川駅発のミステリートレインに乗車。同列車の走行ルートは運転当日まで明かされておらず、車内ではルートを当てるクイズも実施されたという。品川駅を8時52分に発車した「宴」使用のミステリートレインは、大崎駅から山手貨物線に入り、田端操車場から常磐貨物線へ。我孫子駅、成田駅、佐倉駅などを経由して津田沼駅に到着した後、方向転換して総武本線を折り返し、千葉駅から外房線に入った。誉田駅で再び方向転換を行い、蘇我駅から京葉線に入り、会場への最寄り駅、海浜幕張駅には13時41分に到着した。「ニコニコ超会議」の会場では、向谷氏の企画・運営による「超鉄道」ブースも出現。28日に行われた「世界初! 485系公開解体買付ショー」にて、向谷氏はブルートレイン「ニコニコ超会議」号にも言及した。「5号車で模型を動かす人がいて、高崎駅で5号車だけ切り離そうかと思ったんですよ(笑)。あれだけ寝台列車の電気取ってどうするんだと。今度貸し切るときは”カニ”(電源車)3両だね!」とジョークを飛ばし、来場者の笑いを誘っていた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月29日JR東日本盛岡支社はこのほど、485系をリニューアルしたジョイフルトレイン(詳細は本誌既報の通り)の愛称を「ジパング」とし、東北本線一ノ関~水沢間を「世界遺産リレー号」、一ノ関~北上間を「展勝地さくら号」として運転することを発表した。「ジパング」は今年4~6月に開催される「いわてデスティネーションキャンペーン(いわてDC)」に向けて投入される車両。マルコ・ポーロが『東方見聞録』に記した「黄金の国」(ジパング)は中尊寺金色堂がモデルとされ、平泉を国際的な観光地としてイメージできることなどを理由に愛称が選定された。車両のデザインについては、「東北地方の歴史と自然」および世界遺産「平泉」への期待を感じさせるものになっており、落ち着きと重厚感の中にさりげなく煌びやかさを表現した外観に。1・4号車には運転席越しに前方を眺望できる展望室を設け、1号車のデッキ部分には、光と映像による「現代と平安時代」の演出もあるという。この車両を使用する「世界遺産リレー号」は全車自由席で、4月1~15日の土日に運転。東北新幹線の臨時「はやて355号」に接続し、一ノ関駅を11時7分に発車。以降の停車駅は山ノ目駅、平泉駅、前沢駅、陸中折居駅、水沢駅で、平泉駅には11時16分、水沢駅には11時35分に到着する。4月21・22日と、ゴールデンウィーク期間の4月28~30日、5月3~6日には、「ジパング」編成による「展勝地さくら号」を運転。こちらも全車自由席で、一ノ関~北上間を1日2往復する。停車駅は一ノ関駅、平泉駅、前沢駅、水沢駅、金ヶ崎駅、北上駅となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月16日京浜急行電鉄が、震災等の影響で海水浴客が減少している逗子海岸への集客を目的に“音霊トレイン”を7月30日(土)から運行する。「音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2011」チケット情報KUREI & ISEKI(キマグレン)のふたりが逗子海岸で立ち上げた海の家ライブハウス「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」と京急電鉄が共同で企画。「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」の出演アーティストが並んだポスターや、KUREI & ISEKIからの「がんばろう海」をテーマにしたメッセージを記したポスターで、京急電車(8両1編成)車内を彩り夏の逗子を盛り上げる。本日7月29日には、KUREI & ISEKIがふたり揃って、愛する“逗子”“海”への想いを伝えるべく,音霊スタッフとともに掲出作業を行った。運行は7月30日(土)から8月28日(日)まで。運行の詳細については、京急ご案内センター、03(5789)8686または、045(441)0999まで。「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」は、8月28日(日)まで連日開催中。
2011年07月29日