2022年11月16日 06:00
愛猫とのスキンシップが不調を引き起こすことも――「猫吸い」に潜む人に危険な感染症リスト
猫吸いをしたい衝動に駆られたら、まずは愛猫を動物病院に。
「猫ちゃんを飼っている人は、やっちゃいますよね。やめられない、止まらないって人も、少なくないようです」
獣医師で「ふくふく動物病院」の院長・平松育子さんがこう指摘するのは「猫吸い」。簡単に言うと、猫の体に口や鼻をつけて思いっきり息を吸い込む行為のこと。「日常的にやっている」と思い当たる愛猫家も多いはず。平松さんが言うように、猫愛が強い人ほど「やめられない、止まらない」のが実情だ。でもこの猫吸い、意外にも、危険な行為なんだとか。
「猫が持っているさまざまな菌やウイルスを吸い込んでしまう可能性もあるので、獣医師としてはオススメできません」(平松さん・以下同)
具体的には、どんな危険が潜んでいるのだろうか。平松さんが解説してくれた。
【猫アレルギー】
〈原因〉:アレルギー物質を吸い込んでしまい、体内に抗体ができることで発症する。
〈症状〉:花粉症や軽度の風邪と似ており、目のかゆみや充血、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、喉の炎症やせきといった症状。悪化すると呼吸困難を引き起こすことも。
「もっとも顕著な問題が、猫アレルギーですね。