2023年3月12日 03:10
更年期になると薄毛や抜け毛が増えるのはなぜ? やってはいけないNG行動は?【医師監修】
「女性ホルモンのエストロゲンは頭皮を柔らかくして代謝を促す役割をしています。更年期にエストロゲンの分泌が減ると頭皮が硬くなって血流が悪くなり、頭皮への栄養分が行き届きにくくなります。また、女性ホルモンが減ることで、抜け毛に関わる物質を生み出す男性ホルモンの影響を受けやすくなります。これらの要因が重なって40代、50代の女性に抜け毛や薄毛が増えてくるのです」(駒形先生)
しかし、同じ年齢でも薄毛や抜け毛の程度には個人差があるように見えます。
「もともとの髪質により個人差が出ます。毛根の量、毛根から出ている毛の量、髪質などで見え方は大きく変わりますよね。例えば同じ毛の量でも、サラサラで細い髪質のストレートの人より、癖があって毛が太い人のほうがボリュームがあるように見えます。ただ、どんな人でも10代、20代のころよりは毛は細く、量も減っていきます」(駒形先生)
髪形やヘアケアが薄毛や抜け毛の原因になることも
薄毛や抜け毛の原因は加齢や女性ホルモンが減ることだけでなく、髪形やヘアケアも関係していると言います。
「ショートヘアの人よりロングヘアの人のほうが髪が重い分、頭皮への負担が大きくなります。