2022年2月11日 06:00
「ショウガ緑茶」で眼活!カテキンとショウガオールがポイント
、アンチエイジング効果などが期待されている。国立がん研究センターも1日に数杯の緑茶が死亡リスクを有意に下げると緑茶を推奨している。
さらに、緑茶にはリラックス効果や記憶力改善といった脳への作用もあり、すでに多方面にわたって優秀な食材なのだが、今回、平柳先生が注目したのが、前述した目への働きだ。
「中国のある大学による研究で、1日に緑茶を2杯以上飲む人は、飲まない人に比べて加齢性白内障の発症リスクが約半分に減るという結果が発表されています。緑茶のカテキンが活性酸素による水晶体の酸化を防ぐと考えられます」
白内障には加齢性白内障と糖尿病性白内障の2種類があるが、緑茶が効果を示したのは加齢性白内障のほうだった。
「また、アメリカの研究では、緑茶を飲む人は飲まない人に比べて『緑内障のリスクが約7割減』という報告もあります。そのほかにも、緑茶抽出物であるカテキンの抗酸化作用や抗炎症作用によって、目の炎症、ドライアイ、加齢黄斑変性、涙が出なくなるシェーグレン症候群など、さまざまな目の疾患に効果があるという論文が発表されています」
■EGCGを増やすため緑茶は80度でいれる
一方のショウガも目によい働きがあることがわかっている。