2022年10月22日 11:45
スクリャービンの後期ピアノソナタを“香り”で表現したフレグランスセット、「ラニュイ」から
クラシック音楽を香りで表現する「ラニュイ(La Nuit)」から、作曲家アレクサンドル・スクリャービンのピアノソナタに着想したフレグランスセットが登場。2022年10月19日(水)より、伊勢丹新宿店での「サロン ド パルファン 2022」にて先行発売される。
スクリャービンのピアノ曲に着想した香水セット
ラニュイは、2021年にスタートした、クラシック音楽を香りで表現するプロジェクトだ。「肌で聴く名曲」をコンセプトに、楽曲をフレグランスアイテムとして「編曲」。これまでに、モーリス・ラヴェルのピアノ曲《夜のガスパール》の3曲をイメージした香水を発表している。
今回の着想源となったのは、1872年ロシアに生まれ、2022年に生誕150周年を迎える作曲家アレクサンドル・スクリャービンの楽曲。スクリャービンは、初期にはショパンの影響が色濃く見られるものの、神智学やニーチェの思想からの影響のもとで独自の音楽語法を編みだすようになり、浮遊感と恍惚感の交わる音楽によってエクスタシーをもたらすことを試みたのだった。
ラニュイでは、スクリャービンの独創性が発揮されている後期のピアノ曲をセレクト。
ピアノソナタ第7番《白ミサ》、第9番《黒ミサ》、そして第10番《昆虫》の音楽を、官能的な香りで表現した。