●「お笑いコンビじゃなく、“漫才師”と言われたい」兄弟ならではの息の合ったしゃべくり漫才で人気を博す、お笑いコンビのミキ。『M-1グランプリ』でも毎年注目を集めている2人は、バラエティ番組に引っ張りだこで、それぞれが俳優や声優としても個性を発揮している。■「自分らのことを芸能人と思ったことは1回もない」様々なフィールドで活躍しつつ、漫才師としてコンスタントに舞台に立ち続けているミキ。初のオフィシャルブック『ミキ、兄弟、東京』(4月13日発売)では、2019年4月に大阪から東京へ拠点を移してからの2年間が記録されている。2人を直撃し、これまでの足跡を振り返ってもらい、準々決勝敗退で自分たちを見つめ直すきっかけにもなったという『M-1グランプリ』への思いや、“漫才師”という肩書きにこだわる理由を語ってもらった。――大阪から東京に拠点を移して2年経ちましたが、上京して良かった点とは?亜生:良かったのは、芸能人を間近で見られることです。僕はめちゃくちゃミーハーなので、芸能人と一緒にご飯に行けることも、一緒に写真を撮れることもすごくうれしいです。最近は永野芽郁ちゃんにメロメロです。昴生:僕もです。確かに芸能人の友達は増えました。――お二方も今や人気芸人ですし、同じ芸能人というくくりではないですか?昴生:いや、僕たちは自分らのことを芸能人と思ったことは1回もないです。だから、毎日芸能人に会えるのがうれしくて。マネージャーから仕事の連絡が来たら、どんな仕事かだけではなく、ゲストが誰かというのも、めちゃくちゃモチベーションにつながります。この前は、永野芽郁ちゃんに会えて、めっちゃうれしかったです。亜生:気合入りますが、ただただ空回りしてしまうこともあります(笑)――上京したことでのマイナスポイントはありますか?亜生:物価が高い。昴生:そこはびっくりしましたね。亜生:正直、東京で1カ月の駐車場代だけで、大阪ではワンルームが借りられます。昴生:家賃などいろんなものが高いので、僕は嫁に任して、一切見ないようにしています。飯も高い。でもまあ、東京に住むのが長くなったらその感覚も変わるとは思いますが。■コンビ歴9年も兄弟歴32年「漫才師として武器に」――テレビ出演が増えたことで、漫才に注ぐ時間が減ってしまうという葛藤もあったそうですが、今はその葛藤は解消されましたか?昴生:はい。マネージャーにお願いして、そこのバランスは保ってもらっています。でも、テレビに出ないと劇場の出番ももらえないので、両方とも大事にせんとあかんなと。僕はテレビの仕事も大好きやし、頑張りたいけど、主軸はあくまでも漫才なので。ほんまは全部漫才の仕事をしたいけど、世の中、そんなに甘くないので。亜生:お兄ちゃん、本にも書いているんです。「芸人じゃなく、お笑いコンビじゃなく、“漫才師”と言われたい。」って。昴生:やめろや、いじってるやろ(笑)。亜生:そこは覚えておいてください。――昴生さんは、いつ頃から“漫才師”にこだわるようになったのですか?昴生:亜生と漫才をやり始めた頃からです。僕はずっとしゃべくり漫才がやりたくていろんなコンビでやっていたんですが、どこか違うなと感じていて、亜生と組んだ時に、「これや!」と思いました。お笑いの世界では、多才な人がめちゃくちゃ多いけど、僕らがどこで勝負できるかなとなったら、漫才しかないなと。だからそこを強くしたくて。――そこから漫才を突き詰めていこうとされたのですね。昴生:そうです。でも、しゃべくりってめっちゃ難しくて、地でしゃべらんとウケへんし、形にもならへんのです。でも、亜生とだと、それがすんなりいけたので。亜生:まあ、僕がおらんかったら、今のこの人はないでしょうね。昴生:いやいや、こいつが泣きついてきたんです。助けてくれと(苦笑)。――ご兄弟なので、子供のころから、今のように丁々発止な漫才のやりとりをされてきたんですか?亜生:いや、それはないです。中学時代のお兄ちゃんは思春期で、ぜんぜんしゃべってくれへんかったし。昴生:家にいて2人でお笑いをするようなことは1回もなかったです。ただ、関西人なので、普通にしゃべっていても、ボケとツッコミがあるので、そこの違和感はなかったかなと。僕らはコンビ歴9年ですが、兄弟で一緒にいて32年になるから、そこは漫才師としては武器になりますね。最初に初めて人前で漫才をやった時、先輩から「ずっとやってたん?」とも言われたんです。そこはだいぶ得しているなと思います。●M-1挑戦を終わりにしようと思った過去■昴生・妻の言葉で「優勝するまで出よう」と決意――『M-1グランプリ2020』では準々決勝で敗退され悔しい思いをされましたが、自分たちを見つめ直すきっかけになったそうですね。昴生:ほんまにおごりやったなと。『M-1』を舐めてたわけではないけど、自分らの普段と変わらんスタイルの漫才で優勝しようと思っていて、『M-1』はそんなに簡単なもんじゃなかった。自分らは天才やないのに、そのままでいけると思ったのが大きな間違いでした。亜生:そうそう。『M-1』に合わせて調整とか全くしてなかったので。昴生:でも、『M-1』だけを考えていたら、漫才がおろそかになっちゃう気がして。ただ、今となれば、1年間、『M-1』に照準を絞ってもいいのかなとも思っています。『M-1』はそういうことを、いろいろ気付かせてくれるありがたい大会です。――今年は攻め方を変えますか?昴生:それは企業秘密ですが、去年とは意気込みが違います。もちろん、毎年モチベーションは上がっていますが。亜生:過去に1回下がった時もあったしね。――モチベーションが下がったというのはいつ頃ですか?昴生:2019年に、もう今年でやめよう、優勝できなくてもやめようって思っていたら、決勝にさえ行けへんかった。ちょうどミルクボーイさんが優勝した年です。その時は悔しさもあったけど、嫁から「やめる必要ないやん。出られるんやったらずっと出や」と言われて。ほんまにそうやなと思ったので、亜生と話して、優勝するまで出ようと思いました。――奥様は素敵なアドバイスをされますね。昴生:嫁はミキを俯瞰で見ているからこそ、時々ええことを言ってくれます。僕らはすでにこれまで『M-1』に出させてもらったことで、十分恩恵を受けているので、もう出る必要もないのかなとも思っていたんです。ただ、そういうことではないなと。■コロナ禍で「お客さんのありがたさを再確認」――7月2日からは全国ツアー「ミキ漫 2021全国ツアー」が始まりますが、昨年はコロナ禍で中止になったことで、特別な思いがあるのではないでしょうか。昴生:お客さんのありがたさを再確認しました。もともとお客さんがおらな僕らが漫才している意味はないんじゃないかと思っていましたが、コロナ禍になって、余計にそう思いました。無観客でやった時、僕たちは一体、誰に向かって漫才をやっているんやろって思いましたから。亜生:僕も、本当にコロナ禍でそのことに気づきました。単独ライブは特に、わざわざ僕たちのために、足を運んでくれるというありがたさを感じましたが、それはコロナ禍になるまで気づかなかったなと。そういう意味で、いい緊張はありますし、全国ツアーはほんまにありがたいです。昴生:確かにいい緊張はあります。でも、緊張せえへんかったら、漫才師として終わりやし。この年で、こんなに毎日毎日緊張することってあんのかなとも思います。そういう意味では、刺激が多いから恵まれているなとも思いますし、全国ツアーは気合入れていきたいです。■ミキ2012年に結成した兄弟漫才師。ツッコミ担当の兄・昴生が1986年4月13日生まれ、ボケ担当の弟・亜生は、1988年7月22日生まれで、共に京都出身。『M-1グランプリ2017』3位、『M-1グランプリ2018』4位。また、2019年に「第54回上方漫才大賞」新人賞、2020年に「第5回上方漫才協会大賞」大賞を受賞。昴生は俳優として、TBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(20)に出演、亜生は、実写版『ライオン・キング』(19)に声優として参加。『トロールズ ミュージック★パワー』(20)では兄弟で声優を務めた。
2021年04月03日2010年から2016年まで放送されていたTBS系バラエティ番組『有吉AKB共和国』の公式Twitterが2日、約3年半ぶりに更新し、同日にフリーアナウンサー・夏目三久との結婚を発表したタレント・有吉弘行を祝福した。『有吉AKB共和国』は有吉にとって初の冠番組で、6年にわたって289回が放送された。有吉が「大統領」、小嶋陽菜が「ファーストレディ」の設定で、最高権力者である有吉を楽しませるために毎週さまざまなAKB48メンバーが登場し、番組を盛り上げた。番組終了から約5年。有吉の電撃婚を受け、小嶋はTwitterで「有吉さん!!!おめでとうございます」とメッセージ。2017年5月以降は休止状態だった番組Twitterも有吉の結婚報告をリツイートし、小嶋の投稿を引用しながら「有吉元大統領!!!おめでとうございます!」と続いた。Twitterでは有吉と夏目へのお祝いコメントと共に、「大統領おめでとうやね」「3年半ぶりに動いた」「Twitter動いた笑」「有吉AKB共和国のアカウントをも動かす有吉大統領の結婚」「懐かしすぎる!」「アカウント生きてた!」「有吉AKB共和国のアカウントが稼働したのもちょっと嬉しい」など、まさかの“復活”に喜びの声も上がっている。
2021年04月03日タレントの有吉弘行とフリーアナウンサーの夏目三久が2日、今月1日に結婚したことを発表した。2人は連名でコメントを発表。有吉から「今後は2人で力を合わせて穏やかで幸せな家族を築いて参ります。これまで多くの方に支えられ、今の仕事をさせて頂けていることを大変感謝しています。お世話になっている皆様方にもっと笑っていただけるよう、これまで以上に精いっぱい頑張っていきたいと思っております」。夏目から「有吉さんと夫婦になり、この上ない喜びと幸せを感じております。これまでお仕事でご一緒させて頂いた皆さま、そしてレギュラー番組を担当させて頂いております日本テレビ、テレビ朝日、TBSの皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。スタッフの皆さま、共演者の皆さまと過ごした時間は、私にとってかけがえのない経験で、生涯忘れることはできません。本当にありがとうございます」。そして、有吉から「これからも日々を大切にゆっくりですがしっかりと二人で人生を歩んでいきたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます」と結んだ。2人は、2011年にスタートしたテレビ朝日系バラエティ番組『マツコ&有吉の怒り新党』で共演。16年3月に夏目が卒業後、同年8月に熱愛報道もあった。
2021年04月02日2021年4月2日、お笑いタレントの有吉弘行さんとフリーアナウンサーの夏目三久さんの結婚が発表されました。2人は同月1日に婚姻届けを提出。所属事務所を通じて、結婚について自筆でコメントをしました。『独身タレント』を代表する1人でもある、有吉さん。多くの人が予想していなかったであろう展開に、驚く人が続出しています。結婚を発表した日、有吉さんと夏目さんは連名で、Twitterアカウントでも自筆のコメントを投稿しました。柄にも無いことで少々恥ずかしいのですが、この先、こういうことは無いと思いますので、ご報告させて頂きます。この度私達有吉弘行と夏目三久は令和三年四月一日に結婚いたしました。今後は二人で力を合わせて穏やかで幸せな家庭を築いて参ります。これまで多くの方に支えられ、今の仕事をさせて頂けていることを大変感謝しています。お世話になっている皆様方にもっと笑っていただけるよう、これまで以上に精一杯頑張っていきたいと思っております。有吉さんと夫婦になり、この上ない喜びと幸せを感じております。これまでお仕事でご一緒させて頂いた皆さま、そしてレギュラー番組を担当させて頂いております日本テレビ、テレビ朝日、TBSの皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。スタッフの皆さま、共演者の皆さまと過ごした時間は私にとってかけがえのない経験で、生涯忘れることはできません。本当にありがとうございます。これからも日々を大切にゆっくりですがしっかりと二人で人生を歩んでいきたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。@ariyoshihiroikiーより引用ご報告です。 pic.twitter.com/EOogKrDBfN — 有吉弘行 (@ariyoshihiroiki) April 2, 2021 バラエティ番組『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)で共演していた、有吉さんと夏目さん。笑顔のあふれる、素敵な家庭になることでしょう。ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2021年04月02日お笑いコンビ・麒麟の川島明(42)がMCを務める情報番組『ラヴィット!』(TBS系・月〜金曜8時から)の放送が3月29日にスタートした。「“イケボ”と評される持ち前の低音ボイスとトーク力から、いまやバラエティ番組には欠かせない存在となっている川島さんですが、番組内での役回りはおもに大御所芸人のフォローや、若手タレントを立てることでした。“万年2番手”とも言われている川島さんが“朝の顔”として出演するのは、正直ビックリです」(テレビウオッチャー)しかし、「この抜擢は必然の結果です!」と断言するのは、人気占い師で多くの芸能人も占う水晶玉子さんだ。「川島さんは、“寺社仏閣大好き芸人”として、以前から多くの名所を参拝している人として知られています。長年にわたるお参りで運を呼び込む“土台”を作っていたからこそ、よい運気のときに大きな仕事が舞い込んできたのでしょう」(水晶さん・以下同)そこで本誌は水晶さんとともに、本人のインスタグラムや出演番組から、川島の寺社仏閣巡りを振り返った。確認できるだけでも、川島は’12年から約10年間、20以上の寺社仏閣を巡っていることが明らかに。そんな “万年2番手”からの大出世をかなえた、川島が訪れた「開運スポット」を紹介!【 三峯神社(埼玉県)】関東屈指の霊峰奥秩父にご鎮座する三峯神社のご祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)のご夫婦神。’15年に参拝以来、川島は毎年後輩たちとお参りに。「本殿の手前に立つと雲海が広がっていて、絶景を見たくて行く」そう。【 明治神宮(東京都)】運気を上げる都会の聖地境内にある「夫婦楠」にちなみ、夫婦円満、縁結びの御利益が。川島が’14年に参拝し撮影した御苑内「清正井」は、加藤清正が掘ったといわれ、スマホの待ち受けにすると運気が上がると有名に。【 箱根神社・九頭龍神社(神奈川県)】“縁を結ぶ”関東総鎮守芦ノ湖の畔の箱根神社・九頭龍神社・箱根元宮の箱根三社参りは、関東の「最強開運巡り」として知られる。『アメトーーク!』で川島が紹介した九頭龍神社は、恋愛成就、縁結びで有名。【 分杭峠(長野県)】開運の扉が開くパワスポ「ゼロ磁場」を感じられるパワスポ。ここの気にあたることで、免疫力UP、人生の運気が開くと有名に。’15年に川島が訪れたときにインスタにアップした写真では、川島の体だけが光に包まれていた……!【 伊勢神宮(三重県)】日本が誇る“光の聖地”皇室の祖、天照大御神がご祭神の内宮。感謝のお参りが基本だが、大御神の荒御魂を祭る荒祭宮では、願い事もいいとされる。川島は、’16年に外宮と内宮を参拝。【平等院(京都府)】金運上昇、立身出世に川島が生まれ育った京都府宇治市の世界遺産である平等院。子どものころは遊び場だったそう。鳳凰堂は10円玉硬貨に、鳳凰は1万円札に描かれていることから、金運アップの御利益が。【 金戒光明寺(京都府)】厄よけ、合格祈願にも“くろたにさん”と親しまれる浄土宗最初のお寺。合格祈願、厄よけ、諸願成就の御利益が。’12年、テレビ番組『仕事ハッケン伝』(NHK)の企画で川島は京都の造園会社に弟子入りし、金戒光明寺の作庭に挑戦。’16年に川島はインスタで、「加藤造園さんで修行して作庭させてもらった私のお庭がありますよ」と写真をアップ。【 太宰府天満宮(福岡県)】全国の天満宮の総本宮全国の天神さま、天満宮の総本宮。祭られている“学問の神”菅原道真公は、厄よけの神様としても有名であり、川島は’16年に参拝。境内にはコンビ名でもある「麒麟」の像も!「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月02日お笑いコンビ・麒麟の川島明(42)がMCを務める情報番組『ラヴィット!』(TBS系・月〜金曜8時から)の放送が3月29日にスタートした。「“イケボ”と評される持ち前の低音ボイスとトーク力から、いまやバラエティ番組には欠かせない存在となっている川島さんですが、番組内での役回りはおもに大御所芸人のフォローや、若手タレントを立てることでした。“万年2番手”とも言われている川島さんが“朝の顔”として出演するのは、正直ビックリです」(テレビウオッチャー)しかし、「この抜擢は必然の結果です!」と断言するのは、人気占い師で多くの芸能人も占う水晶玉子さんだ。「川島さんは、“寺社仏閣大好き芸人”として、以前から多くの名所を参拝している人として知られています。長年にわたるお参りで運を呼び込む“土台”を作っていたからこそ、よい運気のときに大きな仕事が舞い込んできたのでしょう」(水晶さん・以下同)そこで本誌は水晶さんとともに、本人のインスタグラムや出演番組から、川島の寺社仏閣巡りを振り返った。確認できるだけでも、川島は’12年から約10年間、20以上の寺社仏閣を巡っていることが明らかに。’16年10月には伊勢神宮へ。外宮と内宮の正殿、そして荒祭宮を参拝している。「伊勢神宮は、個人のお願いはぜず、お招きに感謝する聖地。ただし、内宮の荒祭宮においては、願いや自己の意志を宣言していいとされます」当時川島は、大喜利No.1を決める『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)への出演を控えていた。“お伊勢さん”には、「タイトルをもらえたら仕事が増えると思います。どうぞ私に力をお貸しください」と願ったという(『ノジュール』’19年12月号インタビューより)。結果、同番組で初優勝を達成!「その後、川島さんはお伊勢さんに“お礼参り”に行っています。願いがかなったら、神様に報告と感謝をするのは大事なこと。川島さんからは、“神様を大切にする”という姿勢が感じられますね」お礼参りのかいもあってか、翌’17年7月には一般女性との間に第1子をもうけた。川島さんの持つ運気の強さは、水晶さんも太鼓判を押す。「“2番手”と言われようと、目の前の仕事に誠実に向き合い、神様との“会話”も怠らなかった。その積み重ねが、ここ最近の“大出世”を生んだのだと思います。60歳まではこの運気が続き、さらなる仕事が舞い込んでくるのではないでしょうか」そんな川島から、“開運のコツ”を学ぶことができるという。「神仏を大切にすることは、周りの人たちを大切にすることと同じ。感謝を忘れず謙虚でいる人には、必ず開運への道が開かれますよ」運気は突然舞い込んでくるのではなく、“積み重ねること”が何より大事なのだ。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月02日“寺社仏閣大好き芸人”の地位を確立するまで、“苦難の道”を歩んでいた川島。しかし、とある番組で「神様から呼ばれた」ことで、みるみると仕事が増えていったーー!お笑いコンビ・麒麟の川島明(42)がMCを務める情報番組『ラヴィット!』(TBS系・月〜金曜8時から)の放送が3月29日にスタートした。「“イケボ”と評される持ち前の低音ボイスとトーク力から、いまやバラエティ番組には欠かせない存在となっている川島さんですが、番組内での役回りはおもに大御所芸人のフォローや、若手タレントを立てることでした。“万年2番手”とも言われている川島さんが“朝の顔”として出演するのは、正直ビックリです」(テレビウオッチャー)しかし、「この抜擢は必然の結果です!」と断言するのは、人気占い師で多くの芸能人も占う水晶玉子さんだ。「川島さんは、“寺社仏閣大好き芸人”として、以前から多くの名所を参拝している人として知られています。長年にわたるお参りで運を呼び込む“土台”を作っていたからこそ、よい運気のときに大きな仕事が舞い込んできたのでしょう」(水晶さん・以下同)そこで本誌は水晶さんとともに、本人のインスタグラムや出演番組から、川島の寺社仏閣巡りを振り返った。確認できるだけでも、川島は’12年から約10年間、20以上の寺社仏閣を巡っていることが明らかに。「訪れた寺社仏閣を見てみると、由緒ある名所をきちんと調べてからお参りしているという印象を受けます」’07年、相方・田村裕(41)が執筆した『ホームレス中学生』(ワニブックス)が社会現象となったことで注目が田村に集まったと思えば、’11年にタレント・眞鍋かをり(40)と4年間の交際を経たあと破局するなど、デビュー以降“苦難の道”を歩んでいた川島。“開運”のきっかけとなったのは’12年。テレビ番組『仕事ハッケン伝』(NHK)の企画で、川島は京都の造園会社に弟子入りし、金戒光明寺の作庭に挑戦した。これを皮切りに、川島は『アメトーーク!』(テレビ朝日系)をはじめとする多くのバラエティ番組で、ピンとしての活動の場を広げ、“寺社仏閣大好き芸人”としての地位も確立していく。「この番組を受けたことで、川島さんに新しい“活路”が開けたように見えます。まさに、金戒光明寺の仏様が川島さんを“呼んでくださった”のではないでしょうか」「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月02日《けんちゃんこんな写真見つかった!台湾ロケの時だよ。若いねー。私も。この笑顔のけんちゃん忘れません》Instagramにこうつづったのは研ナオコ(67)だ。3月29日、志村けんさん(享年70)が新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなってから1年。冒頭のように投稿した彼女は、さらに志村さんと互いに笑顔を交わす写真もアップしている。『8時だョ!全員集合』(TBS系)や『志村けんのだいじょうぶだぁ』(フジテレビ系)など数々のコント番組で、志村さんとの共演を重ねてきた研。さらに音楽ユニット「けん♀♂けん」を結成し、01年12月にCDもリリースした。そんな研は昨年4月、本誌で志村さんとの思い出を回想している。2人が初めて出会ったのは『8時だョ!全員集合』の楽屋だったという。彼女はこう続けている。「『全員集合』の本番前、私はドリフのメンバーがいる楽屋に、よく遊びに行っていました。そのとき、志村さんはまだいかりや長介さんの付き人をやっていたころだったかな。楽屋にいた志村さんとしゃべっていたら、とにかく笑いが止まらなくて。だから私は『なんだ、メンバーより面白いじゃん!ねぇ長さん、この子ドリフのメンバーに入れたらどう?』って、いかりやさんに言ったことがあるんです(笑)」当初から志村さんの才能を見抜いていた研。それから約50年にわたり、公私ともに2人は交友関係を築いてきた。「研さんにとって、志村さんは“気遣いのできるひと”。研さんはコント出演のたびに緊張していたそうですが、志村さんはフォローしてくれたといいます。お互いにシャイで好き嫌いも似ていたため、研さんは『一緒に仕事がやりやすかった』とも話していました。またプライベートでは研さんの家族や共通の友人を交え、たびたび食事をしていたそうです」(スポーツ紙記者)■「またいつか会えるような気がする」しかし、彼女にはある心配事があったという。「『けんちゃんはお母さんに孫を見せてあげてほしい』と研さんはずっと考えていました。ですが、志村さんの交際する女性は『結婚に向いていない子ばかりだった』といいます。そのため、“もったいない”と感じていたそうです」(前出・スポーツ紙記者)それほど志村さんを想っていた研は訃報の当時、《けんちゃん、駄目だった(涙)》とツイートしていた。50年来の友人を亡くした心痛は計り知れない。「新型コロナが感染拡大するなか、研さんはアマビエのコスプレをSNSで披露しました。それは志村さんが“コロナで入院した”という知らせが耳に入ってきたためです。アマビエのコスプレは『私がやらなきゃだめだ!』と、必死の願いを込めたものだったといいます。しかし、志村さんは亡くなりました。当時は頭が真っ白になったそうです。しかし次第に受け止められるようになり、今では『けんちゃんの笑顔を思い出すたびに、またいつか会えるような気がする』と語るようになりました」(前出・スポーツ紙記者)訃報から1年。志村さんの笑顔とともに、研は歩みを進めていく。
2021年04月01日3月中旬の青空の下、都内の公園にいたのは、King&Princeの平野紫耀(24)。傍らには橋本環奈(22)の姿も。「一時は園内に50人以上の人だかりが。スタッフが立ち去るようお願いしていました」(撮影関係者)この日、2人はW主演の映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の続編(8月公開予定)を撮影していた。「第1弾は一昨年9月に公開され、興行収入22億円超えの大ヒット。続編製作に『僕自身もパワーアップした姿を見せられるように』と張り切っていました」(映画関係者)キンプリといえば、パニック障害の治療のため活動休止していた岩橋玄樹(24)が、3月末でグループを脱退しジャニーズ事務所を退所することが発表されたばかり。メンバー5人もそれぞれ、個人の活動が目立ってきた。「メンバーの永瀬廉さん(22)が次期朝ドラ『おかえりモネ』、高橋海人さん(21)も4月からの連ドラ『ドラゴン桜2』(TBS系)のメインキャストとして出演します。岸優太さん(25)と神宮寺勇太さん(23)は舞台『DREAM BOY’S』でW主演を果たし、岸さんは『VS魂』(フジテレビ系)にレギュラー出演するなど、バラエティにも進出しています」(映像関係者)メンバー個人でも活躍するなか、平野には特別な夢があるという。「世界最高峰の音楽の祭典、グラミー賞です。平野さんは『いつかグラミー賞の会場にキンプリとして行くことが夢!』と話していました。メンバーたちは各自、世界的なダンサーや振付師の下でレッスンを受けたりと、スキルを磨いています」(音楽関係者)■ステイホーム中に英語教材を大量注文’19年5月、平野はインタビューでこう語っている。《社長が生きているうちに、僕らが海外進出した景色を見せたい。ジャニーさんは第2の親でもあるので、親孝行ですね。そのためには、もっとスキルを磨いて、誰からも認めてもらえるようなグループにならないと》(『日刊スポーツ』より)ジャニー喜多川氏はこの発言の約2カ月後に他界。平野は願いをえることはできなかった。「ジャニーさんは、世界に通用するエンタティナーを育てることに生涯をささげました。キンプリは、ジャニーさんの下でデビューした最後のグループとなったのです。平野さんは学生時代にイギリスに短期留学の経験があります。コロナ禍のステイホーム中は、英語の教材を大量注文し『自宅で英語の猛勉強中!』と話していました。ジャニーさんの遺命を胸に、キンプリの世界進出を現実のものとするために、まずはソロ活動と英語に励むよう、メンバーを鼓舞しているといいます」(音楽関係者)5月にはキンプリとして7枚目となるシングルも発売される。ジャニーさんの悲願を実現すべく、平野の“覚悟の日々”は続く――。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月01日「ちょっとやりづらいね」肩を寄せ合い、はにかみながらこう話すのは、“みちょぱ”こと池田美優(22)と大倉士門(28)。これは2人がMCを務めた30日に都内で開催されたイベント『超十代-ULTRA TEENS FES- 2021 PREMIUM』での一幕だ。3月24日に『NEWSポストセブン』で大倉との熱愛が報じられると、池田は翌日にTwitterで《ついに撮られたか~》と交際宣言。生出演した28日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)では5年半ほど交際していることを明かしていた。冒頭のイベントでも共演するなど、“公認”カップルとなった池田と大倉。しかし、これまでは秘密な交際を貫いていた。そんななか、交際発覚の約1年前に池田が交際宣言を“誤爆”していたという。池田と親しい芸能関係者は言う。「昨年3月17日、インスタのストーリーズにみちょぱさんが大倉さんと思われる男性との“ツーショット”を誤爆していたんです。2人の顔は写っていませんでしたが、『ぐっばい宮古島』という文字とともに、飛行機と思われる座席のひじ掛けにみちょぱさんと大倉さんの手をのせている画像がアップされていました。誤爆に気づいたみちょぱさんはすぐ削除していましたが、プライベート用アカウントと間違えてしまったのでしょう」実際、昨年3月15日、大倉は具体的な場所は明かしていないもののインスタグラムで《今日から南の南の方の島に来て》と綴るなど、沖縄に滞在していたことをほのめかしている。前出の芸能関係者は続ける。「みちょぱさんが誤爆した写真に写っていた男性は左手人差し指に指輪をつけているのですが、大倉さんは同時期にアップしたインスタの写真でも同じ指輪をつけていました。池田さんと大倉さんで間違いないでしょう。沖縄では大倉さんの誕生日パーティも行われていましたから、みちょぱさんも祝いに駆け付けたのだと思います」次に2人で旅行する時は、もう隠さなくてもいいかも!?
2021年04月01日《高城さんとお別れするのはほんまに寂しい》3月25日、インスタグラムにこう綴ったのは井川遥(44)だ。現在放送されているNHK連続テレビ小説『おちょやん』で、杉咲花(23)演じる主人公・竹井千代が憧れるスター女優・高城百合子を演じた。この日の放送が最後の出演だったのか、《あのキャラゆえずっと迷いながら演じていたけど最後に日に千代を抱きしめて高城百合子になれた気がしたのでしたおおきに》と感謝の気持ちを綴っている。「井川さんの役柄は、千代に転機が訪れるたびに登場するキーパーソン。高城の『一生一回、自分が本当にやりたいことをやるべき』という言葉に後押しされ、千代は役者を目指します。最後は千代にプロポーズした助監督(若葉竜也)と夫婦仲になっており、視聴者を驚かせました。ですが『戦争に乗じて客に媚を売るような芝居をしたくない』と、当初から一貫した信念でソ連へ亡命。別れ際に千代を抱きしめる演技は、名シーンとして残るでしょう。杉咲さんも、『実際にものすごく寂しくなってしまった』と語っていたほどでした」(テレビ誌ライター)帽子やマント、ワンピースに至るまで黒で統一した、井川のミステリアスさは視聴者に強いインパクトを与えた。いっぽう撮影裏では、井川は共演者と親睦を深めていたという。「撮影現場では感染防止のため静寂厳守でしたが、和気あいあいとした雰囲気でした。井川さんは“ママ友”である篠原涼子さん(47)とも久しぶりに再会し、大喜びだったようです。井川さんと篠原さんは、『コロナが落ち着いたら飲みに行こう』と杉咲さんに声をかけているそうです」(ドラマ関係者)■「半沢直樹」でも存在感を発揮昨年7月に放送された、大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS系)にも出演した井川。半沢直樹(堺雅人)たちが常連客として通う小料理店の女将を好演し、ストーリーを盛り上げた。立て続けに話題作で存在感を放ち、“スター女優”として躍進しているようだ。「井川さんは長年のモデル経験もあり、とにかく所作が美しい。和装で登場した『半沢』では、振り返り方やお辞儀など統一感がありました。そういった品性は、“何者か判然としない”ミステリアスさを引き立てました。朝ドラの撮影にあたって井川さんは、『慎重になってしまうところが課題』と語っていました。ですが求められたことは、忠実にこなそうとする努力家。往年の女優が出演した作品やインタビューを研究し、仕草など何パターンも考えたといいます。15分という短い放送時間のなかで、大胆な中にも気高さが感じられる演技をしっかり見せてくれました。“CM女王”の印象が強かった井川さんですが、ここへきてCMギャラがさらにアップしたとも報じられています。女優業が評価されていることが、他方面にもいい影響を与えているようですね」(芸能関係者)モデルやCMに加え、女優としても力を見せつけた井川。今後も注目を集めそうだ。
2021年04月01日ブロードウェイ・ミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』のプレビュー公演が3月27日(土)、28日(日)に鎌倉芸術館 大ホールにて上演、本公演は4月7日(水)から28日(水)まで大阪、愛知、東京にて上演される。ウスナビ役・Micro[Def Tech](平間壮一とWキャスト)、ベニー役・林翔太(東啓介とWキャスト)の公開ゲネプロをレポートする。“ブロ-ドウェイの異端児”リン=マニュエル・ミランダが原案・作詞・作曲を手掛けた本作は、オフ・ブロードウェイで上演成功後、ブロードウェイに進出し、トニー賞の最優秀作品賞、グラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞をはじめ数々の賞を受賞したヒット作。日本版は初演以来7年ぶりの上演となり、演出・振付は初演同様TETSUHARU、サルサやヒップホップの楽曲が中心となる本作の日本語詞はヒップホップアーティストのKREVAが手掛けている。また、主人公ウスナビ役は、初演から続投のMicro(マイクロ)と、今作より参加の平間壮一がWキャストで演じる。マンハッタン北西部、移民が多く住む町「ワシントンハイツ」を舞台に、ドミニカ系移民で両親の遺した雑貨店を守るウスナビ(Micro/平間)や、幼馴染のベニー(林/東)、ハイツの希望の星として名門大学に進学して町を出たニーナ(田村芽実)、ウスナビが思いを寄せるヴァネッサ(石田ニコル)、ウスナビの従兄弟で弟分のソニー(阪本奨悟)たちが、問題や悩みを抱えながらもそれぞれの“居場所”を見つけていく姿を描く。音楽は、登場人物たちのルーツ同様ラテン系で、ミュージカルではあまり聴くことのないラップも多く取り入れられているが、トニー賞もグラミー賞も受賞している楽曲はどれも秀逸。耳に楽しく、心にやさしく、すんなりと作品の世界に引き込んでくれた。Microのハスキーで温かな歌声はこの作品の魅力そのもので、そこに林をはじめ田村、石田らの生き生きとした歌声、山野光らのキレのいいダンスが賑やかに加わり、この『イン・ザ・ハイツ』の物語が色とりどりに輝いていく。劇中、登場人物たちはそれぞれに岐路を迎える。そこから一歩踏み出す様を描く楽曲や表現は、ミュージカルそのものの魅力をも感じさせるもので、物語としても、エンターテインメントとしても、幅広い人に薦めたい作品だと感じた。本公演は4月3日(土)・4日(日)に大阪・オリックス劇場、4月7日(水)・8日(木)に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、4月17日(土)~28日(水)に東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演。文:中川實穂
2021年03月31日本年度アカデミー賞でアンソニー・ホプキンスの主演男優賞“史上最高齢”ノミネートを含む6部門で候補になった映画『ファーザー』から、日本版本予告が解禁。併せて、本作を鑑賞した数々の著名人からコメントが到着した。今回、解禁された本予告は、淡々と自身の誕生日(1937年12月31日は演じるA・ホプキンスも同生年月日)を告げる一見、気丈な老紳士アンソニーが、「私は誰なんだ?」と驚きの言葉を発するシーンからはじまる。時計が見当たらない…。娘のアン(オリヴィア・コールマン)…だったはずの女性はどこへ?徐々に現実と幻想の境が曖昧になっていく父と、父の変化に戸惑い悩む娘アン。父アンソニーの記憶と現実を追体験する迷宮のような世界観。ホプキンスやコールマンの圧倒的な演技を予感させる重厚感あふれた予告編が完成した。仲代達矢、西田敏行、中野量太監督ら本作にコメントまた、併せて数々の著名人から絶賛コメントが到着。日本が世界に誇る名優・仲代達矢、TBSドラマ「俺の家の話」で認知症が進行していく父を演じたことも大きな話題となった西田敏行、本作の舞台版で娘役を演じた若村麻由美。『長いお別れ』の映画監督の中野量太らもコメントを寄せている。仲代達矢(役者)やがて老いてゆく全ての人間へのエレジー。恐れもせずにこの作品に身を投じたアンソニー・ホプキンスの姿は、正に敬服の至りで有りました。西田敏行(俳優)アンソニー ホプキンス殿貴方の演技をどのような言葉をもって称えたら良いのでしょう。既にご高齢の貴方が老いがもたらすいろんな障害を客観視をして冷めた演技をなさる。もはや神の領域としか 言わざるを得ません若村麻由美(俳優)私は舞台で娘アンを演じ、フロリアン・ゼレールの戯曲に魅了されました。この作品の深い愛を自ら初監督し、アンソニー・ホプキンスとオリビア・コールマンの圧倒的な素晴らしさに浸らせてくれた事に感謝します。厳格な父が自己を喪失していくリアルさに涙が止まらない。中野量太(映画監督『浅田家!』『長いお別れ』)記憶と幻想の境界が崩れゆく気持ちなんて体感できるはずがないのに、圧巻の演技と巧みな演出で、いつの間にか、主人公と一緒に戸惑い悩む自分がいた。この家族が下した選択の正否なんて誰にもわからない。でも、きっと僕も最後は母の温もりに帰るんだと思えた時、心が救われた自分がいた。ケネス・ブラナー(俳優)アンソニー・ホプキンスとオリヴィア・コールマンの魂のこもった惜しみない演技。心の葛藤を描く、胸が張り裂ける感動的なスリラーだ。ジョディ・フォスター(俳優)認知症の母親の介護を通して私が経験したことが非常によく表現されていて、作品とアンソニー・ホプキンスの演技に圧倒されました。エドガー・ライト(映画監督)アンソニー・ホプキンス史上最高の演技。残酷なまでに巧妙な構成に圧倒され『2001年宇宙の旅』や『惑星ソラリス』を思い起こさせられた。パズルのピースをひとつずつ合わせていくように主人公が感じている苛立ちやその奥深い痛みを追体験させられる。『ファーザー』は5月14日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファーザー 2021年5月14日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINÉ-@ ORANGE STUDIO 2020
2021年03月31日現代のブロードウェイを代表する才能、リン=マニュエル・ミランダが原案と作詞作曲を手がけて主演も務め、2008年のトニー賞に輝いたミュージカル『イン・ザ・ハイツ』。ミランダのアメリカでの名声がどれほどかというと、2015年に生み出した大傑作『ハミルトン』が“ミュージカル界”の枠には収まり切らない人気と話題を博し、Time誌の「最も影響力ある100人」特集号で表紙を飾ったほどだ。そんな彼のあふれる才気を存分に感じ取ることができ、また彼のラップ詞を見事に日本語にしたKREVAの偉業にも触れることができる日本版『イン・ザ・ハイツ』が、3月27日より7年ぶりに再演されている。Wキャストのうち、平間壮一がウスナビ役を、東啓介がベニー役を務めた2日目のゲネプロを取材した。舞台はマンハッタン北西部、ヒスパニック系移民が多く住む町ワシントンハイツ。独立記念日前後の3日間にそこで起こった様々な出来事が綴られていく物語だが、一般的なミュージカルのように、“物語をドラマチックに盛り上げるために歌がある”のではない。ハイツの日常、宝くじ当選騒動、停電の喧噪を、それぞれたった1曲で伝え切ってしまう《In the Heights》、《96,000》、《Blackout》。登場人物一人ひとりが葛藤や決断を吐露するなかに、各々の歩んできた人生や信念までもが浮かび上がってくるソロナンバー群。ウスナビとヴァネッサ(石田ニコル)、ベニーとニーナ(田村芽実)というふた組のカップルの関係性の変化を、局面ごとに異なる曲調が表すラブソングたち。『イン・ザ・ハイツ』は、そもそも“ドラマチックな歌に導かれるようにして物語が編まれていく”ミュージカルなのだ。登場人物の人種や世代に応じても曲調が使い分けられているとは言え、身体を突き動かすようなラテンのリズムに貫かれている点は全曲に共通しており、日本版キャストにとっては挑戦だっただろう。そんななか、平間はラップに違和感なく感情を乗せてどこかいたずらっ子的なウスナビを造形し、東は持ち前の豊かな声量でベニーの野心と恋心を熱く表現。田村と石田の日本人離れした声帯の強さとリズム感、大人チーム(田中利花、戸井勝海、未来優希)のさすがの表現力、阪本奨悟の軽やかな存在感なども印象に残る。わけても出色はダニエラ役のエリアンナで、彼女が中心となって歌う第二幕の《Carnaval del Barrio》は、TETSUHARUによる情熱的な振付ともあいまって大きな見どころ――ならぬ、“つい一緒になって身体が動いてしまうどころ”となっていた。4月3日(土)・4日(日)に大阪・オリックス劇場にて上演、その後愛知・東京公演を予定している。取材・文:町田麻子撮影:源賀津己公演情報Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』原案・作詞・作曲:リン=マニュエル・ミランダ脚本:キアラ・アレグリア・ウデス演出・振付:TETSUHARU翻訳・訳詞:吉川徹歌詞:KREVA音楽監督:岩崎 廉出演:Micro、平間壮一(Wキャスト) / 林翔太、東啓介 (Wキャスト) / 田村芽実 / 石田ニコル / 阪本奨悟 / エリアンナ / 青野紗穂 / エリック・フクサキ / 山野光 / 戸井勝海 / 未来優希 / 田中利花 / 他【大阪公演】2021年4月3日(土)・4日(日)会場:オリックス劇場【愛知公演】2021年4月7日(水)・8日(木)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール【東京公演】2021年4月17日(土)~2021年4月28日(水)会場:TBS赤坂ACTシアターチケット情報:
2021年03月31日●等身大の自分を受け入れて開けた俳優としてのキャリア数々のドラマや映画で魅力的なキャラクターを生み出し、ファンの心をつかんでいる俳優の中村倫也(34)。昨年10月期に放送された『この恋あたためますか』(TBS)のイケメン社長役も注目を集め、4月5日からは原作のキャラクターに似ていると話題の主演ドラマ『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京)がスタートする。勢いが止まらない中村だが、ブレイクまでには長い下積み時代があった。3月18日に発売された初のエッセイ集『THE やんごとなき雑談』で、理想と現実のギャップにもがいていた当時の心境を明かしている。中村にインタビューし、等身大の自分を受け入れてから開けた俳優としてのキャリアや、経験を重ねるにつれて変わっていった役作りについて、また、「今とても心地いい」と言える自然体にどのようにたどり着いたのか、話を聞いた。■理想と現実とのギャップにもがいていた下積み時代『THE やんごとなき雑談』は、雑誌『ダ・ヴィンチ』で2年間にわたり連載されたエッセイに書き下ろしを加えたもの。中村は、完成した1冊を読み返して「くだらないことをぐだぐだ考えているなと。エッセイって、出会った人との楽しかった思い出や面白い事件がメインな気がしていましたが、僕は違いましたね。自分が悩んだり考えたりしたことをたくさん書いている。それが自分という生き物だと知りました」と、自分がどういう人間か改めて気づいたという。普段の生活の中で自分のことを深く掘り下げる機会はあまりないかと思ったが、中村は昔から“考える人”だったという。「考えるのが癖になっていて、心の中で自問自答しています。そういう性格なんです。ただ、自分の中だけで完結している感覚でよかったものを言語化する作業だったので、それは初めての経験でした」エッセイでは、理想と現実とのギャップにもがいていた20代前半のこともつづられている。等身大の自分を受け入れられるようになったきっかけを尋ねると、「仕事がなかったからです」と即答。「うだうだ言っているけど、仕事がないという現実が否応なくあった。見て見ぬふりしていましたが、そろそろちゃんと見ようという時期があり、見つめ直しました」と振り返る。続けて、「その現実と向き合ってから変わっていきました」と言い、「自分に対してわだかまりがない心持ちでいられると、自分の外の世界、人にも、物事にも、無駄なわだかまりがなくなっていく。そして、“人は鏡”と言いますが、周囲からも自分に対してわだかまりが少なくなっていくのはすごく感じました」と説明。「だから、いろんなことが自分次第なところが多いのかなと思うようになりました」と語る。■『半分、青い。』でのブレイクは「何かが積み上がった結果」自分が変わることで周囲から受け入れられるようになり、俳優としての道も開けていった。数々のドラマや映画、舞台に出演し、そして、31歳のときに朝ドラ『半分、青い。』の“マアくん”こと浅井正人役でブレイク。その後、『初めて恋をした日に読む話』、『凪のお暇』、『美食探偵 明智五郎』、『この恋あたためますか』など、どの作品も話題に。勢いが止まらないが、やはり『半分、青い。』出演による変化は「大きかった」と中村自身も実感している。ただ、「後輩などに聞かれたら教えたいと思うのは、『半分、青い。』の半年前に、布石になるような何かがあり、さらにその半年前に何かあって。たぶん1年半くらいかかる。それは業界内のことだと思いますが、降って湧いた幸運なわけではなく、何かが積み上がった結果、ブレイクと呼ばれるものになっている」と冷静に分析。「売れたいと言っている人がいたら、最初から世間を見るのではなく、業界内で期待してもらえるような人間になることが大事だと伝えたい」と語る。ちなみに、中村自身が俳優人生において大きかったと感じている作品は、2009年に出演した真心一座 身も心もの公演『流れ姉妹 たつことかつこ ~獣たちの夜~』とのこと。「僕にとっては革新的な出合いでした。この作品に出演したことで、のちに『ロッキーホラーショー』や、シス・カンパニーの舞台に呼んでいただいたり、そこで知り合った方たちの背中を見て成長してきたところもあり、自分の中で転機となった作品です」と明かす。●俳優業は「とても豊かな仕事」 役作りの変化も明かす■人間の複雑さを知り「キャラクターを決めつけないように」作品ごとにさまざまなキャラクターになりきり、確かな演技力で多くの人たちを魅了している中村。自身は俳優のやりがいを「凶悪犯を演じるとなったら、凶悪犯でもその人のことを理解してあげないといけない。それが役者という仕事で、人を受け入れる作業が役作りなので、とても豊かな仕事だなと思います」と語る。経験を重ねる中で役作りの方法は変わり、以前は「こういうキャラクターだ」と自分の中で一つ答えを出していたが、今は決めつけないようにしているそうだ。それは、いろいろな人と接する中で人間の複雑さを知り、俳優業にも影響したのだという。「こういう人だなと思っていた人が実はそうではなかったり、出会った人たちの意外性に触れるたびに、『僕はこう思い込んでいた役は、実は違うのではないか』と思うようになり、『ようわからんなあ』となっていきました。現場で『ようわからないけど、こんな感じかな』という1日の終わりも増え、でもそれでいいんだろうなと思っています」「こういうキャラクターだ」と決めつけたほうが断然楽で、セリフを覚えるのも早いそうだが、「そう思っちゃったから仕方ない。もう楽できないんだなと思います」と笑う。そして、大変ではあるが、「決めつけないで演じたほうが、役というより人間と向き合っている感じがします。『お前はこういうヤツだろ』と決めつけていたものが自由に勝手に育つようになり、キャラクターではなく、ちゃんと人になっているなと感じます」と、自分としてもしっくりきている。■平常心をモットーにマイペースなふりをしていたこともエッセイでは、“平常心”をモットーにマイペースなふりをしていたことや、2019年に『NHK紅白歌合戦』で歌唱した際、自分のペースでいられなくても精一杯やったことが誰かの笑顔につながるのもいいなと感じることができたという心境の変化も明かしている。いろいろな経験を経て、今、生きていく上で大切にしているモットーを尋ねると、「あるがまま」「自然体」を挙げ、「それだけではダメなときももちろんあるので、いろんなスイッチは持っていますけど」と補足。さらに、自然体でいられるようになっているからこそ、「モットーを持つ必要もなくなってきているのかな」とも話した。バラエティや舞台挨拶などでも、自然体で自由なトークを繰り広げている中村だが、昔は考えすぎてうまく話せなかったという。トークを鍛えたいという思いもあって始めたトークライブや、バラエティなどで少しずつ慣れていき、「役者としての立場が変わったり、年齢を重ねたこともそうですし、いろんなことが連結しているのだと思います」と自己分析。今ではすっかり「自由に話せている」と言い、「『王様のブランチ』に出演させていただいた時も、音が使われていないワイプの時間もいろんな話をしていました。昔だったら『生放送だ! ちゃんとしなきゃ』と思っていましたが、今はそんなこと全く思わない」とにやり。「人様の前に出る以上は、いい意味で背筋を伸ばすという意識はもちろんありますが、無駄な委縮はしなくなり、とても楽です」と、インタビュー中も終始自然体だ。そして、「役者としての立ち位置や期待など、この2、3年でだいぶ変わったものが、少し体に馴染んできて、落としどころが見つかってきた今なのかなと感じています。それを探る2年間でもあったと思いますが、今はそういう意味で心地よさを感じています」と穏やかに語る中村。最後に思い描いている将来像を尋ねると、「優しいおじいちゃんになりたい。それくらいしか決めていないです」と笑い、「役者としてどうなりたいというのは特にないです。やりたいようにできたらいいなと、その一言に尽きます。その都度一生懸命やって、見てくれた人たちが何か思ってくれたらいいなと思います」と語った。■中村倫也1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年、俳優デビュー。2014年、初主演舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。2019年にはエランドール賞新人賞を受賞。近年の出演作は、ドラマ『初めて恋をした日に読む話』、『凪のお暇』(19)、『美食探偵 明智五郎』、『この恋あたためますか』(20)、映画『台風家族』、『屍人荘の殺人』(19)、『水曜日が消えた』、『人数の町』、『サイレント・トーキョー』(20)、『ファーストラヴ』『騙し絵の牙』(21)など。4月5日から主演ドラマ『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京)がスタート。5月28日公開予定の映画『100日間生きたワニ」に声優として出演。また、3月18日に初のエッセイ集『THE やんごとなき雑談』を発売した。
2021年03月31日「お前はたいしたもんだよ。よくやったよ、寿一。みんなのことを笑顔にしてくれてさ。奮い立たせてくれてさ……。人様のぶんまで闘って、舞って、ケガして、笑って、そんな奴いないよ」これは3月26日に放送されたドラマ『俺の家の話』(TBS系)最終回でのセリフ。終盤で、西田敏行(73)演じる人間国宝の父・観山寿三郎から長瀬智也(42)演じる息子・寿一に語られたものだ。それはまるで、まもなく“表舞台”から去る長瀬へのはなむけの言葉のようであった――。3月31日をもって、現体制での活動に終止符を打つTOKIO。長瀬は、同日付で事務所を退所し、クリエーターに転身するという。城島茂(50)、国分太一(46)、松岡昌宏(44)の3人はジャニーズ事務所の関連会社である「株式会社TOKIO」を設立し、その一員として活動する。残る3人は今後も“TOKIO”を守り続けていく。「4月から新会社の社長となる城島さんは“雇われ社長”と笑っていましたが、経営の勉強もしているそうです。また、昨年7月には個人事務所も設立したと聞いています。広報的な役割を担う国分さんは、3月25日にTwitterアカウントを開設。松岡さんは、人脈を生かして親しい業界関係者に連絡を取り、今後に向けた営業活動をしているそうです。レギュラー番組の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)は長瀬さん退所後も、企画の中身を変えて、3人を中心に続けていくと聞いています。長瀬さんに“辞めた負い目を感じさせたくない”という気遣いもあるのでしょう」(テレビ局関係者)■長瀬はすでに自作曲のストックもいっぽうで気になるのは長瀬の今後。“裏方”として多彩な才能を遺憾なく発揮していくようだ。「業界誌でも注目されるほど、長瀬さんは大のヴィンテージバイク好き。10年ほど前から参加しているヴィンテージバイクのレースで好成績を残すべく今後は本格的に注力していくそうです。また洋服のデザインや映像制作にも今後は取り組んでいくと聞いています」(音楽関係者)なかでも、特に長瀬が心血を注ぎたいのが音楽活動だという。「TOKIOは’19年に活動25周年を迎え、ライブも予定していたそうですが、元メンバーの山口達也さん(49)が’18年5月に脱退。それ以降、音楽活動を行うことはないまま、長瀬さんは退所することになりました。TOKIOでも作詞作曲やアレンジを手掛けるなど、長瀬さんの音楽活動への情熱は相当なもの。すでにいくつか曲を書きためているそうで、今後は親しい仲間と趣味的にバンド活動を行っていきたいと考えているといいます」(前出・音楽関係者)新天地で始まる長瀬の第二の音楽人生。そこには心強い“師”もいるという。それは冒頭のドラマ『俺の家の話』で脚本を担当した“クドカン”こと宮藤官九郎(50)だ。これまでドラマや映画で5度のタッグを組んできた長瀬と宮藤。6度目となる本作は、“TOKIOの長瀬智也”として演じる最後の作品となった。2人は固い絆で結ばれているようだ。「デビュー当初は、繊細な美少年の役柄が多かった長瀬さんですが、宮藤さんが脚本を務めた’00年放送の『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)が転機に。ワイルドでコミカルなキャラクターを演じたことで役者としての幅が大きく広がりました。長瀬さんは、自分の新たな魅力を引き出してくれた宮藤さんに感謝しており、『生まれ変わるならクドカン』と言うほど信頼を置いています。宮藤さんにとっても、初の連ドラとなり、この成功で一躍人気脚本家に。以来、宮藤さんは“長瀬さんを主人公にした作品であれば何でも描ける”と公言しています」(前出・テレビ局関係者)■「思ってくれる人たちがいる限りやりたい」そんな相思相愛の2人には、退所後に描いている“秘密の計画”があるという。「2人がタッグを組んだ’16年の映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』のクランクアップ後に長瀬さんが宮藤さんの所属バンド『グループ魂』のライブに特別出演するという計画があったのですが、スケジュールが合わず実現にはいたりませんでした。退所後に、長瀬さんが宮藤さんのライブにサプライズで“友情出演”する可能性もあるでしょう。また長瀬さんは制作にも興味があるので、宮藤さんの映画や舞台を手伝って、勉強することも構想にあると聞いています」(長瀬の知人)長瀬が描く“師匠”宮藤のもとでの弟子入り裏方修業計画。その先には、多くのファンが熱望している“俳優復帰”の未来もあるようだ。「長瀬さんと宮藤さんは、ほぼ5年周期でタッグを組んでいます。宮藤さんは長瀬さんが裏方として活動していく選択を尊重していますが、“やっぱり5年に1回は一緒に作品を作りたい”と考えているそうです。長瀬さんも退所後はしばらく俳優活動を行う考えはないそうですが、宮藤さんの頼みとあれば、また表舞台に立つ可能性はあると思います」(舞台関係者)かつて、長瀬は宮藤と対談した際、宮藤とのタッグ作品にファンからたびたび熱烈な反応をもらうことを明かしたうえで、こう語っている。《宮藤さんとの作品に対してそういうふうに思ってくれる人がすごくたくさんいてくれてるんだなって実感するんですよ。で、やっぱりそう思ってくれる人たちがいる限り、やっていきたいって思いますね》(『Cut』’16年2月号)『俺の家の話』のラストは、死んだはずの寿一がプロレスのリングに上がるシーンで締めくくられている。宮藤のもとでの修業を経た長瀬が再び表舞台の“リング”に上がる日が来ることをファンは願うばかりだ――。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年03月31日バラエティ番組『林先生の初耳学!』(TBS系)に出演している、塾講師でタレントの林修さん。2021年3月28日の放送では、俳優の大泉洋さんと対談しました。林さんは、予備校で現代文を教える現役の講師。同月現在も、授業をしているといいます。林修、国語よりも好きなのは…大泉さんの9歳になる娘さんは、そんな林さんにどうしても聞きたい質問があったようです。それが、「林先生は算数と国語どちらが好きですか」というもの。大泉さんは、娘さんに林さんが現代文の講師をしていることもあり、「それは国語でしょ」と話したそうですが、実際は違ったようです。林さんは、「それは迷うことなく算数ですね」と算数を選んだ理由を語りました。ものごとをきちんと考える習慣が付きますよね。いろんな条件が変わってくる。その中で、いわゆる定数・変数、変わらない部分と変わる部分。どこをどう条件を変えて問題を解けばいいか。この頭の使い方は社会でもやっていますからね。林先生の初耳学!ーより引用予備校の講師自体も、初めは数学で採用されたという林さん。「自分が楽しいことをずっとやるほうが僕は個人的に好きです」とし、大泉さんの娘さんに「興味のあるものに集中してほしい」とコメントを寄せました。ネット上では、林さんの考えに共感する声などが上がっています。・林先生が算数が好きって答えた理由、とても分かりやすかった。・算数なんだ!意外!国語だと思いました。・生きていく上で勉強はすべて大切だと思わされる。国語や算数だけではなく、小学生の頃に学んだことはすべて社会に役立つといえます。中でも、楽しみながら、また興味を持ちながら勉強するのは、将来の自分を豊かにするためにも必要なことです。興味のあるものを見つけて学ぶことは、いくつになっても続けていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月30日崖っぷちの出版社を舞台に、裏切りやリーク、告発など、仁義なき騙し合いが繰り広げられる『騙し絵の牙』。その渦中で奮闘する、新人編集者の高野を演じた松岡茉優さん。「編集者の方って朝早くから夜遅くまで忙しいし、バッグが重い!資料の本やゲラ、パソコン、筆記用具も何種類も持ち歩いていて…。大変な仕事ですよね。撮影中、高野のバッグを軽くしてください、とお願いすることもできたのですが、走る時に持ち替えたり、一回床に置くなど、この重さがあるからこその役作りができると思い、そのままにしました。純粋に文学を愛し、出版業界が衰えてほしくないという強い思いを持っていて、とにかく休まない人。そんな彼女の人柄を表現する上でも、必要な重さでした」このような目には見えにくい演出をはじめ、松岡さんの役者魂を感じるエピソードはまだまだある。「気をつけたのは、まだ若い彼女の文学愛みたいなものが、見る人に暑苦しく、やかましく感じてほしくないというところ。曲者揃いの中で、右も左も分からないままがむしゃらに突き進む女性ではなく、文学に真っ当に向き合いたいという信念を感じていただきたくて、落ち着いたお芝居を心がけていました。時には大胆な発言をする人でもあるんですが、それに行動が伴っているから強くてかっこいいんですよね。監督からは、出版業界の販売システムやルールが書かれた本を何冊か資料として渡され、それらを読んで勉強しました。高野の実家は書店を経営しているんですが、演じながら、書店が本を売るために自由に舵を切れるものでもないということも知ったり。本が好きでうっかり本屋に寄ると何冊も買ってしまう私にとっては、興味深いことばかりでした」主演の大泉洋さんをはじめ佐藤浩市さんや木村佳乃さんなど、そうそうたるキャスト陣にも注目が集まる。「最初は緊張から胃薬を持ち歩いていましたが(笑)、みなさん気さくで。私が知らない時代の撮影現場の話などを聞かせていただいたりと、長い待ち時間でも持て余すことがない楽しい現場でした。大泉さんは、屋上のシーンで直射日光を浴びていても『大丈夫?眩しくない?』と自分よりも私を気遣ってくださる優しい方。視野が広く、場の空気感を敏感に察知して行動をされ、ユーモアもあって…まさに私のなりたい大人像なんです」コロナ禍において、予定より遅く公開される今作への思いはひとしお。「曲者揃いの登場人物たちの決断や勇気にきっと励まされるはず。新生活に向けて、一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです」『騙し絵の牙』大手出版社で次期社長をめぐる権力争いが勃発する中、次々と現れる曲者たちが心理戦を繰り広げる。監督・脚本/吉田大八原作/塩田武士『騙し絵の牙』(角川文庫/KADOKAWA刊)3月26日より全国公開。©2021「騙し絵の牙」製作委員会まつおか・まゆ1995年2月16日生まれ、東京都出身。近年の主な出演作に映画『蜜蜂と遠雷』『ひとよ』『劇場』など。ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS)のDVD&Blu‐rayが発売中。トップス¥135,000スカート¥278,000(共にエトロ/エトロ ジャパン TEL:03・3406・2655)※『anan』2021年3月31日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・山田梨乃ヘア&メイク・伴まどかインタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2021年03月30日熱愛が発覚したモデルでタレントの“みちょぱ”こと池田美優と大倉士門が30日、東京・豊洲Pitで行われたイベント「超十代 -ULTRA TEENS FES- 2021 PREMIUM」に出演。共演者から熱愛をいじられる場面があった。2人はそろってMCを務め、オープニングで「ニュースとか報道とかでお騒がせしておりまして、本当にすみません」と熱愛報道に言及。「まさかのタイミングだったからね」「知らない人は“ネット見ろ”と言うか…でも、いつも通りやろう」「今日も仲良く盛り上げていきましょう」と話した。みちょぱがCMに出演している「パステルマスク」のステージでは、みちょぱはモデルとして登場。キャミワンピースにマスクをあわせたコーデで、堂々とランウェイを歩いた。みちょぱのほか、山之内すず、ほーみ、なごみ&こーくん、土屋怜菜もマスクを着用してランウェイ。全員が歩いた後、大倉も加わってトークを繰り広げた。なごみが「マスク越しにこーくんとキスしました」と話すと、大倉は「ずるい、ずるい」と反応。すると、こーくんが「何かあったんですか?」ととぼけ、みちょぱは「いじってくる」と笑い、大倉は「ニュース見ろ、ネット見ろ!」と言い放った。こーくんはさらに、みちょぱと大倉にマスクを取り入れたカップルコーデを「ぜひ!」とおすすめしたり、再び「何かあったんですか?」と尋ねたり、ニヤニヤしながらいじりまくり。大倉は「いい加減にせーよ!」と笑っていた。25日発売の『女性セブン』で熱愛が報じられた2人。みちょぱは同日ツイッターで「ついに撮られたか~笑 わざわざ自分から言うまでもないことだったし、だからと言ってめちゃくちゃ隠してたわけじゃないから全然おっけーなんですけど、知人の証言はほぼ間違ってますねまあ仕事も含め温かく見守ってください。笑」と投稿し、交際を否定せず。そして、28日にTBS系『サンデー・ジャポン』に生出演し、大倉と付き合っているのか確認されると「はい」と認め、交際期間について「ちょっと離れていた期間もあるので、それ含めてだと5年半くらいはずっと一緒にいる。テレビ出る前から」と説明。また、結婚について聞かれると「私は全然してもいいと思っています」と答え、「お互い『早く結婚したいね』って話は…」と明かしていた。撮影:加藤千雅
2021年03月30日モデルでタレントの“みちょぱ”こと池田美優と大倉士門が30日、東京・豊洲Pitで行われたイベント「超十代 -ULTRA TEENS FES- 2021 PREMIUM」にMCとして登場。熱愛が発覚したばかりの2人は、「ちょっとやりづらいね」と吐露しつつ、「いつも通りやろう」と話した。「みなさんこんにちは~!」と登場した2人は、「うれしいですね。お客さんがいるだけで」と観客を見渡し、普通に進行しようとするも、みちょぱが笑い出し、「ちょっとやりづらいね」と吐露。大倉が「ニュースとか報道とかでお騒がせしておりまして、本当にすみません」と頭を下げた。そして、みちょぱが「まさかのタイミングだったからね」と言うと、大倉は「タイミングが悪かったのか良かったのか」とコメント。さらに、みちょぱは「知らない人は“ネット見ろ”と言うか…でも、いつも通りやろう」と話し、大倉も「今日も仲良く盛り上げていきましょう」と進行をスタートさせた。25日発売の『女性セブン』で熱愛が報じられた2人。みちょぱは同日ツイッターで「ついに撮られたか~笑 わざわざ自分から言うまでもないことだったし、だからと言ってめちゃくちゃ隠してたわけじゃないから全然おっけーなんですけど、知人の証言はほぼ間違ってますねまあ仕事も含め温かく見守ってください。笑」と投稿し、交際を否定せず。そして、28日にTBS系『サンデー・ジャポン』に生出演し、大倉と付き合っているのか確認されると「はい」と認め、交際期間について「ちょっと離れていた期間もあるので、それ含めてだと5年半くらいはずっと一緒にいる。テレビ出る前から」と説明。また、結婚について聞かれると「私は全然してもいいと思っています」と答え、「お互い『早く結婚したいね』って話は…」と明かしていた。「超十代」は、十代のやってみたい、みてみたい、触れてみたいを実現させる体験型ティーンズフェス。十代に人気の出演者が勢ぞろいし、ファッションショーやアーティストによるライブパフォーマンスなどを展開する。撮影:加藤千雅
2021年03月30日3月30日(火)今夜放送の映画『七つの会議』より、主演の野村萬斎から特別メッセージが到着した。地上波ゴールデン初放送となる本作は、「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」シリーズなどで知られ、企業の矛盾と働く人々の葛藤や絆など身近な視点を題材に、痛快でありながらエンターテインメントとミステリーが絶妙に融合した小説を生み続ける池井戸潤の同名小説が原作。萬斎さんが、捉えどころのない自由奔放な顔と信念を貫く強い心を併せ持つ主人公・八角民夫を演じたほか、香川照之、及川光博、片岡愛之助、吉田羊、土屋太鳳、小泉孝太郎、溝端淳平と豪華キャストが集結し、2019年に映画化。21.6億円の大ヒットを記録した。今夜の放送を記念して萬斎さんは「原作・池井戸潤、監督・福澤克雄という『半沢直樹』のタッグの映画ですから、去年の大旋風から半沢ロス続きの方には、おなじみの役者さんたちの違うストーリーでの活躍ぶりをぜひ、ご覧いただきたいです」とメッセージを寄せ、「新年度を前に、ぜひとも、この映画を見て活力をもっていただければと思います」とコメントしている。映画『七つの会議』は3月30日(火)20時57分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)■関連作品:七つの会議 2019年2月1日より全国東宝系にて公開©2019映画「七つの会議」製作委員会
2021年03月30日《ついに撮られたか〜笑 わざわざ自分から言うまでもないことだったし、だからと言ってめちゃくちゃ隠してたわけじゃないから全然おっけーなんですけど、知人の証言はほぼ間違ってますね まあ仕事も含め温かく見守ってください。笑》こうつづったのは、みちょぱこと池田美優(22)。一部メディアによって、元ジャニーズJr.でモデル兼タレント・大倉士門(28)との熱愛が報じられた彼女。冒頭のように3月25日、Twitterで交際宣言をした。ツイートは13.6万もの“いいね”を記録するなど、大きな反響を呼んでいる。また彼女は28日、『サンデージャポン』(TBS系)に生出演。交際時期は曖昧と明かしながらも、「ちょっと離れていた期間も間にあるんで、それ含めてだと5年半くらい」と交際期間について語った。ネットでは《包み隠さず正直に全て認めたので驚いたけど清々しくて、ちょっと見直した》《はっきりしていて気持ちが良い》《幸せそうでなによりです》などの声があふれている。「みちょぱさんの交際宣言が多くの人に支持されたのには理由が2つあります」と語るのは、あるスポーツ紙記者だ。「まず、“キッパリと認めた”ということです。これまで著名人の交際報道に対して、事務所側が『プライベートのことは本人に任せています』などと濁すケースがたびたびありました。ですが、ネットを中心に『素直に認めてもいいのに』という風潮が高まっています。そこで彼女が潔く交際を認めたため、好感がもたれているのです」さらに交際期間も奏功しているという。「ギャル系タレントは“意外としっかりしている”というのがウリです。みちょぱさんも“5年半も関係がある”という堅実さが好印象につながっているようです。さらに彼女が大倉さんの面倒を見るために同棲したと報じられていましたが、『サンジャポ』では『勘違いしないであげて。自分で働いてますし』とパートナーの名誉を守りました。そうした点からも、“しっかり感”が前面に出ていました。いわば今回の交際報道を通して、ギャル系タレントとしての本領が発揮された形になっているのです」(前出・スポーツ紙記者)結婚について「全然してもいい」と『サンジャポ』で語っていたみちょぱ。そのうち、嬉しいニュースが届くかも?
2021年03月30日「最近の松さんは、お裁縫にハマっていると話していましたよ。娘さんが4月から小学校に上がるので、その準備に余念がなく、夜な夜な通学グッズを縫っているんだとか」(芸能関係者)一人娘を子育て中の女優、松たか子(43)。ギタリストの夫・佐橋佳幸(59)との間に生まれた長女は、この3月で6歳になった。わが子の進学準備に追われる私生活の忙しさに加えて、この春、松は仕事面でも多忙に。4年ぶりの連続ドラマに主演するのだ。「4月開始の『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)というドラマです。ちょっとユニークなタイトルどおり、松さんが演じる主人公はバツ3の女社長。元夫3人に振り回されるという設定なんです」(テレビ局関係者)本誌は3月半ばの日中に、このドラマの撮影に取り組む松の姿を目撃している。千葉県内の公園でラジオ体操に励むシーンを撮影中だったが、“洋服好き”の役ということで、鮮やかな黄色いスエットの上下姿が目をひいていた。ファッション面でも目を楽しませてくれそうなこの作品。一方で、発表当時からドラマ通たちが熱い期待を寄せる、別の理由もある。「松たか子主演で、坂元裕二氏が脚本。そこに松田龍平(37)も出るとなれば、名作『カルテット』の布陣だと話題なんです」そう教えてくれたのはテレビ誌記者。『カルテット』は’17年放送のTBSドラマだ。「視聴率はそこまでではなかったものの、質の高い会話劇として、熱狂的なファンが多い作品です」■『カムカムエヴリバディ』ヒロイン役のオファーが……松の連ドラ主演も、この『カルテット』以来なのだ。「松さんも“坂元さんの脚本は言葉が面白い”と言っていました。久々に連ドラ主演を決めたのは、坂元さんの脚本なら、ということもあるのでしょう」実は松、この『大豆田とわ子』のために、ある大きなオファーを断ってもいたようで――。「松さんに朝ドラのヒロイン役のオファーがあったのです。’21年度後期放送の『カムカムエヴリバディ』です」(前出・芸能関係者)同作は“朝ドラ初の3世代ヒロイン”と話題で、それぞれを深津絵里(48)、川栄李奈(26)、上白石萌音(23)が務めることが昨年末に発表されている。「深津さんが演じる役が3世代の中間の代にあたるのですが、この役の候補として当初、松さんの名前が挙がっていたのです。松さん側も検討までしていたといいます」(前出・芸能関係者)朝ドラヒロインという大役に、松側も興味はあったようだが……。「最終的にこの打診を断ることに。『大豆田とわ子』と撮影スケジュールが重なっていたようですね」朝ドラに“NO!”を出してまで挑む今作。通も唸る演技派ママ女優の熱演の凄味を、テレビで毎週見られるのはもうすぐだ。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年03月30日星野源が、川口春奈主演の完全オリジナルストーリーの新ドラマ「着飾る恋には理由があって」で主題歌を担当することが決定した。本作は、綺麗に着飾ることで自分の居場所を得ていたヒロインが、価値観の違う人々とひとつ屋根の下で暮らしながら、恋をしたり、友情を深めたりする中で、着飾るという鎧を脱ぎ捨て自分らしく生きる姿を描く“うちキュン”ラブストーリー。星野さんがTVドラマの主題歌を担当するのは、連続テレビ小説「半分、青い。」の「アイデア」以来3年ぶり。TBSでは同じく火曜ドラマの「逃げるは恥だが役に立つ」で社会現象となった「恋」以来、5年ぶりとなる。今回の書き下ろし新曲は4月20日(火)の初回放送で解禁となるが、川口さん演じるヒロイン“着飾る女”真柴に寄り添う、うちキュンラブストーリーにぴったりの一曲になっているという。星野さんは「兎にも角にもキュンということで、ラブソングを書いています。恋愛というものにまっすぐ向き合いつつ、キスにも、涙にも似合う曲が作れたらと思っています」と言い、「以前ご一緒した、新井さん・塚原さんチームとまた仕事ができてうれしく思うと同時に、川口さんや横浜さんをはじめとしたキャストの皆さんの物語にこの音が響くと思うとワクワクします。あと、“こうじ”が楽しみです」と放送に期待。またプロデュース・新井順子は「おうちで過ごすことが楽しいと思えるラブストーリーを作りたい、とこの企画を練っていたとき、星野源さんの配信ライブを拝見しました。色々な制限があるなか、家でライブを楽しめ、癒され、元気をもらいました。その時に、まだ企画書もないけど主題歌は星野さんにラブソングをお願いしよう! と心に決めました」と今回の星野さん起用の経緯を明かし、「楽曲を聞かせていただき、とても心が洗われました。心が優しく温かい気持ちになれる曲になると思いますので、ドラマとともにお楽しみください!」と楽曲の感想を語っている。「着飾る恋には理由があって」は4月20日より毎週火曜日22時~TBSにて放送。※星野源のコメントの“こうじ”は、本編でルームシェアするマンションで飼っている犬。(cinemacafe.net)
2021年03月30日Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』に出演する、阪本奨悟さんのインタビューをお届けします。いま、世界が最も注目する劇作家で作曲家でもあるリン=マニュエル・ミランダ。『イン・ザ・ハイツ』は、リンを一躍スターダムにのし上げた出世作であり、ヒップホップやラテン音楽を使い、ミュージカル界に大きな影響を及ぼした作品だ。「ラップやラテンのリズムとセリフとがキレイに繋がって続いていて、気持ちいい作品なんです。僕も初挑戦のジャンルだし、観た方もきっと新鮮なんじゃないかなと思います」そう話すのは、シンガーソングライターで、ミュージカル『刀剣乱舞』などで俳優としても活動する阪本さん。自身の音楽性とは違うジャンルゆえ、「いま稽古場でDef TechのMicroさんを見ながらグルーヴ感を勉強している」最中。「Microさんのラップは言葉ひとつひとつが全部リズムになっていて、聴いていても楽しいんです。ただビートを刻むだけじゃなく、+αで自分のリズムをのせてみたり、時に敢えて外してみたり。そこがとても演劇的な表現に繋がる気がしていて。今まで僕があまり掘り下げてこなかったジャンルの楽曲ですが、だからこそ新しい扉を開かせてもらっているような気持ちです」NYで移民たちが暮らすワシントンハイツを舞台に、雑貨店を営むウスナビら移民たちの姿を描いた群像劇。阪本さんが演じるのは、ウスナビの従弟で共に店を手伝うソニー。「ソニーは生意気で憎たらしい口はきくけれど、ウスナビのことが大好きな可愛い弟キャラです。そんな彼の愛あふれるところをちゃんと伝えられたらいいなと思っています。ペルーで生まれ育った共演者のエリック・フクサキさんの話を聞くと、ここで描かれているようなラテン系の人たちと僕らでは、人と人とのコミュニケーションのとり方も、恋愛のアプローチの仕方も全然違うんだそうです。今の日本人的な価値観を一回リセットして、ラテンの人たちの生き方や考え方をインプットした上で、演じたいと思っています」阪本さんにとっては、これが初めての海外ミュージカル作品への挑戦。「この作品に出てくる移民の人たちと同じように、僕も今を抜け出して、大きな夢を掴みたいと思って上京したひとり。今の自分に満足して、何もせずに現状維持でいるのは嫌なんです。いま27歳。うかうかしていたらあっという間に30ですよね。時代に置いていかれないよう、いろんな現場でいい刺激を受け、自分がやるべきことは何かを見つけたいです」『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』プレビュー公演・3月27日(土)~28日(日)鎌倉芸術館 大ホール東京公演・4月17日(土)~28日(水)TBS赤坂ACTシアター原案・作詞・作曲/リン=マニュエル・ミランダ脚本/キアラ・アレグリア・ウデス演出・振付/TETSUHARU出演/Micro/平間壮一(Wキャスト)、林翔太/東啓介(Wキャスト)、田村芽実、石田ニコル、阪本奨悟、エリアンナ、青野紗穂、エリック・フクサキ、山野光、戸井勝海、未来優希、田中利花ほかS席1万2000円ほか(税込み)公演事務局(平日10:00~18:00)information2@pia.co.jp大阪、名古屋公演ありさかもと・しょうご1993年6月13日生まれ、兵庫県出身。昨年リリースした2ndアルバム『=+』が現在好評発売中。俳優としては、ミュージカル『刀剣乱舞』堀川国広役で高い人気を誇る。ジャケット¥57,000(アンバー/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)ニット¥48,000(チルドレン オブ ザ ディスコーダンス/スタジオ ファブワーク)Tシャツ¥12,000(ジョン メイソン スミス/ヘムト PR TEL:03・6721・0882)※『anan』2021年3月31日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・森田晃嘉ヘア&メイク・永瀬多壱(VANITES)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年03月29日《3ヵ月間ご視聴いただき、本当にありがとうございました俺たちの絆バリカタ会いたくなったら出てきちゃうかも……最後にみなさん、親と家族を大切にぜあっ!!》こうつづったのは、TOKIO・長瀬智也(42)の主演ドラマ『俺の家の話』(TBS系)の公式Twitterアカウントだ。長瀬と数々の作品でタッグを組んできた、宮藤官九郎(50)が脚本を務める同ドラマ。3月29日に最終回を迎えた。各メディアによると、最終回の視聴率は10.2%。『デイリー新潮』は「あまりに切ない最終回にホームドラマの王道を感じた」という記事を掲載。さらに『現在ビジネス』も「『ドラマのお約束』をひっくり返した傑作だった」とつづられた記事をアップ。放送中から多くの支持を集め、ついに有終の美を飾った。00年のドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(同局系)以降、親睦を深めてきた長瀬と宮藤。長瀬は今月末でジャニーズ事務所を退所すると発表しており、『俺の家の話』は20年にわたるタッグの集大成となる。「宮藤さんは、これまで長瀬さんの演技を『僕の伝えたいことをうまく伝えてくれる』と絶賛。いっぽう長瀬さんも『宮藤さんの作品にはすべて出たい!』と語っていたほど、2人は相思相愛なんです。今回のドラマが実現したのも、『ジャニーズ最後の作品は宮藤さんと!』と長瀬さんが熱望したためです」(ドラマ関係者)そんな経緯のため、長瀬の気合いは並々ならぬものだったようだ。「長瀬さんは、同作のためにイメージを刷新。近年はツーブロックのイメージが定着していましたが、久々に髪を伸ばしロン毛を決意。それほど意気込んでいました。さらに筋トレと食事管理でプロレスラー並みの体格を作り上げ、役作りも完璧でした。また、プロレスシーンはスタントなし。にもかかわらず難易度の高いプロレス技を繰り出し、共演者の蝶野正洋さん(57)が『プロレス業界から引っ張りだこになると思う』と熱視線を送るほどでした」有終の美を飾り、ジャニーズを去る長瀬。その背はまた一つ、大きくなっている。
2021年03月29日「V6の解散はビックリしました。ジュンイチから何も聞いていなかったんで……。あ、ごめんなさい!岡田くんね!実は去年、岡田くんから共通の友達経由で電話がかかってきて。それから僕は勝手にジュンイチって呼んでいるんです。でも今回、電話はなくて(笑)。あのとき、教えてくれてもよかったのに!」こう話すのは、軟式globeのパークマンサー(42)だ。マークパンサーならぬ“パークマンサー”と、KEIKOならぬ“KOIKE”の2人組ユニット・軟式globe。02年6月、V6の冠番組『学校へ行こう!』(TBS系)の人気コーナー『B-RAP ハイスクール』で衝撃的なデビューを果たした。当時、『学校へ行こう!』は視聴率約20%を記録するTBSきっての看板番組だった。そこで彼らはglobeの『Love again』のメロディに乗せ「アホだな〜」「そうだよアホだよ♪」というサビの掛け合いをして大ブレーク。クセの強いリリックと強烈なビジュアルで、出演のたび話題をさらっていった。あれから約19年。3月12日に、V6が解散を発表した。パークはこう思いを語る。「番組の出演時は、V6の皆さんのリアクションを見て『次はこうしようかな』と試行錯誤を繰り返していました。だからV6は、パークマンサーを一緒に作り上げてもらった存在ともいえます。感謝の気持ちでいっぱいですね」また2月26日には、“本家”であるglobeのKEIKO(48)と小室哲哉(62)が離婚を発表した。「本家のマークパンサーさん(51)は再始動について、『音楽とプライベートは別物だから』とおっしゃっていました。僕もそう思いますし、個人的には軟式globeに参加してもらうのもアリなんじゃないかなと……。あ、余計なことを言うのはやめておきます(笑)」奇しくもV6とglobeは95年デビュー組で、25周年イヤーの真っ只中。そして両者ともに、節目の年で新たな道を歩むと発表した。「偶然とはいえ、裏の意味で“時の人”ですね」と記者が聞くと、「そろそろ表に出たいっすね、アッハッハ!」とパークは大笑い。以前よりも、顔つきがどこか健康的に見える。■上戸彩に振り付けを教えていたダンサー時代パークは、もともとダンサーだった。EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSなどの人気アーティストを擁するLDHに、前身会社の立ち上げから参加。上戸彩(35)がアイドルグループ・Z-1に所属していたころ、振り付けを教えていたという。「僕は全然、おもしろキャラじゃなかったんです。地元の富山でダンスをしていて、上京して。通っていたダンススクールの師匠がLDHの前の事務所を立ち上げて。師匠はHIROさん(51)の弟分で。それでHIROさんに師匠のモノマネをしたら、『すげー面白いじゃん!』って。当時の僕は、ダンスのオーディションに落ちてばかりでした。でもHIROさんが笑ってくれたことで、『認められた!』と思って。居場所を見つけたんです。ちょうどその頃『学校へ行こう!』のオーディションがあって、勢いで受けたら合格しました」『学校へ行こう!』出演時を回想し、「当時は僕が出演すると、瞬間視聴率が5%も動いていたらしいです(笑)。地方営業とかしていたら、億プレイヤーになっていたと思います」とパークは話す。しかし彼は『B-RAP』が終わると、俳優の道へ。「月9に3年連続で出演しました。でも、セリフが5行とかなんですよ(笑)。他にもエキストラをしたり、劇団に入ったり。でも役者だけでは食っていけない。稽古して、バイトしてっていうのを11年間、繰り返していました」すると、15年に転機が訪れた。『学校へ行こう!』スペシャルで軟式globeが登場したところ、ネット上でバズったのだ。「レギュラー放送のときと違ってSNSを通して直接、反応を見ることができたんです。それが嬉しくて。Twitterのフォロワー数も2万人以上増えましたし、1年くらい営業で食いつなぐこともできました」しかし、喜びも束の間。次第に思い悩むようになっていったという。「営業のギャラ単価が良かったので、仕事を2本するだけで1カ月は暮らせたんです。でも僕のやってることって、“出オチ”と一緒。1回やれば300人集まるけど、それでおしまい。やればやるほど、そのことを痛感していくんです」実際、仕事量は激減。働くのは月1日だけで、後の30日は“暇つぶし”という日々が続いた。「精神的に病みましたね。自分磨きとか、何をする気にもなれなくて……。ずーっと寝転がって、韓流ドラマを観ていました」そんなある日、陶芸にチャレンジしたパーク。ふと、「このお皿に乗せる野菜を作りたい」と思いついた。そこで農業に目覚め、富山へUターン。現在は、生計の大半を農家として立てているという。■「ずっとパークマンサーが大嫌いだった」急な転身だが、パークは「本格的にスタートして2年目。さっきもトラクターを動かしていました。今は、ケールを育てたりニンニクを定植するための土を耕しています」と笑顔を見せる。「金銭的にも精神的にも、今が人生で一番安定しています。やっぱり農業の力が大きいと思いますね。正直、『もっと野菜を売らないと』『僕だからできることって何だろう』と悩んだりもします。でも韓流ドラマばかり観ていたころは、考えたり行動したりってできなかった。だから今は、毎日が楽しいです」実は、「ずっと、パークマンサーとしての自分が大嫌いだった」という。「どこに行ってもパークマンサーを求められて。それが苦しかった」しかし、農業をしているうちに「パークのことがちょっと好きになってきた」とも語る。「僕、パークの『そうだよアホだよ♪それがっどうしたアホだよ♪』というセリフが大好きなんですね。これは僕にとってLet it beやケセラセラと一緒。天才バカボンでいうと『これでいいのだ』なんです。農業って、うまくいかないことがいっぱいで。だからこそ、そう気づいたんです。これまで紆余曲折ありました。ダンサーやってパークやって、役者もやって、病んでしまって。『アホだな』と思うけど、『そうだよアホだよ♪』って開き直るとラクなんですよね。この年になって『パークに教えられたな』と思います。『今まで嫌いでごめんね』って感じですよ」このコロナ禍、TikTokで新ネタを披露したパーク。そしてV6の解散発表時、《最後に絶対V6と共演しなきゃ。学校へ行こう!やりましょうよ》《目一杯のアリガトウを込めて最高にアホに送り出すから言っちゃうアホだよ♪》とTwitterにつづっていた。「V6やglobeの皆さんのお陰で、パークマンサーは生まれました。みんなかけがえのない、大切な人たちです。もし『学校へ行こう!』のフィナーレがあるなら、ぜひ出演したい。そうしたら、最高の『そうだよアホだよ♪』をお聞かせしますよ!」
2021年03月29日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にはやった映画やドラマの話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「今日の仕事現場で、ジブリ作品の話題になったのですが、40代のスタイリストさんは『風の谷のナウシカ』(’84年公開)が好きで、23歳のお嬢さんに“ナウシカのような女の子に育ってほしい”と思っていたそうです。同じく40代のメークさんは『天空の城ラピュタ』(’86年公開)を見て、ペルーに行こうとしていたくらい。毎週日曜夜の『世界名作劇場』(フジテレビ系)で、『アルプスの少女ハイジ』(’74年放送)や『母をたずねて三千里』(’76年放送)のあたたかみのあるタッチ、キャラクターを見て育ったのが、私たち40〜50代。ジブリ作品は、細胞の一つ一つに刷り込まれていると感じます」こう熱く語る、フリーアナウンサーの渡辺真理さん(53)の、もっとも印象に残る作品が「ジブリ作品の原点である『風の谷のナウシカ』」だ。『風の谷のナウシカ』は、高度に進化した産業文明で起きた戦争から1,000年後が舞台。環境汚染により生態系が破壊され、マスクなしでは生きられない“腐海”が広がる世界で、ナウシカがどのように自然と共存し、成長していくのかが描かれている物語。「いまでこそSDGsが国連サミットで採択され、世界中で提唱されていますが、’80年代半ばにすでに、この危機を前提に生命そのものを描いていることに驚きます。さらにコミック版(全7巻・徳間書店)は、映画では描かれていない一層深い展開を含み、最終巻に至っては、子どもが読んだらトラウマになりそうなほどの重い内容。でも、ぜひ読んでほしいです」ナウシカを筆頭に『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』『火垂るの墓』(ともに’88年公開)、『魔女の宅急便』(’89年公開)が次々と公開された’80年代、渡辺さんは中学、高校、大学と多感な時代を過ごした。「流行には疎い子でした。横浜に住んでいて、隣の東京へは年に一度、母に伊勢丹に連れられて行くくらい。大学は都心を通過し、現在、ジブリ美術館のある三鷹に。地味な学生でした」TBSに就職したのは’90年。バブル経済の崩壊する音が聞こえ始めていたがーー。「まだ就職活動は売り手市場で、先輩からは『(入社試験の)網の目が粗い』と言われていました。実際に私の3〜4年前の新入社員は30人ほどでしたが、私の同期は約60人。『バブル入社組はしょうがないな』と、よく怒られました」スタジオジブリのすごさを思い知らされたのは、学生時代よりも、社会人になってからだったという。「フジテレビは『抱きしめたい!』(’88年放送)から始まったトレンディドラマというジャンルでヒットを飛ばし続け、社風にも『オレたちひょうきん族』(’81年放送開始)に代表されるような突き抜けた明るさがあって、このノリにはかなわないな、と(笑)。そして日本テレビは、ジブリ作品を放映するたびに20%を超える視聴率をたたき出すわけで、番組宣伝を担当する新人の非力ではどうにもならないのだけど、はざまにいるTBSも絶対負けたくないわけで。それほど、両局から発せられる“熱風”は、脅威でした」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月28日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にはやった映画やドラマの話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「今日の仕事現場で、ジブリ作品の話題になったのですが、40代のスタイリストさんは『風の谷のナウシカ』(’84年公開)が好きで、23歳のお嬢さんに“ナウシカのような女の子に育ってほしい”と思っていたそうです。同じく40代メークさんは『天空の城ラピュタ』(’86年公開)を見て、ペルーに行こうとしていたくらい。毎週日曜夜の『世界名作劇場』(フジテレビ系)で、『アルプスの少女ハイジ』(’74年放送)や『母をたずねて三千里』(’76年放送)のあたたかみのあるタッチ、キャラクターを見て育ったのが、私たち40〜50代。ジブリ作品は、細胞の一つ一つに刷り込まれていると感じます」こう熱く語る、フリーアナウンサーの渡辺真理さん(53)の、もっとも印象に残る作品が「ジブリ作品の原点である『風の谷のナウシカ』」だ。『風の谷のナウシカ』は、高度に進化した産業文明で起きた戦争から1,000年後が舞台。環境汚染により生態系が破壊され、マスクなしでは生きられない“腐海” が広がる世界で、ナウシカがどのように自然と共存し、成長していくのかが描かれている物語。「いまでこそSDGsが国連サミットで採択され、世界中で提唱されていますが、’80年代半ばにすでに、この危機を前提に生命そのものを描いていることに驚きます。さらにコミック版(全7巻・徳間書店)は、映画では描かれていない一層深い展開を含み、最終巻に至っては、子どもが読んだらトラウマになりそうなほどの重い内容。でも、ぜひ読んでほしいです」ナウシカを筆頭に『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』『火垂るの墓』(ともに’88年公開)、『魔女の宅急便』(’89年公開)が次々と公開された’80年代、渡辺さんは中学、高校、大学と多感な時代を過ごした。ちなみにジブリの名前は「サハラ砂漠をかける熱風『ギブリ』がもとで、間違って『ジブリ』になったそうです」と渡辺さん。そんなエピソードを知る機会となったのは、TBSを退社後に担当した『ニュースステーション』の契約が終了してからだった。「ジブリのプロデューサーである鈴木敏夫さんから『シンポジウムで一緒に話してくれないか』と声をかけていただき、その後、何回かラジオなどにも呼んでいただいたんです」まずは鈴木氏の強烈な個性に引きつけられた。「もともと鈴木さんは週刊誌『アサヒ芸能』(徳間書店)の記者です。『モーニングEye』というワイドショー出身の私にとっては“同業者”という親近感を覚えました」TBS時代にも、圧倒されるような先輩はいたが、胆力、行動力において、鈴木氏は別格だった。「後に『ナウシカ』が連載されることになる雑誌『アニメージュ』(徳間書店)の創刊号で記事にしたいと取材依頼をしたことが、高畑勲さん、宮崎駿さんと、鈴木さんの出会いとうかがいました。最初は電話口で高畑さんに、1時間延々と“取材を受けたくない理由”を述べられ、代わって出た宮崎さんからは『僕は取材を受けるけど、ページを倍にしてほしい』といわれた、と。そこからが鈴木さんの真骨頂。毎日、まさに毎日スタジオに通って、徐々に2人と心を通じ合わせた経緯は圧巻です」アニメーションは製作にコストがかかるが、スタジオジブリでは予算よりも高畑氏や宮崎氏の思いが優先される。「その思いを実現させるため、鈴木さんは、融資を頼む銀行にデスクを持ち込んだうえで通ったという逸話もあります。私も大好きな『もののけ姫』(’97年公開)の《生きろ。》という糸井重里さんによるキャッチコピーなど、まだ物語がどういう帰結を迎えるか決まっていない段階から、糸井さんと鈴木さんが何度もファクスでやりとりをして絞り出された言葉。すでにスーパースターの2人が、創ることに対して寸分も妥協せず対峙する姿はすごい」高畑氏、宮崎氏という2人の天才と、鈴木氏という辣腕プロデューサーの邂逅が、この作品たちを世に出す奇跡を生んだと渡辺さんはいう。「浮世絵がその後の芸術を国内外問わず変えたように、ジブリ作品は人の心に未来永劫、影響し続けるのだと思います。“仕事”という言葉には、無味乾燥な響きもありますが、細かい作業にも真摯に向き合い、それを積み重ねて一つの形になったとき、自分の人生をも彩ってくれる財産になるのだと痛感しました」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月28日所属していた「エイジアプロモーション」との契約が終了したと報じられたタレントの小倉優香(22)。3月25日に配信されたスポニチアネックスの記事によると、交際が報じられていた格闘家の朝倉未来(28)ともすでに破局したという。小倉といえば、昨年7月29日のMBSラジオ『アッパレやってまーす!水曜日』で突如として降板を直訴。その理由が「朝早く起きて、夜早く寝るという生活をしていて、ラジオがつらくなった」と打ち明け、共演者を困惑させていた。「あまりに想定外のことで、現場では小倉さんのマネージャーが泣き出したといいます。スタッフからは『もう来ないで』と声があがり、MBSの三村景一社長も『ご希望通り降板いただきます』と発表。大混乱に陥ったにも関わらず、小倉さんからは謝罪すらなかったそうです。小倉さんは当時、朝倉さんと半同棲状態だったといいます。恋人との生活を大切にしたかったようですが、周囲からは『夢中になりすぎ』との指摘もあったようです」(スポーツ紙記者)18歳の時に『週刊ヤングマガジン』の表紙・巻頭グラビアに抜擢され、グラビアスターとして駆け上がってきた小倉。いっぽう『人狼ゲーム ロストエデン』(tvk)や『チア☆ダン』(TBS系)に出演するなど、役者としても活動の幅を広げていた。「映画での活躍を希望していた小倉さんは、満島ひかりさん(35)に憧れていました。そんな小倉さんは、18年12月公開の映画『レッド・ブレイド』で初主演に抜擢。本格アクションも初めてでしたが、見応えのある演技を披露していました。いっぽう台湾でのファンイベントに向けて、中国語の勉強に励むといった一面も。仕事に対してやりがいを感じているように見えたのですが……」(芸能関係者)20代に突入したばかりの小倉だが、突然ラジオを降板するなどの不安定さは以前から見られたという。「『レッド・ブレイド』のイベントでは、『タイミングを見て、長期間どっかに消えようかな』と海外旅行を望んでいました。その受け答え方に、報道陣から『疲れてるの?』と心配の声が上がっていました。19年7月にもTwitterで『水着は終わりにします』と宣言し、ファンの間で懸念が広がったことも。小倉さんは後日に訂正しましたが、周囲を振り回してしまう言動を重ねてきたようです。しかもラジオで降板を申し出た時と同じように、いつもアッケラカンとしているので真意が掴めないのです。“腫れ物”になってしまうようでは、新たな芸能プロダクションと契約するのも難しいのではないでしょうか。さらに朝倉さんとも破局したとなれば、大きな心の拠り所を失ったことになります。そのため、復帰は茨の道となりそうです……」(前出・スポーツ紙記者)小倉が「アッパレ」を降板した約1カ月後、共演者のケンドーコバヤシ(48)は番組冒頭で「みなさんどこかで見かけたら、彼女のことを応援してあげてください」と呼びかけていた。果たして、小倉は再起を図ることができるのだろうか。
2021年03月27日