2019年11月27日 15:50
水分の摂り過ぎが「冷え性」を招く…体を温めるための食事術
また、最大の免疫器官といわれる腸には、全身の免疫細胞の7割が存在しているのですが、冷えることで免疫力が低下。風邪をひきやすくなったり、アレルギー症状を引き起こしたりするだけでなく、私たちの体で毎日、5,000個できるがん細胞の増殖を防ぐことが難しくなってしまうんです」
そこで、石原先生が冷え性を改善する方法を教えてくれた。内臓冷え性になると改善に時間がかかるが、古くから冷え解消の定番アイテムといわれるしょうがに一手間かけることで効果アップが期待できるそう。
「血流をよくして、冷え性の解消に効果を発揮するしょうがは、加熱することでパワーが高まります。これは、しょうがに含まれる辛味成分ジンゲロールが、熱を加えることでショウガオールに変化するから。ショウガオールには体の芯から熱を作って、体を温める働きがあるのです。すりおろしたしょうがを紅茶に入れてもいいし、鍋やみそ汁に入れるなどして、体の内側から温めるのがおすすめです。チューブのしょうがでも同じ効果があるので、外出時に持ち歩いてもいいでしょう」
腹巻きや入浴など、冷え性の解消法が多く紹介されている。
自分に合ったもので万全の対策をとることが大切だが、なかには間違った冷え解消方法があるという。