anan創刊50周年から始まった都市型フェス「anan FES」。2021年は11月6日(土)に「anan FES 2021」を開催することが決定しました。ananのイベント、今年もやります!『anan FES』は2020年に創刊50周年を記念して始まったanan主催のイベントです。昨年はSnow Man&SixTONES、松任谷由実、 林真理子、白石麻衣、YOASOBIなど豪華な受賞者のAWARDの他、多彩なゲストとともにカルチャー、 ファッション、ビューティなどをテーマにさまざまなステージを展開、大きな話題を呼びました。今年のAWARD受賞者は?ステージではどんなことを?ananのInstagramでも話題。ananにご登場するかたたちにも愛されているパンダのぬいぐるみと同様の「ananパンダぬいぐるみ2021」も販売予定です。“すべての⼥性の、いま好きなこと。”を集結させたイベント。ぜひお楽しみに。※イベント情報は随時こちらでお知らせします。『anan FES 2021』公式サイト
2021年09月28日20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に「ドトール」についてさまざまなことをリサーチしました。今回は、ドトールのイメージとメンバーが投票した人気ドリンクTOP3をご紹介。意外なもの!?が1位なんです!【ドトール】女性約200人調査「最新人気ドリンクTOP3」コーヒーショップといえば、その名を筆頭に挙げる人が多いであろう、ドトール。20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に、ドトールにまつわるさまざまなことをリサーチしました。まずは、この質問から。Q.ドトールの印象を教えてください。「10分や20分の空き時間でも入りやすい低価格帯。駅中や駅近に多くて、お持ち帰りもしやすい」(28歳・会社員)「とにかく低価格なのがうれしい。ちょっとした打ち合わせに最適」(32歳・経営者)「パパっと食べてすぐ出る、回転率がよい店のイメージ」(32歳・会社員)「ドリンクもお料理も美味しくて価格も優しい!実のところ、コーヒーショップのなかで1番行っているかもしれないです」(31歳・クリエイティブ職)「親近感がある、気楽に使える庶民の味方!」(25歳・会社員)安い、早い、うまい。どこかの牛丼屋さんのようですが、まさにその通り。「低価格で気軽に寄りやすい」という声が圧倒的に多く集まりました。また、その割に味はハイクオリティというコメントも多く、総じて好意的な回答でした。では、みなさんがよく頼むメニューは何なのでしょうか。今回は、ドリンクの人気トップ3を発表します!第3位沖縄黒糖ラテテイクアウト¥360~、イートイン¥367~「黒糖が大好き。黒糖ラテがあるカフェはそんなに多くない気がしています。黒糖の味がしっかりしていて美味しい!」(32歳・会社員)「知り合いに勧められてハマり出したのですが、黒糖の優しい味わいが疲れている時にすごく体に染みます」(25歳・会社員)ドトールにこのようなアレンジコーヒーメニューがあるとは知らない人も多いかもしれません。沖縄産の黒糖を用いた、優しくまろやかな味わいのラテ。黒糖好きの方に支持があるようです。第2位ハニーカフェ・オレテイクアウト¥340~、イートイン¥346~「ドトールのカフェラテは少しにがめなので、甘いハニーカフェオレを頼みます。のどが痛いときははちみつが良いので、このハニーカフェオレを求めてドトールに行くことも」(29歳・会社員)「はちみつ入りのカフェオレは他では飲めないから。はちみつの甘さがよい。これしか頼みません」(32歳・自営業)こちらもアレンジコーヒーが堂々の2位。「他では飲めない味だから」という理由を挙げる声も目立ちました。はちみつの独特な甘みと香りを存分に楽しめます。第1位ココアテイクアウト¥330~、イートイン¥336~「ココアは断然ドトール派!濃厚で美味しい!」(28歳・会社員)「クリームたっぷりでおいしい!」(23歳・大学生)コーヒーショップだけに、コーヒーが王座に立つと思いきや、意外とも言えるドリンクが君臨しました。たいてい、どこのコーヒー店にもココアは置いてありますが、ドトールのは「とにかく濃厚でまろやか」というコメントが集中。頭ひとつ抜きん出る逸品のようです。これからの季節、よりいっそう飲みたくなりますね。以上、TOP3をご紹介しましたが、これらに次いで、ロイヤルミルクティーやカフェ・モカなどが人気でした。じっくり寛ぐというよりは、通勤前や昼休みにサッと立ち寄る人が多い印象のドトール。個人的に、メニューをじっくり見てみると、実に多彩なドリンクがあるのだと驚きました。今度、訪れる際は未知の味にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。文・田中亜子文・田中亜子
2021年09月23日夫の不倫は、どんなことがきっかけでバレることが多いのでしょうか。今回は、20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に「不倫がバレた夫の行動」について聞いてみました。あなたの夫はいくつ当てはまる!?夫の不倫に気づくのは、どんなとき?「女のカン」なんて言いますが、実際にどんなことがきっかけで夫の不倫に気づくのでしょうか。「夫が不倫しているかも…」と不安なあなたも、「うちの夫は浮気とは無縁だから大丈夫」と信じきっているあなたも、一度チェックしてみて損はないかも?20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人にリサーチした、「夫の浮気に気づいたエピソード」をご紹介しましょう!仕事が忙しくなったとき「昔はそんなことなかったのに、いつの頃からか帰宅時間が遅くなり、休日出勤が多くなったとき、夫の不倫を確信しました」(31歳·自営業)これは、まさに「女のカン」で気づいた状態ではないでしょうか。それ以外に疑う要素がなければ、「仕事が忙しいのかな?」と思うだけで終わりそうですよね。それでも不倫を疑ったということは、「帰りが遅い」「休日出勤」以外にも、夫の微妙な変化を何かしら感じていたのかもしれませんね。終電を逃した後がいつもと違うとき「飲み会で終電を逃したから、漫喫に泊まるとの連絡が。普段は終電を逃してもタクシーで帰ってくるのに、その日だけ漫喫なんて不自然だなと感じて浮気が発覚」(29歳・会社員)夫の詰めの甘さも出ていますが、それにしてもほんの少しの“いつもと違う行動”で浮気を疑うとは、相当鋭いカンが働いたのかも?夫も、帰宅後に後ろめたさが何らかの態度に出ていたのかもしれませんね。トイレに行くとき「私が夫の不倫を疑い、そして気づけたのは、夫が急にトイレまで携帯を持って行くようになったことがきっかけでした。なぜなら…、よく考えたら自分が浮気した時もそうだったから」(30歳・主婦)「トイレに携帯を持っていく」ということは、それだけ見られてはいけないことが携帯に詰まっている、もしくは妻には知られたくない誰かからの連絡があるかもしれない、という思いがあるからかもしれません。それにしても、自分の経験から気づいたとは、似たもの夫婦ですね…。冷静に夫を観察してみよういかがでしたか?自分のパートナーが、今回ご紹介したような行動をとっていたら心配になってしまうかもしれませんが、行動は人それぞれなはず。まずは、冷静な目で夫を観察してみましょう。夫が理由もなく「今までとは違う行動」をし始めたなら、一度浮気を疑ってみてもよいのかも!?©EXTREME-PHOTOGRAPHER/Getty Images©brandfurnace/Getty Images文・オリ子
2021年09月22日運命の人とは出会い方に何か特徴があるのでしょうか。そこで、20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に、「運命の人と出会った」と感じた瞬間をリサーチしました。ミラクルな出会いの体験談厳選3つをご紹介します!女性約200人に聞いた「運命の人と出会った」と感じた瞬間【アンアン総研リサーチ】20代~30代の女性が集まるanna総研メンバー約200人に、「運命の人と出会った瞬間」をリサーチしたところ、驚くほどにたくさんの回答が寄せられました。なかでも今回は「ミラクルみたいなエピソード」を厳選。運命を感じずにはいられない体験談3つをご紹介します。ふたりでふと空を見上げたら…!「もしかしたら付き合いそうな彼とデートした日のこと。車で家まで送ってもらって、家の前で話していたときに、ふと二人で空を見上げたら流れ星が見えたんです。流星群でもなんでもない日だったので、運命を感じてしまいました。二人で目を見合わせて、『見た…?』と彼から。『コレは運命だよね』と言い合いました」(29歳・会社員)ロマンティックな非日常体験をふたりで味わえると、運命を感じちゃう可能性大です。憶測にすぎませんが、何か困難や問題が起きて、ふたりに溝ができそうなときには、きっとこの出来事を思い出すのでしょう。そして、「流れ星のもと結ばれた私たち」という運命を再確認して、よりいっそう絆を深めていくのです。…非日常体験は、まるでふたりを強力に結びつける接着剤のようですね。このことを利用して意中の彼と急接近もできそうです!あそこに行けば会えそう。直感が現実に…!「距離ができていた彼と道端の交差点ですれ違った時。当時、喧嘩別れした彼と仲直りをしたものの、お互いに気まずくて会う予定までは立てられずモヤモヤしていました。そんなある日の休日。私は急に原宿に行くことにしたんです。なんとなく会うかもしれないという直感が働いたその直後に、交差点で彼とすれ違いました。人通りも多かったし、そのまま気づかないフリをしたものの、後で後悔すると思い直し声をかけました。案の定めちゃくちゃ気まずかったけど、1年近く会えていなかったので顔を見れて嬉しかったです。その後、復活しました」(32歳・自営業)何となく会えるかもしれないという直感で向かった原宿は、彼のテリトリーだったのでしょうか。そして、実際に会えたなんて、特に彼女さんは彼を運命の人だとより強く感じそうですね。多くの人が行き交う雑踏のなか、ふたりだけがスローモーションで見つめあう、そんなシーンが浮かびます。復活、おめでとうございます!二度と会えないはずの彼が…!「束縛の激しい彼女がいる男性から食事のお誘いがあり、それを知らずデートしていました。彼女に私の存在がバレてLINEをブロック削除されたようで、もう二度と会うはずなかったのですが、しばらくしたある日、電車に乗ったら目の前に彼がいて、運命のいたずらだと思いました!彼も奇跡だと言って、また連絡を取り合うようになりました。ちなみに、何も言っていないけど束縛の激しい彼女とは別れたようです」(34歳・会社員)彼こそ嬉しかったでしょう~!彼女の束縛は酷いし(だから別れられなかったのかも)、好きな女性と連絡は遮断されるしでふんだり蹴ったりの毎日、そんな時に電車のドアが開いたら、34歳会社員さんが現れたんですよ。きっと後光が差していたでしょうね。今後もお幸せに!以上、女性約200人に聞いた「運命の人と出会った」と感じた瞬間でした。こんなことがあるんだ~と思ってしまうエピソードだらけでしたが、現実離れしているからこそ「運命」といえるんですね。みなさんにもそんなドラマティックな出会いが訪れますように。©Uwe Krejci/Getty Images©Maskot/Getty Images文・田中亜子
2021年09月04日男性が本命の女性にだけする「脈ありサイン」、見極めたいですよね。ということで、20代~30代女性の集まるanan総研メンバー約200人に、過去や現在の恋愛から学んだ「男性が本命にする本気の脈ありサイン」を聞いてみました。女性約200人に聞いた「男性が本命にする本気の脈ありサイン」20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に、これまでお付き合いした人が交際前にしてきた「本気の脈ありサイン」をリサーチしました。つまりは成功アプローチとも言えます。曖昧な関係や意中の彼に当てはめてみるだけでなく、あなたからモーションをかける時の参考にもなるはず。さっそくチェックしてください。特別扱いしてくる「話すのが苦手なのに、私にはいろいろ話しかけてきた。実は、頑張ってアピールをしていたみたい」(33歳・自由業)恋すると、ついムリをしてしまうんですよね。でも、これがきっかけで彼は自分の新たな一面を見出せたのかもしれません。そして、それに気づいた彼は、彼女のおかげで殻を破ることができた、とさらに好き度が増すんですね…と、妄想してみました。普段とは違った一面をあなただけに見せる彼がいたら、それはあなたのことが気になっているからかもしれません!恋愛のセオリーを無視する「連絡の返信がめちゃめちゃはやい」30歳・自営業「適当にあしらっても、定期的にご飯に誘ってくる」(23歳・大学生)即レスはしない、しつこくしないがいわゆる恋愛ハウツーで言われているセオリーです。でも、彼らにしたら「そんなの関係ねぇー!」なのでしょう。本能の赴くまま指で画面をタップし、相手にされなくてもメゲずに誘う、それが功を奏したエピソードと言えるでしょう。周囲に該当する彼はいませんか。もしかしたら、彼はあなたに本気なのかもしれません!LINEではなく電話をしてくる「一緒にいる時に、『離れがたいから駅のホームまで見送る』と言って送ってくれたこと。あと、毎日電話がかかってきた」(32歳・自営業)「離れがたい」なんて脈ありサインというよりは、もう告白ですよね。なので、注目すべきは「毎日電話」です。LINEではなく、電話。これはハードルが高く、想いの強さが現れている証といっていいでしょう。メッセージのやり取りをするだけじゃ気持ちがおさまらないんです。本命とは「声が聞きたい」わけなんです。LINEより電話をしてくる彼がいたら、それは脈ありサインの可能性があるかもしれません!でも、メッセージを入力するのが面倒な場合もあるので、彼の性格も踏まえて見極めましょう。以上、女性約200人に聞いた「男性が本命にする本気の脈ありサイン」を紹介しました。すべて王道といってもいいかもしれません。気になる彼がこのようなことをしてきたら、ぜひリアクションしてあげてくださいね。みなさんの恋が実りますように!文・田中亜子©nd3000/Gettyimages©KristinaJovanovic/Gettyimages文・田中亜子
2021年08月16日「僕はキミが好き」という気持ちが態度や行動に表れる、彼からの脈ありサイン。20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に、これまでの恋愛から学んだ「男性が本命にだけする脈ありサイン」を聞いてみました。女性約200人に聞いた「男性が本命にだけする脈ありサイン」20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人にリサーチした、過去や現在の恋愛から学んだ「彼からの脈ありサイン」。男性は「好き」な気持ちがあふれると、このような行動をするんですね。なかなか進展しない曖昧な関係の彼がいる人、これから出会いたい人、必見です!いつも隣にいる「『さんが一番仲良い女友達です』と周囲に仲良しアピールをすごくされた。気づいたらいつも隣に座ってた」(27歳・大学生)仲良しアピールと、常にそばにステイ。特に後者は本能的な無意識の行動なのかもしれません。何とかわいくてわかりやすいサインなのでしょうか。遊び目的だったら、もっと短期集中的にガツガツくるでしょうから、こちらは本命に面と向かってまだ言えない段階でのお手本といえそう。積極的でありながら紳士的、絶妙なモーションですね。視界に何かと入ってくる彼がいたら、もしかして…脈ありサインの可能性があるかもしれません!めちゃ褒めてくる「バイト先の彼と付き合う前、ある日から急に服装を褒めてくれるようになりました。必死に褒めるところを探してくれていたのかも」(29歳・会社員)急に褒めだしたなんて、彼の「好き」スイッチが入った瞬間が、かなりわかりやすいですね。もしくは、どうすれば近づけるのか、少しでも気づいてもらえるのか、悶々と考えた結果、意を決してついに行動に出たのかもしれません。どちらにせよ、「僕はいい人」アピールがものすごいですが、お世辞でも褒めてくれるのは嬉しいですよね。彼女のなかの、彼の存在感は確実に増したでしょう。周囲に「いい気分にさせてくれる」彼がいたら、もしかして…あなたに気があるのかもしれません!自分に合わせてくる「私は普段朝5時起きで出勤、彼は午後から出勤とだいぶ始業時間に差があります。ですが、彼が付き合う前に毎日5時に起きて『頑張ってね』メールをかかさずくれたので、私を好きでいてくれてるんだなと思い、そこもポイントとなって付き合うことにしました!」(29歳・無職)健気な脈ありサインです。若い頃ってがむしゃらに眠れる時期でもあり、彼はもっと遅くまで寝られるんですよ。午後から出勤であるということは、終業は夜ということもあるわけで、就寝時間が遅い可能性も大いにあります。それでも、毎朝5時起床。きっと二度寝をしているんでしょうけど、脈ありサインとしては、胸を打たれるかなりの高評価行動ではないでしょうか。自己を犠牲にして自分に合わせてくれる、そんな彼が周囲にいたら、もしかして…いえ、これはきっとあなたのことが好き、と確信していいでしょう!以上、女性約200人に聞いた「彼からの本気の脈ありサイン」を紹介しました。恋をすると人は甚大なエネルギーが沸き起こることを改めて実感。そして、これらに共通して見えたのは、男性は本命ができたら「マメになりやすい」こと。あなたの気になる彼は、どうでしょうか。ぜひ参考にしてくださいね。文・田中亜子©vorDa/Gettyimages©Zinkevych/Gettyimages文・田中亜子
2021年08月13日’90年代より、雑誌『anan』に恋愛特集や「一人で生きる方法」「運のつかみ方」などのテーマで多くのエッセイを寄稿している、エッセイスト酒井順子さん。『anan』創刊から2000号までを分析した1年半の連載を1冊にまとめた書籍「ananの嘘」の文庫版が出版された機会に、いままでとこれからの『anan』についてうかがいました。『anan』の創刊から今まで歩んできた道とは?2017年3月にマガジンハウスより刊行された酒井順子さんの著書『ananの嘘』。1970年の『anan』創刊から2016年に迎えた2000号までを振り返り徹底検証した人気連載のまとめです。それに書き下ろしを加えて再構成された文庫版が出版されました。著者の酒井さんに、日本の雑誌カルチャーや女性の価値観の変遷、さらにananが読者とともに悩み葛藤しながら歩んできた歴史について、うかがいました。初期のananは過激だった!?編集部とにかく驚くのが、創刊当時のananの尖りっぷりです。酒井さん’70年代には、ヌードのお見合い写真を掲載したり、セックスに開放的な企画など、「既成概念にとらわれない」、「タブーに挑戦したい」という姿勢で、我が道を歩んでいました。すでにある権威に反発するという時代を表していた雑誌がanan。男性に対しても、「簡単には従わない」「媚びない」など、声を高々と上げて突っ走っていました。編集部時代の流れに乗って尖っていたananに、迷いが生じた時代もあったということですが。酒井さんそれは70年代半ば、いち早くニュートラ(ニュー・トラディショナル)というモテファッションを紹介したことから始まりました。ニュートラをリセ(リセエンヌ、フランスの女子学生風スタイル)の対抗概念として扱い、モテ路線と非モテ路線を並走させることに。両者の間でananは悶々とするのですが、’80年代になると、ananはニュートラに別れを告げ、リセを選んだのです。つまり、男のために生きるか、自分のために生きるかの分かれ道で、「自分のために生きる」という選択をしたということ。これは後の読者にも大きな影響を与える出来事でした。編集部モテを求めるのはやめようと決めたはずのananですが、彼氏が欲しくないわけでも、結婚をしたくないわけでもない…と、悩み続けているうちに、だんだんと時代は変わり、スローライフの’00年代へと突入したというわけですね。’00年代になると、占いやスピリチュアルが登場編集部不景気の大変な時代で、コロナ禍でもないのに「おこもり」というキーワードが出てきたころ。「カフェでまったり」や「節約はしっかり」「スローライフとスローラブ」など、ananはそれまでと同じ雑誌とは思えないほどの変貌ぶりを遂げました。酒井さん皆がギラギラしていたバブルが終わって人々の気が抜け、本当は色々な欲望があるのに、欲望を充足させにくくなってきたころだと思います。例えばセックスしたいという欲望があっても、現実で充足させるのは難しいから妄想で解決する、などのスキルが開発されることになりました。そのころ、恋愛や結婚観も迷走。「鍛えれば絶対強くなるのが恋愛力」などの恋愛企画に、読者は惑わされていました。ニュートラとの決別時、モテのために生きるのはやめようと決めたけれど、とはいえやっぱり恋愛も結婚もしたいと揺れ動くanan。読者と一緒に迷っている姿こそ、ananの魅力だと思います。編集部仕事でも恋愛でも、努力だけではどうしようもない部分がある。そんなジレンマを抱えているとき、江原啓之さんにご登場いただいています。酒井さん江原さんが頼りにされているのは、見えない部分が見えた気持ちにさせて、救ってくれるから。バブル崩壊後、自分ではどうしようもない不景気の中で、それでも何かを掴みたいと思っている読者にとって、スピリチュアルな世界や占いは、ホッとできる逃げ場になりました。誰にも言うことができない悩みでも、ananの占い特集は答えをくれますし、時には親や友達も言ってくれない厳しいアドバイスを、江原さんはくれるわけですよね。仕事も結婚もどうしていいかわからない、と迷子になっている女性たちにとって、占いやスピリチュアルは、心の拠りどころになっているのでしょう。ananがついた“嘘”を楽しんだ読者たち酒井さんananは、「おしゃれグランプリ」という企画で様々な地方の読者のファッションを競わせたり、’80年代には「ハウスマヌカン」(洋服店販売員のこと)やスタイリストなどのカタカナ職業を猛プッシュして、読者にもそう言った仕事を勧めたりしてきました。そうかと思えば路線変更し、「やっぱり結婚したい」と言い出すなど、読者に対して「こうしたほうがいい!」とアグレッシブな提案を次々としてきました。創刊当時から、ananが振る色々な旗を見て、「こんな服を着ればいいのね」とか、「私もハウスマヌカンになりたい」とか、「結婚しようかな」などと、真剣に考えた読者が多かったと思います。ananによって人生が変わった人もいたはずですが、アンアンが「こっちにおいで」と先導していた方向は、必ずしも正しかったとは限りません。でも、今と違って他の情報源があまりなかった時代、ananの発売日を楽しみにしていた読者は多かったことでしょう。その時代を生きた女性たちは、ananに振り回され、騙されることもまた楽しかったのだろうな…と言うことで、「ananの嘘」というタイトルなのです。これからもananは、時代に沿った道を進むのか!?編集部最近では、「高めよう!免疫力」や「半径2メートルのライフスタイル」など、このご時世ならではのタイトルが並んでいます。酒井さん東日本大震災のときでもコロナ禍でも、その環境下でどうやって充実した毎日を過ごそうかと考えているのがanan。何十年も経ち、コロナを知らない若者が現在の企画を見たら、不思議に思うかもしれませんね。即時性のある対症療法的な企画は、雑誌、それも週刊誌ならではのものです。ananが50年もの間、愛され続けているのには、週刊誌ということも大きいのではないかと思います。雑誌は、書籍のようにずっと残るものではないからこそ、その時々の時代にマッチしたことを全力で伝える、刹那的な部分が魅力です。特にananは、すぐに次の号が出る週刊誌だからこそ、セックス特集や読者ヌードの企画など、世間を驚かせるような企画ができるのかもしれません。それはモテとは直結しない、いばらの道かもしれないけれども(笑)、それも自ら選んだ道。編集部創刊当時とは打って変わり、ネットなどの情報が入るようになった昨今。これからのananはどうなると思いますか。酒井さん創刊当時のananからは、社会を変えていこうという気持ちが溢れていました。今も、社会の変革期。女性達の視線を社会的な問題に向けるような特集は、実はananのお家芸です。ファッションの特集や、紙の雑誌だからこそじっくり楽しむことができるグラビア記事の中に、社会的意義を持つ特集も混じると言う硬軟取り混ぜた雑誌作りが、最もananらしいのかもしれませんね。酒井順子(さかい・じゅんこ)1966年、東京都生まれ。高校在学中に雑誌「オリーブ」でコラムの執筆を始め、大学卒業後は広告代理店に勤務。その後、執筆に専念し、2003年に発表した『負け犬の遠吠え』では婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞。近年の著書に『子の無い人生』『男尊女子』『源氏姉妹』『家族終了』『ガラスの50代』『処女の道程』などがある。温かいツッコミを入れつつ、時代背景と特集内容からananの歴史を分析した「ananの嘘」は、アンノン族、ニュートラなど懐かしい言葉が頻出する、親子で楽しめるエッセイでもあります。ぜひ手に取って、過去のananへタイムトリップしてみてください。Information『ananの嘘』 ¥880/マガジンハウス(酒井順子 著)購入はコチラからどうぞ。写真・山本嵩、文・三谷真美
2021年06月21日anan総研メンバーにおすすめのコンビニおつまみを教えてもらってからというもの、スイーツのみならずおつまみにもドハマりしつつある筆者。今回はセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートで購入できるチーズ系の激ウマおつまみを紹介します!燻製からとろ~りまでチーズ系おつまみ大集合!チーズといえば、おつまみの大定番。チーズとひと口に言っても、その種類は多岐に渡っています。みなさんはどのようなチーズがお好きですか?これぞというオススメをピックアップしてみました!セブン-イレブン燻製チーズ¥192燻製もの、私大好きなんです。「桜のチップで燻したのは最高だよね」なんて、通ぶったことは言えないのですが、つい手に取ってしまいます。商品名を見ると、「洋酒樽のチップでスモークした」とあり、そのこだわりに期待が高まります。やはり、香りが芳醇。正直なところ、洋酒樽だからこその特徴はわからないのですが、チーズが超濃厚。ひと口食べるだけで、どんどんお酒が進んでしまいました。ローソン2種のソーセージ&チーズフォンデュ風ソース¥322チーズフォンデュ、いいですよね~!とはいえ、パーティするならまだしも、家で晩酌のためにセッティングするのは正直面倒。そんな時にちょうどいいアイテムを発見しました!温める際に開封するのを忘れたので、ケースがいびつな形になってしまったのはお許しを。プレーンのソーセージと、ハーブ系のソーセージが2本ずつ入っています。ディップして、お手軽チーズフォンデュのスタートです。ソーセージにたっぷりとチーズをつけて食べてもいいのですが、もし他におつまみがあれば、ぜひそれらをつけてみてください!って言われなくてもしちゃいますよね。ひとつ買って、ソーセージ以外でも楽しめる、超お得なおつまみです。ファミリーマート三種のチーズ入りおつまみかまぼこ¥158チーズとかまぼこという最強の組み合わせ。チーズはチェダーチーズ、クリームチーズ、マスカルポーネの3種が使用されています。開封してそのままワンハンドで食べられるのがこのおつまみの魅力。ただ今回は中がわかりやすいように、カットしてみました。ひとつたべて、チーズがクリーミーと感じると同時に、温めてもよいのでは?と名案が浮かび、さっそくレンチン。すると、中のチーズがより濃厚になったように感じました!※電子レンジで温める際は必ず開封してからにしてください。チーズ系おつまみ最強!今回紹介したチーズ系おつまみはごく一部。コンビニにはチーズ系おつまみがまだまだたくさんあります!引き続きコンビニでおつまみハントにも励もうと思います。文・小田原みみ文・小田原みみ
2021年05月22日目印は表紙のHey! Say! JUMP女性向けライフスタイル週刊誌『anan』の2248号が発売された。表紙を飾るのは、男性アイドルグループのHey! Say! JUMPである。今号では、短期間で体を変える「痩せトレ大作戦。」などを掲載。出版社はマガジンハウスで、紙版と電子版があり、電子版には一部掲載されていないベージや写真もある。「10日間・最強美やせプログラム。」ほかカレンダーでは大型連休が続くものの、新型コロナウイルスの影響もあり、今年もかつてのような外出は難しい。ただ、外出しないからこそ、じっくりと体のコンディションを整えることができる。簡単なエクササイズでも、継続すれば、体は確実に痩せ体質に変わっていく。『anan』最新号の「痩せトレ大作戦。」では、体を変える短期集中プログラムを掲載。ステイホームが続く中の「10日間・最強美やせプログラム。」や、歩き方を変える「1日1万歩のやせウォークで体すっきり!」などを紹介する。さらに2日に一度踊って体を絞る楽しいダンス、フェイスラインを引き締める簡単な逆腕立てプログラム、運動嫌いの人におすすめの「もみ流し深層マッサージ」により、メリハリボディを作る。また、女性アイドルグループのJuice=Juiceによる「私たちの痩せトレライフ。」なども掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※anan No. 2248 試し読みと目次 - anan - マガジンワールド
2021年05月04日単に“好き”“素敵”とは違い、セクシュアルに惹きつけられてしまう強力な魅力のことを人は色気と呼ぶ。そんな男性の色気について、今、ananの読者世代が思うこととはいったい。内面や仕草、表情など、色気に関するアンケートと、その分析から解き明かします。アンケートから浮かんだ“色気”の最新イメージ。Q.色気のある男性は好きですか?はい…74%、いいえ…26%“色気”といっても、その言葉の輪郭はぼんやりとして捉えづらい。そこで、女性が男性のどこに色気を感じるのか探るべく、20~30代の女性141人にアンケートを実施。その結果を公認心理師の山名裕子さんに分析してもらった。まず、そもそも色気のある男性が好きかどうか聞いたところ、74%と多くの人が「はい」という回答に。「とはいえアンケートを丁寧に見てみると、その対象はいわゆる“フェロモン系の男性”ではなさそう。人の心理には、自分に足りない部分を補う人に強く惹かれるという傾向がありますが、何に対して“足りていない”、ひいては色気と感じるかは、時代や社会的な背景の影響を受けやすいんです」色気のある男性像がどう変化しているのか詳しく見ていこう。Q.男性のどんなところに色気を感じますか?(複数回答)雰囲気…67%、仕草…37%、表情…28%、顔立ち…28%、声…28%、話し方…26%、背格好…18%、人生経験…10%、ファッション…8%「雰囲気」と回答した人ガツガツしている感じがなく話しやすいのに、ミステリアスな要素も兼ね備えている人が素敵。(28歳・サービス業)特別何かをしているわけではないけれど、肌や口元がきれいで清潔感がある人には色気を感じる。(32歳・公務員)「仕草」と回答した人スポーツをした後にドリンクを勢いよく飲み、口元を素手で拭き取る仕草に心を掴まれた。(34歳・飲食系)男性が何かを考え込んでいる時の仕草が好き。計画通りに作業が進まなくても内容を頭で整理して、臨機応変に対応できているとさらにグッとくる。(26歳・商社)「表情」と答えた人くしゃっとした笑顔を見せたかと思えば今度は真剣な表情に。そんな表情の豊かさやギャップに色気が宿る気が。(31歳・看護師)会話の最中に照れたのか、はにかんだように笑った表情に心がくすぐられた。普段キリッとしているから余計にそう思ったのかも。(23歳・出版)昨今の色気は、その人の雰囲気から滲み出るように。「顔立ち」や「背格好」といった見た目を抑え、色気を感じる上位に挙がったのが、「雰囲気」など個々の資質に関わるところ。「色気は、その人の経験や育った環境によって培われるもの。つまり、内面から滲み出るところが大きいんです。また、『雰囲気』をはじめ『仕草』や『表情』には動きが伴います。人は、静止状態よりも動きに注目しやすく、記憶に残りやすい。そういう意味で、この3つに色気を感じる人が多いのだと思います」Q.どんな内面の人に色気を感じますか?心に余裕がある人…58%、クールですべてを見せない人…20%、ギャップを感じさせる人…10%、謙虚で恥じらいのある人…6%、真っすぐで熱い人…5%、その他…1%「心に余裕がある人」と回答した人女性が重い荷物を持っていた時に無意識に手助けできる人は素敵だと思う。優しさから垣間見える、力強さに胸が高鳴る。(34歳・パート)仕事などで失敗して落ち込んでいる部下や同僚に、すかさずフォローを入れられる人。見ていないようでしっかり見てくれているのだと、その優しさにドキッとする。(27歳・福祉系)会話の中で「さんはどう思う?」「どこに行きたい?」「今日は何があったの?」など、相手の意見を聞いたり、気遣ったりできる人。具体的な行動よりも、精神的な余裕に色気が宿る気がする。(29歳・自営業)「クールですべてを見せない人」と回答した人性的なフェロモンをあからさまに出しているというよりは、何か心の内に秘めているものが色気となり、漂うのだと思う。(32歳・経営者)「ギャップを感じさせる人」と回答した人普段みんなといる時には、わいわいとにぎやかな人が、二人きりになるとしっとり落ち着いたテンションに。そんな雰囲気のギャップを目にすると、色気を感じずにはいられない。(28歳・PR)不安定な世の中だからこそ、大人の余裕や受容力を求める傾向に。内面の色気としては「心に余裕のある人」が最多。それを感じるのは、誰かをケアしたり、気遣ったりしている姿など。「心の余裕は、その人が経験的に身につけた自信や受け止める力の表れ。今は何かと不安定な時代なので、安心感を求める心理が働き、それを満たしてくれる相手に魅力を感じるのでしょう。また、ストレスフルな世の中で、誰かを気遣える余裕がある人は多くないもの。そんな希少性にも惹かれるのでは」Q.どんな表情に色気を感じますか?真剣な眼差し…45%、はにかむ笑顔…27%、切なげな表情…14%、イタズラな微笑み…12%、その他…2%笑顔から真剣な表情へ。色気は緩急から生じるもの。色気を感じる表情の最多は「真剣な眼差し」だが、単なる真剣な眼差しではない様子。「ずっと真剣ということではないはず。普段は和やかなのに、仕事では真剣だったりする、そのギャップにドキッとするのでしょう。人には、緩急に心揺さぶられる心理があり、それが色気につながると考えられます」また、2番目に多かった「はにかむ笑顔」に関しては、「恥じらいも色気の要素。大笑いよりは風情がありますからね」Q.どんな仕草に色気を感じますか?腕まくりをする仕草…29%、ネクタイを締める、緩める仕草…24%、車を運転する姿…21%、髪の毛をかきあげる仕草…12%、その他…14%その他の意見ジャケットをサッと羽織る姿。(25歳・不動産業)本を読んでいる時にページをめくる仕草。(34歳・保育士)フルーツなど、素手で物を食べる仕草。(24歳・看護師)気だるげに首を傾けながらスマホをいじっている仕草が好き。(23歳・出版)ピアスを着脱している仕草。そんな時に上目遣いで見上げられたりするとたまらない。(29歳・ネイリスト)鏡を見ながらヘアセットしたりスキンケアしている姿。(36 歳・金融系)パソコンのキーボードを叩いている姿。(27歳・派遣)自分にはない力強さを感じる仕草に惹かれるよう。上位には「腕まくりをする仕草」や「ネクタイを締める、緩める仕草」など、いわば王道の仕草がランクイン。他の項目ではあまり重視されていなかった“男性性”が支持される結果に。「色気のある男性の定義は、一昔前と比べて多様になってきていると思います。ただ、生物学的なところで言うと、力強さといった男性性は、自分との違いという意味でも女性の心が動くポイント。その心理が仕草の回答に表れたのかなと思います」山名裕子さん公認心理師。2013 年、臨床心理士の資格を取得。「やまなmental care office」でカウンセリングを行う。著書に『幸せを引き寄せる「口ぐせ」の魔法』(ダイヤモンド社)など。※このアンケートは、20~30代(未婚・既婚問わず)の働く女性100人と、anan総研メンバー41人を対象に行いました。※『anan』2021年3月31日号より。イラスト・山中玲奈取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年03月24日anan創刊50周年の感謝を込めて、編集部から、ananに関わりの深いかたや「時代を象徴するスター」たちへ、感謝を込めて“金のパンダ”を贈りました。その2日目の様子を全文レポートでお届けします。神崎恵さん、バービーさん、前田裕二さん、YOASOBIさん、白石麻衣さんが登場!anan編集部さまざまなジャンルで活躍する、時代の先駆者たちanan創刊50周年にして、初開催となったanan AWARD。2020年11月8日(日)に渋谷で行われた授賞式に続き、2020年11月18日(水)、『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』を神崎恵、バービー、前田裕二、YOASOBIが、『anan AWARD 2020 ミューズ』を白石麻衣が受賞しました。受賞式の模様、受賞者たちの言葉、全てをご紹介します。※2020年11月8日(日)のanan AWARD授賞式の模様はコチラから。【開催概要】名称:第1回anan AWARD開催場所:渋谷ストリーム ホール 6階 (東京都渋谷区渋谷3-21-3)開催日:11月18日(日)主催:SHIBUYA SCRAMBLE FESTIVAL 2020 実行委員会 / 株式会社マガジンハウス特別協賛:渋谷スクランブルスクエア【出演者】中井美穂(なかいみほ):当AWARDのMCを担当。東京都出身。フリーアナウンサー、タレント。元フジテレビアナウンサー。神崎恵(かんざきめぐみ):美容家。独自の美容法はもちろん、そのマインドやライフスタイルにも注目が集まり、多数の雑誌連載を抱える。初のボディ本『神崎CARE』(ワニブックス)が発売中。バービー:お笑いコンビ「フォーリンラブ」のボケ担当。エシカルな活動でも注目され、異色の芸人として活躍。TBSラジオ『週末ノオト』でナビゲーターを務める。2020年2月、下着メーカー「ピーチ・ジョン」からアンダー90サイズのブラジャーを商品化し話題に。前田裕二(まえだゆうじ):「SHOWROOM」代表。著書『メモの魔力-The Magic of Memos-』(幻冬舎)が、‘19年ビジネス書年間ランキング1位を獲得。『スッキリ』(日本テレビ系)火曜コメンテーターなど、その発言力が注目を集め、メディアでも活躍。YOASOBI(よあそび):コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる、「小説を音楽にするユニット」。2019年11月に公開された第1弾楽曲「夜に駆ける」は、各種配信チャートで1位を席巻し、さらにストリーミング総再生回数は2億回を突破。原作小説の書籍化や電子コミック化も発表し、ますます展開の幅を広げている。白石麻衣(しらいしまい):1992年8月20日生まれ、モデル、女優。『白石麻衣 乃木坂46 卒業記念メモリアルマガジン』(講談社)が好評発売中。オフィシャルインスタグラムは@m.shiraishi.official「ご挨拶」司会・中井美穂中井:本日は第1回anan AWARDをご視聴いただきましてありがとうございます。1970年に創刊し、2020年、50周年を迎えたananは、現在の日本のL判女性誌の雛型となった、日本で初めてのオールグラビアのライフスタイル女性誌です。これまで「すべての女性の、いま好きなこと」をテーマに、常にその時代の女性の気持ちに寄り添い、流行、ファッション、気分を追いかけながら、時のスターの方々を取材してきたananが創立50周年を記念して立ち上げたanan AWARD。ムーブメントの先駆けになった人、時代の象徴となった人、モノ、コトに、時代を象徴するスターとしての感謝を込めて、anan AWARDを贈呈します。第1回anan AWARDは、先日11月8日と、本日の2日間にわたって各賞を発表しております。11月8日には、『anan AWARD 特別賞』『anan AWARD 50th大賞』『anan AWARD 2020大賞』を発表いたしました。本日は『anan AWARD 2020トレンドワード』『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』、そして『anan AWARD 2020 ミューズ』を発表いたします。申し遅れました、本日の司会を務めさせていただきますアナウンサーの中井美穂です。どうぞよろしくお願いいたします。『anan AWARD 2020トレンドワード』anan編集長・北脇朝子中井:それでは、さっそく発表を始めていきましょう。まずは2019年から2020年の1年間、約50本近い特集のなか、大変反響のあった言葉やタイトルの数々、その中から時代の気持ちとリンクし、潜在的であったトレンドが顕在化し、そこからムーブメントになっていったトレンドワードをご紹介していきます。ここからはanan編集長の北脇朝子さんにご登場していただいて、トレンドワードを生み出した特集についての裏話なども伺っていきたいと思います。それでは、anan編集長の北脇朝子さんです。どうぞステージにお向かいください。(拍手)中井:anan編集長の北脇朝子さんです。北脇:よろしくお願いいたします。中井:編集長は落ち着いていらっしゃるように見えますけれども、実は、意外と緊張されるタイプなんですよね。まず、配信をご覧いただいている皆さんに北脇さんからご挨拶をいただきたいと思います。よろしくお願いします。北脇:本日もお集まりくださいましてありがとうございます。anan AWARDは先日、大賞の発表をさせていただきましたが、本日、また様々なトレンドで話題になった方々を発表していきたいと思います。よろしくお願いいたします。中井:よろしくお願いいたします。今回はanan AWARDの「トレンドワード」というカテゴリになるわけですけど、それでは早速発表していきたいと思います。「トレンドワード」、まずひとつめは2019年の9月4日号に登場した「相性(バディ)」という言葉なんですが。北脇:そうですね。ananは「相性(バディ)」特集を長年させてきていただいたんですけれども、やっぱり2人の関係性というのは、自分投影もできますし、切磋琢磨しながらいろんなドラマを見せてくださる方に共感したり、応援したりするなかで、いろんな表現があると思うんですよ。例えば仲間とか、カップルとか、ペアとか。そのなかで、バディという言葉って、すごくカッコいいというか、今の時代を表す、お互いが共感し合って成長していくということを表す言葉ですよね。もともとずっと昔から使われている言葉ですけれども、改めて、例えば男と男であったり、男女であったり、仲間であったりするなかでの共感性があって、お互いに刺激し合える関係性というのがすごく今の時代を表しているのではないかなと思って。「相性」と書いて、2人の関係性に特化した特集を、この時させていただいたんです。表紙に出ていただいた方も、実際、グループでありながら2人の仲の切磋琢磨の形があって、すごく共感性があるおふたりにご登場いただいたこともあり、発売前にすごく話題になり、実際に書店から本が消えるという現象が起こりました。ちょうどこの時って、「チーム」とか「ワンチーム」の言葉が流行って、すごくよいタイミングではあったんですけれども、やっぱりこの「相性(バディ)」、2人の関係の中の物語っていうのも非常に増えてきて。本当にいま「相性(バディ)」ものってものすごく増えてますけど、ちょっと早く特集させていただいたかなっていうのはananとしては本当に良かったなって思っています。中井:私がいつもすごいなと思うのは、表紙の方のお名前の下にちょっとしたコピーが入るじゃないですか。ここがね、「宿命のふたり」っていうコピーなんですよ。そこが、なんて上手いんだろうと思いました。北脇:いやもう、ハマったなと思って(笑)。中井:まずひとつ目が「相性(バディ)」。モノクロページの特集とかも、本当によくできていて、それはやっぱりひとつの見応えであると。北脇:古今東西の歴史もそうですし、いろんなところ、いろんな関係性で、いろんな形の2人が織りなす物語を、皆さんが意識的にも無意識的にも見ていらっしゃいますよね。その中に共感とか、応援とか自己投影とかができるっていうのが面白いところかなと思っています。中井:さあ、それでは続いて参りましょう。続いては2019年11月20日号に登場した「体内美容」という言葉です。美しい腸と書いて、「美腸」とか「美肌」はよく言われますけど、あとは「血管力」とか「デトックス」とか、そういった言葉が並びますね。北脇:実は昔からananではこういった特集をさせていただいていて。今まさに、健康に関して皆さん気をつけていらっしゃる中で、カラダの中からちゃんとキレイに、きちんとしたいっていう意識がすごく高まっているなかで、この時も特集させていただきました。ずっと特集させていただいた中で、より注目を浴びるきっかけになった時期だったのかなって思います。やっぱり皆さん、ちゃんと自分のカラダをケアしなきゃ、無茶をしないなかでどうできるか、という考えがちょうどこの頃から浸透していって。まさにこの中に「腸活」とか「血管力」とか、ひとつひとつのカラダの中のことをきちんと見直したいっていうニーズが高まった段階の、この特集でした。中井:だって表紙が体内美容レシピで、この腹筋と胸筋を見せられるっていうのは、なかなかのものですよ。北脇:カラダの中からも外からもカッコよく、キレイになる、っていうのも表紙とタイトルですごく注目を集めた。ありがたいことに完売して。表紙も素晴らしかったです。中井:右上に岸優太さんのお名前がありますね。その下に、「やみつき天然素材」(笑)。北脇:そうですね(笑)。彼はお料理がすごく上手な方で、それですごく親和性が高かったかなと思っております。中井:さあそれでは続いて3つ目にまいりましょう。3つ目は2020年8月26日号に登場した「美容男子」です。美容に関しては、本当にボーダーレスな時代になりましたねぇ。北脇:そうですね。もうずっと美容の特集は女性がカバー(表紙)で、美容は女性のもの、っていうのも変ですけど。いまや男性も当たり前のようにスキンケアをし、当たり前のようにメイクをする時代になってきていて、本当にカッコよくあるために男性の皆さんが気をつけているなかで、今年はそれが特に顕在化したのかなって思っております。で、本当に話題になりまして。中井:『モテコスメ大賞』特集ですねからね。これ。北脇:男性が表紙を飾ってくださったのは初めてで、出演してくださった渡辺翔太さんご自身が非常に美容に詳しい方で、カッコよくいらっしゃるための美容であるってことも含めてすごく時代にマッチした方が現れたなって。時代の中で走っているなかで、こういう方が出てくるんだなと、すごく思った特集でもあります。まさに今、そういう方々が続々と出ていらっしゃって、メンズの美容特集は当たり前に組まれる時代になってきて、それが、男性も女性も、女性がメイクのことを仰ってくれたり、男性がメイクのことを仰ってくれたり、男女一緒に共感できるっていうのが、すごく今の時代の新しさだなっていうふうに感じます。中井:さあ、そして最後は、2020年10月21日号に登場した「半径2メートル」というトレンドワードです。北脇:これはもうおわかりのように、みなさんも今年はすごく見られた言葉だと思うんですけれども、まさにソーシャルディスタンスではあるんですが。今のこのコロナ禍の時代で、自分の周囲とか、2メートル以内に気をつけながら暮らしているなかで、これは秋に出させていただいたんですけれども、その生活様式に慣れてくる、っていうよりちゃんとそこと向き合っていくというところで。その2メートルの距離のなかで、ちゃんと快適に過ごすということに焦点を当てて特集させていただいたんですけれども、人との距離感であるとか、暮らしの中の距離感を表すワードとして、ソーシャルディスタンスの距離を敢えて使わしていただきました。そこもすごく今の時代にマッチして、皆さん共感してくださって。この表紙に出てくださったSexy Zoneの皆さんも、ちょうど4人から5人に戻られるタイミングで出てくださったのも、そのお互いの関係性とか距離感の物語とマッチしていて、すごく素敵な特集の一冊になったんじゃないかなと思っております。中井:そうですよね。この帰ってくる場所っていうサブタイトルが小さく載っているんですけど、あぁそうだったんだ、っていうのと、私たちの時代だったら、これ、四畳半って言われてた時代ですよね(笑)。四畳半のライフスタイルを、どう美しくするかっていう、時代から考えたらコロナのことがあったとはいえ、「半径2メートルのライフスタイル」っていうのがこの時代なんだなぁって。北脇:そこをみなさんがどう快適に自分の中のいい距離感で暮らすかっていうことが、今まさに皆さんの課題でもあり、自分たちの課題なのかなって思っております。中井:ということで『anan AWARD 2020トレンドワード』を発表させていただきました。こうしてみるとananというのは本当に時代を映す鏡でもあるし、新しいカルチャーを見つけていく雑誌、提案していく雑誌でもあるんですね。北脇:そうありたいと思います。この時代のなかで、今みんなが思っていることとか悩んでいることであったり、素敵でありたいと思うことを、キーワードとともに顕在化するような。より良くなるためのことをいつも追求していきながら、そのいろんなムーブメントの種とか気持ちを顕在化できるような、そこのお手伝いをできる特集、雑誌だったらいいなと思っています。中井:いろんな気づきが毎回ananによって与えられているなという気がいたします。北脇編集長と共に『anan AWARD 2020 トレンドワード』を発表させていただきました。北脇編集長でした。ありがとうございました!北脇:ありがとうございました。『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』神崎恵、バービー、前田裕二、YOASOBI中井:さあ、それでは続けてまいりましょう。続いては、ananの特集誌面に多くご登場いただいて、今の時代に合った仕事、恋愛、ライフスタイル、エンターテインメントについての新しい考え方や切り口を提案してくださった方々にお贈りする『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』の発表です。受賞されたのはこちらの4組です。(映像『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』神崎恵、バービー、前田裕二、YOASOBI)中井:『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』1人目は神崎恵さんです。神崎恵さんは美容家としてスキンケアやメイク、ボディケアのテクニックから精神面での自分磨きまで力強くユニークなメッセージを発信。女性たちから圧倒的な支持を得ています。常に時代のトレンドに自らの個性をプラスしてアップデートし続ける姿は、女性はいくつになっても、自分らしく、可愛らしく輝き続けられる、ということを私たちに教えてくれています。また、今年は女優としてドラマでも初主演するなど、新しいことにチャレンジし続ける姿からも目が離せません。ananでは『色気を呼ぶ女の育て方』『ミューズの美乳論』など数多くの企画で独自の美容論を展開。いつも読者の“美”へのモチベーションを大きく高めてくださっています。これらの活動を称え、『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』を贈ります。おめでとうございます。(拍手)中井:では続きまして、『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』お2人目はバービーさんです。バービーさんは自分のサイズにフィットするブラがないという多くの女性に共通する悩みと向き合い、自ら企画を持ち込み、2020年2月、アンダー90サイズのブラジャーを商品化。このことは女性たちに今ある自分のカラダをいたずらに他者と比べることなく誇り慈しむという意識を与えてくれました。また、故郷・北海道栗山町の地域再生活動など、芸人としての顔とは別の社会貢献活動や発言でも注目を集めていらっしゃいます。ananの誌面では2020年4月1日発売の『今、私たちにできること』特集、9月9日発売の『美乳強化塾』特集にご登場いただきまして、多くの反響を呼びました。これらの活動を称え、『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』を贈ります。おめでとうございます!(拍手)中井:さあ『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』3人目は前田裕二さんです。時代を捉える独自の視点と、それを伝える鮮やかな表現力で存在感を放つ新時代の実業家、前田裕二さん。代表を務める会社「SHOWROOM」においては、旧来のエンターテインメントに新しいテクノロジーを掛け算し、アジアから世界中に夢中を届けるという経営理念を掲げ、その実現を目指し、日夜情熱を注がれています。またその本質を見抜く分析力やコメント力にも定評があり、コメンテーターとしても引っ張りだこ。ananでも誌面には多数ご登場いただいており、その登場回数はこの2年間で実に8回。もはや今を語るのに欠かせない人となりました。これらの活動を称え、『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』を贈ります。おめでとうございます!(拍手)中井:『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』4組目はYOASOBIさんです。コンポーザーのAyaseさん、ボーカルのikuraさんからなる小説を音楽にするユニット、YOASOBI。小説によって縦横無尽に変化する独自の世界観は楽曲、ミュージックビデオさらにはコミックや実写映画などアーティストとしての枠組みを超えて広がり、デビュー1年を待たずしてJ-POPシーンに革新的な布石を打ち込みました。ananでは9月16日発売の『言葉のチカラ』特集にご登場いただき、多面的に言葉を扱うおふたりならではの奥深い音楽の可能性を提示してくれました。私たちの予想を超えた新たな一面を見せてくださるおふたりの活動を称え、『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』を贈ります。なお、YOASOBIのおふたりはご都合により本日は欠席なさっていらっしゃいます。中井:それではこちらにお越しくださいました3名の皆さまにお話を伺ってまいります。まず、神崎恵さんから今のお気持ちをお聞かせください。神崎:はい。とてもとても、本当に嬉しく思います。今年はですね、本当に色々なことが変わりまして、私自身、ふと立ち返り、自分のこれからだったり、今までのことを考えた年だったんですね。そんな中で、考えたり悩んだりした一年だったので、こうしてこんな素晴らしい賞をいただけて本当に嬉しく思っております。ありがとうございました。中井:今日も素敵なドレスで。コンセプトはあるんですか? 今日これを着よう! っていう。神崎:今日はですね。私が美容の仕事をしているものですから、肌がキレイに見える色をということでスタイリストの方が選んでくださいました。中井:今日も素敵でいらっしゃいます。それでは神崎さんにとってananというのはどんな存在ですか?神崎:そうですね。物心ついた時から私もananをずっと読んできたんですけれども、やはりいつの時代も女の子が、本当は気になっているけど聞けないことだったり、本当はここどうなの? っていうところを、まっすぐに教えてくれる本だったので、それが今も変わりなく、実際今も、私も読んで、本当になるほどね、って思うこともありますし、いつも勇気をくれたり背中を押してくれたり、先輩のような存在だなと思っております。中井:今後チャレンジしてみたいことは、どんなことがありますか?神崎:やはりこの一年、美容というものが女性にとって、ここまで勇気をくれる、力をくれるというものなんだなというのを私自身実感しましたので、それを変わりなく皆さんにお伝えできたらなと思っております。それに加えて、やはりこう、何かを成し遂げる気持ち良さというのを、今年私自身が感じたことがありまして、来年は、何年かかかってやっと実現できるような目標を立てまして、それに向かって頑張ろうと決心したところです。中井:素敵ですね。すぐにわかるんですか? 来年になったら。神崎:何年かかかるので、それが実現したらご報告したいなと思っています。中井:そのチャレンジし続ける姿を、また追いかけさせていただきたいと思います。神崎恵さんです。ありがとうございました。(拍手)中井:では、続いてバービーさんにお話を伺います。バービーさんも今日はキラッキラですね。バービー:ねー。本当に輝いちゃってますね。申し訳ない! イメージとしては日本のテイラー・スウィフト? そこらへんをイメージしたんですけれども、ドレッシーな場でもいかようにでも、ヒップの美しさと脚を広げられるパンツスーツを、意識して履いてきました。中井:やっぱり全然負けてないのがすごいですね! そのキラキラに、ご本人のキラキラが。バービー:絶対に着てやるぞっていう自信だけはあります。中井:そこ! 大きいですね。さあ、いま受賞なさったお気持ちをお願いいたします。バービー:いやまさか1年前はこんなことになるとは思ってなくて、私も激動の一年だったんですけど。ちょうど1年ぐらい前に、土屋太鳳ちゃんのモノマネをして、はしゃいだ勢いでアキレス腱を切って、それをきっかけにしていろんなことが巻き起こったこの激動の一年だったんですけど、まさかこういう賞をもらえるなんて思っていなかったので、とっても嬉しいです。今まで、お下劣芸人一強でやってきましたので、まさかこんな別の形で別の人の笑顔が見られるなんて思ってなかったですね。中井:はい。バービーさんにとってananってどんな存在ですか?バービー:私、学生の時に、プロフィール帳みたいなところに、anan の連載を持つことが夢だって書いたことがあるんですよ。だからそれぐらい、私にとっては憧れの雑誌だったんですけど、私は書くことでいろいろ目標を達成していくっていうのがルーティンでよくやっていたんですけど、それだけは叶っていない夢ですね。中井:でもここでかなり言ったので、ねえ。バービー:大人の顔をじっと見ておきますね?中井:(笑)バービー:あと、今回この私が色々お仕事させてもらうようになってから、いま紹介してくださった以外に、もう1件仕事させてもらっているので、計3回くらいananさんでは一緒にさせてもらったんですけど、今年はハジメさんと4回しか会っていないので、あと1回くらいでハジメさんと並ぶくらいananさんにはお世話になったなっていう感じがしてます。中井:さあ、そのブラジャーを手掛けられたことで大変話題にもなりましたし、すごく美しい姿も見せていただきましたが、次にこれをやってみたいっていうことはありますか?バービー:私はどうしてもインドネシアの歌姫になりたくてですね。中井:インドネシアの歌姫!?バービー:はい。これはずっと前から言っているんですけど、いま失笑が起こったように、誰も本気にしてくれないという。YouTubeにも載せているんですけど、一番動画再生回数が低くて、これ、来年は必ず実現したいなと思っています。中井:はい。楽しみにしております。ありがとうございました。さあそして、続いて前田裕二さんです。前田さんは、衣装はどうですか? 一応聞いておきます(笑)。前田:本当に年に一度か二度くらいしかフォーマルな格好をしないので、とてもフレッシュな気持ちでここに立っております。中井:とてもお似合いになっていらっしゃると思います。受賞の感想からお聞かせください。前田:ありがとうございます。まずは、驚き、喜び、そして感謝の3つの感情が大きくあります。このような栄えある賞をいただき、バービーさん、神崎さん、そしてYOASOBIさんと一緒にこの場に立たせていただいているという事、これ自体まず、すごく驚きと喜びが大きいんですけれども。それに加えて、今年一年通じて特に感じたことは、どう考えても「自分の実力以上の成果が出ている」という事に対する、圧倒的な感謝でした。例えば、今8回って聞いて僕も驚いたんですけれども、なぜ何度もananさんに取材いただけるかというと、毎回その取材いただいた記事が、ちゃんと皆さんに届いていて、ネット上でちゃんと話題になっていたりとか、拡散されていたりするっていうことがあると思うんです。それは、もう明確に、僕の発信を応援してくださるコミュニティがあり、そこに、本当に僕と同等以上に、前田裕二の活動を広げていきたいと思ってくださる方がいて。それこそ自分の出している本も65万部を超えてみたいなところまできたんですけれど、本当だったら、自分の実力だとどんなにやっても、せいぜい5万部、10万部だろうなって本気で思うところを、もっと全然高いところに連れていってくださったのは、自分の周りにいつもいてくれる温かい皆さんのおかげだなというのを、心底感じました。それがいちばんの感想です。中井:そんな前田さんいま注目しているものって何かありますか?前田:今日はたまたまYOASOBIさんがいらっしゃらないんですけれども、「ネットアーティスト」ですね。中井:ネットアーティスト!前田:たぶん、これはすごく面白い現象で、実は1億回再生されているミュージックビデオなのに、一般には知らない人もいる。この現象がすごく面白くて。それこそYOASOBIさんの「夜に駆ける」が1億回再生されている裏側には何があるんだろうか? などと、現象の背景を考察することが個人的にも好きなんですけれども。例えば「夜に駆ける」っていう歌だと、「タナトスの誘惑」っていうストーリーが裏側にあって、そのストーリーって明確に“死”をテーマにしていて、いまこの時代に、“死”をテーマにした歌が1億回再生されるこの日本。これってやっぱなんか、コロナ禍がおきたことと、人の死生観の変化という視点で、非常に考えさせられるところがあるなと。こういうことを考えるのが最近一番好きです。中井:なるほど、このコロナ禍になって人々がどうしてもそこを意識せざるを得ないと…。そこに注目をしていらっしゃるという。今これを聞いて「じゃあ見てみよう」って新しく出会える人もいるかもしれないですね。今後のananに期待されること、教えていただけますか?前田:2つあります。1つはananならではのケミストリー。ここじゃなきゃ実現しない人同士のコラボや化学反応、あるいは、人と珍しいテーマとの掛け算、ってけっこうあるような気がしてまして。たとえば、関ジャニ∞の大倉くんとのコラボは、大変印象深かったです。僕もずっとプライベートでお話する機会は多かったんですけれども、こうやってオフィシャルな場で、しかも「色気」について語るっていう時間をいただいて。こういう掛け算、ananでしか見られない化学反応をたくさん見ていきたいというのが1点ですね。2つ目は、ネットコミュニティ。ananってやっぱりリアルな雑誌なわけですけれども、僕らが得意にしているようなネットの領域にこのコロナ禍においては、どんどん進んでいかなきゃということを、たぶん編集の皆さんも考えていらっしゃると思うんですけど。例えば、オンラインサロンのようなコミュニティをネット上に作って、みんなで創りあげるananみたいな挑戦も仕掛けていけると、ananのもつ影響力がますます広がってものすごく面白いことになりそうだなあ、と思います。中井:はい。ありがとうございます。もしかしたら来年あたり、ここで言ってたことが実現しましたね、ってことになるかもしれない。前田:ですね。楽しみにしています。中井:はい。ありがとうございます。前田裕二さんでした。さあ、そしてYOASOBIのおふたりからはメッセージをお預かりしております。こちらの映像をご覧ください。(YOASOBIさんの映像)Ayase:この度、こんな光栄な賞をいただけるということで、嬉しいです。ありがとうございます。ikura:ありがとうございます。Ayase:『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』、この賞ができて初めてのということで、本当に光栄の限りです。ありがとうございます。もう怒涛の一年でしたね。ikura:そうですね。もういろんなことがあって。Ayase:必死に振り落とされないように、しがみついて一個一個のことに真摯に向き合って頑張っていこうという一年だったので、その中で光栄な賞をいただけて、本当にありがとうございます。YOASOBIは2020年は本当にいただけるお話だったりとか、変わっていく変化にもただついていくだけで必死で、って感じだったので、2021年は自分たちからもさらにどんどん発信していくっていう力を広げていってもっと自分たちにしかできないことを追求できたらいいなと思っております。ikura:新しい挑戦も色々していきたいですね。ananさん50周年ということで、私たちYOASOBIはデビュー1周年なので、本当に大先輩ということで、実際雑誌に掲載させていただいた時も、すごく嬉しい気持ちでいっぱいだったので、これからもananさんとYOASOBIも一緒に歩んでいけたら嬉しいなと思います。Ayase:2021年も、ぜひ僕ら頑張っていきますので、一緒にananの歴史が増えていくのとともに、僕らもいい歴史を創っていけたらいいなと思っているのでよろしくお願いします!ikura:またananさんに伺わせていただくことがあれば、ぜひぜひ呼んでください!(以上、YOASOBIさんの映像)中井:はい。YOASOBIのおふたりからのメッセージをご覧いただきました。ありがとうございました。さあそれでは最後に、配信をご覧の皆さまに、おひとことずついただいていきたいと思います。まず、神崎恵さんからお願いいたします。神崎:はい。配信をご覧くださっている皆さま、初めまして、神崎恵です。私はいつも美容の仕事をしてますので、やっぱり美容のお話になってしまうんですけれども、美容の仕事をしていると、女性って色々やらなければいけないことが多くて、本当に大変な生き物だなと毎日思っているんですけれども、それでもそんな中、美容というものは毎日を鮮やかにしたり、楽しくしたり、時に自由にしたりしてくれるものだなぁ、と思っています。なので、何かと雑音が多い“今”ですけれども、やはり自分を楽しんで自由を勝ち取って生きていけるように、これからも美容というものを味方につけて、その方法だったり、っていうのをお伝えしていければなと思っています。みんなで円陣を組んで楽しんでいけるようなね、女ってなかなかやりがいがあるというか、そういうところをみんなで楽しんでいければなと思っております。今日は本当に素晴らしい賞をいただきましてありがとうございました。中井:ありがとうございます。(拍手)中井:では続いてバービーさん、お願いします。バービー:はい。私は今いろんなジャンルで活動させてもらっているんですけど、原動力はすべて、ワクワクするっていうのを基準にいつも動いています。だから、少しでも皆さんにワクワクしてもらえるようなことが提供できたらな、きっかけづくりができたらなと思って、2年前から「ワクワククリエイター」を自称しております。引き続き「ワクワククリエイター」を名乗りながら、これからは「ラブクラスター」としても生きていこうかなと思っているので、そういったものを皆さんに発信できたらなと思っています。中井:ありがとうございます。(拍手)中井:それでは、前田裕二さん、お願いします。前田:今日もすごいTwitter上で、この配信を見ます! って言ってくださっている方が多くて、そういった方々が見に来てくださっているんだなと思うと、あまり緊張せず、いつも通りの自分で、大変心強い気持ちでここに立てることに本当に感謝します。お忙し時間に、見てくださってありがとうございます。そして初めて見ましたよという方は、前田と申します。僕がananという文脈で皆さんにお伝えしたいのは、僕がananに気づかされたというか、anan きっかけで、よりやるようになったことが「世の中の現象とド真面目に向き合う」ということ。これを、すごく意識的にやるようになったんですね。なんでマイメロちゃんが、こんなにみんなを支えているのか、っていう記事のテーマがあったんですけれども。これは、普段は絶対考えない(笑)。マイメロが現象とわかっていても、スルーしてしまう。マイメロちゃんのツイートを最初から最後まで全部見返すなんて、ananの取材機会がないと、ずっとやらなかったかもしれない。なんとなくマイメロちゃんってこう、可愛いし、ひらがなでツイートしてて癒されるなぁ、というぐらいしか思ってなかったんですけれども。ここまでマイメロが多くの人の心を支えているのは何でだろうか、という揺るぎない世の現象を、本当に超ド真面目に考える時間をいただいて、自分なりの視点を深めることができて。そしてそこから抜き取ったことが、自分の人生に今、とても生きているので、そういった旅をこれからもanan、そしてご覧の皆さんと楽しんでいけたらいいなと思っています。SNS中心に僕はかなり皆さんとよく絡んだりして、インタラクティブに会話していますので、こんなことを分析してほしいとか、こんな現象が起きてますよ、ってことがあったら、ぜひ教えてほしいなと思います。この度は、貴重な賞を本当にありがとうございました。(拍手)中井:ありがとうございました。以上、『anan AWARD 2020トレンドカルチャー』の発表でした。受賞者の皆さま、本当におめでとうございました。これからさらに活躍を期待しております。ありがとうございました。『anan AWARD 2020ミューズ』白石麻衣中井:それでは続いてまいりましょう。続いては、ananにご登場いただく女性の中で、その年、もっとも読者の憧れと共感を集め、この先の活躍にもますます期待のかかる方にお贈りする『anan AWARD 2020ミューズ』の発表です。受賞されたのはこの方です。(映像『anan AWARD 2020ミューズ』白石麻衣)中井:受賞されました白石麻衣さんです。おめでとうございます!(拍手)中井:さあそして、50年もananのキャラクターとして愛されておりますananパンダが金のパンダをお持ちしましたので、どうぞお受け取りください。おめでとうございます。ポーターのananパンダありがとうございました! ちょっと痩せ気味だけど大丈夫かな?中井:白石麻衣さんですが、国民的アイドルグループ「乃木坂46」の顔として、その圧倒的美しさと、抜群の親しみやすさで女性も憧れ、共感を抱く新しいアイドル像を切り開きました。すべての人に夢と憧れを与える女性アイドルとしてのストイックな姿勢は、男女問わず多くの人々の胸を打ち、支持を集め、今や時代のミューズ的存在に。ananの表紙にもこれまでに「乃木坂46」として3回、ソロでのご登場3回と、近年のananの表紙を飾った女性として最多のご登場をいただいております。コロナ禍の中で卒業公演が延期になるなどの状況下でも、YouTubeチャンネルの解説、女優業への積極的なチャレンジなど活動の幅を広げながらトップアイドルからさらなる進化を遂げようとしている姿勢に共感を込めて『anan AWARD 2020ミューズ』をお贈りします。なお、白石さんは来週11月25日に発売のananでも表紙を飾っていらっしゃいます。後ほどその映像、写真などもご覧いただければと思います。それでは、お話を伺わせていただきます。まず、受賞の感想からお聞かせください。白石:はい! 白石麻衣です。記念すべき創刊50周年という年に、このような素敵な賞をいただけたことを本当に嬉しく思います。ありがとうございます。中井:今日はグリーンのロングドレスですけれども、今お召しになってみて、どんなお気持ちですか?白石:すごく背筋が伸びますし、色の入った素敵なドレスを着て、またひとつ大人になった気持ちです。中井:とても素敵でいらっしゃいます。創刊50周年を迎えたanan、白石さんにとってはananってどんな雑誌、どんな存在ですか?白石:ananさんはメイクやファッション、そしていろんなトレンドの時代を彩るアイコン的な存在だって思っております。中井:乃木坂46でも、単独でも、非常に多く表紙を飾っていただいています。さまざまな企画にもご登場いただいたのですが、いちばん思い出に残った企画ってなんですか?白石:本当にたくさんの企画に出させていただいて、思い出はたくさんあるんですけれども、先日しいたけ.さんの占い特集で、いろいろ診ていただいて、思い出に残る一日になりました。中井:しいたけ.さんってイラストじゃないですか。ご本人はどんな人?白石:でも、あのイラストの感じでした! メガネをかけていらっしゃって、素敵な方でした。中井:素敵な方でしたか。いろいろ新しい自分も発見されました?白石:そうですね。いろいろ診ていただいたんですけれども、カラー診断もしていただき、こういう感じなんだなと! 私にとっても当たっているところがあったり、発見があったり、すごく楽しい撮影でした。中井:それが11月25日発売のanan、いま表紙が映っていますが、乃木坂46卒業後、初の表紙となりました。この日の表紙の撮影はどうでしたか?白石:すごくリラックスして撮影できましたし、撮影したファッションのカラーも、私の診断カラーをちょっと取り入れて、お洋服も決めていただいたので、ぜひたくさんの方に見ていただけたら嬉しいなと思います。中井:はい。今日お見せになっていらっしゃる表情とか、雰囲気とまた全然違う感じの表情ですけれども、楽しかったんですか?白石:楽しかったですねー!中井:卒業されてからおひとりでというのは、何か特別なものがありますか? それともあんまり変わらないですか?白石:寂しい気持ちはたくさんあるんですけれども、すごくメンバーからもたくさん背中を押されて、パワーをもらったので、これからソロになっても頑張っていける気がします。中井:1か月経ちましたが、これからどんなことにチャレンジしてみたいですか?白石:そうですね。今後はモデル業だったり、女優業だったり、いろんなジャンルに挑戦していけたら嬉しいなと思います。中井:そういった姿を見せていただけることを楽しみにしています。それでは最後にananの読者の皆さまに、ひとことメッセージをお願いいたします。白石:はい。今回このような素敵な賞をいただけたことを本当に嬉しく思います。ありがとうございます。今後ともひとりの女性として美しくいられるようにananさんと共に頑張っていけたらいいなと思います。今日は本当にありがとうございました。中井:ありがとうございました。『anan AWARD 2020ミューズ』を受賞されました。白石麻衣さんでした。おめでとうございました。そしてありがとうございました!白石:ありがとうございました!(拍手)中井:さあ皆さま、本日は第1回anan AWARDをご視聴いただきまして、誠にありがとうございました。創刊50周年を迎えましたananではこれからも、「すべての女性の、いま好きなこと」をテーマに、時代の女性の気持ちに寄り添い、流行、ファッション、そして気分を追いかけていきたいと思います。皆さまどうぞ、これからのananにもご期待いただきたいと思います。本日はご視聴いただきましてありがとうござました。
2020年12月25日anan創刊50周年の感謝を込めて、anan初のアワードを発表したこの日。編集部から、ananに関わりの深いかたや「時代を象徴するスター」たちへ、感謝を込めて“金のパンダ”を贈りました。その様子を全文レポートでお届けします。anan編集部時代を象徴するスターたちが集結。anan創刊50周年にして、初開催となる記念すべきanan AWARDが、2020年11月8日(日)に渋谷で開催されました。ananと深い縁のある方、“時代の顔”としてムーブメントの先駆けや時代の象徴となった方を表彰する本アワードで、『anan AWARD 特別賞』に黒柳徹子さん、『anan AWARD 50th 大賞』に松任谷由実さんと林真理子さん、『anan AWARD 2020 大賞』にはSixTONESとSnow Manと、錚々たる面々が受賞しました。授賞式の模様、受賞者たちのお言葉を約20,000字のレポートにしてお届けします。【開催概要】名称:第1回 anan AWARD開催場所:渋谷ストリーム ホール 6階 (東京都渋谷区渋谷3-21-3)開催日:11月8日(日)主催:SHIBUYA SCRAMBLE FESTIVAL 2020 実行委員会 / 株式会社マガジンハウス特別協賛:渋谷スクランブルスクエア【出演者】中井美穂(なかいみほ):当AWARDのMCを担当。東京都出身。フリーアナウンサー、タレント。元フジテレビアナウンサー。黒柳徹子(くろやなぎてつこ):東京都出身。日本にテレビが誕生した1953年からNHK専属テレビ女優となり、以降テレビドラマや演劇に加え、司会者、タレント、エッセイストなどとして幅広く活躍。トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)は放送45年目となる大人気番組。林真理子(はやしまりこ):1954年生まれ、山梨県出身。コピーライターとして活躍後、エッセイスト、作家に。第94回直木賞を受賞。著書『西郷どん!』は’18年NHKの大河ドラマに。’20年、菊池寛賞を受賞。また同年、「同一雑誌におけるエッセー最多掲載回数」でギネス世界新記録に認定。松任谷由実(まつとうやゆみ):東京都出身。1972年にシンガーソングライターとしてデビューし、2020年12月1日に、39枚目のオリジナルアルバム『深海の街』をリリース。SixTONES(ストーンズ):ドラマで共演した6人で2015年に結成。2019年8月にCDデビューを発表。2020年1月22日にSnow Manと共にデビュー。・ジェシー:1996年6月11日生まれ、東京都出身。O型。・田中樹(たなかじゅり):1995年6月15日生まれ、千葉県出身。B型。Snow Man(スノーマン):アクロバットやダンススキルを駆使したステージが注目を集める9人組グループ。2020年1月22日にSixTONESと共にデビュー。・岩本照(いわもとひかる):1993年5月17日生まれ、埼玉県出身。A型。・ラウール:2003年6月27日生まれ。東京都出身、A型。鉄尾周一(てつおしゅういち):株式会社マガジンハウス取締役 編集局担当。元anan編集長「ご挨拶」司会・中井美穂中井:皆さま、本日は第1回anan AWARDをご視聴いただきましてありがとうございます。1970年に創刊し、2020年に50周年を迎えたananは、現在の日本のL判女性誌のひな型となった、日本で初めてのオールグラビアのライフスタイル女性誌です。これまで「すべての女性の、いま好きなこと」をテーマに、常にその時代の女性の気持ちに寄り添い、流行、ファッション、気分を追いかけながら、時のスターの方々を取材してきたananが、創刊50周年を記念して立ち上げたanan AWARD。ムーブメントの先駆けとなった人、時代の象徴となった人、モノ、コトに、時代を象徴するスターとしての感謝を込めて、anan AWARDを贈ることとなりました。申し遅れました、本日の司会を務めますアナウンサーの中井美穂です。どうぞよろしくお願いいたします。「ご挨拶」 anan元編集長・鉄尾周一中井:それではまず初めに、株式会社マガジンハウス取締役編集局担当、anan元編集長の鉄尾周一よりご挨拶を申し上げます。それでは鉄尾さん、よろしくお願いいたします。鉄尾:本日は、anan 50周年記念anan AWARDをご視聴いただき、ありがとうございます。マガジンハウスの鉄尾と申します。1970年3月に創刊したanan は、女性がその時代にいちばん心をときめかせるトレンドをキャッチして、anan ならではのスタイルで50年間編集してきました。創刊当初は、最先端のファッションを紹介する雑誌として、高田賢三さんや川久保玲さんなど、超一流のデザイナーに登場していただき、日本の女性のオシャレのイメージを大きく変える、モードな雑誌としてスタートしました。その後、1980年代になりますと、新しい女性のライフスタイルを次々と紹介していきます。なかでも、当時としては画期的な「女性がひとりで旅をする」という旅行の楽しみ方を紹介し、全国でanan 片手に旅する女性が急増し、アンノン族という言葉を生むほどのムーブメントが生まれました。1990年代になると、占い、ダイエット、恋愛など、それまでの雑誌では取り上げられたことはない斬新なテーマを次々に特集し、なかでも『SEXでキレイになる』は、女性が人前で語ることをはばかられていたセックスを初めて大胆に取り上げ、大きな話題になり、その後、その年のセックス特集では誰が脱いで表紙になるのか、今でも多くの読者の関心を集め続けています。多くの人気スターの方々が、続々anan に登場してくださるようになったのは2000年代にかけてのことです。当時の人気ナンバーワンのスターが誌上でバッサリ髪を切ったり、セクシーなスタイルで登場したり、はたまたダイエットに挑戦したり、意外な組み合わせで登場してくださったりしました。なかでは、ananで初めて対談したビッグカップルが、そのことをきっかけに結婚したというようなニュースもありました。創刊当時のファッショナブルなanan 、ニュートラなanan 、旅のanan 、そして1990年代以降のスターのanan 、スピリチュアルなanan 、セックスのanan 、読者の方はそれぞれ、anan と過ごした時代によってanan に対する印象は違っているかもしれません。でもそれは、それだけanan が長い歴史の中で、その時どきの読者が何を期待しているのかに真摯に応えてきたしるしなのかもしれません。anan は現在、週刊誌として年間約50冊を発行、年間発行部数は1,000万部を超えています。毎号今いちばん人気のスターの方々に登場していただき、次の号は誰が、どんな特集で表紙になるのか、毎週、発売日前々週の月曜日に配信するSNSをきっかけに大きな話題になっています。 おかげさまで今年は完売号が続出。週刊誌としては、極めて異例の重版ラッシュ、一種の社会現象になりながら売り上げを伸ばし、50周年イヤーは、まさに何度目かの黄金時代を迎えていると言ってもいいかもしれません。これもひとえに、ananに登場してくださるスターの方々や、ananに関わってくださる関係者のみなさま、そして何よりananを心待ちに、楽しみにしてくださっている読者の方々のおかげです。この場をお借りして感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。本当にありがとうございます。今後とも、「すべての女性の、いま好きなこと」に寄り添い、毎号サプライズと感動をもって編集していくつもりです。次なる60周年、そして、ちょっとばかり先の話になりますが、100周年に向けまして、編集部一同、マガジンハウス全社をあげて、ananを盛り上げてまいります。今後とも何卒ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。本日はanan 50周年のイベントをご視聴いただき、誠にありがとうございました。(拍手)中井:ありがとうございました。鉄尾周一より、皆さまへご挨拶でした。「anan創刊50周年について」 anan編集長・北脇朝子中井:それでは、続きましてananの現在の編集長であります、北脇朝子さんをステージにお呼びしまして、ananの50周年についてのお話を伺わせていただきます。北脇編集長、どうぞステージにお越しください。(拍手)中井:北脇朝子編集長です。北脇:よろしくお願いいたします。中井:実は、北脇さんと私は長年のお友達なのですが、こうして公の場所で話をするのは照れますね。せっかくですから、今日ご視聴いただいている皆さまに、編集長としてのご挨拶をお願いしたいと思います。北脇:本日はご視聴いただきましてありがとうございます。anan 50周年、駆け抜けてまいりました。本当に長い雑誌の歴史のなかで50年続けてこられたっていうのは貴重なことだなと思っております。まさにananは週刊誌で、今を生きている雑誌だと思います。今後とも頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。中井:ありがとうございます。創刊当時のananのことって何か聞いてますか?北脇:昔すぎて伝説みたいになっているんですけれど…。ちょうどこのサイズのオールカラー雑誌は日本になかったので、印刷所の方にその機械をつくってもらった、っていうエピソードがありまして、このサイズのグラビア雑誌ってなかったんだっていうのを逸話として聞いて、なるほどと思った記憶があります。中井:その時代って、まだこの大きさの女性誌がなかったんですね。とても意外な話だなと思います。いま鉄尾さんがいろいろお話ししてくださいましたけど、数多くの名物特集がananにはありました。北脇さんは名物特集と聞いたら何を思い出しますか?北脇:それこそ読者のときに見ていたことで言うと、やっぱり「好きな男」特集は自分もファンとして見ていたこともあって、anan で撮影されている方ってほんとにかっこよく登場されるので、一読者としてすごくときめきながら拝見していました。中井:私は街中スナップですね。今はもうそれだけで一冊、雑誌ができるくらいですけど、当時はなかったですもんね。全国まわって、すごいオシャレな人がいっぱいいるんだなって思ったり。北脇:そうですね、スナップ特集もありましたね。中井:あとは占いですかね。北脇:そうですね。本当に文字がみっちり書いてあるので、読み込んで一喜一憂してた記憶がありますね。中井:思い出に残っている企画と言われたら何を思い出しますか?北脇;やっぱりananといえば、皆さんが素敵に鍛えたカラダを、ご披露していただく特集が多いんですけれども、一読者として見ていたときに、これってどうやって撮影しているんだろうっていうのを、ドキドキしながら拝見していて、自分が担当させていただくようになって、撮影をするようになって、こうやって撮影するんだ…。っていうのをしみじみ見ていたことが印象深いですね。中井:北脇さんが編集長になってから、人間じゃない表紙、猫の特集とかすごい人気ですよね。北脇:そうですね(笑)。いまコンテンツとしてアニメーションとかも人気ですので、特集して表紙を飾り、すごく反響をいただいたりしています。中井:『にゃんこLOVE』はすごい人気なんですよね。北脇:そうですね。その当時、発売日に店頭からなくなってしまって、編集部でも何が起こっているんだろうと思いながら…。すごく人気だったのを覚えています。中井:あとやっぱりエンターテインメントのものが多くなったという印象があります。北脇:旬な方が、旬のタイミングでご登場いただいた時の反響が本当にすごくて。それってやっぱり今の時代のSNSとか、皆さんの声の強さもすごくあると思うんですけど、それを雑誌に反映させていただいて、この方がこのタイミングでこの特集で! っていう時に、発売前になくなってしまうとか、予約だけで品切れになってしまうような現象というのは、今の時代だからなのかな、と思っています。本当にたくさんのスターの方に出ていただいていること、そして本当に今だ! っていう時に出ていただいていることって、本当にありがたいなと思っています。中井:男性の表紙が多いには多いんですけど、女性の表紙も印象的なものが多いですよね。私はやっぱり田中みな実さんは衝撃だったんですよね。北脇:そうですよね。私も実際に撮影前に打ち合わせさせていただいた時に、あまりにもストイックなことに感動しまして、素晴らしい方だなと思って。撮影の時にいろいろご自身でもアイデアを出されていて素晴らしいなと思いました。中井:あそこからやっぱりみな実さんは、本当に女性にとっての憧れの人になっていったのかなと。北脇:女性にとってターニングポイントになるような特集とか、カタチを作らせていただいているのは、すごく媒体としてありがたいなと思っております。中井:ずっと表紙の写真を皆さんにご覧いただいておりますけれども、この半世紀の流れというのを見ても時代がわかりますし、いま現在を見ても、表紙ってすごく重要ですね。北脇:そうですね。私もこの50周年を担当させていただいて、やっぱり創刊当時の表紙、あと週刊誌で一冊一冊がその時その時の時代を現す撮影をさせていただいているので、それが毎週であり、それが1年であり、50年でありっていう単位で見ていくと、すごくその時代を表しているっていうのがanan の面白さだなと思っていて。やはりその時の旬な方が、この特集で! っていうのがanan のダイナミズムなのかなと思い、それを心掛けております。それを俯瞰で見た時に歴史が、時代が見えてくるっていうのが面白い雑誌だなと、そうであろうと思って編集しております。中井:タイトルのつけ方も、本当に歴代の編集長カラーがものすごく出てますけど、北脇さんはやっぱりキャッチーな言葉がすごく多いのかなと。北脇:ありがとうございます(笑)。いつも悩みながらつけさせていただいていて、登場いただく方のイメージと特集を寄り添わせながら何本も考えて、その方をちゃんと後押しできるというか、応援するメッセージがキャッチのなかに入っていくような言葉、それをちゃんと写真に載せて伝えていくっていうことをananとしては心掛けております。中井:最後になりましたけれども、これからのanan も楽しみにしております。北脇:すみません。グダグダですよね(笑)。中井:もういいんですか(笑)。最後にメッセージとかないんですか!? 編集長ですから(笑)。北脇:はい(笑)。50周年イヤー、こういう時代のなかですけれども、駆け抜けております。「すべての女性の、いま好きなこと」を追いかけながら、これからもがんばっていきたいと思いますので、ぜひこれからもよろしくお願いいたします。ありがとうございます。中井:ありがとうございました。北脇朝子編集長でした。『anan AWARD特別賞』黒柳徹子中井:さて、本日お届けしている第1回anan AWARDは、『anan AWARD特別賞』、『anan AWARD 50 th大賞』、そして『anan AWARD 2020大賞』を発表してまいります。まずは、anan の創刊に大きな影響を与えた方にお贈りするこちらの賞の発表です。(映像『anan AWARD特別賞』黒柳徹子)中井:『anan AWARD特別賞』は黒柳徹子さんです。ananの創刊直前に、創刊スタッフの耳に入ってきた。“アンアン”という言葉の響き、それは黒柳徹子さんが訪れたロンドンにいたモスクワ動物園のパンダ、アンアンの名前でした。大のパンダ好きの徹子さんが、この時のことをお話になったことがananという誌名の誕生の大きなきっかけとなりました。だから、ananのキャラクターアイコンは創刊当時からパンダのマークなんですね。おかげさまでananはパンダのように可愛く、刺激的な雑誌として知られるようになり、半世紀たった今、誰もが名前を知っている日本の女性誌の代名詞に成長しました。この素晴らしい名前のヒントをくださった生みの母として、半世紀以上にわたるご活躍の中、今なお『徹子の部屋』を中心としたテレビ番組、また、舞台の活動も精力的にされ、私たちに常に刺激を与え続けてくださる存在、まさに日本のカルチャー、エンターテインメント界の母と言えるのではないでしょうか。今回、anan AWARDの発足に際し、多くの感謝を込めて、特別賞を贈らせていただきます。残念ながら、本日黒柳さんはこちらの会場にお越しいただくことはできませんでしたが、メッセージ映像をお預かりしております。ご覧ください。(黒柳徹子さんのメッセージ映像)皆さまこんにちは。黒柳徹子です。『anan AWARD 特別賞』をいただきました。ありがとうございます。そして、こんな素敵な金色のパンダもいただきました。こんな嬉しいことはありません。本当に嬉しいです。さて、『anan AWARD 特別賞』というものはどういうものかというと、それはananを大好きで、いつもananを読んでいるということもありますけれども。元々、ananという本ができる時、みんながどういう雑誌にしようかなと考えている時に、私がちょうどイギリスに行きまして、イギリスのチチという雌のパンダのところに、アンアンというロシアから男のパンダの子が結婚しに来ていた。その結婚は結局うまくいかなかったんですけれども。そのアンアンが来ていたという話を私がすごい勢いで話してましたら、皆さまがそこでお聞きになって「うーん、本の題名は“アンアン”がいい!」ということになりましたのが、そもそもananという本の題名になったの。だから雑誌にパンダの絵が描いてあるんですよ。どういう関係があるかとお思いでしょ、皆さん。あそこにパンダの絵が描いてあるのはそういうロシアのアンアンの、とっても素敵なアンアンでしたけど、雄のパンダのお話から出たことなんです。50周年を記念し、50年雑誌を続けるということは素晴らしいことだと思います。常に新しいことを発見して、そこにお載せになって50年。本当におめでとうございます。50年ということで、このanan AWARDをいただいたことになるんですけれども、毎年、色んなことでアワードができるんだと思いますけれども、皆さまが素晴らしいご活躍をされることを心から祈っています。まあ100年長生きするかたはもしかしたらanan の編集部にいらっしゃるかもしれませんよね。常に新しく皆さまがいろんなことに興味をお持ちになって、また、読者の方でもこういうのが欲しいなと思って一生懸命活躍しようという方がいらっしゃるかもしれない。そういういろんな面白いことを考えると、これから先、本当に私もワクワクしながらananのいく末を見守りたいと思っています。anan AWARDスタート!(以上、黒柳徹子さんのメッセージ映像)中井:ありがとうございます。『anan AWARD特別賞』に輝きました黒柳徹子さんのメッセージでした。『anan AWARD 50 th大賞』林真理子中井:さあ、続いては創刊50周年、記念すべき初のアワードである今年、半世紀のエンターテインメントの歴史を見つめる中で、長い間人々の絶大な支持を受け続け、エターナルに「すべての女性の、いま好きなこと」を体現してくださっている方。そして、anan 誌面においても多くの機会で読者を励まし、刺激し続けてくださっている方に、50周年の顔としての『anan AWARD 50 th大賞』を贈らせていただきます。この『anan AWARD 50 th大賞』はおふたりに贈らせていただきます。まず、おひとり目はこの方です!(映像『anan AWARD 50 th大賞』林真理子)中井:『anan AWARD 50 th大賞』。1人目は林真理子さんです。林さんは直木賞をはじめ、本年の菊池寛賞などの文学賞や、一昨年には紫綬褒章も受章されるなど、文字通り日本の女流作家の第一人者でいらっしゃいます。anan においては連載エッセイ、『マリコ・ストリート』スタート以来、35年間連載を継続中です。途中何度かのタイトル変更を経て、現在は『美女入門』として、巻末ページの連載を続けていただいており、これは日本における作家の方の最多連載の記録となっております。恋愛、ダイエット、ファッション、メイク、取りあげられる話題は毎週さまざまですが、語られる視点は一貫して読者と同じ視点です。多くの読者の興味や願望の対象に、いち早く身を挺してトライされるフットワークの軽さ、共感性の高さは、今なお“ananを後ろから開かせる女”として人気を誇っています。作家活動の偉大な功績に加え、anan連載において、長年にわたって読者に共感と勇気を与えていただいたことに対し、感謝を込めて『anan AWARD 50 th大賞』を贈呈いたします。林さんからもメッセージ映像をお預かりしております。ご覧いただきましょう。(林真理子さんのメッセージ映像)林:この度は、思いがけない賞をいただきまして、本当に嬉しいです。私、もうずっとダラダラダラダラ書いているだけなのに、こんなに素晴らしい賞をいただいていいのかと思って…。この金色に輝くパンダ。いま持っている手も震えています。やっぱりオシャレですよね、ananってこういうトロフィーも。50周年っていうと、ひとりの男の人、女の人が中年になる年、半世紀です。どれだけお役にたったか、私は本当に自信がなかったんです。本当に書かせていただいてありがとう、続けさせていただいてありがとうという気持ちでいっぱいなのに、なんとananからこんな素晴らしい賞をいただきまして、もう本当にありがとうございますとしか言いようがありません。このパンダを、今日はずっと抱いておうちに帰りたいと思います。私もこれから頑張ります。本当にありがとうございます。anan 50周年、本当におめでとうございます。私も45年という長い間、エッセイを書かせていただいて本当に光栄に思っております。モノを書く人間にとって、ananにコラムを持つということが、どんなに大きく、すごいことだっていうことを普通の読者の方々はわからないと思いますけれども、実力があるっていうことと、何より旬の人間だということを認めていただいているということだと思います。私はずっと書き続けて、もういい歳をしたおばさんになってきましたけれども、ananからご用命をいただいているということは、何より嬉しく誇りに思っております。これからもananが、ますます発展し続けて、多くの女性の憧れの雑誌であり続けることを祈っています。私もそこの書き手として、いつまでもご用命いただければと思っておりますが、年齢的にどうなるかわかりませんけれども、ご用命がある限りは頑張って書かせていただきたいと思います。いつもanan が届けられるたびに、華やかな雑誌に1ページ持っていることの嬉しさはずーっと持ち続けています。このような素晴らしいパンダちゃんをいただきまして嬉しいです。本当におめでとうございました。(以上、林真理子さんのメッセージ映像)中井:林真理子さんでした。ありがとうございました。『anan AWARD 50 th 大賞』松任谷由実中井:それでは続けてまいりましょう。『anan AWARD 50 th 大賞』。2人目はこの方です。(映像『anan AWARD 50 th 大賞』松任谷由実)中井:松任谷由実さんです。松任谷由実さんは、言わずもがなの日本におけるポップシーンのミューズのレジェンドです。デビューから48周年、常に女性たちの共感を集める楽曲を提供してきた、その偉大すぎるアーティストとしてのご活躍で、日本の女性アーティストとしての代表的な存在です。anan には70年代からの初登場以来、毎年のようにご登場いただき、時のスタイリスト、メイクアップアーティストの方々との誌上における刺激的でクリエイティブな共演で、日本の女性誌のファッションカルチャーのひとつの形を牽引しました。かつ、インタビューページでは、頼れる先輩として、恋愛や仕事、生き方などさまざまなテーマで、読者への愛あふれるアドバイスをいただいてまいりました。偉大なエンターテイメント、カルチャーの先輩として、エターナルな憧れの女性として、感謝を込めて『anan AWARD 50 th大賞』を贈らせていただきます。もちろん、金のパンダを贈呈させていただきます。そして、本日はなんと松任谷由実さんにこちらの会場にお越しいただきました。どうぞ拍手でお迎えください。松任谷由実さんです。(拍手)中井:はい。それでは金のパンダをお持ちください。(松任谷さんが金のパンダを手に取る)中井:いいですねぇ。しばらくそこでお写真を撮らせていただきます。中井:はい。よろしいでしょうか。ありがとうございます。初の『anan AWARD 50 th大賞』の感想をお聞かせいただくんですが、それではお椅子に座っていただいてから伺わせていただきたいと思います。いかがですか。松任谷:もうめちゃくちゃ嬉しいです。中井:このパンダ、ご覧になったのは初めてでしたっけ。松任谷:初めてです。中井:どうですか。金のパンダ。松任谷:目が…。目も金色なので…。パンダじゃないといえばパンダじゃ…(笑)中井:(笑)松任谷:でも愛らしいです。近くで見ても愛らしいです(笑)。中井:おうちにあるたくさんのトロフィーのなかに、このanan パンダも入れていただけると。松任谷:この先、何か成功することがあったら、(目を)マーカーで黒く入れたいと思います。(会場が笑いに包まれる)松任谷;それじゃ達磨みたいじゃないですかね(笑)。中井;そう達磨ね(笑)。でもいろんな使い方をしていただいて、anan パンダ。クリエイティブに遊んでいただければと思うんですけれども…。松任谷さんは、この50周年を迎えましたanan なんですが、ロングインタビューによると、デビュー前からanan をご覧になっていたということがわかったわけですけど。松任谷:そうですね。シンガーソングライターとしてデビューする少し前に創刊されたと思います。その時はね、なんか日本っぽくなくてステキだなーっていう印象がありました。中井:由実さんに…。あ、由実さんって失礼ですね。松任谷:いやいや、いいですよ。中井;ユーミンに登場していただいた時って、anan って今は、みんなタレントさんが出る時もヘアメイクさんとか、スタイリストさんとかつくのが当然の時代ですけれども、その時は皆さんご自身でスタイリングされたりしてたんですか?松任谷:そうです。スタイリストって職業も、ヘアメイクって職業もなかった頃です。中井:1978年に、最初にユーミンに登場していただいたんですが、その後にもたくさんのファッションの特集や、読者の相談にものっていただきました。印象に残っている撮影のエピソードなどはありますか?松任谷:そうですね。ファッションっていうより読み物のページのほうが印象が強いので。anan の撮影はどれもファッションの場合はワクワクして出かけた覚えがありますけど、さきほどもご紹介いただきましたが、今回はどんなスタイリストさんかしらとか、いつもしていただいているヘアメイクさんにせっかくanan なんだから私も冒険してみようとか、新しい出会いがあって、それを楽しみに出かけていきました。読み物としてね…いいですか言っちゃって。中井:大丈夫です。松任谷:読み物として、長らく「贅沢なおやつ」というページをさせていただいて、4人でリレー式だったんですけど。他の方のものも参考にしたり、いまだにファンでいるスイーツもありますし、自分にとってスイーツが生活の中ですごく大事だなっていうのをその時期にしみじみ感じました。中井さんから教えていただいたパニエ。中井:はい。美味しいですよね。松任谷:青山のパイ生地の…。中井:そうなんですよ。あそこでしか売ってないっていう。嬉しいです。松任谷:昨日も食べました。中井:ほんとですか! これは宣伝になってアレですけど。『フランセ』っていうお店で。お店も素敵なんですよね。松任谷:そうなんですか。私は実際行ったことがなくて、フレンチカンカンみたいなイラストがね、缶に描いてあって、なんでかしらと思ったら、パイがスカートの形をしているんですよね。中井:そうなんですね!松任谷:パニエって、スカートを膨らますなかにペチコートのようなことを言うんですけれど、サクッとしているんだけど、空気を含んだ。めちゃくちゃ美味しいですね。中井:嬉しいです。召し上がっていると聞いただけでも嬉しいです。今年の3月4日発売号が、anan 創刊50周年の記念の特別号だったんですね。そこでユーミンが何を仰ってたかというと、時代とともに変わっているように見えるのは現象として表に見える部分だけであって、目に見えない部分というのは、むしろ変わっていないっていう、本質を変えないために表を変えているんじゃないかって仰ってたのがすごく印象的だったんですけれども。anan の本質っていうものをユーミンさんはどう見ていらっしゃるのかなと。松任谷:今でもパイオニア精神に満ち溢れていると思います。そういうのはすぐ真似されちゃうんですよ。だから一見表面では、すぐ当たり前になってしまうんだけど、持続可能なんですよね、自分が生み出した、開拓したものは。なぜなら姿勢が変わらないから、次の新しいものを見つけることができるので、真似されたら次に行けばいいっていうフットワークの軽さとエネルギーがananには未だに感じられます。他社の話になっちゃうと問題あるかな…。初期の頃に、アンノン族っていう言葉が、もう死語ですけど。中井:軽井沢にね。ananかnon-noを持っていく女の人たちのことを、よくアンノン族と言いましたけど。松任谷:anan とnon-no。2大雑誌だったんですけど、当然anan が先駆的で、後からのnon-noは、その分発行部数は多かった。やっぱりパイオニアっていうのは、そこに行くためのエネルギー、取材の煩雑さとか、まだやっていない所に行くわけですから、そこにすごくエネルギーを使うわけですよ。ひとつ雛型があるところを後からする分にはその分セーブできるでしょ。私は自分の姿勢としても、断然anan だったので。ごめんなさい(笑)中井:でも、全然個性が違う雑誌ですものね。アンノン族ってひとことにまとめてましたけど、読んでる側からすると、全く違う雑誌の個性だったのになと思います。可愛らしいものが好きなファンと、エッジイなanan という違いが随分あったと思います。これからのanan にユーミンは何を求めますか?松任谷:この姿勢をずっと貫いてほしいなと思います。今まで社会現象を起こすような特集が何回もされてきましたけど、そういう号ってあるだけでわかるんですよね。宣伝で煽られて、ってことでなく、口コミとかの前から、表紙が発光しているんですよ。その見えないはずなんだけれど、感じるオーラみたいなものを追求していってほしいなと思います。中井:すごく嬉しいと思います。いま編集に携わっている人たちにとっての大きな道標になっていくのかなと思いました。そして12月1日にユーミンさん、アルバムが発売になります。4年ぶりで通算39枚目となるアルバム『深海の街』。どんなアルバムになりそうですか?松任谷:ずばりコロナ。2020年という世界史に残る未曾有の年に、絶対リリースしたかった内容です。自分のために歴史に残る年を記録しておきたかった。キャッチコピーは「愛しか残らない〜深い海の底で僕たちは気づいたんだ」という。ビジュアルは海底で潜水服を着た男女が抱き合っているものです。いろんなタイプの曲が入っていますが、私自身このコロナ期にほぼ全編自宅録音だったんですよ。中井さん、家に遊びにいらしたことありますよね。中井:おじゃましたことあります。えー! 自宅で、ですか? 全編?松任谷:ホームスタジオって聞くと、マンションの一室で打ち込みしているようなイメージがあるかもしれませんが、大間違い。リリースできるまでのクオリティのものができるスタジオが自宅にあります。プロデューサーである主人と、ステイホームの間中、レコーディングしてました。だからその1コマ1コマが刻みつけられてて、あぁ、その時を思い出すアルバムだなと思います。何を感じてほしいかと言うと、先ほどのanan の話と一緒なんですけど、キャリア48年だけれど、この後に及んでなお、音楽的成長、新しい詩の世界とか、その伸びしろを貪欲に追求するというエネルギーを感じてもらえたら嬉しいなと思います。中井:ありがとうございます。いま、こうしてユーミンのそばにいるだけでエネルギーのおこぼれをいただいている感じがします。松任谷:5000円いただきます!(笑)中井:5000円っていう値段設定はどこからでてきたんですか?(笑)松任谷:なんとなく(笑)。中井:12月1日に『深海の街』というアルバムが発売されます。本当にアルバムジャケットから心を鷲掴みにされますが、いまのお話を聞いたらさらに、私たちも2020に聴くべきアルバムだなという気持ちになってまいりました。それでは、本日配信で皆さまこの様子をご覧いただいているんですが、ユーミンからメッセージをいただけますでしょうか。松任谷:えー、これからもanan よろしくお願いいたします!中井:いいですね(笑)。 短い! そしてストレートなコメントをいただきました。ありがとうございました。『anan AWARD 50 th大賞』を受賞されました松任谷由実さんでした!中井:ありがとうございました。場の空気っていうのがこんなにも一瞬にして、わぁっと変わっていくのは、本当にさすがだなと思いますし、いつになっても憧れの、本当に、素敵な素敵な女性でいらっしゃるなということを痛感いたしました。ありがとうございました。『anan AWARD 2020大賞』SixTONES&Snow Manさあ、それでは、続けて参りたいと思います。続いては、anan 50年の歴史の中で、初めてAWARDを立ち上げた年の、映えあるAWARD大賞、『anan AWARD 2020大賞』の発表です。2020年の時代の顔の頂点、週刊誌として、毎週様々な時代のスターと、旬のトレンドを捉えているananだからこそわかる2020年。最高で最大に話題となったスターの方へ贈呈させていただきます。(映像『anan AWARD 2020大賞』SixTONES&Snow Man)(田中樹さん、ジェシーさん、ラウールさん、岩本照さんが登場)中井:ありがとうございます。皆さん勢揃いしていただきました。それでは、50年前からananのキャラクターになっているananパンダより、「金のパンダ」を皆さまに、お手渡しすることができませんので、持ってまいりますので、ひとつずつ選んでください。岩本:(金のパンダを手にとる)ラウール:(金のパンダを手にとる)ジェシー:(ananパンダを掴もうとする)中井:ジェシーさん違います。田中樹:(金のパンダを手にとる)中井:はい。ananパンダ。ありがとうございます。それでは、改めてご紹介させていただきましょう。『anan AWARD 2020大賞』を受賞されました、SixTONESよりジェシーさん、田中樹さん、そしてSnow Manより、岩本照さん、ラウールさんです。ようこそお越しくださいました。4人:よろしくお願いいたします。中井:よろしくお願いいたします。中井:さあ、皆さんのことはよくご存じでいらっしゃるかと思いますけれども、ここで少しだけご紹介させていただきます。SixTONESの皆さまは、2020年1月22日にデビュー。デビューシングル『Imitation Rain/D.D.』は、たちまちミリオンを突破。デビュー前からいち早くYouTubeにて専門チャンネルを開設。デジタル発信アーティストとして、様々なパフォーマンスを披露しています。新人離れしたアーティスト性の高いスタイリッシュなパフォーマンスも常に話題的です。現在進行形で快進撃を続けていらっしゃり、日本中に幅広くムーブメントを巻き起こしている、まさに、2020年の顔といえる存在。SNSやデジタルを駆使したアーティストとしての活動は、ニュースターとしてトレンドの象徴ともいえる存在です。ananでは2019年3月27日発売の『色気の法則』で表紙に初登場。同じ年の12月17日発売の『熱狂の秘密』特集と合わせて表紙にご登場していただいた号が、2号連続で重版となる人気ぶりでした。2020年1月22日には、Snow Manの皆さまとともに、デビュー当日にanan史上過去最多の15人によるワンショット表紙を飾っていただきました。「クローズアップ」連載ページでのメンバーの皆さんのソロでのご登場も常に話題になる中、2020年7月22日『チャージ&デトックスレシピ』特集の表紙登場も完売となっています。これまで表紙にご登場いただいた号は、いずれも完売です。来週11月11日、ご自身のサードシングル発売日の同日に『とっておきの贈り物』特集で4度目の表紙を飾っていただいております。ありがとうございます。そして、Snow Manの皆さんです。Snow Manの皆さまは2020年1月22日にデビュー。デビューシングル『D.D./Imitation Rain』はたちまちミリオンを突破。コロナ禍においても常にYouTubeやSNSで日本中に元気と夢を与え続けています。現在進行形で、日本中に幅広くムーブメントを巻き起こしており、新しい様式に合ったアーティストとしての活躍を牽引。10月7日に発売された2ndシングル『KISSIN’MY LIPS/Stories』もミリオンを突破。冠番組も2021年元日、全国放送が決定され、まさに破竹の勢い、今年のニュースターとしてのトレンドの象徴ともいえる存在です。ananでは2019年6月26日発売の『Nextジェネレーション2019』特集に初の表紙でご登場となりました。予想を上回るあまりの人気に重版となっています。その後50周年のスタート号である2020年1月8日発売の『時代を創る』特集で再び表紙に登場してくださっています。さらに2020年1月22日デビュー同日には、SixTONESの皆さんと共に、anan表紙誌上過去最多の15人で表紙を飾っていただきました。「クローズアップ」連載ページでのメンバーの皆さまソロでのご登場も常に話題になる中、渡辺翔太さんが表紙を飾った8月19日発売の『モテコスメ大賞』特集ではボーダーレスな時代のなかで『コスメ大賞』特集初の男性でのソロの表紙となり、非常に話題となりました。anan50周年史上で初めて発売前に重版になるほどの人気を博しました。2020年10月7日、2ndシングル同日発売の『愛される男たち』も発売後、即完売となりました。現在、「滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movieの軌跡」で短期集中連載中です。メンバーの皆さまには毎週ご登場いただいておりまして、こちらも話題となっています。長い間お付き合いいただきありがとうございました。改めて『anan AWARD 2020』大賞の受賞、誠におめでとうございます!4人:ありがとうございます!中井:さあ、それでは喜びの声をお二方に聞いていきたいと思います。まずはジェシーさんから大賞受賞の感想をお願いいたします。ジェシー:はい。ジェシーのSixTONESです。田中:逆!ジェシー:あ、逆でしたね。すみません。SixTONESのジェシーです。今年デビューして、いきなりこういう賞をいただけることにとても感謝しております。今後もいろいろな賞をいただけるように頑張っていきたいと思います。応援のほどよろしくお願いいたします。中井:ありがとうございます。それでは続いて、ラウールさんお願いいたします。ラウール:はい。僕たちがこういう〇〇大賞みたいなものを受賞するっていうことを想像していなかったので、とても嬉しいです。それと、Snow Manが、Snow Manとして表紙を飾るたびにファンの方がすごく盛り上がってくれて、それこそこの前だと、渡辺が表紙をやったときも、メンバーの中でもananの表紙をひとりでやっているってすごいことだよね、ってことで話題になりまして、本当にこういう賞をいただけてとても嬉しいです。中井:ありがとうございます。先ほど皆さまに登場していただいて、撮影のようなスタイルでこちらまで上がってきていただきました。その時に撮影した写真をここで一緒に見て感想を伺っていこうと思います。本当にもう出来上がっているんですか? そういう時代なの? まずはこちらから、1枚目です。(登場時に撮影された写真が投影される)中井:ジェシーさん、田中さん、どうですか?ジェシー:すごーい! 可愛いですね。田中:可愛いとは思わないですね!ジェシー:あ、カッコイイです。言葉を間違えました。田中:すごいね。こんな…。でも、まだやっぱり若干緊張してますね。ジェシー:してるね。でもそれがまた可愛いですね。田中:可愛いって…。ずっと間違ってる。カッコイイです。ジェシー:(笑)中井:こういう大賞の発表の時に撮影も一緒にやるって斬新ですよね。ジェシー:初めてですね。田中:なかなかない経験ですね。中井:ねぇ。じゃあ皆さんリハーサルで入れられて立ち位置とか…。ジェシー:そうですね。確認させていただいたんですけど。中井:すごい。どうでした?ジェシー:普段やる僕たちのライブよりも緊張しましたね。中井:またちょっと狭い感じのところなのでね。ジェシー:でもよかったです。田中:カッコよく撮っていただいて。中井:よかったです。それでは、続いてこちら見てみましょう。2枚目です。(2枚目の写真)ラウール:どこ見てるんですか、僕…。大丈夫かなぁ。堂々としてたつもりなんですけど。岩本:カッコイイよ。ラウール:ありがとうございます。(笑)岩本:こうやってすぐ撮っていただいたのが見られる時代なんですね。ラウール:ほんとキレイに撮っていただいてありがとうございます。岩本:ありがとうございます。中井:おふたりの個性の違いも出ているかと思います。さあ続いてはこちらです。3枚目。(3枚目の写真)中井:これは今すぐ表紙に…っていう感じの写真ですね。ジェシー:今すぐ表紙に! お願いします! いますぐ!4人:(笑)田中:今すぐには無理だよ(笑)。中井:これは、ポーズは?ジェシー:自由です。田中:特に決まりはなく、その場の雰囲気でやらせていただきました。中井:あれですね。正面向きの方と、やや斜めっていう方に分かれていますけれども。田中:3人がすごく身長大きくて僕がちょっと小さく見えるのが…。ジェシー:逆に目立つからいいじゃない(笑)。中井:いろんな意見がありますけれども、すごいですね、これ。撮っていただいたのがカメラマンの森山将人さんという方で、皆さんの表紙をいつも…。岩本:はい。ジェシー:お世話になっております。中井:実際に撮影しているフォトグラファーが、本日もご登壇の撮影をしていただいたということなので、皆さんにとってはいつもお世話になっている…。ジェシー:そうですね。何度も何度もカッコよく撮っていただいているので。田中:ありがとうございます。ジェシー:そろそろこっちから写真撮ってあげたいなって。田中:逆。撮らなくていい。そういうシチュエーションないから! カメラマンさんが撮られるシチュエーションないから!中井:なんかこう4人で並ぶのって、すごいいいですね! すごく新鮮なんですよね。なかなか4人で、ってないというか。ジェシー:確かに、僕たちも新鮮ですね。ラウール&岩本:そうですね。田中:SixTONES、Snow Manのメンバー全員15人で、っていうことはよくあったんですけど、この4人っていうのは、なかなかないですね。中井:そうですね。楽しいですか? 大丈夫ですか?田中:もちろんです。久々にSnow Manのメンバーと会えたので。中井:それでは皆さんにお話を伺わせていただきますが、まず、ジェシーさんから、今年一年のSixTONESの活動を振り返ってみて、どうですか?ジェシー:そうですね。1月22日にデビューさせていただいて、シングルも11月11日に3rdシングルが出て、こんなにスピードが速くていいのかなっていうぐらいビックリしていています。SixTONESは音楽をメインに考えていまして、やっぱりJr.の時はなかなか世の中に僕たちの楽曲を披露することは少なかったんですけれども、デビューしたことによって、いろいろな人に僕たちの音楽とパフォーマンスが伝えられる一年になったので、先輩たちにも後輩たちにも負けないように、今後も最強なSixTONESを見せていきたいと思います。中井:岩本さんは?岩本:そうですね…。本当にいろんな経験をさせていただきました。初めてジャニーズでデビューコンサートを配信っていうのも初めてですし、僕たちSnow Manは“初”ってつくものを取りにいきたいって思いがみんなあるので。メンバーの渡辺が、発売前に重版、初じゃないですか。本当に自分のことのようにメンバーみんなで盛り上がりましたし、これからもたくさんの“初”を。でも僕たちだけで取れるものではないので、改めてファンの皆さんの力や、目に見えない力の感謝の気持ちを持てた一年だったかなと思います。中井:はい。ありがとうございます。皆さんはYouTubeやSNSなどでエンターテインメントを発信されていらっしゃいますよね。田中さんはYouTubeでメンバーの皆さんと一緒にカッコイイところとコミカルなところ、両面を出しているかと思います。田中:はい。限りなく素に近く、ナチュラルでいようっていうのは、心がけているというか、自然とそうなっていったんですけど。だいたい僕たちの動画っていうのは10分前後のものが多いんですけど、その動画でさえ数時間撮影するぐらい、自分たちも予想できなかったぐらい盛り上がってしまって。だいたい僕たちのYouTubeの撮影は“時間が押す”っていうぐらい、毎回気付いたら楽しんでしまっていて、お仕事として皆さんに僕たちの良さを届けるっていうことはもちろんなんですけど、僕たちが心がけている、自分たちがまず一番楽しむっていうことを実践しながらできているなと思いますね。中井:“ステイホーム”中は皆さんのYouTubeやSNSにとっても励まされたという声も多く聞かれました。ラウールさんにお伺いしたいんですが、ファンの皆さんとのSNSを通じた交流、どういうふうに思っていますか?ラウール:僕たちもYouTubeとWeiboをやっているんですけど、動画をあげたり写真をあげたりする度に、皆さんのリアクションが返ってくるという感覚がすごく新鮮で、それこそいま、直接会えない時期だからこそ、その言葉に励まされるというか、その言葉を見て力が出るっていう環境がものすごくありがたいことだなって思います。中井:ありがとうございます。さあここからはananのお話を伺っていきますが、田中さんにとってananってどんな存在ですか?田中:僕たちが初めてSixTONESとして表紙をやらせていただいたのは、ジャニーズJr.の時になるんですけれども、僕たちがジャニーズJr.の時といったら先輩方が表紙で、セクシーな、大人な表紙を飾るイメージがあったので、それをJr.の僕たちがやらせていただけるということで、少し、大丈夫なのかなって不安に思ったりしたんですけれども。表紙を飾らせていただいて、ありがたいことに、皆さんのお力添えもあり、重版になったということで、そこで一安心したというか。さらに僕たちがそこで頑張るぞと新たに決意を固めて、勢いが加速するきっかけにもなったので、今度11月11日3rdシングルの発売のタイミングでも表紙を飾らせていただきますし、毎回いいタイミングで表紙をやらせていただいたりするので、すごくありがたく思っております。中井:はい。岩本さんはどうですか?岩本:はい。自分たちの知らない自分たちっていうのを、ananさんには引き出していただいているなって印象です。撮影をさせていただいている時から、仕上がって見た時に、このメンバーってこんな表情するんだっていう、自分たちでも新たな発見をするぐらい、新しい一面を引き出していただいているなって思います。中井:いま田中さんから11月11日にananの表紙に出ますっておっしゃてましたけれども、撮影はどんな感じだったかっていうのを、ジェシーさん。ジェシー:撮影は、僕たち、カッコつけてと言われても笑っちゃうんですよね。そこを我慢して、めっちゃカッコつけて挑んだんですけれども。本当にいつもananさんの撮影で、いまイワモっちゃんも言ったんですけど、違う自分たちを出せるので、そこはまた経験だったり、学ぶこともあって、いつもいろいろカッコつけるんですけど、そのライティングとか状況によって、また違う顔が出せているのかなっていう。それでまたファンのみんなが喜んでくれるので、まずファンの皆さんが何か感じてくれることがあれば、僕たちは嬉しいので、今後もやっていきたいですね。中井:Snow Manの皆さまは12月4日、主演映画『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』の全国ロードショーを控えております。そんな中でのananの連載なんですが、岩本さん、どんな作品になっているか教えていただけますか?岩本:『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』はですね。映画でもなく、舞台でもない、をコンセプトにした究極の和のエンターテインメントです。新橋演舞場で撮影させていただいたシーンもあるんですけれども、今まで『滝沢歌舞伎ZERO』をご覧になっていただいた方、そうでない方が、劇場に足をお運びいただいて、家族とか、友達と観ていただいて、僕たちのエネルギーっていうのを存分に味わってほしいなと思います。中井:本当に想像を絶するエネルギーを、観ているこちらが受け取ることのできる素晴らしい舞台だと思います。ありがとうございます。それでは最後になりますが、記念事業初の『anan AWARD 2020大賞』を受賞されたSixTONES、Snow Manの皆さんを代表してお二人から一言ずついただきたいと思います。それでは田中さんからいただきましょう。田中:本当にこのような賞をいただけて、他のメンバーとも、まずこの話を聞いた時にみんなで喜びあったりとかして。嬉しいのはもちろんなんですけど、すごく光栄な賞をいただいて改めて、今の時代の顔だけでなく、何年経っても、その時の時代の顔と言っていただけるように、身を引き締めて、ファンの方と一緒に手を取り合って、チームSixTONESこれからも精進していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。中井:熱いメッセージをいただきました。ありがとうございます。では、続いて岩本さんお願いいたします。岩本:本当にこのananさんの記念すべき日に、初っていう賞をいただいたのは、またSnow Manが初をとることができたのは、本当に支えてくださっているファンの皆さまのおかげです。5年後、10年後、また第何回、となった時に、またこうしてSnow Manが来られるように、ファンの皆さんと共に、これからの時代を駆け抜けたいなと思います。ありがとうございました。中井:ありがとうございます。残念ながらお時間が来てしまいました。『anan AWARD 2020大賞』を受賞されましたSixTONESよりジェシーさん、田中樹さん、Snow Manより岩本照さん、そしてラウールさんでした。皆さま本当にありがとうございました。4人:ありがとうございました!中井:皆さま本当にありがとうございました。四人四様ですね。すごく楽しい会になりました。本日は第1回anan AWARDをご視聴いただきましてありがとうございました。創刊50周年を迎えたananでは、これからも「すべての女性の、いま好きなこと」をテーマに、時代の女性に寄り添い、流行・ファッション・気分を追いかけてまいります。皆さんどうぞこれからのananにもご期待ください。本日はお付き合いいただきましてありがとうございました。
2020年12月25日今年で創刊50周年を迎えたanan。アニバーサリーイヤーを締めくくるイベントとして、11月7日・8日、そして18日に、渋谷で大規模な「ananフェス」を初開催!乃木坂46も登場しました。no.2224女子の流行モノ’20秋4年続けて乃木坂46と全員コラボしている、ananの「女子の流行モノ」特集がイベントに!11月4日発売号の表紙を飾った乃木坂46から、齋藤飛鳥さん、山下美月さん、久保史緒里さん、賀喜遥香さんも登場。「女子の流行モノ」の一つであるグランピングをイメージしたファッションに身を包み、ランウェイを颯爽と歩いて、アクティブなキャンプガールの装いを見せてくれました。トークショーでは本誌の企画と連動して、それぞれが今ハマっている「マイブーム」について紹介。齋藤さんは「正直、今は全然持ち歩いていないんですけど(笑)」と言いながら、カメラにハマっていることを告白。するとメンバーからは、「私のことも撮影してほしい!」「飛鳥さんの写真見てみたい」などリクエストの嵐に!齋藤さんがカメラにハマっていることを知らなかったメンバーに、「飛鳥さんは秘密主義」と、意外な一面を引き出される場面も。また、賀喜さんが豆腐料理を試していることを明かすと、「私も豆腐チャーハンを作っています。私のほうがたぶん、賀喜よりも詳しいと思う(笑)」と山下さんが同じく豆腐好きをアピール。4人のテンポのよい掛け合いに場が和みました。そして、「皆さんにとってananとは?」という質問には、「今まで知らなかった世界を発見できる教科書的な存在」とコメント。トレンドを発信する雑誌として、共感と新鮮味を持って読んでくれているそう。最後にananで挑戦してみたい企画についてMCのフリーアナウンサー・青木源太さんから問われると、「齋藤飛鳥というカルチャーを全世界に伝えたい!」と山下さんが提案。メンバーも知らない齋藤さんの一面を引き出す企画が、本当に実現するかも!とステージは大いに盛り上がりました。(写真1枚目から)齋藤さん・ニット¥45,000(ソマルタ/エスティーム プレス TEL:03・5428・0928)キュロット¥8,900(コロンビア/コロンビアスポーツウェアジャパン TEL:0120・193・803)マフラー¥7,900(エーグル/エーグルカスタマーサービス TEL:0120・810・378)靴¥15,500(キーン/キーン・ジャパン TEL:03・6416・4808)靴下はスタイリスト私物山下さん・マウンテンパーカ¥29,000(ダブルスタンダードクロージング/フィルム TEL:03・5413・4141)キュロット¥8,900靴¥13,800(共にコロンビア/コロンビアスポーツウェアジャパン)その他はスタイリスト私物久保さん・ブルゾン¥34,000(ダブルスタンダードクロージング/フィルム)ニット¥22,000(オットダム/ストックマン TEL:03・3796・6851)靴¥27,000(ミネトンカ/ミネトンカカスタマーセンター TEL:0120・856・070)その他はスタイリスト私物賀喜さん・靴下¥1,000(ロバート ピー.ミラー/GSIアブロス TEL:03・6661・9163)靴¥16,000(ミネトンカ/ミネトンカカスタマーセンター)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年12月23日号より。写真・大内香織角戸菜摘北尾 渉黒川ひろみ取材、文・原田 結(by anan編集部)
2020年12月19日2012年に少女時代としての撮り下ろしグラビア&インタビューが実現した時以来、8年ぶりにテヨンさんが『anan』本誌に登場です!今回は韓国のスタジオと日本をオンラインでつなぎ、リモートでの撮影およびインタビューとなりました。写真・Yim YoungWoong スタイリスト・Um a-reum ヘア・Kim Ggotbi メイク・Seo Ok 取材、文・尹秀姫準備を終えたテヨンさんがスタジオに姿を見せた瞬間、まるでそこにだけさっと光が差し込んだかのような透明感とオーラが、モニター越しに伝わってきました。タータンチェックとレザーを組み合わせたクールなデザインのドレスを翻しながら、シャッター音に合わせてポーズを変えていくテヨンさん。首の角度、指先の形、表情……ちょっとした細部まで完璧に美しく表現し続ける姿に、ananスタッフ一同、「きれい…」「さすがです…」と何度つぶやいたかわからないほど。でも、そんなテヨンさんの顔が一気にほころんだ瞬間が。それは、とあるスペシャルゲストのおかげでした。かわいいゲストの正体は、ぜひ本誌をご確認ください!ここでは、本誌には掲載されていないインタビューコメントを公開します。--ミニアルバム『#GirlsSpkOut』の収録曲「Be Real」では、悩み揺れる等身大の女性の心情が繊細に表現されていると感じました。テヨンさんは何かに悩んだ時、どうしますか?日記を書くのが好きで、文章を書きながら気持ちを落ち着かせたり、考えを整理することが多いですね。文章を書くことは、もう習慣になっていて。日記用のノートは自分で買いに行きます。きれいでかわいいノートを選んで、そこにシールを貼ったりして、自分だけの日記帳を作るのが好きです。--日記は、いつ頃から書き始めたのですか?少女時代としてデビューした頃から書き始めました。仕事が終わったら、その日にあった出来事を書き留めていました。かなりの冊数が溜まってしまっていたんですが、日記って気軽に捨てるのは難しくて…。慎重な性格なので、念のため燃やして処分したこともあります(笑)。過去の日記は、今は恥ずかしすぎて読めないですね。それに私、過去のことは振り返らないタイプなので!--以前、インスタライブで「インドア派である前に歌手だから、歌いたいし、公演もしたい」とステージに対する恋しさを語っていましたが、テヨンさんにとってステージとはどんな場所ですか?歌手として一番、自分が歌手であるということを実感できる場所ですね。喜びも楽しさも、そして満足感も…いろんな感情を感じさせてくれるのが、ステージの上なんです。私にとって、ステージは“最終目的地”なんだと思います。ファンのみなさんの熱気や息遣いを、私の体で、直に感じられる場所、それが私にとってのステージなので…。しかも、大勢のファンの方と一緒に出会える場所でもありますよね。たくさんの人が私という人間に会いに来てくれる、私という同じ目的を持って会場に来てくれる、その気持ちがとてもありがたいですし、いつまでも大切にしたい場所です。--ステイホーム中にハマっていたことはありますか?今年の夏はビーズでブレスレットを作るのにハマって、イベントでファンのみなさんにプレゼントしました。あとは絵を描くのが好きなので、ステイホーム中は家の中で絵を描いたり。映画を探して観ることも多かったですね。MVの中やステージの上では、圧倒的でありつつソウルフルな歌声で聴き手を魅了するテヨンさんですが、インタビューでは、朗らかで親しみやすい、キュートな語り口でananスタッフを和ませてくれました。発売中のanan2227号では、テヨンさんご自身のターニングポイントなどさらに内面に迫るインタビューや、磨きのかかった美しさにうっとりすること間違いなしの撮り下ろしグラビアが掲載されていいるのでお楽しみに。テヨンさんから届いたメッセージ動画もご覧ください!メイキング風景を含む、ロングバージョンのメッセージ動画もご覧ください!テヨン1989年3月9日生まれ。A型。2007年8月に韓国でデビューした少女時代のメインボーカルで、2015年よりソロアーティストとしても活動をスタート。透明感のあるパワフルな歌声で多くの人を魅了する。今月、ちゃんみなとコラボした新曲を含む、日本2ndミニアルバム『#GirlsSpkOut』をリリース。「#GirlsSpkOut feat.ちゃんみな」MV写真・Yim YoungWoong スタイリスト・Um a-reum ヘア・Kim Ggotbi メイク・Seo Ok 取材、文・尹秀姫
2020年11月25日9月9日発売の『anan』で表紙を飾り、程よく鍛えられたヘルシーボディとうっとりするような美バストを披露してくれた三吉彩花さん。ここでは、撮影にまつわる裏話や日頃の食生活など…本誌では語り切れなかった貴重なインタビューを掲載。現在24歳の三吉さんが30歳までに叶えたい“夢”とは…?写真・大内香織 スタイリスト・一ツ山佳子(SLITS) ヘア&メイク・美舟(SIGNO)インタビュー、文・瀬尾麻美ヘルシーボディの秘訣は日々のトレーニング!――『anan』の美乳特集のグラビア撮影、お疲れさまでした! この日のために、かなりボディメイクに力を入れてくださったと聞きました。具体的にはどんなケアを行っていましたか?主にトレーニングと食事制限ですね。ジムには普段から通っているのですが、『anan』の撮影前の10日間は、ほぼ毎日仕事が終わった後に行っていました。バストケアでいうと、肩甲骨を動かして、大胸筋をしっかり使うトレーニングを取り入れていました。これがとてもキツくて、必ず筋肉痛になっていたほど(笑)。でも、このトレーニングをすると、肩甲骨が正しい位置に戻って背中がキレイに見えたり、リンパの詰まりが取れてデコルテがすっきりしたり、効果がすぐに見た目に現れるので楽しかったです。――食事について気をつけていたことは?最後の3日間は糖質をまったく摂っていなくて、味のない鶏肉や茹でたブロッコリーを食べたり、アスリートみたいな食生活をしていました(笑)。普段の食事でも、糖質や塩分はなるべく抑えるようにしていますが、基本的には「食べたいものを食べる」というのがマイルール。特にお肉とお魚、それに麺類は大好物なのでよく食べています。ただ、遅延型のアレルギー検査を半年に1回は受けるようにしていて、その時にアレルギーの反応が出る食品はなるべく摂取しないなど、自分の体の状態と常に向き合いながら食生活も調整しています。「普段はノーブラ」は本当!? その真相は…。――「普段はノーブラで過ごしている」というお話を伺って、とても驚いたのですが…(笑)。そうですよね(笑)。ファッションの撮影の時はニップレスを着用することが多いので、自然とブラジャーを着けなくなってしまったんです。着けてもノンワイヤーのものなど、とにかく締め付け感の少ないものを選んでいました。でも今回の撮影で『Salute(ワコールサルート)』のブラジャーを着用させていただいて、着け心地の良さにビックリして…。しっかりと安定感があるので、むしろラクに着られる印象でした。――ワコールのランジェリーブランド『Salute』はデザイン性の高さも魅力の一つですが、ファッション好きの三吉さんから見て印象はいかがでしたか?今回着用させていただいたランジェリーはどれも刺繍のデザインが繊細だったので、着けていて気分が上がりました。撮影のコンセプトも大人っぽいものだったので、個人的には大満足です。――普段はクールで大人っぽいイメージの三吉さんですが、やわらかい色合いのランジェリーもお似合いでした。ありがとうございます。確かに普段、自分では淡いピンクの洋服って選ばないのですが、ランジェリーだと取り入れやすくて新鮮でした。特に『Salute』のアイテムはデザインが大人っぽいので、ガーリーだけど甘くなりすぎない感じも気に入りました。今回の撮影をきっかけに、これからはファッションとしての下着の楽しみ方をもっと追求していきたいです。目標は30歳までに留学! 海外でお仕事がしたいです。――モデルとしてはもちろん、女優としても大活躍の三吉さん。それぞれのお仕事に、どんなやりがいを感じていますか?モデルのお仕事は、自分らしさや、かっこよさをいろいろなスタイルで表現していけることが楽しいですね。あくまで主体は“自分”にあるというような。逆に、女優のお仕事は“自分以外”の人生を生きることができるのが面白い点です。たとえば時代物の作品に入ると、その時代の空気をリアルに感じることができたり。普通に生きていたらそんな経験、なかなかできることではないですから。なので、どちらのお仕事も私にとってはやりがいのあるものですし、あまり肩書にとらわれず、自分がクリエイティブだと思うお仕事にこれからも携わっていきたいです。――9月18日には主演映画『Daughters』がいよいよ公開されますね。この映画は、私が女優をやってきた中ではいちばん思い入れが強い作品になりました。中目黒でルームシェア生活を送る2人の女性が主人公の物語なのですが、「役作りを頑張ってする」というよりは、「自然に生まれてきた感情に任せて演じる」というイメージが強かったですね。ナチュラルにお芝居することの難しさを感じながらも、達成感はとても大きくて、クランクアップした日の撮影風景は今もワンシーンごとに鮮明に覚えているほど。さまざまな人の気持ちに繊細に寄り添える作品だと思うので、自分の人生について考えはじめている人や、私と同世代の若い方にもぜひ観ていただきたいです。――今後の活躍が楽しみです! 最後に、これからの抱負を教えてください。やりたいことはたくさんあるのですが、30歳までに叶えたいことのひとつは留学です。いずれは海外でお仕事をしたいという目標があるので、英語の勉強はもちろん、もっと広い世界のことを知っておきたいなと思います。とはいえ、あまり焦っているわけではないので、「若いうちに絶対やりたい」というよりも、「この時だ!」と自分が思ったタイミングで勢いを持って挑戦したい気持ちのほうが強いです。なので、その時のために知識や経験を蓄積すること。しっかりと種をまく作業を今のうちにしておきたいなと思っています。『anan』撮影の舞台裏ムービーはこちらから!ホテルのスイートルームで行われた今回の撮影。ラグジュアリーな空間に『Salute』のランジェリーを纏った三吉さんの姿は神々しさすら漂います。誌面で着用したアイボリーのセットアップ(キャミソール+ショーツ)のブルーグリーンバージョンの姿を特別に公開!ブラウス ¥69,000(パトゥ/イザ☎︎0120-135-015) パンツ¥50,972(ナヌーシュカ/ヒラオインク☎︎03-5771-8809) ネックレス¥35,800 耳たぶにつけたイヤーカフ各¥12,000、耳輪につけたイヤーカフ¥9,000(すべてノウハウ/ノウハウ ジュエリー☎︎03-5771-2500)Informationみよし・あやか 1996年生まれ。埼玉県出身。主演映画『Daughters』が9月18日に公開。11月6日公開の映画『十二単衣を着た悪魔』に出演、冬にはNetflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』の配信を控えている。
2020年09月09日8/12(水)発売のanan2213号「2020年秋、ananモテコスメ大賞。」特集の表紙はSnow Manの渡辺翔太さん。表紙撮影のエピソードを紹介します。素の顔も粧いの顔も、注目美容男子=渡辺翔太さんの魅力全開に!?今回の表紙とスペシャルグラビアを飾ってくれたのは、話題の美容男子、渡辺翔太さん。化粧品への造詣の深さ、美肌へのあくなき追求心、美容感度の高さはいま美容業界でも注目されるほど。今回のグラビアでは、そんな渡辺さんの美容ルーティンを再現しつつ、3パターンのメイクにもチャレンジしてもらいました。撮影当日、すっぴんで撮影現場に訪れた渡辺さん。モテコスメ大賞で、男性おひとり表紙登場は初めてであるとお伝えすると、「だ、大丈夫ですか!」と、ガバッと机につっぷされること数秒。「緊張しますが、めちゃめちゃ嬉しいです!」とムクッと起き上がり、そこからは、フルスロットルに気合十分。まずは、表紙撮影からスタート。以前、anan50周年記念号のインタビューで「可能なら素顔で撮影したい」という夢を語ってくれた渡辺さん。今回、コスメ特集でのご登場にあたり、「その美しい素の顔で表紙を飾っていただきたい!」と素肌の美しさが際立つ、朝のシャワー後をイメージした“肌チェックをしている姿”での表紙にトライしました。朝のルーティンシューティングでは、ベッドでまどろみながらゴロゴロしつつ、手慣れた感じでコットンパッティング。その後の歯磨きや鏡チェックさえもチャーミングに。まるでミュージックビデオを撮影しているかのような、胸キュンな動きを連発! シャワー後のボディケアを想定したシューティングでは、陰影のある凛々しい腹筋を披露。水を飲み、フルーツにキスする様子はオトナの色気が爆裂。そして、メイクシューティングでは、どのシーンも、コンセプトを伝えるなり、纏う雰囲気も表情も、見事にガラッと変化。ちょい悪な艶顔、シックな大人顔、完全にステージ仕様のスイッチが入った爆イケ顔。「同じ人なの?」というくらい、雰囲気もかっこよさも変わる、多彩な3変化は、まさに「メイクの魔法」。今回のグラビアの中でも特に注目してほしいのは、肘から腕のライン。撮影前日にたっぷりケアをしてくださってきたという腕のラインは、しなやかな筋肉の上に吸い付くような美肌が乗った、まさに理想的なラインで必見!これからも、きっと美容男子として美を追求し続け、さらに、かっこよく美しくなって進化していくであろう渡辺さんですが、“2020年夏の現在”の彼の様々な魅力のチャームを撮影しました。ぜひ、誌面でお楽しみください。(YN)
2020年08月18日7/15(水)発売のanan2209号「カラダを強くする、腸活。」特集の表紙は山下智久さん。表紙撮影のエピソードを紹介します。「美しい」とはこういうこと。山下智久さん、登場です。今号の表紙を飾ってくださったのは、山下智久さん。世界30の国と地域で配信中の大型国際ドラマ『THE HEAD』にメインキャストとして出演するなど、自らの力でどんどん活躍の場を広げている山下さんをこのタイミングで撮りおろせること、そしてインタビューできることを、ananスタッフ皆とても楽しみにしていました。ナチュラル、シック、モードの3つのスタイルで撮影したグラビアでは、奇跡のような透明感やしっとりとした色気、そして鍛えられた肉体美まで様々な魅力を披露。撮影中、モニターをチェックするスタッフから漏れる「きれい…」「かっこいい…」の声に、「一生分褒められた」とおっしゃった時の少しはにかんだ微笑みもまた素敵で。35歳の山下さんの“エイジレスかつ大人の魅力”が炸裂した写真の数々、ぜひお楽しみください!インタビューを通して伝わってきたのは、思いやりから生まれるユーモア、ブレない軸、適切な言葉を紡ぐ知性、フラットな視点、そして清々しいほどの率直さ。−−−「美しい人」。改めて、このシンプルな言葉がいま一番似合う人なのではないかと感じました。山下さんの、仕事や人生に対する真摯な姿勢は、どんな職業に就いている人にも響くものがあるはずです。その一方で、現場ではこんなキュートな姿も。今回、個装のお弁当5種類をご用意したのですが、取材後、そのお弁当が積まれたところに近づき、かなり真剣に選ぶ山下さん。最初に手に取ったのが焼き肉のお弁当。でも、すき焼きのお弁当も気になる様子で、ずっと「どっちにしよう」とその2つの間で迷ってらっしゃいました。数には余裕をもってご用意していたので「よかったら、おふたつとも召し上がってください(笑)」とお伝えすると、本当に嬉しそうに「え、ほんとですか? うわーい」。きれいに筋肉のついた両腕で2つのお弁当を大事そうに抱える姿とちょっと照れたような笑顔がとても可愛らしくて、その場にいたananスタッフ全員、「キュン」となっていました。(Y)
2020年07月14日アイドルグループ・SixTONESが、22日発売の女性グラビア週刊誌『anan』(マガジンハウス)2210号の表紙を飾る。今年の1月22日にCDデビューを果たし、オリコン史上初の初週ミリオンを達成したSixTONESが、2ndシングル「NAVIGATOR」のリリース発売日当日に『anan』の表紙を飾る。2019年3月に同誌初表紙を飾って以来、通算3度目の表紙登場。コロナ禍にあって2ndシングルの発売が延期となっていた中、この度、待望のリリース、満を持しての表紙&グラビア登場となった。「チャージ&デトックス」という特集テーマにちなみ、「SixTONESをたっぷりチャージして、心を満たしてほしい」という想いから、グラビアは「Fill with SixTONES」=“SixTONESで満たされる”をテーマに撮影。見どころは、表紙にもなっているジャケットのセットアップスタイル。素肌の上にさらっと羽織ったワントーンのセットアップは、モードなファッション性がありつつも、彼ららしい”ワイルド&艶っぽい”空気を醸し出している。また、「ここはブルックリン?」と思わせるようなシャビーなレンガ背景もクール。こちらを挑発するように攻めた目線のソロカット、乾いた夏の日差しの中、石壁の前に6人がずらっと並んだ圧巻のカット。また、柔らかいマテリアルのシャツを纏い、さまざまな表情を見せたポートレートも必見だ。今回の2ndシングル「NAVIGATOR」は、迫り来るようなビート、多めにちりばめられた英語の歌詞やハモリパートなど、「SixTONESらしさ」が詰まった一曲。その新曲にかけるそれぞれの想いをインタビューで語る。また、ステイホーム中に見つけた個人的な楽しみや、「会いたい気持ちを抑えて応援してくれているファンのみんな」へ向けた愛情たっぷりのメッセージも掲載される。
2020年07月13日ドラマ『椿の花咲く頃』で名誉ある賞を受賞。いま、韓国の演技派No1との呼び声高いカン・ハヌルが7月8日発売のanan2208号「体感せよ! エンタメの最新系。」特集に登場! ananだけに届けてくれた、6問6答スペシャルムービーをお見逃しなく。撮影・woo sang hee 文・三谷 徹 スタイリスト・Sangyoung YOON ヘア&メイク・Hyunmi KOO コーディネーター・Shinhae SONG(TANO International) 動画編集・山城健朗謙虚な男が、総合芸術賞で見事トップに。2020年、ようやく、ついに、いよいよカン・ハヌルの時代がきた。“韓国のゴールデン・グローブ賞”とも呼ばれる「百想芸術大賞」(2020年第56回)で、TV部門 男性最優秀演技賞を見事受賞。ドラマ『椿の花咲く頃』での演技が高く評価され、日本を韓流ドラマブーム再燃に導いた『愛の不時着』のヒョンビンを抑え、堂々とトップに輝いた。「僕なんか先輩よりも良い点がないのに……。この場所に立たせていただき、申し訳ない」と受賞時にコメントしたハヌル。その言葉に一寸の嘘もないことが伝わってくるのが、彼ならでは。謙虚な姿勢が素晴らしい!ブレイクはドラマ『ミセン-未生-』(2014年)。それまでも、ドラマやミュージカルで活躍していたが、この作品で彼の絶妙な演技に惹かれた人は多いはず。有名な一流商社へ入社するも、思い通りにいかず苦悩するエリート、チャン・ベッキを演じた。自分よりも低学歴で異端な存在の同期に激しく嫉妬しながら、理性と努力でなんとか自分を保つ。ハヌルのすごいところは、このチャン・ベッキ独特の意地の悪さや汚い部分を、見事に“よどませず”に演じていること。だだ漏れてしまう自分の“いい人”の部分をうまく理解して、緻密に演技していたように思える。その後の作品も良作ばかり。映画『二十歳』(2015年)の平凡な大学生を演じた際の力の抜き方も完璧だったし、高麗時代を舞台にしたドラマ『麗 ~花萌ゆる8人の皇子たち~』(2016年)の仰々しくない色気蒸発感(吹き出してなく、なんというか霧状!)もスゴかった。そして決定的だったのは、映画『空と風と星の詩人~尹東柱(ユン・ドンジュ)の生涯』(2016年)だろう。実在した詩人の人生を、儚くも分厚く熱演している。全編モノクロの中で魅せるハヌルの繊細さは必見だ。だだ漏れる“いい人”感と、突然のセクシーさ。このように、着実に良作をたどり、兵役を終えたあとに初めて撮影に挑んだのが『椿の花咲く頃』。ここで、カン・ハヌルはさらなる飛躍をする。生まれ育った海の近くの町で警官になり、とある女性と出会い恋に落ちる、という役どころなのだが、このヨンシク役が本当に彼を体現してるかのようなシンクロ率。とにかく明るく裏表のない性格で、愛する人のためならなんでもする。とにかく守り抜く。そこには常に絶え間ない笑顔とやさしさがあふれ、演技を超えたものを感じるのだ。ハヌルそのものの優しさというか……。そして、たまに飛び出す、突然の男らしさとエロス。通常、“ツン”と“デレ”は、7:3とか6:4とかの割合で描かれることが多いが、今作のハヌル演じるドンベクは「純真9割、大胆1割」。強引な場面は1割程度。でも、そのわずかな大胆さで一気に“男”を出す。このあまり例のない配分でノックアウトされた女性は何万人といることだろう。代表的な場面に、怪我を負って入院中のヨンシク(ハヌル)が意中の女性の着ているパーカーの紐を引っ張り、強引にキスをするシーンがある(第13話)。そのシーンを見て、「お見舞いに行く時は、紐付きスウェットパーカーを着ておこう」と心に決めた人もいるのではないだろうか。芸術系の高校を出て、大学でも演技の勉強をしてきた生粋の役者志望。休日も、外出せずに映画を観たり本を読むとインタビューでよく語っている。とあるインタビューで「演技や準備することはすべて作品のため。自分がもっと目立つために表現するものではない」というようなことを語っていたが、とても彼らしい考えだと思う。あくまでも作品ファーストで挑んでいるから、実際彼は一般的なスターのわかりやすい輝き方はしていない。しかし、もっと、地道に静かにキラキラと輝いている。オーラが呼吸しているのだ。だから、今こうしてひとつのドラマで熱血青年を演じ、国民的な立ち位置にまで到達した。anan2208号では、8ページにわたってカン・ハヌルにフィーチャー。タイトルは「弾け飛ぶ、純真ハート」。まさに彼を体現する言葉! そう、その演技への純真無垢なハートが、いま、地道な努力を通して弾けまくっているのだ。ただし、演技がうまく、やさしいだけじゃないのであしからず。映画『ミッドナイト・ランナー』(2017年)で披露する彼のカラダは、女性なら誰でも「え……まじ?」と思うはず。見れば、おそらく“いい人”が打ち消され、たまにしか見せてくれない色気の沼にハマることになるだろう。そんな魅力いっぱいのカン・ハヌル。韓国で特別に撮り下ろされた独占グラビア&インタビューとスペシャルムービーを見て、彼の魅力をさらに深掘りして。カン・ハヌルのananwebオリジナル動画はこちら!ベージュのシャツ590,000ウォン(JAYBAEK COUTURE)ブルーのシャツ650,000ウォン(uniforme paris/BOON THE SHOP)
2020年07月10日UV・スキンケア・ベースメイクなど5月13日、女性向けのおしゃれなライフスタイル週刊誌『anan』の最新号が発売された。マガジンハウスの『anan』は毎週水曜日発売であり、最新号では、「守れ!夏の肌と髪」を特集。UV、スキンケア、ベースメイクなどに分けて解説している。また、表紙を務める綾野剛さんと星野源さんの「美しくあるための私的流儀。」なども掲載。価格は650円である。美容賢者たちは何を使ってる? 何をしてる?紫外線が強くなっていくこのシーズン、肌と髪の状態が気になるところ。ほかの人がどのようなケアを行っているのか、毎月、どれぐらいの費用を美容にかけているのかも気になる。最新号の特集ではインフルエンサーや美容賢者、読者の美容意識を調査し、そのリアルを公開している。口コミからわかるそれぞれが愛用しているもの、行っていることを掲載。「UV編」「スキンケア編」「ベースメイク編」「ヘアケア編」「汗・ニオイ・ムダ毛」について紹介している。また、中村倫也さんと「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のグラビアとインタビューも見所である。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※守れ!夏の肌と髪。/綾野剛&星野源 - anan (アンアン) - すべての女性の好奇心に応えるウィークリーマガジン - マガジンハウス
2020年05月14日外出自粛、テレワークの推奨で生活環境が変わり、肩こりがひどくなったという方が多いのではないでしょうか?そこで以前『anan』で紹介し好評だった肩こり解消テクニックをまとめました!まとめ構成・小田原みみ今すぐできる簡単な肩こり解消法指と指の間を押すだけ「手の甲側の人差し指から小指までの指の股にある、水かき部分にツボがあります。反対側の手の親指と人差し指ではさみ、ギュッとつまんで指先に向かって引っ張ったり、少し強めに押し揉んだりしてください。自律神経を整えるツボとして効果的な場所ですが、指を動かす2つの筋肉が交わる部分でもあるので、老廃物が溜まりやすいんです。ここをほぐせば、腱鞘炎などの手の痛みや、首、肩こりの改善も促せます」『anan』2019年10月16日号より。写真・多田 寛 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・メイ・パクディ 取材、文・板倉ミキコ※2019.10.13作成手のひらを外側に向けるだけデスクワークや家事、スマホの操作などを長く続けると、巻き肩や猫背になり肩甲骨は左右に開きっぱなしに…。立つ時や荷物を持つ時など、なるべく手のひらを親指側から外に向ける意識を持とう。そうすると肩が開いて肩甲骨が真ん中に寄り、骨周辺の筋肉のストレッチになる。『anan』2019年10月30日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・横田美憧 取材、文・熊坂麻美※2019.10.25作成二の腕も細くなるエクササイズ【1】坐骨座りで腰掛け、両手の指先を肩につける。肩を前に出さず、胸を開くイメージ。【2】口から息を吐きながら背中を丸め、両ひじをつける。つかない人は無理のない範囲で。【3】鼻から息を吸いながらゆっくり背中を伸ばし、左右のひじをつけたまま持ち上げる。【4】ひじを限界まで上げたら開き、左右の肩甲骨を寄せる。【1】~【4】のポーズを繰り返す。『anan』2019年2月6日号より。写真・内山めぐみ スタイリスト・七森美和 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・大塚まゆか 取材、文・風間裕美子※2019.2.2作成簡単「骨ストレッチ」足を肩幅に開いて立ち、骨ストレッチの基本の手(※)を作る。そのままゆっくりと腕を上げ、天を突くように背伸びする。背骨の一つ一つが伸びるのを感じて。手を組み替えて反対も。※【基本の手】片方の手の親指と小指をつないで輪を作る。もう片方の手の親指と小指で手首の両側のグリグリした部分を押さえる。『anan』2018年6月6日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) 取材、文・板倉ミキコ※2018.6.5作成背面&首のエクササイズ1:壁に両手をつき、背中と腰を伸ばす。壁の前で肩幅よりやや狭く足を開いて立つ。顔の前に両手をつき、そこからお尻を突き出し、背中、腰をゆっくり伸ばす。呼吸は止めないで。顔はなるべく正面を向いたまま。5秒キープ。2:上に伸びながら、かかとを上げる。次に上体を上に伸ばすようにグッと持ち上げ、顔、両かかとも上げる。同時にお尻をキュッと締める。天井に向かって上体を伸ばし、背面から太もも裏まで伸びるのを感じる。5秒キープ。1~2を3回繰り返す。肩こりを解消しよう簡単なものからちょっとしたエクササイズまでご紹介。おこもり生活が続くと体がなまってしまうので、自宅内で簡単エクササイズを続けましょう!
2020年04月15日初めてのセミヌード、内面を語るインタビューなど、ファッション誌ではないananだからこその経験を、思い出深く語ってくれた、中村アンさん。2020年3月に迎えたanan50周年に掛け、理想の50歳についても伺いました。これまでに2度表紙に登場してくれた、中村アンさん。特に話題になったのは、美しいセミヌードを披露してくれた’18年の2105号。「芸能界で仕事をしている私にとって、ananの表紙で体を見せるというのは一つの目標だったので、オファーは本当に嬉しかったです。撮影の4年くらい前からクロスフィットを始め、理想の体に近づきつつある時期だったので、せっかくだからしっかり見せようと思って、準備はもちろん、撮影時のポージングなども頑張った思い出があります」あらためて当時の誌面を見てもらうと、「おばあちゃんになって見ても、誇れるページだと思う」という嬉しい感想が。「いろんな方から“見たよ”“良かった”と声をかけてもらい、大きな自信を得ることができた気がします。実はここまで肌を見せる写真は撮ったことがないので、私にとってこのananは、ある種写真集的な存在です」普段は、モデルとしてファッション誌に出ることが多い中村さん。同じ雑誌でも、ananに出るのはちょっと意味が違うとか。「取材をしていただけるということは、“私自身”に多少は興味を持ってくださり、存在を認めてくださっているから、だと思うんです。だからananから取材の依頼をいただくのは嬉しいし、ちょっとしたご褒美みたいに思っています(笑)。インタビューの際に自分が語った言葉を、ライターの方が整えて読者に伝えてくれるのもありがたいですし。発売前の原稿チェックがいつも楽しみで、実は思わず泣きそうになったこともあります」50年という繋がりで、中村さんはどんな50歳になりたいか、聞いてみると…。「仕事を通じて、男女を問わず魅力的な年上の方に出会うのですが、ドラマ『グランメゾン東京』でご一緒した鈴木京香さんは、まさに憧れる50代の女性。年齢相応の美しさと豊かさ、余裕がある、そんな人間になりたいです。そのために、充実した30代と40代を過ごしたい。2年前の表紙とはまた違う30代の体作りをしているので、ぜひまたananに出していただけたら嬉しいです!」No.1952(2015年4月29日・5月6日号)初めての表紙は27歳のとき。鍛え上げた美脚を披露。均整のとれた健康的な脚のラインはもちろん、その長さに驚いた人も多かったはず!「クロスフィットを始めて2年目の体です。“撮影の仕事がいつ来てもいいように!”と、体作りを頑張っていた記憶があります(笑)」No.2105(2018年6月13日号)どうせ見せるなら、潔く!筋肉のラインもくっきりと。30歳のときの中村さんの体は、どこか凛々しさが漂う。「結構攻撃的に鍛えていた時期だったので(笑)、今よりパンッとしてますね。色っぽさというより、“こういう体、いいな”と思ってもらえる写真を目指しました」なかむら・あん女優。1987年生まれ、東京都出身。テレビドラマや映画、CMなどで活躍中。学生時代のチアリーディングで鍛えた美しい体を活かし、ファッション誌でモデルとしても人気。ドレス(参考色)¥763,000(THE ROW/ザ・ロウ・ジャパン TEL:03・4406・2656)ブーツ、ピアスは本人私物※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・小原優子ヘア&メイク・高取篤史(SPEC)取材、文・河野友紀(by anan編集部)
2020年03月10日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマはanan50周年を記念して「ananの表紙」です。――念願の『anan』 表紙体験はいかがでしたか?岡崎:いつか撮っていただきたいと思っていた『anan』のカバーグラビア。まさか擬似体験することができるとは…。本来はイケメンじゃないとできないことですから。いい見出しコピーもつけていただいて、最高です。実際に撮影を体験してみてわかったのは、寝癖ひとつ、手の位置ひとつ、顔の角度ひとつ、女性がきゅんとするポイントを押さえるのって意外と難しいってこと。みなさん、さらっとやってらっしゃるけれど、これはすごいテクニックなんや…と実感しました。尊敬です。――連載を始めることになって、最初どう思いました?岡崎:まず、それ絶対に俺じゃないやろと思いました。最初に出た言葉は「僕なんかで大丈夫ですか?」です。それこそ『anan』は、女性に人気のあるシュッとした男前が出ている雑誌というイメージ。どこにでもいる兄ちゃんタイプの僕が連載して、みなさん興味持ってくれるのかすごく心配でしたね。――『anan』には、どんなイメージを持たれていました?岡崎:これは連載する前から思っていたんですけど、写真がいいですよね。グラビアを見れば、いま誰がきているかとか、どんな子に注目すればいいかがすぐわかる。だから、まず写真をじっくり見ますね。あとは、女性の悩みとか、やりたいことを指南してくれる雑誌っていうイメージ。だから、世の女性たちはこういうことに迷っているんだなとか、こういうものが気になっているんだなっていうのを僕も「へえ~」と見ていました。――つい読んでしまう特集や企画はありますか?岡崎:占い特集は絶対読んでますね。――もし、ご自身でやるとしたら、やってみたい企画は?岡崎:『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングみたいな企画がしたいですね。僕から始まって、友達を紹介していって最後どんな方まで繋がるか…。僕の憧れのハリウッドスターのウィル・スミスまで繋げたい。『anan』なら出演快諾してくれると思います!――『anan』のここが好き、というところはどこ?岡崎:毎週読ませていただいて、言葉のセンスがすごいって思ってます。表紙のフレーズとか。いつも勉強させていただいています。――連載は100回を超えました。続けてきていかがですか。岡崎:100回って、すごくないですか?こんなに続くとは思わなかったです。歴史ある偉大な雑誌で、こんなに長く連載させていただいていることに幸福感を得ていますよ!もう、いろんなところで自慢しています。地元の同級生に同窓会で絶対言います。「俺、『anan』で連載持ってんねん」って。そしたらみんなの見る目が変わりますから。間違いなく、連載は僕の自慢のひとつです!おかざきたいいく2016年5月メジャーデビュー。連載開始時(2017年12月6日発売の2081号)は京都・宇治の実家暮らし。昨夏、東京に移住。CMやドラマ、映画など、ますますマルチに活躍中。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)取材、文・梅原加奈衣装はスタイリスト私物(by anan編集部)
2020年03月10日2020年3月に50周年を迎えるananを30年以上間近で見てきた作詞家の秋元康さん。なぜananは50年続いてこられたのか、分析していただきました!劇的に効く“抗生物質”とゆるやかに効いていく“漢方薬”。ふたつのバランスをとりながら、新しいヒットを作ることが宿題。売れる雑誌を作り続けるというのは、想像以上に至難の業。「毎号毎号売ろうと思うと売れないものです。売れ続けるためには、“漢方薬”で長期的に体質改善を試みつつ、ここぞという時に“抗生物質”を投与することが肝心です」と、なんとも大胆な分析。「占いの特集や35年間も巻末を守り続ける、林真理子さんの書くエッセイは、読者の心にゆるやかに効いていく“漢方薬”なのかなって思います。一方で、ここぞという時は、King & Princeのようなスターで度肝を抜くという、“抗生物質”を投薬するのが編集の手腕」“抗生物質”を連続投与するのでは読者が疲れるし、何より効かない。そのさじ加減も長続きの秘訣のようで……。「これから先はじゃあどうする?と聞かれたら、そのふたつのバランスをとりながら、新しいスタンダードを作ることが宿題です。雑誌を手に取らせるためにはきっかけが必要。日頃はananを読まない人が手に取るような新鮮な特集や、例えばデビュー前の新人発掘などが課題なのかな」予定調和を崩すのも得意。「あり」と「なし」の間の「なしではない」を取り上げていく勇気が思わぬヒットを生む。50年続くanan。それはある意味、読者に飽きられなかったという証拠?「予定調和を崩してきたってことも、飽きられなかった理由の一つでは?この話をすると大抵の人は“奇を衒(てら)う”ことと勘違いする。でも予定調和を崩すと奇を衒うは似ているようで、同じじゃない」「あり」と「なし」の間の「なしではないのでは?」を取り上げる勇気が、予定調和を崩し、思わぬヒットを生むという。アナウンサーという職業でありながら、服の下に隠されていた豊満な美ボディをさらけ出した田中みな実さんの起用がその一例。「女性にとってそれまでは違う立ち位置にいた彼女が、美しい体を見せつつ、美しくなるためにこんな努力をしていますと堂々と語ったことで、女性たちから支持を集め、憧れの存在になったんです」誌面で女性モデルとの濃厚なラブシーンを演じた高橋一生さんも然り。ananが仕掛ける予定調和の崩しが、時に読者を強烈に引き寄せる吸引力なのだ。アイドルが好き、セックスに興味ある――。堂々としたミーハー視点。なにをやってもゲスにならないので、読者が安心して読むことができる。「ananは堂々とジャニーズのタレントが好き、恋愛やセックスにも興味があると表紙でアピールしてきた。これがファッション誌になると、今さらそんなことを言うのは格好悪いとか、恥ずかしいみたいなスタンスをとる。それじゃあ、視野が狭くなるんです」ananの良さはミーハーを堂々とやること、と秋元さん。そこに少しでも気取りが見えては、大衆ウケはしないと手厳しい。「例えば、ル・コルビュジエの建築の中でカツ丼を食べるから、皆の興味が集まる。そこで高級懐石料理を出すのでは、大衆は集まらず、一部のマニアな人にしかウケないことになる」ミーハー心を最大に生かし、旬のタレントを絶妙なタイミングで起用するのも強みだと。「外国人モデルばかりを使い、ファッションの最先端を強気に投げかける時代もありましたが、今は編集部全体で『ジャニーズがかっこいい!』と言っている。その潔さがむしろウケている」さらに何をやっても「ananだから」と、誌面が下品に転ばない強みもあると。「過去、ananで本木雅弘くんがヘアヌードになった時もそうでしたが、若いタレントが下着姿になっても、俳優が裸でラブシーンを誌面で演じても、ゲスにならない優位性がある。だからこそ読者も安心して手に取るんです」その優位性を保つために、今後は何を仕掛けていけばいいのだろうか?「ぜひ女の子の表紙でヒットを飛ばしてほしい。世間では無名でもananが目をつけた女優なりタレントが、表紙に起用される。なんでこの子が?と世の中がざわざわし、でもいいよね!と認められ、雑誌がヒットする。その揚げ句に、ハイブランドがその子と契約するなんて図式が作られた時に、ananはまた次の次元に行けると思う。ananという媒体力を世間に見せつけてほしい」50年続いた信頼やブランド力を強みに、今後も次の50年を目指したいanan。秋元さん、これからもananを見守り、支えてください!あきもと・やすし1958年、東京都生まれ。作詞家。高校時代から放送作家として活躍し、’83年以降、作詞家として、美空ひばりの「川の流れのように」など数々の大ヒット曲を生む。昨年、企画・原案の日曜ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)は高い注目を集め、最終回には同枠最高視聴率を記録。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2020年03月07日2020年3月、50周年を迎えたanan。そんなananにおける恋愛賢者であり、数々の企画にコメンテーターとしてご登場いただいた作詞家の秋元康さん。1986年に初登場以来、30年以上もの間、誌面を間近で見てきた立場から、なぜananは50年続いてこられたのか、分析していただきました。女性たちの興味関心を、定点観測で見つめている。いつの時代にもそこにある、北極星(ポーラスター)のような存在。ウェブをはじめとするSNSの台頭で雑誌不況がいわれる中、なぜananは50年続いてこられたのか?anan誌面のさまざまな企画に鋭いコメントを寄せ、連載していただいたこともある、作詞家の秋元康さんは、「ananが“ずっと変わらない”というのが大きな理由ではないでしょうか。今はネットの時代といわれながら、世間の人々が何に信憑性を感じるかといわれれば、それは圧倒的に新聞です。ネットにいくらスピードがあっても、人はニュースソースはどこ?と気にし、その記事の最後に『新聞』とあれば、本当だと信じる」と、語る。そこにはブレない軸があり、長い間人々から信頼される経験値があるからとも。「同じようにananには、女性たちの興味や関心を定点観測で見てきたという実績があるんです。ほかの女性誌も『ananがやっているから』と、取り上げる特集があったり、タレントを起用したりしていたのでは?」ファッションスナップ企画だったり、人気グループと共にトレンドを探ったり、形は変われどつねに女の子たちの興味関心にフォーカスする一方で、固定の読者層を狙わない誌面作りも、ブランドとしての地位を確立した大きな要因と分析した。「雑誌には読者層という年齢ターゲットがあり、そこを見据えた特集を組みがちですが、ananを見る限り、それがない。若い頃も一読者であり、年を重ねてからもananがそばにあるという女性が多いのでは?つまりananはいつの時代もそこにある、北極星(ポーラスター)のような存在なんです」そのブランド力が、タレントに与える影響も大きいと。「乃木坂46のメンバーたちも、他の雑誌だったら躊躇するような撮影も、ananだと本人たちがやりたいと前向きになる。そんな不思議な力も、ananの免罪符、ブランド力だと思う」長年の特集主義でありながら、その根底にある女の子の興味関心へのリスペクト。それこそがananのブランド力を作り上げた、礎なのかもしれない。「ananらしい」ってコピーが成立しない。変幻自在な存在でありながら、やっぱりどこかananだから。ananという名前の聖火リレーは、時代を経て受け継がれていく。「ananのおもしろさは、歴代編集長たちの聖火リレーの成果ともいえる」ananという聖火を消さないよう、歴代編集長が大切に引き継いできたものを、秋元さんは横目で眺めながら、時に手を差し伸べてくれていた。「その中の何人かは、伝説と呼ばれる偉大な編集長。でもどの編集長も決して前任者を必要以上に気にせず、己は己、の道を貫いていた。先代の道を頑固に守る人もいなかった。それをやってしまっては、衰退しかないからです」時代ごとに、その時の編集部がおもしろいと思うことを取り上げていた故に、「ananらしい」というコピーは成立せず、何色にも染まれるananであったのが、50年間続いた理由のひとつでは?と推測。実際、’90年代のananは恋愛や好きな男の企画が組まれていたが、2000年代では『おそ松さん』『天気の子』などのアニメーションやK‐POPスターが表紙になることも。時代時代において“おもしろい”ことが移り変わったことが、まさに見て取れる。「雑誌作りとは、雑誌の名前の呪縛にとらわれてはおしまい。むしろその時の編集者が、おもしろいと思うことをやればいいんだと思う。でもそれをまとめる編集長がブレずに歴史を引き継ぎ、どんな特集を組もうとananという半径何cmの中から外れることはなかったんです。それこそが目に見えないananらしさでは」僕たちが恋愛マスターだった時代。「モテる、モテない」という立場でなく、それぞれの分野からのアプローチ、切り口で恋を考えることがおもしろかった。恋愛、ダイエット、セックス、ひとり暮らしなど、’90年代のananは女の子の夢を具現化する、橋渡し的な企画を多発していた。さまざまな企画の際に、読者の兄的な立場から、頼りになるコメントをくださっていたひとりが秋元さんである。実際秋元さんは、’93年3月から1年間、恋愛をベースにした「君は、どこでこのページを読んでいるのだろう。」という恋愛小説を連載していた。また特集ページでは、「僕と漫画家の柴門ふみさん、作家の林真理子さんで、数々のお題を与えられては座談会をしていました。とくに多かったのが恋愛にまつわる話。なぜ僕ら3人が恋愛を語ったかというと“恋愛という生き物”を、引いた位置からおもしろく見ている立場だったから」3人がもっとモテる人種だったら、語ってもおもしろみがなかったよねと秋元さんは笑う。「期せずして作詞家、漫画家、小説家という、それぞれのレンズで恋を研究する3人が集まっていた。林さんのように“ルンルンを買っておうちに帰ろう”的な、恋に純粋にまっすぐ立ち向かう人。柴門さんのように恋を冷静に分析し、ちょっと斜め上からの視点を持った人。それぞれの恋愛観を聞くのは、本当に楽しかった」時にシビアに、時に優しく、恋する女性たちの悩みに向き合い、語ってくれた恋愛マスターたち。この時の内容が、その後に続くananの恋愛特集のお手本となったといえそう。あきもと・やすし1958年、東京都生まれ。作詞家。高校時代から放送作家として活躍し、’83年以降、作詞家として、美空ひばりの「川の流れのように」など数々の大ヒット曲を生む。昨年、企画・原案の日曜ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)は高い注目を集め、最終回には同枠最高視聴率を記録。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2020年03月06日anan読者200人超で作る「anan総研」の意識&行動リサーチ。今回のお題は「ananと私たち」です。「みんなのanan愛が炸裂!総研メンバーによる思い出トーク」を調査しました!Q.ananとの出合いは?中学生のとき、恋に悩んで背伸びして買ったのが最初です。(27歳・会社員)/高校の部活で、部室に置いてあったのを回し読みしたとき。(27歳・大学院生)/美容室で渡される雑誌が高い確率でananでした。(31歳・会社員)/友達から「ものすごく当たる占いがある」と占い特集を教えてもらったのがきっかけ。夏頃に出会いがあると書かれていて、本当にその夏に出会った人と結婚しました!(35歳・自営業)Q.ananといえば?読めば世のトレンドを追える。(29歳・会社員)/ライフスタイルを中心とした女性の興味が詰まった雑誌。(34歳・公務員)/デキる女子のバイブル。(35歳・専門職)/オールジャンルの情報が一冊に!(32歳・会社員)/毎週異なる雑誌のように、幅広いことを教えてくれる。(29歳・契約社員)Q.ananの特集テーマといえば?(複数回答)1位…セックス83%セックス特集の官能的なシーンのページにいつもドキドキしちゃいます。(33歳・会社員)2位…占い71%しいたけ.さんのカラー心理学、こんなに当たるの!?と思わず声が出て、みんなに教えまくりました。(29歳・会社員)3位…美脚・美尻/手みやげ…50%【美脚・美尻】白石麻衣さんの表紙、色気があるのに清潔感もあって憧れました。(31歳・会社員)【手みやげ】秘書の仕事をしていたとき、会社に持っていって何度も参考にしました。(29歳・会社員)5位…美乳46%田中みな実さんの表紙、忘れられません。(31歳・公務員)6位…開運/恋愛/ダイエット44%【開運】江原啓之さん表紙の号は、ご利益がありそうなので毎回買います。(33歳・自由業)【恋愛】紹介されているテクニックを使って、合コンでモテまくりました(笑)。(34歳・主婦)【ダイエット】読み応えがあるので、バックナンバーを探して買い集めたことがあります。(33歳・会社員)9位…カラダにいいもの大賞46%日常生活で取り入れたい情報が一冊にたくさん詰まっているので、買い物をするときの参考になります!(34歳・会社員)10位…モテコスメ/ねこ【モテコスメ】流行の商品はもちろん、旬なメイクのトレンドを押さえることができるので、重宝しています。(27歳・専門職)【ねこ】可愛いねこたちの付録シールが大好きで集めています。癒される~。(31歳・会社員)数ある特集のなかで、ananの代名詞といえば!?やはり最も印象に残っている特集テーマといえば「セックス」のよう。女性の性を赤裸々に特集するのは、もはやananの代名詞!?次いで「占い」も大人気。ほかに「美脚・美尻」「美乳」などカラダ磨き系も支持率高め。Q.anan総研に入ってよかったですか?YES…100%ananがこうやって作られるのか、としみじみ感じられるから。(27歳・会社員)/毎週雑誌を読んで、そのときの旬や流行を知る習慣ができた。(35歳・自由業)/anan総研のマラソン部がきっかけで、今も仲がいい友人ができて嬉しい。(34歳・専門職)/自分の感じたことを誌面やWebを通じて伝えられるのが楽しい。(28歳・会社員)/バイタリティに溢れる個性的な知り合いができて、刺激になります。(31歳・会社員)/総研の撮影があるから、美容をもっと頑張ろうと思えています!(23歳・学生)Q.anan総研の思い出を教えてください。IKEAの家具で部屋をリニューアルしてもらい、以来部屋が明るくなりました!(27歳・会社員/ポテトチップスを食べながらみんなで映画を観る企画、とても楽しかったです。(30歳・自営業)/ダイエット企画、初めてのチャレンジで結果を出せたのがすごくいい思い出です。(31歳・自営業)/クローゼットの収納改造企画。家に来てくれたライターさんと楽しく断捨離できました。「これいつ着たんだよ!いつ着るんだよ!」というコスプレ衣装が出てきて、みんなで大爆笑(笑)。(34歳・主婦)/サッカー日本代表とのコラボグッズ企画が印象的です。(31歳・会社員)/うま部で、競馬場の貴賓室に入れてもらうという貴重な経験をしたこと。(32歳・会社員)※『anan』2020年3月11日号より。写真・大嶋千尋角戸菜摘文・五十嵐 大モデル・anan総研No.301井上あんな(by anan編集部)
2020年03月04日anan創刊50周年を記念した表紙アーカイブ展が、3月2日~3月8日まで東京メトロ新宿駅 メトロプロムナードで開催中。表紙アーカイブ展のレポートや会場に設置された巨大パンダの制作秘話をお届けします。文・小田原みみanan創刊50周年を記念した表紙アーカイブ展が、3月2日~3月8日まで東京メトロ新宿駅 メトロプロムナードで開催中。初日に早速行ってきました!約80メートルの通路の壁に『anan』の創刊号から50周年記念の最新号2191号までの表紙が年代順にズラリと並び、そのど真ん中には巨大パンダが鎮座しています。また柱30本に創刊号の表紙や、最新号表紙の別カットが巻かれ、天井からもanan50周年の宣伝が吊り下げられて、周辺はanan一色です。新宿駅の地下道、東口方面から西口方面に向かってananの歴史が進んでいきます。東口で最初に目に飛び込んでくるのは『anan』創刊号の表紙。当時としては珍しい海外のモデルを起用したセンセーショナルな表紙は世間の注目を浴び、50年たった今でも「おしゃれ」「斬新」という印象です。この一冊から『anan』の歴史は始まりました。1970年代の『anan』の表紙は海外のモデルさんがメイン。当時『anan』は女性にとって旅や最新ファッションの教科書だったことがわかる表紙が多くを占めています。1980年代前半はキャッチコピー全盛期。「いけないことほどしたくなる」「いい女からかわいい女へ」等表紙に書かれている言葉は、今でも改めて読んでみたくなります。そして、1980年代後半~1990年代は、現在も第一線で活躍されている方が表紙に多く登場しはじめます。特集内容もそれまでのファッションやヘアスタイルに加え、インテリア、雑貨、カルチャーと、時代に合わせて多岐にわたるようになりました。また、現在も続く「セックス特集」や「占い特集」はこの頃誕生しています。「好きな男」や「誌上ヘアカット」など『anan』が先駆者的にスタートさせた特集も多くみられます。2000年代以降の表紙はまだ記憶に。表紙の目の前に立つと、その表紙を飾った人と目が合うような感覚になりドキッとすることも。今をときめく方たちの表紙に心奪われうっとりと眺めているといちばん西側は50周年記念特別号のKing & Princeの皆さんがパンダになった表紙です。老若男女問わず皆さんジッと見入ったり、お気に入りの表紙をスマホで撮ったりしていたのですが、「かっこいい!」「かわいい!」という声にくわえ、「懐かしい…」とつぶやいている方がいたのが印象的。50年間という雑誌の長い歴史があるからこそ、それぞれの時代を生きた自分と『anan』の歴史を重ね合わすことができるのだと感じました。今回表紙展の中央には、周辺を見守っているかのような高さ約2メートルの巨大パンダが座っています。この巨大パンダにこめられた想いや表紙展の制作秘話をマガジンハウス宣伝部の担当者に聞きました。―今回なぜこの巨大パンダを制作しようと思ったのですか?『anan』という雑誌の名前の由来は諸説あります。その中の一つに大のパンダ愛好家の黒柳徹子さんがロンドンで「アンアン」という名前のパンダを見て、帰国後にその話をしていたらたまたま新創刊される雑誌の話をしていて…というエピソードがあります。黒柳さんのこのお話がきっかけで、パンダが『anan』のキャラクターになり、イラストレーターの大橋歩さんが描いたパンダが創刊号から現在も表紙まわりに登場しています。このパンダは今日まで50年間雑誌を見守ってきました。ところが、最近は『anan』のキャラクターがパンダだということを知らない方も多いのではないかと思い、あらためてパンダは『anan』と深いつながりのあるキャラクターということを多くの方に知っていただきたく、インパクトのある巨大パンダを制作しました。―立体的な巨大パンダ、どうやって作られたんですか?制作会社の方にパンダのぬいぐるみを3Dスキャンしてもらって、様々な箇所にこだわりながら作ってもらいました。が、実はこのぬいぐるみづくりが大変でした。『anan』では創刊30周年の時に、大橋さんのイラストを基にしたパンダのぬいぐるみを作っているのですが、今回は50周年ということで新たに作り直しをすることになったんです。イラストのイメージを損なわず、立体的なので横から見たときのフォルムの再現に試行錯誤し、試作に試作を重ねたのですがなかなかうまくいかず(涙!)。試作6回目で、編集部の皆が納得するぬいぐるみが完成しました。大小200個、新聞広告や記念号の扉に、黒柳徹子さんとたくさんのパンダのぬいぐるみの写真がありますが、あれです。―巨大パンダ、どのような点にこだわっているんですか?いくつかあるんですが、まずはパンダの肌ざわり。生地サンプルをたくさん取り寄せてもらい、これだという肌ざわりの1枚に決めました。また、パンダの足にもこだわっています。実はあの足の中はFRPというレーシングカーでも使用されているような丈夫な素材が使われていて、大人が座っても大丈夫なようにできています。そして、いちばんのこだわりはパンダの目の位置! 身長160cm前後の人がパンダの前に立つとちょうどパンダと目が合うような高さになっているんですよ。―パンダと目が合うなんてめったにない機会ですね! またどこかでこのパンダと会えますか?新宿での展示は3月8日までなのですが、その後しばらくマガジンハウス本社に設置される予定です。残念ながら一般公開していないのですが。また、秋にもイベントを予定しているので、そこでも登場するかもしれません。楽しみにしていてください。―最後に、この50周年記念展示で一番の見どころは何ですか?インパクト大な巨大パンダはもちろんのこと、『anan』の50年という長い歴史をこの表紙展から感じてもらえたらと思います。―お話ありがとうございました。時代や流行は移り変わりましたが、『anan』は創刊から変わっていないことがあります。それは、すべての女性の好奇心と幸せに寄り添いってきたということ。これからも『anan』はその時代を生きる女性たちの味方でありたいと思っています。
2020年03月03日アイドルグループ・Sexy Zoneが、29日発売の女性グラビア週刊誌『anan』(マガジンハウス)2186号の表紙を飾る。昨年11月にグループ結成8周年を迎えたSexy Zone。表情もより大人っぽく変化し、グループのチーム力もパワーアップした彼らが、2月5日の最新アルバム『POP × STEP!?』リリースを前に表紙に登場する。今号はダイエット特集ということで、メンバーそれぞれが自分の体質に向き合いながら常にボディを整えているSexy Zoneが、麗しくシャープなボディラインやパーツで魅せる。グラビアは、グレーやベージュ、ライトブルーなどの柔らかな色合いのスタイリングに身を包み、艶っぽいライティングでモードに撮影。美しく際立つ、うるっとした瞳、光を放つ肌、浮き上がる男らしい骨格は必見だ。モニターを確認しながら、「もっと髪濡らしてもいいかもね」「もっとこの辺の肌、出しますか?」「しゃがんでみてもいいかも」と、メンバー自ら積極的にポージング提案。佐藤勝利の筋が浮かぶ腕のライン、中島健人の胸筋の凹凸、菊池風磨の隆起した背筋、マリウス葉の彫刻のような鎖骨……と個々のボディパーツの魅力が炸裂し、セクシーさがあふれている。グラビアではモードなポートレートに加え、愛らしさ&カッコよさ満点の2ショットも。佐藤&マリウスの年下チームは、ストレッチし合ったり、おんぶしてみたり、陽だまりの中で眠ったり……、ずーっとどこか触れ合いながらじゃれ合う様子がキュートなカットに。また、“シンメ”としても人気の中島&菊池の年上チームは、「合宿所での朝」を思わせるようなストーリーを展開。上半身裸でキッチンに現れ、オレンジやプチトマトをつまんだり、着替えたり…女子をドキドキさせる雄々しいカラダと、自然体の2人のやりとりが楽しめる。ソロインタビューでは、「カラダとの向き合い方」に加え、「2020 年のグループとしての理想像」や「最新アルバムの魅力」について語っている。
2020年01月20日anan総研メンバー約200人に「生理」についてアンケート!生理と言ってもその症状は十人十色。そこで、アンケート結果をもとに、生理について本音の座談会を実施しました。第三回目は「PMSと生理痛」についてです。PMSや生理痛はある?どんな症状?そしてどうやって対策したらいいの?気になる結末は…!文・小田原みみ1週間前後続く生理。出血に加え、腹痛や腰痛、頭痛、吐き気など生理痛に悩まされる人も少なくありません。さらに、生理前になると身体や心の不調である月経前症候群、いわゆるPMSに悩む人もいます。私たちは、PMSや生理痛をどう乗り越えていけばよいのでしょうか?20~30代女性の集まるanan総研メンバー約200人に生理についてのアンケートを実施しました。その結果をもとに、女性5名で座談会を開催。それぞれの生理についてざっくばらんにお伝えしていきます。不安や痛みは我慢しなきゃいけないの?生理座談会第三回目のテーマは「PMSと生理痛」について。どちらとも、辛いということに変わりはないのですがその症状は個人差が大きいようです。anan総研メンバー約200人にPMSと生理痛について聞いてみました。なんと、6割以上のメンバーにPMSがあるようです。それについてのコメントを一部紹介します。「生理1週間前から気分が落ち込んで何にも手がつかなくなり、涙もろくなる。お腹や脇が痛くなって、生理になる数日前は食欲がなくなる」(25歳・会社員)「生理1週間半前くらいからイライラし始めて、ちょっとしたこともマイナスに捉えてしまう。1週間前くらいからは病的眠くなり、食欲倍増。死ぬのが怖くなる」(25歳・会社員)「1週間前くらいからむくむ。食欲がとまらない」(28歳・会社員)「生理1週間くらい前から便秘が始まり、顔に吹き出物がたくさんでき始める。食欲が止まらなくなる。情緒不安定になる。生理が始まる1~2日前くらいから頭痛、腹痛がする」(31歳・会社員)「今はヤーズフレックスを内服しているのでPMSはないに等しいです。生理も3か月周期ほどで快適です」(33歳 会社員)A:けっこうPMSで悩んでいる人いるね。頭痛や腹痛といった症状はもちろんだけど、メンタル面で悩んでいる人が多い印象。みんなはPMSあるの?D:経血量が多いことももちろん辛いんだけど、実はそれよりPMSのほうが辛いんだ。感情のコントロールが難しくて、正直「死にたい」って思っちゃう時もあって…。今でこそPMSが広く知られるようになったけど、高校生の頃はそんな言葉や意味も知らないから本当に大変だった。でも当時お付き合いしていた彼に「1か月周期で機嫌が悪くなる」と言われて、ハッと気づいたの。急に別れを切り出すのが見事に1か月周期で生理前だったんだよね。そのことをきっかけにメンタルが不安定になるのは生理の予兆だから仕方がないと思えるようになったのだけど、やっぱり辛い。社会人になってからは仕事していても、「なんでこんなに仕事できないんだろ」って自分を責めたりすることもあって、涙が出ちゃうこともある。B:Dさんは生理の経血量も大変そうだけど、PMSも相当辛いね。私も少しはPMSがあるけど胸が張ったり、ジャンキーなものが食べたくなるくらいかなぁ。E:私は生理10日くらい前からどこか身体の調子が悪くなるのだけど、周期によって胃痛、腰痛、食欲増進とその症状が違うの。そして生理直前になると異様な眠気に襲われる。ただ、20代の頃はDさんと同じでメンタル面の症状がひどくて、普段泣かないのに少し悲しいストーリーのマンガを読むだけで涙が止まらなくなったりとかしてた。C:年齢とともに症状が変わったってこと? 私は生理が始まる数時間前に10分ほど冷や汗が出て、うずくまるほどの下腹部痛に襲われるよ。A:たまたま集まった5人だけど見事にそれぞれ症状が違うね。総研メンバーのコメントに戻るけど、一番最後の「症状なし、生理は3か月に1度」が気になる。ヤーズフレックスってこんな便利な薬あるの?E:アンケート集計時に気になって薬剤師の友人に聞いたのだけど、ヤーズフレックスは超低用量ピルのことでお医者さんの処方はマスト。PMSや生理痛に保険適用があるんだって。A:ピル=ホルモン剤だから、なんとなく副作用が怖いなって思っている人にはちょうど良さそう。我流の解決法もいいけれど、それでも辛い場合はお医者さんや薬剤師さんに症状や不安に思っていることをきちんと相談のうえで薬に頼るのもアリだね。私は生理痛が辛いんだけど、アンケート結果はどうだったの?E:PMSより生理痛で悩んでいる人のほうが多いね。具体的な症状を一部紹介します。「2日目に腰とお腹が痛くなる。下痢をしやすくなるので、トイレが近くにないと不安」(31歳 専門職)「月によって重さが違う。すごく重たくてだるい日もあれば、2日目でも元気いっぱいな時もある。ただ、年々腰にくるズシンとした重さが強くなっている気がする」(32歳 自営業)「酷い時は起き上がれず、階段の上り下りもできないくらい。吐き気や頭痛、意識を失うことも。病院で検査をし何もないということで漢方を処方してもらい、それからは少しずつ落ち着いた」(25歳 会社員)「年々ひどくなり、市販の痛み止めを倍の量飲まないと効かない。寝られない、横になれない程痛みが酷く、立って歩いているほうがマシ。ひどいときには吐き気や頭痛もある。湯たんぽを抱えてどうにか治まる」(31歳 会社員)A:生理痛はまさに痛みとの戦いだね。私もひどいときは腰が痛くなって夜眠れないとことも。薬を飲んで効くときもあればそうでないときもあって。周期によって異なるんだよね。B:私も同じく生理痛があるけど、少しでも痛みを感じるとすぐに市販薬を飲んじゃう。痛みを我慢する必要はないと思うな。経血量多め、PMS重めのDさんは生理痛どうなの?D:もちろん生理痛もあるよ。市販薬を飲んでもそこまで効いてる感じはないし、あと眠くなっちゃいそうであまり薬には頼っていないの。E:Dさんやっぱり病院に行ってみたら? Bさんのいうように、痛みは耐えなくてもいいって思うし、相談するだけで安心することもあるよ。ちょっと前にPMSの胃痛がひどい時期があって病院に行ったの。出産後経血量が増えたからそのことも相談したら、「妊娠で子宮が大きくなったからよ」って言われて。胃痛に関してはお薬を処方してもらったし、なんだかホッとしたよ。B:インターネットで調べるとPMSや生理痛対策ってあふれているよね。自分で情報を取捨選択できればいいのだけど、やっぱり専門家に頼るのが一番信頼できると思う。婦人科をかかりつけの病院にしてもいいくらい。診療科目のなかで、表立って「紳士科」っていうのはないけど女性には「婦人科」っていう診療科があるくらいだし。A:「紳士科」って確かに聞いたことがないね。女性の身体って私たちの思っている以上にデリケート。周期によって症状が違うことはもちろん、いつかは来る更年期のように年齢によって出てくる症状もあるから気軽に相談できるお医者さんがいると安心だよね。何かしら解決法ってあると思う。D:やっぱり一度病院に行ってみようという気がしてきたよ!かかりつけ婦人科を探そう人によって期間は異なりますが、PMSと生理期間は合わせてだいたい10~14日くらい。つまり長い人だと月の半分から3分の1ほどは、生理にまつわる何かしらの症状を抱え続けなければいけません。同じ時間を過ごすなら、少しでも快適に過ごしたいですよね。1人で悩むのではなく、個人の身体や年齢、症状にあった対策法を提案してくれて長くお付き合いのできる「かかりつけ婦人科」があると安心できそうです。
2019年12月08日anan総研メンバー約200人に「生理」についてアンケート!生理と言ってもその症状は十人十色。そこで、アンケート結果をもとに、生理について本音の座談会を実施しました。第二回目は「経血量とサニタリーショーツ」についてです。経血量はどのくらい?サニタリーショーツは持っているの?気になる結果は…!文・小田原みみ生理の時、自分で量やタイミングをコントロールできない、経血や血の塊。 生理が始まってから何年も経つのに、トイレでナプキンを替えるたびにその出血量に驚いてしまうことがありませんか? 「生理=面倒、憂鬱」といった共通の概念はあるものの、その尺度は人によって大きく異なります。そこで、20~30代女性の集まるanan総研メンバー約200人に生理についてのアンケートを実施しました。その結果をもとに、女性5名で座談会を開催。人それぞれの生理についてざっくばらんにお伝えしていきます。聞いてビックリ! 経血量多い人あるある第二回目のテーマは経血量についてです。みなさんは自分の経血量についてどのように感じていますか? 生理1回あたりの経血量は約50~120ccと言われています。しかし、自分の経血量を量ったことがある人なんて聞いたことがないし、また他の人が生理の時にどれだけ出血しているかなんてわかりません。ナプキンがこのくらい汚れるのが普通ですよ、という見本もないので、ナプキンを替える頻度、横モレする頻度、ドロッと経血が出る感覚などで自分の経血量について定義しているのではないでしょうか?そこで、anan総研メンバー約200人に経血量についてどのように考えているかを聞いてみました。E:みんな、経血量ってどう? 私は出産後に以前より増えたのだけど、そもそも普通の経血量っていうのがよくわからないんだよね。D:私は明らかに多い。夜は夜用タンポンに夜用ナプキンをセットして、さらに漏れやすい箇所に普通の日用ナプキンを十字になるように重ねて寝ているの。そうやっても汚れちゃう日があるけど……。A:わ~大変だね。といいつつ、私も多い。時々こんなに出血して大丈夫なのかな? って思う時があるよ。ナプキンも夜用と多い昼用からなくなっていくもん。B:私は多分普通かな~。C:私も普通かな。それにしてもDさん、夜にそんなに対策してても漏れちゃうって大変だね。D:そうなんだ~。だから生理の時はお尻がベッドにくっついてしまう仰向けではなく、横向きで寝るようにしているの。寝具を汚したくないからタオルも敷いているんだけど、それでもダメな時はダメなんだよね。A:それは辛いね。私は寝ている時に出血して目が覚めることもある。D:座って仕事に没頭してたら、お尻のあたりがひんやりして「あ、やってしまった~」って時ない?A:あるある! 時すでに遅しだよね。あと、気になるのが電車に乗っている時。生理になると、いつも以上に疲れるから席が空いていたら座るんだけど、立ち上がるときは必ず、イスが汚れてないかチェックしちゃう。D:わかる~! 生理の時に長時間座るのって怖いよね。ナプキンを替える時も、ドキドキしない?B:どういうこと? 普通にパンツを下げて、便座に座って替えればいいんじゃないの?D:それだと便座が汚れちゃうの。E:パンツを下げた瞬間に出血するの?D:そうなの。だから私はいつも中腰になって急いでナプキンを替えているの。A:わかるよ~。あの一瞬に出ちゃうんだよね。あとさ、トイレの水は1回だけじゃ、流れ切らないよね?D:あるある~! 1回だけだと水がピンクのままだよね。B:AさんとDさんの話を聞いていたら、なんか生理の次元が違うって思ってきちゃった。E:そうだね。ふたりに比べると、私は多くないんだなって思った。そんな私でさえサニタリーショーツを使っているけれど、2人とも使ってるよね?A、C:もちろんだけど!?E:私はつい先日15年ぶりにサニタリーショーツを買ったから、総研メンバーの人はどうなのかな? と思って聞いてみました。D:この質問自体にビックリしたよ。聞くまでもなく生理の時にサニタリーショーツなんてマストアイテムだよ。B:私は、昔はサニタリーショーツを使用していたけれど、わざわざ使い分ける意味ある?と友達に指摘されて、確かにそうだなと思い、もう処分しちゃった。普通のパンツで十分こと足りる。A:え~! 不安じゃないの?B:うん。量が多めの2日目や運動する日など、ちょっと不安な時はショーツを2枚履きすることもあるけれど、サニタリーショーツの必要性を感じない。普通のとどう違うの?D:どう違うって、締め付け具合が全然違うし、防水になってるし~。普通のだと横から漏れちゃうんじゃないか不安になっちゃう。生理後半は普通のショーツでいいけど、前半はサニタリーショーツがマスト。Aさんは何枚くらい持ってる?A:私は4枚くらいかな。ちょっと前に、サニタリーショーツについて調べたのだけど、機能や仕様がアップデートしてるよ~! 新しいのがほしくなっちゃった。C:生理ってだいたい毎月きて、人によっては生理痛とかしんどいことがあるんだよね~くらいに思っていたけど、じっくり話をすると一人ひとり症状が違うんだね。Dさんは特に経血量が多いイメージだけど、貧血はないの?D:実は貧血もちなんだ。E:それなら、1回婦人科で診てもらったほうがいいんじゃない?A:1回診てもらうと安心だし、何かしら解決策がみつかることがあるよ!B:生理って長く付き合っていかなきゃいけないし、かかりつけ婦人科があると安心かもね。生理中の対策は人それぞれ経血量多い人あるあるになった第二回生理座談会。私も多いからわかる! と共感できた人や、生理が重いってこういうことなのかと驚いた人もいるのではないでしょうか。話すほどに生理って奥深い。第三回は「PMSと生理痛」について。こうご期待です!
2019年11月23日