2022年10月5日 06:00
有森裕子さん×小島慶子さん対談 つらい症状に戸惑った更年期「いきなり体がほてって変な汗が大量に」「膣が帯電するような不快感」
それからは、体にいいものを食べたり、飲んだり。またピラティスやジムで体を動かし、自分が落ち着くルーティンを持っています。あと、最近ハマっているのがバス旅(笑)。目的地のカフェだけ決め、路線バスで景色を楽しみながら写真を撮ったり、楽しんでいます。
小島:私は現在進行形なので、昨日までなかった症状が出たりもしますね。更年期とわかる前は、「どこにも異常がない体が正解で、それを維持できない自分はふがいない」と嘆いていたこともありましたが、不調にも理由があったと知ってほっとしました。
有森:小島さん、そうして自分の状態に気づき言葉にして話ができているから大丈夫ですよ。気づけば対処の仕方も見えてきます。
最近の自分は完璧主義を手放して、体のどこかに不調はあっても生きていられたらいいと、割り切れている感じ。更年期は、そんな自分自身を深掘りして成長する時期なんだな、と今は思いますね。
小島:無理せずに、語りたいときに語る場所、語れる人がいるのが大事ですね。私、先日50歳になって、もしかして、自分が想像するより世の中は広くて温かいのかもしれない、と思うようになって。更年期がつらく、闇のように感じても、明日は光が差すかもしれない。