2021年9月20日 11:00
足腰の衰え防ぐには「足の小指」を動かして!整体師が教える足指体操
「足腰が弱る」のは「足指が弱る」ことから始まるという。なかでも、小さくて頼りなさそうな小指にこそ、全身の不調を根本から防ぐ大きな力が。足の小指を鍛えることで、連動するふくらはぎのポンプ機能を改善。血流をよくして一生歩ける足をつくろうーー。
「姿勢のよさや骨盤の位置の正しさなどを気にされる方が多くいらっしゃいますが、私がいちばん言いたいのは足の指の大切さです」
こう話すのは、『【痛み疲れしびれ解消】足の小指を動かせば一生歩ける』(池田書店)の著者で、のべ23万人の体と4万本以上の足の指をみてきた幹整体院代表の倉幹男さん。
「整体の施術によって腰痛やひざ痛などの痛みがとれても、再び全身のバランスをくずし、すぐに同じ症状をぶり返す人が多いのはなぜか考えました。その結果、地面と接する足指の力が弱く器用に動かせないため、正しい姿勢が保てずに体がゆがんでしまう人が多いことがわかりました」
足腰の不調は足指が弱ることから始まる場合が多く、そのまま筋トレをしたり背骨や骨盤を矯正したりしても、不調が治らない可能性があるという。
というのも、外反母趾や内反小趾など、足の指に関わる骨がゆがんだままの状態で歩き続けてしまうと少しずつ負荷が積み重なり、体のあらゆる骨がずれて不調が起こるのだそう。