2016年8月18日 10:15
冷え性の人は緑茶がNG!?夏の健康&美容のために知っておきたいこと【恋の漢方処方箋】vol.4
も出ていってしまうので、その後にぐったりしてしまうのです。元気がない時や、お風呂上がりにフラフラすることが多い方は、避けたほうが良いでしょう。
その他、「脂肪や糖質の吸収を抑えられる漢方はありますか?」といった質問をされることもあるそうですが、諸井さん曰く「"吸収を抑える"というのは対症療法の考え方で、西洋医学的なものです。東洋の漢方は全体の"バランス"を見るものであり、個々によって状況が全く異なるため、全員に共通してコレが効く!というものがないのが特徴なんです」とのこと。人によっては、ダイエットに全く関係なさそうな意外なポイントが痩せることに繋がったりするのかもしれません。
露出の増える夏は「とにかく痩せたい!」と思ってしまったりするかもしれませんが、漢方はバランスのいい体を手に入れることありきのもの。バランスのいい健康的な体のほうが、やけに細いより、きっとスッキリとキレイに見えるはずですし、異性にとっても魅力的ですよね。漢方から美容・健康を目指す方は、一度自分の体質をちゃんとチェックしてもらうことから始めるのがオススメです。
次回は「美肌と漢方」についてです。お楽しみに。
取材協力
諸井由美子
薬剤師・国際中医師・介護支援専門員。