トリップアドバイザーは、外国人観光客数の多い世界48都市における旅行者の出費を比較調査した「旅行者物価指数(トリップインデックス)」を発表。旅行者の財布に最も優しいリーズナブルな都市はハノイ(ベトナム)、最も厳しい都市はロンドン(イギリス)という結果になった。このランキングは、2人組の旅行者における1日あたりの出費を、宿泊費(4つ星クラスのホテル1泊2名分)、食費(現地の一般的なメニュー2人前分)、タクシー代(レストランとホテルの往復代)、カクテル代(トップクラスのホテルのバーでドライマティーニ2杯分)でモデル化し、外国人観光客の多い世界48都市で調査したもの。これによると、旅行者物価の最も安い都市は「ハノイ(ベトナム)」で1万1,162円、次いで「北京(中国)」の1万2,581円、3位「バンコク(タイ・1万2,779円)、4位「ブダペスト(ハンガリー・1万5,264円)」、5位「クアラルンプール(マレーシア・1万5,368円)」という結果だった。一方、最も旅行者物価の高い都市は「ロンドン(イギリス)」で4万907円、次いで「オスロ(ノルウェー)」の3万9,488円、3位「チューリッヒ(スイス・3万8,374円)」、4位「パリ(フランス・3万7,979円)」、5位「ストックホルム(スウェーデン・3万7,325円)」という結果に。東京は2万7,685円と世界のワースト13位で、アジアではシンガポール(2万9,655円)に次いで旅行者物価の高い都市であることがわかった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月21日博報堂の博報堂生活総合研究所は、2012年6月の生活者の消費に対する意欲を尋ねた「消費意欲指数」と、購入したいモノ・サービスの有無を尋ねた「欲しいモノ・サービス」の2つの調査結果を分析した「消費ショートレポート」を発表した。調査は2012年5月7日~9日に、首都40km圏、名古屋40km圏、阪神30km圏に住む20歳から69歳までの男女1,500サンプルを対象にインターネットで実施した。「消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの6月の消費意欲は何点ぐらいですか?」という質問の平均値は51.4点だった。消費に対して積極的な理由は、「梅雨や夏に向けての準備」、「ボーナスが出るので」という声が多くなっている。具体的には夏服や梅雨・夏対策用のグッズや家電などを買いたいという人が目立つ。一方、GWでお金を使った反動や夏休みの支出に備えて6月は消費を控えめに、という声もあった。また、「欲しいモノ・サービスのある人」は約3割と、ほぼ横ばいの状態。欲しいモノとしては、夏に向けて女性を中心に「服」「靴」が大幅に増加している。また男女とも「エアコン」「扇風機」「除湿機」など家電をあげる人が目立つ。欲しいサービスについては、男女ともに先月多くあげられた「旅行」が半減した。ただ、60代は男女ともに減少幅が小さく、安定した欲求がある様子がうかがえる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月11日OECD(経済協力開発機構)が4月10日に発表した2012年2月の世界景気先行指数は、前月比で4ヵ月連続の改善となりました。国別指数をみると、米国および日本が5ヵ月連続の改善となり、引き続き、世界景気の牽引役となりました。また、ユーロ圏ではおよそ1年ぶりに前月から改善しており、景気悪化に歯止めが掛かりつつあるとみられます。加えて、新興国も総じて前月より改善傾向にある中、特に中国の改善幅が最も大きくなり、中国経済が今後上向く可能性が高いことが示されました。世界の金融市場では、4月に入り、欧州不安が再び高まったことや、米国や中国の景気減速懸念などを背景に、これまで急速に値を戻していた株式や商品価格、資源国通貨などの動きに変調がみられていました。しかしながら、今回の世界景気先行指数の改善に見られるように、世界景気が緩やかながらも回復に向け前進していることは、市場心理の回復に寄与するとともに、リスク資産の価格を下支えしていくものと考えられます。特に、景気減速が懸念されていた中国において先行きに明るい兆しが見え始めたことに加え、中国景気の下押し圧力となっていたユーロ圏の景気にも底入れの可能性があることなどを考えると、自国の資源の輸出などの面で中国景気に影響を受けやすい傾向にあるとみられる国の通貨などへの投資魅力が高まるものと期待されます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年4月13日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月16日博報堂生活総合研究所は、11月上旬~2月上旬までの3ヶ月間の生活満足指数について調査発表した。結果によると、全国平均で生活満足指数は61.0点という結果に。最も指数が高かったのは中国地方で62.2点、最下位は東北地方で58.4点だった。生活満足調査は、3ヶ月に一度実施。全国の一般生活者に対し「日常生活全般に対する満足度が最高に高まった状態を100点とすると、あなたのこれまでの3ヶ月間の生活満足度は何点ぐらいだと思いますか?」という調査内容で、このほど2月まで(11月上旬~2月上旬)の生活満足指数が発表された。調査によると、全国平均は、前回(11月上旬調査)より0.1点減少し、61.0点に。最も指数が高かったのは中国地方で62.2点、次いで東海地方の61.8点、甲信越の61.7点。3地域とも前回より指数がアップしている。反対に、指数の最下位は東北地方の58.4点。前回最下位を脱出したものの、前回よりも2.1点の減少で再び最下位という結果となった。調査を開始したのは昨年5月からだが、震災後約1年間の動きをみてみると、全国平均の生活満足指数は5月60点、8月61.1点、11月61.1点、今回61.0点と大きな変動は見られなかった。地域別の指数をみると、トップの地域と最下位の地域の差は縮小傾向にあり、昨年3月に震災で大きな被害を受けた東北の回復ぶり(昨年5月54.9点、今年2月58.4点)も目立つ。また、男性の生活満足指数は前回(11月上旬調査)と同じ58.0点、女性は0.2点減少し64.1点。男女差は6.1点と大きく、女性の満足度の高さが目立つ結果となった。理由としては、女性は「そこそこの満足を良しとする生活」の割合が男性と比べて10%以上高いことがあげられ、これが女性の満足度の高さを支えているとも言える。震災以降高まった「身の丈にあった暮らし」志向という女性の気持ちが背景にありそうだ。調査は全国47都道府県、2012年2月1日~3日にインターネット調査によって株式会社東京サーベイ・リサーチが実施。調査対象は20歳から59歳までの男女6,000サンプル(有効回収数)。企画・分析博報堂生活総合研究所。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月25日