2023年10月31日 18:00
何でゆず湯に入るのか知ってる? 基本の入り方を先取りチェック
まずは基礎知識として、昔の人のゆず湯に対する考え方に触れてみましょう。
◇(1)語呂合わせ
一般的に知られているゆず湯の由来として、語呂合わせが挙げられます。
例えば、冬至とお風呂が結び付くのは、「冬至=湯治(とうじ)」という考え方によるものです。「湯治」とは、温泉に入って病気などを治療することを意味します。
同様に「ゆず=融通(ゆうずう)」となり、これには「融通が利きますように」という願いが込められているのだとか。
また、ゆずは実るまでに時間が掛かることから、「長く続いた苦労が実を結びますように」という意味が含まれているという説もあります。
◇(2)邪気払い
寒い時期に旬を迎えるゆずは、その強い香りから邪気を払う力がある物として扱われてきました。
また、冬至は前述したように太陽が生まれ変わる日でもあり、運が上昇する「一陽来復」とも呼ばれる日です。
この一陽来復によって運気を上げる前の準備として、厄を払うみそぎのためにゆず湯に入るようになったと考えられています。
■ゆず湯がもたらす効果
ゆず湯がもたらす効果として、「冬至の日にゆず湯に入ると1年間風邪をひかない」