血行不良や肌トラブルも! 「着圧ソックス」の使い過ぎにご注意を
ブーツを履く季節になると、気になってくるのが脚のむくみ。ブーツの似合うスラッとした脚を手に入れたいと、着圧ソックスを愛用している人も多いのでは?
履くだけで脚のむくみを改善してくれるというお手軽さが魅力の着圧ソックスですが、使い方を間違えると、脚を細くするどころか血行不良や肌トラブルを招いてしまうことも。
知っているようで意外と間違えがちな着圧ソックスの使用方法、きちんとチェックしておきましょう。
■着圧レベルが高すぎると血行不良になることも
着圧ソックスには、それぞれパッケージに圧力の強さをあらわす数値が表示されています。単位は「mmHg(水銀柱ミリメートル、ミリマーキュリー)」や「hPa(ヘクトパスカル)」で、いずれも数値が大きいほど圧力が高いということになります。
着圧ソックスを選ぶときは、まずこの数値に注意しましょう。「着圧レベルが高いほどむくみがスッキリするはず」と、やみくもに数値の高いものを履くのはNGです。
じつは、圧力の強い着圧ソックスを長時間履いていると、血行不良などのトラブルの原因になることが。
とくに数値が30mmHgの強いものは、履き続けると動脈閉塞などを引き起こしてしまうケースもあるといいます。
日常生活でのむくみを取り除くなら、弱圧(15~20mmHg)か中圧(20~30mmHg)のソックスで十分です。高い効果を得たいからといって、数値の高さだけでソックスを選ばないようにしましょう。
■長時間履きすぎると肌トラブルの原因に!?
「着圧ソックスは長く履いているほど脚のむくみが取れる」と考え、毎日履きっぱなしにしていませんか?
長時間ソックスを履き続け、肌を締めつけていると、かぶれや湿疹などの肌トラブルの原因になってしまうことも。
また、とくにつま先まで覆うタイプのものは、圧力がかかることで巻き爪になりやすくなったり悪化してしまったりする恐れもあります。