ビューティ情報『がん治療中もキレイを諦めない! 女性がん患者を支えるアピアランスケアとは』

2017年2月17日 12:00

がん治療中もキレイを諦めない! 女性がん患者を支えるアピアランスケアとは

今の時代は、無駄な傷をつけない、無駄な変形をさせない手術が行われています」。

2013年にインプラントによる乳房再建術が保険適用になってからは、乳房を無理に温存せず、全摘した後で胸の膨らみを再建する女性も増えてきた。

「乳房再建術では、外科医だけでなく患者さんの努力も必要です。まず、手術後に行う放射線療法の影響で、肌が黒ずんだり乾燥したりしてしまうので、保湿ケアは欠かせません」と土井医師。このほか、禁煙、清潔のための入浴(保清)、乳房を揺らさないこと、圧迫固定、感染兆候(発赤、腫脹、疼痛など)があったらすぐに病院へ連絡するなど、日常の注意事項を守って初めて美しいバストが実現するという。

○全身療法で命を守る

しかし局所療法は、「病巣をコントロールするための治療」という位置づけだ。乳がんは他部位のがんとは違い、乳房(病巣)が直接命に関わることはないが、肺・肝臓・骨・脳などへ遠隔転移すると、初めて生命への危険性が出現する。したがって転移を防ぐためには、化学療法、ホルモン療法、分子標的治療薬を用いた療法といった全身療法が行われることになる。


全身療法の計画は、進行度とがんの性格(サブタイプ)

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