(写真:PIXTA)
「肌と同じで、歯にもツヤがあり白いほうが若く見えます。さらに、口元が明るいと、笑顔やいきいきとした表情が際立ち、ほうれい線の印象が薄れる効果もあるんです」
そう話すのは、なんごうや歯科医院院長の南郷谷香利先生。口元の美容ケアを発信するYouTubeチャンネル「口元美容 かおり先生」が人気を集めている。
口腔ケア商品を販売するサンスターが行ったアンケート調査では、「マスクを外した際に相手の歯の色が気になる」と回答した人は約2人に1人。そのうちの約半分、45%の人が「歯の黄ばみで印象がイメージダウンした」と答えた。
「歯が黄ばむ原因のひとつは、表面に付いた汚れです。歯磨きが不十分だと、口の中の汚れが唾液のタンパク質などと結合してステインと呼ばれる着色汚れに変化します」(南郷谷先生、以下同)
とくに、色の濃い食べ物や飲み物は着色汚れが付着しやすくなるという。コーヒーや緑茶、ワインなどをよく飲む人や、カレーやキムチ好きの人は要注意だ。
「さらに、年齢を重ねると歯の表面のエナメル質が少しずつ削れて薄くなってしまうため、その下にあるクリーム色の象牙質が透けて、黄ばんで見えてしまいます」