2023年5月8日 11:00
黄砂が舞う日は外出控えて…気管支炎引き起こす「花粉爆発」 に警戒
「天気予報などの情報を注視し、黄砂やPM2.5(微小粒子状物質)、大気汚染などが激しい日にはできるだけ外出を控えることが基本です。特に幹線道路のような自動車の排ガスなどの大気汚染物質が多いエリアは花粉爆発が起きやすくなるので、避けるようにしましょう」
過ごしやすい気候になり、屋外での運動も気持ちがよい季節だが、息が上がるような激しい運動には注意が必要。アレルギー物質を吸い込むリスクが高まってしまうためだ。
外出から帰宅した際は、アレルギー物質を部屋に持ち込まない心がけを。
「家に入る前に、必ず洋服類に付いた花粉を払い落としましょう。脱いだ外出着はすぐに専用の洗濯カゴに入れて、室内着とは分けて洗濯するのも大事です」
手洗いとうがいに加えて、鼻うがいも習慣にしたい。そして、部屋着に着替える前に入浴し、髪を洗うと安心だ。
新型コロナ対策で、換気の徹底が習慣になった人もいるだろう。
「それとは逆行するのですが、外気を室内に入れないために、窓は開けない。できれば、PM2.5対応の空気清浄機を各部屋に設置して、家にいる間は常時稼働させるようにしましょう」
少しずつではあるが新型コロナ感染拡大前の日常が戻りつつあるなか、花粉爆発で不調をきたすことのないよう、できる対策を講じていくようにしたい。
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